...

40 - 情報規格調査会

by user

on
Category: Documents
18

views

Report

Comments

Transcript

40 - 情報規格調査会
No. 40
1998
1998 年 12 月
目 次
標準活動トピックス:
標準活動トピックス:
JIS X 0221(
0221(ISO/IEC 10646)の目指すもの
10646)の目指すもの − 文字コードと日本の国際対応 − ........... 2
最近の国際会議から:
最近の国際会議から:
IGBT (Imaging and Graphics Business Team)
Team) 会議報告 ............................... 9
SC 17 (Identification Cards and Related Devices) 総会報告 ......................... 9
SC 22 (Programming Languages, their Environments and Systems Software Interfaces)
Interfaces)総会報告 . 11
SC 27 (Security Techniques) 総会報告 .............................................
............................................. 12
SC 31 (Automatic Identification and Data Capture Techniques) 総会報告 ............ 14
解説:
解説: JTC 1 Directives(第 4 版)− 第 3 版からの主な変更点と投票関連項目の要約 − ・・・・ 16
ITSCJ の広場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
1998
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
1998 年 12 月以降 国際会議開催スケジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
工業標準化事業功労者表彰 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
声のページ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
1998
1998 年 9 月以降の ISO/IEC JTC 1 関係 NP,CD,DIS,IS から:
から:
NP 投票・結果
投票・結果 ................................................................
....................................................................
....................................
NP 承認投票(CD/PDTR/PDAM
承認投票(CD/PDTR/PDAM 登録投票との併行投票)
登録投票との併行投票)・結果 .............................
NP 承認投票(CD/PDTR/PDAM
承認投票(CD/PDTR/PDAM 登録・承認の同時投票との併行投票
登録・承認の同時投票との併行投票)
・承認の同時投票との併行投票)・結果 ..................
CD/PDTR/PDAM 登録・承認の同時投票
登録・承認の同時投票(NP
・承認の同時投票(NP 承認投票との併行投票)
承認投票との併行投票)・結果 ..................
CD/PDTR/PDAM 登録投票・結果
登録投票・結果 ......................................................
......................................................
CD/PDTR/PDAM 登録・承認の同時投票
登録・承認の同時投票・結果
・承認の同時投票・結果 ..........................................
..........................................
CD/PDTR/PDAM 承認投票および PDISP レビュー・結果
レビュー・結果 ..................................
..................................
CD/PDAM 登録・
登録・FCD/FPDAM 承認の同時投票・結果
承認の同時投票・結果 .....................................
.....................................
FCD/FPDISP/FPDAM 承認投票・結果
承認投票・結果 ..................................................
..................................................
DIS/DISP/DTR/DAM および FDIS/FDISP/FDAM の承認投票・結果
の承認投票・結果 ..........................
IS/ISP/TR/AMD
IS/ISP/TR/AMD 出版 ...............................................................
...............................................................
21
21
21
22
22
22
23
24
24
28
33
編集後記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
< 国 際 標 準 活 動 ト ピ ッ ク ス >
JIS X 0221(
0221(ISO/IEC 10646)の目指すもの
10646)の目指すもの
― 文字コードと日本の国際対応 ―
ISO/IEC JTC 1/SC 2
国際議長 芝野 耕司(東京外語大
耕司(東京外語大
アジア・アフリカ言語文化研)
E-mail:
E-mail: [email protected]
[email protected]
1. はじめに
JIS X 0221(ISO/IEC 10646)には,多くの誤解が
存在する.また,10646 は完璧なものではないが,そ
れ以前の規格を踏まえて,過去の規格の多くの問題点
を解消し,この意味では,現時点で最も完成度の高い
符号化文字集合規格である.
しかし,国内では,符号化文字集合規格の体系が複雑
で難しいことと,鬼畜米英的な統合漢字批判が 10646 と
Unicode の本質を理解する際の大きな障壁となっている.
符号化文字集合規格の体系を全体系として理解せず,一
つの規格だけをもとにした,誤解に満ちた“理解”も多い.
また,メーカの多くは,マイクロソフトに対して,
一方では盲従し,他方では反対する態度を見せる.す
なわち,Unicode に反対しながら,Unicode を推進す
る OS である Windows NT を推奨したり,NT での Unicode
外字利用方式である XKP を推進したり,Unicode があ
ることから,日本独自の要求を無視したりすることが
ある.こうしたことから,国際の場で日本の主張を十
分に生かすことができないのみならず,国際貢献も十
分に果たし得ていない.
この論文では,まず,10646 に先行する ISO の符号
化文字集合の体系について検討し,10646 が何を改善
しようとしたかを検討する.次いで,10646 の主要な
設計思想を検討し,特に,統合漢字の成立過程をでき
る限り中立的な立場で,検討する.そして,10646 に
何が欠けているのかを今後の課題を中心に検討しよ
う.また,同時に中国,韓国の標準化戦略との関連か
ら,日本の標準化戦略の問題点について触れよう.
2. 10646 に先立つ符号化文字集合の国際規格
2.1 並立する国際規格
国際規格としての符号化文字集合,すなわち,文字
コードは,情報処理分野でだけ開発されていると思わ
れている人が多いかと思う.しかし,国際規格として
の符号化文字集合は,情報処理分野での ISO/IEC JTC
1/SC 2 以外に,通信分野での ITU(International
Telecommunication Union:国際通信連合,元 CCITT)
及び図書館(ドキュメンテーション)分野での ISO/TC
46 と三つの国際組織で開発が行われてきた.
情報処理用としての文字コードに関する国際規格
は,ISO R646 にはじまるが,これに先立つ文字コー
ドとしては,通信分野で長く用いられてきた,5 ビット
コードである CCITT #2 がある.CCITT #2 は,1931 年に
国際電信用文字コードとして制定され,国際及び各国内
の電信用コードとして,長くそして広く用いられてきた.
ISO R646 は,情報処理用として初めての符号化文
字集合についての国際規格であるが,この規格では,
情報処理分野から通信分野に呼びかけを行い,情報処
理と通信との符号化文字集合の統一を図った.これは,
ISO R646 の最初の名称に“情報処理交換(Information
Processing Interchange)”としたことからもうかが
える.
1970 年代には,テキスト通信用として,通信分野
での別の規格を SC 2 に持ち込むこともあったが,1980
年代半ば以降,情報処理と通信分野とでは,文字コー
ドに関しては,SC 2 で開発し,これを ITU が採用す
るという統一化が実現した.
一方,図書館分野(TC 46)に関しては,3 年前の
ISO 理事会決議まで,独自コードの世界が併存する.
そして,この最終的な統一化を実現するための決め手
が,10646 であった.
2.2 7 ビット 8 ビット系の符号化文字集合アーキテ
クチャ
7 ビット 8 ビット系での符号化文字集合規格は,一
連の規格が互いに補完することによって,一つの規格
体系をなしている.すなわち,図形文字を規定する
ISO/IEC 646 を基本とし,7 ビット 8 ビット系の構造
と符号拡張法を規定する ISO/IEC 2022,8 ビット符号
の構造と規則を規定する ISO/IEC 4873,制御機能を
規定する ISO/IEC 6429,符号化文字集合の国際登録
簿と登録方法を規定する ISO/IEC 2375 の五つの規格
と符号化文字集合の国際登録簿からなる体系を構成
している.これらの規格群を体系的に理解しなければ,
7 ビット 8 ビット系の符号化文字集合を理解したこと
にはならない.しかし,この全体アーキテクチャは一
般には,十分に理解されているとは思われない.
符号化文字集合の基本中の基本は,図形文字と制御
機能の一意な符号化である.一つの文字を重複符号化
2
することの問題点については,本来とくに議論を要し
ないであろう.
ISO/IEC 646 では,7 ビット 128 コードポイント中 32
文字を ISO/IEC 6429 で規定する制御機能(C0)に割り当
て,残り 96 文字中純粋な図形文字に 94 文字を割り当て
ている.残り 2 文字は,文字合成にも使う SPACE と制御
機能である DELETE である.そして,94 文字の図形文字
中 82 文字については,図形文字の割り当てを固定し,12
文字については,応用分野や言語毎に変更することを
許している.ISO/IEC 646 に対する適合性は,一般の
国際規格と大きく異なり,この規格で規定する図形文
字の割り当て(国際基準版,International Reference
Version; IRV)への適合だけではなく,12 文字を別
の文字に入れ替えた版の適合性をも規定している.
ISO/IEC 646 での規定は,7 ビット符号で収容可能な文
字数の限界に制約されている.すなわち,上記の 94 文字
では,多くの言語で必要とする文字を収容できないこと,
ましてや世界中で必要とする文字を収容できないことか
ら,応用分野や言語毎に別の版を設けざるを得なかった.
また,ヨーロッパの主要言語に対応するために,アク
セント付きの文字を BACKSPACE,CARRIAGE RETURN,SPACE
と組み合わせて合成する機構,すなわち,重ね打ちに
よる合成文字方式を採用せざるを得なかった.
2022 は,この 646 の版を切り替える機能と 646 のラテ
ン文字とは全く別のキリルやギリシャ,カタカナなどの
用字系(script)への切り替える符号拡張機能を規定す
る.前者は,SS(single shift)と呼び,キーボードの
シフトキーに相当する.一方,後者は,LS(locking
shift)と呼び,キーボードの Caps Lock やカタカナキー
に相当する.
6429 は,7 ビットの C0,8 ビットの C0 及び C1 で表
現する拡張制御機能を規定する.
そして,2375 では,646/2022/4873 で規定する構造
に即した符号化文字集合を登録する手続きを規定し
ている.この中では,646 の図形文字の一意な符号化
の概念をより明確化し,図形文字のデザイン差は,別
の文字とみなさないと規定している.2022 では,同
じ文字については,どの符号化文字集合中の文字を優
先するかを規定し,一意な符号化を保証している.
2.3 646/2022 体系の問題点と 8859,
8859,10646 の開発
646 の最大の問題点は,7 ビット 94 文字では文字数
がどうしようもなく少ないことである.また,646 で
の文字合成は,一意に決まらず,例えば,“a”にア
キュートアクセントを付けようとすると,“a”の直
後に BACKSPACE,そして,アキュートアクセントで表
現するだけではなく,CARRIAGE RETURN と複数個の
SPACE,そして,アキュートアクセントなど幾つもの
表現ができる.この合成の曖昧さは,符号化文字集合
の満たすべき基本性質である一意な符号化に反する.
また,646 の版では,94 文字中 12 文字は応用分野
や各国毎に変更することを許す.これは,文字化けを
生み,実質的に交換可能な文字数を 82 文字に制限す
ることとなる.
この 646 問題への最初の対応の試みが ISO/IEC
6937 である.6937 に先立って,SC 2 では,8 ビット
符号の構造と規則を ISO/IEC 4873 として規定する.
この 4873 の規定に従って,8 ビット符号としての 6937
が開発される.
6937 は,8 ビット符号の下位 7 ビットに ASCII を割
り当て,上位 7 ビットに多くのダイアクリティカルマ
ークを収容し,改良した合成方法を用いて,ヨーロッ
パ諸言語で用いるすべてのラテン文字を表記するこ
とを目指す.このため,ダイアクリティカルマークに
関しては,文字送りなしの方式を採用することによっ
て,連続するダイアクリティカルマークとアルファベ
ットによって,アクセント付きの文字を一意にそして
連続的に表現する方法を採用する.
そして,この規格では,従来の符号化文字集合に加
えて,レパートリという概念を導入する.符号化文字
集合の要素は,符号表で符号を与えられたそれぞれの
文字であるが,レパートリでは,符号化文字集合の要
素を組み合わせて,合成によって表現するアクセント
付きの文字を要素とし,符号化文字集合に加えて,レ
パートリを規定として取り込むことによって,合成結
果の集合に対する規定を組み込むこととなった.
この ISO/IEC 6937 は,1983 年 11 月に制定された.こ
の規格によって,ヨーロッパ諸言語でのラテン文字の符
号化についての本当の国際規格が誕生したことになる.
これに引き続いて,1983 年に 10646 の新作業項目
が提案され,10646 の開発が始まる.
6937 の開発では,646 の問題点以外に,2022 の問
題点も勘案されている.
2022 は,不思議な規格である.2022 では,適合性
で,2022 仕様全体を実装することを進めるのではな
く,部分実装を推奨する.また,二つの 2022 の実装
間の情報交換では,実装範囲の小さい方に合わせるこ
とを規定する.2022 は仕様を拡張し,精緻化する一
方で,自分自身で全実装を否定することとなった.
制御機能を規定する 6429 にも問題はあった.もともと
の C0 制御機能は,広く実装されてきたが,C0 制御機能
を拡張した 6429 は必ずしも広く実装されてはいない.
例えば,左横書きと右横書きとを同時にサポートする
2 方向書き機能は,6429 では大きく拡張され,どのよ
うな方向でも可能になっている.しかし,この拡張と精
緻化によって,市場性を失う.右横書きだけが必要なの
に,自由なパスまで許す仕様は実装から見放される.
入出力だけを考えた場合,646 方式のテレタイプラ
イタでの重ね打ちやダイアクリティカルマークを文
字送りなしと取り扱う 6937 方式の実装は,技術的に
難しいものではなく,実装上無理はない.しかし,情
3
報処理用コードと見た場合,合成によって,一つの“文
字”を表現するコードが複数になることは,プログラ
ムを複雑にする.このことから,情報処理用コードと
して,合成を行わない方式を採用する新しい符号化方
式が提案された.これが 8859 である.
1983 年に提案された 10646 が順調に開発されてお
れば,8859 は必要なかったのかもしれない.8 ビット
で合成を止めると,ヨーロッパ諸言語すべてを表現す
ることはできない.そのため,8859 では,複数パー
ト制を採用し,地域単位での国際符号化文字集合を開
発することとなった.しかし,本音は EC 用の文字コ
ードが欲しかったに違いない.
また,8859 の設計では,既存のメーカコードに対
する配慮を行い,従来の SC 2 規格が市場と遊離して
きた点を解消することもねらった.
[1]で和田 英一氏は,『Unicode がマージした各国
の国内規格の文字集合はそれぞれの国が独自の仕方
で選んだものであり,その単なる混合は国際性がな
い.』としている.しかし,6937 や 8859 での文字集
合の選定では,これらの文字集合が表現可能な言語を
想定し,それぞれの言語で必要となる文字表の和集合
の形で,文字集合を定めている.英語とドイツ語とフ
ランス語での印刷を可能にするための活字棚は当然
これらの言語で用いる文字の混合になる.和田 英一
氏の想定する“国際性”とは,それぞれの言語で必要
とするものを和集合として取り扱うのではなく,エス
ペラント語か又は英語を国際語とし,それだけをサポ
ートすればよい,と思われているのであろうか.
こうして国際規格を作ると,[1]で指摘するように,
「それぞれの国内規格は文字の追加が必要になる可
能性があるが,Unicode(国際規格;著者付記)のメ
インテナンスは困難である.」ということになる.し
かし,このコストは,国際規格を作る際に常に引き受
けざるを得ないコストである.
3. 10646 のアーキテクチャ
3.1 目標
3.1.1 併存からの文字コードの統合
前述のように,情報処理,通信,図書館の三つの分
野で ISO 規格としての符号化文字集合が作られてきた.
情報処理と通信の分野の統一は,既に行われていたが,
図書館分野での独自コードは,数年前まで続いた.
10646 の第一の目的は,こうした分野毎の文字コー
ドを統一することにあった.特に,図書館分野との統
一は大きな課題であった.
また,各国では,646 をもとに,自国の文字コード
の開発を行ってきたが,必ずしも 646 の方式に即した
ものではなかった.8859 においても,アラビアやヘ
ブライのパートは,本質的に合成文字を必要とし,そ
のように利用しようとしているにも関わらず,規格上
は,合成を排除した方式として規格化した.ここにこ
れらの方式での建て前と本音での実装との矛盾が生
じた.この問題は,インドやハングルでの符号化文字
集合にも共通する音節文字全体の問題であった.
このように三つの主要な分野と国際的な文字コード
の統一が 10646 の目的であり,そのため,それぞれの文
字の表現に関して,本質的ではない合成は排除しつつ
も,本質的な合成の必要性は,認める形が必要となる.
これが後述する 10646 の三つの実装水準に対応する.
また,世界中の人に読めもしない文字フォントの購
入と実装を要求することは望ましくない.これが,部
分実装の適合性につながる.
3.1.2 情報処理交換,情報交換,情報処理からすべ
ての側面で用いるコードへ
646 での“情報処理交換”から 8859 での“情報処
理”まで,SC 2 規格の適用分野は揺れてきた.しか
し,実際の利用を考えると,情報の入力から,処理,
蓄積,交換,出力の全領域で同じ文字コードを用いる
ことが本来の望ましい姿である.
この情報交換用への限定は,IBM の EBCDIC と ASCII
の対立に象徴される.しかし,ネットワークの発達に
よって,こうした対立も止揚されねばならなくなった.
3.1.3 2 者間での合意に基づく情報交換から本当の
標準へ
646/2022 の体系では,当事者間での合意をもとに,情
報交換を行うことを前提としている.この情報交換を行
う当事者間での合意の基盤を与える規格が 2022 である.
しかし,25 年前に 2022 が開発された当時の状況で
は,磁気テープをもとにした交換が主であり,当事者
間の合意を前提としてもよかったが,インターネット
時代の今日においては,この当事者間の合意を前提と
する情報交換は成り立たない.
また,2022 では,この当事者間の合意なしには,
符号の意味,すなわち,あるビット組み合わせがどの
ような文字を表現するのかは,一意には決まらない.
例えば,1 バイトの文字コードである ASCII には,
通常,2022 で規定するエスケープシーケンスを付け
ない.JIS X 0201 で規定する JISCII においても,エ
スケープシーケンスは付けない.これは,2022 が拡
張法を規定しているのであって,符号自体を規定して
いるのではないから当然である.
この ASCII と JISCII
が混在する環境では,当事者が理解していない限り,
この二つをデータから判別することはできない.
2022 で指示し,呼び出すためには,2375 で規定す
る符号化文字集合の国際登録簿に登録し,最終バイト
を与えられている必要がある.この符号化文字集合の
国際登録簿には,随時符号化文字集合が登録されてい
る.新しく登録された符号化文字集合に対しては,ユ
ーザや 2022 の実装は,単に,その文字集合が何かを
理解できないだけではなく,見たことも無いビット組
み合わせが出現することとなる.
2022 が前提とする当事者間での合意による情報交
換ではなく,10646 は,646 に代わる新しい真の国際
符号化文字集合として制定した.
4
3.2 アーキテクチャ
3.2.1 図形文字の一意な符号化と文字名による文字
の同定
前述のように ISO R646 は,世界中で用いるラテン
文字を図形文字として,符号化している.日本語のロ
ーマ字表記も,中国語のピンイン表記も,英語も,ド
イツ語もすべて ISO R646 を用いることができる.す
なわち,図形文字を図形文字として符号化し,言語毎
に符号を分けることは SC 2 ではしてこなかったし,
10646 でもこの原則は維持している.
また,この図形文字の一意な符号化は,統合漢字だ
けの問題ではなく,すべての文字に適用する原則であ
る.例えば,カナダの首都オタワでよく見かける“Rue
Slater Street”などは,スレイター通りをフランス
語の Rue Slater と英語の Slater Street を短縮表記
したものである.SGML などのタグを使えば,<フラン
ス語>Rue <英語> Slater</フランス語> Street</英語
>のように表現可能であるが,文字コードの言語を埋
め込んだ場合に表現不可能となる.また,同様に言語
の識別が不可能な場合が数多く存在する.
R646 では,通常のラテン文字に関して,図形文字
を示すだけで,文字名は,付けなかった.しかし,こ
れだけでは,例えば,“a”のコードポイントで,“a”
が表現可能かという問題を生じる.そのため,ISO で
は,文字名を与えることによって,文字同定を行う方
式を採用し,“SMALL LETTER A”から用字系を含んだ
“LATIN SMALL LETTER A”と文字名をより厳密に付け
るようにしてきた.
すなわち,図形文字は,文字名で同定し,用字系毎
に一意な文字名を与え,一意な符号化を行っている.
これに対して,ラテンとキリル,ギリシアの“A”を
統合しないことに関する非難もあるようであるが,こ
の非難などは完全な言いがかりとしかいえない.事実,
1978 年に制定の JIS X 0208 でもこれらの三つの文字
には,別の区点を与えている.
