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前立腺MRI の最新動向

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前立腺MRI の最新動向
特集 ・腹部 M RI の最新動向:北島
一安 、 他
困窮 腹部 MRI の最新動向
前立腺 MRI の最新動向
北島
一宏 1) 、揖靖 2)
1 ) 先端医療センター PET 診療部
2) 濁協医科大 学 放射線医学教室
Magneticresonanceimagingo
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2)
抄録
前立腺癌の局在診断と病期診断に関して、 MRI の役割を概説した。 優れたコントラスト分解能で解剖学的構造
を明瞭に描出する T2 強調画像を基本とし、ダイナミック造影像、拡散強調画像、 MR spectroscopy などを組み
合わせて診断する 。 近年、高磁場 MRI 装置として 3 テスラ装置が臨床に普及し始め、1.5 テスラ装置と比較して
信号雑音比 (signal
n
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o:SNR) が約 2 倍近くなり高空間分解能かっ高コントラストの画像を得ることが
出来るようになったが、小さな癌の検出能や被膜外浸潤の診断能は未だ十分とは 言 えない 。 MRI の限界を知っ
た上で客観的評価を行うことが大切である 。
Summary
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fMR工
IKeywords IProstatecan町, MRI. 3-T仙. cancerlocali捌ion . staging
別刷請求先:〒 650-0047
神戸市中央区港島南町2-2
先端医療センター
PET 診療部北島
TEL:0
7
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0(代
2009年 12 月 20 日
FAX:
一宏
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-(
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特集 ・腹部 M RI の最新動向 :北 島
一宏 、 他
1
. MRI による前立腺癌の局在診断
(
1
) T2 強調画像の基本と局在診断
従来はスクリーニングとしての 直腸診 や腫蕩 マー
カーである血清前立腺特異抗原 ( prostate
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n:PSA )
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の測定で異常が検出されると、
T2 強調画像は前 立 腺の解剖を描出できる最も
基本的な撮影シーケンスであり、 高空 間分解能かっ
高 コントラストの画像を横断像を含め 2 方向ないし
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:
超音波下での生検が行われ、その後一部の癌症例に
3 方向撮像する 。 信号雑音比 ( signa l
病期診断のための MRI 検査が施行されてきた 。
SNR ) が低下しすぎない程度の薄いスライス 厚 (3-
近年、 PSA を用いたスクリーニングの普及などにより、
5mm 程度) 、小さな撮像視野 ( field
生検前に MRI で癌病巣 の検出を要求される機会も
高 マトリ ッ クス数を用いる 。 高速 spin echo 法を用い
増えてきた 。 以前は辺縁域を中心に 6-8 箇所程度
るが、エコートレイン数を多くしすぎるとコントラ
o
fview:
FOV ) 、
を採取する系統的生検が行われていたが、必ずしも
ストが悪くなり、病 巣 が認識しにくくなるため 12
病巣に命中するとは限らず、 全摘標本との対比では
以下に留める 。 前 立腺は丸みを帯びた臓器である
系統的 6 か所生検の感度は 50% 、陰性適中 率 は 47%
ため、横断像のみでは尖部や底部の病変の 評 価は
に過ぎないという報告 もあ っ た 110 MRI で局在診 断
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lvolumeeffect により限界があるので、冠状
能が向上すれば、標的生検による 生検陽性率 の改善、
段や 矢 状段からの観 察 も大切である 。 横断像では
生検本数の減少などに役立つ可能性がある 。
スライス厚 を薄くした場合、上下方向の撮像範囲が
狭くなり、 l 回の撮像では精嚢の 高 さから前 立腺
(
a
)
(
c
)
(
e
)
図1. 辺縁域癌 (3 テスラ MRI 装置で撮像)
a)T2 強調画像 b ) 拡散強調画像 ( 白黒反転) c ) 造影前T1強調画像 d ) ダイナミ ッ ク造影早期相
