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基本仕様書(PDF文書)

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基本仕様書(PDF文書)
基町住宅地区活性化のための調査・検討等業務基本仕様書
1 業務名
基町住宅地区活性化のための調査・検討等業務
2 業務の目的
基町住宅地区では、建物の老朽化のみならず、少子高齢化に伴うコミュニティの活力低下や商
店街の衰退など多くの課題を抱えており、これらへの対策が求められているとともに、今般、地
元においても活性化へ向けたプロジェクトを立ち上げるなど、活性化の機運も高まっており、当
住宅地区の活性化について検討する必要がある。
このため、本業務は、高層棟を概ね30年、中層棟を概ね20年今後使用していくことを前提
に、当住宅地区の現況調査等を実施し、その結果等の分析を行ったうえで、活性化の方向性と活
性化に向けた具体策(以下「活性化策」という。
)について提案し、行政職員・地区住民・学識経
験者などで構成する検討会・作業部会を開催して、住宅のみならず商業や福祉など幅広い観点か
ら検討を行い、その結果を活性化計画案として取りまとめるものである。
3 委託期間
契約締結の日から平成25年3月25日まで
4 業務場所(検討の対象となる地区)
基町住宅地区(広島市中区基町16番、18番、19番及び20番の一部)及び周辺地区
基町住宅地区
北
白島新駅建設計画地
三篠橋
JR 広島駅
19
基町高等学校
県営基町住宅
16
18
中央公園
空鞘橋
相生橋
旧市民球場跡地
20
広島城
5 業務内容
業務は、次の流れにより進める。
〔業務の流れ〕
市
受託者
委託
調査・分析等
課題
・地域活動低下をきたす少子高齢化した
年齢構成の改善
・一人暮らし高齢者の増加への対応
・狭小住宅についての住環境改善
・空き店舗を解消するための入居の促進
・商店街の老朽化によるイメージダウン
の解消など
活性化策の提案
活性化策の検討
(検討会・作業部会の運営等)
活性化計画案の取りまとめ
成果品提出
活性化計画策定
(平成 25 年度)
(受託者は、網掛け部を行う。
)
〔業務の内容〕
業務の基本的な内容は、原則として、次のとおりとする。
ただし、具体的な内容については、
(4)を除き受託者からの提案書(※1)のとおりとする。
※1 本業務に係る「公募型プロポーザル手続開始の公示」に基づき受託者が提出した提案書をいう。
以下、同じ。
(1) 調査・分析等
ア 既存データの収集等
・検討に必要なデータの収集とそれらの整理を行う。
イ 調査の実施等
・検討に必要な調査(例:入居者の意向調査等)を実施し、調査結果をまとめる。
ウ 既存データ及び調査結果の分析等
・ア及びイの収集したデータや調査の結果から「コミュニティ活性化分野」と「商店街活
性化分野」の二つの分野に分けて、それぞれ将来推計や課題の原因の分析を行う。
エ 先進事例の調査・研究
(2) 活性化策の提案
・⑴ウの活性化分野ごとに、受託者の専門知識やノウハウを生かした活性化アイデアなどを
基に活性化策の提案を行う。
・提案は、検討会・作業部会での検討材料となるようにまとめ、検討会・作業部会での意見
を受けて適宜内容の修正等を行う。
(3) 検討会・作業部会の運営等
活性化策を検討するために学識経験者・地区住民(各種団体役員等)
・市職員等で構成される
検討会・作業部会(※2)について、資料作成等の準備から開催、取りまとめまでを行う(※3)。
検討会・作業部会においては、(2)の活性化策の提案などを基に協議を行い、取りまとめる。
※2 市が想定している学識経験者等は下表のとおり。検討会については、学識経験者等が全員参
加し、作業部会については、⑴ウの活性化分野ごとに 3 名ずつ参加することを想定している。
また、検討会・作業部会の開催回数や開催時期等は基本仕様書別紙のとおり想定している。
︵
ー︶
学ア
識ド
経バ
験イ
者ザ
等
都市計画分野
住宅分野
地域活性分野
福祉分野
コミュニティ活性化分野
先進事例の実践者等
※3 作業部会について、市では、⑴ウの活性化分野ごとに開催し、ワークショップを行うことを
想定している。
(4) 活性化計画案の取りまとめ
検討会で検討された活性化策について、成果が見込めるまでの期間を、短期的(概ね5年以
内)
、中期的(概ね10年後)
、長期的(概ね20年後)な取組に分けて、活性化計画案として
取りまとめる。