3.2.2 図形文字の符号化方式
図形文字の符号化方式の三つ
の符号化方式の三つの水準
の三つの水準
世界の言語の正書法で用いられる文字体系は,欧米
を中心とするアルファベット,アラビアからインド,
南アジアを中心とする音節文字,そして,東アジアの
漢字に代表される表語文字の三つの異なる用字系の
体系がある.これらのうち,ラテン,キリル,ギリシ
アのアルファベットの用字系と漢字圏では,図形文字
を一つの単位として取り扱い,合成を行わない符号化
を基本として,用いてきている.
一方,アラビア,ヘブライ,インド諸言語などの音節
文字については,音節文字が音素を表す要素から構成さ
れるという考え方が強く,そのため,これらの音節文
字を用いる言語では,音素を構成する部分文字要素の
合成によって図形文字の符号化が広く行われている.
それぞれの言語固有の文字ではなく,ラテン文字を
用いて,それぞれの言語を表記すること,すなわち,
ローマ字化による表記も世界共通の表記法として,特
に,図書館分野で広く用いられている.また,発音を
表記するための特別な文字として,国際音声字母
(IPA: International Phonetic Alphabet)が用いら
れる.ローマ字化や発音表記の符号化では,固有の用
字系とは異なった要求がある.すなわち,これらの表
記では,各言語固有の用字系の場合と異なり,正書法
が存在せず,字母とダイアクリティカルマークの種類
は,決まっていても,これらを組み合わせた文字の種
類,すなわち,レパートリは,決定できない.
10646 では,こうした合成なしと言語固有の用字系
での合成とローマ字化・発音表記での合成との三つの
符号化に対して,それぞれ水準を設けている.
この 10646 の水準としての合成方式は,このように
世界で用いる表記の実態に即したものである.
3.2.3 サブセットの適合性
10646 以前の符号化文字集合では,1 文字でも異な
れば,別の符号化文字集合であり,一つの符号化文字
集合に対して,部分集合への適合を認めてこなかった.
しかし,世界中の文字を収録すると,一般の人には
見たことも無い文字が収録されることになる.また,
日本や欧米では,数百の書体が既に開発されているが,
これらの資産に対する配慮も必要となる.
このことから,10646 では,全レパートリではなく,
サブセットに対する適合を認めている.
最近では,このアーキテクチャを誤解し,市場性の
無い文字集合の追加に反対する向きもあるようであるが,
現時点では市場性が無いとしても,カンボジアやミャ
ンマー,エチオピアの文字を追加することに SC 2 とし
て反対はできない.また,これらの国の情報処理の普
及には,それぞれの国の文字を符号化することが必須
であり,現時点での市場性ではなく,これらの国に対
する国際正義の面からも必要なだけではなく,将来の
情報処理市場の拡大のインフラとしても,これらの文
字コードを国際規格に取り入れることは必須である.
また,ルーン文字は,本来は,古代文字であるが,
現代でも使われており,ルーンの追加に反対する根拠
はないと思われる.ルーン文字の追加はスウェーデン
アカデミーが大量の資料と論文をもとに,ゲルマン民
族とその文化の起源に関わる文字として,数年以上に
わたる提案の結果である。この提案は極めて厳密な考
案に基づき,同時に民族的な要求であり,この提案を
否定することはできない.また,例えば,ルーン文字
は,英米の幻想文学の分野や Latin-1 に含まれるアイ
スランドの thorn 文字にもこの伝統が残っているだ
けではなく,日本国内でも「ルーン文字による占い」
という本が現在出版されており,EPWING の研究社の
英和辞典でもルーン文字が説明に使われ,国内でも
EPWING 外字として使われている.
このサブセットへの適合を可能にすることによっ
て,文字集合追加のコストは最小限に押さえられる.
5
実際上,カンボジアや,ミャンマー,ルーンなどの
文字の場合,文字数も多くなく,ボランティアによる
フリーフォントの提供が十分に考えられ,この意味で
は,実装コストは限りなく,ゼロになる.
一方,日本は,漢字集合の拡張に反対していないよ
うであるが,現状の 30,000 文字を超える拡張では,
ルーンの千年前ではなく,数千年前に溯る正に古代文
字としかいえない多くの漢字を含むことになり,古代
文字であることを論拠に反対するとすれば,漢字追加
にも反対すべきであろう.また,アイヌ語表記用文字
の追加も今後必要であるが,アイヌ人が通常は日本語で
生活しているからといって,アイヌ表記用文字の追加に
反対することは,社会正義の面での問題を生じかねない.
3.2.4 制御機能
10646 の基本設計では,C0 制御だけを取り入れ,
6429 での C1 制御機能を無視し,独自に必要と思われ
る拡張を行っている.
これは,8859 の最新版でも導入した左横書きと右
横書きを切り替える LTR(Left to Right Mark),RTL
(Right to Left Mark)と同様に,基本的な制御要求
に直接応える制御機能となっている.
4. 統合漢字への道
4.1 最初の漢字コードと漢字コードへの日本の貢献
世界で最初の漢字コードは,JIS C 6226-1978 であ
る.JIS 漢字コードとして知られるこの規格は,1969
年に情報処理学会規格委員会に設置された漢字コー
ド専門委員会で作成し,1971 年に公表された情報処
理学会漢字コード表試案をもとに,人名・地名・行政
用漢字を補い,JIS としたものである.
学会での先駆的な漢字コードの標準化作業は,和田
弘規格委員会委員長の指示のもと,林大氏(元国立国
語研究所長)を中心に行われた.当時は,時期尚早で
あるとして,すぐには,規格にならなかったが,実質
的には,現行 JIS は,この情報処理学会試案の増補版
とみなすことができる.
7 ビット及び 8 ビット複数バイトコードを可能とし
た ISO 2022 の開発にあたっては,日本が 2 バイトの
漢字コードを可能にするための主導的役割をはたし,
この符号拡張方式に国際整合的なものとして,JIS 漢
字コードを制定した.
この日本の漢字コードの制定を機に,中国,台湾,
韓国などでも,JIS 漢字コードの方式に倣って,2 バ
イトコードの開発が行われた.これら各国規格につい
ては,国際登録機関となった情報規格調査会で電子化
した符号化文字集合の国際登録簿( http://www.itscj.
ipsj.or.jp/ISO-IR/)を参照のこと.
こうした各国での漢字コードの開発に引き続き,漢
字文化圏全体で用いることのできる国際的に統合し
た漢字コードへの幾つかの試みが始まった.
4.2 統合漢字への幾つかの試み
10646 につながる統合漢字コードには,複数の先駆
的な試みがあり,こうした試みをもとに,現在の
10646 の統合漢字ができている.しかし,部分的には,
知られていても,こうした先駆的な試みを位置づける
ことはこれまで行われていないように思える.ここで
は,どのような先駆的な仕事があったのかを,10646
へ至る道として,位置づけてみよう.
統合漢字コードへの試みは,まず,台湾で始まり,
書誌情報分野,中国そして Unicode,CJK-JRG へとつ
ながる.CJK-JRG(China Japan Korea Joint Research
Group)では,後述するように中国提案をもとに,10646
の統合漢字を作った.
4.2.1 台湾の CCCII
台湾の CCCII(Chinese Character Code for Information
Interchange)は,日本と中国の文字コードを含んだ文
字コードを 1980 年に開発し,その後,拡張作業を行
っている.この点で,台湾のコードは,その後の拡張
を含めて,統合漢字への最初の試みとして,捉えるこ
とができよう.
しかし,JIS 漢字コード自体,CCCII から 10646 へ
至る国際統一コードの可能性を指し示した最初の試
みの一つと見ることもできる.すなわち,一般の日本
語文書は,ひらがな,カタカナ,漢字,ローマ字と複
数の用字系を含む.JIS 漢字コードは,これらの用字
系に加えて,キリルやギリシャ文字を含むことを考え
ると,一般の日本語文書での利用を超えた国際統合文
字コードの色彩を有する.
4.2.2 日本の提案をもとにした書誌分野での統合漢
字から Unicode へ
1981 年に我が国の国会図書館の Takahashi Tokutaro
氏が,東アジアの文字についての国際文字コード (East
Asian Character Code) を提案したといわれる.この
提案は,Sanford 大学の Research Library Group を中
心とした EACC の開発につながる.Takahashi 氏の提案
は,その後,CCCII をもとにした ANSI Z39.64-1989 に
なる.
Xerox では,1986 年から漢字コードの相互参照デー
タベースの構築を,1988 年に Apple では,EACC の CJK
Thesaurus をもとに同様の研究が始まる.そして,
1989 年 9 月に Unicode が最初のバージョン(0 版)を
ANSI X3L2 に提案する.
4.2.3 中国主導の 10646 統合漢字
一方,1980 年代半ばに中国で ACCC(中国漢字コー
ド協議会)の提案があり,日本の富士通,日立などの
主要各社もこの事業に協賛し,HCC(Han Character
Collection)の開発を開始する.この ACCC での漢字
コードの開発は,1989 年の天安門事件で海外からの
開発参加は途絶えるが,ACCC で集められた資金は,
その後の中国国内での開発及び国際会議への参加な
どに用いられ,10646 の統合漢字の開発資金となった.
この HCC は,同時期に編集の最終段階を迎えていた中
国最大の漢字字書である漢語大字典の影響を強く受
けていたと思われる.
6
Unicode 0 版と HCC との間には,根本的な方式上の
差違がある.Unicode 0 版は,EACC の CJK Thesaurus
をもとにしていることから,各国規格を忠実に反映し,
二つの水準を設けていた.これは,JIS での JIS X 0208
と JIS X 0212 との区別と同様に,常用漢字コードと補
助漢字コードとを第一水準,第二水準とするものである.
一方,HCC は,漢字を一つの集合として扱い,全体
を康熙字典順に並べ,水準分けは考慮しない.
この間の経緯を[1]で和田 英一氏は,『中国には簡
体字と繁体字と合わせて 4 分区大のコード表が 6 つあ
り,これを BMP に入れたいという無理な希望を持って
いた.そのため,JIS X 0208 の解説にある「字形の
違いがわずかであると認めるものはただ 1 つの符号
に合併する(解説表 6 参照)」を盾にとり,日中韓の
同じ形の文字は BMP に 1 つ入れるだけにしようという
提 案 を し て き た . こ れ を HCC ( Han Characters
Collection)という.』と報告しているように,実質
的には,10646 の統合漢字は,中国提案によっておき
かえられることになった.
和田 英一論文では,アメリカによる統合漢字開発
を強調されるが,日本の国会図書館からの提案,
Stanford の EACC,Unicode 0 版とつながる流れと,
中国の ACCC からの流れの二つの先行する流れがあり,
10646 の統合漢字は明らかに Unicode 統合漢字を棄却
し,中国提案を採用したものになっている.
1990 年 2 月に CJK JRG の最初の会合がソウルで開
催され,CJK-JRG では,その後,Unicode 提案を中国
提案の HCS-A に変更し,10646 に至る.
5. 10646 の問題点
5.1 足りない情報
Unicode 仕様は,10646 よりも文字同定に関する情
報が豊富であり,また,文字合成に関する情報も多く,
この点では,10646 に含まれない貴重な情報を多く含
む.このことが 10646 の最大の問題点であるといえよ
う.すなわち,10646 は Unicode 仕様の不完全なサブ
セットになっている.
Unicode に関する情報は,unicode.org で全面的に
公開されているだけではなく,Addison-Wesley から
も出版されており,情報入手面では,ISO 規格以上に
オープンであるといえる.しかし,実際に 10646 を実
装しようとすると,Unicode の情報が必要であるとい
う事態は,決して望ましいものではない.
今後は,10646 に含まれる情報を増やし,Unicode
なしで,10646 の実装が可能になるようにすべきである.
5.2 制御機能
建て前と化してしまった 6429 の制御機能に代わっ
て,本来であれば,制御機能の見直しが必要である.
しかし,10646/Unicode では,この論議の多い問題を
回避し,必要とする機能だけを取り入れている.
このこと自体は,実際的なアプローチとしてみとめる
べきであろうが,より体系的な方式の検討が必要である.
5.3 実装経験の無い文字の符号化
10646 は,情報処理のインフラとして,これまで国
家規格が無かった言語や広く符号化が行われてこなか
った言語に関しても,符号化を行っている.こうした
言語の符号化にあたっては,本来であれば,世界中の
専門学者を巻き込んでの論議が必要と思われる.一部
には,日本語のことは日本人でなければ,という論議
もあるようであるが,欧米での一流の日本文学の研究者
は一般の日本人よりも高い見識を有していることは議論
の余地が無い.このような“日本人”,“アメリカ人”
といった不毛で程度の低い議論は早く止める必要がある.
特に,符号化文字集合を用いての情報処理,情報交
換に十分な経験を有する日本や欧米でも,幾度も非互
換な変更が行われた.そのため,こうした情報処理先
進国の経験を踏まえて,情報処理分野と世界の言語学
者との協力によって,符号を検討する必要があり,現
在の開発体制を考え直す必要がある.
6. 中国,韓国の戦略と日本の対応
6.1 中国
前述のように,中国は,10646 の統合漢字を開発し
ただけではなく,実質上,ISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2/IRG
(Ideographic Rapporteur Group)は,中国提案の応
援団化している.すなわち,10646 の第一版では,符
号化文字集合規格として各国の国家規格を取り入れ
たが,中国だけは,符号化文字集合以外で必要とする
文字を追加している.近く国際規格の補遺となる
6000 文字の漢字追加である Extension-A では,中国
の主導のもと,10646 の BMP で想定できる拡張漢字領
域のサイズに合わせて,適宜,文字数を調整している.
10646 の第一版での 20902 文字の漢字,Extension-A
に引き続いて,中国は,総計で 7 万字に及ぶ漢字拡張
を提案しているが,この Super CJK 提案は,中国最大
の漢字字書である漢語大字典をすべて取り入れよう
とする試みに他ならない.
6.2 韓国
韓国は,10646 の最初の規格中のハングル 7,000 文
字を削除し,ハングルの可能なすべての組み合わせ
11,000 文字を新たに追加する非互換な変更を要求し,
10646/Amd 5 として,国際規格となった.
この拡張によって,ハングルについては,これまで
存在しなかったハングル文字を含めて,すべてのハン
グル文字が 10646 で利用可能となった.
6.3 そして,日本
日本は,中国や韓国などと比べても最も国際的に活
躍している国の一つであり,情報分野では明らかに先
進国である.また,JIS X 0208 は,10646 に先立って,
初めての漢字コード規格であるだけではなく,アメリカ
の日本語化担当者が主である Unicode のアイデアも提
供した,という点で,初期には,大きな貢献をしてきた.
7
しかし,10646 との関連では,必ずしもその貢献は
十分とはいえない.アーキテクチャに関しては,1993
年に UTF-8 と UTF-16 に関しては,日本の主張を生か
す形での決着を付けたが,その後,こうした貢献はない.
CJK-JRG から IRG への道のりは,前述のように実質
的には,中国の主導権のもと,日本の顔を立てる形で
行われてきた.
10646 の統合漢字においても,統合原則は,JIS X 0208
の過去の規格票にあった統合規則を敷延して適用したも
のであり,形式上は,フォント開発普及センターの異体
字委員会で開発した XYZ モデルを適用したことにな
っているが,実質的な仕事は中国が行い,日本は,こ
れに対して,チェックを行っただけということになる.
また,統合漢字開発の際の字書参照は,配列順を康
煕順とするためにだけ行われ,そのため,字書参照を
漢字同定情報と見ることはできない.
特に,JIS X 0221 の解説中に字書参照番号を掲載
したが,諸橋番号参照には問題が多い.例えば,“叱”
に関しては,康熙字典番号は“しかる”の番号を参照
しているが,諸橋番号は別字の類型異字である“か”
の番号を参照している.また,諸橋大漢和には,漢字
とは言い難い図形にも漢字番号を与えている場合が
あるが,“豕(いのこ)”の諸橋番号は,“いのこ”
ではなく,この字形がつくりとして現れる場合の俗字
形の番号を参照している.また,韓国の万葉仮名にあ
たる吏読文字に諸橋番号が振られていたりもする.
このように,日本で行った字書参照は,諸橋大漢和の
検字表だけをもとに,字形だけからの参照となっている.
統合漢字の拡張にあたっては,1992 年に HCS-B の
拡張を CJK-JRG で決議し,当時の田嶋委員長のもと,
拡張要求を募集したが,要求が集まらず,メーカ各社
から文字をかき集める形で,国際提案を行った.
また,昨年度,情報処理学会でソース募集をしたが,
現時点までで募集したソースの検討は行われておら
ず,Super CJK については,日本からの提案はゼロと
なっている.
このように,中国,韓国ともそれぞれの“国益”を
最大限国際の場で主張し,通してきているが,日本に
は,感情的な反発だけで,実質的な“国益”を主張し
ようとする意欲すらないのではないか,と思われる.
国内での文字コード拡張のための作業に関しても,国
としての対応及び国際提案の戦略的なサポートはない.
10646 があるからといって,現実には,これまでの
符号化文字集合がすぐに使われなくなる訳でもない.
事実,CCITT#2 にしても,極めて長期にわたって用いら
れてきており,Windows NT でもシフト JIS が利用可能で,
インターネットでは,ISO 2022-JP が用いられている.
また,国際提案のためにも,国内で十分な検討体制を
構築し,国内での規格開発を推進する必要がある.
7. おわりに
国内での 10646 や JIS X 0208 に関する議論では,
規格自体を読まずに,感情的な鬼畜米英論だけに終始
している.本来,規格開発は,政治の場ではなく,技
術として取り扱われるべきであるが,技術の勉強をな
おざりにして,本質を無視し,政治として論議される
ことが多すぎるようである.
この論文では,関連規格をできる限り取り上げ,紹
介した.符号化文字集合を議論するのであれば,少な
くともここで取り上げた規格本文を勉強した上で,議
論していただきたい.
また,日本語に関しても,日本人が独占できる田舎
言語ではなく,世界言語としての日本語という視点で
の検討が必要である.同時に,アジア第一の情報先進
国として,アジアの要求を世界につなげる日本として
の貢献を検討する必要がある.
この論文で取り上げた課題は,これまで他の論文な
どや雑誌の論調と異なることが多いかと思われる.し
かし,冷静に事実を直視していただきたい.
中国や韓国などのアジア諸国と新たな符号化文字
集合を国際提案しようとしても,前述のように,中国,
韓国は,10646 の枠組みでそれぞれの“国益”を完全
に国際の場に反映させていることから,これらの国の支
持が得られるとは思われない.2022 の復活をもくろん
でも,世界が 2022 に戻ることはありえないと思われる.
現在ある枠組みの中で,日本の“国益”である日本
語情報処理をいかにして実現していくのかという視
点での取り組みが必要である.また,過去に通信分野
での日本語化提案を国際会議に参加していた日本人
の委員が握り潰すということがあったが,このような
ことがないようにする必要がある.
JIS 漢字の拡張は,1998 年 11 月 6 日より 1999 年 2 月
28 日の期間,
公開レビューを http://jcs.aa.tufs.ac.
jp/jcs/で行っているが,こうした公開レビューを国
際的な視点のもとで実行していくことも大切である.
8. 参考文献
[1] 和田 英一,Unicode は好きですか?
39 巻 4 号 情報処理 1998 年 4 月,pp321-323
[2] JIS X 0208:1997
[3] JIS X 0221(ISO/IEC 10646-1)
[4] JIS X 0202(ISO/IEC 2022)
[5] JIS X 0201
[6] JIS X 0211(ISO/IEC 6429)
[7] ISO/IEC 646
[8] ISO/IEC 6937
[9] ISO/IEC 8859
[10] ISO/IEC 4873
[11] ISO/IEC 2375
[12] 符号化文字集合の国際登録簿
(http://www.itscj.ipsj.or.jp/ISO-IR/)
8
<最近の国際会議から>
■ IGBT(
IGBT(Imaging and Graphics Business Team/画
Team/画
像とグラフィクスに関するビジネスチーム)会議報告
SC 24 専門委員会
委員(当時) 藤村
委員(当時) 藤村 是明(電総研)
是明(電総研)
E-mail: [email protected]
1. 開催場所:
開催場所: オーランド(米)
オーランド(米)
2. 開催期間:
開催期間: 1998-07-26
3. 参加国/出席者数:
参加国/出席者数: 7 ヵ国/31
ヵ国/31 名
豪,チェコ,韓国,オランダ,英,米,日(2:川
合 慧(東大),藤村 是明(電総研))
4.会合内容
4.会合内容:
会合内容:
4.1 管理・運営について
管理・運営について
IGBT 発足以来の経過及びインターネットベースで
の運営(下記)の概要について,チームリーダー及び
事務局から報告がされた.
