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10-11ページ(PDF文書)
うつ病の症状と治療法 うつ病は、誰でもなることがある病気です。 特別な病気ではありません。早期発見・早期 治療することで治すことができます。 うつ病は性別や年齢に関係な く、誰でもなることがある病気 で、 特別な病気ではありません。 近年の調査では﹁6人に1人が うつ病になる可能性がある﹂と いう報告もあるほどです。うつ 病の症状や治療法を正しく知る ことにより、ご本人・ご家族の 気持ちにゆとりができます。う つ病は治る病気です。安心して ﹁最近うつ病が急増していま す﹂ 。 こんなことを新聞やテレビで 見たり聞いたりすることはあり ませんか? わたしたちは学校や職場、日 常生活などでのストレスによ り、食欲が低下したり、気持ち が落ち込んだりすることがあり ます。このようなことは誰にで もあることで、しばらくすると 自然に改善するものです。しか し落ち込んだ気持ちがなかなか 回復せず、体の不調が続く場合 があります。2週間以上そのよ うな状態が続くと、それは﹁う 治療に取り組みましょう。 うつ病の原因は﹁脳の神経伝 達物質の乱れ﹂です。その乱れ は薬で調整することができま ○ 治療に欠かせない﹁薬﹂ つ病﹂かもしれません。 + うつ病の治療 ﹁休息﹂ うつ病の治療の基本は と﹁薬﹂です。うつ病は早期発 す。薬の副作用や依存性が気に なるところですが、今は副作用 が少なく依存性がない薬が開発 さ れ、 治 療 に 使 わ れ て い ま す。 薬を適切に服用すれば、症状を 改善させることができます。薬 を飲み始めてから効果が現れる まで2週間から4週間ほどかか り ま す。 薬 は 少 量 ず つ か ら 始 ? うつ病とは 心 ○ こころの症状 ・ 気分が落ち込む、将来に希望 がもてない ・ 何となく不安、じっとしてい られず落ち着かない ・ 集中力の低下、仕事で小さな ミスが続く ・ 趣味や友人、家族との会話な どが楽しめない ・ 物事を悪いほうばかりに考え る 三.うつ病の原因は﹁脳の神経 伝達物質の乱れ﹂です。治療 すれば治る病気です。 ・ 頭や背中などが痛む ・ 呼吸が苦しくなる ・ すぐに疲れてしまう、からだ がいつも重い ・ 最近の1か月で体重が急激に 減った、あるいは増えた ・ 寝つきが悪い、寝ても寝た気 がしない ・ 食欲がない、食べてもおいし いと感じない ○ からだの症状 体 ・ 服を着替える、ご飯を食べる などの日常生活パターンを面 倒くさいと感じる は﹁からだの症状を治そう﹂と 内科等に受診する方が多いよう 症状は、﹁こころ﹂と﹁からだ﹂ の両方に表れます。からだの症 状は自覚しやすいため、はじめ うつ病の症状 五.治療の基本は﹁休息﹂と﹁薬﹂ です。 四.早期発見・早期治療により、 病気の重症化や自殺を防ぐこ とができます。 二.ご本人の怠けや、気の持ち よう、努力不足等の﹁性格の 問題﹂ではありません。 一.性別や年齢に関係なく、誰 でもなりうる病気です。 まず、病気そのものを正しく 知りましょう。 ? です。こころの症状で気になる ことがある場合、医師に早めに 相談することが大切です。 ︵25︶8078 ︵25︶8516 身体や心の健康状態について自然な雰 囲気で声をかけて、あせらずに優しく 寄り添いながら見守りましょう。 見・早期治療により治る病気で すが、放っておくと治りにくく なり、再発しやすいという特徴 があります。 ということ ○ 意 外 と 難 し い﹁ 休 息 を と る ﹂ 仕事をしている人は﹁有給休 暇をとる﹂ 、 主 婦 の 人 は﹁ 家 族 め、効果や副作用を確かめなが ら、徐々に増量することもあり ます。 健康推進課 障害福祉課 見守り 健 康 に家事を代わってもらう﹂など で 休 息 を と る 必 要 が あ り ま す。 ﹁気分がいい日は飲まない﹂ ﹁ちょっと量を減らしてみよう﹂ と自己判断で薬の量を調整する と﹁その人に合ったちょうどよ い薬の量﹂がわからず、結果と して症状の改善の遅れや再発に つながる場合があります。ポイ ントは﹁処方された薬をきちん と服用すること﹂です。 心の病気や経済的な問題を抱えている ようであれば、早めに相談機関への相 談を促しましょう。 家族や仲間に変化がないか、心の悩み や問題を抱えている人が発するサイン になるべく早く気づきましょう。 の そうはいっても実際は難しく ﹁仕事が忙しくて休暇なんてと れ な い ﹂﹁ 主 婦 が 家 事 を 代 わ っ てもらうなんて⋮﹂と思う人も い る か も し れ ま せ ん。 し か し、 うつ病は、エネルギー不足の状 態でもあるので、そのようなと きは仕事や家事をがんばりすぎ ず、 ﹁休息をとることも治療の ひとつ﹂と考えましょう。 ※副作用については個人差がありま す。眠気や口の渇き、だるさ等の 副作用を感じたら薬の服用をやめ る の で は な く、 医 師 に 相 談 し ま しょう。 9月 10 日(金)から 16 日(木)は「自殺予防週間」です。 自殺は様々な悩みや問題を抱え「追い込まれた末の死」です。市民1人ひとりの 「気づき、つなぎ、見守り」行動で防ぐことができます。 10 2010 ・9・15 2010 ・9・15 11 つなぎ 気づき ∼ 16 日 9月 10 日 自殺予防週間 こころ