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【 JK 東洋文庫、収録タイトル一覧 】 50 音順 た行
【 JK 東洋文庫、収録タイトル一覧 】 50 音順 た行 【た】 ■太平楽府他 江戸狂詩の世界 東洋文庫 538 日野龍夫・高橋圭一編 狂詩とは,漢詩の体裁を備え,きちんと韻を踏み平仄も正しいけれど,卑俗な題材に俗語を駆使して滑稽を 楽しむもの。傑作狂詩集『太平楽府』 『太平新曲』 『半可山人詩鈔』 の3冊を抄録。 1991 年 08 月刊 ■太平天国 1 李秀成の幕下にありて 東洋文庫 11 リンドレー 増井経夫・今村与志雄訳 列強の侵略によって腐敗した清朝に対し,革命をめざして決起した太平軍。渦中に身を投じた若き英国海軍 将校リンドレーの人間愛にあふれる記録の本邦初訳。太平天国の内幕をえぐる奇書。全 26 章のうち,第1巻 は,第7章まで。今村与志雄の解説を付す。 1964 年 01 月刊 ■太平天国 2 李秀成の幕下にありて 東洋文庫 25 リンドレー 増井経夫・今村与志雄訳 列強の侵略によって腐敗した清朝に対し,革命をめざして決起した太平軍。渦中に身を投じた若き英国海軍 将校リンドレーの人間愛にあふれる記録の本邦初訳。太平天国の内幕をえぐる奇書。第2巻は,第8章から 第 13 章まで。 1964 年 08 月刊 ■太平天国 3 李秀成の幕下にありて 東洋文庫 32 リンドレー 増井経夫・今村与志雄訳 列強の侵略によって腐敗した清朝に対し,革命をめざして決起した太平軍。渦中に身を投じた若き英国海軍 将校リンドレーの人間愛にあふれる記録の本邦初訳。太平天国の内幕をえぐる奇書。第3巻は,第 14 章から 第 20 章まで。 1964 年 12 月刊 ■太平天国 4 李秀成の幕下にありて 東洋文庫 56 リンドレー 増井経夫・今村与志雄訳 列強の侵略によって腐敗した清朝に対し,革命をめざして決起した太平軍。渦中に身を投じた若き英国海軍 将校リンドレーの人間愛にあふれる記録の本邦初訳。太平天国の内幕をえぐる奇書。最終第4巻は,第 21 章 から第 26 章まで。総索引を付す。 1965 年 12 月刊 ■歎異抄・執持鈔・口伝鈔・改邪鈔 東洋文庫 33 親鸞述 石田瑞麿訳 親鸞のふかい哲学的思索と純粋な阿弥陀信仰は,その後,かえって異端を生じようとした。生前の親鸞の信 仰をとおして正統を守ろうとする人びとによって説かれた,親鸞の真意を伝える苦悩の書。 1964 年 12 月刊 ■大運河発展史 長江から黄河へ 東洋文庫 410 星斌夫訳注 河川が東流する中国では,南北を結ぶ大量輸送路としては運河と海路が利用された。本書は元史・明史・清 史稿の河運・海運に関する記録を訳出し,詳注を付したもの。中国交通・経済史の根幹を明らかにする。 1982 年 06 月刊 ■大諸礼集 1 小笠原流礼法伝書 東洋文庫 561 島田勇雄・樋口元巳校訂 小笠原流といえば堅苦しい作法ずくめと思われがちだが,本来は武士がこころえるべき立居振舞いの指針で あった。室町末期に成立した各礼法書には,相手を思いやる心と行動の合理性が語られる。第1巻は,第1 巻から第 13 巻まで。 1993 年 02 月刊 ■大諸礼集 2 小笠原流礼法伝書 東洋文庫 562 島田勇雄・樋口元巳校訂 小笠原流といえば堅苦しい作法ずくめと思われがちだが,本来は武士がこころえるべき立居振舞いの指針で あった。室町末期に成立した各礼法書には,相手を思いやる心と行動の合理性が語られる。第2巻は,第 14 巻から第 17 巻まで。樋口による解説を付す。 1993 年 03 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ ■大唐西域記 1 東洋文庫 653 玄奘 水谷真成訳注 7世紀前半,唐の僧・玄奘三蔵はインドへの求法の旅にでて,苦難の末に大部の経典をたずさえ帰国する。 その間,遊歴・伝聞する国は百数十。世界旅行記中の白眉と賞される書を,綿密な注釈で読む。第1巻は, ガンダーラまで。解説を付す。 1999 年 05 月刊 ■大唐西域記 2 東洋文庫 655 玄奘 水谷真成訳注 17 年を費やして百数十か国をめぐる三蔵法師の求法の旅。世界旅行文学の白眉にして,7世紀アジアの貴重 な記録。第2巻は,北インドから中インドへ各地の仏跡を訪ね,ゆたかな伝承を記録する。 1999 年 06 月刊 ■大唐西域記 3 東洋文庫 657 玄奘 水谷真成訳注 中野美代子解説 『西遊記』のもととなった,ご存じ三蔵法師玄奘の百数十か国をめぐる求法の旅の記。最終第3巻は,いよ いよクライマックス。ブッダ成道の地マガダにいたってゆかりの地を歴訪,そして帰路へ。 1999 年 08 月刊 ■大日本産業事蹟 1 東洋文庫 473 大林雄也 古島敏雄序 丹羽邦男解題 『古事記』の世界から明治期の北海道開拓にいたる,産業と物産のすべて。全国各地の名産品の起源と沿革, その発展につとめた先人の伝記を満載。第1巻は,農牧林業と運輸交通を収める。 1987 年 08 月刊 ■大日本産業事蹟 2 東洋文庫 478 大林雄也 丹羽邦男解題 『古事記』の世界から明治期の北海道開拓にいたる,産業と物産のすべて。全国各地の名産品の起源と沿革, その発展につとめた先人の伝記を満載。第2巻は,漁業・水産業と鉱工業を収める。 1988 年 01 月刊 ■大旅行記 1 東洋文庫 601 イブン・バットゥータ イブン・ジュザイイ編 家島彦一訳注 マルコ・ポーロと並び称される,イスラム世界最大の旅行家イブン・バットゥータの旅行記。初の全訳。第 1巻では,北アフリカを出発し,メッカ巡礼をへて,14 世紀の旅はインド,元代末の大都(北京)におよぶ。 1996 年 06 月刊 ■大旅行記 2 東洋文庫 614 イブン・バットゥータ イブン・ジュザイイ編 家島彦一訳注 イスラム世界最大の旅行家バットゥータは,14 世紀の大旅行でメッカ巡礼を果たすが,未知への憧れはやま ず,イスラム世界をめぐる旅はさらにつづく。第2巻では,メッカからイラク,イランへの道をたどる。 1997 年 04 月刊 ■大旅行記 3 東洋文庫 630 イブン・バットゥータ イブン・ジュザイイ編 家島彦一訳注 イスラム世界最大の旅行家バットゥータが,14 世紀のイスラム世界をあまねくめぐる空前の記録。第3巻で は,遥かな旅は人とモノ,文化が活発に交流するインド洋・アフリカ沿岸海域,そしてアナトリア地方へと つづく。 1998 年 03 月刊 ■大旅行記 4 東洋文庫 659 イブン・バットゥータ イブン・ジュザイイ編 家島彦一訳注 イスラム世界最大の旅行家バットゥータが,14 世紀のイスラム世界をゆく空前の旅の記録。