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【 JK 東洋文庫、収録タイトル一覧 】 50 音順 か行
【 JK 東洋文庫、収録タイトル一覧 】 50 音順
か行
【か】
■カーストの民 ヒンドゥーの習俗と儀礼
東洋文庫 483 J.A.デュボア H.K.ビーチャム編 重松伸司訳注
インド社会を解く鍵,カーストとは何か。19 世紀初期の 30 余年間,現地で布教活動にあたったフランス人
宣教師が解きあかす。「聖なる法」の穢れと浄めのシステムを詳細に記録した古典的資料の翻訳。
1988 年 05 月刊
■懐旧録 サンスクリット事始め
東洋文庫 359 南条文雄 桜部建解説
著者は真宗大谷派の学僧で梵語学の権威。明治初期,マックス・ミュラー博士に学び,『大明三蔵聖教目録』
『梵文法華経』など貴重な業績を遺した。本書はその生涯の事跡を語った貴重な自伝的回想録。
1979 年 08 月刊
■改訂 京都民俗志
東洋文庫 129 井上頼寿
今は失われた京のたたずまいと人の心。井戸や石や動植物……。それらにふれて,古代信仰の残存,祭の原
形,居篭(いごもり)神事の秘儀などを興味ぶかく語る,日本民俗学草創期の代表的な採訪記録。
1968 年 12 月刊
■海游録 朝鮮通信使の日本紀行
東洋文庫 252 申維翰(シンユハン) 姜在彦(カンジェオン)訳注
1719 年の使節に随行した朝鮮文人が,江戸中期の日本の社会・風俗を外国人の眼でとらえた見聞記。各層の
人びととの交流を通じて,日本にとって朝鮮は何であったかを問いかける。
■鏡の国の孫悟空 西遊補 ※収録予定
東洋文庫 700 董若雨 荒井健・大平桂一訳
『アリス』より2世紀も前に中国で書かれたアリス的小説。孫悟空が夢幻世界で秦の始皇帝を探して過去・
未来を冒険,虞美人や閻魔大王に変身する。綺想めくるめくノンセンス・ファンタジーの傑作を本邦初訳。
2002 年 03 月刊
■科挙史
東洋文庫 470 宮崎市定 砺波護解説
旧中国の官僚資格試験である科挙の制度とその実態を知らずして,中国の政治と文化は語れない。中国を学
ぶひとは,座右において熟読玩味すべき書の補訂・復刻版。新たに懇切な解題と索引を付す。
1987 年 06 月刊
■家訓集
東洋文庫 687 山本眞功編註
家訓には,危機のなかで家の隆盛を夢見て,次代の者たちに託すべき大切な経験と思考が書き記されてきた。
公家をはじめ,武家,商家,農家など,各階層が磨きあげてきた「家」をめぐる知恵の集成。
2001 年 04 月刊
■花壇地錦抄・草花絵前集
東洋文庫 288 三之丞伊藤伊兵衛・伊藤伊兵衛 加藤要校注
元禄期に江戸の園芸家伊藤伊兵衛が出版した『花壇地錦抄』は,総合的園芸の実際書として古典園芸書中の
白眉。『草花絵前集』は,実際の栽培家が写実的に描いた 120 種の草花の板刻で,それぞれの特徴がよくと
らえられている。
1976 年 04 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
■甲子夜話 1
東洋文庫 306 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
著者は肥前平戸の藩主で,趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から,下は狐狸妖怪の奇聞まで,
ありとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。表題は,文政4年(1821),静山 62 歳の 11 月甲子の夜
に起筆されたことにちなむ。第1巻は,巻一から巻十九まで。
1977 年 04 月刊
■甲子夜話 2
東洋文庫 314 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
著者は肥前平戸の藩主で,趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から,下は狐狸妖怪の奇聞まで,
ありとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。第2巻は,巻二十から巻三十五まで。
1977 年 09 月刊
■甲子夜話 3
東洋文庫 321 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
著者は肥前平戸の藩主で趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から,下は狐狸妖怪の奇聞まで,あ
りとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。第3巻は,巻三十六から巻五十まで。
1977 年 12 月刊
■甲子夜話 4
東洋文庫 333 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
著者は肥前平戸の藩主で,趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から,下は狐狸妖怪の奇聞まで,
ありとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。第4巻は,巻五十一から巻六十五まで。
1978 年 07 月刊
■甲子夜話 5
東洋文庫 338 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
著者は肥前平戸の藩主で趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から,下は狐狸妖怪の奇聞まで,あ
りとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。第5巻は,巻六十六から巻八十一まで。
1978 年 09 月刊
■甲子夜話 6
東洋文庫 342 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
著者は肥前平戸の藩主で趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から,下は狐狸妖怪の奇聞まで,あ
りとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。最終第6巻は,巻八十二から巻百まで。中村による解説
を付す。
1978 年 11 月刊
■甲子夜話三篇 1
東洋文庫 413 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各 100 巻につづく第三篇で,天保 12 年(1841),78 巻まで書き継が
れた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで,松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。
第1巻は,巻一から巻十四まで。
1982 年 09 月刊
■甲子夜話三篇 2
東洋文庫 415 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各 100 巻につづく第三篇で,天保 12 年(1841),78 巻まで書き継が
れた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで,松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。
