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2011年3月期 決算説明資料
2011年3月期 決算説明資料 最先端のウエハテスト技術開発 証券コード:6627 CONTENTS Ⅰ2011年3月期業績 売上高及び営業利益推移 02 四半期毎の推移 03 2011年3月期総括① 04 2011年3月期総括② 05 財務状況① 06 財務状況② 07 Ⅱ2012年3月期業績予想 売上高及び営業利益推移 09 2012年3月期予想 (四半期毎) 10 2012年3月期セグメント別売上予想 (半期毎) 11 成長戦略 12 海外顧客別アプローチ 13 設備投資及び減価償却 14 2012年3月期の取組み 15 トピックス 16 Ⅲ会社概要 会社概要 18 事業拠点 19 半導体製造工程における当社事業の役割 20 事業セグメント 21 用語解説 22 テストハウスビジネスの特徴① 23 テストハウスビジネスの特徴② 24 テスト単価の決まり方 25 テスト/組立の売上実績及び予測 26 テスト業務外部委託状況 27 ターンキーソリューション 28 製品ポートフォリオに従い成長戦略を策定 29 成長戦略 30 テラプローブの強み 31 本資料における注意事項等 32 Ⅰ 2011年3月期業績 売上高及び営業利益推移 営業利益推移 売上高推移 (百万円) (百万円) 30,000 30,000 売上高 売上高 設備投資額 設備投資額 減価償却費 減価償却費 25,000 25,000 YoY 79.1%up (百万円) (百万円) 6,000 6,000 YoY 19.9%up 23,059 23,059 5,181 5,181 5,000 5,000 4,000 4,000 21,381 21,381 20,000 20,000 17,787 17,787 18,624 18,624 17,836 17,836 16,119 16,119 15,000 15,000 1,000 1,000 13,590 13,590 7,387 7,387 6,703 6,703 3,797 3,797 0 07/3期 08/3期 08/3期 09/3期 09/3期 06/3期 06/3期 07/3期 10/3期 10/3期 0 −1,000 −1,000 −2,000 −2,000 −3,000 −3,000 2,274 2,274 0 1,049 1,049 148148 10,000 10,000 6,140 6,140 1,912 1,912 2,000 2,000 0 5,000 5,000 2,892 2,892 3,000 3,000 −3,890 −3,890 11/3期 11/3期 −4,000 −4,000 06/3期 06/3期07/3期 07/3期08/3期 08/3期09/3期 09/3期10/3期 10/3期11/3期 11/3期 Page 2 四半期毎の推移 営業利益推移 売上高推移 (百万円) (百万円) 6,000 6,000 5,701 5,701 5,456 5,456 5,249 5,249 4,974 4,974 5,266 5,266 5,000 5,000 1,719 1,719 1,446 1,446 1,321 1,321 1,285 1,285 1,500 1,500 4,578 4,578 3,984 3,984 (百万円) (百万円) 2,000 2,000 4,008 4,008 4,000 4,000 1,062 1,062 1,128 1,128 1,000 1,000 3,000 3,000 532532 500500 2,000 2,000 0 0 1,000 1,000 −421 −421 0 0 10/3期 10/3期 11/3期 11/3期 1Q 1Q 2Q 2Q 3Q 3Q 4Q 4Q 1Q 1Q 2Q 2Q 3Q 3Q 4Q 4Q −500 −500 10/3期 10/3期 11/3期 11/3期 1Q 1Q 2Q 2Q 3Q 3Q 4Q 4Q 1Q 1Q 2Q 2Q 3Q 3Q 4Q 4Q Page 3 2011年3月期総括① メモリ事業 売上 19,618百万円(YoYで19.3%up) ● オンサイト (エルピーダ) 、 オフサイト共堅調に推移 ● モバイル用DRAMの生産比率大幅増 (オンサイト) ● カスタムDRAM, PSRAM, SSRF