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Keysight EEsof EDA W1918 LTE

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Keysight EEsof EDA W1918 LTE
Keysight EEsof EDA
W1918 LTE-Advancedベースバンド
検証ライブラリ
Data Sheet
SystemVue用のベースバンド
物理層ライブラリ
02 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
アルゴリズムからR&D検証までの時間を大幅に短縮
W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリを使用すれば、時間の短縮やエンジニアリン
主な利点:
– 優れたモデリング環境により、物理
層(PHY)設計プロセスを効率化
– キーサイトの信頼性の高いIPリファ
レンスにより、時間を節約可能
– ベースバンドとRFの統合を早い段
階で検証することにより、プロジェ
クトリスクを低減可能
– 簡素化されたプロセスにより、研究
開発での機能検証と手戻りの低減
– 未完成のハードウェアや予測が難し
いMIMO効果など測定が難しい部分
をシミュレーションで補って早い段
グ 作 業 の 効 率 化 を 実 現 で き、 次 世 代 の3GPP(3rd Generation Partnership Project) LTE(Long
Term Evolution)であるLTE-Advancedシステムの4Gベースバンド物理層デザインの品質が向上し
ます。また、システム設計、アルゴリズム開発、ベースバンド・ハードウェア・デザインにおいて、
レイヤー 1の信号処理デザインを有意なRF信号/テスト信号が存在する環境で調査、実装、検証
できます。また、このライブラリにより、ETSI
(ヨーロッパ電気通信標準協会)の実環境性能要件
以上の物理層(PHY)を実現できます。
W1918 LTE-Aベースバンド検証ライブラリは、Keysight SystemVue用のレイヤー 1シミュレー
ション・リファレンス・ライブラリのオプションです。ブロックセット、リファレンスデザイン、
テストベンチにより、3GPPリリース8/9(LTE)および10 ∼ 13(LTE-Advanced)に対応する物理層
波形やデータを設定でき、次世代の通信システムを簡単にデザイン/検証できます。このライブ
ラリは、シミュレーションに基づいた難しいアルゴリズムの解析、8×8までのMIMOスループッ
トの検証に有効で、Keysight信号源/シグナル・アナライザと簡単に統合できます。
階でのスループットテストを実現
– 規格自体が進化し続けている間も、
テスト機器と相互接続が可能
– プ ロ セ ス 全 体 で 同 じKeysight IPと
テスト資産を再利用可能
3つの抽象レベルでのコード化されたMIMOソース/レシーバーとの情報のやり取り
簡素化されたGUI、7つの
簡単なタブに分類
時間短縮、ユーザビリティー向上、
信号作成用
スクリプト化可能な
スケマティック
(79種類のパラメータ)
検証およびレポート
作成用
完全にパラメータ化された
リファレンスデザイン
高精度のテストベクターの
作成/制御用
MIMO DLソースのサブ回路
図1. W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリには、このLTE-A MIMOダウンリンクソースの例に
示すように、リファレンスソース/レシーバーがあらかじめパッケージ化されていて、上図に示すとおり3つの
階層の中からユーザーインタフェースを選択できます。
03 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
特長
– UE/eNodeB用のシミュレーションベース
のリファレンスデザイン
– 下位の階層があるブロックではブロック内
でのパラメータ探索や、部分的にブロック
Active HARQによる
フェージング時の閉ループ
MIMOのスループット
を差し替えるカスタマイズも可能
– 自作のテストベクターとライブラリで提供
するIPリファレンスとの比較が可能
– Keysightシミュレーションブロックを使用
LTE-Advanced
MIMO DL
リファレンスソース
LTE-Advanced
MIMO DL
リファレンスレシーバー
LTE-Advanced
MIMOチャネル
して以下を実行可能:
– 欠落している機能/モデルの提供
