屋島ドライブウエイ無料化手法検討業務 提案仕様書

屋島ドライブウエイ無料化手法検討業務
１
提案仕様書
業務名
屋島ドライブウエイ無料化手法検討業務
２
提案募集の目的と概略
（１）目的
屋島への観光客数は、瀬戸大橋の開通や山上水族館のリニューアル等により、持ち
直した時期はあるものの、昭和４７年の年間２４６万人をピークとして、趨勢として
は長期低落傾向にあり、最近では５０万人台で推移している。
屋島ドライブウエイは、平成１６年に屋島ケーブルが廃止されて以来、屋島山上へ
のアクセスを一手に担ってきたが、その通行料金の割高感が、高松市民や観光客の屋
島山上への来訪の妨げとなり、屋島山上観光の衰退の一因となってきたことから、本
市では、屋島ドライブウエイに係る資産等を事業者から有償譲渡を受け、山上駐車場
において一定の駐車料金を徴収しながら、通行料金無料化等の措置（以下この仕様書
において「無料化」という。
）を行うことを予定している。
本業務においては、恒久的に無料化するために必要な手法を検討するとともに、無
料化の実現に当たっての諸課題を洗い出し、その解決策を整理・検討するものとする。
（２）屋島ドライブウエイ概況
ア
事業者
屋島ドライブウエイ株式会社 香川県高松市屋島中町９８番地１
イ
通行台数実績
年（暦年）
利用台数（千台）
山上入込客数（千人）
平成１８年
１３５
４７６
平成１９年
１９８
６７９
平成２０年
１６０
６００
平成２１年
１７０
５７４
平成２２年
１５７
５４４
平成２３年
１４１
４８５
平成２４年
１４１
５２９
平成２５年
１２８
４１３
平成２６年
１４３
４７３
1
ウ
道路の現況
供用開始 昭和３６年４月２６日
全長 L=３，６６４ｍ
（トンネルL=４１．６ｍ 高さH=６．５ｍ 底幅W=１０．５４ｍ）
幅員 W=６．５ｍ(有効幅員W=５．５m)
制限速度 V=４０㎞/h 勾配
最高10.0％ 最低1.0％ 平均7.3％
営業時間 １月１日～１２月３１日 ６：３０～２２：００
自動車道の大部分は、四国森林管理局からの借地である。
エ
山上駐車場の現況
駐車区画
乗用車 ３５１台
バス
二輪車
６台
２０台
ピーク時は、臨時区画に誘導している。
駐車場
臨時区画
３業務期間
契約の日から、平成２８年３月１５日（火）まで
４業務内容
（１）無料化手法の検討
ア
本市においては、２（１）提案募集の目的にあるように、資産等を事業者から
有償譲渡を受けて取得することで、無料化を実現する手法を想定しているが、そ
の具体的手法について
2
又は、取得以外の無料化手法があればその手法について
イ
取得の対象となる資産・権原を有するものとその範囲とその特定
ウ
取得に関する関係法令及び手続きの特定
エ
取得における課題の洗出しと措置すべき具体的対応策
オ
取得後、本市において早急に措置が必要な事項とその概算費用
（２）無料化実現後に想定される問題点と対策案
無料化の実現に伴い発生が懸念される事案の洗出しとその未然防止策の提案（渋
滞、暴走行為、不法投棄その他無料化に必要な対策）
（３）山上駐車場の取り扱い
本市においては、２（１）提案募集の目的にあるように、山上駐車場において一
定の駐車料金を徴収することを想定しているが、駐車料金を徴収しない場合につい
ても概略検討し、物理面、費用面、安全面などについての課題整理
（４）屋島山上駐車場を有料とする場合の対応策
ア
山上駐車場活用平面図
（利用しない者の迂回ルート・車両一時停車場所（バスベイ等）の確保策を含む）
イ 料金設定（他都市事例を参考としたあるべき料金設定の提示）
ウ 効率的な料金徴収方法の提案
（５）成果物の提出
ア １１月に中間報告を要する。
イ 本市が２月中に無料化実施計画（仮称）を策定するため、参考資料の提出を要
する。
ウ 業務期間内に、報告書の提出を要する。
５
提案内容
前項の事項に関して提案する内容は以下のとおりとする。提出した業務実績について
は、提案書の中でどのように引用・応用するのか説明すること。
１
屋島ドライブ
・応募者の立場で考えた無料化の効果等
ウエイ無料化の
意義
２
無料化手法検
討業務の進め方
・無料化検討に当たって留意すべき項目
検討に当たっての考え方の基本となる点の列挙
・検討を進めるに当たっての課題と対応策
3
検討を進めるに当たって想定される課題とその解決策
３
山上駐車場の
・山上駐車場の取扱いについての課題整理
取扱い（有料
・有料化する場合の具体策（料金案等）
化）に関する提
・山上駐車場を有料化した場合の平面利用策
案
４
（活用平面図を添付）
検討項目の独
・仕様書記載項目以外で検討すべき項目とその概要
自提案
５
検討スケジュ
・成果物提出期限までの作業工程
ール
６
検討実施体制
・総括責任者以下の実施体制（様式第５号）
７
見積金額
・業務内容に対応した予算明細
６
委託条件
業務規模 ３，５００，０００円（消費税及び地方消費税込）
提案額には、必要となる費用をすべて含むものとする。
※なお、この金額は、見積合わせ時の予定価格となるものではない。
７
留意事項
（１）業務の細部に渡ることは、業者選定及び契約後に市役所担当者と打ち合わせの上
行うこととし、具体的な実施内容の決定は契約業者と調整する。
（２）知的財産権が発生する事項については、その使用について、権利者に確認を取っ
ておくこと。
８
不当要求行為の排除対策
本市では、受託者（市との契約の相手方）が暴力団等から不当要求行為を受けた場合や当
該不当要求行為による被害を受けた場合の、本市への報告と所轄警察署への届出等を契約
書において受託者の遵守事項として定め、本市が発注する物品の買入れ等（物品の買入れ、
借入れ及び製造、役務の提供その他の行為をいう。
）からの暴力団等の排除対策の強化を
推進している。詳しくは、下記契約監理課ホームページを参照のこと。
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/１９８３６.html
4
９
適正な労働条件の確保
業務の実施に当たっては、労働基準法、労働安全衛生法ほか労働関係法規を遵守し、適正
な労働条件の確保に努めてください。
10
周知事項
（１）売買、貸借、請負その他の契約を市との間で締結し、当該契約に係る業務、事務
等の履行中において、法令等に違反する事実が生じ又は生じるおそれがあると思
われるときは、市の内部公益通報制度により通報することができる。同制度にお
ける通報方法：電子メール又は書面を高松市公正職務審査会に提出（原則として
提出者の氏名を明らかにする必要がある。）
⇒メールアドレス：[email protected]
書面提出の場合の宛先：総務局コンプライアンス推進課内高松市公正職務審査会
※市の内部公益通報制度について定めた「高松市職員の倫理及び公正な職務の執行の
確保に関する条例」と同条例の施行規則（いずれも総務局人事課所管）は、契約監理
課ホームページに掲載。http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/２０４９９.html
（２）平成２４年６月１日から、高松市指名停止等措置要綱の別表の措置要件第２６号
にある「業務に関し不正又は不誠実な行為」について、これに該当する行為を例
示する告示を公表しているので、留意すること。
詳しくは、下記契約監理課ホームページを参照のこと。
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/file/１８５８８_L５７_２０１３０１２９
simeiteisi_unnyoukjyun.pdf
5