...

平成17年3月期

by user

on
Category: Documents
7

views

Report

Comments

Transcript

平成17年3月期
平成17年 3月期
決 算 短 信 ( 連 結 )
上
場
会
社
名
三菱自動車工業株式会社
コ
ー
ド
番
号
7211
平成17年5月23日
上場取引所
本社所在地都道府県
( URL http://www.mitsubishi-motors.com/ )
代
表
者
取締役会長
西岡 喬
問 合 せ 責 任 者
執行役員CSR推進本部長兼広報・IR部長
決 算 取 締 役 会 開 催 日
平成17年5月23日
親
会
社
名
(コード番号: - )
米国会計基準採用の有無
無
中村 義和
東大
東京都
TEL
03 - 6719 - 4206
親会社における当社の株式保有比率: - %
1.17年3月期の連結業績( 平成16年4月1日 ∼ 平成17年3月31日 )
(1)連結経営成績
(百万円未満は切捨て表示)
営 業 利 益
経
常
利
益
売
上
高
百万円
%
百万円
%
百万円
%
17年3月期
2,122,626 △ 15.8
△ 128,544
−
△ 179,172
−
16年3月期
2,519,449 △ 35.1
△ 96,852
−
△ 110,295
−
当 期 純 利 益
百万円
17年3月期
16年3月期
(注)
△ 474,785
△ 215,424
①持分法投資損益
②期中平均株式数(連結)
1 株 当 た り
当 期 純 利 益
%
円
銭
36
22
− △ 194
− △ 145
17年3月期
主
資
本総
資
本売
上
高
円
銭
%
%
%
-
-
△ 267.7
△ 138.9
△ 9.9
△ 5.0
△ 8.4
△ 4.4
△ 13,002 百万円
16年3月期
17年3月期
2,442,864,522 株
298,064 株
普通株式
優先株式
株
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益 当 期 純 利 益 率 経 常 利 益 率 経 常 利 益 率
9,573 百万円
16年3月期
1,483,429,792 株
- 株
③会計処理の方法の変更
無
④売上高、営業利益、経常利益、当期純利益におけるパーセント表示は、対前期増減率
(2)連結財政状態
総
17年3月期
16年3月期
資
産
百万円
1,589,286
2,029,035
(注)期末発行済株式数(連結)
普通株式
優先株式
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による
キャッシュ・フロー
百万円
17年3月期
13,654
16年3月期
△ 1,449
株
主
株 主 資 本 比 率
%
資 本
百万円
324,782
29,972
円
△ 47
20
20.4
1.5
17年3月期
4,253,940,962 株
526,193 株
財 務 活 動に よる
キャッシュ・フロー
百万円
△ 34,206
46,828
133,556
56,674
(4)連結範囲及び持分法の適用に関する事項
112 社
連結子会社数
持分法適用非連結子会社数
14 社
(5)連結範囲及び持分法の適用の異動状況
連結 (新規)
5 社 (除外)
11 社
12 社 (除外)
2.18年3月期の連結業績予想 ( 平成17年4月1日 ∼ 平成18年3月31日 )
売
上
高
経 常 利 益
百万円
百万円
中 間 期
△ 51,000
980,000
通
期
2,220,000
△ 40,000
(参考) 1株当たり予想当期純利益(通期)
04 銭
△ 15 円
銭
34
20
16年3月期
1,483,427,216 株
- 株
投資活動による
キャッシュ・フロー
百万円
持分法 (新規)
1株当たり株主資本
現金及び現金同等物
期
末
残
高
百万円
持分法適用関連会社数
純
294,903
181,911
27 社
2社
利
益
百万円
△ 73,000
△ 64,000
※上記記載の各数値は、現状での入手可能な情報に基づいた判断及び予測に基づき算出した見通しであり、リスクや不確実性を
含んでおります。また、今後の当社の事業を取り巻く経営環境の変化、市場の動向、為替の変動等により、実際の業績が現状の
見通しの数値と大きく変わる可能性があります。
1.企 業 集 団 の 状 況
当社グループは、当社、連結子会社 112 社、持分法適用子会社 14 社、持分法適用関連会社 27 社
(平成 17 年 3 月 31 日現在)で構成されております。
当社グループは乗用車及びその部品の開発、生産、販売を行なっており、開発は当社が中心とな
って行なっております。
国内においては、普通・小型乗用車、軽自動車については、当社が生産しているほか、一部レク
リエーショナル・ビークル(パジェロ等)についてはパジェロ製造株式会社が生産しており、東京
三菱自動車販売株式会社等の乗用車販売会社が販売を行なっております。
このほか三菱自動車エンジニアリング株式会社が当社製品の開発の一部を、三菱自動車ロジステ
ィクス株式会社が当社製品の国内輸送を、三菱自動車テクノサービス株式会社が当社製品の新車点
検や整備の一部を行なっております。
国内補用部品については当社が生産し、上記の当社製品販売会社及び東京三菱自動車部品販売株
式会社等の部品販売会社が販売を行なっております。
海外においては、北米ではミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク(米国)が生産・
販売し、欧州ではネザーランズ・カー・ビー・ブイ(オランダ)が生産し、ミツビシ・モーター
ズ・ヨーロッパ・ビー・ブイ(オランダ)が販売を行なっております。その他地域では、ミツビ
シ・モーターズ・オーストラリア・リミテッド(オーストラリア)及びミツビシ・モーターズ(タ
イランド)・カンパニー・リミテッド(タイ)等が、現地で生産の上販売しております。
また金融事業としては、三菱オートクレジット・リース株式会社及びミツビシ・モーターズ・クレ
ジット・オブ・アメリカ・インク(米国)が自動車のリース事業、販売金融等の事業を行なってお
ります。
以上述べました内容の系統図は次のとおりであります。(主な会社のみ記載)
国内製造会社
エンジニアリング会社
○ パジェロ製造(株)
○ 三菱自動車エンジニアリング(株)
三菱自動車工業(株)
物流・その他サービス会社
海外製造及び販売会社
○ 三菱自動車ロジスティクス(株)
○ 三菱自動車テクノサービス(株)他
○
○
○
○
○
ミツビシ・モーターズ ・ノース・アメリカ・インク
ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイ
ネザーランズ・カー・ビー・ブイ
ミツビシ・モーターズ(タイランド)・カンパニー・リミテッド
ミツビシ・モーターズ・オーストラリア・リミテッド 他
国内販売会社
金融会社
○ 東京三菱自動車販売(株)
○ 東京三菱自動車部品販売(株)他
(国内会社)
☆ 三菱オートクレジット・リース(株)
(海外会社)
○ ミツビシ・モーターズ・クレジット・オブ・アメリカ・インク
顧客
製品・半製品・部品の流れ
サービス・その他
○:連結子会社
☆:持分法適用会社
−1−
2.経 営 方 針
(1)経営の基本方針
経営方針のご報告に先立ちまして、過去のリコール業務における不適切な対応に起因する一連の
事態につきましては、平成 16 年 9 月に市場措置の届出の完了、平成 17 年 3 月に事実関係調査と原
因究明結果を踏まえた再発防止策、元役員を含む関係者の処分・対応方針の公表を行い、ひとつの
区切りをつけることができましたことをご報告いたします。
当社といたしましては、当社グループをあげて、「大切なお客様と社会のために、走る歓びと確
かな安心を、こだわりをもって、提供し続けます」という新たな企業理念の下、以下の方針を掲げ
「三菱自動車再生計画」の達成に向けて全力で取り組んでいきます。
・ コンプライアンスを実践し、安全を追及し、お客様を大切にします。
・ 各ステークホルダーに対し積極的に情報開示を行い、透明性を高めていきます。
・ 経営責任を明確にし、経営計画を達成していきます。
(2)利益配分に関する基本方針
当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題の一つとして考えております。
自動車業界におきましては、世界市場での販売競争の熾烈化や環境対応の一層の推進など、企業が
存続、発展するための資金需要も大きいため、キャッシュ・フローと業績を総合的に考慮し、株主
の皆様へ成果の配分を安定的に維持することを基本方針としております。
そのためにも、「三菱自動車再生計画」を確実に達成し、利益の出る体質への転換・財務体質の強
化に向け努力してまいります。
(3)中長期的な会社の経営戦略等
当社グループは、新しい経営計画として、「三菱自動車再生計画」を策定し、平成 17 年 1 月 28 日
に公表いたしました。本計画に至る背景は以下の通りです。
当社グループは、国内において当社より独立した三菱ふそうトラック・バス株式会社のリコー
ル問題対応による信頼の失墜、北米における販売金融事業の落ち込み等の反省を踏まえ、平成 16 年
5 月 21 日に「信頼回復」と「自立再生」を目指した「事業再生計画」を発表いたしました。事業再
生に向け、外部からの資本導入、信頼回復等の計画達成を目指した諸施策の実行を順次取り進めて
きましたが、5 月の「事業再生計画」の公表後に、当社の過去のリコール問題による社会的責任が
取り上げられ、国内外において販売台数が想定以上に下振れする事態となりました。
その影響から、当社グループの事業回復の遅れと財務健全性に対する懸念が高まり、事業再生のた
めに確保していた資金を有利子負債等の返済に充当せざるを得ない状況に陥りました。
この状況を打開し、当社グループが再生を果たすためには、信頼回復に向けた活動を継続する一
方で、収益改善を確実なものとするための追加対策が不可欠となったことから、当社は平成 19 年度
までの新たな経営計画として「三菱自動車再生計画」を策定し、平成 17 年 1 月 28 日に公表いたし
ました。
「三菱自動車再生計画」の概要は以下のとおりです。
企業風土改革への取り組み
信頼回復と企業風土改革は、当社が再生を果たすにあたっての最優先事項であり、CSR 推進本
部が中心となりコンプライアンス施策を着実に実行してまいりました。社外有識者で構成される
企業倫理委員会からも、社外の目で継続的に指導・助言をいただいています。また、各社員は企業
倫理セミナーを通して企業倫理に対する理解を深めており、社員による「企業倫理遵守に関する
誓約書」の提出も完了いたしました。
今後も企業風土改革の一助とすべく、「部門横断活動による課題解決」「人材の育成と重要ポ
ジションへの抜擢」「『お客様視点』実践状況の人事評価への組み込み」「販売会社との人材交
流や部門間異動の促進」などの施策を実施に移していく予定です。
−2−
なお、当社は、平成 17 年 3 月に事実関係調査と原因究明結果を踏まえた再発防止策、元役員を
含む関係者の処分・対応方針について公表を行ないました。
「三菱自動車再生計画」の重点ポイント
◆資本・資金の増強
・ 財務体質の強化と再生資金の確保
三菱グループ 3 社(三菱重工業株式会社、三菱商事株式会社、株式会社東京三菱銀行)他か
ら新たな出資 2,842 億円を受けるなど、資本の増強と研究開発・設備投資のための再生資金
を確保しました。
◆経営実行力の強化
・ 新経営陣による陣頭指揮
・ 徹底したフォローアップ体制の構築
平成 17 年4 月に組織改正を実施し、指揮命令系統の一本化・責任の所在の明確化を図る体制
としました。フォローアップ体制の整備として、事業再生推進担当副社長の任命、事業再生推
