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目 次 1. 我が国の食料自給率の現状 2. 食料自給率低下の要因 3. 世界の食料事情と厳しくなる我が国の食料調達 4. 農家における農地利用の現状と課題 5. 食料自給率50%の目標達成に向けて 6. 国産農産物消費拡大の取組について (それぞれの立場でそれぞれの取り組みを) 1 1.我が国の食料自給率の現状 2 食料自給率について 食料自給率とは、国内の食料消費が、国内の農業生産でどの程度賄えているかを示す指標。 食料自給率の考え方 国内生産量 国内生産量 = 食料自給率 = 国内消費仕向量 国内生産量 + 輸入量 - 輸出量 - 在庫増減量 上記の考え方に基づいて、 ① 基礎的な栄養価に着目したカロリーベース食料自給率 ② 生産額に着目した生産額ベースの食料自給率 が存在。 3 昭和40年以降の食料自給率の推移 食料自給率(%) 100 86 90 80 食料自給率(生産額ベース) 73 70 66 60 50 39 食料自給率(カロリーベース) 40 30 20 10 0 昭和40 45 50 55 60 平成2 7 12 17 23年度 年度 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 カロリーベース 73 68 66 65 62 60 58 57 55 55 54 53 53 54 54 53 52 53 52 53 53 51 50 50 生産額ベース 86 86 91 91 89 85 80 83 81 78 83 80 85 85 81 77 78 78 79 81 82 83 81 77 年度 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 カロリーベース 49 48 46 46 37 46 43 42 41 40 40 40 40 40 40 40 40 39 40 41 40 39 39 生産額ベース 77 75 74 76 72 78 74 71 71 70 72 71 70 69 70 69 69 68 66 65 70 70 66 資料:農林水産省「食料需給表」 4 我が国の食料自給率(カロリーベース)は先進国の中で最低水準 我が国の食料自給率(カロリーベース)は、主要先進国の中でも最低水準。 % 250 200 150 100 50 223 187 130 121 93 平成23年度 39% 65 59 56 50 39 0 (資料)農林水産省「食料需給表」、FAO“Food Balance Sheets”等を基に農林水産省で試算した。(アルコール類は含まない。) ただし、スイスについてはスイス農業庁「農業年次報告書」、韓国については韓国農村経済研究院「食品需給表」による。 (注)1.数値は、平成21年(ただし日本は平成23年度)。 2.カロリーベースの食料自給率は、総供給熱量に占める国産供給熱量の割合である。畜産物については、輸入飼料を考慮している。 5 2.食料自給率低下の要因 6 食料自給率低下の要因 【生産面】国内生産力の低下 【需要面】食生活の大幅な変化 ・65歳以上の農業者の割合 21%(昭和50年) → 61%(平成23年) 【35年間で3倍】 ・米の消費の減少 111.7kg/年(昭和40年度) → 57.8kg(平成23年度) 【45年間で半減】 ・農地面積 557万ha(昭和50年) → 456万ha(平成23年) 【35年間で100万ha減少】 ・畜産物等の消費の増加 肉類9.2kg/年(昭和40年度) → 29.6kg(平成23年度) 【45年間で3倍】 ・耕作放棄地 13万ha(昭和50年) → 40万ha(平成22年) 【35年間で3倍】 ・油脂類の消費の増加 油脂類6.3kg/年(昭和40年度) → 13.5kg(平成23年度) 【45年間で2倍】 7 一人当たりの食事の内容と食料消費量の変化 現在の食事は、ごはんの消費量が減り、肉や油を使用した料理が増加。このため、家畜のエサ(トウ モロコシ等)や油の原料(大豆等)の輸入も増加している。 ごはん 昭 和 40 年 度 1日5杯 牛肉料理 牛乳 植物油 野菜 果実 魚介類 (1食150g 換算) (牛乳びん) (1.5kg ボトル) 月1回 週に2本 年に3本 1日300g程度 1日80g程度 月3回 週に3本 年に8本 1日250g程度 1日100g程度 1日80g程度 1日80g程度 平 成 23 年 度 1日3杯 自給可能 飼料は輸入 原料は輸入 加工品の輸入が増加 8 食料消費構造の変化と食料自給率の変化 食料の消費構造は、自給率の高い米の消費量が減り、自給率の低い畜産物、油脂類の消費が増 加。食生活の変化は、食料自給率低下の要因となっている。 