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Informatica PowerCenter - 9.6.0

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Informatica PowerCenter - 9.6.0
Informatica PowerCenter
(バージョン 9.6.0)
インストール&環境設定ガ
イド
Informatica PowerCenter インストール&環境設定ガイド
バージョン 9.6.0
2014 年 1 月
著作権 1998-2014 Informatica Corporation. すべての権利を保留する.
本ソフトウェアおよびマニュアルには、Informatica Corporation の所有権下にある情報が収められています。これらは使用および開示の制限等を定めた使用許諾契約
のもとに提供され、著作権法により保護されています。本ソフトウェアのリバースエンジニアリングは禁じられています。本マニュアルのいかなる部分も、いかなる
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よって規制されます。
本製品または本書の情報は、予告なしに変更されることがあります。お客様が本製品または本書内に問題を発見された場合は、書面にて当社までお知らせください。
Informatica、Informatica Platform、Informatica Data Services、PowerCenter、PowerCenterRT、PowerCenter Connect、PowerCenter Data Analyzer、
PowerExchange、PowerMart、Metadata Manager、Informatica Data Quality、Informatica Data Explorer、Informatica B2B Data Transformation、Informatica B2B
Data Exchange、Informatica On Demand、Informatica Identity Resolution、Informatica Application Information Lifecycle Management、Informatica Complex
Event Processing、Ultra Messaging、および Informatica Master Data Management は、Informatica Corporation の米国および世界中の管轄地での商標または登録商
標です。BEA および WebLogic は BEA Systems, Inc の登録商標です。その他の会社名および製品名はすべてそれぞれの所有者の商品名または商標です。
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「License」と呼んでいます)の下に許諾された他のソフトウェアが含まれます。これらのライセンスのコピーは、http://www.apache.org/licenses/で入手できます。
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いかなる種類の保証や条件も付帯することはありません。ライセンス下での許諾および制限を定める具体的文言については、ライセンスを参照してください。
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を禁じます、ソフトウェア copyright, Red Hat Middleware, LLC, コンテンツの無断複写・転載を禁じます、Copyright (C) 1999-2006 by Bruno Lowagie and Paulo
Soares および GNU Lesser General Public License Agreement(http://www.gnu.org/licenses/lgpl.html を参照)に基づいて許諾されたその他のソフトウェアが含ま
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の目的の適合性の黙示の保証などを含めて、一切の明示的及び黙示的保証の責任を負いません。
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(TM)および TAO(TM)ソフトウェアが含まれています。Copyright (C) 1993-2006, コンテンツの無断複写・転載を禁じます。
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す。
本製品には、Curl ソフトウェア Copyright 1996-2013, Daniel Stenberg, <[email protected]>が含まれます。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフトウェア
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制限は、http://www.dom4j.org/license.html にある使用条件に従います。
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本製品には、ソフトウェア copyright (C) 1997-2007 University of Cambridge が含まれます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.pcre.org/
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www.asm.ow2.org/license.html、http://www.cryptix.org/LICENSE.TXT、http://hsqldb.org/web/hsqlLicense.html、http://httpunit.sourceforge.net/doc/
license.html、http://jung.sourceforge.net/license.txt、http://www.gzip.org/zlib/zlib_license.html、http://www.openldap.org/software/release/
license.html、http://www.libssh2.org、http://slf4j.org/license.html、http://www.sente.ch/software/OpenSourceLicense.html、http://fusesource.com/
downloads/license-agreements/fuse-message-broker-v-5-3-license-agreement、http://antlr.org/license.html、http://aopalliance.sourceforge.net/、http://
www.bouncycastle.org/licence.html、http://www.jgraph.com/jgraphdownload.html、http://www.jcraft.com/jsch/LICENSE.txt、http://jotm.objectweb.org/
bsd_license.html、http://www.w3.org/Consortium/Legal/2002/copyright-software-20021231、http://www.slf4j.org/license.html、http://
nanoxml.sourceforge.net/orig/copyright.html、http://www.json.org/license.html、http://forge.ow2.org/projects/javaservice/、http://www.postgresql.org/
about/licence.html、http://www.sqlite.org/copyright.html、http://www.tcl.tk/software/tcltk/license.html、http://www.jaxen.org/faq.html、http://
www.jdom.org/docs/faq.html、http://www.slf4j.org/license.html、http://www.iodbc.org/dataspace/iodbc/wiki/iODBC/License、http://www.keplerproject.org/
md5/license.html、http://www.toedter.com/en/jcalendar/license.html、http://www.edankert.com/bounce/index.html、http://www.net-snmp.org/about/
license.html、http://www.openmdx.org/#FAQ、http://www.php.net/license/3_01.txt、http://srp.stanford.edu/license.txt、http://www.schneier.com/
blowfish.html、http://www.jmock.org/license.html; http://xsom.java.net、http://benalman.com/about/license/、https://github.com/CreateJS/EaselJS/blob/
master/src/easeljs/display/Bitmap.js、http://www.h2database.com/html/license.html#summary; http://jsoncpp.sourceforge.net/LICENSE、http://
jdbc.postgresql.org/license.html、http://protobuf.googlecode.com/svn/trunk/src/google/protobuf/descriptor.proto、https://github.com/rantav/hector/
blob/master/LICENSE、http://web.mit.edu/Kerberos/krb5-current/doc/mitK5license.html、http://jibx.sourceforge.net/jibx-license.html、および https://
github.com/lyokato/libgeohash/blob/master/LICENSE にある使用条件の下に許諾されたソフトウェアが含まれます。
本製品には、Academic Free License(http://www.opensource.org/licenses/afl-3.0.php)、Common Development and Distribution License(http://
www.opensource.org/licenses/cddl1.php)、Common Public License(http://www.opensource.org/licenses/cpl1.0.php)、Sun Binary Code License Agreement
Supplemental License Terms、BSD License(http:// www.opensource.org/licenses/bsd-license.php)、BSD License(http://opensource.org/licenses/BSD-3Clause)、MIT License(http://www.opensource.org/licenses/mit-license.php)、Artistic License(http://www.opensource.org/licenses/artistic-license-1.0)、
Initial Developer’s Public License Version 1.0(http://www.firebirdsql.org/en/initial-developer-s-public-license-version-1-0/)に基づいて許諾された
ソフトウェアが含まれています。
本製品には、ソフトウェア copyright (C) 2003-2006 Joe WaInes, 2006-2007 XStream Committers が含まれています。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソ
フトウェアに関する許諾および制限は、http://j.org/license.html にある使用条件に従います。本製品には、Indiana University Extreme! Lab によって開発された
ソフトウェアが含まれています。詳細については、http://www.extreme.indiana.edu/を参照してください。
本製品には、ソフトウェア Copyright (C) 2013 Frank Balluffi and Markus Moeller が含まれています。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフトウェアに
関する許諾および制限は、MIT ライセンスの使用条件に従います。
本ソフトウェアは、米国の特許番号 5,794,246、6,014,670、6,016,501、6,029,178、6,032,158、6,035,307、6,044,374、6,092,086、6,208,990、6,339,775、
6,640,226、6,789,096、6,823,373、6,850,947、6,895,471、7,117,215、7,162,643、7,243,110、7,254,590、7,281,001、7,421,458、7,496,588、7,523,121、
7,584,422、7,676,516、7,720,842、7,721,270、7,774,791、8,065,266、8,150,803、8,166,048、8,166,071、8,200,622、8,224,873、8,271,477、8,327,419、
8,386,435、8,392,460、8,453,159、8,458,230、RE44,478、および国際的な特許、ならびにその他の出願中の特許によって保護されています。
免責: 本文書は、一切の保証を伴わない「現状渡し」で提供されるものとし、Informatica Corporation は他社の権利の非侵害、市場性および特定の目的への適合性の
黙示の保証などを含めて、一切の明示的および黙示的保証の責任を負いません。Informatica Corporation では、本ソフトウェアまたはドキュメントに誤りのないこと
を保証していません。本ソフトウェアまたはドキュメントに記載されている情報には、技術的に不正確な記述や誤植が含まれる場合があります。本ソフトウェアまた
はドキュメントの情報は、予告なしに変更されることがあります。
特記事項
この Informatica 製品(以下「ソフトウェア」)には、Progress Software Corporation(以下「DataDirect」)の事業子会社である DataDirect Technologies からの特
定のドライバ(以下「DataDirect ドライバ」)が含まれています。DataDirect ドライバには、次の用語および条件が適用されます。
1.DataDirect ドライバは、特定物として現存するままの状態で提供され、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示
もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受
けるものとします。
2.DataDirect または第三者は、予見の有無を問わず発生した ODBC ドライバの使用に関するいかなる直接的、間接的、偶発的、特別、あるいは結果的損害に対し
て責任を負わないものとします。本制限事項は、すべての訴訟原因に適用されます。訴訟原因には、契約違反、保証違反、過失、厳格責任、詐称、その他の不
法行為を含みますが、これらに限るものではありません。
Part Number: PC-ING-96000-0002
目次
序文......................................................... viii
Informatica のリソース. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
viii
Informatica マイサポートポータル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . viii
Informatica のマニュアル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . viii
Informatica の Web サイト. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . viii
Informatica How-To Library. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . viii
Informatica Knowledge Base. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ix
Informatica サポートの YouTube チャンネル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ix
Informatica Marketplace. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ix
Informatica Velocity. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ix
Informatica グローバルカスタマサポート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ix
第 1 章 : インストールの概要.................................... 1
Informatica のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
複数の製品のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
インストールのタスク. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
Informatica サービス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
PowerCenter アプリケーションサービス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
3
Informatica クライアント. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
PowerCenter Client ツール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
3
第 2 章 : はじめる前に.......................................... 5
はじめる前に(概要). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
リリースノートの確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
ライセンスキー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
差分ライセンスキー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
6
Data Transformation のバックアップ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
Data Transformation ファイルのバックアップ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
以前のバージョンの Data Transformation のアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
第 3 章 : Informatica Services のインストール前のタスク........ 8
Informatica サービスのインストール前のタスクの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
8
UNIX における Informatica Services のインストール前のタスク. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
8
最小システム要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
9
環境変数の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
ポートの使用可否の確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
システムユーザアカウントの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
キーストアファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
11
ファイル記述子の制限の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
POSIX Asynchronous I/O の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
目次
i
Java Development Kit のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
12
bos.adt.debug ファイルセットのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
12
インストーラファイルの抽出. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
13
Windows における Informatica Services のインストール前のタスク. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
16
最小システム要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
環境変数の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
16
ポートの使用可否の確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
システムユーザアカウントの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
キーストアファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
18
インストーラファイルの抽出. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
19
Informatica ドメインを作成する前に. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
データベース要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
ドメイン環境設定リポジトリの設定データベース. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
Kerberos 認証を Informatica ドメイン用に設定する前に. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26
Kerberos 認証サーバーに関する情報の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
Informatica ドメインおよびノード情報の記録. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
28
Kerberos 設定ファイルの確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
28
Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
第 4 章 : Informatica Services のインストール................. 31
Informatica サービスのインストール概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
31
ドメインの作成または参加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
31
システムチェックツール(i9Pi)と SPN フォーマットジェネレータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
グラフィカルモードによる Informatica サービスのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
32
ドメインの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
32
ドメインへの参加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49
暗号化キーおよび設定ファイル用の安全なディレクトリ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
49
ドメインの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
50
ドメインへの参加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 62
サイレントモードによる Informatica サービスのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 68
プロパティファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
68
サイレントインストーラの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
81
第 5 章 : Informatica Services のインストール後のタスク....... 82
Informatica Services のインストール後のタスクの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82
環境変数の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
82
Informatica の環境変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 83
ロケール環境変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 84
ライブラリパス環境変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85
Kerberos の環境変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 86
ii
目次
Java コンポーネント変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
86
ドメインおよびアプリケーションサービスのシステム要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 87
32 ビットおよび 64 ビットプラットフォームの設定の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
87
データベースクライアントソフトウェアのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
88
PowerCenter 統合サービス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
88
PowerCenter リポジトリサービス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89
データベースクライアント環境変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
89
サードパーティのソフトウェア要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89
Informatica Administrator. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89
Reporting Service. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 90
Metadata Manager Service. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 90
コードページの互換性の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 90
アプリケーションサービス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
90
ロケール設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91
グラフィック表示サーバーが使用可能であることの確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
91
Informatica サービスのサービスプリンシパル名とキータブファイルの作成. . . . . . . . . . . . . . . . 91
第 6 章 : Informatica Services の起動.......................... 94
Informatica Services の起動の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 94
Informatica の起動と停止. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
94
UNIX 上での Informatica の起動と停止. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
95
Windows 上での Informatica の起動と停止. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
95
Informatica Administrator での Informatica の停止. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 96
Informatica の起動と停止に関するルールおよびガイドライン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
96
PowerCenter サービスの基本操作. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 97
Informatica Administrator へのログイン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 97
Informatica Windows サービスの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 98
第 7 章 : Informatica クライアントのインストール前のタスク... 100
Informatica クライアントのインストール前のタスクの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100
最小システム要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100
インストールのための一時的なディスク領域要件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101
PowerCenter Client ツールで必要なサードパーティのソフトウェアの確認. . . . . . . . . . . . . . .
101
PowerCenter Mapping Architect for Visio. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101
PowerCenter Mapping Analyst for Excel. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101
システムユーザーアカウントの確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 102
第 8 章 : Informatica クライアントのインストール.............. 103
Informatica クライアントのインストールの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
103
グラフィカルモードでのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
103
サイレントモードでのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 104
プロパティファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
105
/>インストーラの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
107
目次
iii
第 9 章 : Informatica クライアントのインストール後のタスク... 108
Informatica クライアントのインストール後のタスクの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 108
Web ブラウザの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 108
クライアントツール用の言語のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 109
環境変数の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 110
第 10 章 : Informatica クライアントの起動..................... 111
PowerCenter Client の起動. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 111
第 11 章 : Informatica のインストールのトラブルシューティン
グ............................................................ 112
インストールのトラブルシューティングの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
112
インストールログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
112
デバッグログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
113
ファイルインストールログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 113
Service Manager ログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 113
ドメインおよびノードのトラブルシューティング. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 114
ドメイン環境設定リポジトリの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 114
ドメインの作成またはドメインへの参加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 115
Informatica の起動. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 115
ドメインの Ping. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
116
ライセンスの追加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
116
PowerCenter クライアントのトラブルシューティング. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
116
Informatica Developer または Data Transformation Studio のトラブルシューティング. . . . . .
116
第 12 章 : リポジトリデータベースの設定 ..................... 117
リポジトリデータベースの設定の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
117
データベースユーザーアカウントの設定のガイドライン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 118
PowerCenter レポジトリデータベースの要件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 118
Oracle. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
118
IBM DB2. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 118
Sybase ASE. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
119
Data Analyzer リポジトリデータベースの要件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 119
Oracle. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
119
Microsoft SQL Server. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 120
Sybase ASE. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
120
Metadata Manager リポジトリデータベースの要件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
120
Oracle. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
121
IBM DB2 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 121
Microsoft SQL Server. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 122
iv
目次
第 13 章 : Informatica プラットフォームの接続 ................ 123
接続性の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 123
ドメイン接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 124
PowerCenter の接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 124
Repository Service の接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
125
Integration Service の接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 126
PowerCenter Client の接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
127
Reporting Service および Metadata Manager Service の接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 128
ネイティブ接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
128
ODBC の接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 129
JDBC の接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 130
第 14 章 : Informatica ユーティリティのインストール.......... 131
Informatica ユーティリティのインストールの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 131
コマンドラインプログラムとユーティリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 132
PowerCenter ユーティリティの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 133
Metadata Manager ユーティリティの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
133
第 15 章 : アンインストール................................... 134
アンインストールの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 134
アンインストールに関するルールおよびガイドライン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 135
Informatica サーバーのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 135
Windows でのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 136
グラフィカルモードでの Informatica サーバーのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . .
136
コンソールモードでの Informatica サーバーのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 137
サイレントモードでの Informatica サーバーのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 137
Informatica クライアントのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 138
Windows でのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 138
グラフィカルモードでの Informatica クライアントのアンインストール. . . . . . . . . . . . . .
139
サイレントモードでの Informatica クライアントのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . 139
付録 A : Windows からのデータベースへの接続 .................. 141
Windows からのデータベースへの接続の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 141
Windows から IBM DB2 ユニバーサルデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
142
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 142
Informix データベースへの接続 Windows から. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
142
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 143
ODBC 接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 143
Windows から Microsoft Access および Microsoft Excel への接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144
ODBC 接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144
Windows から Microsoft SQL Server データベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144
目次
v
Windows から Netezza データベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 145
ODBC 接続の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
145
Windows から Oracle データベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 145
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146
Windows から Sybase ASE データベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 147
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 147
Windows から Teradata データベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
147
ODBC 接続の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
148
付録 B : UNIX からのデータベースへの接続 ..................... 149
UNIX からのデータベースへの接続の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
149
UNIX から IBM DB2 ユニバーサルデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 150
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 150
UNIX から Informix データベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 152
ODBC 接続の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
152
UNIX から Microsoft SQL Server への接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
153
ODBC 接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 153
ODBC を介した SSL 認証の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 154
UNIX から Netezza データベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
155
ODBC 接続の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
155
UNIX から Oracle データベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 157
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 157
UNIX から Sybase ASE データベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 159
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 159
UNIX から Teradata データベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 160
ODBC 接続の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
161
ODBC データソースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 163
odbc.ini ファイルの例. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 165
付録 C : DB2 データベースの DynamicSections パラメータの更新.. 168
DynamicSections パラメータの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 168
DynamicSections パラメータの更新. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 168
DataDirect Connect for JDBC ユーティリティのダウンロードとインストール. . . . . . . . . .
169
Test for JDBC Tool の実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 169
付録 D : インストールチェックリスト........................... 170
インストールチェックリストの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 170
Informatica サービスをインストールする前に. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 170
Informatica Services のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 172
Informatica サービスをインストールした後に. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 172
Informatica クライアントをインストールする前に. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 173
Informatica Clients のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
173
Informatica クライアントをインストールした後に. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 173
vi
目次
他のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
174
索引.......................................................... 175
目次
vii
序文
『Informatica PowerCenter インストール&環境設定ガイド』は、Informatica 製品のインストールを担当する
システム管理者を対象としています。読者には、オペレーティングシステム、リレーショナルデータベースの
概念、および使用する環境内のデータベースエンジン、フラットファイル、またはメインフレームシステムに
ついての知識が必要です。また、使用するアプリケーションのインタフェース条件についても理解しているこ
とを前提としています。
Informatica のリソース
Informatica マイサポートポータル
Informatica のユーザーであれば、Informatica マイサポートポータル(http://mysupport.informatica.com)
にアクセスできます。
このサイトには、製品情報、ユーザーグループ情報、ニュースレター、Informatica カスタマサポート事例管
理システム(ATLAS)へのアクセス、Informatica How-To ライブラリ、Informatica Knowledge Base、
Informatica 製品文書、Informatica ユーザーコミュニティへのアクセスが含まれています。
Informatica のマニュアル
Informatica のマニュアルチームは、正確で役に立つマニュアルの作成に努めています。このマニュアルに関
する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、Informatica マニュアルチーム
([email protected])です。 お客様のフィードバックは、マニュアルの改良に利用させて
いただきます。コメントに返信をご希望のお客様は、その旨をお知らせください。
マニュアルチームは、必要に応じてマニュアルを更新します。製品の最新のマニュアルを入手するには、
http://mysupport.informatica.com から製品マニュアルにアクセスします。
Informatica の Web サイト
Informatica 社の Web サイトは、http://www.informatica.com からアクセスできます。このサイトでは、
Informatica 社の概要と沿革、今後のイベント、営業拠点などの情報を提供しています。また、製品情報やパ
ートナー情報もあります。サービス関連のページには、テクニカルサポート、トレーニングと教育、および実
装に関するサービスの重要な情報を掲載しています。
Informatica How-To Library
Informatica のユーザーとして、Informatica How-To Library(http://mysupport.informatica.com)にアク
セスできます。How-To Library は、Informatica の製品および機能についての詳細を確認できるリソースのコ
viii
レクションです。一般的な問題に対するソリューションを提供したり、機能や動作を比較したり、特定の実際
のタスクを実行するための方法を示したりする記事やインタラクティブなデモンストレーションが含まれてい
ます。
Informatica Knowledge Base
Informatica のユーザーとして、Informatica Knowledge Base(http://mysupport.informatica.com)にアク
セスできます。この Knowledge Base を利用して、Informatica 製品に関する既知の技術的問題の解決策を検索
することができます。また、FAQ(よくある質問)の答え、技術的ホワイトペーパー、技術的なヒントも得られ
ます。Knowledge Base に関する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、Informatica Knowledge
Base チーム([email protected])です。
Informatica サポートの YouTube チャンネル
http://www.youtube.com/user/INFASupport で Informatica サポートの YouTube チャンネルにアクセスできま
す。Informatica サポートの YouTube チャンネルでは、特定のタスクを実行するソリューションについてのビ
デオを用意しています。Informatica サポートの YouTube チャンネルに関する質問、コメント、またはアイデ
アがある場合は、サポート YouTube チームに電子メール([email protected])を送信するか、
または@INFASupport でツイートしてください。
Informatica Marketplace
情報マーケットプレースは、開発者とパートナーがデータ統合実装を増幅、拡張、強化するソリューションを
共有するためのフォーラムです。マーケットプレースにある何百ものソリューションを利用して、プロジェク
トで実装にかかる時間を短縮したり、生産性を向上させたりできます。Informatica Marketplace には、
http://www.informaticamarketplace.com からアクセスできます。
Informatica Velocity
http://mysupport.informatica.com で Informatica Velocity にアクセスできます。数多くのデータ管理プロ
ジェクトの実世界での経験から開発された Informatica Velocity は、世界中の組織と協力して優れたデータ
管理ソリューションの計画、開発、展開、および維持を行ってきた弊社コンサルタントの知識の集合体を表し
ています。Informatica Velocity についての質問、コメント、またはアイデアがある場合は、
[email protected] から Informatica のプロフェッショナルサービスにお問い合わせください。
Informatica グローバルカスタマサポート
電話またはオンラインサポートからカスタマサポートセンターに連絡できます。
オンラインサポートのご利用には、ユーザー名とパスワードが必要です。http://mysupport.informatica.com
から、ユーザー名とパスワードが入手できます。
Informatica グローバルカスタマサポートの電話番号は、Informatica の Web サイト
http://www.informatica.com/us/services-and-training/support-services/global-support-centers/に掲
載されています。
はじめに
ix
第 1 章
インストールの概要
この章では、以下の項目について説明します。
•
Informatica のインストール, 1 ページ
•
Informatica サービス, 2 ページ
•
Informatica クライアント, 3 ページ
Informatica のインストール
Informatica プラットフォームは、サーバーコンポーネント(Informatica Services)および 1 つ以上のクラ
イアントコンポーネントで構成されます。 Informatica では、Informatica Services およびクライアントを
インストールするために別々のインストーラが提供されます。
Informatica プラットフォームには、以下の製品が含まれます。
•
Informatica Data Explorer
•
Informatica Data Quality
•
Informatica Data Services
•
Informatica Data Transformation
•
PowerCenter
Informatica プラットフォームには、PowerExchange、Data Services、および Data Quality アダプタ用のコ
ンポーネントが含まれます。
複数の製品のインストール
複数の Informatica 製品を購入する場合、Informatica プラットフォームを 1 回だけインストールする必要が
あります。
Informatica をインストールする前に、購入する製品の要件およびインストール前のタスクを確認します。
Informatica をインストールするマシンがすべての製品の要件を満たしていることを確認します。 インストー
ル処理のほとんどの手順は、すべての Informatica 製品に共通しています。 これらの手順を 1 回だけ行う必
要があります。
Informatica ドメイン内のノードとして使用する各マシンに、Informatica プラットフォームを 1 回インスト
ールします。 使用する製品に必要なすべてのライセンスを所有していることを確認します。
Informatica プラットフォームをインストールした後、製品のインストール後のタスクを確認します。 使用す
るすべての製品の構成タスクを実行します。 ほとんどの構成タスクは、すべての Informatica 製品に共通し
ています。 共通タスクを 1 回だけ行う必要があります。
1
インストールのタスク
PowerCenter をインストールするには、以下のタスクを実行します。
1.
インストール前作業の完了。インストール前のタスクを実行し、インストーラを正常に実行できることと、
ドメイン上でサービスを作成および実行できることを確認します。
2.
Informatica サービスのインストール。 サーバーインストーラを使用して、1 つ以上の Windows または
UNIX マシンに Informatica サービスをインストールします。 ノードを作成し、ドメインを設定します。
データベースを指定して、ドメイン環境設定リポジトリを格納します。
3.
Informatica クライアントのインストール。 クライアントインストーラを使用して、PowerCenter クライ
アントをインストールします。 1 つ以上の Windows マシンに PowerCenter クライアントをインストールで
きます。
4.
インストール後の設定タスクの実行。 PowerCenter で使用されるリポジトリ用のデータベースおよびユー
ザーアカウントを準備します。 ドメインサービスおよびコンポーネントを実行できるようにマシンを設定
します。
インストールおよび設定プロセスの完了後、Informatica Administrator にログインして、以下のサービスを
作成および設定します。
•
PowerCenter リポジトリサービス
•
PowerCenter 統合サービス
必要に応じて、以下のサービスを作成できます。
•
Metadata Manager サービス
•
レポートサービス
•
レポートおよびダッシュボードサービス
•
SAP BW サービス
•
Web サービス Hub
注: Informatica 製品を複数のマシンにインストールする場合は、このガイドの詳細な指示を使用して最初の
インストールを完了してください。その後のインストールは、付録のインストールチェックリストを利用して
実行できます。
Informatica サービス
Informatica ドメインは Informatica 環境の管理単位です。ドメインは、アプリケーションサービスが実行さ
れるマシンを表すノードの集合です。ノードごとに、ドメイン内の操作とサービスを管理するサービスマネー
ジャが実行されます。Informatica Administrator は、Informatica ドメインの管理に使用します。
サーバーインストーラを複数回実行して、Informatica サービスを複数のマシンにインストールすることがで
きます。
1 台のマシンにインストールする場合、マシンにドメインおよびノードを作成します。 複数のマシンにインス
トールする場合、各ドメインに 1 つ以上のノードのある複数のドメインを作成することができ、またはすべて
のノードに対して 1 つのドメインを作成することもできます。
複数のマシンにインストールする場合、Informatica サービスの初回インストール時に、Informatica ドメイ
ンおよびノードを作成する必要があります。 別のマシンにインストールする場合は、別のドメインを作成する
ことも、ノードを作成して現在のドメインを参加させることもできます。
Windows ではグラフィカルモードまたはサイレントモードで、UNIX ではサイレントモードまたはコンソールモ
ードで、Informatica サービスをインストールできます。インストール処理では、Windows 上ではサービスと
2
第 1 章: インストールの概要
して、また UNIX 上ではデーモンとして動作する Informatica という名前のサービスが作成されます。
Informatica Services を起動した場合、すべてのドメイン操作を管理するサービスマネージャが起動します。
PowerCenter アプリケーションサービス
Informatica ドメインには、PowerCenter 用の以下のアプリケーションサービスがあります。
•
PowerCenter Integration Service。PowerCenter クライアントで作成され、PowerCenter リポジトリに格
納されたセッションおよびワークフローを実行します。
•
PowerCenter リポジトリサービス。 PowerCenter リポジトリへの接続を管理します。
•
Metadata Manager Service。Metadata Manager アプリケーションを実行し、Metadata Manager ウェアハウ
ス内のメタデータへのアクセスを管理します。
•
Reporting Service。 Data Analyzer アプリケーションを実行します。 Data Analyzer を使用して、
Informatica レポートを作成および実行します。
•
Web Services Hub。 クライアントアプリケーションが、Web サービスとして PowerCenter ワークフローに
アクセスできるようにします。
•
SAP BW サービス。 SAP BW からの RFC 要求をリスンし、SAP BW からの抽出または SAP BW へのロードのワー
クフローを開始し、ログマネージャにログイベントを送信します。
•
Reporting and Dashboards Service。JasperReports アプリケーションを実行します。
Informatica クライアント
Informatica クライアントは、ドメイン内のサービスへのアクセスに使用するクライアントアプリケーション
および Web アプリケーションで構成されます。 Informatica クライアントは、Windows にグラフィカルモード
またはサイレントモードでインストールできます。
PowerCenter Client ツール
クライアントインストーラを使用して、PowerCenter 用の以下のクライアントアプリケーションをインストー
ルします。
•
PowerCenter Client。PowerCenter クライアントを使用して、ソースおよびターゲットを定義し、トランス
フォーメーションを作成してマッピングを構築し、マッピングを実行するワークフローを作成します。 オ
ブジェクトは、PowerCenter リポジトリに格納され、PowerCenter Integration Service によって実行され
ます。
•
Metadata Manager Custom Metadata Configurator。 Custom Metadata Configurator を使用して、新しい
メタデータソースファイルから PowerCenter オブジェクトを生成するカスタムモデルを作成します。 この
アプリケーションは、デフォルトで PowerCenter クライアントと共にインストールされます。
Informatica Services のインストール後、Informatica Administrator にログインし、以下の Web アプリケー
ションを実行するアプリケーションサービスを作成することができます。
•
Metadata Manager および Business Glossary。 Metadata Manager を使用して、共通点のないメタデータ
リポジトリからメタデータを参照および分析します。 これには、メタデータ内のビジネス用語の定義にお
ける一貫性のためのビジネス用語集が含まれます。 Metadata Manager Service では、Metadata Manager
および Business Glossary アプリケーションが実行されます。
•
Data Analyzer。Data Analyzer を使用して、PowerCenter メタデータを分析するレポートを実行します。
Reporting Service では、Data Analyzer アプリケーションが実行されます。
Informatica クライアント
3
4
•
Jaspersoft。Jaspersoft を使用して、PowerCenter リポジトリのレポートと Metadata Manager のレポート
を実行します。Reporting and Dashboards Service は、Jaspersoft アプリケーションを実行します。
•
Web Services Hub コンソール。 Web Services Hub コンソールを使用して、PowerCenter で作成した Web
サービスを管理します。 Web Services Hub では、Web Services Hub コンソールが実行されます。
第 1 章: インストールの概要
第 2 章
はじめる前に
この章では、以下の項目について説明します。
•
はじめる前に(概要), 5 ページ
•
リリースノートの確認, 5 ページ
•
ライセンスキー, 5 ページ
•
差分ライセンスキー, 6 ページ
•
Data Transformation のバックアップ, 6 ページ
はじめる前に(概要)
Informatica のインストールを開始する前に、『Informatica リリースノート』をお読みになり、ライセンスキ
ーを持っていることを確認し、以前のバージョンの Data Transformation をアンインストールします。
リリースノートの確認
インストールおよびアップグレードプロセスへの更新について Informatica リリースノートを確認し、ドメイ
ンのパッチおよびライブラリを検証します。また、リリースでの既知および修正済みの制限事項についての情
報も確認できます。
ライセンスキー
ソフトウェアをインストールする前に、利用可能なライセンスキーがあることを確認してください。ライセン
スキーは次の方法で取得できます。
•
インストール DVD。Informatica インストールファイルを DVD で受け取った場合、ライセンスキーファイル
は Informatica License Key CD に含まれています。
•
FTP からのダウンロード。Informatica インストールファイルを Informatica 電子ソフトウェアダウンロー
ド(ESD)サイトからダウンロードした場合、ライセンスキーは Informatica からの電子メールメッセージ
内にあります。製品をインストールするユーザーアカウントにアクセス可能なディレクトリに、ライセンス
キーファイルをコピーします。
ライセンスキーがない場合は、Informatica グローバルカスタマサポートにお問い合わせください。
5
差分ライセンスキー
差分ライセンスキーを所有し、ドメインを作成する場合、Informatica グローバルカスタマサポートに連絡し
てください。
Data Transformation のバックアップ
Informatica のインストールによって、Data Transformation コンフィギュレーションファイルが上書きされ
ます。Informatica サービスまたは Informatica クライアントをインストールする前に、Data
Transformation の必須ファイルをバックアップします。
Data Transformation ファイルのバックアップ
新しいバージョンの Data Transformation をインストールする前に、以前のバージョンで作成された Data
Transformation ファイルをバックアップする必要があります。
以下の表に、バックアップする必要があるファイルまたはディレクトリを示します。
ファイルまたは
ディレクトリ
デフォルトの場所
作業領域
C:\Documents and Settings\<user>\My Documents\Informatica
\DataTransformation\<version_number>\workspace
(Data
Transformation
クライアントの
み)
リポジトリ
6
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/ServiceDB
カスタムグローバ
ルコンポーネント
ディレクトリ
(TGP ファイル)
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/autoInclude/user
カスタムグローバ
ルコンポーネント
ディレクトリ
(DLL および JAR
ファイル)
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/externLibs/user
コンフィギュレー
ションファイル
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/CMConfig.xml
ライセンスファイ
ル
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/CDELicense.cfg
ライブラリファイ
ル
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/Libraries
第 2 章: はじめる前に
ファイルまたは
ディレクトリ
デフォルトの場所
ライブラリファイ
ル
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/eclipse3_3/plugins にある以下のフ
ァイル
-
com.informatica.libeditor.compare_<version>.jar
com.informatica.libeditor.DigesterWrap_<version>.jar
com.informatica.libeditor.gen_wiz_<version>.jar
com.informatica.libeditor.launcher_<version>.jar
com.informatica.libeditor.run_validations_<version>.jar
com.informatica.libeditor_<version>.jar
名前が com.informatica.libeditor_で開始するその他すべてのプラグイン
SWIFT ライブラリ
ファイル
com.informatica.libeditor.BicLookup_<version>.jar
FpML または SEPA
ライブラリファイ
ル
- com.informatica.libeditor.propertypages_<version>.jar
- com.informatica.libeditor_xsd_<version>.jar
以前のバージョンの Data Transformation のアンインストール
バージョン 9.0.1 以前の Data Transformation から直接アップグレードすることはできません。
バージョン 9.0.1 以前の Data Transformation がインストールされている場合は、現在のバージョンをインス
トールする前にアンインストールする必要があります。
1.
Data Transformation サービスを使用するすべてのアプリケーションを終了します。
2.
バージョン 9.x をアンインストールする場合は、すべてのライブラリをアンインストールします。
3.
アンインストーラを実行するには、Windows のコントロールパネルで、Windows オペレーティングシステ
ムのバージョンに応じて[プログラムの追加と削除]または[プログラムと機能]を選択し、オプション
を選択して Data Transformation を削除します。
[アンインストール]ウィンドウが表示されます。
4. [アンインストール]をクリックします。
すべてのサービスをシャットダウンするように求めるメッセージが表示されます。
5. [続行]をクリックします。
Data Transformation のファイルがコンピュータから削除され、顧客がカスタマイズした必須ファイルが
<INSTALL_DIR>/DataTransformation_<VERSION>_Backup ディレクトリにバックアップされ、次のメッセージが表
示されます。
アンインストールが完了しました。
注: アンインストール操作の詳細が含まれるログファイルはありません。
6. [完了]をクリックします。
7.
アンインストールが完了したら、<INSTALL_DIR>/DataTransformation_<VERSION>_Backup ディレクトリを移動
し、インストールディレクトリとその中に残っているすべてのファイルを削除します。
Data Transformation のバックアップ
7
第 3 章
Informatica Services のインスト
ール前のタスク
この章では、以下の項目について説明します。
•
Informatica サービスのインストール前のタスクの概要, 8 ページ
•
UNIX における Informatica Services のインストール前のタスク, 8 ページ
•
Windows における Informatica Services のインストール前のタスク, 16 ページ
•
Informatica ドメインを作成する前に, 22 ページ
•
Kerberos 認証を Informatica ドメイン用に設定する前に, 26 ページ
Informatica サービスのインストール前のタスクの概
要
Informatica サービスをインストールする前に、Informatica プラットフォームをインストールおよび実行す
る要件を満たすようにマシンを設定します。 Informatica サービスのインストール先のマシンが正しく設定さ
れていない場合、インストールに失敗する場合があります。
Informatica サービスのインストール時には、リレーショナルデータベースにドメイン環境設定リポジトリを
作成して、ドメインメタデータおよびユーザーアカウントを格納します。 インストーラを実行する前に、ドメ
イン環境設定リポジトリ用のデータベースを設定します。
Kerberos ネットワーク認証でネットワーク上のユーザー、サービス、ノードを認証するように Informatica ド
メインを設定することができます。インストーラを実行する前に、ドメインに対し Kerberos 認証を設定するた
めに必要な情報を確認します。
UNIX における Informatica Services のインストール
前のタスク
UNIX または Linux に Informatica Services をインストールする前に、インストール前のタスクを完成してく
ださい。
8
最小システム要件の確認
使用するマシンが Informatica サーバーコンポーネントをインストールするための最小システム要件を満たし
ていることを確認します。
製品の要件およびサポートされているプラットフォームの詳細については、Informatica マイサポートポータ
ルの Product Availability Matrix を参照してください。
https://mysupport.informatica.com/community/my-support/product-availability-matrices
以下の表に、Informatica サーバーコンポーネントのインストールに必要な最小ディスク容量とメモリを示し
ます。
RAM
ディスク容量
4 GB
8 GB
一時的なディスク容量の要件
インストーラによりハードディスクに一時ファイルが書き込まれます。インストールをサポートする、マシン
に十分な利用可能なディスク容量があることを確認します。インストールが完了した場合、インストーラによ
り一時ファイルが削除され、ディスク容量が解放されます。
以下の表に、インストール中の一時ディスク容量の要件を一覧表示します。
製品
ディスクスペース
Installer
1 GB
Informatica サービス
2 GB
環境変数の確認
Informatica のインストールで使用する環境変数を設定します。
Informatica をインストールする前に環境変数を設定します。
以下の表に、UNIX 上で確認する環境変数を示します。
変数
説明
IATEMPDIR
インストール中に作成される一時ファイルの場所。
Informatica は一時ファイル用に 1 GB のディスク容量が必要で
す。
/tmp ディレクトリに一時ファイルを作成しない場合には、環境
変数を設定します。
INFA_JDK_HOME
サポートされている Java Development Kit(JDK)が含まれる
フォルダーの場所。 AIX 上に Informatica をインストールして
いる場合は INFA_JDK_HOME 環境変数を設定します。
シェルのコンフィギュレーションファイル、例えば.bashrc フ
ァイルでは、INFA_JDK_HOME 環境変数を JDK が含まれるディレ
クトリに設定します。 ログインシェルが INFA_JDK_HOME 環境
変数にアクセスできることを確認します。
UNIX における Informatica Services のインストール前のタスク
