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参考資料 都県、政令市からの提案事項 - 関東経済産業局
参考資料 都県、政令市からの提案事項(交通インフラ、国等への提言) 平成26年2月 以下については、各都県・政令市の提案事項を列挙したものであり、どのように戦略に反 映させていくかについては今後検討する。 <成長分野> 1.交通インフラの整備の方向性 (1)陸路に関する交通インフラの整備 ○ 首都圏の高速道路ネットワークの整備促進。国際的なアクセス強化と災害に も強いネットワーク等の再構築に向け、首都圏の陸・海・空の拠点を結ぶ首 都圏三環状道路の早期全線開通など、首都圏の高速道路ネットワークの整備 促進。【千葉県】 ○ さがみ縦貫道路などの幹線道路の整備の促進、リニア中央新幹線の県内駅設 置や東海道新幹線の新駅設置等の促進による早期実現。【神奈川県】 ○ 首都圏の陸・海・空の拠点を結ぶ首都圏三環状道路の一部である高速横浜環 状南線・横浜湘南道路やそれを補完する高速横浜環状北線・北西線の早期全 線開通、臨海部を接続する国道357号の整備促進。【横浜市】 ○ さがみ縦貫道路や中央自動車道などの整備促進や機能の充実を図るとともに、 周辺都市や地域間相互の交通利便性の向上のため、接続する国道や津久井広 域道路ネットワークの充実を図る。【相模原市】 ○ リニア中央新幹線の建設促進、小田急多摩線の延伸など鉄道を中心とした広 域的な公共交通体系の形成を図るとともに、JR相模線の複線化やJR横浜 線とJR中央本線の相互乗り入れなどを促進し、輸送力の拡大による利便性 の高い公共交通網の充実を図る。【相模原市】 ○ リニア中央新幹線の早期実現。【山梨県】 ○ 広域的な交通ネットワークを形成する中部横断自動車道、中部縦貫自動車道、 三遠南信自動車道等の整備により、隣接県等のアクセスの飛躍的向上を期待。 【長野県】 ○ 三遠南信自動車道の早期着工、全線開通の早期実現により、浜松・豊橋-飯田 間の所要時間が大幅に短縮されることで、集積する企業群間における輸送時 間の速達性・信頼性が向上する等の効果が期待。【浜松市】 1 ○ 中部横断自動車道(東名高速道路、中央道等との相互連結) ・中央自動車道(小 仏トンネル渋滞解消) ・国道138号(東富士五湖道路と新東名高速道路との バイパス)の整備促進。【山梨県】 ○ 圏央道などの高速道路、茨城港、鹿島港の2つの重要港湾、茨城空港の「陸・ 海・空」の広域交通ネットワークの整備を促進。【茨城県】 ○ 地域高規格道路の整備(茨城西部・宇都宮広域連絡道路、常総・宇都宮東部 連絡道路)。【栃木県】 ○ 東京外かく環状道路、首都圏中央連絡自動車道などの早期全線開通による西 日本側との複数交通ルートの確保。【栃木県】 ○ 圏央道の全線開通など高規格幹線道路のネットワークの整備促進、インター チェンジへのアクセス道路等の幹線道路のネットワーク構築により、内陸型 製造業や研究開発型企業の集積を図る。【埼玉県】 (2)海路に関する交通インフラの整備 ○ 圏央道などの高速道路、茨城港、鹿島港の2つの重要港湾、茨城空港の「陸・ 海・空」の広域交通ネットワークの整備を促進。【茨城県】 ○ 常陸那珂港の取扱貨物量の増大などによる港湾選択の多様化。【栃木県】 ○ 国際バルク港の機能強化。【千葉県】 ○ 港湾の耐震強化岸壁の整備。【千葉県】 ○ 静岡県中西部のものづくり産業を支える物流拠点港としての重要な役割を担 っている御前崎港の更なる活用。【浜松市】 (3)空路に関する交通インフラの整備 ○ 茨城空港は、増大する首都圏の航空需要に対応するため、羽田空港、成田空 港と併せ首都圏空港として積極的に活用することが重要。【茨城県】 ○ 成田・羽田空港の機能強化。【千葉県】 ○ 信州まつもと空港の国際化の実現により、海外へのアクセスの飛躍的向上が 期待。【長野県】 2.取組を実現するにあたっての課題(国等への提言) (1)規制緩和に係る課題 ① ヘルスケア産業 (医療機器) ○ 薬事法の一層の規制緩和。【茨城県、栃木県】 ○ 新たな生活支援ロボットの開発等に必要な規制の見直し。【神奈川県】 2 ○ 薬事法について、業許可に対する製造販売責任者、品質保持者、安全管理責 任者等の配置義務等の規制緩和。【千葉市】 ② 先端ものづくり産業 (航空宇宙) ○ 航空機整備士等の専門養成施設等の立地のための土地・空間利用制限の緩和。 【新潟市】 ○ 航空機製造事業法に定める特定設備に関する規制緩和。【新潟市】 ○ 事業用航空機の修理改造検査の緩和。