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戸建て住宅地における季節性の演出行為としてのクリスマス装飾に関する
人と自然 Humans and Nature, No 原著論文 。9,1 ― 8 ,December 1998 戸建て住宅地における季節性の演出行為としての クリスマス装飾に関する研究 上甫 木 昭 春1) ・ 澤 Study on the in Private Akiharu 木 Kamihogi1' 昌 典1.)・田 Seasonal Gardens ・ Masanori Effect on 原 直 of Christmas the Residential Sawaki" 樹1) ・藤 ・ Naoki 本 真 里2) Decorations Environment Tahara1' ・ Mari Fujimoto2' Abstract We studied the relationship between Christmas decorations in private gardens and the residentialenvironment by surveying residentsin Kobe-Sanda Prefecture. We InternationalGarden City, Hyogo found that Christmas decorations greatly contribute to improving the quality of the residential environment. Residents who have a more positive attitude towards Christmas decorations tend to have a stronger interestin the streetscape.We decorations in private gardens will become also believe that Christmas more widespread in the future with the increasing westernizationof homes and gardens in new residentialareas and with the realizationof housing plans aimed at households with children. Key words : private garden, streetscape,Christmas decoration, residentialenvironment 1. は じ め に 切にな つて くると 考える. これ まで 街路 景観 に関す る研究は, 街路景観 の認識構 近年, 戸建て 住宅地にお いてレ 季節性 の演出行 為とし 造 に関す る研究, 街 路景観評 価ヘの影 響要因に関 する研 て草 花による 沿道の修 景や クリスマ ス期 の外部空問 の装 究,.景観 評価に川い る メデ イアに関す る研究など 多面的 飾など が盛んに なって きている. ガ ーデュ ン グブ ームに な研究が 行われて きている(/ 下 村,1994). その中 で, 私 も 見ら れる ように, 庭 の使わ れ方の変化と して, 庭を 外 的 空間を 含めた街 路ノ 景観やそ の変化性 に着目した 研究と 部に 見せながら 楽しむとい った開 放的な庭 づくり が新た して は, 接道部に係わる研究巾ニ1 畑,1983 ; 鰒原,1983), な傾 向として認 識でき る. 本来, 住宅地 の街路 景観 は, 徑夜間の 景観変 化に 係わる 研究(下村,1991) など があげ 道路 本体お よび 沿道空 間さらに は遠景など の様々な 要素 られる がレ 私的空間 での季節 性の演出 が街路 景観に与え に より構成さ れ, 中で も街路 景観 の質に 決定的な 影響を る影響 などを 取り扱 つた研究 は少ない(上 甫木,1998). 与え る近景を 構成する 沿道空間 の要素は, 居住 者の生活 ここで, 戸建て 住宅 地におい て, 年中 行事に 際して庭 行動 が顕在化 した もの として捉え られる. したがっ て, や建物を 演出する 生活行勤 は, 街路 景観に季節的 な変化 個人 の庭空間を 季節的 に演出す る行為は, 街路 景観を 含 を もたら す行 為と して認識で きる. こ れに係 わる目本 古 む居 住環境の 質に影響 する生活 行動と して汪「│さ れる. 来の年中 行事と して は厂d .