進部の新設を行いました。また同再生計画の進捗状況をモニタリングするため、平成 17 年 4
月に取締役会の諮問機関として「事業再生モニタリング委員会」を設置しております。
◆事業戦略
・下振れリスクを織り込んだ販売計画
・他自動車会社との事業提携の積極的推進
・過剰生産設備・販売体制の適正規模化(米国、豪州、日本)
事業戦略においては、販売計画は将来確実に達成できる台数を目標に設定しています。事業提
携においては、日産、プジョーシトロエングループとの提携により、工場の稼働率アップ、収
益改善を目指していきます。
また過剰となっている設備や販売体制を適正規模とするよう、生産設備の減損処理や販売ネット
ワークの再構築を順次実行してまいります。
必達目標
◆ 平成 18 年度での黒字化(当期利益:80 億円)
◆ 平成 19 年度での黒字体質定着化(当期利益:410 億円)
なお、当社は現在 ROE、ROA などの経営指標を目標として採用しておりませんが、以上の「三菱自
動車再生計画」を確実に達成し、利益の出る体質への転換・財務体質の強化に向け努力してまいり
ます。
(4)コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況
当社グループのコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及び具体的取り組みは次のと
おりです。
基本的な考え方
当社は、コンプライアンスの実践、ステークホルダーへの積極的情報開示による透明性の向上、
経営責任の明確化、を柱としてコーポレートガバナンスの強化に取り組んでおります。
具体的取り組み
当社は、監査役制度を採用しており、法定の機関・ガバナンス体制に加え、社外取締役の選任、
執行役員制度及び諮問委員会の導入等を通じてコーポレート・ガバナンス体制を改善・強化し
ています。
−3−
(訂正済)
取締役会は、取締役 8 名(うち社外取締役 3 名)で構成され、経営上の重要事項の決定と業務
執行の監督を行っております。また執行役員制度を導入し、取締役と執行役員の機能・責任の
明確化を図っております。監査役会は、監査役 4 名(うち社外監査役 2 名)の体制で構成され
ています。社内の意思決定機関として、15 名で構成される常務会を原則隔週開催し、意思決定
の迅速化を図っております。
当社では、取締役会に対する諮問委員会として、社外有識者からなる企業倫理委員会を平成 17
年 6 月に設置し、コンプライアンス意識の浸透に向けて、外部の目による指導・助言が働くよ
うにいたしました。
また、事業再生の必達に向け、三菱自動車再生計画の進捗状況をモニタリングする諮問委員会
として、新たに「事業再生モニタリング委員会」を平成 17 年 4 月に設置いたしました。
当社は、企業の社会的責任を再認識する観点から、品質向上のための社内モニタリング体制及
び品質問題をはじめとしたお客様からの苦情・提案などが、経営トップに直結する仕組みづく
りを行っております。
品質に関しては、CSR 推進本部内の品質監査部により品質統括本部の業務をモニタリングし、
その結果を経営トップに報告しております。お客様の声に関しては、同本部内のお客様関連部
に寄せられた情報を経営トップに報告しております。
コンプライアンスに関しては、企業倫理担当役員の下、コンプライアンス部が中心となり、各
本部にコンプライアンスオフィサーを任命し、「三菱自動車企業倫理」の浸透を図るよう全社
的な取り組みを推進しています。社員教育や規定の整備等を継続的に実施し、社員一人一人へ
のコンプライアンス定着を図っています。
また、内部統制においては、CSR 推進本部内の業務監査部による計画的監査を実施し、その結
果は経営トップにも報告する体制をとっています。
以上のとおり、ステークホルダーの声を反映させるレポーティングシステムを構築する等、安
全性・透明性を更にあげて、一日も早く皆様との信頼関係が強固となるよう、努力してまいり
ます。
当社の業務遂行および監視の仕組みは以下のとおりです。
株主総会
監査役会
監査
答申・提言
取締役会
事業再生
モニタリング委員会
答申・提言
企業倫理委員会
会長
指導・助言
社長
常務会
副社長 (事業再生推進担当)
各部門
品質統括本部
監査
CSR推進本部
当社の取締役および監査役に支払った報酬は下記のとおりです。
取締役及び監査役に支払った報酬等の額(平成16年4月1日から平成17年3月31日までの1年間)
定額報酬
区 分
支給人員(名)(注)
支給額(百万円)
取 締 役
12
179
監 査 役
4
42
計
16
221
−4−
(注)当年度中の各月末における最高人員を記載しております。そのため、取締役の当年度
末日の人員数と相違しております。また、当年度中の退職慰労金の支給はありません
でした。
会計監査人に対する報酬等の額
①
当社及び当社の子法人等が会計監査人に支払うべき報酬等の
(百万円)
合計額
144
②
上記①の合計額のうち、公認会計士法第2条第1項の業務
142
(監査証明業務)の対価として当社及び当社の子法人等が会
計監査人に支払うべき報酬等の合計額
③
上記②の合計額のうち、当社が会計監査人に支払うべき会計
84
監査人としての報酬等の額
(注)当社と会計監査人との間の監査契約において、「株式会社の監査等に関する商法の特
例に関する法律」に基づく監査と証券取引法に基づく監査報酬の額を区分しておらず、
実質的にも区分できないため、③の金額にはこれらの合計額を記載しております。
−5−
3.経 営 成 績 及び 財 政 状 態
(1)経営成績
当年度の連結業績の概況
当年度の連結売上高は、2 兆 1,226億円(前年同期比 15.8%減収)となりました。
地域別売上高については、欧州では新型コルト投入、英国・ロシア・ウクライナ等での好調な販
売により、前年同期比 58 億円の増加(同 0.8%増加)の 6,678 億円となりました。
一方、日本では登録車を中心とした販売減少により、前年同期比 2,083 億円の減少(同 33.5%減
少)の 4,129 億円となりました。
また、北米では、フリート販売台数の削減等の影響により、前年同期比 1,594 億円の減少(同
26.5%減少)の 4,414 億円となりました。
アジア・その他地域では、台数は横ばいながら、相対的に単価の低い海外生産用部品の割合が高
かったこともあり、前年同期比 349 億円の減少(同 5.5%減少)の 6,005 億円となりました。
営業損益は、△1,285 億円(前年同期比 316 億円悪化)となりました。
対前年同期比の減益要因としては、販売台数減少と車種MIXの変動による悪化が 1,290 億円、ワラ
ンティー費用増加 184 億円、為替の悪化 32 億円等があります。
増益要因としては、北米での販売奨励金の圧縮や日本国内での広告宣伝自粛等による販売促進費
関連での削減効果が 534 億円、米国販売金融債権関連が 313 億円、その他削減効果によるものです。
主な営業外費用は、通常の利息収支に加え、今年度の増資における新株発行費用 129 億円及び持
分法投資損失 130 億円等により、経常損益は△1,792億円(前年同期比689億円減益)となりました。
特別損失は、減損処理費用 1,124 億円、三菱ふそうトラック・バス株式会社に係わる補償費用
747 億円、構造改革損失 295 億円、愛車無料点検費用 252 億円、固定資産売却損失 162 億円等であ
り、これらなどの影響により、当期損益は△4,748 億円となりました。
セグメント情報
「事業の種類別セグメントの状況」
当年度の自動車に係る売上高は、2 兆 861 億円(前年同期比 14.6%の減収)となり、営業損益は
△1,043 億円(同 534 億円の悪化)となりました。
金融に係る売上高は、402 億円(同 44.7%の減収)となり、営業損益は△211 億円(同 288 億円
の改善)となりました。営業損益の主な改善要因は、貸倒引当や貸倒損失額の差等によるものです。
なお、配当金につきましては、当中間期も無配とさせていただく予定であります。
株主の皆様には大変申し訳なく存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
(2)財政状態
当年度のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが、販売金融債権の
売却による収入増等により、136 億円の収入(前年同期比 151 億円の収入の増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が有形固定資産の売却に
よる収入を上回ったことにより、342 億円の支出(同 810 億円の支出の増加)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、株式発行の収入や長期借入実行による収入の一部をコマ
ーシャル・ペーパーおよび短期・長期借入返済に充当した結果、合計では 1,336 億円の収入(同
768 億円の増加)となりました。また、当年度末における現金及び現金同等物の残高は、2,949 億円
となり、期首残高に比べ 1,130 億円増加いたしました。
−6−
(訂正済)
キャッシュ・フロー指標のトレンド
平成 15 年
平成 15 年
平成 16 年
平成 16 年
平成 17 年
3 月期
9 月期
3 月期
9 月期
3 月期
株主資本比率(%)
11.6
7.8
1.5
19.5
20.4
時価ベースの株主資本比率(%)
16.7
16.8
19.2
15.9
37.7
債務償還年数(年)
57.3
−
−
−
−
−
−
−
−
*7.7
インタレスト・カバレッジ・レシオ
0.5
*3.8
*注)平成 15 年 3 月期から北米販売金融債権の増減を営業キャッシュ・フローに含めている為、従来同様の区分で計算した場合の
指標を記載
(注)株主資本比率:株主資本/総資産
時価ベースの株主資本比率:株式時価総額/総資産
債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※ 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出してお
ります。
※ 営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを
使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払ってい
る全ての負債を対象としております。又、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利
息の支払額を使用しております。
平成 18 年 3 月期の業績見通し
現時点における平成 18 年 3 月期の業績の見通しは以下の通りです。
売上高
連結業績
22,200億円
単独業績
12,000億円
経常利益
△400億円
△480億円
当期純利益
△640億円
△900億円
※上記記載の各数値は、現状での入手可能な情報に基づいた判断及び予測に基づき算出した見通しであり、リスクや
不確実性を含んでおります。また、今後の当社の事業を取り巻く経営環境の変化、市場の動向、為替の変動等により、
実際の業績が現状の見通しの数値と大きく変わる可能性があります。
(3)事業等のリスク
当社の事業等リスクには以下のようなものがあります。
三菱自動車再生計画への三菱グループ各社の支援
三菱グループ各社、特に三菱重工業株式会社、三菱商事株式会社および株式会社東京三菱銀行は、
当社の財務及び経営面を強固に支援し、三菱自動車再生計画の実現のために重要な役割を果たして
おります。これらの企業の支援が打ち切られた場合、三菱自動車再生計画の実行と業績改善に困難
をきたすことになります。
ダイムラークライスラー・アーゲーとの関係
−7−
(訂正済)
平成 16 年 4 月 23 日にダイムラークライスラー・アーゲーは当初の方針を変更して当社に対し追加