e ) 造影後遅延相
a ) 前立腺辺縁域の 7 時 -9 時方向に T2 強調画像で低信号を呈する境界明瞭な領域があり、癌が疑われる 。 向部位は b ) 拡散強調画像
で異常信号を呈し (拡散能が低下し ) 、 d ) 早期相 で 早期濃染が、 e ) 遅延相で wash out か.観察され 、 典型的な癌の像である 。 生検で
同部位 から G S:4+4=8 の癌 が検出された 。
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8(
48)
断層映像研究会雑誌第 36巻第3号
特集 ・腹部 MR I の最新動向:北島
一宏、他
尖部の高さ程度のスライスしカイ専られない。 従って、
肥大症の好発音IS位であり、 T2 強調画像での信号は
冠状断を撮像し、大動脈分岐部以下のリンパ節腫大
低信号と高信号が混在していることが多く、小さな
や骨盤骨'の骨転移の有無をチェックすることも大切
癌が併存 していても 検出は困難なことが多い 。
である 。
一 方、 T2 強調画像の画質が良く、丹念に解剖学的
前立腺癌の約 7 割は辺縁域に発生する 。 高齢者の
構造を観察すれば検出できることもある 。 サイズが
正常な辺縁域は T2 強調画像で高信号を呈し、 一 方
大きく内部が無構造の低信号病巣で、被膜様構造を
で癌は低信号を 呈するので、辺縁域癌は比較的検出
伴わず、外科的被膜や前線維筋間質を破壊して拡が
しやすい(図 1 ) 。 腫癒様の形態をとり既存の構造
る癌の場合は検出しやすい( 図 2) 。
(外科的被膜や前立腺被膜)を超えて発育する腫蕩
T2 強調画像のみでは癌の局在診断に関する正診
の診断は容易であるが、サイズが小さい場合は T2
性萎縮、出血、前立腺肥大症による圧迫も伴う変化
MRs
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troscopy(M RS ) 、拡散強調画像( d
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DWI)などを追加すると診断能
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などとの鑑別が問題となる 。 炎症は導管に沿った
が向上する 。 また受信コイルについても、 phased
強調画像で同じく低信号を呈する炎症性変化、限局
率が低く、ダイ ナミ ック造影像、 proto n
形で広がることが多く、線状、棋状など境界が直線
a
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a
ycoil だけでなく、経直腸コイルを追加して
状であり、淡い信号低下であれば炎症が疑われる 。
撮像した方が正診率が高いが、どの段階までの精査
残りの約 3 割 は移行域に発生する 。 移行域は前立腺
を目指すかは個々の施設の考え方によるところが
図2. 移行域癌 (3 テスラ MRI 装置で婦像)
a)T2 強調画像
b ) 拡散強調画像 ( 白黒反転 )
d ) 造影前 T1 強調画像
e)
c
)ADCm
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ダイナミ ック造影早期相
t)造影後遅延相
a ) 前立腺移行域の右側l に被膜様構造を伴わない T2 強調画像で無情造の低信号域があり 、癌が疑わ れる 。
同部位は b ) 拡散強調画像で異常信号と c )
ADC map で低信号を呈し(拡散能力f低下し)、 e) 早期相
で 早期 濃染が、t)遅延相で was h out が観察され、典型的な前立腺癌の像である 。 生検が施行され 、
GS4+5=9 の癌が検出された 。
2009年 12 月 20 日
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特集 ・腹部 M RI の最新動向北島一宏、他
大きい。 欧米では経直腸コイルを使用している施設
が多いが、国内では phased
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y coil を用いてい
/ クエン酸比が 0.75 以上を癌とした時の感度は 82%
(95% 信頼区間 :73%~89%) ・ 特異度は 68%
(58%
る施設がほとんどである 。 経直腸コイルは前立腺と
~76%) 、 0.86 以上を癌と定義 した時の感度は 64%
その周囲の限られた範囲の評価にはすぐれるが、
(55%~72%) ・ 特異度は 86% (79%~9 1 %) と報告
侵襲的で時聞がかかり、 リンパ節転移や 骨転移の
している ヘ 移行域では肥大症の影響があり評価が
検出は難しい 。 Phased a
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a
y coil は 局所に関 して
難しいことが多いが、クエン酸ピークが消失しコリ
はやや劣るものの、広い範囲を観察できるという