4.2 ワーキンググループ(
ワーキンググループ(WG)等報告
WG)等報告
(1) 合成環境(Synthetic Environment)WG
米国画像地図機関(NIMA)の Karen Williams 氏より,
米国の地理データ利用団体で進められている地理関
連の共通データ形式及びプログラム仕様開発の
SEDRIS プロジェクトについて説明があり,このうち
の図形画像関係の仕様の国際標準化について IGBT の
WG で,検討するとの報告がなされた.
(2) 産業界及び政府対応(Business and Government Focus)
米国規格協会(ANSI)の Gary K. Conkol 氏より,
Product Data の中の図形・画像データの扱いが急務
であり,このため,Product Data WG を発足させたい
との報告がなされた.
4.3 関連分野報告
(1) ISO/IEC JTC 1/SC 29 が進めているマルチメディ
ア符号化の標準化活動について,Tom Casey 氏より報
告がなされた.
(2) 米国標準技術機関(NIST)の Frank Farance 氏より,
1994 年以来進められてきた情報基盤標準化検討計画
(Information Infrastructure Standards Panel)の
内容,とくに 160 項目にのぼる問題リストの概要につ
いて報告がなされた.
4.4 質疑討論
以上の報告についての質疑討論の中で,出席者の多
くから,1)製造者,利用者,研究者等が自由に意見を
述べ合う円卓会議(Round Table)が,ビジネス要求
の汲み上げにとって重要性であること,2)メタデータ
(metadata:データ項目自体に関するデータ)記述管
理が必要であることを強調する声が上がった.
5. 今後の予定:
今後の予定:
インターネットベース上での討論を主に,必要があ
れば会議を開き,1999-01 までに JTC 1 への報告を作
成する.
6. その他:
その他:
この会合は,コンピュータグラフィクスの分野で最
大の研究発表及び展示会である SIGGRAPH の終了直後
で SC 24 総会の前日にあたる日曜日に開催された.
IGBT 自体のあり方が,市場で成熟した既存の技術に
基づき,標準化すべき項目を発掘することとなってい
たので,通常の SC 総会とは異なる運営がなされ,強
い市場を背景とした米国勢以外の寄与はほとんどな
かった.なお,IGBT は当初は画像関係(Imaging)を
主として発足したものであるが,提案者の退職などの
関係から,図形(Graphics)を主にした活動となって
おり,画像関係の話は本会合ではなされなかった.
なお,IGBT の活動の模様は,次のアドレスで公開
されている.【[email protected]】
■ SC 17(Identification Cards and Related Devices
/識別カード及び関連機器)総会報告
SC 17 専門委員会
幹事 廣川 勝久(東芝)
勝久(東芝)
E-mail: [email protected]
1. 開催場所:
開催場所: ベルリン(ドイツ)
ベルリン(ドイツ)
2. 開 催 日: 1998
1998-10-21
-10-21/
21/23
3. 参加国数/
参加国数/出席者数:
出席者数: 17
17 ヵ国 6 機関/56
機関/56 名
Chairman(英),Secretariat(英),豪(2),加(2),
中国(4),デンマーク(2),フィンランド(2),仏(2),
独(3),日本(9:廣川 勝久(東芝),林 義昭(大日本
印刷),寄本 義一(凸版印刷),大坪 直彰(全国銀行協
会連合会),加藤 俊幸(デンソー),齋藤 八郎(大日本
印刷),吉岡 隆雄(NTT データオフィスマート),杉本
実貴男(警察庁),榊 純一(UTMS)),韓国(1),ポーラ
ンド(1),スペイン(2),スウェーデン(2),スイス(2),
英(2),米(8),エストニア(1:オブザーバ),リトアニ
ア(1:スペシャルゲスト),
ECBS(1) , Europay(2) , IATA(1) , ICMA(1) ,
MasterCard(1),VISA(1),AMEX(1:ゲスト)
9
4. 議事内容:
議事内容:
以下の文中では IS(FDIS,FCD,CD,WD)文書の頭
書の“ISO/IEC”は省略する.
4.1 SC 17 の運営に関する事項
TFC(Thin Flexible Cards)については,WG 1 が
担当すべきか否かについて 60 日の郵便投票を行う.
SC 17/WG 8 と SC 31/WG 4 との間にはリエゾン関係
があるが,両 SC 間の重複を最小限としつつも共通技
術について SC レベルでのより広い共同プロモーショ
ンを検討する.
SC 17 Web site を稼働させ文書の電子配布を開始
している.
AMEX からの Category A Liaison member の申請に
ついては次回の JTC 1 総会での再審議を要請する.
4.2 試験法規格に関するWGの連携
10373 シリーズは原規格に対応する試験法規格で
あり,原規格を担当する WG と試験法規格としての一
貫性を担当する WG 1 との協力により標準化を進める
ことが,1996 年の総会で合意され 1997 年の総会で確
認されている.実施にあたっての課題は,原規格とそ
れに対応する試験法規格との一貫性および各試験法
規格間(10373 の各パート間)での一貫性を同時に実
現することにあり,活動の進展に伴って WG 1 と WG 1
以外の各 WG との責任分担をより詳細に規定する必要
が生じてきた.
今回の総会では,委員長が Other Working Group
(OWG)on Co-Existent Technologies の協力を得つ
つ詳細規定案を策定し投票によって各国の見解を確
認することを決定した.
4.3 OWG on Co-Existent Technologies
Co-Existent Technologies を分析するためのマト
リックスを作成し対応する質問票を各国に配布した.
回答結果などに基づき OWG で技術報告を作成する.
4.4
4.4 WG 1 ( Physical Characteristics and Test
Methods)
Methods)
7810(Physical Characteristics)に温度に関する
規定が追加されたのに伴い,10373-1(Test methods –
General)への修正を行った.
磁気ストライプのリファレンスカードの供給を
2005 年まで継続するよう PTB に要請することを決定した.
4.5
4.5 WG 3(
3(Machine Readable Travel Documents)
ocuments)
7501(Machine readable travel documents)には
この 1 年間変更は無い.旅行用文書に関する
International Civil Aviation Organization(ICAO)
文書との調和を図っており,1998 年 11 月には共通仕
様に関する ICAO の承認を見込んでいる.
また,Co-Existent Technologies についても ICAO
Technical Advisory Group on Machine Readable Travel
Documents(TAG-MRTD)およびその New Technologies
Working Groups と連携している.
4.6
4.6 WG 4(
4(Integrated Circuit Cards with Contacts)
ontacts)
改 訂 に 伴 う 7816-1 ( IC Cards – Physical
characteristics)は発行済み,7816-2(- Dimensions
and location of the contacts)は 11 月中に発行の
予定である.
7816-11 は タ イト ル を“ Framework for dynamic
handling of multi-applications in integrated
circuit(s) cards”に変更のうえで投票を行う.
WG 4 では 7816 シリーズ全体の再構成について TF
を設けて検討しており,検討の結果についてはとして
の提案を想定している.
3V 未満の電気特性に関するの取扱いは各国の見解
を調査中であり,その結果を 11 月の WG 4 で審議する
予定である.
4.7
4.7 WG 5(Registration Management Group for Issuer
Identification Numbers)
Numbers)
改訂版の 7812(Identification of issuers)は新
年に CD 投票用文書が出来る見込みである.
IIN(Issuer Identification Numbers)の不使用ブ
ロックの回収については e-mail の使用を想定し照会
期間を 60 日から 30 日に短縮した.
IIN に関す る 7812 の規定と AID( Application
Identifier)に関する 7816-5(Registration system
for application in IC Cards)の規定を異なる技術
(コンタクトレス IC カード,光記録カード)にも適
用可能か否かについては OWG で検討を行う.
4.8 WG 7(
7(Financial Transaction Cards)
Cards)
7813/Amd.1 は 英 国 提 案 と と も に 改 訂 版 の 7813
(Financial Transaction Cards)に反映された.
7813 の Title and Scope を磁気ストライプに限定
すべきか否かに関しては,各国の回答結果から現行の
ままとした.
4.9
4.9 WG 8(
8(Contactless Integrated Circuit Cards)
ards)
10536-1 ( Contactless IC cards − Physical
characteristics)は CD 投票の開始が可能な段階にあ
り,10536-4(Contactless IC cards−Answer to reset
and transmission protocols)は FCD 投票の開始が可
能な段階にある.14443-2(Proximity cards − Radio
frequency interface)については,総会に先立って
開催された WG 8 で CD 投票の開始を上程することが決
定された.これについて,日本は WG 8 の決定を尊重
するが新タイプの追加に関する提案を別途行えるも
のと考えている旨をコメントした(反対は無し).
4.10
4.10 WG 9(
9(Optical Memory Cards)
ards)
11693(Optical memory cards),11694-1(Linear
recording method – Physical characteristics),
11694-2 ( - Dimensions and location of the
accessible optical area)の各改訂版を CD 投票に進
めた.
10
触覚用切欠きに関して,CEN/TC224 の prEN1332-2
と 11694-2 との間で不整合があるとの報告があり,今
後 OWG での審議が予想される.
4.11
4.11 運転免許証の NP
議長による EC 委員会との情報交換も行われ,提案
元である米国は 10 月末までにを提案する予定である.
日本は既に WG 10 準備会を発足させ対応の用意がある.
4.12 議長などの再任
議長 Mr. R A Mabbott および WG 3・WG 5・WG 7 の各
コンビーナを再任した.
5. 今後の開催予定:
今後の開催予定:
1999-10-04 の週 フェニックス(米国)
2000 年
日本で開催を予定
■ SC 22(
22(Programming Languages, their Environments
and Systems Software Interfaces/プログラミング
Interfaces/プログラミング
言語,その環境及びシステムソフトウェアインタフェ
ース)総会報告
SC 22 専門委員会
委員長 筧 捷彦(早大)
捷彦(早大)
E-mail: [email protected]
1. 開催場所:
開催場所: シュネッケルシュテン(デンマーク)
シュネッケルシュテン(デンマーク)
2. 開催期間:
開催期間: 1998-08-24/27
3. 参加国数/参加者数:
参加国数/参加者数: 9 ヵ国/24
ヵ国/24 名
加(2),デンマーク(3),フィンランド(1),仏(1),
独(2),オランダ(1),英(4),米(7:Chairman,Secretary,
Convenor 含む),日(3:筧 捷彦(早大)
,黒川 利明
(日本 IBM),後藤 志津雄(日立)
)
4. 議事内容:
議事内容:
4.1 概況
Java の規格化を検討するための SC 22 Java Study
Group をもう 1 年間継続することになった.
決議項目数は 32(appreciation などを除くと 26)で
あった.
今年は,関連ドキュメントをすべて WWW からアクセ
スできるように準備され,紙配布は 3 件のみであった.
今後の日本での開催にもこの設備を用意する必要が
ある.
4.2 主たる議決事項
(1) SC 22 Java Study Group の活動
活動期間を 1 年間の延長する.
日本提案によって,SMI の PAS 提案の前に,東京会
議(1998/10)を開催することを承認した.
(2) Fast Track Ballot Resolution
プ ロ ジ ェ ク ト JTC 1.22.15897 (Procedures for
European Registration of Cultural Elements) の
Fast Track 投票結果に対する Ballot Resolution 会
議を本会議中に時間をとって実施した.
投票結果は,賛成条件(15/21=71.43%>=66.66%)は満
たしたが,反対条件(7/26=26.92%<=25%)を満たさず,
「否決」であった.1 ヵ国でも賛成に転じれば「承認」
になるものであった.
もともと,この案件自体は WG 20 での NWI として一
度俎上に上ったものの,否決された.そこで,提案者
であるデンマークは,ヨーロッパ規格(CEN)へ持ち込
み,そこでの賛成を取り付けて準規格(ENV)にまで持
ち上げ,それを改めて Fast Track で ISO の投票にか
けたといういきさつがある.
(CEN では,正式の規格
(EN)にするためには,さらにヨーロッパ諸国による承
認投票が必要であるが,これは ISO に出すからという
ことで実施されていない.)
1) 日本は,(a)この内容が X/Open(POSIX)での
locale registration と変わるところがない,(b)
CEN での registration と ISO での registration
などの関係がどうなるのかが明確でない,ことか
ら,それぞれの間での合意が明示されない限り賛
成はできないというのを主な理由として反対し
た.
2) オランダは,上に述べた経緯を踏まえて,(a)
手続き的に「違法」に近い,(b)Fast Track なら
どこかの規格団体で正式に承認されているもの
が出てくるべきで,これでは,ほとんど審議無し
で国際規格ができるという前例を作るものだ,と
の理由で反対.
3) イギリスは,そもそも,POSIX で決めているこ
と以上に“Cultural Element”を登録することに
意味を認めがたいとの理由で反対.
4) アメリカは,逆に POSIX だけに関係するような
狭い「Cultural Element」を ISO で登録する話で
は認められないとの理由で反対.
5) カナダは,(a)ISO の規格にするのに「European
Registry for Cultural Elements」とは何事だ,
(b)CEN の名称や,そこでの規格の引用など,ヨ
ーロッパローカルな形のままで国際規格にする
ことは認めない,という理由での反対.
日,オランダ,英,米が反対を続けたが,タイトル
から「European」を除くなどの修正をする提案が行わ
れ,加ならびに加に委任していたアイルランドが賛成
に回って可決された.
結果としてみれば,
「European Cultural Elements」
の登録,ともとれる規格だったはずのものが,世界の
「Cultural Elements」の登録,という規格に変わっ
てしまった.こうした Ballot Resolution の結果を受
けての Plenary Meeting では,IS になったからには,
CEN での ENV の方は抹消するように SC 22 Resolution
に明記すべきとの意見もでたが,それよりも,IS と
してより良い形に maintenance することの方がよい
として,WG 20 にその作業を委ねることになった.
(3) Electronic Commerce 標準化との関係
SC 22 とは通貨や日付など国際化仕様が関係するの
で WG 20 が検討し報告することにした.
11
(4) Basic Hardware I/O Addressing 規格の検討
C 言語に組込みシステム用の規格としてデンマー
クより提案があったが,C WG で検討するより C++ WG
で検討することになった.
(5) C 言語と C++言語の互換性不能
昨年同様互換性を必須としないことを確認し,特に
C の最新規格を C++に必然的に取込む必要はないこと
を決議した.
(6) WG 22(PCTE)の解散
(7) SC 24(Graphic)と SC 27(Security)とのリエ
ゾン関係の廃止
(8) IFIP TC 2(Software)とのリエゾン関係の設置
筧委員(日本)を Liaison Officer として指名した.
(9) SC 32(Data Management Services)とのリエゾ
ン関係の設置
(10) 5 年ごとの規格の見直し
1999 年度分としては 7 件.
1) confirm(2 件)
・ISO/IEC 8485:1989 - APL
・ISO/IEC 10967-1:1994 - LIA Part 1: Integer and
Floating Point Arithmetic
2) revise(2 件)
・ISO/IEC 1539-2:1994 - Fortran, Part 2: Varying
Length Character Strings
・ISO/IEC 13210:1994 - Test Methods for Measuring
Conformance to POSIX
3) withdraw(3 件)
・ISO/IEC 11430:1994 - Ada Generic Package of
Elementary Functions
・ISO/IEC 11729:1994 - Ada Generic Package of
Primitive Functions
・ISO/IEC 11732:1994 - Forms Interface Management
System (FIMS)
(11) Late Projects の扱い
CD 作成が遅延している次のプロジェクトについて,
1 年間の猶予を承認した.
・Character Repertoire for APL
・Character Repertoire for Extended APL
・Revision of IS 1539-2: Fortran Varying Length
Character String Module
・Complex Floating Point Arithmetic and Complex
Elementary Numeric Functions
・POSIX System Interface (Language Independent)
・ Vienna Development Method/Specification
Language, Part 2: Modules
(12) 各 WG の状況
1) WG 3 (APL): 特になし.
2) WG 4 (COBOL): 特になし.
3) WG 5 (Fortran):
・ プ ロ ジ ェ ク ト Interoperability Between
Fortran and C (Type 2 TR)を廃棄する.
・ Revision of ISO/IEC 1539-2:1994 - Varying
Length Character Strings Module WG 9 (Ada)
の CD の登録と FCD 審議の同時投票を行うことを
承認した.
・New Work Item: Conformity Assessment を承認
(Canada,Germany,Japan,UK,USA 5 カ国参
加)し,かつ,その CD 登録と FCD 審議の同時投
票をすることを承認した.
・PDTR 15942: Guidance for the use of the Ada
programming language in high integrity
systems (Type 3 Technical Report)の登録を承
認した.
4) WG 11 (Language Binding):
WG 11 の Terms of Reference を "To study
binding issues between programming languages
and the abstract facilities with which they
interface or interact , and to propose ,
develop and maintain ISO/IEC standards in this
area."に変更した.
5) WG 13 (Modula - 2): 特になし.
6) WG 14 (C): 特になし.
7) WG 15 (POSIX):
以下のプロジェクトを廃棄する.
・POSIX Part 1: System API Security Addendum
・POSIX Part 2: Shell and Utility Security
Addendum
8) WG 16 (Lisp): 特になし.
9) WG 17 (Prolog): 特になし.
10) WG 19 (Formal Specification Languages): 特
になし.
11) WG 20 (Internationalization):
“Specification for cultural conventions”
を “ Specification method for cultural
conventions”に名称変更する.
12) WG 21 (C++): 特になし.
13) WG 22 (PCTE): WG を解散する.
14) BASIC : 特になし.
15) FIMS : 特になし.
16) MUMPS : 特になし.
5. 今後の開催予定
今後の開催予定:
:
1999-09-20/23 ベルリン(ドイツ)
2000
日本
2001
オーストリア
2002
フィンランド
2003
EU/ブラッセル
■ SC 27(
27(Security Techniques/
Techniques/セキュリティ技術)
セキュリティ技術)
総会報告
SC 27 専門委員会
委員長 苗村 憲司(
憲司(慶大)
慶大)
Email: [email protected]
1. 開催場所:
開催場所: リオデジャネイロ(ブラジル)
リオデジャネイロ(ブラジル)
2. 開催期間:
開催期間: 1998-10-26/28
12
3. 参加国数/出席者数:
参加国数/出席者数: 14 ヵ国/29
ヵ国/29 名
豪,ベルギー,加(2),デンマーク,仏,独(4),韓
(2),ノルウェイ(2),ロシア(2),スェーデン,スイ
ス,英(2),米(8),日(1 名:苗村 憲司(慶大))
4. 議事内容
4.1 標準化作業の進展に関するもの
(1) FDIS 化の決定:5 件
a) エンティティ認証(9798)Part 2(対称技術利用)
[2 版]
b) メッセージ認証符号(9797)Part 1(ブロック暗
号利用)[3 版]
c) セキュリティ評価基準(15408)Part 1(一般モ
デル),Part 2(機能要求),Part 3(付録)
(2) FCD 化の決定:3 件
a) エンティティ認証(9798) Part 4(暗号検査関
数)[2 版]
b) 回復機能付きディジタル署名(9796)Part 1(冗
長性利用)[2 版],Part 4(離散対数)
(3) CD 化,PDTR 化の決定:6 件
信頼できる第三者機関の利用・管理指針(TTP; PDTR
14516),他
(4) WD に対するコメント募集:10 件
4.2 プロジェクトの新設,廃止等
(1) NP 投票:1 件
タイムスタンプ・サービスとプロトコル
(2) プロジェクトの廃止:1 件
(1.27.07.03) 回 復 機 能 付 き デ ィ ジ タ ル 署 名
(9796)Part 3(検査関数を利用)
(3) プロジェクトの名称変更:1 件
(1.27.14.05) IT セキュリティ管理指針(GMITS;
13335) Part 5 の名称を「外部接続のための安全保護
手段」に変更
4.3 リエゾン関係
(1) リエゾン関係の引継ぎ
CCIB が CCIMB(Common Criteria Interpretations
Management Board)に変更されたことに伴い,リエゾ
ン関係を引き継ぐ.