資本を投入しないことを発表いたしました。その後の三菱グループ各社等からの追加出資等の結果,
同社の当社普通株式保有率は平成 17 年 3 月末時点で 12.89%まで低下しました。今後,ダイムラー
クライスラー・アーゲーは、当社取締役会の事前の承諾なしには当社の競業他社に当社株式を売却
できないという制限に服するほかは、同社による当社普通株式の売却に制約はありません。
しかしながら、ダイムラークライスラー・アーゲーが、依然として当社にとって重要なビジネス
パートナーであるという位置付けに変更はありません。当社は、同社との包括的提携契約に従い、
コンパクトカー、共用プラットフォーム及び中型ピックアップ・トラックの共同開発などの各種共
同開発プロジェクトに関しダイムラークライスラー・アーゲーと協力してまいりましたが、平成 16
年 4 月 23 日以来、これらの共同プロジェクトが事業再生計画の目標に沿うものであるか検討したう
えで両者間の協議を行い、平成 16 年 9 月には各プロジェクトの継続/中止について双方で合意をし
ました。継続案件については、今後、契約に基づき引き続いて良好な関係を保ち実行していきます。
品質問題
当社製品の品質に関わる問題により、リコール等の措置が必要となり、大幅な費用の支出が生じま
した。また、これら品質問題に関連して当社及び当社の元幹部と元従業員の刑事訴追により、当社
のブランド・イメージは著しく損なわれ、今後の販売へ悪影響を及ぼし損益に影響を与える可能性
や、今後お客様の信頼を早期に回復するための費用が必要となる可能性があります。
① 当社事業に関わる品質問題の概要は次のとおり。
・ 平成 12 年7月に、当社は、昭和 52 年頃から二重管理により日本の国土交通省
(旧運輸省)に対し欠陥車に関する情報の隠蔽をしていたこと、そしてリコール
届出をせずに先行的に改修を実施した、いわゆる指示改修をしたものがあったこ
とを認めた。その結果、日本の国土交通省(旧運輸省)は当社と当社の元幹部及
び元従業員に道路運送車両法の罰金を課した。また、平成 12 年度のリコール台数
は大幅な増加となった。平成 12 年度に、国内外を含め 18 件の市場措置(16 件のリ
コール、2 件の改善対策)を実施し、そのリコール合計台数は 110 万台余となり、
多額のリコール費用を計上した。
・ 平成 16 年 5 月 6 日に、当社及び三菱ふそうトラック・バス株式会社はリコール業
務や自動車安全対策の適正な実施に関して措置を講じるよう警告を受けた。これ
を受け、平成 16 年 6 月 2 日に、当社は、平成 5 年 12 月まで遡って指示改修を調
査した結果、サービスキャンペーン該当案件を含め、91 件の指示改修があったこ
とと、ある報道媒体から指摘のあった平成 5 年 5 月発行の1件を加え、92 件の指
示改修があったことを公表した。このうち、国土交通省の指導を受けながら、市
場措置が必要と判断された 35 件(リコール 33 件、改善対策 2 件)はすべて 7 月 29
日までに届出を完了した。
・
これに併行して調査範囲を拡大し、昭和 54 年まで遡って指示改修を調査すると同
時に、社内および販売会社に保管されていた商品情報連絡書 13.4 万件を精査し、
国土交通省の指導を得ながらさらに 6 件の市場措置(リコール)を行なうこととし、
9 月 28 日に届出を行った。
・ 平成 16 年 12 月 22 日に、当社は、リコール業務と自動車安全対策の適正な実施に
向け、技術面から徹底した調査を行った結果を基に、国土交通省に対して回答書
を提出した。
・
平成 17 年 3 月 30 日に、当社は、社外弁護士によるリコール問題の事実関係調査
と原因の究明結果を踏まえた新たな改善施策を追加した回答書を国土交通省へ提
出した。また、一連のリコール問題の調査を通じて、明らかになった事実に基
づき関係者の処分・対応を行なうこととした。
② 当社及び三菱ふそうトラック・バス株式会社は、リコール業務や自動車安全対策の適正な実
施に関して措置を講じるよう警告を受け、リコールなどの検討、実施状況等について当面の
あいだ国土交通省へ報告するよう求められた。当社及び三菱ふそうトラック・バス株式会社
の事業に関するこれらの調査及び手続は、当社のブランド、社会的信用及び販売台数に重大
−8−
な影響を与えるものであった。中央及び地方官公庁は、当社及び三菱ふそうトラック・バス
株式会社製車両の購入を一時停止する旨の決定を行った。
当社は、平成 17 年 3 月、国土交通省からの警告書に対し事実関係調査と原因究明結果を踏
まえた再発防止策について最終報告を行なうとともに、元役員を含む関係者の処分・対応に
ついて公表した。
③ 当社は、平成 17 年 3 月、当社が平成 15 年 3 月及び平成 16 年 3 月に売却した三菱ふそうト
ラック・バス株式会社の株式に関する譲渡契約に基づき、同社の品質問題および一連のリコ
ール対応により生じた同社の損失補償に関して、株主であるダイムラークライスラー・アー
ゲー他と合意した。このダイムラークライスラー・アーゲーとの合意により、当社の保有す
る三菱ふそうトラック・バス株式はすべてダイムラークライスラー・アーゲーへ譲渡された。
製造物責任訴訟及びその他の訴訟
当社に対しては、製造物責任訴訟、並びに他の訴訟が提起されております。
その他の訴訟には、いわゆる東京大気汚染公害訴訟(第1次∼第5次訴訟)が、主に東京都23
区内に居住または通勤する気管支喘息などの患者及びその遺族(原告総数は第5次訴訟までで合計
500名超)により、国、東京都、首都高速道路公団及び当社を含むディーゼルメーカー7社に対
して提起されております。
請求内容は「一定基準値を上回るNO2及びSPM(浮遊粒子状物質)を排出し大気を汚染しては
ならない」とする差止請求と各原告に対する損害賠償請求であり、損害請求額は第5次訴訟までで
合計約130億円です。請求原因として原告は「大気汚染による健康被害は自動車の排出ガスが原
因」としております。第1次訴訟については、平成14年10月に東京地裁にて判決がありメーカ
ーは勝訴しましたが、国、東京都及び首都高速道路公団については原告7名へ合計約 8,000 万円の
損害賠償を認容しました。差止請求は認めておりません。当該第1次訴訟は現在東京高裁にて審理
中です。第2次∼第5次訴訟は東京地裁にて審理中です。本件の帰趨は推定し難いもののメーカー
が敗訴した場合または訴訟件数が大幅に増加した場合には今後の財務状況に影響を受ける可能性が
あります。
平成 14 年 1 月、当社のトラック・バス部門(三菱ふそうトラック・バス株式会社設立前)製造の
トラックの前輪が外れ死傷事故を引き起こしました。この事故に関連し、2件の訴訟が提起されま
した。一つ目の訴訟は、平成 14 年 9 月に、被害者の家族により当該トラックの運転手とその使用者
に対して提起されました。この訴訟は当該運転手の使用者が 7,000 万円を原告に支払うことで、平
成 15 年 9 月に和解が成立しました。ただし、この和解には、もし事故が車両の設計製造に起因する
ものであることが判明した場合には国及び当社に対し求償権を行使し訴訟を提起するなど、当該運
転手の使用者が当該事故の真相解明に協力するという条件が付されております。なお、当該運転手
の使用者及びその保険会社の訴訟代理人から、被害者女性の夫・子供に対して支払った上記和解金
額及び休業補償を求償する意向である旨、申し入れを受け、当社としては、代理人を通じて合理的
な範囲での賠償には応じたいとの意向を伝え、和解条件の交渉を現在行なっております。二つ目の
訴訟は、平成 15 年 3 月に当社、運転手及びその使用者と国に対して製造物責任による賠償額 1 億
6,550 万円を求め、被害者の母親から提起されたものです。この訴訟は現在係争中です。
平成 14 年 12 月、当社のベルギーの販売会社であるモーケンス・カー・ディビジョンが、当社及
び当社のヨーロッパ子会社であるミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイに対し、ベルギ
ー法に違反し販売店契約を一方的に解約したとして、153百万ユーロの補償金を求める訴訟を提
起しました。更に、モーケンス傘下のベルギーの販売店 6 社が当社及びミツビシ・モーターズ・ヨ
ーロッパ・ビー・ブイに対して、合わせて52百万ユーロの、また独立系販売店 4 社が当社に対し
て、合わせて1.8百万ユーロ余の補償金を求める訴訟が提起されております。
減損会計導入による影響
−9−
減損会計導入による影響
当社は多くの販売関係資産等を有しており、その一部は当初計画したほど十分に活用されておら
ず、新たに導入される減損会計により、相当程度の減損が発生する可能性があります。
リース・販売金融事業及び販売インセンティブ
当社の米国金融子会社が発行する資産担保証券は、当社のリース及び販売金融事業にとって重要
な資金調達方法となっていました。しかし、予想を上回る顧客のローン返済不履行による当社の資
産担保証券の格下げの結果、米国の一般の資産担保証券市場を利用することが困難となっており、
現在は、米国リース及び販売金融事業の資金調達は主として担保付貸付に依存しています。この資
金調達方法は資産担保証券による資金調達と比べ一般にコストが高くなります。当社の米国金融子
会社が将来一般の資産担保証券市場を利用できるようになるか否かは不透明です。
自動車業界の過剰生産能力、競争の熾烈化、特に北米市場における価格競争などにより、販売イ
ンセンティブは販売促進に不可欠となりました。当社は、低金利又は金利ゼロの販売金融、低額又
はゼロの頭金支払い、バルーン返済を含む繰延返済などの販売インセンティブを近年米国で展開し
ました。これらの支払いスキーム及びその他の販売金融スキームで生じた損失は当初の予測をはる
かに上回ったため、証券化されたローンポートフォリオに関し、平成 14 年度及び平成 15 年度に多
額の貸倒引当金を計上しました。当社の顧客は他社に比べ若年層が多く、不況の場合は特にその支
払能力に対する影響を受けやすいといえます。
当社は米国における与信政策を大幅に引き締めましたが、例えば米国経済が再び低迷しローン返
済不履行とそれに伴う損失が増加した場合、追加費用が必要となる可能性があります。
また、販売インセンティブは新車の価格を低下させることになるため、販売インセンティブの継
続は中古車の再販価格とリース車の評価額を更に下げることになる可能性もあります。中古車の再
販価格が下がれば、当社の今後の業績が悪影響を受ける可能性があります。中古車の再販価格の低
下は、販売金融の担保となっている車両の担保価値とリース債権にも悪影響を及ぼす可能性があり
ます。
普通株式の上場廃止の可能性
優先株式の普通株式への転換やその他の原因により当社普通株式の少数特定者持株数が増加した
場合には、将来的に東京証券取引所・大阪証券取引所での株式分布状況に関する上場廃止基準に抵
触する 75%以上に該当する状態となる可能性がありますが、当社としては上場を維持する方針です。
普通株式及び優先株式の発行と株価への影響
当社は、再生計画の一環として、平成 16 年 6 月、7 月および平成 17 年 3 月に普通株式及び各種
優先株式を新規発行しました。この各種優先株式の将来の転換による普通株式の発行により、当社
普通株式の希薄化が生じ、株価に影響を及ぼす可能性があります。
為替変動の影響
当社の当決算期連結売上高に占める海外売上高比率は 80.5%であります。外貨建債権債務につい
ては為替予約等によりリスク低減に努めていますが、為替相場が変動した場合当社の業績に影響を
及ぼします。
経済情勢及び社会情勢の影響
上記海外売上高比率の内訳は北米 20.8%、欧州 31.4%、アジアその他 28.3%であり、当該地域
や国の経済情勢及び社会情勢の変化が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
