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NRIセキュアテクノロジーズ株式会社

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NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
Oracle
Customer
Snapshot
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
高度な安全性と信頼性を備えた統合ID管理基盤を構築。
全社規模のIDやアクセス権限の管理業務の自動化と効率化
を実現
「Oracle Identity Managementによって、さまざまな社内システムのIDやアクセス権限を安全かつ効率的に管理できる仕組みが実現しました。
このID管理基盤の構築により、統合ID管理の業務及びシステム化のポイントを蓄積することができました」― NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
総務部長 伊藤達也氏
NRIセキュアテクノロジーズは、野村総合研
究所(NRI)グループの情報セキュリティ専門
企業である。情報セキュリティ・サービスが
まだ世の中に浸透していなかった1995年6月、
NRIの社内ベンチャー制度で初めて採用され、
情報セキュリティ・サービス提供のためのビ
ジネスユニットとして設立された。2000年8
月、情報セキュリティの専門会社NRIセキュア
テクノロジーズ株式会社として独立し、
スター
トを切った。同社の強みは、世界トップレベ
ルの情報セキュリティ教育を受け、語学研修
やビジネス研修も受けた経験豊富なスペシャ
リストによる付加価値の高いソリューション
を、ワンストップサービスとして提供できるこ
とである。NRIのグローバル規模のネットワー
バーセキュリティサービス事業、企業の課題
解決に最適なソフトウェアやサービスを組み
合わせて提供するソリューション事業の3つ
を柱に、テクノロジーとマネジメントの両面か
ら、顧客の企業や組織が抱える情報セキュリ
ティ関連のあらゆる課題を解決するための製
品およびサービスを提供している。同社の顧
客は官公庁をはじめ、金融機関、流通、製造、製
薬、通信、マスコミといった多種多様な業界の
大手企業などに及ぶ。世界中で情報セキュリ
ティ・インシデントの発生が続く昨今、
同社の
ソリューションに対するニーズは年々高まり
続けている。近年は米国のカリフォルニア州
に置いた北米支社にセキュリティ・オペレー
ション・センター(SOC)を開設したり、アジ
クを含む国内外の情報網を活用し、日本にお
ける導入実績のない最先端の高度なセキュリ
ティ技術動向や手法、法制度もいち早く採り
入れている。
現在は、情報システムなどにかかわる課題
に対し、専門的な調査、報告、提言を行ったり、
セキュリティ企画への準拠・監査をおこな
うコンサルティング事業、企業のサイバーセ
キュリティを攻守両面の技術で支援するサイ
ア太平洋地域のNRIの拠点に自社スタッフを
派遣したりするなど、
グローバルな事業展開も
積極的に推進している。
■ 社内 ID 管理システム概要図
課題
• 年を追うごとに情報セキュリティの重要性
が増すなか、事業の拡大と業績の伸長にとも
ない、社内のさまざまなシステムを利用する
社員や外部の協力スタッフの数が増え続け
ており、これまで個別のシステムごとにおこ
なっていたユーザー IDの登録・削除やアク
セス権限の付与・改廃といった作業が大き
な負荷になりつつあった。それらを一元化
および自動化できる新たなID管理基盤を構
築することで、さらなるセキュリティの向上
とより信頼性の高い権限統制の仕組みを実
現する
• 社内で毎年定期的に実施される人事異動な
どにおいて、退職者のIDの削除や昇級に伴う
権限の拡大といった変更が一時に大量に発
生するため、負荷が高かった。正確かつリア
ルタイムにID管理基盤に情報を反映し、各シ
ステムを利用するユーザーが適切な権限で
円滑に業務をおこなえる体制を整える
• 従来のID管理の仕組みでは、システム数や
ユーザー数の増加に比例してID登録・削除
やアクセス権限の付与・改廃などの作業の
負担が増し、人手による入力や申請がベース
であることから、入力ミスや申請漏れが発生
するリスクもあるため、これらの登録・改廃
作業を含めたID管理業務を自動化し、管理部
門
(総務部)
の負荷の軽減を図る
• 新たなID管理基盤は、並行して更改を進めて
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
総務部長
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
総務部 セキュリティエンジニア
伊藤 達也氏
青木 雅之氏
いる基幹システムとの連携をスムーズにお
こなえる必要がある
• 実際にシステムを利用する社員や外部ス
タッフを含めた全ユーザーが、統合ID管理基
盤の利用・運用を通じて得たノウハウをも
とに、将来的には安全性と信頼性が高く効率
的なID管理ソリューションを顧客に提供す
ることを目指す
導入効果
• Oracle Identity Managementを採用して構
築した新たなID管理基盤により、社内のさ
まざまなシステムを利用する全ユーザーの
IDや権限の情報を単一のリポジトリに保管
し、1つの画面上で一元管理できる仕組みが
実現した
• 社員に加え外部スタッフも含めた全従業員
をユーザーとして管理下に置き、そのうち
年間約4分の1のユーザーに対して発生して
いたIDの登録・削除、メールサーバーやファ
イルサーバー、各種ツールの利用に必要な
アクセス権限の登録・変更・削除といった
処理がOracle Identity Managementに集約
することを目指している。今後管理対象と
する各種ツールの増加とともに作業負荷と
コスト軽減が期待される
• ID管理業務の標準化と効率化が進み、入社・
退職や異動などの人事イベントが発生し
た際、個別のシステムにIDや権限の変更情
報が自動的に配布されるようになったこと
で、総務部でID管理業務の負荷が軽減され
コストの削減が期待される
• Oracle Identity Managementによる新た
なID管理基盤の構築と並行して更改を進
めていた基幹システムとの連携も、Oracle
Identity Manager Connectorを活用するこ
Oracle Customer
とにより短時間で実装することができた
• 新たなID管理基盤の運用を通じ、運用時の
ノウハウを蓄積し、顧客企業に提供する高
度なID管理ソリューションを提供すること
を目指す
オラクル選定理由
「複数の製品を比較・検討した結果、Oracle
Identity and Access Management Suite Plus
を選んだのは、
オールイン・パッケージである
こと、標準技術に準拠していること、そして製
品間の連携がとれていることなど、統合ID管理
基盤を迅速に立ち上げるための要件をすべて
満たしていたからです」― NRIセキュアテクノ
ロジーズ株式会社 総務部長 伊藤達也氏
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
・URL:www.nri-secure.co.jp/
・業種:Professional Services
・従業員数:358名(連結、2016年7月1日現在)
導入プロセス
2015年5月よりOracle Identity Management
の評価を開始し、導入決定後、2015年7月よ
り同製品を活用したシステム構築プロジェ
クトを始動、2016年3月にカットオーバー。
「オラクルのコンサルティング・チームから、
ID管理システムに関する情報や提案を頂き
ながら、当社が求める機能要件を満たすシス
テムの構築を円滑に進めることができまし
た」― NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
総務部 セキュリティエンジニア 青木雅之氏
オラクル製品とサービス
•Oracle Identity and Access Management
Suite Plus
(本事例は2016年3月のものです。)
Copyright © 2016, Oracle. All rights reserved. *Oracle と Java は、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。 Published July 2016
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