9
変数
説明
JRE_HOME
Informatica サービスを Linux マシンにインストールする場合、
インストールを開始する前に環境変数 JRE_HOME をクリアしま
す。
LANG および LC_ALL
ロケールを変更してターミナルセッションに適切な文字エンコ
ードを設定します。例えば、フランス語の場合は Latin1 または
ISO-8859-1 に、日本語の場合は EUC-JP または Shift JIS に、中国
語と韓国語の場合は UTF-8 にエンコードを設定します。文字エ
ンコードにより、UNIX 端末に表示される文字の種類が決まりま
す。
PATH
インストーラにより、Informatica で必要とされるファイルパ
スが PATH 環境変数に追加されます。 PATH 環境変数の長さがシ
ステムの制限を超えていないことを確認します。
ポートの使用可否の確認
インストーラにより Informatica ドメイン内のコンポーネント用のポートが設定され、Informatica をインス
トールするノード上で実行するアプリケーションサービスプロセス用に使用するようにポートが指定されます。
コンポーネントに使用するポート番号と、アプリケーションサービスに使用するポート番号の範囲を指定する
ことができます。 あるいは、インストーラによって提供されるデフォルトのポート番号を使用することができ
ます。 ポート番号が Informatica Services をインストールするマシンで利用可能かどうかを確認します。
以下の表に、Informatica で使用されるポートを示します。
10
ポートタイプ
説明
ドメインポート
インストール中に作成されるノード用のポート番号。デフォルトは
6005 です。
Service Manager ポ
ート
ノードの Service Manager が使用するポート番号。 Service Manager
は、このポートで受信する接続要求をリスンします。クライアントア
プリケーションは、このポートを使用してドメインのサービスと通信
します。 Informatica コマンドラインプログラムは、ドメインと通信
するためにこのポートを使用します。 このポートは、SQL データベー
スサービスの JDBC/ODBC ドライバ用でもあります。デフォルトは 6006
です。
Service Manager シ
ャットダウンポート
ドメインの Service Manager に対するサーバーのシャットダウンを制
御するポート番号。 Service Manager は、このポートでシャットダウ
ンコマンドをリスンします。デフォルトは 6007 です。
Informatica
Administrator ポー
ト
Informatica Administrator が使用するポート番号。デフォルトは
6008 です。
第 3 章: Informatica Services のインストール前のタスク
ポートタイプ
説明
Informatica
Administrator シャ
ットダウンポート
Informatica Administrator のサーバーシャットダウンを制御するポ
ート番号。Informatica Administrator は、このポートでシャットダ
ウンコマンドをリスンします。デフォルトは 6009 です。
アプリケーションサ
ービス用のポートの
範囲
ノード上で実行するアプリケーションサービスプロセスに割り当てる
ことができるポート番号の範囲。 ドメイン内にアプリケーションサー
ビスを作成する場合、Service Manager によりこの範囲内で最初に利
用可能なポートがサービスプロセスに割り当てられます。 範囲内のポ
ート数は、少なくとも、ノード上で実行するアプリケーションサービ
スプロセスの数の 2 倍以上である必要があります。デフォルトは 6013
~6113 です。
ポート設定のガイドライン
インストーラでは、ドメイン内にポートの競合がないことを確認するために、指定されたポート番号が検証さ
れます。
次のガイドラインを使用してポート番号を決定します。
•
ドメインまたはドメイン内の各コンポーネント用に指定するポート番号は一意である必要があります。
•
ドメインおよびドメインコンポーネント用のポート番号は、アプリケーションサービスプロセス用に指定し
たポート番号の範囲内にすることはできません。
•
アプリケーションサービスプロセス用に指定するポート番号範囲の最大の番号は、最小のポート番号よりも
少なくとも 3 大きい番号である必要があります。例えば、範囲内の最小のポート番号が 6400 の場合、最大
のポート番号は少なくとも 6403 である必要があります。
•
指定するポート番号は、1025 未満または 65535 より大きくできません。
システムユーザアカウントの作成
特に Informatica デーモンを実行するユーザーアカウントを作成します。
Informatica のインストールに使用するユーザーアカウントに、インストールディレクトリに対する書き込み
権限があることを確認します。
キーストアファイルの設定
インストール中に、Informatica Administrator とサービスマネージャの間の安全な通信のために SSL 証明書
を使用するように Informatica を設定することができます。インストーラは、自己署名証明書を生成すること
ができます。またはユーザーが認証機関によって署名された証明書を提供することもできます。
キーツールユーティリティを使用して、安全な接続のために、SSL キーおよび証明書を格納するキーストアフ
ァイルを生成することができます。 キーツールは、SSL キーおよび証明書を生成および管理するキーおよび証
明書管理ユーティリティです。 キーおよび証明書はキーストアファイルに格納されます。 自己署名証明書、
または、認証機関(CA)によって署名された証明書を使用できます。 CA によって署名された証明書を使用す
るには、キーツールを使用して、証明書署名要求(Certificate Signing Request:CSR)を作成し、CA のデジ
タル ID 証明書を適用します。
キーツールユーティリティは、以下のディレクトリのいずれかにあります。
•
%JAVA_HOME%\jre\bin
•
InformaticaInstallDir\java\bin
UNIX における Informatica Services のインストール前のタスク
11
キーツールの使用の詳細については、以下の Web サイトに掲載されているドキュメントを参照してください。
http://docs.oracle.com/javase/6/docs/technotes/tools/windows/keytool.html
注: ドメイン内にレポートサービス、 Metadata Manager サービス、または Web Services Hub を作成する場合
は、インストール後に安全な接続を設定することもできます。 Informatica Administrator を使用して、アプ
リケーションサービス用のキーストアファイルを指定します。
ファイル記述子の制限の設定
オペレーティングシステムがファイル記述子の要件を満たしていることを確認します。
Informatica サービスプロセスは、多数のファイルを使用することがあります。 プロセスごとのファイル記述
子の制限を 16,000 以上に設定します。推奨されるファイル記述子の制限は、プロセスごとに 32,000 です。
ファイル記述子の制限を確認するには、次のコマンドを実行します。
C シェル
制限
Bash シェル
ulimit -a
POSIX Asynchronous I/O の設定
Informatica を IBM AIX マシンにインストールする場合、PowerCenter Integration Service を実行するすべ
てのノードで POSIX Asynchronous I/O を有効にします。 IBM AIX マシンで実行される PowerCenter
Integration Service は、POSIX Asynchronous I/O が有効になっていないと起動できないことがあります。
Java Development Kit のインストール
Informatica を AIX にインストールする場合は、Java Development Kit(JDK)をインストールします。
AIX 用の JDK は、以下の Web サイトからダウンロードできます。
http://www.ibm.com/developerworks/java/jdk/aix/service.html#java7
Informatica 製品は、特定の JDK バージョンで認証されています。どの JDK バージョンをインストールするか
を判断するには、製品可用性マトリックスを参照してください。JDK のインストールに問題がある場合は、JDK
ベンダにお問い合わせください。
参照リンクでダウンロード可能なソフトウェアは、インフォマティカ社ではなく、サードパーティに属してい
ます。 ダウンロード元リンクは、誤りがある可能性や、削除または変更される可能性があります。 インフォ
マティカ社は、そのようなリンクやソフトウェアに対し、明示的、黙示的にかかわらず、商品性、特定目的へ
の適合性、権原、および非侵害についてのいかなる保証についても、その責任を一切負わないものとします。
注: JDK は、AIX 用の Informatica サーバーインストーラにバンドルされていません。JDK は、他のすべてのプ
ラットフォーム用の Informatica サーバーインストーラにはバンドルされています。
bos.adt.debug ファイルセットのインストール
IBM AIX 6.1 上に Informatica をインストールする場合は、「bos.adt.debug Version 6.1.8.0 Fix Pack 6100-08」
というファイルセットをインストールします。IBM AIX 7.1 上に Informatica をインストールする場合は、
「bos.adt.debug Version 7.1.2.0 Fix Pack 7100-02」というファイルセットをインストールします。
このファイルセットは、IBM の Web サイト
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=isg1fileset2055455918 からダウンロードできます。
12
第 3 章: Informatica Services のインストール前のタスク
インストーラファイルの抽出
インストーラファイルは tar ファイルとして圧縮および配布されます。
ネイティブの tar または GNU tar ユーティリティを使用して、マシン上のディレクトリにインストーラファイ
ルを抽出します。
インストーラファイルは以下の方法で抽出できます。
•
インストール DVD。Informatica tar ファイルをインストール DVD からマシン上のディレクトリにダウンロ
ードしてからインストーラファイルを抽出するか、インストーラファイルを DVD から直接マシン上のディレ
クトリに抽出します。
•
FTP からのダウンロード。Informatica インストール tar ファイルを Informatica 電子ソフトウェアダウン
ロード(ESD)サイトからマシン上のディレクトリにダウンロードしてからインストーラファイルを抽出し
ます。
インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行
インストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行し、マシンがインストールまたはアップグレードのシ
ステム要件を満たしているかどうかを確認します。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
シェルコマンドラインで、ルートディレクトリにある install.sh ファイルを実行します。
ロケール環境変数が設定されていることを確認するよう求めるメッセージが表示されます。
4.
環境変数が設定されていない場合は、N キーを押してインストーラを終了し、必要に応じて環境変数を設
定します。
環境変数が設定されている場合は、Y キーを押して続行します。
5.
Informatica のインストールまたはアップグレードを行う場合は、1 を押します。
6.
マシンがインストールまたはアップグレードのシステム要件を満たしているか確認するためにインストー
ル前(i9Pi)システムチェックツールを実行するには、1 を押します。
7.
Informatica インストール前(i9Pi)システムチェックツールの[ようこそ]セクションで、Enter キー
を押します。
[システム情報]セクションが表示されます。
8.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
パスのディレクトリ名では、スペースまたは次の特殊文字は使用できません。@|* $ # ! % ( ) { }
[ ] , ; '
9.
Enter キーを押します。
10.
マシン上で作成またはアップグレードするノードの開始ポート番号を入力します。ノードのデフォルトの
ポート番号は 6005 です。
11.
Enter キーを押します。
[データベースおよび接続情報]セクションが表示されます。
12.
カスタム JDBC 接続文字列を使用して JDBC 接続情報を入力するには、1 を押します。JDBC URL 情報を使用
して JDBC 接続情報を入力するには、2 を押します。
セキュアなデータベースに接続するには、カスタムの JDBC 接続文字列を使った JDBC 接続を入力する必要
があります。
UNIX における Informatica Services のインストール前のタスク
13
13.
JDBC 接続情報を入力します。
•
カスタム JDBC 接続文字列を使用して接続情報を入力するには、接続文字列をタイプ入力し、接続パラ
メータを指定します。
次のリストに、データベースの JDBC 接続文字列の構文を示します。
IBM DB2
jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle
jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
Microsoft SQL Server
jdbc:Informatica:sqlserver://host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase
jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含まれていることを確認し
ます。
•
JDBC の URL 情報を使用して接続情報を入力するには、JDBC の URL のプロパティを指定します。
以下の表に、接続情報を示します。
プロンプト
説明
データベースタイ
プ
ドメイン環境設定リポジトリ用データベースのタイプ。 次のデー
タベースのタイプから選択します。
-
•
14
1
2
3
4
-
Oracle
Microsoft SQL Server
IBM DB2
Sybase ASE
データベースユー
ザー ID
ドメイン環境設定リポジトリに関するデータベースユーザーアカ
ウントのユーザー ID。
データベースユー
ザーのパスワード
データベースユーザーアカウントのパスワード。
データベースホス
ト名
データベースサーバーのホスト名。
データベースポー
ト番号
データベースのポート番号。
データベースサー
ビス名
Oracle および IBM DB2 データベースのサービス名、または
Microsoft SQL Server および Sybase ASE のデータベース名。
セキュアなデータベースに接続するには、カスタムの文字列を使用するために 1 を選択して、接続文字
列をタイプ入力します。
接続パラメータだけでなくセキュリティパラメータも含める必要があります。
第 3 章: Informatica Services のインストール前のタスク
次の表で、JDBC 接続文字列に含める必要のあるセキュリティパラメータについて説明します。
パラメータ
説明
EncryptionMethod
必須。ネットワーク上で送信される際にデータが暗号化される
かどうかを示します。このパラメータは SSL に設定する必要が
あります。
ValidateServerCerti
ficate
オプション。データベースサーバーによって送信される証明書
を Informatica が検証するかどうかを示します。
このパラメータを True に設定すると、Informatica はデータ
ベースサーバーによって送信される証明書を検証します。
HostNameInCertificate パラメータを指定すると、
Informatica は証明書内のホスト名も検証します。
このパラメータを false に設定すると、Informatica はデータ
ベースサーバーによって送信される証明書を検証しません。指
定するトラストストア情報がすべて無視されます。
HostNameInCertifica
te
オプション。セキュアデータベースをホストするマシンのホス
ト名。ホスト名を指定すると、Informatica は接続文字列に含
められたそのホスト名を SSL 証明書内のホスト名と照らして検
証します。
SSL 暗号化と検証が有効でこのプロパティが指定されていない
場合、ドライバは、接続 URL または接続のデータソースで指定
されたサーバー名を使用して証明書を検証します。
TrustStore
必須。データベースの SSL 証明書が含まれるトラストストアフ
ァイルのパスとファイル名。
TrustStorePassword
必須。セキュアデータのトラストストアファイルのパスワー
ド。
データベースシステムで必要とされる接続パラメータとセキュリティパラメータがすべて接続文字列に
含まれていることを確認します。
ハードドライブの設定、ポートの可用性、およびデータベースの設定がチェックされます。システムチェ
ックが完了すると、[システムチェックの概要]セクションにシステムチェックの結果が表示されます。
14.
システムチェックの結果を分析します。
各要件が、次のいずれかのチェックステータスとともに表示されます。
•
[成功] - この要件は Informatica のインストールまたはアップグレードの条件を満たしています。
•
[不可] - この要件は Informatica のインストールまたはアップグレード条件を満たしていません。
インストールまたはアップグレードを続行する前に問題を解決します。
•
[情報] - 情報を確認し、記載された追加タスクがあればすべて実行します。
システムチェックの結果は、.../Server/I9PI/I9PI/en/i9Pi_summary.txt というファイルに保存されます。
15.
Enter キーを押してインストール前(i9Pi)システムチェックツールを終了します。
Informatica サービスのインストールを続行するか、ただちにアップグレードできます。またはシステム
チェックを終了してインストールを続行するか、後でアップグレードすることができます。インストール
またはアップグレードをただちに続行する場合は、インストーラを再起動する必要はありません。
16.
引き続き Informatica サービスのインストールまたは今すぐアップグレードを行う場合は、y を押します。
システムチェックを終了し、続きのインストールまたはアップグレードを後で行う場合は、n を押します。
UNIX における Informatica Services のインストール前のタスク
15
インストール前(i9Pi)システムチェックツールが要件を満たしていないことを検出して終了した場合は、失
敗した要件を解決してもう一度インストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行します。
注: Informatica インストール前(i9Pi)システムチェックツールのチェックが要件を満たしていないことを
検出して終了した場合も、Informatica のインストールまたはアップグレードを続行できます。ただし、
Informatica では、次の作業に移る前に、失敗した要件を解決することを強くお勧めします。
Windows における Informatica Services のインスト
ール前のタスク
Windows に Informatica Services をインストールする前に、以下のタスクを完成してください。
最小システム要件の確認
使用するマシンが Informatica サーバーコンポーネントをインストールするための最小システム要件を満たし
ていることを確認します。
製品の要件およびサポートされているプラットフォームの詳細については、Informatica マイサポートポータ
ルの Product Availability Matrix を参照してください。
https://mysupport.informatica.com/community/my-support/product-availability-matrices
以下の表に、Informatica サーバーコンポーネントのインストールに必要な最小ディスク容量とメモリを示し
ます。
RAM
ディスク容量
4 GB
6 GB
インストールのための一時的なディスク容量要件
インストーラによりハードディスクに一時ファイルが書き込まれます。インストールをサポートする、マシン
に十分な利用可能なディスク容量があることを確認します。インストールが完了した場合、インストーラによ
り一時ファイルが削除され、ディスク容量が解放されます。
以下の表に、インストール中の一時ディスク容量の要件を一覧表示します。
製品
ディスク容量
インストーラ
1 GB
Informatica サービス
2 GB
環境変数の確認
Informatica のインストールで使用する環境変数を設定します。
16
第 3 章: Informatica Services のインストール前のタスク
以下の表に、Windows 上で確認する環境変数を示します。
変数
説明
%TEMP%
インストール中に作成される一時ファイルの場所。
Informatica は一時ファイル用に 1 GB のディスク容量が必要で
す。
デフォルトのドライブに一時ファイルを作成しない場合には、
環境変数を設定します。
PATH
インストーラにより、Informatica で必要とされるファイルパ
スが PATH 環境変数に追加されます。 PATH 環境変数の長さがシ
ステムの制限を超えていないことを確認します。
ポートの使用可否の確認
インストーラにより Informatica ドメイン内のコンポーネント用のポートが設定され、Informatica をインス
トールするノード上で実行するアプリケーションサービスプロセス用に使用するようにポートが指定されます。
コンポーネントに使用するポート番号と、アプリケーションサービスに使用するポート番号の範囲を指定する
ことができます。 あるいは、インストーラによって提供されるデフォルトのポート番号を使用することができ
ます。 ポート番号が Informatica Services をインストールするマシンで利用可能かどうかを確認します。
以下の表に、Informatica で使用されるポートを示します。
ポートタイプ
説明
ドメインポート
インストール中に作成されるノード用のポート番号。デフォルトは
6005 です。
Service Manager ポ
ート
ノードの Service Manager が使用するポート番号。 Service Manager
は、このポートで受信する接続要求をリスンします。クライアントア
プリケーションは、このポートを使用してドメインのサービスと通信
します。 Informatica コマンドラインプログラムは、ドメインと通信
するためにこのポートを使用します。 このポートは、SQL データベー
スサービスの JDBC/ODBC ドライバ用でもあります。デフォルトは 6006
です。
Service Manager シ
ャットダウンポート
ドメインの Service Manager に対するサーバーのシャットダウンを制
御するポート番号。 Service Manager は、このポートでシャットダウ
ンコマンドをリスンします。デフォルトは 6007 です。
Informatica
Administrator ポー
ト
Informatica Administrator が使用するポート番号。デフォルトは
6008 です。
Informatica
Administrator シャ
ットダウンポート
Informatica Administrator のサーバーシャットダウンを制御するポ
ート番号。Informatica Administrator は、このポートでシャットダ
ウンコマンドをリスンします。デフォルトは 6009 です。
アプリケーションサ
ービス用のポートの
範囲
ノード上で実行するアプリケーションサービスプロセスに割り当てる
ことができるポート番号の範囲。 ドメイン内にアプリケーションサー
ビスを作成する場合、Service Manager によりこの範囲内で最初に利
用可能なポートがサービスプロセスに割り当てられます。 範囲内のポ
ート数は、少なくとも、ノード上で実行するアプリケーションサービ
スプロセスの数の 2 倍以上である必要があります。デフォルトは 6013
~6113 です。
Windows における Informatica Services のインストール前のタスク
17
ポート設定のガイドライン
インストーラでは、ドメイン内にポートの競合がないことを確認するために、指定されたポート番号が検証さ
れます。
次のガイドラインを使用してポート番号を決定します。
•
ドメインまたはドメイン内の各コンポーネント用に指定するポート番号は一意である必要があります。
•
ドメインおよびドメインコンポーネント用のポート番号は、アプリケーションサービスプロセス用に指定し
たポート番号の範囲内にすることはできません。
•
アプリケーションサービスプロセス用に指定するポート番号範囲の最大の番号は、最小のポート番号よりも
少なくとも 3 大きい番号である必要があります。例えば、範囲内の最小のポート番号が 6400 の場合、最大
のポート番号は少なくとも 6403 である必要があります。
•
指定するポート番号は、1025 未満または 65535 より大きくできません。
システムユーザアカウントの作成
システムユーザーアカウントを作成し、インストールを行ってから Informatica Services を実行します。
Informatica Services のインストールに使用するユーザーアカウントに、インストールディレクトリに対する
書き込み権限があることを確認します。
マシンにログインしたユーザーアカウントを使用して Informatica をインストールし、別のユーザーアカウン
トで実行することができます。 ローカルアカウントまたはドメインアカウントを作成して、Informatica をイ
ンストールするか、または Informatica Windows サービスを実行することができます。
注: Windows の信頼関係接続を使用する Microsoft SQL Server 上のリポジトリにアクセスするには、ドメイン
アカウントを作成します。
ユーザーアカウントは、インストーラを実行するための、または Informatica Windows サービスを実行するた
めの以下の権限が必要になります。
•
ログインユーザーアカウント。このユーザーアカウントは、管理者グループのメンバであり、サービスとし
てログオン権限が必要です。 Informatica をインストールする前に、このユーザーアカウントを使用して
ログインします。
•
別のユーザーアカウント。このユーザーアカウントは、管理者グループのメンバであり、サービスとしてロ
グオン、およびオペレーティングシステムの一部として機能の権限が必要です。 Informatica をインスト
ールする前に、このユーザーアカウントを使用してログインする必要はありません。 インストール中に、
Informatica Windows サービスを実行するユーザーアカウントを指定することができます。
キーストアファイルの設定
インストール中に、Informatica Administrator とサービスマネージャの間の安全な通信のために SSL 証明書
を使用するように Informatica を設定することができます。インストーラは、自己署名証明書を生成すること
ができます。またはユーザーが認証機関によって署名された証明書を提供することもできます。
キーツールユーティリティを使用して、安全な接続のために、SSL キーおよび証明書を格納するキーストアフ
ァイルを生成することができます。 キーツールは、SSL キーおよび証明書を生成および管理するキーおよび証
明書管理ユーティリティです。 キーおよび証明書はキーストアファイルに格納されます。 自己署名証明書、
または、認証機関(CA)によって署名された証明書を使用できます。 CA によって署名された証明書を使用す
るには、キーツールを使用して、証明書署名要求(Certificate Signing Request:CSR)を作成し、CA のデジ
タル ID 証明書を適用します。
キーツールユーティリティは、以下のディレクトリのいずれかにあります。
18
•
%JAVA_HOME%\jre\bin
•
InformaticaInstallDir\java\bin
第 3 章: Informatica Services のインストール前のタスク
キーツールの使用の詳細については、以下の Web サイトに掲載されているドキュメントを参照してください。
http://docs.oracle.com/javase/6/docs/technotes/tools/windows/keytool.html
注: ドメイン内にレポートサービス、 Metadata Manager サービス、または Web Services Hub を作成する場合
は、インストール後に安全な接続を設定することもできます。 Informatica Administrator を使用して、アプ
リケーションサービス用のキーストアファイルを指定します。
インストーラファイルの抽出
インストーラファイルは zip ファイルとして圧縮および配布されます。
zip ユーティリティを使用して、インストーラファイルをマシン上のディレクトリに抽出します。zip ユーティ
リティのバージョンが、Windows オペレーティングシステムのバージョンと互換性があることを確認します。
ファイルを解凍する場合は、zip ユーティリティが空のフォルダも抽出することを確認します。
インストーラファイルは以下の方法で抽出できます。
•
インストール DVD。Informatica zip ファイルをインストール DVD からマシン上のディレクトリにダウンロ
ードしてからインストーラファイルを抽出するか、インストーラファイルを DVD から直接マシン上のディレ
クトリに抽出します。zip ファイルをマシン上のディレクトリにダウンロードする場合、zip ファイル名を
含むインストールディレクトリパス全体の長さが 60 文字以下であることを確認します。
•
FTP からのダウンロード。Informatica インストール zip ファイルを Informatica 電子ソフトウェアダウン
ロード(END)サイトからマシン上のディレクトリにダウンロードしてからインストーラファイルを抽出し
ます。
インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行
インストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行し、マシンがインストールまたはアップグレードのシ
ステム要件を満たしているかどうかを確認します。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
インストールファイルがあるディレクトリのルートに移動して、管理者として install.bat を実行しま
す。
管理者としてファイルを実行するには、install.bat ファイルを右クリックして[管理者として実行]を選
択します。
[Informatica 9.6.0]ページが表示されます。
4. [Informatica のインストールまたはアップグレード]を選択します。
5. [インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行]を選択し、マシンがインストールまたはアッ
プグレードのシステム要件を満たしているかどうかを確認します。
6. [開始]をクリックします。
インストール前(i9Pi)システムチェックツールの[ようこそ]ページが表示されます。
7. [次へ]をクリックします。
[システム情報]ページが表示されます。
8.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
パスのディレクトリ名では、スペースまたは次の特殊文字は使用できません。@ | * $ # ! % ( ) { }
[ ] , ; '
9.
マシン上で作成またはアップグレードするノードの開始ポート番号を入力します。ノードのデフォルトの
ポート番号は 6005 です。
Windows における Informatica Services のインストール前のタスク
19
10. [次へ]をクリックします。
[データベースおよび JDBC 接続情報]ページが表示されます。
11.
ドメイン環境設定リポジトリのデータベース情報を入力します。
以下の表に、ドメイン環境設定リポジトリのデータベース情報を示します。
プロンプト
説明
データベースタイ
プ
ドメイン環境設定リポジトリのデータベース。Oracle、IBM DB2、
Microsoft SQL Server、または Sybase ASE を選択します。
データベースユー
ザー ID
ドメイン環境設定リポジトリに関するデータベースユーザーアカウ
ントのユーザー ID。
データベースユー
ザーのパスワード
データベースユーザーアカウントのパスワード。
ドメイン設定リポジトリがドメイン内の全ゲートウェイノードにアクセス可能である必要があります。
12.
JDBC 接続情報を入力します。
•
•
JDBC URL 情報を使用して接続情報を入力するには、[JDBC 接続プロパティの指定]を選択して、JDBC
URL のプロパティを指定します。
以下の表に、JDBC URL プロパティを示します。
プロパティ
説明
データベースホスト
名
データベースサーバーのホスト名。
データベースポート
番号
データベースサーバーのポート番号。
データベースサービ
ス名
Oracle および IBM DB2 データベースのサービス名、または
Microsoft SQL Server および Sybase ASE のデータベース名。
カスタム JDBC 接続文字列を使用して接続情報を入力するには、[カスタム JDBC 接続文字列]を選択し
て接続文字列を入力します。
次のリストに、データベースの JDBC 接続文字列の構文を示します。
IBM DB2
jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle
jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
Microsoft SQL Server
jdbc:Informatica:sqlserver://host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase
jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含まれていることを確認し
ます。
20
第 3 章: Informatica Services のインストール前のタスク
•
セキュアなデータベースに接続するには、[カスタム JDBC 接続文字列]を選択して接続文字列をタイプ
入力します。
接続パラメータだけでなくセキュリティパラメータも含める必要があります。
次の表で、JDBC 接続文字列に含める必要のあるセキュリティパラメータについて説明します。
パラメータ
説明
EncryptionMethod
必須。ネットワーク上で送信される際にデータが暗号化される
かどうかを示します。このパラメータは SSL に設定する必要が
あります。
ValidateServerCerti
ficate
オプション。データベースサーバーによって送信される証明書
を Informatica が検証するかどうかを示します。
このパラメータを True に設定すると、Informatica はデータ
ベースサーバーによって送信される証明書を検証します。
HostNameInCertificate パラメータを指定すると、
Informatica は証明書内のホスト名も検証します。
このパラメータを false に設定すると、Informatica はデータ
ベースサーバーによって送信される証明書を検証しません。指
定するトラストストア情報がすべて無視されます。
HostNameInCertifica
te
オプション。セキュアデータベースをホストするマシンのホス
ト名。ホスト名を指定すると、Informatica は接続文字列に含
められたそのホスト名を SSL 証明書内のホスト名と照らして検
証します。
SSL 暗号化と検証が有効でこのプロパティが指定されていない
場合、ドライバは、接続 URL または接続のデータソースで指定
されたサーバー名を使用して証明書を検証します。
TrustStore
必須。データベースの SSL 証明書が含まれるトラストストアフ
ァイルのパスとファイル名。
TrustStorePassword
必須。セキュアデータのトラストストアファイルのパスワー
ド。
データベースシステムで必要とされる接続パラメータとセキュリティパラメータがすべて接続文字列に
含まれていることを確認します。
13. [テスト接続]をクリックしてデータベースに接続できることを確認した後、[OK]をクリックして続行し
ます。
14. [次へ]をクリックしてシステムチェックを開始します。
ハードドライブの設定、ポートの可用性、およびデータベースの設定がチェックされます。システムチェ
ックが完了すると、[システムチェックの概要]ページにシステムチェックの結果が表示されます。
15.
システムチェックの結果を分析します。
各要件が、次のいずれかのチェックステータスとともに表示されます。
•
[成功] - この要件は Informatica のインストールまたはアップグレードの条件を満たしています。
•
[不可] - この要件は Informatica のインストールまたはアップグレード条件を満たしていません。
インストールまたはアップグレードを続行する前に問題を解決します。
•
[情報] - 情報を確認し、記載された追加タスクがあればすべて実行します。
システムチェックの結果は、.../Server/I9PI/I9PI/en/i9Pi_summary.txt というファイルに保存されます。
16. [完了]をクリックしてインストール前(i9Pi)システムチェックツールを終了します。
Windows における Informatica Services のインストール前のタスク
21
インストール前(i9Pi)システムチェックツールが要件を満たしていないことを検出して終了した場合は、失
敗した要件を解決してもう一度インストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行します。
注: Informatica インストール前(i9Pi)システムチェックツールのチェックが要件を満たしていないことを
検出して終了した場合も、Informatica のインストールまたはアップグレードを続行できます。ただし、
Informatica では、次の作業に移る前に、失敗した要件を解決することを強くお勧めします。
Informatica ドメインを作成する前に
Informatica コンポーネントでは、リレーショナルデータベースのリポジトリにメタデータが格納されます。
データベース要件は、ドメイン内に作成したアプリケーションサービス、ならびにリポジトリに構築および格
納したデータ統合オブジェクトの数によって異なります。
ドメインでは、ドメイン環境設定リポジトリに設定およびユーザー情報が格納されます。 インストールを実行
する前に、ドメイン環境設定リポジトリ用のデータベースを設定する必要があります。データベース接続情報
は、インストール中に指定します。
Informatica サービスをインストールする前に、以下のデータベース設定タスクを実行します。
•
データベースの要件を確認する。
•
データベースをドメイン環境設定リポジトリ用に設定する。
データベース要件の確認
インストール処理を開始する前に、データベースサーバに、ドメイン環境設定リポジトリ、またはドメイン内
の他のリポジトリに対して十分なディスク容量があることを確認します。
ドメイン内にアプリケーションサービスを作成する前に、リポジトリ用のデータベースを設定する必要があり
ます。 サービスを作成する際に、データベース接続情報を指定します。
次の表で、ドメイン環境設定リポジトリおよびドメイン内の他のデータベースに関するデータベース要件につ
いて説明します。
データベース
要求条件
Informatica ドメイ
ン環境設定リポジト
リ
ドメイン環境設定リポジトリは、以下のデータベースタイプをサポート
しています。
-
IBM DB2 UDB
Microsoft SQL Server
Oracle
Sybase ASE
200 MB のディスク空き領域が必要です。インストール処理を開始する前
に、データベーススキーマを設定してください。
Data Analyzer リポ
ジトリ
Data Analyzer リポジトリは、以下のデータベースタイプをサポートし
ています。
-
IBM DB2 UDB
Microsoft SQL Server
Oracle
Sybase ASE
60 MB のディスク空き領域が必要です。レポートサービスを作成する前
に、データベースを設定します。
22
第 3 章: Informatica Services のインストール前のタスク
データベース
要求条件
Metadata Manager
リポジトリ
Metadata Manager リポジトリは、以下のデータベースタイプをサポー
トしています。
- IBM DB2 UDB
- Microsoft SQL Server
- Oracle
1 GB のディスク空き領域が必要です。Metadata Manager サービスを作
成する前に、データベースを設定します。
PowerCenter データ
プロファイリングウ
ェアハウス
PowerCenter データプロファイリングウェアハウスは、以下のデータベ
ースタイプをサポートしています。
-
IBM DB2 UDB
Microsoft SQL Server
Oracle
Sybase ASE
256 MB のディスク空き領域が必要です。以下の要素に基づいて、スペー
スの割り当てを増やします。
- プロファイルするデータの量
- プロファイルセッションを実行するモード(verbose または normal)。
- テーブルのタイプ(full または sampling)。
- データプロファイリングウェアハウスを消去する頻度。
データプロファイリングウェアハウスへの接続オブジェクトを作成し、
それをプロファイルセッションに関連付けます。PowerCenter 統合サー
ビスがプロファイルセッションを実行し、プロファイル結果をデータプ
ロファイリングウェアハウスに書き込みます。
PowerCenter リポジ
トリ
PowerCenter リポジトリは、以下のデータベースタイプをサポートして
います。
-
IBM DB2 UDB
Microsoft SQL Server
Oracle
Sybase ASE
35 MB のディスク空き領域が必要です。格納するメタデータの量が多け
れば、それに合った領域を割り当てます。PowerCenter リポジトリサー
ビスを作成する前に、データベースを設定します。
レポートおよびダッ
シュボードサービス
リポジトリ
レポートおよびダッシュボードサービスのリポジトリは、以下のデータ
ベースタイプをサポートしています。
- IBM DB2 UDB
- Microsoft SQL Server
- Oracle
10 MB のディスク空き領域が必要です。レポートおよびダッシュボード
サービスを作成する前にデータベースを設定します。
ドメイン環境設定リポジトリの設定データベース
データベースおよびユーザーアカウントをドメイン環境設定リポジトリ用に設定します。 ドメイン環境設定リ
ポジトリでは、ドメイン用のメタデータが格納されます。 Informatica をインストールする際に、データベー
ス情報およびユーザーアカウント情報をドメイン環境設定リポジトリに提供します。 Informatica インストー
ラは、JDBC を使用してドメイン環境設定リポジトリと通信します。
Informatica ドメインを作成する前に
23
ドメイン環境設定データベースおよびユーザーアカウントを設定する際には、以下のルールおよびガイドライ
ンを使用します。
•
データベースは Informatica ドメイン内のすべてのゲートウェイノードからアクセス可能である必要があり
ます。
•
ドメイン環境設定リポジトリ内のデータベースエラーにより、ドメイン内の他のリポジトリが影響を受ける
ことを防ぐには、別々のデータベーススキーマで異なるユーザーアカウントを使用してドメイン環境設定リ
ポジトリを作成します。
•
複数のドメインを作成する場合、各ドメイン環境設定リポジトリには別々のユーザーアカウントが必要で
す。
データベース設定の詳細については、使用するデータベースシステムのマニュアルを参照してください。
Oracle データベースの要件
Oracle でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
open_cursors パラメータを 1000 以上に設定します。
•
データベースユーザーに CONNECT、RESOURCE、および CREATE VIEW 特権があることを確認します。
•
Informatica は、リポジトリテーブルに対して Oracle パブリックシノニムをサポートしません。データベ
ース内のいかなるテーブルに対してもパブリックシノニムが作成されていないことを確認してください。
IBM DB2 データベースの要件
IBM DB2 でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
リポジトリが IBM DB2 9.7 データベースに存在する場合、IBM DB2 Version 9.7 Fix Pack 7 以降のフィッ
クスパックがインストールされていることを確認します。
•
データベースを作成する IBM DB2 のインスタンスでは、以下のパラメータをオンにします。
- DB2_SKIPINSERTED
- DB2_EVALUNCOMMITTED
- DB2_SKIPDELETED
- AUTO_RUNSTATS
•
そのデータベースで、設定パラメータを設定します。
以下の表に、設定する必要がある設定パラメータを示します。
パラメータ
値
applheapsz
8192
appl_ctl_heap_sz
8192
IBM DB2 9.5 専用。
24
logfilsiz
8000
maxlocks
98
locklist
50000
auto_stmt_stats
ON
第 3 章: Informatica Services のインストール前のタスク
•
テーブルスペースの pageSize パラメータを 32768 バイトに設定します。
単一パーティションのデータベースでは、pageSize の要件を満たすテーブルスペースを指定します。 テー
ブルスペースを指定しない場合、デフォルトのテーブルスペースが pageSize の要件を満たしている必要が
あります。
複数パーティションのデータベースでは、pageSize の要件を満たすテーブルスペースを指定します。デー
タベースのカタログパーティション内にテーブルスペースを定義します。
•
データベースユーザーが、CREATETAB、CONNECT および BINDADD 特権を持っていることを確認します。
•
Informatica では、リポジトリテーブルの IBM DB2 テーブルエイリアスはサポートされません。データベー
ス内でテーブルのテーブルエイリアスが作成されていないことを確認します。
•
DataDirect Connect for JDBC ユーティリティで、DynamicSections パラメータを 3000 に更新します。
DynamicSections のデフォルト値は、Informatica リポジトリに対して低すぎます。Informatica では、デ
フォルトよりも大きい DB2 パッケージが必要となります。 ドメイン環境設定リポジトリ、またはモデルリ
ポジトリの DB2 データベースを設定する場合、DynamicSections パラメータを少なくとも 3000 以上に設定
する必要があります。 DynamicSections パラメータがこれよりも低い数値に設定されている場合、
Informatica サービスのインストール時または実行時に問題が発生する可能性があります。
DynamicSections パラメータの更新の詳細については、 付録 C, 「DB2 データベースの DynamicSections
パラメータの更新」 (ページ168)を参照してください。
Microsoft SQL Server データベースの要件
Microsoft SQL Server でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
読み込みのコミットされた分離レベルを READ_COMMITTED_SNAPSHOT に設定し、ロックの競合を最小化しま
す。
データベースの分離レベルを設定するには、以下のコマンドを実行します。
ALTER DATABASE DatabaseName SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON
データベースの分離レベルが正しいことを確認するには、以下のコマンドを実行します。
SELECT is_read_committed_snapshot_on FROM sys.databases WHERE name = DatabaseName
•
データベースのユーザーアカウントには、CONNECT、CREATE TABLE、および CREATE VIEW 権限が必要です。
Sybase ASE データベースの要件
Sybase ASE でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインに従います。
•
データベースサーバーのページサイズは 16KB 以上に設定します。これは 1 回限りの設定であり、後から変
更できないため、ページサイズを 16K に設定する必要があります。
•
行レベルのロックを使用するようにデータベースロック設定を設定します。
以下の表に、設定する必要があるデータベースロック設定を示します。
データベース設定
Sybase System のプロシージャ
値
ロックスキーム
sp_configure "lock scheme"
0, datarows
•
Sybase データベースオプション「ddl in tran」を TRUE に設定します。
•
Sybase データベースオプション「select into/bulkcopy/pllsort」をオンにします。
•
sysobjects システムテーブルに対する「select」特権を有効にします。
Informatica ドメインを作成する前に
25
•
デフォルトの VARCHAR 切り詰めを無効にするために、以下のログインスクリプトを作成します。
create procedure dbo.sp_string_rtrunc_proc as set string_rtruncation on
sp_modifylogin "user_name", "login script", sp_string_rtrunc_proc
ログインスクリプトは、ユーザーが Sybase インスタンスにログインするたびに実行されます。ストアドプロシ
ージャは、パラメータをセッションレベルで設定します。sp_modifylogin システムプロシージャにより、
「user_name」がストアドプロシージャでその「login script」として更新されます。ユーザーには、ストアド
プロシージャを呼び出すための権限が必要です。
•
データベースユーザーに、CREATE DEFAULT、CREATE PROCEDURE、CREATE RULE、CREATE TABLE、および
CREATE VIEW の各特権があることを確認します。
•
データベース設定を、推奨される基準値に設定します。
以下の表に、設定する必要があるデータベースメモリ設定パラメータを示します。
データベース設定
Sybase System のプロシージャ
値
物理メモリの最大合計容
量
sp_configure "max memory"
2097151
プロシージャキャッシュ
サイズ
sp_configure "procedure cache size"
500000
開いているオブジェクト
の数
sp_configure "number of open
objects"
5000
開いているインデックス
の数
sp_configure "number of open
indexes"
5000
開いているパーティショ
ンの数
sp_configure "number of open
partitions"
5000
ユーザー当たりのヒープ
メモリ
sp_configure "heap memory per user"
49152
ロックの数
sp_configure "number of locks"
100000
データベースで実行する操作に応じて、上記の推奨値を調整します。
Kerberos 認証を Informatica ドメイン用に設定する
前に
Kerberos ネットワーク認証でネットワーク上のユーザー、サービス、ノードを認証するように Informatica ド
メインを設定することができます。
ドメインに対して Kerberos 認証を設定する前に、次のタスクを実行します。
26
•
Kerberos 認証サーバーについての情報を確認します。
•
Informatica ドメインとノードの情報を記録しておきます。
•
Kerberos 設定ファイルを確認します。
•
Informatica Kerberos の SPN フォーマットジェネレータを実行します。
第 3 章: Informatica Services のインストール前のタスク
Kerberos 認証サーバーに関する情報の確認
Informatica ドメインを Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行するように設定する場合、Kerberos 認
証サーバーについての情報が必要です。
次の表を使って、Kerberos 認証サーバーについての情報の確認と記録を行ってください。
ドメイン情報
説明
値
サービスレルム名
Informatica ドメインサービ
スが属する Kerberos 領域の
名前。
Informatica ドメイン内で実
行されるサービスプリンシパ
ルが Informatica ユーザーと
同じレルムにあることを確認
します。
ユーザーレルム名
Informatica ドメインユーザ
ーが属する Kerberos 領域の
名前。
Informatica ドメインにアク
セスする必要のあるユーザー
プリンシパルが Informatica
サービスと同じレルムにある
ことを確認します。
Kerberos 設定ファイルの場所
krb5.conf という名前の
Kerberos 設定ファイルが保管
されているディレクトリ。
Informatica では、特定のプ
ロパティを設定ファイルに設
定することを要求していま
す。Kerberos 設定ファイルを
コピーや更新を行う権限がな
い場合、Kerberos の管理者に
ファイルを更新してもらうよ
う依頼する必要がある可能性
があります。
Kerberos 認証を Informatica ドメイン用に設定する前に
27
Informatica ドメインおよびノード情報の記録
Kerberos 認証を使用するネットワーク上で実行するように Informatica ドメインを設定するには、使用する予
定の Informatica ドメインとノードの名前を Informatica ドメイン作成時に知っておく必要があります。
次の表を使用して必要なドメインとノードの情報を記録してください。
ドメイン情報
説明
ドメイン名
作成する予定のドメインの名
前。デフォルトのドメイン名
は、Domain_<MachineName>で
す。名前は 128 文字以下で、
7 ビットの ASCII 文字のみに
する必要があります。スペー
スまたは次のいずれかの文字
は使用できません。 ` % *
+ ; " ? , < > \ /
ノードのホスト名
値
ノード作成先のマシンの完全
修飾ホスト名です。マシンに
1 つのネットワーク名しかな
い場合は、デフォルトのホス
ト名を使用します。ノードの
ホスト名にアンダースコア
(_)文字は使用できません。
マシンに複数のネットワーク
名がある場合は、デフォルト
のホスト名を変更して別のネ
ットワーク名を使用すること
ができます。マシンに 1 つの
ネットワーク名しかない場合
は、デフォルトのホスト名を
使用します。
注: localhost は使用しない
でください。ホスト名はマシ
ンを明示的に示す必要があり
ます。
ノード名
このマシンで作成する予定の
ノードの名前。このノード名
は、マシンのホスト名ではあ
りません。
Kerberos 設定ファイルの確認
Kerberos は、krb5.conf というファイルに設定情報を保存します。Informatica では、Informatica ドメイン
が Kerberos 認証を正しく使用できるように、Kerberos 設定ファイル内に特定のプロパティを設定するように
要求しています。このプロパティは、krb5.conf 設定ファイルに設定する必要があります。
Kerberos の管理者に Kerberos 設定ファイルを変更してもらうかそのファイルのコピーを送ってもらうように
依頼する必要がある場合があります。
1.
krb5.conf ファイルを編集します。
設定ファイルはまずバックアップしておいてから変更します。
2.
28
libdefaults セクションで、Informatica が必要とするプロパティを設定または追加します。
第 3 章: Informatica Services のインストール前のタスク
次の表に、libdefaults セクションにプロパティを設定する必要のある値の一覧を示します。
3.
プロパティ
値
default_realm
Informatica ドメインのサービスレルムの
名前。
forward
True
forwardable
True
default_tkt_enctypes
チケット交付チケット(TGT)内のセッショ
ンキーの暗号化タイプ。Active Directory
での default_tkt_enctypes プロパティのデ
フォルト値は、rc4-hmac です。
krb5.conf ファイルを保存します。
次の例は、必要なプロパティが設定された krb5.conf の内容です。
[libdefaults]
default_realm = AFNIKRB.AFNIDEV.COM
forward = true
forwardable = true
default_tkt_enctypes = rc4-hmac
[realms]
AFNIKRB.AFNIDEV.COM = {
admin_server = SMPL8KERDC01.AFNIKRB.AFNIDEV.COM
kdc = SMPL8KERDC01.AFNIKRB.AFNIDEV.COM
}
[domain_realm]
afnikrb.afnidev.com = AFNIKRB.AFNIDEV.COM
.afnikrb.afnidev.com = AFNIKRB.AFNIDEV.COM
Kerberos 設定ファイルに関する詳細は、Kerberos ネットワーク認証のマニュアルを参照してください。
Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータの実行
SPN フォーマットジェネレータを実行してサービスプリンシパル名と keytab ファイル名を Informatica ドメイ
ンに適合する正しい形式で生成します。
Informatica ドメインを Kerberos 認証を使用して実行する場合、Kerberos のサービスプリンシパル名(SPN)
と keytab ファイルをドメインのノードとサービスに関連付ける必要があります。Informatica では、特定の形
式の SPN とキータブファイルが必要です。Informatica ドメインのノード SPN には、ドメイン名とノード名が
含まれます。サービス SPN には、ドメイン、ノード、およびサービス名が含まれます。
ゲートウェイノードには、ノード用と Informatica Administrator および関連付けられた HTTP プロセス用に、
SPN と keytab ファイルが必要です。作業ノードには、ノードに対応する SPN およびキータブファイルが必要で
すが、Informatica Administrator または HTTP プロセスでは SPN またはキータブファイルは必要ありません。
複数のノードとサービス用に SPN とキータブファイル名を生成するために、Informatica SPN 形式ジェネレー
タを使用できます。認証パラメータページのノードフィールドの下にサービスフィールドが表示され、そのサ
ービスがそのノードで実行されることが示されます。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
ルートディレクトリから install.bat を実行します。
Kerberos 認証を Informatica ドメイン用に設定する前に
29
[Informatica 9.6.0]ページが表示されます。
4. [Informatica 9.6.0 をインストールするか、そのバージョンにアップグレードする]を選択します。
5. [Informatica Kerberos SPN 形式ジェネレータを実行]を選択します。
6. [開始]をクリックします。
Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータの[ようこそ]ページが表示されます。
7. [次へ]をクリックします。
「認証パラメータ - Kerberos 認証」ページが表示されます。
8.
SPN と keytab ファイルを生成するためのパラメータを以下のとおり入力します。
次の表に、SPN と keytab ファイルを Informatica 形式で生成するために使用するパラメータの一覧を示し
ます。
プロンプト
説明
ドメイン名
ドメインの名前。名前は 128 文字以下で、7 ビットの ASCII 文字の
みにする必要があります。スペースまたは次のいずれかの文字は使
用できません。 ` % * + ; " ? , < > \ /
サービスレルム名
Informatica ドメインサービスが属する Kerberos 領域の名前。
ノード名
Informatica ドメインで作成するノードの名前。
ノードのホスト名
ノード作成先マシンのホスト名。マシンに 1 つのネットワーク名し
かない場合は、デフォルトのホスト名を使用します。マシンに複数
のネットワーク名がある場合は、代替ネットワーク名を使用できま
す。
ノード上のサービ
ス
オプション。ノードで実行されるサービスの名前。1 つのノードに
対して複数のサービスを入力できます。サービスが実行されるノー
ドのすぐ下に、そのサービスが表示されます。
ドメイン設定リポジトリがドメイン内の全ゲートウェイノードにアクセス可能である必要があります。
9.
ノード用の SPN と keytab ファイル名を生成するには、[+ノード]をクリックして、ノード名とホスト名
を指定します。
ノードをリストから削除するには、[ノード]をクリックします。Informatica SPN 形式ジェネレータによ
ってリストからノードとそのノードのサービスが削除されます。
10.
サービス用の SPN と keytab ファイル名を生成するには、[+サービス]をクリックして、サービス名を指
定します。
サービスをリストから削除するには、サービス名フィールドを空白のままにします。
30
第 3 章: Informatica Services のインストール前のタスク
第 4 章
Informatica Services のインスト
ール
この章では、以下の項目について説明します。
•
Informatica サービスのインストール概要, 31 ページ
•
グラフィカルモードによる Informatica サービスのインストール, 32 ページ
•
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール, 49 ページ
•
サイレントモードによる Informatica サービスのインストール, 68 ページ
Informatica サービスのインストール概要
Informatica サービスは、Windows または UNIX マシンにインストールできます。Windows では、グラフィカル
モードまたはサイレントモードでインストーラを実行できます。UNIX では、コンソールモードまたはサイレン
トモードでインストーラを実行できます。
インストール前のタスクを完了させて、インストールの準備をします。 Informatica サービスは複数のマシン
にインストールできます。 インストール後は、Informatica Administrator を使用してドメインにログイン
し、アプリケーションサービスを作成および設定します。
ドメインの作成または参加
初めてインストールする場合はドメインを作成します。複数のマシンにインストールし、別のマシンにドメイ
ンを作成している場合は、ドメインに参加します。
Informatica ドメインは、サービス、ユーザー、およびリソースの、基本的な管理単位です。ノードとは、1
台のマシンを表す論理的な単位です。ドメインには 1 つ以上のノードが含まれています。
複数のマシンにインストールしている場合は、複数のドメインを作成できます。ドメインを作成する場合は、
インストール先マシンにあるノードがドメインのゲートウェイノードになります。[安全な通信を有効にする]
オプションを選択すると、ドメイン内のサービス間に通信保護を設定することができます。
Informatica サービスをインストールする場合、マシンにノードを作成します。 ドメインを作成し、そのドメ
インにノードを追加することができます。ドメインを作成しない場合は、ノードを別のドメインに参加させる
ことができます。
ドメインを結合する場合、作成するノードをゲートウェイノードに設定できます。ゲートウェイノードを作成
する場合、Informatica Administrator へのセキュアな HTTPS 接続を有効するように選択することができます。
31
システムチェックツール(i9Pi)と SPN フォーマットジェネレータ
Informatica には、Informatica サービスのインストールプロセスを簡単にするユーティリティがあります。
ユーティリティの実行には Informatica インストーラを使用します。ユーティリティごとに個別にインストー
ラを実行する必要があります。
Informatica サービスをインストールする前に、次のユーティリティを実行します。
インストール前(i9Pi)システムチェックツール
インストール前(i9Pi)システムチェックツールは、このマシンが Informatica のインストールのシステ
ム要件を満たしているかどうかを確認します。Informatica では、インストールを始める前に最小システ
ム要件を確認することを推奨しています。
Informatica Kerberos の SPN フォーマットジェネレータ
Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータは、Kerberos サービスプリンシパル名(SPN)と
keytab ファイル名を Informatica が要求するフォーマットで生成します。Informatica を Kerberos 認証
を使うネットワーク上にインストールする場合に、このユーティリティを使用してプリンシパルと keytab
ファイルの名前を生成します。次に、インストールを始める前に SPN を Kerberos プリンシパルデータベ
ースに追加して keytab ファイルを作成するよう Kerberos の管理者に依頼します。
グラフィカルモードによる Informatica サービスの
インストール
Informatica サービスを、Windows にグラフィカルモードでインストールできます。
インストールを実行する前にインストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行するときは、システムチェ
ックの中で入力した情報に基づいてインストーラがいくつかのフィールド(データベース接続やドメインポー
ト番号など)に値を設定します。
SUSE Linux Enterprise 11 プラットフォーム上で Informatica をインストールする場合は、コンソールモード
またはサイレントモードでインストールを実行します。
Windows でルートディレクトリから install.bat ファイルを実行して問題が発生した場合、次のファイルを実
行します。
<InformaticaInstallationDir>/server/install.exe
ドメインの作成
初めてインストールする場合、または個別のドメインのノードを管理する場合はドメインを作成します。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
インストールファイルがあるディレクトリのルートに移動して、管理者として install.bat を実行しま
す。
管理者としてファイルを実行するには、install.bat ファイルを右クリックして[管理者として実行]を選
択します。
[Informatica 9.6.0]ページが表示されます。
4. [Informatica 9.6.0 をインストールまたはアップグレードする]を選択します。
32
第 4 章: Informatica Services のインストール
Informatica には、Informatica サービスのインストールプロセスを簡単にするユーティリティがありま
す。Informatica サービスをインストールする前に、次のユーティリティを実行する必要があります。
•
インストール前(i9Pi)システムチェックツール。Informatica サービスをインストール中のマシンが
インストールに必要なシステム要件を満たしているかを確認します。インストール前(i9Pi)システム
チェックツールの実行に関する詳細は、「「インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行」
(ページ 19)」を参照してください。
•
Informatica Kerberos の SPN フォーマットジェネレータ。Kerberos 認証を使って Informatica サービ
スをネットワーク上で実行するために必要な Kerberos プリンシパル名とキータブファイル名のリスト
を作成します。Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータの実行に関する詳細は、
「「Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータの実行」 (ページ 29)」を参照してくださ
い。
5. [開始]をクリックします。
6. [Informatica <Version>のインストール]を選択します。
7.
Kerberos 認証を使ってネットワーク上で実行するように Informatica ドメインを設定するには、
[Kerberos のネットワーク認証を有効にする]を選択します。
8. [次へ]をクリックします。
[インストールの前提条件]ページに、インストール要件が表示されます。インストールを続行する前に、
要件がすべて満たされていることを確認します。
9. [次へ]をクリックします。
[ライセンスとインストールディレクトリ]ページが表示されます。
10.
Informatica ライセンスキーのパスおよびファイル名を入力します。
11.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めることはできません。 % ( )
{ } [ ] , ; '
Windows では、インストールディレクトリパスが Informatica のインストール先マシン上にある必要があ
ります。
12. [次へ]をクリックします。
Kerberos ネットワーク認証を有効にすることにした場合、[ネットワークセキュリティ - Kerberos 認証]
ページが表示されます。
Kerberos ネットワーク認証を有効にしなかった場合、[インストール前のサマリ]ページが表示されます。
手順 15 に進みます。
13. [ネットワークセキュリティ - Kerberos 認証]ページで、Kerberos 認証に必要なパラメータを入力し
ます。
次の表で、設定する必要のある Kerberos 認証パラメータについて説明します。
プロパティ
説明
ドメイン名
ドメインの名前。名前は 128 文字以下で、7 ビットの ASCII 文字
のみにする必要があります。名前にはスペースと次の文字が使用
できません。 ` % * + ; " ? , < > \ /
ノード名
Informatica ノードの名前。
グラフィカルモードによる Informatica サービスのインストール
33
プロパティ
説明
ノードのホスト名
ノード作成先のマシンの完全修飾ホスト名です。マシンに 1 つの
ネットワーク名しかない場合は、デフォルトのホスト名を使用し
ます。ノードのホスト名にアンダースコア(_)文字は使用でき
ません。
マシンに複数のネットワーク名がある場合は、デフォルトのホス
ト名を変更して別のネットワーク名を使用することができます。
マシンに 1 つのネットワーク名しかない場合は、デフォルトのホ
スト名を使用します。
注: localhost は使用しないでください。ホスト名はマシンを明
示的に示す必要があります。
サービスレルム名
Informatica ドメインサービスが属する Kerberos 領域の名前。レ
ルム名は、大文字小文字が区別され、すべて大文字にする必要が
あります。
サービスレルム名とユーザーレルム名は同じでなければなりませ
ん。
ユーザーレルム名
Informatica ドメインユーザーが属する Kerberos 領域の名前。レ
ルム名は、大文字小文字が区別され、すべて大文字にする必要が
あります。
サービスレルム名とユーザーレルム名は同じでなければなりませ
ん。
キータブディレクトリ
Informatica ドメイン用のすべてのキータブファイルが格納され
るディレクトリ。Informatica ドメインのキータブファイルの名
前は、Informatica で設定した形式に従う必要があります。
Kerberos 設定ファイ
ル
Kerberos 設定ファイルのパスとファイル名。Informatica では、
Kerberos 設定ファイルの名前として krb5.conf が必要です。
注: Kerberos 認証で実行するようにドメインを設定する場合、ドメインとノードの名前およびノードホス
ト名が、Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータを実行して SPN およびキータブファイル名
を生成したときに指定した名前と一致する必要があります。異なるドメイン、ノード、またはホスト名を
使用する場合、SPN および keytab ファイル名を再度生成し、Kerberos の管理者に新しい SPN を Kerberos
プリンシパルデータベースに追加してキータブファイルを生成するように依頼してください。
14. [次へ]をクリックします。
15.
インストール情報を確認し、[インストール]をクリックして続行します。
インストーラにより Informatica ファイルがインストールディレクトリにコピーされます。Informatica
ファイルがインストールディレクトリにコピーされると、[ドメイン選択]ページが表示されます。
16. [ドメインの作成]を選択します。
ドメインを作成すると、作成するノードがドメインのゲートウェイノードになります。ゲートウェイノー
ドには、すべてのドメイン操作を管理するサービスマネージャが含まれます。
17.
ドメイン内のサービス間に安全な通信を設定するには、[ドメインの安全な通信を有効にする]を選択しま
す。
デフォルトでは、ドメインに対し安全な通信を有効にすると、インストーラが HTTPS 接続を Informatica
Administrator 用に設定します。セキュアなデータベース上にドメイン環境設定リポジトリを作成するこ
ともできます。
18.
34
Informatica Administrator への接続をセキュリティで保護するには、[Informatica Administrator の
HTTPS を有効化]を選択します。
第 4 章: Informatica Services のインストール
以下の表に、HTTP 接続用に設定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
Informatica
Administrator の
HTTPS を有効化
このオプションは、Informatica Administrator への接続をセキ
ュリティで保護する場合に選択します。セキュアではない HTTP
接続を使用する場合は、このオプションをクリアします。
デフォルトでは、ドメインに対し安全な通信を有効にした場合、
インストーラがこのオプションを有効にします。ドメインに対し
安全な通信を有効にしない場合でもこのオプションを有効にする
ことができます。
ポート
Informatica Administrator とサービスマネージャ間の通信に使
用するポート。
インストーラによって
生成されたキーストア
ファイルを使用
インストーラによって生成された自己署名キーストアを使用しま
す。 インストーラにより、次の場所に DEFAULT.keystore という
名前のキーストアファイルが作成されます。
<InformaticaInstallationDir>\tomcat\conf\
キーストアファイルお
よびパスワードを指定
作成したキーストアファイルを使用します。 自己署名証明書、
または認証機関によって署名された証明書でキーストアファイル
を使用できます。
キーストアのパスワー
ド
キーストアファイルのプレーンテキストパスワード。作成したキ
ーストアファイルを使用する場合に必須です。
キーストアファイルの
ディレクトリ
キーストアファイルの場所。 作成したキーストアファイルを使
用する場合に必須です。
19. [次へ]をクリックします。
ドメインに対して安全な通信を選択した場合は、[ドメインセキュリティ - 安全な通信]ページが表示さ
れます。
ドメインに対し安全な通信を有効にしなかった場合、[ドメイン環境設定リポジトリ]ページが表示されま
す。手順 22 に進みます。
20. [ドメインセキュリティ - 安全な通信]ページで、ドメインの安全な通信を有効にするためにデフォルト
の Informatica の SSL 証明書を使用するか、独自の SSL 証明書を使用するかを指定します。
Informatica から提供されるデフォルトの SSL 証明書を使用するには、[デフォルトの Informatica SSL 証
明書ファイルを使用]を選択します。
SSL 証明書を使用するには、[SSL 証明書ファイルの場所を指定]を選択し、SSL 証明書を保持する SSL 証
明書ファイルがあるディレクトリを指定します。
指定する証明書は、自己署名証明書でも、認証機関(CA)によって発行された証明書でもかまいません。
SSL 証明書は、PEM 形式と Java Keystore(JKS)形式のファイルで指定する必要があります。
Informatica では、Informatica ドメイン用に特定の名前の SSL 証明書ファイルが必要です。ドメイン内
のすべてのノードに対して同じ SSL 証明書を使用する必要があります。トラストストアファイルとキース
トアファイルを、ドメイン内のすべてのノードがアクセスできるディレクトリに保管します。また、キー
ストアファイルにもトラストストアファイルにも、同じドメインのすべてのノードに対して同じディレク
トリを指定します。
グラフィカルモードによる Informatica サービスのインストール
35
SSL 証明書ファイルに関して入力する必要のあるパラメータについて、次の表で説明します。
プロパティ
説明
キーストアファイルの
ディレクトリ
キーストアファイルを含めるディレクトリ。このディレクトリに
は、infa_keystore.jks および infa_keystore.pem という名前の
ファイルが入っている必要があります。
キーストアのパスワー
ド
キーストアの infa_keystore.jks のパスワード。
トラストストアファイ
ルのディレクトリ
トラストストアファイルが含まれるディレクトリ。このディレク
トリには、infa_truststore.jks および infa_truststore.pem と
いう名前のファイルが入っている必要があります。
トラストストアのパス
ワード
infa_truststore.jks ファイルのパスワード。
注: SSL 証明書の指定がない場合、Informatica では、インストールされたすべての Informatica で同じ
デフォルトのプライベートキーが使用されます。デフォルトの Informatica のキーストアファイルとトラ
ストストアファイルを使用する場合は、ドメインのセキュリティに問題が発生する可能性があります。高
いレベルのセキュリティをドメインに確保するには、SSL 証明書ファイルの場所を指定するオプションを
選択します。
21. [次へ]をクリックします。
[ドメイン環境設定リポジトリ]ページが表示されます。
22. [ドメイン環境設定リポジトリ]ページに、ドメイン環境設定リポジトリに関するデータベースおよびユー
ザーアカウントの情報を入力します。
ドメイン環境設定リポジトリには、ドメイン操作とユーザー認証用のメタデータが格納されます。 データ
ベースがドメイン内の全ゲートウェイノードにアクセス可能である必要があります。
以下の表に、データベースおよびユーザーアカウント用に指定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
データベースタイプ
ドメイン環境設定リポジトリのデータベース。Oracle、IBM DB2、
Microsoft SQL Server、または Sybase ASE を選択します。
データベースユーザー
ID
ドメイン環境設定リポジトリのデータベースユーザーアカウン
ト。
ユーザーパスワード
データベースユーザーアカウントのパスワード。
テーブルスペース
IBM DB2 で使用できます。テーブルを作成するテーブルスペース
の名前です。pageSize の要件である 32768 バイトを満たすテーブ
ルスペースを指定します。
単一パーティションのデータベースでは、このオプションが選択
されていないと、インストーラはデフォルトのテーブルスペース
にテーブルを作成します。
複数パーティションのデータベースでは、このオプションを選択
し、データベースのカタログパーティション内に存在するテーブ
ルスペースの名前を指定します。
36
第 4 章: Informatica Services のインストール
プロパティ
説明
スキーマ名
Microsoft SQL Server で使用できます。ドメイン設定テーブル