(2) リエゾン報告の送付
ECMA TC 36, CCIMB, TC 68/SC 2, JTC 1/SC 7 宛て
4.4 管理的事項
(1) 電子的資料配布
電子的に配布されている資料のフォーマットが不
統一であるのを改善するため,次の決議を行った.な
お,カナダが反対(ISO 理事会まで持ち上げる予定と
の情報あり).
a) 規格案等の資料は PDF を「参照フォーマット」と
する.
b) 同じ資料を,
可能なら,Word 6.0, WordPerfect 5.1,
または RTF でも提供する.
(2) 暗号アルゴリズム登録情報の電子化
登録内容を電子的に入手可能とすべきであること
を前回の SC 27 総会で決議したが,その後,進展して
いないので,ITTF に対してアドバイスを求める.
(3) 保 護 プ ロ フ ァ イ ル 登 録 手 続 (15292) に よ る
Registration Authority(RA)
NB から提案がなかったので再度募集する一方,ECMA
から提案があれば候補の一つとすることを確認した.
(4) 特許情報の調査時期の早期化
特許調査の時期はこれまでは DIS 投票だったが,今
後は FCD 投票の段階からとする.
(5) Standing Document(SD)の新設:2 件
SD8 (特許情報),SD9(WWW による文書配布の参考情報)
5. 今後の開催予定:
今後の開催予定:
1999-04-19/23 マドリッド(スペイン): WG
1999-10-11/13 コロンビア(米): WG,HoD,総会
2000-04
ロンドン(英): WG
2000-10
未定: WG,HoD,総会
2001-04
未定(ノルウェイ): WG
6. 今後の対応についての所見
6.1 SC 27 の活動全般について
インターネットの普及と電子商取引の活発化に伴
い,情報セキュリティ技術の重要性は急激に増大して
いるのに対し,SC 27 の活動が遅れをとってきたこと
は否定できない.その原因としては ISO あるいは JTC
1 に共通の問題も多いが,SC 27 に固有の理由もいく
つか存在した.次の項目はその例である.
(1) 暗号技術は,米国を始め主要国において輸出規制
の対象となっていること,強度の評価が解読技術の進
歩に依存し容易でないこと等の理由のため,当初は米
国がその標準化に消極的な態度を示してきた.
(2) 過去に関連 SC 等との担務分担に関して対立があ
ったことが原因で,SC 27 の担務範囲はアプリケーシ
ョンに依存しない基盤技術のみとされたため,金融シ
ステムや電子商取引等の現実のニーズへの対応が重
視されなかった.
(3) ISO 活動の経験の少ない人物が SC の中心的役割
を担ったため,リエゾン機関との連絡方法,特許の取
扱い等の処理に不十分な点が多かった.
その後,経済協力開発機構(Organization for Economic
Cooperation and Development:OECD)のガイドライ
ンが作成されたのを契機として(1)については改善が
見られた.また,日本から繰返し指摘したこともあっ
て(2)(3)についても若干の改善が行われてきた.
今回の会議では,SC 27 発足以来の懸案であったセ
キュリティ評価基準が FDIS 化される等の進展があり,
また,昨年から解禁となった暗号アルゴリズム標準化
の目玉ともいうべき楕円曲線ベースの暗号技術の WD
が整備され来年春の CD 化を目指すことになった.
13
こ れ と 並 行 し て , 米 国 政 府 は Data Encryption
Standard(DES)の次の世代の米国標準をねらいとし
て公募した Advanced Encryption Standard(AES)の
提案の審査を進めており,また,IETF,IEEE,NATO
等においてもセキュリティ標準化を進めている.SC
27 としてもこれらの動向に大いに注目し,効率的か
つ効果的な標準化を進める必要がある.
6.2 セキュリティ管理に関する周囲情勢
日本はこれまで IT セキュリティ管理指針(GMITS)
の検討に消極的であったが,監査との関係も考慮して
積極的に取り組む必要がある.これとの関係で次の 2
点も重要である.
(1) 英国規格 BS7799 の修正と普及の状況
英国が BS7799 の修正と普及の状況について説明を
行った.以前,ファーストトラックにかけたときに,
日本を始め多数の NB の反対理由の一つだった英国法
の参照等を改善したこと,欧州,豪州等の多数の国で
採用されていること等が報告された.再度投票にかけ
られる可能性もあるので,日本としての対処方針を決
める必要がある.
(2) Security Systems Engineering-Common Management
Model(SSE-CMM)の PAS 化を目指した動向
カナダ企業を中心として PAS として提案すること
をねらいとしたセキュリティ管理の標準モデルを作
成する活動が紹介された.これに対して,欧州側はこ
れに対応する項目を WG1 で検討開始する決議案を提
出したが,カナダの強い抵抗に遭い撤回された.これ
についても日本としての対処を決める必要がある.
6.3 その他
(1) 特許の取扱い
今回,SC 27 としては初めて特許情報を収集し SD
として維持管理することを決めた.しかし,その原案
では特許の出願日を記載せず発行日のみというよう
に旧米国特許法の特殊性に依存したものとなってい
たので,訂正するよう要求し,受け入れられた.
今後,日本の特許についても継続的に調査し情報を
提供することが必要である.
(2) 暗号アルゴリズム登録について
登録情報を電子化することについて事務処理が遅
れていたので,ITTF のアドバイスを受けて処理を急
ぐことになった.その間に日本から連続して登録があ
ったので,これらも含めて日本側で先に電子化処理を
進めておくことが必要と考える.
(3) 保護プロファイル登録担当の件
セキュリティ評価基準の標準化の進展に引き続き,
その適用条件に対応する保護プロファイルの登録を
進めることになっているが,RA が決まっていない.
ECMA はリエゾン担当(SC 27/WG 1・3 小委員会主査の
田渕氏)を通して RA の引受け可能性を示唆している
が,その手紙には若干消極的なニュアンスがあること
もあり,SC 27 としては再度各 NB に RA の可能性を打
診することになった.日本では JEIDA が評価基準を継
続して検討してきたこともあるので,RA 担当の可能
性を検討する価値があるのではないか.
(4) 2000 年 10 月の SC 27 総会および WG 会議の日本
への招請の可能性について
SC 27 議長より,1990 年に日本で SC 27 会議を開い
て以来 10 年になるので,招請を考えてほしいとの打
診があった.SC 27 専門委員会の体制整備をすべき時
期でもあるので,国際会議を国内で開催すれば新しい
メンバーが参加しやすいことを考慮し,招請する方向
で検討したい.
■ SC 31(Automatic Identification and Data Capture
Techniques/自動認識およびデータ取得技術)総会報告
/自動認識およびデータ取得技術)総会報告
Techniques
SC 31 専門委員会
委員 高井 弘光(デンソー)
弘光(デンソー)
E-mail:
E-mail:[email protected]
[email protected]
1. 開催場所:
開催場所: シドニー(豪)
シドニー(豪)
2. 開催期間:
開催期間: 1998-10-27/29
3. 参加国数/出席者数:
参加国数/出席者数: 16 ヵ国,3
ヵ国,3 機関/55
機関/55 名
Chairman(Alan Haberman) , Secretary(Richard
Gibson,Maria Schneider),米(10),豪(8),英(5),
ブラジル(4),スウェーデン(3),デンマーク(2),仏
(2),韓(2),中(2),香港(1),オーストリア(1),ス
イス(1),ベルギー(1),シンガポール(1),フィリピ
ン(1),日(6:安藤 茂樹(JEIDA)
,老川 健治(JIPDEC),
藤井 研一(東研),吉岡 稔弘(松下電器)
,高井弘光,
渡辺 淳(デンソー)
)
EAN(1),ISO/TC 122(1),AIMI(1)
4. 議事内容:
議事内容:
4.1 開会/歓迎挨拶
Chairman の開会挨拶に続き,ホスト国オーストラ
リアの Mr.Ehret(Standards Australia)から歓迎挨
拶.Chairman から,総会は WG とは異なり,管理/運
営面を議論する場であることが強調された.
4.2 初日の午前中に行われたプレミーティング報告
(各 Convener,Head of delegation による情報交換:
12 ヵ国,約 25 名参加)
(1) WG の活動内容に対する評価を実施.技術面は高
評価,プロセス面での改善提案があった.
(2) Vocabulary は EN1556 を参照し,各 WG が個別の
規格で使用する用語を SC 31 内でハーモナイズさせる
様,Chairman から指示があった.
(3) 文書は WG の事務局経由で交換することが再確認
された.
(4) バーコード,2 次元コード以外の新技術をどう取
り込むかについて,AIM インターナショナルが担当す
14
るか,別のワーキンググループを設立するか等の議論
があったが,結論は出なかった.
4.3 SC 31 のホームページの新機能説明(事務局)
のホームページの新機能説明
(1) トレーニングページの充実
(2) 文書の一括ダウンロード機能,検索機能の追加
4.4 ナショナルアクティビティレポート ( 各国の
AIDC に関する標準化及び市場の状況)
に関する標準化及び市場の状況)
レポートを寄せた各国の Head of delegation から
コメントを順番に発表.日本からは,SC 31 の国内審
議体制と,AIDC 技術の普及啓蒙に関する AIM ジャパ
ンと DCC(流通コードセンター)の貢献について説明
した.(発表国:スイス,仏,日,独,香港,シンガ
ポール,英,米,スウェーデン,ブラジル)
4.5 電子文書の配布
ZIP ファイルでの配布及び一括ダウンロードがで
きる環境を準備する.背景として,大きなファイルの
ダウンロードに時間がかかること,サーバによっては
容量制限があること,一つの文書毎にダウンロードの
操作が必要で面倒という説明があった.
4.6 Vocabulary の問題
Vocabulary は 4.2 (2)で述べた通り.加えて CD,
FCD に進むためには Vocabulary に関して,他の WG の
レヴューによりオーソライズすることが必須との確
認がなされた.
4.7 各 WG Convener 報告
(1) WG 1:(Sprague Ackley) Vocabulary に関するコ
メントが出てこないと,その後の標準化ステップに影
響が出てくるため,他の WG に対し期日通りの提出を
強く依頼した.
(2) WG 2:(Etienne Boonet) これまでのワークアイ
テムの進捗状況の説明と,WG 4 とのジョイントプロ
ジェクトの説明があった.
(3) WG 3:(Chris Swindin) SC 28 提案の NP(機械読
み取り可能な郵便マークの印刷品質)に関し,SC 31
から技術的にサポートされた標準が出されることを
希望するとのコメントがあった.WG 3 の Secretariat
として Harry Clark が任命された.
(4) WG 4:(Henri Barthel) 東京会議の報告.ワーク
アイテムの見直しとサブグループの設置の説明.
4.8 主なレゾリューション
(1) 文 書 交 換 に 関 す る 問 題 を 少 な く す る た め ,
Office97 文書が使える様,JTC 1 事務局に依頼する.
(2) 同様に,元のファイル名,保存日時,ソフトウェ
アの種類とバージョンを付けた ZIP ファイルで文書
を配信することを JTC 1 事務局に依頼する.
(3) WG 2 の
「高容量 ADC 媒体の転送構文」は Vocabulary
の問題が片付いた後,FDIS へと進める.
(4) WG 1 の「EAN/UPC」
,
「Symbology Identifier」,
「PDF417」
,
「QR コード」
,WG 2 の「アプリケーション
ア イ デ ン テ ィ フ ァ イ ア 」,「 ラ イ セ ン ス プ レ ー ト
(Part1,2)」
,WG 3 の「バーコードの印刷品質」
,
「バ
ーコードマスターのテスト仕様」,「バーコード検証
器のテスト仕様」は Vocabulary の問題が片付いた後,
FCD へと進める.
(5) WG 3 の「スキャナ&デコーダのテスト仕様」は
Vocabulary の問題が片付いた後,CD へと進める.
(6) WG 4 の構成が承認された.すなわち,Application
Requirement Profile のラポータとして吉岡氏(松下)
が任命され,3 つのサブグループ(データシンタック
ス,RF タグのユニーク ID,エアインタフェース)の
設置が承認された.
(7) タイトルのネーミングを統一するため,USA 作成
の案に従ったタイトル名の変更を,一括して JTC 1
に承認依頼する.
5. 今後の開催予定
今後の開催予定:
:
1999-07-13/15 アトランタ(米)
2000-04-11/13 東京(日)
2001-01 未定(英)
2001-10 未定(仏)
6. 所感:
所感:
(1) SC 31 では,審議される文書の種類が多いため、
プレミーティングではプロセス面での不満が出席者
から出された.事務局が改善を約束し,実現されれば
更に活動しやすい環境が整うと期待される.
(2) 今回は,Vocabulary の重要性がかなり強調され
た会議であった.標準化の進捗にも影響を与えるため,
注意して対応する必要がある.
(3) 香港,韓国,フィリピンから初参加.漢字使用国
の参加が増えており、本 SC への関心の高さが感じら
れた.
(4) 2000 年 4 月の日本での総会日程が決まったた
め,準備を進める必要がある.
15
< 解 説 : JTC 1 Directives(
Directives ( 第 4 版 ) >
− 第 3 版からの主な変更点と投票関連項目の要約 −
情報規格調査会
事務局 三田 真弓
E-mail:
E-mail: [email protected]
1. 概要
ISO/IEC の TC が国際標準を開発するとき参照する
手順書は Directives と呼ばれ,Part 1 から Part 3
まである.このうち Part 1 は開発作業の詳細な手順
を規定しているが,JTC 1 だけが参照する Directives
(ISO/IEC Directives Procedures for the technical
work of ISO/IEC JTC 1 on Information Technology:
以下 JTC 1 Directives Part1 と略記)と JTC 1 以外
の TC が参照する Directives(ISO/IEC Directives
Part 1: Procedures for the technical work:以下
ISO/IEC Directives Part1 と略記)の 2 種類がある.
(なお,Part 2 と Part 3 は 1 種類しかない.)
ISO/IEC Directives Part 1(最新版は第 3 版)と
の Harmonization(調和)を目指して始まった JTC 1
Directives Part 1(第 3 版)の見直しは 1998 年 6
月に開催された JTC 1 の仙台総会で改定案が承認され,
第 4 版として発行された.ここでは,第 3 版から第 4
版への主な変更点と国際標準の開発に携わる委員の
方に利用していただけるような第 4 版の投票に関す
る項目を中心に纏めてみた.
2. 第 3 版からの主な変更点
(1) 開発段階
ISO/IEC Directives Part 1(第 3 版)では開発段
階を次の6段階に分けているが,これは JTC1 の5段
階より細かな分け方となっている.ここでは説明に便
利なので6段階の分け方をもとに説明を進める.なお,
JTC 1 Directives Part 1(第 4 版)では記述の上で
照会段階という表現はどこにも見当たらないが,
12.6.1.2 の NOTE より FCD(Final CD)を照会段階に対
応する文書と考えることができる.
提案段階
作成段階
委員会段階
照会段階
承認段階
発行段階
(Proposal stage)
(Preparatory stage)
(Committee Draft stage)
(Enquiry stage)
(Approval stage)
(Publication stage)
JTC 1 Directives Part 1(第 3 版)では照会段階と
承認段階が DIS という文書で投票にかけられるが,JTC
1 Directives Part 1(第 4 版)では照会段階が FCD,
承認段階が FDIS という文書で投票にかけられること
表−1
になった.これらのことを纏めたのが表−
表−1 である.
この変更により,JTC 1 Directives Part 1 の第 3
版と第 4 版では照会段階と承認段階での投票に大きな
違いが生じた.JTC 1 Directives Part 1 の第 3 版で
は照会段階と承認段階の両方に対応する文書である
DIS の審議が ITTF(Information Technology Task
Force)事務局として NB(National Body)による 4
ヵ月の郵便投票が行われた.また,投票に際しては,
編集上や技術的コメントを提出することも可能であ
り,条件付反対という投票も可能であった.しかしな
がら JTC 1 Directives Part 1 第 4 版では,照会段階
で審議する文書を FCD と呼び,SC の Secretariat が事
務局となって,SC の P メンバによる 4 ヶ月の郵便投票
が行われる.そして,この段階が編集上や技術的コメ
ントを提出できる最後の段階となった.もちろん,こ
の段階では条件付反対という投票も可能である.承認
段階は FDIS と命名された審議文書が ITTF を事務局と
して NB による 2 ヵ月の郵便投票が行われるが,これ
は,賛成/反対/棄権のいずれかの意思表示をするだ
けで,編集上や技術的コメントは受け付けられない.
ただし,反対の場合はその理由を述べることができる
が,それは,せいぜい将来,改定が行われるときに参
考とされるだけで,FDIS を改定させる効力はもたない.
表-1 JTC 1 Directives Part 1:
1: 第 3 版と第 4
版の開発段階の比較
括弧内:投票期間
開発段階
第4版
第3版
提 案
作 成
NP (3 ヵ月)
WD
委員会
照 会
CD (3-6 ヵ月) CD (3-6 ヵ月)
FCD (4-6 ヵ月)
DIS (4 ヵ月)
FDIS (2 ヵ月)
IS
IS
承 認
発 行
NP (3 ヵ月)
WD
(2) 投票期間
JTC 1 Directives Part 1(第 3 版)では,DIS 投
票を除いて,郵便による投票を行う場合は郵送期間
として 14 日間を考慮していたが,JTC 1 Directives
Part 1(第 4 版)では,審議文書を Web サーバから
ダウンロードするのが原則となり,郵便投票の場合
もこの 14 日間が削除された.
(3) TR(Technical Report)に関する Fast-track
タイプ 3 の TR に関しては Fast-track 手続きを適
用することが可能となった.
3. 投票関連項目の要約
国際標準が開発されるまでには何段階にもわたっ
て投票が行われるが,それぞれの投票は投票権の保
有者,投票期間,承認基準などに違いがあり,また,
委員の方からの Directives に関する質問も投票に関
するものが最も多いことから,投票に関連する項目
表−2
を表−
表−2 に纏めたので参考としていただきたい.
16
表−2 表−2 投票関係を主とした JTC 1 Directives(第4版)要約 Directives(第4版)要約 Source
(第4版)要約 Source:
Source: JTC 1 N 5485
開発段階
第 1 段階
第 2 段階
第 3 段階
提案段階
NP
作成段階
WD
委員会段階
照会段階
Reg./Cons.
Consideration
CD/FDISP/PDAM/PDTR FCD/FPDISP/FPDAM
第 4 段階
承認段階
DTR,DCOR
FDIS,FDISP,FDAM
Fast-track DIS,DAM,DTR
An NP is under consideration. A WD is under consideration A CD/FCD is under registration/consideration. An FDIS is under consideration.