月のしめ 飾りに 匕夕の笹飾り さら に, こ れからの住民 主体 のまちづ くりの中で, 私的 などが 上げ られる が, 囗本の生活 文化 の中で 育ま れてき 空間で の季節 性の演出 行為を, 街路 景観 の質的な 向[lや た 年 中石'I ・= ニ1I=1: もju ヒf ↑こ変 ' 貌して い るこ と が 報告 さ れてい る 地域 コミュニテ ィの活 性化 等に 結び付け てい く 視点 が大 (\ 仟 糺1994) にそ の中で, 新しい 年 I)姫路工業大学自然・環境 科学 研究所 環境 計画 研究 部 Divisk 11 0f Environmental Design, Himej卜Institute of Technology, Yayoigaoka 6, Sanda, 669-1546 Japan 2)兵 庫県立人と自然の博物館 環境計画研究部 Divisic n of Environmental Design ご Museum Hyogo, Yayoigaoka 6, Sanda, 669-1546 Japan of Nature and Human Actvities, マ スが 上げ られ, 「 正月」について 高い 実施率(約80%) 2) 現 地 踏 査 となってい る八 本来, クリ スマ ス自体は宗 教的 な行事で 現 地 踏 査 で は, 調 査 対 象 地 に お け る 庭 空 間 の クリ スマ あるが, 現代生活を楽 しむ日本 人の年中行事と して定着 ス装 飾 に つ い て, 電 飾, 植 樹 木 の 装 飾, 鉢 植 え 樹 木 の 装 した生活 文化になってい るといえる. この クリ スマ スと 飾 な ど の 実 施 の 有 無 を, 1996 年 の ク リ スマ ス 前1 週 間 いう年中 行事に際して 庭や建物を 飾る行為が, クリ スマ (12 月17「L ス期の 街路景観に変化を もたらしてお り, その 装飾は, 回 踏 査 した. 現 地 踏 査 は, 庭 空 間 で の ク リ スマ ス 装 飾 の 上述した 日本古来の年中 行事と比較 して, 街路 景観に与 実態 を 把 握 す る た め の 予 備 調 査 と 位 置 づ げ, ク リ ス マ ス える視 覚的 影響は大きい と判断さ れる. 装 飾 に 関 す る ア ン ケ ー ト 調 査 地 区 を 選定 す る た め の 基 礎 そこで 本研究ではし 季節性の演出 行為として クリ スマ 23 囗」に, 同 一 一 一 地 点 を 昼 と 夜 各1 回 づ つ 計2 資 料 と し た. ス装飾を取 り上げ, そ の演出の実態, 演出の理 由, 演出 に対す る居住者意識, 演 出に影響す る諸要因などを 調査 3) ア ン ケ ー ト 調 査 解析する ことにより, 街 路景観の質 の向上と庭空間で の ア ン ケ ー ト 調 査 地 区 は, 地 域 的 バ ラ ン スを 考 慮 し て 各 クリスマ ス装飾との関 係性やそ の演出 性能を 高めるため 町そ れぞ れ一 一 一つ の 丁 目を 選 定 す る こ と と し, 各 町 内で 比 の戸建て 住宅 地の計画 のあ り方などを 検討 することを[] 較 的 ク リ スマ ス装 飾 が 多 く 実 施 さ れて い る こ と, 分 譲 時 的 とした. 期 が 分 散 す るす る こ と な ど に 配 慮 して, フ ラ ワ ー タ ウン 4 ヵ 所, ウ ッ デ ィ タ ウ ン4 ヵ 所, カ ル チ ャー タ ウ ン2 力 2. 研 究 方 所 の 計10 ヵ 所 の 丁 目 を 選 定 し た( 表5 参 照). ア ン ケ ー ト 法 調 査 は, 各 丁目 内 の 厂i建 て 住宅 地 に 居 住 す る 世 帯 主 を 市 の 住民:基 本 台 帳 か ら 丁 目毎 に40% 無 作 為 に 抽 出 し, 郵 送 1) 調査対 象地 本研究では, 袢戸三 田国際公園都市のフ ラワータウン, 配 布 ・ 郵 送 回 収 に よ り1997 年3 月 に 実 施 し た. 配 布 数 は ウ ッデ ィ. タウン, カル チャー タウンの3 地 区の新 市街地 1,141 票 でレ 有 効 回 収 票 は578 票( 回 収 率50.6%) で あ っ た におけ る戸建て 住宅地を調 査対 象地と した.3 地区は, (:表6 参照). ア ン ケ ー ト の 調 査 項 目 は, クリ スマ ス 装 飾 兵 庫県三 田市 の丘陵地に位 置し,1970 年代から開 発が進 の 演 出 実 態, 演 出 の 理 由, 演 出 に 対 す る 意 識, 居 住 者 お められ, 1997 年1 月現在計46,453人が 入居している.3 よび 住宅 の 属 性 な ど で あ る. 地 区の計画概 要は, 表1 に示す とおりであ る. 戸建て 住 クリ スマ ス装 飾 の 演 出 実 態 に 関 す る 設 問 で は, ク リ ス 宅地の分譲状況については, 開発主体別に 募集パンフレッ マ ス期 に お け る 庭 や 門 口 等の 外 部 空 間 で の 演 出 の 有 無 を, トから年次別 の分譲戸数及び 分譲後の平均的 な経過年 数 現 地 踏 査 を 踏 ま え て 設 定 し た 表2 に 示 す5 項 目 で た ず ね を 把握した(表5 参照). た. な お 厂 設 問 項 目に あ る 匚黽 飾] と は 匚多 数 の 電 球 に よ る 装 飾」を 意 味 す る. ク リ スマ ス装 飾 の 演 出 理 由 に 関 す る 設 問 で は, ク リ ス 表1 3 