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平成24年度環境省請負調査報告書

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平成24年度環境省請負調査報告書
平成 24 年度環境省請負調査報告書
5.ベトナム
5.1 ハノイの
ハノイの基本情報
5.1.1 廃棄物処理・3R関連情報
(1)廃棄物処理・3R制度
2007 年 4 月 9 日に政府によって制定された法令(Decree 59/2007/ND-CP)によると、
ベトナムの廃棄物は、通常の固形廃棄物と有害廃棄物に分けられる。
2005 年に改正され、新たに 14 つの規定が加えられた環境保護法(Law of Environmental
Protection)では、政府は廃棄物の発生源での分別を正確に実行することと、埋め立てられ
る廃棄物を削減することと、廃棄物の中から有価物を回収することで国の固形廃棄物管理
を改善する決意をした。また、これらは国の3R活動を促進させるためである。
Decree 59/2007/ND-CP において、首相は、具体的な規制や指示を公表した。廃棄物の
発生源での分別に関しては 19 条と 21 条に記載されている。また、これにより廃棄物の中
か ら の 有 価 物 の 回 収 と 再 利 用 が 奨 励 さ れ た 。 環 境 保 護 法 の 67 条 並 び に Decree
59/2007/ND-CP の 27 条では、有害廃棄物管理や color-coded waste collection bins の処理
の責任など、廃棄物管理の利害関係者に関する責任や義務が記載されている。
ベ ト ナ ム の 3 つ の 経 済 地 区 に お け る 固 形 廃 棄 物 管 理 の マ ス タ ー プ ラ ン の Decision
1440/2008/QD-CP では、廃棄物の発生源での分別における3R政策を打ち出した。
2009 年 12 月 17 日に、2025 年までの固形廃棄物管理に関する国家戦略(2050 年まで
の構想)が首相によって承認された。首相は現存する固形廃棄物管理に関する課題につい
て政府は積極的に取り組むべきであるとし、廃棄物の発生源での分別を実行するべきであ
ると述べた。当戦略は、廃棄物の削減と、埋め立て場へ運送する廃棄物を減少させるため
のリサイクルとゴミ資源の再利用の推進するための統合的な政策の実行を含むものである。
廃棄物処理に関する技術の技術標準と必要要件の詳細が確定した。ベトナムでは、国内
の 廃 棄 物 埋 め 立 て 地 に お け る 埋 め 立 て 技 術 の 技 術 標 準 で あ る TCVN6696-2000 と
TCXDVN261:2001 を発行した。また、TCVN6706;2000 と TCXDVN32-:2004 には、有害廃
棄物の埋め立てデザインに関する技術標準が記載されている。
政令 No.59/ND-CP は、家庭から排出される家庭廃棄物(domestic waste)と、産業活動
によって排出される産業廃棄物(industrial waste)の違いを明記した。さらに、自治体が家
庭廃棄物の処理、廃棄物排出者が産業廃棄物の処理の責任を持つことを取り決めた。
有害固形廃棄物(hazardous solid waste)については、Ministry of Natural Resources and
Environment が、法令 No.23/2006 において有害廃棄物のリストを表示している。また、2006
年 12 月 26 日には、Circular No.12/2006/TT-B-TNMT が、有害廃棄物管理に関する規約の
発布や実行に許可を与えるライセンス取得の準備や登録の条件と手続きに関するガイドラ
インを表示している。
1
平成 24 年度環境省請負調査報告書
ハノイの廃棄物管理は 2010 年 2 月 23 日に発布された法令 No.11/2010/QD-UBND によ
って命じられている。また、衛生管理費用(sanitation fee)など、各費用や使用料等に関し
ては 2007 年 10 月 22 日に発布された法令 No.111/2007QD-UBND によって規定されている。
1 月 25 日に、副首相の Hoang Trung Hai がハノイにおける 2050 年までを視野に入れた
2030 年までの固形廃棄物の処理方法として、法令 No.148/QD-TTg を承諾した。
また彼は、計 3,344.47 ㎢、人口 623 万人(2008 年の統計上)であるハノイの行政区分と、
近隣の Vinh Phuc、Bac Ninh、そして Hung Yen 州において研究計画を実行すると表明した。
当計画によると、固形廃棄物の種類毎に、適切な処理技術を用いることが強いられている。
研究の計画には、調査や、測量、排出物・固形廃棄物の構成物質・現在の廃棄物収集シス
テム・輸送方法等の評価が含まれた。また同時に、ハノイの固形廃棄物処理の計画とプロ
ジェクトの見直しと評価も行った。
・他の政策や法:
‐1998 年、Law on Water Resources
‐2006 年 8 月 9 日、Government Decree 80/2006/ND-CP (環境保全のための法律を具体
化した)