– 完全なレイヤー 1シナリオの作成
– MIMO、フェージング、干渉の追加
– BER/スループットのシミュレート
– 実際のテストとの同時使用
構成
BER/FERおよび
シミュレート、
スループット
または
ダウンロード
してテスト
絶対スループット(bps)対S/N比(dB)
スループット(bps)
W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライ
ブラリは、SystemVue環境/バンドルにオプ
ションとして追加できます。
W1918 LTE-Aライブラリは、W1910 LTEライ
ブラリのスーパーセットで、W1910 LTEライ
ブ ラ リ が 含 ま れ て い ま す。 ま た、LTEAdvanced用のアルゴリズムモデルを追加する
こ と に よ り、3GPPリ リ ー ス8 ∼ 13を 含 む
Narrow Band Internet of things(NB-IoT)をサ
S/N比
図2. SystemVueのLTE-Advancedリファレンスライブラリは、下表の通り3GPPのリリースをサポートし、
キーサイトのテスト機器との統合により、研究開発初期のデザイン検証に対応しています。
ポートしています。
表1. W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリの概要
W1918ライブラリを含むW1907 5G Forward
W1918 LTE-Advancedライブラリの内容:
ラ イ ブ ラ リ バ ン ド ル も 設 定 さ れ て い ま す。
W1907には2G/3GおよびMIMOチャネルビル
ダーとW1918が含まれます。5Gへの移行をご
検討中の場合は、W1907バンドルが最適です。
4Gだけでなく、複数の世代の規格を同時に比
較できます。
W1918は、W1715 MIMOチャネルビルダー、
W1716 DPDビルダーなどの他のSystemVueラ
イブラリと使用できます。また、W2388 LTE
VTB(LTEのみ)、W2390 LTE-A VTB(LTE-Aの
み、LTEを除く)のKeysight ADS VTBパーソナ
リティー用にテストベンチをカスタマイズする
場合にも使用することができます。最後に、
W1918 LTE-Aライブラリは、Keysight LTE-A
用 Signal Studio( N7624B 、 N7625B ) や
Keysight 89600 VSA(89601B-BHG、89601BHH)で使用できます。
W1918 LTE-Aライブラリ用のC++ソースコード
は、W1912BEL Baseband Exploration Library
として提供可能です。Exploration Libraryの詳
細については、計測お客様窓口までお問い合わ
せください。
リリース8/9
リリース10 ∼ 13、
LTE
NB-IoT
LTE-Advanced
コンパイル済みデータフロー・
シミュレーション・ブロック
139パーツ
113パーツ
C++「解析」ソースコード
オプション、アドオン
オプション、アドオン
10種類のリファレンス
6種類のリファレンス
テストベンチ/リファレンスサンプル
18種類のサンプル
18種類のサンプル
既存の測定器ハードウェアで動作
○
○
Keysight 89600 VSAおよびSignal Studio
○(".setx"ファイルも
作成)
○
パッケージ型MIMOソース/レシーバー
(GUI搭載)
ソフトウェアパーソナリティーで動作
デザイン
デザイン
Keysight W1716 DPDと使用
○
○
Keysight W1715 MIMOチャネルと使用
○
○
注記:リリース8/9のサポートは、W1910 SystemVue LTEベースバンド検証ライブラリでもご利用いただけます。
04 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
技術仕様:LTE-Advanced
(3GPPリリース10 ∼ 13)
LTE-Advancedダウンリンク・ベースバンド・ソース/レシーバー
– FDDとTDD
– 最大8本のTxアンテナと8本のRxアンテナ
– 仮想アンテナマッピング(マッピングマトリクスを構成可能)
W1918 LTE-Advancedベースバンド
検証ライブラリは、3GPP LTEリリー
ス13
(2016年6月)に基づいています。
Keysightラ イ ブ ラ リ の ア ッ プ デ ー ト
– ダウンリンクソースにおけるリリース10のPDSCH伝送およびリリース8のPDSCH伝送
は、規格の進化に対応するために定期
