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SAS ODBC ドライバ 設定の手引き

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SAS ODBC ドライバ 設定の手引き
SAS ODBC ドライバ
設定の手引き
はじめに
この文書は「SASシステム バージョン8 Windows版」に添付されている「SAS ODBC ドライバ」のインストー
ル及び設定方法の手順を説明しています。「SASシステム バージョン6」の「SAS ODBC ドライバ」には対応
している情報ではありませんのでご注意ください。
1 SAS ODBC ドライバのインストール
1.1 インストールCDを挿入し、起動するセットアップ画面(セットアップ画面が起動しない場合、「CD-ROMドライ
ブ」直下の「setup.exe」をクリックすることで、画面を起動させることができます)より
「Additional Software」を右クリック → 「SAS ODBC Driverセットアップ」
を選択してインストールを実行してください。
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2 SAS ODBC ドライバの設定
2.1
「コントロールパネル」([スタート]より[設定]→[コントロールパネル])の「管理ツール」→「データソース
(ODBC)」を選択して、「ODBCデータソース アドミニストレータ」画面を開き、SAS ODBCドライバが正しくシス
テムに認識されているかを確認します。
2.2 「ユーザーDSN」タブを選択し、「追加」ボタンをクリックしてください。
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2.3 データソースの新規作成画面が開きますので、「SAS」を選択し、「完了」ボタンをクリックしてください。
2.4 SAS ODBCドライバ設定画面が表示されます。「一般」タブでは以下の項目について設定してください。
①「データソースの名前」: 任意でかつ他のデータソース名として未使用ものを指定してください(必須)
②「説明」:
このデータソースの説明を記述してください(任意項目)
③「サーバー」:
後述する「サーバー」タブで設定したものを選択してください(必須)
その他の情報はデフォルトのままで構いません。
2.5 「サーバー」タブを選択し、サーバーの設定を行います。これはサーバーが「自分のPCにインストールされて
いるSASシステムの場合」と「SAS/SHAREソフトウェアが稼動しているマシンのSASシステムの場合」で若干
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設定方法が異なります。今回設定する方を参照してください。
(1)「自分のPCにインストールされているSASシステム」がサーバーになる場合(ODBCドライバで参照するフ
ァイルが自分のPC内に存在している場合)
「名前」の部分に「8バイト」以内の英数字で任意のサーバー名を設定してください(例えば名前が「local」
だとします)。
「設定」ボタンをクリックすると、下記のウィンドウが開きます。それぞれデフォルト値となっていますので、
SASシステムのインストールされている環境にあわせ修正してください。
「パス」:
「!SASROOT¥nls¥ja¥sas.exe」です(日本語版SASを起動する場合)。
「作業ディレクトリ」: 通常は!SASROOTのディレクトリです。
※ !SASROOTはSASシステムのインストール先フォルダとなります。
「OK」を押してください
(2)「SAS/SHAREソフトウェアが稼動しているマシンのSASシステム」がサーバーになる場合
「名前」の部分に「SAS/SHAREサーバーが稼動しているマシン名.SHAREサーバー名」を設定してくださ
い(例えばマシン名が「sasshr」、SHAREサーバー名が「shr01」だとします)。
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「設定」ボタンをクリックすると、下記のウィンドウが開きます。必要に応じて設定値を設定してください。
「サーバーのアドレス」:
ドメイン名あるいはIPアドレスを指定してください。
「ユーザー名」:
SAS/SHARE稼動マシンへのログオンアカウントを指定してください。
「ユーザーパスワード」:
SAS/SHARE稼動マシンへのパスワードを指定してください。
「接続オプション」:
SPDサーバーへの接続の場合指定します。通常は不要です。
「Userid/Passwordの上書き」:
SAS/SHAREにauthenticationパスワードが設定されており、稼動マシ
ンへのログインユーザーID/パスワードと同一であるため、ODBC接続
時に再度ユーザーID/パスワードを入力しない場合に指定してくださ
い。
「OK」を押してください
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2.6 SAS ODBC ドライバ設定画面に戻りましたら、「追加」ボタンを押し、「サーバーリスト」に2.5で設定したサー
バーが追加されていることを確認してください。
2.7 「ライブラリ」タブをクリックし、ライブラリの設定部分への設定を行ってください。
「名前」:SASデータライブラリ名を指定してください。
「ホストファイル」:SASデータライブラリが割り当てられている物理パス名を指定してください。
「説明」:説明を記述する場合、指定してください。
「エンジン」:SASデータライブラリのエンジン指定が必要な場合、指定してください。
「オプション」:参照のみに設定する場合、「ACCESS=READONLY」を指定してください。
上記で「OK」を押せば設定完了です。
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3 サービスの登録
3.1 Windowsに存在するサービスファイルにSAS ODBS ドライバとして設定したデータソース名を追加します。
サービスファイルは
Windowsディレクトリ¥SYSTEMフォルダ¥drivers¥etc¥services
になります。例えばWindowsNT・Windows2000では以下の通りになります。
C:¥WINNT¥SYSTEM32¥drivers¥etc¥services
3.2 メモ帳などで開いて、以下の要領で1行追加をしてください。
2-5-(1)に該当する場合(自分のPC内のSASシステムがサーバー)
データソース名をサービスファイルに記述してください。下記はデータソース名が「localsas」の場合です。
localsas
5000/tcp
#sas/odbc
※「5000/tcp」は1024以降の任意の空いているポート番号を指定してください。
※「#」以降は説明になります。
2-5-(2)に該当する場合(SAS/SHAREサーバーのSASシステムがサーバー)
SAS/SHAREソフトウェアを起動しているサーバー名をサービスファイルに記述してください。下記はサー
バー名が「shr01」の場合です。
shr01
5001/tcp
#sas/odbc
※「5001/tcp」はSAS/SHAREソフトウェアで起動中のサーバーが使用しているのと同じポート番号
を指定してください。
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SAS ODBC ドライバ 設定の手引き
2003年2月26日
第2版第1刷発行
発行元 SAS Institute Japan株式会社
〒104-0054 東京都中央区勝どき1-13-1 イヌイビル・カチドキ8F
電話 03(3533)3760
本書の内容に関する技術的なお問い合わせは下記までお願い致します。
SASテクニカルサポート
TEL:03 (3533) 3877
FAX:03 (3533) 3781
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