6 調査職員の配置
本市は、次に掲げる権限を有する職員(以下「調査職員」という。)を選任し、受託者に通知す
る。また、その者を変更したときも、同様とする。
(1) 本業務を履行させるための受託者又はその管理技術者に対する業務に関する指示
(2) 本仕様書の記載等に関する受託者の確認の申出又は質問に対する協議
(3) この契約の履行に関する受託者又はその管理技術者との協議
(4) 本業務の進捗の確認、本仕様書及び提案書の記載内容と履行内容との照合、その他この契約の
履行状況の監督
業務期間中の本市への申出等については、調査職員を経由して行うものとする。この場合におい
ては、調査職員に到達した日をもって市に到達したものとみなす。
7 配置予定技術者
受託者は、業務の実施に当たり、提案書に記載した次の者を配置する。ただし、提案書に記載
した者が、病休等のやむを得ない理由により従事できない場合は、調査職員の承認を得て変更す
ることができる。
(1) 管理技術者
業務の管理及び統轄を行う者として、契約締結後直ちに広島市契約約款(以下、「約款」と
いう。)第8条に定める現場責任者(以下「管理技術者」という。
)を選任し、本市に通知す
るものとする。
(2) 分野別統括者
「コミュニティ活性化分野」と「商店街活性化分野」それぞれに活性化業務等に関する実
務経験のある者を、原則として分野ごとの統括者(以下「分野別統括者」という。)として
選任し、市に通知するものとする。ただし、いずれか一方の者に限り、提案書に記載されて
いる下請負業者等の者とすることができる。
8 下請負等の業務分担
受託者は、本業務の一部について、その業務に関し実績のある者に下請負等の業務分担をさせ
ることができる。この場合、提案書に記載した下請負等の業務分担先については、業務内容の変
更等によりやむを得ないと調査職員の承認を得た場合を除き、変更することができない。
9 委託業務実施計画書等
受託者は、契約締結後7日以内に約款第6条に定める委託業務実施計画書を作成し、調査職員
に提出して承認を得ること。
また、作業部会と検討会(以下「検討会等」という。
)の開催等スケジュール(※4)について、
契約締結後7日以内に、委託業務実施工程表を作成し、調査職員に提出すること。
※4 市が想定している活性化策検討のスケジュールは、基本仕様書別紙のとおり。
10 検討会等の議事録等
受託者は、検討会等について、開催の都度、議事録を作成し、調査職員に提出して確認を受け
ること。
また、調査職員や検討会等の構成員、その他本業務の検討に関する関係者と打合せや協議等を
行った場合は、業務打合せ記録簿を作成し、すみやかに調査職員へ提出すること。
11 委託業務実施報告書
受託者は、業務を完了したときは、約款第12条第1項に定める委託業務実施報告書を調査職
員に提出すること。
12 業務で使用する書式
本業務で使用する業務打合せ簿等の書式は、原則として、本市の建設コンサルタント等業務の
書式を使用すること。
13 経費等の負担
業務を行うための経費等は、約款第3条の定めのとおりとし、検討会等の開催に伴う学識
経験者(アドバイザー)の招聘に係る費用についても受託者が負担する。(学識経験者への謝礼
は、1人につき1回当り11,000円とする。)ただし、検討会等の会場については、市役所
会議室等(無料)を使用できる場合がある。
14 提出する成果品
(1) 活性化計画案(A4版製本)
(A4判ホッチキス留め程度。背表紙なし。
)
(2) 資料集(業務の実施に当たり作成した資料)
20部(正:1部+副:19部)
2部(正副各1部)
(3) 上記(1)及び(2)の電子データ(CD-R又はDVD-R) 2部(正副各1部)
(電子データのファイル形式については、調査職員と協議の上決定する。
)
15 その他
(1) 本業務の成果物の著作権は本市に帰属するものとし、本市の承認を得ずに他に公表又は貸与
等をしてはならない。
(2) 本業務における既存データの収集及び調査の実施に伴い取り扱う情報の管理については、受
託者が責務を負う。
(情報については著作権、個人情報の取扱等に十分注意すること。
)
(3) 本業務の遂行にあたっては、調査職員と密に連絡をとりながら進めるものとし、疑義が生じ
た場合、市と受託者の双方で協議の上、決定する。
(4) 検討会等へ提出する資料については、事前に調査職員へ提出し、確認を受けること。
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