を含むスキーマの名前です。選択されていない場合、インストー
ラによりデフォルトのスキーマにテーブルが作成されます。
信頼関係接続
Microsoft SQL Server で使用できます。信頼関係接続を使用し
て Microsoft SQL Server に接続するかどうかを示します。信頼
認証は、現在のユーザーのセキュリティ資格情報を使用して
Microsoft SQL Server へ接続します。 選択されない場合、イン
ストーラにより Microsoft SQL Server 認証が使用されます。
ドメインに対して安全な通信を有効にした場合、SSL プロトコルで保護されたデータベース内にドメイン
環境設定リポジトリを作成することができます。セキュアなドメイン環境設定リポジトリを作成する場合
は、手順「24」を省略します。
23.
JDBC 接続情報を入力します。
•
•
JDBC URL 情報を使用して接続情報を入力するには、[JDBC 接続プロパティの指定]を選択して JDBC
URL のプロパティを指定します。
次の表で、指定する必要がある JDBC 接続プロパティについて説明します。
プロパティ
説明
データベースホスト
名
データベースのホスト名。
データベースポート
番号
データベースのポート番号。
データベースサービ
ス名
Oracle および IBM DB2 データベースのサービス名、または
Microsoft SQL Server および Sybase ASE のデータベース名。
カスタム JDBC 接続文字列を使用して接続情報を入力するには、[カスタム JDBC 接続文字列]を選択し
て接続文字列を入力します。
次のリストに、データベースの JDBC 接続文字列の構文を示します。
IBM DB2
jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle
jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
Microsoft SQL Server
jdbc:Informatica:sqlserver://host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase
jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含まれていることを確認し
ます。
24.
セキュアなドメイン環境設定リポジトリを作成するには、[セキュアデータベース]を選択します。
グラフィカルモードによる Informatica サービスのインストール
37
ドメイン環境設定リポジトリをセキュアデータベース上に作成する場合は、そのデータベースのトラスト
ストア情報を指定する必要があります。また、セキュリティパラメータを含む JDBC 接続文字列も指定す
る必要があります。
次の表で、セキュアなデータベースに指定するパラメータについて説明します。
38
プロパティ
説明
セキュアデータベース
ドメイン環境設定リポジトリのデータベースがセキュアであるか
どうかを示します。ドメイン環境設定リポジトリにセキュアなデ
ータベースを使用する場合、このパラメータを選択します。JDBC
接続文字列はセキュアデータベースのパラメータを使って指定す
る必要があります。
データベースのトラス
トストアファイル
セキュアデータベースのトラストストアファイルのパスとファイ
ル名。
第 4 章: Informatica Services のインストール
プロパティ
説明
データベースのトラス
トストアのパスワード
トラストストアファイルのパスワード。
カスタム JDBC 接続文
字列
セキュアなデータベースに完全な JDBC 接続を指定します。デー
タベースサーバーのホスト名とポート番号の他に、以下のセキュ
アデータベースパラメータを含める必要があります。
- EncryptionMethod。必須。ネットワーク上で送信される際にデータ
が暗号化されるかどうかを示します。このパラメータは SSL に設定
する必要があります。
- ValidateServerCertificate。オプション。データベースサーバー
によって送信される証明書を Informatica が検証するかどうかを示
します。このパラメータを True に設定すると、Informatica はデ
ータベースサーバーによって送信される証明書を検証します。
HostNameInCertificate パラメータを指定すると、Informatica は
証明書内のホスト名も検証します。
このパラメータを false に設定すると、Informatica はデータベー
スサーバーによって送信される証明書を検証しません。指定するト
ラストストア情報がすべて無視されます。
- HostNameInCertificate。オプション。セキュアデータベースをホ
ストするマシンのホスト名。ホスト名を指定すると、Informatica
は接続文字列内のホスト名を SSL 証明書内のホスト名と比較して検
証します。
SSL 暗号化と検証が有効でこのプロパティが指定されていない場
合、ドライバは、接続 URL または接続のデータソースで指定された
サーバー名を使用して証明書を検証します。
接続文字列に次の構文を使用することができます。
- Oracle の場合: jdbc:Informatica:oracle://
host_name:port_no;ServiceName=service_name;EncryptionMethod=SSL
;HostNameInCertificate=DB_host_name;ValidateServerCertificate=t
rue_or_false
- IBM DB2 の場合: jdbc:Informatica:db2://
host_name:port_no;DatabaseName=database_name;EncryptionMethod=S
SL;HostNameInCertificate=DB_host_name;ValidateServerCertificate
=true_or_false
- Microsoft SQL Server の場合: jdbc:Informatica:sqlserver://
host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=database_nam
e;EncryptionMethod=SSL;HostNameInCertificate=DB_host_name;Valid
ateServerCertificate=true_or_false
使用しているデータベースシステムが要求するすべての接続パラ
メータとセキュリティパラメータが接続文字列に含まれているか
確認します。
25. [テスト接続]をクリックしてデータベースに接続できることを確認した後、[OK]をクリックして続行し
ます。
26. [次へ]をクリックします。
[ドメインセキュリティ - 暗号化キー]ページが開かれます。
27.
Informatica ドメインに使用する暗号化キーのキーワードとディレクトリを入力します。
Informatica では、Informatica ドメインに保存される機密データ(パスワードなど)を暗号化キーを使
用して保護します。ドメインとゲートウェイノードを作成するときは、そのドメインの暗号化キー作成に
使用するキーワードを指定する必要があります。ドメインに対してセキュアな接続を有効にしていなかっ
たり、Kerberos 認証を使用していない場合でも、暗号化キーに対してキーワードおよびディレクトリを指
定する必要があります。
グラフィカルモードによる Informatica サービスのインストール
39
次の表で、指定する必要のある暗号化キーパラメータについて説明します。
プロパティ
説明
キーワード
ドメイン内で機密データを保護するためのカスタム暗号化キーの
作成時に使用するキーワードです。キーワードは以下の基準をす
べて満たす必要があります。
-
暗号化キーディレクト
リ
長さが 8~20 文字である
大文字を 1 文字以上使用する
小文字を 1 文字以上使用する
数字を 1 文字以上使用する
スペースを含まない
ドメインに対する暗号化キーを格納するディレクトリです。暗号
化キーは、Informatica ドメインおよびマスタゲートウェイノー
ドを作成するときに指定するキーワードに基づいて作成されま
す。
注: Informatica ドメインのすべてのノードは、同じキーワードおよび暗号化キーを使用します。ドメイ
ン名、暗号化キーのキーワード、および暗号化キーファイルは安全な場所に保管する必要があります。ド
メインの暗号化キーを変更するときや、リポジトリを別のドメインに移すときに暗号化キーが必要になり
ます。暗号化キーがない場合は、暗号化キーを生成するために使用されたドメイン名とキーワードが必要
です。
28. [次へ]をクリックします。
[ドメインとノードの設定]ページが表示されます。
29.
作成するドメインおよびノードの情報を入力します。
以下の表に、ドメインおよびゲートウェイノードで設定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
ドメイン名
作成するドメインの名前。 デフォルトのドメイン名は、
Domain_<MachineName>です。名前は 128 文字以下で、7 ビットの
ASCII 文字のみにする必要があります。 スペースまたは次のいず
れかの文字は使用できません。 ` % * + ; " ? , < > \ /
ノードのホスト名
ノード作成先マシンのホスト名。ノードのホスト名にアンダース
コア(_)文字は使用できません。マシンに 1 つのネットワーク
名しかない場合は、デフォルトのホスト名を使用します。マシン
に複数のネットワーク名がある場合は、デフォルトのホスト名を
変更して別のネットワーク名を使用できます。必要に応じて、IP
アドレスを使用できます。
注: localhost は使用しないでください。ホスト名はマシンを明
示的に示す必要があります。
40
ノード名
このマシンで作成するノードの名前。このノード名は、マシンの
ホスト名ではありません。
ノードのポート番号
ノードのポート番号。ノードのデフォルトのポート番号は 6005
です。マシン上でこのポート番号が使用できない場合、インスト
ーラによって、次に利用可能なポート番号が表示されます。
第 4 章: Informatica Services のインストール
プロパティ
説明
ドメインユーザー名
ドメイン管理者のユーザー名。このユーザー名は最初に
Informatica Administrator にログインするときに使用できま
す。次のガイドラインを使用します。
- 名前では大文字と小文字が区別されず、128 文字以内であることが
必要です。
- 名前には、タブ、改行文字、または次の特殊文字を使用できませ
ん: % * + / ? ; < >
- 名前には、先頭と末尾の文字以外に ASCII スペース文字を使用でき
ます。その他のスペース文字は使用できません。
ドメインのパスワード
ドメイン管理者のパスワード。パスワードは、3 文字以上で 16 文
字を超えないようにする必要があります。
Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行されるように
Informatica ドメインを設定する場合は使用できません。
パスワードの再入力
指定しなおしてください。
Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行されるように
Informatica ドメインを設定する場合は使用できません。
注: Kerberos 認証で実行するようにドメインを設定する場合、ドメインとノードの名前およびノードホス
ト名が、Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータを実行して SPN およびキータブファイル名
を生成したときに指定した名前と一致する必要があります。異なるドメイン、ノード、またはホスト名を
使用する場合、SPN および keytab ファイル名を再度生成し、Kerberos の管理者に新しい SPN を Kerberos
プリンシパルデータベースに追加してキータブファイルを生成するように依頼してください。
30.
インストーラによって割り当てられるドメインおよびノードのコンポーネントに対するデフォルトのポー
トを表示するには、[ポートの詳細設定のページの表示]を選択します。
インストーラに、ドメインとノードに割り当てられるデフォルトのポート番号が表示されます。 ポート番
号を変更し、アプリケーションサービスプロセスに別の範囲のポート番号を指定できます。このオプショ
ンを選択しない場合、インストーラではデフォルトのポート番号が表示されず、割り当てられたポート番
号が変更できません。
a. [次へ]をクリックします。
b. [ポート設定]ページに、使用するポート番号を入力します。
ドメインおよびノードのコンポーネントで使用するポート番号を指定します。 ノード上で実行する
サービスプロセスで使用するポート番号の範囲も指定します。 デフォルトのポート番号を使用する
か、または新しいポート番号を指定できます。入力するポート番号が他のアプリケーションで使用さ
れていないことを確認します。
グラフィカルモードによる Informatica サービスのインストール
41
以下の表に、設定できるポートを示します。
ポート
説明
Service Manager ポ
ート
ノードの Service Manager が使用するポート番号。 Service
Manager は、このポートで受信する接続要求をリスンします。
クライアントアプリケーションは、このポートを使用してド
メインのサービスと通信します。 Informatica コマンドライ
ンプログラムは、ドメインと通信するためにこのポートを使
用します。 このポートは、SQL データベースサービスの
JDBC/ODBC ドライバ用でもあります。デフォルトは 6006 です。
Service Manager シ
ャットダウンポート
ドメインの Service Manager に対するサーバーのシャットダ
ウンを制御するポート番号。 Service Manager は、このポー
トでシャットダウンコマンドをリスンします。デフォルトは
6007 です。
Informatica
Administrator ポー
ト
Informatica Administrator が使用するポート番号。デフォ
ルトは 6008 です。
Informatica
Administrator シャ
ットダウンポート
Informatica Administrator のサーバーシャットダウンを制
御するポート番号。Informatica Administrator は、このポ
ートでシャットダウンコマンドをリスンします。デフォルト
は 6009 です。
最小ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに
割り当てられるポート番号範囲の最小ポート番号。デフォル
トは 6013 です。
最大ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに
割り当てられるポート番号範囲の最大ポート番号。デフォル
トは 6113 です。
31. [次へ]をクリックします。
インストーラが、Informatica を実行するためのサービスを作成します。デフォルトでは、サービスはイ
ンストールに使用されるアカウントと同じユーザーアカウントで実行されます。 別のユーザーアカウント
で Windows サービスを実行できます。
32.
別のユーザーアカウントで Windows サービスを実行するかどうかを選択します。
以下の表に、設定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
別のユーザーアカウ
ントで Informatica
を実行する
別のユーザーアカウントで Windows サービスを実行するかどうかを
指定します。
ユーザー名
Informatica Windows サービスを実行するユーザーアカウント。
次の形式を使用します。
DomainName\UserAccount
このユーザーアカウントには、[オペレーティングシステムの一部
として機能]権限を付与する必要があります。
パスワード
42
Informatica Windows サービスを実行するユーザーアカウントのパ
スワード。
第 4 章: Informatica Services のインストール
33. [次へ]をクリックします。
[インストール後のサマリ]ページが表示され、インストールが正常に完了したかどうかが示されます。ま
た、インストールされたコンポーネントとその設定のステータスも表示されます。
34. [完了]をクリックして、インストーラを終了します。
インストールログファイルを表示して、インストーラによって実行されたタスクの詳細を取得できます。また、
インストールされたコンポーネントの設定プロパティも表示できます。
ドメインへの参加
複数台のマシンにインストールし、別のマシンにドメインを作成している場合は、ドメインに参加できます。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
インストールファイルがあるディレクトリのルートに移動して、管理者として install.bat を実行しま
す。
管理者としてファイルを実行するには、install.bat ファイルを右クリックして[管理者として実行]を選
択します。
[Informatica 9.6.0]ページが表示されます。
4. [Informatica 9.6.0 をインストールまたはアップグレードする]を選択します。
Informatica には、Informatica サービスのインストールプロセスを簡単にするユーティリティがありま
す。Informatica サービスをインストールする前に、次のユーティリティを実行する必要があります。
•
インストール前(i9Pi)システムチェックツール。Informatica サービスをインストール中のマシンが
インストールに必要なシステム要件を満たしているかを確認します。インストール前(i9Pi)システム
チェックツールの実行に関する詳細は、「「インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行」
(ページ 19)」を参照してください。
•
Informatica Kerberos の SPN フォーマットジェネレータ。Kerberos 認証を使って Informatica サービ
スをネットワーク上で実行するために必要な Kerberos プリンシパル名とキータブファイル名のリスト
を作成します。Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータの実行に関する詳細は、
「「Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータの実行」 (ページ 29)」を参照してくださ
い。
5. [開始]をクリックします。
6. [Informatica <Version>のインストール]を選択します。
7.
Kerberos 認証を使ってネットワーク上で実行するように Informatica ドメインを設定するには、
[Kerberos のネットワーク認証を有効にする]を選択します。
8. [次へ]をクリックします。
[インストールの前提条件]ページに、インストール要件が表示されます。インストールを続行する前に、
要件がすべて満たされていることを確認します。
9. [次へ]をクリックします。
[ライセンスとインストールディレクトリ]ページが表示されます。
10.
Informatica ライセンスキーのパスおよびファイル名を入力します。
11.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めることはできません。 % ( )
{ } [ ] , ; '
Windows では、インストールディレクトリパスが Informatica のインストール先マシン上にある必要があ
ります。
グラフィカルモードによる Informatica サービスのインストール
43
12. [次へ]をクリックします。
Kerberos ネットワーク認証を有効にすることにした場合、「ネットワークセキュリティ - Kerberos 認証」
ページが表示されます。
Kerberos ネットワーク認証を有効にしなかった場合、「インストール前の概要」ページが表示されます。
手順 15 に進みます。
13. [ネットワークセキュリティ - Kerberos 認証]ページで、Kerberos 認証に必要なパラメータを入力し
ます。
次の表で、設定する必要のある Kerberos 認証パラメータについて説明します。
プロパティ
説明
ドメイン名
ドメインの名前。名前は 128 文字以下で、7 ビットの ASCII 文字
のみにする必要があります。名前にはスペースと次の文字が使用
できません。 ` % * + ; " ? , < > \ /
ノード名
Informatica ノードの名前。
ノードのホスト名
ノード作成先のマシンの完全修飾ホスト名です。マシンに 1 つの
ネットワーク名しかない場合は、デフォルトのホスト名を使用し
ます。ノードのホスト名にアンダースコア(_)文字は使用でき
ません。
マシンに複数のネットワーク名がある場合は、デフォルトのホス
ト名を変更して別のネットワーク名を使用することができます。
マシンに 1 つのネットワーク名しかない場合は、デフォルトのホ
スト名を使用します。
注: localhost は使用しないでください。ホスト名はマシンを明
示的に示す必要があります。
サービスレルム名
Informatica ドメインサービスが属する Kerberos 領域の名前。レ
ルム名は、大文字小文字が区別され、すべて大文字にする必要が
あります。
サービスレルム名とユーザーレルム名は同じでなければなりませ
ん。
ユーザーレルム名
Informatica ドメインユーザーが属する Kerberos 領域の名前。レ
ルム名は、大文字小文字が区別され、すべて大文字にする必要が
あります。
サービスレルム名とユーザーレルム名は同じでなければなりませ
ん。
キータブディレクトリ
Informatica ドメイン用のすべてのキータブファイルが格納され
るディレクトリ。Informatica ドメインのキータブファイルの名
前は、Informatica で設定した形式に従う必要があります。
Kerberos 設定ファイ
ル
Kerberos 設定ファイルのパスとファイル名。Informatica では、
Kerberos 設定ファイルの名前として krb5.conf が必要です。
注: Kerberos 認証で実行するようにドメインを設定する場合、ドメインとノードの名前およびノードホス
ト名が、Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータを実行して SPN およびキータブファイル名
を生成したときに指定した名前と一致する必要があります。異なるドメイン、ノード、またはホスト名を
使用する場合、SPN および keytab ファイル名を再度生成し、Kerberos の管理者に新しい SPN を Kerberos
プリンシパルデータベースに追加してキータブファイルを生成するように依頼してください。
14. [次へ]をクリックします。
44
第 4 章: Informatica Services のインストール
15.
インストール情報を確認し、[インストール]をクリックして続行します。
インストーラにより Informatica ファイルがインストールディレクトリにコピーされます。Informatica
ファイルがインストールディレクトリにコピーされると、[ドメイン選択]ページが表示されます。
16. [ドメインへの参加]を選択します。
17.
作成するノードのタイプを選択します。
ゲートウェイノードを作成するには、[このノードのゲートウェイとしての設定]を選択します。作業ノー
ドを作成するには、このオプションの選択をクリアします。
このノードをゲートウェイとして設定する場合、Informatica Administrator へのセキュアな接続を有効
にすることができます。
18.
Informatica Administrator への接続をセキュリティで保護するには、[Informatica Administrator の
HTTPS を有効化]を選択します。
以下の表に、HTTP 接続用に設定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
Informatica
Administrator の
HTTPS を有効化
このオプションは、Informatica Administrator への接続をセキ
ュリティで保護する場合に選択します。セキュアではない HTTP
接続を使用する場合は、このオプションをクリアします。
デフォルトでは、ドメインに対し安全な通信を有効にした場合、
インストーラがこのオプションを有効にします。ドメインに対し
安全な通信を有効にしない場合でもこのオプションを有効にする
ことができます。
19.
ポート
Informatica Administrator とサービスマネージャ間の通信に使
用するポート。
インストーラによって
生成されたキーストア
ファイルを使用
インストーラによって生成された自己署名キーストアを使用しま
す。 インストーラにより、次の場所に DEFAULT.keystore という
名前のキーストアファイルが作成されます。
<InformaticaInstallationDir>\tomcat\conf\
キーストアファイルお
よびパスワードを指定
作成したキーストアファイルを使用します。 自己署名証明書、
または認証機関によって署名された証明書でキーストアファイル
を使用できます。
キーストアのパスワー
ド
キーストアファイルのプレーンテキストパスワード。作成したキ
ーストアファイルを使用する場合に必須です。
キーストアファイルの
ディレクトリ
キーストアファイルの場所。 作成したキーストアファイルを使
用する場合に必須です。
結合するドメインで通信保護が有効になっているかを指定します。
通信保護を有効にしてドメインを結合する場合は、[セキュアなドメインを結合]を選択します。通信保護
されていないドメインを結合する場合は、このオプションをクリアします。
20. [次へ]をクリックします。
結合対象のドメインがセキュアな場合、「ドメインセキュリティ - 通信保護」ページが表示されます。
結合対象のドメインがセキュアではない場合、「ドメイン設定」ページが表示されます。手順 23 に進みま
す。
21. [ドメインセキュリティ - 安全な通信]ページで、ドメインの安全な通信を有効にするためにデフォルト
の Informatica の SSL 証明書を使用するか、独自の SSL 証明書を使用するかを指定します。
グラフィカルモードによる Informatica サービスのインストール
45
Informatica から提供されるデフォルトの SSL 証明書を使用するには、[デフォルトの Informatica SSL 証
明書ファイルを使用]を選択します。
SSL 証明書を使用するには、[SSL 証明書ファイルの場所を指定]を選択し、SSL 証明書を保持する SSL 証
明書ファイルがあるディレクトリを指定します。
指定する証明書は、自己署名証明書でも、認証機関(CA)によって発行された証明書でもかまいません。
SSL 証明書は、PEM 形式と Java Keystore(JKS)形式のファイルで指定する必要があります。
Informatica では、Informatica ドメイン用に特定の名前の SSL 証明書ファイルが必要です。ドメイン内
のすべてのノードに対して同じ SSL 証明書を使用する必要があります。トラストストアファイルとキース
トアファイルを、ドメイン内のすべてのノードがアクセスできるディレクトリに保管します。また、キー
ストアファイルにもトラストストアファイルにも、同じドメインのすべてのノードに対して同じディレク
トリを指定します。
SSL 証明書ファイルに関して入力する必要のあるパラメータについて、次の表で説明します。
プロパティ
説明
キーストアファイルの
ディレクトリ
キーストアファイルを含めるディレクトリ。このディレクトリに
は、infa_keystore.jks および infa_keystore.pem という名前の
ファイルが入っている必要があります。
キーストアのパスワー
ド
キーストアの infa_keystore.jks のパスワード。
トラストストアファイ
ルのディレクトリ
トラストストアファイルが含まれるディレクトリ。このディレク
トリには、infa_truststore.jks および infa_truststore.pem と
いう名前のファイルが入っている必要があります。
トラストストアのパス
ワード
infa_truststore.jks ファイルのパスワード。
注: SSL 証明書の指定がない場合、Informatica では、インストールされたすべての Informatica で同じ
デフォルトのプライベートキーが使用されます。デフォルトの Informatica のキーストアファイルとトラ
ストストアファイルを使用する場合は、ドメインのセキュリティに問題が発生する可能性があります。高
いレベルのセキュリティをドメインに確保するには、SSL 証明書ファイルの場所を指定するオプションを
選択します。
22. [次へ]をクリックします。
[ドメイン設定]ページが表示されます。
23.
参加するドメインの情報を入力します。
以下の表に、ドメイン用に指定するプロパティを示します。
46
プロパティ
説明
ドメイン名
参加するドメインの名前。
ゲートウェイノードの
ホスト
ドメインのゲートウェイノードをホストするマシンのホスト名で
す。
ゲートウェイノードの
ポート
ゲートウェイノードのポート番号。
第 4 章: Informatica Services のインストール
プロパティ
説明
ドメインユーザー名
参加するドメインの管理者のユーザー名。
ドメインのパスワード
ドメイン管理者のパスワード。
24. [次へ]をクリックします。
[ドメインのセキュリティ - 暗号化キー]セクションが開かれます。
25.
結合する Informatica ドメイン用の暗号化キーの情報を入力します。
Informatica では、Informatica ドメインに保存される機密データ(パスワードなど)を暗号化キーを使
用して保護します。Informatica ドメインのすべてのノードで、同じ暗号化キーが使用されます。参加す
るドメインのゲートウェイノードで作成された暗号化キーファイルを指定する必要があります。
次の表で、ドメイン結合時に指定する必要のある暗号化キーパラメータについて説明します。
プロパティ
説明
暗号化キーの選択
参加する Informatica ドメインの暗号化キーのパスおよびファイ
ル名です。ドメイン内のノードにアクセスできるように暗号化キ
ーファイルを一時ディレクトリにコピーした場合、一時ディレク
トリ内の暗号化キーファイルパスおよびファイル名を指定しま
す。
暗号化キーディレクト
リ
このインストールで作成されたノードの、暗号化キーを格納する
ディレクトリ。インストーラがドメインの暗号化キーファイルを
新しいノード上のディレクトリにコピーします。
26. [次へ]をクリックします。
[ドメインノード設定への参加]ページが表示されます。
27.
作成するノードの情報を入力します。
次の表で、ノード用に設定するプロパティについて説明します。
プロパティ
説明
ノードのホスト名
ノードのホスト名。ノードのホスト名にアンダースコア(_)文
字は使用できません。
注: localhost は使用しないでください。ホスト名はマシンを明
示的に示す必要があります。
ノード名
このマシンで作成するノードの名前。このノード名は、マシンの
ホスト名ではありません。
ポート番号
ノードのポート番号。
28. [次へ]をクリックします。
[ポート設定]ページが表示されます。
29.
Informatica ドメインコンポーネントに使用するポート番号を入力します。
ドメインおよびノードのコンポーネントで使用するポート番号を指定します。 ノード上で実行するサービ
スプロセスで使用するポート番号の範囲も指定します。 デフォルトのポート番号を使用するか、または新
グラフィカルモードによる Informatica サービスのインストール
47
しいポート番号を指定できます。入力するポート番号が他のアプリケーションで使用されていないことを
確認します。
以下の表に、指定するポートを示します。
ポートタイプ
説明
サービスマネージャ
ポート
ノードの Service Manager が使用するポート番号。 Service
Manager は、このポートで受信する接続要求をリスンします。クラ
イアントアプリケーションは、このポートを使用してドメインのサ
ービスと通信します。 Informatica コマンドラインプログラムは、
ドメインと通信するためにこのポートを使用します。 このポート
は、SQL データベースサービスの JDBC/ODBC ドライバ用でもありま
す。デフォルトは 6006 です。
サービスマネージャ
シャットダウンポー
ト
ドメインの Service Manager に対するサーバーのシャットダウンを
制御するポート番号。 Service Manager は、このポートでシャッ
トダウンコマンドをリスンします。デフォルトは 6007 です。
最小ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに割り当
てられるポート番号範囲の最小ポート番号。
最大ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに割り当
てられるポート番号範囲の最大ポート番号。
30. [次へ]をクリックします。
インストーラが、Informatica を実行するためのサービスを作成します。デフォルトでは、サービスはイ
ンストールに使用されるアカウントと同じユーザーアカウントで実行されます。 別のユーザーアカウント
で Windows サービスを実行できます。
31.
別のユーザーアカウントで Windows サービスを実行するかどうかを選択します。
以下の表に、設定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
別のユーザーアカウ
ントで Informatica
を実行する
別のユーザーアカウントで Windows サービスを実行するかどうかを
指定します。
ユーザー名
Informatica Windows サービスを実行するユーザーアカウント。
次の形式を使用します。
DomainName\UserAccount
このユーザーアカウントには、[オペレーティングシステムの一部
として機能]権限を付与する必要があります。
パスワード
Informatica Windows サービスを実行するユーザーアカウントのパ
スワード。
32. [次へ]をクリックします。
[インストール後のサマリ]ページが表示され、インストールが正常に完了したかどうかが示されます。ま
た、インストールされたコンポーネントとその設定のステータスも表示されます。
33. [完了]をクリックして、インストーラを終了します。
インストールログファイルを表示して、インストーラによって実行されたタスクの詳細を取得できます。また、
インストールされたコンポーネントの設定プロパティも表示できます。
48
第 4 章: Informatica Services のインストール
コンソールモードによる Informatica サービスのイ
ンストール
UNIX では、Informatica サービスをコンソールモードでインストールできます。
コンソールモードでインストーラを実行する場合、Quit および Back という単語は予約語です。これらの単語
を入力テキストで使用しないでください。
インストールを実行する前にインストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行するときは、システムチェ
ックの中で入力した情報に基づいてインストーラがいくつかのフィールド(データベース接続やドメインポー
ト番号など)に値を設定します。
暗号化キーおよび設定ファイル用の安全なディレクトリ
Informatica をインストールまたはアップグレードする際、インストーラで、制限されたアクセスを必要とす
る、ドメイン暗号化キーファイルや nodemeta.xml などの Informatica ファイルを格納するためのディレクト
リを作成します。UNIX では、インストーラで、ディレクトリおよびディレクトリ内のファイルにさまざまな権
限を割り当てます。
デフォルトでは、インストーラで Informatica インストールディレクトリ内に以下のディレクトリを作成しま
す。
<InstallationDir>/isp/config
nodemeta.xml ファイルが含まれます。また、暗号化キーファイルが格納される/secret ディレクトリも含
まれます。ドメインを Kerberos 認証を使用するように設定する場合、/secret ディレクトリには
Kerberos キータブファイルも含まれます。これらのファイルを格納する別のディレクトリを指定すること
もできます。インストーラで、指定されたディレクトリにデフォルトのディレクトリと同じ権限を割り当
てます。
<InstallationDir>/services/shared/security
ドメインに対してセキュアな接続を有効にする場合、/security ディレクトリにはデフォルトの SSL 証明
書用のキーストアファイルおよびトラストストアファイルが含まれます。
インストーラは、ディレクトリおよびディレクトリ内のファイルに以下の権限を割り当てます。
ディレクトリ権限
ディレクトリの所有者は、ディレクトリに対する-wx 権限がありますが、r 権限はありません。ディレクト
リの所有者は、インストーラの実行に使用されたユーザーアカウントです。この所有者が属するグループ
にも、ディレクトリに対する-wx 権限がありますが、r 権限はありません。
例えば、ユーザーアカウント ediqa はディレクトリを所有し、infaadmin グループに属しているとします。
ediqa ユーザーアカウントおよび infaadmin グループには、-wx-wx---権限があります。
ediqa ユーザーアカウントおよび infaadmin グループは、ディレクトリ内のファイルの書き込みおよび実
行ができます。ディレクトリ内のファイルのリストを表示することはできませんが、特定のファイルを名
前で一覧表示できます。
ディレクトリ内のファイル名を知っている場合には、そのファイルをディレクトリから別の場所にコピー
できます。ファイル名を知らない場合には、ディレクトリに対する権限を読み取り権限を含むように変更
して、ファイルをコピーできるようにする必要があります。コマンド chmod 730 を使用して、ディレクト
リおよびサブディレクトリの所有者に読み取り権限を付与できます。
例えば、siteKey という名前の暗号化キーファイルをドメイン内の別のノードがアクセスできるようにす
るには、これを一時ディレクトリにコピーする必要があります。rwx -wx---権限を割り当てるには、
<InstallationDir>/isp/config ディレクトリでコマンド chmod 730 を実行します。その後、/secret サブディ
レクトリから別のディレクトリに暗号化キーファイルをコピーできるようになります。
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール
49
ファイルのコピーが完了したら、ディレクトリの権限を書き込みおよび実行権限に戻すように変更します。
コマンド chmod 330 を使用して、読み取り権限を削除できます。
注: ディレクトリおよびファイルへの権限を再帰的に変更する際には、-R オプションを使用しません。デ
ィレクトリおよびディレクトリ内のファイルには、異なる権限があります。
ファイル権限
ディレクトリ内のファイルの所有者には、そのファイルへの rwx 権限があります。ディレクトリ内のファ
イルの所有者は、インストーラの実行に使用されたユーザーアカウントです。この所有者が属するグルー
プにも、ディレクトリ内のファイルに対する rwx 権限があります。
この所有者およびグループにはファイルへのフルアクセス権があり、ディレクトリ内のファイルを表示ま
たは編集できます。
注: 所有者およびグループは、ファイルを一覧または編集するには、ファイル名を知っている必要があり
ます。
ドメインの作成
初めてインストールする場合、または個別のドメインのノードを管理する場合はドメインを作成します。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
シェルコマンドラインで、ルートディレクトリにある install.sh ファイルを実行します。
ロケール環境変数が設定されていることを確認するよう求めるメッセージが表示されます。
4.
環境変数が設定されていない場合は、N キーを押してインストーラを終了し、必要に応じて環境変数を設
定します。
環境変数が設定されている場合は、Y キーを押して続行します。
5.
Informatica のインストールまたはアップグレードを行う場合は、1 を押します。
Informatica には、Informatica サービスのインストールプロセスを簡単にするユーティリティがありま
す。Informatica サービスをインストールする前に、次のユーティリティを実行します。
•
インストール前(i9Pi)システムチェックツール。Informatica サービスをインストール中のマシンが
インストールに必要なシステム要件を満たしているかを確認します。インストール前(i9Pi)システム
チェックツールの実行に関する詳細は、「「インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行」
(ページ 19)」を参照してください。
•
Informatica Kerberos の SPN フォーマットジェネレータ。Kerberos 認証を使って Informatica サービ
スをネットワーク上で実行するために必要な Kerberos プリンシパル名とキータブファイル名のリスト
を作成します。Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータの実行に関する詳細は、
「「Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータの実行」 (ページ 29)」を参照してくださ
い。
6.
Informatica サービスのインストールを実行するには 3 を押します。
7.
インストールを続行するには、Y キーを押します。
8.
コンソールモードの場合は C キーを押します。
9.
Informatica 9.6.0 をインストールするには、1 を押します。
10.
Kerberos 認証を使わないネットワーク上で実行するように Informatica ドメインを設定する場合は 1 を押
します。
Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行するように Informatica ドメインを設定する場合は 2 を押し
ます。
50
第 4 章: Informatica Services のインストール
[インストールの前提条件]セクションに、インストール要件が表示されます。インストールを続行する前
に、要件がすべて満たされていることを確認します。
11.
Enter キーを押して続行します。
12.
Informatica ライセンスキーのパスとファイル名をタイプ入力し、Enter キーを押します。
13.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めることはできません。% ( )
{ } [ ] , ; ' デフォルトは/home/toolinst です。
14.
Enter キーを押します。
Kerberos ネットワーク認証を有効にすることにした場合、[ネットワークセキュリティ - Kerberos 認証]
セクションが表示されます。
Kerberos ネットワーク認証を有効にしなかった場合、[インストール前のサマリ]セクションが表示され
ます。手順 16 に進みます。
15. [ネットワークセキュリティ - Kerberos 認証]セクションで、Kerberos 認証に必要なパラメータを入力
します。
次の表で、設定する必要のある Kerberos 認証パラメータについて説明します。
プロパティ
説明
ドメイン名
ドメインの名前。名前は 128 文字以下で、7 ビットの ASCII 文字
のみにする必要があります。名前にはスペースと次の文字が使用
できません。 ` % * + ; " ? , < > \ /
ノード名
Informatica ノードの名前。
ノードのホスト名
ノード作成先のマシンの完全修飾ホスト名です。マシンに 1 つの
ネットワーク名しかない場合は、デフォルトのホスト名を使用し
ます。ノードのホスト名にアンダースコア(_)文字は使用でき
ません。
マシンに複数のネットワーク名がある場合は、デフォルトのホス
ト名を変更して別のネットワーク名を使用することができます。
マシンに 1 つのネットワーク名しかない場合は、デフォルトのホ
スト名を使用します。
注: localhost は使用しないでください。ホスト名はマシンを明
示的に示す必要があります。
サービスレルム名
Informatica ドメインサービスが属する Kerberos 領域の名前。レ
ルム名は、大文字小文字が区別され、すべて大文字にする必要が
あります。
サービスレルム名とユーザーレルム名は同じでなければなりませ
ん。
ユーザーレルム名
Informatica ドメインユーザーが属する Kerberos 領域の名前。レ
ルム名は、大文字小文字が区別され、すべて大文字にする必要が
あります。
サービスレルム名とユーザーレルム名は同じでなければなりませ
ん。
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール
51
プロパティ
説明
キータブディレクトリ
Informatica ドメイン用のすべてのキータブファイルが格納され
るディレクトリ。Informatica ドメインのキータブファイルの名
前は、Informatica で設定した形式に従う必要があります。
Kerberos 設定ファイ
ル
Kerberos 設定ファイルのパスとファイル名。Informatica では、
Kerberos 設定ファイルの名前として krb5.conf が必要です。
注: Kerberos 認証で実行するようにドメインを設定する場合、ドメインとノードの名前およびノードホス
ト名が、Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータを実行して SPN およびキータブファイル名
を生成したときに指定した名前と一致する必要があります。異なるドメイン、ノード、またはホスト名を
使用する場合、SPN および keytab ファイル名を再度生成し、Kerberos の管理者に新しい SPN を Kerberos
プリンシパルデータベースに追加してキータブファイルを生成するように依頼してください。
16.
インストール情報を確認し、Enter キーを押して続行します。
インストーラにより Informatica ファイルがインストールディレクトリにコピーされます。
17.
ドメインを作成するには、1 を押します。
ドメインを作成すると、作成するノードがドメインのゲートウェイノードになります。ゲートウェイノー
ドには、すべてのドメイン操作を管理するサービスマネージャが含まれます。
18.
ドメインのサービスに対し安全な通信を有効にするには、2 を押します。ドメインの安全な通信を無効に
する場合は、1 を押します。
デフォルトでは、ドメインに対し安全な通信を有効にすると、インストーラが HTTPS 接続を Informatica
Administrator 用に設定します。セキュアなデータベース上にドメイン環境設定リポジトリを作成するこ
ともできます。
19.
Informatica Administrator の接続の詳細を指定します。
a.
そのドメインで安全な通信を有効にしない場合、Informatica Administrator 用にセキュアな HTTPS
接続を設定するかどうかを指定することができます。
次の表で、Informatica Administrator への安全な接続を有効または無効するために使用できるオプ
ションについて説明します。
b.
52
オプション
説明
1 - Informatica
Administrator 用に
HTTPS を有効にする
Informatica Administrator への安全な接続を設定します。
2 - HTTPS を無効に
する
Informatica Administrator への安全な接続を設定しません。
ドメインに対して安全な通信を有効にする場合、または Informatica Administrator に対して HTTPS
接続を有効にする場合、接続を保護するために使用するキーストアファイルとポート番号を入力しま
す。
第 4 章: Informatica Services のインストール
以下の表に、HTTPS を有効にする場合に入力する必要がある HTTPS 接続情報を示します。
オプション
説明
ポート
HTTPS 接続用のポート番号。
キーストアファイル
インストーラによって生成されたキーストアファイルと自分
で作成したキーストアファイルのどちらを使用するかを選択
します。 自己署名証明書、または認証機関によって署名され
た証明書でキーストアファイルを使用できます。
1 - インストーラによって生成されたキーストアの使用
2 - キーストアファイルおよびパスワードを指定する
インストーラによって生成されたキーストアファイルの使用
を選択した場合、インストーラにより以下の場所に
Default.keystore という名前の自己署名ファイルが作成され
ます。<InformaticaInstallationDir>\tomcat\conf\
c.
キーストアを指定することにした場合、キーストアファイルの場所とパスワードを入力します。
ドメインに対して安全な通信を有効にすることを選択した場合は、[ドメインセキュリティ - 安全な通
信]セクションが表示されます。ドメインに対し安全な通信を有効にしなかった場合、[ドメイン環境設定
リポジトリ]セクションが表示されます。手順 21 に進みます。
20. [ドメインセキュリティ - 安全な通信]セクションで、ドメインの通信を保護するためにデフォルトの
Informatica の SSL 証明書を使用するか、独自の SSL 証明書を使用するかを指定します。
a.
SSL 証明書を使用するように指定します。
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール
53
次の表で、Informatica ドメインの保護に使用できるオプションについて説明します。
オプション
説明
1 - Informatica の
デフォルトの SSL 証
明書ファイルを使用
する
Informatica から提供されたデフォルトの SSL 証明書を使用し
ます。
2 - SSL 証明書ファ
イルの場所を指定す
る
注: SSL 証明書の指定がない場合、Informatica では、インス
トールされたすべての Informatica で同じデフォルトのプラ
イベートキーが使用されます。デフォルトの Informatica の
キーストアファイルとトラストストアファイルを使用する場
合は、ドメインのセキュリティに問題が発生する可能性があ
ります。高いレベルのセキュリティをドメインに確保するに
は、SSL 証明書ファイルの場所を指定するオプションを選択し
ます。
自分で用意した SSL 証明書を使用します。キーストアファイ
ルとトラストストアファイルの場所を指定する必要がありま
す。
指定する証明書は、自己署名証明書でも、認証機関(CA)に
よって発行された証明書でもかまいません。SSL 証明書は、
PEM 形式と Java Keystore(JKS)形式のファイルで指定する
必要があります。Informatica では、Informatica ドメイン用
に特定の名前の SSL 証明書ファイルが必要です。ドメイン内
のすべてのノードに対して同じ SSL 証明書を使用する必要が
あります。トラストストアファイルとキーストアファイルを、
ドメイン内のすべてのノードがアクセスできるディレクトリ
に保管します。また、キーストアファイルにもトラストスト
アファイルにも、同じドメインのすべてのノードに対して同
じディレクトリを指定します。
b.
自分で用意した SSL 証明書を使用する場合は、キーストアファイルとトラストストアファイルの場所
とパスワードを指定します。
SSL 証明書ファイルに関して入力する必要のあるパラメータについて、次の表で説明します。
プロパティ
説明
キーストアファイル
のディレクトリ
キーストアファイルを含めるディレクトリ。このディレクト
リには、infa_keystore.jks および infa_keystore.pem とい
う名前のファイルが入っている必要があります。
キーストアのパスワ
ード
キーストアの infa_keystore.jks のパスワード。
トラストストアファ
イルのディレクトリ
トラストストアファイルが含まれるディレクトリ。このディ
レクトリには、infa_truststore.jks および
infa_truststore.pem という名前のファイルが入っている必
要があります。
トラストストアのパ
スワード
infa_truststore.jks ファイルのパスワード。
「ドメイン環境設定リポジトリ」セクションが表示されます。
21.
54
ドメイン環境設定リポジトリで使用するデータベースを選択します。
第 4 章: Informatica Services のインストール
以下の表に、ドメイン環境設定リポジトリに使用できるデータベースを示します。
プロンプト
説明
データベースタイ
プ
ドメイン環境設定リポジトリ用データベースのタイプ。 次のオプシ
ョンから選択します。
1 - Oracle
2 - Microsoft SQL Server
3 - IBM DB2
4 - Sybase ASE
Informatica ドメイン環境設定リポジトリには、ドメイン操作とユーザー認証用のメタデータが格納され
ます。 ドメイン設定リポジトリがドメイン内の全ゲートウェイノードにアクセス可能である必要がありま
す。
22.
データベースユーザーアカウントのプロパティを入力します。
以下の表に、データベースユーザーアカウントのプロパティを示します。
23.
プロパティ
説明
データベースユーザー
ID
ドメイン設定データベースのユーザーアカウントの名前。
ユーザーパスワード
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウントのパスワー
ド。
セキュアなドメイン環境設定リポジトリを作成するかどうかを選択します。
ドメイン環境設定リポジトリを、SSL プロトコルで保護されたデータベース内に作成できます。セキュア
なデータベースにドメイン環境設定リポジトリを作成する場合は、1 を押して 25 に移動します。
セキュアではないデータベースにドメイン環境設定リポジトリを作成する場合は、2 を押します。
24.
セキュアなドメイン環境設定リポジトリを作成しない場合は、データベース用のパラメータを入力します。
a.
IBM DB2 を選択した場合は、テーブルスペースを設定するかどうかを選択し、テーブルスペース名を
入力します。
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール
55
以下の表に、IBM DB2 データベースに設定する必要があるプロパティを示します。
プロパティ
説明
テーブルスペースの
設定
テーブルスペースを指定するかどうかを選択します。
1 - いいえ
2 - はい
単一パーティションのデータベースでは、いいえを選択した
場合、インストーラによりデフォルトのテーブルスペースに
テーブルが作成されます。複数パーティションのデータベー
スでは、はいを選択する必要があります。
テーブルスペース
テーブルを作成するテーブルスペースの名前です。pageSize
の要件である 32768 バイトを満たすテーブルスペースを指定
します。
単一パーティションのデータベースでは、テーブルスペース
を設定するために「はい」を選択する場合は、テーブルを作
成するテーブルスペースの名前を入力します。
複数パーティションのデータベースでは、データベースのカ
タログパーティション内に存在するテーブルスペースの名前
を指定します。
b.
Microsoft SQL Server を選択した場合は、データベースのスキーマ名を入力します。
以下の表に、Microsoft SQL Server データベースに設定する必要があるプロパティを示します。
c.
56
プロパティ
説明
スキーマ名
ドメイン設定テーブルを含むスキーマの名前です。このパラ
メータが空白の場合、インストーラがデフォルトのスキーマ
にテーブルを作成します。
カスタム JDBC 接続文字列を使用して JDBC 接続情報を入力するには、1 を押します。JDBC URL 情報を
使用して JDBC 接続情報を入力するには、2 を押します。
第 4 章: Informatica Services のインストール
d.
JDBC 接続情報を入力します。
•
カスタム JDBC 接続文字列を使用して接続情報を入力するには、接続文字列を入力します。
次のリストに、データベースの JDBC 接続文字列の構文を示します。
IBM DB2
jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle
jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
Microsoft SQL Server
jdbc:Informatica:sqlserver://host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase
jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含まれていることを
確認します。
•
JDBC の URL 情報を使用して接続情報を入力するには、JDBC の URL のプロパティを指定します。
以下の表に、データベース接続情報を示します。
プロンプト
説明
データベースホス
ト名
データベースのホスト名。
データベースポー
ト番号
データベースのポート番号。
データベースサー
ビス名
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウントのパス
ワード。
Oracle および IBM DB2 データベースのサービス名、または
Microsoft SQL Server および Sybase ASE のデータベース名。
JDBC パラメータ
の設定
追加の JDBC パラメータを接続文字列に追加するかどうかを選
択します。
1 - はい
2 - いいえ
「追加する」を選択する場合は、パラメータを入力するか
Enter キーを押してデフォルトを受け入れます。「追加しない」
を選択する場合は、パラメータは使用せずインストーラが
JDBC 接続文字列を作成します。
25.
セキュアなドメイン環境設定リポジトリを作成する場合は、セキュアなデータベース用のパラメータを入
力します。
ドメイン環境設定リポジトリをセキュアデータベース上に作成する場合は、そのデータベースのトラスト
ストア情報を指定する必要があります。また、セキュリティパラメータを含む JDBC 接続文字列も指定す
る必要があります。
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール
57
次の表で、セキュアなドメイン環境設定リポジトリの作成に利用できるオプションについて説明します。
プロパティ
説明
データベースのトラス
トストアファイル
セキュアデータベースのトラストストアファイルのパスとファイ
ル名。
データベースのトラス
トストアのパスワード
トラストストアファイルのパスワード。
カスタム JDBC 接続文
字列
セキュアなデータベースに完全な JDBC 接続を指定します。デー
タベースサーバーのホスト名とポート番号の他に、以下のセキュ
アデータベースパラメータを含める必要があります。
- EncryptionMethod。必須。ネットワーク上で送信される際にデータ
が暗号化されるかどうかを示します。このパラメータは SSL に設定
する必要があります。
- ValidateServerCertificate。オプション。データベースサーバー
によって送信される証明書を Informatica が検証するかどうかを示
します。このパラメータを True に設定すると、Informatica はデ
ータベースサーバーによって送信される証明書を検証します。
HostNameInCertificate パラメータを指定すると、Informatica は
証明書内のホスト名も検証します。
このパラメータを false に設定すると、Informatica はデータベー
スサーバーによって送信される証明書を検証しません。指定するト
ラストストア情報がすべて無視されます。
- HostNameInCertificate。オプション。セキュアデータベースをホ
ストするマシンのホスト名。ホスト名を指定すると、Informatica
は接続文字列内のホスト名を SSL 証明書内のホスト名と比較して検
証します。
SSL 暗号化と検証が有効でこのプロパティが指定されていない場
合、ドライバは、接続 URL または接続のデータソースで指定された
サーバー名を使用して証明書を検証します。
接続文字列に次の構文を使用することができます。
- Oracle の場合: jdbc:Informatica:oracle://
host_name:port_no;ServiceName=service_name;EncryptionMethod=SSL
;HostNameInCertificate=DB_host_name;ValidateServerCertificate=t
rue_or_false
- IBM DB2 の場合: jdbc:Informatica:db2://
host_name:port_no;DatabaseName=database_name;EncryptionMethod=S
SL;HostNameInCertificate=DB_host_name;ValidateServerCertificate
=true_or_false
- Microsoft SQL Server の場合: jdbc:Informatica:sqlserver://
host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=database_nam
e;EncryptionMethod=SSL;HostNameInCertificate=DB_host_name;Valid
ateServerCertificate=true_or_false
使用しているデータベースシステムが要求するすべての接続パラ
メータとセキュリティパラメータが接続文字列に含まれているか
確認します。
26.
58
データベースに以前のドメイン用のドメイン環境設定リポジトリが含まれている場合は、データの上書き
か、他のデータベースの設定を選択します。
第 4 章: Informatica Services のインストール
以下の表に、以前のドメイン用のドメイン環境設定リポジトリを作成する際にデータの上書きまたは他の
データベースの設定を行うオプションを示します。
オプション
説明
1 - OK
新しいデータベースの接続情報を入力します。
2 - 継続
インストーラにより、データベース内のデータが新しいドメイン
設定に上書きされます。
27. 「ドメインセキュリティ - 暗号化キー」セクションで、Informatica ドメインに対する暗号化キーのキー
ワードとディレクトリを入力します。
Informatica では、Informatica ドメインに保存される機密データ(パスワードなど)を暗号化キーを使
用して保護します。ドメインとゲートウェイノードを作成するときは、そのドメインの暗号化キー作成に
使用するキーワードを指定する必要があります。ドメインに対してセキュアな接続を有効にしていなかっ
たり、Kerberos 認証を使用していない場合でも、暗号化キーに対してキーワードおよびディレクトリを指
定する必要があります。
次の表で、指定する必要のある暗号化キーパラメータについて説明します。
プロパティ
説明
キーワード
ドメイン内で機密データを保護するためのカスタム暗号化キーの
作成時に使用するキーワードです。キーワードは以下の基準をす
べて満たす必要があります。
-
暗号化キーディレクト
リ
長さが 8~20 文字である
大文字を 1 文字以上使用する
小文字を 1 文字以上使用する
数字を 1 文字以上使用する
スペースを含まない
ドメインに対する暗号化キーを格納するディレクトリです。暗号
化キーは、Informatica ドメインおよびマスタゲートウェイノー
ドを作成するときに指定するキーワードに基づいて作成されま
す。
インストーラは、siteKey という名前の暗号化キーファイルを生成し、指定したディレクトリにこれを格
納します。複数ノードドメインでは、ドメイン作成後にインストーラを実行する際に、ドメインに参加す
るノードと同じ暗号化キーを指定する必要があります。
インストーラは、ディレクトリおよびディレクトリ内のファイルにさまざまな権限を設定します。暗号化
キーファイルおよびディレクトリの権限の詳細については、「「暗号化キーおよび設定ファイル用の安全な
ディレクトリ」 (ページ 49)」を参照してください。
注: Informatica ドメインのすべてのノードは、同じキーワードおよび暗号化キーを使用します。ドメイ
ン名、暗号化キーのキーワード、および暗号化キーファイルは安全な場所に保管する必要があります。ド
メインの暗号化キーを変更するときや、リポジトリを別のドメインに移すときに暗号化キーが必要になり
ます。暗号化キーがない場合は、暗号化キーを生成するために使用されたドメイン名とキーワードが必要
です。
28.
Enter キーを押して[OK]を選択します。
[ドメインとノードの設定]セクションが表示されます。
29.
作成するドメインおよびノードの情報を入力します。
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール
59
以下の表に、ドメインおよびノードで設定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
ドメイン名
作成するドメインの名前。 デフォルトのドメイン名は、
Domain_<MachineName>です。名前は 128 文字以下で、7 ビットの
ASCII 文字のみにする必要があります。 スペースまたは次のいず
れかの文字は使用できません。 ` % * + ; " ? , < > \ /
ノードのホスト名
ノード作成先マシンのホスト名。ノードのホスト名にアンダース
コア(_)文字は使用できません。マシンに 1 つのネットワーク
名しかない場合は、デフォルトのホスト名を使用します。マシン
に複数のネットワーク名がある場合は、デフォルトのホスト名を
変更して別のネットワーク名を使用できます。必要に応じて、IP
アドレスを使用できます。
注: localhost は使用しないでください。ホスト名はマシンを明
示的に示す必要があります。
ノード名
このマシンで作成するノードの名前。このノード名は、マシンの
ホスト名ではありません。
ノードのポート番号
ノードのポート番号。ノードのデフォルトのポート番号は 6005
です。マシン上でこのポート番号が使用できない場合、インスト
ーラによって、次に利用可能なポート番号が表示されます。
ドメインユーザー名
ドメイン管理者のユーザー名。このユーザー名は最初に
Informatica Administrator にログインするときに使用できま
す。次のガイドラインを使用します。
- 名前では大文字と小文字が区別されず、128 文字以内であることが
必要です。
- 名前には、タブ、改行文字、または次の特殊文字を使用できませ
ん: % * + / ? ; < >
- 名前には、先頭と末尾の文字以外に ASCII スペース文字を使用でき
ます。その他のスペース文字は使用できません。
ドメインのパスワード
ドメイン管理者のパスワード。パスワードは、3 文字以上で 16 文
字を超えないようにする必要があります。
Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行されるように
Informatica ドメインを設定する場合は使用できません。
パスワードの再入力
指定しなおしてください。
Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行されるように
Informatica ドメインを設定する場合は使用できません。
注: Kerberos 認証で実行するようにドメインを設定する場合、ドメインとノードの名前およびノードホス
ト名が、Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータを実行して SPN およびキータブファイル名
を生成したときに指定した名前と一致する必要があります。異なるドメイン、ノード、またはホスト名を
使用する場合、SPN および keytab ファイル名を再度生成し、Kerberos の管理者に新しい SPN を Kerberos
プリンシパルデータベースに追加してキータブファイルを生成するように依頼してください。
30.
60
インストーラによって割り当てられるドメインおよびノードのコンポーネントに対するデフォルトのポー
トを表示するかどうかを選択します。
第 4 章: Informatica Services のインストール
以下の表に、ポートの詳細設定のページを示します。
プロンプト
説明
ポートの詳細設定
のページの表示
インストーラによって割り当てられるドメインおよびノードのコン
ポーネントに対するポート番号を表示するかどうかを選択します。
1 - いいえ
2 - はい
「はい」を選択すると、ドメインコンポーネントに割り当てられたデ
フォルトのポート番号が表示されます。ドメインおよびノードのコ
ンポーネントで使用するポート番号を指定できます。 ノード上で実
行するサービスプロセスで使用するポート番号の範囲も指定できま
す。 デフォルトのポート番号を使用するか、または新しいポート番
号を指定できます。入力するポート番号が他のアプリケーションで
使用されていないことを確認します。
31.
ポート設定ページを表示する場合は、プロンプトに新しいポート番号を入力するか、Enter キーを押して
デフォルトのポート番号を使用します。
以下の表に、ポートの詳細設定のページに表示されるポートタイプを示します。
ポート
説明
Service Manager ポー
ト
ノードの Service Manager が使用するポート番号。 Service
Manager は、このポートで受信する接続要求をリスンします。ク
ライアントアプリケーションは、このポートを使用してドメイン
のサービスと通信します。 Informatica コマンドラインプログラ
ムは、ドメインと通信するためにこのポートを使用します。 こ
のポートは、SQL データベースサービスの JDBC/ODBC ドライバ用
でもあります。デフォルトは 6006 です。
Service Manager シャ
ットダウンポート
ドメインの Service Manager に対するサーバーのシャットダウン
を制御するポート番号。 Service Manager は、このポートでシャ
ットダウンコマンドをリスンします。デフォルトは 6007 です。
Informatica
Administrator ポート
Informatica Administrator が使用するポート番号。デフォルト
は 6008 です。
Informatica
Administrator シャッ
トダウンポート
Informatica Administrator のサーバーシャットダウンを制御す
るポート番号。Informatica Administrator は、このポートでシ
ャットダウンコマンドをリスンします。デフォルトは 6009 です。
最小ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに割り
当てられるポート番号範囲の最小ポート番号。デフォルトは 6013
です。
最大ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに割り
当てられるポート番号範囲の最大ポート番号。デフォルトは 6113
です。
インストール後の概要ウィンドウに、インストールが正常に完了したかどうかが示されます。 インストールロ
グファイルを表示して、インストーラによって実行されたタスクの詳細を取得できます。また、インストール
されたコンポーネントの設定プロパティも表示できます。
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール
61
ドメインへの参加
複数台のマシンにインストールし、別のマシンにドメインを作成している場合は、ドメインに参加できます。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
シェルコマンドラインで、ルートディレクトリにある install.sh ファイルを実行します。
ロケール環境変数が設定されていることを確認するよう求めるメッセージが表示されます。
4.
環境変数が設定されていない場合は、N キーを押してインストーラを終了し、必要に応じて環境変数を設
定します。
環境変数が設定されている場合は、Y キーを押して続行します。
5.
Informatica のインストールまたはアップグレードを行う場合は、1 を押します。
Informatica には、Informatica サービスのインストールプロセスを簡単にするユーティリティがありま
す。Informatica サービスをインストールする前に、次のユーティリティを実行します。
•
インストール前(i9Pi)システムチェックツール。Informatica サービスをインストール中のマシンが
インストールに必要なシステム要件を満たしているかを確認します。インストール前(i9Pi)システム
チェックツールの実行に関する詳細は、「「インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行」
(ページ 19)」を参照してください。
•
Informatica Kerberos の SPN フォーマットジェネレータ。Kerberos 認証を使って Informatica サービ
スをネットワーク上で実行するために必要な Kerberos プリンシパル名とキータブファイル名のリスト
を作成します。Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータの実行に関する詳細は、
「「Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータの実行」 (ページ 29)」を参照してくださ
い。
6.
Informatica サービスのインストールを実行するには 3 を押します。
7.
インストールを続行するには、Y キーを押します。
8.
コンソールモードの場合は C キーを押します。
9.
Informatica 9.6.0 をインストールするには、1 を押します。
10.
Kerberos 認証を使わないネットワーク上で実行するように Informatica ドメインを設定する場合は 1 を押
します。
Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行するように Informatica ドメインを設定する場合は 2 を押し
ます。
[インストールの前提条件]セクションに、インストール要件が表示されます。インストールを続行する前
に、要件がすべて満たされていることを確認します。
11.
Enter キーを押して続行します。
12.
Informatica ライセンスキーのパスとファイル名をタイプ入力し、Enter キーを押します。
13.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めることはできません。% ( )
{ } [ ] , ; ' デフォルトは/home/toolinst です。
14.
Enter キーを押します。
Kerberos ネットワーク認証を有効にすることにした場合、[ネットワークセキュリティ - Kerberos 認証]
セクションが表示されます。
Kerberos ネットワーク認証を有効にしなかった場合、[インストール前のサマリ]セクションが表示され
ます。手順 16 に進みます。
15. [ネットワークセキュリティ - Kerberos 認証]セクションで、Kerberos 認証に必要なパラメータを入力
します。
62
第 4 章: Informatica Services のインストール
次の表で、設定する必要のある Kerberos 認証パラメータについて説明します。
プロパティ
説明
ドメイン名
ドメインの名前。名前は 128 文字以下で、7 ビットの ASCII 文字
のみにする必要があります。名前にはスペースと次の文字が使用
できません。 ` % * + ; " ? , < > \ /
ノード名
Informatica ノードの名前。
ノードのホスト名
ノード作成先のマシンの完全修飾ホスト名です。マシンに 1 つの
ネットワーク名しかない場合は、デフォルトのホスト名を使用し
ます。ノードのホスト名にアンダースコア(_)文字は使用でき
ません。
マシンに複数のネットワーク名がある場合は、デフォルトのホス
ト名を変更して別のネットワーク名を使用することができます。
マシンに 1 つのネットワーク名しかない場合は、デフォルトのホ
スト名を使用します。
注: localhost は使用しないでください。ホスト名はマシンを明
示的に示す必要があります。
サービスレルム名
Informatica ドメインサービスが属する Kerberos 領域の名前。レ
ルム名は、大文字小文字が区別され、すべて大文字にする必要が
あります。
サービスレルム名とユーザーレルム名は同じでなければなりませ
ん。
ユーザーレルム名
Informatica ドメインユーザーが属する Kerberos 領域の名前。レ
ルム名は、大文字小文字が区別され、すべて大文字にする必要が
あります。
サービスレルム名とユーザーレルム名は同じでなければなりませ
ん。
キータブディレクトリ
Informatica ドメイン用のすべてのキータブファイルが格納され
るディレクトリ。Informatica ドメインのキータブファイルの名
前は、Informatica で設定した形式に従う必要があります。
Kerberos 設定ファイ
ル
Kerberos 設定ファイルのパスとファイル名。Informatica では、
Kerberos 設定ファイルの名前として krb5.conf が必要です。
注: Kerberos 認証で実行するようにドメインを設定する場合、ドメインとノードの名前およびノードホス
ト名が、Informatica Kerberos SPN フォーマットジェネレータを実行して SPN およびキータブファイル名
を生成したときに指定した名前と一致する必要があります。異なるドメイン、ノード、またはホスト名を
使用する場合、SPN および keytab ファイル名を再度生成し、Kerberos の管理者に新しい SPN を Kerberos
プリンシパルデータベースに追加してキータブファイルを生成するように依頼してください。
16.
インストール情報を確認し、Enter キーを押して続行します。
インストーラにより Informatica ファイルがインストールディレクトリにコピーされます。
17.
ドメインに参加するには 2 を押します。
インストーラがインストール先のマシンにノードを作成します。作成するノードのタイプと参加するドメ
インを指定できます。
18.
結合するドメインで通信保護のオプションが有効になっているかを指定します。
セキュアではないドメインに結合するには 1 を押し、セキュアなドメインに結合するには 2 を押します。
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール
63
19.
作成するノードのタイプを選択します。
以下の表に、作成できるノードのタイプを示します。
プロパティ
説明
このノードのゲートウ
ェイとしての設定
ノードをゲートウェイまたは作業ノードとして設定するかどうか
を選択します。
1 - はい
2 - いいえ
ゲートウェイノードを設定するには「1」を、作業ノードを設定
するには「2」を選択します。
このノードをゲートウェイとして設定する場合、Informatica Administrator へのセキュアな HTTPS 接続
を有効にすることができます。
20.
Informatica Administrator の接続の詳細を指定します。
a.
Informatica Administrator へのセキュアな HTTPS 接続を設定するかどうかを指定します。
次の表で、Informatica Administrator への安全な接続を有効または無効するために使用できるオプ
ションについて説明します。
b.
オプション
説明
1 - Informatica
Administrator 用に
HTTPS を有効にする
Informatica Administrator への安全な接続を設定します。
2 - HTTPS を無効に
する
Informatica Administrator への安全な接続を設定しません。
Informatica Administrator の HTTPS 接続を有効にする場合、接続を保護するために使用するキース
トアファイルとポート番号を入力します。
以下の表に、HTTPS を有効にする場合に入力する必要がある HTTPS 接続情報を示します。
オプション
説明
ポート
HTTPS 接続用のポート番号。
キーストアファイル
インストーラによって生成されたキーストアファイルと自分
で作成したキーストアファイルのどちらを使用するかを選択
します。 自己署名証明書、または認証機関によって署名され
た証明書でキーストアファイルを使用できます。
1 - インストーラによって生成されたキーストアの使用
2 - キーストアファイルおよびパスワードを指定する
インストーラによって生成されたキーストアファイルの使用
を選択した場合、インストーラにより以下の場所に
Default.keystore という名前の自己署名ファイルが作成され
ます。<InformaticaInstallationDir>\tomcat\conf\
c.
64
キーストアを指定することにした場合、キーストアファイルの場所とパスワードを入力します。
第 4 章: Informatica Services のインストール
ドメインに対して通信保護を有効にすることを選択した場合は、「ドメインセキュリティ - 通信保護」セ
クションが表示されます。ドメインに対し通信保護を有効にしなかった場合、「ドメイン設定」セクション
が表示されます。手順 22 に進みます。
21. 「ドメインセキュリティ - 通信保護」セクションで、ドメインの通信を保護するためにデフォルトの
Informatica の SSL 証明書を使用するか、独自の SSL 証明書を使用するかを指定します。
a.
SSL 証明書を使用するように指定します。
次の表で、Informatica ドメインの保護に使用できるオプションについて説明します。
オプション
説明
1 - Informatica の
デフォルトの SSL 証
明書ファイルを使用
する
Informatica から提供されたデフォルトの SSL 証明書を使用し
