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Vol.16 (2012年11月01日発行)
はちやが地域に 贈る広報誌 vol. vol. 16 ご い さ (医事課 伴、熊崎、 (伴 秘書広報室 直樹、熊崎加集、谷、成瀬) 結衣、谷 智枝子、 成瀬 仁美、加集 紀子) 発行日:2012年11月1日 発行日:2012年 8月1日 ほーゆー あ 広報誌 for you 2012年 秋号 みなさまのご意見をお寄せくだ さい。宛先はこちらまで。 発行:医療法人蜂友会 for 編集部 発行:医療法人蜂友会 foryou you 編集部 みなさまのご意見をお寄せください。宛先はこちらまで。[email protected] つ 医療法人蜂友会 理事長 蜂谷 裕道 より みなさまは、人工股関節や脊椎の手術に用いる「同種骨 しかし、骨移植に関しては骨バンクが全 移植」をご存じですか?「同種骨」とは、非生体ドナー(ご 国展開されていないことや、骨を摘出し 遺体)より提供していただいた骨のことです。臓器移植に 保存するための作業にかかる費用が保 関するニュースなどでご存じの方も多いと思いますが、臓 険適用でなく、すべて骨バンクの負担に 器と同じように、整形外科分野でもご遺体から提供してい なることが、骨移植が発展しない大きな原因であると言えま ただいた骨の移植をすることがあります。日本では、高齢 す。私の父は、1992年に東海骨バンクを設立しました。父か 化により、人工股関節置換術、人工骨頭置換術が年間 ら受け継いだ骨バンクの活動を広めていくうちに費用の保険 約60,000例行われており、そのうちの約10%が人工関節 収載は必須であると考えるようになり、10年ほど前より厚生 のゆるみなどから起こる再置換術です。再置換術では、骨 労働省に働きかけてまいりました。なかなか取り組んではい を補強するため健康な部分から削った骨を傷んでいる部 ただけない状況が続いておりましたが、2年後の診療報酬改 分に用いることもありますが、骨の欠損が大きい場合、患 定にて費用の保険収載が認められることになりそうです。 者さまの負担が大きくなるため、同種骨で作ったプレート 先日私たちは、同種骨に関するセミナーを地元名古屋で開 等を移植して補強する場合が多くあります。1953年、同 催いたしました。整形外科医や移植コーディネーターを中心 種骨を摘出、加工、保存するための「骨バンク」が日本で に、全国各地から70名の方にお集まりいただき、貴重な意 はじめて設立されましたが、現在までに同種骨を扱う骨バ 見交換が行われました。今後も痛みに悩む多くの患者さま ンクは日本に3ヵ所しかなく、発展しているとは言い難い状 の手助けができるよう、安心・安全な同種骨を安定して供給 況です。2010年に改正臓器移植法が施行され、臓器や できるシステム構築に全力をかけて取り組んでまいりますの 皮膚・角膜などの組織のご提供件数は増加しています。 で、みなさまからご支援をいただけましたら幸いです。 市 民 講 座 第5回整形外科疾患教室 ~中高年者のつらい肩の痛み「腱板損傷」について~ みなさまのご参加ありがとうございました!! 2012年9月1日(土)名古屋市昭和区にある科研製薬名古屋支店「花の木ホール」にて、第5回整形外科疾患教室が 開催されました。今回の疾患教室では、膝・肩・スポーツを専門とする当院診療部長の村松孝一先生が肩の疾患「腱板損傷」につ いて講演を行い、75名の方にお集まりいただきました。医療法人蜂友会では、今後も定期的に整形外科疾患教室の開催をしてま いります。どうぞお楽しみに! みなさまのご参加を心よりお待ちしております。 ※当院のホームページにて第5回整形外科疾患教室レポートがご覧いただけます。 (過去に開催した疾患教室レポートも掲載中!)この機会にぜひご覧ください ⇒⇒ はちや整形外科病院ホームページ http://www.hachiya.or.jp/classroom/20120901.html 院 内 企 画 1 ~はちやの「旬」なひと、ご紹介します~ キャンペーンを企画した はちのすプロジェクトの栁野さんと山田さん (CS課)(検査部放射線課) あいさつが行き交う職場や他部署とのコミュニケーションを積極的にはかり、働きやすい職場環境をつくることを目的として、 当院の全職員を対象とした『はちやスマイルキャンペーン』が行われました。1ヵ月の期間中、素敵なあいさつ、 笑顔、対応を見かけたら、カードに名前と内容を記載し投票するしくみです。総投票数は223票にのぼり、たくさん票を獲得した スタッフを 『ベストスマイル賞』 として表彰しました。今回は受賞者をご紹介します。 本 院 検査部放射線課 上野 栄朗 さん 「この度はスマイル賞をいただきまして、FIFAのバロンドール を受賞した澤選手のような気持ちです。職員から笑顔を広 め明るい病院にしていきます!!」 