l ashなど (オフサイト) ● Te r aPowe r売上増 32.4億円(YoY62.0%up) システムLSI事業 売上 1,782百万円(YoYで 31.5%up) ● SoCは稼働率75%をキープするも単価下落で赤字 ● CMOSイメージセンサは予定どおり拡大 ● アナログビジネスのスタート (パワーコントローラー用テスタ導入) ● WLPのターンキーサービスを北米ファブレス向けに開始 Page 4 2011年3月期総括② 財務状況 ● 2010年12月に東証マザーズ上場 ● 上場に伴う増資により、44.4億円の資本強化 ・設備投資の増加→総資産の増加があるものの良好な自己資本比率維持 ・追加投資余力を確保 Page 5 財務状況① 有形固定資産の推移 総資産・純資産・自己資本比率 (百万円) (百万円) 70,000 70,000 総資産 総資産 (%) (%) 80 80 純資産 純資産 (百万円) (百万円) 50,000 50,000 自己資本比率 自己資本比率 45,000 45,000 その他有形固定資産 その他有形固定資産 機械装置及び運搬具 機械装置及び運搬具 42,077 42,077 60,000 60,000 53,823 53,823 40,000 40,000 50,325 50,325 50,000 50,000 49.949.9 44,528 44,528 40,000 40,000 36,925 36,925 60 60 34,256 34,256 35,000 35,000 49.549.5 31,862 31,862 30,000 30,000 43.943.9 36,942 36,942 37.637.6 38.138.1 32,739 32,739 40 40 30,801 30,801 3,868 3,868 7,219 7,219 3,904 3,904 24,504 24,504 25,000 25,000 3,479 3,479 30,000 30,000 30.530.5 26,557 26,557 20,250 19,546 19,546 20,250 20,000 20,000 4,837 4,837 15,169 15,169 17,661 17,661 17,704 20,000 20,000 17,704 346346 37,240 37,240 15,000 15,000 11,252 11,252 10,000 10,000 0 0 0 0 06/3期 06/3期 07/3期 07/3期 08/3期 08/3期 09/3期 09/3期 10/3期 10/3期 11/3期 11/3期 27,037 27,037 26,898 26,898 20 20 27,994 27,994 10,000 10,000 21,025 21,025 17,358 5,000 5,000 17,358 0 0 06/3期 06/3期 07/3期 07/3期 08/3期 08/3期 09/3期 09/3期 10/3期 10/3期 11/3期 11/3期 Page 6 財務状況② 長期借入金・リース債務残高 キャッシュ・フロー (百万円) (百万円) 12,000 12,000 10,000 10,000 営業CF 営業CF 財務CF 財務CF 投資CF 投資CF フリフ ーCF リーCF (百万円) (百万円) 25,000 25,000 10,382 10,382 8,796 8,796 8,000 8,000 6,000 6,000 リース債務 リース債務 借入金 借入金 9,327 9,327 8,519 8,519 20,000 20,000 19,795 19,795 4,167 4,167 4,000 4,000 2,532 2,532 1,878 1,878 15,000 15,000 14,217 14,217 2,000 2,000 11,983 11,983 0 0 10,000 10,000 −807 −807 −2,000 −2,000 18,595 18,595 −4,0000 −4,0000 −6,000 −6,000 −8,000 −8,000 −10,000 −10,000 11,683 11,683 −4,628 −4,628 −8,212 −8,212 09/3期 09/3期 13,617 13,617 5,000 5,000 −7,469 −7,469 −8,503 −8,503 10/3期 10/3期 11/3期 11/3期 0 0 1,200 1,200 900900 600600 09/3期 09/3期 10/3期 10/3期 11/3期 11/3期 Page 7 Ⅱ 2012年3月期業績予想 売上高及び営業利益推移 営業利益推移 売上高推移 (百万円) (百万円) 30,000 30,000 過去最高 25,500 25,500 25,000 25,000 23,059 23,059 過去最高 (百万円) (百万円) 6,000 6,000 5,181 5,181 5,000 5,000 4,000 4,000 21,381 21,381 20,000 20,000 5,710 5,710 18,624 18,624 2,892 2,892 3,000 3,000 17,836 17,836 2,000 2,000 1,912 1,912 1,000 1,000 15,000 15,000 0 10,000 10,000 0 −1,000 −1,000 −2,000 −2,000 5,000 5,000 −3,000 −3,000 0 0 08/3期 08/3期 09/3期 09/3期 10/3期 10/3期 11/3期 11/3期 12/3期 12/3期 (予想) (予想) −4,000 −4,000 −3,890 −3,890 08/3期 08/3期 09/3期 09/3期 10/3期 10/3期 11/3期 11/3期 12/3期 12/3期 (予想) (予想) Page 9 2012年3月期予想(四半期毎) 営業利益推移 売上高推移 (百万円) (百万円) 7,000 7,000 (百万円) (百万円) 2,000 2,000 計画計画 実績実績 1,800 1,800 6,000 6,000 計画計画 実績実績 1,600 1,600 5,000 5,000 1,400 1,400 1,200 1,200 4,000 4,000 1,000 1,000 3,000 3,000 800800 600600 2,000 2,000 400400 1,000 1,000 0 0 200200 11/3期 11/3期 12/3期 12/3期 1Q 1Q 2Q 2Q 3Q 3Q 4Q 4Q 1Q 1Q 2Q 2Q 3Q 3Q 4Q 4Q 0 0 11/3期 11/3期 12/3期 12/3期 1Q 1Q 2Q 2Q 3Q 3Q 4Q 4Q 1Q 1Q 2Q 2Q 3Q 3Q 4Q 4Q Page 10 2012年3月期セグメント別売上予想(半期毎) グループ全体 システムLSI メモリ 9,250 8,586 先端プロセス品比率up モバイルDRAMは安定成長 10/3期 1H 11/3期 2H 1H 12/3期 (予想) 2H 1H 2H Page 11 成 長 戦 略 3年後にDRAM(ELPIDA)比率50%へ DRAMの売上額を減らさずに、センサ、アナログ、ターンキーの増加を目指す DRAM DRAM (Others) DRAM Other memory Logic SoC 213億円 Sensor DRAM (Elpida) 2011年3月期 (実績) (Others) Other memory Logic SoC 255億円 (Others) Sensor Other Memory DRAM (Elpida) 330億円 Turn-Key DRAM Sensor Analog & Power (Elpida) 2012年3月期 (予想) Logic SoC Turn-Key 2014年3月期 (目標) *CAGR 20% case Page 12 海外顧客別アプローチ ファブレスメーカー/デザインハウスにフォーカス 技術サービス、ターンキーサービスの強みが生きる 大手 1KW/M以上 1/10社 中堅 100W/M以上 1/100社 小規模 100W/M未満 Page 13 設備投資及び減価償却 減価償却費推移 設備投資額推移 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) 15,000 15,000 13,590 13,590 16,119 16,119 15,000 15,000 12,000 12,000 10,000 10,000 9,100 9,100 10,000 10,000 7,387 