‐2006 年 9 月 8 日、Circular08/2006/TT-BTNMT (戦略的環境アセスメントの方針やガイ
ダンスを設けたもの)
‐2004 年 8 月 17 日に首相によって公表された”Strategic Orientation for Sustainable
Development (Vietnam Agenda21)”
。Decision No.153/2004/QD-TTg によって許諾。
‐2007 年 5 月 28 日、Government Decree No.88/2007 on Urban and Industrial Wastewater
(2)廃棄物処理・3Rに関係する行政体制
ハ ノ イ 市 内 の 固 形 廃 棄 物 処 理 は 、 ハ ノ イ 市 人 民 委 員 会 の 指 導 下 の Department of
Construction(DOC)が行っている。DOC は、上下水道、排水処理、電燈、森林や公園、墓、固
形廃棄物管理等の都市インフラの計画と建設の管理を行っている特殊機関である。固形廃
棄物管理においては、DOC はハノイ市における通常の固形廃棄物(ordinary solid waste)の
処理を担っており、有害廃棄物処理(hazardous waste)は Department of Environment and
Natural Resources(DONRE)が行っている(JICA , 2010)。
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平成 24 年度環境省請負調査報告書
(3)廃棄物の種類毎の発生量・処理状況
図 1 ハノイにおける廃棄物発生量の推移
(出所: http://www.env.go.jp/recycle/3r/en/forum_asia/results/pdf/20091111/32.pdf)
表 1 Waste generation in Hanoi during 2003-2009
Year
Population
Urban
MSW
Growth in MSW
Per capita MSW
population
(tons/day)
(%)
(kg/pers/day)
(kg/pers/day)
2003
3007
18 4.
1900
5.26
0.63
2004
3082.9
1999.7
1979
3.99
0.64
2005
3149.8
2056.8
2100
5.76
0.67
2006
3236.4
2111.1
2200
4.55
0.68
2007
3288.2
2145.5
2347
6.26
0.71
2008
3445
2570.9
2511
6.53
0.73
2009
3565.6*
2660.9
2673
6.06
0.75
(出所: Hanoi Urenco actual waste amounts at weigh bridges 2002-2009
(*Data of 2009 is only for old Hanoi area, as from 2009 Hanoi was merged with Hatay Province)
(Solid waste management associated with the development of 3R initiatives- case study in major urban areas of Vietnam.pdf)
http://luanvan.co/luan-van/solid-waste-management-associated-with-the-development-of-3r-initiatives-case-study-inmajor-urban-areas-of-vietnam-1484/
http://lawfirm.vn/?a=doc&id=2220)
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平成 24 年度環境省請負調査報告書
表 2 Municipal Solid Waste Generation in Hanoi
No.
Items
Hanoi
1
SWM Collection Amount (tons/day)
3,971
2
SWM Collection Ratio (%)
83.2
3
SWM Generation Amount (ton/day)
4,773
4
Population (persons)
6,451,909
5
Unit generation amount of SWM (kg/person/day)
0.74
表 3 Unit Generation Amount of Waste at Households (Unit: kg/person/day)
Income Group
Recyclables
Discharged Waste
Total
High
0.04
0.40
0.44
Medium
0.03
0.44
0.47
Low
0.03
0.47
0.50
ハノイでは、廃棄物総量の77%を家庭廃棄物が構成している。ベトナムの他の市と
比較しても、家庭廃棄物が占める割合はハノイが最も高い。家庭から排出されるプラス
チックはナイロンバッグが多くのシェアを占める。これはベトナムの生活慣習上よく使
用するものである。
表 4 Waste Composition of Household Waste
No.