調達金利変動の影響
当社の連結有利子負債残高は平成 17 年 3 月末時点で 4,760 億円であり、今後の金融情勢の変化に
よる調達金利の変動は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
−10−
(訂正済)
4.連 結 財 務 諸 表 連 結 損 益 計 算 書 (単位:百万円)
当
期 別
年
度
前
年
度
(平成16年4月1日
(平成15年4月1日
∼平成17年3月31日) ∼平成16年3月31日) 科 目
増 減 率
増
減
396,823
352,502
△ 15.8
△ 16.3
44,321
34
44,355
12,663
31,692
13,014
5,101 )
7,913 )
24,172
3,734 )
27,905 )
68,877
38,426
276,429
△ 12.4
%
売
売
上
高
上
原
価
割 賦 未 実 現 利 益
調 整 前 売 上 総 利 益
割賦未実現利益調整額
売
上
総
利
益
販管費及び一般管理費
営業利益又は営業損失(△)
営
業
外
収
益
( 受取利息及び配当金 )
(そ の 他 の 収 益 )
営
業
外
費
用
払
利
息 )
(支
(そ の 他 の 費 用 )
経常利益又は経常損失(△)
特
別
利
益
特
別
損
失
税 金 等 調 整 前
当期純利益又は純損失(△)
法人税、住民税及び事業税
少数株主損益(損は△)
当期純利益又は純損失(△)
△
(
(
(
(
△
△
△
2,122,626
1,808,110
2,519,449
2,160,612
△
△
314,516
16
314,532
443,076
128,544
12,106
7,920
4,186
62,735
25,601
37,133
179,172
8,111
289,845
358,837
50
358,887
455,739
96,852
25,120
13,021
12,099
38,563
29,335
9,228
110,295
46,537
13,416
△
△
△
△
△
△
(△
(△
△
)
)
(
(
)
)
(
(
△
460,906
19,761
5,882
474,785
△
△
△
77,173
137,846
403
215,424
前
年
)
)
)
)
(△
(
△
△
△
△
△
383,733
118,085
6,285
259,361
連 結 剰 余 金 計 算 書 (単位:百万円)
当
期 別
科 目
年
度
度
(平成16年4月1日
(平成15年4月1日
∼平成17年3月31日) ∼平成16年3月31日) (資 本 剰 余 金 の 部)
資本剰余金期首残高
27,513
224,481
増
減
△
196,968
資 本 剰 余 金 増 加 高
株
発
行)
(新
結
除
外)
(連
(
(
390,099
390,099 )
−)
(
(
210
−)
210 )
(
(△
389,889
390,099 )
210 )
資 本 剰 余 金 減 少 高
( 利益剰余金への振替高 )
(
−
−)
(
197,179
197,179 )
△
(△
197,179
197,179 )
資本剰余金期末残高
417,612
27,513
(利 益 剰 余 金 の 部)
利益剰余金期首残高
△ 183,410
△ 155,847
390,099
△
27,563
利
(
(
(
益 剰 余 金 増 加 高
新 規 持 分 法 適 用)
非 連 結 子 会 社 合 併)
資本剰余金からの振替高 )
(
(
(
2,127
2,127 )
−)
−)
(
(
(
197,307
−)
127 )
197,179 )
△
(
(△
(△
195,180
2,127 )
127 )
197,179 )
利
(
(
(
益 剰 余 金 減 少 高
当 期 純 損 失)
新
規
連
結)
連
結
除
外)
(
(
(
474,785
474,785 )
−)
−)
(
(
(
224,870
215,424 )
3,396 )
6,049 )
(
(△
(△
249,915
259,361 )
3,396 )
6,049 )
利 益 剰 余 金 期 末 残高
△ 656,068
−11−
△ 183,410
△
472,658
-
-
-
-
連 結 貸 借 対 照 表 (単位:百万円)
当 年 度 末
期 別
科 目
( 資 産 の 部 )
( 流 動 資 産 )
現 金 及 び 預 金
受取手形及び売掛金
販 売 金 融 債 権
有
価
証
券
た
な
卸
資
産
短 期 貸 付 金
債 権 売 却 留 保 額
繰 延 税 金 資 産
そ
の
他
貸 倒 引 当 金
( 固 定 資 産 )
有 形 固 定 資 産
無 形 固 定 資 産
長 期 販 売 金 融 債 権
投 資 有 価 証 券
長 期 貸 付 金
長期債権売却留保額
繰 延 税 金 資 産
そ
の
他
貸 倒 引 当 金
資 産 合 計
( 負 債 の 部 )
( 流 動 負 債 )
支払手形及び買掛金
短 期 借 入 金
無 金 利 短 期 借 入 金
(平成17年3月31日現在)
(
△
(
△
(
コマーシャル・ペーパー
未払金及び未払費用
未 払 法 人 税 等
製 品 保 証 引 当 金
そ
の
他
( 固 定 負 債 )
社
債
長 期 借 入 金
繰 延 税 金 負 債
退 職 給 付 引 当 金
役員退職慰労引当金
そ
の
他
負 債 合 計
少 数 株 主 持 分
( 資 本 の 部 )
資
本
金
資 本 剰 余 金
利 益 剰 余 金
(
△
その他有価証券評価差額金
為 替 換 算 調 整 勘 定
自
己
株
式
資 本 合 計
負債、少数株主持分及び資本合計
△
△
前
(
857,338 )
293,853
277,952
−
−
181,250
3,157
49,859
51,264
396,935 )
40,941
157,078
17,357
99,295
1,614
80,647
1,254,274
10,229
(
−12−
度
末
(平成16年3月31日現在)
821,937 )
307,474
150,951
24,476
4,220
233,353
2,386
−
1,799
111,452
14,176
767,348 )
530,903
32,107
2,072
71,867
11,747
111,709
6,730
75,154
74,943
1,589,286
642,300
417,612
656,068
9,208
88,262
8
324,782
1,589,286
年
△
(
△
(
△
△
△
増
869,393 )
173,514
187,093
44,451
10,558
275,460
4,719
3,540
4,979
169,343
4,268
1,159,641 )
707,717
29,719
105,612
140,252
9,944
155,264
19,721
85,156
93,746
2,029,035
(△
1,567,096 )
345,212
716,950
24,555
106,813
156,350
1,771
38,403
177,038
416,194 )
42,237
196,624
24,751
112,520
−
40,060
1,983,291
15,771
(△
△
△
△
△
252,201
27,513
183,410
19,917
86,245
3
29,972
2,029,035
△
△
△
△
△
△
△
△
△
(△
△
△
△
△
△
△
△
△
(△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
減
47,456 )
133,960
36,142
19,975
6,338
42,107
2,333
3,540
3,180
57,891
9,908
392,293 )
176,814
2,388
103,540
68,385
1,803
43,555
12,991
10,002
18,803
439,749
709,758 )
51,359
438,998
24,555
106,813
24,900
1,386
11,456
125,774
19,259 )
1,296
39,546
7,394
13,225
1,614
40,587
729,017
5,542
390,099
390,099
472,658
10,709
2,017
5
294,810
439,749
連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
期 別
科 目
Ⅰ.営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益(純損失 △)
減価償却費
減損損失
連結調整勘定償却額
貸倒引当金の増減額(減少 △)
退職給付引当金の増減額(減少 △)
受取利息及び受取配当金
支払利息
為替差損益(差益 △)
持分法による投資損益(利益 △)
有形固定資産売却損益及び廃却損(売却益 △)
投資有価証券等の売却損益(売却益 △)
投資有価証券等評価損
株式譲渡契約に基づく損失補償
売上債権の増減額
たな卸資産の増減額
販売金融債権の増減額
債権売却留保額の増減額
仕入債務の増減額
その他
小計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
株式譲渡契約に基づく損失補償の支払額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
Ⅱ.投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の増減額
有価証券の増減額
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
投資有価証券の取得による支出
投資有価証券の売却による収入
当
Ⅲ.財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金及びコマーシャル・ペーパーの増減額
長期借入れによる収入
長期借入金の返済による支出
社債の発行による収入
社債の償還による支出
株式の発行による収入
少数株主への配当金支払額
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
Ⅳ.現金及び現金同等物に係る換算差額
Ⅴ.現金及び現金同等物の増減額
Ⅵ.現金及び現金同等物の期首残高
Ⅶ.連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額
Ⅷ.現金及び現金同等物の期末残高
度
前
年
度
(平成16年4月1日
(平成15年4月1日
∼平成17年3月31日) ∼平成16年3月31日) △
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入・支出
連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入・支出
貸付による支出
貸付金の回収による収入
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
年
△
△
△
△
△
△
△
△
−13−
460,906
97,484
84,376
1,441
9,125
11,722
7,920
25,601
2,007
13,002
16,189
1,331
446
74,736
39,597
53,402
126,116
49,660
57,396
12,177
44,956
12,578
28,505
10,700
4,675
13,654
18,920
−
140,760
111,788
2,176
9,477
−
−
444
1,616
5,212
34,206
425,649