総供給熱量 2,459kcal / 人・日 [国産供給熱量 1,799kcal / 人・日] 供給熱量割合 [%] 100 100 その他 その他 68% 90 砂糖類 70 輸入飼料に よる生産部分 小麦 油脂類 50 31% 砂糖類 26% 28% 小 麦 11% 33% 畜産物 47% 畜産物・油脂類 の消費増 45% 50 油脂類 3% 40 40 30 30 畜 産 物 16 % 米の消費減 米 100% 48% 20 10 0 野 菜 76% 魚介類 64% 80 60 20 自給部分 大 豆 25% 70 60 輸入部分 果 実 33% 41% 野菜 100% 魚介類 110% 80 23% 90 果実 86% 大豆 凡例 総供給熱量 2,436kcal / 人・日 [国産供給熱量 941kcal / 人・日] 供給熱量割合 [%] 米 97% 10 0 20 40 60 80 100 品目別供給熱量自給率 [%] 【昭和40年度】 (カロリーベース食料自給率 73%) 0 0 20 40 60 80 100 品目別供給熱量自給率 [%] 【平成23年度】 (カロリーベース食料自給率 39%) 9 供給熱量(食料需給表)と摂取熱量(国民健康・栄養調査)の推移 供給熱量と摂取熱量については、算出方法が異なるため単純に比較はできないものの、平成22年 年度では、1日に651kcal分の熱量が食品残渣として廃棄されていることとなる。 (S42) 295kcal (12%) (kcal) 3,000 供給熱量 2,497 2,518 2,202 2,191 2,596 (S60) 550kcal (21%) 2,654 (H22) (H23) 2,447 2,436 2,500 2,000 摂取熱量 2,046 1,985 (H22) 1,796 1,500 1,000 昭和40 45 50 55 60 平成2 7 12 22 (H22) 651kcal (27%) (年度) (資料)農林水産省「食料需給表」、厚生労働省「国民健康・栄養調査」 (注)1.酒類を含まない。 2.両熱量は、統計の調査方法及び熱量の算出方法が全く異なり、単純には比較できないため、両熱量 の差はあくまで食べ残し・廃棄の目安として位置付け。 10 食生活の変化により、健康面でも問題が発生 食生活の著しい変化は、栄養バランスの崩れを招き、生活習慣病を引き起こす原因となっている。 肥満など健康上の問題が増加 栄養バランスの悪化 昭和55年度 P(たんぱく質) 13.0% ○肥満者(BMI25以上)(男性)の割合 40 35 C(炭水化物) 61.5% 平成23年度 F(脂質) 25.5% 19.5 19.3 20 37.3 35.2 平成22年 30 昭和55年 25 15 P(たんぱく質) 13.0% % 29.9 28.8 27.8 23.3 20.0 14.7 10.6 11.4 10 5 0 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳以上 C(炭水化物) 58.4% 米の消費量減少 資料:農林水産省「食料需給表」 F(脂質) 28.6% 畜産物・油脂類 消費の増加 資料:厚生労働省「国民健康・栄養調査」 注:BMIとは 体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}。 11 3.世界の食料事情と厳しくなる我が国の食料調達 12 世界人口は2050年には93億人まで増加、新興国が台頭 1 世界の人口は、途上国を中心に2050年には93億人に達する見通し。 2 近年、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)諸国などの開発途上国では、高い経済成長が続き、 今後も高い成長が継続する見通し。 各国GDPの比較 世界人口の推移 (兆ドル) 14.7 93億人 (億人) 69億人 80億人 37億人 57億人 発 展 途 上 国 2 0 1 0 年 10 5.9 5.5 3.3 5 2.6 0 米国 1.4倍増 中国 日本 ドイツ フランス 6.7 6.1 (兆ドル) 44.5 27億人 2.1倍増 先 進 国 資料:UN「World Population Prospects」、OECD-FAO「Agricultural Outlook 2009-2018」、IEA 「World Energy Outlook 2006」により農林水産省で作成 2 0 5 0 年 (予 測 ) 35.2 27.8 資料: The Global Competitiveness Report 2011-2012: World Economic Forum, WEF Dominic Wilson & Roopa Purushothaman “Dreaming With BRICs: The Path to 2050” 13 世界の穀物需給は逼迫基調で推移する見込み 1 生産量の増加は、単収の向上で支えられてきたが、単収の伸びは鈍化。 