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平成18年度事業報告書 (米子コンベンションセンター)
平成18年度事業報告書 (米子コンベンションセンター) 1 平成18年度事業の実績 (1) 平成18年度より指定管理者として鳥取県から米子コンベンションセンター、米子市から国際 会議場の管理運営業務の委託を受け、施設の管理運営を行った。 (2) センターの設置目的にある使命を遂行するため、利用拡大とともにセンターの機能が十分発 揮できるよう、施設の充実及びサービスの向上に努め利用者等に提供した。 ① 利用者サービスの向上と利用促進 ・利用者懇談会の開催及びお客様の意見・要望の集約 (※9月26日開催、10団体出 席) ・多目的ホール割引料金制度の導入 ・利用申し込み受付時間の延長 (※午後5時~午後9時まで4時間延長) ・一目でわかる利用プラン冊子の作成 ・リピーター利用者の確保及び顧客訪問と情報発信の充実 ・職員の専門技術とマネジメント能力向上を図った接遇研修、技術研修等の実施 ・プロデュース能力の向上によるきめ細かなサポート態勢を充実 ② 地域社会により密着した企画事業 実施年月日 H18.5.4~7 H18.6.3~18 事 業 概 要 参加人数 「演劇ワークショップ」 県西部地区の高等学校演劇部を対象に、米子コン ベンションセンター職員を講師として、舞台・照明・音響 に関して演劇の基本事項を実技中心に講習会を行っ た。西部地区高校演劇祭に向けて準備を進めている 題材に沿った実習内容とした。 参加校:米子西高校、米子東高校、米子南高校、 米子高校、米子松蔭高校、日野高校 「情報プラザミニ展示会」 県西部地区で活動する展示系文化団体に作品発表 の場を提供するとともに、地域の文化活動を広く県民 の皆様に紹介することを目的に展示会を開催した。花 展、絵画展、写真展の3部門を行った。 ・第 1 期「みんなの花展」(来場者:456人) 参加団体:財団法人小原流 米子支部 ・第 2 期「絵画作品展」(来場者:206人) 参加団体:つくしの会 ・第 3 期「写真のある生活」(来場者:525人) 参加団体:天満屋カルチャー教室 延べ 96 人 (6高校) 1,187 人 H18.6.21 H18.8.21 ~26 「“スタインウェイピアノの秘密を探る”講座」 県西部地区のピアノ指導者・音楽活動者を対象に、 専属調律師がスタインウェイピアノを分解しながら普段 見ることのできない内部構造の説明や、同ピアノの特 色を最大限に引き出すコツなどを解説する講座を開催 した。 フォーラム「街づくりと彫刻~米子彫刻シンポジウムの 軌跡」(※支援事業) 22 人 80 人 平成18年を以て休止された米子彫刻シンポジウムの これまでの成果と課題について、今後に繋げて行くこと を目的にフォーラムが開催され、米子コンベンションセ ンターでは彫刻シンポジウム実行委員会と連携し、フ ォーラムの開催とパネル展、彫刻教室で小学生が作り 上げた作品展示の支援を行った。 H18.9~ H19.3 「BIGSHIP NIGHT CRUISING ~ビッグシップナイトク ルージング」 創客と創流を図り多目的ホールホワイエを特設コン サート会場として、プロ・アマ問わず地域で活動を続け る演奏家等を紹介し、気軽に楽しめるコンサートを開 催。開演前と休憩時間に各種ドリンクとフードサービス を行い地域住民の交流広場を創り上げる演出も行っ た。 H18.9.26 第1回「ピアノ&ギター デュオ コンサート~」 252 人 地域をはじめ国内外で活躍をされるピアニストと地元 で活動を続けるギタリストの共演。 H18.12.19 第2回「パイプオルガンとマリンバで愉しむスペシャル・ クリスマス~」 263 人 倉吉未来中心よりパイプオルガンを借用し、西部地 区県民の皆様に披露した。 H19.3.6 H19.2.3 第3回「筝・フルート・声楽で綴る早春の賦」 県内外でそれぞれ活動をされる3名の演奏家をコー ディネートし、質の高いコンサートを提供した。 「ビッグシップ探検ツアー」 米子コンベンションセンターの特色と魅力の発信を 図り、普段立ち入ることのできない舞台裏や平土間と 客席の転換などの見学と、同時通訳の体験や照明操 作のオペレート体験なども行った。 ③ 行政及び他ホールとの協力体制 ・行政及び文化振興財団の行う総合芸術文化祭・文化振興施策との協調 ・西部ホールネットワーク協議会にて情報・意見交換 ・地域公共ホールへの備品無償貸し出し 236 人 48人 ④ 安全で快適な利用環境の提供 ・職員の危機管理能力を高めるための対応マニュアルの見直し、及び対応能力向上のた めの防災訓練・救命講習等の実施 ・トラブル・事故等を未然に防ぐためのヒヤリハット委員会の設置 ・清掃、警備及び設備管理等保守点検業務の徹底 ・施設の安全対策、防災対策の徹底 ・3 ヵ年修繕計画に基づいた早期修繕(予防修繕)の実施 ⑤ 経営強化プロジェクトの取り組み ・会館運営の底上げのための施設運営強化、営業企画強化及び地域貢献活動それぞれ の分野における取り組み ⑥ 会館運営の効率化 ・職員のコスト意識の徹底 ・組織・定数の見直しと、勤務時間の変更制度による人件費の効率化 ・外部委託業務内容の精査・見直しによる経費節減 平成18年度事業報告書 (地域振興事業基金) 1 基金設立の経緯 (1)米子コンベンションセンターの管理運営において生じた収支差額を、地域に還元するために 新たに「地域振興事業基金」を設立し、当該基金に積み立てた収支差額を財源に地域振興 に資する事業を行うことについて理事会に提出。 (2)平成19年3月19日第49回理事会において基金設立と18年度中の基金積立が議決され る。 2 基金の目的 基金は、米子コンベンションセンターを活用したコンベンションの振興、地域文化活動の支援 等に資する事業を行うことにより地域の活性化、文化の向上及び県内産業の振興に寄与するこ とを目的とする。 3 平成18年度の実績 (1)基金の積立 センター特別会計から繰り入れた5,200,000円を、地域振興事業基金に積み立てた。