第4巻では,コ ンスタンチノープル訪問ののち,キプチャクの大草原,ヒンドゥークシュの高山地帯を越え,インドのデリ ーへ。 1999 年 09 月刊 ■大旅行記 5 東洋文庫 675 イブン・バットゥータ イブン・ジュザイイ編 家島彦一訳注 イスラム世界最大の旅行家バットゥータが,14 世紀のイスラム世界をゆく空前の旅の記録。第5巻はインド 滞在の記。トゥグルク朝下デリーの8年間にその目で見,耳で聞いたことがらを生き生きと語る。無類の面 白さと貴重な証言。 2000 年 08 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ ■大旅行記 6 東洋文庫 691 イブン・バットゥータ イブン・ジュザイイ編 家島彦一訳注 イスラム世界最大の旅行家バットゥータが,14 世紀のイスラム世界をゆく空前の旅の記録。第6巻では,イ ンドから海路中国へ向かうが,航海は苦難の連続。マルディヴ群島,スリランカ,ベンガル地方,スマトラ などをめぐる。 2001 年 07 月刊 ■唾玉集 明治諸家インタヴュー集 東洋文庫 592 伊原青々園・後藤宙外編 紅野敏郎解説 幸田露伴,森鴎外ら明治の文豪から,行司,芸者,網頭,刑事など市井の庶民にいたるまで,名インタヴュ アー伊原青々園,後藤宙外が自在に聞きだす文学談,芸談,苦心談のかずかず。 1995 年 08 月刊 ■韃靼漂流記 東洋文庫 539 園田一亀 17 世紀なかば,松前に向かう越前の商人が中国東北地方に漂着し,北京に送られ朝鮮をへて帰国した。とき はまさに疾風のごとく中国を席巻した満族王朝の開国期。その貴重な見聞記と,昭和 14 年に刊行された園田 による漂流記研究の覆刻。 1991 年 09 月刊 ■断鴻零雁記 蘇曼殊・人と作品 東洋文庫 219 蘇曼殊 飯塚朗訳 "蘇曼殊は, 小説, 詩, 翻訳, 絵画に通じ, 清代末の文学革命直前に異彩をはなった鬼才。後年,僧籍に入っ て日本,中国,東南アジアを漂泊した。代表作を集め,新資料による解説を付す。" 1972 年 10 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ 【ち】 ■知恵の七柱 1 東洋文庫 152 T.E.ロレンス 柏倉俊三訳 落日のオスマン帝国の桎梏のもと, アラブ反乱軍を率いて立ち上がったロレンス。あまたの毀誉褒貶に包ま れる彼の真情を吐露した回想録。第9回〈日本翻訳出版文化賞〉受賞。第1巻は,アラブ 反乱の基礎を論じ た序の巻と,アラビアへの初訪問,フェイサルの北方計略,メディナ鉄道への襲撃を語る第一から三巻まで を収録。巻末に解説を付す。 1969 年 12 月刊 ■知恵の七柱 2 東洋文庫 181 T.E.ロレンス 柏倉俊三訳 落日のオスマン帝国の桎梏のもと,アラブ反乱軍を率いて立ち上がったロレンスの回想録。第2巻は,アカ バ遠征,新基地の利用,橋梁襲撃の失敗を語る第四巻から第六巻までを収録。巻末にロレンス関係年譜を付 す。 1971 年 02 月刊 ■知恵の七柱 3 東洋文庫 200 T.E.ロレンス 柏倉俊三訳 落日のオスマン帝国の桎梏のもと,アラブ反乱軍を率いて立ち上がったロレンスの回想録。最終第3巻は, 冬季作戦,最後的一撃,ダマスクス解放などを語る第七巻から第十巻まで。巻末に総索引を付す。 1971 年 12 月刊 ■チベットの報告 1 東洋文庫 542 I.デシデリ F.デ・フィリッピ編 薬師義美訳 18 世紀初期,イエズス会のイタリア人宣教師デシデリは,十数年にわたる滞在ののち,チベットの自然,社 会,宗教や伝道活動,旅の見聞について詳細な記録をのこした。2世紀をへて公刊された古典の本邦初訳。 第1巻は,第1篇,第2篇。 1991 年 12 月刊 ■チベットの報告 2 東洋文庫 543 I.デシデリ F.デ・フィリッピ編 薬師義美訳 18 世紀初期,イエズス会のイタリア人宣教師デシデリは,十数年にわたる滞在ののち,チベットの自然,社 会,宗教や伝道活動,旅の見聞について詳細な記録をのこした。2世紀をへて公刊された古典の本邦初訳。 第2巻は,第3篇,第4篇。総索引を付す。 1992 年 01 月刊 ■中華名物考 東洋文庫 479 青木正児(まさる) 戸川芳郎解説 「柚の香頭」「酒觴趣談」「子規と郭公」「節物雑話」「詩経名物考二則」など,中国の草木・果実・鳥魚 から酒品・食品・香草におよぶ 50 余の物名を考証した,著者晩年,会心の随筆集。 1988 年 02 月刊 ■中国・朝鮮論 東洋文庫 161 吉野作造 松尾尊編 民本主義の理論的旗手,吉野作造の論文から,知られることの少ない中国問題や朝鮮問題に関する発言を選 んで編集。両民族と友好のあった彼の卓見は,読者につよく訴えかける。 1970 年 04 月刊 ■中国革命の階級対立 1 東洋文庫 272 鈴江言一 阪谷芳直校訂 みずから革命の渦中に身を投じたユ ニークな研究者鈴江言一の労作。1930 年の中国の諸階級を科学的に分 析し,それらが果たす歴史的役割を追究する。初版の伏字は,原資料によって復活させ た。第1巻は,第1 章・軍閥および官僚,第2章・地主,土豪,劣紳ならびに農民,第3章・ブルジョアジー,帝国主義。 1975 年 05 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ ■中国革命の階級対立 2 東洋文庫 275 鈴江言一 阪谷芳直校訂 みずから革命の渦中に身を投じたユニークな研究者鈴江言一の労作。1930 年の中国の諸階級を科学的に分析 し,それらが果たす歴史的役割を追究する。初版の伏字は,原資料によって復活させた。第2巻は,第4章・ インテリゲンチャ,第5章・労働者。巻末に解説を付す。 1975 年 08 月刊 ■中国講談選 東洋文庫 139 立間祥介編訳 中国の大衆に愛され,親しまれ生きつづけてきた講釈を,口演そのままに記録したもの。『三国志』『水滸 伝』『西遊記』『説岳』『包公案』から,人びとに喜ばれた名場面を集めて編集。 1969 年 05 月刊 ■中国古代寓話集 東洋文庫 109 後藤基巳編訳 中国古代戦国の世に,百家争鳴といわれる自由奔放な思想の展開があった。『荘子』『列子』『戦国策』『呂 氏春秋』などの諸書にちりばめられた説話から,古代寓話の精髄を選りすぐる。 1968 年 02 月刊 ■中国古代の祭礼と歌謡 東洋文庫 500 M.グラネ 内田智雄訳 著者は『詩経』の詩編のおおくを儒教的解釈の呪縛から解き放ち,古代農民の祭りにおける歌謡と喝破する。 社会学,民族学の手法を援用して中国古代の社会・宗教の実相を提示した名著の復刊。 