2 原油価格の高騰、国際的な地球温暖化対策、エネルギー安全保障への意識の高まりなどを背 景に、世界各国でバイオ燃料の生産が拡大し、今後10年も堅調に増加する見通し。 3 中国では、所得水準の向上に伴い、肉類、油脂類の消費が増加し、今後も継続する見通し。こ のため、大豆の輸入量は今後も世界貿易量の5割を上回る見通し。 全世界の単収の伸び率 穀 物 の 平 均 単 収 (左 軸 ) (t/ha) バイオ燃料の競合 (%/年) 3 2.6% 2.1% 2 1.7% 1.3% 緑の革命 1 バイオ燃料増加で食用需要と競合 年 平 均 の 単 収 伸 び 率 Mtoe 100 60 その他 ブラジル インド 中国 EU アメリカ 20 0 2004年 2030年 中国の大豆輸入の推移 (百万トン) (百万トン) 50 2008年 16 40 中国の肉類消費の推移 1996年 約6倍の伸び 80 ( 右 軸 ) 資料:FAOSTATにより農林水産省で作成 注:年平均の単収伸び率は各10年間の平均値 92 2020年 中国の肉類消費は大幅に増加 輸 40 入 30 量 (左 軸 ) 中国: 輸入量は7.6倍 輸入額は17.2倍 (十億ドル) 25 20 15 20 10 10 5 0 輸 入 額 (右 軸 ) 0 1998年 資料:FAOSTATにより農林水産省で作成 2003年 2008年 14 畜産物の生産には多くの穀物が必要 畜産物1kgの生産に要する穀物量 牛肉 【11kg】 豚肉 鶏肉 鶏卵 【7kg】 【4kg】 【3kg】 注:日本における飼養方法を基にしたとうもろこし換算による試算。 15 穀物は貿易量が少なく、価格も高騰しやすい 農産物は、生産量に占める貿易量の割合が低く、輸出国も一部の国に偏っている。このため、食 料需給の逼迫や価格の高騰が起こりやすい。 穀物等の貿易率の比較(全世界) (%) 1990年代前半の米の国際価格の推移 63.0 % (ドル/トン) 2.1倍に高騰 2.1倍 600 穀物は 貿易率が低い 18.9 % 12.1 7.1 % % 41.0 36.0 % % 500 400 300 200 0 1991 作況指数 日本の輸入量(万t) 世界の貿易量(万t) 資料:米国農務省、(社)日本自動車工業会調べ、米国エネルギー省調べ を基に農林水産省で作成。 注:貿易率=輸出量/生産量×100 戦後最大の冷害 100 95 5.7 1,450 1992 101 9.2 1,490 1993 74 104.9 1,580 1994 109 183.5 2,110 1995 102 49.5 1,980 資料:農林水産省、米国農務省 注:タイ国貿易取引委員会公表による各月第1水曜日のタイうるち精米100%2等のFOB価格 16 砂漠化、地下水枯渇などが世界各地で発生 1 世界の年間水使用量は増加傾向で推移。財政的な制約や水資源量が開発の限界にある地域も 存在。 2 帯水層への地下水かん養量を超えて揚水を行う例も見られ、地下水位の低下等影響が懸念。 世界各地で砂漠化 ■オガララ帯水層の水不足 (アメリカ) 塩類集積 行き過ぎた大規模なか んがいにより、平均地下 水位が3.6m低下し、農 業用水のくみ上げがで きなくなる農地が拡大。 地下水枯渇 地下水枯渇 写真:平成13年度 千葉県情報教育センターソフ トウェア開発(安藤清氏提供) ■サウジアラビアの小麦生産が大幅減 5.0 (百万トン) 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 1961 1971 1981 1991 出典:FAO「FAOSTAT」 2001 地下水が急速に枯渇 した結果、生産削減 が実施され、小麦生 産が412万トン(1992 年)から120万トン (1996年)に減少。 ■干上がるアラル海で塩害被害 (カザフスタン、ウズベキスタン) 1977 2009 行き過ぎた大規模 なかんがいの結 果、河川流入量が 大幅減に減少、現 在の面積は最大時 の2割以下に縮 小。乾燥地に残っ た塩分が周辺農地 に飛散し、塩害を発 生。 17 穀物等の国際価格の動向と見通し ○ 穀物等の国際価格は、2010年7月以降再び上昇し、現在は、2006年秋頃に比べ1.9~3.2倍の水準。 1 大豆は、2011年12月以降の南米の高温・乾燥、中国の輸入需要期待から高値で推移し、2012年6月以降の米国の高温・乾燥の影響から、7月以降 最高値を更新。9月4日に史上最高値(650.7ドル/トン)をつけた後、米国の生育の回復、南米の増産見込み等から低下。とうもろこしは、2012年6 月以降、米国の高温・乾燥の影響から、7月以降最高値を更新し、8月21日に史上最高値(327.2ドル/トン)。小麦は、世界の在庫水準は大きく下 がってはいないものの、とうもろこしに追随して上昇。 2 米は、2011年6月以降、タイで担保融資制度(実質的な国の買上げ制度)の再導入等により上昇。