看護部病棟補助 後藤 純江 さん 「当たり前と思っていたことを評価していただいてうれしいで す。これからも自然体でがんばります。」 看護部外来 髙井 香和里 さん 「外来患者さまが安心して通院できるようこれからも 笑顔を心がけていこうと思います。」 診療情報部CS課 墓越 麻未 さん 「素敵な賞をありがとうございます。さらに笑顔を絶やさない ようにしたいと思います。」 クリニック クリニック 診療情報部医事課 熊﨑 好子 さん 「みんなで協力し合い、仕事終わりに『今日も忙しかった、がん ばったね』 と笑顔で終わって、みんな一緒にご飯を食べに行 く 、そんな仕事場を目標にやってきて、この賞は大変うれしく 思います。ありがとうございました。」 リハビリテーション部 小塚 照和 さん 「普段どおりで、表彰を受ける程のことをしていたと思いませ んでした。今後も継続していきたいと思います。」 デイケア 竹内 千代美 さん 「当たり前のことをしているだけだと思っていましたが、 そのように評価してくださるとは嬉しい限りです。」 今回のキャンペーンを企画した、『はちのすプロジェクト※』 の栁野さんは「キャンペーン終了後、スタッフの接遇への意識が上がっ たように感じています。とても好評だったので第二弾を計画中ですが、今度は患者さまにも参加していただけたらいいなと思いま す。」と語りました。よりよい病院を作るためスタッフ一丸となって、これからも進化し続ける当院にご期待ください。 ※はちのすプロジェクト 患者さま、利用者さまにより親しんでいただき、スタッフも働きやすい環境をつくることを目的として 2011年8月より活動開始。 施 設 紹 介 介護のことならお任せください! 介護ステーションちくさ 所長 川部 弘昌 さん 『介護ステーションちくさ』 の川部弘昌です。みなさまよろ かったりとさまざまです。信頼関係が大事だと思うのです しくお願いします。当部署は「介護保険のケアプラン作成」 が、作ろうとして作れるとは限りませんしね。初対面の人 が主な業務で、その他在宅介護についての相談業務など 間に何でも隠さず話してもらえると思うほうが間違ってい を行っています。スタッフは私を含めて3名です。身内に利 るのかも・・・という訳で何年経験しても初回訪問の前は 用しているご家族がいらっしゃれば 不安を感じます。しかし、まれにですが面談後に相談者 別ですが、よく分からない人も多い が晴れやかなお顔をされているこ かもしれませんね。要するに、「ヘ とがあり、そんな時は大きな充実感 ルパーさんや訪問看護、デイサービ を感じ、「この表情で生活してもら ス・デイケアなどの介護サービスを いたい」と業務にも熱が入ります。 利用するために計画をすること」であります。このため、ご 患者さまはもちろんですが、スタッ 高齢者やそのご家族への相談支援が必要となってくるわ フのみなさんでも、介護保険関係 介護のプロがお待ちしています 川部号は今日も 利用者さまのもとへ走ります! けですが、人に対する援助では「その方に寄り添うこと」、ま のことで「ちょっと聞きたいな」なんてことがありましたら、 た「話をよく聴くこと」が大変重要なことだと考えておりま どうぞお気軽にお声がけください。お待ちしております。 す。しかしこれが簡単そうでなかなかそうでもないのです。 お問合せ先:介護ステーションちくさ ☎ 052-757-8853 寄り添おうとしても拒否されたり、全然話をしていただけな スポーツ担当です! か ん リ た ん ビ ハ リ からだすっきり ~ストレッチ編~ リハビリテーション部 理学療法士 佐藤 吉紀 さん 秋も深まり、冬の気配が少しずつ漂い始めました。寒さに負けて家でゴロゴロという方も多いのではないでしょうか? 今回はそんな方々に、からだがすっきりするストレッチについてご案内します。 ストレッチの効果は、血流改善、ケガの予防、筋緊張緩和などさまざまな作用があります。 やり方に注意して、継続して行えば良い効果が得られますよ! 太もも裏面のストレッチ 太もも前面のストレッチ ストレッチのポイント ①痛みのない範囲で行うこと(伸びているなーという感じ) ②ゆっくりと息を吐きながら行うこと ③反動をつけないこと 部 署 紹 介 ふくらはぎのストレッチ 赤枠 の部分を伸ばします。 それぞれを15~20秒を3回程度行ってください。 医療をサポートする データはここから! 検査部 放射線課 課長 西尾 佳広 さん 当院検査部は、他の病院と異なり臨床検査技師(5名)と また、電子カルテは紙カルテと異なり、指示を出す側も受 診療放射線技師(7名)の資格を持ったスタッフがひとつ ける側も同時に確認をすることが可能です。常にカルテを のチームとして働いています。それぞれの業務として、検 確認し、考え、それぞれの病状に 査技師はMRI、超音波、生理機能検査などを担当してい 必要なデータを提供できるよう心が ます。