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そらまめ・実えんどうの管理に ついて

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そらまめ・実えんどうの管理に ついて
果実
管理について 園芸農産事業部
園芸農産指導課
大 野
柑橘類の冬期管理
北薩地域振興局農林水産部
農政普及課出水市駐在
泰 誉
1
樋 口
真 一
共通事項
◎強風対策としてほ場周辺に防風ネットを設置し、株元
平成 25 年産柑橘は、台風の直撃こそありませんでし
たが、春から初夏にかけての少雨、夏季の高温など気象
付近から誘引テープ等で枝を早めに固定しましょう。
◎厳寒期は根の活動が弱く追肥の効果が弱いため、千代
田化成を500倍(1㌕/500㍑)で液肥のかん注を行い
の変動の大きい年でした。ホコリダニの被害など平年で
はあまり問題とならない被害も見受けられました。収穫
後の樹勢回復やせん定などの重要な管理作業が始まりま
ましょう。
そらまめの管理について
すので、平成 26 年産も良い年になるよう管理を頑張り
ましょう!
貯蔵果実の果実腐敗対策の徹底
株間や誘引方法に応じてわき芽を整理しましょう。芯
止まりが予想される降霜地帯においては、仕立て本数よ
り1~2本多く残して寒害対策に努めましょう。
貯蔵中の果実はこまめに点検し、腐敗を見つけたらす
ぐに取り除き、倉庫外に持ち出し処分しましょう。
縮間伐の実施
誘引方法
一
条
誘
引
二
条
誘
引
株間
仕立本数
45㌢
3~4本
45㌢
4本
50㌢
5本
※霜害後は草勢の回復を待ってから、葉面散布剤を使用
しましょう。芯止まりが発生した場合は、切返しを行
い残してあるわき芽を利用しましょう。
◎そらまめ病害対策
対象病害
さ
び
農薬名
倍数
病 ジマンダイセン水和剤 400〜600倍
赤 色 斑 点 病 ロブラール水 和 剤
1,000倍
回数
使用時期
3回
30日前
3回
前日
実えんどうの管理について
無霜地帯では本数確保後不要なわき芽の整理を行い、
降霜地帯では強いわき芽を予備枝として残しましょう。
品種名
1㍍間枝数
わき芽の考え方
スーパーグリーン
10~15本
整理する
あくねグリーン
15~20本
強い枝を残す
南
海
緑
25本
厳寒期に備え多めに残す
※南海緑は主枝を7節前後で摘芯し、わき芽を利用しま
しょう。
※芯止まりが発生した場合は、上段のわき芽を利用し仕
立てましょう。
◎実えんどう病害虫対策
対象病害虫
農薬名
褐 紋・褐 斑 病 ペンコゼブフロアブル
倍数
回数 使用時期
500
2回
う ど ん こ 病 トリフミン水和剤 3,000〜5,000 5回
ハモグリバエ類 パダンSG水溶剤
1,500
3回
14日前
前日
前日
月 農作業メモ
園芸 そらまめ・実えんどうの
園地が密植になっていると、着色や糖度など品質が悪
くなるばかりでなく、収量も少なくなっていきます。そ
こで、下枝のあるうちに早めに縮間伐に取り組みましょ
う。また、縮間伐後は、永久樹の誘引を行い、樹冠内部
に光が入るようにしましょう。
図1
間伐の方法
永久樹
間伐
永久樹
間伐
永久樹
図2
誘引の方法
誘引前
枝を誘引し、
樹冠を広げる
誘引後
亜主枝を
引く
枯れ枝、かいよう病罹病枝の除去
黒点病は枯れ枝が、かいよう病は枝や葉の病斑が伝染
源になり、放置しておくと新たに大きな被害を生みます。
このため、伝染源となる枯れ枝や罹病枝は除去し、園外
に持ち出し処分してください。
ハダニ、カイガラムシの防除
マシン油乳剤 95 の 40 倍液を葉の裏までかかるように
たっぷりと散布してください。ただし、低温が続く日や,
樹勢の弱い樹は落葉を助長させるので散布を避けてくだ
さい。
防風樹の整備
防風樹は、適正な刈り込みや枝の整理を行い、霜だま
りにならないように通風を良くしておきましょう。
ほほえみ 2014年1月号 14
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