第2巻は,巻十五から巻二十八まで。
1982 年 12 月刊
■甲子夜話三篇 3
東洋文庫 418 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各 100 巻につづく第三篇で,天保 12 年(1841),78 巻まで書き継が
れた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで,松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。
第3巻は,巻二十九から巻四十一まで。
1983 年 02 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
■甲子夜話三篇 4
東洋文庫 421 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各 100 巻につづく第三篇で,天保 12 年(1841),78 巻まで書き継が
れた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで,松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。
第4巻は,巻四十二から巻五十三まで。
1983 年 05 月刊■甲子夜話三篇 5
東洋文庫 423 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各 100 巻につづく第三篇で,天保 12 年(1841),78 巻まで書き継が
れた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで,松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。
第5巻は,巻五十四から巻六十六まで。
1983 年 07 月刊
■甲子夜話三篇 6
東洋文庫 427 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各 100 巻につづく第三篇で,天保 12 年(1841),78 巻まで書き継が
れた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで,松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。
最終第6巻は,巻六十七から巻七十八まで。
1983 年 11 月刊
■甲子夜話続 1
東洋文庫 360 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
『甲子夜話』正篇 100 巻にひきつづいて書き記されたもので,同じく 100 巻からなる。松浦家秘蔵の原本を
多数の図版とともに忠実に翻刻し,今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第1巻は,巻一から
巻十五まで。
1979 年 08 月刊
■甲子夜話続 2
東洋文庫 364 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
『甲子夜話』正篇 100 巻にひきつづいて書き記されたもので,同じく 100 巻からなる。松浦家秘蔵の原本を
多数の図版とともに忠実に翻刻し,今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第2巻は巻十六から
巻二十九まで。
1979 年 10 月刊
■甲子夜話続 3
東洋文庫 369 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
『甲子夜話』正篇 100 巻にひきつづいて書き記されたもので,同じく 100 巻からなる。松浦家秘蔵の原本を
多数の図版とともに忠実に翻刻し,今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供。第3巻は,巻三十から巻
四十一まで。
1980 年 01 月刊
■甲子夜話続 4
東洋文庫 375 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
『甲子夜話』正篇 100 巻にひきつづいて書き記されたもので,同じく 100 巻からなる。松浦家秘蔵の原本を
多数の図版とともに忠実に翻刻し,今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第4巻は,巻四十二
から巻五十三まで。
1980 年 04 月刊
■甲子夜話続 5
東洋文庫 381 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
『甲子夜話』正篇 100 巻にひきつづいて書き記されたもので,同じく 100 巻からなる。松浦家秘蔵の原本を
多数の図版とともに忠実に翻刻し,今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第5巻は,巻五十四
から巻六十五まで。
1980 年 07 月刊
■甲子夜話続 6
東洋文庫 385 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
『甲子夜話』正篇 100 巻にひきつづいて書き記されたもので,同じく 100 巻からなる。松浦家秘蔵の原本を
多数の図版とともに忠実に翻刻し,今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第6巻は,巻六十六
から巻七十七まで。
1980 年 09 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
■甲子夜話続 7
東洋文庫 396 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
『甲子夜話』正篇 100 巻にひきつづいて書き記されたもので,同じく 100 巻からなる。松浦家秘蔵の原本を
多数の図版とともに忠実に翻刻し,今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第7巻は,巻七十八
から巻八十八まで。
1981 年 04 月刊
■甲子夜話続 8
東洋文庫 400 松浦静山 中村幸彦・中野三敏校訂
『甲子夜話』正篇 100 巻にひきつづいて書き記されたもので,同じく 100 巻からなる。松浦家秘蔵の原本を
多数の図版とともに忠実に翻刻し,今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。最終第8巻は,巻八
十九から巻百まで。
1981 年 08 月刊
■桂太郎自伝
東洋文庫 563 桂太郎 宇野俊一校註
長州閥嫡流の軍人・政治家として生き,日英同盟・日露戦争・韓国併合を主導した桂は,ニコっと笑ってポ
ンと相手の肩をたたくところから“ニコポン宰相”とよばれた。半生の叙述から,明治政界と人間桂の姿が
浮かびあがる。
1993 年 04 月刊
■加波山事件 民権派激挙の記録
東洋文庫 79 野島幾太郎 林基・遠藤鎮雄編
自由民権運動の激化した明治 17 年秋,急進的な自由党員は,藩閥専制政府を倒そうと茨城県加波山に挙兵
する。本書は,稀覯本となっていた『加波山事件』に校注を付して覆刻したもの。
