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愛の手帳(療育手帳)の写真誤貼付について
横浜市政記者、横浜テレビ・ラジオ記者 各位 記 者 発 表 資 料 平 成 1 8 年 4 月 7 日 横浜市障害者更生相談所長 高岡 徹 ℡473-0696 横浜市健康福祉局障害施設課長 松田 米生 ℡671-2377 愛の手帳(療育手帳)の写真誤貼付について 1 概 要 保土ヶ谷区在住知的障害者への愛の手帳の交付に際し、手帳に貼付する顔写真につい て、別人の顔写真を誤って貼付し交付した事実が判明しました。直ちに関係者へ謝罪を 行うとともに、手帳の再発行の手続きを行いました。 2 事実経過 (1)保土ヶ谷区役所へ愛の手帳の交付申請(裏面参考2参照) A氏 H17 年 11 月 8 日 申請(11 月 11 日更生相談所受付) B氏 H17 年 9 月 15 日 申請(9 月 28 日更生相談所受付) ※申請時、A氏、B氏いずれも写真が未提出であったため、申請書に写真が貼付され ないまま区役所から更生相談所へ進達があった。 (2)H17 年 11 月中旬 A 氏の写真が区役所へ提出(11 月 14 日)され、更生相談所へ進 達。 → 更生相談所がA氏の写真を B 氏の手帳へ誤って貼付 → B氏の手帳を区役所へ送付(11 月 17 日) → 区役所がB氏(家族)へ交付(11 月 18 日) (3)H18 年 3 月 29 日 A 氏ご家族から、手帳が未交付であることの問い合わせが区役 所にあり、更生相談所へ照会。更生相談所ではA氏の写真が未着である旨を区へ回 答。 (4)3 月 29 日∼4 月 3 日 A氏の写真を区役所事務所内で調査 (5)4 月 4 日 区役所が保管する①交付済み手帳の写し ②写真進達書の写しを確認し たところ、写真貼付違いの手帳を交付したことが明らかとなった。 (6)4 月 4∼6 日 A氏及びB氏のご家族へ事実経過を説明し謝罪を行い、了解を得る。 ア A氏については、5 日に自宅を訪問し保護者と面会。改めて謝罪するとともに新 たに写真を受け取る。同日再度自宅を訪問し「愛の手帳」を交付。 イ B氏については、電話で保護者へ事実経過を説明し謝罪を行い、交付済みの「愛 の手帳」の返却とB氏の写真の提出を依頼し了解を得る。 (7)今後の対応 ア B氏の手帳(A氏の写真貼付)を回収次第、写真をA氏に返還する。 イ B氏から手帳及び写真の提出があり次第新たに手帳を作成し、交付する。 3 貼付ミスの原因 写真未着者の手帳を特定する際、居住区が同じであり姓名が類似していたため、本来 であれば写真裏面に記入してある住所、氏名と愛の手帳の記載事項とを照合すべきとこ ろ、この手順を怠り、思い込みによりA氏とB氏とを取り違えて写真を貼付してしまっ た。 4 再発防止策 手帳作成、特に写真の貼付にあたっては、細心の注意をもって当たります。また、申 請受付・交付を担う区役所と密に連携をはかり、手帳作成ミス、交付ミスの無いように 努めます。具体的には、 (1)写真貼付の際、住所・氏名・生年月日が一致の確認を徹底するとともに、写真進達 書のコピー(顔写真入り)をとり手帳作成後に、別人により再チェックをします。 (2)区で保存している申請書(顔写真入り)の写しと、更生相談所で作成・送付した手 帳を照合することで、誤貼付防止を徹底します。 (3)手帳交付時に受領者への確認を徹底します。 以上のような方策により再発防止に努めてまいります。 【参考1】愛の手帳(療育手帳) :知能検査の結果に基づき、横浜市が知的障害児・者に対 し発行する手帳で、様々な福祉制度等を利用する際に必要となる。 【参考2】 愛の手帳(療育手帳)の発行手順 申 請 者 ⑤交付 区 福祉保健センター ① 申請 ②判定依頼 児童相談所 (申請書も含めて) 18歳未満の判定 ③判定結果・ 申請書送付 【18歳未満】 ②判定依頼 更生相談所 (申請書も含めて) 相談係―18歳以上の判定 【18歳以上】 事務係―手帳作成 ④手帳発行 (児童相談所分も含めて)