特にMRIに関しては、国内の導 けていますが、この”考えること”こそ 入がまだそれほど多くない超高磁場 が医療ミスを防ぐ大切なポイントだ 3.0テスラ装置と1.5テスラ装置の2台 と考えています。このように資格も 業務も異なる検査部スタッフですが、病院の基本理念・ を稼働しています。2台あわせて一日 で45名の患者さまを撮像する日もあ レントゲン操作室 MRI撮像中 行動基盤である”団結と助け合いの精神”を持ち、よりよ ります。一方、放射線技師はレントゲン撮影、CT、骨の密 い医療を提供できるよう常に意識を高く持つ”日本一の病 度を測定する骨塩検査、また手術室にて的確な手術が 院”を目指してがんばっていきます。 行えるよう、手術中のX線イメージ操作業務※写真1 など、い 最後になりましたが、検査でお待ちいただく患者さまにお ろいろな場面で登場します。レント かれましては、引き続き待ち時間短縮に努めてまいります ゲン写真は、毎日300~500枚の のでご理解とご協力のほどよろしくお願いします。 撮影を行っています。このように毎 日作り出される膨大なデータは、 写真1 画像サーバーとよばれる大容量の コンピューターに蓄積され、院内の電子カルテ情報と共に 瞬時に引き出すことができます。私たち撮影者も常に以 前の画像と比較し、患者さまの症状の変化を確認しなが ら撮影を行っています。 いつも笑顔満開、チームブルー☆ ス タ ッ フ 紹 介 今回は 診療情報部CS課 課長 小島 園子 診療情報部CS課の小島です。私のはちや整形外科病院 さん です CS課発足当初は14~15名くらいのスタッフで業務を行っ での歩みを少しご紹介いたします。私が ていましたが、離職率が高く、なかに 行っている仕事は、外来の診察中にドク は入職半日で、「私にはできませ ターの隣で電子カルテの入力を行うことで ん」と辞めていかれる方もみえまし す。事務系の制服はすべて同じなので、 入職当初の小島さん (写真中央) た。一時は7~8名となってしまった 医事課の職員さんとよく間違われますが、 CSスタッフに指導中の小島さん 医事課の仕事は行っておりません。入職 2年間の教育のもと、CS課のマニュ して25年・・・かれこれ四半世紀が過ぎて アルを完成させ、教育システムを確 こともありましたが、現理事長による しまいました・・・(怖いですね)。 立したことから、スムーズに業務が 入職した当初はMRIの補助スタッ 行えるようになりました。現在では16 フとして、患者さまのご案内、予 名のスタッフと共に楽しく業務を行っ 約業務、画像診断の準備などを ています。ここまで来るには本当に大変な道のりでしたが、 行っていました。その後、電子 カルテの導入によるカルテ入力 はちや整形のいじられキャラでした (写真中央) 事務所で作業中 (たまには休んでくださいね~) 医療の現場で資格のない私たちが必要とされていることを 誇りに思い、これからもがんばっていきたいと思います。 専門員が必要となり、1996年CS(クリニカルサポーター 課)が誕生!これまでの業務に加え、診察室でのカルテ 入力業務が本格的にはじまりました。しかし、当時の私は4 部門(リハビリ受付、MRI受付、再診機受付、診察室業務) 次号ご指名! を1週間ごとにローテーションという超多忙な毎日でしたの 法人システム担当 で、知識教育がまったくない状況下でのカルテ記載はほ んとうに大変・・・よくドクターに叱られていましたね(笑)。 院 内 企 画 2 みんなのアネゴ的存在の小島さんです 林 さんです よろしく おねがいします! ~病院の安全を守ります~ 建物から伸びる白~い物体。「いっ を知っているスタッフにとって たい何だろう?」と思われた方も多 は、「準 備」と「訓 練」に よ り、 いのではないでしょうか。 いざという時に「平常心」を保ついい練習となりました。設 8月某日、防災対策の一環として、 置以来、これまで一度もシューターを使用したことはあり 避難シュータ―による実地訓練と ませんが、今後も年に一度訓練を行い、防災意識を高く 担架講習が行われました。訓練当 持ち日々の業務に取り組んでいきます。 日は、院長の蜂谷をはじめ、およそ 40名のスタッフが参 加し、講習に耳を傾 編 集 後 記 患者さまから嬉しいお言葉をいただきました。「はちやのことが分か けました。当院では平成元年より、東館3 るので毎号楽しみにしています。」と。広報誌for youは、当院の活 階、5階に避難シュータ―を設置していま 動記録だけではなく、はちやの「今」を的確にみなさまへ伝える広 す。これまで避難シュータ―に触れる機会 報誌としての使命があります。開院53年目を迎えたはちやの情報 がなかったスタッフは、自分自身がどういっ た設備がある病院で働いているかを知る良 い機会となりました。そしてすでに避難シュータ― をより多く、タイムリーにお届けします。編集内容をさらに充実させ、 幅広い年齢層の患者さま、スタッフから、親しまれ、お役に立つ紙 面にしていきたいと考えております。(成瀬)