ます。
2 - SSL 証明書ファ
イルの場所を指定す
る
注: SSL 証明書の指定がない場合、Informatica では、インス
トールされたすべての Informatica で同じデフォルトのプラ
イベートキーが使用されます。デフォルトの Informatica の
キーストアファイルとトラストストアファイルを使用する場
合は、ドメインのセキュリティに問題が発生する可能性があ
ります。高いレベルのセキュリティをドメインに確保するに
は、SSL 証明書ファイルの場所を指定するオプションを選択し
ます。
自分で用意した SSL 証明書を使用します。キーストアファイ
ルとトラストストアファイルの場所を指定する必要がありま
す。
指定する証明書は、自己署名証明書でも、認証機関(CA)に
よって発行された証明書でもかまいません。SSL 証明書は、
PEM 形式と Java Keystore(JKS)形式のファイルで指定する
必要があります。Informatica では、Informatica ドメイン用
に特定の名前の SSL 証明書ファイルが必要です。ドメイン内
のすべてのノードに対して同じ SSL 証明書を使用する必要が
あります。トラストストアファイルとキーストアファイルを、
ドメイン内のすべてのノードがアクセスできるディレクトリ
に保管します。また、キーストアファイルにもトラストスト
アファイルにも、同じドメインのすべてのノードに対して同
じディレクトリを指定します。
b.
自分で用意した SSL 証明書を使用する場合は、キーストアファイルとトラストストアファイルの場所
とパスワードを指定します。
SSL 証明書ファイルに関して入力する必要のあるパラメータについて、次の表で説明します。
プロパティ
説明
キーストアファイル
のディレクトリ
キーストアファイルを含めるディレクトリ。このディレクト
リには、infa_keystore.jks および infa_keystore.pem とい
う名前のファイルが入っている必要があります。
キーストアのパスワ
ード
キーストアの infa_keystore.jks のパスワード。
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール
65
プロパティ
説明
トラストストアファ
イルのディレクトリ
トラストストアファイルが含まれるディレクトリ。このディ
レクトリには、infa_truststore.jks および
infa_truststore.pem という名前のファイルが入っている必
要があります。
トラストストアのパ
スワード
infa_truststore.jks ファイルのパスワード。
「ドメイン設定」セクションが表示されます。
22.
プロンプトに、参加するドメインに関する情報を入力します。
以下の表に、ドメイン用に指定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
ドメイン名
参加するドメインの名前。
ゲートウェイノードの
ホスト
ドメインのゲートウェイノードをホストするマシンのホスト名で
す。
ゲートウェイノードの
ポート
ゲートウェイノードのポート番号。
ドメインユーザー名
参加するドメインの管理者のユーザー名。
ドメインのパスワード
ドメイン管理者のパスワード。
「ドメインセキュリティ - 暗号化キー」セクションが表示されます。
23.
結合する Informatica ドメイン用の暗号化キーの情報を入力します。
Informatica では、Informatica ドメインに保存される機密データ(パスワードなど)を暗号化キーを使
用して保護します。Informatica ドメインのすべてのノードで、同じ暗号化キーが使用されます。参加す
るドメインのゲートウェイノードで作成された暗号化キーファイルを指定する必要があります。
ゲートウェイノード内の暗号化キーの場所が現在のノードからアクセスできない場合、暗号化キーファイ
ルをアクセス可能なディレクトリにコピーします。暗号化キーファイルの名前は siteKey です。暗号化キ
ーファイルをコピーできるようにする前に、このファイルを含むディレクトリに、読み取り権限を追加す
る必要がある場合があります。暗号化キーファイルおよびディレクトリの権限の詳細については、「「暗号
化キーおよび設定ファイル用の安全なディレクトリ」 (ページ 49)」を参照してください。
66
第 4 章: Informatica Services のインストール
次の表で、ドメイン結合時に指定する必要のある暗号化キーパラメータについて説明します。
プロパティ
説明
暗号化キーの選択
参加する Informatica ドメインの暗号化キーのパスおよびファイ
ル名です。ドメイン内のノードにアクセスできるように暗号化キ
ーファイルを一時ディレクトリにコピーした場合、一時ディレク
トリ内の暗号化キーファイルパスおよびファイル名を指定しま
す。
暗号化キーディレクト
リ
このインストールで作成されたノードの、暗号化キーを格納する
ディレクトリ。インストーラがドメインの暗号化キーファイルを
新しいノード上のディレクトリにコピーします。
24. [ドメイン参加ノードの設定]ウィンドウで、作成するノードに関する情報を入力します。
次の表で、ノード用に設定するプロパティについて説明します。
プロパティ
説明
ノードのホスト名
ノードのホスト名。ノードのホスト名にアンダースコア(_)文
字は使用できません。
注: localhost は使用しないでください。ホスト名はマシンを明
示的に示す必要があります。
25.
ノード名
このマシンで作成するノードの名前。このノード名は、マシンの
ホスト名ではありません。
ポート番号
ノードのポート番号。
インストーラによって割り当てられるドメインおよびノードのコンポーネントに対するデフォルトのポー
トを表示するかどうかを選択します。
以下の表に、ポートの詳細設定のページを示します。
プロンプト
説明
ポートの詳細設定
のページの表示
インストーラによって割り当てられるドメインおよびノードのコン
ポーネントに対するポート番号を表示するかどうかを選択します。
1 - いいえ
2 - はい
「はい」を選択すると、ドメインコンポーネントに割り当てられたデ
フォルトのポート番号が表示されます。ドメインおよびノードのコ
ンポーネントで使用するポート番号を指定できます。 ノード上で実
行するサービスプロセスで使用するポート番号の範囲も指定できま
す。 デフォルトのポート番号を使用するか、または新しいポート番
号を指定できます。入力するポート番号が他のアプリケーションで
使用されていないことを確認します。
26.
ポート設定のページを表示する場合は、プロンプトに対し新しいポート番号を入力するか、Enter キーを
押してデフォルトのポート番号を使用します。
コンソールモードによる Informatica サービスのインストール
67
以下の表に、ポートの詳細設定のページに表示されるポートタイプを示します。
ポートタイプ
説明
サービスマネージャ
ポート
ノードの Service Manager が使用するポート番号。 Service
Manager は、このポートで受信する接続要求をリスンします。クラ
イアントアプリケーションは、このポートを使用してドメインのサ
ービスと通信します。 Informatica コマンドラインプログラムは、
ドメインと通信するためにこのポートを使用します。 このポート
は、SQL データベースサービスの JDBC/ODBC ドライバ用でもありま
す。デフォルトは 6006 です。
サービスマネージャ
シャットダウンポー
ト
ドメインの Service Manager に対するサーバーのシャットダウンを
制御するポート番号。 Service Manager は、このポートでシャッ
トダウンコマンドをリスンします。デフォルトは 6007 です。
最小ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに割り当
てられるポート番号範囲の最小ポート番号。
最大ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに割り当
てられるポート番号範囲の最大ポート番号。
インストール後の概要ウィンドウに、インストールが正常に完了したかどうかが示されます。 インストールロ
グファイルを表示して、インストーラによって実行されたタスクの詳細を取得できます。また、インストール
されたコンポーネントの設定プロパティも表示できます。
サイレントモードによる Informatica サービスのイ
ンストール
ユーザーから対話を行うことなく Informatica サービスをインストールする場合は、サイレントモードでイン
ストールします。 プロパティファイルを使用し、インストールオプションを指定します。 インストーラによ
りこのファイルが読み込まれ、インストールオプションが決定されます。 サイレントモードによるインストー
ルを使用して、Informatica サービスをネットワーク上の複数のマシンにインストールすることや、マシン全
体のインストールを標準化することができます。
Informatica のインストール先となるマシンのハードディスクに、Informatica インストールファイルをコピ
ーします。 リモートマシンにインストールする場合は、そのリモートマシンにアクセスしてファイルを作成で
きることを確認します。
サイレントモードでインストールするには、以下のタスクを実行します。
1.
インストールプロパティファイルを設定し、そのプロパティファイル内でインストールオプションを指定
する。
2.
インストールプロパティファイルを使用してインストーラを実行する。
プロパティファイルの設定
Informatica では、インストーラで必要となるパラメータを含むサンプルのプロパティファイルが提供されて
います。 このサンプルのプロパティファイルをカスタマイズして、インストールのオプションを指定できま
す。 次に、サイレントインストールを実行します。
68
第 4 章: Informatica Services のインストール
サンプルの SilentInput.properties ファイルは、DVD またはインストーラのダウンロード場所であるルートデ
ィレクトリに格納されます。ファイルをカスタマイズした後に、SilentInput.properties というファイル名で
再保存します。
1.
インストールファイルを含むディレクトリのルートに移動します。
2.
サンプルの SilentInput.properties ファイルを検索します。
3.
SilentInput.properties ファイルのバックアップコピーを作成します。
4.
テキストエディタを使用してファイルを開き、インストールパラメータの値を変更します。
以下の表に、変更可能なインストールパラメータを示します。
プロパティ名
説明
LICENSE_KEY_LOC
ライセンスキーファイルの絶対パスおよびファイル名。
USER_INSTALL_DIR
Informatica のインストール先ディレクトリ。
INSTALL_TYPE
Informatica をインストールするか、アップグレードするかを指
定します。
値が 0 の場合、インストーラは Informatica の新規インストー
ルを実行します。 値が 1 の場合、インストーラは以前のバージ
ョンの Informatica をアップグレードします。
ENABLE_KERBEROS
Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行されるように
Informatica ドメインを設定するかを指定します。
Informatica ドメインを Kerberos 認証を使ったネットワーク上
で実行するように設定するには、このパラメータを 1 に設定しま
す。
SERVICE_REALM_NAME
Informatica ドメインサービスが属する Kerberos 領域の名前。
サービスレルム名とユーザーレルム名は同じでなければなりませ
ん。
USER_REALM_NAME
Informatica ドメインユーザーが属する Kerberos 領域の名前。
サービスレルム名とユーザーレルム名は同じでなければなりませ
ん。
KEYTAB_LOCATION
Informatica ドメイン用のすべてのキータブファイルが格納され
るディレクトリ。Informatica ドメインのキータブファイルの名
前は、Informatica で設定した形式に従う必要があります。
KRB5_FILE_LOCATION
Kerberos 設定ファイルのパスとファイル名。Informatica では、
Kerberos 設定ファイルの名前として krb5.conf が必要です。
HTTPS_ENABLED
Informatica Administrator への接続をセキュリティ保護するか
どうかを指定します。値が 0 の場合、インストーラにより
Informatica Administrator への安全ではない HTTP 接続が設定
されます。値が 1 の場合、インストーラにより Informatica
Administrator への安全な HTTPS 接続が設定されます。
DEFAULT_HTTPS_ENABLE
D
インストーラがキーストアファイルを作成するかどうかを示しま
す。
値が 1 の場合、インストーラによりキーストアが作成され、
HTTPS 接続に使用されます。値が 0 の場合、インストーラによ
り、指定するキーストアファイルが使用されます。
サイレントモードによる Informatica サービスのインストール
69
プロパティ名
説明
CUSTOM_HTTPS_ENABLED
インストーラが既存のキーストアファイルを使用するかどうかを
示します。
値が 1 の場合、インストーラにより、指定するキーストアファイ
ルが使用されます。DEFAULT_HTTPS_ENABLED=1 の場合、このパラ
メータを 0 に設定する必要があります。
DEFAULT_HTTPS_ENABLED=0 の場合、このパラメータを 1 に設定す
る必要があります。
KSTORE_PSSWD
キーストアファイルのプレーンテキストパスワード。
KSTORE_FILE_LOCATION
キーストアファイルの絶対パスおよびファイル名。
HTTPS_PORT
Informatica Administrator への安全な接続に使用されるポート
番号。
CREATE_DOMAIN
Informatica ドメインを作成するかどうかを示します。
値が 1 の場合、インストーラによりノードおよび Informatica
ドメインが作成されます。 値が 0 の場合、インストーラにより
ノードが作成され、以前のインストールで作成された別のドメイ
ンにこのノードが参加します。
KEY_DEST_LOCATION
インストール中に作成されたノードの、暗号化キーを格納するデ
ィレクトリ。
PASS_PHRASE_PASSWD
ドメイン内で機密データを保護するための暗号化キーの作成時に
使用するキーワードです。キーワードは以下の基準をすべて満た
す必要があります。
-
JOIN_DOMAIN
長さが 8~20 文字である
大文字を 1 文字以上使用する
小文字を 1 文字以上使用する
数字を 1 文字以上使用する
スペースを含まない
以前のインストールで作成された別のドメインにノードを参加さ
せるかどうかを示します。
値が 1 の場合、インストーラによりノードが作成され、このノー
ドが別のドメインに参加します。 CREATE_DOMAIN=1 の場合、こ
のパラメータを 0 に設定する必要があります。
CREATE_DOMAIN=0 の場合、このパラメータを 1 に設定する必要が
あります。
KEY_SRC_LOCATION
結合する Informatica ドメインのマスタゲートウェイノードに
ある暗号化キーを含むディレクトリ。
SSL_ENABLED
Informatica ドメインでサービス間の安全な通信を有効または無
効にする。
ドメイン内のサービス間に安全な通信を設定するかどうかを示し
ます。値が true の場合、ドメイン内のサービス間の安全な接続
が有効になります。CREATE_DOMAIN=1 の場合は、このプロパティ
を true に設定できます。JOIN_DOMAIN=1 の場合は、このプロパ
ティを true に設定する必要があります。
SECURITY_DOMAIN_NAME
70
作成したノードのジョイン先ドメインのデフォルトのセキュリテ
ィドメインの名前。
第 4 章: Informatica Services のインストール
プロパティ名
説明
TLS_CUSTOM_SELECTION
Informatica ドメインで安全な通信を有効にするために提供する
SSL 証明書を使用するかどうかを示します。
提供された SSL 証明書を使用するには、このプロパティを True
に設定します。
NODE_KEYSTORE_DIR
TLS_CUSTOM_SELECTION が True に設定されている場合は必須。キ
ーストアファイルを含めるディレクトリ。このディレクトリに
は、infa_keystore.jks および infa_keystore.pem という名前
のファイルが入っている必要があります。
NODE_KEYSTORE_PASSWD
TLS_CUSTOM_SELECTION が True に設定されている場合は必須。キ
ーストアの infa_keystore.jks のパスワード。
NODE_TRUSTSTORE_DIR
TLS_CUSTOM_SELECTION が True に設定されている場合は必須。ト
ラストストアファイルが含まれるディレクトリ。このディレクト
リには、infa_truststore.jks および infa_truststore.pem と
いう名前のファイルが入っている必要があります。
NODE_TRUSTSTORE_PASS
WD
TLS_CUSTOM_SELECTION が True に設定されている場合は必須。
infa_truststore.jks ファイルのパスワード。
SERVES_AS_GATEWAY
ゲートウェイまたは作業ノードのどちらを作成するかを示しま
す。
値が 1 の場合、インストーラによりノードがゲートウェイノード
として設定されます。 値が 0 の場合、インストーラによりノー
ドが作業ノードとして設定されます。
DB_TYPE
ドメイン環境設定リポジトリのデータベース。 次のいずれかの
値を入力します。
-
Oracle
MSSQLServer
DB2
Sybase
DB_UNAME
ドメイン環境設定リポジトリのデータベースユーザーアカウント
名。
DB_PASSWD
データベースユーザーアカウントのパスワード。
DB_SSL_ENABLED
ドメイン環境設定リポジトリのデータベースがセキュアであるか
どうかを示します。セキュアなデータベース内にドメイン環境設
定リポジトリを作成するには、このパラメータを True に設定し
ます。このパラメータが True に設定されている場合、JDBC 接続
文字列にセキュアなデータベースパラメータを使用する必要があ
ります。
TRUSTSTORE_DB_FILE
セキュアデータベースのトラストストアファイルのパスとファイ
ル名。
TRUSTSTORE_DB_PASSWD
トラストストアファイルのパスワード。
SQLSERVER_SCHEMA_NAM
E
Microsoft SQL Server の場合は、ドメイン設定テーブルを含む
スキーマの名前です。このパラメータが空である場合、インスト
ーラによりデフォルトのスキーマにテーブルが作成されます。
サイレントモードによる Informatica サービスのインストール
71
プロパティ名
説明
TRUSTED_CONNECTION
Microsoft SQL Server の場合は、信頼関係接続を使用して
Microsoft SQL Server に接続するかどうかを示します。このパ
ラメータが空である場合、インストーラにより Microsoft SQL
Server 認証が使用されます。
このパラメータは、Windows にインストールしている場合のみ設
定します。
DB2_TABLESPACE
IBM DB2 の場合は、テーブルを作成するテーブルスペースの名前
です。pageSize の要件である 32768 バイトを満たすテーブルス
ペースを指定します。
単一パーティションのデータベースでは、DB2_TABLESPACE が空
の場合、インストーラによりデフォルトのテーブルスペースにテ
ーブルが作成されます。複数パーティションのデータベースで
は、データベースのカタログパーティション内にテーブルスペー
スを定義します。
DB_CUSTOM_STRING_SEL
ECTION
JDBC URL かカスタム接続文字列のどちらを使用してドメイン環
境設定データベースに接続するかを決定します。
値が 0 の場合は、指定したデータベースプロパティから JDBC
URL が作成されます。値が 1 の場合は、指定したカスタム接続文
字列が使用されます。セキュアなデータベース内にドメイン環境
設定リポジトリを作成する場合、このパラメータを 1 に設定しま
す。
DB_SERVICENAME
DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0 の場合は必須です。
Oracle および IBM DB2 データベースのサービス名です。
Microsoft SQL Server および Sybase ASE のデータベース名で
す。
DB_ADDRESS
DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0 の場合は必須です。
ホスト名:ポートの形式で表される、データベースインスタンス
のホスト名とポート番号。
ADVANCE_JDBC_PARAM
このパラメータは、DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0 の場合に設
定できます。
JDBC URL 接続文字列に含めるオプションのパラメータ。パラメ
ータ文字列が有効であることを確認してください。 インストー
ラは、JDBC URL に文字列を追加する前にパラメータ文字列を検
証しません。このパラメータを指定しないと、追加パラメータな
しで JDBC URL が作成されます。
DB_CUSTOM_STRING
DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1 の場合は必須です。
有効なカスタム JDBC 接続文字列。
DOMAIN_NAME
CREATE_DOMAIN=1 の場合に必須。
作成するドメインの名前。 デフォルトのドメイン名は、
Domain_<MachineName>です。 名前は 128 文字以下で、7 ビット
の ASCII 文字のみにする必要があります。スペースまたは次のい
ずれかの文字は使用できません。 ` % * + ; " ? , < > \ /
72
第 4 章: Informatica Services のインストール
プロパティ名
説明
DOMAIN_HOST_NAME
ドメインを作成する場合、これがノードの作成先マシンのホスト
名になります。 マシンに 1 つのネットワーク名しかない場合は、
デフォルトのホスト名を使用します。マシンに複数のネットワー
ク名がある場合は、デフォルトのホスト名を変更して別のネット
ワーク名を使用することができます。必要に応じて、IP アドレ
スを使用できます。
ドメインに参加する場合、これが参加先ドメインのゲートウェイ
ノードをホストするマシンのホスト名になります。
注: localhost は使用しないでください。ホスト名はマシンを明
示的に示す必要があります。
NODE_NAME
このマシンで作成するノードの名前。 このノード名は、マシン
のホスト名ではありません。
DOMAIN_PORT
ドメインを作成する場合、これが作成するノードのポート番号に
なります。 ノードのデフォルトのポート番号は 6005 です。デフ
ォルトのポート番号がマシンで使用可能でない場合、インストー
ラに次に使用可能なポート番号が表示されます。
ドメインに参加する場合、これが参加先ドメインのゲートウェイ
ノードのポート番号になります。
DOMAIN_USER
ドメイン管理者のユーザー名。
ドメインを作成する場合、このユーザー名は Informatica
Administrator に最初にログインするときに使用できます。次の
ガイドラインを使用します。
- 名前では大文字と小文字が区別されず、128 文字以内であることが
必要です。
- 名前には、タブ、改行文字、または次の特殊文字を使用できませ
ん:% * + \ / ' . ? ; < >
- 名前には、先頭と末尾の文字以外に ASCII スペース文字を使用で
きます。その他のスペース文字は使用できません。
ドメインに参加する場合、これが参加先ドメインへのログインに
使用するユーザー名になります。
DOMAIN_PSSWD
ドメイン管理者のパスワード。パスワードは、3 文字以上で 16
文字を超えないようにする必要があります。
DOMAIN_CNFRM_PSSWD
指定しなおしてください。
JOIN_NODE_NAME
JOIN_DOMAIN=1 の場合に必須。
このマシンで作成するノードの名前。 このノード名は、マシン
のホスト名ではありません。
JOIN_HOST_NAME
JOIN_DOMAIN=1 の場合に必須。
参加するドメインのゲートウェイノードをホストするマシンのホ
スト名。
JOIN_DOMAIN_PORT
JOIN_DOMAIN=1 の場合に必須。
参加するドメインのゲートウェイノードのポート番号。
サイレントモードによる Informatica サービスのインストール
73
プロパティ名
説明
ADVANCE_PORT_CONFIG
ドメインおよびノードコンポーネントのポート番号のリストを表
示するかどうかを指定します。 値が 0 の場合、ドメインおよび
ノードコンポーネントにデフォルトのポート番号が割り当てられ
ます。 値が 1 の場合、ドメインおよびノードコンポーネントの
ポート番号を設定できます。
MIN_PORT
このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できま
す。
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに割り
当てられるポート番号範囲の最小ポート番号。
MAX_PORT
このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できま
す。
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに割り
当てられるポート番号範囲の最大ポート番号。
TOMCAT_PORT
このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できま
す。
ノードのサービスマネージャが使用するポート番号。 サービス
マネージャは、このポートで受信する接続要求をリスンします。
クライアントアプリケーションは、このポートを使用してドメイ
ンのサービスと通信します。Informatica コマンドラインプログ
ラムは、ドメインと通信するためにこのポートを使用します。こ
のポートは、SQL データサービスの JDBC/ODBC ドライバ用のポー
トでもあります。デフォルトは 6006 です。
AC_PORT
このパラメータは、CREATE_DOMAIN=1 および
ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できます。
Informatica Administrator が使用するポート番号。デフォルト
は 6007 です。
SERVER_PORT
このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できま
す。
ドメインのサービスマネージャに対するサーバーのシャットダウ
ンを制御するポート番号。 サービスマネージャは、このポート
でシャットダウンコマンドをリスンします。デフォルトは 6008
です。
AC_SHUTDWN_PORT
このパラメータは、CREATE_DOMAIN=1 および
ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できます。
Informatica Administrator のサーバーシャットダウンを制御す
るポート番号。Informatica Administrator は、このポートでシ
ャットダウンコマンドをリスンします。デフォルトは 6009 で
す。
5.
74
Windows では、インストールのために使用されるアカウントと同じユーザーアカウントで Informatica サ
ービスを実行するかどうかを指定します。
第 4 章: Informatica Services のインストール
次の表に、この Informatica サービスを別のユーザーアカウントで実行する場合に設定するプロパティを
示します。
プロパティ
説明
USE_LOGIN_DETAILS
別のユーザーアカウントで Windows サービスを実行するかどうかを
指定します。値が 0 の場合、サービスは現在のユーザーアカウント
で実行するように設定されます。値が 1 の場合、サービスは別のユ
ーザーアカウントで実行するように設定されます。
WIN_USER_ID
Informatica Windows サービスを実行するユーザーアカウント。
次の形式を使用します。
DomainName\UserAccount
このユーザーアカウントには、[オペレーティングシステムの一部
として機能]権限を付与する必要があります。
WIN_USER_PSSWD
6.
Informatica Windows サービスを実行するユーザーアカウントのパ
スワード。
プロパティファイルを SilentInput.properties という名前で保存します。
サンプルのプロパティファイル
Informatica のインストーラに添付された SilentInput.properties というサンプルファイルに、以下の内容が
含まれています。
# Use the following guidelines when editing this file:
# * Use this file to install without user interaction. Save the file
# with the following name: SilentInput.properties
# * Any error condition that leads to failure, such as an invalid
# installation directory, generates a log file in the user home
# directory. For example: /home/<user name>/silentErrorLog.log
##########################################################
# Informatica Installer Build Details
# Copyright (c) Informatica Corporation 1998 - 2014
# This software contains confidential and proprietary
# information of Informatica Corporation.
# All Rights Reserved.
##########################################################
#######
# Use this file (SilentInput.properties) to install Informatica services without user interaction.
#
Use this sample properties file to define the parameters for the silent installation.
#
To upgrade Informatica, use the SilentInput_upgrade.properties or
SilentInput_upgrade_NewConfig.properties file.
# Use the following guidelines when you edit this file:
#
Back up the file before you modify it.
#
Any error condition that causes the installation to fail, such as an installation directory that is not
valid,
#
generates a log file in /home/<user name>. For example: /home/informatica/silentErrorLog.log
#######
# The LICENSE_KEY_LOC property represents the absolute path and file name of the license key file.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
LICENSE_KEY_LOC=/home/license.key
# The USER_INSTALL_DIR property represents the directory in which to install the new version of Informatica.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
#
The property must point to a valid directory with write permissions enabled.
サイレントモードによる Informatica サービスのインストール
75
USER_INSTALL_DIR=/home/Informatica/9.6.0
# The INSTALL_TYPE property determines whether to install or upgrade Informatica.
#
Set INSTALL_TYPE=0 to perform a new installation of Informatica.
#
To upgrade Informatica, use the SilentInput_upgrade.properties file.
#
To upgrade Informatica to a different node configuration, use the
SilentInput_upgrade_NewConfig.properties file.
INSTALL_TYPE=0
# Provide Kerberos Network Authentication parameters:
#Set this property to 1 if you are Enabling Kerberos
ENABLE_KERBEROS=0
#Provide Service realm name.
SERVICE_REALM_NAME=
#Provide User realm name.
USER_REALM_NAME=
#provide KeyTab location.
KEYTAB_LOCATION=
#Provide Kerberos configuration file location.
KRB5_FILE_LOCATION=
# The HTTPS_ENABLED property determines whether to secure the connection to Informatica Administrator.
#
Value
0
Use HTTP connection. Set up an unsecure HTTP connection to Informatica Administrator.
#
Value
1
Use HTTPS connection. Set up a secure HTTPS connection to the Informatica Administrator.
HTTPS_ENABLED=0
# The DEFAULT_HTTPS_ENABLED property determines whether the installer creates a keystore file.
#
Set the property if HTTPS_ENABLED=1 (uses HTTPS connection).
#
Value
0
Use a keystore file that you specify.
#
Value
1
Create a keystore and use it for the HTTPS connection.
DEFAULT_HTTPS_ENABLED=1
# The CUSTOM_HTTPS_ENABLED property determines whether the installer uses an existing keystore file.
#
Value
0
Set the property to 0 if DEFAULT_HTTPS_ENABLED=1.
#
Value
1
Install Informatica using a keystore file that you specify. Set the property to 1 if
DEFAULT_HTTPS_ENABLED=0.
CUSTOM_HTTPS_ENABLED=0
# The KSTORE_PSSWD property represents the password for the keystore file.
#
Set the property to the plain text password for the keystore file if CUSTOM_HTTPS_ENABLED=1.
KSTORE_PSSWD=MyKeystorePassword
# The KSTORE_FILE_LOCATION property represents the location of the keystore file.
#
Set the property to the absolute path and file name of the keystore file if CUSTOM_HTTPS_ENABLED=1.
KSTORE_FILE_LOCATION=/home/MyKeystoreFile
# The HTTPS_PORT property represents the port number to use for the secure connection to Informatica
Administrator.
HTTPS_PORT=8443
76
第 4 章: Informatica Services のインストール
# The CREATE_DOMAIN
#
Value
0
Set the property to
#
Value
1
property determines whether to create an Informatica domain.
Create a node and join the node to another domain created in a previous installation.
0 if JOIN_DOMAIN=1.
Create a node and an Informatica domain.
CREATE_DOMAIN=1
#Please Specify the site key Destination location
KEY_DEST_LOCATION=/home/Informatica/9.6.0/isp/config/secret
#set the property to Pass Phrase, this field needs to set only for CREATE DOMAIN case
PASS_PHRASE_PASSWD=
# The JOIN_DOMAIN property determines whether to join the node to another domain created in a previous
installation.
#
Value
0
Create a node and an Informatica domain. Set the property to 0 if CREATE_DOMAIN=1.
#
Value
1
Create a node and join the node to another domain created in a previous installation.
Set the property to 1 if CREATE_DOMAIN=0.
JOIN_DOMAIN=0
# Set the property to the site key source location and this needs to set only for JOIN DOMAIN case
KEY_SRC_LOCATION=/home/temp/siteKey
# The SSL_ENABLED property enables or disables Transport Layer Security (TLS).
#
Set the property to true to enable secure communication between services within the domain.
#
Set the property to true or false if CREATE_DOMAIN=1.
#
The property will not be used if JOIN_DOMAIN=1, as the node will get added on the basis of domain
security.
SSL_ENABLED=false
#
#
The property SECURITY_DOMAIN_NAME represents the LDAP name for the Kerberos enabled domain
Set the property if JOIN_DOMAIN=1 and ENABLE_KERBEROS=1
SECURITY_DOMAIN_NAME=
#################################################
#Provide TLS information for domain. Set TLS_CUSTOM_SELECTION equals to true if you want domain level TLS
option.
TLS_CUSTOM_SELECTION=false
################################
#Below fields are only required when you set TLS_CUSTOM_SELECTION=true
NODE_KEYSTORE_DIR=/home/<username>/temp
NODE_KEYSTORE_PASSWD=
NODE_TRUSTSTORE_DIR=/home/<username>/temp
NODE_TRUSTSTORE_PASSWD=
# The SERVES_AS_GATEWAY property determines whether to create a gateway or worker node.
#
Set the property if JOIN_DOMAIN=1.
#
Value
0
The installer configures the node as a worker node.
#
Value
1
The installer configures the node as a gateway node.
SERVES_AS_GATEWAY=0
# The DB_TYPE property represents the database type for the domain configuration database.
#
Set the property to one of the following database types (case-sensitive): Oracle, MSSQLServer, DB2, or
サイレントモードによる Informatica サービスのインストール
77
Sybase
DB_TYPE=Oracle/MSSQLServer/DB2/Sybase
# The DB_UNAME property represents the database user account name for the domain configuration repository.
DB_UNAME=UserName
# The DB_PASSWD property represents the database password for the database user account.
DB_PASSWD=UserPassword
# The DB_SSL_ENABLED property represents whether the database is in SSL mode or not.
#Set the property to "true" if you want to enable secure communication.
# Also if this property is set to true then DB_CUSTOM_STRING_SELECTION property must be set to 1 to use
#only custom string option property DB_CUSTOM_STRING which should include the following secure DB parameters:
#EncryptionMethod=SSL;HostNameInCertificate=;ValidateServerCertificate=
DB_SSL_ENABLED=false
# The TRUSTSTORE_DB_FILE and TRUSTSTORE_DB_PASSWD properties to be set only if enable secure communication
#for the DB property i.e DB_SSL_ENABLED=true
# Set the TRUSTSTORE_DB_FILE property to the location of the trust store file for the DB
# Set the TRUSTSTORE_DB_PASSWD as a password of the trust store file for the DB
TRUSTSTORE_DB_FILE=
TRUSTSTORE_DB_PASSWD=
# The SQLSERVER_SCHEMA_NAME property represents the name of the schema that will contain domain configuration
tables.
#
Set the property if DB_TYPE=MSSQLServer.
#
If SQLSERVER_SCHEMA_NAME is empty, the installer creates the tables in the default schema.
SQLSERVER_SCHEMA_NAME=
# The TRUSTED_CONNECTION property determines whether to connect to the Microsoft SQL Server database through
a
# trusted connection using the Windows credentials of the current user account.
# In Create domain scenario ,when CREATE_DOMAIN=1
#
Set the property if DB_TYPE=MSSQLServer and you are installing on Windows.
#
Set TRUSTED_CONNECTION=0 if DB_TYPE is set to another database type or if you are installing
Informatica on Linux or UNIX.
#
If the property is empty, the installer uses Microsoft SQL Server authentication.
#
Value
0
Connect to the Microsoft SQL Server database using a Microsoft SQL Server user
account.
#
Value
1
Connect to the Microsoft SQL Server database through a trusted connection using the
Windows credentials of the current user account.
#
In join node scenario, when JOIN_DOMAIN=1
#
Set this value to empty,for all cases.
TRUSTED_CONNECTION=
# The DB2_TABLESPACE property represents the name of the tablespace in which to create the tables.
#
Set the property if DB_TYPE=DB2.
#
Specify a tablespace that meets the pageSize requirement of 32768 bytes.
#
In a single-partition database, if DB2_TABLESPACE is empty, the installer creates the tables in the
default tablespace.
#
In a multi-partition database, define the tablespace in the catalog partition of the database.
DB2_TABLESPACE=
78
第 4 章: Informatica Services のインストール
# The DB_CUSTOM_STRING_SELECTION property determines whether to use a JDBC URL or a custom connection string
to connect to the domain configuration database.
#
Set DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1 if TRUSTED_CONNECTION=1. Also provide the default valid connection
string in DB_CUSTOM_STRING.
#
Value
0
The installer creates a JDBC URL from the database properties you provide
#
Value
1
The installer uses the custom connection string you provide.
DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0
# The DB_SERVICENAME property represents the service name or database name of the database.
#
Set the property if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0.
#
Set the property to the service name for Oracle and IBM DB2 databases.
#
Set the property to the database name for Microsoft SQL Server and Sybase ASE databases.
#
Leave the property blank if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1.
DB_SERVICENAME=DBServiceName
# The DB_ADDRESS property represents the host name and port number for the database instance.
#
Set the property if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0.
#
Set the property in the format HostName:PortNumber.
#
Leave the property blank if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1.
DB_ADDRESS=HostName:PortNumber
# The ADVANCE_JDBC_PARAM property represents additional parameters in the JDBC URL connection string.
#
If DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0, you can set the property to include optional parameters in the JDBC
URL connection string.
#
The parameter string must be valid.
#
If the parameter is empty, the installer creates the JDBC URL without additional parameters.
ADVANCE_JDBC_PARAM=
# The DB_CUSTOM_STRING property represents a valid custom JDBC connection string.
#
Set the property if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1.
DB_CUSTOM_STRING=
# The DOMAIN_NAME property represents the name of the domain to create. The default domain name is
Domain_<MachineName>.
#
Set the property if CREATE_DOMAIN=1.
#
The domain name must not exceed 128 characters and must be 7-bit ASCII only. It cannot contain a space
or any of the following characters: ` % * + ; " ? , < > \ /
DOMAIN_NAME=DomainName
# The DOMAIN_HOST_NAME property represents the host name of the machine.
#
* If you create a domain, this is the host name of the machine on which to create the node.
#
If the machine has a single network name, use the default host name.
#
If the machine has multiple network names, you can modify the default host name to use an alternate
network name. Optionally, you can use the IP address.
#
* If you join a domain, this is the host name of the machine that hosts the gateway node of the domain
you want to join.
#
Do not use localhost. The host name must explicitly identify the machine.
DOMAIN_HOST_NAME=HostName
# The NODE_NAME property represents the node to create on the machine. The node name is not the host name for
the machine.
NODE_NAME=NodeName
# The DOMAIN_PORT property represents the port number.
サイレントモードによる Informatica サービスのインストール
79
#
* If you create a domain, set the property to the port number for the node to create.
#
The default port number for the node is 6005.
#
If the default port number is not available on the machine, the installer displays the next
available port number.
#
* If you join a domain, set the property to the port number of the gateway node of the domain you want
to join.
DOMAIN_PORT=
# The DOMAIN_USER property represents the user name for the domain administrator.
#
If you create a domain, you can use this user name to initially log in to the Informatica Administrator.
#
If you join a domain, this is the user name to use to log in to the domain that you want to join.
DOMAIN_USER=AdminUser
# The DOMAIN_PSSWD property represents the password for the domain administrator.
#
The password must be more than 2 characters but cannot exceed 16 characters.
DOMAIN_PSSWD=AdminUserPassword
# The DOMAIN_CNFRM_PSSWD property confirms the password you set for the domain administrator.
#
Set the property to the password you set in the DOMAIN_PSSWD property to confirm the password.
DOMAIN_CNFRM_PSSWD=AdminUserPassword
# The JOIN_NODE_NAME property represents the name of the node to create on this machine. The node name is not
the host name for the machine.
#
Set the property if JOIN_DOMAIN=1.
JOIN_NODE_NAME=NodeName
# The JOIN_HOST_NAME property represents the host name of the machine that hosts the gateway node of the
domain you want to join.
#
Set the property if JOIN_DOMAIN=1.
JOIN_HOST_NAME=DomainHostName
# The JOIN_DOMAIN_PORT property represents the port number of the gateway node of the domain you want to join.
#
Set the property if JOIN_DOMAIN=1.
JOIN_DOMAIN_PORT=
# The ADVANCE_PORT_CONFIG property determines whether to display the list of port numbers for the domain and
node components.
#
If ADVANCE_PORT_CONFIG=1, set the MIN_PORT, MAX_PORT, TOMCAT_PORT, AC_PORT, SERVER_PORT, and
AC_SHUTDWN_PORT properties.
#
Value
0
The installer assigns default port numbers to the domain and node components.
#
Value
1
You can manually set the port numbers for the domain and node components.
ADVANCE_PORT_CONFIG=0
# The MIN_PORT property represents the lowest port number in the range of port numbers that can be assigned
to the application service processes that run on this node.
#
Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
MIN_PORT=
# The MAX_PORT property represents the highest port number in the range of port numbers that can be assigned
to the application service processes that run on this node.
#
Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
MAX_PORT=
80
第 4 章: Informatica Services のインストール
# The
6006.
#
#
#
#
#
TOMCAT_PORT property represents the port number used by the Service Manager on the node. Default is
Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
The Service Manager listens for incoming connection requests on this port.
Client applications use this port to communicate with the services in the domain.
This is the port that the Informatica command line programs use to communicate with the domain.
This is also the port for the SQL data service JDBC/ODBC driver.
TOMCAT_PORT=
# The AC_PORT property represents the port number used by Informatica Administrator. Default is 6007.
#
Set the property if CREATE_DOMAIN=1 and ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
AC_PORT=
# The SERVER_PORT property controls the server shutdown for the domain Service Manager. The Service Manager
listens for shutdown commands on this port. Default is 6008.
#
Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
SERVER_PORT=
# The AC_SHUTDWN_PORT property represents the port number that controls the server shutdown for Informatica
Administrator. Default is 6009.
#
Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
#
Informatica Administrator listens for shutdown commands on this port.
AC_SHUTDWN_PORT=
サイレントインストーラの実行
プロパティファイルの設定後、コマンドウィンドウを開いてサイレントインストールを開始します。
1.
コマンドウィンドウを開きます。
2.
インストールファイルを含むディレクトリのルートに移動します。
3.
編集して再保存した SilentInput.properties ファイルがディレクトリに含まれていることを確認します。
4.
サイレントインストールを実行します。Windows では、silentInstall.bat ファイルをダブルクリックし
ます。UNIX では、silentInstall.sh を実行します。
サイレントインストーラがバックグラウンドで実行します。プロセスにしばらく時間がかかる場合があります。
サイレントインストールは、Informatica_<Version>_Services_InstallLog.log ファイルがインストールディ
レクトリに作成された時点で完了します。
サイレントインストールは、プロパティファイルが正しく設定されない場合、または、インストールディレク
トリにアクセスできない場合に失敗します。インストールログファイルを確認し、エラーを修正します。それ
からサイレントインストールを再実行します。
サイレントモードによる Informatica サービスのインストール
81
第 5 章
Informatica Services のインスト
ール後のタスク
この章では、以下の項目について説明します。
•
Informatica Services のインストール後のタスクの概要, 82 ページ
•
環境変数の設定, 82 ページ
•
ドメインおよびアプリケーションサービスのシステム要件の確認, 87 ページ
•
32 ビットおよび 64 ビットプラットフォームの設定の確認, 87 ページ
•
データベースクライアントソフトウェアのインストール, 88 ページ
•
サードパーティのソフトウェア要件の確認, 89 ページ
•
コードページの互換性の確認, 90 ページ
•
グラフィック表示サーバーが使用可能であることの確認, 91 ページ
•
Informatica サービスのサービスプリンシパル名とキータブファイルの作成, 91 ページ
Informatica Services のインストール後のタスクの
概要
Informatica Services のインストール後、ドメインとサービスが適切に実行することを確認するためにインス
トール後のタスクを実行します。
環境変数の設定
Informatica は、アプリケーションサービスを実行してクライアントに接続する場合に、環境変数を使用して
設定情報を格納します。 Informatica の要件を満たすように環境変数を設定します。 環境変数の設定が正し
くない場合、Informatica ドメインまたはノードの開始に失敗したり、Informatica クライアントとドメイン
の間の接続に問題が発生したりする可能性があります。
UNIX に環境変数を設定するには、Informatica のインストールに使用したシステムユーザーアカウントでログ
インします。
82
以下の表に、設定する環境変数を示します。
変数型
オペレー
ティング
システム
説明
Informatica
Windows
以下の Informatica プロパティ用の変数を設定します。
UNIX
- Informatica インストールディレクトリ
- domains.infa の場所
- Informatica メモリ使用量
変更を適用するには、ノードを再起動します。
ロケール環境変
数
UNIX
LANG または LC_ALL を使用して、リポジトリ用の UNIX コードペ
ージを設定します。
Java コンポー
ネント
AIX
Java ベースのコンポーネントの Java Runtime Environment の
場所。
ライブラリパス
UNIX
データベースクライアントライブラリの場所。
Informatica の環境変数
Informatica の環境変数でメモリ、ドメイン、場所の設定を保存するように設定することができます。
INFA_JAVA_OPTS
デフォルトでは、Informatica は最大 512 MB のシステムメモリを使用します。
以下の表に、ドメイン内のユーザーとサービスの数に基づく、最大ヒープサイズ設定の最小要件を示しま
す。
ドメインのユーザー数
最大ヒープ サイズ
(1~5 個のサービス)
最大ヒープ サイズ
(6~10 個のサービス)
最大 1,000
512MB(デフォルト)
1024MB
5,000
2048MB
3072MB
10,000
3072MB
5120MB
20,000
5120MB
6144MB
30,000
5120MB
6144MB
注: この表の最大ヒープサイズの設定内容は、ドメイン内のアプリケーションサービスの数に基づいてい
ます。
ドメインのユーザー数が 1,000 を超える場合、ドメインのユーザー数に基づいて最大ヒープサイズを更新
します。
INFA_JAVA_OPTS 環境変数を使用して、Informatica が使用するシステムメモリの容量を設定できます。
例えば C シェルで UNIX に Informatica デーモンのシステムメモリ 1GB を設定するには、以下のコマンド
を使用します。
setenv INFA_JAVA_OPTS “-Xmx1024m”
Windows では、INFA_JAVA_OPTS をシステム変数として設定します。
環境変数の設定
83
変更を有効にするには、ノードを再起動する必要があります。
INFA_DOMAINS_FILE
インストーラにより、domains.infa ファイルが Informatica インストールディレクトリに作成されます。
domains.infa ファイルには、ドメイン名、ドメインホスト名、およびドメインホストのポート番号など、
ドメイン内のゲートウェイノードの接続情報が含まれています。
INFA_DOMAINS_FILE 変数の値を、domains.infa ファイルのパスおよびファイル名に設定します。
Informatica サービスをインストールするマシンで INFA_DOMAINS_FILE 変数を設定します。 Windows で
は、INFA_DOMAINS_FILE をシステム変数として設定します。
INFA_HOME
INFA_HOME を使用して、Informatica インストールディレクトリを指定します。 Informatica ディレクト
リ構造を変更する場合は、環境変数に Informatica インストールディレクトリの場所、またはインストー
ルされた Informatica ファイルがあるディレクトリの場所を設定する必要があります。
例えば、UNIX では任意の Informatica ディレクトリに対してソフトリンクを使用します。 いずれの
Informatica アプリケーションやサービスでも、実行する必要のあるその他の Informatica コンポーネン
トを見つけられるように INFA_HOME を設定するには、INFA_HOME に Informatica インストールディレクト
リの場所を設定します。
INFA_TRUSTSTORE
ドメインの通信保護を有効にする場合、SSL 証明書のトラストストアファイルが入っているディレクトリ
を使って INFA_TRUSTSTORE 変数を設定します。このディレクトリには、infa_truststore.jks および
infa_truststore.pem という名前のトラストストアファイルを含める必要があります。
Informatica が提供するデフォルトの SSL 証明書または自ら用意した証明書を使用する場合
INFA_TRUSTSTORE 変数を設定する必要があります。
INFA_TRUSTSTORE_PASSWORD
ドメインの安全な通信を有効にし、使用する SSL 証明書を指定する場合、SSL 証明書の入った
infa_truststore.jks に対するパスワードを使って INFA_TRUSTSTORE_PASSWORD 変数を設定します。パス
ワードは暗号化される必要があります。pmpasswd というコマンドラインプログラムを使用して、パスワー
ドを暗号化します。
ロケール環境変数
LANG、LC_CTYPE、または LC_ALL を使用して、UNIX コードページを設定します。 ロケール設定にリポジトリの
コードページとの互換性があることを確認します。 ロケール設定がリポジトリのコードページと互換性がない
場合は、リポジトリサービスを作成できません。
異なる UNIX オペレーティングシステムには、同じロケールに対して異なる値が必要です。 ロケール変数の値
は、大文字と小文字が区別されます。
以下のコマンドを使用して、ロケール環境変数がマシンの言語設定、およびリポジトリで使用するコードペー
ジのタイプと互換性があることを確認します。
locale -a
このコマンドでは、UNIX オペレーティングシステムにインストールされている言語、および既存のロケールの
設定が返されます。
Linux のロケール
Linux 以外のすべての UNIX オペレーティングシステムでは、各ロケールに対して一意の値を持っていま
す。Linux では、さまざまな値を使用して同じロケールを表すことができます。たとえば、「utf8」、
「UTF-16LE」、「UTF8」、および「utf-8」は、Linux マシンでは同じロケールを表しています。Informatica
84
第 5 章: Informatica Services のインストール後のタスク
では、Linux マシンでロケールごとに特定の値を使用する必要があります。 すべての Linux マシンについ
て、LANG 環境変数が適切に設定されていることを確認してください。
Oracle データベースクライアントのロケール
Oracle データベースクライアントの場合は、NLS_LANG をデータベースクライアントおよびサーバーへの
ログインで使用するロケールに設定します。 ロケール設定は、言語、地域、および文字セットから構成さ
れています。NLS_LANG の値は、設定に応じて異なります。例えば、値が american_america.UTF8 の場合、
C シェルでは次のコマンドで変数を設定します。
setenv NLS_LANG american_america.UTF8
ライブラリパス環境変数
PowerCenter 統合サービスと PowerCenter リポジトリサービスプロセスが実行されるマシンで、ライブラリパ
スの環境変数を設定します。 ライブラリパスの変数名および要件は、UNIX プラットフォームおよびデータベ
ースによって異なります。
Solaris および Linux
Solaris および Linux では、LD_LIBRARY_PATH 環境変数を設定します。
以下の表に、各種データベースの LD_LIBRARY_PATH に対して設定する値を示します。
データベース
値
Oracle
<DatabasePath>/lib
IBM DB2
<DatabasePath>/lib
Sybase ASE
“${SYBASE_OCS}/lib:${SYBASE_ASE}/lib:${LD_LIBRARY_PATH}”
Informix
<DatabasePath>/lib
Teradata
<DatabasePath>/lib
ODBC
<CLOSEDODBCHOME>/lib
AIX
AIX では、LIBPATH 環境変数を設定します。
以下の表に、各種データベースの LIBPATH に対して設定する値を示します。
データベース
値
Oracle
<DatabasePath>/lib
IBM DB2
<DatabasePath>/lib
Sybase ASE
"${SYBASE_OCS}/lib:${SYBASE_ASE}/lib:${LIBPATH}"
Informix
<DatabasePath>/lib
環境変数の設定
85
データベース
値
Teradata
<DatabasePath>/lib
ODBC
<CLOSEDODBCHOME>/lib
Kerberos の環境変数
Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行するように Informatica ドメインを設定する場合、Kerberos の
設定とクレデンシャルキャッシュの環境変数を設定する必要があります。
以下の環境変数を設定します。
KRB5_CONFIG
KRB5_CONFIG 環境変数を使用して Kerberos 設定ファイルのパスとファイル名を格納します。Kerberos 設
定ファイルの名前は krb5.conf です。Informatica ドメイン内の各ノードに対して KRB5_CONFIG 環境変数
を設定する必要があります。
KRB5CCNAME
Kerberos のユーザークレデンシャルキャッシュのパスとファイル名で KRB5CCNAME 環境変数を設定します。
Kerberos のシングルサインオンはユーザーアカウントに Kerberos ユーザークレデンシャルキャッシュを
必要とします。
ユーザークレデンシャルをキャッシュする場合、forwardable オプションを使用する必要があります。例
えば、kinit を使用してユーザークレデンシャルを取得およびキャッシュする場合、-f オプションを使用
して forwardable チケットをリクエストする必要があります。
Java コンポーネント変数
Informatica は、JRE をインストールして、以下の Java ベースコンポーネントと共に使用します。
•
Java を使用するカスタムトランスフォーメーション
•
Java トランスフォーメーション
•
PowerExchange for JMS
•
PowerExchange for Web Services
•
PowerExchange for WebMethods
AIX でこれらのコンポーネントを使用するには、ライブラリパス環境変数を Java のインストールされたディレ
クトリを指すように設定する必要があります。この環境変数を PowerCenter 統合サービスのプロセスを実行す
るマシンに設定します。
次の表で、Java ベースのコンポーネントを使用するために設定するライブラリパスについて説明します。
86
UNIX プラットフォーム
環境変数名
値
AIX
LIBPATH
JAVA_HOME/java/jre/bin
JAVA_HOME/java/jre/bin/classic
JAVA_HOME/usr/lib:/lib
第 5 章: Informatica Services のインストール後のタスク
ドメインおよびアプリケーションサービスのシステ
ム要件の確認
1 つのノードのある Informatica ドメインを作成し、同じノード上ですべてのアプリケーションサービスを実
行できます。 複数のノードのある Informatica ドメインを作成する場合、別々のノード上でアプリケーショ
ンサービスを実行できます。
以下の表に、ノード設定の異なるドメインの最小システム要件を一覧表示します。
コンポーネント
プロセッサ
RAM
ディスク容量
すべての Data Quality、Data Services、
および PowerCenter サービスが 1 つのノ
ードで動作しているドメイン
4 CPU
10 GB
20 GB
すべての PowerCenter サービスが 1 つの
ノードで動作しているドメイン
2 CPU
4 GB
10 GB
Metadata Manager サービスとレポートサ
ービスを除くすべての PowerCenter サー
ビスが 1 つのノードで動作しているドメ
イン
1 CPU
4 GB
10 GB
個別のノードで動作している Metadata
Manager サービス
2 CPU
4 GB
10 GB
個別のノードで動作しているレポートサ
ービス
1 CPU
512 MB
10 GB
Metadata Manager Agent
1 CPU
512 MB
400 MB
製品の要件およびサポートされているプラットフォームの詳細については、Informatica マイサポートポータ
ルの Product Availability Matrix を参照してください。
https://mysupport.informatica.com/community/my-support/product-availability-matrices
32 ビットおよび 64 ビットプラットフォームの設定の
確認
32 ビットまたは 64 ビットプラットフォームで Informatica を実行することができます。 64 ビットアーキテ
クチャでは大規模なメモリ領域が使用できるため、ディスクの入出力を大幅に減らす、またはなくすことがで
きます。同様に、次の領域の潜在的なセッションパフォーマンスを向上させることができます。
•
キャッシュ。64 ビットプラットフォームでは、PowerCenter 統合サービスは 32 ビットプラットフォームの
2GB のキャッシュ制限による制約を受けません。
•
データスループット。大規模なメモリ領域の使用により、reader、writer、および Data Transformation
マネージャ(DTM)のスレッドで、より大きいデータブロックの処理が可能です。
Informatica の 64 ビットプラットフォームは、最大 1,800 万テラバイト(2^64 バイト)のシステムメモリに
対応し、1 つのアプリケーションに対して最大 256 テラバイト(2^48 バイト)を使用することができます。 32
ビットプラットフォームは、最大 4 GB(2^32 バイト)のシステムメモリに対応し、1 つのアプリケーションに
対して最大 2 GB を使用することができます。
ドメインおよびアプリケーションサービスのシステム要件の確認
87
Informatica を 32 ビットプラットフォームおよび 64 ビットプラットフォームの両方で実行する場合、正しい
ライブラリ、データベースクライアント、およびセッションキャッシュサイズを使用するように Informatica
を設定します。
32 ビットおよび 64 ビットプラットフォームで作業する際には、以下のガイドラインを使用します。
•