地区の計画概要 マ ス装 飾 を 実 施 し た 回 答 者 を 対 象 と し て, 表3 に 示 す8 項[] を 実 施 理 由 と し て 想 定 し, 該 当 す る も の す べ て を 選 択 して も ら っ た. ク リ スマ ス装 飾に 対 す る 意識 の 評 価 項 目 と し て は, ク リ スマ ス 装 飾 自 体 に 対 す る 居 住 者DT]身 の 評 価 構 造 や ク リ 表2 演 出実 態 に関 す る 設問 項[プ│ スマ ス 装 飾 と 街 路 景 観 や コ ミ ュ ニ テ ィ意 識 の 向 上 と い っ た 居 住 環 境 形 成 と の 関 連 性 を 把 握 す る た め に, 表4 に 示 す8 項 目を 設 定 し, クリ スマ ス装 飾 の 有 無 に か か わ ら ず す べ て の 回 答 者 に, 各項 田 こ対 す る 感 じ 方程 度を そ れ ぞ れ 「 ̄ 感 じないずや や感じる「 」 強 く 感 じ る」の3 段 階 で 設 問 表3 演 出理 由 に関 す る 設問 項[] 表4 居 住 者意 識に 関 す る 設問 項 目 表5 現 地 踏 査に よる クリ スマ ス装 飾 の 実態 し た. 居 住 徨 及 び 住 宅 地 の 属 性 に 関 す る 設 問 項 目 は, 成, 帯 卜 の 勤 務 地, 積, 家 族 構 世 帯 … … 。 ミiび') ・f1 ・: 万 こ14 令 , 家 族 の 殼 肴 年 齢 厂 世 帯 主 の 職 業, 匪 帯 年 収, 居 住 年 数, 敷 地 面 積, 世 建 築 面 日 常 出 人 り す る 道 路 と 建 物 の 壁 ま で の 距 離( 道 路 と 壁 面 の 距 離), 庭 と 日 常 出 入 り す る 道 路 と の 高 低 差( 庭 と 道 路 の 高 低 差) に 生 垣 の 高 さ, 建 物 の 外 観, 庭 の タ イ プ な ど で あ る. な お レ 設 問 内 容 の 表 現 は, 各 設 問 項 目 後 尾 の( ) 内 に 示 し か も の を 以"  ̄│ ゛・ りじt,J f 一 万ユ ー │:` jj る. 4 厂解 析 方法 卜,) ク リ スマ ス装 飾 の 実 態 の 分 析 現 地 踏 査 で はレ 川 卜 \別 に 装 飾 戸 数 を 集 計 し, に 対 す る 実 施 率 を 算 出 し か. 別, 分 譲 戸 数 ア ン ケ ー ト調 査 で は 厂 丁 目 ク リ ス マ ス 装 飾 の 種 類 別 に 回 答 戸 数 を 集 計 し, 空 間 で の ク リ ス マ ス 装 飾 の 実 態 を 把 握 し た. 外 部 そ の 結 果, 複 数 の 種 類 の 装 飾 を 実 施 し て い る ケ ー ス が 多 く, ク リ ス マ ス装 飾 に 対 す る 積 極 性 の 程 度 や 庭 空 間 の 樹 木を 装 飾 に 利 川 し て い る か 否 か な ど に 着│ ノ匚し て, 以 下 の5 グル ー プ に ク リ ス マ ス 装 飾 タ イ プ を 分 類 し た. ① レ 屯 飾 十 樹 木 装 飾G(G は グ ル ー プ( し 二 以 卜│ べ│じ)]: 最 も 積 極 的 な ク リ スマ ス装 飾 を 実 施 して い る グ ル ー プ と 判 断 さ れ.コ ふ屯 飾 に 加 え て[ 鉢 植 え 樹 木 を 装 飾 不 植 樹 木 を 装 飾] の い ず れ か を 行 っ た 匪 帯. ② 匚黽 飾G プ に 次 い で 積 極 的 な グ ル ー プ ど 判 断 さ れ. を 装 飾 の 対 象 と せ ず,[ レ 上記 の グル ー 庭 空 間 の 樹 木  ̄電 飾] を 行 っ た 世 帯. ③[ 樹 木 装 飾G :i : こ れ.も ク リ ス マ ス 装 飾 に 積 極 的 な グ ル ー プ と 判 断 さ れ. 「 電 飾 」は 行 わ な い が, 庭 空 問 の 樹 木 を 対 象 と した 「 鉢 植 え 樹 木 を 装 飾 」 「 ̄賍 樹 木 を 装 飾 」の い ず れ か を 行 っ た 匪 帯. ③ 〕- ス 装 飾G]: ク リ スマ ス装 飾 に 対 す る 積 極 忖 が や や 低 い グ ル ー プ… …とl `111 」陶i さ れ,[ み を 行 っ た 世 帯. 表6 ア ン ケー ト 調 査の 実 態 状 況 及び クリ スマ ス装 飾 内 実態 状 況 ⑤[ ・無 装 飾G]: 玄 関 扉 の リ ー ス] の ク リ ス マ ス装 飾 に 対 し て 最 も 消 極 的 な グ ル ー プ と 判 断 さ れ, 外 部 空 間 にお い て の 勤 務 地, 世 帯 収 入, 居 住 年 数 の7 項 目, 空 間 要 因 と し ク リ スマ ス装 飾 を 行 わ な か っ た 世 帯. て 厂 敷 地 面 積, 空 地 面 積(敷 地 面 積 か ら 建 築 面 積 を 引 い こ の 分 類 を もと に, 以 下 の クリ スマ ス装 飾 の実 施 理 由, た も の), 道 路 と 壁 面 の 距 離, 庭 と 道 路 の 高 低 差, 生 垣 の 高 さ, 建 物 の 外 観, 庭 の タ イプ の7 項[] を 設 定 し た. 