1966 年 11 月刊
■カリーラとディムナ アラビアの寓話
東洋文庫 331 イブヌ・ル・ムカッファイ 菊池淑子訳
カリーラとディムナは,ライオンの王に仕える山犬。信義あついカリーラと,ずる賢いディムナの物語のほ
か,「猿の生肝」「ねずみの嫁入り」なども含む。インドの古代寓話がアラビアで花開いたもの。
1978 年 06 月刊
■〈華麗島〉台湾からの眺望 前嶋信次著作選3
東洋文庫 679 前嶋信次 杉田英明編
独自な研究領域をひらいた東洋史家の幅ひろい著作を全4巻に精選。本巻は,12 年間におよぶ台湾での生活
に裏打ちされた,中国と台湾・周辺諸民族の文化に近づく 15 編を,「中国と周辺文化」「台湾の民俗誌」の
2部に分けて収録。著作目録を付す。
2000 年 10 月刊
■川渡甚太夫一代記 北前船頭の幕末自叙伝
東洋文庫 595 師岡佑行編注 師岡笑子訳
蝦夷地松前と大坂を結んで日本海沿岸を往来した幕末海運の大動脈,北前船。その船頭が,生涯を通じて培
った幅ひろい視野と豊富な経験を,みずからの生きた証として情感ゆたかに書きつづった自叙伝。
1995 年 11 月刊
■漢字の世界 1 中国文化の原点
東洋文庫 281 白川静
親しみのある漢字 800 余をとりあげ,一文字ごとに複数の甲骨文・金文を例示しつつ,中国古代の文化,生
活の諸相をさぐる。白川漢字学のエッセンスを示す読む字源辞典。第1巻は,漢字の起源と文字学を論じる
第1章から原始宗教と漢字のかかわりを語る第6章まで。
1976 年 01 月刊
■漢字の世界 2 中国文化の原点
東洋文庫 286 白川静
親しみのある漢字 800 余をとりあげ,一文字ごとに複数の甲骨文・金文を例示しつつ,中国古代の文化,生
活の諸相をさぐる。白川漢字学のエッセンスを示す読む字源辞典。第2巻は,「言」の字などを語る第7章
から第 12 章まで。巻末に検字表,事項索引を付す。
1976 年 03 月刊
■漢書郊祀志
東洋文庫 474 班固 狩野直禎・西脇常記訳注
秦の始皇帝や漢の武帝は,聖なる山,泰山で,その政治的成功を天と地に報告する「封禅」の祭りをおこな
った。そこには不死登仙への熱い願いがこめられていた。皇帝と祭り,不死と登仙のドキュメント。
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
1987 年 09 月刊
■漢書五行志
東洋文庫 460 班固 冨谷至・吉川忠夫訳注
木・火・土・金・水の五行の混乱によって天変地異がおこり,人間に譴告が与えられる。中国古代の五行的
世界像を縦横に解釈した本書は,漢人の思想と精神の淵源を示して興味ぶかい。
1986 年 09 月刊
■漢書食貨・地理・溝洫志
東洋文庫 488 班固 永田英正・梅原郁訳注
神農氏の時代から漢代末にいたる,古代社会の人びとのいとなみと国家の政策。農業施策や貨幣経済の変遷,
地名地理の変貌,諸国のお国ぶり,風俗風習,治水潅漑のさまなどをいきいきと描く。
1988 年 07 月刊
■感身学正記 1 西大寺叡尊の自伝
東洋文庫 664 叡尊 細川涼一訳注
鎌倉中期,戒律の復興に尽力し,非人救済,殺生禁断,架橋事業などの活動によって日本中世社会にふかく
大きな影響を与えた叡尊。奈良の西大寺の律僧の自伝を,綿密な注釈によって読み解く。
1999 年 12 月刊
■官子譜 1 囲碁手筋の源流
東洋文庫 318 過百齢 陶式玉編注 呉清源解説
囲碁手筋の集大成として著名な中国の古典。壮麗・奇抜な趣向で囲碁人に愛されてきた全 1478 題を,現代の
碁聖呉清源が丹念に校訂し,解説を付す。第1巻は,上巻の第1題から第 389 題まで。
1977 年 11 月刊
■官子譜 2 囲碁手筋の源流
東洋文庫 320 過百齢 陶式玉編注 呉清源解説
囲碁手筋の集大成として著名な中国の古典。壮麗・奇抜な趣向で囲碁人に愛されてきた全 1478 題を,現代の
碁聖呉清源が丹念に校訂し,解説を付す。第2巻は,上巻の第 390 題から第 534 題,中巻の第1題から第 213
題まで。
1977 年 12 月刊
■官子譜 3 囲碁手筋の源流
東洋文庫 322 過百齢 陶式玉編注 呉清源解説
囲碁手筋の集大成として著名な中国の古典。壮麗・奇抜な趣向で囲碁人に愛されてきた全 1478 題を,現代の
碁聖呉清源が丹念に校訂し,解説を付す。第3巻は,中巻の第 214 題から第 558 題まで。
1978 年 01 月刊
■官子譜 4 囲碁手筋の源流
東洋文庫 327 過百齢 陶式玉編注 呉清源解説
囲碁手筋の集大成として著名な中国の古典。壮麗・奇抜な趣向で囲碁人に愛されてきた全 1478 題を,現代の
碁聖呉清源が丹念に校訂し,解説を付す。最終第4巻は,下巻の第1題から第 380 題まで。
1978 年 04 月刊
■菅茶山と頼山陽
東洋文庫 195 富士川英郎
江戸後期の備後の儒者で,『黄葉夕陽村舎詩』で知られる菅茶山。一時期,彼が主宰する廉塾の塾頭をつと
め,のち京都で活躍して『山陽詩鈔』をのこした頼山陽。ふたりの詩人の生活と詩文を,平明洒脱な散文で
語りつくした評論。
1971 年 09 月刊
■閑板 書国巡礼記
東洋文庫 639 斎藤昌三 紅野敏郎解説
第二次世界大戦下の時流にのる「官版」を排し,「時代離れのした忙中の閑談」を謳う「閑板」を掲げて,
書物・雑誌の迷宮を縦横に駆けめぐる。“明治物の書痴三尊の第一”といわれる斎藤昌三の代表作。
1998 年 08 月刊
■完訳 カーマ・スートラ
東洋文庫 628 ヴァーツヤーヤナ 岩本裕訳 中野美代子解説
女を口説きおとすのに,男はいかに優しくなければいけないか。男の情欲をみたすために,女をいかによろ
こばせるか。性愛の秘戯を説き,愛の実践哲学を論じる古代インドの愛(カーマ)の教典。
1998 年 01 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
■看羊録 朝鮮儒者の日本抑留記
東洋文庫 440 姜(カンハン) 朴鐘鳴(パクチョンミョン)訳注
慶長2年(1597),秀吉の朝鮮侵略のさいに捕らえられた著者は伊予大洲に軟禁されるが,藤原惺窩との交際
を通じて,日本に初めて朱子学を伝えた。本書は,その間に日本の実情を調べ祖国に報告したもの。
1984 年 12 月刊
■ガーンディー自叙伝 1 真理へと近づくさまざまな実験
東洋文庫 671 M.K.ガーンディー 田中敏雄訳注
性欲に悩み,妻にあたり,菜食を実 験して離欲者たらんと努める民族運動の指導者,ガーンディー。奉仕の
精神でインド独立運動を指導した偉大な“変わり者”の実像が初めて明らかに。グジャ ラーティー語オリジ
ナルからの本邦初訳。第1巻は,少年時代からイギリス留学をへて南アフリカへ。
2000 年 06 月刊
■ガーンディー自叙伝 2 真理へと近づくさまざまな実験
東洋文庫 672 M.K.ガーンディー 田中敏雄訳注
政治にも食事にも病気の治療にも,すべてを真理のための実験としてのぞんだ生涯を肉声で語る自伝。その
オリジナルの口調を見事に再現する第2巻は,南アフリカとインドでのサッティヤーグラハ(真理への固執)
運動,カーディー(手織綿布)の誕生,統一への苦闘などを記す。
2000 年 06 月刊
■顔氏家訓 1
東洋文庫 511 顔之推 宇都宮清吉訳注
六朝時代の末,権謀に明け暮れる日々を生きのびた教養人が,子どもたちに綿々と書きのこした躾の書。「顔
氏の子らしい生き方」と「乱世の処世術」には,今の時代にも通じる父性愛がみなぎる。第1巻は,第1章
から第 10 章まで。
1989 年 12 月刊
■顔氏家訓 2