ライブラリ。以下のガイドラインに従って、ライブラリをリンクします。
- 32 ビットアプリケーションは、32 ビットライブラリにリンクさせます。64 ビットアプリケーションは、
64 ビットライブラリにリンクさせます。
- PowerCenter 統合サービスを実行する 32 ビットマシンは、32 ビットデータベースクライアントにリンク
させます。 PowerCenter 統合サービスを実行する 64 ビットマシンは、64 ビットデータベースクライアン
トにリンクさせます。
•
データベースクライアント。PowerCenter リポジトリサービスを実行する 32 ビットマシンは、32 ビットデ
ータベースクライアントにリンクさせます。 PowerCenter リポジトリサービスを実行する 64 ビットマシン
は、64 ビットデータベースクライアントにリンクさせます。
•
PowerCenter 統合サービスおよび PowerCenter リポジトリサービス。PowerCenter 統合サービスおよび
PowerCenter リポジトリサービスを実行する 32 ビットおよび 64 ビットマシンは、相互に互換性がありま
す。
•
キャッシュ。設定したセッションキャッシュの合計サイズが 2GB(2,147,483,648 バイト)以上の場合、64
ビットマシンで実行する PowerCenter 統合サービスを使用してそのセッションを実行します。
PowerCenter 統合サービスが 32 ビットマシンで実行する場合、セッションは失敗します。
•
サーバーグリッド。サーバーグリッドには、PowerCenter 統合サービスを実行する 32 ビットマシンおよび
64 ビットマシンの両方を含めることができます。 設定したセッションキャッシュの合計サイズが 2GB
(2,147,483,648 バイト)以上の場合、64 ビットマシン上の PowerCenter 統合サービスで実行するようにセ
ッションを設定します。
注: Windows には 32 ビット版の Informatica のみインストールできます。
データベースクライアントソフトウェアのインスト
ール
データベースクライアントソフトウェアをインストールし、ゲートウェイノード、および PowerCenter
Integration Service と PowerCenter Repository Service プロセスを実行するノードの接続を設定します。
PowerCenter 統合サービス
PowerCenter 統合サービスがアクセスするデータベースのタイプに基づいて、PowerCenter 統合サービスを実
行するマシンに次のデータベースクライアントをインストールします。
88
•
Oracle クライアント
•
IBM DB2 Client Application Enabler(CAE)
•
Microsoft SQL Server 2012 Native Client
•
Sybase Open Client(OCS)
•
Teradata BTEQ クライアント
第 5 章: Informatica Services のインストール後のタスク
PowerCenter リポジトリサービス
リポジトリデータベースに基づいて、PowerCenter リポジトリサービスを実行するマシンに次のデータベース
クライアントをインストールします。
•
Oracle クライアント
•
IBM DB2 Client Application Enabler(CAE)
•
Microsoft SQL Server 2012 Native Client
•
Sybase Open Client(OCS)
データベースクライアント環境変数
PowerCenter 統合サービスおよび PowerCenter リポジトリサービスのプロセスが実行されるマシンで、データ
ベースクライアントの環境変数を設定します。データベースクライアントパスの変数名および要件は、UNIX プ
ラットフォームおよびリポジトリデータベースによって異なります。
データベース環境変数の設定後、データベースクライアントからデータベースへの接続をテストできます。
次の表に、UNIX に設定する必要があるデータベース環境変数を示します。
データベ
ース
環境変数名
データベ
ースユー
ティリテ
ィ
値
Oracle
ORACLE_HOME
sqlplus
設定:<DatabasePath>
追加:<DatabasePath>/bin
PATH
IBM DB2
DB2DIR
DB2INSTANCE
db2connec
t
Teradata
SYBASE15
設定:<DB2InstanceName>
追加:<DatabasePath>/bin
PATH
Sybase
ASE
設定:<DatabasePath>
isql
設定: <DatabasePath>/sybase<バージョン>
SYBASE_ASE
設定:${SYBASE15}/ASE-<バージョン>
SYBASE_OCS
設定:${SYBASE15}/OCS-<バージョン>
PATH
追加: ${SYBASE_ASE}/bin:$
{SYBASE_OCS}/bin:$PATH
PATH
bteq
追加: <DatabasePath>/bin
サードパーティのソフトウェア要件の確認
Informatica では、特定の操作を行うにはサードパーティのソフトウェアとライブラリが必要です。
Informatica をインストールするマシンに、必要なソフトウェアまたはライブラリがあることを確認します。
Informatica Administrator
Informatica Administrator では、以下のサードパーティのソフトウェアの実行が必要となります。
サードパーティのソフトウェア要件の確認
89
Adobe Flash Player プラグイン
Informatica Administrator の[依存関係グラフ]ウィンドウには、Adobe Flash Player プラグインバー
ジョン 10 以降が必要です。Informatica Administrator でアプリケーションサービスおよびノードの依存
関係を表示するには、Web ブラウザで Flash Player プラグインをダウンロードしてインストールします。
以下の Web サイトから Flash Player プラグインを入手します。
http://www.adobe.com/products/flashplayer/
Reporting Service
Reporting Service では、Data Analyzer アプリケーションが実行され、以下のサードパーティのソフトウェ
アの実行が必要となります。
Microsoft SOAP Toolkit
Data Analyzer では、レポートを Excel ファイルにエクスポートして、Data Analyzer のキャッシュディ
レクトリから、またはデータソースから、Excel 内のデータを直接更新することができます。データ更新
機能を使用するには、Microsoft SOAP Toolkit をインストールします。
Adobe SVG Viewer
Data Analyzer で対話式のレポートチャートおよびチャートインジケータを表示する場合、対話式のチャ
ートをクリックしてレポートデータの詳細を表示し、チャートのセクションを選択します。 Internet
Explorer でインタラクティブチャートを表示するには、Adobe SVG Viewer をインストールします。
Metadata Manager Service
Metadata Manager では、以下のサードパーティのソフトウェアの実行が必要となります。
Adobe Flash Player プラグイン
Metadata Manager では、PowerCenter パラメータファイルをアップロードし、データリネージを表示する
ために、Adobe Flash Player プラグインのバージョン 9 以降が必要です。 PowerCenter パラメータファ
イルをアップロードするには、または Metadata Manager や Designer からデータリネージ分析を実行する
には、Flash Player プラグインをダウンロードして Web ブラウザにインストールします。 以下の Web サ
イトから Flash Player プラグインを入手します。
http://www.adobe.com/products/flashplayer/
コードページの互換性の確認
Informatica では、アプリケーションサービス用のコードページがドメイン内のコードページと互換性がある
必要があります。 Informatica Administrator または Informatica クライアントツールにアクセスするマシ
ンでのロケール設定も、ドメイン内のコードページと互換性がある必要があります。
アプリケーションサービス
ドメイン環境設定データベースは、ドメイン内に作成したリポジトリサービスのコードページと互換性がある
必要があります。
Service Manager は、ドメイン内のユーザのリストと各アプリケーションサービスのユーザとグループのリス
トを同期します。ドメイン内のユーザ名に、アプリケーションサービスのコードページが認識しない文字が含
まれていると、文字が正しく変換されず、不整合が生じます。
90
第 5 章: Informatica Services のインストール後のタスク
ロケール設定
Informatica Administrator または Informatica クライアントツールにアクセスするマシンでのロケール設定
は、ドメイン内のリポジトリのコードページと互換性がある必要があります。Windows では、コントロールパ
ネルの地域の設定でロケール設定を確認します。詳細については、Windows のマニュアルを参照してください。
グラフィック表示サーバーが使用可能であることの
確認
UNIX 上のゲートウェイノードでは、Informatica Administrator でドメインレポートを実行するためにグラフ
ィック表示サーバーが必要です。 グラフィックディスプレイサーバがない場合は、X Virtual Frame Buffer
(Xvfb)をインストールして設定することができます。Xvfb は、グラフィックをグラフィックディスプレイデ
バイスではなく仮想メモリに表示する X サーバです。
以下のオペレーティングシステム用の Xvfb をダウンロードしてインストールすることができます。
•
AIX と Linux。AIX および Linux 用の Xvfb をダウンロードしてインストールします。
•
Solaris。 Solaris 用の Xvfb をダウンロードしてインストールします。以下のコマンドを使用して
Virtual Frame Buffer を開始し、表示 1 へのグラフィック出力を共有メモリに送信します。
% /usr/X11R6/bin/Xvfb :1 -screen 0 1152x900x8 &
これにより、表示 1 へのグラフィック出力が共有メモリに送信されます。
以下のコマンドを使用して、現在の表示でグラフィック表示用のフレームバッファが C シェルで使用される
ように設定します。
% setenv DISPLAY :1.0
Informatica サービスのサービスプリンシパル名とキ
ータブファイルの作成
Informatica ドメインを Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行するように設定する場合、Informatica
ドメインにアプリケーションサービスを作成する前に、SPN とキータブファイルを作成する必要があります。
ネットワークでサービスを認証するためには Kerberos にキータブファイルが必要です。
Informatica のアプリケーションサービスを実行するノード上で SPN に対するキータブファイルが利用できる
必要があります。ドメインにサービスを作成する前に、SPN をプリンシパルデータベースに追加し、キータブ
ファイルを作成する必要があります。Informatica ドメインには、特定の形式に従った SPN とキータブファイ
ル名が必要です。infacmd を使用して、Informatica 形式に従った SPN とキータブファイル名のリストでファ
イルを生成することができます。SPN とキータブファイル名は大文字小文字が区別されます。
Kerberos 管理者に、プリンシパルデータベースに対する SPN の追加と、キータブファイルの作成を依頼するこ
とが必要な場合があります。
注: SPN は、Informatica ドメインで使用するすべてのプリンシパルで、ユーザープリンシパル名(UPN)と同
じである必要があります。また、Informatica ドメインで使用されるすべてのプリンシパルに対し、委任を有
効にする必要があります。Microsoft Active Directory Service で、[任意のサービスへの委任でこのユーザ
ーを信頼する(Kerberos のみ)]オプションを設定します。
グラフィック表示サーバーが使用可能であることの確認
91
Informatica は、Informatica ドメインに必要な SPN とキータブ名の正しい形式を表示するファイルを生成す
るコマンドを提供します。正しい形式の SPN およびキータブファイル名のリストを生成するには、次のコマン
ドを実行します。
infacmd printSPNAndKeytabNames
SPN およびキータブファイル名を生成するすべてのノードに対し、完全修飾されたホスト名を指定する必要が
あります。このコマンドは、ドメイン名システム(DNS)からホスト名を解決できるマシンに対して実行しま
す。
infacmd printSPNAndKeytabNames コマンドを使用すると、複数のサービスに対して SPN およびキータブファイ
ル名を生成することができます。時間を節約するため、作成するサービスの名前と実行対象のノードを決めま
す。次に、コマンドを実行してすべてのサービスに対して一度に SPN およびキータブファイル名を生成します。
Informatica ドメイン用の正しい形式を持つ SPN およびキータブファイルのリストを生成するには、以下の手
順を実行します。
1.
コマンドプロンプトで、コマンドラインプログラムがインストールされている Informatica ディレクトリ
に移動します。
デフォルトでは、コマンドラインプログラムは<INFA_HOME>/isp/bin ディレクトリにインストールされてい
ます。
2.
Windows では infacmd、UNIX では infacmd.sh の後に続けて必要なオプションと引数を入力します。
以下の表に、infacmd printSPNAndKeytabNames コマンドに必要なオプションと引数を示します。
オプション
引数
説明
-DomainName
domain_name
ドメインの名前。名前は 128 文字以下で、
7 ビットの ASCII 文字のみにする必要があ
ります。名前にはスペースと次の文字が使
用できません。 ` % * + ; " ? , < >
\ /
-srn
realm
_name_of_node_s
pn
Informatica ドメインサービスが属する
Kerberos 領域の名前。サービスレルム名
は、大文字小文字が区別され、すべて大文
字で入力する必要があります。
-Format
format_TEXT_CSV
コマンドによって生成されるファイルの形
式。コマンドでは以下の形式を設定できま
す。
-dn
-ServiceRealmName
-fn
- TEXT。カラム区切りの SPN およびキータブ
ファイル名のファイル。
- CSV。カンマ区切りの SPN およびキータブ
ファイル名のファイル。
92
第 5 章: Informatica Services のインストール後のタスク
オプション
引数
説明
-OutputFile
output_file_nam
e
コマンドによって生成されるファイルのパ
スとファイル名。
ServiceName:Nod
ename
[ServiceName:No
dename]
Informatica ドメインに作成するサービス
の名前と、サービスを実行するノードの名
前。次の形式を使用します:
ServiceName:NodeName
-of
-ServiceProcesses
-sps
複数のサービスに対して SPN およびキータ
ブファイル名を生成できます。サービス名
とノード名の各ペアはスペースで区切りま
す。
このコマンドは、Informatica が要求する形式の SPN およびキータブファイル名のリストが入ったファイ
ルを作成します。
3.
プリンシパルデータベースへの SPN の追加と各 SPN 用のキータブファイルを作成するリクエストとともに
ファイルを Kerberos 管理者へ送付します。
キータブファイルの作成には、Microsoft から提供される ktpass ユーティリティを使用するよう推奨しま
す。ktpass ユーティリティは、Active Directory のサービスに対するユーザーおよびサービスプリンシ
パル名を設定し、サービスで使用する.keytab ファイルを生成します。
Kerberos 管理者がこのタスクを完了するのに、しばらく時間がかかる場合があります。Kerberos の管理
者からキータブファイルが送られてくるまで待機する必要があります。ファイルが届いたら、
Informatica ドメインにアプリケーションサービスを作成することができます。
4.
Kerberos 管理者がキータブファイルを作成したら、キータブファイルを Informatica ディレクトリにコピ
ーします。
すべてのキータブファイルをドメインの暗号化キーが格納されているディレクトリにコピーします。暗号
化キーが保管されるデフォルトのディレクトリは<INFA_HOME>/isp/config/secret です。
注: アプリケーションサービスを有効にする前にキータブファイルを作成する必要があります。Informatica
ディレクトリにサービスのためのキータブファイルがない場合、Kerberos はアプリケーションサービスを認証
できません。Web アプリケーションを関連付けたアプリケーションサービス(Metadata Manager サービスや
Web サービス Hub サービスなど)には、webapp_http.keytab というキータブファイルも必要です。
Administrator ツールに関連付けた HTTP プロセスにキータブファイルを使用することができます。
Informatica サービスのサービスプリンシパル名とキータブファイルの作成
93
第 6 章
Informatica Services の起動
この章では、以下の項目について説明します。
•
Informatica Services の起動の概要, 94 ページ
•
Informatica の起動と停止, 94 ページ
•
PowerCenter サービスの基本操作, 97 ページ
•
Informatica Administrator へのログイン, 97 ページ
•
Informatica Windows サービスの設定, 98 ページ
Informatica Services の起動の概要
Informatica をインストールする各ノード上に、インストーラによって、Informatica を実行する Windows サ
ービスまたは UNIX デーモンが作成されます。 インストールが正常に完了した場合、インストーラによって、
Windows 上の Informatica Service または UNIX 上の Informatica デーモンが起動されます。
Informatica Windows サービスの動作を設定することができます。
Informatica Services により、ノード上の Service Manager が実行されます。 Service Manager により、ノ
ード上のアプリケーションサービスが実行されます。 Informatica を起動または停止するために使用する方法
は、オペレーティングシステムによって異なります。 Informatica Administrator を使用してノードをシャッ
トダウンすることができます。ノードをシャットダウンする場合は、ノード上の Informatica を停止します。
Informatica Services により、Informatica Administrator も実行されます。Informatica Administrator を
使用して、Informatica ドメインオブジェクトおよびユーザーアカウントを管理します。Informatica
Administrator にログインして、Informatica のユーザーのユーザーアカウントを作成し、ドメイン内にアプ
リケーションサービスを作成して設定します。
Informatica の起動と停止
UNIX では、コマンドラインプログラムを使用して Informatica デーモンの起動や停止を行います。 Windows
では、[コントロールパネル]または[スタート]メニューから Informatica Services の起動や停止を行いま
す。
94
UNIX 上での Informatica の起動と停止
UNIX 上で、infaservice.sh を実行して Informatica デーモンを開始および停止します。デフォルトで、
infaservice.sh は以下のディレクトリにインストールされています。
<InformaticaInstallationDir>/tomcat/bin
1.
2.
infaservice.sh がインストールされているディレクトリに移動します。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、デーモンを開始します。
infaservice.sh startup
デーモンを停止するには次のコマンドを入力します。
infaservice.sh shutdown
注: ソフトリンクを使用して infaservice.sh の場所を指定する場合、INFA_HOME 環境変数に Informatica
のインストールディレクトリの場所を設定します。
Windows 上での Informatica の起動と停止
[コントロールパネル]の[サービス]ウィンドウ、または[スタート]メニューのショートカットを使用し
て、Informatica Services の起動や停止を行うことができます。
[スタート]メニューからの Informatica の起動または停止
Windows Start メニューから Informatica を起動するには、[プログラム] > Informatica[バージョン] >
[サーバー]をクリックします。[Informatica サービスを開始]を右クリックし、[管理者として実行]を選択
します。
Informatica を Windows の[スタート]メニューから停止するには、[プログラム] > [Informatica[バージ
ョン]] > [サーバー] > [Informatica サービスの停止]の順にクリックします。
Windows サービスの起動後に、クライアントマシンでドメイン内のサービスマネージャにアクセスできるよう
に、ファイアウォールを設定します。
[コントロールパネル]からの Informatica の起動または停止
Informatica Windows サービスの起動や停止を行う手順は、その他のすべての Windows サービスと同じです。
1.
Windows のコントロールパネルを開きます。
2. [管理ツール]を選択します。
3. [サービス]を右クリックし、[管理者として実行]を選択します。
4.
Informatica サービスを右クリックします。
5.
サービスが実行中の場合、[停止]をクリックします。
サービスが停止した場合、[開始]をクリックします。
Windows サービスの起動後に、クライアントマシンでドメイン内のサービスマネージャにアクセスできるよう
に、ファイアウォールを設定します。
Windows ファイアウォールの設定
Informatica Windows サービスを起動する場合、Informatica クライアントをインストールするマシンでは、
Informatica ドメイン内の Service Manager にアクセスすることができません。 クライアントで Service
Informatica の起動と停止
95
Manager にアクセスできるようにするには、ドメインへのアクセス権をクライアントマシンに付与するように
ファイアウォールを設定する必要があります。
Informatica ドメインを作成したマシンで、ファイアウォールの例外のリストにクライアントマシンを追加し
ます。
1.
Windows の[コントロールパネル]で、[Windows ファイアウォール]を開きます。
2. [Windows ファイアウォール]ウィンドウで、[例外]タブをクリックします。
3. [プログラムの追加]をクリックします。
4. [プログラムの追加]ウィンドウで、[参照]をクリックします。
infasvcs.exe ファイルにより、ドメイン内の Service Manager が実行されます。
5.
Informatica インストールディレクトリ内の以下のディレクトリに移動します。
<InformaticaInstallationDir>\tomcat\bin
6.
infasvcs.exe を選択し、[開く]をクリックします。
プログラムのリストに infasvcs.exe ファイルが表示されます。
[スコープの変更]をクリックして、Informatica にアクセスするマシンを指定することができます。
7.
infasvcs.exe ファイルがプログラムおよびサービスのリストに表示され、有効になっていることを確認し
ます。
8. [OK]をクリックします。
Informatica Administrator での Informatica の停止
Informatica Administrator を使用してノードをシャットダウンする場合は、そのノード上の Informatica
Services を停止します。
サービスをシャットダウンする前に、実行中のプロセスを強制終了したり、完了させたりすることができます。
ノードをシャットダウンしてノードで実行されているリポジトリサービスプロセスを強制終了すると、リポジ
トリにまだ書き込まれていない変更が失われる場合があります。 Integration Service プロセスを実行してい
るノードを強制終了した場合、ワークフローが強制終了されます。
1.
Informatica Administrator にログインします。
2.
ナビゲータで、シャットダウンするノードを選択します。
3. [ドメイン]タブの[アクション]メニューで、[ノードのシャットダウン]を選択します。
Informatica の起動と停止に関するルールおよびガイドライン
ノード上で Informatica の起動や停止を行う際には、以下のルールおよびガイドラインを使用します。
96
•
ノードをシャットダウンすると、ドメインでそのノードを使用できなくなります。ゲートウェイノードをシ
ャットダウンしたときにドメイン内に別のゲートウェイノードがない場合、ドメインは使用できなくなりま
す。
•
Informatica を起動する場合、ノード上のサービスで使用されるポートが使用可能であることを確認しま
す。 例えば、ノード上で Informatica を停止した場合、Informatica を再起動する前に、ポートがマシン
上の他のプロセスで使用されていないことを確認します。 ポートが使用できない場合は、Informatica の
起動に失敗します。
•
Informatica Administrator を使用してノードをシャットダウンしない場合は、ノード上で実行中のプロセ
スはすべて強制終了されます。ノードをシャットダウンする前にすべてのプロセスが完了するまで待機する
場合は、Informatica Administrator を使用します。
第 6 章: Informatica Services の起動
•
アプリケーションサービス用のプライマリノードとして設定されるノードと、バックアップノードとして設
定される他のノードがドメイン内にある場合、プライマリノード上で Informatica を起動してから、バック
アップノードを起動します。 そうでない場合、アプリケーションサービスはプライマリノードではなくバ
ックアップノード上で実行されます。
PowerCenter サービスの基本操作
Informatica Services のインストールと設定が完了したら、PowerCenter アプリケーションサービスの操作を
開始できます。
1.
Informatica を起動します。
2.
Informatica Administrator にログインし、PowerCenter アプリケーションサービスおよびコンポーネン
トを作成して管理します。
3.
以下のアプリケーションサービスを作成します。
PowerCenter Repository Service
このサービスにより、PowerCenter リポジトリが管理されます。 PowerCenter リポジトリデータベー
ステーブルにあるメタデータの取得、挿入、更新が行われます。 PowerCenter リポジトリサービスを
作成する場合は、PowerCenter リポジトリを作成するデータベースを指定します。
PowerCenter Integration Service
このサービスにより、PowerCenter のセッションおよびワークフローが実行されます。 PowerCenter
Integration Service を作成する場合は、PowerCenter リポジトリサービスと関連付ける必要があり
ます。
4.
Metadata Manager アプリケーションを使用するには、Metadata Manager Service を作成します。
Metadata Manager Service により、Metadata Manager アプリケーションが実行され、Metadata Manager
コンポーネント間の接続が管理されます。 Metadata Manager を使用して、共通点のないソースリポジト
リからメタデータを参照および分析するには、Metadata Manager Service を作成します。 Metadata
Manager Service を作成する場合は、関連付ける PowerCenter Integration Service を指定し、Metadata
Manager リポジトリを作成するデータベースを指定します。
5.
Data Analyzer アプリケーションを使用するには、Reporting Service を作成します。
Reporting Service では、Data Analyzer アプリケーションが実行されます。 Data Analyzer アプリケー
ションを使用してレポートを作成および実行するには、Reporting Service を作成します。 Reporting
Service を作成する場合は、関連付けるレポートソースを指定し、Data Analyzer リポジトリを作成する
データベースを指定します。
6.
JasperReports アプリケーションを使用するには、Reporting and Dashboards Service を作成します。
7.
PowerCenter クライアントを起動します。
Informatica Administrator へのログイン
Informatica Administrator Web アプリケーションにログインするには、ユーザーアカウントを持っている必
要があります。
注: Informatica ドメインが Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行されている場合、ブラウザを
Informatica の Web アプリケーションにアクセスできるように設定する必要があります。Microsoft Internet
PowerCenter サービスの基本操作
97
Explorer では、Informatica Web アプリケーションの URL を信頼できるサイトのリストに追加します。Google
Chrome では、Informatica の Web アプリケーションのホスト名を信頼できるサイトのホワイトリストに追加し
ます。
1.
ブラウザ(Microsoft Internet Explorer または Google Chrome)を起動します。
2. [アドレス]フィールドに、Informatica Administrator の URL を次のように入力します。
http://<host>:<port>/administrator
URL のホストおよびポートは、マスタゲートウェイノードのホスト名および Informatica Administrator
のポート番号を表します。HTTPS を使用するように Informatica Administrator を設定した場合、URL は
HTTPS サイトに再送信されます。
https://<host>:<https port>/administrator
3.
ログインページで、ユーザー名とパスワードを入力します。
4. [ネイティブ]を選択するか、特定のセキュリティドメインの名前を指定します。
Informatica ドメインに LDAP セキュリティドメインが含まれている場合は、[セキュリティドメイン]フ
ィールドが表示されます。 ユーザーアカウントが所属するセキュリティドメインがわからない場合は、
Informatica ドメイン管理者にお問い合わせください。
5. [ログイン]をクリックします。
6.
ドメイン管理者から付与されたユーザー名およびパスワードで今回初めてログインする場合、セキュリテ
ィ保持のためパスワードを変更してください。
Informatica Windows サービスの設定
オペレーティングシステムの起動時、またはサービスが失敗した場合に、Informatica Windows サービスの動
作を設定することができます。また、サービスにログインするためのユーザーアカウントを設定することもで
きます。
サービスにログインするためのユーザーアカウントを設定する際には、以下のルールおよびガイドラインを使
用します。
•
ネットワークドライブ上にファイルを格納する場合、ローカルシステムアカウントではなくシステムアカウ
ントを使用して Informatica Services を実行します。
•
ネットワークドライブ上の共有ストレージを設定して、ドメイン、またはドメイン上で実行するアプリケー
ションサービスで使用されるファイルを格納する場合は、Informatica Services を実行するユーザーアカ
ウントに共有場所へのアクセス権がある必要があります。
•
ローカルシステムアカウントを使用する場合は、Informatica Services を起動するユーザーにネットワー
ク上の場所へのアクセス権があることを確認します。
•
Informatica Services を起動するユーザーが共有ストレージの場所にアクセスできない場合は、ノード上
のサービスプロセスが失敗するか、ノードまたはドメインが開始されません。
•
システムユーザアカウントを設定する場合は、ユーザアカウントに Act as operating system 権限が必要
です。詳細については、Windows のマニュアルを参照してください。
Informatica Windows サービスを設定する手順
1.
Windows のコントロールパネルを開きます。
2. [管理ツール]を選択します。
3. [サービス]を選択します。
4. [Informatica <バージョン>]をダブルクリックします。
[Informatica <バージョン>プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
98
第 6 章: Informatica Services の起動
5. [ログオン]タブをクリックします。
6. [このアカウント]を選択します。
7.
ドメインおよびユーザー名を入力するか、[参照]をクリックしてシステムユーザーを特定します。
8.
選択したユーザアカウントのパスワードを入力して確認します。
9. [リカバリ]タブをクリックします。 サービスが失敗した場合は、オプションを選択して Informatica
Services を再起動します。
Windows 上のサービスのシステムアカウントおよびサービスリスタートオプションの設定の詳細については、
Windows のマニュアルを参照してください。
Informatica Windows サービスの設定
99
第 7 章
Informatica クライアントのイン
ストール前のタスク
この章では、以下の項目について説明します。
•
Informatica クライアントのインストール前のタスクの概要, 100 ページ
•
最小システム要件の確認, 100 ページ
•
PowerCenter Client ツールで必要なサードパーティのソフトウェアの確認, 101 ページ
•
システムユーザーアカウントの確認, 102 ページ
Informatica クライアントのインストール前のタスク
の概要
Windows に Informatica クライアントをインストールする前に、最小システム要件とサードパーティソフトウ
ェアの要件が満たされていることを確認します。Informatica クライアントをインストール先のマシンが正し
く設定されていない場合、インストールに失敗する場合があります。
最小システム要件の確認
すべての Informatica クライアントツールを同一のマシンにインストールすることや、別々のマシンにインス
トールすることもできます。 クライアントを複数のマシンにインストールすることもできます。
Informatica クライアントの要件は、インストールするクライアントツールによって異なります。
以下の表に、Informatica クライアントツールを実行するための最小システム要件を示します。
100
クライアント
プロセッサ
RAM
ディスクス
ペース
PowerCenter Client
1 CPU
512 MB
1.6 GB
Informatica Developer
1 CPU
512 MB
2.5 GB
Data Transformation Studio
1 CPU
512 MB
708 MB
インストールのための一時的なディスク領域要件
インストーラによりハードディスクに一時ファイルが書き込まれます。 インストールをサポートする、マシン
に十分な利用可能なディスク容量があることを確認します。 インストールが完了した場合、インストーラによ
り一時ファイルが削除され、ディスク容量が解放されます。
以下の表に、インストール中の一時ディスク容量の要件を一覧表示します。
製品
ディスクスペース
Installer
1 GB
Informatica クライアント
550 MB
PowerCenter Client ツールで必要なサードパーティ
のソフトウェアの確認
以下の表に、PowerCenter Client ツール用のサードパーティのソフトウェア要件を一覧表示します。
クライアント
サードパーティ製ソフトウェア
PowerCenter Mapping Architect for Visio
Microsoft Visio
.NET Framework
PowerCenter Mapping Analyst for Excel
Microsoft Office Excel
PowerCenter Mapping Architect for Visio
PowerCenter クラアイアントのインストールには、Microsoft Visio および .NET Framework を必要とする
Mapping Architect for Visio が含まれます。 PowerCenter クライアントのインストールを開始する前に、
PowerCenter クライアントのインストール先にするマシンに、Microsoft Visio のバージョン 2007 または 2010
をインストールしておく必要があります。
PowerCenter Mapping Analyst for Excel
PowerCenter クラアイアントのインストールには、以下のソフトウェアを必要とする Mapping Analyst for
Excel が含まれます。
•
Microsoft Office Excel のバージョン 2007 または 2010
•
Java のバージョン 1.7 以降
PowerCenter クライアントのインストールを開始する前に、PowerCenter クライアントをインストールするマ
シンに、Microsoft Excel および Java をインストールしておく必要があります。
Mapping Analyst for Excel には、Microsoft Excel にメタデータメニューまたはリボンを追加する Excel ア
ドインが含まれます。 Excel 2007 または 2010 のアドインをインストールすることができます。
PowerCenter Client ツールで必要なサードパーティのソフトウェアの確認
101
システムユーザーアカウントの確認
Informatica クライアントのインストールに使用するユーザーアカウントに、インストールディレクトリおよ
び Windows レジストリに対する書き込み権限があることを確認します。
102
第 7 章: Informatica クライアントのインストール前のタスク
第 8 章
Informatica クライアントのイン
ストール
この章では、以下の項目について説明します。
•
Informatica クライアントのインストールの概要, 103 ページ
•
グラフィカルモードでのインストール, 103 ページ
•
サイレントモードでのインストール, 104 ページ
Informatica クライアントのインストールの概要
Informatica クライアントは、Windows ではグラフィカルモードまたはサイレントモードでインストールでき
ます。
インストール前のタスクを完了させて、インストールの準備をします。Informatica クライアントは複数のマ
シンにインストールできます。
グラフィカルモードでのインストール
Informatica クライアントは、Windows にグラフィカルモードでインストールできます。
1.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
2.
ルートディレクトリから install.bat を実行します。
ルートディレクトリから install.bat ファイル実行時に問題を検出した場合は、以下のファイルを実行し
ます。
<InformaticaInstallationDir>/client/install.exe
3. [Informatica <Version>クライアントのインストール]を選択し、[次へ]をクリックします。
[インストールの前提条件]ページに、システム要件が表示されます。 インストール要件すべてが満たさ
れていることを確認してから、インストールを続行します。
4. [次へ]をクリックします。
[アプリケーションクライアントの選択]ページで、インストールする Informatica クライアントを選択
します。
103
以下の Informatica クライアントアプリケーションは、同じマシンにインストールできます。
•
Informatica Developer
•
PowerCenter Client
•
Data Transformation Studio
同時に複数のクライアントをインストールできます。
Informatica Developer をインストールする場合は、Data Transformation Studio もインストールする必
要があります。
5. [インストールディレクトリ]ページで、インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
インストールディレクトリは、現在のコンピュータ上にある必要があります。パスのディレクトリ名にス
ペースやドル記号($)を含めることはできません。許容されるパスの最大長は 260 文字です。
6. [次へ]をクリックします。
Data Transformation Studio をインストールする場合は、[Data Transformation Studio の設定]ページ
が表示されます。
Data Transformation Studio をインストールしない場合は、[インストール前のサマリ]ページが表示さ
れます。
7.
Data Transformation Studio をインストールする場合は、Data Transformation Studio の Eclipse イン
ストールオプションを選択し、[次へ]をクリックします。
8. [インストール前のサマリ]ページで、インストール情報を確認し、[インストール]をクリックします。
インストーラによって、Informatica クライアントファイルがインストールディレクトリにコピーされま
す。
[インストール後のサマリ]ページには、インストールが正常に完了したかどうかを示すメッセージが表示
されます。
9. [完了]をクリックして、インストーラを終了します。
インストールログファイルを表示して、インストーラによって実行されたタスクの詳細を取得できます。
サイレントモードでのインストール
ユーザーの操作なしで Informatica クライアントをインストールするには、サイレントモードでインストール
します。
プロパティファイルを使用し、インストールオプションを指定します。 インストーラによりこのファイルが読
み込まれ、インストールオプションが決定されます。 サイレントモードによるインストールを使用して、
Informatica クライアントをネットワーク上の複数のマシンにインストールすることや、マシン全体のインス
トールを標準化することができます。
サイレントモードでインストールするには、以下のタスクを完了します。
104
1.
インストールプロパティファイルを設定し、そのプロパティファイル内でインストールオプションを指定
する。
2.
インストールプロパティファイルを使用してインストーラを実行する。
第 8 章: Informatica クライアントのインストール
プロパティファイルの設定
Informatica では、インストーラで必要となるプロパティを含むサンプルのプロパティファイルが提供されて
います。 このサンプルのプロパティファイルをカスタマイズしてプロパティファイルを作成し、インストール
のオプションを指定します。 次に、サイレントインストールを実行します。
サンプルの SilentInput.properties ファイルは、DVD またはインストーラのダウンロード場所であるルートデ
ィレクトリに格納されます。
1.
インストールファイルを含むディレクトリのルートに移動します。
2.
サンプルの SilentInput.properties ファイルを検索します。
3.
SilentInput.properties ファイルのバックアップコピーを作成します。
4.
テキストエディタを使用して、ファイル内のプロパティを開き、値を変更します。
以下の表に、変更可能なインストールプロパティを示します。
プロパティ名
説明
INSTALL_TYPE
Informatica クライアントをインストールまたはアップグレード
するかどうかを示します。
値が 0 の場合、Informatica クライアントは指定するディレクト
リにインストールされます。 値が 1 の場合、Informatica クラ
イアントはアップグレードされます。
デフォルトは 0 です。
UPG_BACKUP_DIR
アップグレードする Informatica クライアントの以前のバージ
ョンのディレクトリ。
USER_INSTALL_DIR
Informatica クライアントのインストールディレクトリ。
DXT_COMP
Informatica デベロッパをインストールするかどうかを指定しま
す。
値が 1 の場合、デベロッパツールがインストールされます。 値
が 0 の場合、デベロッパツールはインストールされません。
デフォルトは 1 です。
CLIENT_COMP
PowerCenter クライアントをインストールするかどうかを示しま
す。
値が 1 の場合、PowerCenter クライアントがインストールされま
す。 値が 0 の場合、PowerCenter クライアントはインストール
されません。
デフォルトは 1 です。
DT_COMP
Data Transformation Studio をインストールするかどうかを示
します。
値が 1 の場合、Data Transformation Studio がインストールさ
れます。値が 0 の場合、Data Transformation Studio はインス
トールされません。
DXT_COMP=1 の場合、このパラメータを 1 に設定します。
サイレントモードでのインストール
105
プロパティ名
説明
NEW_ECLIPSE_SELECTIO
N
このパラメータは、DT_COMP=1 の場合に設定できます。インスト
ーラにバンドルされている Eclipse のコピーをインストールす
るか、または使用するマシンにインストールされている Eclipse
開発環境を使用するかを示します。
値が 0 の場合は、マシンにインストールされている Eclipse 開
発環境が使用されます。ECLIPSE_LOCATION プロパティを設定し
てください。値が 1 の場合は、インストーラにバンドルされてい
る Eclipse のコピーが設定時にインストールされます。デフォ
ルトは 1 です。
ECLIPSE_LOCATION
NEW_ECLIPSE_SELECTION=0 の場合は必須です。
既存の eclipse.exe ファイルの絶対パスを指定します。
5.
プロパティファイルを保存します。
サンプルのプロパティファイル
以下の例は、サンプルの SilentInput.properties ファイルの内容を示します。
##########################################################
# Informatica Installer Build Details
# Copyright (c) Informatica Corporation 1998 - 2012
# This software contains confidential and proprietary
# information of Informatica Corporation.
# All Rights Reserved.
##########################################################
#######
# Use this file (SilentInput.properties) to install or upgrade the Informatica clients without user
interaction.
#
Use this sample properties file to define the parameters for the silent installation or upgrade.
# Use the following guidelines when you edit this file:
#
Back up the file before you modify it.
#
Any error condition that causes the installation or upgrade to fail, such as an installation directory
that is not valid, #
generates a log file in SYSTEM_DRIVE_ROOT. For example: c:\silentErrorLog.log
#######
# The INSTALL_TYPE property determines whether to install or upgrade Informatica.
#
Value
0
Perform a new installation of Informatica.
#
Value
1
Upgrade a previous version of Informatica.
INSTALL_TYPE=0
# The USER_INSTALL_DIR property represents the directory in which to install the new version of Informatica.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
#
The property must point to a valid directory with write permissions enabled.
USER_INSTALL_DIR=c:\Informatica\9.6.0
# The UPG_BACKUP_DIR property represents the directory that contains the PowerCenter or Informatica version
that you want to upgrade.
#
Set the property if you are upgrading Informatica.
#
This property must point to a valid PowerCenter or Informatica client installation.
UPG_BACKUP_DIR=c:\Informatica\9.5.0
# The DXT_COMP property determines whether to install Informatica Developer.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
#
Value
1
Install Informatica Developer.
106
第 8 章: Informatica クライアントのインストール
#
Value
0
Do not install Informatica Developer.
DXT_COMP=1
# The CLIENT_COMP property determines whether to install the PowerCenter Client.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
#
Value
1
Install the PowerCenter Client.
#
Value
0
Do not install the PowerCenter Client.
CLIENT_COMP=1
# The DT_COMP property determines whether to install the Data Transformation Studio.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
#
If DXT_COMP=1, set the property to 1.
#
Value
1
Install Data Transformation Studio.
#
Value
0
Do not install Data Transformation Studio.
DT_COMP=1
# The NEW_ECLIPSE_SELECTION property determines whether to install the copy of Eclipse that is bundled with
the installer or
#
use an Eclipse development environment that is already installed on your machine.
#
Set the property if DT_COMP=1.
#
Value
0
Install Data Transformation Studio to use the Eclipse development environment that is
already installed on your machine.
#
Value
1
Install Data Transformation Studio to use the copy of Eclipse that is bundled with the
installer.
NEW_ECLIPSE_SELECTION=1
# The ECLIPSE_LOCATION property represents the directory that contains the existing eclipse.exe file.
#
Set the property to the existing Eclipse location if "NEW_ECLIPSE_SELECTION=0".
#
Do not set the property if NEW_ECLIPSE_SELECTION=1.
ECLIPSE_LOCATION=
#######
# After you create the properties file, save the file with the name SilentInput.properties and
#
run the silent installer to perform the Informatica client installation.
#######
/>インストーラの実行
プロパティファイルの設定後、コマンドウィンドウを開いてサイレントインストールを開始します。
1.
コマンドウィンドウを開きます。
2.
インストールファイルを含むディレクトリのルートに移動します。
3.
編集して再保存した SilentInput.properties ファイルがディレクトリに含まれていることを確認します。
4.
サイレントインストールを実行するには、silentInstall.bat ファイルをダブルクリックします。
サイレントインストーラがバックグラウンドで実行します。プロセスにしばらく時間がかかる場合があり
ます。サイレントインストールは、Informatica_<Version>_Client_InstallLog.log ファイルがインスト
ールディレクトリに作成された時点で完了します。
サイレントインストールは、プロパティファイルが正しく設定されない場合、または、インストールディ
レクトリにアクセスできない場合に失敗します。インストールログファイルを確認し、エラーを修正しま
す。それからサイレントインストールを再実行します。
サイレントモードでのインストール
107
第 9 章
Informatica クライアントのイン
ストール後のタスク
この章では、以下の項目について説明します。
•
Informatica クライアントのインストール後のタスクの概要, 108 ページ
•
Web ブラウザの設定, 108 ページ
•
クライアントツール用の言語のインストール, 109 ページ
•
環境変数の設定, 110 ページ
Informatica クライアントのインストール後のタスク
の概要
Informatica クライアントのインストール後、クライアントが適切に実行することを確認するためにインスト
ール後のタスクを実行します。
Web ブラウザの設定
Microsoft Internet Explorer または Google Chrome を使用して、Informatica プラットフォームの Web クラ
イアントアプリケーションを起動することができます。
以下の表に、Web アプリケーションで使用できるブラウザを示します。
108
コンポーネント
Web ブラウザ
Informatica Administrator
Microsoft Internet Explorer、Google Chrome
Web サービス Hub コンソール
Microsoft Internet Explorer、Google Chrome
Metadata Manager サービス
Microsoft Internet Explorer、Google Chrome
レポートサービス
Microsoft Internet Explorer、Google Chrome
コンポーネント
Web ブラウザ
レポートおよびダッシュボードサービス
Microsoft Internet Explorer、Google Chrome
PowerCenter Client
Microsoft Internet Explorer
注: Designer、Repository Manager、および
Workflow Manager 用のスタートページを表示する必
要があります。
アプリケーションにアクセスするには、ブラウザで次のオプションを設定します。
スクリプトと ActiveX
Internet Explorer で、[アクティブスクリプト]、[スクリプトによる貼り付け処理の許可]、[ActiveX コ
ントロールとプラグインの実行]、および[スクリプトを実行しても安全だとマークされている ActiveX
コントロールのスクリプトの実行]を有効にする必要があります。 コントロールを設定するには、[ツー
ル]-[インターネットオプション]-[セキュリティ]-[レベルのカスタマイズ]をクリックします。
ポップアップブロックユーティリティ
Data Analyzer のページと Metadata Manager のページを表示するには、ブラウザのポップアップをブロッ
クする機能を無効にします。
TLS 1.0
AIX で動作するドメイン上の Informatica Administrator に HTTPS を設定する場合、Internet Explorer
が必要です。TLS 1.0.TLS 1.0 を有効にするには、[ツール]-[インターネットオプション]-[詳細設
定]をクリックします。TLS 1.0 の設定は「セキュリティ」という見出しの下に表示されます。
信頼できるサイト
Informatica ドメインが Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行されている場合、ブラウザを
Informatica の Web アプリケーションにアクセスできるように設定する必要があります。Microsoft
Internet Explorer では、Informatica Web アプリケーションの URL を信頼できるサイトのリストに追加
します。Google Chrome では、Informatica の Web アプリケーションのホスト名を信頼できるサイトのホ
ワイトリストに追加します。
ブラウザキャッシュ
Internet Explorer では、Metadata Manager が正しくページをキャッシュしユーザー特権を適用するよう
に、ブラウザのキャッシュオプションを設定します。[ツール]-[インターネットオプション]をクリッ
クします。[参照履歴]で、[設定]をクリックします。[格納されているページの新バージョンをチェッ
ク]で、[Web ページを表示するたび]を選択します。
クライアントツール用の言語のインストール
システムロケール以外の言語を表示し、UTF-8 コードページを使用するリポジトリで作業する必要がある場合
は、Informatica クライアントで使用する追加の言語を Windows にインストールします。 また、Windows
Input Method Editor (IME)を使用するための言語のインストールが必要となる場合があります。
言語をインストールするには:
1.
[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]をクリックします。
2.
[地域のプロパティ]をクリックします。
3.
システムの言語の設定の下で、インストールする言語を選択します。
クライアントツール用の言語のインストール
109
4. [適用]をクリックします。
Windows では、システムの再起動が必要な場合があります。
環境変数の設定
Informatica のクライアントをホストするマシンで、安全な通信を有効にした、または Kerberos 認証を使った
ネットワーク上で実行されている Informatica ドメインとクライアントが正しく動作するように、環境変数を
設定する必要があります。
Informatica ドメインに対して安全な通信が有効になっている場合、トラストストア情報を使って
Informatica の環境変数を設定します。
INFA_TRUSTSTORE
ドメインの安全な通信を有効にし、使用する SSL 証明書を指定する場合、SSL 証明書のトラストストアフ
ァイルのあるディレクトリを使って INFA_TRUSTSTORE 変数を設定します。このディレクトリには、
infa_truststore.jks および infa_truststore.pem という名前のトラストストアファイルを含める必要が
あります。
INFA_TRUSTSTORE_PASSWORD
ドメインの安全な通信を有効にし、使用する SSL 証明書を指定する場合、SSL 証明書の入った
infa_truststore.jks に対するパスワードを使って INFA_TRUSTSTORE_PASSWORD 変数を設定します。パス
ワードは暗号化される必要があります。pmpasswd というコマンドラインプログラムを使用して、パスワー
ドを暗号化します。
Informatica ドメインが Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行されている場合、Kerberos 設定の環境
変数を設定します。
KRB5_CONFIG
KRB5_CONFIG 環境変数を使用して Kerberos 設定ファイルのパスとファイル名を格納します。Kerberos 設
定ファイルの名前は krb5.conf です。Informatica クライアントをホストする各マシンに対して、
KRB5_CONFIG 環境変数を設定する必要があります。
110
第 9 章: Informatica クライアントのインストール後のタスク
第 10 章
Informatica クライアントの起動
•
PowerCenter Client の起動, 111 ページ
PowerCenter Client の起動
PowerCenter Client を起動する場合は、PowerCenter リポジトリに接続します。
1.
Windows の[スタート]メニューから[プログラム] > [Informatica[バージョン]] > [クライアン
ト] > [クライアントツール名]をクリックします。
PowerCenter クライアントツールの初回実行時には、リポジトリを追加し、それに接続する必要がありま
す。
2. [リポジトリ] > [リポジトリの追加]をクリックします。
[リポジトリの追加]ダイアログボックスが表示されます。
3.
リポジトリ名とユーザ名を入力します。
4. [OK]をクリックします。
ナビゲータにリポジトリが表示されます。
5. [リポジトリ] > [接続]をクリックします。
[リポジトリへの接続]ダイアログボックスが表示されます。
6.
接続設定のセクションで、[追加]をクリックしてドメインの接続情報を追加します。
[ドメインの追加]ダイアログボックスが表示されます。
7.
ドメイン名、ゲートウェイホスト、およびゲートウェイのポート番号を入力します。
8. [OK]をクリックします。
9. [リポジトリへの接続]ダイアログボックスで、管理者ユーザー用のパスワードを入力します。
10.
セキュリティドメインを選択します。
11. [接続]をクリックします。
リポジトリに接続した後、オブジェクトを作成できます。
111
第 11 章
Informatica のインストールのト
ラブルシューティング
この章では、以下の項目について説明します。
•
インストールのトラブルシューティングの概要, 112 ページ
•
インストールログファイル, 112 ページ
•
ドメインおよびノードのトラブルシューティング, 114 ページ
•
PowerCenter クライアントのトラブルシューティング, 116 ページ
•
Informatica Developer または Data Transformation Studio のトラブルシューティング, 116 ページ
インストールのトラブルシューティングの概要
この章では、Informatica のインストール処理に関する情報、およびインストール中に発生するエラーの原因
と解決方法に関する情報について説明します。 この章に含まれている例は一般的なトラブルシューティング戦
略を説明しており、インストールの問題に関して起こりうる原因の包括的なリストではありません。
インストールログファイル
以下のログファイルを使用して、Informatica のインストールのトラブルシューティングを行うことができま
す。
•
インストールログファイル。 インストーラはインストール中およびインストール後にログファイルを作成
します。これらのログファイルを使用して、インストーラで実行されたタスクおよびインストール中に発生
したエラーの詳細情報を取得することができます。インストールログファイルには、以下のログが含まれま
す。
- デバッグログ
- ファイルインストールログ
•
112
Service Manager ログファイル。ノードで Service Manager を起動した際に生成されるログファイルです。
デバッグログファイル
インストーラは、アクションおよびエラーをデバッグログファイルに書き込みます。ログファイルの名前は、
インストールする Informatica コンポーネントによって異なります。
以下の表に、デバッグログファイルのプロパティを示します。
プロパティ
説明
ログファイ
ル名
- Informatica_<Version>_Services.log
- Informatica_<Version>_Client.log
- Informatica_<Version>_Services_Upgrade.log
- Informatica_<Version>_Client_Upgrade.log
場所
インストールディレクトリ。
使用方法
インストーラが実行するアクションの詳細情報を取得し、インストールのエラ
ーの詳細情報を取得します。インストーラは、インストール中にこのファイル
に情報を書き込みます。インストーラでエラーが生成された場合、このログを
使用してエラーを解決することができます。
内容
インストーラにより実行された各アクション、インストーラに入力した情報、
インストーラが使用する各コマンドラインのコマンド、およびコマンドにより
返されたエラーコードの詳細なサマリ。
デバッグログには、ドメイン、ノード、アプリケーションサービスの作成に使用される infacmd および
infasetup コマンドからの出力が含まれます。 デバッグログには、アプリケーションサービスの起動情報も含
まれます。
ファイルインストールログファイル
ファイルインストールログファイルには、インストールされたファイル情報が含まれます。
以下の表に、インストールログファイルのプロパティを示します。
プロパティ
説明
ログファイ
ル名
- Informatica_<Version>_Services_InstallLog.log
- Informatica_<Version>_Client_InstallLog.log
場所
インストールディレクトリ。
使用方法
インストールされたファイル、および作成されたレジストリエントリに関する
情報を取得します。
内容
作成されたディレクトリ、インストールされたファイルおよび実行されたコマ
ンドの名前、およびインストールされた各ファイルの状態。
Service Manager ログファイル
インストーラにより Informatica Services が起動します。 Informatica Services によりノード用に Service
Manager が起動します。 Service Manager は、ノードの起動状態を示すログファイルを生成します。これらの
ファイルは、Informatica Services が起動に失敗する場合や Informatica Administrator にログインできな
インストールログファイル
113
い場合に、問題のトラブルシューティングで使用します。Service Manager ログファイルは各ノードに作成さ
れます。
以下の表に、Service Manager によって生成されるファイルを示します。
プロパティ
説明
catalina.out
Service Manager を実行する Java バーチャルマシン(JVM)からのログイ
ベント。たとえば、インストール中にポートが使用可能なのに、Service
Manager を開始すると使用中になることがあります。このログを使用する
と、Service Manager の開始時に使用できなくなるポートの詳細情報を取
得できます。catalina.out ファイルは、/tomcat/logs ディレクトリにあ
ります。
node.log
ノードの Service Manager の開始中に生成されるログイベント。このロ
グを使用して、ノードの Service Manager が開始に失敗した理由の詳細
を取得することができます。たとえば、Service Manager がドメイン環境
設定データベースに 30 秒以内に接続できない場合、Service Manager は
開始に失敗します。node.log ファイルは、/tomcat/logs ディレクトリに
あります。
注: また、Log Manager が使用不能のときに、Service Manager は、node.log を使用してイベントを記録しま
す。たとえば、Service Manager が実行されるマシンにログイベントファイルを書き込むことができる十分な
ディスク領域がない場合、Log Manager は使用不能になります。
ドメインおよびノードのトラブルシューティング
Informatica のインストール中、ドメインやノードを作成および設定している際にインストーラでエラーが発
生する場合があります。
次のインストーラタスクで、エラーが発生することがあります。
•
ドメイン環境設定データベースの追加
•
ドメインの作成またはドメインへの参加
•
Informatica の起動
•
ドメインを ping しています
•
ライセンスの追加
ドメイン環境設定リポジトリの作成
ドメインを作成する場合、インストーラによりドメイン環境設定リポジトリが作成され、ドメインメタデータ
が格納されます。 インストーラにより、インストール中に入力したオプションが使用され、設定メタデータが
ドメイン環境設定リポジトリに追加されます。 インストーラは、JDBC を使用してデータベースとやり取りし
ます。Informatica Services のインストール先マシンに ODBC やネイティブ接続を設定する必要はありません。
インストーラではドメイン環境設定リポジトリデータベースでテーブルが作成または削除され、接続情報が確
認されます。 データベース用のユーザーアカウントには、データベースに対する作成特権が必要です。 各ド
メインが個別のドメイン環境設定リポジトリを持つ必要があります。
114
第 11 章: Informatica のインストールのトラブルシューティング
ドメインの作成またはドメインへの参加
ドメインを作成するかドメインに参加するかに応じて、インストーラにより異なるタスクが実行されます。
•
ドメインの作成。 インストーラにより infasetup DefineDomain コマンドが実行され、ドメインの設定ウ
ィンドウに入力した情報に基づいて、現在のマシンにあるドメイン用にドメインとゲートウェイノードが作
成されます。
•
ドメインへの参加。 インストーラにより infasetup DefineWorkerNode コマンドが実行されて現在のマシ
ンにノードが作成され、infacmd AddDomainNode コマンドが実行されてこのノードがドメインに追加されま
す。 インストーラは、[ドメインの設定]ウィンドウに入力した情報を使用してコマンドを実行します。
ゲートウェイノードが使用不可能の場合、infasetup および infacmd コマンドは失敗します。 ゲートウェイノ
ードが使用不可能の場合、Informatica Administrator にはログインできません。
たとえば、[接続テスト]をクリックし、接続テストを行って合格したにもかかわらず、[次へ]をクリックす
る前にデータベースが使用不可になった場合、DefineDomain コマンドは失敗します。また、ホスト名または
IP アドレスが現在のマシンに属していない場合にも、DefineDomain コマンドが失敗することもあります。ド
メイン環境設定用のデータベースが使用可能であること、およびホスト名が正しいことを確認して再試行して
ください。
AddDomainNode コマンドが失敗する場合は、ゲートウェイノードで Informatica Services が実行中であること
を確認し、再試行します。
Informatica の起動
インストーラにより infaservice が実行され、Informatica Services が起動します。 Informatica が起動に
失敗する場合の問題のトラブルシューティングを行うには、インストールデバッグログ、そして node.log と
catalina.out という Service Manager ログファイルの情報を使用してエラーの原因を特定します。
ドメインを作成する場合は、ドメインが使用可能であることを Informatica Services が確認した後に
Informatica Administrator にログインします。ドメインに参加する場合は、ノードが正常に作成および開始
されたことを Informatica Services が確認した後に Informatica Administrator にログインします。
Informatica は、以下の理由で起動に失敗することがあります。
•
Service Manager のシステムメモリが不足している。 Informatica を起動し、Service Manager を実行す
る Java Runtime Environment(JRE)がシステムメモリ不足のため起動しない可能性があります。
Informatica で使用されるシステムメモリ量が設定されるように、INFA_JAVA_OPTS 環境変数を設定します。
UNIX では、Informatica の起動時にメモリ構成を設定できます。
•
ドメイン環境設定データベースが使用不可能である。ゲートウェイノードの Service Manager が 30 秒以内
にドメイン環境設定データベースに接続できない場合、Informatica はノードでの起動に失敗します。 ド
メイン環境設定リポジトリが使用可能であることを確認します。
•
Informatica Services のユーザーアカウントが正しく設定されていない。Windows でユーザーアカウント
を設定して Informatica Services を起動する際に、Windows ドメイン、ユーザー名、またはパスワードが
正しく設定されていない場合、Informatica は起動に失敗します。 また、ユーザーアカウントにはオペレ
ーティングシステムの一部として機能の権限が必要です。
•
PATH 環境変数のコンテンツが最大許容長を超えている。Windows では、Informatica で必要とされるファイ
ルやライブラリがシステムパスにない場合、Informatica は起動に失敗し、アクセスできません。 この問
題は、PATH 環境変数内の合計文字数が制限を超えた場合に発生します。
•
<InformaticaInstallationDir>ディレクトリ内のフォルダーの一部に適切な実行権限がない。
<InformaticaInstallationDir>ディレクトリに対する実行権限を付与します。
ドメインおよびノードのトラブルシューティング
115
ドメインの Ping
インストーラは、インストールを続行する前に infacmd Ping コマンドを実行して、ドメインが使用可能であ
ることを確認します。ドメインを使用可能にして、ライセンスオブジェクトをドメインに追加できるようにす
る必要があります。ping コマンドが失敗する場合は、ゲートウェイノードで Informatica を起動します。
ライセンスの追加
インストーラにより infacmd AddLicense コマンドが実行され、Informatica ライセンスキーファイルが読み込
まれ、ドメイン内にライセンスオブジェクトが作成されます。 Informatica Administrator でアプリケーショ
ンサービスを実行するには、有効なライセンスオブジェクトがドメインに存在する必要があります。
差分ライセンスを使用してドメインに参加する場合、差分ライセンスのシリアル番号がドメイン内の既存のラ
イセンスオブジェクトのシリアル番号と一致する必要があります。シリアル番号が一致しない場合、
AddLicense コマンドは失敗します。
シリアル番号、バージョン、インストール、期限日、オペレーティングシステム、接続のオプションなど、イ
ンストールで使用されるライセンスキーファイルのコンテンツに関して、インストールデバッグログで詳細情
報を取得できます。 Informatica Administrator で、ドメイン用の既存のライセンスに関する詳細情報を取得
できます。
PowerCenter クライアントのトラブルシューティング
PowerCenter クライアントをインストールしたが、Mapping Architect for Visio が
Windows の[スタート]メニューに表示されず、クライアントディレクトリ内の
MappingTemplate フォルダが空になっている。
Mapping Architect for Visio を正しくインストールするには、Microsoft .NET Framework の正しいバージョ
ンおよびサービスパックレベルが必要です。
PowerCenter クライアントをアンインストールし、Microsoft .NET Framework の正しいバージョンをインスト
ールして、PowerCenter クライアントを再インストールします。
Informatica Developer または Data Transformation
Studio のトラブルシューティング
Informatica Developer または Data Transformation Studio をインストールしたが、環
境変数が表示されない。
Windows マシンを再起動し、環境変数をリフレッシュします。
116
第 11 章: Informatica のインストールのトラブルシューティング
第 12 章
リポジトリデータベースの設定
この章では、以下の項目について説明します。
•
リポジトリデータベースの設定の概要, 117 ページ
•
データベースユーザーアカウントの設定のガイドライン, 118 ページ
•
PowerCenter レポジトリデータベースの要件, 118 ページ
•
Data Analyzer リポジトリデータベースの要件, 119 ページ
•
Metadata Manager リポジトリデータベースの要件, 120 ページ
リポジトリデータベースの設定の概要
PowerCenter により、ドメインのリポジトリにデータとメタデータが格納されます。 PowerCenter アプリケー
ションサービスを作成する前に、リポジトリ用のデータベースとデータベースユーザーアカウントを作成しま
す。
以下のリポジトリ用のデータベースとユーザーアカウントを設定します。
•
PowerCenter リポジトリ
•
Data Analyzer リポジトリ
•
Jaspersoft リポジトリ
•
Metadata Manager リポジトリ
リポジトリは、以下のリレーショナルデータベースシステムで作成できます。
•
Oracle
•
IBM DB2
•
Microsoft SQL Server
•
Sybase ASE
データベース設定の詳細については、使用するデータベースシステムのマニュアルを参照してください。
117
データベースユーザーアカウントの設定のガイドラ
イン
ユーザーアカウントを設定する際には、以下のルールおよびガイドラインを使用します。
•
データベースは Informatica ドメイン内のすべてのゲートウェイノードからアクセス可能である必要があり
ます。
