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平成26年度 ディスクロージャー(2532KB)
越後中央 平成 年度 ディスクロージャー誌 管 内 マップ 26 ●鳥原支店 新潟市 黒埼支店 ● 【西区】 至新潟 新潟市 【西蒲区】 こしわ支店 ● 巻支店● 本店 越後線 ● 西蒲原郡 線 弥彦村 潟東支店 ● 460 新潟市 【南区】 中之口支店 ● 漆山支店 北支店 吉田支店 ● ● ローン 営業センター 燕支店 ● 上越 新幹 線 ●弥彦支店 ● 味方支店 ● ●岩室支店 弥彦 西川支店 北 陸 自動 車道 ● 402 289 116 ● 至長岡 至三条 燕 市 分水支店 〒953-8503 新潟市西蒲区巻甲12010 TEL.0256-70-1500 (代表) FAX.0256-70-1511 http://www.e-ja.or.jp/ 本 店 953-8503 新潟市西蒲区巻甲12010 鳥原支店 950-1115 新潟市西区鳥原898 巻 支 店 953-0041 新潟市西蒲区巻甲2588 味方支店 950-1261 新潟市南区味方1580-1 こしわ支店 953-0023 新潟市西蒲区竹野町2456-1 潟東支店 959-0512 新潟市西蒲区番屋813 漆山支店 953-0061 新潟市西蒲区馬堀5707-4 岩室支店 953-0131 新潟市西蒲区西長島712 弥彦支店 959-0305 西蒲原郡弥彦村大字矢作569-1 中之口支店 950-1343 新潟市西蒲区三ツ門19-1 西川支店 959-0422 新潟市西蒲区曽根1229-1 燕 支 店 959-1289 燕市東太田2458-1 分水支店 959-0130 燕市分水桜町1-2-25 北 支 店 959-1221 燕市花園町27-18 吉田支店 959-0264 燕市吉田2783-1 ローン営業センター 959-0264 燕市吉田2783-1 黒埼支店 950-1122 新潟市西区木場1601 2015.6.230 越後中央農業協同組合 越後中央 本店 新潟県 ディスクロージャー誌 目 次 はじめに 日頃、皆様方には格別のご愛顧をいただき厚く御礼申し上げます。 JA越後中央は、情報開示を通じて経営の透明性を高めるとともに、当JAに対するご 理解を一層深めていただくために、当JAの主な事業の内容や組織概要、経営の内容など を記載したディスクロージャー誌を作成いたしました。 皆様方から当JAの事業をさらにご利用いただくための一助として、是非ご一読いただ きますようお願い申し上げます。 今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 平成27年5月 越後中央農業協同組合 (注1)本冊子は、農業協同組合法第54条の3に基づいて作成しております。 (注2)記載金額は百万円単位で表示しており、 金額百万円未満の科目については「0」で表示しております。 (注3)諸計数は、原則として単位未満を切り捨てて表示しております。よって、合計欄および増加欄等が 一致しないことがあります。 ごあいさつ … ………………………………………………… 1.経営理念 … ………………………………………………… 2.JA行動規範 … ………………………………………………… 3.ビジョン … ………………………………………………… 4.経営方針〈中期3ヵ年計画(平成25 ~ 27年度)〉…………………………… 5.各事業の基本方針 … ………………………………………………… 6.経営管理体制 … ………………………………………………… 7.事業の概況 … ………………………………………………… 8.事業活動のトピックス … ………………………………………………… 9.農業振興活動 … ………………………………………………… 10.地域貢献情報 … ………………………………………………… 11.貯金者保護の取り組み(系統セーフティネット)…………………………… 12.リスク管理の状況 … ………………………………………………… 13.自己資本の状況 … ………………………………………………… 14.主な事業の内容 … ………………………………………………… 【経営資料】 『Ⅰ 決算の状況』 1 3 3 3 4 5 11 11 23 23 24 26 27 37 38 … ………………………………………………… 50 1.貸借対照表 2.損益計算書 3.注記表 JAのプロフィール ◇組 織 名 称 4.剰余金処分計算書 (平成 27 年1月末現在) 越後中央農業協同組合 (JA越後中央) ◇設 立 平成10年2月、旧西蒲原郡の10JAが合併し発足 平成19年2月、JA西川、JA燕市と合併 ◇本店所在地 ◇組 合 員 数 ◇役 員 数 ◇職 員 数 新潟県新潟市西蒲区巻甲12010番地 25,253人 40人 570人 ◇出 資 金 ◇総 資 産 5,483百万円 185,814百万円 ◇単体自己資本比率 18.77% 5.部門別損益計算書 『Ⅱ 損益の状況』 … ………………………………………………… 74 1.最近の5事業年度の主要な経営指標 2.利益総括表 3.資金運用収支の内訳 4.受取・支払利息の増減額 『Ⅲ 事業の概況』 1.信用事業 … ………………………………………………… 76 (1)貯金に関する指標 ① 科目別貯金平均残高 ② 定期貯金残高 (2)貸出金等に関する指標 ① 科目別貸出金平均残高 ② 貸出金の金利条件別内訳残高 ③ 貸出金の担保別内訳残高 ④ 債務保証見返額の担保別内訳残高 ⑤ 貸出金の使途別内訳残高 ⑥ 貸出金の業種別残高 ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 ⑧ リスク管理債権の状況 (8)連結注記表 ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況 (9)連結剰余金計算書 ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況 (10)連結事業年度のリスク管理債権の状況 ⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (11)連結事業年度の事業別経常収益等 ⑫ 貸出金償却の額 2.連結自己資本の充実の状況 (3)内国為替取扱実績 (1)自己資本の構成に関する事項 (4)有価証券に関する指標 (2)自己資本の充実度に関する事項 ① 種類別有価証券平均残高 (3)信用リスクに関する事項 ② 商品有価証券種類別平均残高 (4)信用リスク削減手法に関する事項 ③ 有価証券残存期間別残高 (5)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 (5)有価証券等の時価情報等 (6)証券化エクスポージャーに関する事項 ① 有価証券の時価情報等 (7)オペレーショナル・リスクに関する事項 ② 金銭の信託の時価情報等 (8)出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引 (9)金利リスクに関する事項 2.共済取扱実績 (1)長期共済新契約高・長期共済保有高 (2)医療系共済の入院共済金額保有高 財務諸表の正確性等にかかる確認… ………………………………………………… 151 【JAの概要】 (3)介護共済の介護共済金額保有高 (4)年金共済の年金保有高 1.機構図 (5)短期共済新契約高 2.役員構成(役員一覧) 3.受託販売品取扱実績 3.組合員数 4.購買品取扱実績 4.特定信用事業代理業者の状況 『Ⅳ 経営諸指標』 1.利益率 … ………………………………………………… 86 1.自己資本の構成に関する事項 … ………………………………………………… 87 2.自己資本の充実度に関する事項 3.信用リスクに関する事項 4.信用リスク削減手法に関する事項 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 6.証券化エクスポージャーに関する事項 7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 8.金利リスクに関する事項 『Ⅵ 連結情報』 1.グループの概況 … ………………………………………………… 104 (1)グループの事業系統図 (2)子会社等の状況 (3)連結事業概況 (4)最近5年間の連結事業年度の主要な経営指標 (5)連結貸借対照表 (6)連結損益計算書 (7)連結キャッシュ・フロー計算書 6.店舗等のご案内 7.ATMの設置・稼働状況 2.貯貸率・貯証率 『Ⅴ 自己資本の充実の状況』 5.地区一覧 … ………………………………………………… 152 ごあいさつ 農業情勢は幾多の変革が繰り返され、私たちを取り巻く環境は年を追うごとに厳しさを増して きました。 そのような状況下、当JAもお陰様をもちまして生誕18年目に入ることができました。これ 平素より、私ども越後中央農業協同組合(JA越後中央)をお引き立ていただきまして、誠 までの年月で刻んできた新たな歴史において、西蒲・燕が1つのJAとして今日まで頑張らせ にありがとうございます。 ていただいたのも、組合員の皆様の「協同の心」で硬く結ばれた絆があったからこそと、改め てその素晴らしさを痛感しているところです。 消費税増税により国内消費の冷え込みと円安による輸入品等の値上げなどで、地方経済は景 気回復を実感できる状況ではございません。 また、JAを導き、支えてくださっている行政をはじめ各関係機関の皆様方のご支援・ご協 農産物、特に米については大幅な仮渡金単価の引き下げと、こしいぶきの品質低下の影響で、 力に、改めて衷心より感謝申し上げます。 作況指数「103」にもかかわらず、稲作経営に大きな影を落とす結果となりました。 合併以来1年1年を大切にし、積み重ねてきた成果を、明日への発展につなげるさらなる精 進はもちろんの事、日々変化する情勢を機敏に捉えつつ、新しい風を取り入れながら柔軟に対 農政の最重要課題となったTPPは、交渉そのものを左右する米国のTPA(大統領貿易促 応できる確固たる経営基盤を築き、組合員の負託に応えられるよう、役職員一同、精一杯、職 進権限)法案が成立すれば、妥結への機運が一気に高まる可能性があるとされていることから、 務に邁進してまいります。 引き続き予断を許さない状況が続いているところであります。 今期も、より一層のご利用とご指導、ご助言を心からお願い申し上げ、挨拶とさせていただ JAグループは、「米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源作物などの農林水産物の重要品 きます。 目について、引き続き再生産可能となるよう除外又は再協議の対象とすること」などとした国 会決議の遵守を求めていくとともに、農業者の所得増大、農業生産の拡大、さらには地域の活 平成27年5月 性化に向け、組織一丸となって全力を挙げた運動を展開してまいる所存でございます。 現在、今国会での成立を目指し農協法・農業委員会法・農地法の一部改正が検討されている 経営管理委員会会長 髙橋 七郎 代 表 理 事 理 事 長 堀 金治 ところであります。 4月3日に閣議決定された農協改革では、中央会制度の見直しが焦点となっているように見 えますが、真の狙いはこれまでの規制改革の延長線上にあるJAグループの分断であります。 こうした規制改革の流れにおいて、JAグループは「食と農を基軸として地域に根ざした協 同組合」として、多様な農業者のニーズに応え、担い手をサポートし、農業者並びに地域住民 と一体となって「持続可能な農業」と「豊かで暮らしやすい地域社会」を実現していくため、 自己改革に取り組んでまいります。 かつてより「農は国の基」と言われております。国の発展は農が支えるもの、という考え方 は時代を経ても変わることのない原理であると信じております。 JAグループは今後とも、国民各層との幅広い連携のもと、食とくらし、いのちを守るため、 各種の事業活動を展開してまいります。 第36回JA新潟県大会での決議を踏まえ、当JAでは「中期3ヵ年計画」を策定いたしまし た。今年が最終年の3年目でございます。 「夢ある農業を育み、次代へつなぐ」をテーマに「農業」「地域」「協同・経営」それぞれの 基本戦略を設定し、実践しているところであります。 わが国に「農業協同組合」が誕生して65年が経ちました。その間、国内における政治経済・ − 1 − − 2 − 1.経営理念 4.経営方針〈中期3ヵ年計画(平成25 ~ 27年度)〉 JA越後中央は、組合員・地域と共に歩み、夢ある農業と心豊かなくらしに貢献します。 《テーマ》 夢ある農業を育み、次代へつなぐ! ◆ 見渡す限りの新潟平野、日本海の風、山々の息吹、豊かな自然環境に囲まれ、農業は永々 と育まれてきました。 JA越後中央は、次代へつなぐ地域農業の振興に努め、これまで以上に担い手・次世代・消 生命(いのち)を支え、緑の豊かな大地を守るこの生命産業、農業の大切さや素晴らしさ を、私たちは子孫へ確実に伝えていく使命があります。 費者との結びつきを重視し、協同の輪を広げていきます。 このため、次世代をはじめ多様な組合員・地域住民の期待に応える事業機能・専門性発揮の もと、地域に根ざした組織として役割を発揮します。 ◆ 農業をはじめ多くの伝統・文化、これらは地域の財産です。数多くの農家、地域の方々が ●基本戦略・重点施策● この財産を支えてきました。 私たちは、組合員の皆様をはじめ、地域の願いを受け止め、生きがい、やすらぎを持って 暮らせるように、精一杯、協同活動を通じ心やすらぐ地域を育んでいきます。 農 業 1.担い手支援対策と個別事業対応の強化 ① 農地の利用集積による農業で自立する担い手農家の育成を進めます。 ◆ 私たちは、これまで農家組合や青壮年部、女性部など各種組合員組織との関わり等を通じ、 農村・集落のふれあい、結びつき強化に大きな役割を果たしてきました。 非農家が増加していく現代においても、これらの機能は、“地域に根ざした組織” として 大切にしていきたいと考えます。 ② 担い手経営体への対応力強化と農業支援体制を構築します。 ③ 各種奨励措置で営農支援を強化します。 ④ 多様な担い手への支援を行います。 2.食の安全・安心対策と農業振興方策の実践 地域において、農業やくらしに関する有益な情報を発信することで、共に歩み、貢献して いきたい。これが、私たちの基本姿勢です。 ① 環境と消費者ニーズに配慮した農産物の生産体制を進めます。 ② JAライス戦略を着実に実践します。 ③ 園芸産地の拡大に向け、生産販売体制を強化します。 2.JA行動規範 地 域 わたしたちは、活力と魅力あるJA越後中央をめざし、 1.地域住民とともに取り組む健康・生きがい・仲間づくり 一.感謝のこころを忘れずに、笑顔と誠意をもって行動します ① 健康づくりへの活動を支援します。 一.思いやりのこころ、人と人とのつながりを大切にします ② 仲間づくりへの活動を支援します。 一.情熱と誇りをもち、持てる力のすべてを発揮します 2.高齢者福祉事業の展開による地域貢献 一.常に向上心をもち、絶えざる自己革新に挑戦します ① 介護保険事業サービスの質的向上と体制整備に取り組みます。 ② JAらしい特色ある福祉事業サービスを展開いたします。 3.学童・消費者に向けた食農教育活動の推進 3.ビジョン ① 学童に対する食農教育を進めます。 JAの魅力を発信し、地域の皆様すべてから愛される存在へ! ② 消費者との交流で各年代層への働きかけを強化します。 ◆ビジョン1 「安全・安心」を皆様にお届けし、農業の未来を築きます。 ③ 地域農業への理解を得るために地産地消を進めます。 ◆ビジョン2 ふれあいを大切に、人にやさしい地域づくりに貢献します。 ◆ビジョン3 将来にわたり協同活動を担っていく、熱意あふれる人を育てます。 ◆ビジョン4 期待と信頼に応える事業サービス・経営体制を確立し、選ばれるJAをめざし ます。 協同・経営 1.戦略的な事業実施体制の構築 ① 本支店の再構築により、サービス向上、収益性向上を目指します。 − 3 − − 4 − ② 一元販売体制確立を目指し、集出荷施設の再編を図ります。 6.営農センターの営業体制見直し ③ 拠点型事業の改革を進めます。 農業の成長産業化の名のもと、生産調整及び経営所得安定対策の見直しや、農地中間管理 2.経営基盤の強化と経営管理の実践 機構による法人等への農地の集積が進み、農業生産法人・中核農家の大規模化が進んでいま ① 次世代への取り組みと組織基盤の拡充・強化を進めます。 す。また、大多数を占める兼業農家においても世代交代が進み、JAと後継者のつながりが ② 健全な経営を確保していくため、経営体質強化と経営管理体制の充実を図ります。 弱くなってきています。このような情勢の中、専業ばかりでなく、兼業を含めた多様な担い 手との結びつき強化、組合員への利便性向上を目的に、営農センターの営業体制を見直し、 通年営業を目指すべく検討を進めてまいります。 5.各事業の基本方針 販売事業 指導事業 1.担い手の育成 1.米穀販売 ①地域営農ビジョンの策定を進め、国の施策を活用し、担い手等への農地集積を進めます。 ①米政策を見据えながら「米による生産調整」を推進し、生産者メリット確保に努めます。 ②法人設立に向け相談援助を継続し、法人設立助成を継続します。 ②オーダーメイド米の開発および産地指定の拡大を図り、「顔の見える産地」としてJA越 (2組織×100千円 200千円) ③情報伝達のスピードアップのため、携帯メールサービスの登録者の増加を図ります。 後中央産米の評価向上に努めます。 ③契約栽培を推進し生産者の安定的な所得向上に努めるとともに、実需者・消費者との結び つきを強化します。 〇多 様な相談機能を充実するため、TAC(担い手渉外専任)活動を「担い手支援班」として 再構築し、営農・経済・金融部門を横断的に活動できる体制強化を図ります。 ④GAP(生産工程管理)と生産履歴記帳の徹底およびコンタミ(異品種混入)・異物混入 防止の強化を図り「安全・安心な米づくり」を推進します。 2.園芸品目の販売体制強化 2.JAライス戦略の実践 ①担い手支援班と営農センターが連携したなかで、新たな作物提案を進めてまいります。 ①JAライス戦略に基づき良質米生産への誘導を進め、コシヒカリこだわり米100%を目指 ②産地情報精度向上を進めるとともに、契約栽培品目の拡大、予約相対取引の拡大を進め安 します。 (品質向上奨励対策助成【こだわり米助成】 8,000千円) ③直売所の出店登録者・品揃えを拡大し、一層の「地産・地消」を進め、地域の活性化を図 ②食の安全安心のための生産履歴カードの徹底を指導いたします。 ③高品質米生産を推進するため、土づくり肥料に対する助成措置を継続します。 定した販売に努めます。 ります。 (20,000袋×150円 3,000千円) 経済事業 ④環境保全型農業を推進するため、温湯消毒機の購入助成を継続します。 (3台×100千円 300千円) 1.各種営農支援体制の充実と利用促進 3.園芸産地・畜産拡大に向けた体制強化 ①生産組織の法人化、専業農家の大規模化等、変わって行く需要ニーズに的確に対応します。 ①一元集荷・一元販売に向けて統一した生産指導体制整備を目指します。 ②さらなる生産資材費の低価格化に向け検討を進めてまいります。 ②稲作経営体を中心に園芸導入を進めます。 ③予約推進強化で予約奨励・直送対策・自己引取等で、奨励メリットの最大化を目指します。 ③園芸生産導入・拡大支援、水田転作作物新規導入助成、肉豚助成を継続します。 ④肥料農薬大口利用対策で利用に応じたメリット還元を行います。 ⑤園芸出荷段ボール資材大口利用対策を行います。 (5,150千円) 4.消費者・地域との連携 ⑥主要園芸産地の肥料農薬予約奨励措置の拡大を進めます。 ①直売所及び各種イベントを通し、地元産農産物のPRを行います。 ⑦競合他店の戦略に対抗し、タイムリーで充実した各種キャンペーンを行い、JAシェア拡 ②食育を推進するため、地元小学校・保育園等の農業体験学習(学校田・畑)を支援協力す るとともに、地元学校への米飯給食を支援します。 (9,700千円) 大に努めます。 ⑧農家数の減少に合わせて物流配送体制の見直しを進め、合理化による利用者メリット還元 を目指します。 5.営農指導体制の強化 組合員の期待に応えられる営農指導員の育成に努め、各種関係資格の取得を目指します。 − 5 − − 6 − 〈助成措置〉 努めます。 肥料農薬直送対策・肥料自己引取対策 肥料農薬大口利用対策 4,000千円 1%~5%還元 16,000千円 園芸の個選共販用出荷ダンボール資材大口利用対策 1%~2%還元 300千円 2.石油事業改革の推進と各種営農支援策の継続 ②味噌加工をはじめ、他の農産物加工の製造・保管・販売・管理体制の厳格化と取扱いの拡 大を目指します。 信用事業 ①事業改革の検証と改善を進め、事業の健全性の確保と利用者サービスに努めます。 1.農業メインバンク機能の強化 ②営農用燃油の安定供給と価格対策を講じ、免税軽油手続きの支援を行います。 ①メイン強化先・担い手経営体等への対応力強化を図ります。 〈助成措置〉 ②農業融資体制および事業間連携体制の強化を図り、地域農業発展に努めます。 施設園芸用灯油大口利用対策 稲作乾燥用灯油価格対策 4,500千円 5,100千円 2.生活メインバンク機能の強化 ①利用者満足度を重視した利用者目線でのサービス提供に取り組みます。 3.安全・安心な生活資材提供と共同購入運動の展開 ②個人貯金・ローン・年金獲得に向けた推進強化による地域シェアアップを図ります。 ①県産・国内産・国内製造に拘った「食の安全・安心」の、新たな食材宅配の再認識と普及 ③次世代・次々世代を中心とした新規利用者獲得の強化を図ります。 3.利用者保護等への適切な対応 と利用拡大を進めます。 ②JAオリジナルエーコープ商品の理解促進に向け、女性部とも連携し研修会を行うなど、 ①苦情相談対応の強化と苦情相談案件を業務改善へと繋げる態勢の確立を図ります。 ②金融機能不正利用(振り込め詐欺・反社会的勢力等)から利用者を守る取り組みを充実し その優位性の周知と拡販に努めます。 4.営農と一体化した農機事業・消費者ニーズにあった車両事業 ①農機は、さらにTACと連携で出向く営業体制を強化し、技術力習得と高位平準化で信頼 ます。 ③金融円滑化への適切な対応の継続と経営改善支援の取り組みの充実を図ります。 4.効率的な事業運営体制の強化 されるサービスの提供を目指します。 ②車両は、保有台数の減少が続くなか、よりきめ細かい営業と整備体制で、利用者ニーズに 応じた信頼度の高い「安全・安心」なサービスに努めます。 ①店舗営業力の強化を図ります。 ②事務処理の効率化・堅確化に取り組みます。 5.人材育成(開発)強化 利用・加工事業 ①専門的な業務を担う担当者の育成を図ります。 ②信用事業管理者マネジメント力・現場営業力の強化を図ります。 【利用】 1.カントリーエレベーター ①事故防止に努め、荷受品種を絞り、効率的利用を行います。 共済事業 ②均質化された利点を活かし、産地指定の拡大を目指します。 1.利用者の視点に立った最良・最適な仕組み、サービスを提供 2.大豆プラント 「ひと・いえ・くるまの総合保障」を通じて、組合員・地域住民・次世代層へ「安心」と「満 管内生産法人と連携を図り、適期刈取・乾燥調製作業を行い、上位等級比率の向上に努め 足」を提供し、信頼と期待に応え地域の保障充足を図ります。また、エリア戦略(区域・地 域)の展開と推進チャネル(手段)の強化に取り組み、事業基盤の維持・拡大に努めます。 ます。 3.園芸集出荷施設 2.コンプライアンスの徹底と、内部統制の定着によりリスク管理体制を強化 施設の集約化・機械選果施設のコスト低減を推進し、集荷体制強化により産地評価の向上 法令の遵守、利用者立場に立った丁寧な説明等、共済推進活動の適正化に向けて取り組み ます。また、組合員・利用者の皆様が安心して任せられるJA共済の確立に努めます。 に努めます。 4. 育苗センター 3.自動車事故処理における利用者満足度の向上 施設間の連携により効率利用を図り、健苗供給に努めます。 自動車共済の損害調査業務において、丁寧な事故受付、初期対応における的確なアドバイ スと経過報告を適切に行うことに努めます。また、契約者の不安解消・軽減を図るため専門 性向上に取り組み、解決までの迅速化による事故対応を目指します。 【加工】 ①独自販売米における各ブランド米(越のかがやき米・飛燕舞・つば九郎米)の維持拡大に − 7 − − 8 − 4.スマイルサポーター(窓口担当者)育成強化と窓口チャネル(手段)の確立 ③市町村受託事業 支店窓口を事務中心から推進活動も担う拠点へ進化させるため、来店者に対する情報提供・ ・配食サービス 保障ニーズの喚起をスマイルサポーター(窓口担当者)の取り組みとし、また各種研修・資 ・燕市軽度生活支援事業 格取得による知識習得により、専門性を高め相談機能を充実させ契約保全の強化を図ります。 ・要介護(要支援)認定調査等 また、事務インストラクター(指導員)を基幹支店へ配置し、本店と支店の連携強化で組合 ④認知症サポーター養成講座の開催 員・利用者の皆様の期待に応えられる窓口体制を確立し、正確・迅速な事務処理および共済 金支払処理に努めます。 (3)学童・消費者に向けた食農教育活動の実践(よい食プロジェクトの推進) ①学童に対する食農教育 ・学童用図書・教材本の配布 管理部門 ・学校教育田活動 1.法令遵守態勢の確立 ・学校給食に対する食材の提供 ①法令等遵守方針に沿って、コンプライアンスを実現させるために具体的な実践計画(内部 ②消費者との交流による各年代層への働きかけ 規程の整備、役職員の研修計画など)を策定し、年間を通じて取り組みます。 ②業務改善・事務の効率化や法令遵守により経営の信頼性と品質の向上、および不祥事未然 防止のため内部統制システムの構築に取り組みます。 ・首都圏えちご蒲原会との交流 ・各種イベントへの参加 ③地域農業への理解を得るための地産地消の推進 2.JAくらしの活動 ~よい食プロジェクト・健康寿命100歳プロジェクトの推進~ ・直売所でのイベントを通じた地元産農産物のPR 「食・農・健康・助け合い」を軸に、JAと組合員・地域住民との結びつきを強めて、地 ・地元産農産物を利用した料理教室の開催 域農業の発展と安心して暮らせる地域づくりを目指します。この取り組みを通じて、協同意 識の高揚、浸透、組織基盤の強化、各種組織活動の活性化を図ります。 また、諸活動への地域住民等の参加・参画をはかり、JA・生産者と地域住民等との結び つき強化、地域農業とJAの事業活動に対する理解・共感、協同活動の広がりにつなげます。 (1)地域住民とともに取り組む健康・生きがいづくり ①健康づくりへの活動支援 3.広報戦略の実践 (1)当JAのイメージアップを目指し、JA越後中央広報戦略の実践に向けた取り組みを行 います。 ①安全・安心でおいしい地元農産物をアピールするとともに、食・農への関心・理解を深 めてもらい、一層の消費拡大を目指します。 ②地域農業の振興や地域住民の安心なくらし、地域づくりへの貢献など、JAが果たす役 ・健康教室・健康講話の開催 割や取り組みを積極的に広報し、JAへの参画、理解と共感を目指します。 ・ウオーキング大会の開催 ③効果的で高い訴求力のある広報活動を展開します。 ・ゲートボール大会の開催 (2)広報誌の配布対象の拡大や配布方法の多様化により、次世代組合員、准組合員、地域住 ・ソフトバレーボール大会の開催 民に対し、「食・農・地域とそれを支えるJAへの理解醸成」を図り、国内農業や国産農産 ②仲間づくりへの活動支援 物の重要性・安全性や農村環境の維持の大切さを地域住民が理解を深め、JAの事業・運 ・お茶の間広場(地域の茶の間)の開催 営により参加してもらえるような工夫ある広報を進めます。 ・ふれあいツアーの開催 ①広報誌の内容充実とモニター制度による広聴機能の強化 ・次世代のつどいの開催 ②コミュニティ誌による地域住民へのJA理解醸成 (2)高齢者福祉事業の展開による地域貢献 ③支店だより発行による「親近感のある支店」の広報 ①介護保険事業 4.1地域1協同活動 ・居宅介護支援事業・通所介護事業の2事業を展開し、介護・福祉の相談機能の充実や 地域との結びつき強化と魅力ある事業を支えるJAづくりの一環として、1地域1協同活 質の高いサービスの提供により、地域における高齢者福祉の向上に寄与・貢献します。 ②高齢者支援事業 動を実践し、農業者と地域住民との絆づくりを進める取り組みを進め、JAのPR、地域の 活性化を図ります。 ・介護保険制度の対象にならないサービス内容や、介護認定を受けていない方等に対し て、 JA越後中央独自の事業や多様なニーズに沿った生活支援サービスを展開します。 − 9 − 5.施設整備 経年劣化施設の保守修繕、遊休施設の処分などを引き続き進めるとともに、高額となるこ − 10 − とが予測されるカントリーの修繕について、計画的に進めるための年次計画を策定します。 きな隔たりがありました。 ・本店整備に向けた準備・着工 当JAにおいては、平成27年度の支店再編を主とした「経営改革構想」のスケジュールに基 ・カントリー修繕計画の策定 づき、営農施設整備については「分水営農センター」が7月に建設竣工し、また巻管内3支店 6.人材育成 の新統合店舗となる「こしわ支店」の建設に着手し、27年3月完成に向け準備を進めてまいり 専門的な知識・技能を備え、自ら考え、行動し、問題解決を図れる職員育成を目指します。 ました。 また、CS(利用者満足度) ・ES(職員満足度)の向上を図るために、部署ごとの環境に また、農業生産面においては今年も全国各地で記録的豪雨などの自然災害に見舞われました あわせた取り組みを行い、組合員・利用者との絆を大切に、信頼と親しみの関係を築ける「お が、幸い当地域においては大きな災害はなく、基幹作物である米の作柄は作況指数「103」の もてなしの職場づくり」を目指します。 やや良となり、集荷数量も約173万袋と契約数量を上回る実績となりました。しかし、品質面 においては8月の台風等の影響もあり、 「こしいぶき」については著しい品質低下となりました。 園芸では、ブランド品目の「越王おけさ柿」が出荷量2,450tと近年にない豊作でしたが、 6.経営管理体制 全国の柿産地との出荷時期の競合もあり、販売単価が低迷し、販売金額は4億4千万円と計画 当JAは農業者により組織された協同組合であり、組合員の意思を広範に反映するとともに、 を下回る結果となりました。新たなブランド品目である、イチジク「越の雫」は悲願であった 業務執行を機動的に行うために、経営管理委員会を設置し、経営管理委員会が任命する理事が 販売金額1億円を達成することができ、目標達成記念の式典を開催し、今後さらなる販売・作 常勤して日常の業務に専念する体制をとっています。 付け拡大を目指した取り組みを進めることを確認しました。 経営管理委員は、組合の業務執行にかかる基本的事項や重要事項を定めるほか、理事の業務 地域の農業振興策では、「JA出資型法人」の設立について、各地域の実態や生産者の意向 執行の監督を行っています。また、信用事業について常勤理事のなかで専任担当を置くととも 調査結果を踏まえ検討を重ねましたが、緊急性等の課題から今後も継続して検討することとし に、 農業協同組合法第30条に規定する常勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化を図っ ました。 ています。 信用共済事業においては、米仮渡金の大幅な減額に伴う農家支援策として、緊急対策資金を 用意し、利子補給等の独自支援を行いました。また、日常的に組合員とのふれあい機会の拡大 を図るため、「組合員係」を新たに配置し、ふれあい活動の強化にも努めてまいりました。 7.事業の概況 各事業において、予期せぬ状況変化もあり、事業環境は大変厳しいなか、事業利益1億9,486 1.一般的概況 万円、当期剰余金2億4,357万円の実績を上げることができ、組合員皆様に深く感謝申し上げ 26年度の日本経済は、安倍内閣が推し進める各種経済対策の効果により、円安となり、大企 ます。 業を中心に株価も上昇しました。また、4月からの消費税増税前の駆け込み需要も活発で、春 今年度、事業部門毎の事業実績概況を、以下のとおりご報告申し上げます。 先までは国内消費が拡大し、景気回復の兆しを見せていました。しかし、その後は消費税率の 引き上げにより国内消費は冷え込み、円安による石油製品や食品等の値上げも相次ぎ、地方経 済においては、景気回復を実感できる状況とはなりませんでした。 農政・JAを巡る状況は、最終合意を目指すTPP交渉において、日本と米国の2国間協議 2.各事業の内容 指導事業 中期3ヵ年計画に基づき事業を展開してまいりました。特に担い手支援対策として計画を が活発に行われ、特に農畜産物の輸入関税等の交渉は予断を許さない状況が続きました。 前倒して設立を目指した「JA出資型法人」については組合員意向調査を行う等、十分な検 当JAの基幹作物である稲作については、26年産米は前年産米等の過剰在庫により大幅な需 討を重ねてきました。(検討結果は後段参照) 給不均衡な状態となりました。米穀機構による過剰米約35万トンの緊急処理を行ったにもかか わらず、米価の大幅下落に歯止めがかからず、仮渡金は過去最低の水準となり、今後の稲作経 営に大きな不安を抱える結果となりました。 6月にはJA改革・農業委員会制度・農業生産法人要件の見直し等を内容とする、農業改革 また、出向く体制として設置されたTAC(担い手渉外専任)については9年が経過し、 今年度「TACパワーアップ大会」において全国表彰されました。 農地集積に関しては、農地中間管理機構が動き出し、JAは機構と事務委託契約を結び、 組合員の対応を行うこととしました。 の方向性が閣議決定されました。こうした状況を踏まえ、JAグループでは全中が中心となり、 JA自己改革案を取りまとめました。しかし、政府の改革案は全中の組織形態変更や准組合員 【米】 の事業利用規制等を目的とした農協法改正の方針で、政府・与党とJAグループとの間では大 課題である品質の向上・安定を目指し、越のかがやき米再生運動と銘打って生産技術指導 − 11 − − 12 − の取り組みを行いました。今年度も気象変動の中の生育になり、品質低下が懸念されました ○指導収支の内訳(単位:千円) が、葉色を印刷したハガキを全生産者に配布し、必要に応じて追肥を行うよう注意喚起を行 いました。その結果、コシヒカリに関しては1等米比率90%の目標にほぼ達しました。 しかし、特にこしいぶきについては、着粒数の増加と出穂後の高温・低日照で品質が大き く低下する結果となり、また、品質・等級に地域差・個人差が大きくなりました。なお、今 年度も全農と一体となり「土づくり肥料助成」を行い、当JA単独で「こだわり米助成」を 指導収入 賦課金 50,123 行いました。 指導事業補助金 10,307 68,747 実費収入 8,315 【大豆】 大豆は、好天により播種作業は順調に進みましたが、降水量が少なく一部圃場で発芽不良 が見られました。連作障害等による不着莢、豪雨等による湿害により収量の減少につながり、 指導支出 組織活動費 71,831 成熟期は早まったものの、しわ粒等の発生が多く見られる結果となりました。 【園芸】 各生産品目別栽培指導会の開催、生育調査・病害虫予察調査に基づく栽培管理情報の発信 150,968 営農改善費 64,288 教育情報費 13,653 0 0 50000 40,000 80,000 100000 120,000 生活改善費 1,194 150000 160,000 等により安定生産量確保に取り組みました。 また、園芸生産拡大に取り組み、新規導入及び既存生産品目の拡大支援、カゴメトマト・ 加工たまねぎへの種苗支援、加工業務向けキャベツの栽培実証支援等を実施し、総額5百万 円の助成を行いました。 【花卉】 チューリップ切花の希少品種の割合を上げ、球根根付(バブチュー)などの企画商品を活 用して、産地全体の価格の向上に努めました。一般切り花では、従来のヒマワリ、ケイトウ、 ストックの生産拡大にさらに取り組むとともに、トルコギキョウの生産にも取り掛かり、夏 場の軸になる品目を増やすことで、取引市場での一層のシェア拡大に努めました。 ○指導支出の内訳 組織活動費 農家組合助成、青壮年部活動助成、女性部活動助成、 生産組織協議会助成など 営農改善費 営農指導会、協議会、学校給食助成、こだわり米助成、 土づくり肥料助成、緊急穂肥情報、園芸拡大推進費など 教育情報費 広報誌、食農教育、学校教育田助成など 生活改善費 リーダー研修会、家の光運動、しあわせ組織活動、 100歳プロジェクトなど 【畜産】 県養豚経営安定対策に伴い、出荷頭数に対して独自支援を実施しました。また、春先に流 行した豚流行性下痢(PED)については、管内でも発生し、拡大を防ぐため消石灰の助成 を行いました。 − 13 − − 14 − 200000 〈JA出資型農業法人設立に関する検討結果〉 (5年後の需給面積シミュレーション) 平成26年度の重点事業として「JA出資型法人」の設立に向けて、組合員調査を実施する等、 検討を重ねてきました。その結果については以下のとおりです。 5年後の需給面積シミュレーション ha 500.0 450.0 1.組合員意向調査(抜粋) 400.0 350.0 管内組合員の実態、農業法人設立への意向調査、意見集約を昨年実施しました。 300.0 250.0 対象者:4,269戸 回答率:52.3% 200.0 150.0 調査の結果、組合員の出資型農業法人設立に対する期待はあるものの、今後5年程度までは、 農業経営規模の拡大意向者が縮小・離農意向者よりも多く、当JA管内においては、概ね担い 手が確保できることが判明しました。また、出資型農業法人とはどのようなものかが組合員に 理解されておらず、今後詳細な説明が必要であることがわかりました。 100.0 50.0 0.0 巻 岩室 中之口 拡大 法人 月潟 弥彦 拡大 個人 分水 縮小・離農 個人 吉田 燕 黒埼 潟東 味方 西川 5年後維持できない可能性 個人 〇5年後の見込みにおいては、月潟、弥彦、分水、黒埼地区において、5年後維持できない可 能性がある個人が増加し、縮小・離農個人と併せて委託面積が多くなっています。しかし、 【組合員調査結果からの分析 地域別拡大意向面積と縮小・離農意向面積の比較】 管内全体を見た場合、受託面積が委託面積を上回る結果となりました。 (現状) 〇受託面積が委託面積を上回る結果となっておりますが、国からの助成が担い手へ集中するこ とやTPPなどの外的要因を考えると、離農者増加のスピードが増すことが予想されるため、 拡大 (法人+個人) 意向者と縮小・離農意向者面積の比較 ha 500.0 注視しながら対応いたします。 450.0 2.検討結果について 400.0 350.0 300.0 (1)JA出資型農業法人等の設立を数年間延期する 250.0 200.0 (2)今後の方向性について 150.0 今後に備え準備期間においては、担当する本店の部署及び営農センターに担当職員を 100.0 50.0 0.0 置き、明確にすることとします。また、担い手の経営力向上を目的とし担い手をサポー 巻 岩室 中之口 月潟 弥彦 拡大 法人 分水 拡大 個人 吉田 燕 黒埼 潟東 味方 西川 縮小・離農 個人 〇現状においては月潟地区を除いて、拡大意向者の面積が縮小・離農意向者の面積を大幅に上 回っています。特に拡大志向の個人(担い手)が多くいることがわかりました。 トする事業の取り組みを強化します。 〇担い手へのサポート事業の強化 ・ 担当する本店の部署及び営農センターを明確化 ・ 担い手経営体への対応力強化と農業支援体制の構築 ・ 農地の利用集積による担い手農家育成の取り組み ・ JA独自の各種奨励措置による支援 〇JAが関わる農業経営についての継続検討 ・ JA出資法人またはJA本体による農業経営等の研究・調査 ・ 集落座談会等での組合員への説明 − 15 − − 16 − 販売事業 平成26年産米の管内の作況指数は「103」のやや良となり、主食用米集荷数量については、 経済事業 平成26年4月に実施された消費増税に伴う「駆け込み需要」を考慮しながら、27年度用の肥 計画比104%となりました。しかし、主食用米の在庫量の増加に伴い、仮渡金の大幅な下落が 料農薬予約推進を強力に進めてまいりました。また、石油事業改革による基幹とサブSSの区 余儀なくされました。 分化を行い、4基幹SS配送体制の構築で配送の合理化を目指しました。車両部門は絶対需要 園芸畜産品目では、管内において気象に起因する大きな災害は少なかったものの、全国的に が減少するなど厳しさが続き、農機部門は消費増税が大きく影響しましたが、各種補助制度の 2月の関東甲信地区での大雪や夏場の相次ぐ台風と豪雨、その後の天候回復による集中出荷か 活用で、計画値・前年実績とも大きく上回ることができました。 ら園芸品目の需給バランスが崩れ、販売価格が大きく変動しました。全品目の販売金額は、前 年比98.3%、計画比92.0%となりました。 【生産購買】 肥料・農薬は消費増税の駆込み需要反動緩和に向け、前年以上に予約と年内配送比率向上に 【米】 努力し、併せて各種奨励措置を講じ、生産費のコスト低減化を進めてまいりました。結果、供 米の年度内販売が25年産米の28.1%に対して、26年産米は33.4%となり、順調に推移しました。 給高では肥料が計画比102.4%、農薬は94.9%となりました。 そのなかでもコシヒカリは品質が良く好調な販売でしたが、こしいぶきは品質不良と他県産米 との価格競合により販売進度が遅れています。販売金額については、販売単価の大幅下落によ り激減し、前年比77.6%、計画比92.8%となりました。 【生活購買】 石油事業は絶対需要減少が続くなか、価格が高止まり供給高は計画比99.6%となりました。 【園芸】 また、 昨年に引き続き免税軽油支援と施設園芸・稲作乾燥灯油に価格対策を講じてまいりました。 野菜・果樹・花卉等各園芸品目は、生育調査や着果量調査等に基づく出荷計画により、仕向 また、「新たな食材宅配」に4月から移行した食材は、配送体制を大幅に見直した結果、大 先との販売打合せ、各小売店舗での店頭販促及びテレビ・ラジオ・直営直売所を通じ産地PR きく収支改善が図られました。しかし、一般食品・生活資材とも事業の縮小傾向は止まらず、 に努めました。 厳しい状況が続き前年比94.3%となりました。 また、新たに事前値決めによる水稲育苗ハウス等を利用した「アンジェレトマト」、転作田 での「加工業務向けキャベツ」の販売に取り組みました。 ◆販売高計画と実績 (単位:百万円) 18,000 15,000 17,419 15,377 3,952 9,000 6,000 果樹 861 6.1% 花き ・花木 302 2.1% 3,962 13,467 11,115 畜産物 286 2.0% 10,280 果実 242 1.7% 【26年度計画】 米 の車離れ、高齢者のリタイヤなど絶対需要減のなか、営業努力をしたものの、計画比97.2%と 販売高 14,242 大豆・種籾 508 3.6% 前年度実績 増税の駆込み需要を取り込み、計画値・昨年実績ともに大きく上回りました。車両事業は若者 林産物 43 0.3% なりました。 野菜 1,717 12.0% 3,000 0 農機事業は営農指導と連携して情報共有と同行訪問活動に努め、各種補助制度の活用と消費 ○販売高の内訳(単位:百万円) 14,242 4,262 12,000 【農機・車両】 ◆購買品供給高の計画と実績(単位:百万円) 米 10,280 72.2% 26年度実績 野菜その他 8,612 8,465 8,214 7,500 1,563 1,486 1,536 2,983 2,946 2,815 4,066 4,033 3,861 前年度実績 【26年度計画】 26年度実績 6,000 4,500 【平成26年産米(主要3品種)の状況】 契約数量 (俵/60㎏) 9,000 集荷数量 (俵/60㎏) 契約対比 (%) 1等米比率 (%) コシヒカリ こしいぶき 387,644 151,241.5 406,350 154,861 104.8 102.4 90.1 13.3 ゆきん子舞 ※主食用のみ 59,290.5 62,791 105.9 80.0 〇生産の内訳(単位:百万円) 資材 1,146 29.7% 0 生産 生活 飼料 193 5.0% 農機・車両 この部分(境目とてっぺんの楕円)→ はグラフ機能と連動していません !! − 17 − 生産資材 3,861 3,000 1,500 上から置いています。 修正するときは注意してください。 − 18 − 肥料 1,258 32.6% 農薬 1,263 32.7% 〇生活の内訳 (単位:百万円) 建築資材 68 2.4% 生活 150 5.4% 〇農機・車両の内訳(単位:百万円) その他 3 0.1% 180,000 自動車 722 47.0% 一般食品 200 7.1% 食材 148 5.2% ◆貯金残高の計画と実績(単位:百万円) 農業機械 814 53.0% 農機・車両 1,536 生活物資 2,815 166,327 169,818 〇貯金の内訳(単位:百万円) 定期積金 4,409 2.7% 165,990 150,000 120,000 90,000 貯金残高 165,990 60,000 当座性貯金 62,843 37.8% 30,000 石油類 2,244 79.8% 0 前年度実績 【26年度計画】 定期貯金 98,738 59.5% 26年度実績 利用・加工事業 【利用】 水稲育苗施設については、水田フル活用の取り組みにより、年々育苗利用者が増えており、 ◆貸出金残高の計画と実績(単位:百万円) 各施設で連携して健苗供給に努めました。 45,000 カントリーエレベーターは、年々利用者も増え、各カントリーエレベーターで受入量、処理 37,500 量を見ながら品種別等で受入等協力しながら対応を行いました。 30,000 【加工】 44,639 44,503 15,000 ド銘柄で「飛燕舞」が燕市応援寄付金御礼品として取り上げられたことから、大きな実績をあ 7,500 げることができました。味噌加工も施設整備を進め、平成25年度産大豆使用から製造販売を一 0 本化し、他の加工農産物と併せ安全安心な商品提供に努めてまいりました。 金融機関貸付 3,400 7.9% 割引手形 4 0.0% 43,247 22,500 玄米・精米加工販売は学校給食を通じ行政と一体となり米消費拡大に取り組み、独自ブラン 〇貸出金の内訳(単位:百万円) 前年度実績 【26年度計画】 手形貸付金 501 1.1% 当座貸越 647 1.5% 貸出金残高 43,247 証書貸付金 38,692 89.5% 26年度実績 共済事業 信用事業 将来にわたり安定的な事業基盤の確立と収益基盤の確保に向け、農業メインバンク・生活メ 「ひと」「いえ」「くるま」の総合保障を提案し、生命共済・建物共済の新契約高334億29百万 インバンク機能の強化、利用者保護等への適切な対応を重点に、事業展開を行ってまいりまし 円、自動車共済24,624台の契約をいただきました。また、法人(事業主)を対象にFST(市 た。 場開拓実践訓練)を新たに実施しました。 貯金については、年間を通じ各種キャンペーンを実施してまいりましたが、米の仮渡金単価 共済事業のコンプライアンス態勢(法令等の遵守)では、インターネット研修・共済管理者 の大幅下落等の影響により、厳しい結果となりました。 研修・共済担当者会議等において事務処理の堅確化を図りました。 年金の新規振込口座指定は年金専任渉外を中心に取り組みを強化し、全支店で振込指定替え 自動車共済については、事故初期対応力の充実と事故処理の迅速化・適正化に取り組み、利 推進を実施した結果、年金振込者は320名増加いたしました。 用者の不安解消に努めました(利用者総合満足度87.95%)。また、支店の事故受付担当者・ 貸出金については、厳しい農業情勢下のなか、利子補給等を活用した低利農業資金、米仮渡 JA車両センターの担当者を対象に事故受付や現場急行の対応研修を実施しました。 