利 点がある 。 両者を組み合わせた integrated
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ンピークしか同定できない場合は癌の疑いが高い 。
また、 MRS では癌検出 以外の情報と して、悪性度を
system を用いることが理想的である 。 しかし、時間
評価できる可能性がある 。 Zakian らは、コリン+ク
や費用などを考えると phased a
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ycoil を標準と
レアチン/ クエン酸の値と Gleason s
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e(GS:病理
して用い、 詳細な所見を評価したい場合や M RS を
学的な悪性度の指標)との聞に良好な相関関係を証
施行する場合は経直腸コイルを使用するのが現実
明している 九 以前は、拡散強調画像やダイナミッ
ク造影法が普及しておらず、 MRS も病変の良性
的と考える 。
悪性の鑑別に用いられることが多かった 。 近年は、
痛の検出に関 しては 短時間で情報が得られる拡散
(2) ダイナミック造影像撮像の基本
ダイナミック造影像で前立腺癌は辺縁域由来で
強調画像やダイナミック造影法が利用できるので、
あっても移行域由来で‘あっても、早期に濃染し後期
ボクセル体積の大きい MRS は生検や治療前の悪性
相で、 wash out を呈することが多く( 図 1 、 2) 、 T2
度評価や、 ホルモン治療後 ・ 放射線治療後の効果
強調函像で分かりにくい小病変の拾い上げに役立つ。
判定 ・ 再燃診断などに用いるほうが有用性が高いと
欧米からは時間分解能を優先し、少ない撮像断面数
考えられる 。
を 2~3 秒ごとに撮像を繰り返して tracer
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model を用いた 詳細な定量評価を行う方法の報告
が多いが煩雑で、ある 2 九 最近で は、 MRI コンソール
(4) 拡散強調画像撮像の基本と注意点
拡散強調画像は水分子の拡散運動を画像化する
上やワークステーション上で簡便に解析することが
方法である 。 他の臓器の 癌と同様に 、前 立腺癌は
できるソフトも普及しているが、圏内では前立腺
細胞内および細胞外ともに水分子の拡散能が低下
全体を 20 から 30 秒間隔で複数相撮影して視覚的に
するので、辺縁域癌 ・ 移行域癌ともに拡散低下域と
評価 している施設のほうが多いと思われる 。 この
して描出される 。 病変の拾い上げに役立つが、必ず
視覚的な評価方法でも高い診断成績が報告されて
T2 強調画{象やダイナミック造影像など他の画像と
いる 九 最新の M RI 装置で は薄いスライス厚お よび
比較して利用するように心掛ける(図 1 , 2) 。 拡散
高マ トリ ックス数 を使用した GRE 系の 3D 撮影が
強調画像から算出される見かけの拡散係数 (appar­
可能であり、横断像で撮影する 。
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t:ADC) 値を測定すると
癒部と非癌部の ADC 値の聞に統計学的有意差が
(
3
)MRspectroscopy(MRS) の基本と注意点
存在すると報告されている 剖 が、オーバーラップが
MRS は生体内の化学物質や代謝情報を非侵襲的
存在することを念頭において利用する 。 また、 ADC
に、同定および定量できる撮像法である 。 正常辺
値を使わない視覚的評価でも十分な診断能が報告
縁域で、は 2.6ppm の位置にク エン酸ピークが明瞭に
されている ヘ 造影剤を使用することなく 3~4 分程
同定できる 。一方、前立腺癌では旺盛な膜合成と
度で骨盤内全体をカバ ーできる撮像 手法なので、
破壊を示唆するコリンピーク (3.2ppm) が増加し、
前立腺局所だけでなく、骨転移、精嚢転移、リンパ
クエン酸ピークが減少する 。 経直腸 コイルを用いた
節の評価も可能である 。 但し、精嚢については内容
1. 5 テスラ装 置で は辺縁域の場合、( コリン+クレア
液の変性や出血の有無などによって画像が修飾さ
チン) / クエン酸比(ピーク下面積比)が 0.86 以上
れる 。 また、リンパ節に関しては 転移の見られない
あれば、癌の疑いが強くなるという基準が 1996 年に
正常の リン パ節も異常信号を 呈するので、リンパ節
既に報告されている 九 Wang らは、主要 7 論文によ
の位置、数の確認などにとどめ、良悪の鑑別につい
る meta引lalysis 解析を行い、(コリン+クレアチン)
ては他のシーケンスを参考にする 。 拡散強調画像は、
170・ ( 50 )
断層映像研究会維誌第 36巻第3号
特集・腹部 M RI の最新動 向 : 北島
一宏、他
元来 SNR が低いので、 FOV およびマト リ ックス数に
た文献報告は数多く見られる 4.9. 11 - 1 7) が、対象集団の
