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市民のための除染マニュアル
要約版 市民のための除染マニュアル こ の パ ン フ レ ッ ト は 、市 民 の 皆 様 が 自 宅 内 の 気 に な る 箇 所 を 除 染 で き る よ う に 除 染 方法や注意点をまとめたものです。直接除染活動を行う際に参考にしてください。 目 1.自宅の空間放射線量の把握 2.除染をするための準備 3.除染の方法 4.除染により生じた土壌等の処理 5.除染作業終了時の措置 次 1 . 自 宅 の空 間 放 射 線 量 の把 握 測定箇所 庭等の屋外で、比較的 多くの時間を過ごすこ とが想定される場所や 雨水、排水が集まる場 所を測定します。 草むら・芝 雨どい 木の根元 水たまり ①測 定 器 の用 意 空 間 放 射 線 量 が 測 定 可 能 な 放 射 線 量 測 定器を用意の上、取扱説明書をよく読 みます。 ※市放射能対策室では放射線測定器の貸出しを行ってい ますのでご活用下さい。 ②汚 染 の防 止 放射線量測定器本体をビニール袋等に 入れ直接土砂等に触れないようにします。 ①測 定 時 の高 さ 原則地表から1メートルとします。 (あらかじめ棒等に目印をつけ、それを目安に 測定すると便利です。) ②記 録 を取 る 測定した位置と放射線量がわかるよう記録を 取ります。 ※地表から高さ1メートルの測定で1マイクロシーベルト以上出た 場合は、市放射能対策室にご相談下さい。 2.除 染 をするための準 備 除 染 作 業 時 の服 装 マ ス ク ( サ ー ジ カ ル マ ス ク 、 防 塵 マ ス ク 等 )、 ゴ ム 手 袋 、 ゴ ム 長 靴 、 長 袖 な ど を 着 用 し てください。 除 染 作 業 で使 用 する用 具 の準 備 シャベル、トング、草刈り鎌、ホウキ、ちりとり、ぞうきん、ビニール袋、ブラシ等 除 染 作 業 を行 うに当 たっての留 意 点 作 業 中 に 受 け る 線 量 は 、「 線 量 率 × 作 業 時 間 」 で 決 ま り ま す の で 、 な る べ く 作 業 を 効 率 化し、短時間で終えるようにしましょう。 3.除 染 の方 法 家 屋 の 庭 等 で は 、放 射 性 物 質 は 落 ち 葉 や 庭 木 等 に 付 着 し て い ま す の で 、こ れ ら を 取 り 除 く 等 に よ り 、放 射 線 量 の 低 減 が 期 待 で き ま す 。※ 集 合 住 宅 に つ い て は 、共 有 ス ペ ー ス も あ る た め、居住者や所有者、管理組合等と相談して実施してください。 また、除染後に放射線量測定を行い、除染の効果を確認します。 庭 等 の清 掃 (落 ち葉 の除 去 、除 草 、樹 木 の剪 定 ) 落ち葉の除去、除草、樹木の剪 定を行うことによって、付着した 放射性物質を除去して、放射線量 を低減することができます。 集 水 ・排 水 設 備 (雨 樋 ・雨 水 桝 ・排 水 口 ) 雨樋や雨水桝等の集水・排水設 備には、雨で屋根等から流れ落ち た放射性物質が付着した落ち葉や 土が溜まっています。たまった落 ち葉等を除去することで、周囲の 放射線量を低減させることができ ます。雨樋についてはたまってい る落ち葉や土を、シャベル等を使 って手作業ですくい取ります。 コンクリートやアスファルトの除 染 (駐 車 場 や家 の敷 地 内 ) 事前に表面のゴミ等(落ち葉、 苔、草、泥、土等)を手作業によ り除去した後、アスファルトの継 ぎ目やひび割れの部分をデッキブ ラシやブラシでブラッシングしま す。 4.除 染 により生 じた土 壌 等 の処 理 方法 可 燃 物 の処 理 除染作業で生じた落ち葉、枯れ草、雑草等の可燃物は紙ごみなどの通常の可燃ごみと 区 別 し 、 付 着 し た 土 等 を 取 り 除 い た 後 、「 有 害 ・ 危 険 ご み 」 の 日 ( 月 2 回 ) に ご み 集 積 所 へ出してください。※ごみの収集日は今後変わる可能性があります。 除 去 土 壌 の処 理 除去した土壌については、自宅内に埋 設するか、自宅内の人があまり通らない ところに保管します。 保管した土壌は、自宅のどこに保管し たかを把握しておきます。 <覆 土 に よ る 遮 蔽 効 果 > 覆土厚 低減率 5cm 51%減 10cm 74%減 15cm 86%減 30cm 98%減 5.除 染 作 業 終 了 時 の措 置 ・手洗い、うがいを行い、また、シャワーやお風呂で、 汚れを落とします。 ・作業に使用した衣服は、洗濯して再使用が可能です。 問い合わせ先 流山市役所 環境部 環境政策課 放射能対策室 TEL: 04-7168-1005 参考資料:環境省、福島県、福島市、原子力災害対策本部資料より抜粋、引用