金下落に伴う緊急対策資金の創設等を行いました。ローンにおいては、金利優遇を実施し、消 スマイルサポーター(窓口担当者)の育成・強化による相談機能の充実のため、積極的に研 費税増税による新規貸出実行減少を補うため、住宅ローン借換FST(市場開拓実践訓練)を 修会に参加したほか、複雑化する事務処理について共済事務インストラクター(指導員)によ 行い、3億24百万円の実績となりました。 る指導を実施しました。 また、中小企業者、農業者及び住宅資金借入者の条件変更等の申込みに対する金融円滑化の なお、組合員の健康管理活動の一環として人間ドック経費助成を実施しておりますが、700 取り組み状況は、中小企業者・農業者で11件対応いたしました。 人を超える多数の皆様からお申込みいただき、ご利用いただきました。 − 19 − − 20 − ◆共済保有高の計画と実績 (単位:百万円) 900,000 783,988 〇共済保有高の内訳(単位:百万円) その他 16,668 2.2% 769,852 750,000 管理部門 【リスク管理】 コンプライアンス・マニュアルに基づき、内部管理態勢の強化を前提としたコンプライアン 終身共済 256,840 34.1% 753,352 ス態勢の推進を図るため、継続的に役職員に対し研修会等を開催して不祥事未然・再発防止に 取り組みました。 600,000 450,000 JAの社会的責任・基本的使命を果たす上で、役職員一人一人が高い倫理感と法令等を厳格 共済保有高 753,352 に遵守し、社会的規範に基づき、誠実かつ公正な業務運営を遂行してまいりました。 300,000 150,000 0 前年度実績 【26年度計画】 建物更生共済 321,026 42.6% 26年度実績 養老生命共済(こども共済含む) 158,818 21.1% 【くらしの活動】 健康づくり、仲間づくりの活動として、継続して健康教室、ウオーキング大会、ゲートボー ル大会、お茶の間広場、ふれあいツアー等を実施し、地域との結びつき強化に取り組みました。 健康寿命100歳プロジェクトの記念講演「かろやか体操」には300名以上の参加がありました。 ◇共済金の支払状況 (単位:件、千円) 支 払 事 由 件 数 生 共 次世代の集い」を2回開催、多くの参加申し込みをいただき好評をいただきました。 支払金額 学童・消費者・地域住民を対象とした食農教育として学校教育田支援、学童用図書「ちゃぐ 2,831 3,275,915 建 物更生共済 5,564 1,409,727 年 2,636 928,795 11,031 5,614,437 済 2,329 1,339,847 が ん 共 済・ 定 期 医 療・ 介 護 ほ か 133 39,132 介護事業・居宅介護支援事業の3事業を展開し、地域福祉充実の一翼を担ってきましたが、訪 済 15 25,669 問介護事業については運営基準を満たすことができなくなり、平成26年12月31日をもって一時 済 439 189,895 休止することになりました。高齢者福祉事業では、JAとしての特色を活かした配食サービス 13,947 7,208,980 済 83 58,460 済 2,816 548,567 済 26 1,940 済 103 48,769 済 1 119 3,029 657,855 16,976 7,866,835 金 共 済 計 事故共済金 長 期 共 済 済 満期 年金給付 その他給付金 命 また、地元農産物への理解を深めながら次世代の交流の場を提供する「よい食プロジェクト 生 命 年 建 共 金 物 共 更 生 共 小 計 事故共済金 短 期 共 済 火 災 自 動 傷 車 共 害 自 そ 共 共 賠 の 他 責 の 共 短 期 共 小 計 合 計 りん」の提供、地元農産物を利用した料理教室、直売所のイベントを通じた地元農産物のPR などいろいろな活動を通じて、食と農への理解と関心の醸成に取り組みました。 【福祉事業】 介護保険事業と高齢者福祉事業を実施してきました。介護保険事業は、訪問介護事業・通所 や生活支援事業を展開してきました。 【1地域1協同活動と組合員の加入促進】 地域に根ざしたJAとして、地域が親近感を感じる支店を目指し、地域住民とともに1地域 1協同活動に取り組みました。併せて「支店だより」を発行し、各種キャンペーンや事業の紹 介、支店職員の紹介などにより地域への発信を強化しました。 組織基盤の強化対策として、組合の事業への賛同と利用をいただける地域住民に組合員加入 促進を呼びかけ、減少傾向であった組合員数が2年連続の増加となりました。 【資産の取得】 地域の営農・経済事業の拠点として平成26年7月分水営農センターを新築、営業を開始しま した。また、支店再編にかかる3支店の統合店として、こしわ支店の建設を平成26年8月に開 始しました。 − 21 − − 22 − 8.事業活動のトピックス 10.地域貢献情報 年 月 内 容 平成26年2月 〃 青壮年連盟通常総会 「越のかがやき米」生産者大会 3月 女性部通常総会 (1)社会貢献活動 ① 環境に配慮した事業活動の取り組み 省エネ効果が見込まれる「緑のカーテンづくり」 (ニガウリなどのつる状の植物を栽培し、 建物の壁や窓を覆うカーテン状に設置)をすすめると共に、 「省エネコンテスト(節電運動)」 を実施するなど、節電に努めてまいりました。 JA越後中央100歳プロジェクト「かろやか体操」講演会 〃 農業生産組合協議会通常総会 〃 全職員研修会 また、女性部活動の一環で、「地球に愛を子どもに愛を」をスローガンに「ペットボト ルキャップ収集運動」に取り組みました。 これは、ペットボトルのキャップを分別回収し再資源化を促進することにより、CO2 の発生抑制に寄与できると同時に、キャップの売却益で世界の子どもたちにワクチンを届 4月 第16回通常総代会 7月 JA越後中央ウオーキング大会 ② 事業継続計画(BCP)への取り組み 〃 “食” × “農” 交流プロジェクト 事業継続計画とはBCP(ビジネス・コンティニュイティ・プラン)と呼ばれ、災害等 「よい食カレッジ」~次世代の集い~ 〃 分水営農センター新築オープン 8月 JA越後中央管内農業青色申告推進協議会通常総会 10月 JA越後中央ウオーキング大会 〃 “食” × “農” 交流プロジェクト 「よい食カレッジ」~次世代の集い~ 11月 平成27年1月 けるという運動です。 が発生した際、どのような体制で人的資源、施設などの経営資源を確保し、災害支援や復 旧などに取り組み、どのレベルで事業を継続させるか、平時から事業継続について準備し ておく計画のことです。 当JAは、人々の生活に直結する食料供給、金融、介護等といった幅広い事業を展開し ており、災害時においても単に事業者としての事業継続ではなく、社会的な責務を果たす という観点から、「事業継続計画における基本方針」を定め、人的資源・物的資源・事業 用資源の確保等を図り、災害時においても社会的な責務を果たせるよう努めております。 JA越後中央組合員集会 (2)地域密着型金融への取り組み(中小企業の経営の改善および地域の活性化のための取 役職員大会 り組みの状況を含む) ① 農業者等の経営支援に関する取り組み方針 当JAは、農業者の協同組織金融機関として、「健全な事業を営む農業者をはじめとす 9.農業振興活動 る地域のお客さまに対して必要な資金を円滑に供給していくこと」を、「当JAの最も重 安全・安心な農産物づくりへの取り組みとして、農産物の生産過程での肥料・農薬の使用状 要な役割のひとつ」として位置付け、当JAの担う公共性と社会的責任を強く認識し、そ 況や作業内容を記した生産履歴記帳および農産物の安全や環境への配慮等を記した適正農業規 の適切な業務の遂行に向け、金融円滑化にかかる基本方針を定めています。 範(GAP)などの取り組みを通して、残留農薬に対して安全な農産物だけを流通する制度(ポ ジティブリスト制度)へ対応できるよう、農薬使用基準の啓蒙に取組んでまいりました。 中小企業金融円滑化法は平成25年3月末に期限を迎えましたが、引き続きこれまでと同 様に真摯かつ丁寧に対応します。 担い手支援については、農地の集積、法人の設立、制度加入の事務受託等を重点支援策とし ② 農業者等の経営支援に関する体制整備 て取り組みました。 当JAは、お客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の申込みに対し、円滑に措置を 食育の一環として、青壮年部による小学校児童への田植えから刈取りまでの体験授業を支援 とることが出来るよう、下記における体制を整備しています。 ○ 理事長以下、常勤理事・部長を構成員とする「金融円滑化管理委員会」にて、金融 しております。 円滑化にかかる対応を一元的に管理し、組織横断的に協議します。 ○ 常務理事(金融共済担当)を「金融円滑化管理責任者」として、当JA全体におけ − 23 − − 24 − る金融円滑化の方針や施策の徹底に努めます。 ○ 各支店に「金融円滑化管理担当者」を設置し、各支店における金融円滑化の方針や 施策の徹底に努めます。 11.貯金者保護の取り組み(系統セーフティネット) 当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である ③ 農業資金の取り扱い 「貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティネットで守られてい 当JAでは、農業者向け資金を幅広くご用意し、地域農業の発展に努めています。また ます。 農業者向け資金の一部に対して利子補給事業を実施し、農業者の実質金利負担の軽減を ◇「JAバンクシステム」の仕組み 図っています。 主な資金 資金の内容 農業生産資金 農業経営の合理化を図るために必要な資金 アグリマイティー資金 農地取得等、幅広い資金用途に長期に対応できる資金 農業近代化資金 機械・設備の取得等、農業経営の近代化を図るために必 要な長期資金 農機具ローン 農機具の購入等に必要な資金 担い手支援資金 (愛称:アグリ1) 担い手に対する農業生産に直結する設備・運転資金 平成22年度 緊急農業経営安定対策資金 平成22年産米の猛暑等による品質低下等に伴う経営の安 定化に必要な資金 平成23年度 地震災害等復旧支援資金 長野県北部を震源とする地震等による被害に対応し、経 営の早期再建に必要な資金 平成24年度 豪雪災害等復旧支援資金 平成24年の豪雪災害(暴風被害含む)による被害に対す る復旧に必要な資金 平成26年度 緊急農業経営安定対策資金 平成26年産米価格の下落による減収に伴う経営の安定化 に必要な資金 スーパーL資金 認定農業者が経営改善に必要な長期資金 その他農業資金 スーパーSおよび農業災害対策資金等 JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループ の名称です。組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよ う、JAバンク会員の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する「JAバン クシステム」を運営しています。 「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を2つの柱と しています。 ◇「破綻未然防止システム」の機能 「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。 JAバンク法(農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に 関する法律)に基づき、「JAバンク基本方針」を定め、JAの経営上の問題点の早期発見・ 早期改善のため、国の基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべ き自己資本比率の水準、体制整備など)を設定しています。 また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営改善 指導を行います。 ◇「一体的な事業推進」の実施 良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、 共同運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業推進の取 り組みをしています。 ◇貯金保険制度 貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、 貯金者を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを 目的とする制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度 です。 − 25 − − 26 − JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針 12.リスク管理の状況 を定めるとともに、経営層で構成するリスク管理委員会を定期的に開催して、日常的な情報 ◇リスク管理体制 交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びリスク管理 当JAは、組合員・利用者の皆様に安心して、JAを利用していただくために、より健全 委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運 性の高い経営を確保し、信頼性を高めていくことが重要であると認識しています。そのため 用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェック に、内部統制の4つの目的である「業務の有効性及び効率性」、「財務報告の信頼性」、「法令 し定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 遵守」 、 「資産の保全」に関する内部統制の整備構築とその運用を基に、部署単位に発生する リスクはもとより、JA全体に係るリスクを総合的に管理し、健全かつ適正な業務運営を行 ③ 流動性リスク管理 うための体制を整備します。また、この総合リスク管理方針に基づき、様々なリスクの特性 流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確 に応じた個別リスク管理にとどまらず、リスクを総体として捉え、自己資本と比較・対照す 保が困難になる、又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより る等、複線的な管理等を通じてリスク管理体制の充実・強化に努めます。 損失を被るリスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができない ため、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク ① 信用リスク管理 (市場流動性リスク)のことです。 信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む。 ) 当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、 の価値が減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、個別の 安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行 重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しており、通常の貸出取引 う上での重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運 については、本店に総合リスク管理部融資審査課を設置し各支店と連携を図りながら、与信 用方針などの策定の際に検討を行っています。 審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力 の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。 また、貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に 行っており、不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組ん でいます。資産自己査定の結果、貸倒引当金については「債権の償却・引当基準」に基づき 必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。 ④ オペレーショナル・リスク管理 オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システムが不適切 であること又は外生的な事象による損失を被るリスクのことです。 当JAでは、信用リスクや市場リスク及び流動性リスク以外のリスクで、受動的に発生す る事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営の過程において、損失を被るリス クと定義しています。 ② 市場リスク管理 事務リスク、システムリスクなどについて、事務手続を整備し、定期検査等を実施すると 市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、 資産・負債(オフ・バランスを含む。)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債か ともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把握する体制を整備して、リスク 発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映ができるよう努めています。 ら生み出される収益が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リス クなどをいいます。金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金 ⑤ 事務リスク管理 利又は期間のミスマッチが存在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし 事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故等を起こすことにより金融機 損失を被るリスクをいいます。また、価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴っ 関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、業務の多様化や事務量の増加に対応して、 て資産価格が減少するリスクのことです。 正確な事務処理を行うため事務マニュアルを整備するとともに、自主検査・自店検査を実施 当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールする し事務リスクの削減に努めています。また、事故・事務ミスが発生した場合には、発生状況 ことにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益 を把握し改善を図るとともに、内部監査により重点的なチェックを行い、再発防止策を実施 力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、 しています。 金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当 − 27 − − 28 − 部署を設置し、その進捗管理を行っています。 ◇リスク管理体制図 また、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、苦情・ 相談等の窓口を本店・支店・営農センターに設置しています。 経 営 管 理 委 員 会 監事会 理 事 会 ◇コンプライアンス運営体制図 県 リスク管理委員会 ・JA全般の財務に関する事項の検討 内部監査部門 ・資金調達、運用計画の決定 役 員 警 察 ・資金調達、運用リスクの検証と対応策 監 事 リスク管理委員会 ・不良債権、資産査定に関する事項の検討 ・コンプライアンス ・中央会 ・信連 ・全農 ・共済連 ・弁護士 統括部門 問題提起・協議の窓口 内部監査部署 リスク管理部門 (ミドル・オフィス) 業務執行部門 (フロント・オフィス) 市場取引 融 資 各 支 店 等 (コンプライアンス担当者) 本店各部署 (コンプライアンス担当者) 事務処理部門 (バック・オフィス) 苦 情 等 ◇法令遵守体制 〔コンプライアンス基本方針〕 協議、報告 チェック 組合員等取引先 利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対する社会の厳しい 批判に鑑みれば、組合員・利用者からの信頼を得るためには、法令等を遵守し、透明性の高 い経営を行うことがますます重要になっています。 ◇金融ADR制度への対応 Ⅰ.苦情処理措置の概要 このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題のひとつとして位置づけ、 当JAでは、お客様により一層ご満足いただけるサービスを提供できるよう、信用事業・共 この徹底こそが不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋がるとの観点にたち、 済事業に関するご相談および苦情等を受け付けておりますので、お気軽にお申し出ください。 コンプライアンスを重視した経営に取り組みます。 〔コンプライアンス運営体制〕 1.相談・苦情等の申し出があった場合、これを誠実に受け付け、迅速かつ適切に対応す るとともに、その対応について、必要に応じてJA内で協議し、相談・苦情等の迅速な コンプライアンス体制全般にかかる検討・審議を行うため、代表理事専務を委員長とする リスク管理委員会を設置するとともに、コンプライアンスの推進を行うため、本店室部・支 店・営農センターにコンプライアンス担当者を設置しています。 基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」を策定 し、全役職員に徹底しています。 解決に努めます。 2.相談・苦情等への対応にあたっては、お客様のお気持ちへの配慮を忘れずに、できる だけお客様にご理解・ご納得いただけるよう努めます。 3.受け付けた相談・苦情等については、定期的に当JA経営陣に報告するとともに、J A内において情報共有化を推進し、苦情処理の態勢の改善や苦情等の再発防止策・未然 毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進に努めるとともに、統括 − 29 − 防止策に活用します。 − 30 − まずは、当JAの窓口へお申出ください。 巻 支 Ⅱ.紛争解決の概要 店 0256-72-2121 こしわ支店 0256-72-2454 漆山支店 0256-72-4111 岩室支店 0256-82-4121 弥彦支店 0256-94-3121 分水支店 0256-97-1521 吉田支店 0256-93-3200 黒埼支店 025-377-2107 鳥原支店 025-377-2555 味方支店 025-372-2220 潟東支店 0256-86-3131 中之口支店 025-375-3101 西川支店 0256-88-3118 燕 0256-63-2113 北 0256-63-6051 支 店 支 店 ●信用事業 苦情などのお申し出については、当JAが対応いたしますが、お客様が外部の紛争解決機 関を利用して解決を図ることを希望される場合は、紛争解決措置として次の弁護士会を利用 できます。 下記記載の弁護士会には直接お申し立ていただくことも可能です。 最寄りの支店のほか下記の窓口でも受け付けます。 信用事業相談・苦情等受付窓口:本店 金融共済部 金融業務課 電話番号:0256-72-1414 電子メール:[email protected] 受付時間:午前9時~午後5時(金融機関の休業日を除く) 共済事業相談・苦情等受付窓口:本店 金融共済部 共済課 電話番号:0256-70-1520 名 称 電話番号 受付日 受付時間 東京弁護士会 紛争解決センター 03-3581-0031 月~金 9:30 ~ 12:00 (祝日、年末年始等を除きます。) 13:00 ~ 15:00 第一東京弁護士会 仲裁センター 03-3595-8588 月~金 10:00 ~ 12:00 (祝日、年末年始等を除きます。) 13:00 ~ 16:00 第二東京弁護士会 仲裁センター 03-3581-2249 月~金 9:30 ~ 12:00 (祝日、年末年始等を除きます。) 13:00 ~ 17:00 新潟県弁護士会 示談あっせんセンター 025-222-5533 月~金 9:00 ~ 12:00 (祝日、年末年始等を除きます。) 13:00 ~ 17:00 電子メール:[email protected] 受付時間:午前9時~午後5時(土日祝日を除く) 上記弁護士会の利用に際しては、当JAの窓口または新潟県JAバンク相談所にお申し出 ください。 4.新潟県農業協同組合中央会が設置・運営する新潟県JAバンク相談所でも、信用事業に 新潟県JAバンク相談所 関するご相談・苦情をお受けしております。公平・中立な立場でお申し出をうかがい、お 電話番号:025-224-3100 申出者のご了解を得たうえで、ご利用のJAに対して迅速な解決を依頼します。 受付時間:午前9時~午後5時(金融機関の休業日を除く) 新潟県JAバンク相談所 電話番号:025-224-3100 受付時間:午前9時~午後5時(金融機関の休業日を除く) なお、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会(以下、「東京三弁護士会」 という)の仲裁センター等では、東京以外の地域の方々からの申立について、当事者の希望 を聞いたうえで、アクセスに便利な地域で手続を進める方法があります。 5.全国共済農業協同組合連合会が設置・運営するJA共済相談受付センターでも、共済事 ① 現地調停:東京の弁護士会のあっせん人と東京以外の弁護士会のあっせん人が、弁護 業に関する相談・苦情等のほか、JA共済全般に関するお問い合わせもお電話で受け付け 士会所在地と東京を結ぶテレビ会議システム等により、共同して解決に当たります。 ております。 ② 移管調停:東京以外の弁護士会の仲裁センター等に事件を移管します。 ※ 現地調停、移管調停は全国の全ての弁護士会で行える訳ではありません。具体的内容 JA共済相談受付センター(JA共済連 全国本部) 電話番号:フリーダイヤル・ 0120-536-093 受付時間:午前9時~午後5時(土日・祝祭日および12月29日~1月3日を除く) は新潟県JAバンク相談所または東京三弁護士会仲裁センター等にお問合せください。 弁護士会以外の他の機関でも紛争解決のお申し出を受け付けています。詳しくは当 JAの受付窓口にご相談ください。 ●共済事業 ご利用の皆さまからの相談・苦情等については、当JAが対応いたしますが、ご納得のい く解決に至らない場合は、下記の中立的な外部機関に解決の申し立てを行うことができます。 − 31 − − 32 − また、当JAは下記の外部機関をご紹介し、その外部機関の標準的な手続きの概要等の情報 をご提供いたします。詳細は当JAにお問い合わせください。 ◇金融商品の勧誘方針 当JAは、貯金・定期積金、共済その他の金融商品の販売等の勧誘にあたっては、次の事 項を遵守し、組合員・利用者の皆さまに対して適正な勧誘を行います。 1.一般社団法人 日本共済協会 共済相談所 1.組合員・利用者の皆さまの商品利用目的ならびに知識、経験、財産の状況および意向を 考慮のうえ、適切な金融商品の勧誘と情報の提供を行います。 http://www.jcia.or.jp/adr/index.html 一般社団法人 日本共済協会 共済相談所では審査委員会を設置しており、裁定または 2.組合員・利用者の皆様に対し、商品内容や当該商品のリスク内容など重要な事項を十分 に理解していただくよう努めます。 仲裁により解決支援業務を行います。 3.不確実な事項について断定的な判断を示したり、事実でない情報を提供するなど、組合 一般社団法人 日本共済協会 共済相談所 員・利用者の皆さまの誤解を招くような説明は行いません。 電話番号:03-5368-5757 4.電話や訪問による勧誘は、 組合員・利用者の皆さまのご都合に合わせて行うよう努めます。 受付時間:午前9時~午後5時 5.組合員・利用者の皆さまに対し、 適切な勧誘が行えるよう役職員の研修の充実に努めます。 (土日・祝祭日および12月29日~1月3日を除く) 6.販売・勧誘に関する組合員・利用者の皆さまからのご質問やご照会については、適切な ※自動車事故の賠償にかかるものは、お取り扱いしていません。 一般社団法人 日本共済協会 共済相談所は、「裁判外紛争解決手続の利用の促進に関 する法律」 (ADR促進法)にもとづく法務大臣の認証を取得しております。(認証取得日: 平成22年1月26日 認証番号:第57号) 2.一般財団法人 自賠責保険・共済紛争処理機構 対応に努めます。 ◇情報セキュリティ基本方針 当JAは、組合員・利用者等の皆様との信頼関係を強化し、より一層の安心とサービスを 提供するため、組合内の情報およびお預かりした情報のセキュリティの確保と日々の改善に 努めることが当組合の事業活動の基本であり、社会的責務であることを認識し、以下の方針 を遵守することを誓約します。 http://www.jibai-adr.or.jp/ 自賠責共済の支払に関して、万一にもご納得いただけなかったときのために、公正中立 1.当組合は、情報資産を適正に取り扱うため、コンピュータ犯罪に関する法律、不正アク で専門的な知見を有する裁判外紛争処理機関として国土交通大臣および内閣総理大臣の監 セス行為の禁止に関する法律、IT基本法その他の情報セキュリティに関係する諸法令、 督を受ける「(財)自賠責保険・共済紛争処理機構」が設置されています。この機関は自 および農林水産大臣をはじめ主務大臣の指導による義務を誠実に遵守します。 賠責共済の支払に関する所要の調査を行い、紛争の当事者に対して調停を行います。 ※連絡先(住所・電話番号)につきましては、「自賠責共済のしおり」またはホームペー 2.当組合は、情報の取扱い、情報システムならびに情報ネットワークの管理運用にあたり、 適切な組織的・人的・技術的安全管理措置を実施し、情報資産に対する不正な侵入、紛失、 漏えい、改ざん、破壊、利用妨害などが発生しないよう努めます。 ジをご覧ください。 3.公益財団法人 日弁連交通事故相談センター 3.当組合は、情報セキュリティに関して、業務に従事する者の役割を定め、情報セキュリ ティ基本方針に基づき、組合全体で情報セキュリティを推進できる体制を維持します。 http://www.n-tacc.or.jp/ (財)日弁連交通事故相談センターの相談所が全国164か所(各弁護士会内等)に設置さ れており、専門の弁護士が交通事故に関する相談や示談の斡旋を無料で行っています。 ※連絡先(住所・電話番号)につきましては、自動車共済の「ご契約のしおり・約款」ま 4.当組合は、万一、情報セキュリティを侵害するような事象が起きた場合、その原因を迅 速に解明し、被害を最小限に止めるよう努めます。 5.当組合は、上記の活動を継続的に行うと同時に、新たな脅威にも対応できるよう、情報 セキュリティマネジメントシステムを確立し、維持改善に努めます。 たはホームページをご覧ください。 4.公益財団法人 交通事故紛争処理センター ◇個人情報保護方針 http://www.jcstad.or.jp/ (財)交通事故紛争処理センターでは、学識経験者および弁護士からなる審査員が、被 害者の正当な利益を守るため、公正な立場から和解の斡旋を無料で行っています。 ※連絡先(住所・電話番号)につきましては、自動車共済の「ご契約のしおり・約款」ま 当JAは、組合員・利用者等の皆様の個人情報を正しく取扱うことが当JAの事業活動の 基本であり社会的責務であることを認識し、以下の方針を遵守することを誓約します。 1.関連法令等の遵守 当JAは、個人情報を適正に取扱うために、個人情報の保護に関する法律(以下「法」 たはホームページをご覧ください。 − 33 − − 34 − といいます。)その他、個人情報保護に関する関係諸法令および農林水産大臣をはじめ主 務大臣のガイドラインに定められた義務を誠実に遵守します。 ◇JAバンク利用者保護等管理方針 当JAは、農業協同組合法その他関連法令等により営む信用事業の利用者(利用者になろ 個人情報とは、法第2条第1項に規定する、生存する個人に関する情報で、特定の個人 うとする者を含む。以下同じ。)の正当な利益の保護と利便の確保のため、以下の方針を遵 を識別できるものをいい、以下も同様とします。 守します。また、利用者の保護と利便の向上に向けて継続的な取り組みを行っていきます。 2.利用目的 なお、本方針の「取引」とは、「与信取引(貸付契約およびこれに伴う担保・保証契約)、 当JAは、利用目的をできる限り特定したうえ、あらかじめご本人の同意を得た場合お 貯金等の受入れ、商品の販売、仲介、募集等において利用者と当JAとの間で事業として行 よび法令により例外として扱われるべき場合を除き、その利用目的の達成に必要な範囲内 われるすべての取引」をいいます。 でのみ個人情報を取扱います。 1.利用者に対する取引または金融商品の説明(経営相談等をはじめとした金融円滑化の観 ご本人とは、個人情報によって識別される特定の個人をいい、以下同様とします。 利用目的は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめ公表するか、 点からの説明を含みます。)および情報提供を適切かつ十分に行います。 2.利用者からの相談・苦情等については、公正・迅速・誠実に対応(経営相談等をはじめ 取得後速やかにご本人に通知し、または公表します。ただし、ご本人から直接書面で取得 とした金融円滑化の観点からの対応を含みます。)し、利用者の理解と信頼が得られるよ する場合には、あらかじめ明示します。 う適切かつ十分に対応します。 3.適正取得 3.利用者に関する情報については、法令等に基づく適正かつ適法な手段による取得ならび 当JAは、個人情報を取得する際、適正かつ適法な手段で取得いたします。 4.安全管理措置 に情報の紛失、漏洩および不正利用等の防止のための必要かつ適切な措置を講じます。 4.当JAが行う事業を外部に委託するにあたっては、利用者情報の管理や利用者への対応 当JAは、取扱う個人データを利用目的の範囲内で正確・最新の内容に保つよう努め、 また安全管理のために必要・適切な措置を講じ従業者および委託先を適正に監督します。 個人データとは、法第2条第4項が規定する、個人情報データベース等(法第2条第2 が適切に行われるよう努めます。 5.当JAとの取引に伴い、当JAの利用者の利益が不当に害されることのないよう、利益 相反管理のための態勢整備に努めます。 項)を構成する個人情報をいい、以下同様とします。 ◇反社会的勢力への対応に関する基本方針 5.第三者提供の制限 当JAは、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめご本人の同意を 得ることなく、個人データを第三者に提供しません。 6.機微(センシティブ)情報の取り扱い 当JAは、事業を行うにつきまして、「企業が反社会的勢力による被害を防止するための 指針」等を遵守し、反社会的勢力に対して断固とした姿勢で臨むことをここに宣言します。 1.(反社会的勢力との決別) 当JAは、ご本人の機微(センシティブ)情報(政治的見解、信教、労働組合への加盟、 当JAは、取引関係を含めて、排除の姿勢をもって対応し、反社会的勢力による不当要 人種・民族、門地・本籍地、保健医療等に関する情報)については、法令等に基づく場合 求を拒絶します。 や業務遂行上必要な範囲においてご本人の同意をいただいた場合等を除き、取得・利用・ 第三者提供はいたしません。 2.(組織的な対応) 当JAは、反社会的勢力に対しては、組織的な対応を行い、職員の安全確保を最優先に 7.開示・訂正等 行動します。 当JAは、保有個人データにつき、法令に基づきご本人からの開示、訂正等に応じます。 保有個人データとは、法第2条第5項に規定するデータをいいます。 8.苦情窓口 3.(外部専門機関との連携) 当JAは、警察、財団法人暴力追放推進センター、弁護士など、反社会的勢力を排除す るための各種活動を行っている外部専門機関等と密接な連携をもって、反社会的勢力と対 当JAは、取扱う個人情報につき、ご本人からの苦情に対し迅速かつ適切に取り組み、 決します。 そのための内部体制の整備に努めます。 ◇内部監査体制 9.継続的改善 当JAは、取扱う個人情報について、適正な内部監査を実施するなどして、本保護方針 の継続的な改善に努めます。 当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び 各部門の業務の遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善 事項の勧告などを通じて業務運営の適切性の維持・改善に努めています。 − 35 − − 36 − 内部監査は、JAの本店・支店等のすべてを対象とし、年度の内部監査計画に基づき実施 しています。監査結果は代表理事理事長及び監事に報告したのち被監査部門に通知され、定 14.主な事業の内容 期的に被監査部門の改善取り組み状況をフォローアップしています。また、監査結果の概要 (1)主な事業の内容 を定期的に理事会に報告することとしていますが、特に重要な事項については、直ちに経営 〔信用事業〕 管理委員会、理事会、経営管理委員会会長、代表理事理事長、監事に報告し、速やかに適切 信用事業は、貯金、貸出、為替などいわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。 な措置を講じています。 この信用事業は、JA・信連・農林中金という3段階の組織が有機的に結びつき、「JAバンク」 として大きな力を発揮しています。 13.自己資本の状況 ◇貯金業務 ◇自己資本比率の状況 組合員の方はもちろん、地域住民の皆様や事業主の皆様からの貯金をお預かりしています。 自己資本の額をリスク・アセット等の総額(信用リスク・アセット額及びオペレーショナ ル・リスク相当額)で除して得た額を自己資本比率といいます。自己資本比率が高ければ高 いほど安全かつ信頼性が高いとされており、国内基準を採用する金融機関では4%以上、国 際統一基準は8%以上が必要とされております。 普通貯金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的・期間・金額に あわせてご利用いただいています。 また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け取り、給与 振込等もご利用いただけます。 当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるた め、 財務基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、 不良債権処理及び業務の効率化等に取り組んだ結果、平成27年1月末における自己資本比率 ◇貸出業務 農業専門金融機関として、農業の振興を図るための農業関連資金はもとより、組合員の皆 様の生活を豊かにするための生活改善資金等を融資しています。 は、18.77%となりました。 また、地域金融機関の役割として、地域住民の皆様の暮らしに必要な資金や、地方公共団 ◇経営の健全性の確保と自己資本の充実 体、農業関連産業・地元企業等、農業以外の事業へも必要な資金を貸し出し、農業の振興は 当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。 もとより、地域社会の発展のために貢献しています。 ○ 普通出資による資本調達額 項 目 内 容 発行主体 越後中央農業協同組合 資本調達手段の種類 普通出資 コア資本に係る基礎項目に 5,483百万円 算入した額 ◇為替業務 全国のJA・信連・農林中金の店舗を始め、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網 で結び、当JAの窓口を通して全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の 取立が安全・確実・迅速にできます。 ◇その他の業務及びサービス 当JAでは、各種自動受取、各種自動支払、国債の窓口販売の取り扱いなど、いろいろな 当JAは、 「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比 サービスに努めています。 率を算出して、当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらの リスクに対応した十分な自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資 〔共済事業〕 JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆様の生 本の充実に努めています。 また、平成19年度から、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどの各種 リスクを個別の方法で質的または量的に評価し、リスクを総体的に捉え、自己資本と比較・ 対照し、自己資本充実度を評価することにより、経営の健全性維持・強化を図っております。 命・傷害・家屋・財産を相互扶助によりトータルに保障しています。 事業実施当初から生命保障と損害保障の両方を実施しており、個人の日常生活のうえで 必要とされるさまざまな保障・ニーズにお応えできます。 JA共済では、生命・建物・自動車などの各種共済による生活総合保障を展開しています。 − 37 − − 38 − ◇貯金商品一覧 貯 金 の 種 類 特 色 総 合 口 座 普 通 貯 金 決 済 用 普 通 貯 金 一冊の通帳に、普通貯金、定期貯金がセットでき、お預かり の定期貯金を担保とする自動借入もできる便利な口座です。 定 期 貯 金 ①貯める ②増やす ③支払う(公共料金・クレジット等) 大 口 定 期 貯 金 ④受け取る(給料・年金・配当金等) ⑤借りるの5つの機能 ス ー パ ー 定 期 を持った優れもので、お財布代わりとしてお勧めします。 据 置 定 期 貯 金 また、キャッシュカードは、全国のJA、銀行、郵貯等のキャッ 期日指定定期貯金 シュコーナーでご利用いただけます。 変動金利定期貯金 期 間 お預入れ額 出し入れ自由 1円以上 「定期貯金」欄に同じ 大 口 定 期 貯 金 お預け入れ期間が、1ヵ月から10年と短期から長期の運用 1ヵ月以上10年以内 1千万円以上 まで、目的に応じて自由にお選びいただけます。 お預け入れ時の利率が、満期まで変わらない確定利回りで、 ス ー パ ー 定 期 運用できます。 1ヵ月以上10年以内 1円以上 定 期 貯 金 1年複利のお得な定期貯金です。据置期間経過後は期日指 定により、ご希望の日にお引き出しになれます。特にお申 期日指定定期貯金 し出がない場合は、最長お預け入れ期間を満期とする自動 継続となります。 最長3年 (据置期間1年) 1円以上 金利実勢にそって6ヵ月毎にお預かり利率が変動する、満 期一括受け取りの定期貯金です。 1年、2年、3年 1円以上 変動金利定期貯金 満期日は、お預け入れ日の6ヵ月経過後から5年までの間 最長5年 据 置 定 期 貯 金 の任意の日を指定でき、元金の一部払出も可能です。また、 (据置期間6ヵ月) お預け入れ期間に応じた有利な金利が適用されます。 1円以上 積立金を1口毎に期日指定定期貯金として随時預入、据置 期間経過後、全部または一部について払い戻しいたします。 1円以上 積立式定期貯金 定 譲 期 渡 積 性 貯 据置期間1年 目標額に合わせ分割してお積み立ていただけます。お積み 立て方法には定額式、目標式のほか、逓増逓減式、満期分 金 6ヵ月以上10年以内 算式などの他にJA越後中央独自商品もありますので、プ ランに合せてお選びいただけます。 金 満期日前、満期日以降に譲渡することができます。 1千円以上 1週間以上5年以内 1千万円以上 当 座 貯 金 お支払には、安全で便利な小切手、手形をご用意いたします。 ※無利息です。 出し入れ自由 1円以上 普 通 貯 金 出し入れ自由。給料・ボーナス・年金などの受取口座、公 共料金等の引落口座としてもご利用いただけます。 出し入れ自由 1円以上 従来の普通貯金(個人のお客様は総合口座と同様)のお取 決 済 用 普 通 貯 金 扱ができます。 ※無利息です。 出し入れ自由 1円以上 出し入れ自由 1円以上 蓄 貯 通 知 貯 金 まとまった資金の短期運用に有利です。解約は一括して払い 戻します。ただし、解約日の2日前までにご通知ください。 7日以上 5万円以上 一 般 財 形 貯 金 給料から天引きで、お勤めの方々の財産づくりには最適な 積立貯金です。 3年以上 1円以上 財 形 貯 金 貯 お預け入れ残高に応じて、より有利な運用ができる金額階 層別金利となっています。キャッシュカードがご利用いた 金 だけます。なお、普通貯金と貯蓄貯金の間の振替サービス (スウィングサービス)がご利用いただけます。 積立期間 5年以上 給料から天引きで、ご自分の生活設計に合せて、年金タイ 据置期間 プでお受け取りになる有利な積立貯金です。また、550万 財 形 年 金 貯 金 6ヵ月以上5年以内 円まで(財形住宅と合算)退職後においても非課税の特典 受取期間 が受けられます。 5年以上20年以内 1円以上 給料から天引きで、マイホームのご計画に合わせ、住宅取 財 形 住 宅 貯 金 得資金づくりに最適な積立貯金です。また、 550万円まで (財 形年金と合算)非課税の特典が受けられます。 1円以上 5年以上 (エンドレス型) (注)上記貯金は、譲渡性貯金を除き、貯金保険制度による保護の対象となります。保護の範囲は、当座貯金および決済用普通貯金は 全額、それ以外の貯金等は合算して元本1,000万円までとその利息等となります。 − 40 − ◇貸出商品一覧 ご 利 用 いただける方 住宅ローン ご 融 資 金 額 お使いみち ○住宅の新築 ○新 築・ 中 古 住 宅 の 20歳以上で一定 購入 の要件を満たし ○住宅の増改築 ている方 ○土地の購入 ○他行住宅ローン借 り換え ご融資期間 10万 円 以 上5,000 万円以内で、原則、 3年以上35年以内 所要資金の75%以 (うち1年の返済 内かつ担保価格の 据置可) 範囲以内 個 人 ロ ー ン 100%応援型 ○住宅の新築 20歳以上で一定 10万 円 以 上5,000 3年以上35年以内 ○新 築・ 中 古 住 宅 の の要件を満たし 万円以内で、所要 (うち1年の返済 購入 ている方 資金の100%以内 据置可) ○住宅の増改築 借換応援型 他行住宅ローン を借入れてから ○他行住宅ローン借 3年以上経過し り換え ている23歳以上 ○借換と合わせた住 の方で一定の要 宅の増改築 件を満たしてい る方 10万 円 以 上5,000 万円以内で、原則、 3年以上32年以内 所 要 資 金 の100 % (既往他行ローン 以内かつ担保価格 残存期間内) の200%以内 20歳 以 上 の 当 JA住 宅 ロ ー ン 利用者の方で一 定の要件を満た している方 10万 円 以 上1,000 1年以上15年以内 万円以内 リフォームローンⅠ型 リフォームローンⅡ型 20歳以上の方で 一定の要件を満 たしている方 ※リフォームロー ンⅠ型以外の方 ○住宅の増改築・改装 返済方法 元利均等返済 元金均等返済 元利均等返済 元金均等返済 元利均等返済 元金均等返済 元利均等返済 10万 円 以 上500万 1年以上10年6ヵ 円以内 月以内 保証・担保 ご融資対象の土地、建物の担保 および農業信用基金協会の保証 が必要です。 