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給食だより
第124号・平成27年12月 よくかんで食べていますか? 近年、よくかまずに食事をするこどもたちが多くなってきているといわれています が、お子さまはいかかでしょうか。しっかり時間をかけて食事をしていますか? かむことは、食べものを小さくして体内に取り込むための行為だけにとどまらず、 様々なはたらきがあります。かむことは乳幼児期からの食生活によって習慣となって いくので、お子さんの様子を見ながら声かけをしてあげていただけたらと思います。 ○ なぜかまずに食事をしてしまうのでしょうか? ⇒ 食事をする時間が十分に取れていない ⇒ かまなくてよい食事、かむような食材を使った食事が少なくなってきている ⇒ 食事に集中できていない ○ よく噛んで食べると、こんないいことがあります!! 卑弥呼 卑弥呼(ひみこ)が生きていた弥生時代の食事では、種実や穀物 をはじめ、よくかまないと飲み込めないような食材が多く、1回の 食事で4,000回も食べ物をかんでいたそうです。これは、現代人 の食事の約6倍以上の回数となるようです。 かむことの大切さを、「ひみこの歯がいーぜ」という、あいうえお作文であらわした ものがあるのでご紹介します。 ひ み こ の は が い ぜ 肥満を防止 よくかむことで、脳に満腹のサインが伝わりやすくなり、食べすぎを防ぎます 味覚が発達 ゆっくり食べる事で味の微妙な変化に気付くようになります 言葉の発音 あごの骨や筋肉を発達させ、歯並びもよくすることで、きれいな発音で話せます 脳の活性化 噛むことで脳の活動を活発にさせ、集中力を高めるといわれています 歯をまもる だ液をよく出すことで、虫歯や歯周病など口の病気を予防することができます ガンの予防 だ液に含まれる酵素によって、発ガン物質を抑制するといわれています 胃液の分泌 胃液の分泌を促し、食べ物の消化吸収を効果的に助けます 全力を出す あごなどの発達により、力を出す時に歯を食いしばれるようになります