一方、輸出需要は、安価なインド産米等へシフト。 □ 穀物等の国際価格の動向 1000 900 800 700 600 500 400 1 9 7 2 世 界 同 時 不 作 1 9 7 3 米 国 大 豆 禁 輸 措 置 1 11 9 99 8 88 0 12 米 中世 国不 国 界 熱作 ・ イ的 波に ラ な よ 米 りン 等の タの豊 イ 米作 米の 需 要 急 増 1 9 8 8 米 国 大 干 ば つ 1 9 8 9 中 国 ・ イ ン ド ネ シ ア 等 の 米 の 輸 入 需 要 増 大 1 9 9 3 米 国 大 洪 水 日 本 の 冷 害 に よ る 米 の 緊 急 輸 入 フ ィ リ ピ ン ・イ ン ド ネ シ ア ・タ イ で 洪 水 1 9 9 5 中 国 が 米 の 輸 出 禁 止 措 置 米 国 天 候 不 順 1 9 9 9 世 界 の 米 生 産 量 が 史 上 最 高 2 0 0 2 米 国 ・カ ナ ダ ・豪 州 同 時 不 作 2 2 0 0 0 0 3 4 米世 国界 高の 温米 乾在 燥庫 ・中 量 が 国約 輸2 入0 急年 増ぶ り の 低 水 準 2 0 0 6 豪 州 大 干 ば つ 22 00 00 78 欧世 州界 天的 候な 不小 順麦 ・豪 等 州の 豊 干作 ば つ 2 0 1 0 ロ シ ア で 干 ば つ 2 2 0 0 1 1 1 2 米タ 米 国イ 国 ででで 高担 高 温保 温 ・乾 融 ・乾 資 燥制 燥 度 導 入 1000 616.0ドル 1.9倍 900 過去最高 1,038ドル (2008.5.21) 800 700 529.5ドル 2.7倍 米 過去最高 650.7ドル 600 (2012.9.4) 500 米 300 大豆 400 285.3ドル 2.1倍 300 過去最高 470.3ドル (2008.2.27) 小麦 大豆 200 2013年1月25日現在 (ドル/トン) ドル/トン 283.7ドル 3.2倍 200 小麦 過去最高 327.2ドル 100 100 とうもろこし とうもろこし (2012.8.21) 0 0 2006 2008 2010 2012 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 注:小麦、とうもろこし、大豆は、各月ともシカゴ商品取引所の第1金曜日の期近価格(セツルメント)である。 米は、タイ国家貿易取引委員会公表による各月第1水曜日のタイうるち精米100%2等のFOB価格である。 注1:各月第1金曜日(米は第1水曜日)に加え、直近の最終金曜日(米は最終 水曜日の価格)を記載。 注2:過去最高価格については、米はタイ国家貿易取引委員会の公表する価格の 最高価格、米以外はシカゴ商品取引所の全ての取引日における期近価格 (セツルメント)の最高価格。 注3:図中の倍率は2006年秋頃と比較した直近の価格水準。 18 2008年に穀物価格が高騰した際には多くの国が輸出規制 食料需給の逼迫や食料価格が高騰した場合には、輸出規制により、自国内の食料安定供給を優 先させる傾向。 世界各国で発生した 食料をめぐる抗議運動や暴動 輸出規制を実施した国々 ベラルーシ ウクライナ カザフスタン ネパール エジプト チュニジア シリア ハイチ モロッコ メキシコ モーリタニア ロシア セルビア レバノン ヨルダン エジプト ギニア 中国 バングラデシュ ザンビア アルゼンチン イラン インド マラウィ パキスタン ①及び②の両方を実施 バングラデシュ フィリピン ブルキナファソ インドネシア セネガル ブラジル ソマリア ギニア イエメン シエラレオネ コートジボワール スリランカ 輸出規制の種類 ①輸出量の規制のみ (輸出禁止又は輸出枠の設定) ②輸出価格の規制のみ (輸出税賦課及び輸出最低価格の設定) ウズベキスタン ホンジュラス ミャンマー ベトナム エクアドル カンボジア ボリビア カメルーン エチオピア ケニア タンザニア エチオピア モザンビーク カメルーン 実施国数 凡例 25ヵ国 1ヵ国 麦関係 米関係 とうもろこし関係 その他・不明 5ヵ国 資料:FAO「 Crop Prospects and Food Situation, No. 5, December 2008 」により、農林水産省で作成。 注:2007年中頃から2008年12月中旬の間に実施された輸出規制を対象としている。 資料: 新聞、ネット等による情報(平成20年5月7日現在) 19 4.農家における農地利用の現状と課題 20 農地面積の各国との比較 我が国の農地面積は459万ha。 農家1戸当たりでは、豪州の約1/1,500、米国の約1/90、EUの1/7。 