ご融資対象の土地、建物の担保 および農業信用基金協会の保証 が必要です。 県農業信用基金協会の保証をご 利用いただきます。 マイカーローン 自動車購入、車検等 18歳以上で一定 に必要な資金や借換 の要件を満たし 資金にお使いいただ ている方 けます。 500万円以内 教育ローン ご 子 弟の入 学 金、授 20歳以上で一定 業料、アパート家賃等 の要件を満たし の入 学・在 学資 金に ている方 お使いいただけます 500万円以内 在学期間+7年 6ヵ月(据置期間 を 含 め 最 長13年 6ヵ月) 農機具ローン 18歳以上で一定 農機具の購入等に必 の要件を満たし 要な資金にお使いい ている方 ただけます 1,800万円以内 1年以上10年以内 元利均等返済 元金均等返済 県農業信用基金協会の保証をご 利用いただきます。 賃貸住宅ローン 20歳以上で一定 賃貸住宅の建設等に の要件を満たし 必要な資金にお使い ている方 いただけます 1年以上30年以内 40,000万円以内 (法定耐用年数以 内) 元利均等返済 ご融資対象の土地、建物の担保 および農業信用基金協会の保証 が必要です。 約定返済 県農業信用基金協会の保証をご 利用いただきます。 20歳以上で一定 の要件を満たし ている方 20歳以上で一定 ワイドカード の要件を満たし ローン ている方 提携型ローン 受託貸付業務 農業生産資金 アグリマイティー資金 50万円以内 ご自由です 300万円以内 ワン 6ヵ月以上7年以 内 契約期間1年 (1年毎に自動更 新) 元利均等返済 ご 融 資 金 額 【一般枠】 所要資金の範囲内 農業経営に必要な設 1年以上10年以内 かつ1,000万円以内 JAが 担 い 手 と 備・中、長期運転資金 認定した組合員 【農地取得枠】 等の方 農地取得、農地借地 所要資金の範囲内 1年以上20年以内 料等の支払いに必要 かつ2,000万円以内 な資金 事 業 資 金 生 活 資 金 農業者等の方 (短期)1年以内 農業生産・農産物加 組合員、農業者 事 業 費 の100 % 以 ( 長 期 )25年 以 内 工・地域活性化等に 等の方 内 うち据置期間3年 必要な資金 以内 − 41 − 期日一括返済 元利均等返済 元金均等返済 保証・担保 元金均等返済 原則として県農業信用基金協会 の保証をご利用いただきます。 必要に応じまして担保または連 帯保証人1名以上をお願いしま す。 期日一括返済 原則として県農業信用基金協会 保証または連帯保証人1名以 上。必要に応じまして担保をお 願いします。 期日一括返済 元利均等返済 元金均等返済 賃貸住宅資金 土地を保有する 賃貸住宅の建設等に 35年以内うち据置 所要資金の範囲内 組合員の方 必要な資金 期間1年以内 元利均等返済 元金均等返済 期日一括返済 一般生活資金 (短期)1年以内 生活に必要とする資 500万 円 以 内 で 所 組合員および個 金(資金使途が確認 ( 長 期 )10年 以 内 人の方 要資金の範囲内 できるもの) うち据置期間1年 以内 住宅資金 敷地の購入・住宅の 新 築、 購 入、 増 改 築 35年以内うち据置 組合員および個 等に必要な資金なら 所要資金の範囲内 期間2年以内 人の方 び他行住宅ローン借 換資金 教育資金 ご子弟の入学金、授 15年以内(在学期 組合員および個 業料、学費およびア 所要資金の範囲内 人の方 パート家賃等の教育 間+9年) に関する資金 制度資金 元利均等返済 元金均等返済 原則として県信用保証協会保証 または県農業信用基金協会保証 または担保のうちいずれかをお 願いします。必要に応じまして 連帯保証人1名以上をお願いい たします。 ご融資対象の土地、 建物の担保、 及び必要に応じまして連帯保証 人1名以上をお願いします。 原則として県農業信用基金協会 保証または連帯保証人1名以上 または担保のうちいずれかをお 願いします。 元利均等返済 元金均等返済 原則として県農業信用基金協会 保証または連帯保証人1名以 上。必要に応じまして担保をお 願いします。 元利均等返済 原則として県農業信用基金協会 保証または連帯保証人1名以上 または担保のうちいずれかをお 願いします。 農業近代化資金・スーパー L資金・スーパー S資金・農林水産業振興資金・中山間地域活性化資金・中小企業制度資金等の各種制 度資金をお取り扱いしています。 (注)上記一覧は主な商品を記載しています。 三菱UFJニコス㈱、㈱ジャックス、全国保証および協同住宅ローン㈱と提携した各種ローンをお取扱しています 農業経営に必要な 資金 返済方法 (長期) ・設備資金 組合員および事 事業を営むために必 所要資金の範囲内 35年以内うち据置 業者の方 要な資金 期間2年以内・運 転資金5年以内 一般事業資金 農林漁業金融公庫資金、新潟県持家住宅建設資金、進学資金にご利用いただくため、国民生活金融公庫の資金をお取扱しています 期日一括返済 所要資金の範囲内 (短期)1年以内 随時返済 (設備資金は原則 ( 長 期 )15年 以 内 元利均等返済 として事業費80% うち据置期間3年 元金均等返済 以内) 以内 元金不均等返済 ご融資期間 (短期)1年以内 6ヵ月以上5年以 内 県農業信用基金協会の保証をご 利用いただきます。必要に応じ まして連帯保証人1名以上をお 願いします。 お使いみち 個 人 1,000万 円 要項に定める組 農業経営に必要な運 以内 1年以内(契約期 特別当座貸越「サポートA」 合員の方 転資金 法 人・ 団 体 等 間1年) 3,000万円以内 県農業信用基金協会の保証をご 利用いただきます。ただし、お 借入額が500万円超となる場合 はご融資対象の土地、建物の担 保が必要になります。 18歳以上で一定 ご自由です(但し見積 の要件を満たし 書等必要となります。 ) ている方 カードローン 担い手支援資金 「アグリ1」 ご融資対象の土地、建物の担保 および農業信用基金協会の保証 が必要です。 フリーローン 300万円以内 ご 利 用 いただける方 原則として県農業信用基金協会 の保証をご利用いただきます。 必要に応じまして担保または連 帯保証人1名以上をお願いしま す。 原則として県農業信用基金協会 の保証をご利用いただきます。 必要に応じまして担保または連 帯保証人1名以上をお願いしま す。 − 42 − ◇為替手数料 ◇提携金融機関 ATM利用手数料 同一店内宛 当JA本支店及び 系統金融機関宛 他金融機関宛 1万円未満 108円/件 108円/件 432円/件 3万円未満 108円/件 216円/件 648円/件 3万円以上 108円/件 432円/件 864円/件 1万円未満 108円/件 108円/件 270円/件 3万円未満 108円/件 108円/件 324円/件 3万円以上 108円/件 324円/件 540円/件 108円/件 270円/件 108円/件 3万円以上 3万円未満 項 目 窓 口 (文書・電信) ATM 振込手数料 個人向け JAネットバンク 法人 JAネットバンク 定時自動送金 代金取立手数料 その他諸手数料 1万円未満 3万円未満 3万円以上 無 料 無 料 JAバンク お取引内容 入出金 曜日※1 時 間 帯 平 日 終日 無料 土曜日 終日 無料 日曜日 終日 無料 祝 日 終日 無料 平 日 8:45 無料 18:00 左記時間帯以外 108円 土曜日 終日 108円 日曜日 終日 108円 324円/件 祝 日 終日 108円 324円/件 540円/件 平 日 108円/件 324円/件 108円/件 540円/件 1万円未満 108円/件 108円/件 324円/件 3万円未満 108円/件 108円/件 432円/件 3万円以上 108円/件 324円/件 648円/件 三菱東京UFJ ゆうちょ銀行 出 金 入出金 8:45 無料 18:00 左記時間帯以外 108円 土曜日 終日 108円 日曜日 終日 108円 祝 日 終日 108円 平 日 7:00 108円 8:45 8:45 無料 18:00 18:00 108円 23:00 土曜日 7:00 108円 9:00 9:00 無料 14:00 14:00 108円 23:00 日曜日 7:00 108円 23:00 送金・振込の組戻料 648円/件 祝 日 7:00 108円 23:00 取立手形組戻料 648円/件 平 日 8:45 108円 18:00 同地交換216円/件 隔地交換432円/件 普通扱い648円/件 至急扱い864円/件 取立手形店頭呈示料 648円/件 ※ただし、648円を超える取立経費を要した場合は、その実費を徴収 いたします。 不渡手形返却料 648円/件 地方税の収納機関への振込 432円/件 (ただし、新潟県内分は無料とします) 送金手数料 ご利用の金融機関 432円/件 (注1)本表の金額には、消費税及び地方消費税の8%が含まれています。 (注2)MT・FD・CD等、記録媒体での振込手数料は個別契約となります。 − 43 − 普通扱い(送金小切手)648円/件 セブン銀行 ローソンATM E-net※2 その他 (MICS提携) 入出金 出 金 左記時間帯以外 216円 土曜日 終日 216円 日曜日 終日 216円 祝 日 終日 216円 なお、祝日が土曜日と重なる場合は、日曜・祝日その他時間帯のご利用手数料となります。 ※1:稼働時間はATMにより異なります。また、ATM稼働時間であってもJAバンクのキャッシュカードによるお取引ができない場 合がございます。 ※2:主にファミリーマート、セーブオンなどでご利用いただけます。 上記は、JAバンクのキャッシュカードご利用の場合です。残高照会は時間帯にかかわらず無料でご利用いただけます。 − 44 − ◇信用業務取扱手数料 項 目 貯金業務 貸出業務 ◇共済商品一覧 取 扱 手 数 料 項 目 細 目 ⑴ 貯金残高証明書 ① 窓口端末発行 ② 継続発行 ③ 手書き発行 ④ 監査法人向け ⑵ カード新規発行手数料(個人・法人) ① ICキャッシュカード ⑶ 再発行手数料 ① 貯金通帳 ② 貯金証書 ③ ICキャッシュカード(個人・法人) ⑷ 小切手等用紙発行代 ① 小切手帳 ② 約束手形 ③ 自己宛小切手 ④ 手形用紙 ⑸ 口座振替手数料 ⑹ 貯蓄貯金振替サービス手数料 ⑺ 取引明細照会作成手数料 ⑴ 貸出金残高証明書 ① 窓口端末発行 ② 継続発行 ③ 手書き発行 ⑵ 融資予定証明書 ⑶ 住宅取得資金年末残高証明書 ⑷ 再発行手数料 ① ローンカード ② 償還予定表 ③ 住宅取得資金年末残高証明書 ⑸ 住宅ローン(資金)関係 ① 融資取扱手数料 ② 繰上償還(全額・一部) ③ 固定金利選択 ④ 条件変更(一部繰上償還時を除く) ⑹ 火災質権設定(系統外保険会社) ⑴ 集金手数料 ① 車庫代金 ② 会費 ③ その他 ⑵ 円貨両替手数料 その他 ⑶ 硬貨入金手数料 単 位 1 通 1 通 1 通 1 通 540円 324円 648円 2,160円 1 枚 無料 1 冊 1 通 1 枚 540円 540円 1,080円 1 冊 1 冊 1 通 1 枚 1 件 1 回 1 通 648円 864円 540円 540円 54円 54円 540円 1 通 1 通 1 通 1 通 1 通 540円 324円 648円 540円 無料 1 枚 1 通 1 通 1,080円 1,080円 216円 1 件 1 件 1 件 1 件 1 通 54,000円 無料 5,400円 3,240円 216円 1 契約 1 契約 1 回 324円 108円 4,320円 1 ~ 100枚 101 ~ 300枚 301 ~ 500枚 501 ~ 1,000枚 1,001 ~ 2,000枚 2,001 ~ 1 ~ 1,000枚 1,001 ~ 2,000枚 2,001 ~ ⑷ 個人情報開示手数料 1.長期共済(共済期間が5年以上の契約) 手数料 1 通 無料 108円 216円 324円 648円 1,000枚ごとに 324円加算 無料 432円 1,000枚毎に 216円加算 1,080円 【注】 ① 再発行手数料は、お客様の管理責任に帰する場合に徴収します。なお罹災による紛失の場合は無料とします。 ② 口座振替手数料については最低1件54円の実費徴収を基本として、収納企業等との契約において定めます。 ③ 本表の金額には、消費税及び地方消費税8%を含みます。 ④ JAカード(一体型)の新規発行手数料は無料です。再発行手数料については理由の如何に拘わらずJAでは徴収はしま せんが、別途三菱UFJニコスより徴収される場合があります。 − 45 − 終身共済 生涯に渡り万一のときを保障するプランです。 ○基本タイプ○中途給付タイプ○一時払タイプ 養老生命共済 万一のときの保障と、将来の資金づくりを両立させたプランです。 ○基本タイプ○中途給付タイプ○一時払タイプ 定期生命共済 万一のときを手頃な共済掛金で保障するプランです。がん入院を手厚く保障するプランなどもあります。 がん共済 がんと闘うための安心を一生涯にわたって手厚く保障します。すべてのがんのほか、脳腫瘍も対象とし ています。 医療共済 病気やケガによる入院・手術を一生涯にわたって手厚く保障します。日帰り入院から1回の入院365日、 200日、120日まで幅広く保障します。また、特則でがん入院の保障を手厚くしたり、特約で一定期間の 万一保障や選択により先進医療保障を確保することもできます。 介護共済 要介護状態となったときの保障を一生涯にわたり確保するための共済です。 ○基本タイプ○一時払タイプ 引受緩和型定期医療共済 病気やケガによる入院・手術を手頃な共済掛金で保障するプランです。日帰り入院もしっかり保障します。 こども共済 お子さまの入学資金や結婚・独立資金の準備に最適なプランです。共済契約者(親)が万一のときは、 満期まで毎年養育年金をお受け取りになれるプランもあります。 ○入学祝金タイプ○学資金タイプ 予定利率変動型年金共済 老後の生活資金準備のためのプランです。医師の診査なしの簡単な手続きでご加入できます。また、最 低保証予定利率が設定されているので安心です。 ○終身年金タイプ○定期年金タイプ 積立型終身共済 終身共済よりも手頃な共済掛金の生涯保障プランです。健康上の不安で、共済・保険に加入できなかっ た方も、一定の範囲で医師の診査なしの簡単な手続きでご加入できます。 満期専用入院保障付終 身共済 養老生命共済の満期を迎える共済契約者向けの終身共済プランです。万一のときの生涯保障と入院・手 術保障がセットされています。 建物更生共済 火災はもちろん、地震や台風などの自然災害も幅広く保障します。また、満期共済金は、建物の新築・ 増改築や家財の買替資金としてご活用いただけます。 ○建更10型○建更10型My家財○建更10型営業用什器備品○建更1型、2型、5型もあります。 2.短期共済(共済期間が5年未満の契約) 自動車共済 相手方への対人・対物賠償をはじめ、ご自身・ご家族などの傷害保障(人身傷害保障、傷害給付)、 車両保障など、万一の自動車事故を幅広く保障。 自賠責共済 法律ですべての自動車に加入が義務づけられている、人身事故の被害者保護のための保障。 傷害共済 日常のさまざまな災害による万一のときや負傷を保障。 火災共済 住まいの火災損害を保障。 賠償責任共済 日常生活中に生じた損害賠償義務を保障。 団体定期生命共済 団体の福利厚生制度として。 団体建物火災共済 団体の建物・動産の損害を総合保障。 − 46 − 〔農業関連事業〕 として2店舗目になります。 ◇販売事業 店内は燕市で採れた四季の野菜や、燕市特産の柔らかい十全ナスを使用した漬物 当JAでは組合員が生産した栽培履歴がわかる安全・安心な農畜産物を全国の消費者の皆 様にお届けしています。消費者の皆様が、その農畜産物を手に入れるには、市場流通による 「スーパーでの購入」 、 「インターネットによる購入」、「直売所での購入」と大きく3つのメ などの加工品を取り揃えております。また、開店とともにすぐ完売してしまう柔ら かく甘いと大好評の豚肉があります。 ☆ 「茶豆の里(ちゃまめのさと)」-新潟市西区 ・住 所:新潟市西区木場1591 (JA越後中央 黒埼支店隣接) ニューを取り揃えています。 全国各地の皆様はインターネットによる購入が最適です。当JAのホームページから入っ ・連 絡 先:025-377-2727 ていただき、 「JA越後中央ネットショップ 大地の恵みお取り寄せ」によって米や野菜・果 ・営業時間:5月1日~ 12月31日 午前10時~午後3時 物を購入できます。 (定休日:水) また、お近くの方は下記の直売所をご利用ください。 1月1日~4月30日 上記期間は完全休業とさせて頂きます。 〈農産物直売所〉 新潟の四季に応じた旬の野菜や果物、切花や米(精米)だけでなく、郷土の味を守り 続ける地元のお母さんたちが作った漬物や団子などの加工品も取り扱っております。 地元農家の方が丹精込めて作られた鮮度・品質・規格の高い農産物を厳選しておりま ・駐 車 場:あり ・おすすめ情報 茶豆の里は、平成21年6月にオープンいたしました。当JAの直売所としては3 店舗目となります。 すので、ぜひお立ち寄りください。 ☆ 「越王の里(こしわのさと)」-新潟市西蒲区 季節に応じた旬の野菜や切花はもちろん、当地区は全国のお客様から毎年ご好評 ・住 所:新潟市西蒲区竹野町2435-1(JA越後中央 峰岡支店隣接) を頂いているエダマメの産地です。「くろさき茶豆」は毎年8月初旬に店頭に並び ・連 絡 先:0256-72-2332 ます。どうぞ、お立ち寄りください。 ※詳しくはホームページでご確認の上、ご来店ください。 ・営業時間:午前10時~午後3時 (状況により、変更する場合もあります。) 〔購買事業〕 ・休 業 日:年末年始 当JAは、米や野菜などの生産には欠かせない肥料・農薬などの農業生産資材および農業機 ・駐 車 場:あり(22台) 械等の販売を行っております。また、ガソリンスタンド、自動車の整備・販売も行っております。 ・おすすめ情報 越王の里は平成15年に、当JA初の直営直売所としてオープン。その後、平成24年 9月に売り場面積を拡張し、リニューアルオープンいたしました。毎日、地元農家よ 販売は、米や野菜などを生産している農家の皆様だけではなく、肥料などは家庭菜園用と してもご利用いただけますので、お近くの店舗にご来店ください。 り届けられる新鮮な農産物はもちろん、10月に入ると地元角田山のふもとで栽培され た「越王(こしわ)おけさ柿」は贈答用としても大変ご好評をいただいております。 ☆ 「よりな~れ燕いち(よりなーれつばめいち)」-燕市 ・住 所:燕市東太田2491-1(JA越後中央 燕支店そば) ・連 絡 先:0256-66-2387(JA越後中央燕営農センター) 〔福祉事業〕 当JAでは、組合員とその家族、地域にお住まいの皆様に、安心して生活できるよう高齢 者介護サービスを提供しております。 事業所・内容は下記のとおりです。 ・営業時間:6月1日~ 11月30日 正午~午後6時 ○「デイサービスセンター越の里」新潟市西蒲区和納1528 連絡先:0256-82-0055 (定休日:月・水・金) ・居宅介護支援事業:介護保険制度の相談やサービスの調整等 12月1日~5月31日 正午~午後5時 ・通所介護事業:デイサービスを通じての在宅生活の支援 (定休日:月・水・木・金・日) ・JAあったか弁当事業:高齢者への弁当宅配 ・駐 車 場:あり ・おすすめ情報 「よりな~れ燕いち」は平成17年6月にオープンいたしました。当JAの直売所 − 47 − − 48 − 【経営資料】 『Ⅰ 決算の状況』 『Ⅱ 損益の状況』 『Ⅲ 事業の概況』 『Ⅳ 経営諸指標』 『Ⅴ 自己資本の充実の状況』 『Ⅵ 連結情報』 『Ⅰ 決算の状況』 2.損益計算書 1.貸借対照表 (単位:百万円) (単位:百万円) 平成25年度 平成26年度 (平成26年1月31日) (平成27年1月31日) 科 目 1.信用事業資産 168,865 平成25年度 平成26年度 (平成26年1月31日) (平成27年1月31日) 科 目 168,575 1.信用事業負債 167,633 167,210 165,990 ⑴現 金 853 966 ⑴貯 金 166,327 ⑵預 金 107,675 110,347 ⑵借 入 金 635 594 系統預金 107,668 110,336 ⑶その他の信用事業負債 670 625 系統外預金 6 ⑶有価証券 16,011 11 未払費用 89 93 14,280 その他の負債 581 532 国 債 3,400 3,192 2.共済事業負債 2,047 1,941 地 方 債 7,073 6,350 ⑴共済借入金 952 864 政府保証債 1,264 1,155 ⑵共済資金 554 559 金 融 債 1,000 社 債 3,273 ⑷貸 出 金 44,639 300 ⑶共済未払利息 3,282 ⑷未経過共済付加収入 43,247 ⑸共済未払費用 ⑸その他の信用事業資産 267 247 ⑹その他の共済事業負債 未収収益 218 209 3.経済事業負債 その他の資産 49 ⑹貸倒引当金 △ 580 37 ⑴経済事業未払金 △ 513 ⑵経済受託債務 2.共済事業資産 961 872 ⑶その他の経済事業負債 ⑴共済貸付金 952 ⑵共済未収利息 ⑷貸倒引当金 3.経済事業資産 ⑴受取手形 6 0 525 834 249 184 275 634 15 864 4.設備借入金 494 459 9 5.雑 負 債 486 557 72 46 △3 △ 3 ⑵資産除去債務 9 9 2,008 2,403 ⑶その他の負債 0 6.諸引当金 943 959 ⑴賞与引当金 ⑶経済受託債権 379 855 ⑵退職給付引当金 ⑷棚卸資産 492 405 ⑶役員退職慰労引当金 購 買 品 342 304 負 加 工 品 150 0 ⑹貸倒引当金 8 0 0 ⑵経済事業未収金 ⑸その他の経済事業資産 500 0 ⑴未払法人税等 0 その他の棚卸資産 10 519 0 11 ⑶その他の共済事業資産 12 403 501 1,689 1,764 81 67 1,531 1,641 77 55 172,876 172,767 100 1.組合員資本 12,551 12,561 0 ⑴出 資 金 5,524 5,483 債 の 部 合 計 222 214 ⑵資本準備金 10 10 △ 29 △ 31 ⑶利益剰余金 7,032 7,090 4,455 4,505 4.雑 資 産 206 5.固定資産 8,670 8,617 その他利益剰余金 2,576 2,584 ⑴有形固定資産 8,660 8,606 特別積立金 1,808 1,808 288 418 133 利益準備金 建 物 11,322 11,339 リスク管理積立金 機械装置 2,336 2,406 施設整備積立金 土 地 4,284 4,287 当期未処分剰余金 建設仮勘定 130 その他の有形固定資産 減価償却累計額 2,039 △ 11,453 ⑵無形固定資産 9 149 (うち当期剰余金) 2,059 ⑷処分未済持分 △ 11,635 2.評価・換算差額等 10 ⑴その他有価証券評価差額金 6.外部出資 5,075 5,076 ⑴外部出資 5,075 5,076 系統出資 4,702 4,702 324 324 系統外出資 子会社等出資 49 7.繰延税金資産 136 資 産 の 部 合 計 188,755 50 150 429 207 (242) (243) △ 15 △ 23 498 485 498 485 49 136 純 資 産 の 部 合 計 185,814 負債及び純資産の部合計 − 51 − 13,050 13,046 185,927 185,814 科 目 1.事業総利益 ⑴信用事業収益 資金運用収益 (うち預金利息) (うち有価証券利息) (うち貸出金利息) (うちその他受入利息) 役務取引等収益 その他事業直接収益 その他経常収益 ⑵信用事業費用 資金調達費用 (うち貯金利息) (うち給付補填備金繰入) (うち借入金利息) (うちその他支払利息) 役務取引等費用 その他経常費用 (うち貸倒引当金戻入益) 信用事業総利益 ⑶共済事業収益 共済付加収入 共済貸付金利息 その他の収益 ⑷共済事業費用 共済借入金利息 共済推進費 共済保全費 その他の費用 (うち貸倒引当金戻入益) 共済事業総利益 ⑸購買事業収益 購買品供給高 修理サービス料 その他の収益 ⑹購買事業費用 購買品供給原価 購買品供給費 修理サービス費 その他の費用 (うち貸倒引当金繰入額) (うち貸倒引当金戻入益) 購買事業総利益 ⑺販売事業収益 販売手数料 その他の収益 ⑻販売事業費用 販売費 その他の費用 (うち貸倒引当金繰入額) (うち貸倒引当金戻入益) 販売事業総利益 平成26年度 平成25年度 (平成25年2月1日~ (平成26年2月1日~ 平成26年1月31日) 平成27年1月31日) 4,894 1,946 1,824 (634) (244) (854) (90) 65 15 42 229 115 (100) (4) (5) (4) 15 98 (△76) 1,717 1,319 1,251 30 37 98 30 31 23 14 (△0) 1,220 8,956 8,612 251 91 7,790 7,507 199 1 82 - (17) 1,165 641 563 77 133 65 68 - (△1) 507 科 目 4,687 ⑼農業倉庫事業収益 1,878 ⑽農業倉庫事業費用 1,748 農業倉庫事業総利益 (656) ⑾加工事業収益 (208) ⑿加工事業費用 (791) 加工事業総利益 (92) ⒀利用事業収益 64 ⒁利用事業費用 12 利用事業総利益 53 ⒂その他事業収益 235 ⒃その他事業費用 106 その他事業総利益 (92) ⒄指導事業収入 (5) ⒅指導事業支出 (4) 指導事業収支差額 (4) 2.事業管理費 16 ⑴人件費 112 ⑵業務費 (△66) ⑶諸税負担金 1,643 ⑷施設費 1,257 ⑸その他事業管理費 1,182 事業利益 26 3.事業外収益 49 ⑴受取雑利息 93 ⑵受取出資配当金 26 ⑶賃貸料 22 ⑷雑収入 23 4.事業外費用 21 ⑴支払雑利息 (△0) ⑵寄付金 1,164 ⑶貸倒引当金繰入額 8,527 ⑷雑損失 8,214 経常利益 250 5.特別利益 62 ⑴固定資産処分益 7,382 ⑵一般補助金 7,105 6.特別損失 200 ⑴固定資産処分損 0 ⑵固定資産圧縮損 76 ⑶減損損失 (1) 税引前当期利益 - 法人税、住民税及び事業税 1,144 法人税等調整額 579 法人税等合計 496 当期剰余金 82 当期首繰越剰余金 129 会計方針の変更による累積的影響額 54 会計方針の変更を反映した当期首繰越剰余金 74 リスク管理積立金取崩額 (1) 当期未処分剰余金 - 449 − 52 − 平成26年度 平成25年度 (平成25年2月1日~ (平成26年2月1日~ 平成26年1月31日) 平成27年1月31日) 304 159 145 355 300 55 373 252 121 729 685 44 69 151 △ 82 4,566 3,373 391 126 665 9 327 143 10 87 13 32 18 2 0 0 15 453 516 37 478 630 38 478 112 338 90 5 96 242 74 - - 112 429 268 124 144 323 265 57 388 256 132 705 672 32 68 150 △ 82 4,492 3,337 384 126 634 8 194 146 9 88 14 34 32 5 0 0 26 309 13 13 - 9 8 - 1 313 64 5 69 243 94 △ 130 △ 36 - 207 3.注記表 《平成25年度》 1.重要な会計方針に係る事項に関する注記 ⑴ 次に掲げるものの評価基準及び評価方法 ① 有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法 ア)満期保有目的の債券 : 償却原価法(定額法) イ)子会社株式等 : 移動平均法による原価法 ウ)その他有価証券 ・時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法 により処理し、売却原価は移動平均法により算定) ・時価のないもの:移動平均法による原価法 ② 棚卸資産の評価基準及び評価方法 購買品 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 加工品 総平均法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 加工品(原材料) 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) その他の棚卸資産(貯蔵品) 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) ⑵ 固定資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産 定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)及び平 成10年3月31日以前に取得したもので、越王柿選果場施設、西瓜選果場施設、弥彦支店建 物、分水支店建物・構築物、国上支店建物・構築物、分水営農センター建物・構築物、国 道給油所建物・構築物、越後獅子果樹選果場施設は定額法)を採用しております。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっ ています。 また、取得価額10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定 に基づき、3年間で均等償却を行っております。 ② 無形固定資産 定額法を採用しております。 なお、自社利用ソフトウェアについては、当JAにおける利用可能期間(5年)に基づ く定額法により償却しております。 ⑶ 引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基 準に則り、次のとおり計上しております。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及 びそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担 保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。 − 53 − また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められ る債務者(破綻懸念先)に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保 証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し て必要と認められる額を計上しています。破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回 収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッ シュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額 を控除した残額との差額を引当てています。 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多 い金額を計上しています。 この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づ き計上しています。 すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当該部 署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の 引当を行っております。 ② 賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担分を計上し ています。 ③ 退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基 づき、当事業年度に発生していると認められる額を計上しています。 なお、数理計算上の差異については、発生の事業年度で費用処理することとしています。 ④ 役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上し ています。 ⑷ リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引 のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係 る方法に準じた会計処理によっています。 ⑸ 消費税及び地方消費税の会計処理の方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。ただし、固定資産に係 る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っております。 ⑹ 記載金額の端数処理 記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しており、金額百万円未満の科目については「0」 で表示しております。 2.貸借対照表に関する注記 ⑴ 圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の圧縮記帳額 国庫補助金等の適用を受けて、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 6,129百万円であり、その内訳は、次のとおりです。 建 物 2,640百万円 建物付属設備 292百万円 構 築 物 541百万円 機械装置 2,267百万円 車両運搬具 33百万円 器具備品 183百万円 土 地 170百万円 − 54 − ⑵ リース契約により使用する重要な固定資産 貸借対照表に計上した固定資産のほか、ATM3台、金融機器3台、給油設備2台、給油 所POSシステム9台、車両整備機器3台、精米機3台、洗車機3台、ソフト3台、電話装 置4台、業務用端末機67台、複写機22台、介護用品2台、営農機器11台、営業用車両139台 については、リース契約により使用しております。 ⑶ 担保に供している資産 定期預金6,622百万円は、公金収納事務及び為替決済金に対して担保に供しております。 ⑷ 子会社に対する金銭債権・債務の総額 子会社に対する金銭債権の総額610百万円 子会社に対する金銭債務の総額276百万円 ⑸ 役員に対する金銭債権・債務の総額 理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債権の総額 金銭債権170百万円 理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債務の総額 金銭債務はありません。 ⑹ 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 貸出金のうち、破綻先債権額は57百万円、延滞債権額は1,126百万円です。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払いの遅延が相当期間継続していることその他 の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しな かった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)の うち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる 事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建 又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。 貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額はありません。 なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上 遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は223百万円です。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利 の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決め を行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものです。 破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 1,408百万円です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。 3.損益計算書に関する注記 ⑴ 子会社との事業取引による取引高の総額及び事業取引以外の取引による取引高の総額 ① 子会社との取引による収益総額 37百万円 うち事業取引高 28百万円 うち事業取引以外の取引高 9百万円 ② 子会社との取引による費用総額 0百万円 うち事業取引高 0百万円 うち事業取引以外の取扱高 0百万円 − 55 − ⑵ 減損会計に関する注記 ① グルーピングの方法と共用資産の概要 当JAでは、投資の意思決定を行う単位として以下のグルーピングとしております。 営業店舗については、支店機能集約(平成24年7月)を行った支店は母店と支店間で相 互に連携・補完しながら事業展開を行っていることから母店単位でのグルーピングとし、そ れ以外の営業店舗については支店ごとに、食材は事業ごとのグルーピングとしております。 農機車両センター・給油所については、お互いに営業、奨励等を連携・補完しながら、管 内全域で事業展開を行っていることから農機車両・給油所グループとしております。業務外 固定資産(遊休資産等)については、 各固定資産をグルーピングの最小単位としております。 また、長期的に地域に貢献する方針で設置している営農センターを含めた営農関連施設 及び福祉関連施設と、独立したキャッシュ・フローを生み出さない本店については共用資 産と認識しております。 ② 減損損失を認識した資産または資産グループについては、その用途、種類、場所等の概要 当期に減損損失を計上した固定資産は以下の通りです。 場 所 本 店 和納支店 国上支店 粟生津支店 小池支店 西太田給油所 用 途 一 般 営業用店舗 営業用店舗 営業用店舗 営業用店舗 一 般 種 類 建物、構築物、器具備品 建物、構築物、器具備品、土地 建物、構築物、器具備品 建物、構築物、器具備品、土地 建物、構築物、器具備品 建物、構築物、機械装置、器具備品、土地 ③ 減損損失の認識に至った経緯 本店については、建設を決定しており、帳簿価額を備忘価額まで減額し、当事業年度減 少額を減損損失として認識しました。 和納支店、国上支店、粟生津支店、小池支店、西太田給油所は、営業施設であるものの 廃止予定施設であることから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当事業年度減少額を 減損損失として認識しました。 ④ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類ごとの減損損 失の内訳 本店 31百万円(建物 29百万円、構築物 1百万円) 和納支店 28百万円(建物 26百万円、構築物 0百万円、土地 1百万円) 国上支店 7百万円(建物 7百万円) 粟生津支店 16百万円(建物 13百万円、土地 2百万円) 小池支店 4百万円(建物 4百万円) 西太田給油所 23百万円(建物 8百万円、構築物 1百万円、土地 12百万円) ⑤ 回収可能価額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算定方法 和納支店、国上支店、粟生津支店、小池支店、西太田給油所の回収可能価額は正味売却 価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算定しております。 4.金融商品に関する注記 ⑴ 金融商品の状況に関する事項 ① 金融商品に対する取組方針 当JAは組合員や地域から預かった貯金を原資に、組合員や地域内の企業や団体等へ貸 付け、残った余裕金を新潟県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債等 への債券による運用を行っています。 − 56 − ② 金融商品の内容及びそのリスク 当JAが保有する金融資産は、主として当JA管内の組合員等に対する貸出金及び有価 証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒され ています。 また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券) で保有しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動 リスクに晒されています。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制 ア)信用リスクの管理 当JAは、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定し ています。また、通常の貸出取引については、本店に審査部を設置し各支店との連携を 図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フロー 等により償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準等、厳格な審査基準を設けて、 与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資 産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践 し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金につい ては「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努め ています。 イ)市場リスクの管理 当JAでは、金利リスク、価格変動リスク等の市場性リスクを的確にコントロールす ることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持 と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析等 を実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通し等の投資環境分析及び当 JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やALM等を考慮し、理事会において運用方 針を定めるとともに、経営層で構成するリスク管理委員会を定期的に開催して、日常的 な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及び リスク管理委員会で決定された方針等に基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っ ています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っている かどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 (市場リスクに係る定量的情報) 当JAでは保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。 当JAにおいて、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、 預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貸出金、貯金及び借入金です。 当JAでは、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理 的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定 量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変動が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標とな る金利が0.50%上昇したものと想定した場合には、経済価値が549百万円減少するもの と把握しております。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他 のリスク変数の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影 響が生じる可能性があります。 なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても − 57 − 含めて計算しています。 ウ)資金調達に係る流動性リスクの管理 当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成 し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資 判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握し たうえで、運用方針等の策定の際に検討を行っています。 ④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場 価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれていま す。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等 によった場合、当該価額が異なることもあります。 ⑵ 金融商品の時価等に関する事項 ① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等 当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。 なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず ③に記載しています。 (単位:百万円) 種 類 貸借対照表計上額 時 価 差 額 預 金 107,675 107,586 △88 有価証券 満期保有目的の債券 900 904 4 その他有価証券 15,111 15,111 - 貸出金(※1) 44,711 貸倒引当金(※2) △581 貸倒引当金控除後 44,130 45,632 1,501 資 産 計 167,817 169,234 1,417 貯 金 166,327 166,217 △109 (※1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員貸付金72百万円を含めてい ます。 (※2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 ② 金融商品の時価の算定方法 【資産】 ア)預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額 によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリー レートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額とし て算定しています。 イ)有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。 ウ)貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の 信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから 当該帳簿価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の 合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒 引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。 − 58 − なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額を リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未 実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代 わる金額として算定しています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から 貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 【負債】 貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなし ています。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来キャッシュ・フ ローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価 に代わる金額として算定しています。 ③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは ①の金融商品の時価情報には含まれていません。 (単位:百万円) 種 類 外部出資 貸借対照表計上額 5,075 (※)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握すること が極めて困難であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。 ④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:百万円) 1年超 2年超 3年超 4年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 100,168 4,796 2,709 - - 1年以内 預 金 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券のうち 満期があるもの 貸出金(※1,2,3) 合 計 5年超 - 600 300 - - - - 1,412 1,485 1,303 1,300 2,400 6,505 5,183 107,363 3,640 10,222 3,283 7,296 2,847 4,147 2,492 4,892 26,810 33,315 (※1)貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)695百万円については「1年以内」に 含めています。また、期限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含め ています。 (※2)貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等336百万円は 償還の予定が見込まれないため、含めていません。 (※3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件44百万円は償還日が 特定できないため、含めていません。 ⑤ 借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:百万円) 1年超 2年超 3年超 4年超 1年以内 5年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 貯金(※1) 142,214 13,226 9,113 885 860 26 (※1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。 − 59 − 5.有価証券に関する注記 ⑴ 有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。 ① 満期保有目的の債券で時価のあるもの 満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額に ついては、次のとおりです。 (単位:百万円) 種 類 貸借対照表計上額 時価 差額 時価が貸借対照表計上額を超えるもの 金融債 900 904 4 合 計 900 904 4 ② その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこ れらの差額については、次のとおりです。 (単位:百万円) 取得原価 貸借対照表 種 類 差額(※1) 又は償却原価 計上額 貸借対照表計上額が取得原価 国債 3,235 3,400 164 又は償却原価を超えるもの 地方債 6,778 7,073 294 社債 1,197 1,264 66 政府保証債 100 100 0 金融債 3,110 3,273 163 合 計 14,422 15,111 689 (※1)なお、上記差額から繰延税金負債190百万円を差し引いた額498百万円が「その他 有価証券評価差額金」に含まれています。 ⑵ 当年度中に売却したその他有価証券 種 類 売却額 国 債 346 社 債 106 合 計 452 売却益 8 6 15 (単位:百万円) 売却損 - - - 6.退職給付に関する注記 ⑴ 退職給付に関する事項 ① 採用している退職給付制度 職員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用していま す。また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人全 国農林漁業団体共済会との契約による退職金共済制度を採用しています。 ② 退職給付債務及びその内訳 退職給付債務 特定退職共済制度 未積立退職給付債務 貸借対照表計上額純額 退職給付引当金 △4,451百万円 2,920百万円 △1,531百万円 △1,531百万円 △1,531百万円 ③ 退職給付費用の内訳 勤務費用 192百万円 − 60 − 利息費用 期待運用収益 数理計算上の差異の費用処理額 合計 98百万円 △31百万円 △28百万円 231百万円 ④ 退職給付債務等の計算基礎 割引率 期待運用収益率 退職給付見込額の期間按分方法 数理計算上の差異の処理年数 2.2% 1.05% 期間定額基準 1年 ⑵ 特例業務負担金の将来見込額 人件費(うち法定福利費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の 統合を図るための農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条の規定に基づ き、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出し た特例業務負担金43百万円を含めて計上しています。 なお、同組合より示された平成25年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金 の将来負担見込総額は、662百万円となっています。 7.税効果会計に関する注記 ⑴ 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。 (単位:百万円) 繰延税金資産 退職給付引当金 貸倒引当金超過額 賞与引当金 役員退職慰労引当金 管理債権未収利息 未収利息不計上額 未払費用否認額 組織活動費経費否認額 固定資産償却超過額 その他 評価性引当額 繰延税金資産合計(A) 繰延税金負債 その他有価証券 資産除去債務 繰延税金資産の純額(A)+(B) 681 427 126 23 21 2 7 3 4 39 23 △353 327 △190 △190 △0 136 ⑵ 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100 分の5以下であるため注記を省略しています。 − 61 − 《平成26年度》 1.重要な会計方針に係る事項に関する注記 ⑴ 次に掲げるものの評価基準及び評価方法 ① 有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法 ア)満期保有目的の債券 : 償却原価法(定額法) イ)子会社株式等 : 移動平均法による原価法 ウ)その他有価証券 ・時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法 により処理し、売却原価は移動平均法により算定) ・時価のないもの:移動平均法による原価法 ② 棚卸資産の評価基準及び評価方法 購買品 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 加工品 総平均法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 加工品(原材料) 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) その他の棚卸資産(貯蔵品) 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) ⑵ 固定資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産 定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)及び平 成10年3月31日以前に取得したもので、越王柿選果場施設、弥彦支店建物、分水支店建物・ 構築物、国上支店建物・構築物、旧分水営農センター建物・構築物、国道給油所建物・構 築物、越後獅子果樹選果場施設は定額法)を採用しております。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっ ています。 また、取得価額10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定 に基づき、3年間で均等償却を行っております。 ② 無形固定資産 定額法を採用しております。 なお、自社利用ソフトウェアについては、当JAにおける利用可能期間(5年)に基づ く定額法により償却しております。 ⑶ 引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基 準に則り、次のとおり計上しております。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及 びそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担 保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められ る債務者(破綻懸念先)に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保 − 62 − 証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し て必要と認められる額を計上しています。破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回 収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッ シュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額 を控除した残額との差額を引当てています。 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多 い金額を計上しています。 この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づ き計上しています。 すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当該部 署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の 引当を行っております。 ② 賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担分を計上し ています。 ③ 退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込 額に基づき、当事業年度に発生していると認められる額を計上しています。 退職給付見込額の期間帰属方法 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方 法については、給付算定式基準によっています。 ④ 役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上し ています。 ⑷ リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引 のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係 る方法に準じた会計処理によっています。 法を期間定額基準から給付算定式基準へ変更するとともに、割引率の決定方法についても、職 員の平均残存勤務期間に近似した年数に基づく割引率から、退職給付の支払見込期間ごとに設 定された複数の割引率を使用する方法へ変更しました。 退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的な扱いに 従って、当事業年度の期首において、退職給付債務及び勤務費用の計算方法の変更に伴う影響 額を当事業年度の期首の利益剰余金に加減しています。 この結果、当事業年度の期首の利益剰余金が130百万円減少しています。また、当事業年度 の事業利益、経常利益及び税引前当期利益はそれぞれ182百万円減少しています。 3.貸借対照表に関する注記 ⑴ 圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の圧縮記帳額 国庫補助金等の適用を受けて、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 6,128百万円であり、その内訳は、次のとおりです。 建 物 2,640百万円 建物付属設備 292百万円 構 築 物 541百万円 機械装置 2,266百万円 車両運搬具 33百万円 器具備品 183百万円 土 地 170百万円 ⑵ リース契約により使用する重要な固定資産 貸借対照表に計上した固定資産のほか、ATM26台、金融機器2台、給油設備9台、給油 所POSシステム9台、車両整備機器8台、精米機2台、洗車機3台、ソフト2台、電話装 置3台、業務用端末機59台、複写機27台、介護用品3台、営農機器9台、営業用車両162台 については、リース契約により使用しております。 ⑶ 担保に供している資産 定期預金6,622百万円は、公金収納事務及び為替決済金に対して担保に供しております。 ⑷ 子会社に対する金銭債権・債務の総額 子会社に対する金銭債権の総額559百万円 子会社に対する金銭債務の総額280百万円 ⑸ 消費税及び地方消費税の会計処理の方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。ただし、固定資産に係 る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っております。 ⑸ 役員に対する金銭債権・債務の総額 理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債権の総額179百万円 理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債務はありません。 ⑹ 記載金額の端数処理 記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しており、金額百万円未満の科目については「0」 で表示しております。 2.会計方針の変更 退職給付に関する会計基準等の適用 「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日。以下、「退職給付 会計基準」といいます。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指 針第25号 平成24年5月17日)が平成25年4月1日以後開始する事業年度の期首から適用でき ることになったことに伴い、当事業年度よりこれらの会計基準等を適用しています。 これに伴い、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、退職給付見込額の期間帰属方 ⑹ 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 貸出金のうち、破綻先債権額は25百万円、延滞債権額は1,045百万円です。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払いの遅延が相当期間継続していることその他 の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しな かった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)の うち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる 事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建 又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。 貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額はありません。 なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上 − 63 − − 64 − 遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は204百万円です。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利 の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決め を行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものです。 破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 1,275百万円です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。 4.損益計算書に関する注記 ⑴ 子会社との事業取引による取引高の総額及び事業取引以外の取引による取引高の総額 ① 子会社との取引による収益総額 34百万円 うち事業取引高 25百万円 うち事業取引以外の取引高 9百万円 ② 子会社との取引による費用総額 1百万円 うち事業取引高 1百万円 うち事業取引以外の取扱高 0百万円 ⑵ 減損会計に関する注記 ① グルーピングの方法と共用資産の概要 当JAでは、投資の意思決定を行う単位として以下のグルーピングとしております。 営業店舗については、本支店の再構築計画に基づき、支店ごとにグルーピングとしてお ります。農機車両センター・給油所については、お互いに営業、奨励等を連携・補完しな がら、管内全域で事業展開を行っていることから農機車両・給油所グループとしておりま す。食材センターについては、単独で食材センターとしております。業務外固定資産(遊 休資産等)については、各固定資産をグルーピングの最小単位としております。 また、長期的に地域に貢献する方針で設置している営農センターを含めた営農関連施設 及び福祉関連施設と、独立したキャッシュ・フローを生み出さない本店については共用資 産と認識しております。 ② 減損損失を認識した資産または資産グループについては、その用途、種類、場所等の概要 当期に減損損失を計上した固定資産は以下の通りです。 場 所 和納支店 粟生津支店 用 途 営業用店舗 営業用店舗 種 類 土地 土地 ③ 減損損失の認識に至った経緯 和納支店、粟生津支店については、遊休資産であり土地の評価の下落により回収可能価 額までに減額し、その差額を減損損失として認識しました。 ④ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類ごとの減損損 失の内訳 和納支店 0百万円(土地 0百万円) 粟生津支店 0百万円(土地 0百万円) ⑤ 回収可能価額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算定方法 和納支店、粟生津支店の回収可能価額は正味売却価額を採用しており、その時価は固定 資産税評価額に基づき算定しております。 − 65 − 5.金融商品に関する注記 ⑴ 金融商品の状況に関する事項 ① 金融商品に対する取組方針 当JAは組合員や地域から預かった貯金を原資に、組合員や地域内の企業や団体等へ貸 付け、残った余裕金を新潟県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債等 への債券による運用を行っています。 ② 金融商品の内容及びそのリスク 当JAが保有する金融資産は、主として当JA管内の組合員等に対する貸出金及び有価 証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒され ています。 また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券) で保有しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動 リスクに晒されています。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制 ア)信用リスクの管理 当JAは、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定し ています。また、通常の貸出取引については、本店に総合リスク管理部融資審査課を設 置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引 先のキャッシュ・フロー等により償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準等、厳 格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維 持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・ 回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結 果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及 び財務の健全化に努めています。 イ)市場リスクの管理 当JAでは、金利リスク、価格変動リスク等の市場性リスクを的確にコントロールす ることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持 と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析等 を実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通し等の投資環境分析及び当 JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やALM等を考慮し、理事会において運用方 針を定めるとともに、経営層で構成するリスク管理委員会を定期的に開催して、日常的 な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及び リスク管理委員会で決定された方針等に基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っ ています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っている かどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 (市場リスクに係る定量的情報) 当JAでは保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。 当JAにおいて、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、 預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貸出金及び貯金です。 当JAでは、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理 的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定 量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変動が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標とな る金利が0.50%上昇したものと想定した場合には、経済価値が480百万円減少するもの − 66 − と把握しております。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他 のリスク変数の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影 響が生じる可能性があります。 なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても 含めて計算しています。 ウ)資金調達に係る流動性リスクの管理 当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成 し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資 判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握し たうえで、運用方針等の策定の際に検討を行っています。 ④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場 価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれていま す。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等 によった場合、当該価額が異なることもあります。 ⑵ 金融商品の時価等に関する事項 ① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等 当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。 なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず ③に記載しています。 (単位:百万円) 種 類 貸借対照表計上額 時 価 差 額 預 金 110,347 110,307 △39 有価証券 満期保有目的の債券 300 300 0 その他有価証券 13,980 13,980 - 貸出金(※1) 43,306 貸倒引当金(※2) △514 貸倒引当金控除後 42,792 44,360 1,568 資 産 計 167,420 168,949 1,529 貯 金 165,990 165,966 △24 (※1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員貸付金59百万円を含めています。 (※2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 ② 金融商品の時価の算定方法 【資産】 ア)預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額 によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリー レートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額とし て算定しています。 イ)有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。 ウ)貸出金 − 67 − 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の 信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから 当該帳簿価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の 合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒 引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。 なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額を リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未 実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代 わる金額として算定しています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から 貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 【負債】 貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなし ています。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来キャッシュ・フ ローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価 に代わる金額として算定しています。 ③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは ①の金融商品の時価情報には含まれていません。 (単位:百万円) 種 類 外部出資(※1) 貸借対照表計上額 5,076 (※1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握するこ とが極めて困難であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。 ④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:百万円) 1年超 2年超 3年超 4年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 104,431 2,709 3,205 - - 1年以内 預 金 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券のうち 満期があるもの 貸出金(※1,2,3) 合 計 5年超 - 300 - - - - - 1,485 1,303 1,300 2,400 2,200 4,600 4,942 111,159 3,465 7,478 3,248 7,753 2,720 5,120 2,446 4,646 26,065 30,665 (※1)貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)647百万円については「1年以内」に 含めています。また、期限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含め ています。 (※2)貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等318百万円は 償還の予定が見込まれないため、含めていません。 (※3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件40百万円は償還日が 特定できないため、含めていません。 − 68 − ⑤ 有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:百万円) 1年超 2年超 3年超 4年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 143,997 10,693 9,567 887 748 1年以内 貯金(※1) 5年超 96 (※1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。 6.有価証券に関する注記 ⑴ 有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。 ① 満期保有目的の債券で時価のあるもの 満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額に ついては、次のとおりです。 (単位:百万円) 種 類 時価が貸借対照表計上額を超えるもの 合 計 金融債 貸借対照表計上額 300 300 時価 300 300 差額 0 0 ② その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこ れらの差額については、次のとおりです。 (単位:百万円) 取得原価 又は償却原価 貸借対照表計上額が取得原価 国債 3,017 地方債 6,086 又は償却原価を超えるもの 政府保証債 1,098 社債 3,108 合 計 13,309 種 類 貸借対照表 計上額 3,192 6,350 1,155 3,282 13,980 差額(※1) 175 264 56 174 670 (※1)なお、上記差額から繰延税金負債185百万円を差し引いた額485百万円が「その他 有価証券評価差額金」に含まれています。 ⑵ 当年度中に売却したその他有価証券 種 類 国 債 地 方 債 合 計 売却額 5 312 317 (単位:百万円) 売却益 0 12 12 7.退職給付に関する注記 ⑴ 退職給付に関する事項 ① 採用している退職給付制度 職員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用していま す。また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人全 国農林漁業団体共済会との契約による退職金共済制度を採用しています。 ② 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表 期首における退職給付債務 4,581百万円 勤務費用 229百万円 利息費用 22百万円 数理計算上の差異の発生額 130百万円 − 69 − 退職給付の支払額 △524百万円 期末における退職給付債務 4,438百万円 ③ 年金資産の期首残高と期末残高の調整表 期首における年金資産 2,920百万円 期待運用収益 29百万円 数理計算上の差異の発生額 △2百万円 特定退職共済制度への拠出金 162百万円 退職給付の支払額 △312百万円 期末における年金資産 2,796百万円 ④ 退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表 退職給付債務 4,438百万円 特定退職共済制度 △2,796百万円 未積立退職給付債務 1,641百万円 貸借対照表計上額純額 1,641百万円 退職給付引当金 1,641百万円 ⑤ 退職給付費用及びその内訳項目の金額 勤務費用 225百万円 利息費用 13百万円 期待運用収益 △29百万円 数理計算上の差異の費用処理額 145百万円 合計 354百万円 ⑥ 年金資産の主な内訳 年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。 債券 81% 年金保険投資 16% 現金及び預金 3% 合計 100% ⑦ 長期期待運用収益率の設定方法に関する記載 年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と 年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮してい ます。 ⑧ 割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項 割引率 0.01%~ 1.48% 長期期待運用収益率 1.00% ⑵ 特例業務負担金の将来見込額 人件費(うち法定福利費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の 統合を図るための農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条の規定に基づ き、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出し た特例業務負担金42百万円を含めて計上しています。 なお、同組合より示された平成26年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金 の将来負担見込総額は、650百万円となっています。 − 70 − 8.税効果会計に関する注記 ⑴ 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。 繰延税金資産 退職給付引当金 貸倒引当金超過額 賞与引当金 役員退職慰労引当金 管理債権未収利息 未収利息不計上額 未払費用否認額 組織活動費経費否認額 固定資産償却超過額 その他 評価性引当額 繰延税金資産合計(A) 繰延税金負債 その他有価証券 資産除去債務 繰延税金資産の純額(A)+(B) 4.剰余金処分計算書 (単位:百万円) 665 454 109 18 15 1 4 3 1 36 21 △343 322 △186 △185 △0 136 (単位:百万円) 科 目 平成25年度 平成26年度 1 当期未処分剰余金 429 207 2 剰余金処分額 334 179 50 50 230 (130) (100) 75 (50) (25) ⑶ 出資配当金 54 54 3 次期繰越剰余金 94 28 ⑴ 利益準備金 ⑵ 任意積立金 (リスク管理積立金) (施設整備積立金) (注) 1.出資に対する配当金の割合は次のとおりです。 平成25年度 1.0% 平成26年度 1.0% 2.任意積立金における目的積立金の種類及び積立目的、積立目標額、取崩基準等は次 ⑵ 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 法定実効税率 (調整) 交際費等永久に損金に算入されない項目 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 住民税等均等割 評価性引当額の増減 税率変更による期末繰延税金資産の減額修正 「退職給付に関する会計基準」の適用による影響 法人税の特別控除 その他 税効果会計適用後の法人税等負担率 のとおりです。 29.39% 9.00% △4.14% 2.56% △3.41% 1.36% △12.25% △1.18% 0.93% 22.26% ⑶ 税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債への影響額 「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布さ れ、平成26年4月1日以後に開始する事業年度から復興特別法人税が廃止されることとなり ました。また、「地方税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第4号)及び「地方法人 税法(平成26年法律第11号) 」が平成26年3月31日に公布され、平成26年10月1日以降に開 始する事業年度から法人住民税法人税割の税率の引下げにあわせて、地方法人税が創設され ました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平 成27年2月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異等については前事業年度の 29.39%から27.66%に変更されました。その結果、繰延税金資産が3百万円減少、繰延税金 負債が0百万円減少、その他有価証券評価差額金が0百万円減少、法人税等調整額が3百万 円増加しています。 − 71 − 種 類 積立目的 積立目標額 積立基準 取崩基準 リスク管理 発生可能性がある農産物 積立金 販売流通リスク、貸出金等 不良債権処理及び有価証券 運用のリスク負担の他、各 事業が保有するリスク並び に遵守が求められている会 計諸施策に伴うリスクに照 らして、経営の健全性(自 己資本)を維持し、損失発 生時へのてん補に備える。 10億円 当期剰余金 農 産 物 販 売 流 通 リ ス の2割以上 ク、不良債権、有価証券、 預け金、外部出資、固定 資産の減損損失、退職給 付費用、繰延税金資産等 を処理することにより、 その年度に発生する費用 が多額である場合、当該 損失額を限度に取崩す。 施設整備 積立金 6億円 当期剰余金 組合の施設の整備・改 の1割以上 善・取得および諸費用、 解体処分等に伴い、その 年度に発生する支出が多 額である場合、当該支出 額を限度に取崩す。 組合の施設の整備・改善・ 取得および諸費用、解体処 分等の多額な支出に備え る。 3.次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善事業の費用に充てるための繰越額 が含まれています。 平成25年度 15百万円 平成26年度 13百円 − 72 − 『Ⅱ 損益の状況』 5.部門別損益計算書 《平成25年度》 1.最近の5事業年度の主要な経営指標 (単位:百万円) 項目 事業収益 事業費用 事業総利益 事業管理費 うち共通管理費 事業利益 事業外収益 事業外費用 経常利益 特別利益 特別損失 税引前当期利益 営農指導事業分配賦額 営農配賦後税引前当期利益 合計 14,695 9,801 4,894 4,566 327 143 18 453 516 630 338 338 信用事業 1,946 229 1,717 1,452 598 265 55 7 313 230 276 267 103 163 共済事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 共通管理費等 1,319 7,263 4,097 69 98 5,816 3,506 150 1,220 1,446 591 △ 81 937 1,155 651 369 373 191 82 148 1,393 282 291 △ 60 △ 451 35 28 9 14 4 4 0 1 313 315 △ 51 △ 438 149 84 47 3 179 101 56 16 283 299 △ 60 △ 450 52 242 52 △ 450 230 57 △ 112 共通管理費および営農指導事業の他部門への配賦基準等 ⑴ 共通管理費等 「均等割+人頭割+事業利益割」の平均値にて配賦 ⑵ 営農指導事業 「均等割+事業総利益割」の平均値にて配賦 配賦割合 区分 共通管理費等 営農指導事業 《平成26年度》 合 計 100.00% 100.00% 信用事業 42.90% 22.90% 共済事業 26.80% 11.70% 農業関連事業 生活その他事業 13.70% 5.90% 53.70% 11.70% 営農指導事業 10.70% 合計 13,997 9,309 4,687 4,492 194 146 32 309 13 9 313 313 信用事業 1,878 235 1,643 1,430 513 212 54 11 255 5 3 257 77 179 共済事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 共通管理費等 1,257 6,951 3,840 68 93 5,572 3,259 149 1,164 1,379 581 △ 81 915 1,172 619 353 341 180 86 136 △ 1,259 249 206 △ 38 △ 434 37 28 11 14 7 8 1 2 278 226 △ 28 △ 422 3 2 1 1 2 1 0 1 279 226 △ 28 △ 422 39 246 59 △ 422 240 △ 19 △ 87 共通管理費および営農指導事業の他部門への配賦基準等 ⑴ 共通管理費等 「均等割+人頭割+事業利益割」の平均値にて配賦 ⑵ 営農指導事業 「均等割+事業総利益割」の平均値にて配賦 合 計 100.00% 100.00% 信用事業 40.80% 18.40% (注2)当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。 (注3)信託業務の取り扱いは行っていません。 (注4) 「単体自己資本比率」は、 「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」(平成18年金融庁・農水省 告示第2号)に基づき算出しております。なお、平成25年度以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく単体自己資本比 率を記載しております。 2.利益総括表 (単位:百万円、%) 項 目 資金運用収支 − 73 − 営農指導事業 10.80% 増 減 △ 66 49 47 △2 その他信用事業収支 △ 41 △ 47 △6 信用事業粗利益 1,717 1,643 △ 74 1.03 0.99 △ 0.04 4,894 4,687 △ 207 2.61 2.52 △ 0.09 役務取引等収支 事業粗利益率 農業関連事業 生活その他事業 14.40% 6.80% 58.30% 14.00% 平成26年度 1,642 事業粗利益 共済事業 27.20% 9.30% 平成25年度 1,708 信用事業粗利益率 配賦割合 区分 共通管理費等 営農指導事業 項 目 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 経常収益(事業収益) 14,754 14,216 14,415 14,695 13,997 信用事業収益 2,168 2,060 1,985 1,946 1,878 共済事業収益 1,397 1,368 1,309 1,319 1,257 農業関連事業収益 6,707 6,287 6,925 7,263 6,951 生活その他事業収益 4,389 4,394 4,064 4,097 3,840 営農指導事業収益 91 105 90 69 68 経常利益 425 352 467 453 309 当期剰余金 276 319 256 242 243 出資金 5,780 5,686 5,573 5,524 5,483 (出資口数) (1,926,805) (1,895,451) (1,857,691) (1,841,445) (1,827,857) 純資産額 12,562 12,818 12,985 13,050 13,046 総資産額 181,141 180,655 188,755 185,927 185,814 貯金残高 161,838 161,776 169,544 166,327 165,990 貸出金残高 49,226 47,682 45,983 44,639 43,247 有価証券残高 19,659 18,528 17,615 16,011 14,280 剰余金配当額(出資配当額) 57 56 66 54 54 職員数 626 606 601 606 570 単体自己資本比率 18.62% 18.38% 18.47% 18.98% 18.77% (注1)経常収益は各事業収益の合計額を表しています。 (単位:百万円) 項目 事業収益 事業費用 事業総利益 事業管理費 うち共通管理費 事業利益 事業外収益 事業外費用 経常利益 特別利益 特別損失 税引前当期利益 営農指導事業分配賦額 営農配賦後税引前当期利益 (単位:百万円、口、人、%) (注1)信用事業粗利益=信用事業総収益-信用事業総費用 (注2)信用事業粗利益率=信用事業粗利益/信用事業運用資産(債務保証見返を除く)平残×100 (注3)事業粗利益は各事業の総利益合計です。 (注4)事業粗利益率=事業粗利益/総資産(除く債務保証見返)平残×100 ※総資産の平均残高は、期首と期末の平均残高により算出しています。 − 74 − 『Ⅲ 事業の概況』 3.資金運用収支の内訳 (単位:百万円、%) 項 目 平成25年度 平均残高 資金運用勘定 利息 平成26年度 利回り 平均残高 利息 利回り 166,408 1,732 1.04 164,678 1,655 1.00 104,490 634 0.61 106,396 656 0.62 うち有価証券 16,554 244 1.47 14,349 208 1.45 うち貸出金 45,364 854 1.88 43,933 791 1.80 166,618 110 0.07 165,021 101 0.06 うち貯金・定積 165,962 105 0.06 164,391 97 0.06 うち譲渡性貯金 - - - - - - 656 5 0.76 630 4 0.63 うち預金 資金調達勘定 うち借入金 総資金利ざや - 0.97 - 0.94 (注1)総資金利ざや=資金運用利回り-資金調達原価(資金調達利回り+経費率) (注2)資金運用勘定の利息欄の預金には、信連からの事業利用分量配当金、貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が 含まれています。 1.信用事業 (1)貯金に関する指標 ①科目別貯金平均残高 種 類 (単位:百万円、%) 平成25年度 平成26年度 増 減 流動性貯金 61,172 (36.8) 61,732 (37.5) 560 定期性貯金 104,587 (63.0) 102,498 (62.3) △ 2,089 203 (0.1) 160 (0.0) △ 43 計 165,962(100.0) 164,391(100.0) △ 1,571 譲渡性貯金 - (-) - (-) 0 165,962(100.0) 164,391(100.0) △ 1,571 その他の貯金 合 計 (注1)流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金 (注2)定期性貯金=定期貯金+定期積金 (注3) ( )内は構成比です。 ②定期貯金残高 4.受取・支払利息の増減額 種 類 (単位:百万円) 定期貯金 (単位:百万円、%) 平成25年度 平成26年度 増 減 100,587(100.0) 98,738(100.0) △ 1,849 平成25年度増減額 平成26年度増減額 うち固定金利定期 100,478 (99.9) 98,695 (99.9) △ 1,783 △ 56 △ 76 うち変動金利定期 52 (0.0) 43 (0.0) △9 うち預け金 29 22 うち貸出金 △ 74 △ 63 うち有価証券 △ 11 △ 35 △7 △8 うち貯金・定積 △6 △7 うち譲渡性貯金 - - △1 △1 △ 49 △ 68 項 目 受取利息 支払利息 うち借入金 差 引 (注1)増減額は前年度対比です。 (注2)受取利息の預金には、信連からの事業利用分量配当金、貯金増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。 (注1)固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金 (注2)変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金 (注3) ( )内は構成比です。 (2)貸出金等に関する指標 ①科目別貸出金平均残高 種 類 平成25年度 平成26年度 増 減 手形貸付 506 (1.1) 466 (1.0) △ 40 証書貸付 40,693 (89.7) 39,346 (89.5) △ 1,347 当座貸越 742 (1.6) 707 (1.6) △ 35 割引手形 21 (0.0) 12 (0.0) △9 3,400 (7.4) 3,400 (7.7) 0 45,364(100.0) 43,933(100.0) △ 1,431 金融機関貸付 合 計 − 75 − (単位:百万円、%) − 76 − ②貸出金の金利条件別内訳残高 種 類 (単位:百万円、%) 平成25年度 平成26年度 ⑥貸出金の業種別残高 増 減 (単位:百万円、%) 種 類 平成25年度 平成26年度 増 減 固定金利貸出 27,891 (62.4) 27,337 (63.2) △ 554 農業 12,076 (27.0) 11,113 (25.6) △ 963 変動金利貸出 15,753 (35.2) 14,911 (34.4) △ 842 林業 0 (0.0) 0 (0.0) 0 993 (2.2) 997 (2.3) 4 水産業 14 (0.0) 12 (0.0) △2 44,639(100.0) 43,247(100.0) △ 1,392 製造業 4,080 (9.1) 4,096 (9.4) 16 239 (0.5) 225 (0.5) △ 14 建設業 2,525 (5.6) 2,521 (5.8) △4 不動産業 3,922 (8.7) 3,953 (9.1) 31 307 (0.6) 264 (0.6) △ 43 運輸・通信業 1,099 (2.4) 1,056 (2.4) △ 43 卸売・小売業・飲食店 1,237 (2.7) 1,422 (3.2) 185 その他 合 計 鉱業 (注1) ( )内は構成比です。 (注2) 「その他」は当座貸越、無利息等固定、変動の区分が困難なものです。 ③貸出金の担保別内訳残高 種 類 (単位:百万円) 平成25年度 貯金・定期積金等 平成26年度 増 減 電気・ガス・熱供給・水道業 1,143 1,010 △ 133 有価証券 - - - サービス業 4,385 (9.8) 4,234 (9.7) △ 151 動産 - - - 金融・保険業 4,154 (9.3) 4,153 (9.6) △1 不動産 6,212 5,241 △ 971 地方公共団体 3,192 (7.1) 2,752 (6.3) △ 440 その他担保物 1,841 1,661 △ 180 その他 7,402 (16.5) 7,439 (17.2) 37 9,198 7,912 △ 1,286 うち個人 7,121 (15.9) 7,214 (16.6) 93 21,712 21,673 △ 39 うち法人 280 (0.6) 225 (0.5) △ 55 655 957 302 44,639(100.0) 43,247(100.0) △ 1,392 22,367 22,630 263 13,073 12,704 △ 369 44,639 43,247 △ 1,392 小 計 農業信用基金協会保証 その他保証 小 計 信用 合 計 合 計 (注) ( )内は構成比(貸出金全体に対する割合)です。 ⑦主要な農業関係の貸出金残高 (1)営農類型別 ④債務保証見返額の担保別内訳残高 種 類 該当する取引はありません。 農業 種 類 (単位:百万円、%) 平成25年度 平成26年度 増 減 設備資金 33,847 (75.8) 33,066 (76.5) △ 781 運転資金 10,791 (24.2) 10,181 (23.5) △ 610 44,639(100.0) 43,247(100.0) △ 1,392 合 計 (注) ( )内は構成比です。 平成25年度 平成26年度 増 減 4,923 4,668 △ 255 3,239 3,112 △ 127 野菜・園芸 427 407 △ 20 果樹・樹園農業 275 236 △ 39 18 13 △5 259 234 △ 25 2 7 5 - - - 698 655 △ 43 農業関連団体等 - - - 合 計 4,923 4,668 △ 255 穀作 ⑤貸出金の使途別内訳残高 (単位:百万円) 工芸作物 養豚・肉牛・酪農 養鶏・養卵 養蚕 その他農業 (注)1.農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な資金や、 農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。 − 77 − − 78 − なお、「⑥貸出金の業種別残高」の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金の残高です。 「営農類型別」 の合計と「⑥貸出金の業種別残高」の「農業」の残高は、集計方法が異なるため一致いたしません。 4. 貸出条件緩和債権 債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その 他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞債権に該当しない 2. 「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、農業所得が従とな ものをいいます。 る農業者等が含まれています。 3. 「農業関連団体等」には、JAや全農とその子会社等が含まれます。 ⑨金融再生法開示債権区分に基づく保全状況 (単位:百万円) (2)資金種類別 〔貸出金〕 種 類 債権区分 (単位:百万円) 平成25年度 平成26年度 増 減 プロパー資金 3,805 3,476 △ 329 農業制度資金 1,117 1,192 75 近代化資金 317 428 111 その他制度資金 800 763 △ 37 4,923 4,668 △ 255 合 計 保 全 額 債権額 担 保 保 証 引 当 保 全 破産更正債権及び これらに準ずる債権 425 78 2 295 376 危険債権 654 364 197 75 637 要管理債権 204 122 - 0 123 1,284 564 200 371 1,137 小 計 正常債権 42,053 合 計 (注)1.プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。 43,338 2.農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が利子補給等を行う (注) 上記の債権区分は、 「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」 (平成10年法律第132号)第6条に基づき、債 ことでJAが低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここでは①の転貸資金と②を対 務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分したものです。なお、当JAは同法の対象とはなって 象としています。 いませんが、参考として同法の定める基準に従い債権額を掲載しております。 3.その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパー S資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当します。 ①破産更生債権及びこれらに準ずる債権 法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権 ②危険債権 〔受託貸出金〕 経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本および利息の回収ができない可能性の高い債権 該当する取引はありません。 ③要管理債権 3ヵ月以上延滞貸出債権および貸出条件緩和貸出債権 ④正常債権 ⑧リスク管理債権の状況 区 分 (単位:百万円) 平成25年度 破綻先債権額 延滞債権額 合 計 増 減 57 25 △ 32 1,126 1,045 △ 81 - - - 223 204 △ 19 1,408 1,275 △ 133 3ヵ月以上延滞債権額 貸出条件緩和債権額 平成26年度 上記以外の債権 ⑩元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況 該当する取引はありません。 ⑪貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 区 分 (注)1.破綻先債権 元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見 出金」という。 )のうち、法人税法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定 25 年度 込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸 する事由が生じている貸出金をいいます。 2.延滞債権 を猶予したもの以外の貸出金をいいます。 3.3ヵ月以上延滞債権 元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金で、破綻先債権および延滞債権に該 26 年度 未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払 期首残高 期中増加額 (単位:百万円) 期中減少額 目的使用 期末残高 一般貸倒引当金 166 156 - 166 156 個別貸倒引当金 544 457 0 544 457 合 計 710 614 0 710 614 一般貸倒引当金 156 153 - 156 153 個別貸倒引当金 457 395 8 448 395 合 計 614 549 8 605 549 当しないものをいいます。 − 79 − その他 − 80 − ⑫貸出金償却の額 ③有価証券残存期間別残高 (単位:百万円) 項 目 平成25年度 貸出金償却額 《平成25年度》 平成26年度 0 1年以下 1年超 3年以下 3年超 5年以下 5年超 7年以下 7年超 10年以下 212 215 637 1,274 956 113 - 3,400 1,004 1,930 2,341 1,385 307 103 - 7,073 政府保証債 101 209 316 531 106 - - 1,264 金融債 700 300 - - - - - 1,000 短期社債 - - - - - - - - 社債 - 515 638 1,170 841 107 - 3,273 株式 - - - - - - - - その他の証券 - - - - - - - - 種 類 0 国債 地方債 (3)内国為替取扱実績 (単位:千件、百万円) 平成25年度 種 類 送金・振込為替 代金取立為替 雑為替 合 計 仕 向 平成26年度 被 仕 向 仕 向 被 仕 向 件 数 39 236 38 247 金 額 27,307 46,493 27,452 47,479 件 数 - 0 - 0 金 額 - 1 - 1 件 数 3 3 3 3 金 額 785 815 466 531 件 数 43 239 42 251 金 額 28,093 47,309 27,918 48,012 (4)有価証券に関する指標 ①種類別有価証券平均残高 種 類 平成26年度 増 減 国債 3,408 3,053 △ 355 地方債 6,864 6,408 △ 456 政府保証債 1,287 1,180 △ 107 金融債 1,895 598 △ 1,297 - - - 3,088 3,109 21 受益証券 - - - 株式 - - - 16,544 14,349 △ 2,195 社債 合 計 10年超 《平成26年度》 期間の定め のないもの 合計 (単位:百万円) 1年以下 1年超 3年以下 3年超 5年以下 5年超 7年以下 7年超 10年以下 106 521 952 1,388 223 - - 3,192 1,288 1,138 2,751 430 106 635 - 6,350 - 413 528 213 - - - 1,155 300 - - - - - - 300 - - - - - - - - 社債 100 613 638 1,498 320 111 - 3,282 株式 - - - - - - - - その他の証券 - - - - - - - - 種 類 国債 地方債 政府保証債 金融債 短期社債 10年超 期間の定め のないもの 合計 (単位:百万円) 平成25年度 短期社債 (単位:百万円) (5)有価証券等の時価情報等 ①有価証券の時価情報等 保有区分 売買目的 満期保有目的 その他 合 計 (単位:百万円) 平成25年度 取得価額 時 価 平成26年度 評価損益 取得価額 時 価 評価損益 - - - - - - 900 904 4 300 301 1 14,422 15,111 689 13,310 13,980 668 15,322 16,015 693 13,610 14,281 669 (注1)時価は期末時における市場価格等によっております。 (注2)取得価額は取得原価又は償却原価によっています。 (注3)満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額として計上しております。 (注4)その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。 ②商品有価証券種類別平均残高 ②金銭の信託の時価情報等 該当する取引はありません。 該当する取引はありません。 ③デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引 該当する取引はありません。 − 81 − − 82 − (4)年金共済の年金保有高 2.共済取扱実績 (単位:百万円) 種 類 (1)長期共済新契約高・長期共済保有高 (単位:百万円) 種 類 終身共済 平成25年度 新契約高 平成26年度 保有契約高 新契約高 保有契約高 16,937 264,420 13,370 256,840 定期生命共済 42 2,783 75 2,646 養老生命共済 6,749 176,945 4,670 158,818 670 30,057 719 29,353 医療共済 990 9,328 1,016 9,365 がん共済 - 817 - 759 定期医療共済 - 3,178 - 2,985 148 148 547 692 18,433 326,136 13,749 321,026 - 229 - 219 43,301 783,988 33,429 753,352 うちこども共済 介護共済 建物更生共済 年金共済 合 計 (注)金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額 (付加された定期特定金額等を含む) 、年金共済は付加された定期特約金額)を表示しています。 (単位:百万円) 平成25年度 新契約高 平成26年度 保有契約高 新契約高 平成26年度 保有契約高 10 58 10 69 がん共済 1 13 1 14 定期医療共済 0 5 0 4 12 77 12 88 2,260 159 2,220 年金開始後 - 909 - 941 88 3,170 159 3,161 合 計 (注)金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。 (5)短期共済新契約高 (単位:百万円) 種 類 火災共済 平成25年度 金 額 掛 金 72,703 自動車共済 傷害共済 定額定期生命共済 平成26年度 金 額 79 介護共済 合 計 新契約高 318 1,054 1,356 318 318 1,054 1,356 8 54 0 40 0 賠償責任共済 自賠責共済 1 1 115 115 1,176 1,246 (注1)金額は、保障金額を表示しています。 (注2)自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。 (注)金額は、介護共済金額を表示しています。 − 83 − 1,041 98,476 保有契約高 318 78 7 平成26年度 保有契約高 74,637 100,943 (単位:百万円) 新契約高 掛 金 971 (3)介護共済の介護共済金額保有高 平成25年度 保有契約高 88 (注)金額は、入院共済金額を表示しています。 種 類 新契約高 年金開始前 保有契約高 医療共済 合 計 新契約高 合 計 (2)医療系共済の入院共済金額保有高 種 類 平成25年度 − 84 − 『Ⅳ 経営諸指標』 3.受託販売品取扱実績 (単位:百万円) 品 目 米 平成25年度 平成26年度 (単位:%) 13,467 10,280 439 508 野菜 1,718 1,717 果実 259 花き・花木 麦・豆・雑穀 1.利益率 項 目 平成25年度 平成26年度 増 減 総資産経常利益率 0.242 0.166 △ 0.076 資本経常利益率 3.481 2.372 △ 1.109 242 総資産当期純利益率 0.129 0.131 0.002 311 302 資本当期純利益率 1.862 1.867 0.005 果樹 881 861 (注1)総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平残×100 畜産物 300 286 (注2)資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平残×100 林産物 41 43 17,419 14,242 合 計 産 資 材 生 1,297 1,258 農薬 1,313 1,263 飼料 253 193 農業機械 796 814 自動車 767 722 燃料 2,400 2,244 資材 1,200 1,146 8,029 7,643 生鮮食材 162 148 一般食品 208 200 0 - 169 150 38 68 3 3 583 570 8,612 8,214 生 活 物 資 日用保健雑貨 建築資材 その他 小 計 合 計 − 85 − 平成25年度 平成26年度 増 減 期末 26.8 26.1 △ 0.7 貯証率 平成26年度 項 目 貯貸率 平成25年度 肥料 耐久消費財 ※分母の総資産、純資産の平均残高は期首と期末の平均残高により算出しています。 (単位:%) (単位:百万円) 小 計 (注4)資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平残×100 2.貯貸率・貯証率 4.購買品取扱実績 品 目 (注3)総資産当期純利益率=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返を除く)平残×100 期中平均 27.3 26.7 △ 0.6 期末 9.6 8.6 △ 1.0 10.0 8.7 △ 1.3 期中平均 (注1)貯貸率(期 末)=貸出金残高/貯金残高×100 (注2)貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100 (注3)貯証率(期 末)=有価証券残高/貯金残高×100 (注4)貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100 − 86 − Ⅴ 自己資本の充実の状況 項 目 1.自己資本の構成に関する事項 (単位:百万円、%) 項 目 経過措置による 不算入額 26年度 コア資本にかかる基礎項目 (1) 普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額 12,506 うち、出資金及び資本準備金の額 5,494 うち、再評価積立金の額 - うち、利益剰余金の額 7,090 うち、外部流出予定額 (△) 54 うち、上記以外に該当するものの額 △23 コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額 うち、一般貸倒引当金コア資本算入額 153 うち、適格引当金コア資本算入額 - 適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含ま れる額 - うち、回転出資金の額 - うち、上記以外に該当するものの額 - 公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達 手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 - 土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセントに相 当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 - コア資本にかかる基礎項目の額 (イ) - 自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額 - - 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 - - 少数出資金融機関等の対象普通出資等の額 - - 特定項目に係る十パーセント基準超過額 - - うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連す るものの額 - - うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関 連するものの額 - - うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。 )に関連するも のの額 - - - - うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連す るものの額 - - うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関 連するものの額 - - うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。 )に関連するも のの額 - - (ロ) - - (ハ) 12,660 - 自己資本 自己資本の額((イ)―(ロ)) リスク・アセット等 (3) 信用リスク・アセットの額の合計額 12,660 - 7 うち、のれんに係るものの額 - - うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以 外の額 - 7 繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。 )の額 - - 適格引当金不足額 - - 証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額 - - 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入さ れる額 - - − 87 − - コア資本に係る調整項目の額 コア資本にかかる調整項目 (2) 無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。 ) の額の合計額 前払年金費用の額 特定項目に係る十五パーセント基準超過額 153 経過措置による 不算入額 26年度 58,272 うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額 △12,727 うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ ライツに係るものを除く) 7 うち、繰延税金資産 - うち、前払年金費用 - うち、他の金融機関等向けエクスポージャー △12,735 うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額に係るもの の額 - うち、上記以外に該当するものの額 - オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得 た額 信用リスク・アセット調整額 9,145 - − 88 − 項 目 オペレーショナル・リスク相当額調整額 - リスク・アセット等の額の合計額 (ニ) 67,417 自己資本比率 自己資本比率( (ハ) / (ニ) ) (単位:百万円、%) 経過措置による 不算入額 26年度 18.77% 項 目 基本的項目 (A) 12,496 出資金 5,524 回転出資金 - 再評価積立金 - 資本準備金 10 利益準備金 4,505 特別積立金 1,808 リスク管理積立金 418 施設整備積立金 150 次期繰越剰余金 94 処分未済持分 △15 その他有価証券の評価差損 - 営業権相当額 - 企業結合により計上される無形固定資産相当額 - 証券化取引により増加した自己資本に相当する額 - 補完的項目 (B) 156 土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の差額の45%相当額 一般貸倒引当金 - 156 負債性資本調達手段等 - 負債性資本調達手段 - 期限付劣後債務 - 補完的項目不算入額 - 自己資本総額 (C)=(A)+(B) 12,653 控除項目 (D) - 他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額 - 負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの - 期限付劣後債務及びこれに準ずるもの - 非同時決済取引に係る控除額及び信用リスク削減手法として用いる保証又はクレ ジット・デリバティブの免責額に係る控除額 - 基本的項目からの控除分を除く自己資本控除とされる証券化エクスポージャー (ファンドのうち裏付資産を把握できない資産を含む。 )及び信用補完機能を持つ I/Oストリップス(告示第223条を準用する場合を含む。) - 控除項目不算入額 - 自己資本額 (E)=(C)-(D) − 89 − 25年度 12,653 − 90 − 項 目 リスク・アセット等計 (F) 2.自己資本の充実度に関する事項 25年度 66,640 資産(オン・バランス)項目 57,355 オフ・バランス取引等項目 - オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額 9,284 基本的項目比率 (A) (F) / 18.75% 自己資本比率 (E) (F) / 18.98% (注) 1.農協法第11条の2第1項第1号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に基づき算出し ており、平成25年度は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく単体自己資本比率を記載しています。 2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用リスク削 減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。 3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。 4.平成25年度については、 「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準等の特例を定める告示(平成24年 金融庁・農水省告示第13号) 」に基づき基本的項目から、その他有価証券評価差損を控除していないため、「その他有価 証券の評価差損」は「-」 (ハイフン)で記載しています。 ①信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳 (単位:百万円) 信用リスク・アセット 我が国の中央政府及び中 央銀行向け 我が国の地方公共団体向 け 地方公共団体金融機構向 け 我が国の政府関係機関向 け 地方三公社向け 金融機関及び第一種金融 商品取引業者向け 法人等向け 中小企業等向け及び個人 向け 抵当権付住宅ローン 不動産取得等事業向け 三月以上延滞等 信用保証協会等保証付 共済約款貸付 出資等 他の金融機関等の対象資 本調達手段 特定項目のうち調整項目 に算入されないもの 複数の資産を裏付とする 資産(所謂ファンド)の うち、個々の資産の把握 が困難な資産 証券化 経過措置によりリスク・ アセットの額に算入、不 算入となるもの 上記以外 標準的手法を適用するエク スポージャー別計 CVAリスク相当額÷8% 中央清算機関関連エクス ポージャー 信用リスク・アセットの額の 合計額 − 91 − 25年度 26年度 エクスポー リスク・ア 所要自己 エクスポー リスク・ア 所要自己 資本額 資本額 ジャーの期 セット額 ジャーの期 セット額 b=a×4% A b=a×4% 末残高 a 末残高 3,246 - - 3,026 - - 10,169 - - 8,882 - - 1,110 10 0 1,009 10 0 599 40 1 499 29 1 100 20 0 100 20 0 113,350 26,120 1,044 111,017 22,203 888 2,640 1,534 61 2,706 1,574 62 7,087 4,473 178 6,512 4,144 165 710 5,361 346 21,761 964 5,075 244 5,218 70 2,136 - 5,075 9 208 2 85 - 203 724 5,181 335 21,716 874 899 249 5,066 88 2,131 - 899 9 202 3 85 - 35 8,490 21,225 849 324 811 32 - - - - - - - - - - - - - △12,727 △509 13,327 12,410 496 13,569 12,545 501 185,852 57,335 2,294 185,870 58,272 2,330 - - - - - 185,870 58,272 2,330 185,852 57,335 − 92 − 2,294 オペレーショナル・リ オペレーショナル・リスクに スク相当額を8%で除 して得た額 対する所要自己資本の額 a 〈基礎的手法〉 9,284 リスク・アセット等 (分母)計 所要自己資本額計 a 66,640 オペレーショナル・リ 所要自己 スク相当額を8%で除 資本額 して得た額 b=a×4% a 371 9,145 所要自己 リスク・アセット等 資本額 (分母)計 b=a×4% a 2,665 67,417 所要自己 資本額 b=a×4% 365 所要自己 資本額 b=a×4% 2,696 3.信用リスクに関する事項 ①標準的手法に関する事項 当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的 手法により算出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ ウエイトの判定に当たり使用する格付等は次のとおりです。 (注) 1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの種類ご とに記載しています。 2. 「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出 金や有価証券等が該当します。 「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクス 3. ポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」 、 「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。 4. 「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。 5. 「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポー ジャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。 6. 「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資本調達手段、コ ア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)および土地再評価差額金に係る経過措置に より、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該当します。 7. 「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部 門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等) ・間接清算参加者向け・信用リ スク削減手法として用いる保証またはクレジットデリバティブの免責額が含まれます。 8.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。 〈オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)〉 (粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額 直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数 ÷8% ア リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは、以下の適格格付機関による 依頼格付けのみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。 適格格付機関 株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ) 株式会社日本格付研究所(JCR) ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's) スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P) フィッチレーテングスリミテッド(Fitch) (注) 「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するた めの掛目のことです。 イ リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・ リスク・スコアは、主に以下のとおりです。 エクスポージャー 適格格付機関 金融機関向けエクスポー ジャー 日本貿易保険 法人等向けエクスポージャー R&I,Moody's,JCR,S&P, (長期) Fitch 法人等向けエクスポージャー R&I,Moody's,JCR,S&P, (短期) Fitch − 93 − カントリー・リスク・スコア − 94 − ②信用リスクに関するエクスポージャー(地域別、業種別、残存期間別)及び三月以上延滞 エクスポージャーの期末残高 (単位:百万円) 25年度 機関が融資を実行する契約のことをいいます。 「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。 3.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエク スポージャーをいいます。 4. 「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。 5.当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。 26年度 三月以上 三月以上 信用リス うち貸出 うち債券 延滞エク 信用リス うち貸出 うち債券 延滞エク ス ポ ー ス ポ ー クに関す 金等 クに関す 金等 ジャー ジャー る エ ク る エ ク ス ポ ー ス ポ ー ジャーの ジャーの 残高 残高 ③貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:百万円) 25年度 区 分 期首 残高 期中 増加額 26年度 期中減少額 目的 使用 その他 期末 残高 期首 残高 期中 増加額 期中減少額 目的 使用 その他 期末 残高 農業 868 868 - - 880 880 - - 林業 12 12 - - 10 10 - - 一般貸倒引当金 166 156 - 166 156 156 153 - 156 153 水産業 - - - - - - - - 個別貸倒引当金 544 457 0 543 457 457 395 8 448 395 製造業 281 81 200 - 272 71 200 - - - - - - - - - 建設・不動産業 542 342 200 - 608 407 200 - 電気・ガス・ 熱供給・水道業 - - - - - - - - 運輸・通信業 802 - 802 - 802 - 802 - 金融・保険業 114,685 3,409 3,519 - 120,746 3,409 2,715 - 1,506 899 606 130 1,424 819 604 124 11,425 1,364 10,060 - 10,246 1,103 9,142 - 7,821 2,745 - 18 3,504 2,602 - 21 個人 36,045 35,076 - 197 34,966 34,084 - 189 その他 11,861 - - - 12,408 - - - 業種別残高計 185,852 44,800 15,387 346 185,870 43,388 13,667 335 103,332 1,119 2,022 107,275 999 1,793 1年超3年以下 12,793 2,144 3,107 10,686 2,133 2,620 3年超5年以下 6,421 2,704 3,716 7,001 2,385 4,615 5年超7年以下 9,826 6,013 3,812 6,641 3,327 3,313 7年超10年以下 7,155 4,742 2,412 4,254 3,644 609 10年超 27,358 27,040 317 30,683 29,969 714 期限の定めのない もの 18,964 1,034 - 19,328 929 - 185,852 44,800 15,387 185,870 43,388 13,667 法 人 鉱業 卸売・小売・飲 食・サービス業 日本国政府・ 地方公共団体 上記以外 1年以下 残存期間別残高計 (注) 1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該 当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。 2. 「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・エクスポー ジャーを含んでいます。 