Types of Waste
Percentage
1
Kitchen waste
Paper
Textile
70.9
3.8
1.6
Wood
Plastic
1.3
9.0
Leather and Rubber
Metal
0.7
0.4
Glasses
Ceramic
1.3
-
Stone and sand
Briquette coal
-
Dangerous
Diaper
0.5
3.3
Others
Total
0.28
100
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
6.8
(出所: Data from survey on MSW Management system in Hanoi, 3R-HN project, July 2009)
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平成 24 年度環境省請負調査報告書
2007 年、2008 年、2009 年それぞれのハノイの都市固形廃棄物量は 2800 トン、3500
トン、4100 トン/日であった。現在は 4000 トンを超えている。
(出所:http://www.iatssforum.jp/seminar-report/48th/B-R.pdf)
固形産業廃棄物は一日 750 トンを超えた。しかし、その約 60%しか適切に処理されてお
らず、他は河川や道路などの場所に放置されている。
(出所:http://en.baomoi.com/Info/Hanois-landfills-may-be-full-by-2012/9/127822.epi)
ハノイでは、毎年平均15%固形廃棄物が増加している。通常廃棄物の回収活動率は都
市周辺では 95%で、郊外地域では 60%である。産業廃棄物の回収率は 85-90%で、有害
廃棄物は 60-70%である。廃棄物処理と埋め立ては主に、Nam Son, Xuan Son 廃棄物処理場,
Kieu Ky, Nui Thoong 地域と、Cau Dien 廃棄物処理工場、Son Tay 焼却場で行われている。
(出所:http://www.quantracmoitruong.gov.vn/Portals/0/Bao%20cao/SOE%202011/chuong2.pdf)
(4)廃棄物処理・3Rに係るインフラ整備状況
ハノイにおいて発生した固形廃棄物は、分別と回収の段階を経て、3つのエリアでリサ
イクル、肥料生産、埋め立て処理が行われる。エリア1は、Nam Son, Viet Hung, Kieu Ky, Phu
Dong, Cau Dien である。エリア2は、Cao Duong, Chau Can, My Thanh, Hop Thanh, Van Dinh, Dong
Lo である。エリア3は、Dong Ke, Nui Thoong, Lai Thuong, Dan Phuong, Xuan Son である。
ハノイは、今後17つの廃棄物処理場を市内に設立、29の建設廃棄物用の埋め立て地を
設立させる予定である。使用する技術は、高度な焼却技術と、各廃棄物の種類に合ったリ
サイクルと環境にやさしい技術である。
2030 年までの総合投資額は、1,075,370 億ドンである。現在から 2020 年までの間に、ハ
ノイは汚泥廃棄物処理のために13つの埋め立て地と、15の固形廃棄物処理場の建設と
拡大を行う予定である(2012 年 12 月の時点で)。
(出所:http://thanglong.chinhphu.vn/Home/Ha-Noi-quy-hoach-17-khu-xu-ly-chat-thai-ran/201212/6706.vgp)
現在、ベトナムでは Nam Son 地域に、総投資額 3900 万ドルの国内最大規模の廃棄物処
理場を建設する予定である。しかし、本プロジェクトの進行状況は非常に遅い。また、Nui
Thoong 地域での処理場建設プロジェクトも同じ問題を抱えている。
ハノイは、廃棄物処理施設の拡大のためのプロジェクトを Tan Linh, Ba Vi で行うことを承認
した。さらに、ハノイは Hong Ky, Nam Son, Bac Son の計 140ha の土地において Nam Son 複
合廃棄物処理場プロジェクトの第二ステージを展開する予定である。それらのプロジェク
トは、将来のハノイの廃棄物のためである。
(出所:http://doithoaitre.vtv.vn/Article.aspx?Ctrl=ArticleDetail&cid=19&id=670)
また、ハノイでは多くの有機廃棄物が Cau Dien 廃棄物処理工場に運送され、有機肥料を
生産している。
Nam Son 廃棄物処理施設へ、毎日約 700 つのバンが廃棄物を運送している。埋め立て地は
計 85.3ha で 9 つの穴があるが、1999 年からそのうちの 7 つが廃棄物で埋まっている。
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平成 24 年度環境省請負調査報告書