東洋文庫 514 顔之推 宇都宮清吉訳注
六朝時代の末,権謀に明け暮れる日々を生きのびた教養人が,子どもたちに綿々と書きのこした躾の書。「顔
氏の子らしい生き方」と「乱世の処世術」には,今の時代にも通じる父性愛がみなぎる。第2巻は,第 11 章
から第 20 章まで。解題を付す。
1990 年 02 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
【き】
■黄色い葉の精霊 インドシナ山岳民族誌
東洋文庫 108 ベルナツィーク 大林太良訳
著者はオーストリアの民族学者。本書は,「黄色い葉の精霊」とよばれる不思議なピー・トング・ルアング
族の生活を中心に,インドシナの山岳民族を生き生きと紹介した著者の代表作。
1968 年 02 月刊
■昨日は今日の物語 近世笑話の祖
東洋文庫 102 武藤禎夫訳
わが国笑話集の祖といわれる本書は,『醒睡笑』とともに江戸初期に成り,その戦国時代的な肉体観と艶笑
性のゆえに,長く通人に愛好されてきた。詳しい訳注で類話をあげながら世に問う笑話の原点。
1967 年 11 月刊
■騎馬民族史 1 正史北狄伝
東洋文庫 197 内田吟風・田村実造ほか訳注
古くから中央アジア乾燥地帯に活躍 した遊牧騎馬民族。草原と砂漠を背景にくりひろげられた戦いの絵巻を,
中国の史書によって鳥瞰するこころみ。斯界第一線の研究者を動員した訳業。第1巻 は,匈奴,烏桓・鮮卑,
蠕蠕・
,高車,室韋・契丹・奚,勿吉・靺鞨をとりあげる。巻末に田村による解説を付す。
1971 年 10 月刊
■騎馬民族史 2 正史北狄伝
東洋文庫 223 佐口透・山田信夫・護雅夫訳注
古くから中央アジア乾燥地帯に活躍した遊牧騎馬民族。草原と砂漠を背景にくりひろげられた戦いの絵巻を,
中国の史書によって鳥瞰するこころみ。斯界第一線の研究者を動員した訳業。第2巻は,鉄勒,突厥,西突
厥,回鶻をとりあげる。
1972 年 12 月刊
■騎馬民族史 3 正史北狄伝
東洋文庫 228 羽田明・佐藤長ほか訳注
古くから中央アジア乾燥地帯に活躍した遊牧騎馬民族。草原と砂漠を背景にくりひろげられた戦いの絵巻を,
中国の史書によって鳥瞰するこころみ。最終第3巻は,韃靼,瓦剌,兀良哈,吐蕃,沙陀をとりあげる。
1973 年 03 月刊
■鳩翁道話
東洋文庫 154 柴田鳩翁 柴田実校訂
江戸時代の石門心学者が,「暇もなく文字も読めないお百姓や町人」のために倫理道徳を分かりやすい言葉
で説いた一種の社会教育の書。「口遊(くちずさみ)」の系譜に連なる口述の文学にもなっている。
1970 年 01 月刊
■共古随筆
東洋文庫 588 山中共古 飯島吉晴解説
最後の幕臣にして牧師,そして日本民族学の草創期を飾りながら,忘れられた先駆者である山中共古。その
自由な目と耳がとらえて記録した明治・大正期の東京など各地の信仰と習俗。自筆の図版多数を収める。
1995 年 05 月刊
■京都守護職始末 1 旧会津藩老臣の手記
東洋文庫 49 山川浩 遠山茂樹校注 金子光晴訳
歴史は偽造されてよいか? 薩長の「力」によって明治維新は成立したが,それは孝明天皇の心意にそうもの
ではなかった。その誠実さゆえに裏切られた旧会津藩士がつぶさに語る動乱の幕末史。第1巻は,文久2年
(1862)から翌3年まで。巻末に解説を付す。
1965 年 08 月刊
■京都守護職始末 2 旧会津藩老臣の手記
東洋文庫 60 山川浩 遠山茂樹校注 金子光晴訳
歴史は偽造されてよいか? 薩長の「力」によって明治維新は成立したが,それは孝明天皇の心意にそうもの
ではなかった。その誠実さゆえに裏切られた旧会津藩士がつぶさに語る動乱の幕末史。第2巻は,文久4年
(1864)から慶応4年(1868)正月まで。
1966 年 01 月刊
■教坊記・北里志
東洋文庫 549 崔令欽・孫 斎藤茂訳注
大唐帝国の都,長安は,当時の国際都市であり,はなやいだ文明を誇っていた。なかでも,この都市の花街
はあでやかな別世界。妓女,歌姫と士人たちのいきな遊びの文化を写す待望の書。
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
1992 年 05 月刊
■吉利支丹文学集 1
東洋文庫 567 新村出・柊源一校註
16 世紀後半に宣教師たちの影響下に花開いたキリシタン文学。その深さとひろがりを示す3編「どちりなき
りしたん」「イソポのハブラス」「こんてむつすむん地」を,懇切な解説・注釈とともにおくる。第1巻は,
全体の解説と「こんてむつすむん地」。
1993 年 08 月刊
■吉利支丹文学集 2
東洋文庫 570 新村出・柊源一校註 米井力也解題
16 世紀後半に宣教師たちの影響下 に花開いたキリシタン文学。その深さとひろがりを示す3編「どちりな
きりしたん」「イソポのハブラス」「こんてむつすむん地」を,懇切な解説・注釈ととも におくる。第2巻
は,「どちりなきりしたん」「イソポのハブラス」。米井力也による解題を付す。
1993 年 10 月刊
■琴書画
東洋文庫 520 青木正児(まさる)
表題の「琴棊書画」をはじめ,「文房趣味」「中華文人の生活」「白楽天の朝酒」のほか,食べ物ばなし,
幸田露伴の追憶,故郷下関にまつわる逸話など,中国を愛した文人学者のコクのある随筆集。
1990 年 07 月刊
■今古奇観 1 明代短編小説選集
東洋文庫 34 抱甕老人編 千田九一・駒田信二訳
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話,女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世
相・人情を,批判をこめつつ生き生きと伝える全 40 話の新訳。第1巻は,第8話まで。巻末に千田による解
説を付す。
1965 年 01 月刊
■今古奇観 2 明代短編小説選集
東洋文庫 45 抱甕老人編 千田九一・駒田信二訳
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話,女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世
相・人情を,批判をこめつつ生き生きと伝える全 40 話の新訳。第2巻は,第9話から第 16 話まで。
1965 年 06 月刊
■今古奇観 3 明代短編小説選集
東洋文庫 77 抱甕老人編 千田九一・駒田信二訳
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話,女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世
相・人情を,批判をこめつつ生き生きと伝える全 40 話の新訳。第3巻は,第 17 話から第 24 話まで。
1966 年 10 月刊
■今古奇観 4 明代短編小説選集
東洋文庫 261 抱甕老人編 駒田信二・立間祥介訳
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話,女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世
相・人情を,批判をこめつつ生き生きと伝える全 40 話の新訳。第4巻は,第 25 話から第 32 話まで。
1974 年 11 月刊
■今古奇観 5 明代短編小説選集
東洋文庫 266 抱甕老人編 駒田信二・立間祥介訳