「コミットメント」とは、契約した期間および融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融 − 95 − − 96 − ④業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額 ⑤信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト1250%を適用する残高 (単位:百万円) 25年度 区 分 (単位:百万円) 25年度 26年度 期中減少額 期中減少額 期首 期中 期末 貸出金 期首 期中 期末 貸出金 目的 目的 残高 増加額 その他 残高 償却 残高 増加額 その他 残高 償却 使用 使用 格付 あり 信用リス ク削減効 果勘案後 残高 26年度 格付 なし 計 格付 あり 格付 なし 計 リスク・ウエイト0% - 18,217 18,217 - 16,467 16,467 リスク・ウエイト2% - - - - - - リスク・ウエイト4% - - - - - - リスク・ウエイト10% - 21,873 21,873 - 21,718 21,718 84 72 - 84 72 - 72 62 - 72 62 - 林業 4 2 - 4 2 - 2 - - 2 - - 水産業 - - - - - - - - - - - - 製造業 - - - - - - - - - - - - リスク・ウエイト20% 402 109,164 109,566 503 111,148 111,651 鉱業 - - - - - - - - - - - - リスク・ウエイト35% - 697 697 - 713 713 建設・不動産業 - - - - - - - - - - - - リスク・ウエイト50% 907 472 1,379 905 412 1,317 電気・ガス・ 熱供給・水道業 - - - - - - - - - - - - リスク・ウエイト75% - 5,969 5,969 - 5,533 5,533 運輸・通信業 - - - - - - - - - - - - リスク・ウエイト100% - 28,134 28,134 - 28,121 28,121 金融・保険業 - - - - - - - - - - - - リスク・ウエイト150% - 14 14 - 30 30 リスク・ウエイト200% - - - - - - 100 96 - 100 96 - 96 91 - 96 91 - リスク・ウエイト250% - - - - 324 324 35 38 - 35 38 - 38 41 - 38 41 - その他 - - - - - - 個 人 319 247 0 319 247 - 247 199 8 239 199 - - - - - - - 業種別計 544 457 0 544 457 - 457 395 8 449 395 - 1,309 184,542 185,852 1,408 184,469 185,878 法 人 農業 卸売・小売・飲食・ サービス業 上記以外 1.当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。 2.一般貸倒引当金については業種別の算定を行っていないため、個別貸倒引当金のみ記載しております。 リスク・ウエイト1250% 計 (注) 1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該 当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。 2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」にはエ クスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格付は適格格 付機関による依頼格付のみ使用しています。 3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・ウエイト によって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集計の対象としてい ます。 4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバティブの 免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイト1250%を適用したエクスポージャーが あります。 5.平成25年度の「1250%」の項目には、自己資本控除とした額を記載しています。 − 97 − − 98 − 4.信用リスク削減手法に関する事項 ②信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額 (単位:百万円) 25年度 ①信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要 「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の 算出において、エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定さ 適格金融 資産担保 26年度 適格金融 資産担保 保証 保証 地方公共団体金融機構向け - 1,003 - 903 れている場合に、エクスポージャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対 我が国の政府関係機関向け - 199 - 199 地方三公社向け - - - - するリスク・ウエイトを適用するなど信用リスク・アセット額を軽減する方法です。 金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け - - - - 法人等向け - - - - 176 154 144 119 抵当権住宅ローン - - - - 不動産取得等事業向け 26 - 24 - 三月以上延滞等 - - - - 証券化 - - - - 中央清算機関関連 - - - - 6 0 - 0 210 1,358 169 1,223 当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。 信用リスク削減手法として、 「適格金融資産担保」、「保証」 、「貸出金と自組合貯金の 相殺」を適用しています。 適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、 取引相手または取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減さ れている取引をいいます。当JAでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削 減手法の簡便手法を用いています。 中小企業等向け及び個人向け 上記以外 合 計 (注) 1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、主なものとして 保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中 央政府等、我が国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、 外国の中央政府以外の公共部門、国際開発銀行、及び金融機関または第一種金融商品 取引業者、これら以外の主体で長期格付を付与しているものを適格保証人とし、エク スポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリス ク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。 は貸出金や有価証券等が該当します。 2.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエク スポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。 3. 「証券化(証券化エクスポージャー) 」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポー ジャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。 4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部 門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)等が含まれます。 貸出金と自組合貯金の相殺については、①取引相手の債務超過、破産手続開始の決 定その他これらに類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効 であることを示す十分な根拠を有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約 下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点においても特定することができること、 ③自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されていること、④貸出金と自組 合貯金の相殺後の額が、監視および管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、 相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエ クスポージャー額としています。 担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価 の見直しを行っています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。 − 99 − − 100 − 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 ②出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価 (単位:百万円) 25年度 該当する取引はありません。 貸借対照表計上額 6.証券化エクスポージャーに関する事項 該当する取引はありません。 26年度 時価評価額 貸借対照表計上額 時価評価額 上 場 - - - - 非上場 5,075 5,075 5,076 5,076 合 計 5,075 5,075 5,076 5,076 (注) 「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。 7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ③出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益 (単位:百万円) 25年度 ① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要 売却益 売却損 - 「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘 26年度 償却額 - 売却益 - 売却損 - 償却額 - - 定及び外部出資勘定の株式又は出資として計上されているものであり、当JAにおい ては、これらを①子会社および関連会社株式、②その他有価証券、③系統および系統 外出資に区分して管理しています。①子会社および関連会社については、経営上も密 接な連携を図ることにより、当JAの事業のより効率的運営を目的として、株式を保 有しています。これらの会社の経営については毎期の決算書類の分析の他、毎月定期 ④貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をその他 有価証券としている株式・出資の評価損益等) (単位:百万円) 25年度 的な連絡会議を行う等適切な業況把握に努めています。 評価益 ②その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市 26年度 評価損 - 評価益 - 評価損 - - 場リスクの把握およびコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通 しなどの投資環境分析及びポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用 方針を定めるとともに経営層で構成するリスク管理委員会を定期的に開催して、日常的 な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は理事会で決定した運用方針及びリ スク管理委員会で決定された取引方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを 行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行って いるかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 ③系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加 ⑤貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損 益等) (単位:百万円) 25年度 評価益 26年度 評価損 - 評価益 - - え、日常的な協議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資について も同様の対応を行っています。 なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等については、① 子会社および関連会社については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて子会社等 損失引当金を、②その他有価証券については時価評価を行った上で、取得原価との評 価差額については、 「その他有価証券評価差額金」として純資産の部に計上しています。 ③系統および系統外出資については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて外部出 資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変更等があれば、注 記表にその旨記載することとしています。 − 101 − 評価損 − 102 − - 『Ⅵ 連結情報』 8.金利リスクに関する事項 1.グループの概況 ①金利リスクの算定方法の概要 金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間 (1)グループの事業系統図 のミスマッチが存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被 JA越後中央のグループは、当JA、子会社1社で構成されています。 るリスクをいいます。 このうち、当年度及び前年度において連結自己資本比率を算出する対象となる連結子 当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」 会社は1社です。 に、またリスク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等にかかるリスク管理 手続」に定め、適切なリスクコントロールに努めています。具体的な金利リスクの算 定方法、管理方法は以下のとおりです。 ・金利リスクの算出において、各期間ごとの金利の1年前との変更幅のデータを最 JA越後中央 低5年分集め、小さい方から大きい方へ並べて、データ数の1%目もしくは99% 〔JA越後中央〕 ◇本店・支店 23カ所 (平成27年1月末) 目の値を変更幅として毎月算出しています。 〔子会社〕 ㈱JAライフサービス 越後中央 て随時払い出される要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に 滞留する貯金をコア貯金と定義し、①過去5年の最低残高、②過去5年の最大年 ⎩⎜⎜⎜⎧ ⎭⎜⎜⎜⎫ ・要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によっ 葬祭関連事業 間流出量を現残高から差し引いた残高、③現残高の50%相当額のうち、最小の額 を上限とし、0~5年の期間に均等に振り分けて(平均残存2.5年)リスク量を算 定しています。 ・金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算 定します。 (2)子会社等の状況 (単位:百万円、%) 名 称 金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△) 算出した金利リスク量は毎月経営層に報告するとともに、四半期ごとにリスク管理 ㈱JAライフサービス 越後中央 事務所の所在地 事業の内容 燕市佐渡山1428 葬祭関連事業 平成8年9月2日 委員会および理事会・経営管理委員会に報告して承認を得ています。また、これらの 情報を踏まえ、四半期ごとに運用方針を策定しています。 ②金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 (単位:百万円) 25年度 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 − 103 − 26年度 326 設 立 年月日 279 − 104 − 資本金 49 当JAの 議決権比率 100.0% 他の子会社等 の議決権比率 100.0% (3)連結事業概況 (4)最近5年間の連結事業年度の主要な経営指標 ◇連結事業の概況 ① 事業の概況 平成26年度の当JAの連結決算は、子会社1社を連結しております。 連結決算の内容は、連結事業利益2億39百万円、連結当期剰余金2億63百万円、連 結純資産138億06百万円、連結総資産1,864億35百万円で、連結自己資本比率は19.49% となりました。 ② 連結子会社等の事業概況 平成26年度の事業実績は、葬儀取扱件数510件、売上高864百万円、法要売上高107 百万円となり、全体の売上高は972百万円となりました。また、可能な限り経費節減・ 削減を行い、一般管理費については428百万となり、税引前当期利益では38百万円を 確保することができました。 今後も研究と検討を重ね、品質の高い安心で信頼のある葬儀サービスの提供に努 めてまいります。 (単位:百万円、%) 項 目 連結経常収益 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 15,693 15,390 15,482 15,758 14,940 信用事業収益 2,155 2,043 1,965 1,928 1,862 共済事業収益 1,397 1,368 1,309 1,318 1,257 農業関連事業収益 6,707 6,287 6,965 7,263 6,951 その他事業収益 5,434 5,692 5,242 5,249 4,870 連結経常利益 488 424 516 515 342 連結当期剰余金 288 353 285 276 263 連結純資産額 13,205 13,495 13,691 13,790 13,806 連結総資産額 181,759 181,338 189,411 186,534 186,435 連結自己資本比率 19.22% 19.05% 19.23% 19.76% 19.49% (事業収益) (注)「連結自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」 (平成18年金融庁・農 水省告示第2号)に基づき算出しております。なお、平成25年度以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく連結自己 資本比率を記載しています。 ◇連結グループ内の資金及び自己資本の移動に係る制限等の概要 該当事項はありません。 − 105 − − 106 − (5)連結貸借対照表 (単位:百万円) 平成26年度 平成25年度 (平成26年1月31日) (平成27年1月31日) 科 目 1.信用事業資産 168,258 ⑴現金及び預金 ⑵有価証券 ⑶貸 出 金 ⑸貸倒引当金 168,018 1.信用事業負債 167,357 166,929 108,529 111,314 ⑴貯 金 166,051 165,710 16,011 14,280 ⑵借 入 金 635 594 44,029 ⑷その他の信用事業資産 平成26年度 平成25年度 (平成26年1月31日) (平成27年1月31日) 科 目 267 △ 578 42,689 ⑶その他の信用事業負債 670 624 2,047 1,941 △ 511 ⑴共済借入金 952 864 246 2.共済事業負債 2.共済事業資産 961 872 ⑵共済資金 554 559 ⑴共済貸付金 952 864 ⑶その他の共済事業負債 540 517 ⑵その他の共済事業資産 ⑶貸倒引当金 12 △3 3.経済事業資産 2,030 10 3.経済事業負債 △ 3 ⑴支払手形及び経済事業未払金 2,440 ⑵その他の経済事業負債 554 872 278 222 275 649 ⑴受取手形及び経済事業未収金 960 991 4.設備借入金 494 459 ⑵棚卸資産 498 412 5.雑負債 561 625 ⑶その他の経済事業資産 602 1,070 6.諸引当金 1,729 1,800 87 72 - 1,671 1,563 - ⑷貸倒引当金 △ 31 4.雑資産 215 5.固定資産 9,890 ⑴有形固定資産 9,879 建物 12,292 △ 33 ⑴賞与引当金 143 ⑵退職給付に係る負債 9,783 ⑶退職給付引当金 9,772 ⑷役員退職慰労引当金 12,310 負 債 の 部 機械装置 2,336 2,406 1.組合員資本 土地 4,713 4,716 ⑴出 資 金 合 計 79 56 172,743 172,629 13,291 13,321 5,524 5,483 (6)連結損益計算書 科 目 (単位:百万円) 平成26年度 平成25年度 (平成25年2月1日~ (平成26年2月1日~ 平成26年1月31日) 平成27年1月31日) 5,388 5,133 2.事業管理費 4,984 4,894 ⑴信用事業収益 1,928 1,862 ⑴人件費 3,617 3,579 資金運用収益 1,808 1,734 ⑵その他事業管理費 1,366 1,315 (うち預金利息) (634) (656) 事業利益 404 239 (うち有価証券利息) (244) (208) 3.事業外収益 129 135 (うち貸出金利息) (838) (777) ⑴受取雑利息 (うちその他受入利息) 役務取引等収益 (90) 65 10 10 84 85 64 ⑶その他の事業外収益 34 40 (92) ⑵受取出資配当金 その他事業直接収益 15 12 4.事業外費用 18 32 その他経常収益 39 51 ⑴支払雑利息 1 5 ⑵信用事業費用 226 233 ⑵その他の事業外費用 16 26 資金調達費用 115 106 経常利益 515 342 (92) 5.特別利益 518 17 37 13 478 - (うち貯金利息) (100) (うち給付補填備金繰入) (4) (5) ⑴固定資産処分益 (うち借入金利息) (5) (4) ⑵一般補助金 (うちその他支払利息) (4) (4) ⑶その他の特別利益 役務取引等費用 15 その他経常費用 96 (うち貸倒引当金戻入益) 信用事業総利益 (△78) 1,701 2 3 634 11 111 ⑴固定資産処分損 42 9 (△68) ⑵固定資産圧縮損 16 6.特別損失 478 - 1,628 ⑶減損損失 112 1 ⑶共済事業収益 1,318 1,257 税金等調整前当期利益 399 348 共済付加収入 1,250 1,181 法人税、住民税及び事業税 119 78 その他の収益 67 3 6 75 法人税等調整額 ⑷共済事業費用 98 93 法人税等合計 123 85 共済推進費及び共済保全費 54 45 当期剰余金 276 263 その他の費用 44 47 1,219 1,164 ⑸購買事業収益 10,038 9,487 購買品供給高 9,695 9,174 その他の収益 343 313 共済事業総利益 86 101 ⑵資本剰余金 10 10 ⑹購買事業費用 8,361 7,881 建設仮勘定 130 149 ⑶利益剰余金 7,772 7,850 購買品供給原価 8,078 7,604 購買品供給費 199 200 2,302 ⑷処分未済持分 △ 15 △ 23 △0 △0 減価償却累計額 2,284 △ 11,964 △ 12,213 ⑸子会社の所有する親組合出資金 ⑵無形固定資産 10 10 2.評価・換算差額等 498 485 その他の無形固定資産 10 10 ⑴その他有価証券評価差額金 498 485 6.外部出資 5,026 5,027 ⑴外部出資 5,026 5,027 7.繰延税金資産 資 産 の 部 合 計 84 76 1,676 1,606 ⑺販売事業収益 641 579 販売手数料 563 496 その他の収益 77 82 ⑻販売事業費用 133 129 65 54 購買事業総利益 その他の費用 149 純 資 産 の 部 合 計 13,790 13,806 186,534 186,435 負債及び純資産の部合計 186,534 186,435 − 107 − その他の費用 販売費 151 平成26年度 平成25年度 (平成25年2月1日~ (平成26年2月1日~ 平成26年1月31日) 平成27年1月31日) 1.事業総利益 リース資産 その他の有形固定資産 科 目 68 74 507 449 ⑼その他事業収益 1,832 1,754 ⑽その他事業費用 1,548 1,469 283 284 販売事業総利益 その他事業総利益 − 108 − (7)連結キャッシュ・フロー計算書 (単位:百万円) (単位:百万円) 平成25年度 (平成25年2月1日~ 平成26年1月31日) 科 目 平成26年度 (平成26年2月1日~ 平成27年1月31日) 平成25年度 (平成25年2月1日~ 平成26年1月31日) 科 目 雑利息及び出資配当金の受取額 雑利息の支払額 1.事業活動によるキャッシュ・フロー 94 95 △1 △5 △166 △125 △3,306 △2,001 有価証券の取得による支出 △1,992 △1,211 △14 有価証券の売却による収入 3,796 3,149 △43 108 固定資産の取得による支出 △3,851 △494 10 △22 固定資産の売却による収入 2,433 216 信用事業資金運用収益 △1,563 △1,526 信用事業資金調達費用 115 106 共済貸付金利息 △30 △26 共済借入金利息 30 26 △94 △95 1 5 有価証券関係損益 △259 △220 固定資産売却損益 △37 △13 1,293 1,340 預金の純増減 △1,412 △3,265 貯金の純増減 △3,248 △340 信用事業借入金の純増減 △25 △41 その他の信用事業資産の増減 △23 11 その他の信用事業負債の増減 127 △50 共済貸付金の純増減 83 87 共済借入金の純増減 △81 △87 共済資金の純増減 △28 4 未経過共済付加収入の純増減 税金等調整前当期利益 399 348 減価償却費 402 396 減損損失 112 1 貸倒引当金の増加額 △94 △65 賞与引当金の増加額 △2 退職給付引当に係る負債の増加額 その他引当金等の増加額 受取雑利息及び受取出資配当金 支払雑利息 (信用事業活動による資産及び負債の増減) 法人税等の支払額 平成26年度 (平成26年2月1日~ 平成27年1月31日) 事業活動によるキャッシュ・フロー 2.投資活動によるキャッシュ・フロー 補助金の受入による収入 478 - 外部出資による支出 △1 △0 外部出資の売却等による収入 0 - 864 1,660 530 - △35 △35 105 107 △154 △148 持分の取得による支出 △15 △23 持分の譲渡による収入 13 15 投資活動によるキャッシュ・フロー 3.財務活動によるキャッシュ・フロー 設備借入れによる収入 設備借入金の返済による支出 出資の増額による収入 出資の払戻しによる支出 貸出金の純増減 (共済事業活動による資産及び負債の増減) △23 △19 その他共済事業資産の増減 0 0 その他共済事業負債の増減 1 △1 出資配当金の支払額 財務活動によるキャッシュ・フロー 4.現金及び現金同等物の増加額(又は減少額) 経済受託債権の純増減 棚卸資産の純増減 △34 △30 53 △475 △82 86 △5 △55 経済受託債務の純増減 △60 359 その他経済事業資産の増減 △29 7 その他経済事業負債の増減 △1 15 支払手形及び経済事業未払金の純増減 △82 72 その他の負債の純増減 △29 △118 未払消費税等の増減額 △12 94 信用事業資金運用による収入 1,580 1,534 信用事業資金調達による支出 △138 △101 共済貸付金利息による収入 31 28 共済借入金利息による支出 △31 △28 △3,232 △1,965 小 計 − 109 − △138 △2,064 △480 8,682 6,617 6.現金及び現金同等物の期末残高 6,617 6,137 (その他の資産及び負債の増減) その他の資産の純増減 △54 377 5.現金及び現金同等物の期首残高 (経済事業活動による資産及び負債の増減) 受取手形及び経済事業未収金の純増減 △66 − 110 − (8)連結注記表 その他の棚卸資産(貯蔵品) 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 《平成25年度》 1.連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記 ⑴ 連結の範囲に関する事項 ① 連結される子会社・子法人・・・1社 株式会社 JAライフサービス越後中央 ② 非連結子会社・子法人 該当する子法人はありません。 ⑵ 持分法の適用に関する事項 該当する関連法人はありません。 ⑶ 連結される子会社の事業年度に関する事項 連結される子会社の事業年度末は1月31日であり、連結決算日と一致しています。 ⑷ のれんの償却方法及び償却期間 のれんの残高はありませんので、適用していません。 ⑸ 剰余金処分項目等の取り扱いに関する事項 連結剰余金計算書は、連結会社の利益処分について連結会計年度中に確定した利益処分に 基づいて作成しております。 ⑹ 連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲 連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲は、連結貸借対照表上 の「現金」及び「預金」のうちの当座預金、普通預金及び通知預金となっています。 2.重要な会計方針に係る事項に関する注記 ⑴ 次に掲げるものの評価基準及び評価方法 ① 有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法 ア)満期保有目的の債券 : 償却原価法(定額法) イ)子会社株式等 : 移動平均法による原価法 ウ)その他有価証券 ・時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入 法により処理し、売却原価は移動平均法により算定) ・時価のないもの:移動平均法による原価法 ② 棚卸資産の評価基準及び評価方法 購買品 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 加工品 総平均法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 加工品(原材料) 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 商品 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) − 111 − ⑵ 固定資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産 定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)及び平 成10年3月31日以前に取得したもので、越王柿選果場施設、西瓜選果場施設、弥彦支店建 物、分水支店建物・構築物、国上支店建物・構築物、分水営農センター建物・構築物、国 道給油所建物・構築物、越後獅子果樹選果場施設は定額法)を採用しております。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっ ています。 また、取得価額10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定 に基づき、3年間で均等償却を行っております。 ② 無形固定資産 定額法を採用しております。 なお、自社利用ソフトウェアについては、連結グループにおける利用可能期間(5年) に基づく定額法により償却しております。 ⑶ 引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基 準に則り、次のとおり計上しております。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及 びそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担 保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められ る債務者(破綻懸念先)に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保 証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し て必要と認められる額を計上しています。破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回 収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッ シュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額 を控除した残額との差額を引当てています。 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多 い金額を計上しています。 この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づ き計上しています。 すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当該部 署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の 引当を行っております。 連結される子会社の貸倒引当金は、個別に債権の回収可能性を検討し、必要額を計上し ております。 ② 賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当連結会計年度負担 分を計上しています。 ③ 退職給付引当金 − 112 − 職員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の 見込額に基づき、当連結会計年度に発生していると認められる額を計上しています。 なお、数理計算上の差異については、発生の事業年度で費用処理することとしています。 また、子会社では簡便法を適用し、期末要支給額を計上しております。 ④ 役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、内規に基づく期末要支給額を計上しています。 ⑷ リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引 のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係 る方法に準じた会計処理によっています。 ⑸ 消費税及び地方消費税の会計処理の方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。ただし、固定資産に係 る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っております。 ⑹ 記載金額の端数処理 記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しており、金額百万円未満の科目については「0」 で表示しております。 3.連結貸借対照表に関する注記 ⑴ 圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の圧縮記帳額 国庫補助金等の適用を受けて、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 6,129百万円であり、その内訳は、次のとおりです。 建 物 2,640百万円 建物付属設備 292百万円 構 築 物 541百万円 機械装置 2,267百万円 車両運搬具 33百万円 器具備品 183百万円 土 地 170百万円 ⑵ リース契約により使用する重要な固定資産 連結貸借対照表に計上した固定資産のほか、ATM3台、金融機器3台、給油設備2台、 給油所POSシステム9台、車両整備機器3台、精米機3台、洗車機3台、ソフト3台、電 話装置4台、業務用端末機67台、複写機22台、介護用品2台、営農機器11台、営業用車両 139台については、リース契約により使用しております。 ⑶ 担保に供している資産 定期預金6,622百万円は、公金収納事務及び為替決済金に対して担保に供しております。 ⑷ 役員に対する金銭債権・債務の総額 理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債権の総額 金銭債権170百万円 理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債務の総額 金銭債務はありません。 かった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)の うち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる 事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建 又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。 貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額はありません。 なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上 遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は223百万円です。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利 の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決め を行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものです。 破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 1,408百万円です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。 4.連結損益計算書に関する注記 減損会計に関する注記 ① グルーピングの方法と共用資産の概要 当JAでは、投資の意思決定を行う単位として以下のグルーピングとしております。 営業店舗については、支店機能集約(平成24年7月)を行った支店は母店と支店間で相 互に連携・補完しながら事業展開を行っていることから母店単位でのグルーピングとし、 それ以外の営業店舗については支店ごとに、食材は事業ごとのグルーピングとしておりま す。農機車両センター・給油所については、お互いに営業、奨励等を連携・補完しながら、 管内全域で事業展開を行っていることから農機車両・給油所グループとしております。業 務外固定資産(遊休資産等)については、各固定資産をグルーピングの最小単位としてお ります。 また、長期的に地域に貢献する方針で設置している営農センターを含めた営農関連施設 及び福祉関連施設と、独立したキャッシュ・フローを生み出さない本店については共用資 産と認識しております。 子会社では、会社全体を一つのグループとしております。 ② 減損損失を認識した資産または資産グループについては、その用途、種類、場所等の概要 当期に減損損失を計上した固定資産は以下の通りです。 場 所 用 途 種 類 本 店 一 般 建物、構築物、器具備品 和納支店 営業用店舗 建物、構築物、器具備品、土地 国上支店 営業用店舗 建物、構築物、器具備品 粟生津支店 営業用店舗 建物、構築物、器具備品、土地 小池支店 営業用店舗 建物、構築物、器具備品 西太田給油所 一 般 建物、構築物、機械装置、器具備品、土地 ⑸ 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 貸出金のうち、破綻先債権額は57百万円、延滞債権額は1,126百万円です。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払いの遅延が相当期間継続していることその他 の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しな ③ 減損損失の認識に至った経緯 本店については、建設を決定しており、帳簿価額を備忘価額まで減額し、当事業年度減 少額を減損損失として認識しました。 − 113 − − 114 − 和納支店、国上支店、粟生津支店、小池支店、西太田給油所は、営業施設であるものの 廃止予定施設であることから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当事業年度減少額を 減損損失として認識しました。 ④ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類ごとの減損損 失の内訳 本店 31百万円(建物 29百万円、構築物 1百万円) 和納支店 28百万円(建物 26百万円、構築物 0百万円、土地 1百万円) 国上支店 7百万円(建物 7百万円) 粟生津支店 16百万円(建物 13百万円、土 地 2百万円) 小池支店 4百万円(建物 4百万円) 西太田給油所 23百万円(建物 8百万円、構築物 1百万円、土地 12百万円) ⑤ 回収可能価額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算定方法 和納支店、国上支店、粟生津支店、小池支店、西太田給油所の回収可能価額は正味売却 価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算定しております。 5.金融商品に関する注記 ⑴ 金融商品の状況に関する事項 ① 金融商品に対する取組方針 連結グループは組合員や地域から預かった貯金を原資に、組合員や地域内の企業や団体 等へ貸付け、残った余裕金を新潟県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地 方債等への債券による運用を行っています。 ② 金融商品の内容及びそのリスク 連結グループが保有する金融資産は、主として連結グループ管内の組合員等に対する貸 出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リ スクに晒されています。 また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券) で保有しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動 リスクに晒されています。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制 ア)信用リスクの管理 連結グループは、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を 決定しています。また、通常の貸出取引については、本店に審査部を設置し各支店との 連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・ フロー等により償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準等、厳格な審査基準を設 けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るた め、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・ 実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金に ついては「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に 努めています。 イ)市場リスクの管理 連結グループは、金利リスク、価格変動リスク等の市場性リスクを的確にコントロー ルすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性 維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析 等を実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通し等の投資環境分析及び連 − 115 − 結グループの保有有価証券ポートフォリオの状況やALM等を考慮し、理事会において 運用方針を定めるとともに、経営層で構成するリスク管理委員会を定期的に開催して、 日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方 針及びリスク管理委員会で決定された方針等に基づき、有価証券の売買やリスクヘッジ を行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っ ているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 (市場リスクに係る定量的情報) 連結グループでは保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品 です。連結グループにおいて、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主た る金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貸出金、貯 金及び借入金です。 連結グループでは、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利 の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっ ての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変動が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標とな る金利が0.50%上昇したものと想定した場合には、経済価値が549百万円減少するもの と把握しております。