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議事録(概要)

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議事録(概要)
平成27年度地区懇談会(登別温泉地区)議事録(概要)
平成27年10月19日(月)登別温泉公民館 出席者数23人
質疑:市町村共済等の届け出に記載する個人番号について
〔担当:企画調整グループ〕
質問:
・市町村共済等の届け出でマイナンバーを記載することになっているものがあるが、届け出の期限は10月
末と把握している。今ご説明いただいた個人番号通知カードが郵送される日程では間に合わないが、ど
うすればよいか。
回答:総務部次長
・登別市では通知カードは11月頃に届く。届け出用紙のほうに、このような場合は間に合わなくても構わ
ないという記載があるはずなので、確認していただきたい。
質疑:市長私案への回答に対する市の検討の進捗状況について
質問:
・平成25年の地区懇談会で提示された市長私案に対して検討するよう依頼され、登別温泉地区の課題等を
10項目提出させていただいた。この10項目について、その後の進捗状況はどうなっているのか、また、
第3期基本計画にどのように盛り込まれているのかお教え願いたい。
回答:事務局
・第3期基本計画を策定するに当たり、各地区の連合町内会からいただいた意見については、第3期基本
計画の市民検討委員会・庁内検討員会に提出し、それを踏まえた基本計画を策定することを方針として
議論している。
質問:
・市民検討委員会等で議論したことは分かるが、別途、市役所内でも協議しているはず。たとえば、温泉
小学校跡地の利活用については「サッカーグラウンドを作っていただきたい」という意見を提出したが、
市役所内でどのように協議され、それがどのような内容で市民検討委員会に提示され、そしてどのよう
な形で第3期基本計画案に盛り込まれているかお聞かせいただきたい。
回答:事務局
・地区懇談会でいただいた意見については、その場で、または後日文書ですべて回答させていただいてい
る。第3期基本計画への反映については、基本計画自体が大きな方向性を示すものであり、個別にどの
ような事業を行うかを記載する物ではないため、いただいた意見に対して展開する具体的な事業が書か
れているわけではないが、大きなくくりとしては反映してつくっている。
その他:中心地の議論において各地区からの出る意見の違いへの対応について
意見:
・先ほど、市長からお話のあった「これからのまちづくりについて」の中で、登別市の中心地について市
民とともに考えたいという話があった。どこが登別市中心地で中心地にどのような機能が必要か、各地
域に投げかけた場合、
「この地域が中心地なら市役所が必要だ」とか「この地域が中心ならコンベンシ
ョン機能を有した施設が必要だ」といった意見が出てくると思う。そのような中で、市長がどのように
していくかご意見がほしい。
回答:市長
・登別市の中心地に必要な機能を考えるうえでは、登別や幌別、鷲別の地区のイメージに基づいて検討す
るものではないと考えている。たとえば、登別温泉地区を中心地と決めて、温泉を中心とするならこの
ような機能が必要だと議論するわけではない。まずは、一般的にまちの中心とはどのような地域である
か考えたい。市民とともにまちの中心という一般的な定義を決めて、その定義に一番合致する地区を中
心地としたほうがよいと考えている。そうした過程を経てから、そこにどうしても新しく必要な建物等
を造ることとしたい。一例をあげるなら市役所。
「中心地にはこのような機能を有する市役所が必要だ」
となった場合に、初めて新たな市役所を建てる。市役所の存在を在りきに考えるのではなく、中心地を
先に決めて、中心地に市役所が必要かという議論をしていきたい。
その他:中心地の設定について
意見:
・
「これからのまちづくりについて」の中で、市長の説明では幌別地区を中央町とか富士町とかで分けてい
たが、幌別地区全体を考えれば、公共の施設はたくさんあるし、中心でいいのでは。難しく考えすぎて
いるように感じる。
回答: 市長
・そう思うところもあるが、今まで幌別地区が中心であるとはっきり議論したことはない。これから新し
い時代を歩むに当たって、今一度きちんと中心地について考えたい。登別市民5万人にとってシンボル
となるような地域と考えてもらいたい。
その他:中心地の定義による観光客の誤認の防止について
意見:
・他の地域から登別に来た方は、まず登別駅で降りようとする。そのような方は、市民会館などの主要な
施設も登別駅付近にあると誤解している。そのような誤解を防ぐために、登別駅を温泉駅と改名したほ
うがよいという意見も出ている。逆説的に言えば、たとえば幌別地区を中心地と決めた場合、登別温泉
に来る観光客が幌別駅に降りるような間違いを起こさないようにする必要がある。そのような観点から