投票方式
郵便投票 (6.2.1.3)(9.3.1)
有権者
JTC 1 の P メンバ (2.3.1.2)
投
3 ヵ月 (9.3.1)
3 ヵ月
(9.4.1)(12.6.3.2)
4 ヵ月
(9.4.1)(12.6.3.2)
(特に規程なし)
(特に規程なし)
6 ヵ月まで
(9.4.1)(12.6.3.2)
(特に規程なし)
6 ヵ月まで
(9.4.1)(12.6.3.2)
(特に規程なし)
G2
G7
G7
①JTC 1 の P メンバの過半数が
賛成 (6.2.1.3)(9.3.2)
②担当 SC の 5 ヵ国以上の P メ
ンバが積極的参加
(6.2.1.3)(9.3.2)
SC の P メンバの実質的合 SC の P メンバの実質的
意(9.4.3)(12.6.3.5)
合意
(12.6.3.6)
(12.6.3.7)(12.6.3.9)
(注) ISO/IEC の NB は
コメントすることがで
きる
CD (Committee Draft) FCD
最短
1 (通常)
票 次
投
最大
期 票 (延長)
二次投票及
間 び以降
投票 Form
承認基準
投票対象文書名 NP (New Work Item Proposal) WD (Working Draft)
Fast-track
会議または郵便投票
郵便投票(12.6.1.2)
(9.1.1)(12.6.3.1)
SC の P メンバ(12.6.2.1) SC の P メンバ
(12.6.2.1)
PDISP
PDTR
FPDISP
NP (New Work Item Proposal) WD (Working Draft)
NP (New Work Item Proposal) WD (Working Draft)
PDAM
FPDAM
Defect Report
SC Secretariat
(12.6.2.1)
SC Secretariat
(12.6.2.1)
Fast-track
Fast-track
投票処理事務局 JTC 1 Secretariat
同時投票
NP と FCD の同時投票は認められ
ない(12.2.7)
郵便投票(12.7.1.2)
DTR: 郵便投票(9.10.1)
郵便投票(4.1.4)
DCOR: 郵便投票(9.11.1)
ISO: member body
DTR: JTC 1 の P メンバ(9.10.1) ISO: member body
IEC: National Committee DCOR: SC の P メンバ(9.11.1) IEC: National Committee
(12.7.1.2)
(13.3: combined voting)
2 ヵ月 (9.7)(12.7.1.2)
DTR: 3 ヵ月(9.10.1)
6 ヵ月 (9.8)(13.3)
技術的および編集上のコメ DCOR: 3 ヵ月(9.11.1)
ントは許されない (9.7)
(特に規程なし)
DTR: 6 ヵ月まで(9.10.1)
(特に規程なし)
投票で否認された場合は
(特に規程なし)
(特に規程なし)
Stage 2 に戻る (12.7.2.4)
FDIS: G10 FDAM: G15
DTR: G20 DCOR: G18
G12
FDISP: G23
FDIS/FDAM/FDISP/Fast-track DIS/DAM:
①投票した JTC 1 P メンバの 2/3 以上が賛成(9.6)
②反対が全投票の 1/4 以下(9.6)(9.8)
③JTC 1 P メンバの 50%超が投票しないときは当該 Project は失効(9.6)
DTR: 過半数が賛成 (9.10.3)
DCOR: P メンバの実質的合意 (9.11.2)
FDIS
DIS
FDISP
DTR
DTR
FDAM
DAM
DCOR
ITTF(4.1.4)(12.7.1.2)
DCOR: SC Secretariat(9.11.1) DIS および DAM: ITTF(4.1.4)
DTR: JTC 1 Secretariat(9.10.1) DTR: JTC 1 Secretariat
(9.10.1)(15.5)
NP 投票が否認された場
合 CD 投票の結果の如何
を問わず作業項目には追
加されない (12.2.7.1)
(注) 括弧内は Directives での記載場所
第 5 段階(発行段階)は投票が無いので省略
17
< ITSCJ の 広 場 >
情報規格調査会のホームページに,会員の皆様,情
報技術標準化に関心をお持ちの方々に広く参加して
いただきたく,公開討論や意見交換のコーナとして
『TSCJ の広場』を 1998 年 8 月より設けております.
NL39 号掲載以降 次の投稿がございましたのでお知
らせいたします.
なお,詳細は ITSCJ ホームページをご覧下さい.
また,情報技術標準化活動に資する活発な討論や意
見交換を望みます.意見・コメントは電子メールでお
寄せください.なお,投稿に際しては後述の投稿フォ
ーマットの規定を守って下さい.
ITSCJ ホームページ
http://www.itscj.ipsj.or.jp/
http://www.itscj.ipsj.or.jp/
電子メールアドレス
[email protected]
[email protected]
投稿フォーマットの規定
(1) タイトル,著者名,所属及び投稿日付を必ずお
書き下さい.
(2) 所属は,会社名(または学校名,機関名)の他に,
部署名も簡潔(会社名も含めて全角文字換算 30
字程度以内)に書いて下さい.
(3) 原稿は,行替えや行の開始位置など希望の最終
仕上げが分かるように編集して投稿して下さ
い.MSword や html で編集して添付フ
ァイルにしていただくのも歓迎です.ただし,掲載
されたときの編集状態は必ずしもご希望に沿
ったものになるとは限りません.あらかじめご
了承下さい.
寄せられた意見・コメントに対しては,当調査会の
広報委員会が中心となって, この広場で発言してい
ただくに相応しいか否かを判断させていただきます.
場合によっては修正させていただくこともあります.
参照番号
掲載記事タイトル
氏名(所属)
NS39003 無辜の民を標準化クライシスから救うために(PART 1)
小野 浩(東芝)
NS39004 無辜の民を標準化クライシスから救うために(PART 2)
小野 浩(東芝)
NS39005 高橋顧問の「私見」に関する感想とコメント
棟上 昭男(当調査会会
- 標準化に関する国の関与,DVD,TRON,及び文字コード問 長/IPA)
題について
掲載年月日
1998-09-03
1998-09-08
1998-09-15
NS39006 情報標準化についての私見(2)
高橋 茂(当調査会顧問 1998-09-26
/東京工科大学長)
NS39007 再び高橋顧問からのご意見について −「情報標準化につい 棟上 昭男(当調査会会 1998-09-28
ての私見 (2)」に対するコメント
長/IPA)
NS39008 NS39001,NS39002,NS39003,NS39004 を読んでの一私見
藤崎 正人(日本電気) 1998-10-06
NS39009 ”標準化についての私見”に対するコメント
柴田 明一(ソニー)
1998-10-06
NS39010 光記録標準化についての私見
田中 邦麻呂(平成帝京 1998-11-16
大)
NS39011 どこへ行く? どう進める? ISO/IEC JTC 1 の情報技術標準 斉藤 彰夫(IPSJ/ITSCJ 1998-11-24
元事務局長)
(1)
NS39012 JIS X 0221(ISO/IEC 10646)の目指すもの
− 文字コードと日本の国際対応 −
芝野 耕司(ISO/IEC JTC 1998-11-10
1/SC 2 国際議長/東京外
国語大学アジア・アフリカ言
語文化研究所)
18
< 1998 年 12 以 降 国 際 会 議 開 催 ス ケ ジ ュ ー ル >
JTC 1
99-01-26/29, Rio de Janeiro, Brazil
99-11-02/05, Seoul, Korea
SC 1
99-06-07/12, Tokyo, Japan
SC 2
99-03-16/17, Fukuoka, Japan
SC 6
99-01-16,
99-07-03,
SC 7
99-05-24/28, Curitiba, Brazil
SC 11
00-05-09/11, Monterey, Mexico
SC 17
99-07-13/15, Atlanta, US
SC 22
99-09-20/23, Berlin, Germany
SC 23
99-10
未定, China
SC 24
99-06-11,
未定, Korea
SC 25
99-06-28/07-03, Berlin, Germany
Sydney, Australia
Berlin, Germany
SC 26
99-06
Berlin, Germany
SC 27
99-10-11/13, Colombia, US
SC 28
99-05-17/21, Yokohama, Japan
SC 29
99-03-22/24, Seoul, Korea
99-12-13/15, Hawaii, US
SC 31
99-07-13/15, Atlanta, US
SC 32
99-05-28/29, Matsue, Japan
SC 34
99-04-19/23, Granada, Spain
99-11-29/12-03, Philadelphia, US
SC 35
99-05-31/06-04, Quebec, Canada
99-11-22/26, 未定, France
∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪
<工業標準化事業功労者表彰>
1998 年 10 月 15 日(木)工業標準化事業功労者・
工業標準化実施優良工場・標準化文献賞の表彰式典が
あり,当調査会委員および委員経験者の次の 3 名の
方々が,工業標準化事業功労者として通商産業大臣よ
り表彰されました.
工業標準化事業功労者は,工業標準化事業に長年に
わたり寄与し,その功績が特に顕著であると認められ
た者に与えられる者です.受賞された皆様大変おめで
とうございました.
池田 克夫 氏(京大)
JTC 1/SC 18(文書処理及び関連通信機能)の国
内委員長として国際会議に出席,並びに国際規
格審議に参加し国際標準化の推進に貢献
佐藤 敬幸 氏(国際情報化協力センター)
JTC 1/SC 2(符号化文字集合)の委員として数
多くの国際会議並びに ISO・IEC 企画審議に参画
し国際標準化の推進に貢献
徳永 賢次 氏(イメーション)
JTC 1/SC 11(フレキシブル磁気媒体)の国際規
格審議並びに国際会議に参画し国際標準化の推
進に貢献
19
<声 の ペ ー ジ>
標準化貢献賞を受賞して
森 紘一(富士通)
森 紘一(富士通)
E-mail:
E-mail:[email protected]
[email protected]
情報規格調査会では 3 年前から表彰制度を始めた
が,この制度の企画に携わった私が標準化貢献賞を受
賞し,喜びと同時に正直なところ少々当惑している.
私は 1986 年 12 月,情報技術の標準化の世界に入っ
てから,当調査会では技術委員会委員,規格役員会理
事として,また,電子協や OSI 推進協議(POSI)等の
関連業界団体の各種委員会を通して,情報技術の標準
化と普及に参画してきた.
当調査会のホームページの「ITSCJ の広場」で棟上
会長が述べているように,国際標準化活動に関する貢
献には二つの側面がある.一つは規格作成そのものに
関するもの,もう一つは規格作成のための環境や運営
に関するものであるが,私は後者に関与してきた.
『標準化は参加し主張することに意義がある』との
認識のもとで,国際会議にはできるだけ参加した.
JTC 1 の総会へは,1989 年 6 月のパリ総会以来,湾岸
戦争のため社内で渡航禁止令が出た 1992 年 2 月のニ
ューヨーク会議を除き,1996 年 3 月のシドニー会議
まで参加した.また,会議招集規則の策定,JTC 1 の
directives の改訂,JTC 1 外の組織の仕様を国際標準
へ取り込む PAS(Publicly Available Specifications)
制度,外部仕様を規格の一部として参照する制度の導
入などの関連作業部会にも参加し,議論に参加してき
た.PAS 制度の審議では,外部の仕様をどんどん取り
入れるべきという意見と,ISO として権威を持ったや
り方にすべきとの意見が対立し激論になったことを
思い出す.
当初の中心的なテーマは OSI であり,一時は国際的
にも非常に盛り上がったものの,現在は,インターネ
ットがネットワークの事実上の標準になったことは
周知の事実である.公的標準としての OSI は情報技術
分野のオープン化に先鞭を付けた活動と評価される
ものの,最近は公的標準(de jure)に比べ,事実上
の標準(de facto)のウェイトが高い感がある.前述
の PAS 制度は,PAS 提案者として承認された組織の数
も増えたものの,実際の PAS の提案が少ないことから
見直しの気運もある.しかし,この制度は公的標準機
関の今後のあり方を模索する施策のひとつであり,大
いに活用されることを期待したい.
最後になるが,私の受賞は皆様の努力と力添えがあ
ったからであり,心よりお礼を述べたい.
標準化の変遷に思う
内山 光一(東芝)
光一(東芝)
E-mail:
E-mail:[email protected]
[email protected]
私が,ISO の標準化作業に参加するようになって,
既に 10 年になる.この 10 年における標準化の考え方
の変化は,標準化に携わる者に対して試練を余儀なく
している.私の拙い思いでも何らかの御参考になれば
幸いなので,恐縮だが雑感を記させて頂きたい.
私が最初にこの世界に入ったのは,OSI が声高に叫ば
れていた 1988 年頃である.1987 年に入社してすぐに OSI
の開発を命じられ,それと同時に OSI 及びその後は開放
型分散処理 ODP の標準化に関係するようになった.当時
は,OSI の成功を信じて疑わず,標準化の手法も,一般
的なモデル,それに従った機能標準,プロファイル,適
合性試験などの制定という整然とした開発手法が取られ
ていた.参加メンバも企業ではなく各国の代表という形
なので,各企業の利益もさることながら,皆で一つの将
来を作るという夢があったと思う.国単位での,トップ
ダウンの厳密で慎重な規格作り,これが特徴だった.
翻って現在の状況を見ると,その差には驚くべきも
のがある.標準化の考え方が変わってしまった.あれ
ほど期待された OSI は,失敗の代名詞に挙げられるこ
ともある始末で,一部のシステムを除いてインターネ
ットに取って代わられた.OSI だけではない.残念な
がら JTC 1 における標準化の各活動が,必ずしも重要
視されているわけでもない.各企業の自主的な動きを
中心に de-facto 標準の動きが盛んで,すぐ使える企
業に有利な標準を短期に作成することが流行りにな
っている.その結果,却って種々の標準が乱立し,市
場原理での淘汰を複雑にしている.内容的にも,JTC 1
での標準化を焼き直したようなものもあり,無駄も多
い.PAS 制度は,単にこうした流れへの迎合ではない
のか.概してボトムアップ的で企業単位の規格作り,
普及は市場原理任せ,が時代の要請らしい.
しかし,これが現実である.確かに使える標準は必
要だ.そのためには,利用者に魅力がなければならな
い.標準の世界にも,市場開放,自由化及び競争が必
要なのだ.その観点から見直すと,ISO の標準化手法
は,必ずしも開放的とはいえない気がする.IETF と
は違い,個人での参加はできない.フォーラム系の標
準化のように,定額の参加料を払えばどんな企業でも
投票権を一票持てるというわけでもない.JTC 1 にお
けるリストラはまだ不充分なのだ.例えば FCD までは,
もっと自由な参加を許してもいいのではないか.
何がよいのかは,時代と共に決まるのだろう.私のよう
な未熟者としては,せめて良識を持って,その時代の中で
の標準化活動と真摯に向き合うしかないと思っている.
20
<1998年
1998年9月以降のISO/IEC
月以降のISO/IEC JTC 1関係NP,CD,DIS,IS
関係NP,CD,DIS,ISから>
NP,CD,DIS,ISから>
NP投 票 ・ 結 果
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
JTC1N5576
投票 SC17
投票 SC22
JTC1N5506
結果 SC24
JTC1N5456
投票 SC25
JTC1N5513
投票 SC25
JTC1N5520
結果 SC28
JTC1N5457
結果 SC28
JTC1N5458
結果 SC28
JTC1N5459
結果 SC28
JTC1N5460
結果 SC28
JTC1N5461
結果 SC28
JTC1N5462
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- Motor Vehicle Driver License and 1999-02- 03
Related Documents
Information technology -- Portable Operating System Interface 1998-12- 02
(POSIX)-Part 1x: Realtime Distributed Systems Communication
Application program Interface (API)
Information technology -- Virtual Reality Modeling Language 1998-09- 17
(VRML) External Authoring Interface (EAI)
JTC1N5554:
承認
Information technology -- Pathways and Space for Customer 1998-12- 02
Premises Cabling
Information technology -- Home Electronic Systems -- Guidelines 1998-12- 09
for Product Interoperability
Information technology -- Minimum information to be specified for 1998-09- 17
Image Scanners -- Part 2
JTC1N5545:
否認
Information technology -- Addendum to IS 13660
1998-09- 17
JTC1N5546:
否認
Information technology -- Color performance for profiles for office 1998-09- 17
devices and systems
JTC1N5547:
否認
Information technology -- Print quality requirements for machine 1998-09- 17
readable franking marks
JTC1N5530:
否認
Information technology -- Method for specifying image 1998-09- 17
reproduction
JTC1N5548:
否認
Information technology -- Method for optimizing image 1998-09- 17
reproduction
JTC1N5549:
否認
タ
イ
ト
ル
NP承 認 投 票 (CD/PDTR/PDAM登 録 投 票 と の 併 行 投 票 )・ 結 果
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
結果 JTC1/WG5 JTC1N5454
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- Specification of level 3 and group select 1998-09-16
function keys in the keyboard standard ISO/IEC 9995-2
JTC1N5565:
承認
タ
イ
ト
ル
NP承認投票
NP 承認投票(CD/PDTR/PDAM
承認投票 (CD/PDTR/PDAM登録
(CD/PDTR/PDAM 登録・承認の同時投票との併行投票
登録 ・承認の同時投票との併行投票)
・承認の同時投票との併行投票 ) ・ 結果
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
SC25/WG4
JTC1N5387
結果
25.13.11.13
結果 SC25/WG4 JTCN5385
25.13.11.21
結果 SC25/WG4 JTC1N5388
25.13.11.22
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- Small computer systems Interface -- Part 1998-08-21
351: Medium Change Commands (SCSI-3 SMC)
JTC1N5509:
承認
Information technology -- Small computer system Interface -- Part 1998-08-21
112: Parallel Interface-2 (SCSI SPI-2)
JTC1N5507:
承認
Information technology -- Small Computer System Interface -- Part 1998-08-21
371: Enclosure Service Command Set (SCSI SES)
JTC1N5510:
承認
タ
イ
ト
ル
21
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
結果 SC25/WG4 JTC1N5386
25.13.11.23
結果 SC31
31.15
JTC1N5405
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- Small Computer system Interface -- Part 1998-08-21
342: Controller Commands-2 (SCSI SCC-2)
JTC1N5508:
承認
Information technology -- Automatic Identification and Data 1998-08-26
Capture Techniques -- Barcode Symbology -- QR Code
JTC1N5501:
承認
タ
イ
ト
ル
CD/PDTR/PDAM登録
CD/PDTR/PDAM 登録 ・承認の同時投票(NP
・承認の同時投票 (NP承認投票との併行投票
(NP 承認投票との併行投票)
承認投票との併行投票 ) ・結果
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
PDTR18002
投票 SC23
SC23N1090
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- DVD Read-Only Disk File System 1998-12-11
Specifications [TR 3]
70pp.
投票 SC29
29.10
Information technology -- Coded representation of picture and 1999-02-11
audio information -- Lossy/lossless coding of bi-level images
172pp.
CD14492
SC29N2832
タ
イ
ト
ル
CD/PDTR/PDAM登 録 投 票 ・ 結 果
投票/
担 当/
投
票
番
号
タ イ ト ル
結果 プロジェクトNo.
期 限 /結 果
10021-8/PDAM X Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -- 1999-01-04
投票 SC6/WG7
Part 8: Electronic Data Interchange Messaging Service -1.33.11.01.0 SC6N11002
Amendment X: EDI Message Store Correlation Attributes
1p.
8.01.02
10021-9/PDAM2 Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -- 1999-01-04
投票 SC6/WG7
Part 9: Electronic Data Interchange Messaging System 33.11.01.08. SC6N11005
AMENDMENT 2: EDI Message Store Logs and Correlation
02.03
Attributes
1p.
Information technology -- Software Measurement Process 1998-12-01
投票 SC7/WG13 CD15939
SC7N1982
Framework
18pp.
CD/PDTR/PDAM登 録 ・ 承 認 の 同 時 投 票 ・ 結 果
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
10646-1/
投票 SC2/WG2
02.18.01.28 PDAM28
SC2N3186
10646-1/
投票 SC2/WG2
02.18.01.29 PDAM29
SC2N3208
10646-1/
投票 SC2/WG2
02.18.01.30 PDAM30
SC2N3210
10646-1/
投票 SC2/WG2
02.18.01.15 PDAM15
SC2N3213
結果 SC7/WG8
07.27.02
PDTR16326
SC7N1968
結果 SC7/WG12
07.31.02
CD14143-2
SC7N1964
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded 1999-01-29
Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and Basic Multilingual
Plane -- Amendment 28: Ideographic description characters
6pp.
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded 1999-02-05
Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and Basic Multilingual
Plane -- Amendment 29: Mongolian
7pp.
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded 1999-02-05
Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and Basic Multilingual
Plane -- Amendment 30: Additional Latin
6pp.
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded 1999-02-05
Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and Basic Multilingual
Plane -- AMENDMENT 15: Kang Xi radicals and CJK radicals
supplement
8pp.
Information technology -- Software project management [TR 2] 1998-10-16
34pp.
SC7N2002r:
賛成12,反対3,
棄権1,無回答12
Information technology -- Software measurement -- Functional 1998-10-16
size measurement -- Part 2: Compliance assessment of software SC7N1998:
size measurement methods to ISO/IEC 14143-1:1998
20pp.
賛成12,反対3,
棄権2,無回答11
タ
イ
ト
ル
22
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
結果 SC7/WG12 PDTR14143-3
07.31.03
SC7N1965R
タ
イ
ト
ル
Information technology -- Software measurement -- Functional
size measurement -- Part 3: Verification of functional size
measurement methods [TR 2]
26pp.
結果 SC7/WG12
07.31.04
PDTR14143-4
SC7N1966R
Information technology -- Software measurement -- Functional
size measurement -- Part 4: Reference Model [TR 2]
25pp.
結果 SC7/WG12
07.31.05
PDTR14143-5
SC7N1967R
Information technology -- Software measurement -- Functional
size measurement -- Part 5: Determination of Functional Domains
for Use with Functional Size Measurement. [TR 3]
39pp.