– 256 QAM変調およびExtended Cyclicalプリフィックスのサポート(ULとDLの両方)
的に行われています。
– Localized/Distributed RBマッピング
– 伝送モードTM1 ∼ 4および6 ∼ 9
(DLの閉ループTM4 TDD/FDDを含む)
– ダイナミック・データ・フロー (DDF)とマトリクス・データ・タイプの採用による閉ループ
HARQシミュレーション。各コードワードに1つの個別のHARQフィードバックループを含む
– PDSCH
– 3GPP TS 36.211 v13.2.0、「物理
チャネルと変調」、2016年6月。
– DL-SCHのコーディング/デコーディング(HARQ再送信あり/なし)
– 3GPP TS 36.212 v13.2.0、「多重
– 3つのRBアロケーション:StartRB+NumRB、RBインデックス(1D)、RBインデックス(2D)
化とチャネルコード化」、2016年
6月。
– 3GPP TS 36.213 v13.2.0、「物理
層プロシージャ」、2016年6月。
– 3つのトランスポート・ブロック・アロケーション:MCSインデックス、トランスポート・
ブロック・サイズ、ターゲット・コード・レート
– 物理信号
– Cell-specific reference
– UE-specific reference(port 5, 7-14)
– 同期信号(プライマリー同期信号、セカンダリー同期信号など)
– 制御チャネル
– PCFICH、PHICH、PDCCH、PBCH
(インフォメーションビット生成、チャネルコーディ
ング他)
– CSI基準信号Port 15-22
– TS36.213に準拠したダウンリンク・パワー・アロケーション
– レシーバーのベースバンドアルゴリズム
– ダウンリンクのタイミング/周波数同期のサポート:
– 受信した2つのP-SCHとの相互相関
– ローカルP-SCHとの自己相関
– タイミング同期のための2つのステージ:raw/fine synchronization
– Integer/fractional Frequency synchronization
– 2DリニアMMSEチャネルエスティメーション 空間多重(DL)におけるMMSEやMMSE-IRCを
含む
– 空間多重におけるZF(Zero Forcing)およびML(Maximum Likelihood)デコーディング
– 送信ダイバーシティーにおけるAlamoutiデコーディング
– HARQ再送信のための受信したソフトビットの結合
– ソフト・ターボ・デコーダー(反復回数を指定)
05 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
技術仕様:LTE-Advanced
(3GPPリリース10 ∼ 13)
(続き)
LTE-Advancedアップリンク・ベースバンド・ソース/レシーバー
– FDDとTDD
– 最大4本のTxアンテナと4本のRxアンテナ
– クラスター化SC-FDMA
– PUSCHとPUCCHの同時伝送
– 受信ダイバーシティーにおけるMRC(Maximum ratio combining)法
– アダプティブモジュレーション/コーディング(AMC)
– CoMP(Coordinated Multi Point)およびDPS(Dynamic Point Selection)
– ダイナミック・データ・フロー (DDF)とマトリクス・データ・タイプの採用による閉ループ
HARQシミュレーション
– PUSCH
– UL-SCHのコーディング/デコーディング
– PUSCHホッピング
– PUSCHの全多重化モード
– UL-SCHデータ/制御多重化(TS36.212 5.2.2)
– アップリンク制御情報のみ(UL-SCHデータなし、TS36.212 5.2.4)
– 3つのRBアロケーション:StartRB+NumRB、RBインデックス(1D)、RBインデックス(2D)
– 3つのトランスポート・ブロック・アロケーション:MCSインデックス、トランスポート・
ブロック・サイズ、ターゲット・コード・レート
– PUSCHのDMRS
– PRACH
– プリアンブルシーケンスの作成/ベースバンド信号の作成
– PRACHの復調/検出
– PUCCH伝送
– PUCCH Format 1/1a/1b、Shorten 1/1a/1b/2/2a/2b/3
– PUCCHの変調/復調、コーディング/デコーディング
– PUCCHのDMRS
– 音声基準信号(SRS)の伝送
– アップリンクのパワーアロケーション
– レシーバーのベースバンドアルゴリズム