【新潟市】 ○ 航空機部品等の関税の免税及び手続きの簡素化。【新潟市】 ○ 無人機製造に必要な航空機製造事業法の緩和。【新潟市】 ○ 民間試験空域の設定。【新潟市】 (次世代自動車) ○ 公道実証実験等における手続きの簡略化。【栃木県】 ③ 環境エネルギー産業 ○ 発電した電力を自由に売買できるような電気事業法の規制緩和。【栃木県】 ○ 固定価格買取制度において薄膜太陽電池を対象とした買取価格の設定。併せ て、工場等の事業所に設置される小規模な発電設備はメガソーラーと比して 利潤率が低いことから、規模が異なっても同程度の利潤が得られるように買 取価格の区分の見直し。【神奈川県】 ○ 燃料電池自動車や水素ステーションに関する規制緩和の前倒し実施。 【神奈川県】 ○ 自然エネルギーの普及促進の妨げとなっている規制緩和の早期実現。 【長野県】 ○ 海洋エネルギーは、今後全国的に導入が期待されている再生エネルギー分野 であり、産業界がリスクテイクできるように固定価格買取制度の見直し。 【新潟県】 ④ 食品産業 ○ 農林水産物及び加工食品に対する諸外国の輸入規制の早期解除。【千葉県】 ⑤ 観光産業 ○ 外国人観光客の消費拡大のための免税制度の改善(手続きの簡素化・改善や、 健康食品・化粧品・酒類等の対象品目の拡大)。【横浜市】 ⑥ その他の成長産業(コンテンツ産業、農業の6次産業化) 3 ⑦ 農地転用等 ○ 農地転用許可に関する権限委譲。【埼玉県】 ○ 産業拠点整備予定地区における拠点整備については、農用地区域内における 開発を可能とするなど現行制度の見直し。また、農地に関する制度の権限委 譲と、国及び県の関与について見直し。【相模原市】 ○ 耕作放棄地を再生した場合、同面積を同一市域内で企業用地として開発する 際に、農振除外や農地転用の許可を可能とする。【新潟市】 (2)財政面に係る課題 (研究開発等への財政的支援) ○ 中小企業の技術開発及び販路開拓、設備投資に係る支援施策の充実。 ○ 企業の研究開発費への大胆な補助制度の創設(国と各都県が連携)。 【埼玉県】 ○ マザー工場化に資する投資に対する財政支援。【千葉市】 ○ 高速交通網による各種効果をより確実なものとするため、地方自治体が実施 するアクセス道路整備等への財政的支援。【長野県】 ○ CEMSの導入促進に向けて、スマートグリッド等のインフラ整備を含む支 援策の充実。【神奈川県】 (競争的資金の運用) ○ 国の補助金への地方の関与強化(情報の共有化等)。【栃木県】 ○ 競争的研究開発資金への地域特性を生かす支援の導入。【埼玉県】 ○ 都県や指定都市が独自制度と一体的に実施できるよう、研究開発や活性化な ど、中小企業、商店街等への国の補助金の一部を交付金化。【横浜市】 ○ 都県を介さずに国が直接中小企業等に補助している細かな補助金については、 地方の実情をよく知っている都県へ財源・権限を移譲し、県から中小企業等 へ補助する制度とする。【埼玉県】 (税制) ○ 事業承継税制の改善。【埼玉県】 ○ 企業立地促進法による税の優遇措置(平成26年4月以降の継続)【山梨県】 ○ 設備投資に対する税制優遇措置の拡充。【茨城県】 など (3)その他 (特区制度の運用) ○ 特区における優遇範囲を地域指定ではなく、産業分野への指定へ。【栃木県】 ○ 特区制度による積極的な規制緩和。【群馬県】 ○ 地域戦略特区の創設。【埼玉県】 4 ○ 総合特区の推進にあたって、規制の特例措置等の速やかな実現、関係府省予 算における総合特区への優先枠の明確化、総合特区推進調整費の直接交付制 度の創設。【神奈川県】 ○ 特区制度について、統廃合等による制度の簡素化(国家戦略特区、総合特区、 構造改革特区等が混在しているため)【浜松市】 など (海外展開、人材、情報提供等) ○ 戦略産業の取組における海外展開への支援強化。【茨城県、栃木県】 ○ 高い技能・技術を持った高齢者の活用策の検討。【栃木県】 ○ 若手技術者の研修制度の充実などの人材育成施策の強化。【栃木県】 ○ 機能性食品について、国で検討を行っている新たな機能性表示制度に係る早 めの情報提供。【新潟県】 ○ ビッグデータの利活用(地域医療機関の臨床データ、IC利用者情報、主要 駅における乗客データなどを分析、地域や企業に開放する仕組みを構築し、 これらのデータを活用した新しい商品開発)。【長野県】 ○ 成長産業に係る将来の市場性を見通した具体的なデータ提供。 ○ 研究開発を支援するための試験研究機関の機能強化。 ○ 入国管理制度の緩和。【埼玉県】 5 <地域資源> 1.