7,387 6,703 6,703 5,000 5,000 5,000 5,000 3,797 3,797 2,274 2,274 0 0 09/3期 09/3期 10/3期 10/3期 11/3期 11/3期 12/3期 12/3期 (予想) (予想) 0 0 09/3期 09/3期 10/3期 10/3期 11/3期 11/3期 12/3期 12/3期 (予想) (予想) Page 14 2012年3月期の取組み Focus1 エルピーダビジネスで安定成長を確保 ● モバイルDRAM増産対応 先端プロセス品対応 ●T SV対応技術の確立 ● Focus 2 システムLSI事業単月黒字化達成 ●C I Sビジネスの顧客数拡大 ゲーム向け製品中心にSoCビジネス黒字化 ● ターンキービジネスの拡大 ● Focus 3 中国、韓国におけるオンショアビジネスへの挑戦 ● ビジネススキーム構築 (~2011年末) ● 本格スタート (2012年度1Q~) Page 15 トピックス グループ戦略の強化 配当開始予定 株主に対する利益還元を重視しつつ、 成長原資の確保とのバランスに留意 ● 2011年3月期第4四半期に、過去の損失を解消 2011年3月期については、内部留保に努める ● 2012年3月期以降の利益水準にめど 2012年3月期から配当開始予定 Page 16 Ⅲ 会社概要 会 社 概 要 社 名 株式会社テラプローブ (英文名称:Tera Probe, Inc.) 証 券 コ ー ド 6627 東証マザーズ 本 社 所 在 地 神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目7番17号 代 者 代表取締役社長 越丸茂 立 2005年8月 表 設 事 業 資 内 本 容 金 連 結 子 会 社 従 業 員 数 ・メモリ事業 (DRAM等のメモリ製品のウエハテスト及び開発受託) ・システムLSI事業 (SoC、 イメージセンサ、 アナログ等の各種半導体製品のウエハテスト、 ファイナル テスト及び開発受託) 11,823百万円 TeraPower Technology Inc. (半導体ウエハテスト受託) 283名 (単体) 、390名 (連結) 2011年3月末日現在 Page 18 事 業 拠 点 国内拠点 本社・開発センター(神奈川県横浜市) 広島事業所 本社・開発センター 広島事業所(広島県東広島市) メモリ製品のテスト拠点 九州事業所 TeraPower Technology Inc. 海外拠点(台湾) TeraPower Technology Inc.(台湾新竹縣) テスト受託の台湾拠点 九州事業所(熊本県葦北郡) SoC、 イメージセンサ、 アナログ等のテスト拠点 Page 19 半導体製造工程における当社事業の役割 テストオペレーションの他、治工具の設計、 テストプログラムの開発、製品レイアウトへのアドバイスまで 前工程 後工程 検査データフィードバック ウエハ 製造工程 ウエハテスト工程 ダイシング前のウエハ状態でウエハ上に作り込ま れた半導体チップの電気特性を検査し、良品・不 良品を判別 プローブカード設計、既存プログラム改良 DRAMなどではウエハテストの結果を基にチップ 内の正常な回路を利用するためのレーザー加工を テスト装置の性能評価・解析、 システム提言 ファイナルテスト 工程 ウエハテスト 開発受託 新製品のテストプログラム開発 アセンブリ 工程 梱包・ 出荷工程 出 荷 設計工程 ファイナルテスト 組立終了後のパッケージ状態で最終動作 を確認 バーンイン検査、パッケージ外観検査 行い歩留りを向上 MCP向けなどのチップに対するウエハレベルバー テスト効率やレーザー加工 (トリミング) 効率に配慮したパッドや ンイン検査 ヒューズの配置を提案 Page 20 事業セグメント 事業内容 メモリ事業 ウエハテストの工程(DRAMの場合) 1 入荷したウエハをテスト工程へ 2 製品情報入力 専用の容器に移し替える。 6 トリミング 5 予備テスト ウエハ上に作り込まれた半導体チップの電気特性を顧客から支 チップ内の不良部分を正常に動作する冗 長回路に切り 替えるための レーザー加工。 7 本テスト 予備テストと同じ作業を再度行い、全ての チップをテストして、良品か不良品かを判 断。テスト結果は自動的にサーバに送信。 サーバに蓄積したデータを顧客へ送信。 