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炊事章課題作成ガイド

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炊事章課題作成ガイド
炊事章課題作成ガイド
(1)⼾外であり合わせの材料を⽤いて、地⾯を掘らない方法で3種以上のかまどを作ること。
かまど①
名称
⽴ちかまど
材料
支柱×4、支柱の連結⽤(⻑辺)×2、筋交い×2、調理器具の保持棒×1(いず
れも180cm程度)、左右に渡す連結⽤(短辺)⽊材(80cm程度)×2、土台
(作業台)にするために敷き詰める⽊材(80cm程度)×適量
★実際には上記に⾒合った⽊材をキャンプ場の中で探して使いました。
⻑さや本数などは⼈によって違うので、修正してください。
作成方法
★組み⽴てる順番や、使うロープワークの種類、作成上の注意点など、⾃分の知識を
整理するつもりで書いてください。
特徴
★⽴ちかまどは、地⾯から火床を浮かせられること、かまど⾃体を移動させられることが
大きな特徴。さて、そうすることによるメリットはなんでしょうか?
感想
★技能章で重要なことは、「知識としてできる」 ことではなく 「実際にできた」ことです。
やってみて感じたことや改善点などを⾃由に書いてください。
かまど②
名称
石かまど
材料
石×多数(大中小各種)、火床に敷く⽊×数本
作成方法
★組み⽴てる順番や、使うロープワーク、作成上
の注意点など、⾃分の知識を整理するつもり
で書いてください。
★右の写真は先輩の作品です。開口部の大き
さに注目。(鍋を置けるようにしています)
特徴
★石かまどは、かまど⾃体が反射炉の役割を果たします。⽴ちかまどに⽐べてどこが優れ
ているでしょうか?
感想
★技能章で重要なことは、「知識としてできる」 ことではなく 「実際にできた」ことです。
やってみて感じたことや改善点などを⾃由に書いてください。
かまど③
名称
丸太を使ったかまど
材料
直径20cm程度の丸太(⻑さは短くとも良い)×2、火床に敷く⽊×数本
作成方法
★組み⽴てる順番や、使うロープワーク、作
成上の注意点など、⾃分の知識を整理
するつもりで書いてください。
★ポイントは火床と鍋の間に空気の通り道
ができるくらいの太さの丸太を使うこと。
空気の流れも考えてみよう。
特徴
★⽴ちかまどや石かまどと⽐べて、圧倒的に早く作ることができます。
その割には、かまどとしての性能がとても優れていることを確認してみましょう。
感想
★技能章で重要なことは、「知識としてできる」 ことではなく 「実際にできた」ことです。
やってみて感じたことや改善点などを⾃由に書いてください。
(2)樹⽊の種類によって、材の硬軟、火つきの難易、火持ちの良否、火⼒の強弱があることを知る。
樹⽊の種類
材の硬軟
火つきの難易
火持ちの良否
火⼒の強弱
杉(針葉樹)
柔らかい
★実際にやってみて確認しよう。
松(針葉樹)
柔らかい
⼀般的に針葉樹は柔らかく、広葉樹は硬いと言われて
?(針葉樹)
柔らかい
いるが、バルサのような例外もある。
?(広葉樹)
堅い
?(広葉樹)
堅い
?(広葉樹)
堅い
バルサ(広葉樹)
柔らかい
(3)ホワイトガソリン、灯油、ガスを使⽤するキャンピングストーブ(コンロ)と⾃然保護の関係について理
解していること。また、1機種以上のキャンピングストーブを使⽤して炊事をした経験があり、取扱上の
注意事項・特徴・手入れの方法が説明できること。
キャンピングストーブと⾃然保護の関係
★教科書的正解を書くよりも、経験の中で学んだことを思い出して、
君たち⾃身の考えをまとめてください。
(例えば・・)
そもそも、⾃然にダメージを与える火焚きとは、どういうものか?