116,277
278,919
3,697
49,147
767,344
40
5
133,556
12
112,991
181,911
−
294,903
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
増
減
77,173
139,471
−
1,560
34,043
6,878
13,021
29,335
1,995
9,573
4,022
40,010
527
−
19,162
3,330
46,164
33,529
61,669
9,679
19,043
11,914
27,146
−
5,260
1,449
△ 383,733
△ 41,987
84,376
119
△ 43,168
△
4,844
5,101
△
3,734
12
22,575
12,167
38,679
△
81
74,736
20,435
50,072
172,280
16,131
4,273
2,498
25,913
664
△
1,359
△ 10,700
585
15,103
1,248
4
134,785
83,080
8,630
110,689
2,106
483
6,674
7,106
1,091
46,828
△
△
△
55,151
168,384
126,378
106,105
146,456
−
130
1
56,674
△ 480,800
△ 52,107
△ 152,541
△ 102,408
97,309
767,344
90
△
4
76,882
2,242
99,809
84,544
2,443
181,911
2,230
13,182
97,367
2,443
112,992
△
△
△
△
17,672
4
5,975
28,708
6,454
101,212
2,106
483
6,230
5,490
6,303
81,034
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(継続企業の前提に関する注記)
当社グループは、前連結会計年度において215,424百万円の当期純損失を計上し、また当連結会計年度においても
474,785 百万円の当期純損失を計上いたしました。
当該状況により、継続企業の前提に関する重要な疑義が存在しております。
そこで、当社グループは、当該状況を解消するとともに経営基盤を強化すべく、「事業再生計画」(平成16年度∼平成18
年 度 ) を 平 成 16 年 5 月 に 策 定 致 し ま し た 。
また、当社及び三菱ふそうトラック・バス株式会社のリコール問題により国内販売の落ち込みが予想されたため、
事業再生計画達成に向けて、平成16年6月にⅠ聖域なきコストカット、Ⅱお客様の信頼回復、Ⅲ徹底するコンプライアン
スを3本柱とする追加施策を決定いたしました。
以来、計画にて定めた信頼回復及び収益改善に向けた諸施策に鋭意取り組んでまいりました。この間、過去のリ
コール問題についての徹底的な調査を実施し平成16年9月に市場措置の届出を完了するなど、企業風土改革に向け
た活動については順調に進捗しています。
しかしながら、過去のリコール問題への対応の不備は当社グループに対する信頼回復の遅れを招き、その影響から販
売台数の低迷が顕著となりました。これは、過去から潜在的に抱えていた生産能力の過剰という問題をも顕在化させる
こととなりました。また、当社グループの業績回復の遅れと財務健全性に対する懸念が高まり、再生のために確保し
ていた資金を有利子負債等の返済に充当せざるを得ない状況となりました。
この状況を打開し、当社グループが再生を果たすためには、信頼回復に向けた活動を継続する一方で、収益改善を確
実なものとするための追加対策が不可欠となったことから、新たな経営計画として「三菱自動車再生計画」を平成17年1
月に策定いたしました。
この計画の主要項目は次の通りです。
1.企業風土改革への取り組み
信頼回復と企業風土改革は、当社グループが再生を果たすにあたっての最優先事項であり、CSR推進本部が中心とな
りコンプライアンス施策を着実に実行してまいりました。社外有識者で構成される企業倫理委員会からも、社外の目で
継続的に指導・助言をいただいています。また、各社員は企業倫理セミナーを通して企業倫理に対する理解を深めて
おり社員による「企業倫理遵守に関する誓約書」の提出も完了しました。
今後も企業風土改革の一助とすべく、「部門横断活動による課題解決」「人材の育成と重要ポジションへの抜擢」「『お客
様視点』実践状況の人事評価への組み込み」「販売会社との人材交流や部門間異動の促進」などの施策を実施に移し
ていく予定です。
なお、「リコール問題の社外弁護士調査」については、平成17年3月に完了し、社内処分と再発防止策をまとめて、国土
交通省に最終回答として提出いたしました。
2.「三菱自動車再生計画」の重点ポイント
◆お客様第一・信頼性の向上
マーケティングからサービスまでお客様第一
商品の徹底的な信頼性の向上
◆事業戦略
下振れリスクを織り込んだ販売計画
他自動車会社との事業提携の積極的推進
過剰生産設備・販売体制の適正規模化(米国、豪州、日本)
◆資本・資金の増強
財務体質の強化と再生資金の確保
◆経営実行力の強化
新経営陣による陣頭指揮
徹底したフォローアップ体制の構築
3.必達目標
◆平成18年度での黒字化(連結当期純利益:80億円)
◆平成19年度での黒字体質定着化(連結当期純利益:410億円)
- 14 -
4.事業戦略
(1)販売台数計画
「三菱自動車再生計画」における販売台数計画は、現在の市場動向に基づき各地域で想定される下振れリスクを織り
込み、確実に達成可能な目標として設定いたしました。その結果、各年度につき事業再生計画で目標としていた販売
台数を下回りますが、平成19年度時点では平成15年度並みのレベルである150万台まで回復させてまいります。
(2)商品戦略
①モータースポーツの位置付け
当社グループはモータースポーツを、クルマづくりの原点と位置付けています。ダカールラリーやWRCなどへの参加を
通じて得られた技術やノウハウは、今後「スポーティDNA」「SUV DNA」として全ての市販車にフィードバックし、安全性・
耐久性はもとより、走行性・走破性を高めるというクルマづくりに取り組み、それを商品特徴として前面に出すことで、価
値を高めていきます。
②車種展開のさらなる効率化
台数規模の小さい地域専用車種を削減し、競争力の高いグローバル車種に経営資源を集中することで、開発・生産の
効率化を図ります。
③新車投入計画
過去4年間と比べ、各地域での新車投入数を大幅に増加させます。全ての地域において積極的な新車投入を行うこと
で、収益機会を拡大します。
(3)提携戦略
事業の選択と集中を、スピード感をもって推進するため、他社との戦略的事業提携の可能性を追求していきます。具体
的には、平成17年1月に発表した日産自動車への軽自動車のOEM供給拡大(年間3万6千台)に加え、プジョー・シトロ
エングループ(PSA)への乗用車のOEM供給についても平成17年2月に覚書を締結いたしました。(最終契約締結は平
成 17 年 前 半 の 予 定 )
また、OEM供給車種拡大、コンポーネントの相互供給、共同物流、部品共同購買などについても今後追加で検討して
いきます。
(4)地域戦略
①日本
販売会社を含めた安定的な利益体質の確立に向け、愛車無料点検340万台のお客様に対するフォロー施策・信頼回
復策を販売会社と一体となって継続展開していくことに加え、販売ネットワークの再構築とアフターサービス事業の最大
化を推進します。
②北米
重点市場としての北米市場の位置付けは今後も変わりません。その北米市場において利益を出す体制を確立するた
め、経営体制を刷新し、新車の継続投入、フリート絞り込みなどを行うことによりブランドの再構築を図ります。また、現地
生産車の輸出拡大による稼動率向上も実現していきます。なお、当連結会計年度において、過剰設備に対する減損処
理を実施いたしました。
北米事業の問題の発端となった販売金融事業については、メリルリンチへの保有金融資産の部分売却によりリスク低減
を図るとともに、同社と共同出資により新会社を設立することで、お客様に競争力のある魅力的な金融商品をご提供して
まいります。
③欧州
事業性の確立という段階から成長のステージへ移行するべく、商品ラインナップの強化を軸に販売促進を図るとともに、
経営体制、販売体制の強化を推進します。
④中国
重点市場の位置付けのもと、現地で強固な三菱ブランドを積極的に活用し、事業基盤を拡大していきます。そのために
資本提携強化を通じて三菱ブランド車を拡充するほか、販売網の整備・拡充を推し進めます。また、エンジン合弁会社
のアジアでのエンジン生産拠点化を検討するほか、R&D拠点を設立し、市場ニーズをタイムリーに商品に反映させてま
い り ま す 。
⑤その他
アセアンでは、タイでの販売強化、マレーシアでの販売体制整備、インドネシアでの事業再編などを推進します。また、
世界市場への輸出基地として重要な位置付けにあるタイでの生産能力増強を図ってまいります。
豪州については、エンジン工場閉鎖、組立工場の規模縮小は予定通り進めていますが、今般、新たに過剰設備に対す
る減損処理を実施いたしました。
(5)コスト削減
①人員計画
組織の見直し、業務効率化、業務プロセスの見直し、退職者の不補充などを実施した結果、人員計画は計画どおり進
捗しており、当初目標が達成できる見通しです。今後もより一層の業務効率化を推進してまいります。
②資材費低減
販売台数減少及び原材料価格の高騰に起因する調達環境の悪化を踏まえ、平成18年度までの累計で約900億円レベ
ル(平成15年度実績比)の低減を目指します。なお、目標金額は当初の「事業再生計画」に比べて下方修正となります
が、削減 率は 当初 の計 画ど おり 15% 削 減を 維持 しま す。
- 15 -
5.企業理念と目指す方向
事業再生委員会のもと、若手社員が中心となり社内関係部門とともに議論を尽くし、様々な課題について検討してまい
りました。企業の社会的責任を果たすために、当社の企業理念は何か、という経営の根幹を明確にした上で、各ステー
クホルダーに対し目指す方向を策定しました。企業理念は「大切なお客様と社会のために、走る歓びと確かな安心を、
こだわりをもって、提供し続けます」としました。
6.損益目標
以上の全ての施策を反映した結果、「三菱自動車再生計画」における平成18年度までの数値目標は、売上高、利益の
各項目について、それぞれ事業再生計画にて掲げたものを下回り、平成17年度までは黒字化が難しい見通しです。し
かしながら、利益面では平成16年度を底に改善し、平成18年度には連結当期純損益の黒字化、そして平成19年度に
は過去最高となる連結当期純利益410億円の達成を見込んでおります。
7.支援体制:資本・資金の増強
(1)資本増強策
三菱グループ4社に全面的なご支援をいただき、平成16年度中に新たに総額2,842億円[三菱重工業:500億円、三菱
商事:700億円、東京三菱銀行:1,540億円(うち債務の株式化540億円)、三菱信託銀行:102億円(全額債務の株式
化)] の普通株式及び優先株式発行による増資を実施いたしました。
当社グループは平成16年度中に北米子会社及び豪州子会社において資産の減損処理を実施いたしましたが、当該
処理は資本の毀損を招くこととなります。しかしこの資本増強が、自己資本の適正水準への回復を可能とし、当社グル
ープの財務体質健全化を推進することとなります。
なお、この増資により、三菱重工業、三菱商事、東京三菱銀行による当社持株比率は、平成17年3月10日の払込時点
において約34%となりました。本件増資に加えて、三菱重工業が保有する優先株式の転換により、同社(子会社含む)
の当社持株比率は15%となる見通しであるため、当社は平成17年度中に、同社の持分法適用会社となる見込み
です。
(2)借入等の計画