意 識 評 価, 影 響 要 因 な ど の 分 析 を 行 っ た. (ii) クリ スマ ス装 飾 の 実 施 理 由 の 分 析 ク リ ス マ ス装 飾 タイ プ 別 に, クリ スマ ス装 飾 の 実 施 理 3. ク リ スマ ス装 飾 の実 態 由 に 対 す る 指 摘 率 を 集 計 し た. 次 に, ク リ ス マ ス装 飾 夕 イプ 別 の 指 摘 率 の 差 を 検 討 す る た め に, 実 施理 由 ご と に, 現 地 踏]削 こよ る ク リ スマ ス装 飾 の 実 施 状 況( 表5) を み 指 摘 の 有 る 場 合に1 点, 無 い 場 合 にO 点 を 与 え, グ リ ス る と, 庭 空 間 で 匚電 飾 」,[ ̄ 鉢 植 え 樹 木 を 装 飾], 「 ̄ 植 樹木 マ ス 装 飾 タイ プ 間 の 有 意 差 を 分 散 分 析 に よ り 検定 し た. を 装 飾 」の い ず れ か を 実 施 し た 割 合( 実 施 率) は, 全 体 平 (i) ク リ スマ ス装 飾に 対 す る 居 住ご 者意 識 の 分 析 均 で6.5% と な っ て い る卜 丁 目 別 で は, 学 園5 丁 目( ワ シ クリ スマ ス装 飾 に 対 す る 評 価 項 目 別 に, そ の 感 し 方程 度「 ̄ 感 じな い 」  ̄ [強 く 感 じ る]に 対 し て1 3 点 を 与 え, ン ト ン 村) で の 実 施 率 が71.4% と 極 め て 高 い こ と が 特 筆 さ れ る. 当 地 区 は, ア メリ.カ ワ シ ソ ト ソ州 の 郊 外 住 宅 地 ク リ ス マ ス装 飾 タ イ プ 毎 の 平 均 値を 算 出 し か. 次 に, ク を モ デ ル に 計 画 さ れた も の で, 他 の 丁 目 と 異 な る 空 間 特 リ ス マ ス装 飾 に 対 す る 評 価 項 目 別 に, ク リ ス マ ス装 飾.夕 性, す な わ ち ア メ リ カ の ま ち な み を 模 し か 開 放的 な 芝 生 イプ 間 の 平 均 値 の 有 意 差 を 分 散 分 析 に より 検定 し た. の 庭 の存 在 と 後 述 す る 実 施 理 由( 自 治 会 の 申 し 合 わ せ) な (iV) クリ スマ ス装 飾 へ の 影 響 要 因 の 分 析 ど が実 施 率 の 高 さに 影 響 し てい る と 考 え ら れる. し た がっ クリ スマ ス装 飾 に 影 響 す る 諸 要 囚 を 探 る た め に, ク リ て, 後 述 す る ク リ スマ ス装 飾 に 影 響 す る 空 間 要 因 の 分 析 ス マ ス 装 飾.タ イプ と 居 住 者 及 び 空 間 要 囚 と の クロ ス分 析 で は, ワ シ ント ン村 の 影 響 を 把 握 す る た め に, ワ シ ン ト を 行い, 両 者 の 関 連 性 の 有 無 を 把 握 し た. 次 に, 有 意 な ン村 を 除 い た ケ ー スに つい て も 分 析 し た. そ れ以 外 の 丁 関 走│生か 認 め ら れ た 要 因 に つ い て, ク リ ス マ ス装 飾 タ イ []で は, 実 施 率20% 程 度 以 下 に 留 ま っ て お り, 分 譲 後 の プ と の 係 わ り 方 を クロ ス集 計 の 結 果 か ら 検 計 し か. なお, 平 均 的 な 経 過 年 数 が10 年 以 上 の地 区 で は 特 に 実 施 率 が 低 クリ スマ ス装 飾 に 影 響 す る 居 住 者 要 因 と し て, 家 族 構 成, い 傾 向 に あ る. 家 族 の 最 若 年 齢レ 世 帯 主 の 年 齢,│ 仕帯 主 の 職業, 世帯 主 ア ン ケ ー ト 調 査 に よ る ク リ スマ ス 装 飾 の 実 施 状 況( 表 6) を 種 類 別 に み る と, 匚玄 関 扉 の リ ー ス」が 全 体 で33.2 % と 最 も 高 く, 次 に 匚服飾」15.4%,[  ̄ 鉢 植 え 樹 木 を 装 飾] 9.9%,[ 植 樹 木 を 装 飾]8.0% と な っ て い る.「 ̄ 何 もせ ず 」 が60.4% で あ る ので, 回 答 者 の 内 約4 割 は, 何 ら か の ク リ スマ ス装 飾 を 実 施 し て い る こ と に な る. ク リ スマ ス装 飾 タ イプ 別 に み る と, 匚電 飾 十樹 木 装 飾G 「 」 ̄ 電 飾G 「 」樹 木 装 飾G 」が, そ れぞ れ7 8% 程 度 で, こ の3. タ イプ を 合 わ せ る と 令 体 平均 で22.3% と な る. こ の 値 と 現 地 踏 杏 の 結 果(令 体 で6.5%) を 比 べ る と, 比 較 的 実 施 率 の 高 いL 囗を ア ン ケ ー ト 調 査 地│メ ミ に 選 定 し た こ とを 加 味 して 乱 ア ン ケ ー ト 調 査 で の 実 施 率 が 高 い 結 果 と な っ た. こ れ は, ア ン ケ ー ト耳 介 へ の 回 答 がお そ ら く クリ スマ ス装 飾 を 実 施 し か 匪帯 に 多 か っ た で あ ろ う こ と, あ る い は 現 図1 クリ スマ ス装 飾の 実 施理 由 地 踏 査 が 終r した 後 に 装 飾 を 実 施 し か ケ ー ス も 想 定 さ れ る こ と な ど に 起 囚 す る と 推 測 さ れ る. ( 注)○印及 び ●印 は、行 のグ ル ー プ が 列 のグ ル ー プ に対 して 、有 意(有 意水 準0.05)に 高い(○印)ある いは 低い(● 印)指 摘率 を 示す。 