給されたテストプログラムを使用してテストし、良品・不良品の判別 を行い、 その結果を顧客に提供。 当社の強みは、1枚のウエハからより多くの半導体チップを製品 化できるように、不良品になる可能性のあるチップにレーザー加工 を施し、歩留まり確保、向上を図ること。 また、MCPは、1つのパッ ケージの中に複数のチップを封入するため、 より信頼性が高く、耐 久性のある製品が求められる。 当社グループでは、 あらかじめ半導体に高温、高電圧をかけること 入力した製品情報をオンライン一元管理 し、 ミスのない効率的なテストを実現。 冗長回路を含む全ての回路をテストする。 不良部分を冗長回路で救済可能か判断。 テスト結果は自動的にサーバに送信。 8 出荷外観検査 表面・裏面の汚れ・異常とプローブ跡を チェック。 で、不良となるおそれがある製品を判別するバーンインテストをウ エハ状態で行い、製造工程における不具合品を選別。この当社 が確立した技術 (ウエハレベルバーンイン技術) により、信頼性を 高めた製品を顧客に提供。 システムLSI事業 SoC、 イメージセンサ、アナログなど広範な半導体製品のウエハ テスト業務を受託。システムLSI事業におけるウエハテストもメモ リ事業と同様のテストを顧客に提供するが、製品の種類や顧客に よって、 ウエハレベルバーンインテストや予備テスト、 トリミングなど の工程がないものや他工程が行われるケースもあり、顧客の様々 3 外観検査 表面・裏面の汚れ・異常をチェック。 4 ウエハレベルバーンイン 高温条件・電圧付加でテストを行い、潜在 的に初期不良となる おそれのあるチップ を選別。 8 梱包 出荷用容器に移し替える。 な要求に対応できる機器や設備の充実により、厳しいテストが行 える環境を整備。 Page 21 用 語 解 説 ウエハ プローブカード ウエハは単結晶シリコンの塊(インゴット) から薄く切り出された円盤状のものの表面を研磨した薄い板 ウエハテストでは、半導体チップ上の端子 (電極) にプローブと呼ばれる探針を正確に当てることが求め で、半導体チップを製造するための直接材料となるものです。このウエハ上にトランジスタ、キャパシタ られます。 このプローブを素早く正確に半導体チップに当てるために、半導体チップ上の端子パターンに (電荷を蓄える部品:コンデンサ) 、配線などを作り込み、電子回路を形成します。 合わせてプローブを配置し、 セットにしてテストを行いやすくしたものを指します。 直径は200mm(8インチ)、300mm(12インチ) が一般的で、大口径化するにつれウエハ1枚当たりか カードの形状の多くは円形で、 カードの周辺部にはテスト装置との接続端子、中央に半導体チップに接 ら取れる半導体チップ数が多くなりコストダウンにつながります。半導体チップ面積が同じであれば、 続するプローブが取り付けられており、 プローバというテスト装置に取り付けて使用します。 300mmウエハは200mmウエハの2倍程度のチップの生産が可能です。 前工程 一般的に半導体製造工程のうち、 ウエハ上に半導体チップを作り込み、 ウエハ状態で検査し、良品・不良 品の判別をするまでの工程を指します。 後工程 一般的に半導体製造工程のうち、前工程以降の半導体チップをパッケージングし、個々の半導体デバイ スを検査し、不良品を除去するまでの工程を指します。 ダイシング ウエハ上に作られた半導体チップを、 ダイヤモンド刃のカッターなどで個々の半導体チップに切り離すこ とを指します。 パッド 半導体チップ上に形成された端子 (電極) を指します。 この端子に探針(プローブ)を当て、半導体の電気 特性を測定します。 テスタ 半導体の電気特性を検査するための装置です。テストプログラムに基づき、直流、交流特性並びに機能 について検査を行います。 プローバ ウエハの半導体チップ上のパッドにプローブを当てるための装置です。テスタに接続して使用します。 SoC(System on Chip) 一つの半導体チップ上に、必要とされる一連の機能 (システム) を集積したものを指します。複数の機能 を1チップ上に集積することで、基板上に複数の単機能LSIを実装するよりも機器自体の小型化が可能 になるなどのメリットがあります。 イメージセンサ 画像を電気信号に変換する半導体素子を指します。デジタルカメラをはじめ、携帯電話などにも広く使用 されています。CCD、CMOSなど構造によりいくつかの種類があります。 