1989 年 05 月刊 ■中国思想のフランス西漸 1 東洋文庫 144 後藤末雄 矢沢利彦校訂 島田謹二解説 明・清時代の耶蘇会宣教師たちは, 東洋の神秘を次々にヨーロッパに紹介した。孔子教をはじめとする中国 思想が,百科全書派に強い影響を与えた過程を克明に追究し,シナ学の源を探る名著の覆 刻。第1巻は,フ ランス耶蘇会士の清朝での活動と,彼らが自国にもたらした中国思想をあつかう,第1・2篇を収録。巻末 に島田謹二の解説を付す。 1969 年 08 月刊 ■中国思想のフランス西漸 2 東洋文庫 148 後藤末雄 矢沢利彦校訂 孔子教をはじめとする中国思想が, 百科全書派に強い影響を与えた過程を克明に追究し,シナ学の源を探る 名著の覆刻。第2巻は,将来された中国思想の影響を,一般知識階級,またヴォルテール ら思想家たちのう ちに見る第3・4篇,さらに事典や政治家などに見る第5・6篇を収録。巻末に総索引を付す。 1969 年 10 月刊 ■中国社会風俗史 東洋文庫 151 尚和(しょうへいわ) 秋田成明編訳 従来,中国社会生活の具体的状況,風俗の変遷については,まとまった記述がなかった。この課題にとりく んだ名著『歴代社会風俗事物考』を編訳した本書は,史書漢籍をひもとく読書人必備の書。 1969 年 11 月刊 ■中国小説史略 1 東洋文庫 618 魯迅 中島長文訳注 『漢書』以来の古い中国文化の枠組みを解体して,のこされた膨大な稗史(はいし)・小説を秩序・体系づけ, 闊達な筆遣いで鋭い評価をくだした名著の全訳。詳細な苦心の注釈を加える。第1巻は,第 15 篇,元・明時 代の「講史」(三国志,水滸伝など)まで。 1997 年 06 月刊 ■中国小説史略 2 東洋文庫 619 魯迅 中島長文訳注 古小説の収集と校訂に沈潜するなか で研ぎ澄まされた史観から,小説概念の価値転換をこころみた名著。 『西 遊記』『金瓶梅』『聊斎志異』『紅楼夢』など,ひろく世に親しまれた作品がとりあげ られる。第2巻は, 第 16 篇から第 28 篇,明の「神魔小説」(西遊記など)から清末の小説まで。解説を付す。 1997 年 07 月刊 ■中国笑話選 江戸小咄との交わり 東洋文庫 24 松枝茂夫・武藤禎夫編訳 中国のウィットとエスプリの宝庫,明代の『笑府』,後漢の『笑林』を中心に,種々の笑話集から 500 編を 集める。江戸小咄との比較考証によって,その原型・影響関係を解説した興味ぶかい書。 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ 1964 年 08 月刊 ■中国神話 東洋文庫 497 聞一多 中島みどり訳注 人首蛇身の神か,あるいは龍トーテムか。錯綜した伏羲神話の糸を解きほぐした「伏羲考」をはじめ,龍と 鳳,神女伝説,感生説話など,豊饒な中国神話の世界を分析した名著の詳細な訳注本。 1989 年 02 月刊 ■中国人の宗教 東洋文庫 661 マルセル・グラネ 栗本一男訳 フランス・シノロジー(中国学)を代表する碩学による概説書。歴史的な流れと宗教問題の展開の全体像を簡 潔に提示する。宗教社会学の視点から幅ひろい見通しを示し,読者の目を開く。 1999 年 10 月刊 ■中国陶見聞録 東洋文庫 363 ダントルコール 小林太市郎訳注 佐藤雅彦補注 中国窯業の中心地景徳鎮で,陶磁器が製作される過程をつぶさに見聞・研究したダントルコール。その実状 を詳しく説明した報告書に,小林太市郎が諸書を参照しつつ詳細な注を加えた古典的名著。 1979 年 10 月刊 ■中国の医学と技術 イエズス会士書簡集 東洋文庫 301 矢沢利彦編訳 清代の中国を訪れたイエズス会宣教師にとって,任地の技術水準はきわめて高かった。胎動する西欧近代と 比較しながら,彼らは中国を正当に評価していった。本書は,漢方医学を中心とした東西文化交流の貴重な 報告である。 1977 年 01 月刊 ■中国の印刷術 1 その発明と西伝 東洋文庫 315 T.F.カーター L.C.グドリッチ改訂 薮内清・石橋正子訳注 紙の発明を背景に,印刷術は中国で発明され発展をとげた。発掘文物と文献の慎重な検討を通してこの過程 を明らかにし,さらに印刷術がヨーロッパにもたらされる経緯を説く。第1巻は,第1部「中国における印 刷術」と第2部「中国における木版印刷」。 1977 年 09 月刊 ■中国の印刷術 2 その発明と西伝 東洋文庫 316 T.F.カーター L.C.グドリッチ改訂 薮内清・石橋正子訳注 紙の発明を背景に,印刷術は中国で発明され発展をとげた。発掘文物と文献の慎重な検討を通してこの過程 を明らかにし,さらに印刷術がヨーロッパにもたらされる経緯を説く。第2巻は,第3部「木版印刷の西伝 の経路」と第4部「活字による印刷」。総索引を付す。 1977 年 10 月刊 ■中国の花譜 東洋文庫 622 佐藤武敏編訳 牡丹,芍薬,蘭,梅,菊,海棠,薔薇が咲き薫る“花の国”中国。「洛陽牡丹記」「陳州牡丹記」「范村梅 譜」「范村菊譜」「金 蘭譜」「王氏蘭譜」「瓶花譜」「瓶史」「花鏡」ほか,宋代から清代にいたる代表 的な花譜 12 編。 1997 年 09 月刊 ■中国の酒書 東洋文庫 528 中村喬編訳 「何をもって憂を解かん,ただ杜康(酒)あるのみ」。中国の造酒史上もっとも詳細に醸造法を記した『北山 酒経』と,酒に関する名物と故事を集めた『酒譜』。ともに宋代の酒書で,整ったテキストとしては中国最 古のもの。 1991 年 01 月刊 ■中国の食譜 東洋文庫 594 中村喬編訳 山海の珍味をつかって料理の世界に君臨する中華料理。熊掌や駱駝,鵞鳥,鼈(すっぽん)などの食材,餃子 や麺類,燻製などの調理法を詳述する。食文化の精華,中華料理の究極のレシピここに登場! 1995 年 11 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ ■中国の茶書 東洋文庫 289 布目潮・中村喬編訳 『茶経』『茶録』『大観茶論』など,中国の代表的な茶書 10 種を翻訳し,詳細な注を付したもの。「茶」に 関する基本書として,また日本の「茶道」の源泉を示すものとして,研究上欠かすことのできない史料。 1976 年 05 月刊 ■中国の伝統と革命 1 仁井田陞(のぼる)集 東洋文庫 250 仁井田陞 幼方直吉・福島正夫編 東洋法史学の緻密な研究から中国史の分野に分け入り,つねに新鮮な感覚で問題を提起し,学界の第一線に 立ちつづけた仁井田陞。生前刊行の著書および遺稿集に収録されていない重要論稿を集める。第1巻は,法 史学方法論,中国婚姻法に関する7編を収める。 