農地面積 (万ha) 農家一戸当た りの農地面積 (ha) 国土面積に 占める割合 (%) 日本 (2010年) 米国 (2008年) EU(27) (2008年) ドイツ フランス イギリス 豪州 (2008年) 459 41,120 18,485 1,692 2,924 1,768 41,729 2.0 186.9 13.5 45.7 55.5 59.0 3,068.4 (1) (93) (7) (23) (28) (30) (1,534) 12.3 41.8 42.7 47.4 53.2 72.6 53.9 資料:農林水産省「耕地及び作付面積統計」、「農林業センサス」 “FAOSTAT”、USDA“Agricultural Statistics”、EU “EUROSTAT”、 豪州“Australian Commodity Statistics” 注1:( )内は日本に対する倍率である。 注2:日本の農地面積には、採草・放牧地等を含まない。 注3:農家一戸当たりの農地面積は、日本は販売農家一戸当たりの経営耕地面積であり、日本以外の国・地域は、農地面積を農家戸 数で除した数値である。 注4:日本の「国土面積に占める割合」は、北方領土を除いた国土面積に対する割合である。 21 農地面積の推移 農地面積は、昭和40年から平成22年の45年間で100万haの拡張と、240万haのかい廃があ り、この結果、140万ha(約2割)減少。耕地利用率も大きく低下。一方、耕作放棄地の面積は年々 増加し、平成22年時点で40万ha。特に、土地持ち非農家によるものの増加が著しい。 ○農地(耕地)面積と耕地利用率の推移 ○耕作放棄地の推移 滋賀県と ほぼ同じ面積 45 万ha 40 耕 作 放 棄 地 面 積 38.6 34.3 35 30 24.4 25 10 5 0 13.3 16.2 18.2 土地持ち 非農家 21.7 20 15 39.6 13.1 3.2 9.9 13.5 12.3 3.1 9.2 4.2 1.9 7.3 6.6 3.8 4.5 3.6 3.2 8.3 4.1 5.5 3.2 3.3 5.6 7.9 7.8 7.7 4.1 3.6 3.4 3.3 9.0 6.6 自給的農家 副業的農家 準主業農家 3.1 主業農家 2.7 昭和50年 昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 45年間で 拡張 約100万ha かい廃 約240万ha 合計 約140万ha減少(約2割減) 資料:農林水産省「耕地及び作付面積統計」 資料:農林水産省「農林業センサス」 注1:昭和50年、55年については主業・準主業・副業的農家、自給的 農家の区分がない。 注2:昭和60年については、主業・準主業・副業的農家の区分がない。 22 農家戸数と農業就業人口の推移 農家戸数、農業就業人口は一貫して減少傾向(昭和35年に比べて、就業人口は1/5以下)。就業人 口の約6割が65歳以上であり、高齢化が進展。 昭35年 農家戸数(万戸) 販売農家(万戸) (割合) 主業農家(万戸) (割合) 農業就業人口(万人) うち65歳以上人口(万人) (割合) 45 55 平2年 12 17 22 606 540 466 383 312 285 253 … … … 297 (77.5) 234 (74.9) 196 (68.9) 163 (64.5) … … … 82 (21.4) 50 (16.0) 43 (15.1) 36 (14.2) 1,454 1,035 697 482 389 335 261 … 171 (24.5) 160 (33.1) 206 (52.9) 195 (58.2) 161 (61.6) (61.6) … 資料:農林水産省「農林業センサス」 注1:平成2年以降の農業就業人口は、販売農家の数値である。 注2:販売農家割合と主業農家割合は、総農家に占める割合である。 ※ 販売農家 : 経営耕地面積が30a以上または農産物販売金額が年間50万円以上の農家。 ※ 主業農家 : 農業所得が主(農家所得の50%以上が農業所得)で、1年間に60日以上農業に 従事している65歳未満の者がいる農家。 23 5.食料自給率50%の達成に向けて 24 食料自給率50%目標は政府全体の目標 政府は、水田をはじめとした生産資源の最大限の活用、国産農産物の利用拡大などの取組を通 じ、食料自給率目標50%の達成を目指すこととしている。 食料自給率50%に向けた戦略 国産 国 産 農 産 物 の 利 用 拡 大 国産 畜産物 輸入 ○ 経営所得安定対策 小麦 (88万トン→180万トン) 米粉用米 (0.1万トン→50万トン) 小 麦 輸入飼料 輸入 国産 輸入 大豆 (26万トン→60万トン) 意欲ある農業者が将来にわたって 農業を継続できる環境を整備 ○ 農山漁村の6次産業化 飼料用米 (0.9万トン→70万トン) 大 豆 攻めの農林水産業 販売価格の向上(加工、直売)、販 売量の増加(輸出、エネルギー等 新市場開拓)で経営所得の増加 ○ 食の安全・安心の確保 消 費 の 拡 大 国産 主食用米 消費拡大 消費者ニーズに応えて食の安全・ 安心を確保 その他 25 6次産業化について 6次産業の持つポテンシャルは非常に大きく、1次産業の生産額は10兆円規模だが、消費段階で は100兆円規模に至る2次・3次産業による付加価値を有している。 