アナログ 無線通信用半導体や電源制御用半導体、 アナログデータをデジタルデータに変換するコンバータなど多 くの種類があります。 DRAM(Dynamic Random Access Memory) DRAMは、記憶単位が1個のトランジスタと1個のキャパシタ (電荷を蓄える部品:コンデンサ) で構成され る半導体で、集積度に優れています。 このためビット単価も安く、大容量のメモリを必要とするシステムを 中心に使用されます。DRAMは情報をキャパシタに電荷で蓄えるため、微少の漏れ電流によって長時間 放置すると情報が失われます。 このため定期的に同一情報を再書き込みする必要があります。 MCP(Multi Chip Package) 一つのパッケージの中に、複数の半導体チップを集積したパッケージ (半導体デバイス) を指します。複 数の異なる半導体チップを組み合わせることで、多様な機能を実現することができ、実装空間効率も良 く、携帯電話など小型のモバイル端末等に多く用いられています。 ウエハレベルバーンイン 半導体デバイスの潜在的な欠陥を除去するためにパッケージ前に通常の使用状態と異なる高温状態で 一定時間高電圧を加える加速試験のことを指します。 Page 22 テストハウスビジネスの特徴① 半導体メーカー テラプローブ 半導体製造設備を保有し、設計から検査まで一貫して行うが、 生産量により検査機器の稼働率が変化し、 ムダが出やすい。 A社 B社 非稼 非働 稼働 ムダ ムダ 生産 生量 産量 稼働率 稼働率 65% 65% 稼働率 C社 台分の 1.3 生産量 生産量 100% C社 C社 ムダ ムダ 検査の アウトソーシング 検査機器 検査機器 台分の 1.2 検査機器 検査機器 台分の 1.3 検査専門のテラプローブなら ムダなく検査機器を稼働できる。 検査機器 B社 B社 検査機器 台分の 3.0 台分の 3.0 生産量 生産量 台分の 1.2 生産量 稼働率 稼働率 生産量 60% 60% ムダ ムダ 稼働率 稼働率 検査機器 検査機器 台分の 0.5 台分の 0.5 生産量 生産量 A社 A社 50% 50% A社が単独で設備を 2台導入すると65%の稼働 B社が単独で設備を 2台導入すると60%の稼働 C社が単独で設備を 1台導入すると50%の稼働 当社が3台設備を導入すると100%の稼働 顧客もテラプローブもWin-Winの関係 Page 23 テストハウスビジネスの特徴② 月別受注量と稼働率のイメージ 当社が3台の設備を導入した場合 (半導体メーカー3社よりウエハテストを受注) 4月 C社 0.7台 B社 0.7台 A社 1.3台 合計2.7台 5月 6月 C社 0.5台 C社 0.3台 B社 1.2台 B社 1.2台 A社 0.8台 合計2.3台 A社 4月 (1.3台) →5月 (0.8台) →6月 (1.3台) B社 4月 (0.7台) →5月 (1.2台) →6月 (1.2台) C社 4月 (0.7台) →5月 (0.3台) →6月 (0.5台) 当社3台の設備が 高い稼働率を維持 顧客も テラプローブも A社 1.3台 Win-Winの関係 合計3.0台 メーカーの生産量が 月により変動する場合 Page 24 テスト単価の決まり方 単純なコスト構造 (c) (c) (b) (b) (a) (a) (a) = (b) = テスタ+プローバ等の購入費用 償却期間×12ヶ月×30日×24時間 人数×給与 30日×12時間 注:24時間/2交代制 設備導入 設備導入 ∼ 償却費 (a) 償却費 (a) (e) (e) (c) (c) (b) (b) 7年 ∼ (e) ∼ 固定費 固定費 労務費 (b) 労務費 (b) コスト 空調用 マージン (e) ∼ 装置用 コスト 装置用 用力 (電気) 用力 (電気) (c) (c) 空調用 変動費 メンテナンス (d) メンテナンス (d) 変動費 割掛け (e) 割掛け (e) マージン 効率化によりコスト低減 マージン 効率化によりコスト低減 マージン コスト構造の推移 7年 コストを基にテスト単価が決まるため、 製品の市場価格とは連動しません。 