一印 は、対 応す るグ ル ー プ の指 摘率 に、 有意 な差(有 意水 準0.05)が ない こと を示 す。 図2 クリスマ ス装飾の実施理由に関する クリ スマ ス装飾。 タイプ恫 のイ イ意差 所 を 見 て 」[  ̄ 道 行 く 人 を 楽 し く]「 ̄ 自 治 会 等 の 申 し 合わ せ 」 4. ク リ ス マ ス 装 飾 の 実 施 理 由 「 特 に 理 山 な し 」で 有 意 な 差 が 認 め ら れ る. ク リ ス マ ス 装 飾 の 実 施 理 由 に 対 す る 指 摘 率 を, 高 い 順 に 並 べ て 図 化 し た も の が 図1 で あ る. 図2 特 に興味深い 全体で の は, は, ス 装 飾 に 対 す る 積 極 性 が 強 い グ ル ー プ ほ ど, ク 匚道 行 く 人 を 楽 し く 」と い う 実 施 理 由 で, クリスマ 指 摘率 が高 リ ス マ ス 装 飾 の 実 施 理 由 に 関 す る ク リ ス マ ス装 飾 タ イ プ く な る 傾 向 に あ る. こ れ は, 間 で の 有 意 差 を 検 定 し た 結 果 を 示 し て い る. 実 施 す る 世 帯 ほ ど, 街 路 景 観 へ の 意 識 が 高 く な る 傾 向を 示 す も の と い え る. よ い 換 え る と, ク リ ス マ ス 装 飾 の 実 施 理 由 と し て は, 「 ̄ 家を き れい に 飾 る(56%: (40% 全 体 で の 指 摘 本. 以 … …  ̄│ ゛│ 司 じ) 」匸 广供 を 喜 ば す 匸 とい った家 庭的 あるい は 自己満 足的 な理 由が 高 い 指 摘 率 を 示 し て い る. (30%) こ れ に 続 い て, 」 「 ̄ 道 行 く 人 を 楽 し く(25%) 匚隣 近 所 を 見 て 」と い う 外 部 を 已 澂 し た 実 施 理 由 に 対 す る 指 摘 率 が 高 く, これは 個人の庭窄間 ク リ ス マ ス装 飾 を 積 極 的 に の 私 的 空 間 で の 季 節 性 の 演 出 が, ク リ ス マ ス装 飾 な ど 街 並み 景観に配慮 した 庭 空 問 の 整 備 や 管 理 を 行 う 契 機 に な る こ と を 期 待 させ る も の と 考 え ら れ る. ま た, 「 ̄ リ ー ス 装 飾G 」で は, 外 部を 意 識 し た「 ̄ 隣近所を 見て「 」 ̄ 道 行 く 人 を 楽 し く 」でし 他 の グ ル ー プ よ り 指 摘 率 が 低 い 傾 向 を 示 し て い る. な お, 「 ̄ 自 の ク リ ス マ ス装 飾 が 地 域 ぐ る み で の ク リ スマ ス装 飾 に 展 治 会 等 の 申 し 介 わ せ 」は ワ シ ン ト ン 村 の み で 指 摘 さ れ た 開 さ れ る 可 能 性 を 示 し て い る と い え よ う. ・一 ‥ 一 -yj ‘, 匚ク リ も の で あ る が, ス マ ス を 祝 う(20%) 叮 と し て い る の で, 等 の 申 し 合 わ せ(7%)] 且 テ レ ビ 雑 誌 を 見 て(8%) な ど の 指 摘 率 は, 」冂ノ'│ 治 会 相 対的 に 低 い 値 その 他の実施理 由について は複数回 答を ワ シ ン ト ン村 の 特 殊 ケ ー スは さ ほ ど 影 響 し て い な い と 考 え ら れ る. で あ る. ク リ ス マ ス 装 飾 タ イ プ 別 で の 指 摘 率 を み る と, 「 ̄ 隣近 5. ク リ ス マ ス 装 飾 に 対 す る 居 住 者 意 識 ク リ ス マ ス装 飾 に 対 す る 評 価 項lj]を, 全 体平均で の感 し 万 程 度 が 高 い 順 に 並 べ て 図 化 し か も の が 図3 図4 は, で あ る. クリ スマ ス装 飾 に 対 す る居 住 者 意 識 に 関 す る ク リ ス マ ス 装 飾:タ イ プ 間 で の 有 亘 差 を 検 定 し た 結 果 を 示 し て い る. ま ず, ク リ スマ ス装 飾 に よ り ・ 厂ま ち の に ぎ わ い] や 匚美 化 意 識14/' 万?j4 ヲ 易」力ls 強 , く感じられてい ることが明らかとなっ た. そ の 傾 向 を 装 飾 タ イ プ` ケ り│.jl こみ る と, ク リ スマ ス装 飾 を 実 施 し て い る グ ル ー プで の 評 価 が, 「 無 装 飾G に 凵r,1つ て い る. 