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3M™ 解体可能型レジン 4441J
3M™ 解体可能型レジン 4441J Insulation and Waterproofing 手で解体できるゼリー状レジン 3M™ 解体可能型レジン4441J は、常温 硬化型 2 液性の、透明なポリウレタンレジ ンです。このレジンは、文字通りのゼリー 状レジンで、常に粘着質で軟らかさを保 っています。そのため、様々なものに接着 しますが、手などで力を加えると、引き 剥すことができ、また必要なら手で解体 できる、という便利な特性を備えています。 このレジンを使った場合、レジンの中をテ スターで調べたり、レジンだけを解体で きる、ということから、回線変更の多い ケーブル接続部や端子板、あるいは水中 に放置するシステムの防水、防食、絶縁 など利用する方法が開発されています。シ ステムや 装置の 維 持、 管 理、 保 守に、 お薦めいたします。 3M 解体可能型レジン 4441Jの特長 TM 1 2 3 4 5 6 7 8 硬化後も、軟らかさを保ち、手で解体できます。 レジン除去部に再度レジンを注入すると再び接着され 前と同じ状態になります。 水中でも、防水、防食、絶縁効果を発揮します。 レジンの中にテスター棒を差し込み、回路がチェック できるだけでなく、棒を抜いた後の穴は自然にふさが り、また元の状態に戻ります。 水中でも、完全な防水、防食、絶縁効果を発揮します。 粘度が低いため、小さな空間や精密な部分への注入も 確実にできます。 硬化時の発熱は、通常環境下では 40℃を超えないので、 ポリエチレンなど熱に弱い材料にも適用できます。 シリコーン系樹脂と違い、シロキサンガスを発生しません。 防湿、防錆、絶縁、気密化などに… ◦海上や海岸に設置されているパイプラインの制御ケーブル接続部の 腐食、酸化を防止します。 ◦接続端子箱内部の湿気、腐食、ネジのゆる みを防止します。 ◦制御ケーブル用端子板を湿気、塩分、 ◦各種スイッチの信頼性を高めます。 粉じんから護ります。 施工のヒント ●フレームを組み立てる。 たて型端子板や函全体を埋め込 まない用途の場合には、透明の プ ラ ス ティック 板 と 瞬 間接着剤等をも ちいて用途にあ った囲いや函を 作る。 ◦気密化を必要とする用途にも 使えます。 ●穴をパテやテープでふさぐ。 レジンの粘度が低く、わずかなすき間からも漏れやすいので、 パテやビニールテープで十分にシールをする。 注意: ゴム系パテの中には本レジンによって悪影響を受けるものがありますので、ご使用 にならないでください。ご不明な場合は弊社までお問い合わせください。 ●カップのようなものに入れ、 その中へ結線部をつける。 紙 コ ッ プ に 混 合 し た レ ジ ン を 流 し 込 み、 その中に電線やケーブルの接続部をつけ て硬化するまで放置する。 3M™ 解体可能型レジン 4441J の平均的特性 3M™ 解体可能型レジン 4441J は解体 可能な防湿絶縁用コンパウンドで、その 用途は通信ケーブル接続部の防湿絶縁 を始めとして多岐にわたります。特徴と しては、解体可能であることと、 2 液混 項 目 試験方法 単 位 数 値 − − 淡黄白色(半透明) 色(硬化物) 比重 混合比(A:B) 比重計 − 0.9 − − 1:1(重量) mPa・s A160 / B2300 分 33 粘度 A / B 回転粘度計 BH 型 25℃ ゲルタイム 粘度計 25℃、180g、 10⁵mPa までの到達時間 合による硬化タイプであるためどこでも 最高発熱温度 180g、25℃ 使用できること、発熱 温 度が 低いこと 硬化時間(完全硬化) 針入度計より推定 180g、25℃ などがあげられます。 4441J の基 礎 特 吸水率 水道水浸漬 7 日間 25℃ 引張強度(伸び率) JIS 3 号ダンベル(試料 3㎜厚) 体積固有抵抗率 JIS-K-6911 (試料 3㎜厚) 絶縁破壊強度 JIS-C-2110 誘電率 性は右表の通りです。 ℃ 32 時間 12 % 0.03(重量増) MPa(%) 0.20(300) Ω・cm 1.6 × 10¹² KV / mm 17 JIS-K-6911(1KHz) − 3.0 誘電正接 JIS-K-6911(1KHz) − 0.0004 線膨張係数 熱機械分析 − 3.7 × 10−4 ℃ − 40 〜 +80 連続許容温度 − セパレートパック容器入り 缶入り 1.5kg 缶 (約 1680cc) B サイズ 180g(約 200cc) 仕様 3.0kg 缶 (約 3370cc) C サイズ 350g(約 390cc) D サイズ 600g(約 670cc) 1 防湿保護袋を手で破り、 セパレートパックをと 1 混合方法 3 中仕切りをはがす。仕 切り上部の両側の袋を 混合容器に静かに注ぎ入 れてください。 り出す。 2 A・B 角缶の各液を丸缶 2 へらを使って十分に混合 し て く だ さ い。(2 分 以 つまみ、両方の親指を 内)へらをあらゆる方向 差し込むように、引き に動かしレジンが均一に はがします。 混ざるように行ってくだ さい。 袋の中で混合する。両 激しく混合すると、気泡 手 で も む よ う に し て、 をたくさん巻き込みます 透明になるまで混合し ので注意してください。 てください。 4 ※混合容器内面のレジン カドをハサミなどでカッ は、 混 ざ り に く い た め トし、絞 り 出 す よ う に へらでよくこすって混合 注入します。 してください。 注意: ① 2 液を混合する際、やや白濁し、透明になれば混合完了ですが、ほぼ透明になっても、縞模様がある場合は、それが消えるまで混合してください。 ②マンホール内などの狭い場所で大量に使用する際は、換気して臭気を逃すように心掛けてください。 ③ブチルゴム、EP ゴム等のゴム材料の中には、本レジンによって膨潤する材料があります。予めテストしてご使用いただくか、弊社までお問い合わせください。 ④当製品は、通信、制御ケーブルの接続部保護、絶縁向けに設計されています。 3Mは、3M社の商標です。 通信・ 電力マーケット事業部 http://www.mmm.co.jp/telecom/ Please Recycle. Printed in Japan Copyright © 2014 3M. All Rights Reserved. TCS-002-Q(0914025)ND