ハノイには Nam Son 廃棄物処理場から 50 ㎞も離れているのにもかかわらず、未だ廃棄物
積み替え用のターミナル(waste transshipment terminal)が存在しない。
(出所:http://www.vfej.vn/print/2564/xung-dot-moi-truong-ngay-cang-nhieu.html)
(5)廃棄物処理・3Rに係る企業の状況(企業数、業態、売り上げ等)
ハノイにおける廃棄物の回収、運送、処理、廃棄は、国有企業である URENCO(Urban
Environment Company)社が主な担い手である。
ハノイには、URENCO 社が主力だが、他にも約30の民間企業や国有企業が廃棄物の輸送
や回収を行っている。現在は、Thang Long Joint-Stock Company, Tay Do Joint-Stock Company,
Green Joint-Stock Company, Thanh Cong Cooperative 等が廃棄物の回収を担っているが、そ
れらの回収作業は、増加し続けるゴミの量に対応しきれていない。
(出所:http://www.quantracmoitruong.gov.vn/Portals/0/Bao%20cao/SOE%202011/chuong2.pdf)
Advance International Company(AIC)は、ハノイ市の Soc Son 地区において、3100 万ドルで
一日に 2 千トンもの廃棄物を処理し輸出する工業を建設した。本プロジェクトは、最先端
の技術を用いることで、廃棄物を輸出用にリサイクルするものである。廃棄物は種類によ
って3つのタイプに分別され、リサイクルされたものはマレーシアに輸出され、残りは国
内の Vietnam National Coal-Mineral Industries Group と Thermo-Electric Plant によって購入さ
れる。
(出所:http://www.vpeg.vn/en/news.php?cat_id=18&id=360
http://www.monre.gov.vn/v35/default.aspx?tabid=675&CateID=58&ID=75350&Code=JPVWA75350)
(6)廃棄物・リサイクルビジネス分野での欧米企業の進出状況
関連情報入手できず。
(7)廃棄物処理・3Rに関する情報源情報
National Environmental Report 2011
http://www.quantracmoitruong.gov.vn/Portals/0/Bao%20cao/SOE%202011/chuong2.pdf
3R FOR 3G: A REDUCE, REUSE AND RECYCLING CAMPAIGN FOR GREEN GARBAGE GENERATION
IN HANOI, VIETNAM
http://www.iatssforum.jp/seminar-report/48th/B-R.pdf
(8)入札案件情報源
関連情報入手できず。
(9)廃棄物・リサイクルビジネスにおける入札の一般的な適用要件
関連情報入手できず。
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5.1.2 社会・経済の状況
(1)人口の経年推移
2012 年の人口は 6,924,700, 2011 年と比較して 2.2%増加
都市人口は 2,943,500(42.5%)
農村人口は 3,981,200
(General Statistics Office)
http://www.gso.gov.vn/default.aspx?tabid=383&idmid=2&ItemID=13480
(2)工業生産の経年推移
関連情報入手できず。
(3)産業構造
http://cafef.vn/kinh-te-vi-mo-dau-tu/gdp-ha-noi-2012-uoc-tang-81-so-voi-2011-201
2122110523089ca33.chn
Detailed statistics are only available in General Statistics Office’s Handbook
(4)物流
関連情報入手できず。
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(5)商習慣
官僚制度が強く、それに配慮したビジネスが求められる。
(6)生活習慣
分別率が低く、その重要性が住民に認識されていない。
(7)生活水準、平均年数
最低賃金:外資企業の最低賃金は4つの地域ごとに設定されている。最低賃金は近年、毎
最低賃金
年改定されているので、毎年確認する必要がある。2010 年には 10%前後上昇した。日本企
業は最初から最低賃金を上回るレベルの賃金を設定・支給するケースが多くみられる。な
お、外資企業の最低賃金は、現地企業よりも高く制定されているが、ベトナム政府は 2012
年までに外資企業と現地企業の最低賃金を統一することを目指している。