余裕を持たせる必要があり、撮像時聞が多少延長す
病期や数、解析が患者単位か領域単位かそれとも
るが加算回数も 5 回前後に設定してできるだけ SNR
病変単位か、 gol d standard が全摘標本か生検か、
を高く保つ工夫をする 。 我々は 3 軸印加の Single­
コイルが体幹部 phase d array コイルのみか経直腸
shot EPI を横断像で撮像している 。 T2 強調像と
コイルも使用されているのか、 MRI 装置が l.5 テスラ
比べやすいように T2 強調像と同じスライス厚・
装置か 3 テスラ 装置か、小さな病巣も含めるのか
スライス間隔で撮像するという考え方と、できるだ
否か等の因子に より、 診断成績は大きく変わってく
けスライス厚を薄く l volume data と取得するとい
るので、各論文を比較するには注意が必要である 。
う考え方がある 。 大きな b 値を用いるほど純粋な
表1 に手術症例のみを検討した過去の論文報告を
拡散強調画像に近づくが、 TE の延長や強力な傾斜
列挙した 4. 9.11 - 附。 およそ T2 強調画像のみだと 24-
磁場 ( motion probing a
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:MPG) を印加する
66% 、 ダイ ナミ ック造影法だと 60-74% 、 MRS だと
ことにより発生する渦 電流の影響に より、 SNR が
77-81% 、拡散強調画像だと 71-84% 程度の感度
低下したり、査みなどのアーチファクトが増強し、
と報告されており、いずれも T2 強調画像単独と
かえって ADC 値の信頼性が低下することも考えら
比較して、ダイナミック造影法、 MRS 、拡散強調
れる 10) 0 b 値 は、1. 5 テスラ 装置なら 8 00-1 , 000 、
画像などを追加すると診断能が向上するという
3 テスラ装置なら SNR に比較的余裕があるので
報告である 。 また、 生検を gold standard にした患者
1 ,000-2,000 に設定し 、撮像して いる 。
単位の検討であるが、本邦から Tanimoto らが PSA
高値に より前立腺癌が疑われた 83 人の存在診断を
(5) 各種局在診断能について
T2 強調画像のみ、 T2 強調画像と拡散強調画像の
前立腺癌の検出にお ける MRI の 有用性を検討し
組合せ、 T2 強調画像と拡散強調画像とダイナミック
表1. 前立腺癌検出に関する過去の文献報告 ( 手術症例のみの報告 )
装置 とコイル
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対象
46 人920領域
特異度
52 人 624領域
経直揚
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経 直揚
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Phaseda
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1
.5T
T2強調画像ダイナ ミック造影
感度
67~74 %
81~88 %
特異度
88~89 %
77%
感度
52~67%
( 0.5cm 3 以上の病巣の み)
特異度
77~80 %
73~74 %
96%
84~87 %
正 診率
69~71 %
90~91 %
82~85 %
感度
37人 68病変
感度
( 0 . 5mL以上の病変 の み)
陽性適中 率
53%
60%
54%
75%
6
1'lも
36%
85%
66%
63%
感度
41~45 %
特異度
85~86 %
感度
特異度
正診率
Kim15
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Phaseda
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経直腸
2009年 1 2 月 20 日
21 人 126領域
感度
特異度
46人
86~88 %
69~74 %
特異度
26人 156領域
60%
94%
77~79 %
正診率
37 人 222領域
拡散強調薗像
感度
34人476領域
経直腸
Yu14
24%
98%
MRS
正診率
76%
感度
53~58 %
特異度
83~86 %
正診率
76~80 %
7
1%
6
1%
8
1%
67%
76%
46%
94%
84%
86%
1
71
(
51
)
特集・腹部 MRI の最新動向:北島
宏、他
造影の組合せの 3 通りで、 prosp ective に 比較検討 し
原因と思われるが、 GS が低いほど、辺縁域癌も
た結果、 T2 強調像のみだと感度 73% ・ 特異度 54% ・
移行域癌も T2 強調像での低信号の度合いが目立た
正診率 64% 、 T2 強調画像と拡散強調画像の組合せ
な くなるために 、 検出 しにくいという報告もある ヘ