•
データベースユーザアカウントには、テーブル、インデックス、ビューの作成および削除を行う権限、なら
びにテーブルのデータを選択、挿入、更新、および削除する権限が必要です。
•
7 ビット ASCII を使用してアカウントのパスワードを作成します。
•
1 つのリポジトリ内のデータベースエラーにより、他のリポジトリが影響を受けることを防ぐには、異なる
データベースユーザーアカウントを使用して別々のデータベーススキーマに各リポジトリを作成します。
リポジトリは、ドメイン設定リポジトリ、またはドメイン内の他のリポジトリと同じデータベーススキーマ
では作成しません。
PowerCenter レポジトリデータベースの要件
データベースの設定が PowerCenter リポジトリの要件を満たしていることを確認します。
Oracle
Oracle でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
テーブルスペースのストレージサイズを小さい数字に設定して、リポジトリでスペースを過剰に使用するの
を防ぎます。 また、リポジトリテーブルを所有するユーザーのデフォルトのテーブルスペースが小さいサ
イズに設定されていることも確認します。
以下の例に、REPOSITORY という名前のテーブルスペースの推奨ストレージパラメータを設定する方法を示
します。
ALTER TABLESPACE "REPOSITORY" DEFAULT STORAGE ( INITIAL 10K NEXT 10K MAXEXTENTS UNLIMITED PCTINCREASE 50 );
これらのパラメータは、リポジトリの作成前に確認または変更しておく必要があります。
•
データベースユーザーアカウントには、CONNECT、RESOURCE、および CREATE VIEW 特権が必要です。
•
Informatica では、リポジトリテーブルの Oracle パブリックシノニムはサポートされません。データベー
ス内でテーブルのパブリックシノニムが作成されていないことを確認します。
IBM DB2
IBM DB2 でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
リポジトリのパフォーマンスを最適化するには、テーブルスペースと共に単一ノードでデータベースを設定
します。 テーブルスペースが単一ノードにある場合は、リポジトリテーブルが異なるデータベースノード
に存在する場合よりも、PowerCenter クライアントと PowerCenter 統合サービスは、より高速にリポジトリ
にアクセスします。
リポジトリの作成、コピー、リストアを行う際には、単一ノードのテーブル領域名を指定してください。テ
ーブルスペース名を指定しない場合、DB2 ではデフォルトのテーブルスペースが使用されます。
•
118
Informatica では、リポジトリテーブルの IBM DB2 テーブルエイリアスはサポートされません。データベー
ス内でテーブルのテーブルエイリアスが作成されていないことを確認します。
第 12 章:
リポジトリデータベースの設定
Sybase ASE
Sybase ASE でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
データベースサーバーのページサイズは 8KB 以上に設定します。 この設定は、一度設定したら後で変更す
ることはできません。
•
次のデータベースオプションを TRUE に設定します。
- allow nulls by default
- ddl in tran
•
データベースユーザーに CREATE TABLE 特権と CREATE VIEW 特権があることを確認します。
•
データベースのメモリ構成の要件を設定します。
以下の表に、メモリ構成の要件と推奨される基準値を示します。
データベース設定
Sybase System のプロシージャ
値
開いているオブジェクト
の数
sp_configure "number of open
objects"
5000
開いているインデックス
の数
sp_configure "number of open
indexes"
5000
開いているパーティショ
ンの数
sp_configure "number of open
partitions"
8000
ロックの数
sp_configure "number of locks"
100000
データベースで実行する操作に応じて、上記の推奨値を調整します。
Data Analyzer リポジトリデータベースの要件
データベースの設定が Data Analyzer リポジトリの要件を満たしていることを確認します。
Oracle
Oracle でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
テーブルスペースのストレージサイズを小さい数字に設定して、リポジトリでスペースを過剰に使用するの
を防ぎます。 また、リポジトリテーブルを所有するユーザーのデフォルトのテーブルスペースが小さいサ
イズに設定されていることも確認します。
以下の例に、REPOSITORY という名前のテーブルスペースの推奨ストレージパラメータを設定する方法を示
します。
ALTER TABLESPACE "REPOSITORY" DEFAULT STORAGE ( INITIAL 10K NEXT 10K MAXEXTENTS UNLIMITED PCTINCREASE 50 );
これらのパラメータは、リポジトリの作成前に確認または変更しておく必要があります。
•
データベースユーザーアカウントには、CONNECT、RESOURCE、および CREATE VIEW 特権が必要です。
•
Informatica では、リポジトリテーブルの Oracle パブリックシノニムはサポートされません。データベー
ス内でテーブルのパブリックシノニムが作成されていないことを確認します。
Data Analyzer リポジトリデータベースの要件
119
Microsoft SQL Server
Microsoft SQL Server でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
Microsoft SQL Server 2005 でリポジトリを作成する場合は、大文字と小文字を区別する照合を使用して
Microsoft SQL Server をインストールする必要があります。
•
Microsoft SQL Server 2005 でリポジトリを作成する場合は、リポジトリデータベースには 80 以下のデー
タベース互換性レベルが必要です。 Data Analyzer では、Microsoft SQL Server が 80 以下の互換性レベ
ルのデータベース上でのみサポートする非 ANSI SQL 文が使用されます。
データベース互換性レベルを 80 に設定するには、データベースに対して以下のクエリーを実行します。
sp_dbcmptlevel ‘<DatabaseName>’, 80
または、Microsoft SQL Server Enterprise Manager を開き、データベースを右クリックして[プロパテ
ィ]-[オプション]を選択します。[データベース互換性レベル]を 80 に設定し、[OK]をクリックしま
す。
Sybase ASE
Sybase ASE でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
データベースサーバーのページサイズは 8KB 以上に設定します。 この設定は、一度設定したら後で変更す
ることはできません。
Data Analyzer リポジトリのデータベースには少なくとも 8KB のページサイズが必要となります。 ページ
サイズが 8KB より小さい Sybase ASE インスタンス上に Data Analyzer データベースを設定すると、レポー
トを実行したときに Data Analyzer によってエラーが生成されることがあります。 ページサイズを増やす
と、Sybase ASE によって行サイズ制限が緩和されます。
Data Analyzer では、レポートの SQL クエリで GROUP BY 句が指定されます。 レポートを実行すると、
Sybase ASE ではすべての GROUP BY が格納され、一時ワークテーブルにカラムが集計されます。ワークテー
ブルの最大インデックス行サイズは、データベースのページサイズによって制限されます。例えば、Sybase
ASE がデフォルトのページサイズである 2KB でインストールされている場合、インデックス行サイズは 600
バイトを超えることができません。 ただし、ほとんどの Data Analyzer レポートの SQL クエリの GROUP BY
句では、600 バイトを超えるインデックス行サイズが生成されます。
•
データベースユーザーに CREATE TABLE 特権と CREATE VIEW 特権があることを確認します。
•
データベースサーバーで Distributed Transaction Management(DTM)オプションを有効にします。
•
DTM ユーザーアカウントを作成し、そのユーザーに dtm_tm_role を付与します。
以下の表に、dtm_tm_role 値に対する DTM 設定を示します。
DTM 設定
Sybase System のプロシージャ
値
Distributed Transaction
Management 特権
sp_role "grant"
dtm_tm_role,
username
Metadata Manager リポジトリデータベースの要件
データベースの設定が Metadata Manager リポジトリの要件を満たしていることを確認します。
120
第 12 章:
リポジトリデータベースの設定
Oracle
Oracle でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
Oracle 上でテーブルスペースのパラメータを設定します。
以下の表に、設定する必要があるテーブルスペースパラメータを示します。
プロパティ
設定項目
コメント
<Temporary
tablespace>
2 GB 以上に設定
-
CURSOR_SHARING
FORCE
-
MEMORY_TARGET
4 GB 以上
SELECT * FROM v
$memory_target_advice ORDER BY
memory_size; を実行して最適な
MEMORY_SIZE を判断します。
MEMORY_MAX_TAR
GET
MEMORY_TARGET よりも大きなサイ
ズ
MEMORY_MAX_TARGET を指定しない
場合、MEMORY_MAX_TARGET は
MEMORY_TARGET と同じ値に設定さ
れます。
OPEN_CURSORS
500 共有
オープンカーソルを監視して調整
します。 v$sesstat にクエリを実
行し、現在オープンしているカー
ソルの数を確認します。 上限に近
い数のセッションが実行されてい
る場合、OPEN_CURSORS の値を増や
します。
UNDO_MANAGEMEN
T
AUTO
-
•
メタデータをマルチバイト言語でリポジトリに格納する必要がある場合は、データベースインスタンスで
NLS_LENGTH_SEMANTICS パラメータを CHAR に設定します。 デフォルトは BYTE です。
•
データベースユーザーアカウントには、CREATE SESSION、CREATE VIEW、ALTER SESSION、および CREATE
SYNONYM 特権が必要です。さらに、データベースユーザーアカウントには RESOURCE ロールが割り当てられ
ている必要があります。
•
Informatica では、リポジトリテーブルの Oracle パブリックシノニムはサポートされません。データベー
ス内でテーブルのパブリックシノニムが作成されていないことを確認します。
IBM DB2
IBM DB2 でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
システムの一時テーブルスペースをデフォルトのページサイズである 4KB より大きい値に設定し、ヒープサ
イズを更新します。
4KB より大きいページサイズで定義されたテーブルスペースのテーブルに対して実行されるクエリには、
4KB より大きいページサイズを持つシステムの一時テーブルスペースが必要です。 この値より大きいペー
ジサイズで定義されているシステムの一時テーブルスペースがない場合、クエリは失敗します。 サーバー
に、以下のエラーが表示されます。
SQL 1585N A system temporary table space with sufficient page size does not exist. SQLSTATE=54048
Metadata Manager リポジトリデータベースの要件
121
8KB、16KB、32KB のページサイズを持つシステムの一時テーブルスペースを作成します。 以下の SQL 文を
各データベースで実行し、システムの一時テーブルスペースを設定してヒープサイズを更新します。
CREATE Bufferpool RBF IMMEDIATE SIZE 1000 PAGESIZE 32 K EXTENDED STORAGE ;
CREATE Bufferpool STBF IMMEDIATE SIZE 2000 PAGESIZE 32 K EXTENDED STORAGE ;
CREATE REGULAR TABLESPACE REGTS32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING ('C:\DB2\NODE0000\reg32' )
EXTENTSIZE 16 OVERHEAD 10.5 PREFETCHSIZE 16 TRANSFERRATE 0.33 BUFFERPOOL RBF;
CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE TEMP32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING ('C:
\DB2\NODE0000\temp32' ) EXTENTSIZE 16 OVERHEAD 10.5 PREFETCHSIZE 16 TRANSFERRATE 0.33 BUFFERPOOL STBF;
GRANT USE OF TABLESPACE REGTS32 TO USER <USERNAME>;
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING APP_CTL_HEAP_SZ 16384
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING APPLHEAPSZ 16384
UPDATE DBM CFG USING QUERY_HEAP_SZ 8000
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING LOGPRIMARY 100
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING LOGFILSIZ 2000
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING LOCKLIST 1000
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING DBHEAP 2400
"FORCE APPLICATIONS ALL"
DB2STOP
DB2START
•
ロッキングパラメータを設定し、IBM DB2 で Metadata Manager リポジトリにメタデータをロードする場合
にデッドロックを回避します。
以下の表に、設定できるロッキングパラメータを示します。
パラメータ名
値
IBM DB2 の説明
LOCKLIST
8192
ロックリストの最大容量(4KB)
MAXLOCKS
10
アプリケーションごとのロックリストの割合(%)
LOCKTIMEOUT
300
ロックのタイムアウト(秒)
DLCHKTIME
10000
デッドロックのチェック間隔(ミリ秒)
また、DB2_RR_TO_RS パラメータを YES に設定して、読み取りポリシーを Repeatable Read から Read
Stability に変更します。
•
Informatica では、リポジトリテーブルの IBM DB2 テーブルエイリアスはサポートされません。データベー
ス内でテーブルのテーブルエイリアスが作成されていないことを確認します。
注: IBM DB2 をメタデータソースとして使用する場合、ソースデータベースには同じ設定要件があります。
Microsoft SQL Server
リポジトリがメタデータをマルチバイト言語で格納する必要がある場合は、Microsoft SQL Server のインスト
ール時にデータベースの照合をそのマルチバイト言語に設定します。この設定は、一度設定したら変更するこ
とはできません。
122
第 12 章:
リポジトリデータベースの設定
第 13 章
Informatica プラットフォームの
接続
この章では、以下の項目について説明します。
•
接続性の概要, 123 ページ
•
ドメイン接続性, 124 ページ
•
PowerCenter の接続性, 124 ページ
•
ネイティブ接続性, 128 ページ
•
ODBC の接続, 129 ページ
•
JDBC の接続, 130 ページ
接続性の概要
Informatica プラットフォームは以下の接続タイプを使用して、クライアント、サービス、およびドメイン内
のその他のコンポーネント間で通信します。
•
TCP/IP ネットワークプロトコル。ドメイン内のアプリケーションサービスおよび Service Manager は、
TCP/IP ネットワークプロトコルを使用して、他のノードおよびサービスと通信します。 クライアントもま
た、TCP/IP を使用して、アプリケーションサービスと通信します。 Informatica Services のインストー
ル時に、ノード上で TCP/IP 通信用のホスト名およびポート番号を設定できます。 インストール時または
Informatica Administrator において、ノード上のサービスで使用されるポート番号を設定できます。
•
ネイティブドライバ。 PowerCenter Integration Service および PowerCenter リポジトリサービスは、ネ
イティブドライバを使用してデータベースと通信します。 ネイティブドライバは、データベースサーバー
およびクライアントソフトウェアにパッケージ化されています。 PowerCenter Integration Service およ
び PowerCenter リポジトリサービスが実行されるマシンで、ネイティブデータベースクライアントソフトウ
ェアをインストールして設定します。
•
ODBC。 ODBC ドライバは、Informatica Services および Informatica クライアントと共にインストールさ
れます。 Integration Service は、ODBC ドライバを使用してデータベースと通信します。
•
JDBC。Reporting Service は、JDBC を使用して Data Analyzer リポジトリとデータソースに接続します。
Metadata Manager Service は、JDBC を使用して Metadata Manager リポジトリとメタデータソースリポジ
トリに接続します。
サーバーインストーラは、JDBC を使用してインストール時にドメイン環境設定リポジトリに接続します。
Informatica ドメイン内のゲートウェイノードは、JDBC を使用してドメイン環境設定リポジトリに接続し
ます。
123
ドメイン接続性
Informatica ドメイン内のノード上のサービスは、TCP/IP を使用して他のノード上のサービスに接続します。
サービスはドメイン内の複数のノード上で実行するため、Service Manager に依存して要求をルーティングし
ます。 マスターゲートウェイ上の Service Manager はサービスの要求を取り扱い、要求されたサービスのア
ドレスに応答します。
ノードは、Informatica Services のインストール時に、ノード用に選択したポート上の TCP/IP を介して通信
します。 ノードを作成する場合、ノードのポート番号を選択します。Service Manager により、そのポートで
入力される TCP/IP 接続がリスンされます。
PowerCenter の接続性
PowerCenter は、以下の PowerCenter コンポーネント間の通信に、TCP/IP ネットワークプロトコル、ネイティ
ブデータベースドライバ、ODBC、および JDBC を使用します。
•
PowerCenter リポジトリサービス。 PowerCenter リポジトリサービスは、ネイティブデータベースドライ
バを使用して PowerCenter リポジトリと通信します。 PowerCenter リポジトリサービスは、TCP/IP を使用
して他の PowerCenter コンポーネントと通信します。
•
PowerCenter Integration Service。PowerCenter Integration Service は、ネイティブデータベースの接
続と ODBC を使用して、ソースデータベースおよびターゲットデータベースに接続します。 PowerCenter
Integration Service は、TCP/IP を使用して他の PowerCenter コンポーネントと通信します。
•
Reporting Service および Metadata Manager Service。Data Analyzer および Metadata Manager は、JDBC
と ODBC を使用してデータソースとリポジトリにアクセスします。
•
PowerCenter Client。PowerCenter Client は、ODBC を使用してソースデータベースおよびターゲットデー
タベースに接続します。 PowerCenter Client は、TCP/IP を使用して、PowerCenter リポジトリサービスお
よび PowerCenter Integration Service と通信します。
以下の表に、PowerCenter のコンポーネントと接続の概要を示します。
124
第 13 章:
Informatica プラットフォームの接続
以下の表に、PowerCenter コンポーネントで使用されるドライバを一覧表示します。
コンポーネント
データベース
ドライバ
PowerCenter リポジトリサ
ービス
PowerCenter リポジトリ
ネイティブ
PowerCenter Integration
Service
ソース
ネイティブ
ターゲット
ODBC
Stored Procedure
ルックアップ
Reporting Service
Data Analyzer リポジトリ
JDBC
Reporting Service
Data Source
JDBC
ODBC(JDBC-ODBC ブリッジを
使用)
Metadata Manager Service
Metadata Manager リポジトリ
JDBC
PowerCenter Client
PowerCenter リポジトリ
ネイティブ
PowerCenter Client
ソース
ODBC
ターゲット
Stored Procedure
ルックアップ
Custom Metadata
Configurator
Metadata Manager リポジトリ
JDBC
(Metadata Manager クライ
アント)
Repository Service の接続性
PowerCenter リポジトリサービスでは、PowerCenter リポジトリデータベース内のメタデータが管理されます。
リポジトリに接続するアプリケーションはすべて、PowerCenter リポジトリサービスに接続する必要がありま
す。 PowerCenter リポジトリサービスは、ネイティブドライバを使用してリポジトリデータベースと通信しま
す。
以下の表に、リポジトリサービスをリポジトリ、ソースデータベースおよびターゲットデータベースに接続す
るために必要な接続を示します。
Repository Service の接続性
接続条件
PowerCenter Client
TCP/IP
PowerCenter Integration Service
TCP/IP
PowerCenter リポジトリデータベース
ネイティブデータベースドライバ
PowerCenter Integration Service は、ワークフローの実行時にリポジトリサービスに接続してメタデータを
取得します。
PowerCenter の接続性
125
PowerCenter クライアントからの接続
PowerCenter クライアントから PowerCenter リポジトリサービスに接続するには、PowerCenter クライアント
ツールでドメインとリポジトリを追加します。 PowerCenter クライアントツールからリポジトリに接続する場
合、クライアントツールにより、ゲートウェイノード上の Service Manager に接続要求が送信されます。
Service Manager により、PowerCenter リポジトリサービスが実行されるノードのホスト名およびポート番号
が返されます。 PowerCenter クライアントは、TCP/IP を使用して PowerCenter リポジトリサービスに接続し
ます。
データベースへの接続
PowerCenter リポジトリサービスからリポジトリデータベースへの接続を設定するには、Informatica
Administrator でデータベースのプロパティを設定します。PowerCenter リポジトリサービスが実行されるマ
シンのリポジトリデータベース用に、ネイティブデータベースドライバをインストールして設定する必要があ
ります。
Integration Service の接続性
PowerCenter Integration Service は、リポジトリに接続してリポジトリオブジェクトを読み込みます。
PowerCenter Integration Service は、PowerCenter リポジトリサービスを介してリポジトリに接続します。
Informatica Administrator を使用して、Integration Service に関連するリポジトリを設定します。
以下の表に、PowerCenter Integration Service をプラットフォームコンポーネント、ソースデータベース、
およびターゲットデータベースに接続するために必要な接続を示します。
PowerCenter Integration
Service の接続
接続条件
PowerCenter Client
TCP/IP
その他の PowerCenter
Integration Service プロセス
TCP/IP
Repository Service
TCP/IP
ソースおよびターゲットデータベ
ース
ネイティブデータベースドライバまたは ODBC
注: Windows と UNIX の両方で、PowerCenter Integration
Service は ODBC ドライバを使用してデータベースに接続で
きます。 ネイティブドライバを使用すると、パフォーマ
ンスを向上させることができます。
PowerCenter Integration Service には、他の ODBC ソースへの接続に使用できる ODBC ライブラリが含まれま
す。 Informatica のインストールには、ODBC ドライバが含まれます。
フラットファイル、XML、または COBOL ソースの場合、NFS などのネットワーク接続でデータにアクセスした
り、FTP ソフトウェアを介して PowerCenter Integration Service ノードにデータを転送したりすることがで
きます。 他の ODBC ソースのための接続ソフトウェアの情報については、使用しているデータベースのマニュ
アルを参照してください。
PowerCenter Client からの接続
Workflow Manager は、TCP/IP 接続を介して PowerCenter Integration Service プロセスと通信します。
Workflow Manager は、ワークフローの開始やワークフローの詳細表示を行うたびに PowerCenter Integration
Service プロセスと通信します。
126
第 13 章:
Informatica プラットフォームの接続
PowerCenter リポジトリサービスへの接続
PowerCenter Integration Service を作成する場合は、PowerCenter Integration Service に関連付ける
PowerCenter リポジトリサービスを指定します。 PowerCenter Integration Service によりワークフローが実
行される場合は、PowerCenter Integration Service は TCP/IP を使用して関連付けられた PowerCenter リポ
ジトリサービスに接続し、メタデータを取得します。
データベースへの接続
Workflow Manager を使用して、データベースに対する接続を作成します。ネイティブデータベースドライバま
たは ODBC を使用して、接続を作成できます。 ネイティブドライバを使用する場合は、各接続についてデータ
ベースユーザー名、パスワード、ネイティブ接続文字列を指定します。 PowerCenter Integration Service
は、セッション実行時にこの情報を使用してデータベースに接続します。
注: PowerCenter では、ISG ナビゲータなどの ODBC ドライバがサポートされているため、接続にユーザー名お
よびパスワードは必要ありません。 空の文字列や NULL の使用を回避するには、データベース接続設定時のユ
ーザー名およびパスワードとして、PmNullUser および PmNullPasswd の予約語を使用します。 PowerCenter
Integration Service により、PmNullUser はユーザーなし、PmNullPasswd はパスワードなしとして処理され
ます。
PowerCenter Client の接続性
PowerCenter Client では、ODBC ドライバとネイティブデータベースクライアント接続性ソフトウェアを使用
して、データベースとやり取りします。また TCP/IP を使用して、Integration Service およびリポジトリとや
り取りします。
以下の表に、PowerCenter クライアントを Integration Service、リポジトリ、ソースデータベースおよびタ
ーゲットデータベースに接続するために必要な接続タイプを示します。
PowerCenter Client の接続
接続条件
Integration Service
TCP/IP
Repository Service
TCP/IP
データベース
各データベースの ODBC 接続
リポジトリへの接続
PowerCenter Client ツールを使用すると、リポジトリに接続できます。リポジトリへの接続、リポジトリオブ
ジェクトの作成、オブジェクトクエリの実行などのタスクを実行するためにリポジトリにアクセスするたびに、
すべての PowerCenter Client ツールでは、TCP/IP を使用して、Repository Service を介してリポジトリに接
続します。
PowerCenter の接続性
127
データベースへの接続
Designer からデータベースに接続するには、Windows ODBC Data Source Administrator を使用して、アクセ
スする各データベース用のデータソースを作成します。 Designer でデータソース名を選択して、以下の操作
を実行します。
•
データベースからのテーブルまたはストアドプロシージャ定義のインポート。 Source Analyzer または
Target Designer を使用して、データベースからテーブルをインポートします。 Transformation
Developer、Mapplet Designer、または Mapping Designer を使用して、Lookup トランスフォーメーション
に使用するストアドプロシージャまたはテーブルをインポートします。
データベースに接続するには、データベースユーザ名、パスワード、テーブルまたはストアドプロシージャ
のオーナ名も指定する必要があります。
•
データのプレビュー。Source Analyzer または Target Designer でデータをプレビューする場合に、データ
ソース名を選択できます。 データベースユーザ名、パスワード、テーブルオーナ名も指定する必要があり
ます。
Integration Service への接続
Workflow Manager および Workflow Monitor は、ワークフローの実行などセッションおよびワークフローに関
連したタスクを実行する場合ごとに TCP/IP を介して Integration Service と直接やり取りします。Workflow
Manager または Workflow Monitor を介してリポジトリにログインする場合、クライアントアプリケーションに
より、Informatica Administrator でリポジトリ用に設定されている Integration Service が一覧表示されま
す。
Reporting Service および Metadata Manager Service の接続
Data Analyzer リポジトリに接続するには、Reporting Service で Java Database Connectivity(JDBC)ドラ
イバが必要となります。 データソースに接続するには、Reporting Service で、JDBC ドライバ、または ODBC
ドライバとの JDBC-ODBC ブリッジを使用できます。
Metadata Manager リポジトリに接続するには、Metadata Manager Service で JDBC ドライバが必要となりま
す。 Custom Metadata Configurator は、JDBC ドライバを使用して Metadata Manager リポジトリに接続しま
す。
JDBC ドライバは、Informatica Services および Informatica クライアントと共にインストールされます。 イ
ンストールされた JDBC ドライバを使用して、Data Analyzer または Metadata Manager のリポジトリ、データ
ソース、PowerCenter リポジトリに接続できます。
Informatica インストーラでは、Reporting Service または Metadata Manager Service 用の ODBC ドライバま
たは JDBC-ODBC ブリッジはインストールされません。
ネイティブ接続性
アプリケーションサービスとデータベース間にネイティブ接続を確立するには、サービスが実行されるマシン
にデータベースクライアントソフトウェアをインストールする必要があります。
PowerCenter Integration Service および PowerCenter リポジトリサービスは、ネイティブドライバを使用し
てソースデータベース、ターゲットデータベース、リポジトリデータベースと通信します。
128
第 13 章:
Informatica プラットフォームの接続
以下の表に、サポートされている各データベースシステムのネイティブ接続文字列の構文を示します。
データベース
接続文字列構文
例
IBM DB2
dbname
mydatabase
Informix
dbname@servername
mydatabase@informix
Microsoft SQL
Server
servername@dbname
sqlserver@mydatabase
Oracle
dbname.world(TNSNAMES エントリと
同じ)
oracle.world
Sybase ASE
servername@dbname
sambrown@mydatabase
注: Sybase ASE サーバー名は、
インタフェースファイルからの
Adaptive Server の名前です。
Teradata
ODBC_data_source_name または
ODBC_data_source_name@db_name ま
たは
ODBC_data_source_name@db_user_na
me
TeradataODBC
TeradataODBC@mydatabase
TeradataODBC@sambrown
注: Teradata ODBC ドライバを使
用して、ソースおよびターゲッ
トデータベースに接続します。
ODBC の接続
Open Database Connectivity(ODBC)により、異なるデータベースシステムと通信するための共通の方法が提
供されます。
PowerCenter Client は、ODBC ドライバを使用してソース、ターゲット、ルックアップのデータベースに接続
し、データベース内のストアドプロシージャを呼び出します。 PowerCenter Integration Service は、ODBC
ドライバを使用してデータベースに接続することもできます。
ODBC の接続を使用するには、Informatica Services やクライアントツールをホストしているマシンに以下の
コンポーネントをインストールする必要があります。
•
データベースクライアントソフトウェア。 データベースシステム用のクライアントソフトウェアをインス
トールします。 これにより、データベースと接続するために必要なクライアントライブラリがインストー
ルされます。
注: ワイヤプロトコルが含まれている ODBC ドライバの場合、データベースクライアントソフトウェアは必
要ありません。
•
ODBC ドライバ。Informatica サービスのインストール時、DataDirect クローズド 32 ビットまたは 64 ビッ
ト ODBC ドライバがインストールされます。 Informatica クライアントのインストール時、DataDirect ク
ローズド 32 ビット ODBC ドライバがインストールされます。 データベースサーバーには ODBC ドライバが含
まれることもあります。
必要なコンポーネントをインストールした後は、接続する各データベース用の ODBC データソースを設定する必
要があります。 データソースには、データベース名やユーザー名、データベースパスワードなど、データベー
スを特定してアクセスするために必要な情報が収められています。Windows の場合、ODBC データソースを使用
してデータソース名を作成します。UNIX の場合、システム$ODBCHOME ディレクトリに置かれている odbc.ini
ファイルにデータソースのエントリを追加します。
ODBC の接続
129
ODBC データソースを作成する際には、ODBC Driver Manager からデータベース呼び出しが送られるドライバも
指定する必要があります。
以下の表に、各データベースで使用する推奨 ODBC ドライバを示します。
データベース
ODBC ドライバ
データベースクライアントソフト
ウェアが必要かどうか
Informix
DataDirect Informix Wire
Protocol
いいえ
Microsoft Access
Microsoft Access ドライバ
いいえ
Microsoft Excel
Microsoft Excel ドライバ
いいえ
Microsoft SQL
Server
DataDirect SQL Server Wire
Protocol
いいえ
Netezza
Netezza SQL
はい
Teradata
Teradata ODBC ドライバ
はい
SAP HANA
SAP HANA ODBC ドライバ
はい
JDBC の接続
JDBC(Java Database Connectivity)は、リレーショナルデータベースへの接続を提供する Java API です。
Java ベースのアプリケーションは、JDBC ドライバを使用してデータベースに接続できます。
以下のサービスおよびクライアントは、JDBC を使用してデータベースに接続します。
•
Metadata Manager サービス
•
レポートサービス
•
Custom Metadata Configurator
JDBC ドライバは、Informatica サービスおよび Informatica クライアントと共にインストールされます。
130
第 13 章:
Informatica プラットフォームの接続
第 14 章
Informatica ユーティリティのイ
ンストール
この章では、以下の項目について説明します。
•
Informatica ユーティリティのインストールの概要, 131 ページ
•
コマンドラインプログラムとユーティリティ, 132 ページ
•
PowerCenter ユーティリティの設定, 133 ページ
•
Metadata Manager ユーティリティの設定, 133 ページ
Informatica ユーティリティのインストールの概要
Informatica インストールには以下の製品のカスタマサポートツール、コマンドラインプログラム、ユーティ
リティが含まれます。
•
Data Explorer
•
Data Quality
•
データサービス
•
Metadata Manager
•
PowerCenter
•
PowerExchange
Informatica Services や Informatica クライアントをインストールした場合、コマンドラインプログラムとユ
ーティリティがデフォルトでインストールされます。
また、Informatica 製品をインストールすることなくあらゆるマシンでプログラムおよびユーティリティをイ
ンストールおよび実行することもできます。 Informatica では、Informatica 製品がインストールされていな
いマシンでコマンドラインプログラムおよびユーティリティをインストールする個別の ZIP ファイルが提供さ
れています。
Informatica ユーティリティは ZIP ファイルに含まれます。 オペレーティングシステムに合わせて以下のファ
イルをダウンロードします。
Informatica_<Version>_cmd_utilities_<OperatingSystem>.zip
ユーティリティをインストールするには、実行先マシンでこのファイルからユーティリティを抽出します。
コマンドラインユーテリティで必要とされるパスおよび環境変数を設定します。 コマンドを実行するユーザー
アカウントに、ユーティリティファイルに対する実行権限を付与します。
131
コマンドラインプログラムとユーティリティ
Informatica ユーティリティを使用して、Informatica ドメインとアプリケーションサービスの管理、および
Informatica ドメインにアクセス可能なマシンにあるコマンドラインのオブジェクトの管理を行うことができ
ます。
以下の表に、Informatica コマンドラインプログラムを示します。
コマンドラインプログラム
製品
説明
infacmd
Data Explorer
リポジトリおよび
Integration Service を含む
Informatica ドメインとアプ
リケーションサービスおよび
プロセスを管理します。 ま
た、infacmd を使用してライ
センスとログイベントへのア
クセスおよび管理を行い、オ
ブジェクトとユーザーアカウ
ントのエクスポートおよびイ
ンポートを行うこともできま
す。
Data Quality
データサービス
PowerCenter
PowerExchange
132
pmcmd
PowerCenter
ワークフローを管理します。
pmcmd を使用して、ワークフ
ローの開始、停止、スケジュ
ール設定、および監視を行い
ます。
pmpasswd
PowerCenter
pmcmd および pmrep 環境変数
を使用する場合にパスワード
を暗号化します。
pmrep
PowerCenter
リポジトリ管理操作を実行し
ます。pmrep を使用して、リ
ポジトリオブジェクトの一覧
表示、グループの作成と編
集、およびリポジトリのリス
トアと削除を行います。
mmcmd
Metadata Manager
リソースをロードおよび管理
し、モデル、カスタムリソー
ス、ビジネス用語集をインポ
ートおよびエクスポートしま
す。 Metadata Manager リポ
ジトリのコンテンツを作成お
よび削除し、PowerCenter リ
ポジトリのコンテンツをリス
トアします。
backupCmdLine
Metadata Manager
Metadata Manager リポジトリ
をバックアップおよびリスト
アします。
第 14 章: Informatica ユーティリティのインストール
PowerCenter ユーティリティの設定
PowerCenter ユーティリティは、以下のディレクトリにインストールされます。
<UtilitiesInstallationDir>/PowerCenter/server/bin
また、infacmd コマンドラインプログラムは以下のディレクトリにインストールされます。
<UtilitiesInstallationDir>/PowerCenter/isp/bin
PowerCenter ユーティリティを実行する前に、以下のガイドラインを使用して、プログラムファイルと変数を
設定します。
•
infacmd には Java ディレクトリが必要です。
•
pmrep、pmcmd、pmpasswd を実行するには、Informatica ドメインの domains.infa ファイルをユーティリテ
ィディレクトリにコピーする必要があります。pmrep、pmcmd、pmpasswd を UNIX で実行する場合はさらに、
INFA_HOME、PATH 環境変数、ライブラリパス環境変数をユーティリティの場所に設定する必要があります。
Metadata Manager ユーティリティの設定
Metadata Manager ユーティリティでは、Informatica ドメインとサービスへのアクセスが必要になります。
ユーティリティプログラムを変更し、JVM および Informatica ライブラリの場所と共に環境変数を設定します。
注: Informatica ユーティリティ、または PowerCenter クライアントでインストールされた mmcmd ユーティリ
ティを使用して Metadata Manager リポジトリのコンテンツを作成、更新、削除することや、PowerCenter リポ
ジトリのコンテンツをリストアすることはできません。 Informatica サービスでインストールされた mmcmd ユ
ーティリティを使用する必要があります。
1.
ユーティリティファイルを抽出したディレクトリに移動します。
Metadata Manager ユーティリティは以下のディレクトリにあります。
<UtilitiesInstallationDir>\MetadataManager\utilities
2.
テキストエディタで、mmcmd.bat ファイル(Windows の場合)または mcmd.sh ファイル(UNIX の場合)を
開きます。
3.
インストールされたコマンドラインユーテリティ内にある PowerCenter Java ディレクトリに、環境変数
JAVA_HOME を設定します。
以下に例を示します。
set JAVA_HOME=<UtilitiesInstallationDir>\PowerCenter\java
4.
インストールされたコマンドラインユーテリティ内にある PowerCenter ディレクトリに、環境変数
INFA_HOME を設定します。
以下に例を示します。
set INFA_HOME=<UtilitiesInstallationDir>\PowerCenter
5.
Solaris では、LD_LIBRARY_PATH 環境変数に以下のディレクトリが含まれていることを確認します。
${JAVA_HOME}/jre/lib/sparcv9/server:${JAVA_HOME}/jre/lib/sparcv9/jli
6.
mmcmd.bat または mmcmd.sh というファイルを保存します。
7.
テキストエディタを使用して backupCmdLine.bat ファイル(Windows の場合)または backupCmdLine.sh
ファイル(UNIX の場合)を開きます。
8.
backupCmdLine.bat ファイルまたは backupCmdLine.sh ファイルについて、3 から 6 までの手順を繰り返し
ます。
PowerCenter ユーティリティの設定
133
第 15 章
アンインストール
この章では、以下の項目について説明します。
•
アンインストールの概要, 134 ページ
•
Informatica サーバーのアンインストール, 135 ページ
•
Informatica クライアントのアンインストール, 138 ページ
アンインストールの概要
Informatica サーバーまたはクライアントをマシンから削除するには、Informatica をアンインストールしま
す。
Informatica のアンインストールプロセスは、マシンからすべての Informatica ファイルを削除し、すべての
Informatica 設定を取り消します。アンインストールプロセスでは、Informatica と共にインストールされて
いないファイルは削除されません。たとえば、インストールプロセスでは一時ディレクトリが作成されます。
アンインストーラは、これらのディレクトリの記録を保持しないため、削除することができません。完全にア
ンインストールするには、これらのディレクトリを手動で削除する必要があります。
Informatica サーバーまたは Informatica クライアントをインストールすると、インストーラはアンインスト
ーラを作成します。アンインストーラはアンインストールディレクトリに格納されます。
以下の表に、インストールのタイプごとのアンインストールディレクトリを一覧表示します。
インストール
アンインストールディレクトリの名前
Informatica サーバー
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Server
Informatica クライア
ント
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Client
Informatica をアンインストールするには、インストール中に作成されたアンインストーラを使用します。
UNIX では、コマンドラインから Informatica をアンインストールします。Windows では、Windows の[スター
ト]メニューまたは[コントロールパネル]から Informatica をアンインストールします。
134
アンインストールに関するルールおよびガイドライン
Informatica コンポーネントをアンインストールする際には、以下のルールおよびガイドラインを使用します。
•
Informatica サーバーのアンインストールモードは、Informatica サーバーのインストールに使用したモー
ドによって異なります。例えば、Informatica サーバーをコンソールモードでインストールしたとします。
アンインストーラを実行する場合、アンインストーラはコンソールモードで実行されます。Informatica ク
ライアントのアンインストールモードは、Informatica クライアントのインストールに使用したモードには
影響されません。例えば、Informatica クライアントをサイレントモードでインストールしたとします。ア
ンインストーラを実行すると、グラフィカルモードで実行される場合も、サイレントモードで実行される場
合もあります。
•
Informatica のアンインストールは、Informatica リポジトリに影響しません。 アンインストーラにより、
Informatica のファイルは削除されます。 データベースのリポジトリは削除されません。リポジトリを移
動する必要がある場合は、リポジトリをバックアップして別のデータベースにリストアできます。
•
Informatica のアンインストールでは、メタデータテーブルはドメイン環境設定データベースから削除され
ません。 同じドメイン環境設定データベースおよびユーザーアカウントを使用して Informatica を再度イ
ンストールする場合、手動でテーブルを削除するか、テーブルの上書きを選択する必要があります。 メタ
データテーブルを上書きする前に、infasetup BackupDomain コマンドを使用して、ドメイン設定データベ
ースをバックアップすることができます。メタデータテーブルを手動で削除するには、アンインストーラを
実行する前に infasetup DeleteDomain コマンドを使用します。
•
Informatica をアンインストールすると、<InformaticaInstallationDir>ディレクトリからすべてのインスト
ールファイルおよびサブディレクトリが削除されます。Informatica をインストールする前に、すべての
Informatica サービスおよびプロセスを停止し、インストールディレクトリ内のすべてのファイルが閉じら
れていることを確認します。アンインストールプロセスの最後に、アンインストーラは削除できなかったフ
ァイルおよびディレクトリの名前を表示します。
•
Informatica サーバーをインストールすると、Informatica Development Platform API を使用して作成さ
れたサードパーティのアダプタで必要となるファイルおよびライブラリ用に、以下のフォルダが作成されま
す。
<InformaticaInstallationDirectory>/services/shared/extensions
Informatica サーバーをアンインストールすると、このフォルダとその下に作成されたすべてのサブフォル
ダが削除されます。アダプタファイルが/extensions フォルダーに格納されている場合は、アンインストー
ルを開始する前にこのフォルダーをバックアップします。
•
サービスとクライアントがインストールされている Windows マシンでアンインストールを実行する場合は、
アンインストール前に ODBC フォルダをバックアップする必要があります。アンインストールが完了した後
で、フォルダを復元します。
Informatica サーバーのアンインストール
Informatica サーバーは、Windows ではグラフィカルモードまたはサイレントモードで、UNIX ではコンソール
モードまたはサイレントモードでアンインストールできます。
Informatica サーバーのアンインストール
135
Windows でのアンインストール
Informatica サービスと Informatica クライアントを同じ Windows マシンにインストールすると、クライアン
トとサーバーは同じ ODBC フォルダを使用します。クライアントまたはサーバーをアンインストールすると、ア
ンインストールプロセスによって ODBC フォルダも削除されます。
1.
Informatica サービスまたはクライアントをアンインストールする前に、ODBC ディレクトリをローカルド
ライブの一時フォルダにコピーします。
例えば、Informatica サービスをアンインストールする場合、<InformaticaInstallationDir>\ODBC<version>
ディレクトリとその中身を C:\temp へコピーします。
2.
アンインストールを実行します。
3.
Informatica サービスまたはクライアントがアンインストールされたら、ODBC ディレクトリのパスを再作
成します。
4.
ODBC ディレクトリを一時ディレクトリから再作成したディレクトリへコピーします。
例えば、Informatica サービスをアンインストールした場合、ODBC フォルダとその中身を
<InformaticaInstallationDir>へコピーします。
グラフィカルモードでの Informatica サーバーのアンインストー
ル
Informatica サーバーをグラフィカルモードでインストールした場合、グラフィカルモードで Informatica サ
ーバーをアンインストールします。
Windows におけるグラフィカルモードでの Informatica サーバーのアンインス
トール
アンインストーラを実行する前に、すべての Informatica Services およびプロセスを停止し、インストール
ディレクトリ内のすべてのファイルが閉じていることを確認します。アンインストールプロセスでは、実行中
のサービスまたはプロセスによって開かれている、または使用されているファイルを削除することはできませ
ん。
1. [スタート] > [プログラムファイル] > [Informatica[バージョン]] > [サーバー] > [アンイ
ンストーラ]をクリックします。
[アンインストール]ページが表示されます。
2. [アンインストール]をクリックしてアンインストールを開始します。
インストーラがディレクトリからすべての Informatica ファイルを削除すると、[アンインストール後の
サマリ]ページが表示されます。
3. [完了]をクリックしてアンインストーラを終了します。
Informatica サーバーのアンインストール後、<InformaticaInstallationDir>ディレクトリから残ったフォルダお
よびファイルをすべて削除します。以下に例を示します。
•
DT_<Version>_Backup フォルダ
•
Informatica _<Version>_Client_InstallLog.log ファイル
•
Informatica_<Version>_Client.log ファイル
Windows 64 ビットマシンから Informatica サーバーをアンインストールした場合は、Informatica 固有の
CLASSPATH および PATH 環境変数を取り消します。
136
第 15 章: アンインストール
コンソールモードでの Informatica サーバーのアンインストール
Informatica サーバーをコンソールモードでインストールした場合、コンソールモードで Informatica サーバ
ーをアンインストールします。
UNIX におけるコンソールモードでの Informatica サーバーのアンインストー
ル
アンインストーラを実行する前に、すべての Informatica Services およびプロセスを停止し、インストール
ディレクトリ内のすべてのファイルが閉じていることを確認します。アンインストールプロセスでは、実行中
のサービスまたはプロセスによって開かれている、または使用されているファイルを削除することはできませ
ん。
1.
以下のディレクトリに移動します。
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Server
2.
以下のコマンドを入力してアンインストーラを実行します。
./uninstaller
Informatica サーバーをコンソールモードでインストールした場合、アンインストーラはコンソールモー
ドで起動します。
サイレントモードでの Informatica サーバーのアンインストール
Informatica サーバーをサイレントモードでインストールした場合、サイレントモードで Informatica サーバ
ーをアンインストールします。
UNIX におけるサイレントモードでの Informatica サーバーのアンインストー
ル
アンインストーラを実行する前に、すべての Informatica Services およびプロセスを停止し、インストール
ディレクトリ内のすべてのファイルが閉じていることを確認します。アンインストールプロセスでは、実行中
のサービスまたはプロセスによって開かれている、または使用されているファイルを削除することはできませ
ん。
1.
以下のディレクトリに移動します。
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Server
2.
以下のコマンドを入力してサイレントアンインストーラを実行します。
./uninstaller
Informatica サーバーをサイレントモードでインストールした場合、アンインストーラはサイレントモー
ドで起動します。サイレントアンインストーラがバックグラウンドで実行されます。プロセスにしばらく
時間がかかる場合があります。インストールディレクトリにアクセスできない場合、サイレントアンイン
ストールは失敗します。
Informatica サーバーのアンインストール後、<InformaticaInstallationDir>ディレクトリから残ったフォルダお
よびファイルをすべて削除します。以下に例を示します。
•
DT_<Version>_Backup フォルダ
•
Informatica _<Version>_Client_InstallLog.log ファイル
•
Informatica_<Version>_Client.log ファイル
Informatica サーバーのアンインストール
137
Windows におけるサイレントモードでの Informatica サーバーのアンインスト
ール
アンインストーラを実行する前に、すべての Informatica Services およびプロセスを停止し、インストール
ディレクトリ内のすべてのファイルが閉じていることを確認します。アンインストールプロセスでは、実行中
のサービスまたはプロセスによって開かれている、または使用されているファイルを削除することはできませ
ん。
1.
コマンドウィンドウを開きます。
2.
以下のディレクトリに移動します。
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Server
3.
以下のファイルをダブルクリックしてサイレントアンインストールを実行します。
SilentUninstall.bat
サイレントアンインストーラがバックグラウンドで実行されます。プロセスにしばらく時間がかかる場合
があります。インストールディレクトリにアクセスできない場合、サイレントアンインストールは失敗し
ます。
Informatica サーバーのアンインストール後、<InformaticaInstallationDir>ディレクトリから残ったフォルダお
よびファイルをすべて削除します。以下に例を示します。
•
DT_<Version>_Backup フォルダ
•
Informatica _<Version>_Client_InstallLog.log ファイル
•
Informatica_<Version>_Client.log ファイル
Windows 64 ビットマシンから Informatica サーバーをアンインストールした場合は、マシンからログアウト
し、再びログインして、Informatica 固有の CLASSPATH および PATH 環境変数を取り消します。
Informatica クライアントのアンインストール
Informatica クライアントは、Windows ではグラフィカルモードとサイレントモードでアンインストールでき
ます。
Windows でのアンインストール
Informatica サービスと Informatica クライアントを同じ Windows マシンにインストールすると、クライアン
トとサーバーは同じ ODBC フォルダを使用します。クライアントまたはサーバーをアンインストールすると、ア
ンインストールプロセスによって ODBC フォルダも削除されます。
1.
Informatica サービスまたはクライアントをアンインストールする前に、ODBC ディレクトリをローカルド
ライブの一時フォルダにコピーします。
例えば、Informatica サービスをアンインストールする場合、<InformaticaInstallationDir>\ODBC<version>
ディレクトリとその中身を C:\temp へコピーします。
2.
アンインストールを実行します。
3.
Informatica サービスまたはクライアントがアンインストールされたら、ODBC ディレクトリのパスを再作
成します。
4.
ODBC ディレクトリを一時ディレクトリから再作成したディレクトリへコピーします。
例えば、Informatica サービスをアンインストールした場合、ODBC フォルダとその中身を
<InformaticaInstallationDir>へコピーします。
138
第 15 章: アンインストール
グラフィカルモードでの Informatica クライアントのアンインス
トール
Informatica クライアントをグラフィカルモードでインストールした場合は、グラフィカルモードで
Informatica クライアントをアンインストールします。
グラフィカルモードでの Informatica クライアントのアンインストール
1. [スタート] > [プログラムファイル] > [Informatica[バージョン]] > [クライアント] > [ア
ンインストーラ]をクリックします。
[アンインストール]ページが表示されます。
2. [次へ]をクリックします。
[アプリケーションクライアントのアンインストールの選択]ページが表示されます。
3.
アンインストールするクライアントアプリケーションを選択し、[アンインストール]をクリックします。
4. [完了]をクリックしてアンインストーラを終了します。
インストールが完了すると、[アンインストール後のサマリ]ページにアンインストールの結果が表示され
ます。
Informatica クライアントのアンインストール後、<InformaticaInstallationDir>ディレクトリから残っているフ
ォルダおよびファイルをすべて削除します。以下に例を示します。
•
DT_<Version>_Backup フォルダ
•
Informatica _<Version>_Client_InstallLog.log ファイル
•
Informatica_<Version>_Client.log ファイル
Windows 64 ビットマシンから Informatica クライアントをアンインストールした場合は、マシンからログアウ
トし、再びログインして、Informatica 固有の CLASSPATH および PATH 環境変数を取り消します。
サイレントモードでの Informatica クライアントのアンインスト
ール
Informatica クライアントをサイレントモードでインストールした場合は、サイレントモードで Informatica
クライアントをアンインストールします。
プロパティファイルの設定
Informatica では、インストーラで必要となるプロパティを含むサンプルのプロパティファイルが提供されて
います。
このサンプルのプロパティファイルをカスタマイズしてプロパティファイルを作成し、アンインストールのオ
プションを指定します。次に、サイレントアンインストールを実行します。
1.
<InformaticaInstallationDir>/Client/Uninstaller_Client に移動します。
2.
サンプルの SilentInput.properties ファイルを検索します。
3.
SilentInput.properties ファイルのバックアップコピーを作成します。
4.
テキストエディタを使用して、プロパティファイルを開き、値を変更します。
Informatica クライアントのアンインストール
139
以下の表に、変更可能なプロパティを示します。
プロパティ名
説明
DXT_COMP
Informatica Developer をアンインストー
ルするかどうかを指定します。
値が 1 の場合、Developer ツールがアンイ
ンストールされます。値が 0 の場合、
Developer ツールはアンインストールされ
ません。
デフォルトは 1 です。
CLIENT_COMP
PowerCenter Client をアンインストールす
るかどうかを示します。
値が 1 の場合、PowerCenter Client がアン
インストールされます。値が 0 の場合、
PowerCenter Client はアンインストールさ
れません。
デフォルトは 1 です。
DT_COMP
Data Transformation Studio をアンインス
トールするかどうかを示します。
値が 1 の場合、Data Transformation
Studio がアンインストールされます。値が
0 の場合、Data Transformation Studio は
アンインストールされません。
デフォルトは 1 です。
5.
SilentInput.properties ファイルを保存します。
サイレントアンインストーラの実行
プロパティファイルの設定後、コマンドウィンドウを開いてサイレントアンインストールを開始します。
1.
コマンドウィンドウを開きます。
2.
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Client に移動します。
3.
サイレントインストールを実行するには、SilentUninstall.bat ファイルをダブルクリックします。
サイレントアンインストーラがバックグラウンドで実行されます。プロセスにしばらく時間がかかる場合
があります。サイレントアンインストールは、プロパティファイルが正しく設定されない場合、または、
インストールディレクトリにアクセスできない場合に失敗します。
Informatica クライアントのアンインストール後、<InformaticaInstallationDir>ディレクトリから残っているフ
ォルダおよびファイルをすべて削除します。以下に例を示します。
•
DT_<Version>_Backup フォルダ
•
Informatica _<Version>_Client_InstallLog.log ファイル
•
Informatica_<Version>_Client.log ファイル
Windows 64 ビットマシンから Informatica クライアントをアンインストールした場合は、マシンからログアウ
トし、再びログインして、Informatica 固有の CLASSPATH および PATH 環境変数を取り消します。
140
第 15 章: アンインストール
付録 A
Windows からのデータベースへの
接続
この付録では、以下の項目について説明します。
•
Windows からのデータベースへの接続の概要, 141 ページ
•
Windows から IBM DB2 ユニバーサルデータベースへの接続, 142 ページ
•
Informix データベースへの接続 Windows から, 142 ページ
•
Windows から Microsoft Access および Microsoft Excel への接続, 144 ページ
•
Windows から Microsoft SQL Server データベースへの接続, 144 ページ
•
Windows から Netezza データベースへの接続, 145 ページ
•
Windows から Oracle データベースへの接続, 145 ページ
•
Windows から Sybase ASE データベースへの接続, 147 ページ
•
Windows から Teradata データベースへの接続, 147 ページ
Windows からのデータベースへの接続の概要
ドメイン内のクライアント、サービス、その他のコンポーネント間の通信を可能にするには、接続性を設定し
ます。
ネイティブ接続を使用するには、アクセスするデータベース用のデータベースクライアントソフトウェアをイ
ンストールして設定する必要があります。アプリケーションサービスとデータベース間の互換性を確認するに
は、データベースバージョンと互換性のあるクライアントソフトウェアをインストールし、適切なデータベー
スクライアントライブラリを使用します。 パフォーマンスを向上させるには、ネイティブ接続を使用します。
Informatica のインストールには、DataDirect ODBC ドライバが含まれます。 ドライバの以前のバージョンで
作成した既存の ODBC データソースがある場合、新しいドライバを使用して新しい ODBC データソースを作成す
る必要があります。 Informatica の提供する DataDirect ODBC ドライバ、またはレベル 2 以上準拠であるサー
ドパーティの ODBC ドライバを使用して、ODBC 接続を設定します。
Informatica のインストールには、DataDirect JDBC ドライバが含まれます。追加の手順を実行せずにこれら
のドライバを使用できます。また、サードパーティベンダから JDBC Type 4 ドライバをダウンロードして、ソ
ースとターゲットに接続することもできます。JDBC 3.0 以降であれば、どのサードパーティ製の JDBC ドライ
バでも使用できます。
141
Windows から IBM DB2 ユニバーサルデータベースへの
接続
ネイティブ接続の場合は、IBM DB2 データベースサーバーのバージョンに適した IBM DB2 Client Application
Enabler(CAE)のバージョンをインストールします。 Informatica とデータベース間の互換性を確認するに
は、適切なデータベースクライアントライブラリを使用します。
ネイティブ接続性の設定
IBM DB2 データベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることができます。
以下の手順は、ネイティブ接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベース
のマニュアルを参照してください。
1.
IBM DB2 Client Application Enabler(CAE)によって以下の環境変数が設定されていることを確認しま
す。
DB2HOME=C:\IBM\SQLLIB
DB2INSTANCE=DB2
DB2CODEPAGE=1208 (Sometimes required. Use only if you encounter problems. Depends on the locale, you may
use other values.)
2.
PATH 環境変数に IBM DB2 の bin ディレクトリが含まれていることを確認します。以下に例を示します。
PATH=C:\WINNT\SYSTEM32;C:\SQLLIB\BIN;...
3.
4.
アクセス対象のデータベースに接続するように、IBM DB2 クライアントを設定します。IBM DB2 クライア
ントを設定する手順:
a.
IBM DB2 Configuration Assistant を起動します。
b.
データベース接続を追加します。
c.
接続をバインドします。
IBM DB2 Command Line Processor で以下のコマンドを実行し、IBM DB2 データベースに接続できることを
確認します。
CONNECT TO <dbalias> USER <username> USING <password>
5.
接続が成功した場合は、TERMINATE コマンドを実行してデータベースから切断します。接続に失敗した場
合は、データベースのマニュアルを参照してください。
Informix データベースへの接続 Windows から
ネイティブ接続の場合は、Informix Client SDK をインストールします。また、Informix Connect
(IConnect)の互換バージョンをインストールします。ODBC 接続の場合は、Informatica と共にインストール
される DataDirect ODBC ドライバを使用します。 Informatica とデータベース間の互換性を確認するには、適
切なデータベースクライアントライブラリを使用します。
注: Informatica によって提供される DataDirect ODBC ドライバを使用する場合、データベースクライアント
は必要ありません。 ODBC ワイヤプロトコルでは、データベースクライアントソフトウェアはデータベースに
接続する必要はありません。
142
付録 A:
Windows からのデータベースへの接続
ネイティブ接続性の設定
Informix データベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることができます。
以下の手順は、ネイティブ接続を設定するためのガイドラインです。具体的な接続手順については、データベ
ースのマニュアルを参照してください。
1.
Informix Setnet32 ユーティリティを設定し、サーバーおよびホスト情報を設定します。
2.
INFORMIXDIR、INFORMIXSERVER、DBMONEY、DB_LOCALE、および PATH 環境変数を設定します。
INFORMIXDIR。この変数に、データベースクライアントがインストールされているディレクトリを設定し
ます。
以下に例を示します。
C:\databases\informix
INFORMIXSERVER。この変数にサーバの名前を設定します。
以下に例を示します。
INFORMIXSERVER=ids115
DBMONEY。この変数を設定して、Informix が Money データ型にドル記号($)を付加しないようにします。
以下に例を示します。
DBMONEY=.
DB_LOCALE。この変数にデータベースサーバーのロケールを設定します。
以下に例を示します。
DB_LOCALE=en_US.819
CLIENT_LOCALE。この変数にクライアントインストールのロケールを設定します。サーバーのロケールと
互換性があることを確認します。
以下に例を示します。
CLIENT_LOCALE=en_US.819
3.
Informix クライアントのインストールディレクトリを PATH システム変数に追加します。
以下に例を示します。
PATH=C:\databases\Informix\bin;…
4.
マッピングで Informix のストアドプロシージャを呼び出す場合、すべての日付パラメータを Informix デ
ータ型の datetime year to fraction(5)に設定します。
5.
Informix クライアントインストーラとともに配布されている Informix ILogin プログラムを実行し、
Informix データベースに接続できることを確認します。
データベースへの接続に失敗した場合は、情報をすべて正確に入力したかどうかを確認します。
ODBC 接続性の設定
Informix データベースへの ODBC 接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC 接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベースのマニ
ュアルを参照してください。
1.
Informatica の提供する Informix 用の DataDirect ODBC Wire Protocol ドライバを使用して、ODBC デー
タソースを作成します。
2.
ODBC データソースを使用して Informix データベースに接続できることを確認します。
Informix データベースへの接続 Windows から
143
Windows から Microsoft Access および Microsoft
Excel への接続
Windows で Informatica コンポーネントへの接続性を設定します。
PowerCenter Integration Service
PowerCenter Integration Service プロセスが実行されるマシンに Microsoft Access または Excel をイ
ンストールします。アクセスする Microsoft Access または Excel データ用の ODBC データソースを作成し
ます。
PowerCenter クライアント
PowerCenter クライアントをホストするマシンに Microsoft Access または Excel をインストールします。
アクセスする Microsoft Access または Excel データ用の ODBC データソースを作成します。
ODBC 接続性の設定
Microsoft Access または Excel データベースへの ODBC 接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC 接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベースのマニ
ュアルを参照してください。
1.
Microsoft の提供するドライバを使用して、ODBC データソースを作成します。
2.
空の文字列や NULL の使用を避けるために、データベース接続を設定する際に、ユーザー名に PmNullUser、
パスワードに PmNullPasswd の予約語を使用します。
Windows から Microsoft SQL Server データベースへ
の接続
Microsoft SQL Server データベースへのネイティブ接続のために Microsoft SQL Server 2012 Native Client
をインストールする必要があります。
以下の Microsoft の Web サイトからクライアントをダウンロードできます:
http://www.microsoft.com/en-in/download/details.aspx?id=29065。
ネイティブ接続性の設定
Microsoft SQL Server データベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることができま
す。
Microsoft SQL Server 2012 Native Client をインストールして、Microsoft SQL Server データベースへのネ
イティブ接続を設定します。データベースに接続できない場合は、接続情報をすべて正確に入力したかどうか
を確認します。具体的な接続手順については、データベースのマニュアルを参照してください。
144
付録 A:
Windows からのデータベースへの接続
Windows から Netezza データベースへの接続
PowerCenter Integration Service プロセスが実行されるマシンおよび、PowerCenter Client をインストール
するマシンに、ODBC をインストールして設定します。Windows の以下の Informatica コンポーネントへの接続
性を設定する必要があります。
•
PowerCenter Integration Service: PowerCenter Integration Service プロセスが実行されるマシンに、
Netezza ODBC ドライバをインストールします。 Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、
ODBC の接続を設定します。
•
PowerCenter Client: Netezza データベースにアクセスする各 PowerCenter Client マシンに、Netezza
ODBC ドライバをインストールします。 Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC の
接続を設定します。 Workflow Manager を使用して、Netezza データベース用のデータベース接続オブジェ
クトを作成します。
ODBC 接続の設定
Netezza データベースへの ODBC 接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC 接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベースのマニ
ュアルを参照してください。
1.
アクセスする各 Netezza データベースについて、ODBC データソースを作成します。