キャンピングストーブを使えば、どのように⾃然が保護できるのか?
ストーブを使うことでしか、⾃然に優しいキャンプはできないのか?
キャンピングストーブ使⽤経験
機種
★実施者は各⾃で記入。(未実施の場合は⽤意した機種名を記入)
燃料種別
★各⾃で記入。(未実施⇒液化ガス、ホワイトガソリン、カセットガス選択)
取扱上の
★以下は最低限知っておくべき事項です。
注意事項
・複数台を並べて使⽤しない。(異常加熱による爆発の危険がある)
・コンロ⾃体を著しく熱するようなもの(鉄板など)をコンロの上に置かない。
・火災や換気の問題があるのでテント内で使⽤しない。
・設置の際に安定させないと、転倒などの思わぬ事故につながる。
・燃料は高温になる場所に放置しない。
特徴
★次のようなポイントで考えてみましょう。
大きさ、燃料の持ち運び、操作方法、火⼒の大きさ、火⼒調整の容易さ
★多くのガソリンコンロは、ガスコンロにはない儀式(ポンピング、プレヒート)を⾏う
必要があります。
★ガスコンロは、燃料が気化する際に熱が奪われて⽸の温度が下がります。温度が
下がると気化しづらくなり、火⼒が落ちていきます。そこで寒冷地で使う場合は、燃
料⽸を冷やさないような工夫が必要です。ガソリンはもともと非常に気化しやすいの
で、寒冷地でも⽐較的火⼒が安定します。
手入れ方法
★ヘッドの細かい穴が詰まると燃料が逆流するので、汚れた場合は布で拭きとる。
★ガスコンロは構造が単純なので、手入れが非常に簡単。
感想
★使ってみて感じたことを⾃由に書いてください。
(4)マッチを防水加工し、携帯⽤の防水容器に入れて提出すること。
材料
★各⾃で記入。(やり方は複数あります)
作成方法
★各⾃で記入。(やり方は複数あります)
注意点
★防水は頭の部分だけでなく、軸の部分にも⾏いましょう。
やってみるとわかりますが、マッチは軸が燃えないとすぐに火が消えてしまいます。
感想
★作成中、あるいは実際に使ってみて感じたことを⾃由に書いてください。
(5)次の野外料理を作ること。(野菜3種、⾁2種、⿂3種、小⻨粉)
材料
★分量は⾃分で記入してください。
調理方法
★標準的なレシピです。⾃分の調理方法に修正してください。
ポイント
★この料理の良さ、調理上のコツや工夫などを書いてください。
感想
★正直な感想を書きましょう。まずいとか、苦いとか。
(6)川などの⾃然水を使⽤するときの簡易ろ過装置を図解し、滅菌ができること。
材料
ろ過装置の
図解
滅菌方法
★発泡スポンジか布、砂、⽊炭、砂利、小石、ペットボトル(きれいに洗って使う)
|
|←ゴミを取った水を少しずつ入れる
|=============|
|
発泡スポンジや布
|←粗ゴミを取る層
|—————————————|
|
砂
|
|─────────────|
|
木炭
|
|—————————————|
|
砂
|
|—————————————|
|
砂利
|
|—————————————|
|
小石
|
|—————
——————|
|↓|
出た水を半分に切ったペットボトルで受け、上澄みをとって煮沸する。
★取り出した水の滅菌方法例です。
① 1分から10分沸騰させる。浄化⼒が強く、ほとんどの微⽣物が除去できるが、
濁りや色はあまり取れない。また、有害な物質は除去できない。
② さらし粉や塩素系の消毒タブレットなどを使う。微⽣物に有効。
③ 活性炭を使えば、有害物質の⼀部や深いな味、においが除去できる。
④ 中空糸膜を使った浄水器であれば、微⽣物、濁りはほぼ除去できる。