1974 年 03 月刊 ■中国の伝統と革命 2 仁井田陞集 東洋文庫 255 幼方直吉・福島正夫編 東洋法史学の緻密な研究から中国史 の分野に分け入り,つねに新鮮な感覚で問題を提起し,学界の第一線に 立ちつづけた仁井田陞。その重要論稿を集める第2巻は,「法史学からみる文学作品」 「支那近世の戯曲小 説に見えたる私法」「文献解題」「雑纂」の4部に 25 編を収める。仁井田陞著作目録を付す。 1974 年 08 月刊 ■中国の布教と迫害 イエズス会士書簡集 東洋文庫 370 矢沢利彦編訳 キリスト教の弾圧が一段と強化された 18 世紀初めに中国本土に潜入したイエズス会士が,信者の信仰心を鼓 舞しつつ,数多くの新たな信者を獲得し,やがて当局に見破られ殉教していく劇的な報告集。 1980 年 03 月刊 ■中国訪問使節日記 東洋文庫 277 マカートニー 坂野正高訳注 18 世紀末,清国に派遣された最初のイギリス使節マカートニーの訪中日記。外交交渉は失敗におわったが, 彼の中国をみつめる眼はするどい。当時の中国社会および外交を知るのに必読の書。 1975 年 09 月刊 ■中国民衆乱史 1 秦~唐 東洋文庫 336 谷川道雄・森正夫編 中国 2000 余年の歴史の真の主役は誰だったのか? 興亡をくり返す政府にひきかえ,自分たちの世界をみず からの手で築こうとした民衆叛乱こそ,中国の歴史を動かす原動力だった。第1巻は,秦から唐,陳勝・呉 広の乱から黄巣の乱まで。 1978 年 08 月刊 ■中国民衆乱史 2 宋~明中期 東洋文庫 351 谷川道雄・森正夫編 中国 2000 余年の歴史の真の主役は誰だったのか? 興亡をくり返す政府にひきかえ,自分たちの世界をみず からの手で築こうとした民衆叛乱こそ,中国の歴史を動かす原動力だった。第2巻は,宋から明代中期,王 小波・李順の乱から劉六・劉七の乱まで。 1979 年 03 月刊 ■中国民衆乱史 3 明末~清 I 東洋文庫 408 谷川道雄・森正夫編 中国 2000 余年の歴史の真の主役は誰だったのか? 興亡をくり返す政府にひきかえ,自分たちの世界をみず からの手で築こうとした民衆叛乱こそ,中国の歴史を動かす原動力だった。第3巻は,明代末期から清,李 自成・張献忠の乱と白蓮教徒の乱。 1982 年 04 月刊 ■中国民衆乱史 4 明末~清 II 東洋文庫 419 谷川道雄・森正夫編 中国 2000 余年の歴史の真の主役は誰だったのか? 興亡をくり返す政府にひきかえ,自分たちの世界をみず からの手で築こうとした民衆叛乱こそ,中国の歴史を動かす原動力だった。最終第4巻は,明代末期から清, 都市暴動と奴婢の蜂起,小作争議。 1983 年 03 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ ■チョイトンノ伝 1 クリシュナ信仰の教祖 東洋文庫 680 K.コヴィラージュ 頓宮勝訳注 16 世紀,踊る宗教改革運動がベンガルに現れ,至高神クリシュナへのバクティ(献愛)を説いた。その祖チョ イトンノ(チャイタニヤ)の生涯と教えを平易かつ優雅に歌う。第1巻は,初期の嬉戯と中期の嬉戯第 17 章ま で。 2000 年 11 月刊 ■チョイトンノ伝 2 クリシュナ信仰の教祖 東洋文庫 683 K.コヴィラージュ 頓宮勝訳注 16 世紀,クリシュナへの一途なバクティ(献愛)を説く踊る宗教運動がベンガルに現れた。第2巻は,中期の 嬉戯のつづきと晩期の嬉戯。聖地をめぐり,愛の情感に浸されて失神するチョイトンノの嬉戯の真骨頂。巻 末に解説を付す。 2001 年 01 月刊 ■長安城中の少年 清末封建家庭に生れて 東洋文庫 57 王独清 田中謙二訳 長安(現西安)の官僚貴族の家庭に生まれ,封建性の高い垣に囲まれて育ちながらも,戊戌の政変や五・四運 動の余波を身近に感じる著者は,革命家王独清へと成長していく。叙情豊かな,その魂の記録。 1965 年 12 月刊 ■朝鮮奥地紀行 1 東洋文庫 572 イサベラ・バード 朴尚得(パクサントク)訳 "『日本奥地紀行』(240)につづく,イサベラ・バードのアジア紀行第2弾。1894 年の甲午農民戦争と,それ をきっかけとする日清戦争__19 世紀末の朝鮮の実態を直接見聞したイギリス女性の貴重な記録。 第1巻 は, 第 18 章まで。 1993 年 12 月刊 ■朝鮮奥地紀行 2 東洋文庫 573 イサベラ・バード 朴尚得訳 『日本奥地紀行』(240)につづく,イサベラ・バードのアジア紀行第2弾。1894 年の甲午農民戦争と,それ をきっかけとする日清戦争__19 世紀末の朝鮮の実態を直接見聞したイギリス女性の貴重な記録。 第2巻は, 第 19 章から第 37 章まで。解説と総索引を付す。 1994 年 01 月刊 ■朝鮮歳時記 東洋文庫 193 洪錫謨(ホングソックモ)ほか 姜在彦(カンジェオン)訳注 朝鮮の歳時風俗には,四季おりおりの人びとの生活の哀歓がこめられている。その記録をひもとけば,あた かも朝鮮民衆の生活の叙事詩を読むような興趣にとんでいる。日本・中国のそれと比較すれば,興味はさら につきない。 1971 年 08 月刊 ■朝鮮小説史 東洋文庫 270 金台俊(キムテジュン) 安宇植(アンウシク)訳注 日本統治下におかれた自民族の文学的伝統を吟味し直し,それを正当に継承して抵抗のエネルギーを掘り起 こそうとする意欲あふれる名著。主要作品は梗概によって紹介する。 1975 年 04 月刊 ■朝鮮事情 朝鮮教会史序論 その歴史,制度,言語,風俗および習慣について 東洋文庫 367 ダレ 金容権(キムヨングォン)訳 梶村秀樹解説 開国以前の朝鮮社会のありさまを,克明に本部に伝えるパリ外邦伝教会の宣教師たち。アジア各地を任地と した著者は,おもに 19 世紀半ばの現地からの報告をもとに,1874 年,『朝鮮教会史』をまとめた。本書は, 朝鮮ガイドともいうべきその序論部分の全訳。 1979 年 12 月刊 ■朝鮮独立運動の血史 1 東洋文庫 214 朴殷植(パクウンシク) 姜徳相(カンドクサン)訳注 みずからも文筆人として 1919 年の三・一独立運動に参加した著者が,朝鮮人民の主張と心情を世界に訴えた 熱血の書。第1巻は,三・一独立運動にいたる歴史的経過を甲申政変の失敗から説きおこす上編と,三・一 運動の経過と広がりを語る下編第 17 章までを収める。 1972 年 08 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ ■朝鮮独立運動の血史 2 東洋文庫 216 朴殷植 姜徳相訳注 みずからも文筆人として 1919 年の三・一独立運動に参加した著者が,朝鮮人民の主張と心情を世界に訴えた 熱血の書。