卜 っき あ い が 活.皃 に] は,ll よ り 感 じ ら れ毋 が や や 弱 い 傾 向 に あ る が, 装 飾G 図3 ク リ スマ ス装 飾に 対 す る 居 住 各意識 」で は, ru- ス 装 飾G 」 「・無 装 飾G 」を 有 を 記 の2 項 目 凵Tbt飾 十 樹 木 」な ど に 比 べ て 隹 び に 罔 襾が 高 く な っ て い る. ク リ ス マ ス 装 飾 に 対 す る が 定 的 な 評 価 項[ こ│ で あ る 匚経 ( 注)○ 印 及び ● 印は 、 行 のグ ルー プ が 列 のグ ルー プ に対 して 、 有 意(有 意水 準0. 05)に 高 い(○ 印)あ る いは 低い( ● 印)評 価 点を 示 す。 一印 は、 対 応す るグj ト プ の評 価 点 に、 有 意 な差( 有 意水 準0. 05)が な い こと を 示 す。 図4 ク・ リ スマ ス装 誚j に 対 す る 居 代 祐 心識に 関 す る クリ スマ・ 々装 飾・ タ イプ 川佃ソ) イj ° 意差 表7 表8 表9 ク リ スマ ス装 飾 と片 付ミ酋要円 と の 関 連員 ク リ ス マ ス 装 飾 と 空 間 要 円 の│… …1,1yl 虫・│ ソ│. モ.i クリ スマ ス装 飾 と 空問 要 囚 の 関連 忖( ワ シ ント ン村を 除 い た場 合) 費 が か か るよ 樹 木 が か わい そ う 且 エ ネ ル ギー の 無 駄 廿 日 本 に 馴 染 ま ず 且 周 囲 か ら 浮 きJI が る] は, い ず れ も ク リ 6. ク リス マス 装飾 と居 住 者 及び 空間 要 因と の関 連性 スマ ス装 飾を 実 施 して い な い 町収装 飾G 」 で の指摘 率が高 い 傾「帽 こあ る. こ の 中 で 匚経 費 が か か る 」で は,「 ̄ 無装 飾 ク リ スマ ス 装 飾 タ イプ と 居 住 者 及 び 空 間 要 因 と の 関 連 G 」と[ ̄ 電 飾G] の 間 に 有 意な 差 が あ る に 留 ま っ て い る が, 性を 分 析 した 結 果, 居 住二 埣要 因 で は 家 族 構 成, 家 族 の 最 「 ̄ エ ネ ル ギ ー の 無 駄 」に つ い て は, レ屯 飾 十 樹 木 装 飾G 」 片 年 齢, 世 帯 工 の 年 齢, 世帯 収 入, 居 住 年 数 の5 項 目, 「 電 飾G 」はし 他 の グ ル ー プこ:は 有 意に 低い 評 価 と な っ て 空 問 要囚 で は 敷 地 面 積, 空 地 面 積, 建 物 外 観, 庭 の タ イ い る. す な わ ち, 電 飾を 実 施 し て い る グル ー プ で は, 自 プ の4 ぢ川 と の 有 意 な 関 連 性 が 見 い た さ れ た. こ こで, ら の 行 為を 肯 定 的 に 判 断 し よ う と す る 姿 勢 が 見ら れ る. 諸 要 囚 問 の 内 部 相 関 を 検 計 し た 結 果, 家 族 構 成, 家 族 の 汀卜本に 馴 染 ま ず 」 で は, 装 飾を 実 施 して い る グ ル ープ は, 最 悍年 齢, 匪帯 ↑モ の 年 齢 の 間 に 顕レ 箸な 相 関 が 見 い た さ れ 「 ̄ 無 装 飾G 」と 比 較 して 有 意 に 低 い 評 価 で, 日 本に 馴 染 ま た. す な わ ち 世 帯 主の 年 齢 の 増 加 に 比 例 し て, 最 若 年 齢 な い 行 為と は 感 じ て い ない こ と が 分か る. 以上の ように ク リ スマ ス装 飾 の 実 施 の 有=無 に よ り, ク リ スマ ス 装 飾 に 対 す る 評 価 は.異な っ て お り, ク リ スマ ス装 飾 を 実 施 す る グ ル ー プ は, 実 施 しな い グル ー プ よ り も 肯 定 的 な 意 識 を 有 して い る こ と が 明 ら か と な っ た. も増 加 す る 傾 向 に あ る こ と な ど よ り, こ れ ら の 項 目を 統 計化 し か[  ̄ 家 族 構:成 十 世帯 土 の 年 齢] を 設 定 し た. し た がっ て, 居 住 者 要囚 と し て は[  ̄ 家 族 構 成 十世 帯 主 の 年 齢] 冂儿件狗 州乂」 冂別 け卜数 」 の3 項 目 と の[判係 性 を 以 下 検 計 し た. ま た, 「 空 地 面 積 」 と「 敷 地 面 積」, 「 ̄ 住宅 の 外観 」 と 「 ̄ 庭 の タ イプ 」 の 問 に 顕 著 な 相 関 が 見 い だ せ た. す な わ ち, 「 住 宅 の 外 観 」 の 純 和 風( 囗 本 の 伝 統 的 な 様 庭 の タイ プ と の 関 連 性 で は, 洋 風 の 住宅 外 観 を 多 く 持 式 を 踏 襲 した 建 物 外 観), 洋 風( 純 和 風 と は 判 断 し が た い, つ 洋 風 の 庭 で! ̄ 電 飾 十樹 木 装 飾G 」の 実 施 率 が 高 い の が 顕 い わ ゆ る 西 洋 風 の 現 代 的 な 建 物 外 観) は, そ れ ぞ れ 冂屈 ニ: 片で, 「 ̄ 樹 木 装 飾G 」の 実 施 率 も 高 く な っ て い る. 