マーケットの拡大を図りつつ、 農山漁村を6次産業化 農山漁村に由来する様々な地域資源 ○ 農林水産物 ○ バイオマス ・稲わら ・食品廃棄物 ・未利用間伐材 ○ ○ ○ ○ 経験・知恵 自然エネルギー 風景 伝統文化 等 農山漁村の地域資源を活用し 新たな事業に取り組もうとする 産業 食品産業、観光産業、IT産業、 化粧品・医薬製造業、 エネルギー産業 等 ○ 生産・加工・流通(販売)の一体化 による付加価値の拡大 地 域 資 源 の 有 効 活 用 農林漁業者による加工・販売分野 の取組(多角化、複合化等)、農家レ ストラン、農林水産物や食品の輸出 等 ○ 2次・3次産業による農林漁業 への参入 ○ 農林漁業と2次・3次産業との連 携・融合による地域ビジネスの展開 や新たな産業の創出 バイオマス等地域資源を活用した新 事業の創出 農商工連携の推進 再生可能エネルギー利用の推進 等 雇 用 の 確 保 農と 山所 漁得 村の 地向 域上 のに 再よ る 生 ・ 活 性 化 新たな付加価値を創出 26 米粉用米の動向 パン用・麺用等について米粉の利用促進を図っており、これまでの地域・中小企業の取組みに加 え大手企業も取り組みはじめたことから、米粉用米の生産量は平成23年度で約4万トンに増加。 また、米粉パンを学校給食で導入した学校は、平成21年度で12,221校と給食実施校の約4割に増加。 ○ 米粉用米の市場規模の推移 ○ 都道府県別の米粉用米の生産状況 (H23) 単位:トン H32年度目標 50万トン 注3 45,000 用途の拡大 40,000 パン 40,311 <7,324> 中華そば 35,000 ぎょうざ スパゲティ 天ぷら粉 20,000 製法技術 の革新 27,796 <4,957> 132 熊本県 埼玉県 岡山県 米粉の製造業者が使用し た原料米の量(H15~20) 注1 3,000 3,000 群馬県 13,041 <2,401> 9,500 6,000 ・・・ 全国合計 6,000 566 <108> H18 H19 ・・・ 40,311 7,324 ○ 米粉パンの学校給食導入状況 年度 0 H17 ・・・ 注 : 農林水産省調べ(新規需要米取組計画認定結果から抜粋) 1,000 H16 663 山形県 ケーキ H15 福岡県 栃木県 秋田県 商品開発 5,000 2,571 1,256 661 233 243 204 184 206 148 157 139 富山県 ピザ 15,000 10,000 千葉県 14,384 6,342 4,396 1,408 1,326 1,111 1,023 1,008 783 772 743 新潟県 宮城県 米粉用米の 生産量 (H20~23)注2 30,000 25,000 生産数量(トン) 作付面積(ha) H20 < >内の数字は米粉用米の作付面積(単位:ha) 注 1 : 地方農政事務所等による製粉業者等からの聞き取り 注 2 : 農林水産省調べ(新規需要米取組計画認定結果から抜粋) 注 3 : 食料・農業・農村基本計画(H22年3月閣議決定) H21 H22 H23 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 米粉パン学校給食導入校数(校) 4,067 給食実施校数(校) 米粉パン導入の割合 6,063 7,836 8,067 8,960 12,221 31,902 31,662 31,476 31,362 31,140 31,001 13% 19% 25% 26% 29% 39% 注 : 農林水産省調べ 27 飼料用米の動向 豚・鳥等について飼料用米給与の促進を図っており、飼料用米給与畜産物に対する畜産農家や 消費者の理解も深まりつつあることから、飼料用米の生産量は平成23年度で約18万3千トンに 増加。 ○ 都道府県別の飼料用米の生産状況 (H23) ○ 飼料用米の市場規模の推移 H32年度目標 70万トン <87,500ha> 注3 単位:トン 200,000 183,033 <33,955> 180,000 160,000 青森県 20,049 3,511 栃木県 14,403 2,662 山形県 13,830 11,915 10,158 9,809 9,463 8,593 8,530 5,994 2,347 1,848 1,883 1,811 1,763 1,635 1,601 1,118 秋田県 新潟県 飼料用米の生産量 (H22~H23) 注2 140,000 生産数量(トン) 作付面積(ha) 岩手県 宮城県 120,000 100,000 茨城県 輸入飼 料から の転換 福島県 60,000 熊本県 81,237 <14,883> 80,000 ・・・ 全国合計 