借入を中心に総額2,700億円の資金の調達を計画しています。このうち新規借入となるのは2,400億円であり(うち300億
円は平成16年度中に実行済)、残りの300億円については、平成17年度に三菱商事に当社事業用資産の買い取りまた
は増資を実施していただくことによる調達となります。
(3)資金使途
これらの資本増強・資金調達策により得る総額4,900億円(債務の株式化642億円を除く)の資金は、当社グループが
「三菱自動車再生計画」を必達するにあたっての基礎となる、研究開発及び設備投資資金として最大限活用されること
となります。
また、当社グループは、「三菱自動車再生計画」の必達に向け、再生計画の進捗状況をモニタリングする外部機関とし
て、新たに「事業再生モニタリング委員会」を設置することとしました。
過去1年間は数々の激震に揺さぶられましたが、以上の通り、収益構造の変革がより強固に推進され、目標利益を
より確実に達成できる体制となります。また、現在は資金面での目途もつきました。当社グループは、この基盤の上にス
タートすることになります。昨年5月に再生計画を発表した時とは環境が異なり、腰をすえて再生に取り組んでいくことが
できます。
当社グループは、三菱グループ3社の総力が結集しうる体制を背景に、自ら考え自ら行動する「自立」した個人が、
組織の壁を越えて「協働」する集団となって、なんとしても三菱自動車の「自立再生」を実現させる所存であります。
従いまして、連結財務諸表は継続企業を前提として作成されており、このような重要な疑義の影響を連結財務諸表には
反映しておりません。
- 16 -
(連結の範囲に関する事項)
連結子会社数……………
112 社
・ 国内連結子会社………
53 社
東京三菱自動車販売㈱、東京三菱自動車部品販売㈱、パジェロ製造㈱ 他
・ 海外連結子会社………
59 社
ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク、ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイ、ミツビシ・モーターズ
・オーストラリア・リミテッド 他
異動状況
・ 新規連結………………
5社
ふそうエンジニアリング㈱ 他
・ 連結除外………………
11 社
ふそうエンジニアリング㈱ 他
(持分法の適用に関する事項)
14 社
エム・エム・シー・イー・リテイル・エス・エー 他
持分法適用非連結子会社数…
持分法適用関連会社数…
27 社
三菱オートクレジット・リース㈱、ビナ・スター・モーターズ・コーポレーション 他
異動状況
・新規持分法適用…………
12 社
エムディーシー・パワー・ジーエムビーエイチ 他
・持分 法適 用除 外… ……
2社
三菱ふそうトラック・バス㈱、エムエス・トランスポーテーション・カンパニー・リミテッド
(会計処理基準に関する事項)
(1)重要な資産の評価基準及び評価方法
①その他有価証券
時価のあるもの………… 当連結会計年度末日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部資本直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの………… 移動平均法による原価法
②デリバティブ……………… 時価法(特例処理した金利スワップを除く)
③たな卸資産
連結財務諸表提出会社及び国内連結子会社
… … … … … 主として先入先出法による原価法、または個別法による原価法
在外連結子会社………… 主として個別法による低価法
(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法
①有形固定資産
連結財務諸表提出会社及び国内連結子会社
……… 主として定率法。但し、平成10年4月1日以降に取得した建物(附属設備を除く)
については定額法。
在外連結子会社………… 主として定額法
②無形固定資産
定額法
連結財務諸表提出会社及び国内連結子会社
……… 定額法。なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期
間(5年)に基づく定額法。
在外連結子会社………… 定額法。
- 17 -
(3)重要な引当金の計上基準
①貸倒引当金……………… 売 上 債 権 、 貸 付 金 等 の 貸 倒 損 失 に 備 え る た め 、一 般債 権に つい ては 貸倒 実績
率 、 貸 倒 懸 念 債 権 等 の 特 定 の 債 権に つい ては 個別 に 回 収可 能性 を検 討し 、回
収不能見込額を計上しております。
②製品保証引当金………… 連 結 財 務 諸 表 提 出 会 社 及 び 国 内 連 結 子 会 社 は 製 品 の ア フ タ ー サ ー ビ ス に 対
する費用の支出に備えるため、保証書の約款に従い過去の実績を基礎に計
上しております。在外連結子会社は製品のアフターサービスに対する費用の
支出に備えるため、過去の実績を基礎に将来の保証見込みを加味して計上
しております。
③退職給付引当金………… 従 業 員 の 退 職 給 付 に 備 え る た め 、 連 結 会 計 年 度 末 に お け る 退 職 給 付 債 務
及び年金資産の見込額に基づき、当連結会計年度末において発生してい
ると認められる額を計上しております。
会計基準変更時差異は退職給付に係る会計基準の適用初年度において
全額費用処理しております。
過去勤務債務は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年
数 ( 10 年 ∼ 21 年 ) に よ る 定 額 法 に よ り 、 発 生 年 度 か ら 費 用 処 理 す る こ と と
しております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定
の 年 数 ( 10 年 ∼ 21 年 ) に よ る 定 額 法 に よ り 、 発 生 年 度 の 翌 年 度 か ら 費 用 処
理することとしております。
④役員退職慰労引当金…… 役員の退職慰労金の支給に備えるため、退職慰労金内規に基づき、当連結会
計年度末要支給額を計上しております。
(4)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、連結会計年度末日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処
理しております。なお、在外連結子会社等の資産又は負債は、連結会計年度末日の直物為替相場により円
貨に換算し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は少数株主持分及び資本の部に
おける為替換算調整勘定に含めて計上しております。
(5)重要なリース取引の処理方法
連結財務諸表提出会社及び国内連結子会社について、リース物件の所有権が借主に移転すると認められる
もの以外のファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっており
ま す 。
在外連結子会社については、通常の売買取引に準じた会計処理によっております。
(6)重要なヘッジ会計の方法
①為替予約……………………繰延ヘッジ処理(予定取引に係るもの)
②金利スワップ……………… 繰延ヘッジ処理又は金融商品に係る会計基準に定める特例処理
(7)その他連結財務諸表作成のための重要な事項
①消費税等の会計処理…… 消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっております。
②繰延資産の処理方法………社債発行費及び新株発行費は支出時に全額費用として処理しております。
③ 割 賦 販 売 利 益 の計 上 基 準 … 一部の連結子会社では割賦基準を採用しております。
④連結納税制度の適用………連結納税制度を適用しております。
(連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲)
連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び
容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限
の到来する短期投資であります。
(表示方法の変更)
連結貸借対照表
「役員退職慰労引当金」は、前連結会計年度まで、固定負債の「退職給付引当金」に含めて表示しておりました
が、区分掲記しました。
なお、前連結会計年度における「役員退職慰労引当金」の金額は1,399百万円であります。
- 18 -
(注記事項)
当年度末
(平成17年3月31日現在)
前年度末
(平成16年3月31日現在)
(1)連結貸借対照表関係
(1)連結貸借対照表関係
(単位:百万円)
① 有形固定資産の減価償却累計額
1,314,608
① 有形固定資産の減価償却累計額
② 担保に供している資産
(財団抵当除く)
受取手形及び売掛金
② 担保に供している資産
(財団抵当除く)
受取手形及び売掛金
販売金融債権及び長期販売金融債権
たな卸資産
有形固定資産
長期債権売却留保額
その他
15,711
21,018
52,712
211,908
49,791
30,549
(単位:百万円)
1,270,636
販売金融債権及び長期販売金融債権
たな卸資産
有形固定資産
その他
財団抵当に供している資産
有形固定資産
104,468
財団抵当に供している資産
有形固定資産
担保付債務等
短期借入金及び長期借入金
383,281
担保付債務等
短期借入金及び長期借入金
1,618
85,586
14,465
174,591
976
65,039
231,613
③ 非連結子会社・関連会社の株式及び非連結
子会社・関連会社に対する出資金の金額
投資有価証券
27,286
固定資産の「その他」
8,248
③ 非連結子会社・関連会社の株式及び非連結
子会社・関連会社に対する出資金の金額
投資有価証券
71,097
固定資産の「その他」
5,913
④ 保証債務
保証債務
保証債務に準ずる債務
④ 保証債務
保証債務
保証債務に準ずる債務
⑤ 債権流動化による譲渡残高
受取手形・売掛金
販売金融債権
⑥ 固定負債の「その他」に含まれる
連結調整勘定
6,008
3,449
7,913
240,317
714
- 19 -
6,721
4,518
⑤ 債権流動化による譲渡残高
受取手形・売掛金
販売金融債権
30,091
464,253
⑥ コミットメントライン使用残高
コミットメントライン
借入金実行残高
差引額
105,900
0
105,900
⑦ 固定負債の「その他」に含まれる
連結調整勘定
2,164
前年度
(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
当年度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(2)連結損益計算書関係
(2)連結損益計算書関係
(単位:百万円)
① 特別利益の主な内訳
固定資産売却益
投資有価証券売却益
その他
(単位:百万円)
① 特別利益の主な内訳
投資有価証券売却益
構造改革損失戻入益
その他
5,148
1,609
1,352
② 特別損失の主な内訳
減損損失
株式譲渡契約に基づく損失補償
構造改革損失
棚卸資産評価損
特別対策費
固定資産処分損
早期退職金
その他
84,376
74,736
29,530
28,043
25,247
21,338
16,283
10,288
③ 研究開発費の総額
(販売費及び一般管理費)
68,775
(3)連結キャッシュフロー関係
② 特別損失の主な内訳
固定資産処分損
早期退職金
その他
③ 研究開発費の総額
(販売費及び一般管理費)
40,064
3,534
2,938
6,657
3,190
3,568
68,874
(3)連結キャッシュフロー関係
