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大規模土砂災害を想定した機材使用訓練・ヘリコプターによる流域調査等

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大規模土砂災害を想定した機材使用訓練・ヘリコプターによる流域調査等
大規模土砂災害を想定した機材使用訓練・ヘリコプターによる流域調査等実施状況
土地勘を養い地域に精通することを通して事務所職員の危機管理能力の向上を図るため、深層崩壊跡地の現地調
査やヘリコプターによる流域調査を実施した。調査の際は通信や計測など緊急調査に向けた訓練を合わせて実施した。
■深層崩壊調査(横手谷川・にがこべ谷川)
横手谷川
にがこべ谷川
にがこべ谷川
■ヘリコプターによる流域調査
飛行前ブリーフィング
レーザー計測訓練
(ホバーリング中)
過去に大規模崩壊の発生した渓流の確認と周辺地形の特徴の把
握を行うとともに、現地までの到達方法の確認などの調査を実施した。
(2011/09/14、11/08)
■崩壊地内における機材使用訓練(朴木地区)
映像伝送装置による配信映像
レーザー計測訓練
L=22m
衛星携帯電話の通話訓練
レーザー計測訓練
(崩壊地の高さを計測)
大規模崩壊地内において緊急調査で使用することが想定される通
信機材(無線、衛星携帯電話)や計測機材(レーザー計測機器、双
眼鏡、望遠鏡)を実際に使用し、各種機器のスペック等を確認した。
(2011/12/09)
計測箇所
ポケットPC
によるダム高の計算
ポケットPCによるダム高の計算
計測対象(樅木堰堤)
※直轄による緊急調査はダム高20mから
緊急調査におけるヘリ調査では、発生現場と現地地形の判定が困
難である可能性が高いため、平常時において流域の地形認識を高
めるために実施した。調査では、流域地形認識調査、深層崩壊想定
箇所調査、堰堤を天然ダムと見立てたレーザー計測訓練、映像配信
訓練、地上班との無線交信訓練を実施した。(2012/01/06)
大規模土砂災害を想定した重機遠隔操作訓練・救急救命講習等実施状況
紀伊半島豪雨災害のような大規模土砂災害に対する危機管理の一環として、無人化機械の操作訓練を始め、TECFORCEとして紀伊半島に実際に派遣された職員による報告会を開催した。また、急峻な地形から崖下への転落や滑落
など危険を伴う砂防現場を有する職員の危機管理能力の向上に向けた救急救命講習会等を開催した。
■遠隔操作(ロボQ)訓練(九技)
■救急救命講習会・訓練
ロボQ
ロボQ設置訓練
操作訓練
救急救命講習
救急救命訓練
危険を伴う箇所での作業に有効な無人化施工(重機の遠隔操縦)
について、災害協定を締結した業者のオペレータを対象として実施。
組立、取付け、取付後の調整、操作機能確認、解体などの訓練を
行った。(2011/12/09)
砂防現場で大出血や呼吸停止を伴う事故があった場合に医療機
関に到達するまで時間を要することに対する職員相互の安全確保
のための訓練として、基本的な止血方法、人工呼吸方法、心臓マッ
サージの方法を訓練するとともに、砂防現場特有のスズメバチ、毒
へびなどへの対応も学んだ。(2011/12/06)
■TEC-FORCE災害派遣報告会の開催
■ロープワーク講習会・訓練
派遣時の様子
(九州中国関東県打合せ)
派遣時の様子
(現地調査)
台風12号に伴う紀伊半島豪雨災害においてTEC-FORCEとして
派遣された職員の活動報告を実施した。(2011/09/27)
ロープワーク講習
ロープワーク訓練
崖下転落などの際に起こりやすい怪我の種類とその対応、またロー
プを使った怪我人の救出方法について講習を実施。「巻き結び」など
簡単な結策方法の訓練を実施した。人吉下球磨消防組合の中央消
防署の協力を得て実施した。(2011/12/06)
