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(資料7) 国際機関、諸外国で地層処分が選定された主要な経緯 OECD
(資料7) 国際機関、諸外国で地層処分が選定された主要な経緯 US National Research Council, "The Disposal of Radioactive Waste Managemnt on Land", National Academy of Sciences - National Research Council, 1957 「廃棄物を発生している現世代が、可能な限り廃棄物を管理する責任を負うべきである」 OECD/NEA, NEA Group of Experts, "Objectives, Concepts and Strategies for The Management of Radioactive Waste Arising from Nuclear Power Programmes", 1977.(通称「Polvani レポート」) 長寿命廃棄物のための処分オプション ○地球内処分:深地層処分、海洋底下の地層処分、海洋底上の処分、氷床処分 ○地球外処分 ○消滅処理 ↓ 結 論;「 安 定 な 地層 中 に 閉 じ 込 め る こ と が 、 最 も 進 歩 し た 解 決 方 法 で あ る 。 」 DOE/EIS-0046F, "Management of commercial generated radioactive waste", 1980.( 本 レ ポ ー ト に 前 後 し て 、 ICRP、 カ ナ ダ 等 で も 同 様 な レ ポ ー ト が 公 表 さ れ る) 対象とした処分概念 処分方式の比較の判断基準 ○地層処分 ・放射線学的な影響が小さいこと ○超深孔処分 ・非放射線学的な環境影響が小さいこと ○岩石溶融処分 ・技術開発の十分な見通しがあり、妥当な期 ○島内地層処分 間で開発可能なこと ○氷床処分 ・国内法、国際的な合意に合致すること ○井戸注入処分 ・将来の原子力産業の規模、方式の推移に影 ○海洋底下処分 響されないこと ○核種分離・消滅処理 ・万一の場合の修正、修復措置の可能性があ ○宇宙処分 ること ・長期的な維持管理、監視の必要性がないこ と ↓ 結 論;「 地 層 処 分 は 、 開 発 の 優 先 権 が 与 え ら れ る 処 分 方 法 で あ る 。」 OECD/NEA, A Collective Opinion of the Radioactive Waste Management Committee of the OECD Nuclear Energy Agency, "The Environmental and Ethical Basis of Geological Disposal of Long-Lived Radioactive Wastes", 1995. 環境と倫理の将来展望から、以下の観点から地層処分戦略の基本を再評価。 ○世代間の公平性 ○世代内の公平性 ↓ 結 論; 「生物圏から数百年以上隔離されるべきであり、そのような長寿命の放射性廃棄物の地 層 処 分 場 を 開 発 す る こ と は 、 環 境 と 倫 理 の 両 面 か ら 正 当 化 さ れ る 。」 「地層処分の計画の段階的実施は、数十年にわたり、科学的進歩と社会的受容性に照ら して、適応の可能性を維持し、他の選択肢が後の段階で開発され得る可能性を排除しな い 。」