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回転円板の色のふしぎ 優
優 回転円板の色のふしぎ 小国町立宮原小学校 4年 栃原 1 研究の目的 夏休み、「巨大な2色の円板を回すと色はどうなるか」という内容のテレビ番組があった。その テレビ番組を見て大変面白かったので、自分で円板を作って回転させ、色の変化を調べたいと思った。 2 研究の方法 直径 10cm の円板を厚紙で作り、2色で半円やもようをぬる。その円板をモーターで回転させ色 ⑴ ⑶ の変化を調べる。 ⑴ 半円と半円にちがう色をぬり、色の変化を調べる。 ⑵ 斑点と背景をぬり、色の変化を調べる。 ⑶ 線と背景をぬり、色の変化を調べる。 ⑵ ⑷ ⑷ 外周や内周を2色でぬり、色の変化を調べる。 3 研究の結果 ⑴ ○白+赤・・白に近いうすいピンク。 ○白+緑・・白に近いうすい緑。 ○青+黄・・少し黒い黄。 ○青+オレンジ・・茶色っぽい紫。 ○赤+黄・・オレンジ。 ○青+緑・・こゆい青。 ○黒+紫・・紫で真ん中に黒。 ○緑+黒・・こゆい緑。 ⑵ ア 斑点1つ・・中心にこゆい紫。 イ 斑点2つ・・紫は出ない。少し色がまざる。 ウ 斑点3つ・・外周と中心の間に円の形でうすく紫が出る。 エ 斑点4つ・・外周と中心の間に円の形でうすく紫が出る。 ⑶ ア たて1本・・中心に紫。 イ たて・よこ1本・・中心に紫。 ウ たて3本・・外周と内周の間に円の形でうすく紫が出る。 エ 中心を通り3本・・中心に紫。 ⑷ アとイ 外周・内周に2色・・そのままの色。 ウ 外周半分に2色・・色がうすくなって色が出る。 4 研究の考察 ○ ⑴では2色の半円の色の組み合わせで回転させると、明るい色の方が強く出ることがわかった。 同じぐらいの明るさの2色ではまざった中間の色が出た。白はどの色との組み合わせでも出やす く、黒は紫色との組み合わせでやっと色が出た。 ○ ⑵では中心の点は回転させると色は出るが、それ以外は4つの点以上ぬらないと、色がうすく しか出なかった。ぬった面積の大小が関係しているのではと思った。これは円の帯で色が出た。 ○ ⑶では線が3本のとき、円の中央に円の帯ができることを発見した。一本線や十字線など中心 以外は色が出なかった。 ○ ⑷では外周、内周の2色では、そのまま色が出た。外周・内周を半分ぬると2色では色がうす くなって円状に色が出た。 2色のうち1色の色を出すためには、もう一つの色に暗い色を組み合わせたり、ぬる面積を多く したりすることで、全体的に色が出たり、円板の中間のところに円の帯で色が出たりすることが わかった。 - 50 -