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外国人ブロガーが高松の魅力発信
「Art City Takamatsu」
「瀬戸内海、アート、食」を機軸に観光情報をブログで発信
ブログ内容に海外からの反響も
高松市がグローバルに発信する外国語サイト「Art City Takamatsu」は、市在住の外国人が高
松の魅力をブログ形式で紹介するユニークなコンテンツだ。市内の観光情報を集めた情報サイト
「高松旅ネット」で外国語表示(英語・韓国語・中国語繁体字・中国語簡体字)を選択すると「Art
City Takamatsu」へリンクする。
「1分でわかる高松市」というページも設け、アクセスや歴史、
食などの基本情報を説明している。
ブログは、市が市内在住の外国人ブロガ
ー計8人に1ヵ月2~4本の記事執筆を依
頼。
「アート」
「観光スポット」
「盆栽」
「食」
など7つのカテゴリで、外国人目線で見た
高松の魅力を海外に発信している。「アー
ト」に関しては高松市美術館、讃岐漆芸美
術館、高松市石の民俗資料館、香川県立ミ
ュ ー ジ ア ム な ど 、「 食 」 に 関 し て は
「WASANBON(和三盆)
」の紹介や「UDON
SCHOOL」での体験談や餅つきの体験など
が紹介されている。あるブロガーは、村上
春樹氏の小説「海辺のカフカ」の舞台とし
て高松を紹介し、主人公がうどんを食べた
ことや乗った電車が市内を走る「琴電」を
思わせることなどを綴っている。市観光交
流課は「この記事を読んだスウェーデンの
記者から高松市民にインタビューしたいと
いう依頼があった。また、盆栽を紹介した
記事にも問合せが寄せられている」と反響
を語る。そのほかブロガーによる「四国八
十八ヶ所霊場めぐり」やマルシェ in サンポ
(上)「Art City Takamatsu」(英語版)トップページ
(左下)ブログ「WASANBON(和三盆)」のページ
文末では執筆したブローガーを紹介している。
(右下)トップページからリンクされている「1 分でわかる高松市」
ートの日曜市の様子、ショッピングアーケ
ードの紹介などバラエティーに富む 30 本以
上の動画も掲載している。
一方、外国人旅行者に対する受け入れ環境の整備も進んでいる。持ち歩きに便利で市中心部の
見どころと宿泊施設を掲載した「高松遊歩人」は英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、仏語
の各言語版を用意。また、同じく5言語に対応した「高松市ちゃりんこマップ」は自転車を利用
する観光客向けのもので、自転車で回れる範囲の5つのエリア版があり、飲食店、観光スポット、
宿泊施設の情報のほか、原則左側の車道を通行するといった「自転車安全利用五則」やコンビニ
などに空気入れを設置していることも掲載している。
「自転車を利用した高松の観光を提案し、宿
泊施設や地産地消を体験できる店舗などのきめ細やかな情報提供を可能にするとともに、本市の
自転車に関する取組を紹介することで「サイクル・エコシティ高松」の PR につなげるもの」
(市観
光交流課)だという。
「高松市ちゃりんこマップ」(英語版) ※一部抜粋
(左)「高松市ちゃりんこマップ」 一部拡大
自転車安全利用五則「5 rules Bicycle Safety」
等、日本でのマナーや注意点を写真入りで紹介し
ている。
2013 年の香川県の宿泊者数は延べ 358 万 5200 人で、うち外国人は延べ 9 万 5830 人。高松空
港への直行便がある台湾、韓国からだけでなく、乗り継ぎ可能なシンガポールやタイなど東南ア
ジアからも関西国際空港経由での外国人旅行者が増加している。市観光交流課は「直行便や乗継
便を利用した外国人旅行者の誘客促進を継続しながら、2020 年の東京オリンピック・パラリンピ
ックを見据え、観光案内機能の強化や無料 Wi-Fi の整備を順次進めていく予定」と話している。
問い合わせ先
事 業 主 体 : 高松市観光交流課
T
E
L
: 087-839-2416
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