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表
に掲記されている勘定科目の金額との関係
307,474
現金及び預金
預金期間が3ヶ月を超える定期預金 △ 16,791
取得日から3ヶ月以内に償還する
4,220
有価証券
294,903
現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表
に掲記されている勘定科目の金額との関係
173,514
現金及び預金
2,161
預金期間が3ヶ月を超える定期預金 △
取得日から3ヶ月以内に償還する
10,558
有価証券
181,911
現金及び現金同等物
(リース取引関係)
EDINETによる開示を行うため、記載を省略しております。
- 20 -
(訂正済)
(有価証券関係)
(1)満期保有目的の債券で時価のあるもの
該当事項はありません。
(2)その他有価証券で時価のあるもの
当年度末
(平成17年3月31日現在)
種 類
取得原価
連結貸借
対照表計上額
差 額
(単位:百万円)
前年度末
(平成16年3月31日現在)
取得原価
連結貸借
対照表計上額
差 額
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの
株式
小 計
25,461
25,461
9,699
9,699
15,760
15,760
14,135
14,135
46,490
46,490
32,354
32,354
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの
△ 27
3,499
△ 109
187
3,609
160
△ 27
3,609
187
160
3,499
△ 109
小 計
25,621
15,733
9,886
17,744
49,989
32,245
合 計
(注) 時価が著しく下落し回復の見込みがないと判断されるものについては減損処理を実施し、減損処理後の帳簿
価額を取得原価として記載しております。
当連結会計年度末及び前連結会計年度末における時価のあるその他有価証券についての減損処理額はそ
れぞれ2百万円及び36百万円であります。
株式
(3)前年度及び当年度中に売却したその他有価証券
当年度
(平成16年4月1日 ∼平成17年3月31日) 売却額
売却益の合計額 売却損の合計額
9,477
1,609
(単位:百万円)
前年度
(平成15年4月1日 ∼平成16年3月31日) 売却額
売却益の合計額 売却損の合計額
58,655
277
39,488
56
(4)時価評価されていない主な有価証券の内容及び連結貸借対照表計上額 (単位:百万円)
当年度末
前年度末
(平成17年3月31日現在)
(平成16年3月31日現在)
その他有価証券
18,949
18,636
4,220
11,085
その他
(注) 発行会社の財務状態の悪化により実質価額が著しく低下した場合は相当額の減額(減損処理)を実施して
おります。
当連結会計年度末及び前連結会計年度末における時価評価されていないその他有価証券についての減
損処理はそれぞれ38百万円及び65百万円であります。
非上場株式(店頭売買株式を除く)
(デリバティブ取引)
EDINETによる開示を行うため、記載を省略しております。
- 21 -
(退職給付関係)
当年度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
前年度
(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
(1)採用している退職給付制度の概要
(1)採用している退職給付制度の概要
連結財務諸表提出会社及び連結子会社は、確定給付型の
制度として、厚生年金基金制度、適格退職年金制度及び退
職一時金制度を設けております。また、従業員の退職等に
際して割増退職金を支払う場合があります。なお、一部の海
外子会社においては確定拠出型の制度を設けております。
当連結会計年度末現在、連結財務諸表提出会社及び
連 結 子 会 社 全 体 で 退 職 一 時 金 制 度 に つ い て は 43 社 が
有しており、また厚生年金基金は4基金、適格
退 職 年 金 は 46 年 金 ( そ れ ぞ れ グ ル ー プ内 の基 金 の 連 合
設立・総合設立、年金の共同委託契約の重複分を控除
後)を有しております。
(2)退職給付債務に関する事項 (平成17年3月31日)
①
②
③
④
⑤
⑥
退職給付債務
年金資産
未積立退職給付債務(①+②)
会計基準変更時差異の未処理額
未認識数理計算上の差異
未認識過去勤務債務
(債務の増加及び減少)
⑦ 連結貸借対照表計上額純額
(③+④+⑤+⑥)
⑧ 前払年金費用
⑨ 退職給付引当金(⑦-⑧)
連結財務諸表提出会社及び連結子会社は、確定給付型の
制度として、厚生年金基金制度、適格退職年金制度及び退
職一時金制度を設けております。また、従業員の退職等に
際して割増退職金を支払う場合があります。なお、一部の海
外子会社においては確定拠出型の制度を設けております。
当 連 結 会 計 年 度 にお い て 、 国 内連 結子 会社 の合 併・ 連結
範 囲 の 変 更 等 に よ り 、 そ れ ぞ れ 退 職 一 時 金 制 度 が 11 社
分 、 適 格 退 職 年 金 制 度 が8 社 分 減少 しております 。こ の結
果、当連結会計年度末現在、連結財務諸表提出会社及
び連結子会社全体で退職一時金制度については43社が有
し てお り 、 ま た 、 厚 生 年 金 基 金 は 4 基 金 、 適 格 退 職 年 金 は
47 年 金 ( そ れ ぞ れ グ ル ー プ 内 の基 金 の 連 合 設 立 ・ 総 合 設
立、年金の共同委託契約の重複分を控除後)を有しており
ま す。
(2)退職給付債務に関する事項 (平成16年3月31日)
(単位:百万円)
△ 173,805
45,628
△ 128,177
−
20,362
11,449
△ 96,365
2,929
△ 99,295
(注)1.自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計
算することが出来ない複数事業主制度について、掛
金拠出割合等により計算した年金資産額3,708百万
円を含めておりません。
2.一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあ
たり、簡便法を採用しております。
- 22 -
①
②
③
④
⑤
⑥
退職給付債務
年金資産
未積立退職給付債務(①+②)
会計基準変更時差異の未処理額
未認識数理計算上の差異
未認識過去勤務債務
(債務の増加及び減少)
⑦ 連結貸借対照表計上額純額
(③+④+⑤+⑥)
⑧ 前払年金費用
⑨ 退職給付引当金(⑦-⑧)
(単位:百万円)
△ 186,990
54,460
△ 132,529
−
19,668
6,605
△ 106,255
4,866
△ 111,121
(注)1.自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計
算することが出来ない複数事業主制度について、掛
金拠出割合等により計算した年金資産額3,627百万
円を含めておりません。
2.一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあ
たり、簡便法を採用しております。
前年度
(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
当年度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(3)退職給付費用に関する事項
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
(3)退職給付費用に関する事項
(単位:百万円)
9,086
勤務費用
4,803
利息費用
△ 2,158
期待運用収益
−
会計基準変更時差異の費用処理額
781
数理計算上の差異の費用処理額
708
過去勤務債務の費用処理額
428
その他
13,650
退職給付費用(①+②+③+④+⑤+⑥+⑦)
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
(注)1.上記退職給付費用以外に、割増退職金16,283百万
円を特別損失として計上しております。
2.簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用
は「①勤務費用」に計上しております。
(4)退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
① 退職給付見込額の
期間配分方法
② 割引率
③ 期待運用収益率
④ 過去勤務債務の額
の処理年数
⑤ 数理計算上の差異
の処理年数
⑥ 会計基準変更時
差異の処理年数
(単位:百万円)
11,718
勤務費用
5,175
利息費用
△ 2,549
期待運用収益
−
会計基準変更時差異の費用処理額
2,673
数理計算上の差異の費用処理額
347
過去勤務債務の費用処理額
5,363
その他
22,729
退職給付費用(①+②+③+④+⑤+⑥+⑦)
(注)1.上記退職給付費用以外に、割増退職金3,190百万
円を特別損失として計上しております。
2.簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用
は「①勤務費用」に計上しております。
(4)退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
期間定額基準
国内会社 1.5%∼2.5%
海外会社 6.0%
国内会社 0.8%∼4.0%
海外会社 8.0%
10∼21年 (発生時の従
業員の平均残存勤務期
間以内の一定の年数に
よる定額法による。)
10∼21年 (発生時の従
業員の平均残存勤務期
間以内の一定の年数に
よる定額法により、翌連
結会計年度から費用処
理することとしております。)
① 退職給付見込額の
期間配分方法
② 割引率
③ 期待運用収益率
④ 過去勤務債務の額
の処理年数
⑤ 数理計算上の差異
の処理年数
⑥ 会計基準変更時
差異の処理年数
1年
- 23 -
期間定額基準
国内会社 2.0%∼2.5%
海外会社 6.25%∼7.0%
国内会社 1.5%∼4.0%
海外会社 8.0%∼8.5%
10∼17年 (発生時の従
業員の平均残存勤務期
間以内の一定の年数に
よる定額法による。)
10∼21年 (発生時の従
業員の平均残存勤務期
間以内の一定の年数に
よる定額法により、翌連
結会計年度から費用処
理することとしております。)
1年
(税効果会計関係)
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
当年度末
(平成17年3月31日現在)
(単位:百万円)
前年度末
(平成16年3月31日現在)
繰延税金資産
税務上の繰越欠損金
退職給付引当金損金算入限度超過額
貸倒引当金損金算入限度超過額
未払経費自己否認額
買掛金(保証工事費用)
製品保証引当金損金算入限度超過額
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計
308,079
41,411
31,270
13,779
19,468
13,339
103,206
530,554
△ 483,085
47,468
162,820
41,663
32,635
11,849
15,279
17,865
83,402
365,516
△ 285,943
79,573
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
全面時価評価法に基づく土地評価額