Page 25 テスト/組立の売上実績及び予測 テスト/組立売上推移 IDM/アウトソース売上推移 (百万ドル) (百万ドル) 35,000 35,000 (百万ドル) (百万ドル) 35,000 35,000 Packaging Packaging andand TestTest Market Market (IDM) (IDM) * * Packaging Packaging Revenue Revenue Only Only Outsourcing Outsourcing Market Market (SATS) (SATS) TestTest Revenue Revenue Only Only 30,000 30,000 30,000 30,000 25,000 25,000 25,000 25,000 20,000 20,000 20,000 20,000 15,000 15,000 15,000 15,000 10,000 10,000 10,000 10,000 5,000 5,000 5,000 5,000 0 0 2006 20062007 20072008 20082009 20092010 20102011 20112012 20122013 20132014 2014 (当社推定値) (当社推定値) 0 0 2006 20062007 20072008 20082009 20092010 20102011 20112012 20122013 20132014 2014 (当社推定値) (当社推定値) Page 26 テスト業務外部委託状況 ファブレス 外注テスト A社 先端SoC B社 先端SoC C社 先端SoC 内部テスト イメージセンサ D社 IDM 先端SoC E社 先端SoC F社 先端SoC イメージセンサ G社 先端SoC 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (当社推定値) Page 27 ターンキーソリューション 当社におけるターンキーソリューションとは、 ウエハテスト、パッケージング、 ファイナルテストを 当社のマネジメントの下、提携する専門業者が担当し、 シームレスにサービスを提供することです。 水平分業化 顧客窓口 サプライチェーン 国内組立パートナー 国内組立企業3社 海外組立パートナー ドロップシップ 顧客︵ウエハを支給︶ 技術力を生かすパッケージ WLP /TSVなど 海外組立企業1社 当社のオーナーシップにより顧客の利便性を更に向上 ・精度の高い生産計画を示す ・トータルでの品質保証が出来る ・売上/利益の拡大が図れる Page 28 製品ポートフォリオに従い成長戦略を策定 高効率テスト技術 ターンキー ソリューション ファブレス、 デザインハウスも有望 受託量の増加による 利益率の改善 SoC 海外大手メモリの日本向け製品対応 イメージセンサ ファブレスのビジネス拡大 ソフト・ハード両面での開発強化 成長率 メモリ 利益率 Page 29 成 長 戦 略 海外顧客・外部顧客の売上比率推移 収益規模 (%) 50 40 テスト能力の増強 25 グローバル化への対応 27 16 16 10 0 ターンキーソリューションの提供 海外顧客比率 外販比率 30 20 技術力の強化 12 09/3期 10/3期 外部顧客開拓による収益拡大 11/3期 50 : 50 現在 3年後 安定収益基盤 (エルピーダのDRAMテスト受託) 時間軸 Page 30 テラプローブの強み 当社と国内外テストハウスの要素別レーダーチャート テスト技術 5 テラプローブ 国内テストハウス 海外テストハウス 4 3 利益/1人 キャパシティ 2 1 当社の強みは 技術 高効率 財務体質 0 資金力 新規分野対応 コスト Page 31 本資料における注意事項等 ●本資料は投資家の皆様に、 株式会社テラプローブ (以下、 弊社) の現状を理解していただくための 参考資料として作成したものです。 ●本 資料に記載された内容は、現時点において一般に認識されている経済・社会等の情勢及び 弊社が合理的と判断した一定の前提に基づいて作成されておりますが、経営環境の変化等の 事由により、 予告なしに変更される可能性があります。 ●投 資に際して、必ず弊社が作成する「平成23年3月期決算短信」及び「検討時点での最新の 開示資料」をご覧いただいた上で、投資家ご自身の判断において行っていただきますよう、 お願いいたします。 【本資料及び当社IRに関するお問い合わせ先】 株式会社テラプローブIR室 TEL(045)476-5711 URL http://www.teraprobe.com