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話,女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世
相・人情を,批判をこめつつ生き生きと伝える全 40 話の新訳。最終第5巻は,第 33 話から第 40 話まで。巻
末に駒田による解説を付す。
1975 年 01 月刊
■金谷上人行状記 ある奇僧の半生
東洋文庫 37 横井金谷 藤森成吉訳
幕末,近江に生まれた金谷は,11 歳で預けられた寺を出奔して以降,半生を波瀾万丈,天衣無縫,滑稽百出
の放浪の旅に過ごした。奇想天外で天真爛漫な『金谷上人御一代記』の楽しい現代語訳。
1965 年 02 月刊
■近世畸人伝・続近世畸人伝
東洋文庫 202 伴蒿蹊(ばんこうけい)・三熊花顛(みくまかてん) 宗政五十緒校注
有名無名を問わず,正・続合わせて 200 余の人物評伝を収める。とりあげられた畸人すなわち扶桑隠逸の高
士たちは,著者の筆によって躍動し,いわゆる畸人伝の類書を圧して古典としての光彩をはなつ。
1972 年 01 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
■近世の日本・日本近世史
東洋文庫 279 内田銀蔵 宮崎道生校注
日本経済史研究に新生面を開いた碩学,内田銀蔵。その学問の大要を一般向けに分かりやすく述べた講演筆
記「近世の日本」と,その学識を結晶させた精粋「日本近世史」は,江戸時代研究の必読文献である。
1975 年 11 月刊
■金文の世界 殷周社会史
東洋文庫 184 白川静
金文は西周史研究のすぐれた同時代資料だが,その資料性はなお十分に吟味されていない。著者は金文自体
のもつ問題を提示しつつ,金文資料による西周史諸領域の再構成をこころみる。姉妹篇に『甲骨文の世界』
(204)。
1971 年 04 月刊
■義経記 1
東洋文庫 114 佐藤謙三・小林弘邦訳
義経を愛する「判官びいき」が育て た非運の英雄「義経」の物語。民衆のつくりあげた数多くの「義経」イ
メージの祖型と,その成立過程を解明する豊富な注を加えた現代語訳。第1巻は,巻一か ら巻四,物語の発
端,義朝の都落ちから,頼朝に追われた義経の都落ちまで。巻末に解説を付す。
1968 年 05 月刊
■義経記 2
東洋文庫 125 佐藤謙三・小林弘邦訳
義経を愛する「判官びいき」が育てた非運の英雄「義経」の物語。民衆のつくりあげた数多くの「義経」イ
メージの祖型と,その成立過程を解明する豊富な注を加えた現代語訳。第2巻は,巻五から巻八,義経吉野
入りから,平泉での合戦,義経の自害,奥州藤原氏の滅亡まで。
1968 年 10 月刊
■魏書釈老志
東洋文庫 515 魏収 塚本善隆訳注 竺沙雅章解説
"漢代に中国に伝来した仏教と,中国固有の民間宗教である道教の,6世紀にいたるまでの通史。中国中世の
宗教史を知るうえでもっとも重要な文献。懇切丁寧な訳注に長文の解説を付す。"
1990 年 02 月刊
■魏晋南北朝通史 内編
東洋文庫 506 岡崎文夫 安田二郎解説
古代帝国の終焉を告げる後漢末の動乱。そして3世紀の魏・蜀・呉の三国鼎立から,南北朝の対峙した7世
紀まで。中国中世史のもっとも複雑で重要な政治舞台を叙述した名著の復刊。
1989 年 07 月刊
■義和団民話集 中国の口承文芸1
東洋文庫 244 牧田英二・加藤千代編訳
義和団運動の歴史的意義は,それにまつわる民話を知ることで再認識される。登場する主人公たちには,『水
滸伝』の英雄たちのように,挫折した運動に寄せる農民たちの限りない夢と悲しみが仮託されている。
1973 年 12 月刊
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【く】
■百済観音
東洋文庫 149 浜田青陵 浜田敦解説
東亜考古学の泰斗浜田青陵博士が,折にふれ時にのぞんで物した珠玉の随筆「慶州金冠塚の発掘」ほか 24 編。
名づけて『百済観音』。とくに巻頭の1編は,秋艸道人会津八一の絶唱と相俟って名高い。
1969 年 10 月刊
■黒猫・創造十年他 郭沫若自伝2 ※収録予定
東洋文庫 126 郭沫若 小野忍・丸山昇訳
岡山の六高在学中,文学への想いにふたたび火がつき,九州帝大医科に学ぶ間もはげしく燃える。やがて創
造社を結成,1922 年に『創造季刊』を創刊・魯迅,胡適らと対立抗争しつつ,つぎつぎと作品を世に問う。
第9回〈日本翻訳出版文化賞〉受賞。
1968 年 11 月刊
■訓蒙画解集・無言道人筆記
東洋文庫 309 司馬江漢 菅野陽校注
特異な啓蒙思想家でもあった画家司馬江漢が,晩年に執筆した2冊の寓話随筆集。題材は中国の古典から『伊
曾保物語』にまでおよぶ。とくに『訓蒙画解集』は,未紹介の自筆本によって百余点の挿図を影印覆刻した。
1977 年 06 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
【け】
■荊楚歳時記
東洋文庫 324 宗(そうりん) 守屋美都雄訳注 布目潮・中村裕一補訂
荊楚,つまり長江中流域の湖南・湖北地方の年中行事とその由来を記した民俗資料の古典。6世紀の梁の人
宗懍の著に,隋の杜公瞻(とこうせん)が注を付けたもの。訳注者の初版本への補注をもとに,より詳細な補
訂を加えた。
1978 年 02 月刊
■景徳鎮陶録 1
東洋文庫 464 藍浦 愛宕松男訳注
“燃える町”景徳鎮の陶業をあますところなく伝える本書は,陶磁愛好家をはじめ中国の文物に関心をよせ
る各方面から翻訳が待ち望まれていたもの。詳細な注解を加えた完全訳。図版 32 点。第1巻は,巻一から巻
六まで。
1987 年 01 月刊
■景徳鎮陶録 2
東洋文庫 465 藍浦 愛宕松男訳注
“燃える町”景徳鎮の陶業をあますところなく伝える本書は,陶磁愛好家をはじめ中国の文物に関心をよせ
る各方面から翻訳が待ち望まれていたもの。詳細な注解を加えた完全訳。図版 32 点。第2巻は,巻七から巻
十まで。解説と総索引を付す。
1987 年 02 月刊
■芸苑雑稿他
東洋文庫 182 岩村透 宮川寅雄編
著者は明治期の美術批評家。黎明期の近代洋画運動の理論的指導者として,近代美術の発展に大きく貢献し
た。表題作のほか,「美術と社会」「巴里の美術学生」など代表的著作 14 編を収録。
1971 年 03 月刊
■藝文おりおり草
東洋文庫 554 奥野信太郎
中国の鬼談をはじめ,幽霊,仙人と仙薬,『金瓶梅』について論じ,さらに魯迅の文章論など中国文学者の
本領を示す研究随筆,北京生活の追憶記,探勝記を収めた達意の文集。
1992 年 09 月刊
■ゲセル・ハーン物語 モンゴル英雄叙事詩1
東洋文庫 566 若松訳
帝釈天の子ゲセル・ハーンが,地上に降って魔物を退治していく英雄譚。チンギス・ハーンの生涯を描いた
『モンゴル秘史』(163)と並び称されるモンゴル古典文学の白眉。本邦初訳。
1993 年 07 月刊
■源威集
東洋文庫 607 加地宏江校註
八幡神から足利氏にいたる「源氏の威」の系譜。南北朝期の末に,足利政権成立の正当性を主張するために
著された。従来,歴史学では顧みられることの少なかった軍記物を,注釈によって虚実を見きわめつつ読み
なおす。
1996 年 11 月刊
■元曲五種
東洋文庫 278 池田大伍訳 田中謙二補注 吉川幸次郎解説
伝統演劇の白眉として中国民衆の間に生きつづけた元曲のなかから秀作5編を選び,歌舞伎作者として名高
い池田大伍が,その豊富な舞台経験を生かしながら翻訳・解説したもの。
1975 年 09 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