飼料用米の生産量 (H16~H21) 注1 40,000 20,000 260 <44> 265 <45> H16 H17 ・・・ 183,033 ・・・ 33,955 注 : 農林水産省調べ(新規需要米取組計画認定結果から抜粋) 613 1,723 <104> <292> 9,505 <1,611> 24,361 <4,129> 0 H15 H18 H19 H20 H21 < >内の数字は飼料用米の作付面積(単位:ha) 注 1 : 農林水産省畜産振興課調べの作付面積に、単収590kg/10aを乗じて算出 注 2 : 農林水産省調べ(新規需要米取組計画認定結果から抜粋) 注 3 : 食料・農業・農村基本計画(H22年3月閣議決定) H22 H23 28 6.国産農産物消費拡大の取組について (それぞれの立場でそれぞれの取り組みを) 29 それぞれの立場で、それぞれの取り組みを 食料自給率を向上させるためには、みんなが力を合わせることが必要。 食品工場 地元の食材を使用した 加工食品の開発をする 生産者 消費者のニーズに 合った生産をする スーパー 地元産品の販売を積極的 に行うことや買い手がわ かりやすい表示をする レストラン 地元の食材を使用した メニューの開発をする 消費者 国産農産物を使った料理を 食べることや栄養バランス のよい食事をする、食べ残 しを減らす 30 地産地消について 地域で生産された農林水産物を地域で消費しようとする取組。食料自給率の向上に加え、直売所 や加工の取組などを通じて農林水産業の6次産業化につながるもの。 取組の具体例 直売所での地場農林水産物の 直接販売 地場農林水産物を活用 した加工品の開発 学校給食や社員食堂での 地場農林水産物の利用 地域の消費者との 交流・体験活動 取組の効果例 ○「生産者」と「消費者」の結びつきの強化 ・消費者にとっては、「顔が見える関係」で生産状況 なども確かめられ、新鮮な農林水産物を消費できる ・消費者ニーズに対応した生産が展開できる ・自給率の向上につながる ・消費者と生産者の交流が図られ、食育の機会として 重要 ・地域の食材を活用して地域の伝統的な食文化の継承 につながる ○地域の活性化 ・生産者と観光事業者等との連携による地場農林水産物の 消費の拡大 ・小規模な生産者に所得機会を創出 ○流通コストの削減 ・流通コストが削減され、生産者の手取りの確保につながる ・輸送距離を短くして地球温暖化等の環境問題に貢献 31 食料自給率を1%向上させるために私たちができること ごはんを一食につきもう一口食べると 食料自給率が1 %向上 月に国産米粉パンを 3つ食べると 食料自給率が1 %向上 国産大豆100%使用の豆腐を月にもう3丁 食べると食料自給率が1 %向上 国産小麦100%使用のうどんを月にもう3杯 食べると食料自給率が1 %向上 資料:農林水産省「食料需給表」等により試算 32 フード・アクション・ニッポンについて(5つのアクション) 食料自給率を高めていくためには、 国はもちろん、 みんなが力を合わせることが必要です。 1.「いまが旬」の食べものを選びましょう 「旬」の農産物は、もっとも適した時期に無理なく作られるので、余分な手間や燃料などを必要としません。 味もよく、栄養もたっぷりで、体にも環境にもやさしい食事が実現できます。 できることから 始めよう! 2.地元でとれる食材を日々の食事に活かしましょう 私たちが住んでいる土地には、その風土や環境に適した農産物が育ちます。身近でとれた農産物は新鮮です。 一人一人が地元でとれる食材を選ぶことが、地域の農業を応援することになります。(地元農業の応援はもちろん国産農産物の応援になります!) 3.ごはんを中心に、野菜をたっぷり使ったバランスのよい食事を心がけ、しっかり朝ごはんを食べましょう 油のとりすぎは様々な生活習慣病を引き起こす原因にもなっています。 ごはんを中心に、野菜をたっぷり使ったバランスのよい食事を心がけましょう。また、午前中の脳の活動エネルギーをしっかり補うためにも「朝ごはん」を食べましょう。 4.食べ残しを減らしましょう 開発途上国で飢餓が問題となっている中、日本では食料を大量に輸入して大量に捨てています。この現状を踏まえ、家庭においても、食品の無駄な廃棄、食べ残しを 減らしましょう。(食料の無駄を減らすことは、食料輸入を少なくすることにもつながります。) 5.自給率向上を図るさまざまな取組みを知り、試し、応援しましょう 米粉を使ったパン・麺などの新しいメニュー、国産飼料(飼料米など)を使った肉やたまご、地産地消地域ブランド、直接契約による生産などさまざまな取組を知り、 試しに味わってみるなど、応援しましょう。また、小麦や大豆はその多くを輸入しています。国産小麦のパンや国産大豆でつくった豆腐、納豆などを食べてみましょう。 33 米粉倶楽部について 1.フード・アクション・ニッポンの活動の一環として、米粉の消費を拡大するための活動。 2.