で感度 84% 、特異度 85% ・ 正診度率 84 % 、 T2 強
調画像と拡散強調画像とダイ ナミ ック造影法の組合
3. 前立腺癌の局所病期診断
せで 感度 95% ・特 異度 74 % ・ 正診率 86% と報告
(特に T2 と T3 の鑑別)
してい る l 九 しかし、前 立腺癌のスク リーニン グに
超音波検査下の生検で癌が判明した場合、多くの
MRI を用いることはいまだエビデンスが確立して
施設では、 Partin Table をはじめとするノモ グ ラム
おらず、今後多施設における prospective な研究が
を用いてリスク評価を行い、治療方針決定に役立て
必要である 。
ている 。 これは PSA 値、臨床病期 (直腸診所見に
基づく) 、 生検で得ら れた Gl easo n score の数字を
2. 小さな前立腺癌の局在診断
組み合わせることで、被膜外浸潤や精嚢浸潤やリン
一 般的に前立腺癌は小さな高分化腺痛として
パ節転移などの可能性を、具体的な確率 として 導く
始まり、次第にサイズが大きく、分化度が低くなっ
ことができる 表である 。 簡便に 利用でき る ように
ていく 。 前立腺癌は特殊な癌で、他の領域の癌と
3 種類の情報で確率を出しているが、 30~60% の
違い、 natural history が長く顕在化しない潜在癌が
症例で過小 評価となることが報告さ れている 制。
少なくない 。 腫蕩容積が 0.5cm 3 以下で、低分化癌を
Wang らは、経直腸コイルを用いた MRI と MRS
含 まず、 完全 i こ前立腺被膜内に限局 した前立腺癌 は
所見がノモグラムにどのような付加的情報を与
一般に、患者の生命や生活を脅かす可能性は低いと
えるかを 600 名あまりの多数症例で検討した 21 }O
されている 1 8) 。 サイ ズが小 さ ければ小 さい ほど、また
MRI および MRS 所見はノモグラムのみによる予測
分化 度が高 ければ 高い ほど、 MRI での検出 率が
を有意 に改善する情報をもたらし、特に前立腺外へ
悪くなることが報告されている 4.1ヘ Girouin ら は、
の進展のリスクが中等度~ 高度の群で高 いという
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ycoil を用いたl.5 テスラ装置と全摘標
結果だっ た。
本との対 比で、 病巣 119 個の 大きさ 別、 Gleason
前立腺癌の病期診断は TNM 分類と Jewett 分類
score 別の検出感度も算出している ヘ 体積 0.3cc
(A BCD 分類)の 二 つがよく用いられ、治療法と
より 大きな病巣 49 個の感度 は T2 強調画像で 57% 、
予後に密接に関係する 。 最新の T 分類は 、 T1 が非触
ダイナミック造影像で 81% だが、体積 0.3cc 以下の
知腫蕩(偶発癌 T1a が切除組織の 5% 以下に組織学
小さな病巣 70 個の感度 は T2 強調画像で 11 % 、 ダイ
的に偶発的に発見される 。 Tl b が切除組織の 5% を
ナミック造影像で 27% と極端に悪くなる 。 GS8 以上
超え偶発的に発見される、 T1c は PSA 上昇などを
の病巣 9 個の感度は T2 強調画像で 71% 、ダイナミッ
もとに針生検により確認される ) 、 T2 が触知する腫
ク造影像で 97% だが、 GS7 の病巣 26 個の感度は T2
蕩で前立腺内に限局するもの ( T2a が片葉の 112 以
強調画像で 65% 、ダイナミック造影像で 81% 、 GS6
内、 T2b 片 葉の 112 を超えるが両葉 に及ばない、
以下の 病巣 84 個の感度は T2 強調画像で 15% 、ダイ
T2c が両 葉に及ぶ) 、 T3 が前 立腺を超える浸潤
ナミ ック造影像で 34% と極端に悪くなるこ とが報告
( T3 a が被膜外浸潤、 T3b が精嚢浸潤) 、 T4 が他臓
a
rr
ay coil に
器への浸潤 と規定されている 。 治療方針は、国およ
よる 3 テスラ 装置 と 全摘標本 との対比で、 病巣 8 1 個
び施設によってかなり異なるが、 T2 以下なら手術
の大きさ別検出感度も算出している 14) 。 体積 0.5cc
か放射線治療、 T3 以上ならホルモン治療や放射線
より大 きな病巣 26 個の感度 は T2 強調画像で 35 % 、
治療が選ばれることが多く、術前の MRI 診断で T2
ダイナミック造影像で 77% 、体積 0.2cc 以上 ~0.5cc
と T3 の 区別を 正 しく 診断する ことが放射線科医に
以下の病巣 8 個の感度 は T2 強調画像で 38% 、ダイナ
求められている 。一 方 ABCD 分類は本邦で古くか
ミ ッ ク造影像で 63% 、体積 0.2cc 未満の小さな病巣
ら 馴染みのある分類で 、 A が偶発癌 ( T1 と同じ ) 、
47 個の感度は T2 強調画像で 4% 、ダイナミ ッ ク造影
B が前 立腺に限局 してい る癌 ( T2 と同じ ) 、 C が
像で 17% と極端に悪くなる 。 サイ ズの 小さな 早期