– アップリンクのタイミング/周波数同期
– リニアMMSEチャネルエスティメーション
– ソフト・ターボ・デコーダー(反復回数を指定)
キャリアアグリゲーション
– キャリアアグリゲーションのサンプル
(隣接と非隣接の両方のキャリアアグリゲーションなど)
最新の機能拡張:
– 256 QAM
(UL、DL)
– Extended Cyclicalプレフィックス
のサポート(UL、DL)
– 閉 ル ー プTM4 TDD/FDD(DL)の サ
ポート
– 空間多重(DLレシーバー)における
MMSE/MMSE-IRC
06 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
技術仕様:LTE-A NB-IoT
(3GPPリリース13)
狭帯域IoTダウンリンク・ベースバンド・ソース/レシーバー
– 動作モード
– スタンドアロン動作
– ガードバンド動作
– 帯域内動作
– 最大2本のTxアンテナと2本のRxアンテナ
– 狭帯域物理チャネル:
– NPBCH(physical broadcast channel)
– NPDSCH(physical downlink shared channel)
– 狭帯域物理信号:
– NRS(Narrowband Reference Signal)
– NPSS/NSSS(primary and secondary synchronization channels)
– NPDSCHチャネルとNPBCHチャネル
– チャネルコーディング、スクランブル
– レイヤーマッピング、プリコーディング、変調
– NPDSCHの繰り返し
– スペクトラムシェーピング
– 各種フィルターおよびウインドウイング
– レシーバーのベースバンドアルゴリズム
– ダウンリンクのタイミング/周波数同期のサポート
– セルIDセクター/グループの自動検出
– 2DリニアMMSEチャネルエスティメーション
– ViterbiデコーダーとCRCチェック
狭帯域IoTアップリンク・ベースバンド・ソース/レシーバー
– シングルトーン(3.75 kHz/15 kHzのサブキャリア間隔)
– マルチトーン(3/6/12トーン、15 kHzのサブキャリア間隔)
– 狭帯域物理チャネル:
– NPUSCH(Narrowband Physical Uplink Shared Channel)
– 狭帯域物理信号:
– NDMRS(demodulation reference signal)
– NPUSCH Format1および2、NPUSCHの繰り返し
– ソース信号生成でのNPUSCHのギャップ伝送
– NPUSCHチャネル
– チャネルコーディング、スクランブル
– レイヤーマッピング、トランスフォームプリコーディング
– SC-FDMAベースバンド信号の作成
– 信号トーンの位相調整
– BPSK、QPSK変調
– レシーバーのベースバンドアルゴリズム
– アップリンクのタイミング/周波数同期のサポート
– 2DリニアMMSEチャネルエスティメーション
– ViterbiデコーダーとCRCチェック
– HARQ伝送
NB-IoTのサンプル・テスト・
ベンチ:
07 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
技術仕様:LTE
(3GPPリリース8/9)
LTEダウンリンクベースバンドMIMOソース/MIMOレシーバー
ダウンリンクソース
– FDD-LTEおよびTDD-LTE
– 伝送モードTM1 ∼ 4および6 ∼ 8
– Localized/Distributed RBマッピング
– ダイナミック・データ・フロー (DDF)とマトリクス・データ・タイプの採用による閉ループ
HARQシミュレーション
– 各コードワードに1つの個別のHARQフィードバックループを含む
– PDSCHの閉ループMIMOプリコーディング(TS36.101 8.2.1.4:閉ループ空間多重化)
– Keysight 89600 VSAソフトウェアとアルゴリズムの互換性があるネイティブダウンリンクの
EVM測定
– PDSCH
– DL-SCHのコーディング/デコーディング(HARQ再送信あり/なし)
– 3つのRB
(リソースブロック)割り当て(StartRB+NumRB、RBインデックス(1次元)、RB
インデックス(2次元))
– 3つのトランスポートブロック割り当て(MCSインデックス、トランスポート・ブロック・
サイズ、ターゲット・コード・レート)
– 物理信号
– セル固有の基準信号
– 同期信号(プライマリー同期信号、セカンダリー同期信号など)
– UE固有の基準信号(Port5、7、8)