結果 SC29/WG11 13818-1/PDAM6 Information technology -- Generic coding of moving pictures and
associated audio information: -- Systems -- AMENDMENT 6: 4:2:2
1.29.05.02.0 SC29N2667
Profile High level splice parameters and buffer model for ISO/IEC
2.05
13818-7(AAC)
[ITU-T Rec. H.222.0(1996)/Amd.8(199X E)]
7pp.
投票 SC29/WG11 13818-2/PDAM6 Information technology -- Generic coding of moving pictures and
associated audio information: Video -- AMENDMENT 6: Table
29.05.02.02. SC29N2791
entries related to maximum number of lines associated with Hi06
Level profiles [ITU-T Rec. H.262(1996)/Amd.8(1999E)]
1p.
結果 SC29/WG11 13818-4/PDAM2 Information technology -- Generic coding of moving pictures and
associated audio information -- Part 4: Conformance testing -1.29.05.02.0 SC29N2663
AMENDMENT 2: System target decoder model
2pp.
4.02
投
票
期 限 /結 果
1998-10-16
SC7N1999:
賛成13,反対4,
棄権2,無回答9
1998-10-16
SC7N2000:
賛成13,反対4,
棄権2,無回答9
1998-10-16
SC7N2001:
賛成14,反対3,
棄権2,無回答9
1998-10-10
SC29N2764:
賛成21,反対0,
棄権1,無回答6
1999-01-31
1998-10-13
SC29N2765:
賛成20,反対0,
棄権1,無回答8
投票 SC29/WG11 13818-4/PDAM3 Information technology -- Generic coding of moving pictures and 1999-01-31
associated audio information -- Part 4: Conformance testing -29.05.02.04. SC29N2793
AMENDMENT 3: Additional Audio Conformance Bitstreams
03
4pp.
Information technology -- Coding of multimedia and hypermedia 1998-12-25
投票 SC29/WG12 CD13522-7
29.06.07
SC29N2743
information -- Part 7: Interoperability and Conformance Testing for
ISO/IEC 13522-5
106pp.
CD/PDTR/PDAM承 認 投 票 お よ び PDISPレ ビ ュ ー ・ 結 果
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
SC1/WG4
CD2382-33.2
投票
01.33
SC1N2210
(2次)
CD2382-10
結果 SC1/WG5
SC1N2135
投票 SC1/WG7
(2次)
投票 SC6/WG6
1.06.57.01.0
1.01
CD2382-35.2
SC1N2215
CD11579-3
SC6N10942
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- Vocabulary -- Part 33: Hypermedia and 1998-11-06
multimedia
30pp.
タ
イ
ト
ル
Information technology -- Operating techniques and facilities 1998-10-15
24pp.
SC1N2247:
賛成6,反対3,
棄権0,無回答5
Information technology -- Vocabulary -- Part 35: Networking 1998-12-15
33pp.
Information technology -- Telecommunications and information
exchange between systems -- Private integrated services networks
-- Part 3: Reference configurations for PISN exchanges (PINX)
10pp.
10021-8/PDAM X Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -投票 SC6/WG7
Part 8: Electronic Data Interchange Messaging Service -1.33.11.01.0 SC6N11003
Amendment X: EDI Message Store Correlation Attributes
1p.
8.01.02
Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -10021-9/
投票 SC6/WG7
Part 9: Electronic Data Interchange Messaging System 33.11.01.08. PDAM2.2
(2次)
AMENDMENT 2: EDI Message Store Logs and Correlation
SC6N11006
02.03
Attributes
120pp.
Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -10021-10/
投票 SC6/WG7
Part 10: MHS Routing -- AMENDMENT 1: MHS Routing Extensions
33.11.01.09. PDAM1
4pp.
SC6N11007
02
PDTR10021-11 Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -投票 SC6/WG7
SC6N11008
MHS Routing -- Part 11: Guide for Messaging System Managers
[TR 不明]
66pp.
1998-12-01
1999-02-04
1999-02-04
1999-02-04
1999-02-04
23
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
CD14769.2
結果 SC7
33.75
SC33N139
(2次)
投票 SC7
07.78
CD15935
SC7N1996
投票 SC22/WG9
22.15942
PDTR15942
SC22N2835
投票 SC22/WG11 CD10967-2.3
22.33
SC22N2024
(3次)
投票 SC22/WG15 9945-1/PDAM8
22.40
SC22N2817
投票 SC25/WG1
25.01.04.0205
投票 SC27/WG1
27.14.04
PDTR15067-5
SC25N516
投票 SC27/WG1
27.14.05
PDTR13335-5
SC27N2135
投票 SC27/WG1
27.19
PDTR14516
SC27N2138
投票 SC27/WG2
27.04.02
CD9797-2
SC27N2025rev
投票 SC27/WG2
27.09.02
CD10118-2
SC27N2059
投票 SC31
CD15421
SC31N371
PDTR13335-4
SC27N2133
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- ODP Type Repository Function
42pp. 1998-06-20
SC33N220:
賛成5,反対2,
棄権2,無回答4
Information technology -- Open Distributed Processing -- 1999-01-16
Reference Model -- Quality of Service
77pp.
タ
イ
ト
ル
Information technology -- Programming languages -- Guide for the 1999-03-08
Use of the Ada Programming Languages in High Integrity Systems
[TR 3]
48pp.
Information technology -- Language Independent Arithmetic -- Part 1999-01-26
2: Elementary Numeric Functions
133pp.
Information technology -- Portable Operating System Interface
(POSIX) -- Part 1: System Application Program Interface (API) -AMENDMENT 8: Realtime Extension (C Language)
144pp.
Information technology -- Home Electronic Systems (HES)
application model -- Part 5: Model of an HVAC system for HES
[TR 3]
14pp.
Information technology -- Security techniques - Guidelines for the
management of IT security(GMITS) -- Part 4: Selection of
safeguards [TR 3]
66pp.
Information technology -- Security techniques - Guidelines for the
management of IT security(GMITS) -- Part 5: Safeguards for
external connections [TR 3]
61pp.
Information technology -- Security techniques - Guidelines on the
use and management of TTP services [TR 3]
47pp.
1999-01-15
1999-03-15
1999-02-26
1999-02-26
1999-02-26
Information technology -- Security techniques - Message 1999-02-26
authentication codes(MACs) -- Part 2: Mechanisms using a hashfunction(revision of IS 9797:1994)
15pp.
Information technology -- Security techniques - Hash-functions -- 1999-02-20
Part 2: Hash-functions using an bit block cipher algorithm(revision
of IS 10118-2:1994)
21pp.
Information technology -- Automatic Identification and Data 1998-12-17
Capture Techniques -- Bar Coding -- Bar Code Masters
14pp.
CD/PDAM登 録 ・ FCD/FPDAM承 認 の 同 時 投 票 ・ 結 果
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
10646-1/
結果 SC2/WG2
PDAM19
SC2N2970
10646-1/
結果 SC2/WG2
02.18.01.20 PDAM20
SC2N2971
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded Character Set (UCS) 1998-02-06
-- Part 1: Architecture and Basic Multilingual Plane -- AMENDMENT 19: Runic SC2N3024:
5pp.
賛成22,反対0,
棄権3,無回答11
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded Character Set (UCS) 1998-02-06
-- Part 1: Architecture and Basic Multilingual Plane -- AMENDMENT 20: SC2N3025:
Ogham 5pp.
賛成23,反対1,
棄権1,無回答11
タ
イ
ト
ル
FCD/FPDISP/FPDAM承 認 投 票 ・ 結 果
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
FCD2382-4
投票 SC1/WG4
01.04
SC1N2207
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- Vocabulary -- Part 4: Data organization 1998-12-06
26pp.
投票 SC1/WG4
01.05
FCD2382-5
SC1N2208
Information technology -- Vocabulary -- Part 5: Representation of 1998-12-06
data
23pp.
結果 SC1/WG6
01.34
FCD2382-34
SC1N2189
Information technology -- Vocabulary -intelligence -- Neural networks
21pp.
タ
イ
ト
ル
Part 34:
Artificial 1998-10-28
SC1N2248:
賛成8,反対0,
棄権1,無回答5
24
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
FCD2382-18.2
結果 SC1/WG7
01.18
SC1N2145
(2次)
10646-1/
投票 SC2/WG2
02.18.01.14 FPDAM14
SC2N3215
10646-1/
投票 SC2/WG2
02.18.01.22 FPDAM22
SC2N3192
10646-1/
投票 SC2/WG2
02.18.01.24 FPDAM24
SC2N3198
10646-1/
投票 SC2/WG2
FPDAM25
SC2N3201
10646-1/
投票 SC2/WG2
FPDAM26
SC2N3203
10646-1/
投票 SC2/WG2
FPDAM27
SC2N3196
FPDISP10611-1
結果 SC6
SC33N190
結果 SC6
FPDISP10611-3
SC33N191
結果 SC6
FPDISP10611-4
SC33N192
結果 SC6
FPDISP10611-5
SC33N193
結果 SC6
FPDISP10611-6
SC33N194
結果 SC6
11189/FPDAM1
SC33N202
結果 SC6
FPDISP12062-1
SC33N195
結果 SC6
FPDISP12062-2
SC33N196
結果 SC6
FPDISP12062-3
SC33N197
結果 SC6
FPDISP12062-5
SC33N199
投
票
期 限 /結 果
Vocabulary -- Part 18: Distributed data processing
21pp.
1998-09-15
SC1N2224:
賛成9,反対1,
棄権0,無回答4
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded 1999-03-05
Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and Basic Multilingual
Plane -- AMENDMENT 14: Yi syllables and Yi radicals
29pp.
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded 1999-02-26
Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and Basic Multilingual
Plane -- AMENDMENT 22: Keyboard Symbols
6pp.
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded 1999-02-26
Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and Basic Multilingual
Plane -- AMENDMENT 24: Thaana
4pp.
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded 1999-02-26
Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and Basic Multilingual
Plane -- AMENDMENT 25: Khmer
5pp.
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded 1999-02-26
Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and Basic Multilingual
Plane -- AMENDMENT 26: Myanmar
4pp.
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded 1999-02-26
Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and Basic Multilingual
Plane -- AMENDMENT 27: Syriac
4pp.
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-09-14
AMH1n -- Message Handling Systems -- Common Messaging -- SC6N10960:
Part 1: MHS Service Support (third edition)
46pp.
賛成6,反対0,
棄権4,無回答7
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-09-14
AMH1n -- Message Handling Systems -- Common Messaging -- SC6N10961:
Part 3: AMH11-Message Transfer(P1) (third edition)
45pp.
賛成6,反対0,
棄権4,無回答7
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-09-14
AMH1n -- Message Handling Systems -- Common Messaging -- SC6N10962:
Part 4: AMH12 and AMH14-MTS Access(P3) and MTS 94 賛成6,反対0,
Access(P3) (third edition)
66pp.
棄権4,無回答7
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-09-14
AMH1n -- Message Handling Systems -- Common Messaging -- SC6N10963:
Part 5: AMH13-MS Access(P7) (third edition)
55pp.
賛成6,反対0,
棄権4,無回答7
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-09-14
AMH1n -- Message Handling Systems -- Common Messaging -- SC6N10964:
Part 6: AMH15-MS 94 Access(P7) (second edition)
104pp.
賛成6,反対0,
棄権4,無回答7
Information technology -- International Standardized Profile FDI2 - 1998-09-14
- Directory Data Definitions -- MHS Use of the Directory -- FPDAM SC6N10971:
1: Use of 1997 Directory
1p.
賛成7,反対0,
棄権3,無回答7
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-09-14
AMH2n -- Message Handling Systems -- Interpersonal Messaging SC6N10965:
-- Part 1: IPM MHS Service Support (third edition)
35pp.
賛成6,反対0,
棄権4,無回答7
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-09-14
AMH2n -- Message Handling Systems -- Interpersonal Messaging SC6N10966:
-- Part 2: AMH21 - IPM Content (third edition)
38pp.
賛成6,反対0,
棄権4,無回答7
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-09-14
AMH2n -- Message Handling Systems -- Interpersonal Messaging SC6N10967:
-- Part 3: AMH22-IPM Requirements for Message Transfer(P1) 賛成6,反対0,
(third edition)
13pp.
棄権4,無回答7
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-09-14
AMH2n -- Message Handling Systems -- Interpersonal Messaging SC6N10969:
-- Part 5: AMH24-IPM Requirements for Enhanced MS Access(P7) 賛成6,反対0,
(third edition)
25pp.
棄権4,無回答7
タ
イ
ト
ル
25
投票/
担 当/
投
票
番
号
タ イ ト ル
結果 プロジェクトNo.
期 限 /結 果
FPDISP12062-6 Information technology -- International Standardized Profiles 1998-09-14
結果 SC6
SC33N201
AMH2n -- Message Handling Systems -- Interpersonal Messaging SC6N10970:
-- Part 6: AMH22-IPM Requirements for Enhanced MS 94 賛成6,反対0,
Access(P7) (second edition)
62pp.
棄権4,無回答7
Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -- 1998-09-15
10021-7/
結果 SC6/WG7
Part 7: Interpersonal Messaging System -- AMENDMENDT 1: Body SC6N10972:
33.11.01.07. FPDAM1
SC33N178
11
賛成5,反対0,
Part Signature Verification (edition 不明)
10pp.
棄権3,無回答9
FCD14752
Information technology -- Open Distributed Processing -- Protocol 1998-12-25
投票 SC7
07.67(33.67) SC7N1978
support for computational interactions
39pp.
投票 SC7
33.75
FCD14769
SC7N1970r
結果 SC7/WG2
07.40
FCD15910
SC7N1901
Information technology -- ODP Type Repository Function
42pp. 1999-01-17
Information technology -- Software User Documentation Process 1998-08-28
57pp.
SC7N1983:
賛成10,反対0,
棄権2,無回答16
FCD9126-1.2
Information technology -- Software product quality -- Part 1: 1998-10-26
結果 SC7/WG6
SC7N1949
Quality model
25pp.
SC7N2004:
(2次)
賛成16,反対4,
棄権0,無回答8
Information technology -- High Level Petri Net Standard
42pp. 1998-10-26
結果 SC7/WG11 FCD15909
07.19.03
SC7N1947
SC7N2003:
賛成17,反対1,
棄権3,無回答7
Information technology -- Keyboards for Portable Computers 1998-10-02
結果 SC18/WG9 FCD15412
JTC1N5426
10pp.
JTC1N5564:
賛成10,反対3,
棄権1,無回答12
technology
-Portable
Operating
System 1998-10-05
結果 SC22/WG15 FPDISP15287-2 Information
SC22N2694
Interface(POSIX) - Standardized Application Environment Profile - SC22N2827:
POSIX Realtime Application Support(AEP)
170pp.
賛成15,反対0,
棄権0,無回答5
Information technology -- Computer graphics and image 1998-12-14
投票 SC24/WG6 FCD15948
24.12.1
SC24N1917
processing -- Portable Network Graphics(PNG):Functional
Specification 64pp.
33pp.
1998-11-30
投票 SC25/WG3 11801/FPDAM3 Information technology -- Customer Premises Cabling
25.03.02.01- SC25N487A
04
投票 SC25/WG4 FCD14776-232 Information technology -- SCSI -- Part 232: Serial Bus Protocol 2 1999-04-10
(SBP-2)
95pp.
1.25.13.11.2 SC25N520
0
FCD9798-2
Information technology -- Security techniques -- Entity authentication - 1998-09-28
結果 SC27
27.03.02
SC27N2019
- Part 2: Mechanisms using symmetric encipherment algorithms SC27N2112:
(second edition)
17pp.
賛成15,反対1,
棄権1,無回答3
Information technology -- Security techniques - Digital signature 1999-03-31
投票 SC27/WG2 FCD9796-1
27.07.01
SC27N2175
scheme giving message recovery -- Part 1: Mechanisms using
redundancy(revision of IS 9796:1991)
22pp.
Information technology -- Generic coding of moving pictures and 1999-02-28
投票 SC29/WG11 13818-1/
associated audio information: Systems -- AMENDMENT 6: 4:2:2
1.29.05.02.0 FPDAM6
Profile High level splice parameters and buffer model for ISO/IEC
SC29N2772
2.05
13818-7(AAC)
[ITU-T Rec. H.222.0(1996)/Amd.6(199X E)]
5pp.
Information technology -- Generic coding of moving pictures and 1999-02-28
投票 SC29/WG11 13818-4/
associated audio information -- Part 4: Conformance testing -1.29.05.02.0 FPDAM2
AMENDMENT 2: System target decoder model
77pp.
SC29N2774
4.02
SC29/WG11
FCD13818-10
Information
technology
-Generic
coding
of
moving
pictures and 1998-09-05
結果
29.05.02.10 SC29N2551
associated audio information -- Part 10: Conformance extensions SC29N2755:
for Digital Storage Media Command and Control (DSM-CC) 賛成20,反対1,
101pp.
棄権2,無回答5
SC29/WG11
FCD14496-1
Information
technology
-Very-low
bitrate
audio-visual
coding
-1998-09-29
結果
29.13.01
N2601
Part 1:Systems
260pp.
SC29N2756:
賛成12,反対11,
棄権1,無回答4
26
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
結果 SC29/WG11 FCD14496-2
29.13.02
N2602
Information technology -- Very-low bitrate audio-visual cording -Part 2: Visual
326pp.
結果 SC29/WG11 FCD14496-3
29.13.03
N2603
Information technology -- Very-low bitrate audio-visual coding -Part 3: Audio
1036pp.
結果 SC29/WG11 FCD14496-5
29.13.05
SC29N2605
Information technology -- Very-low bitrate audio-visual coding -Part 5: Reference Software
11pp.
結果 SC29/WG11 FCD14496-6
29.13.06
N2606
Information technology -- Very-low bitrate audio-visual coding -Part 6: Delivery Multimedia Integration Framework (DMIF)
91pp.
結果 SC31/WG2
31.06
FCD15434-1
SC31N0317
Information technology -- Automatic Identification and Data
Capture Techniques -- Transfer Syntax for High Capacity ADC
Media
18pp.
投票 SC32/WG2
FCD11179-1
SC32N186
Information technology -- Specification and Standardization of
data elements -- Part 1: Framework for the specification and
standardization of data elements
43pp.
Information technology -- Database languages SQL -- Part 3: 1998-12-14
Call-Level Interface(SQL/CLI) (second edition)
365pp.
投票 SC32/WG3 FCD9075-3
32.03.04.03 SC32N176
タ
イ
ト
ル
投
票
期 限 /結 果
1998-09-29
SC29N2757:
賛成14,反対9,
棄権1,無回答4
1998-09-29
SC29N2758:
賛成16,反対7,
棄権1,無回答4
1998-09-25
SC29N2759:
賛成12,反対9,
棄権1,無回答6
1998-09-29
SC29N2760:
賛成17,反対3,
棄権3,無回答5
1998-07-03
SC31N0365:
賛成18,反対2,
棄権1,無回答2
1998-10-14
投票 SC32/WG4
1.64..01.00.0
0
結果 SC32/WG5
32.331.04.01
FCD13249-1
SC32N188
Information technology -- Database Language -- SQL Multimedia 1999-02-26
and Application Packages -- Part 1: Framework
17pp.
9579/FPDAM1
SC32N106
結果 SC33
33.82.01
FCD10021-12
SC33N148
結果 SC33
33.82.02
FCD10021-13
SC33N149
Information technology -- Remote Database Access for SQL 1998-08-26
(RDA/SQL) -- Amendment 1: Secure RDA
32pp.
SC32N177:
賛成6,反対4,
棄権3,無回答2
Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -- 1998-07-27
Part 12: Inter-Application Messaging -- Service Definition
35pp. SC33N245:
賛成4,反対1,
棄権5,無回答3
Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -- 1998-07-27
Part 13: Inter-Application Messaging -- Protocol specification SC33N148:
99pp.
賛成4,反対1,
棄権5,無回答3
Information technology -- Enhancements to LOTOS(E-LOTOS) 1998-10-03
209pp.
SC7N1995R:
賛成7,反対1,
棄権4,無回答16
Information technology -- Topic Navigation Maps
29pp.
1999-02-26
結果 SC33/WG9 FCD15437
21.20.02.03 SC33N188
投票 SC34
FCD13250
SC34N008
投票 SC34
FCD15445
SC34N010
Information technology -- Document Description and Processing 1999-02-26
Languages -- HyperText Markup Language(HTML)
29pp.