米粉に関わる様々な企業が、「米粉倶楽部」として共に米粉の消費拡大のための活動をしていく ことで、米粉の認知拡大を図り、消費量の増大および食料自給率向上につなげることを目的。 ホームページの充実 米粉レシピの紹介 米粉商品の紹介 社員食堂の米粉メニューを紹介 米粉アカデミー 米粉のことを もっと知りたい 人に!! 米粉倶楽部員数 1,236社 ※2013年2月1日現在 34 めざましごはんキャンペーン(ごはん食推進活動)について ・ 朝食欠食の改善や米を中心とした日本型食生活の普及・啓発により食料自給率向上に資するため、食品関 係企業、団体等と連携し、官民挙げてのキャンペーン(めざましごはんキャンペーン)を実施。 ・ 朝食市場は、欠食が多い上にごはん食の比率も低く、年間約56億食、総額約1.7兆円もの市場開拓の余 地。キャンペーン参加企業の米関連商品の販促活動とも連携し、米の消費拡大を推進。 朝食欠食の市場規模 朝食欠食率 (%) 人口(22年10月1日) (千人) 1日の欠食数 (千人) 年間欠食数 (億食) 市場規模 (億円) 民間での売場展開やロゴマークを活用した取組 全国 平均 20歳代 30歳代 40歳代 11.9 29.1 20.7 17.7 128,057 13,915 18,284 16,901 15,239 4,049 3,785 2,991 56 15 14 11 16,800 4,500 4,200 3,300 資料:厚生労働省平成22年「国民健康・栄養調査結果の概要」 総務省人口推計(平成22年10月1日) 注:市場規模は、1食あたり300円として試算。 食事内容の構成(平成19年) 平 日 朝 土 日 昼 夜 朝 昼 朝食欠食率(全国平均)の推移 夜 ごはんを主とした 食事 54% 63% 87% 48% 52% 83% パンを主とした 食事 37% 13% 1% 42% 14% 2% 資料:平成19年度第4回食料消費モニター調査 14 % 13 12 11 10 13.2 10.7 10.7 平成17年 平成18年 11.6 平成19年 平成20年 資料:厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要」 12.0 11.9 平成21年 平成22年 35 朝ごはんを食べている子は成績が良い? 文部科学省が小学校6年生を対象に実施した平成24年度全国学力・学習状況調査の結果、朝 ごはんを毎日食べている子と食べていない子を比較した場合、朝ごはんを毎日食べている子の方 が成績が良い結果が出ている。 朝食の摂取と学力調査の平均正答率との関係 % 対象:小学校6年生 毎日食べている どちらかといえば食べている あまり食べていない 全く食べていない 36 日本食文化の無形文化遺産登録について のたフ 高我ラ まがン り国ス 関等 係の 者動 のき 気を 運見 検討会の開催(H23.7~11) アンケートの実施(92%が賛同) NPO等 約1,500団体の賛同 世 界 遺 産 歌 舞 伎 小 笠 原 祇 園 祭 同4件 文化遺産 最短で平成25年秋 登 録 の 可 否 が 決 定 世界における食の分野の無形文化遺産 フランスの美食術 H22 登録済 国内20件 自然遺産 ユ ネ ス コ に 提 案 熊倉功夫(静岡文化芸術大学学長)会 長をはじめ、学識経験者、日本食関係 者、調理学校経営者等による検討 (外務省、文化庁ほか3省庁の参加) 無形文化遺産とは 無 形 文 化 遺 産 平成24年3月 平 泉 メキシコの 伝統料理 H22 登録済 トルコの ケシケキの伝統 地中海料理 H22 登録済 H23 登録済 同12件 37 2013東海食べもの探検記の作成を通して東海農政局が目指すもの P 作 成 コンセプト ○わかりやすい ○おもしろい ○関心が持てる ○説明者が活用 しやすい D 配 布 広く関心を喚起 小学校 中学校 消費者団体 地域の活動者 図書館 愛知学院大学 健康栄養学科 (森研究室生) C 利用者との連携強化 メッセンジャーの発掘・育成 A 反 映 メッセンジャーとの情報交換 目的:「東海食べもの探検 記」を活用して、学校や地域 で情報を発信するメッセン ジャーの発掘・育成 highest 意見交換会の開催 高 校 大 学 意見反映 D 活用 授業、自主学 習、地域の学習 会等 要望に応じ農政局 から講師派遣 ○対象 実践 ・地域で学習会等の講師を 活動 務める者(消費者団体、 地域の活動者等) ・職場体験等で幼稚園等に 出向く予定の者(高校生) ・栄養教諭などの研修予定 者等(大学生) 活動者を ネットワー ク化 lowest アンケートの実施 ○2014東海食べも の探険記 ○普及・啓発手法 ○ネットワーク体 制のあり方 ○講師 農政局職員 ○開催予定 6月、11月(予定) 要望に応じ講師を派遣 する出張講座も検討 東海食べもの探検記 の内容及び食料自給 率向上に向けた普 及・啓発手法を検証 地域への 継続的な 浸透 38