考えれば、登別の基幹産業が温泉であることから、登別駅周辺に色々な施設ができることがベストと考
える。
回答:市長
・ご意見はよくわかる。しかし、登別駅周辺を中心地と決めた場合、富岸地区の方々は「人口が多いとこ
ろをなぜ中心にしないのか」と考えると思う。だからこそ登別市民全員が納得できる中心地を決めてい
かないと、地区ごとに考え方が異なるまとまらないまちになってしまう。たとえば、幌別地区が住民の
ための中心地だときちんと定義できれば、他の地域から来られた方も間違えにくくなると考える。
意見:
・今の質問に関連してだが、JRの電車内で、
「温泉にお越しの方は登別駅でお降りください」とか「登別
市役所にお越しの方は幌別駅でお降りください」といったアナウンスはされてないのだろうか。そうす
れば、そのような間違いはなくなるのではないか。
回答:市長
・今はしていないと認識している。以前は、
「登別温泉に行くときは札内を通ってバスで行ったほうが近い
のではないか」といった意見もあったようである。この意見は幌別地区を中心とした考え方によるもの
かもしれないが、いずれにせよ、中心地を考えていくに当たっては、中心地となり得る地域だけで考え
るのではなく、まち全体の意見が反映されるよう細心の注意を払う必要があると考えている。
質疑:倶多楽の噴火警戒レベル運用開始に伴う避難計画の策定について
〔担当:総務グループ〕
質問:
・倶多楽の噴火警戒レベルが始まったが、それに伴う避難計画等を、市ではいつまでに策定する予定なの
か。
回答:総務部次長
・10月から運用が始まった倶多楽の噴火警戒レベルは、現在最低のレベル1とされている。防災マップで
は、火山対策について色々と載せているが、現段階では具体的な避難等についてはできていない。これ
らの協議のために倶多楽火山防災連絡会議を開催する予定であったが、チリ沖地震等により延期され、
10月29日に開催する予定となっている。この連絡会議では、各機関の実務担当者が集まって協議し、そ
の後さらに国や首長、自衛隊の方などが集まる協議会を行い今後の方針について協議を進めていく予定
であるため、避難計画の策定についてはまだ時間のかかるものであるとご理解いただきたい。
その他:カルルス温泉について
意見:
・カルルス温泉では、温泉を造るに当たり、厚生労働大臣の許可は得られたのに、都市計画法に基づく市
街化調整区域に指定されているために北海道知事の許可が得られなかったことがある。また、温泉はそ
の湯量に応じた規模で施設を造るべきで、登別温泉は恵まれた湯量があるため大きな規模の施設を建て
られるが、カルルス温泉は現状程度の規模になってしまう。
回答:市長
・登別市の温泉は、あくまで登別温泉とカルルス温泉の2大温泉と考えている。カルルス温泉をもっと売
り出していくための新たな1手を、第3期基本計画期間の10年間でカルルス温泉の方々と考えていきた
い。
意見:
・以前の調査で、カルルス温泉の泉源はオロフレ峠付近まであると見込まれている。その付近に大きな地
熱地帯があることもはっきりとしている。
回答:市長
・今後、水資源の規制や地熱開発をしていかなければならない時代がくると考えている。水資源の管理に
ついては、下水道局に相談している。外国人に温泉施設を買い占められている地域もある。登別市の温
泉も外国人がオーナーに参入することがあるかもしれないが、オーナーが日本人だろうが外国人だろう
が、水資源の管理について規制する条例等が必要と考えているので、皆さんと情報共有していきたい。
その他:登別市の観光像、
「安全・安心」の概念について
意見:
・2つほどご意見申し上げる。
・
「これからのまちづくりについて」の産業に関する説明の中で、観光という言葉がたくさん出てきた。観
光をさらに発展させるという概念が必要だと考える。登別観光協会では温泉を生かした宿泊観光をメイ
ンにしているが、観光には風景や歴史文化など、様々な要素で成り立っている。市長が観光の情報を発
信するというが、登別市における観光とは何か決めないと無理が出てくるのではないかと考える。たと
えば、中国の観光客は風景に興味が薄く温泉やショッピングが目的だと思う。国や地域、年代によって
観光のイメージは変わってくるので、登別市の観光像をぶれないようにしてもらいたい。
・まちづくりにおいて「安全・安心」という言葉がよく記載されているが、
「安全・安心」とはインフラだ
けの問題ではない。登別で子供たちが将来の夢や可能性をどう感じさせるか考えていく必要があると考
える。
その他:アイヌ文化の振興について
〔担当:社会教育グループ〕
意見:
・第3期基本計画案の99ページでアイヌ文化の振興への記載について提案したい。早めに手をあげて、ユ
ネスコにユーカラを世界遺産に申請をすべき。旭川市などに先んじられると2番煎じとなってしまい、
観光の価値が失われてしまう。まずは登別市単独でまず手を挙げることが大切だと考える。
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