表 5 外資企業向けの最低賃金(2010年):
地域
第1地区
第2地区
該当外資経済区
ハノイ、ホーチミン市の中心部、
タントゥアン
EPZ
ハドン市(ハノイ)
リンチュン
EPZ
北部:ハノイの郊外一部(ザラム、 タンロン
IZ
最低賃金
120 万ドン(5400 円)
108 万ドン(4860 円)
ドンアイン、ソクソン、タインチ
ー、トゥオンテイン、ホアイドゥ
ック、ダンフォン、ダックタット、
クォックオアイ、ソンティ県)
、ハ
イフォンの中心部(トゥイグエン
野村ハイフォン IZ
区、アンズオン県)、ハロン市(ク
ワンニン省)
中部:ダナン市(全地域)
アタマ
南部:ホーチミン市郊外及びカン
VSIP
IZ
IZ
トー市、ドンナイ省、バリアブン
タウ省、ビンズオン省の中心部
第三地区
ロテコ
北部:ハノイの郊外一部(その他
IZ
95 万ドン(4275 円)
の県)
、ハイフォン(その他の県)、
バックニン、バックザン、フンイ
エン、ハイズオン、ブンフック、
クワンニン省(主要地域)
中部:ランドン省(ダラット市、
パオロク町)
8
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南部:カインホア省(ニャチャン
市、カムライン町)
、ティニン省(チ
ャンバン県)
、ドンナイ省、ビンズ
オン省、カントー市(その他の県)、
ロンアン県(主要地域)
第4地区
その他の地域
92 万ドン(4140 円)
(『ベトナム進出・投資実務 Q&A』
ベトナム経済研究所(監修)みらいコンサルティング株式会社
p176-177)
職種別の
平均賃金:平均賃金も物価上昇とともに上昇傾向にある。平均賃金を意識して賃
職種別
の平均賃金
金額を設定しても、平均賃金がさらに上昇した結果、自社の賃金水準が他社より低くなっ
ている可能性もある。したがって、最新の平均賃金に関する情報をタイムリーに収集し、
自社の賃金額を機動的に見直すことが大切。
また、事務・営業系と工員・技術系の平均賃金は大きく異なる。事務・営業系の管理職ク
ラスに関しては、優秀な人材が少ないことから他社にスカウトされやすいため、賃金水準
には特に留意が必要。他方、平均賃金は最低賃金と同様に地域差がある。ホーチミン市周
辺では、他の地域より総じて平均賃金が高く、優秀な管理職レベルの人材が集まっている。
一方、管理職に限らず社員の離職防止には、賃金水準の見直しだけでなく、福利厚生の充
実や会社・上司との信頼関係の構築など、本人のモチベーションや会社への帰属意識を高
めていくことも重要である。
表 6 職種別の平均賃金(月額)
職種
平均賃金
一般事務
3,809,130 ドン(17,141 円)
中堅(主任級)
5,242,204 ドン(23,590 円)
管理職(課、部長級)
7,884,119 ドン(35,478 円)
部長以上の管理職
9,740,000 ドン(43,830 円)
秘書
5,717,517 ドン(25,729 円)
(『ベトナム進出・投資実務 Q&A』
ベトナム経済研究所(監修)みらいコンサルティング株式会社
p176-177)
(8)歴史(廃棄物、環境問題等に関わるもの)
関連情報入手できず。
(9)廃棄物処理・3R事業を行う上での各種規制(環境規制、建築規制、物流規制)
•
Law on Water Resources 1998;
9
平成 24 年度環境省請負調査報告書
•
Government Decree 80/2006/ND-CP, August 9, 2006, detailing the implementation of
Law on Environmental Protection;
•
Circular 08/2006/TT-BTNMT, September 8, 2006, providing instruction and guidance
on strategic environmental assessment (SEA), environmental impact assessment (EIA)
and environmental protection engagement;
•
Strategic Orientation for Sustainable Development (Viet Nam Agenda 21), approved by
Decision No. 153/2004/QD-TTg, issued on August 17, 2004 by the Prime Minister;
•
Government Decree No. 88/2007 on Urban and Industrial wastewater, May 28, 2007;
http://www.qucosa.de/fileadmin/data/qucosa/documents/7114/DiplomaThesis_HUS_TUD_30_
06_2011_Ralf_Karius.pdf
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