逆 に 純 の タ イ プ 」 の 和 風 の 庭, 洋 風 の 庭 と の 関 係 性 が 強 い. ま 和 風 の 住宅 外 観 を 多 く 持 つ 和 風 の 庭 で は,「 無 装 飾G 」の た, 「 ̄ 敷 地 面 積 」 の 増 大 に 比 例 し て 「 ̄ 空 地 面 積 」 が増 大 割 合が 高 く な っ て い る. す な わ ち, 住宅 の 外 観 及 び 庭 の す る 傾 向 に あ る. し た が っ て, 空 間 要 因 と し て は 「 ̄ 空地 洋 風 化 か, ク リ スマ ス装 飾 の 活 発 化 に 関 係 し て い る 傾 向 面 積」 「 ̄ 庭 の タイ プ 」 と の 関 係 性を 以 下 検 討 す る. か 読 み と れ る. 庭 の タ イプ と の 関 連 性 に つ い て も, ワ シ クリ スマ ス 装 飾 タ イプ と 有 意 な 関 走卜生を 示 す 諸 要 囚 と の クロ ス分 析 結 果 は, 表7 9 に 示 す とお り で あ るご 表 中 の 数 字 は 標 準 化 残 差( 観 測 度 数 か ら 斯 待 度 数 を 引 き, 期 待 度 数 の 平 方 根 で 割 っ た も の) で, プ ラ ス側 に い く ほ ど 両 者 の 関 走│生か 相 対 的 に 強 い こ と を 示 し て い る. 才 代 で 高 い. ま た, 子 供を 持 つ( 子 と2 世 代,3 標 準 化 残 差 の 値君 小 さ く な る が, 全 体 と し て ほ ぼ 同 様 の 傾 向 を 示 し て い る こ と が 確 認 で き た. な お, 道 路 と の 隣 接 部 の 環 境 条 件( 道 路 と 壁 面 の 距 離, 庭 と 道 路 の 高 低 差に 生 垣 の 高 さ) と の 有 意 な 関 連 性 は 本 匚家 族 構 成 十 世 帯 主 の 年 齢] と の 関 連 性 で は, 「 ̄ 電飾 十 樹 木 装 飾G 」の 実 施 率 が, 家 族 構 成 に 関 係 な く20 ン ト ン村 を 除 い た ケ ー スで の 分 析 を 試 み た 結 果( 表9), 具 渥で は 確 認 で き な か っ た が, 具 体 的 な 演 出 の レ ベ ルで 30 は 重 要 な 要 囚 で あ る と 推 測 さ れ る の で, ク リ スマ ス装 飾 世 代)20 の 位 置や 飾 り 方 も含 め た 詳 細 な 検 討 が 別 途 必 要で あ る と 30 才 代 で は,「 ̄ 樹 木 装 飾G 」[  ̄ リ ー ス 装 飾G] の 実 施 率 も 考える 高 い. 一 方,60 才 代 で 特 に 子 供 を 持 だ な い 家 族( 夫 婦 の み, 親 と2 世 代) で, 「 無 装 飾G 」の 割 合 が 高 く な っ て い る. 以 上 の こ と は, 幼 少 児 や 小 中 学 生 を 持 つ,20 代 の 世 帯 主 の,2 30 世 代 お よ び3 世 代 の 家 族 で の クリ スマ ス装 飾 率 が 高 い 傾 向 に あ る こ とを 示 して い る. 世 帯 年 収 と の 関 連 性 で は,1500 ま と め 以 上 の 分 析 を 通 じ て 以 下 の 事 柄 が 明 ら か と な っ た. ま ず, ク リ スマ ス 装 飾 の 実 施 理 由 の 分 析 結 果 か ら, ク 万 円 以 上 で「 ̄ 電 飾 十樹 木 装 飾G 「 ̄ 」 樹 木 装 飾G 」の 実 施 率 が 高 く,1000 7. 才 ヘ ノ1500万 リ スマ ス 装 飾 が 積 極 的 に な る ほ ど, 街 路.景観 へ の 意 識 が 高 く な る 傾 向 に あ る こ と が 明 ら か と な っ た. す な わ ち, 円 未 満 で「 ̄ 電 飾G 」の 実 施 率 が 高 い. 逆 に500 万 円 未満 で ク リ ス マ ス装 飾 を 実 施 す る こ と 自 体 が 街 路 景 観 に 配 慮 し は匚無 装 飾G 」 の 割 合が 高 く, 500 1000 万 円 未満 で は匚リー た 庭 づ く り を 考 え る き っ か け に な り, ひ い て は 私 的 空 間 ス 装 飾G 」の 実 施 率 が 高 く な っ て い る. す な わ ち, 年 収 で の 季 節 性 の 演 出 がに 街 路 景 観 に 配 慮 し た 庭 空 間 の 整 備 が 高い 程, よ り 積 極 的 な ク リ スマ ス装 飾を 実 施 す る 傾 向 や 管 理 を 行 う 契 機 と な る こ とを 示 唆 し て い る と 考 え ら れ が 読 み と れ る. る. 