第2巻は,下編第 18 章から第 30 章,「朝鮮の真相」など世界各国通信社の報告集,「付録・世 界の世論」を載せる。巻末に解説を付す。 1972 年 09 月刊 ■朝鮮の悲劇 東洋文庫 222 F.A.マッケンジー 渡部学訳注 著者はカナダ生まれのジャーナリスト。日本の理解者でありながら,透徹した目は韓国併合の2年前,朝鮮 人民の苦難と抵抗の現実を通して,日本の帝国主義による膨張政策の実体と危険を予見している。 1972 年 12 月刊 ■朝鮮の料理書 東洋文庫 416 鄭大聲(チョンデソン)編訳 李朝時代の上流家庭の主婦が,娘や嫁のためにハングルで書きのこした伝統料理のつくり方2冊「飲食知味 方」「閨閤叢書__酒食篇」。加えて,文学者許 による朝鮮八道美味の記録「屠門大嚼」を収める。 1982 年 12 月刊 ■朝鮮幽囚記 東洋文庫 132 ヘンドリック・ハメル,N.ウィットセン 生田滋訳 1653 年,済州島で難破し,朝鮮にとらわれたデ・スペルウェール号の 36 人は,12 年間におよぶ貧窮と苦役 の幽囚生活をおくった。西欧人による体験にもとづく初の朝鮮報告。『朝鮮国記』も併録。 1969 年 01 月刊 ■朝鮮旅行記 東洋文庫 547 ゲ・デ・チャガイ編 井上紘一訳 19 世紀末のロシア人による朝鮮踏査報告5編をおさめる。社会構成,重大な政治事件から,悲惨な庶民の生 活や農業事情にいたるまで,当時のようすがいきいきと描きだされる。 1992 年 03 月刊 ■長物志 1 明代文人の生活と意見 東洋文庫 663 文震亨 荒井健ほか訳注 長物志,すなわち無用の長物についての覚書。明代末,16 世紀末に江南文化の中心蘇州の名門に生まれた著 者は,文人の衣食住と趣味・嗜好の実際を,身の回りのものをとおして細密に描きだす。第1巻は,住居と 庭の花木や池など。巻頭に解説を収める。 1999 年 12 月刊 ■長物志 2 明代文人の生活と意見 東洋文庫 665 文震亨 荒井健ほか訳注 「雅」をとり「俗」を排する著者の物腰は,洗練の極に達した当時の文化批評の粋ともいえる。味わいぶか い訳文と図版 380 点,詳細な注によって,中国文人の生活世界の真髄をいきいきと再現する。第2巻は,書 画骨董・文具・調度・日用家具などを詳述。 2000 年 01 月刊 ■長物志 3 明代文人の生活と意見 東洋文庫 668 文震亨 荒井健ほか訳注 モノをとおして文人の暮らしぶりを描く本書は,モノに囲まれた現代人の生活に雅俗の観点から見直しをせ まる。最終第3巻は,衣服・乗り物から,住居・野菜果物・香料・茶におよぶ。詳細な総索引を付す。 2000 年 03 月刊 ■懲録 東洋文庫 357 柳成竜(リュソンヨン) 朴鐘鳴(パクチョンミョン)訳注 豊臣秀吉軍の侵入をうけた朝鮮は,現代,なお全土に爪痕をのこす惨禍に見舞われた。判断力を失った李朝 要人と勝手気侭な明国軍の間にあって,局面打開の任にあたった著者の,苦悩の記録。 1979 年 07 月刊 ■塵壷 河井継之助日記 東洋文庫 257 河井継之助 安藤英男校注 若き日の河井継之助が,備中松山から四国・九州に遊び,長崎などを探訪した旅行記。後年のめざましい藩 政改革がこの見聞に多くを拠っていることを思えば,興味はますますつきない。 1974 年 08 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ 【つ】 ■通俗伊勢物語 東洋文庫 535 今西祐一郎校注 江戸時代,『伊勢物語』を読みやすいかたちで市民に提供した絵入り本2冊,『伊勢物語ひら言葉』『昔男 時世妝』を収録。古典→注釈書→俗解→戯作と展開する過程がまざまざと見えて興味ぶかい。 1991 年 07 月刊 ■通俗伊蘇普物語 東洋文庫 693 渡部温訳 谷川恵一解説 日本近代における西洋受容の源泉のひとつとして,明治期のイソップ物語の先駆けとなったもの。西洋文明 の「開花を促した」寓話をわかりやすい言葉で翻訳し,のちの文学や教育をはじめ,多方面に大きな影響を 与えた。 2001 年 09 月刊 ■月と不死 東洋文庫 185 N.ネフスキー 岡正雄編 加藤九祚解説 著者は日本民俗学界の異色の存在として知られるロシア人学者で,柳田国男,折口信夫らと親交を結び,沖 縄,東北などの民俗を採録した。本書は日本語で発表された論文・書簡を網羅した唯一の著作集。 1971 年 04 月刊 ■詰むや詰まざるや 将棋無双・将棋図巧 東洋文庫 282 伊藤宗看・伊藤看寿 門脇芳雄解説 兄伊藤宗看の「将棋無双」は難解豪壮な作風をもち,弟看寿の「将棋図巧」は奇抜な趣向と華麗な駒さばき で知られる。どちらも詰将棋の絶頂を示す古典として並び称せられた 18 世紀なかばの献上百番集。 1975 年 12 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ 【て】 ■ティルックラル 古代タミルの箴言集 東洋文庫 660 ティルヴァッルヴァル 高橋孝信訳注 南インドのタミル地方で,今もなお誰もが口にする 1300 余の箴言。6世紀頃につくられ,法・財・愛をテー マにインド的思考を結晶させた聖なる短詩(ティルックラル)を,詳細な注釈で読み解く。 1999 年 09 月刊 ■庭訓往来 東洋文庫 242 石川松太郎校注 『庭訓往来』は中世から近世にかけて,わが国の初等教科書として武士や庶民の子弟の間に広く普及した。 本書は経覚筆本を底本とし,古来の著名な古注本を引用しながら,詳細な注解を施したもの。 1973 年 11 月刊 ■貞丈雑記 1 東洋文庫 444 伊勢貞丈 島田勇雄校注 室町~江戸時代の武家社会のしきたりを集大成し,有職故実の古典とされる名著。生活の細部まで,手にと るようによみがえる。漢文部分を読み下すなど本文を読みやすくし,原本の体裁にそって挿図を収録。第1 巻は,巻一から巻四まで。 1985 年 04 月刊 ■貞丈雑記 2 東洋文庫 446 伊勢貞丈 島田勇雄校注 室町~江戸時代の武家社会のしきたりを集大成し,有職故実の古典とされる名著。生活の細部まで,手にと るようによみがえる。漢文部分を読み下すなど本文を読みやすくし,原本の体裁にそって挿図を収録。第2 巻は,巻五から巻八まで。 1985 年 06 月刊 ■貞丈雑記 3 東洋文庫 450 伊勢貞丈 島田勇雄校注 室町~江戸時代の武家社会のしきたりを集大成し,有職故実の古典とされる名著。生活の細部まで,手にと るようによみがえる。漢文部分を読み下すなど本文を読みやすくし,原本の体裁にそって挿図を収録。第3 巻は,巻九から巻十二まで。 