※理論的には上記のようなものだが、実際に野外で実施すると、濁りやにおいが完全
には取れず、飲み易い水を必要なだけ入手するのは、かなり難しい。
(7)次の⾷品を携⾏するための腐敗防⽌法(簡易加工を含む)と、キャンプ地における貯蔵法を知るこ
と。(ア 米飯、イ ⽣⾁、ウ ⽣⿂)
★覚えておきたい腐敗防止と保存の基本
1,乾燥させる・水分を飛ばす
→⾷品重量の13%以下に水分を抑えると⻑期保存可能。ドライフーズもどきになる。
2,漬ける(空気に触れさせない)
→塩漬けは濃度8%以上、醤油・みそは適量。油につける方法もあり。砂糖漬けの場合は
⾷品中の糖分50%以上、ジャムは60%以上だと腐らない。
3,加熱する(微⽣物を死滅させる)
→100℃以上に加熱すると微⽣物のほとんどは死滅するため、そのまま外気に触れなければ
保存可能(⽸詰状態)。お湯の中で煮沸して、その後密封すれば同様の効果。
4,冷やす(微⽣物の活動を抑制する)
→冷凍して保冷バッグで運搬、流水につける。
5,燻す
→塩をして5〜6時間⼲した物を網に乗せ、番茶の葉をフライパンで1〜2時間燻すなど。
6,殺菌・抗菌効果のあるものを添加する
→酢、梅⼲しなどの添加、竹筒での保管など。塩胡椒や醤油・みりん・酒で濃いめの下味を
つけるのも効果あり。
7,腐りやすいものを取り除く
→内臓、
8, 高温多湿環境を避ける
→基本中の基本ね。
★正解はひとつだけではないので、これを参考にして、移動キャンプにおける⾷品運搬、固定キャンプに
おける貯蔵法を考えてみよう。
単体の方法だけではなく、組み合わせることによって効果が大きくなる場合もある。
例)ビニールで包んで煮沸することで、微⽣物を死滅させた状態で空気に触れずに保存が可能。
(8)⻘少年期における発育成⻑に必要な栄養素の種類と、これらを多量に含有する代表的な⾷糧
品を例⽰すること。
★この課題は非常に簡単。調べて書こう。
(9)非常応急炊き出し30⼈前の献⽴表、および所要材料表、ならびにその作業計画書(器材、
⼈員、所要時間)を提出すること。
★以下に、参考例(ごはんと豚汁)を記します。
献⽴
ごはんと豚汁
材料
米×2升、豚汁=豚⾁×900g、大根×1.2kg、⼈参×600g、ジャガイモ×
1.5kg、ネギ×30g、味噌×35g、水×7L
器材
まな板(牛乳パックでもOK)×2、包丁×2、ボウル、大鍋と蓋、寸胴鍋(24L)、
お玉、箸、皿、コンロ
⼈員
時間(分)
0:00
4⼈
作業員A
野菜を切る
作業員B
野菜を切る
作業員C
湯を沸かす
野菜を切る
作業員D
ご飯を炊く
0:15
鍋に入れる
0:20
鍋に入れる
鍋に入れる
配膳準備
⾁を切る
配膳準備
鍋に入れる
0:30
完成
味噌を入れる
完成
配膳
配膳
配膳
(10)非常⾷(簡易⾷品を含む)5種をあげ、その扱い方を知ること。
★この課題も非常に簡単。調べて書こう。
(11)炊事⽤具の正しい使⽤と管理ができること。
★保管の基本は「乾燥」です。使⽤方法には注意事項などを、管理方法には手入れ、収納時の注意
を記入しましょう。
炊事⽤具例
フライパン
使⽤方法
管理方法
★焦げ付き防⽌加工がついたフライ
★硬いスポンジでこすると、焦げ付き
パンは特に注意が必要・・
包丁
★扱いによっては思わぬ事故も・・
防⽌加工が取れてしまう・・
★手を入れてグサッ・・とか
以上
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