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地 域 再 生 計 画
地 域 地域再生計画の名称 Do It Оurselves 再 生 計 画 1 「リノベのいばらき」プロジェクト 2 地域再生計画の作成主体の名称 茨木市 3 地域再生計画の区域 茨木市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 現況と課題 茨木市では、昭和 35 年頃から昭和 55 年までの期間で大きく人口が増加し、 昭和 60 年以降も微増傾向で推移してきたが、今後は減少に転じ、人口は 28 万人から平成 52 年には 25 万 6 千人、平成 72 年には 22 万人まで落ち込むこと が予測されている。また、比較的低い高齢化率は、典型的なスター型の人口構 造を示す本市において、団塊、団塊ジュニア世代の高齢化により一気に増加し、 平成 57 年には 35.8%、9 万人近くまで上昇することが見込まれており、生産 年齢人口の減少とあわせ、社会活力の低下、財政面への影響、役割を終えた公 共施設や空き家の増加、過疎化・高齢化が一段と進む山間部地域における農 地・里山の維持等、さまざまな課題が予測されている。 また、「茨木市定住と交流に関する市民意向調査」によれば、20 歳代、30 歳代における活動人口(地域活動・社会活動への参加)割合は、それ以外の世 代と比較して 15%以上低い結果となっており、これら若い世代の活動人口を 増やすことが重要である。 4-2 計画の目標 これまで人口増加を続けてきた茨木市においても、数年後には人口減少、急 速な高齢化の進展という急激な社会環境の変化が予測されている。人口減少社 会においても、本市が持続可能な確かな未来を実現するためには、定住人口、 交流人口の増加を図るだけでなく、市民が社会活動や経済活動、生産活動など、 まちづくりにおけるさまざまな場面で活躍、活動する「活動人口」を増やすこ とが重要である。そこで、「リノベーション(DIY)工房」を拠点に、「リノベ のいばらき」プロジェクトの推進により、 「Do It Ourselves(自分たちで行 1 う)」な市民を増やす「ひとづくり」を進め、そんな DIO な市民による空き家 改修や生産活動といった「ものづくり」を通じて、持続可能な「まちづくり」 を進める、「ひとづくり ものづくり まちづくり」による「活動人口」の増 加をめざす。 【数値目標】 当初 H28 H29 H30 H31 H32 ― ― 41.0 ― ① 活動人口(地域での社会活 動・地域活動への参加)割 合 % 39.6 ― ② 工房利用等を通じて地 域・社会・経済・生産活動 などをしてみたいと考え た人の割合 % ― ― ③ 空き物件の改修件数 件 0 0 5 50 50 50 0 1 2 ― 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 廃園となった旧豊川幼稚園をリノベーション(DIY)工房として、市民と一 緒に改修を行い、DIY 体験講座や工房スペースなど、Do It Ourselves「リノ ベのいばらき」プロジェクトの拠点施設として運用する。 当該施設においては、恒常的な事業展開のほか、100 均 DIY 講座や家具組立 講座など、イベント的展開を通じ、交流人口の増加を図るとともに、工房を拠 点として、空き家改修ワークショップを実施するなど、市内各地で参加型の事 業展開を行うことで、茨木市における活動人口の増加につなげていく。 また、都市部と山間部が近接している本市の特性をいかし、里山保全活動 で生まれる間伐材の利活用のほか、地元マルシェなど、過疎化、高齢化の進む 北部地域における課題解決の一助とする。 5-2 第5章の特別の措置を適用して行う事業 地方創生推進交付金(内閣府)【A3007】 1 実施主体 茨木市 2 2 事業の名称:Do It Ourselves「リノベのいばらき」プロジェクト 3 事業の内容 ① Do It Ourselves「リノベのいばらき」の展開に向けた各種施策のマ ーケット調査を行う。 ② 廃園となった旧豊川幼稚園に対し、基礎的な改修整備を実施のうえ、 市民や学生との連携による DIY 活動により、「リノベーション(DIY) 工房」としての整備を行い、プロジェクトにおける拠点施設として活 用する。 ③ 本市北部地域の素材(食、地産地消、歴史文化等)の掘り起こしと、 DIY のスキルやレベルに応じた体験プログラムを組み合わせたツアー の造成、販売を行い、交流人口の拡大に向けた取り組みを行う。 ④ 当該施設において、DIY アドバイザー関西などの協力のもと常駐スタ ッフを配置し、初心者向けの DIY 体験教室の開催や、工房スペース・ 工具の貸し出しなどの恒常的展開のほか、100 均 DIY 講座や IKEA 等組 立家具の活用術などイベント的展開を行い、市域内の交流促進を目指 す。 ⑤ 空き家や市営住宅の空き部屋リノベーションワークショップを開催 し、DIY を切り口とした市民によるまちづくりを進める。 ⑥ 「リノベーション(DIY)工房」において、里山保全活動で生まれる 間伐材の利活用や地元マルシェなど、過疎化する山間部の課題解決に 取り組むとともに、都市部と山間部の中間という立地をいかし、それ ぞれの住民の交流を図る。 ⑦ 民間事業者等により「リノベーション(DIY)工房)」の運営等を自走 できる仕組みづくりを行う。 4 事業が先導的であると認められる理由 【自立性】 ホームセンターなどからのふるさと寄付金やクラウドファウンディ ングによる出資などに加え、DIY イベントの開催や定期講座の開催によ り、施設運営による収益を確保する。また、リノベーションや DIY など へ関心が高い層にマッチする DIY カフェや地元産農産物など小規模マ ルシェを敷地内で開催し、収益源とする。 【官民協働】 3 ・官民が連携することにより、より効果的な発信を行い、ブランド力の 向上につなげる。 ・リノベーション工房の運営にあたっては、民間の経営感覚のもと収益 を生み出す取り組みを進め、行政は遊休施設の提供や地元調整などを担 う。 【政策間連携】 リノベーションを切り口に事業展開を図ることで、生産活動、社会活 動などに参加する活動人口を増やしつつ、本市山間部地域の地産マルシ ェや里山における間伐材の活用に加え、廃止した公共施設の利活用など、 複数の政策的課題の解決を図るなど、それぞれに相乗効果をもたらす。 【その他の先導性】 特になし 5 重要業績評価指標(KPI)及び目標年月 当初 H28 H29 H30 H31 H32 ― ― 41.0 ― ④ 活動人口(地域での社会活 動・地域活動への参加)割 合 % 39.6 ― ⑤ 工房利用等を通じて地 域・社会・経済・生産活動 などをしてみたいと考え た人の割合 % ― ― ⑥ 空き物件の改修件数 件 0 0 50 50 50 0 1 2 ― 6 評価の方法、時期及び体制 毎年度、KPI の達成状況を企画財政部政策企画課で取りまとめ達成状況の 把握を行う。また、総合戦略策定にあたりヒアリングを行った外部有識者に 対し、KPI の達成状況や事業の実施状況等について個別にヒアリングを行い、 評価、検証を行い、必要に応じて茨木市総合戦略や今後の事業展開に反映さ せる。検証結果は、茨木市ホームページにて公開する。 7 交付対象事業に要する費用 ① 法第 5 条第4項第1号イに関する事業【A3007】 4 ・総事業費 43,440 千円 8 事業実施期間 地域再生計画認定の日から、平成 31 年 3 月 31 日(3 カ年度) 9 その他必要な事項 特になし 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 (1) 事業名:茨木市里山センター管理運営事業 (事業概要) 市民参加による自主的な里山里地の保全活動を推進 し、身近な自然環境をいかした地域農林業の振興に 寄与するための活動拠点として管理運営する。 (事業主体) 茨木市 (事業期間) 平成 28 年度~ 6 計画期間 地域再生計画認定の日から平成 32 年3月 31 日 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法 毎年度、KPI の達成状況を企画財政部政策企画課で取りまとめ、総合 戦略策定にあたりヒアリングを行った外部有識者に対し、意見聴取を 行い、評価、検証を行う。 7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容 当初 ⑦ 活動人口(地域での社会活 動・地域活動への参加)割 合 % 39.6 5 H28 H29 H30 H31 H32 ― ― ― 41.0 ― ⑧ 工房利用等を通じて地 域・社会・経済・生産活動 などをしてみたいと考え た人の割合 % ⑨ 空き物件の改修件数 件 7-3 ― ― 0 0 目標の達成状況に係る評価の公表の方法 茨木市ホームページにおいて公表する。 6 50 50 50 0 1 2 ―