1985 年 10 月刊 ■貞丈雑記 4 東洋文庫 453 伊勢貞丈 島田勇雄校注 室町~江戸時代の武家社会のしきたりを集大成し,有職故実の古典とされる名著。生活の細部まで,手にと るようによみがえる。漢文部分を読み下すなど本文を読みやすくし,原本の体裁にそって挿図を収録。最終 第4巻は,巻十三から巻十六まで。総索引を付す。 1986 年 02 月刊 ■天工開物 東洋文庫 130 宋應星撰 薮内清訳注 穀物に始まり,衣服・染色・製塩・兵器・醸造に至るまで,明代末の中国のあらゆる科学技術を網羅する。 120 余枚の挿図を駆使して詳述された貴重な技術書で,当時の産業技術を知るうえで重要な資料。 1969 年 01 月刊 ■デルスウ・ウザーラ 沿海州探検行 東洋文庫 55 アルセーニエフ 長谷川四郎訳 沿海州ゴリド族の古老,デルスウ・ウザーラ。かずかずの探検行のなかで,彼が発揮する不思議なカンと超 論理的なひととなりの魅力。その悲劇的最期によって,デルスウはソ連児童文学の英雄として親しまれてい る。 1965 年 11 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ 【と】 ■陶淵明詩解 東洋文庫 529 鈴木虎雄訳注 小川環樹解題 菊を採る東籬の下,悠然として南山を見る。自然を愛しながらも堅忍不抜の志を秘め,混迷の時代に向きあ って誠実に生きた稀有な詩人の全詩作品の注釈と鑑賞。稀覯書の復刊。 1991 年 02 月刊 ■東海道名所記 1 東洋文庫 346 浅井了意 朝倉治彦校注 江戸時代の仮名草子作家,浅井了意の代表作。作者の分身楽阿弥が大坂の若者をともない,五十三次の名所 旧跡をたずねつつ,狂歌まじりに江戸から京へ上る物語。近世初頭の東海道のありさまをよく伝える。第1 巻は,江戸から三河の吉田まで。 1979 年 01 月刊 ■東海道名所記 2 東洋文庫 361 浅井了意 朝倉治彦校注 江戸時代の仮名草子作家,浅井了意の代表作。作者の分身楽阿弥が大坂の若者をともない,五十三次の名所 旧跡をたずねつつ,狂歌まじりに江戸から京へ上る物語。近世初頭の東海道のようすをよく伝える。第2巻 は,三河の御油・赤坂から宇治まで。解題と総索引を付す。 1979 年 09 月刊 ■東学史 朝鮮民衆運動の記録 東洋文庫 174 呉知泳(オジヨン) 梶村秀樹訳注 1894 年,資本主義の流入によって疲弊した朝鮮農民は,朝鮮全土にわたっていわゆる「東学党の乱」を起こ した。本書は,みずから運動の渦中に身を投じた著者の貴重な記録である。 1970 年 11 月刊 ■東京年中行事 1 東洋文庫 106 若月紫蘭 朝倉治彦校注 元旦の若水汲みから大晦日の除夜祭まで,明治の東京を彩った年中行事のかずかず。『万朝報』の記者紫蘭 が筆をとった巧みな探訪記事を集成した本書は,現代の騒音をしばし忘れさせる。第1巻は,一月暦から五 月暦まで。巻末に解説を付す。 1968 年 01 月刊 ■東京年中行事 2 東洋文庫 121 若月紫蘭 朝倉治彦校注 元旦の若水汲みから大晦日の除夜祭まで,明治の東京を彩った年中行事のかずかず。『万朝報』の記者紫蘭 が筆をとった巧みな探訪記事を集成した本書は,現代の騒音をしばし忘れさせる。第2巻は,六月暦から十 二月暦,付録に「東京電車八景」など世相記事を載せる。 1968 年 08 月刊 ■東京夢華録 宋代の都市と生活 東洋文庫 598 孟元老 入矢義高・梅原郁訳注 12 世紀初頭, 商業が隆盛をきわめた北宋の首都東京(開封)の繁昌記。宮城から街並みにいたる広範な記述に, 100 万人を数えた宋代都市民の活気にみちた生活がよみがえる。 1996 年 03 月刊 ■東西遊記 1 東洋文庫 248 橘南谿(なんけい) 宗政五十緒校注 医者で文人だった橘南谿が,天明2 年(1782)から6年にかけて,日本国内を旅した記録。諸国の人情・地理・ 風俗・奇譚を伝える書としてつとに名高い。刊行された正・続篇に,写本にのみ 載る章を補遺。第1巻は, 東遊記,東遊記後編,および補遺を収める。巻末に解説を付す。 1974 年 02 月刊 ■東西遊記 2 東洋文庫 249 橘南谿 宗政五十緒校注 医者で文人だった橘南谿が,天明2年(1782)から6年にかけて,日本国内を旅した記録。諸国の人情・地理・ 風俗・奇譚を伝える書としてつとに名高い。刊行された正・続篇に,写本にのみ載る章を補遺。第2巻は, 西遊記,西遊記続編,および補遺を収める。 1974 年 03 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ ■唐詩三百首 1 東洋文庫 239 (こうとう)退士編 目加田誠訳注 中国で『唐詩選』以上に重んじられ,愛誦されてきた唐詩精華集。すべての原詩に読み下しと流麗な訳をあ たえ,さらに簡明な解説・語釈を付して鑑賞の便をはかった。第1巻は,五言・七言の古詩および楽府を収 める。巻頭に,唐代の詩史・作詩法を概説する序説を付す。 1973 年 09 月刊 ■唐詩三百首 2 東洋文庫 265 退士編 目加田誠訳注 中国で『唐詩選』以上に重んじられ,愛誦されてきた唐詩精華集。すべての原詩に読み下しと流麗な訳をあ たえ,さらに簡明な解説・語釈を付して鑑賞の便をはかった。第2巻は,五言・七言の律詩および楽府を収 める。 1975 年 01 月刊 ■唐詩三百首 3 東洋文庫 267 退士 目加田誠訳注 中国で『唐詩選』以上に重んじられ,愛誦されてきた唐詩精華集。すべての原詩に読み下しと流麗な訳をあ たえ,さらに簡明な解説・語釈を付して鑑賞の便をはかった。最終第3巻は,五言・七言の絶句および楽府 を収める。巻末に,作者略伝,作者別索引を付す。 1975 年 02 月刊 ■唐詩選国字解 1 東洋文庫 405 服部南郭述 日野龍夫校注 江戸時代を代表する詩人服部南郭が,弟子を相手に『唐詩選』の詩を一首ずつ分かりやすく講釈した当時の ベストセラー。口述なので語り口の妙が楽しい。本書はこれに現代の研究にもとづく訳解を補った。第1巻 は,五言古詩,七言古詩,五言律詩。解説を付す。 1982 年 01 月刊 ■唐詩選国字解 2 東洋文庫 406 服部南郭述 日野龍夫校注 江戸時代を代表する詩人服部南郭が,弟子を相手に『唐詩選』の詩を一首ずつ分かりやすく講釈した当時の ベストセラー。口述なので語り口の妙が楽しい。本書はこれに現代の研究にもとづく訳解を補った。第2巻 は,五言排律,七言律詩。 1982 年 02 月刊 ■唐詩選国字解 3 東洋文庫 407 服部南郭述 日野龍夫校注 江戸時代を代表する詩人服部南郭が,弟子を相手に『唐詩選』の詩を一首ずつ分かりやすく講釈した当時の ベストセラー。