新生リーマン株式会社及び新生カキウチ株式会社にDIPイグジットLBO

平成 15 年 12 月 4 日
関係各位
株式会社東京スター銀行
東京スター銀行
新生リーマン株式会社及び新生カキウチ株式会社に
DIP イグジット LBO ファイナンス
昨日、平成 15 年 12 月 3 日（水）、民事再生手続中のチャイルドシート製造大手のリーマン
株式会社（愛知県名古屋市、以下「旧リーマン社」）と、スポンサー契約を締結しているエ
スビーアイ・キャピタル株式会社の運用するファンドが全額出資の新会社（以下「新リー
マン社」）との間で営業譲渡契約が締結されました。それに伴い、株式会社東京スター銀行
（東京都港区：代表執行役頭取タッド・バッジ）は、新リーマン社に対して総額 10 億円の
DIP イグジット LBO ファイナンス（民事再生を申請した旧会社から営業譲渡を受ける新会
社に対するファイナンス）による融資枠の設定を予定しております。
また、本日、平成 15 年 12 月 4 日（木）、民事再生手続中の老舗繊維商社のカキウチ株式会
社（東京都中央区、以下「旧カキウチ社」）と、スポンサー契約を締結しているエスビーア
イ・キャピタル株式会社との間で営業譲渡に関する基本合意書が締結されました。本日の
締結に伴い、東京スター銀行は、エスビーアイ・キャピタル株式会社の運用するファンド
が全額出資予定の新会社（以下「新カキウチ社」）に対しても同様の総額 15 億円の DIP イ
グジット LBO ファイナンスによる融資枠の設定を予定しております。
東京スター銀行は「旧リーマン社」及び「旧カキウチ社」に対して、民事再生法申請後、
DIP ファイナンスによる融資枠の設定により、再生への支援を行ってまいりました。今般、
スポンサーであるエスビーアイ・キャピタル株式会社との打ち合わせにより、財務体質が
健全な新生の「新リーマン社」及び「新カキウチ社」両社ともに、新たな成長戦略による
早期再生の可能性は十分にあると判断いたしました。
株式会社東京スター銀行は、昨秋より DIP ファイナンス（含私的整理・プレパッケージ型・
DIP イクジット）への取り組みを本格化し、既に全国展開しており、平成 15 年 11 月末取
扱実績では 42 件、累積 250 億円超に達しました。
今後も再生を目指される企業に対し、早期再生に向けて様々なステージでの支援をさせて
いただくとともに、従来の形式にはとらわれない貸出姿勢で社会的使命を果たすべく、DIP
ファイナンスの草分け的存在としてお役に立てるよう取り組んでまいります。
以上