■玄玄碁経集 1
東洋文庫 387 呉清源解説
中国の囲碁の古典。序之部には囲碁十訣をはじめ碁に関する事跡や用語を,変之部には当時の定石や実戦譜
を収める。なかでも珍瓏之部,すなわち詰碁篇は本書の白眉。呉清源の精緻な解説を付す。第1巻は,序之
部,勢之部(珍瓏之部)の前半。
1980 年 10 月刊
■玄玄碁経集 2
東洋文庫 390 呉清源解説
中国の囲碁の古典。序之部には囲碁十訣をはじめ碁に関する事跡や用語を,変之部には当時の定石や実戦譜
を収める。なかでも珍瓏之部,すなわち詰碁篇は本書の白眉。呉清源の精緻な解説を付す。第2巻は,勢之
部(珍瓏之部)の後半,変之部。解説を付す。
1980 年 11 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
【こ】
■広益俗説弁
東洋文庫 503 井沢蟠竜 白石良夫校訂
一般の通説・伝説を,和漢の書を引用して検討・批判した江戸時代の啓蒙の書。合理的な実証主義と批判精
神が新鮮で,当時のベストセラーとなった。今は失われた奇想天外な俗説も楽しい。
1989 年 06 月刊
■江漢西遊日記
東洋文庫 461 司馬江漢 芳賀徹・太田理恵子校注
画家で蘭学好きのおもしろ人間司馬江漢がのこした,江戸後期の日本体験記。長崎出島への潜入,生月島の
捕鯨見聞,道中庶民との交流など,愉快で皮肉で赤裸々なワンダーフォーゲルぶりを全挿絵とともに翻刻。
1986 年 10 月刊
■康煕帝伝
東洋文庫 155 ブーヴェ 後藤末雄訳・矢沢利彦校注
フランス人宣教師が,中国清代の“賢帝”康煕帝の日常生活について詳細に述ベた報告書。イエズス会士の
著者は,布教に対する援助をえるため,ルイ 14 世に本書を奉呈した。
1970 年 01 月刊
■甲骨文の世界 古代殷王朝の構造
東洋文庫 204 白川静
19 世紀末の甲骨文の発見は,中国の神話・伝承の世界を探る窓口を開いた。本書に収録された四百数十片の
甲骨文をたどりながら,読者は殷王朝の構造や殷人の内面世界に導かれる。『金文の世界』(184)の姉妹篇。
1972 年 02 月刊
■講談落語今昔譚
東洋文庫 652 関根黙庵 山本進校注
落語・講談の起源から人情噺の末路まで,実見にもとづいた珠玉のエピソードを交え自在の筆で語る,話芸
についての日本初の通史。厳密な校訂・注記をほどこし,詳細な索引を付す。
1999 年 04 月刊
■慊堂日暦 1
東洋文庫 169 松崎慊堂 山田琢訳注
江戸後期の儒学者松崎慊堂は,該博な学識をもって知られ,渡辺崋山をはじめ多くの学者,文人墨客を友と
した。彼らとの交遊を記した本書は,文化文政期の学界の消息を知るためにも貴重な記録。第1巻は,文政
6年(1823)4月から同9年6月6日まで。巻末に解説を付す。
1970 年 08 月刊
■慊堂日暦 2
東洋文庫 213 松崎慊堂 山田琢訳注
江戸後期の儒学者松崎慊堂は,該博な学識をもって知られ,渡辺崋山をはじめ多くの学者,文人墨客を友と
した。彼らとの交遊を記した本書は,文化文政期の学界の消息を知るためにも貴重な記録。第2巻は,文政
9年(1826)6月6日から同 12 年9月まで。
1972 年 06 月刊
■慊堂日暦 3
東洋文庫 237 松崎慊堂 山田琢訳注
江戸後期の儒学者松崎慊堂は,該博な学識をもって知られ,渡辺崋山をはじめ多くの学者,文人墨客を友と
した。彼らとの交遊を記した本書は,文化文政期の学界の消息を知るためにも貴重な記録。第3巻は,文政
12 年(1829)10 月から天保4年(1833)7月まで。
1973 年 07 月刊
■慊堂日暦 4
東洋文庫 337 松崎慊堂 山田琢訳注
江戸後期の儒学者松崎慊堂は,該博な学識をもって知られ,渡辺崋山をはじめ多くの学者,文人墨客を友と
した。彼らとの交遊を記した本書は,文化文政期の学界の消息を知る貴重な記録。第4巻は,天保4年(1833)
8月から同7年 10 月まで。
1978 年 08 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
■慊堂日暦 5
東洋文庫 377 松崎慊堂 山田琢訳注
江戸後期の儒学者松崎慊堂は,該博な学識をもって知られ,渡辺崋山をはじめ多くの学者,文人墨客を友と
した。彼らとの交遊を記した本書は,文化文政期の学界の消息を知るためにも貴重な記録。第5巻は,天保
7年(1836)11 月から同 11 年5月まで。
1980 年 05 月刊
■慊堂日暦 6
東洋文庫 420 松崎慊堂 山田琢訳注
江戸後期の儒学者松崎慊堂は,該博な学識をもって知られ,渡辺崋山をはじめ多くの学者,文人墨客を友と
した。彼らとの交遊を記した本書は,文化文政期の学界の消息を知るためにも貴重な記録。最終第6巻は,
天保 11 年(1840)6月から弘化元年(1844)3月まで。
1983 年 04 月刊
■江南春
東洋文庫 217 青木正児(まさる) 小川環樹解説
すぐれた文学史家・美術史家である青木正児博士の中国旅行記「江南春」と,卓抜な洞察力をもって描かれ
た随筆集。他に中国のわらべうたの口語訳「支那童謡集」を含む。
1972 年 09 月刊
■抗日戦回想録 郭沫若自伝6 ※収録予定
東洋文庫 224 郭沫若 小野忍・丸山昇訳
国共合作のもとで,周恩来らとともに戦った武漢三鎮の防衛戦を中心とする回想録。民衆のあいだに浸透す
る抗日意識の高まりと,これに対する国民党の腐敗・無気力と反共策の実態を如実に描く。第9回〈日本翻
訳出版文化賞〉受賞。
1973 年 01 月刊
■稿本 自然真営道 大序・法世物語・良演哲論
東洋文庫 402 安藤昌益 安永寿延校注
安藤昌益は江戸時代でもっとも独創的かつ刺激的な思想家といえる。その主著,稿本『自然真営道』のうち,
最晩年に成った表題の3巻を収めた。難解な「大序」には口語訳をそえ,昌益思想の到達点を明らかにする。
1981 年 10 月刊
■小梅日記 1 幕末・明治を紀州に生きる
東洋文庫 256 川合小梅 志賀裕春・村田静子校訂
紀州藩藩校の督学の妻,川合小梅 が,見聞した事件・世相から身辺の雑事までを克明に記録した日記。幕末
から明治にかけて,激動する社会に生きる人びとの姿を浮き彫りにする未公刊の貴重な 資料。第1巻は,嘉
永2年(1849)から文久元年(1861)まで。巻末に村田による解説を付す。
1974 年 08 月刊
■小梅日記 2 幕末・明治を紀州に生きる
東洋文庫 268 川合小梅 志賀裕春・村田静子校訂
紀州藩藩校の督学の妻,川合小梅が,見聞した事件・世相から身辺の雑事までを克明に記録した日記。幕末
から明治にかけて,激動する社会に生きる人びとの姿を浮き彫りにする未公刊の貴重な資料。第2巻は,元
治元年(1864)から明治 10 年(1877)まで。
1975 年 03 月刊
■小梅日記 3 幕末・明治を紀州に生きる
東洋文庫 284 川合小梅 志賀裕春・村田静子校訂
紀州藩藩校の督学の妻,川合小梅 が,見聞した事件・世相から身辺の雑事までを克明に記録した日記。幕末
から明治にかけて,激動する社会に生きる人びとの姿を浮き彫りにする未公刊の貴重な 資料。第3巻は,明
治 11 年(1878)から 18 年まで。巻末に,略年表,主要人名注を付す。
1976 年 02 月刊
■幸若舞 1 百合若大臣(ゆりわかだいじん)他
東洋文庫 355 荒木繁・池田廣司・山本吉左右編注
歴史上の人物や伝説的英雄の戦いと,複雑な人間模様につつまれた物語を謡い,舞う幸若舞。中世末期,民
衆や武士に愛好されて広く流行した幸若舞は能や歌舞伎にもふかい影響を与えている。第1巻は,入鹿,大