固定資産圧縮積立金
在外子会社の加速度償却費
その他
繰延税金負債合計
△ 6,145
△ 5,921
△ 1,486
△ 30,448
△ 12,393
△ 56,396
△ 12,693
△ 6,338
△ 3,291
△ 42,029
△ 15,543
△ 79,896
△ 8,927
△ 323
繰延税金資産の純額
(注)1.当連結会計年度末及び前連結会計年度末における繰延税金資産の純額は、連結貸借対照表の以下の項目に含まれ
ております。
(単位:百万円)
流動資産−繰延税金資産
固定資産−繰延税金資産
流動負債−その他
固定負債−繰延税金負債
当年度末
(平成17年3月31日現在)
1,799
6,730
△ 100
△ 17,357
前年度末
(平成16年3月31日現在)
4,979
19,721
△ 273
△ 24,751
(2)法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異
の原因となった主要な項目別の内訳
当年度末
(平成17年3月31日現在)
(%)
法定実効税率
(調整)
評価性引当額の増減及び欠損金の
利用による影響等
持分法による投資利益
投資差額の償却
海外子会社等の適用税率の差異
交際費等損金不算入
関係会社株式売却による影響
その他
40.3
△ 42.4
1.1
△ 0.1
1.1
△ 0.1
0.1
4.3
4.3
税効果会計適用後の法人税等の負担率
- 24 -
前年度末
(平成16年3月31日現在)
(%)
41.6
△ 211.3
8.9
0.8
△ 8.3
△ 2.1
△ 2.1
△ 6.1
△ 178.6
(セグメント情報)
(1)事業の種類別セグメント情報
当年度
自動車事業 金融事業
計
(単位:百万円)
消去
連結
又は全社
Ⅰ.売上高及び営業損益
売上高
2,086,907
(1)外部顧客に対する売上高
35,718 2,122,626
- 2,122,626
△ 854
4,474
△ 3,619
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
3,619
△ 3,619 2,122,626
2,086,053
40,193 2,126,246
計
61,259 2,251,618
△ 447 2,251,170
2,190,358
営業費用
△ 3,172 △ 128,544
△ 104,305 △ 21,066 △ 125,371
営業利益(又は営業損失)
Ⅱ.資産、減価償却及び資本的支出
1,601,183
273,412 1,874,595 △ 285,309 1,589,286
資産
97,484
75,258
22,226
97,484
減価償却費
16,061
144,653
144,653
128,592
資本的支出
(注) 1.事業区分の方法は、産業区分及び市場の類似性に基づいております。
2.各事業区分の主要製品等
(1)自動車・・・・・乗用車等
(2)金融・・・・・・・販売金融等
前年度
自動車事業 金融事業
計
(単位:百万円)
消去
連結
又は全社
Ⅰ.売上高及び営業損益
売上高
2,447,907
(1)外部顧客に対する売上高
71,541 2,519,449
3,481
△ 4,565
△ 3,481
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
1,084
72,626 2,515,968
2,443,342
3,481
計
△ 411
122,507 2,616,714
2,494,206
営業費用
3,892
△ 50,864 △ 49,880 △ 100,745
営業利益(又は営業損失)
Ⅱ.資産、減価償却費及び資本的支出
1,784,453
485,540 2,269,994 △ 240,958
資産
139,471
31,419
108,051
減価償却費
150,923
113,907
37,015
資本的支出
(注) 1.事業区分の方法は、産業区分及び市場の類似性に基づいております。
2.各事業区分の主要製品等
(1)自動車・・・・・乗用車等
(2)金融・・・・・・・販売金融等
(2)所在地別セグメント情報
当年度
日 本
北 米
欧 州
アジア
その他
計
2,519,449
2,519,449
2,616,302
△ 96,853
2,029,035
139,471
150,923
(単位:百万円)
消去
連結
又は全社
Ⅰ.売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高
791,620
422,294
664,546
466,655
1,258,275
1,331,837
△ 73,561
1,188,913
13,017
435,311
509,568
△ 74,256
309,933
5,672
670,218
670,411
△ 192
194,170
155,085
2,122,626
-
2,122,626
5,591
109,474
160,677
198,554
172,126
176,952
21,602 △ 11,448
101,681
74,898
600,411
2,723,037
2,860,894
△ 137,857
1,869,598
△ 600,411
△ 600,411
△ 609,724
9,313
△ 280,312
2,122,626
2,251,170
△ 128,544
1,589,286
89,079
(2)セグメント間の内部売上高
又は振替高
計
営業費用
営業利益(又は営業損失)
Ⅱ.資産
(注) 1.国又は地域の区分は、地理的近接度及び事業活動の相互関連性によっております。
2.本邦以外の区分に属する主な国又は地域
(1)北米・・・・・米国、プエルトリコ
(2)欧州・・・・・オランダ
(3)アジア・・・ タイ、フィリピン
(4)その他・・・ オーストラリア、ニュージーランド、U.A.E.
- 25 -
前年度
日 本
北 米
アジア
欧 州
その他
計
(単位:百万円)
消去
連結
又は全社
Ⅰ.売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高
1,014,935
592,661
656,241
89,171
166,439
2,519,449
-
2,519,449
(2)セグメント間の内部売上高
549,924
7,014
−
94,596
15,518
667,054 △ 667,054
-
1,564,860
599,675
656,241
183,767
181,958
3,186,503 △ 667,054
2,519,449
1,544,926
725,646
642,136
171,351
198,690
3,282,752 △ 666,449
2,616,302
19,933
△ 125,970
14,105
1,197,472
676,349
257,556
又は振替高
計
営業費用
営業利益(又は営業損失)
Ⅱ.資産
12,415 △ 16,732
86,514
82,830
△ 604
△ 96,852
2,300,723 △ 271,687
2,029,035
△ 96,248
(注) 1.国又は地域の区分は、地理的近接度及び事業活動の相互関連性によっております。
2.本邦以外の区分に属する主な国又は地域
(1)北米・・・・・米国、プエルトリコ
(2)欧州・・・・・オランダ
(3)アジア・・・ タイ、フィリピン
(4)その他・・・ オーストラリア、ニュージーランド、U.A.E.
(3)海外売上高
当年度
北 米
欧 州
アジア
(単位:百万円)
その他
計
Ⅰ.海外売上高
441,441
667,778
258,331
342,184
1,709,736
Ⅱ.連結売上高
2,122,626
Ⅲ.連結売上高に占める海外売上高の割合
12.2%
16.1%
20.8%
80.5%
31.4%
(注) 1.国又は地域の区分は、地理的近接度及び事業活動の相互関連性によっております。
2.本邦以外の区分に属する主な国又は地域
(1)北米・・・・・米国、プエルトリコ
(2)欧州・・・・・オランダ、イタリア、ドイツ
(3)アジア・・・ タイ、マレーシア、台湾
(4)その他・・・ オーストラリア、ニュージーランド
3.海外売上高は、連結財務諸表提出会社及び連結子会社の本邦以外の国又は地域における売上高であります。
前年度
北 米
欧 州
アジア
(単位:百万円)
その他
計
Ⅰ.海外売上高
304,429
330,974 1,898,141
600,770
661,967
Ⅱ.連結売上高
2,519,449
Ⅲ.連結売上高に占める海外売上高の割合
23.8%
26.3%
13.1%
75.3%
12.1%
(注) 1.国又は地域の区分は、地理的近接度及び事業活動の相互関連性によっております。
2.本邦以外の区分に属する主な国又は地域
(1)北米・・・・・米国、プエルトリコ
(2)欧州・・・・・オランダ、イタリア、ドイツ
(3)アジア・・・ タイ、マレーシア、台湾
(4)その他・・・ オーストラリア、ニュージーランド
3.海外売上高は、連結財務諸表提出会社及び連結子会社の本邦以外の国又は地域における売上高であります。
- 26 -
(訂正済)
(関連当事者との取引)
当年度 (平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(1)親会社及び法人主要株主等
属性
会社等の
住所
資本金
名称
又は職業
主
取引の内容 取引金額
被所有割合 役員の兼任 事業上の
(%)
法人主要株 ダイムラーク ドイツ、
関係内容
事業の内容 議決権等の
2,633百万 自動車その 直接12.8
等
科目
期末残高
(百万円)
(百万円)
関係
64,212 未払金及
マネージメン 乗用車の開 三菱ふそうト
ライスラー・ シュツット ユーロ
他の輸送用
トボードメン 発・生産・販 ラック・バス
び未払費
アーゲー
機器の製造
バー1名
用
ガルト
・販売
売等に関す 株式会社の
21,824
る国際提携 株式譲渡契
約に基づく
損失補償
取引条件及び取引条件の決定方針等
上記取引については、三菱ふそうトラック・バス株式会社の純資産額に基づき、交渉により決定している。
前年度 (平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
(1)親会社及び法人主要株主等
属性
会社等の
住所
資本金
名称
事業の内容 議決権等の
又は職業
(%)
その他の関 ダイムラーク ドイツ、
係会社
関係内容
取引の内容 取引金額
被所有割合 役員の兼任 事業上の
2,633百万 自動車その 直接33.7
等
期末残高
(百万円)
関係
マネージメン 乗用車の開 関係会社株
ライスラー・ シュツット ユーロ
他の輸送用
トボードメン 発・生産・販 式の売却
アーゲー
機器の製造 間接 3.2
バー1名
ガルト
科目
(百万円)
・販売
売等に関す
る国際提携 売却代金
売却益
52,360
―
―
499
―
―
取引条件及び取引条件の決定方針等
上記取引については、当該会社の純資産額に基づき、交渉により決定している。
(2)子会社等
属性
会社等の
住所
名称
資本金
所有割合
(%)
関連会社
三菱ふそうト 東京都港
ラック・バス
株式会社
区
関係内容
事業の内容 議決権等の
(百万円) 又は職業
20,000 トラック・バス
20.0
取引の内容 取引金額
役員の兼任 事業上の
等
関係
取締役1名 エンジン及
びトランスミッ 引
構成部品の
ション等部
開発・設計・
品の販売。 資金預り取
製造・組立・
引に係る利
売買等
息の支払
- 27 -
期末残高
(百万円)
(注)
資金預り取
並びにその
(注) 当年度中の当該預り金の最大残高は、60,000百万円である。
科目
(百万円)
275,000 その他流
―
動負債
125
―
―
Fly UP