– ポジショニング基準信号(Port6)とPMCH伝送
– 制御チャネル
– PCFICH、PHICH、PDCCH、PBCH
(インフォメーションビット生成、チャネルコーディ
ング。MBSFN基準信号)
– TS36.213に準拠したダウンリンク・パワー・アロケーション
– 1/2/4アンテナポート用のコード化されたダウンリンク信号源
ダウンリンクレシーバー
– 以下に対応するダウンリンク・レシーバー・ソリューション
– 1本のアンテナ、2本のアンテナ、4本のアンテナ
– SISO
(1×1)、SIMO
(1×2、1×4)
– MIMO
(2×2、4×2、4×4)
– ダウンリンクのHARQ性能は、TS36.101 8.2「Cell-Specific Reference Symbols」に定義さ
れている要件に適合
– 制御チャネルの復調/デコード
– Keysight 89600 VSAソフトウェアのLTEパーソナリティーの.setx構成ファイルの自動作成
W1910 LTEベースバンド検証ライブラ
リは、3GPP LTEリリース8/9
(2010年
3月)に基づいています。このLTEライ
ブ ラ リ は、 上 位 互 換 のW1918 LTEAdvancedライブラリ(リリース10 ∼
13も追加)にも含まれています。
– 3GPP TS 36.211 v9.1.0、「物理
チャネルと変調」、2010年3月。
– 3GPP TS 36.212 v9.1.0、「多重
化とチャネルコーディング」、
2010年3月。
– 3GPP TS 36.213 v9.1.0、「物理
層プロシージャ」、2010年3月。
08 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
技術仕様:LTE
(3GPPリリース8/9)
(続き)
ダウンリンクレシーバーのベースバンドアルゴリズム
– ダウンリンクのタイミング/周波数同期
– 受信した2つのP-SCHとの相互相関
– ローカルP-SCHとの自己相関
– タイミング同期のための2つのステージ:raw/fine synchronization
– Integer/fractional Frequency synchronization
– 2DリニアMMSEチャネルエスティメーション。EVM測定のチャネルエスティメーション
(TS36.101で定義)も可能
– 受信ダイバーシティーにおけるMRC(Maximum ratio combining)法
– 空間多重におけるZF(Zero Forcing)およびMMSE(minimum mean square error)、
ML(Maximum Likelihood)デコーディング
– 送信ダイバーシティーにおけるAlamoutiデコーディング
– HARQ再送信のための受信したソフトビットの結合
– ソフト・ターボ・デコーダー(反復回数を指定)
09 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
技術仕様:LTE
(3GPPリリース8/9)
(続き)
LTEアップリンク・ベースバンド・ソース/レシーバー
– FDD-LTEおよびTDD-LTE
– アップリンクレシーバー(1/2/4アンテナポート)
– 受信ダイバーシティーにおけるMRC(Maximum ratio combining)法
– ダイナミック・データ・フロー (DDF)とマトリクス・データ・タイプの採用による閉ループ
HARQシミュレーション
– Keysight 89600 VSAソフトウェアv11.20とアルゴリズムの互換性があるアップリンクの
EVM測定
– PUSCH
– UL-SCHのコーディング/デコーディング
– PUSCHホッピング
– PUSCHのフル多重化モード
– UL-SCHデータ/制御多重化(TS36.212 5.2.2)
– アップリンク制御情報のみ(UL-SCHデータなし、TS36.212 5.2.4)
– 3つのRB
(リソースブロック)割り当て(StartRB+NumRB、RBインデックス(1次元)、RB
インデックス(2次元))
– 3つのトランスポートブロック割り当て(MCSインデックス、トランスポート・ブロック・
サイズ、ターゲット・コード・レート)
– PUSCHのDMRS
– PUSCHのDMRS
– PRACH
– プリアンブルシーケンスの作成/ベースバンド信号の作成
– PRACHの復調/検出
– PUCCH
– PUCCH Format 1/1a/1b、Shorten 1/1a/1b/2/2a/2b/3
– PUCCHの制御情報ビットのチャネルコーディング
– PUCCHのDMRS
– 音声基準信号(SRS)