交通インフラの整備の方向性 【茨城県】 (交通インフラの理想像) ○ 産業の有機的な連携を図るため、圏央道などの高規格幹線道路、茨城港、鹿 島港の2つの重要港湾、茨城空港の「陸・海・空」の広域交通ネットワーク の整備を促進 ○ 圏央道や茨城港、鹿島港は、沿線地域の活性化はもとより、国内立地企業の 国際競争力強化を図るうえで必要不可欠。また、首都直下地震の際には、緊 急物資輸送や物流機能維持のため、緊急輸送道路の機能強化や、京浜港の代 替機能の役割を果たす茨城港、鹿島港の耐震強化岸壁等の整備が極めて重要 ○ 広域交通ネットワークの連携強化を図るため、高規格幹線道路と拠点(重要 港湾・空港・工業団地等)間を結ぶアクセス道路の整備も必要 ○ 茨城空港は、増大する首都圏の航空需要に対応するため、首都圏空港として 積極的に活用することが重要 (国への提言等) ○ 高規格幹線道路ネットワーク(圏央道、東関道水戸線)の早期全線開通 ○ 首都直下地震等の際、京浜港の代替機能を果たす茨城港・鹿島港において、 耐震強化岸壁、津波防護効果を有する防波堤等の早期整備を図ること 【栃木県】 (交通インフラの理想像) ○ 高速道路料金の低料金化などによる道路運送の効率化 ○ 常陸那珂港の取扱貨物量の増大などによる港湾選択の多様化 ○ 東京外かく環状道路、首都圏中央連絡自動車道などの早期全線開通による西 日本側との複数交通ルートの確保 ○ 地域高規格道路の整備(茨城西部・宇都宮広域連絡道路、常総・宇都宮東部 連絡道路) 【埼玉県】 (交通インフラの理想像) ○ 観光地を結ぶ道路の整備 ・高速道路のインターチェンジや鉄道駅から観光施設までのアクセス性を高め る道路の整備を観光づくりの視点で進め、観光施設へのアクセス性や観光地 間の周遊性を高める ・隣県との連携強化による観光地間の道路網の充実を図る 6 【さいたま市】 (交通インフラの理想像) ○ 東北・上信越・北陸との交通アクセス利便性を活用した都市間連携により、 広域的な観光交流の活性化を目指す ○ 国人観光客にとって、東日本への玄関口としてふさわしい国際観光都市を目 指す 【千葉県】 (交通インフラの理想像) ○ 三環状道路整備による高速道路ネットワーク ○ 港湾の機能強化・強靭化 ○ 成田・羽田空港の機能強化 (国への提言等) ○ 国際的なアクセス強化と災害にも強い物流ネットワーク等の再構築に向け、首 都圏の陸・海・空の拠点を結ぶ首都圏三環状 道路の早期全線開通など、首都 圏の高速道路ネットワークの整備促進を図ること。 ○ 国際バルク戦略港湾における大型船による一括大量輸送に対応した港湾施設 など港湾機能の強化に向けた取組を推進すること。 ○ 都直下地震などの切迫性が指摘されており、かつ 膨大な人口をかかえる首都 圏では、大規模地震発生時に緊急物資等の輸送や物流機能の確保に資する耐震 強化岸壁の整備が極めて重要であり、これを推進すること。 ○ 国際航空の拠点である成田・羽田空港について、航空機騒音が地域に与える影 響にも十分配慮し、年間発着容量 75万回化を着実に推進するとともに、更 なる機能強化に向けた具体的な検討を進めること。 ○ 都心と両空港間の鉄道アクセスの改善を目指す「都心直結線」については、国 の責任において国家プロジェクトとして、検討を進めること。 【千葉市】 (交通インフラの理想像) ○ 東京都心部と成田国際空港の中間点としての地理条件を最大限に生かした交 通インフラ (国への提言等) ○ 新宿・渋谷方面からJR京葉線(幕張新都心地区)への相互乗り入れ強化 ○ JR 千葉駅への成田エクスプレス全線停車 ○ 渋滞緩和に向けた主要道の整備 ○ 広域物流等の拠点としての価値を高めるための高速道路網の拡充 7 【神奈川県】 (交通インフラの理想像) ○ 自動車専用道路網の整備 ・さがみ縦貫道路や新東名高速道路など、県土構造の骨格として重要な自動車 専用道路網の整備を促進 ○ インターチェンジ接続道路の整備 ・新たに整備される自動車専用道路への円滑なアクセスを確保するため、イン ターチェンジ接続道路の整備を推進 ○ 交流幹線道路網の整備 ・自動車専用道路網を補完して、地域の交流・連携を支える幹線道路網の整備 を推進 ○ 鉄道網の整備促進 ・リニア中央新幹線の建設促進と県内駅設置や東海道新幹線新駅の設置、これ らを繋ぐJR相模線複線化等の促進に向けて取り組むとともに、神奈川東部 方面線整備などを促進 ○ 羽田空港周辺のアクセスの整備促進 ・羽田空港の国際化を活用したまちづくりが進められるなか、空港周辺の交通 アクセスとして、道路や鉄道の整備を促進 【横浜市】 (交通インフラの理想像) ○ 国際的なアクセス強化や災害にも強い物流ネットワークの構築などにより、交 通利便性の向上や経済活動の活性化、災害対応力の強化等が図られ、産業競争 力の強化が実現する。 ○ そのため、国土軸や周辺都市への連絡強化を重視し、首都圏の陸・海・空の拠 点を結ぶ 首都圏三環状道路の一部である高速横浜環状南線・横浜湘南道路や それを補完する高速横浜環状北線・北西線の早期全線開通、臨海部を接続する 国道 357 号(本牧地区)の整備などを図る必要がある。 (国への提言等) ○ 幹線道路整備の推進 ・計画的に必要な道路事業を進めるための道路整備費の拡充 ・事業の継続・安定した推進を図るための事業費の平準化及び地方負担の軽減 を目的とした制度の創設 8 【川崎市】 (交通インフラの理想像) ○ 川崎臨海部へのアクセス強化 ・川崎駅及び羽田空港等と川崎臨海部との交通アクセスの改善 ○ 川崎縦貫道路の早期整備による市内交通及び広域交通の活性化 【長野県】 (交通インフラの理想像) ○ 長野県新総合交通ビジョン(産業と物流関係) ・長野県が目指す交通の将来像⇒交流の結節点“信州”を快適につなぐ移動環境 の形成~県内各地を円滑に移動できる交通ネットワークを実現~ ・将来像の実現に向けて⇒産業と物流を支える交通ネットワークの充実 長野県においては、産業を支える物流の多くが自動車貨物輸送に依存している ことから、県内の産業拠点と大都市圏や近隣県とを結ぶ道路の整備や高速交通 網へのアクセス道路の整備を進める。 また、物流の安全性・効率性の向上や物流における温室効果ガス排出量の削減 を図る。 ○ 東京及び名古屋から 200km 圏内に位置しており、中央自動車道、長野自動車道、 上信越自動車道などが整備されている ○ 北陸新幹線(長野経由)延伸(2014 年度末(2015 年春))で日本海エリアへの アクセス向上が期待される ○ 南信地域では、リニア中央新幹線の整備により首都圏や関西圏へのアクセスの 飛躍的向上が期待される ○ 広域的なネットワークを形成する中部横断自動車道、中部縦貫自動車道、三遠 南信自動車道等の整備により、隣接県等へのアクセス向上が期待される ○ 信州まつもと空港の国際化の実現により、海外へのアクセスの飛躍的向上が期 待される (国への提言等) ○ 広域的なネットワークの形成等の観点から、国の責任において実施すべき道路 整備の推進 ○ 高速交通網による各種効果を、より確実なものとするため、地方自治体が実施 するアクセス道路整備等への財政的支援 ○ スマートインターチェンジ整備による既存高速交通網の利便性向上 9 【浜松市】 (交通インフラの理想像) ○ 三遠南信自動車道 ・三遠南信自動車道は、長野県飯田市から静岡県浜松市(北区)に至る約 100km の高規格幹線道路。中央自動車道、新東名高速道路と接続し、遠州、三河、南 信州地域をつなぐ交通網として段階的に整備が進んでおり、三遠南信地域の連 携強化につながる重要な路線と位置づけられている ・現在、ほぼ全線のルートが決定した「三遠南信自動車道」の早期着工、全線開 通が達成されれば、浜松・豊橋~飯田間の所要時間が大幅に短縮され、広域的 なアクセス性の向上に伴い、各地域間における観光交流の活性化、地域の特色 ある伝統芸能・文化の保全、継承に寄与されることが期待される ○ 御前崎港 ・御前崎港は、静岡県中西部のものづくり産業を支える物流拠点港として重要な 役割を担っており、平成 16 年に国際物流ターミナルの供用を開始、外貿コン テナ航路が就航するなど、物流拠点として発展。今後は「選択と集中」の観点 から、優れた交通インフラの利便性や地理的な優位性を生かした取り組みが重 要であり、御前崎港を中心とした地域の更なる活用が求められる 2.取組を実現するにあたっての課題(国等への提言) ○ 外国政府への働きかけ ・諸外国における日本産食品の輸入規制の解除(安全性及び放射線量等に関する 正確な情報発信、風評被害の払拭、輸入規制の早期解除) 【茨城県、栃木県、千葉県、新潟県、千葉市】 ・外国政府への、地域資源関連商標の冒用(第三者による商標登録、無断使用な ど)の差し止め、取り締まり強化等の申し入れ【千葉県】 ○ 新商品開発 ・独自性のある地域産業分野(伝統工芸品等)への助成・支援制度の拡充 【長野県】 ・国際競争力の強化につながる研究・開発への助成拡充【横浜市】 ○ ブランド化 ・ブランド化に取り組む土産品等製造事業者に対する支援【茨城県】 ・ブランド化に関する専門家、一流レストランとのコネクションを持つコーデ ィネータの派遣【千葉市】 10 ・世界トップレベルの平均寿命を誇る日本の健康づくり産業のブランド化及び 関連製品(機能性食品や高齢者向け商品等)の試作開発支援の充実【長野県】 ・JAPAN ブランドの視点から地域ブランド間のマッチング・コーディネート 【長野県】 ○ 市場開拓 ・JETRO 等による輸出支援の強化【茨城県】 ・各県が協力して輸出に取り組むための支援【茨城県】 ・国内販路拡大のための他自治体との連携コーディネート【千葉市】 ・JETRO の海外ネットワークを活用した産品の市場性調査、現地パートナーの 紹介等【千葉市】 ・海外における日本産農産物展示の開催及び地域ブランド産品の展示コーナー や日本ブランドのアンテナショップの設置【神奈川県、新潟県、千葉市】 ・海外への販路拡大に向けた情報提供の充実(輸出手続きに関する問い合わせ 窓口の一本化など)【神奈川県】 ・IT を活用した販売促進【新潟県】 ・効率的な海外販路開拓のための「ALL JAPAN」体制の構築【浜松市】 [規制緩和] (在留資格優遇制度の適用条件の緩和) ・日本食の普及や日本食の輸出促進のため、海外の料理人や卒業する留学生が日 本料理店で修行する際の在留資格要件を緩和【新潟市】 ○ 観光(インバウンド、MICE の推進等) ・おもてなしの向上の取組に対する支援【茨城県】 ・首都圏と地方の交流機会の創出(自転車専用道を含む交通ネットワーク、交流 事業等への補助、高速道路・鉄道運賃の値下げ等による公共交通ネットワーク の活用促進、地域資源ブランド化への支援)【茨城県】 ・地域団体と連携する中小企業に対する施設整備や古民家・空き店舗等の利活用 によるレストラン・宿泊施設整備への支援【茨城県】 ・国等の職員研修の地方開催【茨城県】 ・JNTO((独)国際観光振興機構)による情報収集・発信強化【群馬県】 ・2020 オリンピック・パラリンピック東京開催により増加が見込まれる外国人 観光客の受入環境整備(観光案内機能の充実、案内表示板の整備、共通パス等 による利便性向上、公衆無線 LAN 利用環境の整備・無料 Wi-Fi 規格の統一、表 示・情報提供に関するガイドライン策定等)【埼玉県、千葉県、神奈川県、 長野県、さいたま市、川崎市、浜松市】 11 ・外国人向けの、主要観光スポット・大型テーマパークなどの観光資源を活かし た効果的なプロモーションの展開【千葉県】 ・新たな広域連携促進の制度の創設(観光圏認定の要件緩和や施設改修など支援 内容の拡充)【神奈川県、さいたま市】 ・国と自治体や自治体相互の広域的な連携による共同プロモーション、情報発信、 情報収集、観光ルート開発、受入環境の整備等【神奈川県、千葉市】 ・外国人観光客が安心して観光できるよう、観光サービスの正確な情報提供の仕 組みづくり(基準・制度の創設と情報発信など)【千葉県、神奈川県】 ・災害発生時における外国人観光客への情報提供の仕組みづくり【神奈川県】 ・増加するムスリムの観光客のためのお土産品、飲食物等の情報提供の充実(全 国規模の「NON アルコール表示」等の表示基準及びデザインの統一【神奈川県】 ・オリンピック・パラリンピックの東京開催決定や日本食文化の世界無形文化遺 産登録を契機に地域資源を世界へ発信するための新たな取組の実施【長野県】 ・外国人観光客の誘致・受入についてノウハウを有する専門人材による支援 【静岡県】 ・積極的に観光・MICE 振興策等を展開する地方公共団体やMICE誘致関係 団体等への支援、国際会議施設や展示施設整備への支援を充実・強化 【千葉県、横浜市】 ・外国人観光客の誘客や産業観光等特徴ある取組を積極的に展開している自治 体や関連団体等への支援【川崎市】 ・産業観光に積極的な企業への表彰制度の創設や、受け入れ企業等の受入環境 整備にかかる支援メニュー作成【川崎市、浜松市】 ・「全国工場夜景サミット」などの、他都市と連携した新たな観光振興策に対す る支援【川崎市】 ・浜名湖観光圏を新観光圏として認定【浜松市】 [規制緩和] (ビザ発給要件の緩和) ・訪日外国人の受入に向けた訪日ビザ発給要件の一層の緩和【長野県】 ○ 農林水産業 ・農林漁業者と連携する中小企業者に対する施設整備の支援【茨城県】 ・食品や農産物の安全対策への取組強化【栃木県】 ・農業の6次産業化推進に関する国、都道府県、市町村の役割の法的明確化及び 地方分権に即した6次産業化ネットワーク活動交付金の制度見直しと柔軟な 運用の実施【埼玉県】 ・食品分野の施策展開(食品開発、情報発信、販路拡大等)における経済産業省 と農林水産省の連携強化(制度設計、コーディネート、情報提供窓口の共通化 12 等)【長野県】 ・最先端の経営者育成カリキュラム(経営戦略・マーケティング戦略、大規模化・ 法人化等)による研修制度の創設【長野県】 ・経営継承・経営拡大等を優先的・特例的に支援する制度の創設(経営継承を誘 導する優遇税制、補助事業の優先採択、法人化支援)【長野県】 ・新規就農者育成・確保のための環境整備【浜松市】 ・農地中間管理事業の内容の具体化【浜松市】 [規制緩和] (農地転用規制の緩和) ・農地転用規制を緩和し、工業用地化で増加する固定資産税を耕作放棄地対策に 活用【新潟県】 ・大規模地震における被害想定を受けた工場の内陸移転に伴う工業用地の確保に あたっての、農地転用規制の緩和【静岡県】 (経営所得安定対策) ・地域の実情に応じて裁量が発揮できる制度【新潟県】 (農地交換の条件緩和) ・農業経営基盤強化促進法に基づく農地交換において、3者以上の農地交換が可 能(基準に満たない小規模な土地も交換可能とする。)となるよう条件を緩和 【新潟市】 (農業用施設用地の対象範囲の緩和(※国家戦略特区にて適用)) ・農家レストラン、農家民宿等を「農業用施設用地」に位置づけ、農用地への6 次産業化に資する施設の設置を推進【新潟市】 (農林漁業成長産業化ファンドの支援対象の拡大) ・農林漁業成長産業化ファンドの支援対象を海外企業との合弁会社に拡大し、輸 出を促進【新潟市】 (株式会社の農業参入条件の緩和) ・農業生産法人の設立に際し、農家以外の出資制限を緩和(株式会社等からの 50%以上の出資を認める)【新潟市】 ・法人の農業への新規参入促進の観点における、役員の農業常時従事等の必置要 件の緩和(農地法の規制緩和)【横浜市】 (食品機能性表示制度の見直し) ・地域発の安心・機能性食品マークを推奨するため、第三者機関の認証によるオ リジナルの食品機能性表示制度を創設【新潟市】 (農業体験指導専門教員の配置の特例) ・食に関する教育を拡充するため、児童らに農業体験を指導する専門教員を配置 【新潟市】 13 ○税制 [規制緩和] (免税制度の改善) ・外国人観光客向けの、免税店拡大促進の支障となる規制の緩和(消費税法の規 制緩和)【横浜市】 (総合保税地域の許可要件の緩和) ・市内広域を保税地域と認め、集荷、開発・加工、商談、決済、輸送・貿易を シームレスに実施するための総合保税地域の許可要件の緩和【新潟市】 (酒税法における製造免許に関する対象基準の緩和) ・長期保存可能な食品や新潟市の発酵技術を用いた健康により食品の開発を推進 するため、酒母等の製造免許の対象を緩和【新潟市】 (廃糖蜜の輸入関税撤廃) ・未利用バイオマス原料を活用した化学工業原料やエタノール等の製造を推進す るため、廃糖蜜の輸入関税を撤廃【新潟市】 ○その他 ・地場産業において異業種間連携等の幅広い取組を誘発させるための専門家によ る支援の強化【茨城県】 ・地場産業における後継者育成のための支援【茨城県】 ・地域の創業や中小企業等の設備投資促進等に対する支援の充実【千葉県】 ・都県や指定都市が独自制度と一体的に実施できるよう、研究開発や活性化など、 中小企業、商店街等への国の補助金の一部を交付金化【横浜市】 ・地域活性化に向けた専門家制度の整理(総務省、内閣府、経済産業省、農林水 産省ほか)【浜松市】 ・国家戦略特区、総合特区、構造改革特区と特区制度の一元化【浜松市】 ・クラスターを牽引する効果が期待される大型の研究開発事業への支援【静岡県】 ・クラスター計画など国の施策を活用して地域で実施している事業は、国の施策 転換に呼応して転換する必要が生じることから、中長期施策の実現を希望 【浜松市】 ・省庁間や地域ブロックを越えた連携強化【浜松市】 [規制緩和] ・特区等を活用した行政課題や地域課題をテーマとした社会実験実施の、より一 層の規制緩和、事業支援【浜松市】 ・弾力的な土地活用【浜松市】 14 <エネルギー基盤> 1.交通インフラの整備の方向性 (1)陸路に関する交通インフラの整備 ・首都圏中央連絡自動車道や東関東自動車道水戸線は,我が国の国際競争力や地 域の経済・産業力の強化に寄与するとともに,災害時には緊急輸送路として大 きな役割を担う大変重要な道路であることから,一日も早い全線開通を図り, 高規格幹線道路ネットワーク全体の早期完成に向け整備を推進すること。 