被膜外浸潤、精嚢や勝脱頚部や尿道への浸潤、 Dが
痛の検出率が悪いの は 空間分解能の限界が主 たる
リン パ節転移と遠隔転移 と規定されている 。 A は
されている 。 また、 Yu ら は、 ph ase d
1
7
2
-(
52)
断層映像研究会雑誌第36巻第3号
特集 ・腹部 M RI の最新動向:北島
無治療経過観察か手術か放射線治療が選択され、
一宏、他
強調像で低信号を 呈するので、 T2 強調画像のみで
5 年生存率はおよそ 80~100% 、 10 年生存率はおよ
は 診断に苦慮する ことがある 。 そのような場合 Gd
そ 60~100% 、 B は手術か放射線治療が選択され、
造影法が有用で、 T2 強調画像で低信号の腫癌様構
5 年生存率はおよそ 70~80% 、 10 年生存率はおよそ
造が Gd で造影増強効果を呈すれば、転移と確信を
50~70% 、 C はホルモン治療か放射線治療が選択
持って診断できる 。 なお、出血などにより造影前の
され、 5 年生存率はおよそ 60~70% 、 10 年生存率は
単純 T1 強調画像でもともと高信号を呈する場合は、
およそ 40% 、 D はホルモン治療が選択され、 5 年生
造影増強効果の判定はサブトラクションが有用で
存率はおよそ 40% 、 10 年生存率はおよそ 30% と
報告されている 詑)。
局在診断同様に病期診断においても、 T2 強調
画像を注意深く観察するのが基本となる 。 phased
array コイルに加え経直腸コイルを使って撮影した
方が正診率がよいと 言 われている 。 被膜外浸潤の
MRI 所見を多変量解析によって検討した報告によ
れば、直勝前立腺角の鈍化、神経血管束の非対称化
が特異度の高い所見として、腫蕩と被膜と接する
幅が 12mm 以上、肥厚した被膜が感度の高い所見と
して 挙げられる 却。 他にも被膜の断裂、前立腺辺縁
の外方への膨隆などの所見もあるが、感度と特異度
が共に優れる所見はなく、顕微鏡的な癌の浸潤を
MRI で描出することは、困難で、ある 。 図 3 に被膜外
浸潤を来た した症例の MRI 像を 呈示する 。
精嚢浸潤の T2 強調像における診断基準は、正常
な高信号の中の低信号腫癒の存在、隔壁の不整な
肥厚、精嚢と前立腺の聞の脂肪層の消失などで、
Sala らは T2 強調画像だけでもよい成績を報告して
いる 叫 が、加齢に伴う精嚢液の減少、出血や慢性炎症、
ホルモン治療後、アミロイド沈着などで も精嚢 は T2
図 3.
被膜外浸潤を来たした辺縁樹高 (3テスラ MRI 装置で撮像)
T2 強調画像
前立腺辺縁域・移行域の両方に占拠する低信号腫癌があり、
左側では明らかに被膜外に浸潤している 。 生検で同部位から
GS:5+5=10 の痕が検出された 。
b ) 拡散強調画像 ( 白黒反転
c ) 造影後遅延相
)C
(
)
hu
(
)
a
(
図 4. 前立腺癌の精嚢浸潤 ( 3 テスラ MRI 装置で撮像)
a )T2強調画像
a )T2 強調画像で精嚢に正中部から両葉に広がる低信号域が存在し 、 同部位は b ) 拡散強調画像で異常信号を
呈し (拡散能力ず低下し )、 c) 造影後遅延相で造影されている 。 典型的な精嚢浸潤の像である 。
2009年 12 月 20 日
173・ ( 53 )
特集・腹部 M R I の最新動向:北島
一宏、他
ある 。 また、 phased a
rray coil を使用した 3 テスラ
89% 、特異度 67~98% 程度と報告されている 26-30)
装置による拡散強調画像の検討では 、 精嚢浸潤部の
が、個々の論文で対象集団の病期や数、 MRI 装置の
ADC 値は正常な精嚢の ADC 値よりも有意に低く、
磁場強度、ダイナミック造影や経直腸コイルの使用
T2 強調画像に拡散強調画像 (ADC map ) を追加す
の有無はまちまちであり、比較する際には注意する
ることで T2 強調画像単独と比較して精嚢浸潤
( 表 2)
の感度 ・ 特異度がともに向上することが報告されて
装置を使い 、 phased array co il 単独と phased
いる 制。 図 4 に精嚢浸潤を来たした症例の MRI 像を
array coil に経直腸コイルを組み合わせた integrat­
呈示する 。
ed c
o
i
l system で 2 回撮影し、経直腸コイルも使用
0
Futterer らは、同 一患者を1. 5 テスラ MRI
過去の MRI による文献報告では、被膜外浸潤は
した方が被膜外浸潤と staging の診断能が向上する
感度 50~89% 、特異度 68~96% 、正診率 56~88%
と報告している 2ヘ 比較する際には自らの施設がどの
程度、精嚢浸潤は感度 50~71% 、特異度 66~95%
論文の対象 ・ 方法と合致するのかを確認してから、
程度、 Staging ( T2 以下か、 T3 以上か) は感度 5 1 ~
参考にするとよい。
表 2. 病期 診断 に関する過去の文献報告
T2強調 画像
装置 とコイル
対象
T2強調函像
+
ダ イ ナ ミ ッ ク 造影
Futterer 田
1.