口述なので語り口の妙が楽しい。本書はこれに現代の研究にもとづく訳解を補った。最終第 3巻は,五言絶句,七言絶句。 1982 年 03 月刊 ■唐代伝奇集 1 東洋文庫 2 前野直彬編訳 3~6世紀の六朝時代に伝えられたインド的空想が中国で見事に花開き,妖しい美しさに読者をひき入れる のが唐代の小説「伝奇」である。広い資料のなかから選びぬかれた珠玉の作品 111 編のうち,第1巻は,比 較的長い物語 34 話を収める。 1963 年 10 月刊 ■唐代伝奇集 2 東洋文庫 16 前野直彬編訳 3―6世紀の六朝時代に伝えられたインド的空想が中国で見事に花開き,妖しい美しさに読者をひき入れる のが唐代の小説「伝奇」である。精選された作品 111 編のうち,第2巻は,比較的短い話を中心に 77 話を収 める。巻末に作品解題を付す。 1964 年 04 月刊 ■東韃地方紀行他 東洋文庫 484 間宮林蔵述 村上貞助編 洞富雄・谷澤尚一編注 文化5年(1808)から翌年にかけて,北カラフトと大陸黒竜江沿岸を探検した間宮林蔵が,同僚村上貞助に語 った北辺の地の地誌と民俗。村上が挿絵を加えてまとめた「北夷分界余話」「東韃地方紀行」の翻刻と関係 資料を収める。 1988 年 05 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ ■東都歳事記 1 東洋文庫 159 斎藤月岑(げっしん) 朝倉治彦校注 江戸末期の絵入り年中行事記。『江戸名所図会』を完成した神田雉子町の名主斎藤月岑が,雪舟系の絵師長 谷川雪旦との名コンビで描く江戸年中行事文献の傑作。挿絵すべてを収め,詳細な注を付す。第1巻は,正 月から三月まで。 1970 年 03 月刊 ■東都歳事記 2 東洋文庫 177 斎藤月岑 朝倉治彦校注 江戸末期の絵入り年中行事記。『江戸名所図会』を完成した神田雉子町の名主斎藤月岑が,雪舟系の絵師長 谷川雪旦との名コンビで描く江戸年中行事文献の傑作。挿絵すべてを収め,詳細な注を付す。第2巻は,四 月から九月まで。 1970 年 12 月刊 ■東都歳事記 3 東洋文庫 221 斎藤月岑 朝倉治彦校注 江戸末期の絵入り年中行事記。『江戸名所図会』を完成した神田雉子町の名主斎藤月岑が,雪舟系の絵師長 谷川雪旦との名コンビで描く江戸年中行事文献の傑作。挿絵すべてを収め,詳細な注を付す。最終第3巻は, 十月から十二月まで。巻末に解題・総索引を付す。 1972 年 11 月刊 ■東方見聞録 1 東洋文庫 158 マルコ・ポーロ述 愛宕松男訳注 1270 年,弱冠 15 歳でヴェネチ アを発ち,元朝フビライ帝の寵をうけて四半世紀を東方で過ごしたマルコ・ ポーロの旅行記。往路は陸路,復路は海路による旅の記録は,ピサの物語作家の手に よる。第1巻は,第四 章まで。フビライの都(北京)に到着,宮廷に出入りし,使節として雲南に行く。巻末に解説を付す。 1970 年 03 月刊 ■東方見聞録 2 東洋文庫 183 マルコ・ポーロ述 愛宕松男訳注 1270 年,弱冠 15 歳でヴェネチ アを発ち,元朝フビライ帝の寵をうけて四半世紀を東方で過ごしたマルコ・ ポーロの旅行記。往路は陸路,復路は海路による旅の記録は,ピサの物語作家の手に よる。第2巻は,第五 章から第七章まで。福建への旅,泉州からの南海経由の帰国航路途上の国々を語る。巻末に総索引を付す。 1971 年 03 月刊 ■東方への私の旅 リフの山々から中国へ 東洋文庫 17 V.シーン 福島正光訳 第一次世界大戦後のモロッコの反乱と中国の大革命は,その後の世界各地の民族運動に大きな衝撃を与えた。 この渦中に飛び込んだアメリカの若いジャーナリスト,シーンが生き生きとつづる革命と革命家群像。 1964 年 04 月刊 ■東方旅行記 東洋文庫 19 J.マンデヴィル 大場正史訳 14 世紀の著名な東洋周遊旅行案内記。西欧から元朝の中国まで,怪奇と困難にみちたこの英国貴族の不思議 な旅行記は,偽書との見方もあるが,地理風俗について多くの真実を伝える。 1964 年 05 月刊 ■東遊雑記 奥羽・松前巡見私記 東洋文庫 27 古川古松軒 大藤時彦解説 18 世紀末,天明の飢饉にあえぐ東北地方から松前へと,幕府の御巡見使の随員として旅行した筆者による旅 日記。平泉,松島,仙台,相馬から江戸まで,各地の民俗・伝説が冷静な観察眼をもって書きつづられてい る。 1964 年 09 月刊 ■東洋紀行 1 東洋文庫 555 G.クライトナー 大林太良監修 小谷裕幸・森田明訳 著者はオーストリア=ハンガリー帝 国の軍人で地理学の研究者。上海・京都などの都市,アイヌの人びと, 中国の餓死者の群れ,敦煌への旅の途上の景観など,19 世紀後半のゆれ動くアジアが活 写される。第1巻 は,ボンベイ,カルカッタ,シンガポール,上海,京都,函館など。解説を付す。 1992 年 09 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ ■東洋紀行 2 東洋文庫 558 G.クライトナー 大林太良監修 小谷裕幸・森田明訳 著者はオーストリア=ハンガリー帝国の軍人で地理学の研究者。上海・京都などの都市,アイヌの人びと, 中国の餓死者の群れ,敦煌への旅の途上の景観など,19 世紀後半のゆれ動くアジアが活写される。第2巻は, 上海,漢口,荊紫関,西安,蘭州,涼州,粛州,敦煌など。 1992 年 11 月刊 ■東洋紀行 3 東洋文庫 560 G.クライトナー 大林太良監修 小谷裕幸・森田明訳 著者はオーストリア=ハンガリー帝国の軍人で地理学の研究者。上海・京都などの都市,アイヌの人びと, 中国の餓死者の群れ,敦煌への旅の途上の景観など,19 世紀後半のゆれ動くアジアが活写される。最終第3 巻は,粛州,西寧,成都,打箭爐,巴塘,大理など。 1993 年 01 月刊 ■東洋金鴻 英国留学生への通信 東洋文庫 343 川路聖謨(としあきら) 川田貞夫校注 元外国奉行で隠居の身の川路聖謨は,中風の身を養いつつ,英国へ留学した孫の太郎にあてて日記を書き送 る。幕末動乱の只中,世情不安,物価高騰の風聞につけ,半身不随を嘆き,幕府に殉ずる決心をする。 1978 年 11 月刊 ■東洋における素朴主義の民族と文明主義の社会 東洋文庫 508 宮崎市定 砺波護解説 東アジアの歴史の歩みを文明主義(漢民族)と素朴主義(遊牧民族)の相克としてとらえ,東アジア文明史をダ イナミックに描いた著者会心の著。この書が対象とする時代(宋代まで)以降を論じた「東洋的近世」も併録。 1989 年 09 月刊 ■東洋の理想他 東洋文庫 422 岡倉天心 佐伯彰一・桶谷秀昭・橋川文三訳 「アジアは一つである」。