DIS/DISP/DTR/DAMおよび
DIS/DISP/DTR/DAM およびFDIS/FDISP/FDAM
および FDIS/FDISP/FDAMの承認投票
FDIS/FDISP/FDAM の承認投票・結果
の承認投票 ・結果
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
SGFS
10609-5/DAM1
結果
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-07-12
TB,TC,TD and TE -- Connection-mode Transport Service over 賛成21,反対0,
connection-mode Network Service -- Part 5: Definition of profiles
棄権5,無回答4
TB1111/TB1121 -- AMENDMENT 1: Addition of Management
Requirements
11pp.
タ
イ
ト
ル
27
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
10609-6/DAM1
結果 SGFS
結果 SGFS
結果 SGFS
結果 SGFS
結果 SGFS
結果 SGFS
結果 SGFS
結果 SGFS
結果 SGFS
結果 SGFS
結果 SGFS
結果 SGFS
結果 SGFS
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-07-12
TB,TC,TD and TE -- Connection-mode Transport Service over 賛成21,反対0,
Connection-mode Network Service -- Part 6: Definition of profiles
棄権5,無回答4
TC1111/TC1121 -- AMENDMENT 1: Addition of Management
Requirements
11pp.
10609-7/DAM1 Information technology -- International Standardized Profiles 1998-07-12
TB,TC,TD and TE -- Connection-mode Transport Service over 賛成21,反対0,
Connection-mode Network Service -- Part 7: Definition of profiles
棄権5,無回答4
TD1111/TD1121 -- AMENDMENT 1: Addition of Management
Requirements
11pp.
10609-8/DAM1 Information technology -- International Standardized Profiles 1998-07-12
TB,TC,TD and TE -- Connection-mode Transport Service over 賛成21,反対0,
Connection-mode Network Service -- Part 8: Definition of profiles
棄権4,無回答5
TE1111/TE1121 -- AMENDMENT 1: Addition of Management
Requirements
11pp.
10609-12/DAM1 Information technology -- International Standardized Profiles 1998-07-12
TB,TC,TD and TE -- Connection-mode Transport Service over 賛成20,反対0,
connection-mode Network Service -- Part 12: Definition of profile
棄権6,無回答4
TC51, provision of the OSI connection-mode Network Service in
an End System attached to a CSMA/CD LAN -- AMENDMENT 1:
Addition of Management Requirements
11pp.
10609-14/DAM1 Information technology -- International Standardized Profiles 1998-07-12
TB,TC,TD and TE -- Connection-mode Transport Service over 賛成19,反対0,
connection-mode Network Service -- Part 14: Definition of profile
棄権7,無回答4
TC53, provision of the OSI connection-mode Transport Service
using the OSI connection-mode Network Service in an End System
attached to a Token Ring LAN -- AMENDMENT 1: Addition of
Management Requirements
11pp.
10609-15/DAM1 Information technology -- International Standardized Profiles 1998-07-12
TB,TC,TD and TE -- Connection-mode Transport Service over 賛成20,反対0,
connection-mode Network Service -- Part 15: Definition of profile
棄権6,無回答4
TC54, provision of the OSI connection-mode Transport Service
using the OSI connection-mode Network Service in an End System
attached to an FDDI LAN -- AMENDMENT 1:
Addition of
Management Requirements
11pp.
DISP10611-6
Information technology -- International Standardized Profiles 1997-01-26
AMH1n -- Message Handling Systems -- Common Messaging -- 賛成28,反対0,
Part 6: AMH15-MS 94 Access (P7)
92pp.
棄権2,無回答1
10614-5/DAM1 Information technology -- International Standardized Profile RC -- 1998-07-12
X.25 protocol relaying -- Part 5: Definition of profile RC51.1111, 賛成20,反対0,
X.25 protocol relaying between CSMA/CD LAN subnetworks and
棄権5,無回答5
PSDNs using virtual calls over a PSTN leased line permanent
access -- AMENDMENT 1: Addition of management requirements
10pp.
10614-6/DAM1 Information technology -- International Standardized Profile RC -- 1998-07-12
X.25 Protocol relaying -- Part 6: Definition of profile RC51.1121, 賛成20,反対0,
X.25 protocol relaying between CSMA/CD LAN subnetworks and
棄権5,無回答5
PSDNs using virtual calls over a digital data circuit/CSDN leased
line permanent access -- AMENDMENT 1: Addition of
management requirements
10pp.
12067-4/DAM1 Information technology -- International Standardized Profile RB -- 1998-07-12
Relaying the connection-mode Network Service -- Part 4: 賛成20,反対0,
Definition of profile RB51.1111, relaying the connection-mode
棄権5,無回答5
Network Service between CSMA/CD LAN subnetworks and PSDNs
using virtual calls over a PSTN leased line permanent access -AMENDMENT 1: Addition of management requirements
10pp.
12067-5/DAM1 Information technology -- International Standardized Profile RB -- 1998-07-12
Relaying the connection-mode Network Service -- Part 5: 賛成19,反対0,
Definition of profile RB51.1121, relaying the connection-mode
棄権6,無回答5
Network Service between CSMA/CD LAN subnetworks and PSDNs
using virtual calls over a digital data circuit/CSDN leased line
permanent access -- AMENDMENT 1: Addition of management
requirements
10pp.
DISP12069-4
Information technology -- International Standardized Profiles 1997-02-28
ADFnn -- Document Filing and Retrieval (DFR) -- Part 4: ADF12 -- 賛成26,反対0,
Common Filing and Retrieval -- Archiving Profile
16pp.
棄権4,無回答1
DISP12069-5
Information technology -- International Standardized Profiles 1998-07-26
ADFnn -- Document Filing and Retrieval (DFR) -- Part 5: ADF13 -- 賛成21,反対0,
Common Filing and Retrieval - Document Store Manipulation
棄権5,無回答4
Profile
40pp.
タ
イ
ト
ル
28
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
DIS2382-8
結果 SC1/WG4
01.08
結果 SC1/WG5
01.15
DIS2382-15
投票 SC1/WG7
01.32
DIS2382-32
結果 SC2
02.20.08
DIS8859-8
結果 SC2
02.20.12
DIS8859-14
結果 SC2/WG3
02.20.02
DIS8859-2
結果 SC2/WG3
02.20.03
DIS8859-3
結果 SC2/WG3
02.20.05
DIS8859-5
結果 SC2/WG3
02.06
DIS8859-6
結果 SC2/WG3
02.20.09
DIS8859-9
結果 SC2/WG3
02.20.13
DIS8859-13
投票 SC2/WG3
02.20.15
DIS8859-15
結果 SC6
DTR9577
投票 SC6
DTR11802-2
結果 SC6/WG1
8802-5/DAM2
投票 SC6/WG3
DIS8802-3
8802-5/DAM1
結果 SC6/WG3
06.43.05.01
DIS10173
結果 SC6/WG3
06.09.01.05
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- Vocabulary -- Part 8: Security (second 1997-04-12
edition)
36pp.
賛成25,反対2,
棄権3,無回答2
Information technology -- Vocabulary -- Part 15: Programming 1997-04-12
languages (second edition)
46pp.
賛成22,反対5,
棄権2,無回答2
Information technology -- Vocabulary -- Part 32: Electronic Mail 1998-12-01
41pp.
タ
イ
ト
ル
Information technology -- 8-bit single-byte coded graphic character 1998-02-16
sets -- Part 8: Latin/Hebrew alphabet
11pp.
賛成27,反対1,
棄権3,無回答1
Information technology -- 8-bit single-byte coded graphic character 1998-02-16
sets -- Part 14: Latin alphabet No.8 (Celtic)
8pp.
賛成25,反対2,
棄権3,無回答2
Information technology -- 8-bit single-byte coded graphic character 1997-07-06
sets -- Part2: Latin alphabet No.2
16pp.
賛成24,反対6,
棄権3,無回答2
Information technology -- 8-bit single-byte coded graphic character 1997-07-06
sets -- Part 3: Latin alphabet No. 3
16pp.
賛成26,反対4,
棄権3,無回答2
Information technology -- 8-bit single-byte coded graphic character 1997-07-06
sets -- Part 5: Latin/Cyrillic alphabet
16pp.
賛成27,反対4,
棄権2,無回答2
Information technology -- 8-bit single-byte coded graphic character 1997-07-06
sets -- Part 6: Latin/Arabic alphabet
16pp.
賛成25,反対4,
棄権2,無回答3
Information technology -- 8-bit single-byte coded graphic character 1997-07-06
sets -- Part 9: Latin alphabet No. 5
16pp.
賛成26,反対4,
棄権3,無回答3
Information technology -- 8-bit single-byte coded graphic character 1997-08-24
sets -- Part 13: Latin alphabet No.7
10pp.
賛成28,反対2,
棄権3,無回答0
Information technology -- 8-bit single-byte coded graphic character 1998-12-01
sets -- Part 15: Latin Alphabet 9
9pp.
Information technology -- Protocol Identification in the Network 1998-08-26
Layer [TR Type: 3] (fourth edition)
25pp.
JTC1N5515:
賛成15,反対1,
棄権0,無回答10
Information technology -- Telecommunications and information 1998-12-12
exchange between systems -- Local and metropolitan area
network -- Technical reports and guidelines -- Part 2: Standard
Group Addresses [TR Type: 2] (fourth edition)
15pp.
Information technology -- Telecommunications and information 1997-07-06
exchange between systems -- Local and Metropolitan Area 賛成27,反対0,
Networks -- Specific Requirements -- Part 5: Token ring access
棄権1,無回答2
method and physical layer specifications -- AMENDMENT 2: Fibre
optic media
15pp.
Information technology -- Telecommunications and information 1999-03-10
exchange between systems -- Local and metropolitan area
networks -- Specific requirements -- Part 3: Carrier sense multiple
access with collision detection (CSMA/CD) access method and
physical layer specifications [Fast Track Procedure proposed by
IEEE] (sixth edition)
1236pp.
Information technology -- Telecommunications and information 1997-07-06
exchange between systems -- Local and metropolitan area 賛成27,反対0,
networks -- Specific requirements -- Part 5: Token ring access
棄権1,無回答2
method and physical layer specifications -- AMENDMENT 1:
Dedicated token ring operation and fibre optic media [ANSI/IEEE
Std 802.5r and 802.5j, 1998 Edition]
425pp.
Information technology -- Telecommunications and information 1997-12-21
exchange between systems -- Interface connector and contact 賛成25,反対0,
assignments for ISDN primary rate access connector located at
棄権3,無回答3
reference points S and T (second edition)
13pp.
29
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
DIS11571
結果 SC6/WG6
結果 SC6/WG6
DIS15771
結果 SC6/WG6
DIS15772
結果 SC6/WG6
DIS15991
結果 SC6/WG6
DIS15992
8473-1/DAM4
結果 SC6/WG7
06.65.01.04
DIS14598-1
結果 SC7/WG6
07.13.02.01
投票 SC18/WG9 DIS15411.2
(2次)
結果 SC21/WG7 10165-4/DAM2
21.28.02.04.
03
結果 SC21/WG7 10165-4/DAM3
21.28.02.04.
02
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- Telecommunications and information 1998-04-02
exchange between systems -- Private Integrated Services 賛成24,反対0,
Networks -- Addressing [Fast Track Procedure proposed by
棄権2,無回答3
ECMA]
30pp.pp.
Information technology -- Telecommunication and information 1997-10-10
exchange between systems -- Private Integrated Services Network 賛成25,反対0,
-- Specification, functional model and information flows -- Common
棄権2,無回答3
information additional network feature [Fast Track Procedure
proposed by ECMA]
17pp.
Information technology -- Telecommunication and information 1997-10-10
exchange between systems -- Private Integrated Services Network 賛成25,反対0,
-- Inter-exchange signalling protocol -- Common information
棄権2,無回答3
additional network feature [Fast Track Procedure proposed by
ECMA]
28pp.
Information technology -- Telecommunications and information 1998-04-30
exchange between systems -- Private Integrated Services Network 賛成24,反対0,
(PISN) -- Specification, functional model and information flows -棄権2,無回答3
Call priority interruption and call priority interruption protection
supplementary services [Fast Track Procedure proposed by
ECMA]
45pp.
Information technology -- Telecommunications and information 1998-05-06
exchange between systems -- Private Integrated Services Network 賛成25,反対0,
-- Inter-exchange signalling protocol -- Call priority interruption and
棄権3,無回答2
call priority interruption protection supplementary services [Fast
Track Procedure proposed by ECMA] (second edition)
38pp.
Information
technology
-Protocol
for
providing
the 1996-09-09
connectionless-mode network service -- Protocol specification -- 賛成29,反対0,
AMENDMENT 4: Service provider selection
4pp.
棄権0,無回答0
Information technology -- Software product evaluation -- Part 1: 1997-03-28
General overview
18pp.
賛成22,反対7,
棄権3,無回答2
Information technology -- Segmented keyboard layouts (second 1998-12-10
edition)
15pp.
タ
イ
ト
ル
Information technology -- Open Systems Interconnection -Structure of management information -- Part 4: Guidelines for the
definition of managed objects -- AMENDMENT 2: Addition of the
NO-MOTIFY Syntax Element and Guideline Extensions
32pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -Structure of management information -- Part 4: Guidelines for the
definition of managed objects -- AMENDMENT 3: Guidelines for
the use of Z for managed object behaviour
[ITU-T Rec.
X.722(1992)/Amd.3]
24pp.
Information technology -- ECMAScript: A general purpose, crossplatform programming language
[Fast Track Procedure
proposed by ECMA]
95pp.
1996-12-08
賛成27,反対1,
棄権2,無回答1
1996-12-08
賛成26,反対2,
棄権2,無回答1
1998-04-09
賛成26,反対0,
棄権1,無回答2
[Fast Track 1999-03-10
結果 SC22
DIS16262
投票 SC22
DIS16509
Information technology -- Year 2000 terminology
Procedure proposed by IEEE]
22pp.
投票 SC22/WG5
22.02.03
DIS1539-3
Information technology -- Programming languages -- Fortran -- 1998-12-01
Part 3: Conditional Compilation
21pp.
投票 SC22/WG9
DIS15291
Information technology -- Programming languages
Semantic Interface Specification (ASIS)
282pp.
結果 SC22/WG13 DIS10514-2
22.18.04
結果 SC22/WG13 DIS10514-3
22.18.02
結果 SC23
DIS16448
結果 SC23
DIS16449
--
Ada 1998-12-08
Information technology -- Programming languages -- Part 2: 1997-10-26
Modula-2, generics in Modula-2
41pp.
賛成20,反対1,
棄権7,無回答0
Information technology -- Programming languages -- Part 3: 1997-10-26
Modula-2, object-oriented Modula-2
61pp.
賛成20,反対1,
棄権7,無回答0
Information technology -- 120 mm DVD - Read-only disk [Fast 1998-09-19
Track Procedure proposed by JISC]
70pp.
SC23N1094:
賛成18,反対0,
棄権7,無回答5
Information technology -- 80 mm DVD - Read-only disk [Fast 1998-09-19
Track Procedure proposed by JISC]
70pp.
SC23N1095:
賛成20,反対0,
棄権6,無回答5
30
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
投票 SC24/WG6 DIS7942-3
24.01.07
投票 SC25
DTR14543-1
投票 SC25
DTR14543-2
投票 SC25
DTR14543-3
投票 SC25
DTR15044
投票 SC25/WG1 DTR15067-3
25.01.04.0203
結果 SC27/WG2 DIS9798-5
27.03.05
投
票
期 限 /結 果
Information technology -- Computer graphics and image 1998-12-01
processing -- Graphical Kernel Systems (GKS) -- Part 3: Audit trail
38pp.
Information technology -- Home Electronic Systems Architecture -- 1999-02-04
Part 1: Introduction [TR Type: 2] (second edition)
11pp.
タ
イ
ト
ル
Information technology -- Home Electronic Systems (HES) 1999-02-04
Architecture -- Part 2: Device Modularity [TR Type: 2] (second
edition)
11pp.
Information technology -- Home Electronic Systems (HES) 1999-02-04
Architecture -- Part 3: Communication Layers [TR Type: 2]
14pp.
Information technology -- Terminology for Home Electronic 1999-02-04
Systems (HES) [TR Type: 2]
Information technology -- Home Electronic systems(HES) -Application model -- Part 3: Energy management model for HES
[TR Type: 3]
23pp.
Information technology -- Security techniques -- Entity
authentication -- Part 5: Mechanisms using zero knowledge
techniques
28pp.
1999-02-04
1997-10-19
:
賛成25,反対2,
棄権2,無回答2
Information technology -- Security techniques -- Hash-functions -- 1998-11-24
Part 4: Hash-functions using modular arithmetic
24pp.
投票 SC27/WG2
27.09.04
DIS10118-4
投票 SC27/WG2
27.08.01
DIS14888-1
Information technology -- Security techniques -- Digital signatures 1998-11-10
with appendix -- Part 1: General
14pp.
投票 SC27/WG2
27.08.03
DIS14888-3
Information technology -- Security techniques -- Digital signatures 1998-11-10
with appendix -- Part 3: Certificate-based mechanisms
34pp.
投票 SC29
DIS16500-1
投票 SC29
DIS16500-2
投票 SC29
DIS16500-3
投票 SC29
DIS16500-4
投票 SC29
DIS16500-5
投票 SC29
DIS16500-6
投票 SC29
DIS16500-7
投票 SC29
DIS16500-8
投票 SC29
DIS16500-9
投票 SC29
DTR16501
Information technology -- Generic Digital Audio-Visual Systems -Part 1: System Reference Models and Scenarios [PAS submitted
by DAVIC]
101pp.
Information technology -- Generic Digital Audio-Visual Systems -Part 2: Systems Dynamics, Scenarios and Protocol Requirements
[PAS submitted by DAVIC]
195pp.
Information technology -- Generic Digital Audio-Visual Systems -Part 3: Contours: Technology Domain [PAS submitted by DAVIC]
124pp.
Information technology -- Generic Digital Audio-Visual Systems -Part 4: Lower-Layer Protocols and Physical Interfaces [PAS
submitted by DAVIC]
314pp.
Information technology -- Generic Digital Audio-Visual Systems -Part 5:High and Mid-Layer Protocols [PAS submitted by DAVIC]
177pp.
Information technology -- Generic Digital Audio-Visual Systems -Part 6: Information Representation [PAS submitted by DAVIC]
235pp.
Information technology -- Generic Digital Audio-Visual Systems -Part 7: Basic Security Tools
[PAS submitted by DAVIC]
139pp.
Information technology -- Generic Digital Audio-Visual Systems -part 8: Management Architecture and Protocols [PAS submitted
by DAVIC]
159pp.
Information technology -- Generic Digital Audio-Visual Systems -Part 9: Usage Information Protocols [PAS submitted by DAVIC]
127pp.
Information technology -- Technical Report on ISO/IEC 16500 -Description of digital audio-visual functionalities [PAS submitted
by DAVIC] [TR Type: 3]
124pp.
Information technology -- Generic coding of moving pictures and
associated audio information: Systems -- AMENDMENT 5:
System-related table entries for Advanced Audio Coding(AAC)
[ITU-T Rec.H.222.0(1996)/Amd.5(1998 E)]
4pp.
Information technology -- Generic coding of moving pictures and
associated audio information -- Part 4: Conformance testing -AMENDMENT 1: Advanced Audio Coding (AAC) Conformance
testing
11pp.
Information technology -- Coding of multimedia and hypermedia
information -- Part 6: Support for enhanced interactive applications
71pp.
結果 SC29/WG11 13818-1/DAM5
29.05.02.01.
05
投票 SC29/WG11 13818-4/DAM1
29.05.02.04.
01
結果 SC29/WG12 DIS13522-6
29.06.06
1999-03-24
1999-03-24
1999-03-24
1999-03-24
1999-03-24
1999-03-24
1999-03-24
1999-03-24
1999-03-24
1999-03-24
1998-09-02
賛成27,反対0,
棄権0,無回答2
1998-12-22
1997-11-03
賛成23,反対1,
棄権1,無回答2
31
投票/
担 当/
番
号
結果 プロジェクトNo.
DIS16022
結果 SC31
タ
イ
ト
ル
Information technology -- International symbology specification -Data matrix [Fast Track Procedure proposed by ANSI]
95pp.