ODBC データソースを作成するには、Netezza により提供されるドライバを使用します。
Informatica サービスをローカルシステムアカウントのログオンで起動させる場合、システム DSN を作成
します。[このアカウント]ログインオプションを選択して Informatica サービスを起動させる場合、ユ
ーザー DSN を作成します。
データソースの作成後に、データソースのプロパティを設定します。
2.
新しい ODBC データソースの名前を入力します。
3.
Netezza サーバーの IP アドレスまたはホスト名、およびポート番号を入力します。
4.
データベースオブジェクトを作成する Netezza スキーマの名前を入力します。
5.
ODBC ログファイルのパスとファイル名を設定します。
6.
Netezza データベースに接続できることを確認します。
Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、データベースへの接続をテストすることがで
きます。 接続をテストするには、Netezza データソースを選択して[設定]をクリックします。 [テス
ト]タブで[テスト接続]をクリックして、Netezza スキーマの接続情報を入力します。
Windows から Oracle データベースへの接続
ネイティブ接続の場合は、Oracle データベースサーバーのバージョンに適した Oracle クライアントのバージ
ョンをインストールします。 Informatica とデータベース間の互換性を確認するには、適切なデータベースク
ライアントライブラリを使用します。
互換性のあるバージョンの Oracle クライアントと Oracle データベースサーバをインストールする必要があり
ます。また、必要とするすべてのマシンに Oracle クライアントの同じバージョンをインストールする必要があ
ります。 互換性を確認するには、Oracle に問い合わせてください。
Windows から Netezza データベースへの接続
145
ネイティブ接続性の設定
Oracle データベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることができます。
以下の手順は、Oracle Net Services または Net8 を使用してネイティブ接続を設定するためのガイドラインで
す。具体的な接続手順については、データベースのマニュアルを参照してください。
1.
Oracle ホームディレクトリが設定されていることを確認します。
以下に例を示します。
ORACLE_HOME=C:\Oracle
2.
PATH 環境変数に Oracle bin ディレクトリが含まれていることを確認します。
たとえば、Net8 をインストールする場合、パスには以下のエントリが含まれます。
PATH=C:\ORANT\BIN;
3.
アクセス対象のデータベースに接続するように Oracle クライアントを設定し ます。
SQL*Net Easy Configuration ユーティリティを起動するか、既存の tnsnames.ora ファイルをホームディレ
クトリにコピーして編集します。
注: デフォルトでは、tnsnames.ora ファイルは<Oracl InstallationDir>\network\admin ディレクトリに格納さ
れます。
Oracle 接続文字列として正しい構文を入力します。通常は、databasename.world です。ここで入力する SID
は、Oracle サーバで定義されたデータベースサーバインスタンス ID と一致していなければなりません。
次に tnsnames.ora の例を示します。データベースの情報を入力します。
mydatabase.world =
(DESCRIPTION
(ADDRESS_LIST =
(ADDRESS =
(COMMUNITY = mycompany.world
(PROTOCOL = TCP)
(Host = mymachine)
(Port = 1521)
)
)
(CONNECT_DATA =
(SID = MYORA7)
(GLOBAL_NAMES = mydatabase.world)
4.
NLS_LANG 環境変数を、データベースクライアントおよびサーバへのログインで使用する locale(言語、
地域、および文字セットなど)に設定します。
この変数の値は、環境設定に応じて異なります。たとえばこの値を american_america.UTF8 にするには、
次のように変数を設定する必要があります。
NLS_LANG=american_america.UTF8;
この変数の値を決定するには、データベース管理者に問い合わせてください。
5.
tnsnames.ora ファイルが Oracle クライアントがインストールされている場所と同じ場所にない場合は、
TNS_ADMIN 環境変数に tnsnames.ora ファイルのディレクトリを設定します。
例えば、tnsnames.ora ファイルが C:\oracle\files ディレクトリにある場合は、以下のように環境変数を
設定します。
TNS_ADMIN= C:\oracle\files
6.
Oracle データベースに接続できることを確認してください。
データベースに接続するには、SQL *Plus を起動して接続性情報を入力します。接続に失敗した場合は、
接続情報をすべて正確に入力したかどうかを確認します。
tnsnames.ora ファイルに定義した接続文字列を使用します。
146
付録 A:
Windows からのデータベースへの接続
Windows から Sybase ASE データベースへの接続
ネイティブ接続の場合は、データベースバージョンに適した Open Client のバージョンをインストールしま
す。 Informatica とデータベース間の互換性を確認するには、適切なデータベースクライアントライブラリを
使用します。
Sybase ASE データベースサーバと互換性のあるバージョンの Open Client をインストールします。また、
Sybase ASE データベースおよび Informatica をホストするマシンに同じバージョンの Open Client をインスト
ールする必要もあります。 互換性を確認するには、Sybase に問い合わせてください。
Sybase ASE リポジトリを作成、リストア、またはアップグレードするには、データベースレベルでデフォルト
により NULL 入力可 を TRUE に設定します。このオプションを設定すると、SQL 標準に合わせてカラムのデフォ
ルト NULL タイプが NULL に変換されます。
ネイティブ接続性の設定
Sybase ASE データベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることができます。
以下の手順は、ネイティブ接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベース
のマニュアルを参照してください。
1.
SYBASE 環境変数に Sybase ASE ディレクトリが設定されていることを確認します。
以下に例を示します。
SYBASE=C:\SYBASE
2.
PATH 環境変数に Sybase OCS ディレクトリが含まれていることを確認します。
以下に例を示します。
PATH=C:\SYBASE\OCS-15_0\BIN;C:\SYBASE\OCS-15_0\DLL
3.
アクセス対象のデータベースに接続するように Sybase Open Client を設定します。
SQLEDIT を使用して Sybase クライアントの環境設定を行うか、または%SYBASE%¥ INI ディレクトリにある
既存の SQL.INI ファイルをコピーして必要な変更を加えることができます。
Net-Library として NLWNSCK を選択して、Sybase ASE サーバ名を含めます。
Sybase ASE サーバ用のホスト名およびポート番号を入力します。ホスト名およびポート番号が不明な場合
は、システム管理者に問い合わせてください。
4.
Sybase ASE データベースに接続できることを確認します。
データベースに接続するには、ISQL を起動して接続性情報を入力します。接続に失敗した場合は、接続情
報をすべて正確に入力したかどうかを確認します。
ユーザ名とデータベース名の大文字と小文字は区別します。
Windows から Teradata データベースへの接続
PowerCenter Integration Service プロセスが実行され、PowerCenter クライアントをインストールするマシ
ンに、ネイティブクライアントソフトウェアをインストールして設定します。 Informatica とデータベース間
の互換性を確認するには、適切なデータベースクライアントライブラリを使用します。Windows の以下の
Informatica コンポーネントへの接続性を設定する必要があります。
•
PowerCenter Integration Service。Teradata クライアント、Teradata ODBC ドライバ、および
PowerCenter Integration Service プロセスを実行するマシンで必要となる可能性のある他の Teradata ク
ライアントソフトウェアをインストールします。 さらに、ODBC 接続性を設定する必要があります。
Windows から Sybase ASE データベースへの接続
147
•
PowerCenter Client。Teradata クライアント、Teradata ODBC ドライバ、および Teradata にアクセスする
各 PowerCenter Client マシンで必要となる可能性のある他の Teradata クライアントソフトウェアをイン
ストールします。 Workflow Manager を使用して、Teradata データベース用のデータベース接続オブジェ
クトを作成します。
注: Informatica では Teradata の推奨事項に従い、ODBC を使用して Teradata に接続します。ODBC は
Teradata のネイティブインタフェースです。
ODBC 接続の設定
Teradata データベースへの ODBC 接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC 接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベースのマニ
ュアルを参照してください。
1.
アクセスする各 Teradata データベースについて、ODBC データソースを作成します。
ODBC データソースを作成するには、Teradata の提供するドライバを使用します。
Informatica Services をローカルシステムアカウントのログオンで起動させる場合、システム DSN を作成
します。 [このアカウント]ログインオプションを選択して Informatica Services を起動させる場合、
ユーザー DSN を作成します。
2.
新しい ODBC データソースの名前、および Teradata サーバの名前(または IP アドレス)を入力します。
1 つの Teradata データベースへの接続を設定する場合は、DefaultDatabase に名前を入力します。デフォ
ルトデータベースへの接続を 1 つ作成する場合は、ユーザ名とパスワードを入力します。同じ ODBC デー
タソースを使用して複数のデータベースに接続する場合は、DefaultDatabase フィールドと、ユーザ名お
よびパスワードのフィールドを空のままにします。
3. [Options]ダイアログボックスで日付オプションを設定します。
[Teradata Options]ダイアログボックスで、[DateTime Format]に「AAA」を指定します。
4. [Options]ダイアログボックスの[Session Mode]を設定します。
ターゲットデータソースを作成する場合は、ANSI セッションモードを選択します。ANSI セッションモー
ドを選択すると、行エラーが検出されてもトランザクションがロールバックされなくなります。Teradata
セッションモードを選択すると、行エラーが検出されたときにトランザクションがロールバックされます。
Teradata モードの場合、Integration Service ではロールバックを検出できず、セッションログにも記録
されません。
5.
Teradata データベースに接続できることを確認してください。
接続をテストする際には、WinDDI、BTEQ、Teradata Administrator、Teradata SQL Assistant などの
Teradata クライアントプログラムを使用します。
148
付録 A:
Windows からのデータベースへの接続
付録 B
UNIX からのデータベースへの接続
この付録では、以下の項目について説明します。
•
UNIX からのデータベースへの接続の概要, 149 ページ
•
UNIX から IBM DB2 ユニバーサルデータベースへの接続, 150 ページ
•
UNIX から Informix データベースへの接続, 152 ページ
•
UNIX から Microsoft SQL Server への接続, 153 ページ
•
UNIX から Netezza データベースへの接続, 155 ページ
•
UNIX から Oracle データベースへの接続, 157 ページ
•
UNIX から Sybase ASE データベースへの接続, 159 ページ
•
UNIX から Teradata データベースへの接続, 160 ページ
•
ODBC データソースへの接続, 163 ページ
•
odbc.ini ファイルの例, 165 ページ
UNIX からのデータベースへの接続の概要
ネイティブ接続を使用するには、アクセスするデータベース用のデータベースクライアントソフトウェアをイ
ンストールして設定する必要があります。アプリケーションサービスとデータベース間の互換性を確認するに
は、データベースバージョンと互換性のあるクライアントソフトウェアをインストールし、適切なデータベー
スクライアントライブラリを使用します。 パフォーマンスを向上させるには、ネイティブ接続を使用します。
Informatica のインストールには、DataDirect ODBC ドライバが含まれます。 ドライバの以前のバージョンで
作成した既存の ODBC データソースがある場合、新しいドライバを使用して新しい ODBC データソースを作成す
る必要があります。 Informatica の提供する DataDirect ODBC ドライバ、またはレベル 2 以上準拠であるサー
ドパーティの ODBC ドライバを使用して、ODBC 接続を設定します。
Linux または UNIX からデータベースに接続する場合は、以下のガイドラインを使用します。
•
ネイティブドライバを使用して、IBM DB2、Oracle、または Sybase ASE データベースに接続します。
•
ODBC を使用して、他のソースおよびターゲットに接続できます。
149
UNIX から IBM DB2 ユニバーサルデータベースへの接
続
ネイティブ接続の場合は、IBM DB2 データベースサーバーのバージョンに適した IBM DB2 Client Application
Enabler(CAE)のバージョンをインストールします。 Informatica とデータベース間の互換性を確認するに
は、適切なデータベースクライアントライブラリを使用します。
ネイティブ接続性の設定
IBM DB2 データベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることができます。
以下の手順は、ネイティブ接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベース
のマニュアルを参照してください。
1.
PowerCenter 統合サービスまたはリポジトリサービスプロセスが実行されるマシン上に接続を設定するに
は、サービスプロセスを開始できるユーザーとしてマシンにログインします。
2.
DB2INSTANCE、INSTHOME、DB2DIR、および PATH 環境変数を設定します。
UNIX IBM DB2 ソフトウェアには、関連するユーザログイン(多くの場合 db2admin)が常に指定されてい
ます。これは、データベース設定のホルダとして動作します。このユーザーは、DB2 のインスタンスを保
持しています。
DB2INSTANCE。 インスタンスホルダの名前。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ DB2INSTANCE=db2admin; export DB2INSTANCE
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv DB2INSTANCE db2admin
INSTHOME。 db2admin ホームディレクトリパスです。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ INSTHOME=~db2admin
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv INSTHOME ~db2admin>
DB2DIR。 この変数に、IBM DB2 CAE インストールディレクトリを指す値を設定します。例えばクライアン
トが/opt/IBM/db2/V9.7 ディレクトリにインストールされている場合:
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ DB2DIR=/opt/IBM/db2/V9.7; export DB2DIR
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv DB2DIR /opt/IBM/db2/V9.7
PATH。 IBM DB2 コマンドラインプログラムを実行するには、この変数に、DB2 bin ディレクトリを含む値
を設定します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ PATH=${PATH}:$DB2DIR/bin; export PATH
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:$DB2DIR/bin
3.
150
共有ライブラリ変数に、DB2 lib ディレクトリを含む値を設定します。
付録 B:
UNIX からのデータベースへの接続
IBM DB2 クライアントソフトウェアには、PowerCenter 統合サービスおよびリポジトリサービスプロセス
が動的にロードする多数の共有ライブラリコンポーネントが含まれています。 実行時に共有ライブラリの
場所を特定するには、共有ライブラリの環境変数を設定します。
共有ライブラリパスには、Informatica インストールディレクトリ (server_dir) も含まれている必要があ
ります。
オペレーティングシステムに基づいて、共有ライブラリの環境変数を設定します。
オペレーティングシステムごとの共有ライブラリ変数を次の表に示します。
オペレーティングシステム
変数
Solaris
LD_LIBRARY_PATH
Linux
LD_LIBRARY_PATH
AIX
LIBPATH
たとえば、Solaris と Linux では次の構文を使用します。
•
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$DB2DIR/lib; export LD_LIBRARY_PATH
•
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH ${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$DB2DIR/lib
AIX の場合:
•
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LIBPATH=${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$DB2DIR/lib; export LIBPATH
•
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LIBPATH ${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$DB2DIR/lib
4.
.cshrc または.profile を編集して、シェルコマンド一式を組み込みます。ファイルを保存し、ログアウ
トしてもう一度ログインするか、ソースコマンドを実行します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .profile
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .cshrc
5.
DB2 データベースが、PowerCenter 統合サービスまたはリポジトリサービスプロセスが実行されるマシン
と同じマシン上に存在する場合、DB2 インスタンスをリモートインスタンスとして設定します。
以下のコマンドを実行して、データベースのリモートエントリがあるかどうかを確認します。
DB2 LIST DATABASE DIRECTORY
このコマンドは、DB2 クライアントがアクセスできるすべてのデータベースおよびその設定プロパティを
一覧表示します。このコマンドによって「Remote」の「Directory entry type」のエントリが一覧表示さ
れた場合は、ステップ 6 に進みます。
データベースがリモートとして設定されていない場合は、以下のコマンドを実行して、TCP/IP ノードがホ
ストに対してカタログ化されているかどうかを確認します。
DB2 LIST NODE DIRECTORY
ノード名が空の場合、リモートデータベースの設定時にノードを作成することができます。以下のコマン
ドを使用してリモートデータベースを設定し、必要に応じてノードを作成します。
db2 CATALOG TCPIP NODE <nodename> REMOTE <hostname_or_address> SERVER <port number>
UNIX から IBM DB2 ユニバーサルデータベースへの接続
151
以下のコマンドを実行して、データベースをカタログ化します。
db2 CATALOG DATABASE <dbname> as <dbalias> at NODE <nodename>
これらのコマンドの詳細については、データベースのマニュアルを参照してください。
6.
DB2 データベースに接続できることを確認します。DB2 Command Line Processor を起動して、次のコマン
ドを実行します。
CONNECT TO <dbalias> USER <username> USING <password>
接続が成功した場合、CONNECT RESET または TERMINATE コマンドを使用してクリーンアップします。
UNIX から Informix データベースへの接続
ODBC を使用して、UNIX 上の Informix データベースに接続します。
ODBC 接続の設定
Informix データベースへの ODBC 接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC 接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベースのマニ
ュアルを参照してください。
1.
ODBCHOME 環境変数に、ODBC のインストールディレクトリを設定します。以下に例を示します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCHOME=<Informatica server home>/ODBC7.1; export ODBCHOME
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCHOME <Informatica server home>/ODBC7.1
2.
ODBCINI 環境変数に、odbc.ini ファイルの場所を設定します。例えば、odbc.ini ファイルが$ODBCHOME デ
ィレクトリにあるとします。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
ODBCINI=$ODBCHOME/odbc.ini; export ODBCINI
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCINI $ODBCHOME/odbc.ini
3.
$ODBCHOME ディレクトリ内の既存の odbc.ini ファイルを編集するか、この odbc.ini ファイルを UNIX ホー
ムディレクトリにコピーして編集します。
$ cp $ODBCHOME/odbc.ini $HOME/.odbc.ini
4. [ODBC Data Sources]セクションの下に Informix データソースのエントリを追加し、データソースを設
定します。以下に例を示します。
[Informix Wire Protocol]
Driver=/export/home/Informatica/9.6.0/ODBC7.1/lib/DWifcl27.so
Description=DataDirect 7.1 Informix Wire Protocol
AlternateServers=
ApplicationUsingThreads=1
CancelDetectInterval=0
ConnectionRetryCount=0
ConnectionRetryDelay=3
Database=<database_name>
HostName=<Informix_host>
LoadBalancing=0
LogonID=
Password=
PortNumber=<Informix_server_port>
152
付録 B:
UNIX からのデータベースへの接続
ReportCodePageConversionErrors=0
ServerName=<Informix_server>
TrimBlankFromIndexName=1
5.
PATH 環境変数と共有ライブラリ環境変数は、$ODBCHOME ディレクトリ内の odbc.sh スクリプトまたは
odbc.csh スクリプトを実行して設定します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
sh odbc.sh
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
source odbc.csh
6.
ODBC データソースを使用して Informix データベースに接続できることを確認します。接続に失敗した場
合は、データベースのマニュアルを参照してください。
UNIX から Microsoft SQL Server への接続
UNIX マシンから Microsoft SQL Server データベースに接続するには、ODBC を使用します。
ODBC 接続性の設定
Microsoft SQL Server データベースへの ODBC 接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC 接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベースのマニ
ュアルを参照してください。
1.
ODBCHOME 環境変数を、ODBC のインストールディレクトリに設定します。以下に例を示します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCHOME=<Informatica server home>/ODBC7.1; export ODBCHOME
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCHOME <Informatica server home>/ODBC7.1
2.
ODBCINI 環境変数を、odbc.ini ファイルの場所に設定します。例えば、odbc.ini ファイルが$ODBCHOME デ
ィレクトリにあるとします。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
ODBCINI=$ODBCHOME/odbc.ini; export ODBCINI
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCINI $ODBCHOME/odbc.ini
3.
$ODBCHOME ディレクトリ内の既存の odbc.ini ファイルを編集するか、この odbc.ini ファイルを UNIX ホー
ムディレクトリにコピーして編集します。
$ cp $ODBCHOME/odbc.ini $HOME/.odbc.ini
4.
[ODBC Data Sources]セクションの下に、Informatica の提供する DataDirect New SQL Server Wire
Protocol ドライバである DWsqlsxx.so のエントリを追加し、データソースを設定します。以下に例を示し
ます。
[SQL Server Wire Protocol]
Driver=/export/home/Informatica/9.6.0/ODBC7.1/lib/DWsqls27.so
Description=DataDirect SQL Server Wire Protocol
Database=<database_name>
EnableBulkLoad=0
EnableQuotedIdentifiers=0
FailoverGranularity=0
FailoverMode=0
UNIX から Microsoft SQL Server への接続
153
FailoverPreconnect=0
FetchTSWTZasTimestamp=0
FetchTWFSasTime=1
GSSClient=native
HostName=<SQL_Server_host>
EncryptionMethod=0
ValidateServerCertificate=0
TrustStore=
TrustStorePassword=
HostNameInCertificate=
InitializationString=
Language=
Microsoft SQL Server リポジトリ内のデータに一貫性があることを確認するには、[SQL Server にデータ
ソースを新規作成]ダイアログボックスに進み、[準備した SQL 文用に一時ストアドプロシージャを作成]
チェックボックスをオフにします。
5.
PATH 環境変数と共有ライブラリ環境変数は、$ODBCHOME ディレクトリ内の odbc.sh スクリプトまたは
odbc.csh スクリプトを実行して設定します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
sh odbc.sh
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
source odbc.csh
6.
ODBC データソースを使用して SQL Server データベースに接続できることを確認します。接続に失敗した
場合は、データベースのマニュアルを参照してください。
ODBC を介した SSL 認証の設定
DataDirect New SQL Server Wire Protocol ドライバを使用して、ODBC を介した Microsoft SQL Server の
SSL 認証を設定することができます。
1.
odbc.ini ファイルを開き、[ODBC Data Sources]セクションの下に ODBC データソースと DataDirect New
SQL Server Wire Protocol ドライバのエントリを追加します。
2.
SSL を設定するための属性を odbc.ini ファイルに追加します。
以下の表に、SSL 認証を設定する際に odbc.ini ファイルに追加する必要がある属性を示します。
154
付録 B:
属性
説明
EncryptionMethod
ドライバが、ドライバとデータベースサー
バー間で送信されるデータの暗号化に使用
する方法。SSL を使用してデータを暗号化
するには、値を 1 に設定します。
ValidateServerCertificate
SSL 暗号化が有効な場合に、データベース
サーバが送信する証明書をドライバが検証
するかどうかを決定します。ドライバがサ
ーバー証明書を検証するようにするには、
値を 1 に設定します。
TrustStore
トラストストアファイルの場所と名前。ト
ラストストアファイルには、ドライバが
SSL サーバー認証に使用する認証機関(CA)
の一覧が含まれています。
UNIX からのデータベースへの接続
属性
説明
TrustStorePassword
トラストストアファイルの内容にアクセス
するためのパスワード。
HostNameInCertificate
オプション。ドライバが証明書に含まれる
ホスト名を検証するために SSL 管理者が確
定するホスト名。
UNIX から Netezza データベースへの接続
PowerCenter 統合サービスプロセスが実行されるマシンに、Netezza ODBC ドライバをインストールして設定し
ます。 Informatica 製品に同梱されている DataDirect ドライバパッケージにある DataDirect Driver
Manager を使用して、odbc.ini ファイルの Netezza データソースの詳細を設定します。
ODBC 接続の設定
Netezza データベースへの ODBC 接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC 接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベースのマニ
ュアルを参照してください。
1.
統合サービスプロセスの接続を設定するには、サービスプロセスを開始できるユーザーとしてマシンにロ
グインします。
2.
ODBCHOME、NZ_ODBC_INI_PATH、および PATH の各環境変数を設定します。
ODBCHOME。変数に、ODBC のインストールディレクトリを設定します。 以下に例を示します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCHOME=<Informatica server home>/ODBC7.1; export ODBCHOME
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCHOME =<Informatica server home>/ODBC7.1
PATH。変数に、ODBCHOME/bin ディレクトリを設定します。 以下に例を示します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
PATH="${PATH}:$ODBCHOME/bin"
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:$ODBCHOME/bin
NZ_ODBC_INI_PATH: odbc.ini ファイルが格納されているディレクトリを指すように変数を設定します。
例えば、odbc.ini ファイルが$ODBCHOME ディレクトリにあるとします。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
NZ_ODBC_INI_PATH=$ODBCHOME; export NZ_ODBC_INI_PATH
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv NZ_ODBC_INI_PATH $ODBCHOME
3.
共有ライブラリの環境変数を設定します。
共有ライブラリパスには、ODBC ライブラリが含まれている必要があります。 また、Informatica サービ
スのインストールディレクトリ(server_dir)も含まれている必要があります。
UNIX から Netezza データベースへの接続
155
オペレーティングシステムに基づいて、共有ライブラリの環境変数を設定します。Netezza ライブラリフ
ォルダーを<NetezzaInstallationDir>/lib64 に設定します。
オペレーティングシステムごとの共有ライブラリ変数を次の表に示します。
オペレーティングシステム
変数
Solaris
LD_LIBRARY_PATH
Linux
LD_LIBRARY_PATH
AIX
LIBPATH
たとえば、Solaris では次の構文を使用します。
•
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH="${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib:<NetezzaInstallationDir>/lib64”
export LD_LIBRARY_PATH
•
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH "${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/
lib:<NetezzaInstallationDir>/lib64"
AIX の場合
•
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LIBPATH=${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib:<NetezzaInstallationDir>/lib64; export LIBPATH
•
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LIBPATH ${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib:<NetezzaInstallationDir>/lib64
4.
既存の odbc.ini ファイルを編集するか、odbc.ini ファイルをホームディレクトリにコピーして編集しま
す。
このファイルは、$ODBCHOME ディレクトリにあります。
$ cp $ODBCHOME/odbc.ini $HOME/.odbc.ini
[ODBC Data Sources]セクションの下に Netezza データソースのエントリを追加し、データソースを設定
します。
以下に例を示します。
[NZSQL]
Driver = /export/home/appsqa/thirdparty/netezza/lib64/libnzodbc.so
Description = NetezzaSQL ODBC
Servername = netezza1.informatica.com
Port = 5480
Database = infa
Username = admin
Password = password
Debuglogging = true
StripCRLF = false
PreFetch = 256
Protocol = 7.0
ReadOnly = false
ShowSystemTables = false
Socket = 16384
DateFormat = 1
TranslationDLL =
TranslationName =
TranslationOption =
NumericAsChar = false
Netezza の接続の詳細については、Netezza ODBC ドライバのマニュアルを参照してください。
156
付録 B:
UNIX からのデータベースへの接続
5.
odbc.ini ファイルの最後のエントリが InstallDir になっていることを確認し、値を ODBC のインストール
ディレクトリに設定します。
以下に例を示します。
InstallDir=/usr/odbc
6.
.cshrc ファイルまたは.profile ファイルを編集して、シェルコマンド一式を組み込みます。
7.
Informatica サービスをリスタートします。
UNIX から Oracle データベースへの接続
ネイティブ接続の場合は、Oracle データベースサーバーのバージョンに適した Oracle クライアントのバージ
ョンをインストールします。 Informatica とデータベース間の互換性を確認するには、適切なデータベースク
ライアントライブラリを使用します。
互換性のあるバージョンの Oracle クライアントと Oracle データベースサーバをインストールする必要があり
ます。また、必要とするすべてのマシンに Oracle クライアントの同じバージョンをインストールする必要があ
ります。 互換性を確認するには、Oracle に問い合わせてください。
ネイティブ接続性の設定
Oracle データベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることができます。
以下の手順は、Oracle Net Services または Net8 でネイティブ接続を設定するためのガイドラインです。具体
的な手順については、データベースのマニュアルを参照してください。
1.
PowerCenter 統合サービスまたはリポジトリサービスプロセスの接続を設定するには、サーバープロセス
を開始できるユーザーとしてマシンにログインします。
2.
ORACLE_HOME、NLS_LANG、TNS_ADMIN、および PATH 環境変数を設定します。
ORACLE_HOME。 この変数に、Oracle クライアントのインストールディレクトリを設定します。例えば、ク
ライアントが/HOME2/oracle ディレクトリにインストールされている場合は、変数を以下のように設定し
ます。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ORACLE_HOME=/HOME2/oracle; export ORACLE_HOME
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ORACLE_HOME /HOME2/oracle
NLS_LANG。 この変数に、データベースクライアントおよびサーバへのログインで使用する locale(言語、
地域、および文字セット)を設定します。この変数の値は、環境設定に応じて異なります。例えば、この
値が american_america.UTF8 の場合は、以下のように変数を設定します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ NLS_LANG=american_america.UTF8; export NLS_LANG
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ NLS_LANG american_america.UTF8
この変数の値を判断するには、管理者に問い合わせてください。
TNS_ADMIN。 tnsnames.ora ファイルが Oracle クライアントがインストールされている場所と同じ場所に
ない場合は、TNS_ADMIN 環境変数に tnsnames.ora ファイルのディレクトリを設定します。例えば、このフ
ァイルが/HOME2/oracle/files ディレクトリにある場合は、以下のように環境変数を設定します。
UNIX から Oracle データベースへの接続
157
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ TNS_ADMIN=$HOME2/oracle/files; export TNS_ADMIN
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv TNS_ADMIN=$HOME2/oracle/files
注: デフォルトでは、tnsnames.ora ファイルは $ORACLE_HOME/network/admin ディレクトリに格納されていま
す。
PATH。 Oracle コマンドラインプログラムを実行するには、この変数に、Oracle bin ディレクトリを含む
値を設定します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ PATH=${PATH}:$ORACLE_HOME/bin; export PATH
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:ORACLE_HOME/bin
3.
共有ライブラリの環境変数を設定します。
Oracle クライアントソフトウェアには、PowerCenter 統合サービスおよびリポジトリサービスプロセスが
動的にロードする多数の共有ライブラリコンポーネントが含まれています。実行時に共有ライブラリの場
所を特定するには、共有ライブラリの環境変数を設定します。
共有ライブラリパスには、Informatica インストールディレクトリ (server_dir) も含まれている必要があ
ります。
共有ライブラリの環境変数を LD_LIBRARY_PATH に設定します。
たとえば、以下の構文を使用します。
•
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ORACLE_HOME/lib; export LD_LIBRARY_PATH
•
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH ${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ORACLE_HOME/lib
4.
.cshrc または.profile を編集して、シェルコマンド一式を組み込みます。ファイルを保存し、ログアウ
トしてもう一度ログインするか、ソースコマンドを実行します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .profile
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .cshrc
5.
Oracle クライアントがデータベースにアクセスできるように設定されていることを確認します。
SQL*Net Easy Configuration ユーティリティを使用するか、既存の tnsnames.ora ファイルをホームディレ
クトリにコピーして変更します。
tnsnames.ora ファイルは $ORACLE_HOME/network/admin ディレクトリに格納されています。
Oracle 接続文字列として正しい構文を入力します。通常は、databasename.world です。
次に tnsnames.ora の例を示します。データベースの情報を入力します。
mydatabase.world =
(DESCRIPTION
(ADDRESS_LIST =
(ADDRESS =
(COMMUNITY = mycompany.world
(PROTOCOL = TCP)
(Host = mymachine)
(Port = 1521)
)
)
(CONNECT_DATA =
158
付録 B:
UNIX からのデータベースへの接続
(SID = MYORA7)
(GLOBAL_NAMES = mydatabase.world)
6.
Oracle データベースに接続できることを確認してください。
Oracle データベースに接続するには、SQL *Plus を起動して接続性情報を入力します。接続に失敗した場
合は、接続情報をすべて正確に入力したかどうかを確認します。
tnsnames.ora ファイルに定義されたユーザー名と接続文字列を入力します。
UNIX から Sybase ASE データベースへの接続
ネイティブ接続の場合は、データベースバージョンに適した Open Client のバージョンをインストールしま
す。 Informatica とデータベース間の互換性を確認するには、適切なデータベースクライアントライブラリを
使用します。
Sybase ASE データベースサーバと互換性のあるバージョンの Open Client をインストールします。また、
Sybase ASE データベースおよび Informatica をホストするマシンに同じバージョンの Open Client をインスト
ールする必要もあります。 互換性を確認するには、Sybase に問い合わせてください。
Sybase ASE リポジトリを作成、リストア、またはアップグレードするには、データベースレベルでデフォルト
により NULL 入力可 を TRUE に設定します。このオプションを設定すると、SQL 標準に合わせてカラムのデフォ
ルト NULL タイプが NULL に変換されます。
ネイティブ接続性の設定
Sybase ASE データベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることができます。
以下の手順は、ネイティブ接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベース
のマニュアルを参照してください。
1.
PowerCenter 統合サービスまたはリポジトリサービスプロセスへの接続を設定するには、サーバープロセ
スを開始できるユーザーとしてマシンにログインします。
2.
SYBASE および PATH 環境変数を設定します。
SYBASE。 この変数に、Sybase Open Client のインストールディレクトリを設定します。たとえば、クラ
イアントが/usr/sybase ディレクトリにインストールされている場合:
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ SYBASE=/usr/sybase; export SYBASE
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv SYBASE /usr/sybase
PATH。 Sybase コマンドラインプログラムを実行するには、この変数を、Sybase OCS の bin ディレクトリ
を含むように設定します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ PATH=${PATH}:/usr/sybase/OCS-15_0/bin; export PATH
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:/usr/sybase/OCS-15_0/bin
3.
共有ライブラリの環境変数を設定します。
Sybase Open Client ソフトウェアには、PowerCenter 統合サービスおよび Repository Service プロセス
が動的にロードする多数の共有ライブラリコンポーネントが含まれています。実行時に共有ライブラリの
場所を特定するには、共有ライブラリの環境変数を設定します。
UNIX から Sybase ASE データベースへの接続
159
共有ライブラリパスには、Informatica サービスのインストールディレクトリ (server_dir) が含まれてい
る必要もあります。
オペレーティングシステムに基づいて、共有ライブラリの環境変数を設定します。
以下の表に、オペレーティングシステムごとの共有ライブラリ変数を示します。
オペレーティングシステム
変数
Solaris
LD_LIBRARY_PATH
Linux
LD_LIBRARY_PATH
AIX
LIBPATH
たとえば、Solaris と Linux では次の構文を使用します。
•
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$SYBASE/OCS-15_0/lib;$SYBASE/OCS-15_0/lib3p;
$SYBASE/OCS-15_0/lib3p64; export LD_LIBRARY_PATH
•
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH ${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$SYBASE/OCS-15_0/lib;$SYBASE/OCS-15_0/
lib3p;$SYBASE/OCS-15_0/lib3p64;
AIX の場合
•
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LIBPATH=${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$SYBASE/OCS-15_0/lib;$SYBASE/OCS-15_0/lib3p;$SYBASE/OCS-15_0/
lib3p64; export LIBPATH
•
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LIBPATH ${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$SYBASE/OCS-15_0/lib;$SYBASE/OCS-15_0/lib3p;$SYBASE/
OCS-15_0/lib3p64;
4.
.cshrc または.profile を編集して、シェルコマンド一式を組み込みます。ファイルを保存し、ログアウ
トしてもう一度ログインするか、ソースコマンドを実行します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .profile
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .cshrc
5.
$SYBASE ディレクトリに格納されている Sybase インタフェースファイル内の Sybase ASE サーバ名を確認
します。
6.
Sybase ASE データベースに接続できることを確認します。
Sybase ASE データベースに接続するには、ISQL を起動して接続性情報を入力します。接続に失敗した場
合は、接続情報をすべて正確に入力したかどうかを確認します。
ユーザー名とデータベース名の大文字と小文字は区別します。
UNIX から Teradata データベースへの接続
PowerCenter Integration Service プロセスが実行されるマシンおよび PowerCenter クライアントをインスト
ールするマシンにネイティブクライアントソフトウェアをインストールして、設定します。Informatica とデ
160
付録 B:
UNIX からのデータベースへの接続
ータベース間の互換性を確認するには、適切なデータベースクライアントライブラリを使用します。以下の
Informatica コンポーネントへの接続を設定する必要があります。
•
PowerCenter Integration Service。Teradata クライアント、Teradata ODBC ドライバ、および
PowerCenter Integration Service プロセスを実行するマシンで必要となる可能性のある他の Teradata ク
ライアントソフトウェアをインストールします。 さらに、ODBC 接続性を設定する必要があります。
注: Informatica では Teradata の推奨事項に従い、ODBC を使用して Teradata に接続します。ODBC は
Teradata のネイティブインタフェースです。
ODBC 接続の設定
Teradata データベースへの ODBC 接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC 接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、データベースのマニ
ュアルを参照してください。
1.
統合サービスプロセスの接続を設定するには、サービスプロセスを開始できるユーザーとしてマシンにロ
グインします。
2.
TERADATA_HOME、ODBCHOME、および PATH 環境変数を設定します。
TERADATA_HOME。 この変数に、Teradata ドライバのインストールディレクトリを設定します。デフォルト
は以下のとおりです。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ TERADATA_HOME=/teradata/usr; export TERADATA_HOME
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv TERADATA_HOME /teradata/usr
ODBCHOME。 この変数に、ODBC のインストールディレクトリを設定します。以下に例を示します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCHOME=/usr/odbc; export ODBCHOME
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCHOME /usr/odbc
PATH。 ddtestlib ユーティリティを実行し、DataDirect ODBC ドライバマネージャがドライバファイルを
ロードできることを確認するには、以下のように変数を設定します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
PATH="${PATH}:$ODBCHOME/bin:$TERADATA_HOME/bin"
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:$ODBCHOME/bin:$TERADATA_HOME/bin
3.
共有ライブラリの環境変数を設定します。
Teradata ソフトウェアには、統合サービスプロセスが動的にロードする多数の共有ライブラリコンポーネ
ントが含まれています。 実行時に共有ライブラリの場所を特定するには、共有ライブラリの環境変数を設
定します。
共有ライブラリパスには、Informatica サービスのインストールディレクトリ (server_dir) が含まれて
いる必要もあります。
オペレーティングシステムに基づいて、共有ライブラリの環境変数を設定します。
UNIX から Teradata データベースへの接続
161
オペレーティングシステムごとの共有ライブラリ変数を次の表に示します。
オペレーティングシステム
変数
Solaris
LD_LIBRARY_PATH
Linux
LD_LIBRARY_PATH
AIX
LIBPATH
たとえば、Solaris では次の構文を使用します。
•
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH="${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib:
$TERADATA_HOME/lib:$TERADATA_HOME/odbc/lib";
export LD_LIBRARY_PATH
•
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH "${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib:$TERADATA_HOME/lib:
$TERADATA_HOME/odbc/lib"
AIX の場合
•
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
•
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LIBPATH=${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib; export LIBPATH
$ setenv LIBPATH ${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib
4.
既存の odbc.ini ファイルを編集するか、odbc.ini ファイルをホームディレクトリにコピーして編集しま
す。
このファイルは、$ODBCHOME ディレクトリにあります。
$ cp $ODBCHOME/odbc.ini $HOME/.odbc.ini
セクション[ODBC Data Sources]の下に Teradata データソースのエントリを追加し、データソースを設
定します。
以下に例を示します。
MY_TERADATA_SOURCE=Teradata Driver
[MY_TERADATA_SOURCE]
Driver=/u01/app/teradata/td-tuf611/odbc/drivers/tdata.so
Description=NCR 3600 running Teradata V1R5.2
DBCName=208.199.59.208
DateTimeFormat=AAA
SessionMode=ANSI
DefaultDatabase=
Username=
Password=
5.
DateTimeFormat を Teradata データ ODBC 環境設定の AAA に設定します。
6.
必要に応じて、SessionMode を ANSI に設定します。ANSI セッションモードを使用すると、行エラーが検
出されてもトランザクションがロールバックされなくなります。
Teradata セッションモードを選択すると、行エラーが検出されたときにトランザクションがロールバック
されます。Teradata モードの場合、統合サービスプロセスではロールバックを検出できず、セッションロ
グにも記録されません。
7.
162
1 つの Teradata データベースへの接続を設定する場合は、DefaultDatabase に名前を入力します。デフォ
ルトデータベースへの接続を 1 つ作成する場合は、ユーザー名とパスワードを入力します。複数のデータ
付録 B:
UNIX からのデータベースへの接続
ベースに接続するには、同じ ODBC DSN を使用して、DefaultDatabase フィールドを空のままにしておきま
す。
Teradata の接続の詳細については、Teradata ODBC ドライバのマニュアルを参照してください。
8.
odbc.ini の最後のエントリが InstallDir になっていることを確認し、値を ODBC のインストールディレク
トリに設定します。
以下に例を示します。
InstallDir=/export/home/Informatica/9.6.0/ODBC7.1
9.
10.
.cshrc または.profile を編集して、シェルコマンド一式を組み込みます。
ファイルを保存し、ログアウトしてもう一度ログインするか、ソースコマンドを実行します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .profile
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .cshrc
11.
使用する各データソースについて、odbc.ini のデータソースエントリの Driver=<parameter>の下のファ
イル名をメモします。ddtestlib ユーティリティを使用して、DataDirect ODBC ドライバマネージャがド
ライバファイルをロードできることを確認します。
例えば、次のようなドライバエントリがあるとします。
Driver=/u01/app/teradata/td-tuf611/odbc/drivers/tdata.so
以下のコマンドを実行します。
ddtestlib /u01/app/teradata/td-tuf611/odbc/drivers/tdata.so
12.
BTEQ または別の Teradata クライアントツールを使用して接続をテストします。
ODBC データソースへの接続
PowerCenter 統合サービスおよび PowerCenter リポジトリサービスが実行されるマシンに、ネイティブクライ
アントソフトウェアをインストールして設定します。 また、ODBC ドライバで必要とされる、基本となるクラ
イアントアクセスソフトウェアのすべてをインストールして設定します。 Informatica とデータベース間の互
換性を確認するには、適切なデータベースクライアントライブラリを使用します。 Microsoft Excel や
Access などの Windows のソースにアクセスするには、PowerChannel をインストールする必要があります。
Informatica のインストールには、DataDirect ODBC ドライバが含まれます。 odbc.ini ファイルに ODBC ドラ
イバの以前のバージョンを使用する接続が含まれる場合、接続情報を更新して新しいドライバを使用します。
システム DSN を使用して、Windows 上の ODBC データソースを指定します。
1.
PowerCenter Integration Service が実行されるマシンに、サービスプロセスを開始できるユーザーとし
てログインします。
2.
ODBCHOME および PATH 環境変数を設定します。
ODBCHOME。 DataDirect ODBC インストールディレクトリに設定します。例えば、インストールディレクト
リが/export/home/Informatica/9.6.0/ODBC7.1 の場合。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCHOME=/export/home/Informatica/9.6.0/ODBC7.1; export ODBCHOME
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCHOME /export/home/Informatica/9.6.0/ODBC7.1
ODBC データソースへの接続
163
PATH。 ddtestlib などの ODBC コマンドラインプログラムを実行するには、この変数を、odbc bin ディレ
クトリを含むように設定します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ PATH=${PATH}:$ODBCHOME/bin; export PATH
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:$ODBCHOME/bin
ddtestlib ユーティリティを実行して、DataDirect ODBC ドライバマネージャがドライバファイルをロー
ドできることを確認します。
3.
共有ライブラリの環境変数を設定します。
ODBC ソフトウェアには、サービスプロセスが動的にロードする多数の共有ライブラリコンポーネントが含
まれています。 実行時に共有ライブラリの場所を特定するには、共有ライブラリの環境変数を設定しま
す。
共有ライブラリパスには、Informatica インストールディレクトリ (server_dir) も含まれている必要があ
ります。
オペレーティングシステムに基づいて、共有ライブラリの環境変数を設定します。
オペレーティングシステムごとの共有ライブラリ変数を次の表に示します。
オペレーティングシステム
変数
Solaris
LD_LIBRARY_PATH
Linux
LD_LIBRARY_PATH
AIX
LIBPATH
たとえば、Solaris と Linux では次の構文を使用します。
•
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib; export LD_LIBRARY_PATH
•
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH $HOME/server_dir:$ODBCHOME:${LD_LIBRARY_PATH}
AIX の場合
•
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LIBPATH=${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib; export LIBPATH
•
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LIBPATH ${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib
4.
既存の odbc.ini ファイルを編集するか、odbc.ini ファイルをホームディレクトリにコピーして編集しま
す。
このファイルは、$ODBCHOME ディレクトリにあります。
$ cp $ODBCHOME/odbc.ini $HOME/.odbc.ini
セクション[ODBC Data Sources]の下に ODBC データソースのエントリを追加し、データソースを設定し
ます。
以下に例を示します。
MY_MSSQLSERVER_ODBC_SOURCE=<Driver name or data source description>
[MY_SQLSERVER_ODBC_SOURCE]
Driver=<path to ODBC drivers>
Description=DataDirect 7.1 SQL Server Wire Protocol
164
付録 B:
UNIX からのデータベースへの接続
Database=<SQLServer_database_name>
LogonID=<username>
Password=<password>
Address=<TCP/IP address>,<port number>
QuoteId=No
AnsiNPW=No
ApplicationsUsingThreads=1
1 つ以上の ODBC データソースを設定している場合は、このファイルが既に存在している可能性がありま
す。
5.
odbc.ini の最後のエントリが InstallDir になっていることを確認し、値を ODBC のインストールディレク
トリに設定します。
以下に例を示します。
InstallDir=/export/home/Informatica/9.6.0/ODBC7.1
6.
ホームディレクトリで odbc.ini ファイルを使用する場合、ODBCINI 環境変数を設定します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCINI=/$HOME/.odbc.ini; export ODBCINI
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCINI $HOME/.odbc.ini
7.
.cshrc または.profile を編集して、シェルコマンド一式を組み込みます。ファイルを保存し、ログアウ
トしてもう一度ログインするか、ソースコマンドを実行します。
Bourne シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .profile
C シェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .cshrc
8.
ddtestlib ユーティリティを使用して、odbc.ini ファイルでデータソースに指定したドライバファイルを
DataDirect ODBC マネージャがロードできることを確認します。
例えば、次のようなドライバエントリがあるとします。
Driver = /export/home/Informatica/9.6.0/ODBC7.1/lib/DWxxxxnn.so
以下のコマンドを実行します。
ddtestlib /export/home/Informatica/9.6.0/ODBC7.1/lib/DWxxxxnn.so
9.
ODBC ドライバで必要とされる、基本となるクライアントアクセスソフトウェアのすべてをインストールお
よび設定します。
注: いくつかの ODBC ドライバは自立型であり、情報がすべて.odbc.ini ファイルに格納されていますが、
大半はそうではありません。例えば、ODBC ドライバを使用して Sybase IQ にアクセスする場合、Sybase
IQ ネットワーククライアントソフトウェアをインストールして、適切な環境変数を設定する必要がありま
す。
PATH 環境変数と共有ライブラリパス環境変数を手動で設定するのではなく、Informatica の提供する ODBC
ドライバ(DWxxxxnn.so)を使用している場合、$ODBCHOME フォルダ内にある odbc.sh または odbc.csh と
いうスクリプトを実行することもできます。このスクリプトによって、Informatica の提供する ODBC ドラ
イバで必要となる PATH 環境変数と共有ライブラリパス環境変数が設定されます。
odbc.ini ファイルの例
[ODBC Data Sources]
Informix Wire Protocol=DataDirect 7.1 Informix Wire Protocol
SQL Server Wire Protocol=DataDirect 7.1 SQL Server Wire Protocol
odbc.ini ファイルの例
165
[ODBC]
IANAAppCodePage=4
InstallDir=/<InformaticaInstallationDir>/ODBC7.1
Trace=0
TraceFile=odbctrace.out
TraceDll=/<InformaticaInstallationDir>/ODBC7.1/lib/DWtrc27.so
[Informix Wire Protocol]
Driver=/<InformaticaInstallationDir>/ODBC7.1/lib/DWifcl27.so
Description=DataDirect 7.1 Informix Wire Protocol
AlternateServers=
ApplicationUsingThreads=1
CancelDetectInterval=0
ConnectionRetryCount=0
ConnectionRetryDelay=3
Database=<database_name>
HostName=<Informix_host>
LoadBalancing=0
LogonID=
Password=
PortNumber=<Informix_server_port>
ServerName=<Informix_server>
TrimBlankFromIndexName=1
UseDelimitedIdentifiers=0
[SQL Server Wire Protocol]
Driver=/<InformaticaInstallationDir>/ODBC7.1/lib/DWsqls27.so
Description=DataDirect 7.1 New SQL Server Wire Protocol
AlternateServers=
AlwaysReportTriggerResults=0
AnsiNPW=1
ApplicationName=
ApplicationUsingThreads=1
AuthenticationMethod=1
BulkBinaryThreshold=32
BulkCharacterThreshold=-1
BulkLoadBatchSize=1024
BulkLoadOptions=2
ConnectionReset=0
ConnectionRetryCount=0
ConnectionRetryDelay=3
Database=<database_name>
EnableBulkLoad=0
EnableQuotedIdentifiers=0
EncryptionMethod=0
FailoverGranularity=0
FailoverMode=0
FailoverPreconnect=0
FetchTSWTZasTimestamp=0
FetchTWFSasTime=1
GSSClient=native
HostName=<SQL_Server_host>
HostNameInCertificate=
InitializationString=
Language=
LoadBalanceTimeout=0
LoadBalancing=0
LoginTimeout=15
LogonID=
MaxPoolSize=100
MinPoolSize=0
PacketSize=-1
Password=
Pooling=0
PortNumber=<SQL_Server_server_port>
QueryTimeout=0
ReportCodePageConversionErrors=0
SnapshotSerializable=0
TrustStore=
TrustStorePassword=
ValidateServerCertificate=1
166
付録 B:
UNIX からのデータベースへの接続
WorkStationID=
XML Describe Type=-10
[SAP HANA source]
Driver=/usr/sap/hdbclient/libodbcHDB.so
DriverUnicodeType=1
ServerNode=<server_node>:<port>
odbc.ini ファイルの例
167
付録 C
DB2 データベースの
DynamicSections パラメータの更
新
この付録では、以下の項目について説明します。
•
DynamicSections パラメータの概要, 168 ページ
•
DynamicSections パラメータの更新, 168 ページ
DynamicSections パラメータの概要
IBM DB2 パッケージには、データベースサーバーで実行される SQL 文が含まれています。 DB2 データベースの
DynamicSections パラメータによって、データベースドライバがパッケージに含むことができる実行可能文の
最大数が決定されます。 DynamicSections パラメータの値を累乗して、DB2 パッケージ内のより多くの数の実
行可能文を許可することができます。 DynamicSections パラメータを変更するには、BINDADD 権限を持つシス
テム管理者のユーザーアカウントを使用して、データベースに接続します。
DynamicSections パラメータの更新
DataDirect Connect for JDBC ユーティリティを使用して、DB2 データベースの DynamicSections パラメータ
の値を累乗します。
DataDirect Connect for JDBC ユーティリティを使用して DynamicSections パラメータを更新するには、以下
のタスクを実行します。
168
•
DataDirect Connect for JDBC ユーティリティをダウンロードしてインストールする。
•
Test for JDBC Tool を実行する。
DataDirect Connect for JDBC ユーティリティのダウンロードとイ
ンストール
DataDirect のダウンロード Web サイトから DataDirect Connect for JDBC ユーティリティを、DB2 データベー
スサーバーへのアクセス権のあるマシンにダウンロードします。 ユーティリティファイルのコンテンツを抽出
し、インストーラを実行します。
1.
以下の DataDirect のダウンロードサイトに移動します。
http://www.datadirect.com/support/product-documentation/downloads
2.
IBM DB2 データソース用の Connect for JDBC ドライバを選択します。
3.
登録して DataDirect Connect for JDBC ユーティリティをダウンロードします。
4.
DB2 データベースサーバーへのアクセス権のあるマシンにユーティリティをダウンロードします。
5.
ユーティリティファイルのコンテンツを一時ディレクトリに抽出します。
6.
ファイルを抽出したディレクトリで、インストーラを実行します。
インストールプログラムが testforjdbc という名前のフォルダをインストールディレクトリに作成します。
Test for JDBC Tool の実行
DataDirect Connect for JDBC ユーティリティのインストール後、Test for JDBC Tool を実行して DB2 データ
ベースに接続します。 データベースに接続するには、BINDADD 権限を持つシステム管理者のユーザーアカウン
トを使用する必要があります。
1.
DB2 データベースで、BINDADD 権限を持つシステム管理者のユーザーアカウントを設定します。
2.
DataDirect Connect for JDBC ユーティリティをインストールしたディレクトリで、Test for JDBC Tool
を実行します。
Windows では、testforjdbc.bat を実行します。 UNIX では、testforjdbc.sh を実行します。
3. [Test for JDBC Tool]ウィンドウで、[Press Here to Continue]をクリックします。
4. [Connection]-[Connect to DB]の順にクリックします。
5. [データベース]フィールドに、以下のテキストを入力します。
jdbc:datadirect:db2://
HostName:PortNumber;databaseName=DatabaseName;CreateDefaultPackage=TRUE;ReplacePackage=TRUE;DynamicSectio
ns=3000
HostName は、DB2 データベースサーバーをホストするマシンの名前です。
PortNumber はデータベースのポート番号です。
DatabaseName は、DB2 データベースの名前です。
6. [ユーザー名]フィールドおよび[パスワード]フィールドに、DB2 データベースへの接続に使用するシス
テム管理者のユーザー名およびパスワードを入力します。
7. [接続]をクリックし、ウィンドウを閉じます。
DynamicSections パラメータの更新
169
付録 D
インストールと環境設定のチェッ
クリスト
この付録では、以下の項目について説明します。
•
インストールチェックリストの概要, 170 ページ
•
Informatica サービスをインストールする前に, 170 ページ
•
Informatica Services のインストール, 172 ページ
•
Informatica サービスをインストールした後に, 172 ページ
•
Informatica クライアントをインストールする前に, 173 ページ
•
Informatica Clients のインストール, 173 ページ
•
Informatica クライアントをインストールした後に, 173 ページ
•
他のインストール, 174 ページ
インストールチェックリストの概要
インストールと環境設定のチェックリストでは、インストールを完了するために実行する必要のあるタスクに
ついて要約します。Informatica 製品を複数のマシンにインストールする場合は、このガイドの詳細な指示を
使用して最初のインストールを完了してください。その後のインストールは、このチェックリストを利用して
実行できます。
Informatica サービスをインストールする前に
Informatica サービスをインストールする前に、インストールするマシンを準備します。複数の製品をインス
トールする場合、インストール前のタスクは 1 回だけ実行します。
次のインストール前のタスクを実行します。
『Informatica リリースノート』をお読みください。