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他 のリスク変数の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影 響が生じる可能性があります。 なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても 含めて計算しています。 ウ)資金調達に係る流動性リスクの管理 連結グループでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画 を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、 投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把 握したうえで、運用方針等の策定の際に検討を行っています。 ④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場 価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれていま す。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等 によった場合、当該価額が異なることもあります。 ⑵ 金融商品の時価等に関する事項 ① 金融商品の連結貸借対照表計上額及び時価等 当期末における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。 なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず ③に記載しています。 − 116 − (単位:百万円) 種 類 連結貸借対照表 計上額 107,675 時 価 差 額 預金 107,586 △88 有価証券 満期保有目的の債券 900 904 4 その他有価証券 15,111 15,111 - 貸出金(※1) 44,102 貸倒引当金(※2) 578 貸倒引当金控除後 44,681 45,632 951 資産計 168,368 169,234 866 貯金 166,051 165,941 △109 (※1)貸出金には、連結貸借対照表上雑資産に計上している職員貸付金72百万円を含め ています。 (※2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 ② 金融商品の時価の算定方法 【資産】 ア)預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額 によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリー レートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額とし て算定しています。 イ)有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。 ウ)貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の 信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから 当該帳簿価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の 合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒 引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。 なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額を リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未 実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代 わる金額として算定しています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から 貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 【負債】 貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなし ています。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来キャッシュ・フ ローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価 − 117 − に代わる金額として算定しています。 ③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは ①の金融商品の時価情報には含まれていません。 (単位:百万円) 種 類 連結貸借対照表計上額 外部出資 5,026 (※)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握すること が極めて困難であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。 ④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:百万円) 1年超 2年超 3年超 4年超 種 類 1年以内 5年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 預金 100,168 4,796 2,709 - - - 有価証券 600 300 - - - - 満期保有目的の債券 その他有価証券のう 1,412 1,485 1,303 1,300 2,400 6,505 ち満期があるもの 貸出金(※1,2,3) 5,183 3,640 3,283 2,847 2,492 26,200 合 計 107,363 10,222 7,296 4,147 4,892 32,705 (※1)貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)695百万円については「1年以内」に含 めています。また、 期限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。 (※2) 貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等336百万円は 償還の予定が見込まれないため、含めていません。 (※3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件44百万円は償還日が 特定できないため、含めていません。 ⑤ 借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:百万円) 1年超 2年超 3年超 4年超 種 類 1年以内 5年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 貯金(※1) 142,014 13,206 9,113 885 860 26 (※1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。 6.有価証券に関する注記 ⑴ 有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。 ① 満期保有目的の債券で時価のあるもの 満期保有目的の債券において、種類ごとの連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差 額については、次のとおりです。 − 118 − (単位:百万円) 種 類 時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの 合 計 金融債 連結貸借対照表 計上額 900 900 時価 904 904 差額 4 4 ② その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、連結貸借対照表計上額及 びこれらの差額については、次のとおりです。 (単位:百万円) 連結貸借対照表 取得原価 種 類 差額(※1) 計上額 又は償却原価 連結貸借対照表計上額が取得 国 債 3,235 3,400 164 原価又は償却原価を超えるもの 地方債 6,778 7,073 294 社 債 1,197 1,264 66 政府保証債 100 100 0 金融債 3,110 3,273 163 合 計 14,422 15,111 689 (※1)なお、上記差額から繰延税金負債190百万円を差し引いた額498百万円が「その他 有価証券評価差額金」に含まれています。 ⑵ 当年度中に売却したその他有価証券 種 類 売却額 売却益 国 債 346 8 社 債 106 6 合 計 452 15 (単位:百万円) 売却損 - - - 7.退職給付に関する注記 ⑴ 退職給付に関する事項 ① 採用している退職給付制度 職員の退職給付に充てるため、当JAの退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用 しています。また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財 団法人全国農林漁業団体共済会との契約による退職金共済制度を採用しています。 ② 退職給付債務及びその内訳 退職給付債務 特定退職共済制度 未積立退職給付債務 貸借対照表計上額純額 退職給付引当金 △4,451百万円 2,920百万円 △1,531百万円 △1,531百万円 △1,531百万円 − 119 − ③ 退職給付費用の内訳 勤務費用 利息費用 期待運用収益 数理計算上の差異の費用処理額 合計 192百万円 98百万円 △31百万円 △28百万円 231百万円 ④ 退職給付債務等の計算基礎 割引率 期待運用収益率 退職給付見込額の期間按分方法 数理計算上の差異の処理年数 2.2% 1.05% 期間定額基準 1年 ⑵ 特例業務負担金の将来見込額 人件費(うち法定福利費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の 統合を図るための農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条の規定に基づ き、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出し た特例業務負担金43百万円を含めて計上しています。 なお、同組合より示された平成25年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金 の将来負担見込総額は、662百万円となっています。 8.税効果会計に関する注記 ⑴ 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。 (単位:百万円) 繰延税金資産 695 退職給付引当金 439 貸倒引当金超過額 126 賞与引当金 26 役員退職慰労引当金 22 管理債権未収利息 2 未収利息不計上額 7 未払費用否認額 3 組織活動費経費否認額 4 固定資産償却超過額 39 その他 23 評価性引当額 △353 繰延税金資産合計(A) 342 繰延税金負債(B) △190 その他有価証券 △190 資産除去債務 △0 繰延税金資産の純額(A)+(B) 151 ⑵ 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100 分の5以下であるため注記を省略しています。 − 120 − 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 《平成26年度》 1.連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記 ⑴ 連結の範囲に関する事項 ① 連結される子会社・子法人・・・1社 株式会社 JAライフサービス越後中央 ② 非連結子会社・子法人 該当する子法人はありません。 ⑵ 持分法の適用に関する事項 該当する関連法人はありません。 ⑶ 連結される子会社の事業年度に関する事項 連結される子会社の事業年度末は1月31日であり、連結決算日と一致しています。 ⑷ のれんの償却方法及び償却期間 のれんの残高はありませんので、適用していません。 ⑸ 剰余金処分項目等の取り扱いに関する事項 連結剰余金計算書は、連結会社の利益処分について連結会計年度中に確定した利益処分に 基づいて作成しております。 ⑹ 連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲 連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲は、連結貸借対照表上 の「現金」及び「預金」のうちの当座預金、普通預金及び通知預金となっています。 2.重要な会計方針に係る事項に関する注記 ⑴ 次に掲げるものの評価基準及び評価方法 ① 有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法 ア)満期保有目的の債券 : 償却原価法(定額法) イ)子会社株式等 : 移動平均法による原価法 ウ)その他有価証券 ・時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入 法により処理し、売却原価は移動平均法により算定) ・時価のないもの:移動平均法による原価法 ② 棚卸資産の評価基準及び評価方法 購買品 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 加工品 総平均法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 加工品(原材料) 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) 商品 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法) その他の棚卸資産(貯蔵品) − 121 − ⑵ 固定資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産 定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)及び平 成10年3月31日以前に取得したもので、越王柿選果場施設、弥彦支店建物、分水支店建物・ 構築物、国上支店建物・構築物、旧分水営農センター建物・構築物、国道給油所建物・構 築物、越後獅子果樹選果場施設は定額法)を採用しております。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっ ています。 また、取得価額10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定 に基づき、3年間で均等償却を行っております。 ② 無形固定資産 定額法を採用しております。 なお、自社利用ソフトウェアについては、連結グループにおける利用可能期間(5年) に基づく定額法により償却しております。 ⑶ 引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基 準に則り、次のとおり計上しております。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及 びそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担 保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められ る債務者(破綻懸念先)に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保 証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し て必要と認められる額を計上しています。破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回 収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッ シュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額 を控除した残額との差額を引当てています。 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多 い金額を計上しています。 この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づ き計上しています。 すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当該部 署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の 引当を行っております。 連結される子会社の貸倒引当金は、個別に債権の回収可能性を検討し、必要額を計上し ております。 ② 賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担額を計上し ています。 ③ 退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込 − 122 − 額に基づき、当事業年度に発生していると認められる額を計上しています。 退職給付見込額の期間帰属方法 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させ る方法については、給付算定式基準によっています。 また、子会社では簡便法を適用し、期末要支給額を計上しております。 ④ 役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上 しています。 ⑵ リース契約により使用する重要な固定資産 連結貸借対照表に計上した固定資産のほか、ATM26台、金融機器2台、給油設備9台、 給油所POSシステム9台、車両整備機器8台、精米機2台、洗車機3台、ソフト2台、電 話装置3台、業務用端末機59台、複写機27台、介護用品3台、営農機器9台、営業用車両 162台については、リース契約により使用しております。 ⑷ リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引 のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係 る方法に準じた会計処理によっています。 ⑷ 役員に対する金銭債権・債務の総額 理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債権の総額179百万円 理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債務はありません。 ⑸ 消費税及び地方消費税の会計処理の方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。ただし、固定資産に係 る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っております。 ⑹ 記載金額の端数処理 記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しており、金額百万円未満の科目については「0」 で表示しております。 3.会計方針の変更 退職給付に関する会計基準等の適用 「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日。以下、「退職給 付会計基準」といいます。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適 用指針第25号 平成24年5月17日)が平成25年4月1日以後開始する事業年度から適用でき ることになったことに伴い、当事業年度よりこれらの会計基準等を適用し、(ただし、退職 給付会計基準第35項本文及び退職給付適用指針第67項本文に掲げられた定めを除く。)、退職 給付債務から年金資産の額を控除した額を退職給付に係る負債または退職給付に係る資産と して計上する方法に変更し、未認識数理計算上の差異、未認識過去勤務費用を退職給付に係 る負債または退職給付に係る資産に計上しています。 退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的な扱いに 従って、当事業年度末において、当該変更に伴う影響額を純資産の部の退職給付に係る調整 累計額に加減しています。 この結果、当事業年度末において、退職給付に係る負債が1,671百万円計上されています。 また、純資産の影響額はありません。 ⑶ 担保に供している資産 定期預金6,622百万円は、公金収納事務及び為替決済金に対して担保に供しております。 ⑸ 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 貸出金のうち、破綻先債権額は25百万円、延滞債権額は1,045百万円です。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払いの遅延が相当期間継続していることその他 の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しな かった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)の うち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる 事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建 又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。 貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額はありません。 なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上 遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は204百万円です。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利 の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決め を行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものです。 破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 1,275百万円です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。 4.連結貸借対照表に関する注記 ⑴ 圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の圧縮記帳額 国庫補助金等の適用を受けて、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 6,128百万円であり、その内訳は、次のとおりです。 建 物 2,640百万円 建物付属設備 292百万円 構 築 物 541百万円 機械装置 2,266百万円 車両運搬具 33百万円 器具備品 183百万円 土 地 170百万円 5.連結損益計算書に関する注記 ⑴ 減損会計に関する注記 ① グルーピングの方法と共用資産の概要 当JAでは、投資の意思決定を行う単位として以下のグルーピングとしております。 営業店舗については、本支店の再構築計画に基づき、支店ごとにグルーピングとしてお ります。農機車両センター・給油所については、お互いに営業、奨励等を連携・補完しな がら、管内全域で事業展開を行っていることから農機車両・給油所グループとしておりま す。食材センターについては、単独で食材センターとしております。業務外固定資産(遊 休資産等)については、各固定資産をグルーピングの最小単位としております。 また、長期的に地域に貢献する方針で設置している営農センターを含めた営農関連施設 及び福祉関連施設と、独立したキャッシュ・フローを生み出さない本店については共用資 産と認識しております。 − 123 − − 124 − ㈱JAライフサービス越後中央では、会社全体を一つのグループとしております。 ② 減損損失を認識した資産または資産グループについては、その用途、種類、場所等の概要 当期に減損損失を計上した固定資産は以下の通りです。 場 所 和納支店 粟生津支店 用 途 営業用店舗 営業用店舗 種 類 土地 土地 ③ 減損損失の認識に至った経緯 和納支店、粟生津支店については、遊休資産であり土地の評価の下落により回収可能価 額までに減額し、その差額を減損損失として認識しました。 ④ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類ごとの減損損 失の内訳 和納支店 0百万円(土地 0百万円) 粟生津支店 0百万円(土地 0百万円) ⑤ 回収可能価額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算定方法 和納支店、粟生津支店の回収可能価額は正味売却価額を採用しており、その時価は固定 資産税評価額に基づき算定しております。 6.金融商品に関する注記 ⑴ 金融商品の状況に関する事項 ① 金融商品に対する取組方針 連結グループは組合員や地域から預かった貯金を原資に、組合員や地域内の企業や団体 等へ貸付け、残った余裕金を新潟県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地 方債等への債券による運用を行っています。 ② 金融商品の内容及びそのリスク 連結グループが保有する金融資産は、主として連結グループ管内の組合員等に対する貸 出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リ スクに晒されています。 また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券) で保有しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動 リスクに晒されています。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制 ア)信用リスクの管理 連結グループは、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を 決定しています。また、通常の貸出取引については、本店に総合リスク管理部融資審査 課を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、 取引先のキャッシュ・フロー等により償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準等、 厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の 維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管 理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定 の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資 産及び財務の健全化に努めています。 イ)市場リスクの管理 連結グループでは、金利リスク、価格変動リスク等の市場性リスクを的確にコントロー ルすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性 − 125 − 維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分 析等を実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めてい ます。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通し等の投資環境分析及び連 結グループの保有有価証券ポートフォリオの状況やALM等を考慮し、理事会において 運用方針を定めるとともに、経営層で構成するリスク管理委員会を定期的に開催して、 日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方 針及びリスク管理委員会で決定された方針等に基づき、有価証券の売買やリスクヘッジ を行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っ ているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 (市場リスクに係る定量的情報) 連結グループでは保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品 です。連結グループにおいて、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主た る金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貸出金及び 貯金です。 連結グループでは、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利 の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっ ての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変動が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標とな る金利が0.50%上昇したものと想定した場合には、経済価値が480百万円減少するもの と把握しております。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他 のリスク変数の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影 響が生じる可能性があります。 なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても 含めて計算しています。 ウ)資金調達に係る流動性リスクの管理 連結グループでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画 を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、 投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把 握したうえで、運用方針等の策定の際に検討を行っています。 ④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場 価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれていま す。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等 によった場合、当該価額が異なることもあります。 ⑵ 金融商品の時価等に関する事項 ① 金融商品の連結貸借対照表計上額及び時価等 当期末における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。 なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず ③に記載しています。 − 126 − (単位:百万円) 種 類 預金 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券 貸出金(※1) 貸倒引当金(※2) 貸倒引当金控除後 資産計 貯金 連結貸借対照表 計上額 110,347 300 13,980 42,748 △512 42,236 166,863 165,710 時 価 110,307 差 額 △39 300 13,980 0 - 44,360 168,949 165,685 2,124 2,085 △24 (※1)貸出金には、連結貸借対照表上雑資産に計上している職員貸付金59百万円を含め ています。 (※2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 ② 金融商品の時価の算定方法 【資産】 ア)預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額 によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリー レートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額とし て算定しています。 イ)有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。 ウ)貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の 信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから 当該帳簿価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の 合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒 引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。 なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額を リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未 実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代 わる金額として算定しています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から 貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 【負債】 貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなし ています。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来キャッシュ・フ ローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価 に代わる金額として算定しています。 − 127 − ③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは ①の金融商品の時価情報には含まれていません。 (単位:百万円) 種 類 連結貸借対照表計上額 外部出資(※1) 5,027 (※1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握するこ とが極めて困難であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。 ④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:百万円) 1年超 2年超 3年超 4年超 種 類 1年以内 5年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 預金 104,431 2,709 3,205 - - - 有価証券 300 - - - - - 満期保有目的の債券 その他有価証券のう 1,485 1,303 1,300 2,400 2,200 4,600 ち満期があるもの 貸出金(※1,2,3) 4,942 3,465 3,248 2,720 2,446 25,506 合 計 111,159 7,478 7,753 5,120 4,646 30,106 (※1)貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)647百万円については「1年以内」に含 めています。また、 期限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。 (※2) 貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等318百万円は 償還の予定が見込まれないため、含めていません。 (※3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件40百万円は償還日が 特定できないため、含めていません。 ⑤ 有利子負債の決算日後の返済予定額 種 類 貯金(※1) (単位:百万円) 1年以内 1年超 2年以内 2年超 3年以内 3年超 4年以内 4年超 5年以内 143,736 10,673 9,567 887 748 5年超 96 (※1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。 7.有価証券に関する注記 ⑴ 有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。 ① 満期保有目的の債券で時価のあるもの 満期保有目的の債券において、種類ごとの連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差 額については、次のとおりです。 − 128 − (単位:百万円) 種 類 時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの 合 計 金融債 連結貸借対照表 計上額 300 300 時価 300 300 差額 0 0 ② その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、連結貸借対照表計上額及 びこれらの差額については、次のとおりです。 (単位:百万円) 連結貸借対照表 取得原価 種 類 差額(※1) 計上額 又は償却原価 連結貸借対照表計上額が取得 国 債 3,017 3,192 175 原価又は償却原価を超えるもの 地方債 6,086 6,350 264 政府保証債 1,098 1,155 56 社 債 3,108 3,282 174 合 計 13,309 13,980 670 (※1)なお、上記差額から繰延税金負債185百万円を差し引いた額485百万円が「その他 有価証券評価差額金」に含まれています。 ⑵ 当年度中に売却したその他有価証券 (単位:百万円) 種 類 売却額 売却益 国 債 5 0 地 方 債 312 12 合 計 317 12 − 129 − 2,920百万円 29百万円 △2百万円 162百万円 △312百万円 2,796百万円 ④ 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付引当金の 調整表 退職給付債務 4,438百万円 特定退職共済制度 △2,796百万円 未積立退職給付債務 1,641百万円 連結貸借対照表計上額純額 1,641百万円 退職給付引当金 1,641百万円 ⑤ 退職給付費用及びその内訳項目の金額 勤務費用 利息費用 期待運用収益 数理計算上の差異の費用処理額 合計 225百万円 13百万円 △29百万円 145百万円 354百万円 ⑥ 年金資産の主な内訳 年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。 債券 81% 年金保険投資 16% 現金及び預金 3% 合計 100% 8.退職給付に関する注記 ⑴ 退職給付に関する事項 ① 採用している退職給付制度 職員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用していま す。また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人全 国農林漁業団体共済会との契約による退職金共済制度を採用しています。 ② 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表 期首における退職給付債務 勤務費用 利息費用 数理計算上の差異の発生額 退職給付の支払額 期末における退職給付債務 ③ 年金資産の期首残高と期末残高の調整表 期首における年金資産 期待運用収益 数理計算上の差異の発生額 特定退職共済制度への拠出金 退職給付の支払額 期末における年金資産 4,581百万円 229百万円 22百万円 130百万円 △524百万円 4,438百万円 ⑦ 長期期待運用収益率の設定方法に関する記載 年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と 年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮してい ます。 ⑧ 割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項 割引率 0.01%~ 1.48% 長期期待運用収益率 1.00% ⑵ 特例業務負担金の将来見込額 人件費(うち法定福利費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の 統合を図るための農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条の規定に基づ き、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出し − 130 − た特例業務負担金42百万円を含めて計上しています。 なお、同組合より示された平成26年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金 の将来負担見込総額は、650百万円となっています。 9.税効果会計に関する注記 ⑴ 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。 (単位:百万円) 繰延税金資産 退職給付引当金 貸倒引当金超過額 賞与引当金 役員退職慰労引当金 管理債権未収利息 未収利息不計上額 未払費用否認額 組織活動費経費否認額 固定資産償却超過額 その他 評価性引当額 繰延税金資産合計(A) 繰延税金負債(B) その他有価証券 資産除去債務 繰延税金資産の純額(A)+(B) − 131 − (単位:百万円) 科 目 平成25年度 平成26年度 (資本剰余金の部) 1 資本剰余金期首残高 10 10 2 資本剰余金期末残高 10 10 7,561 7,772 会計方針の変更による累積的影響額 - △ 130 会計方針の変更を反映した利益剰余金期首残高 - 7,641 2 利益剰余金増加高 276 263 当期剰余金 276 263 3 利益剰余金減少高 66 54 配当金 66 54 7,772 7,850 (利益剰余金の部) 679 464 109 20 15 1 4 3 1 36 21 △343 335 △186 △185 △0 149 ⑵ 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 法定実効税率 (調 整) 交際費等永久に損金に算入されない項目 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 住民税均等割等 評価性引当額の増減 税率変更による期末繰延税金資産の減額修正 「退職給付に関する会計基準」の適用による影響 法人税の特別控除 その他 税効果会計適用後の法人税等の負担率 (9) 連結剰余金計算書 1 利益剰余金期首残高 4 利益剰余金期末残高 29.39% 8.08% △3.72% 2.30% △3.41% 1.22% △12.25% △1.18% 0.93% 24.42% − 132 − (10)連結事業年度のリスク管理債権の状況 (単位:百万円) 区 分 25年度 破綻先債権額 延滞債権額 増 減 57 25 △32 1,126 1,045 △81 - - - 223 204 △19 1,408 1,275 △133 3ヵ月以上延滞債権額 貸出条件緩和債権額 合 計 26年度 2.連結自己資本の充実の状況 (注)1.破綻先債権 ◇連結自己資本比率の状況 平成27年1月末における連結自己資本比率は、19.49%となりました。 連結自己資本は、組合員の普通出資によっています。 ○ 普通出資による資本調達額 項 目 元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見 込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金をいいます。 発行主体 2.延滞債権 未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払 を猶予したもの以外の貸出金をいいます。 3. 3ヵ月以上延滞債権 元金又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金で、破綻先債権および延滞債権に該 当しないものをいいます。 4.貸出条件緩和債権 債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その 他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞債権に該当しない ものをいいます。 資本調達手段の種類 コア資本に係る 基礎項目に算入した額 内 容 越後中央農業協同組合 普通出資 5,483百万円 当連結グループでは、適正なプロセスにより連結自己資本比率を正確に算出し、 JAを中心に信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対 応した十分な自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の 充実に努めています。 (11)連結事業年度の事業別経常収益等 (単位:百万円) 区 分 信用事業 共済事業 農業関連事業 その他事業 計 項 目 25年度 26年度 事業収益 1,928 1,862 経常利益 295 239 資産の額 168,258 168,018 事業収益 1,318 1,257 経常利益 312 278 資産の額 961 872 事業収益 7,263 6,951 経常利益 315 226 資産の額 10,050 10,316 事業収益 5,249 4,870 経常利益 △407 △401 資産の額 7,263 7,227 事業収益 15,758 14,940 経常利益 515 342 資産の額 186,534 186,435 (注)連結事業収益は、銀行等の連結経常収益に相当するものです。 − 133 − − 134 − (1)自己資本の構成に関する事項 項 目 (単位:百万円、%) 項 目 経過措置による 不算入額 26年度 コア資本にかかる基礎項目 (1) 普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額 13,266 うち、出資金及び資本剰余金の額 5,494 うち、再評価積立金の額 - うち、利益剰余金の額 7,850 うち、外部流出予定額 (△) 54 うち、上記以外に該当するものの額 △23 コア資本に算入される評価・換算差額等 - うち、退職給付に係るものの額 - コア資本に係る調整後少数株主持分の額 - コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額 145 うち、一般貸倒引当金コア資本算入額 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入さ れる額 - - 退職給付に係る資産の額 - - 自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額 - - 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 - - 少数出資金融機関等の対象普通出資等の額 - - 特定項目に係る十パーセント基準超過額 - - うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連す るものの額 - - うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関 連するものの額 - - うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。 )に関連するも のの額 - - - - 特定項目に係る十五パーセント基準超過額 145 経過措置による 不算入額 26年度 - うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連す るものの額 - - - うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関 連するものの額 - - うち、回転出資金の額 - うち、上記以外に該当するものの額 - うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。 )に関連するも のの額 - - (ロ) - - (ハ) 13,411 - うち、適格引当金コア資本算入額 適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含ま れる額 公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達 手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 - 土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセントに相 当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 - 少数株主持分のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に 含まれる額 - コア資本にかかる基礎項目の額 (イ) コア資本に係る調整項目の額 自己資本 自己資本の額((イ)-(ロ)) リスク・アセット等 (3) 信用リスク・アセットの額の合計額 13,411 コア資本にかかる調整項目 (2) 無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。 ) の額の合計額 - 7 うち、のれんに係るもの(のれん相当差額を含む)の額 - - うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以 外の額 - 7 繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。 )の額 - 適格引当金不足額 証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額 − 135 − 59,215 うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額 △12,727 うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ ライツに係るものを除く) 7 うち、繰延税金資産 - うち、退職給付に係る資産 - うち、他の金融機関等向けエクスポージャー △12,735 - うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額に係るもの の額 - - - うち、上記以外に該当するものの額 - - - オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得 た額 − 136 − 9,568 項 目 信用リスク・アセット調整額 - オペレーショナル・リスク相当額調整額 - リスク・アセット等の額の合計額 (ニ) 68,784 連結自己資本比率 連結自己資本比率( (ハ) / (ニ) ) (単位:百万円、%) 経過措置による 不算入額 26年度 19.49% 項 目 基本的項目 (A) 13,291 出資金 5,524 回転出資金 - 資本剰余金 10 利益剰余金 7,772 処分未済持分 △15 その他有価証券の評価差損 - 新株予約権 - 連結子法人等の少数株主持分 - 営業権相当額 - 連結調整勘定相当額 - のれん相当額 - 企業結合等により計上される無形固定資産相当額 - 証券化取引により増加した自己資本に相当する額 - 補完的項目 (B) 156 土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の差額の45%相当額 一般貸倒引当金 - 156 負債性資本調達手段等 - 負債性資本調達手段 - 期限付劣後債務 - 補完的項目不算入額 - 自己資本総額 (C)=(A)+(B) 13,448 控除項目 (D) - 他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額 − 137 − 25年度 - 負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの - 期限付劣後債務及びこれに準ずるもの - 連結の範囲に含まれない金融子会社及び金融業務を営む子法人等、金融業務を営 む関連法人等の資本調達手段 - 非同時決済取引に係る控除額及び信用リスク削減手法として用いる保証又はクレ ジット・デリバティブの免責額に係る控除額 - 基本的項目からの控除分の除く自己資本控除とされる証券化エクスポージャー (ファンドのうち裏付資産を把握できない資産を含む。 )及び信用補完機能を持つ I/Oストリップス(告示第223条を準用する場合を含む。) - − 138 − 項 目 控除項目不算入額 (2)自己資本の充実度に関する事項 25年度 △ 自己資本額 (E) = (C) - (D) 13,448 リスク・アセット等計 (F) 68,024 資産(オン・バランス)項目 58,292 オフ・バランス取引項目 - オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額 9,731 基本的項目比率 (A) (F) / 19.53% 連結自己資本比率 (E) (F) / 19.76% (注) 1.農協法第11条の2第1項第2号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に基づき算出し ており、平成25年度は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく連結自己資本比率を記載しています。 2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用リスク削 減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。 3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。 4.平成25年度については、 「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準等の特例を定める告示(平成24年 金融庁・農水省告示第13号) 」に基づき基本的項目から、その他有価証券評価差損を控除していないため、「その他有価 証券の評価差損」は「-」 (ハイフン)で記載しています。 ①信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳 (単位:百万円) 信用リスク・アセット 我が国の中央政府及び中 央銀行向け 我が国の地方公共団体向 け 地方公共団体金融機構向 け 我が国の政府関係機関向 け 地方三公社向け 金融機関及び第一種金融 商品取引業者向け 法人等向け 中小企業等向け及び個人 向け 抵当権付住宅ローン 不動産取得等事業向け 三月以上延滞等 信用保証協会等保証付 共済約款貸付 出資等 他の金融機関等の対象資 本調達手段 特定項目のうち調整項目 に算入されないもの 複数の資産を裏付とする 資産(所謂ファンド)の うち、個々の資産の把握 が困難な資産 証券化 経過措置によりリスク・ アセットの額に算入・不 算入となるもの 上記以外 標準的手法を適用するエク スポージャー別計 CVAリスク相当額÷8% 中央清算機関関連エクス ポージャー 信用リスク・アセットの額の 合計額 − 139 − 25年度 26年度 エクスポー リスク・ア 所要自己資 エクスポー リスク・ア 所要自己資 本額 ジャーの期 セット額 本額 ジャーの期 セット額 b=a×4% a b=a×4% 末残高 a 末残高 3,246 - - 3,026 - - 10,169 - - 8,882 - - 1,110 10 0 1,009 10 0 599 40 1 499 29 1 100 20 0 100 20 0 113,350 26,120 1,044 111,017 22,203 888 2,640 1,534 61 2,706 1,574 62 7,087 4,473 178 6,512 4,144 165 710 5,361 346 21,761 964 5,026 244 5,218 70 2,136 - 5,026 9 208 2 85 - 201 724 5,181 335 21,716 874 850 249 5,066 88 2,131 - 850 9 202 3 85 - 34 8,490 21,225 849 324 811 32 - - - - - - - - - - - - - △12,727 △509 14,566 13,542 542 186,811 59,215 2,369 - - - - - 186,811 59,215 2,369 14,318 186,787 13,401 58,292 − 140 − 536 2,325 オペレーショナル・リ オペレーショナル・リスクに スク相当額を8%で除 して得た額 対する所要自己資本の額 a 〈基礎的手法〉 9,731 リスク・アセット等 (分母)計 所要自己資本額計 a 68,204 オペレーショナル・リ 所要自己 スク相当額を8%で除 資本額 して得た額 b=a×4% a 389 9,568 所要自己 リスク・アセット等 資本額 (分母)計 b=a×4% a 2,728 68,784 所要自己 資本額 b=a×4% 382 所要自己 資本額 b=a×4% 2,751 (注) 1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの種類ご とに記載しています。 2.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出 金や有価証券等が該当します。 3.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクス ポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」 、 「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。 4. 「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。 5. 「証券化(証券化エクスポージャー) 」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポー ジャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。 6.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入、不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資本調達手段、コ ア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)及び土地再評価差額金に係る経過措置により、 リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該当します。 7.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部 門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等) ・間接清算参加者向け・信用リ スク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバティブの免責額が含まれます。 8.当連結グループでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。 〈オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)〉 (粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額 直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数 ÷8% (3)信用リスクに関する事項 ①リスク管理の方法及び手続の概要 当連結グループでは、JA以外で与信を行っていないため、連結グループにおける 信用リスク管理の方針及び手続等は定めていません。JAの信用リスク管理の方針及 び手続等の具体的内容は、単体の開示内容をご参照ください。 ②標準的手法に関する事項 連結自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法に より算出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイ トの判定に当たり使用する格付等は次のとおりです。 ア リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは、以下の適格格付機関による 依頼格付けのみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。 適格格付機関 株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ) 株式会社日本格付研究所(JCR) ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's) スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P) フィッチレーティングスリミテッド(Fitch) (注) 「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するた めの掛目のことです。 イ リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・ リスク・スコアは、主に以下のとおりです。 エクスポージャー 適格格付機関 金融機関向けエクスポー ジャー 日本貿易保険 法人等向けエクスポージャー R&I,Moody's,JCR,S&P, (長期) Fitch 法人等向けエクスポージャー R&I,Moody's,JCR,S&P, (短期) Fitch − 141 − カントリー・リスク・スコア − 142 − ③信用リスクに関するエクスポージャー(地域別、業種別、残存期間別)及び三月以上延滞 エクスポージャーの期末残高 3.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエク スポージャーをいいます。 4. 「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。 (単位:百万円) 25年度 5.当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。 26年度 三月以上 三月以上 信用リス うち貸出 うち債券 延滞エク 信用リス うち貸出 うち債券 延滞エク ス ポ ー クに関す 金等 ス ポ ー クに関す 金等 ジャー ジャー る エ ク る エ ク ス ポ ー ス ポ ー ジャーの ジャーの 残高 残高 農業 868 868 - - 880 880 - - 林業 12 12 - - 10 10 - - 水産業 - - - - - - - - 製造業 281 81 200 - 272 71 200 - - - - - - - - - 建設・不動産業 542 342 200 - 608 407 200 - 電気・ガス・ 熱供給・水道業 - - - - - - - - 運輸・通信業 802 - 802 - 802 - 802 - 金融・保険業 114,685 3,409 3,519 - 120,746 3,409 2,715 - 1,506 899 606 130 1,424 819 604 124 11,425 1,364 10,060 - 10,246 1,103 9,142 - 8,756 3,354 - 18 4,458 3,160 - 21 個人 36,045 35,076 - 197 34,966 34,084 - 189 その他 11,861 - - - 12,396 - - - 業種別残高計 186,787 45,459 15,387 346 186,811 43,946 13,667 335 103,332 1,119 2,022 107,275 999 1,793 1年超3年以下 12,793 2,144 3,107 10,686 2,133 2,620 3年超5年以下 6,421 2,704 3,716 7,001 2,385 4,615 5年超7年以下 9,826 6,013 3,812 6,641 3,327 3,313 7年超10年以下 7,155 4,742 2,412 4,254 3,644 609 10年超 28,293 27,699 317 31,241 30,527 714 期限の定めのない もの 18,964 1,034 - 19,713 929 - 186,787 45,459 15,387 186,811 43,946 13,667 法 人 鉱業 卸売・小売・飲 食・サービス業 日本国政府・ 地方公共団体 上記以外 1年以下 残存期間別残高計 (注) 1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該 当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。 2. 「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・エクスポー ジャーを含んでいます。 「コミットメント」とは、契約した期間および融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融 機関が融資を実行する契約のことをいいます。 「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。 − 143 − − 144 − ④貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ⑥信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスクウエイト1250%を適用する残高 (単位:百万円) 25年度 区 分 期首 残高 目的 使用 (単位:百万円) 25年度 26年度 期中減少額 期中 増加額 その他 期末 残高 期首 残高 期中 増加額 期中減少額 目的 使用 格付 あり 期末 残高 その他 一般貸倒引当金 166 156 - 166 156 156 145 - 156 145 個別貸倒引当金 544 457 0 543 457 457 395 8 448 395 信用リス ク削減効 果勘案後 残高 ⑤業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額 (単位:百万円) 25年度 区 分 26年度 期中減少額 期中減少額 期首 期中 期末 貸出金 期首 期中 期末 貸出金 目的 目的 残高 増加額 償却 残高 増加額 残高 その他 その他 残高 償却 使用 使用 84 72 - 84 72 - 72 62 - 72 62 - 林業 4 2 - 4 2 - 2 - - 2 - - 水産業 - - - - - - - - - - - - 製造業 - - - - - - - - - - - - 鉱業 - - - - - - - - - - - - 建設・不動産業 - - - - - - - - - - - - 電気・ガス・ 熱供給・水道業 - - - - - - - - - - - - 運輸・通信業 - - - - - - - - - - - - 金融・保険業 - - - - - - - - - - - - 100 96 - 100 96 - 96 91 - 96 91 - 35 38 - 35 38 - 38 41 - 38 41 - 個 人 319 247 0 319 247 - 247 199 8 239 199 - 業種別計 544 457 0 544 457 - 457 395 8 449 395 - 法 人 農業 卸売・小売・飲 食・サービス業 上記以外 26年度 格付 なし 計 格付 あり - 18,217 18,217 - 16,467 16,467 リスク・ウエイト2% - - - - - - リスク・ウエイト4% - - - - - - リスク・ウエイト10% - 21,873 21,873 - 21,718 21,718 リスク・ウエイト20% 402 109,164 109,566 503 111,148 111,651 リスク・ウエイト35% - 697 697 - 713 713 リスク・ウエイト50% 907 472 1,379 905 412 1,317 リスク・ウエイト75% - 5,969 5,969 - 5,533 5,533 リスク・ウエイト100% - 29,069 29,069 - 29,063 29,063 リスク・ウエイト150% - 14 14 - 30 30 リスク・ウエイト200% - - - - - - リスク・ウエイト250% - - - - 324 324 その他 - - - - - - - - - - - - 1,309 185,477 186,787 1,408 185,410 186,819 リスク・ウエイト1250% 計 (注) 1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該 当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。 2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」にはエ クスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格付は適格格 付機関による依頼格付のみ使用しています。 3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・ウエイト によって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集計の対象としてい ます。 4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバティブの 免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイト1250%を適用したエクスポージャーが あります。 1.当連結グループでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。 2.一般貸倒引当金については業種別の算定を行っていないため、個別貸倒引当金のみ記載しております。 − 145 − 計 リスク・ウエイト0% 5.平成25年度の「1250%」の項目には、自己資本控除とした額を記載しています。 (注) 格付 なし − 146 − (4)信用リスク削減手法に関する事項 (5)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 ①信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要 該当する取引はありません。 連結自己資本比率の算出にあって、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」 において定めています。信用リスク削減手法の適用及び管理方針、手続は、JAのリ (6)証券化エクスポージャーに関する事項 該当する取引はありません。 スク管理の方針及び手続に準じて行っています。JAのリスク管理の方針及び手続等 の具体的内容は、単体の開示内容をご参照ください。 (7)オペレーショナル・リスクに関する事項 ①オペレーショナル・リスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要 ②信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額 連結グループにかかるオペレーショナル・リスク管理は、子会社においてはJAの (単位:百万円) 25年度 区 分 適格金融 資産担保 適格金融 資産担保 保 証 針及び手続等の具体的内容は単体の開示内容をご参照ください。 保 証 地方公共団体金融機構向け - 1,003 - 903 我が国の政府関係機関向け - 199 - 199 地方三公社向け - - - - 金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け - - - - 法人等向け - - - - 176 154 144 119 抵当権住宅ローン - - - - 不動産取得等事業向け 26 - 24 - 三月以上延滞等 - - - - 証券化 - - - - 中央清算機関関連 - - - - 6 0 - 0 210 1,358 169 1,223 中小企業等向け及び個人向け 上記以外 合 計 リスク管理及びその手続に準じたリスク管理を行っています。JAのリスク管理の方 26年度 (8)出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ①出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要 連結グループにかかる出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管 理は、子会社においてはJAのリスク管理及びその手続に準じたリスク管理を行って います。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体の開示内容をご参 照ください。 ②出資その他これに類するエクスポージャーの連結貸借対照表計上額及び時価 (単位:百万円) 25年度 (注) 1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、主なものとして 連結貸借対照表 計上額 は貸出金や有価証券等が該当します。 2.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエク スポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。 3. 「証券化(証券化エクスポージャー) 」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポー 26年度 連結貸借対照表 計上額 時価評価額 時価評価額 上 場 - - - - 非上場 5,026 5,026 5,027 5,027 合 計 5,026 5,026 5,027 5,027 (注) 「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。 ジャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。 4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部 門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)が含まれます。 ③出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益 (単位:百万円) 25年度 売却益 売却損 - − 147 − 26年度 償却額 - 売却益 - 売却損 - − 148 − 償却額 - - ④連結貸借対照表で認識され、連結損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分 をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等) (9)金利リスクに関する事項 ①金利リスクの算定方法の概要 (単位:百万円) 25年度 評価益 評価損 - 評価益 - 法により行っています。JAの金利リスクの算定方法は、単体の開示内容をご参照く 評価損 - - ⑤連結貸借対照表及び連結損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式 の評価損益等) (単位:百万円) 25年度 26年度 評価損 - ださい。 ②金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 評価益 連結グループの金利リスクの算定方法は、JAの金利リスクの算定方法に準じた方 26年度 評価益 - 25年度 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 評価損 - − 149 − (単位:百万円) - − 150 − 26年度 326 279 財務諸表の正確性等にかかる確認 確認書 1 私は、当JAの平成26年2月1日から平成27年1月31日までの事業年度にかかる ディスクロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に関するすべての重要 な点において、農業協同組合法施行規則に基づき適正に表示されていることを確認 いたしました。 2 この確認を行うに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備され、 有効に機能していることを確認しております。 ⑴ 業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が整備 されております。 ⑵ 業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効性を 検証しており、重要な事項については理事会等に適切に報告されております。 ⑶ 重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されております。 平成27年5月28日 越後中央農業協同組合 代表理事理事長 堀 金治 − 151 − 【JAの概要】 1.機構図 2.役員構成(役員一覧) 3.組合員数 4.特定信用事業代理業者の状況 5.地区一覧 6.店舗等のご案内 7.ATMの設置・稼働状況 1.機構図(平成27年5月末現在) 2.役員構成(役員一覧)(平成27年5月末現在) 経営管理委員(31名) 組 合 員 地区担当経営管理委員会 総 代 会 企 画 総 務 委 員 会 経営管理委員会 金 融 共 済 委 員 会 営 農 経 済 委 員 会 会 長 施 設 整 備 委 員 会 理 事 会 監 事 会 代表監事 各種諮問機関 常勤監事 理 事 長 専 務 理 事 常 務 理 事 常 担い手支援班 経 済 部 理 監 査 室 事 金融共済部 営 農 部 企画総務部 総合リスク管理部 リスク 管 理 課 融 資 審 査 課 企 画 課 経 理 課 人 事 課 総 務 課 デイサービスセンター 福 祉 課 資 金 運 用 課 金 融 業 務 課 融 資 課 ローン営業センター 営 業 課 共 済 課 自動車共済センター 営 農 企 画 課 米 穀 課 米 農 業 倉 庫 吉 田カント リー 月 潟 カントリー 燕 カント リ ー 大豆調整施設 直売所・越王の里 農産加工施設 精 米 センタ ー 食 材 センタ ー 課 課 物 流 センタ ー 済 設 園 芸 農 産 課 経 施 峰 岡 岩 室 和 納 吉 田 味 方 西 川 燕 務 役 職 名 経営管理委員会会長 氏 名 髙 橋 七 郎 役 職 名 経 営 管 理 委 員 氏 名 野 﨑 仁一郎 経営管理委員会副会長 経 営 管 理 委 員 徳 永 豊 一 金 井 久 男 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 本 間 俊 介 丸 山 芳 秋 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 竹 内 巧 片 岡 新 呉 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 田 中 重 夫 平 原 進 一 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 𡈽 田 正 志 関 森 正 德 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 藤 井 秀 人 髙 井 五 郎 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 齊 藤 賢 三 佐 藤 智 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 酒 井 喜代太 渡 辺 浩 孝 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 増 井 薫 金 子 誠 一 清 水 昭 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 渡 邉 泰 行 志 賀 健 一 山 賀 司 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 熊 谷 司 伸 曽 山 康 雄 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 簑 口 佐登美 宮 路 京 子 経 営 管 理 委 員 経 営 管 理 委 員 吉 田 隆 市 田 邉 秀 樹 経 営 管 理 委 員 小 出 章 子 岩 彦 室 支 支 支 店 店 店 店 店 店 店 弥 水 支 吉 田 支 分 埼 支 店 支 黒 方 支 巻 味 東 店 店 潟 支 支 中 之 口 支 店 西 川 燕 支 店 西部園芸センター 山 巻 営 農 センター 漆 こ し わ 支 店 岩室営農センター 弥彦営農センター 分水営農センター 店 吉田営農センター 支 東部園芸センター 原 黒埼営農センター 鳥 潟東営農センター 中之口営農センター 店 西川営農センター 支 燕 営 農 センター 北 理 事(4名) 監 事(5名) 角 田 給 油 所 松野尾購買店 漆 山 集 荷 場 柿 選 果 場 岩 室 集 荷 場 弥 彦 集 荷 場 分 水 集 荷 場 育 苗 センタ ー 吉 田 集 荷 場 苗 センタ ー 子 センタ ー 東 集 荷 場 方 集 荷 場 直 売 所・茶豆の里 育 種 潟 味 潟 浦 集 荷 場 越後獅子選果場 月 潟 事 務 所 西 川 集 荷 場 直 売 所・燕いち 育 苗 センタ ー 車 両 センタ ー 岩 室 出 張 所 岩 室 出 張 所 潟 東 出 張 所 燕 出 張 所 吉 田 営 業 所 南部農機センター 北部農機センター 役 職 名 氏 名 代表理事理事長 ( 業 務 統 括 ) 堀 金 治 代 表 理 事 専 務 (企画総務・リスク管理担当) 津 端 康 尚 常 務 理 事 (金融共済担当) 笹 川 一 幸 常 務 理 事 (営農経済担当) 片 桐 克 也 役 職 名 代 表 監 事 竹 野 三 則 常 勤 監 事 佐 藤 繁 幸 員 外 監 事 石 川 勝 行 監 事 内 藤 幸 夫 監 事 長谷川 武 福木岡給油所 岩 室 給 油 所 国 道 給 油 所 黒 埼 給 油 所 味 方 給 油 所 潟 東 給 油 所 中 之口給 油 所 巻 出 張 所 黒 埼 出 張 所 味 方 出 張 所 中 之口出 張 所 − 153 − 氏 名 − 154 − 3.組合員数(平成27年1月末現在) 6.店舗等のご案内(平成27年5月末現在) (単位:組合員数) 区 分 平成25年度 平成26年度 増 減 正組合員 個 人 14,778 14,704 14,465 14,390 △313 △314 法 人 准組合員 74 10,104 75 10,788 1 684 個 人 法人・団体 9,566 538 10,249 539 683 1 24,882 25,253 371 合 計 4.特定信用事業代理業者の状況 該当する代理業者はありません。 5.地区一覧 店 舗 名 本 店 巻 支 店 こ し わ 支 店 漆 山 支 店 岩 室 支 店 弥 彦 支 店 分 水 支 店 吉 田 支 店 黒 埼 支 店 鳥 原 支 店 味 方 支 店 潟 東 支 店 中 之 口 支 店 西 川 支 店 燕 支 店 北 支 店 ローン営業センター 郵便番号・所在地 953-8503 新潟市西蒲区巻甲12010 953-0041 新潟市西蒲区巻甲2588 953-0023 新潟市西蒲区竹野町2456-1 953-0061 新潟市西蒲区馬堀5707-4 953-0131 新潟市西蒲区西長島712 959-0305 西蒲原郡弥彦村大字矢作569-1 959-0130 燕市分水桜町1丁目2-25 959-0264 燕市吉田2783-1 950-1122 新潟市西区木場1601 950-1115 新潟市西区鳥原898 950-1261 新潟市南区味方1580-1 959-0512 新潟市西蒲区番屋813 950-1343 新潟市西蒲区三ツ門19-1 959-0422 新潟市西蒲区曽根1229-1 959-1289 燕市東太田2458-1 959-1221 燕市花園町27-18 959-0264 燕市吉田2783-1 電話番号 0256-70-1500 0256-72-2121 0256-72-2454 0256-72-4111 0256-82-4121 0256-94-3121 0256-97-1521 0256-93-3200 025-377-2107 025-377-2555 025-372-2220 0256-86-3131 025-375-3101 0256-88-3118 0256-63-2113 0256-63-6051 0256-94-7735 新潟市(平成13年1月1日合併前の黒埼町) ○支店再編について (平成17年3月21日合併前の岩室村、味方村、潟東村、月潟村、中之口村、西川町) 『支店再編』を、平成27年4月13日(月)に実施しております。 (平成17年10月10日合併前の巻町) 西蒲原郡弥彦村 統合支店 継承支店(統合先) 平成27年4月10日(金)まで 燕市 金融機関 コード 店舗 コード 店舗名 5600 003 角田支店 5600 005 松野尾支店 5600 006 峰岡支店 平成27年4月13日(月)以降 ※峰岡支店は「店舗名」のみ変更 になります。 金融機関 コード 店舗 コード 店舗名 5600 006 こしわ支店 ※店舗名は対象地区の公募により 決定しました。 5600 011 和納支店 5600 010 岩室支店 5600 015 国上支店 5600 014 分水支店 5600 018 粟生津支店 5600 017 吉田支店 5600 025 月潟支店 5600 026 中之口支店 5600 029 小池支店 5600 028 燕支店 ◇ATMは、引き続きお取り引きいただけます。 ◇統合支店以外は、今までと変わりありません。 − 155 − − 156 − 7.ATMの設置・稼働状況(平成27年5月末現在) ATMをご利用するお客様の利便性を図るため、平成27年4月13日(月)から、稼働日を拡 大しております。 (網掛け箇所が新たな稼働日・拡大時間) ◆新潟市 【平成27年4月13日(月)から、網掛け箇所が新たに稼働】 設置場所 巻 支 土曜日 日曜日 祝日 店 AM 8:00 ~ PM 9:00 AM 9:00 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 7:00 田 AM 8:45 ~ PM 6:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 角 松 平日 野 尾 AM 8:45 ~ PM 6:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 こ し わ 支 店 AM 8:45 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 漆 山 支 店 AM 8:45 ~ PM 6:00 - - - 岩 室 支 店 AM 8:45 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 間 瀬 AM 9:00 ~ PM 1:00 - - - 和 納 AM 8:45 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 黒 埼 支 店 AM 8:45 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 鳥 原 支 店 AM 8:45 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 味 方 支 店 AM 8:45 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 潟 東 支 店 AM 8:00 ~ PM 9:00 AM 9:00 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 潟 AM 8:45 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 月 中 之 口 支 店 AM 8:00 ~ PM 9:00 AM 9:00 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 西 川 支 店 AM 8:45 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 升 潟 AM 9:00 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 ※ 和納に設置してあるATMは、4月13日(月)以降、稼働時間が平日PM 8:00からPM 7:00、土曜日PM 7:00からPM 5:00に変更させていただいております。ご不便をおかけしますが、 何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 ◆燕市 設置場所 平日 土曜日 日曜日 祝日 分 水 支 店 AM 8:45 ~ PM 8:00 AM 9:00 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 分水営農センター AM 8:45 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 上 AM 8:45 ~ PM 6:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 国 吉 田 支 店 AM 8:00 ~ PM 9:00 AM 9:00 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 7:00 粟 生 津 AM 8:45 ~ PM 6:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 佐 渡 山 AM 8:45 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 燕 支 店 AM 8:45 ~ PM 8:00 AM 9:00 ~ PM 6:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 松 橋 AM 8:45 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 6:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 小 池 AM 8:45 ~ PM 8:00 AM 9:00 ~ PM 6:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 北 支 店 AM 8:45 ~ PM 8:00 AM 9:00 ~ PM 6:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 ◆弥彦村 設置場所 平日 土曜日 日曜日 祝日 弥 彦 支 店 AM 8:00 ~ PM 9:00 AM 9:00 ~ PM 7:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 AM 9:00 ~ PM 5:00 ※ 営業時間・設置場所等、変更することがありますので、最寄りの支店等にお問い合わせください。 − 157 −