– TS36.211 5.5.3に定義されているSRS
– TS36.213 8.2に定義されているSRS
– アップリンクのパワーアロケーション
– 制御情報のデコーディング
– 以下に対応するアップリンク・レシーバー・ソリューション
– 1本のアンテナ
– HARQ SISO
(1×1)
– 非HARQ SISO
(1×1)
アップリンクレシーバーのベースバンドアルゴリズム
– アップリンクのタイミング/周波数同期
– リニアMMSEチャネルエスティメーション
– ソフト・ターボ・デコーダー(反復回数を指定)
10 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
W1918のベースバンド・ブロック・セット
SystemVue用のW1918 LTE-Advancedベース
バ ン ド 検 証 ラ イ ブ ラ リ に は、LTE/LTE-
Advanced用の約250種類のシミュレーション・
リファレンス・ブロックがあります。さらに、
MIMO UL/DLソース/レシーバーのリファレ
ンスデザインには、タブ形式のユーザーインタ
フェースが追加されています。また、これらの
リファレンスデザインは低レベルのプリミティ
ブコンポーネントで構成されているため、信号
処理チェーンの任意のポイントでテストベク
ターを比較したり、一部を差し替えることも可
LTE_A
LTE_A DL
MIMO Mapper
LayMap
Precoder
UE4_LayMapPrecoder
UE4_Mapper
UE_RevMode=0 [UEs_RevMode(4)]
UE_RevMode=Release_8 [UEs_RevMode(4)]
MIMO_Mode=Spatial_Mux [UEs_MIMO_Mode(4)]
CW1_DataPattern=PN9
CDD_Mode=Zero-Delay [UEs_CDD_Mode(4)]
CW2_DataPattern=PN9
CdBlk_Index=0 [UEs_CdBlk_Index(4)]
CW1_MappingType=QPSK [UE4_CW1_MappingType]
NumOfCWs=2 [UEs_NumOfCWs(4)]
CW2_MappingType=QPSK [UE4_CW2_MappingType]
NumOfLayers=2 [UEs_NumOfLayers(4)]
FrameMode=FDD [FrameMode]
CL_Precoding_Enable=NO
Bandwidth=BW 5 MHz [Bandwidth]
CRS_NumAntPorts=CRS_Tx2 [CRS_NumAntPorts]
NumTxAnts=Tx8 [NumTxAnts]
UserDefinedPrecoder=NO [UserDefinedPrecoder(4)]
CRS_NumAntPorts=CRS_Tx2 [CRS_NumAntPorts]
CyclicPrefix=Normal [CyclicPrefix]
RB_AllocType=StartRB + NumRBs [RB_AllocType]
RB_Alloc=0;0 [UE4_RB_Alloc]
NumOfLayers=2 [UEs_NumOfLayers(4)]
PDCCH_SymsPerSF=2;2;2;2;2;2;2;2;2;2 [PDCCH_SymsPerSF]
LTE_A_DL
VirtualAntMapping
UE4_VirtualAntMapping
UE_RevMode=0 [UEs_RevMode(4)]
NumTxAnts=Tx8 [NumTxAnts]
CRS_NumAntPorts=CRS_Tx2 [CRS_NumAntPorts]
AntMappingMatrix=1;0;0;0;0;0;0;0;0;1;0;0;0;0;0;0 [UE4_AntMappingMatrix]
能です。
LTE-Advancedシミュレーションモデル(W1918のみ)
図3. W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリには、リリース10 ∼ 13
(2016年6月)用に、狭帯域IoT(NB-IoT)のサポートに加えて、これら113個のシミュレー
ションブロックと4種類のMIMO UL/DLソース/レシーバーのリファレンスデザインが含まれています。
LTEシミュレーションモデル(W1918およびW1910)
図4. W1918(LTE-Advanced)およびW1910(LTE)ベースバンド検証ライブラリには、リリース8/9
(2010年3月)用のこれら139個のシミュレーションブロックと10種類の