5T
Phaseda
r
r
a
yc
o
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l
81 人
被膜外浸潤
感度
特異度
正診率
経 直腸
感度
特異度
正 診率
50%
72%
63%
57%
96%
80%
S
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g
i
n
g
Phaseda
r
r
a
ycoi
l
経直揚
感度
56%
特異度
62 '1も
正診率
59 '1も
感度
64%
98%
83%
特異度
正 診率
B
l
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1.
5T
32人
被膜外浸潤
感度
経直揚
特異度
Futterer 四
1.
5T
99 人
感度
59 '1も
65%
特異度
96%
83%
95 '1も
正 診率
3T
32人
感度
特異度
正診率
3T
Phaseda
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yco
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42人
88%
96%
94%
被膜外浸潤
感度
特異度
正診率
1
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85%
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経直腸
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82-91%
95%
被膜外浸潤
経 直腸
Futterer 四
54-6
4%
86-91%
68%
92%
83%
断層映像研究会雑誌第 36巻第3号
特集 ・腹部 MR I の最新動向:北島
4
. 3 テスラ MRI 装置
一安 、 他
(
1) 局在診断 ( 1.5 テスラ装置との対比)
1.5 テスラ装置 と比較し 3 テスラ 装置を用いる こと
3 テスラ装置は1. 5 テスラ装置と比較して、撮像
条件と送受信 コイルの最適化により、 SNRが約 2 倍
で前立腺癌の検出能が向上するか否かに関して、
近くなり、高分解能かっ高コントラストの画像を
Beyersdorff らは、前立腺全摘術施行前の 24 人に
撮影することが可能である 。 T2 強調画像で前立腺
被膜や腺内の導管構造などの詳細な描出が可能と
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a
ycoil による 3 テスラ装置と integrated
c
o
i
lsystem による1.5 テスラ装置を用いて MRI を
なる 3 1 ) 。 また拡散強調画像やダイ ナミ ック造影像や
2 回撮像し、両者における T2 強調画像による病巣
MRS についても1.5 テスラと比較して voxel サイズ
検出能を比較検討している 3ヘ 少数例での検討で
を小さくでき、小さな病変の検出率向上や病態を
はあるが、 integrated
正確に反映 した情報提供に 貢献するこ とが期待さ
装置の方が phased
れている( 図 2 、 5 ) 。一 方で、磁化率効果の影響も
と比較して病 巣検 出能がやや優れる結 果となり、
c
o
i
lsystem による1.5 テスラ
a
r
r
a
ycoil による 3 テスラ装置
強くなる点では、直勝に隣接する前立腺にとっては
3 テスラ装置でも経直腸コイルを使用する必要性を
不利である 。 直腸内ガスが存在 し、しかも撮像中に
示 した 。 また、 Heijmink らは、 3 テスラ 装置を使い、
a
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yc
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l
c
o
i
lsystem による 2 通りの撮像
ガスが移動すると、磁場均一度カt損なわれて、前立腺
前立腺全摘術施行前の 46 人に phased
からの信号が全く得られないこともある 。 直腸内に
単独と integrated
ガスが存在しない状態で検査ができるような前処置
方法で T2 強調画像を 3 方向撮影し、両者の検出
が望ましい。
感度を比較検討して 3 テスラ装置における経直腸
図 5. 図 2 と同 じ 症例 ( 1.5 テスラ MRI 装置で撮像)
a)T2 強調画像 b ) 拡 散強調函像 ( 白黒反転 ) c ) 造影 前 T1 強調画像
d ) ダ イナミ ッ ク造影早期相
e ) 造影後遅延相
図 2 とほぼ同様の画像所見を呈し前立腺癌と診断することは可能であるが 、 T2 強調画像 、 拡散強調画像 、ダ イナミ ック 造影い
ずれも 、 図 2 の 3 テスラ装置の画像の方が 、 空間分解能 、 SNR ともに優れている 。
2009年 12 月 20 日
175・ ( 55 )
特集 ・腹部 MRI の最新動向 :北 島
一宏 、 他
