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森田 公至氏(企画、組織拡大担当)

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森田 公至氏(企画、組織拡大担当)
PMI LIM & Congress 2016 - North America
2016 年 10 月 17 日
PMI 日本支部 理事
森田
公至
アメリカのカルフォルニア州サンディエゴで 2016 年 9 月 22 日から 24 日まで PMI® Leadership
Institute Meeting (LIM) 2016 - North America、9 月 25 日から 27 日まで PMI® Global Congress2016North America(GC-NA)が開催され、参加の機会を得ましたので概要を報告いたします。
1.PMI LIM 2016
今回の LIM の参加者は約 1,000 名規模となり過去最大の規模での開催となりました。キーノートセッ
ションでは以下の 3 つが実施されました。

Simons Sinek「Leaders Eat Last: Why Some Teams Come Together and Others Don’t」

Vinh Ciang 「Be an Influencer」

Mel Robbins 「From Successful to Satisfied: How to Become the Leader You Want to Be」
LIM2016NA ではこれらのキーノート以外に新しく Financial Management が追加され合計 10 トラッ
ク ( Academic, Association Governance, Financial Management, Leadership Development,
Marketing and Communications, Membership, PMI updates Tools and Resources, Professional
Development, Volunteer Engagement, Region Mentor Track,)に分類され約 60 本の講演がありまし
た。また各トラックの中に New Leaders 向けのセッションが 5 つ準備されていました。

Essential Guide for New Chapter Leaders

A Guide to Governance for Chapter Leader

Membership Programs and Service: How to Grow Engage and Retain Members

PMI and Chapters: Evolving the Profession Together

Volunteer Coaching and Mentoring Success
各セッションは 100 名前後のスペースに丸テーブルが準備されており、セッションを聴きながらディス
カッションやコミュニケーションできる環境が整っていて、各 Chapter の New Leader の方々ともコ
ミュニケーションすることができました。PMI がこれだけの規模のボランティア中心で支えられている
素晴らしさを感じることができました。参加したセッションを通じて PMI 日本支部で早めに実施した
い施策としては、組織拡大委員会で検討している新入会者向けのオリエンテーションになります。PMI
日本支部の価値や特典、ボランティア活動のメリットやメンタリングなど含め支部会員の皆様へ更に価
値を届けられるように活動していきたいと思います。
また、PMI LIM 2016 の前日には North America を中心とした Regional Chapter Leader Meeting
が開催されており、片江副会長が事前に調整してくださり、R7 のリーダーの方々と Welcome Dinner
にも参加させていただきました。R7 は Southwest North America の Chapter で Honolulu chapter も
含まれており、最近支部会員も急速に増員されているそうです。日本とも近い事から合同セッションな
ど企画ができればという話もあり、他 Chapter との連携
なども拡大していけるとよいと考えます。
2.PMI GC-NA 2016
PMI® Global Congress2016- North America(GC-NA)はサンディエゴのコンベンションセンターで 9
月 25 日から 27 日の 3 日間開催されました。GC-NA は keynote セッションと Education セッション、
Network レセプションなどがあり充実した 3 日間となりました。参加者は約 1,500 名であり昨年より少
なかったようです。この理由は 11 月に PMO-Symposium-2016 が同じサンディエゴで開催予定のため、
参加者が分散されたと推察されます。keynote セッションでは以下の 3 つがありました。

Afterburner (Opening)

Sue Gardner (Day2)

Wes Moore (Closing)
オープニングキートートセッションは、Afterburner でした。アフターバーナーInc.は完璧な実行を追
求するためにチームを指示するために訓練を受けたエリート軍事専門家のチームです。米国空軍におけ
る信頼性の高さをプロジェクトマネジメント・ベースで派手なプレゼンテーションを含め、計画、ブリ
ーフィング、実行、ミッションを 4 つのステップのプロセスに基づいて講演されました。「戦闘」ビジ
ネスで生き残るための臨場感が伝わってきました。このプロセスは、ビジネスの世界で同じように適用
可能であることを感じることができました。
Education セッションでは約 100 セッションあり、タレント・トライアングルベースでセッションの選
択がされやすくなっていました。主要な 59 セッションの内訳をみてみると Technical,(17 セッション)、
Leadership(26 セッション)、Strategic(16 セッション)と Leadership が一番多い状況でしたが、
Technical、Strategic とバランスが取れていました。各カテゴリー別の PDU 数の割合は以下のように
なっていました。
31.2%
42.7%
26.1%
PMBOK® v6 が来年の 3Q にリリース予定ですが、v6 の Update セッションが 1 つあったので参加して
きましたが、参加者は 70 名程度と少なく NA の参加者にとってはあまり興味を持たれていないことが
感じられました。Exposure draft は既に出ており、言語の壁も無いためかと思われます。日本語を含め
て同時リリースされる予定ですので、遅延なく日本語もリリースされることを期待したいと思います。
3. Professional Awards Gala
LIM と NA-GC をブリッジする形で 9 月 24 日の夜に Professional Awards Gala レセプションが開催さ
れました。以下のカテゴリーより受賞者が選出されました。

PMI Linn Stuckenbruck Person of the Year Award

The PMO of the Year Award

The PMI Project of the Year Award

Award for Project Excellence

PMI Fellow of the Institute Award

Continuing Professional Education Product of the Year Award

Continuing Professional Education Provider of the Year Award

PMI Eric Jenett Project Management Award of Excellence
今年は残念ながら日本からの受賞はありませんでしたが、ノミネーションなどを含めて日本の素晴らし
さをアピールしていく上で、PMI 日本支部として検討していく必要があると強く感じました。
4.
最後に
来年の開催地はシカゴです。LIM は 2017 年 10 月 26~28 日、GC-NA は 28 から 30 日の開催になり、
28 日のキーセッションは共通になるとのことで期待できる内容になりそうです。日本からも多くのメン
バーが参加されることを期待します。
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