MIMO UL/DLソース/レシーバーのリファレンスデザインが含まれています。
11 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
LTE-Advancedサンプル・テスト・ベンチ
使用可能なLTE-Advanced
サンプル・テスト・ベンチ:
図5. この8×8 MIMOダウンリンクトランスミッターのサンプルでは、8レイヤー MIMOのLTE-Advanced
ダウンリンクトランスミッターの閉ループスループットを計算します。このシミュレーションでは充分に長い
2000フレームのデータを解析しています。さらに利便性向上のためScripが記述されており、自動的に解析が
実行されます。
(リリース13)のサポートにより、M2M IoTに必要なより軽いパケット構造を使用するデザインの
図6. NB-IoT
検証が可能です。
12 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
LTE-Advancedサンプル・テスト・ベンチ(続き)
使用可能なLTE-Advanced
サンプル・テスト・ベンチ:
LTE-A:FDDダウンリンクSISOスループット測定、AMC使用
– AWGNによるチャネルの性能劣化
– CQI(Channel Quality)に応じた、AMCでのMCS変調の適用
図7. このアダプティブモジュレーション/コーディング(AMC)のサンプルでは、LTE-Advancedのスループッ
トがシミュレーション中の変化するチャネル条件(S/N比)に対応しているため、CQIに基づいた最適なスループッ
トが得られます。
図8. 図7のスケマティックの動的なAMCの結果。高いS/N比でスループットが最適化されています。この図には、
協調マルチポイント(CoMP)の解析手法の1つであるダイナミックポイント選択(DPS)も示されています。
CoMP(Coordinated Multi Point)の解析手法の1つであるDPS(Dynamic Point Selection)も使われています。
13 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
LTE-Advancedサンプル・テスト・ベンチ(続き)
使用可能なLTE-Advanced
サンプル・テスト・ベンチ:
図9. この閉ループ2×2 MIMOのサンプルでは、Active HARQフィードバックにより、LTE-Advancedアップ
リンクトランスミッターのデータスループット(%)対S/N比をプロファイリングしています。SystemVue独自の
「ダイナミックデータフロー」エンジンでは、無線方式を切り替えながらのシミュレーションが可能です。
図10. このサンプルでは、帯域幅がそれぞれ20 MHzの4つのコンポーネントキャリア(CC)を結合することによ
り、非隣接キャリアアグリゲーション(CA)を実証しています。非線形RF/アナログ信号の劣化をこのシステムに
追加して、ロードセルや干渉制限された動作によく見られるEVMやスループットの低下を作り出すことができ
ます。
14 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
LTEサンプル・テスト・ベンチ
使用可能なLTEサンプル・
テスト・ベンチ:
図11. このLTEスループットシミュレーションには、2つのCMOS RFICトランシーバーコンポーネントが含ま
れています。Keysight GoldenGateを使用したコ・シミュレーションを実行しており、これらはビヘイビアモデ
ルでは無く、回路が記述されています。真のエンベロープレベルの動作を、規格に準拠した実信号によりトラン
ジスタレベルまで検証できます。これは、物理層全体の性能を検証するシステム設計者と、ウエハーのテープア
ウト前のRFIC回路デザイナーの両者にとって大変役に立ちます。
注記:
SystemVue用のW1918 LTE-Advancedベースバンド
検証ライブラリは、W1910 LTEベースバンド検証ラ
イブラリのスーパーセットで、LTEとLTE-Advanced
の両方をサポートしています。
図12. このLTEのサンプルでは、LTE DLソースのスペクトラムやCCDFなどの指標をプロットすることにより、
考えられるクレスト・ファクター・リダクション(CFR)アルゴリズムを評価します。その他のLTE測定(EVM対
サブキャリアなどのチャネル固有の指標など)も使用できます。信号そのものの詳細な解析には、Keysight
89600 VSAソフトウェアを利用できます。SystemVueとVSAはデータの受け渡しが出来るので、SystemVue