織冠,百合若大臣,信太,満仲,築島。
1979 年 06 月刊
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■幸若舞 2 景清(かげきよ)・高館(たかだち)他
東洋文庫 417 荒木繁・池田廣司・山本吉左右編注
歴史上の人物や伝説的英雄の戦いと,複雑な人間模様につつまれた物語を謡い,舞う幸若舞。中世末期,民
衆や武士に愛好されて幸若舞は広く流行し,能や歌舞伎にもふかい影響を与えている。第2巻は,文覚,景
清,八島,高館。
1983 年 01 月刊
■幸若舞 3 敦盛・夜討曾我他
東洋文庫 426 荒木繁・池田廣司・山本吉左右編注
歴史上の人物や伝説的英雄の戦いと,複雑な人間模様につつまれた物語を謡い,舞う幸若舞。中世末期,民
衆や武士に愛好されて幸若舞は広く流行し,能や歌舞伎にもふかい影響を与えている。最終第3巻は,烏帽
子折,敦盛,和田酒盛,夜討曾我。
1983 年 10 月刊
■国文学全史 1 平安朝篇
東洋文庫 198 藤岡作太郎 秋山虔ほか校注
わが国の文学史が国学的・語学的なものでしかなかった時代に,文学の真髄に迫った本書は,真の意味での
歴史的名著といえる。その後の研究成果にもとづく詳細な補注をつけて覆刻。第1巻は,総論,第一期・弘
仁前後,第二期・延喜天暦。巻末に解説(秋山)を付す。
1971 年 11 月刊
■国文学全史 2
東洋文庫 247 藤岡作太郎 秋山虔ほか校注
わが国の文学史が国学的・語学的なものでしかなかった時代に,文学の真髄に迫った本書は,真の意味での
歴史的名著といえる。その後の研究成果にもとづく詳細な補注をつけて覆刻。第2巻は,第三期・道長時代,
第四期・平安末期。巻末に総索引を付す。
1974 年 02 月刊
■子育ての書 1
東洋文庫 285 山住正己・中江和恵編注
子供をいかに育てるか? 次の世代にどのような希望を託し何を求めるか? 日本人の著述のなかから子育て
に関する見解を集成し,日本の育児思想の源流をさぐる。第1巻は,家訓,儒教書,女子教訓書などから子
育て論を引く。巻頭に山住の解説「子育てと子育ての書」を付す。
1976 年 02 月刊
■子育ての書 2
東洋文庫 293 山住正己・中江和恵編注
日本人の著述のなかから子育てに関する見解を集成し,日本の育児思想の源流をさぐる。第2巻は,体系的
な教育書,民衆教化の書,心学書,また浮世草子などから子育て論を引く。
1976 年 08 月刊
■子育ての書 3
東洋文庫 297 山住正己・中江和恵編注
日本人の著述のなかから子育てに関する見解を集成し,日本の育児思想の源流をさぐる。最終第3巻は,幕
末期の教育書,幕藩体制を批判する思想書,また明治の教育論などから子育て論を引く。巻末に総索引を付
す。
1976 年 11 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
■古代中国研究
東洋文庫 493 小島祐馬 本田濟解題
著者は草創期の京都シノロジーを代表する中国思想史家で,河上肇の終生の友でもあった。旧中国の社会と
精神文化の本質を,精緻にしかも雄勁な筆致で解きあかした不滅の名著の復刊。
1988 年 11 月刊
■古典インドの言語哲学 1 ブラフマンとことば
東洋文庫 637 バルトリハリ 赤松明彦訳注
サンスクリット文法学の不朽の古典の翻訳。「文は全体であり,世界であり,ブラフマン(真理)である」。
文と単語,言葉と現象の有機的な関係に踏みこみ,言葉のもつ根源的な力にせまる。第1巻は,「ブラフマ
ンの巻」全 25 章。
1998 年 07 月刊
■古典インドの言語哲学 2 文について
東洋文庫 638 バルトリハリ 赤松明彦訳注
サンスクリット文法学中興の祖,バルトリハリが著した本書によって,古典文法学のとだえかけた伝統はみ
ごとによみがえった。インド哲学の理解に欠かすことのできない古典の翻訳が完成。第2巻は,「文につい
ての巻」全 25 章。
1998 年 08 月刊
■木葉衣・鈴懸衣・踏雲録事 修験道史料1
東洋文庫 273 行智 五来重編注
修験道を志すもののために,その基礎知識を述べた江戸時代の入門書。役の行者の由来をはじめ,その教派
の発展や紛争,頭巾・鈴懸衣・伊良太加数珠などの諸具について記す。詳細な注を付した。
1975 年 07 月刊
■金光大神覚 民衆宗教の聖典・金光教
東洋文庫 304 金光大神 村上重良校注
幕末期の一農民として苦しい生活をつづけ,やがて神のお知らせを感得してその布教に従事した教祖の生涯
が,農民の日常生活の哀歓をこめて生き生きと語られる。原文に注・現代語訳・解説を付す。
1977 年 03 月刊
■今昔物語集 1 本朝部
東洋文庫 80 永積安明・池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族 世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播
の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場す る。原本とは巻の順
序が異なり,第1巻は,巻第十一から巻第十三(本朝・仏法)まで。巻頭に永積による解説を付す。
1966 年 12 月刊
■今昔物語集 2 本朝部
東洋文庫 89 永積安明・池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播
の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場する。第2巻は,巻第
十四から巻第十六(本朝・仏法)まで。
1967 年 04 月刊
■今昔物語集 3 本朝部
東洋文庫 96 永積安明・池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播
の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場する。第3巻は,巻第
十七から巻第二十(本朝・仏法。巻第十八欠)まで。
1967 年 08 月刊
■今昔物語集 4 本朝部
東洋文庫 104 永積安明・池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族 世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播
の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場す る。第4巻は,巻第
二十二から巻第二十四(本朝。巻第二十一欠),巻第二十五(本朝・世俗)まで。
1967 年 12 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
■今昔物語集 5 本朝部
東洋文庫 112 永積安明・池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族 世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播
の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場す る。第5巻は,巻第
二十六(本朝・宿報),巻第二十七(本朝・霊鬼),巻第二十八(本朝・世俗)。
1968 年 04 月刊
■今昔物語集 6 本朝部