コイルの 意義を検討 している l ヘ 644 領域の検出
能は、 phased
a
r
r
a
y coil 単独だと感度 41-45% 、
(
3
)3 テスラ装置による病期診断
Futterer らは、 integrated
c
o
ilsystem による
特異度 85-86% 、正診率 76% であり、 integrated
3 テスラ装置を使い、 32 人の術前の staging (手術で
c
o
i
l system によると感度 53-58% 、特異度 83-
T3 以上が 8 人、 T2 以下が 24 人)の成績を検討 し、
86% 、正診率 76-80% となった 。 確かに感度と正
T2 強調画像単独で感度 88% 、特異度 96% 、正診率
診率が向上 したが、僅かな改善にとど ま った 。 前立
94% と良好な成績を報告している捌。 また、 Torricelli
腺癌の検出に関して、 3 テスラ装置では1. 5 テスラ
らは phased
装置ほど経直腸 コイルを使用する 意義は少ないの
42 人の術前の staging (手術で T3 以上が 16 人、尖部
かもしれないが、更なる検討が必要である 。 以上
への浸潤が 16 人あり)の成績を検討し、経験豊富な
a
r
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yc
o
i
lによる 3 テスラ装置を使い、
2 つの論文はいずれも T2 強調画像の検討であるが、
診断医だ と被膜外浸潤の感度 68% 、特異度 92% 、
今後 は 3 テスラ 装置と 1.5 テスラ 装置間のダイナミッ
正診率 83% で、尖部浸潤の感度 81% ・特異度 62% ・
ク造影法や拡散強調画像や MRS の診断成績の比較
正診率 69% 、精嚢浸潤の感度 80% (4/5) 、神経血管
検討も必要で、あろう 。
束浸潤の感度 100% (4/4) と良好な成績を報告して
いる 3ヘ いずれの報告も 1. 5 テスラ装 置 と 直接比較
できるものではないが、感度 ・ 特異度ともに良好な
(2) 病期診断( 1.5 テスラ装置との対比)
病期診断に関する 3 テスラ装置に よる文献報告も
成績である 。 今後多数症例でのダイナミ ック造影も
未だ少ない 。 Beyersdorff らは、前立腺全摘術施行
加味した追試報告が待た れる 。 また 3 テスラ 装置で、
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y
c
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lsystem
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l
前の 22 人 (T3 が 5 人、 T2 が 17 人)に phased
経直勝コイルを使用することで、 phased
coil による 3 テスラ装置と integrated
単独と使用してどのくらい病期診断の成績が向上
による1. 5 テスラ装置を用いて MRI を 2 回撮影し、
するのかも興味のあるところである 。
両者における T2 強調像による staging を比較検討
している 32) 0 3 テスラ装置と1. 5 テスラ装置は同じ
おわりに
結果(感度 40% 、特異度 76%) になった 。 また
前立腺癌の存在診断と病期診断に MRI が果たす
Futterer らはいずれも手術で'T2a であることが判明
役割を中心に述べた 。 MRI は優れたコントラスト
c
o
i
lsystem による 3 テスラ
分解能で解制学的構造を明瞭に描出するが、 3 テス
装置と 1.5 テスラ 装置の T2 強調画像に よる stagmg
ラ装置を使用しでも小さな癌の検出能や被膜外
した 6 人で、 integrated
の比較を行い、 3 テスラは 6 人とも正しく T2a と
診断できたが 、1.5 テスラは 6 人中 l 人を stage
T3
浸潤の診断能 は満足できる成績で はない 。 しかし、
MRIは他の modality にはない可能性を秘めており、
以上に over diagnosis してしま った と報告 してい
病理診断と並ぶ情報が術前に得られるよう研究が
る 却。 今後多数の症例での検討が必要であろう 。
活発になることを念願する 。
参考文献
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22. 佐藤直秀:前立腺癌の予後.伊藤晴夫(編) :
前立腺癌のすべて.メジカルビュー杜 p.l 96-
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断層映像研究会雑誌第 36巻第3号
ダウンロードされた論文は私的利用のみが許諾されています。公衆への再配布については下記をご覧下さい。
複写をご希望の方へ
断層映像研究会は、本誌掲載著作物の複写に関する権利を一般社団法人学術著作権協会に委託してお
ります。
本誌に掲載された著作物の複写をご希望の方は、
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