【茨城県】 ・群馬県の「7つの交通軸」をはじめとする道路整備費を十分確保すること (上信自動車道、国道17号三国防災(新潟県との県境)など)【群馬県】 ・国際的なアクセス強化と災害にも強い物流ネットワーク等の再構築に向け、首 都圏の陸・海・空の拠点を結ぶ首都圏三環状 道路の早期全線開通など、首都圏 の高速道路ネットワークの整備促進を図ること【千葉県】 ・災害発生時においても国民生活に欠かせない石油製品等の供給を継続できるよ う、入出荷設備の強化に対する支援や消費地とのアクセスを確保するための交 通インフラの強化などを図ること【神奈川県】 ・新潟東港貨物鉄道のコンテナターミナル接続支援【新潟県】 ・日本海側と太平洋側を結ぶ幹線道路の機能強化として、災害に強い高速道路ネ ットワークを構築するため「上信越自動車道(信濃町 IC~上越 JCT 間)」、 「磐越 自動車道(会津若松 IC~新潟中央 JCT 間)」の4車線化及び首都圏と直結する道 路で、唯一危険物積載車輌が通行可能な国道 17 号の機能強化(新三国トンネル の早期完成)【新潟県】 ・国道357号の東扇島と扇島などを結ぶ道路交通ネットワークの整備【川崎市】 (2)海路に関する交通インフラの整備 ・南海トラフや首都直下地震などに対して,物流機能の維持や緊急物資輸送など 京浜港の代替機能を果たす茨城港,鹿島港において,耐震強化岸壁や津波防護 効果を有する防波堤等の早期整備を図ること【茨城県】 ・国際バルク戦略港湾における大型船による一括大量輸送に対応した港湾施設な ど港湾機能の強化に向けた取組を推進すること【千葉県】 15 ・首都直下地震などの切迫性が指摘されており、かつ 膨大な人口をかかえる首都 圏では、大規模地震発生時に緊急物資等の輸送や物流機能の確保に資する耐震強 化岸壁の整備が極めて重要であり、これを推進すること【千葉県】 ・新潟港、直江津港の LNG 施設群における、広域的な災害時における太平洋側の 代替機能の実現のため、公共施設としての LNG 用シーバース等の整備が可能と なる制度の創設【新潟県】 ・エネルギー供給拠点となる港湾岸壁の耐震対策への支援(補助金等)【静岡市】 (3)空路に関する交通インフラの整備 ・国際航空の拠点である成田・羽田空港について、航空機騒音が地域に与える影 響にも十分配慮し、年間発着容量75万回化を着実に推進するとともに、更な る機能強化に向けた具体的な検討を進めること。都心と両空港間の鉄道アクセ スの改善を目指す「都心直結線」については、国の責任において国家プロジェ クトとして、検討を進めること。【千葉県】 2.取組を実現するにあたっての課題(国等への提言) (1)エネルギー供給ライン・エネルギー供給設備の多重化・分散化(首都直下地震 等に備えるためのエネルギーバックアップ機能の整備) ①広域ガスパイプライン等 ⅰ)広域ガスパイプライン整備の促進 ・天然ガスインフラ整備は、国の政策により進める必要がある【新潟県】 ・商業ベースのみでの投資は困難な場合もあり公的支援が必要【新潟県】 ・整備に係る規制対応の迅速化に向けた支援が必要【茨城県】 ・LNGサテライト普及・利用促進に向けた支援が必要【茨城県】 ・広域LNGパイプラインネットワークの構築が必要【栃木県】。 ・日本海側のバックアップ機能の観点では、長岡-桶川間のパイプライン整備 の計画化を検討【新潟市】。 ⅱ)ガス供給施設(LNG基地、地下貯蔵施設)の強化 ・天然ガスインフラ整備は、国の政策により進める必要がある【新潟県】 16 ・商業ベースのみでの投資は困難な場合もあり公的支援が必要【新潟県】 ・日本海側のバックアップ機能の観点から、日本海側のエネルギー拠点整備を 検討すべき【新潟県、新潟市】。 ➁電力関連設備 ⅰ)地域特性を活かした内陸型発電所や分散型電源の整備促進 ・内陸型火力発電所の立地支援を行うべきである【栃木県】 ・分散型エネルギーインフラの導入促進支援を行うべきである【栃木県】 ・広域天然ガスパイプラインや石油コンビナート等の施設整備の各種支援を行 うべきである【茨城県】 ・災害時におけるエネルギーの安定供給の確保及びエネルギー供給施設の耐災 害性の向上が必要【栃木県】 ・環境アセスメントなど、地域におけるエネルギー関連産業の集積計画への作 成支援を行うべきである【静岡市】 ・補助金など、民間管理のエネルギー関連施設の耐震化への支援を行うべきで ある【静岡市】 ・エネルギー供給設備の整備や資源開発については、国や産業界が一体となっ て取り組むべきであり、国土強靱化等の観点からも国の政策により進める必 要である【新潟県】 ⅱ)電力の周波数変換設備や地域間連系線の早期強化 ・緊急時の電力融通を円滑に行うため、周波数変換設備や地域間連系線など電 力融通システムの早期強化を図るべきである【静岡県、静岡市】 (2)石油コンビナート等のエネルギー供給施設の強化 ① 石油コンビナート等の耐震性・津波耐性等の強化 ・エネルギー供給設備の整備や資源開発については、国や産業界が一体となっ て取り組むべきであり、国土強靱化等の観点からも国の政策により進める必 要がある【新潟県】 ・臨海部の石油コンビナート等の耐災害性の向上し、災害に強いコンビナート を構築【茨城県】 17 ・災害時のエネルギーの安定供給・早期回復の観点から、液状化・津波浸水対策 等に関する生産施設、配管、岸壁など工場全体の耐震性や津波耐性の強化策に 対する支援策の継続・拡充を実施すること【千葉県、川崎市】 ・大規模地震発生時における被害拡大の防止及びエネルギー等供給機能の維持を 図るため、災害時のエネルギー供給に不可欠な海上入出荷施設の強化等の減災 対策を講じること【神奈川県】 ・石油コンビナートの産業保安対策強化のため、老朽化が進む石油コンビナート 施設の総点検に対する財政的支援等を講じること【神奈川県】 ・発生が懸念される最大クラスの地震を踏まえた関係法令の技術基準の妥当性の 検証し見直しを行うと共に、長周期振動対策として石油タンクのスロッシング 抑制技術の調査・研究の実施【川崎市】 ・施設の経年劣化に対する維持管理技術の情報提供、及び施設の改修へのインセ ンティブの検討【川崎市】 ・石油コンビナートにおける大規模災害に対応するため、関係省庁による対策検 討、調整の場を設置した一元的な防災対策の推進【川崎市】 ➁ 石油コンビナートの国際競争力強化 ・コンビナートの競争力強化に向けた生産活動の効率化や国際競争力を有する石 油化学高付加価値品等の設備投資、及び老朽化設備の補修・更新に要する投資 に対し財政上や税制上の支援を強化すること【千葉県、茨城県】 ・コンビナート内など人の健康被害に影響のない地域においては、「自然的原因 による汚染土壌の取扱いの見直し(H23.7.20 閣議決定)」を踏まえた一層の負 担軽減策を図ること【千葉県】 ・石油コンビナートの国際競争力を強化するため、省エネ性の高い生産設備への 投資に対する財政・税制的支援等を講じること【神奈川県】 ③ 石油製品の国家備蓄体制の一層の整備 ・災害時におけるエネルギーの安定供給を図るため、日本海側におけるエネルギ ー拠点として新潟東港工業地帯の暫定利用地を活用した効率処理可能な次世 代型製油所や石油製品備蓄基地の整備等の検討【新潟県、新潟市】 18 ・石油製品の国家備蓄の増強及び内陸部へ備蓄拠点を整備し分散化に進めること。 また、新たなタンクの増設を視野に入れ、民間会社の設備投資に対する補助金 等の支援を検討すること【群馬県】 (3)その他(エネルギー基盤強化に繋がる各種対策の促進) ① 国産資源開発(メタンハイドレート等)の促進 ・資源開発は、国や産業界が一体となって取り組むべきであり、国土強靱化等 の観点からも国の政策により進める必要がある【新潟県】 ➁ エネルギー関連企業の集積・民間エネルギー関連施設の整備の促進 ・特定地域(清水港等)におけるエネルギー関連産業の集積計画への作成支援(環 境アセスメント等)を国等が行うべき【静岡市】 ・企業活動に視点を置いた防災計画(防災対策)の研究・作成への支援【静岡市】 ・民間管理のエネルギー関連施設についても、耐震化へ補助金等により支援すべ き【静岡市】 ③ 首都機能のバックアップ体制の明確化 ・首都機能のバックアップ体制について早急に方針を明らかにする必要がある。 その際には、例えば、東京圏とのアクセスが容易かつ確実で災害リスクの少な い群馬等の地域をバックアップ拠点として位置づけるなど、地域特性を十分考 慮して行うべき。 【群馬県】 ・県内の国庁舎等の整備に当たっては、非常時に首都機能の一部を代替(業務代 行等)できるよう、必要な機能を確保することが必要【群馬県】 ④ 内陸部の物流機能の強化推進 ・自然災害の少ない内陸部に高度な機能を有する広域的物流施設の立地が進むよ う財政・税制・金融等の支援措置の拡充及び規制緩和を図るべき。 【群馬県】 ・物流効率化の観点から、検疫・防疫検査など、臨海部と内陸部の適切な役割分 担が図られるよう、計画的な政策誘導を図ることが必要。【群馬県】 19 ⑤ 社会基盤の更なる強靱化 ・災害に備える公共施設等の長寿命化及び土砂災害対策等の予算確保・拡充を図 ること【群馬県】 ・継続的な予算確保と地域経済を底上げする更なる社会基盤整備の予算措置を行 うこと【群馬県】 20