大規模土砂災害を想定した現場監視訓練実施状況
豪雨や地震等で深層崩壊による大規模土砂災害が発生した場合に、24時間体制で状況の推移を把握する必要が
あるため、災害対策用機材を活用した現場監視・情報伝達訓練を行った。
◆日時・場所 平成24年2月23日(木)(日中)13:30~14:30(夜間)17:30~19:00
於:五木村頭地地区
◆訓練内容 携帯電話回線が途絶した災害現場を想定し、防災用無線機(超短波無線)による指揮で災害対策車両
3台・Ku-SAT等による監視体制を構築し、実際に映像を撮影し、衛星回線で伝達する訓練を行った。
③夜間の監視体制の構築
①災害対策車両を活用した監視体制の構築
HIDライト+車載サーチライト
配信
照明車の設営・照射・映像確認
接続
情報収集車による映像撮影
衛星通信車による映像送信
現場の映像を情報収集車のカメラで撮影し、衛星通信車で
伝達する訓練を行った。
約30km離れた
事務所で映像受信
②コンパクトな機材を用いた監視体制の構築
車載・手持ちのサーチライトを組合わせ夜間の映像を撮影
し、照明車の強力な照明で遠距離の現場映像を撮影した。
④防災用無線機(超短波無線)の活用
配信
接続
無線機の活用
ビデオカメラによる映像撮影
一元的な指揮
Ku-SATによる映像送信
小型の車両及び人力で搬送できるKu-SATとビデオカメラを組み合
わせた映像撮影・伝達体制を構築した。
携帯電話途絶時にも使用可能で、同報性の高い防災用
無線機(超短波無線)で、6台の車両・25名の参加者の情
報共有を図りながら訓練を実施した。
大規模土砂災害を想定した防災ヘリ・衛星通信車による調査・通信訓練実施状況
豪雨や地震等で大規模土砂災害が発生した場合、「緊急調査」として速やかに広域的な状況把握を行う体制を確保
するため、県をまたいだ広域的なエリアで、本局、事務所間及び地元自治体との連携による調査・通信訓練を行った。
◆日時・場所 平成24年3月14日(水) 球磨川周辺エリア 及び 肥薩山系(鹿児島県出水市~熊本県水俣市)
◆訓練内容 ヘリコプターによる調査訓練(川辺川)及び衛星通信車(出水市役所へ派遣)による通信訓練(鹿国)
①山岳部の地形状況調査
③衛星回線を通じた地元自治体との通信訓練
特徴的な山のピーク・尾根、高圧線、集落等をあら
かじめ整理しておくことで、初めて飛行するエリア
でも、上空からの位置特定を速やかに行うことが
可能。(ヘリ搭載GPSのみでは山岳部での詳細な
位置特定は困難)
市房山山頂
衛星回線を通じた情報共有
ライブ映像
高圧線
副市長による撮影指示
崩壊地(山腹工)
ヘリ搭載GPS
搭乗者の機内持込マップ
上空から山岳部の地形状況(山のピーク、尾根など地形の
特徴、道路や高圧線など人工物の配置との関係)の状況
確認を行うとともに、山腹や渓流の崩壊状況調査を行った。
〔川辺川ダム砂防〕
地元自治体と連携した迅速な初動対応を支援するため出
水市役所に衛星通信車を派遣し、「はるかぜ号」から伝送
される映像の確認や交信訓練を行った。〔鹿児島国道〕
※出水市:「大規模な災害時の応援に関する協定書(H23.10締結)」
はるかぜ号
④防災用無線機の活用
②上空からのレーザー計測(緯度・経度・標高)訓練
山手中継局
ヘリサイン
出水市針原地区
出水市針原地区
測定箇所
(ブルーシート)
レーザー計測器
GPS装置
測定箇所
災害時に崩壊地下流の危険エリアを速やかに特定し自治体等に伝達するため、
レーザー計測器で空中から位置を測定する訓練を行った。
(球磨川:山手中継局、肥薩山系:出水市針原地区)〔川辺川ダム砂防〕
地上班との連携
ヘリ搭載VHF無線で地上班と交信を行っ
た。(ヘリサインで地上位置を表示)〔川辺
川ダム砂防〕
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