で作成したアルゴリズムやシミュレーションい取り込んだ信号劣化の影響をVSAの機能を使用して解析するこ
とができます。
15 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
LTEサンプル・テスト・ベンチ(続き)
使用可能なLTEサンプル・
テスト・ベンチ:
図13. SystemVueのW1910/W1918 LTEリファレンスレシーバーは、外部ソフトウェアやパーソナリティーを
使用しなくても、ダイナミックな信号品質を測定可能です
図14. フェージング時の真のスループットを測定するために、「ダイナミックデータフロー」シミュレーション
機能がSystemVue2009より導入されています。ダイナミックデータフローでは、データレートおよび無線機の
変調方式をシミュレーション中にダイナミックに変更しながら、正確なRF/チャネル効果に欠かせないタイミン
グ/キャリア周波数情報を維持することができます。このquasi-MACの動作により、他の多くのデータフロー
シミュレータやイベントドリブンシミュレータでは同時に管理することが不可能な、シミュレーション動作と物
理層の確度が同時に得られます。
16 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
LTEサンプル・テスト・ベンチ(続き)
アルゴリズム開発環境
チャネルコーダ
使用可能なLTEサンプル・
テスト・ベンチ:
ユーザー IP
FPGA開発環境
.m演算コード
C++
HDLテストベンチ
SystemVue
RTL
テストベクターおよびスクリプト
入力ベクター
FPGAハードウェアテスト
コード作成
SystemVue
出力ベクター
HDLベクター
SystemVue
出力ベクター
Win32 DLL
C++(スペシャルオプション*)
SystemVue
入力ベクター
FPGAベクター
図15. このLTEチャネルコーディングのサンプルでは、内部信号処理チェーンを示しています。システム内の
任意のノードからのテストベクターを作成したり、比較することができます。このため、ユーザーアルゴリズム
のスクリプト作成や検証が容易になります。
図16. このLTEのサンプルでは、3GPP LTE 8.9規格のTS 36.104で仕様化されている規格に準拠したPRACH
(Physical Random Access Channel)検出を実行します。PRACHチャネルは、S/N比など特定の条件下で、
99 %以上の確率で検出する必要があります。このようにあらかじめ構築されたテストベンチを使用すれば、
自作したアルゴリズムをLTE規格に対して検証でき、スクリプト作成/検証時間を短縮できます。
SystemVueの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
製品情報
www.keysight.co.jp/find/eesof-systemvue-lte-advanced
製品構成
www.keysight.co.jp/find/eeesof-systemvue-configs
30日間の試用版の請求
www.keysight.co.jp/find/eesof-systemvue-evaluation
ダウンロード
www.keysight.co.jp/find/eesof-systemvue-latest-downloads
参考ビデオ
www.keysight.co.jp/find/eesof-systemvue-videos
テクニカル・サポート・フォーラム
www.keysight.co.jp/find/eesof-systemvue-forum
17 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet
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– エレクトロニック・デザイン・オートメー
ション(EDA)ソフトウェア
さい。
www.keysight.co.jp/find/software
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www.keysight.co.jp/find/free_trials
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Published in Japan, July 28, 2016
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