居 住 年 数 と の 関 連 性 で は,3 5 年 未 満 で 匚黽 飾 十 樹 木 装 飾G 「 ̄ 」 電 飾G 」の 実 施 率 が 高 く, 卜 3 次 に, ク・ リ スマ ス装 飾 が, 「 ̄ まち のに ぎわい 「 」 美化 意 年 末満 で も 談 高揚 」な ど の 居 住 環 境 の 向 … …│. ユ1 ・ こ´ が 吊 し て お り, 特 に ク 15:tl未満 リ スマ ス装 飾 を 実 施す る グル ー プ で の 評 価 が 高い こ と が で は 匚無 装 飾G] の 割 合 が 高 く な っ て い る. す な わ ち, 居 明 ら か と な っ た. こ の こ と は, ク リ スマ ス期 な ど の 街 並 住 年 数10 年 以 上 の 世 帯 で は 屋 外で の ク リ スマ ス装 飾 の 実 み の 変 化 性 に 着 目 し て, 戸 建 て 住 宅 地 の 私 的 空 間 で の 季 施 率 が 低 く, 入 居 数 年 後 の 世 帯 で は ク リ ス マ ス装 飾 が 積 節 件 の 演 出 を 活 性 化 さ せ る こ と が, 居 住 者 側 の 評 価 と し 極 的 に 行 わ れ る 傾[印 こあ る. て も居 住 環 境 の 質 の 向 上 に 有 効 で あ る こ と を 示 唆 し て い 「 ̄ 電 飾 十樹 木 装 飾G 」の 実 施 率 が 高 い. 逆 に10 空 地 面 積 と の 関 連 性 で は 广 敷地 規 模 も 最 も 広 い 住宅 地 る と 考え る. で あ る225m2 以 上 の 空 地 面 積 で[ ̄ 電 飾 十 樹 木 装 飾G] の 実 ク リ スマ ス装 飾 の 演 出 性 を 高 め る た め に は, 居 住 者 要 施 率 が 顕 著 に 高 く な っ て い るご 一万 力 `,空 地 面 積 の 瑕レ も狭 囚 と 空 間 要 囚 を 同 時 に 考 慮 し てお く 必 要 が あ る. 本 研 究 い 住宅 地 で は 「 ̄ 電 飾G 「 」 リ ー ス装 飾G 」の 実 施 率 が 高 い. の 分析 結 果 か ら は, 戸 建 て 住宅 地 の 計 画 に お い て は, 幼 す な わ ち, 区 画 面 積 の 大 き い 住宅 地 で・ ‥一 定 程度の空」 也を 少.児や 小 中 学 生 が い る 家 族 を 想 定 した 住 戸 を 含 み, 建 物 確 保 す る こ と が 積 極 的 な ク リ スマ ス装 飾 に つ な が る 傾 向 の 外 観 や 庭 の タ イプ な ど の 洋 風 化 か, 地 域 ぐ る み で の ク か 読 み と れ る. た だ し, 空 地 面 積225m2 以 上 で 積 極的 な リ スマ ス演 出 の 活 性 化 に 影 響 す る と 推 測 さ れ る. クリ スマ ス 装 飾 を 実 施 し て い る 傾 向 に はし 敷 地 規 模 の 広 い ワ シ ン ト ン 村 の 影 響 が 起 因 し て い る と 考え ら れる. 今後, 戸 建 て 忖 ミ 宅 地 の 私的 空 間 に お い て, 花 や 緑 に よ こ る 演 肝 に 為 や ク リ スマ ス以 外 の 年 中 行 事 に 係 わ る 演 出 行 こ で, ワ シ ン ト ン 村 を 除 い た ケ ー スで 分 析 し た 結 果( 表 為 な ど に つ い て の 実 態 を 謌 毳 し, 非「け? 的 な 変 化 性 に 配 9) を み る と, 有 意 水 準0.08 で, 標 準 化 残 差 の 値 は 小 さ 慮 し た ま ち づ く り の あ り 方 に つ い て, 多 面 的 な 検 討 を 加 くなるが 全体の傾向 としてはほ ぼ同様であ ること が読み え て い く こ と が 課 題 と い え る. と れ る. 文 献 下 村 泰 彦(1991) 昼 夜間 にお け る 街 路 景観 の 評 価 構造 特 性 に関 す る 研 究. 造 園 雑誌, 54(5), pp269-274. 下 村 泰彦(1994) 都 市 街 路に おけ る歩 行 空間 整 備 に 関す る 基 礎的 研 究. 大 阪府 立 大学 紀 要, 46, ppl95-235. 田 畑 貞寿1983) 緑 被 空 間 から み た居 住 環境 の 安 定 化に 関 す る研 究. 都市 計 画学 会 論文 集, 18, ppl27-132. 篠 原 修 他(1983) 街 路 景 観 に関 す る 実 験 心 理 学 的研 究 一沿 道 建 物 の 位 置, 間 口, 高 さ の影 響-. 土 木 計 画学 研 究. 上 甫 木 昭 春(1998) 居 住環 境形 成 に 資 す る戸 建 て 住宅 地 の 庭空 間 の 役割 に 関す る研 究. ランド ス ケ ープ研 究, 61(5), pp793-796. 石井 研士(1994) 都市 の 年中 行 事・ 変 容す る 日本 人の 心 性. 春秋 社. (1998年6 月5 日受 付) (1998 年7 月29 日受 理)