日本美術,アジア文化の高潔な理想を論じた「東洋の理想」と「東洋の覚醒」「日 本の覚醒」。20 世紀初頭に英語で書かれた3つの論考は,今日なお芸術と思想,文明のあり方についてつよ く訴えかける。 1983 年 06 月刊 ■東洋文明史論 東洋文庫 485 桑原蔵 宮崎市定解説 わが国の東洋学の泰斗による中国文明史論。華南・華北文化の歴史的変遷と特徴,人が人を食う悽絶なカニ バリズムの風習,纏足・婚姻・葬式などの社会風俗,紙と印刷術の発明などに関する諸論を収録。 1988 年 06 月刊 ■東洋遍歴記 1 東洋文庫 366 メンデス・ピント 岡村多希子訳 16 世紀のポルトガルの冒険商人ピ ントが,20 年にわたって東洋諸国を遍歴した波瀾万丈の半生を語る。大 航海時代の側面史であり,ポルトガル文学史をかざる華麗な冒険小説。本邦初の原典か らの完訳。第1巻は, リスボンからマラッカ,スマトラなどをへてナンキンにいたるまで。 1979 年 11 月刊 ■東洋遍歴記 2 東洋文庫 371 メンデス・ピント 岡村多希子訳 16 世紀のポルトガル冒険商人ピントが,20 年にわたって東洋諸国を遍歴した波瀾万丈の半生を語る。大航海 時代の側面史であり,ポルトガル文学史をかざる華麗な冒険小説。本邦初の原典からの完訳。第2巻は,ペ キンから種子島,豊後などをへてマラッカに戻るまで。 1980 年 02 月刊 ■東洋遍歴記 3 東洋文庫 373 メンデス・ピント 岡村多希子訳 16 世紀のポルトガルの冒険商人ピ ントが,20 年にわたって東洋諸国を遍歴した波瀾万丈の半生を語る。大 航海時代の側面史であり,ポルトガル文学史をかざる華麗な冒険小説。本邦初の原典か らの完訳。最終第3 巻は,シャムでの冒険とシャヴィエルの日本布教などの事績。解説を付す。 1980 年 03 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ ■唐両京城坊攷 長安と洛陽 東洋文庫 577 徐松撰 愛宕元訳注 繁栄をほこった唐帝国の長安と陪都洛陽。二つの国際都市の壮大な城郭を,宮城・皇城から市街の一区画に いたるまで,手にとるように考証する都城誌。最新の研究による訳注と図版多数を付す。 1994 年 05 月刊 ■徳川盛世録 東洋文庫 496 市岡正一 江戸幕府の儀礼のすべてを絵入りで解説する幻の書。将軍宣下,江戸城での大名・旗本の席次から,城中・ 市中の供連れ,江戸城の諸門,年中行事,冠婚葬祭,服装までを,70 余点の図版とともに収録。 1989 年 01 月刊 ■徳川慶喜公伝 1 東洋文庫 88 渋沢栄一 藤井貞文解説 幕末・維新期の通史として最高水準 にあるといわれる本書は,財界の大御所渋沢栄一が旧主の汚名をそそぐ ため明治 26 年に企画したもの。以後 25 年におよぶ歳月を費やして完成された。第1巻 は,慶喜の誕生と幼 児期について記す第1章から,安政の大獄にともなう隠居謹慎を解かれる第7章まで。巻末に解説を付す。 1967 年 04 月刊 ■徳川慶喜公伝 2 東洋文庫 95 渋沢栄一 幕末・維新期の通史として最高水準にあるといわれる本書は,財界の大御所渋沢栄一が旧主の汚名をそそぐ ため明治 26 年に企画したもの。以後 25 年におよぶ歳月を費やして完成された。第2巻は,将軍の後見職へ の就任を記す第8章から,再度上洛し朝議に参与する第 14 章まで。 1967 年 07 月刊 ■徳川慶喜公伝 3 東洋文庫 98 渋沢栄一 幕末・維新期の通史として最高水準 にあるといわれる本書は,財界の大御所渋沢栄一が旧主の汚名をそそぐ ため明治 26 年に企画したもの。以後 25 年におよぶ歳月を費やして完成された。第3巻 は,禁裏守衛総督へ の就任を記す第 15 章から,将軍職就任をへて,長州処分と水戸改革の成否を記す第 25 章まで。 1967 年 09 月刊 ■徳川慶喜公伝 4 東洋文庫 107 渋沢栄一 幕末・維新期の通史として最高水準 にあるといわれる本書は,財界の大御所渋沢栄一が旧主の汚名をそそぐ ため明治 26 年に企画したもの。以後 25 年におよぶ歳月を費やして完成された。最終第 4巻は,第 26 章か ら,大政奉還,鳥羽・伏見の敗北,静岡移住,東京帰住後の授爵と死,第 35 章・逸事まで。 1968 年 01 月刊 ■杜詩講義 1 東洋文庫 564 森槐南 松岡秀明校訂 今日なお愛誦される詩聖,杜甫。その名詩のなかでもとりわけ芳醇な香りのする 260 首余りを,明治詩壇の 重鎮・槐南が卓越した詩才と識見をもとに講述,読者に杜詩の醍醐味を教えてくれる。第1巻は,五言律詩 と七言律詩。 1993 年 05 月刊 ■杜詩講義 2 東洋文庫 565 森槐南 松岡秀明校訂 今日なお愛誦される詩聖・杜甫。その名詩のなかでもとりわけ芳醇な香りのする 260 首余りを,明治詩壇の 重鎮・槐南が卓越した詩才と識見をもとに講述,読者に杜詩の醍醐味を教えてくれる。第2巻は,七言律詩(続 き),五言長律,五言絶句,七言絶句。 1993 年 06 月刊 ■杜詩講義 3 東洋文庫 568 森槐南 松岡秀明校訂 今日なお愛誦される詩聖・杜甫。その名詩のなかでもとりわけ芳醇な香りのする 260 首余りを,明治詩壇の 重鎮・槐南が卓越した詩才と識見をもとに講述,読者に杜詩の醍醐味を教えてくれる。第3巻は,五言古詩。 1993 年 09 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/ ■杜詩講義 4 東洋文庫 569 森槐南 松岡秀明校訂 今日なお愛誦される詩聖・杜甫。その名詩のなかでもとりわけ芳醇な香りのする 260 首余りを,明治詩壇の 重鎮・槐南が卓越した詩才と識見をもとに講述,読者に杜詩の醍醐味を教えてくれる。最終第4巻は,七言 古詩。解説を付す。 1993 年 10 月刊 ■トルキスタンの再会 東洋文庫 358 エリノア・ラティモア 原もと子訳 天津で結婚したオウエンとエリノアは,1927 年の春,雪に埋もれた新疆の塔城で再会した。ウルムチ,トル ファン,カシュガルをへてラダックのレーにいたる,楽しくも苦しい民族学的な新婚旅行記。 1979 年 07 月刊 ■道教 東洋文庫 329 アンリ・マスペロ 川勝義雄訳 人間の永遠の願い,不老不死をめざす道教こそ,中国人の精神構造を解く鍵といえる。本書はフランスの中 国学の碩学マスペロの遺稿で,道教の思想・習俗・発展をその発生から分かりやすく概説した唯一の書。 1978 年 04 月刊 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/jkn/