ライセンスキーを検証します。
ソフトウェアをインストールする前に、インストールする製品のライセンスキーを用意します。ライセン
スキーを所有していない場合、または差分ライセンスキーを所有し、ドメインを作成する場合、
Informatica グローバルカスタマサポートに連絡してください。
170

以前のバージョンの Data Transformation がインストールされている場合は、Data Transformation の必
須ファイルをバックアップします。

使用するマシンが Informatica サーバーコンポーネントをインストールするための最小システム要件を満
たしていることを確認します。

環境変数を設定します。
Informatica のインストールで使用する環境変数を設定します。

Informatica 用のポートを確認します。
インストーラによって、Informatica ドメインにコンポーネント用のポートが設定されます。また、
Informatica をインストールするノードで実行されるアプリケーションサービスプロセス用に使用するポ
ートも指定されます。
• ドメインポート。デフォルトは
6005 です。
• サービスマネージャのポート。デフォルトは
6006 です。
• サービスマネージャのシャットダウンポート。デフォルトは
• Informatica
Administrator のポート。デフォルトは 6008 です。
• Informatica
Administrator のシャットダウンポート。デフォルトは 6009 です。
• アプリケーションサービス用のポートの範囲。デフォルトは

6007 です。
6013~6113 です。
Informatica サービスをインストールするシステムユーザーアカウントを作成します。
インストールを実行し、Informatica のサービスまたはデーモンを実行するためのシステムユーザーアカ
ウントを作成します。Informatica サービスのインストールに使用するユーザーアカウントに、インスト
ールディレクトリに対する書き込み権限があることを確認します。

必要に応じて、セキュリティ保護された接続用のキーストアファイルを設定します。
Administrator ツールおよびサービスマネージャ間でセキュリティ保護された接続を使用するには、
Informatica で使用するキーストアを設定します。

UNIX と Linux の場合、ファイル記述子の設定を確認します。
オペレーティングシステムがファイル記述子の要件を満たしていることを確認します。

AIX の場合、PowerCenter 統合サービスに対して POSIX Asynchronous I/O が使用可能であることを確認し
ます。

AIX の場合、Java 開発キット(JDK)をインストールします。

AIX の場合、bos.adt.debug ファイルセットをインストールします。

インストーラファイルをマシンのディレクトリに抽出します。

Informatica インストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行して、Informatica サービスをイン
ストールするマシンがシステム要件とディスク容量要件を満たしていることを確認します。
必要に応じて、インストールを開始する前にマシンの設定を変更します。

データベースおよびユーザーアカウントをドメイン環境設定リポジトリ用に設定します。
データベースを設定する前に、データベース要件を確認します。要件は、ドメイン環境設定リポジトリ用
に使用するデータベースのタイプによって異なります。

ドメインに対して Kerberos 認証を設定する前に、次のタスクを実行します。
• Kerberos
認証サーバーについての情報を確認します。
• Informatica
• Kerberos
ドメインとノードの情報を記録しておきます。
設定ファイルを確認します。
Informatica サービスをインストールする前に
171
• Informatica
Kerberos の SPN フォーマットジェネレータを実行します。
関連項目:
• 「Informatica
Services のインストール前のタスク」
(ページ 8)
Informatica Services のインストール
Windows または UNIX マシンに Informatica サービスをインストールするには、Informatica サーバーインスト
ーラを使用します。Informatica サービスを複数のマシンにインストールして複数のノードを作成できます。
関連項目:
• 「Informatica
Services のインストール」
(ページ 31)
Informatica サービスをインストールした後に
Informatica サービスをインストールしたら、Informatica サービスが適切に動作するように設定タスクを実
行します。複数の製品をインストールする場合、インストール後のタスクは 1 回だけ実行します。
次のインストール後のタスクを実行します。

環境変数を設定します。
アプリケーションサービスの実行時に使用される環境変数を設定します。

ドメインおよびアプリケーションのサービスのシステム要件の確認

32 ビットおよび 64 ビットプラットフォームの設定を確認します。
32 ビットまたは 64 ビットプラットフォームで Informatica を実行することができます。Informatica を
32 ビットプラットフォームおよび 64 ビットプラットフォームの両方で実行する場合、正しいライブラリ、
データベースクライアント、およびセッションキャッシュサイズを使用するように Informatica を設定し
ます。

PowerCenter 統合サービスと PowerCenter リポジトリサービスが実行される各ノードに、データベースク
ライアントソフトウェアをインストールします。

サードパーティのソフトウェア要件を確認します。
Informatica では、特定の操作を行うにはサードパーティのソフトウェアとライブラリが必要です。
Informatica サービスをインストールするマシンに、必要なソフトウェアまたはライブラリがあることを
確認します。

コードページの互換性を確認します。
Informatica では、アプリケーションサービス用のコードページがドメイン内のコードページと互換性が
ある必要があります。Informatica クライアントツールまたは Administrator ツールにアクセスするマシ
ンでのロケール設定も、ドメイン内のコードページと互換性がある必要があります。
172

ゲートウェイノードが UNIX 上で実行される場合は、グラフィック表示サーバーを使用できることを確認し
ます。

Informatica ドメインを Kerberos 認証を使ってネットワーク上で実行するように設定した場合は、
Informatica サービス用のサービスプリンシパル名(SPN)と keytab ファイルを作成します。
付録 D:
インストールと環境設定のチェックリスト
関連項目:
• 「Informatica
Services のインストール後のタスク」
(ページ 82)
Informatica クライアントをインストールする前に
Informatica クライアントをインストールする前に、インストールするマシンを準備します。
次のインストール前のタスクを実行します。

Informatica クライアントの最小システム要件を確認します。

PowerCenter Client 用のサードパーティのソフトウェアがインストールされていることを確認します。
PowerCenter Client で特定の操作を行うには、サードパーティのソフトウェアが必要です。PowerCenter
Client のインストール先マシンに、必要なソフトウェアがインストールされているか確認します。

Informatica クライアントのインストールに使用するユーザーアカウントに、インストールディレクトリ
および Windows レジストリに対する書き込み権限があることを確認します。
関連項目:
• 「Informatica
クライアントのインストール前のタスク」
(ページ 100)
Informatica Clients のインストール
Windows に Informatica クライアントをインストールするには、Informatica クライアントインストーラを使
用します。
以下の Informatica クライアントアプリケーションをインストールできます。
•
Informatica Developer
•
PowerCenter Client
•
Data Transformation Studio
関連項目:
• 「Informatica
クライアントのインストール」
(ページ 103)
Informatica クライアントをインストールした後に
Informatica クライアントをインストールしたら、Informatica クライアントが適切に動作するように設定タ
スクを実行します。
Informatica クライアントをインストールする前に
173
次のインストール後のタスクを実行します。

Web ブラウザを設定します。
Microsoft Internet Explorer または Google Chrome を使用して、Informatica プラットフォームの Web
クライアントアプリケーションを起動することができます。Informatica Web クライアントで使用するブ
ラウザを設定します。

Informatica クライアントツール用の言語をインストールします。
UTF-8 コードページを使用するリポジトリで作業するときにシステムロケール以外の言語を表示するには、
Informatica クライアントで使用する追加の言語を Windows にインストールします。

環境変数を設定します。
Informatica クライアントをホストするマシンで、安全な通信を有効にした、または Kerberos 認証を使っ
たネットワーク上で実行されている Informatica ドメインとクライアントが正しく動作するように、環境
変数を設定します。
関連項目:
• 「Informatica
クライアントのインストール後のタスク」
(ページ 108)
他のインストール
必要に応じて、Informatica ユーティリティをインストールします。
関連項目:
• 「Informatica
174
付録 D:
ユーティリティのインストール」
インストールと環境設定のチェックリスト
(ページ 131)
索引
数字
I
64 ビットプラットフォーム
ガイドライン 87
サポートされているプラットフォーム 87
IATEMPDIR
環境変数 9, 16
IBM DB2
DB2CODEPAGE の設定 142
DB2INSTANCE の設定 142
Integration Service(Windows)への接続 142, 150
Metadata Manager リポジトリ 121
接続文字列の構文 128
単一ノードのテーブルスペース 118
infacmd
オブジェクトの ping 116
ノード、ドメインへの追加 115
infasetup
作業ノード、定義 115
ドメイン、定義 115
Informatica
アンインストール 134
Informatica Administrator
ログイン 97
Informatica Developer
トラブルシューティング 116
言語のインストール 109
Informatica サービス
UNIX 上での起動と停止 95
設定 98
トラブルシューティング 115
Informatica クライアント
アンインストール 134, 138
Informatica サーバー
アンインストール 134, 135
Informatica ドメイン
説明 2, 3
Informix
Integration Service(UNIX)への接続 152
Integration Service(Windows)への接続 142
接続文字列の構文 128
統合サービス(UNIX)への接続 152
Integration Service
ODBC(Open Database Connectivity) 123
接続性 126
isql
データベース接続のテスト 89
A
ActiveX
Microsoft Internet Explorer 108
AddLicense(infacmd)
トラブルシューティング 116
AIX
Java コンポーネント 86
JRE パスの設定 86
LIBPATH 86
X Virtual Frame Buffer(Xvfb)の設定 91
C
catalina.out
インストールのトラブルシューティング 113
COBOL
接続性 126
D
Data Analyzer
JDBC-ODBC ブリッジ 128
ODBC(Open Database Connectivity) 123
接続 128
Data Transformation Studio
トラブルシューティング 116
DataDirect ODBC ドライバ
必要なプラットフォーム固有のドライバ 129
dbs2 接続
データベース接続のテスト 89
DISPLAY
環境変数 16
G
Google Chrome
設定 108
H
HTTPS
インストールの要件 11, 18
J
Javascript
Google Chrome の設定 108
Java コンポーネント
AIX 86
Java トランスフォーメーション
JRE パスの設定 86
JDBC
(Windows)への接続 141
175
JDBC(Java Database Connectivity)
概要 130
JDBC-ODBC ブリッジ
Data Analyzer 128
JDBC ドライバ
Data Analyzer 123
Metadata Manager 123
PowerCenter ドメイン 123
Reference Table Manager 123
インストールされたドライバ 128
データベースへの Metadata Manager 接続 128
リポジトリへの Data Analyzer 接続 128
PowerExchange for JMS
JRE パスの設定 86
JRE_HOME
環境変数 9, 16
L
LANG
環境変数 84
ロケール環境変数 9, 16
LC_ALL
環境変数 84
ロケール環境変数 9, 16
LC_CTYPE
環境変数 84
LIBPATH
AIX 86
Linux
X Virtual Frame Buffer(Xvfb)の設定 91
データベースクライアント環境変数 89
ライブラリパス 85
Netezza
Informatica クライアント(Windows)からの接続 145
Informatica クライアント(UNIX)への接続 155
Integration Service(Windows)からの接続 145
統合サービス(UNIX)への接続 155
node.log
インストールのトラブルシューティング 113
O
ODBC(Open Database Connectivity)
DataDirect ドライバの問題 129
Integration Service 123
Metadata Manager 123
PowerCenter Client 123
PowerCenter クライアントの要件 127
接続の確立 129
odbc.ini ファイル
サンプル 165
ODBC データソース
(UNIX)への接続 163
(Windows)への接続 141
Oracle
Integration Service(UNIX)への接続 157
Integration Service(Windows)への接続 145
接続文字列の構文 128
Oracle Net Services
Integration Service を Oracle(UNIX)に接続する場合に使用 157
Integration Service を Oracle(Windows)に接続する場合に使用
145
P
M
Mapping Analyst for Excel
インストールの要件 101
インストールの前提条件 101
説明 101
Mapping Architect for Visio
インストールの要件 101
インストールの前提条件 101
説明 101
Metadata Manager
ODBC(Open Database Connectivity) 123
接続 128
Metadata Manager Client
トラブルシューティング 116
Metadata Manager リポジトリ
IBM DB2 データベースの最適化 121
システムの一時テーブルスペース 121
ヒープ サイズ 121
Microsoft SQL Server
Data Analyzer リポジトリデータベースの設定 120
Integration Service に接続 144
UNIX からの接続 153
接続文字列の構文 128
Microsoft Access
Integration Service に接続 144
Microsoft Excel
Integration Service に接続 144
PmNullPasswd の使用 144
PmNullUser の使用 144
176
N
索引
PATH
環境変数 9
Ping(infacmd)
トラブルシューティング 116
PmNullPasswd
予約語 127
PmNullUser
予約語 127
PowerCenter
接続 123
PowerCenter Client
ODBC(Open Database Connectivity) 123
TCP/IP ネットワークプロトコル 123
言語のインストール 109
PowerCenter クライアント
接続 127
トラブルシューティング 116
PowerCenter ドメイン
ping 116
TCP/IP ネットワークプロトコル 123
接続 124
トラブルシューティング 115
PowerCenter リポジトリ
IBM DB2 用に最適化 118
PowerCenter リポジトリサービス
接続の要件 125
S
い
Service Manager
ログファイル 113
Solaris
X Virtual Frame Buffer(Xvfb)の設定 91
sqlplus
データベース接続のテスト 89
Sybase ASE
Integration Service(Windows)への接続 147
Integration Service(UNIX)への接続 159
接続文字列の構文 128
インストール
事前のファイルバックアップ 6
インストールの要件
Mapping Analyst for Excel 101
Mapping Architect for Visio 101
一時ディスク容量 101
環境変数 9, 16
キーストアファイル 11, 18
最小システム要件 9, 16
サードパーティのソフトウェア 101
ディスク容量 9, 16
データベースの要件 22
ドメイン環境設定リポジトリデータベース 23
インストールログ
説明 113
T
TCP/IP ネットワークプロトコル
Integration Service の要件 127
PowerCenter Client 123
PowerCenter ドメイン 123
ノード 123
Teradata
Informatica クライアント(Windows)への接続 147
Informatica クライアント(UNIX)への接続 160
Integration Service(Windows)への接続 147
接続文字列の構文 128
統合サービス(UNIX)への接続 160
U
UNIX
ODBC データソースへの接続 163
環境変数 82
データベースクライアント環境変数 89
データベースクライアント変数 89
ユーザーアカウント 11
ライブラリパス 85
W
PowerExchange for WebMethods
JRE パスの設定 86
PowerExchange for Web Services
JRE パスの設定 86
Web ブラウザ
設定 108
Windows への接続
JDBC 141
か
概要
インストール前のタスク 8, 100
はじめる前に 5
環境変数
Java コンポーネント 86
LANG 84
LANG_C 84
LC_ALL 84
LC_CTYPE 84
PowerCenter に対する設定 82
UNIX 82
UNIX データベースクライアント 89
インストール 9, 16
データベースクライアント 89
ライブラリパス 85
ロケール 84
き
キーストアファイル
インストールの要件 11, 18
こ
コードページの互換性
locale 90
サービス 90
X
さ
X Virtual Frame Buffer(Xvfb)
UNIX へのインストール 91
サードパーティ製ソフトウェア
インストールの要件 101
サードパーティの要件
前提条件 89
最適化
PowerCenter リポジトリ 118
サードパーティのソフトウェア
インストールの要件 101
サーバーコンポーネント
Informatica 2, 3
サービス
起動と停止 95
サンプル
odbc.ini ファイル 165
あ
アップグレード
事前のファイルバックアップ 6
アンインストール
Data Transformation 6
アップグレードや移行の前 7
ルールおよびガイドライン 135
索引
177
し
と
システム要件
最小インストール要件 9, 16
統合サービス
データベースクライアント 88
ドメイン
パッチおよびライブラリ 5
ドメインアクティビティレポート
UNIX 上での設定 91
ドメイン環境設定データベース
トラブルシューティング 114
ドメイン環境設定リポジトリ
要求条件 22
ドメイン環境設定リポジトリデータベース
インストールの要件 23
トラブルシューティング
Data Transformation Studio 116
Informatica Developer 116
Informatica サービス 115
Metadata Manager Client 116
PowerCenter クライアント 116
ドメイン環境設定データベース 114
ドメインの ping 116
ドメインの作成 115
ドメインへの参加 115
ライセンス 116
せ
接続文字列
構文 128
ネイティブの接続 128
例 128
そ
ソースデータベース
ODBC(UNIX)を介した接続 163
た
ターゲットデータベース
ODBC(UNIX)を介した接続 163
て
ディスク容量の要件
インストールの要件 9, 16
クライアントのインストール要件 101
データベースクライアント
環境変数 89
設定 89
データベースドライバ
Integration Service 123
リポジトリサービス 123
データベースの要件
インストールの要件 22
データベース
Data Analyzer リポジトリ 118
IBM DB2 への接続 142, 150
Informix への接続 142, 152
Metadata Manager リポジトリ 118
Microsoft Access への接続 144
Microsoft SQL Server への接続 144
Netezza への接続(UNIX) 155
Netezza への接続(Windows) 145
Oracle への接続 145, 157
PowerCenter リポジトリ 118
Sybase ASE への接続 147, 159
Teradata(UNIX)への接続 160
Teradata(Windows)への接続 147
(UNIX)への接続 149
(Windows)への接続 141
接続のテスト 89
データベースクライアント
Informatica クライアントツールのインストール 88
データベースへの接続
JDBC 128
データベースユーザーアカウント
設定に関するガイドライン 118
デバッグログ
インストールのトラブルシューティング 113
テーブルスペース
単一ノード 118
178
索引
の
ノード
TCP/IP ネットワークプロトコル 123
トラブルシューティング 115
は
パッチ
ドメインに必要 5
ふ
ファイルのバックアップ
アップグレードの前 6
インストールの前 6
フラットファイル
接続性 126
ほ
ポップアップブロッカ
Data Analyzer で使用しない 108
ゆ
ユーザーアカウント
UNIX 11
ら
ライセンス
追加 116
ライセンスキー
確認 5
ライブラリパス
環境変数 9
ライブラリ
ドメインに必要 5
り
リポジトリサービス
データベースクライアント 89
ろ
ログファイル
catalina.out 113
node.log 113
インストール 112
インストールログ 113
型 112
デバッグログ 113
ロケール環境変数
設定 84
索引
179
Fly UP