結果 SC31
DIS16023
Information technology -- International symbology specification -Maxicode [Fast Track Procedure proposed by ANSI]
44pp.
結果 SC31
DIS16388
結果 SC31
DIS16390
結果 SC32
21.58.03
(2次)
DIS13238-3.2
Information technology -- Automatic identification and data capture
-- Bar code symbology and specification -- Code 39 [Fast-track
procedure proposed by BSI] [Fast Track Procedure proposed by
BSI]
13pp.
Information technology -- Automatic identification and data capture
techniques -- Bar code symbology specifications -- Interleaved 2 of
5
[Fast-track procedure proposed by BSI]
[Fast Track
Procedure proposed by BSI]
11pp.
Information technology -- Data Management facility -- Part 3: IRDS
export/import facilities for IRDS
83pp.
結果 SC32/WG2
32.14.05
DIS6523-1
Structure for the identification of organizations and organization
parts -- Part 1: identification of organization identification schemes
(second edition)
14pp.
結果 SC32/WG2
1.32.14.05
DIS6523-2
Information technology -- Structure for the identification of
organizations and organization parts -- Part 2: Registration of
organization identification schemes (second edition)
12pp.
投票 SC32/WG2
DTR15452
Information technology -- Specification of data value domains
[TR]
34pp.
結果 SC33
8326/DAM2
結果 SC33
8327-1/DAM2
結果 SC33
8822/DAM2
結果 SC33
8823-1/DAM2
結果 SC33
DIS10040
Information technology -- Open Systems Interconnection -Session service definition -- AMENDMENT 2: Nested Connections
Functional Unit [ITU-T Rec. X.215(1994)/Draft Amd.2] [Fast
Track Procedure proposed by ITU-T]
3pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -Connection-oriented Session protocol: Protocol specification -AMENDMENT 2: Nested Connections Functional Unit [ITU-T
Rec. X.225(1995)/Draft Amd.2]
3pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -Presentation service definition -- AMENDMENT 2: Nested
Connections Functional Unit
[ITU-T Rec. X.216(1994)/Draft
Amd.2] [Fast Track Procedure proposed by ITU-T] (second
edition)
4pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -Connection-oriented presentation protocol: Protocol specification
-- AMENDMENT 2: Nested Connections Functional Unit [ITU-T
Rec. X.226(1994)/Draft Amd.2] [Fast Track Procedure proposed
by ITU-T]
3pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -Systems management overview
[ITU-T Rec.X.701(1997E)]
(second edition)
27pp.
DIS10164-19
結果 SC33
21.29.01.02.
02
結果 SC33
DIS10746-1
結果 SC33
21.59.01
(2次)
DIS13235-1.2
結果 SC33/WG6 13244/DAM1
21.28.01.02.
07
投票 SC35
9995-3/DAM1
DIS11581-6
投票 SC35
18.21.02.06
投
票
期 限 /結 果
1998-10-09
賛成26,反対1,
棄権2,無回答3
1998-10-09
賛成27,反対1,
棄権3,無回答1
1998-08-26
賛成26,反対0,
棄権0,無回答4
1998-08-26
賛成25,反対0,
棄権2,無回答4
1997-09-26
賛成21,反対2,
棄権4,無回答2
1997-11-10
賛成25,反対1,
棄権3,無回答1
1997-11-10
賛成25,反対1,
棄権3,無回答1
1998-12-04
1998-08-26
賛成20,反対0,
棄権6,無回答2
1998-08-26
賛成21,反対0,
棄権6,無回答1
1998-08-26
賛成20,反対0,
棄権6,無回答0
1998-08-26
賛成21,反対0,
棄権6,無回答1
1995-03-10
賛成23,反対4,
棄権2,無回答2
Information technology -- Open Systems Interconnection -- 1996-05-04
Systems Management -- Part 19: Management Domain and 賛成24,反対3,
Management policy Management Functions [ITU-T Draft
棄権3,無回答2
Recommendation Rec. X.749(1995)]
49pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Basic 1995-11-27
reference model of Distributed Processing -- Part 1: Overview 賛成26,反対2,
68pp.
棄権2,無回答1
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Open 1996-11-08
Distributed Processing -- ODP trading function -- Part 1: 賛成23,反対2,
Specification
85pp.
棄権2,無回答0
Information technology -- Open Distributed Management 1998-09-09
Architecture 1: Support using Common Objet request Broker 賛成20,反対0,
Architecture (CORBA) [ITU-T Rec. X.703(199xE)/Draft Amd.1]
棄権6,無回答2
8pp.
Information technology -- Keyboard layouts for text and office 1998-12-01
systems -- Part 3: Complementary layouts of the alphanumeric
zone of the alphanumeric section AMENDMENT 11p.
Information technology -- User-system interfaces and symbols - 1998-12-01
Icon symbols and functions - Part 6: Action Icons
15pp.
32
IS/ISP/TR/AMD出 版
番
号
TR10000-1
(SGFS)
TR10000-2
(SGFS)
TR10000-3
(SGFS)
ISP106081/AMD1
(SGFS)
ISP10615-5
(SGFS)
ISP10615-6
(SGFS)
ISP15125-4
(SGFS)
2382-8
(SC1/WG4)
10646-1/AMD10
(SC2/WG2)
10646-1/AMD12
(SC2/WG2)
10646-1/AMD13
(SC2/WG2)
タ イ ト ル
Information technology -- Framework and taxonomy of International Standardized
Profiles -- Part 1: General principles and documentation framework [TR Type: 3]
(fourth edition)
13pp.
Information technology -- Framework and taxonomy of International Standardized
Profiles -- Part 2: Principles and Taxonomy for OSI Profiles [TR Type: 3] (fifth
edition)
23pp.
Information technology -- Framework and taxonomy of International Standardized
Profiles -- Part 3: Principles and Taxonomy for Open System Environment Profiles
[TR Type: 3] (second edition)
10pp.
Information technology -- International Standardized Profile Tannnn -- Connectionmode Transport Service over Connectionless-mode Network Service -- Part 1: General
overview and subnetwork-independent requirements -- AMENDMENT 1: Reference
Optional Security Requirements -- Tannn
1p.
Information technology -- International Standardized Profiles ADInn -- OSI Directory -Part 5: ADI31 -- DUA support of Distributed Operations
25pp.
Information technology -- International Standardized Profiles ADInn -- OSI Directory -Part 6: ADI32 -- DSA Support of Distributed Operations
46pp.
Information technology -- International Standardized Profiles ADYnn -- OSI Directory -Part 4: ADY22 -- DSA support of Distributed Operations
39pp.
Information technology -- Vocabulary -- Part 8: Security (second edition)
38pp.
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded Character Set (UCS) -- Part
1: Architecture and Basic Multilingual Plane -- AMENDMENT 10: Ethiopic
9pp.
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded Character Set (UCS) -- Part
1: Architecture and Basic Multilingual Plane -- AMENDMENT 12: Cherokee
4pp.
Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded Character Set (UCS) -- Part
1: Architecture and Basic Multilingual Plane -- AMENDMENT 13: CJK unified
ideographs with supplementary sources
438pp.
10646-1/AMD16 Information technology -- Universal Multiple-Octet Coded Character Set (UCS) -- Part
(SC2/WG2)
1: Architecture and Basic Multilingual Plane -- AMENDMENT 16: Braille patterns
7pp.
8859-13
Information technology -- 8-bit single-byte coded graphic character sets -- Part 13:
(SC2/WG3)
Latin alphabet No.7
10pp.
10021-2/COR1 Information technology -- Message Handling Systems (MHS): Overall -- TECHNICAL
(SC6)
CORRIGENDUM 1 [ITU-T Rec.X.402(1995)/Cor.1(1997E)]
1p.
10021-4/COR1 Information technology -- Message Handling Systems (MHS): Message transfer
(SC6)
system: Abstract service definition and procedures -- TECHNICAL CORRIGENDUM 1
[ITU-T Rec.X.411(1995)/Cor.1(1997E)]
2pp.
10021-5/COR1 Information technology -- Message Handling Systems (MHS): Message store: Abstract
(SC6)
service definition -- TECHINICAL CORRIGENDUM 1
[ITU-T Rec.X.413
(1995)/Cor.1(1997E)]
5pp.
10021-5/AMD1 Information technology -- Message Handling Systems (MHS): Message store: Abstract
(SC6)
service definition -- AMENDMENT 1: Additional correlation attribute and security error
code [ITU-T Rec.X.413(1995)/Amd.1(1997E)] (third edition)
7pp.
10021-10
Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -- Part 10: MHS routing
(SC6)
66pp.
8802-5
Information technology -- Telecommunications and information exchange between
(SC6/WG3)
systems -- Local and metropolitan area networks -- Specific requirements -- Part 5:
Token ring access method and physical layer specifications [ANSI/IEEE Std 802.5,
1998 Edition] (third edition)
243pp.
8802-5/AMD1
Information technology -- Telecommunications and information exchange between
(SC6/WG3)
systems -- Local and metropolitan area networks -- Specific requirements -- Part 5:
Token ring access method and physical layer specifications -- AMENDMENT 1:
Dedicated token ring operation and fibre optic media [ANSI/IEEE Std 802.5r and
802.5j, 1998 Edition]
408pp.
15771
Information technology -- Telecommunication and information exchange between
(SC6/WG6)
systems -- Private Integrated Services Network -- Specification, functional model and
information flows -- Common information additional network feature [Fast Track
Procedure proposed by ECMA]
17pp.
15772
Information technology -- Telecommunication and information exchange between
(SC6/WG6)
systems -- Private Integrated Services Network -- Inter-exchange signalling protocol -Common information additional network feature [Fast Track Procedure proposed by
ECMA]
28pp.
15899
Information technology -- Telecommunications and information exchange between
(SC6/WG6)
systems -- Broadband Private Integrated Services Network -- Service description -Broadband connection oriented bearer services [Fast Track Procedure proposed by
ECMA]
9pp.
発行年月日
1998-11-01
1998-11-01
1998-11-01
1998-08-01
1998-09-15
1998-09-15
1998-11-01
1998-11-01
1998-10-01
1998-09-01
1998-10-15
1998-10-15
1998-10-15
1998-09-01
1998-09-01
1998-09-01
1998-09-15
1998-09-01
1998-09-15
1998-09-15
1998-11-01
1998-11-01
1998-11-01
33
番
号
8073/AMD1
(SC6/WG7)
10021-9/COR1
(SC6/WG7)
84730-10
(SC6/WG7)
TR15504-1
(SC7/WG10)
TR15504-2
(SC7/WG10)
TR15504-3
(SC7/WG10)
TR15504-4
(SC7/WG10)
TR15504-6
(SC7/WG10)
TR15504-7
(SC7/WG10)
TR15504-8
(SC7/WG10)
TR15504-9
(SC7/WG10)
15718
(SC11)
8326/AMD1
(SC21)
8327-1/AMD1
(SC21/WG8)
8649/AMD2
(SC21/WG8)
8650-1/AMD2
(SC21/WG8)
8822/AMD1
(SC21/WG8)
8823-1/AMD1
(SC21/WG8)
9834-3
(SC21/WG8)
9834-7
(SC21/WG8)
13719-1
(SC22)
13719-2
(SC22)
13719-3
(SC22)
13719-4
(SC22)
13813
(SC22/WG9)
TR10176
(SC22/WG20)
14882
(SC22/WG21)
7942-4
(SC24/WG6)
タ イ ト ル
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Protocol for providing the
connection-mode transport service -- AMENDMENT 1: Relaxation of class
conformance requirements and expedited data service feature negotiation [ITU-T
Rec.X.224(1995)/Amd.1(1997E)] (fourth edition)
2pp.
Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -- Part 9: Electronic Data
Interchange Messaging System -- TECHNICAL CORREIGENDUM 1
1p.
Information technology -- Protocol for providing the connectionless-mode network
service: Protocol specification
[ITU-T Rec. X.233(1997E)]
(second edition)
57pp.
Information technology -- Software Process Assessment -- Part 1: Concepts and
Introductory Guide [TR Type: 2]
11pp.
Information technology -- Software Process Assessment -- Part 2: A Reference Model
For Processes And Process Capability [TR Type: 2]
39pp.
Information technology -- Software Process Assessment -- Part 3:Performing An
Assessment [TR Type: 2]
4pp.
Information technology -- Software Process Assessment -- Part 4: Guide To Performing
Assessments [TR Type: 2]
18pp.
Information technology -- Software Process Assessment -- Part 6: Guide to
qualification Of Assessors. [TR Type: 2]
22pp.
Information technology -- Software Process Assessment -- Part 7: Guide For Use In
Process Improvement [TR Type: 2]
36pp.
Information technology -- Software Process Assessment -- Part 8: Guide For Use In
Determining Supplier Process Capability [TR Type: 2]
17pp.
Information technology -- Software Process Assessment -- Part 9: Vocabulary [TR
Type: 2]
11pp.
Information technology -- Data interchange on 8 mm wide magnetic tape cartridge -Helical scan recording -- HH-1 format [Fast Track Procedure proposed by JISC]
87pp.
Open Systems Interconnection -- Session service definition AMENDMENT 1: Efficiency
enhancements (second edition)
3pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Connection-oriented
Session protocol: Protocol specification -- AMENDMENT 1: Efficiency enhancements
[ITU-T Rec. X.225(1995)/Amd.1(1997 E)] (second edition)
34pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Service definition for the
Association Control Service Element -- AMENDMENT 2: Fast-associate mechanism
[ITU-T Rec.X.217(1995)/Amd.2(1997 E)] (second edition)
1p.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Connection-oriented
protocol for the Association Control Service Element: Protocol specification -AMENDMENT 2: Fast-associate mechanism [ITU-T Rec.X.227(1995)/Amd.2(1997
E)] (second edition)
3pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Presentation service
definition -- AMENDMENT 1: Efficiency enhancements
[ITU-T Rec.
X.216(1994)/Amd.1(1997E)] (second edition)
2pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Connection-oriented
presentation protocol specification -- AMENDMENT 1: Efficiency enhancements
[ITU-T Rec. X.226(1994)/Amd.1(1997 E)] (second edition)
18pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Procedures for the
operation of OSI Registration Authorities -- Part 3: Registration of Values of RHname-tree components for joint ITU-T use [ITU-T Rec.x.662(1997 E)] (second
edition)
4pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Procedures for the
operation of OSI Registration Authorities: Assignment of international names for use in
specific contexts [ITU-T Rec. X.666 (1997 E)]
22pp.
Information technology -- Portable Common Tool Environment (PCTE) -- Part 1:
Abstract Specification (second edition)
460pp.
Information technology -- Portable Common Tool Environment (PCTE) -- Part 2: C
language binding (second edition)
145pp.
Information technology -- Portable Common Tool Environment (PCTE) -- Part 3: Ada
programming language binding (second edition)
161pp.
Information technology -- Portable Common Tool Environment (PCTE) -- Part 4: IDL
binding (Interface Definition Language) [Fast Track Procedure proposed by ECMA]
125pp.
Information technology -- Programming languages -- Generic packages of real and
complex type declarations and basic operations for Ada (including vector and matrix
types)
62pp.
Information technology -- Information Technology -- Guidelines for preparation of
programming Language standards [TR Type: 3]
33pp.
Information technology -- Programming Language C++
732pp.
発行年月日
1998-09-15
1998-09-01
1998-11-01
1998-08-15
1998-08-15
1998-08-15
1998-08-15
1998-08-15
1998-08-15
1998-08-15
1998-08-15
1998-08-01
1998-10-01
1998-10-01
1998-09-15
1998-09-15
1998-10-01
1998-09-15
1998-10-01
1998-10-01
1998-10-01
1998-10-01
1998-10-01
1998-10-01
1998-08-01
1998-09-01
1998-09-01
Information technology -- Computer graphics and image processing -- Graphical Kernel 1998-09-01
System (GKS) -- Part 4: Picture part archive
10pp.
34
番
号
12087-5
(SC24/WG7)
9314-6
(SC25/WG4)
9314-7
(SC25/WG4)
9314-8
(SC25/WG4)
9314-13
(SC25/WG4)
9798-3
(SC27/WG2)
TR11172-5
(SC29)
13818-6
(SC29/WG11)
13522-6
(SC29/WG12)
9595
(SC33)
9596-1
(SC33)
9834-1/AMD2
(SC33)
10026-1
(SC33)
10040
(SC33)
10021-7/AMD1
(SC33/WG1)
タ イ ト ル
Information technology -- Computer graphics and image processing -- Image
Processing and Interchange (IPI) -- Functional specification -- Part 5: Basic Image
Interchange Format (BIIF)
167pp.
Information technology -- Fibre distributed data interface (FDDI) -- Part 6: Station
Management (SMT)
192pp.
Information technology -- Fibre distributed data interface (FDDI) -- Part 7: Physical
Layer Protocol (PHY-2)
46pp.
Information technology -- Fibre Distributed Data Interface (FDDI) -- Part 8: Media
Access Control-2 (MAC-2)
98pp.
Information technology -- Fibre Distributed Data Interface (FDDI) -- Part 13:
Conformance Test Protocol Implementation Conformance Statement (CT-PICS)
Proforma
26pp.
Information technology -- Security techniques -- Entity authentication -- Part 3:
Mechanisms using digital signature techniques (second edition)
6pp.
Information technology -- Coding of moving pictures and associated audio for digital
storage media at up to about 1,5 Mbit/s -- Part 5: Software simulation [TR Type: 3]
13pp.
Information technology -- Generic coding of moving pictures and associated audio
information -- Part 6: Extensions for DSM-CC
542pp.
Information technology -- Coding of multimedia and hypermedia information -- Part 6:
Support for enhanced interactive applications
87pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Common management
information service [ITU-T Rec. X.710(1997E)] (third edition)
32pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Common management
information protocol -- Part 1: Specification [ITU-T Rec. X.711(1997E)] (third
edition)
35pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Procedures for the
operation of OSI Registration Authorities -- General procedures -- AMENDMENT 2
Incorporation of the root arcs of the object identifier tree [ITU-T Rec.
X.660(1992)/Amd.2(1997E)]
5pp.
Information technology -- Open systems Interconnection -- Distributed Transaction
Processing -- Part 1: OSI TP Model (second edition)
39pp.
Information technology -- Open Systems Interconnection -- Systems management
overview [ITU-T Rec.X.701(1997E)] (second edition)
27pp.
Information technology -- Message Handling Systems (MHS) -- Interpersonal
messaging system -- AMENDMENT 1: Security error diagnostic codes
[ITU-T
Rec.X.420(1996)/Amd.1(1997E)] (second edition)
2pp.
<編 集 後 記 >
Newsletter も創刊以来丁度10年を経過し,今回が40号の
発行となりました.関係者諸氏にお慶びを申し上げますと
共に,諸先輩方のご努力に心から感謝する次第であります.
さて,今40号はトピックス記事として,文字コード規格
に関する記事を取り上げました.現在のようにコンピュー
タが普及した社会に於いては,コンピュータが扱い得る文
字の数や範囲は,文字を扱う方々全てにとって大きな関心
を示す話題であり,又,それらの人々全てを満足させると
いう大きな課題を含んでおります.
折しも,当情報規格調査会では文字コード体系の在り方
を検討する第2種の委員会を発足させたところでもあり,こ
のトピックス記事は有力な参考資料にもなり得るかと考え
ております.この記事はまた,当調査会のホームページ
「ITSCJの広場」(http://www.itscj.
ipsj.or.jp/jp/plaza.html)にも掲載されておりますので
読者の皆さんも何かご意見が有ればお寄せ下さい.
また,前39号から始まった標準化活動の在り方に関する
ホットな議論はその後,前記ホームページ「ITSCJの広場」
発行年月日
1998-10-15
1998-08-01
1998-08-01
1998-08-01
1998-08-01
1998-10-15
1998-11-01
1998-09-01
1998-10-15
1998-10-15
1998-10-15
1998-10-15
1998-10-15
1998-10-15
1998-10-15
において継続されております.読者の皆さんの積極的なご
参加を心から期待する次第です.
(F記)
発
行
人
社団法人 情 報 処 理 学 会
情報規格調査会
広報委員会
〒105-0011 東京都港区芝公園 3-5-8
機械振興会館308-3
機械振興会館
308-3
Tel: 03-3431-2808 Fax: 03-3431-6493
[email protected]
http://www.itscj.ipsj.or.jp/
35
Fly UP