東洋文庫 120 永積安明・池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族 世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播
の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場す る。第6巻は,巻第
二十九(本朝・悪行),巻第三十・巻第三十一(本朝・雑事)。巻末に池上による解説を付す。
1968 年 08 月刊
■今昔物語集 7 天竺部
東洋文庫 368 池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族 世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播
の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場す る。原本とは巻の順
序が異なり,第7巻は,巻第一・巻第二(天竺)。巻末に天竺部・固有名詞解説,および天竺部全体に関する
解説を付す。
1979 年 12 月刊
■今昔物語集 8 天竺部
東洋文庫 374 池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播
の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場する。第8巻は,巻第
三(天竺),巻第四(天竺・仏前),巻第五(天竺・仏後)。
1980 年 03 月刊
■今昔物語集 9 震旦部
東洋文庫 379 池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播
の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場する。第9巻は,巻第
六・巻第七(震旦・仏法)。巻末に震旦部全体に関する解説を付す。
1980 年 06 月刊
■今昔物語集 10 震旦部
東洋文庫 383 池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播
の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場する。最終第 10 巻は,
巻第九(震旦・孝養),巻第十(震旦・国史)。
1980 年 08 月刊
■五雑組 1
東洋文庫 605 謝肇 岩城秀夫訳
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。「五雑組」とは5色の組みひもの意。天・地・人・物・
事の5部からなり,古今の文献や著者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。第1巻には,天文・
気象などの天部を収める。
1996 年 09 月刊
■五雑組 2
東洋文庫 610 謝肇 岩城秀夫訳
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづ る明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり,古今の文献や著
者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。著者謝肇 は有能な政治家・文人と して知られた。第
2巻には,中国全土の地勢,各地の奇勝について言及する地部を収める。
1997 年 01 月刊
■五雑組 3
東洋文庫 617 謝肇 岩城秀夫訳
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり,古今の文献や著
者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。わが国でも江戸時代以降ひろく読まれた。第3巻には,
人びとの言行,巧みな技を集めた人部上巻を収録。
1997 年 06 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
■五雑組 4
東洋文庫 623 謝肇 岩城秀夫訳
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり,古今の文献や著
者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。かの南方熊楠も愛読した。第4巻には,書道・絵画,
各地の風俗,奇行・徳行,女性論など,人部下巻を収める。
1997 年 09 月刊
■五雑組 5
東洋文庫 629 謝肇 岩城秀夫訳
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり,古今の文献や著
者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。第5巻には,想像上の動物,珍魚・珍獣,食材,花木
など,物部上巻を収める。
1998 年 02 月刊
■五雑組 6
東洋文庫 633 謝肇 岩城秀夫訳
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり,古今の文献や著
者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。第6巻では,日本人にも馴染みぶかい茶・書道など,
物部下巻を収める。
1998 年 04 月刊
■五雑組 7
東洋文庫 640 謝肇 岩城秀夫訳
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり,古今の文献や著
者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。第7巻には,事部上巻が収められ,士大夫たちの言行
にするどい批評が加えられる。
1998 年 09 月刊
■五雑組 8
東洋文庫 646 謝肇 岩城秀夫訳
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり,古今の文献や著
者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。最終第8巻には,事部下巻と詳細な索引を収録。
1998 年 12 月刊
■呉船録・攬轡録・鸞録
東洋文庫 696 范成大 小川環樹訳 山本和義・西岡淳解説
蘇州の文人が,西は四川,北は北京,南は桂林を旅行く宋代紀行文学の白眉を一冊に収める。南宋四大家の
一人による当時の中国の縦横な描写。解説では,旅中に作られた詩を選び,細部にわたって味読する。
2001 年 11 月刊
■五台山
東洋文庫 593 日比野丈夫・小野勝年
中国仏教の聖地五台山は,文殊菩薩の住処として,古来,アジア各地からの参山者で賑わった。聖地の歴史
的概説と第二次世界大戦下の実状を詳述した本書は,五台山を知るための基本文献である。
1995 年 09 月刊
■御当代記 将軍綱吉の時代
東洋文庫 643 戸田茂睡 塚本学校注
犬公方綱吉が天下を支配した元禄期は,はたして太平謳歌の世だったのか。「生類憐みの令」の実態から,
『忠臣蔵』で知られる浅野長矩の殿中刃傷事件まで,第一級の同時代史料。
1998 年 11 月刊
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/
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