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3学期の取り組みについて <なわとびの鉄人を目指して>
大津市立唐崎小学校 体力向上委員会 平成25年度 3学期 ○3学期の取り組みについて <なわとびの鉄人を目指して> 3学期の唐崎小学校の体力向上策である「なわとび」の取り組みについて報告します。 毎年3学期に各学年で行われるなわとび大会に向けて、12月から冬休み中も練習してきました。 なわとびの良いところは、手軽にできて、確実に進歩し、回数の増加や技の習得を自らが確認で きるところです。また、運動量が豊富なため体力や敏捷性を高め、リズム感も養うことができます。 手足を一緒に動かしたり、または、足と手を違う動きで動かしたりという巧みな動きも身につける ことができます。以上のことからも体力向上に最適な運動だと言えますね。 具体的な取り組み 長休み・昼休み ・3学期の長休みと昼休みの体育館の使用をなわとび専用にする。 ・各学年週2回程度 ・運動場でなわとびをすると跳びづらく、コンクリートのような固い部分が跳びやすい。 しかし、そのような場所が少ないため体育館を使えるようにして練習場所を確保した。 ・中庭にはジャンピングボードを3台常設した。 今年度は、体育委員会の取り組みとして昼休みに縄跳び教室を開きました。体育委員に見てもら って技が成功するとシールを貼ってもらうことができ、低学年は大喜びで参加していました。中庭 のジャンピングボードは普段より高く跳ねることができるため、2重跳びや3重跳びなど、難しい 技に挑戦するときの助けになったようです。 全校統一なわとびカード ・記録の伸びを確認し、自分の記録への挑戦であることを意識させる。 ・得意な技だけではなく、いろいろな技をクリアしないと次のカード に進めないため、いろいろな動きを経験できる。 ・低学年が難しい技ができる高学年に憧れを持ち意欲が高まる。 ・高学年が低学年に技を教えてあげることができる。 ・だれにでも検定してもらえる。 ・来年はカードの続きからスタートすることができる。 3年前からスタートしたなわとびカードですが、少しずつ児童の中に浸透してきています。「去 年よりもカードが進んだ」というように自分の記録の伸びを感じている児童もいます。練習して積 み上げていく楽しさ、喜びをこのカードで感じてほしいと思います。 そして、さらに意欲を持って取り組めるように昨年度から 「名人」のカードをクリアしたら賞状!! というよびかけをしました。 今年度は前年度に比べ、さらに上のレベルを目指す児童が増えてきました。 ちなみに各学年の「名人」達成者数は 28人 (2年:4人 3年:7人 4年:4人 5年:6人 6年:7人) さらに上のレベルの「達人」達成者数は3年:3人 4年:4人 5年:6人 6年:7人 「大名人」達成者数は3年:2人 4年2人 6年:1人 そして、今年度は最高レベルの「鉄人」達成者が 4年:1人 6年:1人 出ました! 今年度は、中学年から賞状をもらえる児童が多かったです。兄弟や上学年から刺激を受け、目標 を持って取り組んでいるようでした。 縄跳びの鉄人にインタビューをしてみました 今年度、初めて縄跳びカードの「鉄人」をクリアした6年1組の朝倉大静さんにインタビューを しました。 Q1.賞状がもらえる「名人」をクリアしたのは、いつですか? 朝倉さん:たしか4年生の時だったと思います。 Q2.早いですね!では、鉄人をクリアするために、いつ練習をしたのですか。 朝倉さん:全ての休み時間と、家に帰ってからも練習をしました。めっちゃ頑張りました。 Q3.練習すればするほど、やはり上手になれるのですね。鉄人をクリアするに当たって、一番難 しかった技は何ですか? 朝倉さん:やっぱり三重跳びが難しかったです。なかなかできるようになりませんでした。 Q4.朝倉さんも、始めから何でもできたわけではないのですね。朝倉さんのように、縄跳びが上 手になるためのコツは何かありますか? 朝倉さん:脇を開けすぎないことと、つま先で跳ぶことがポイントです。 Q5.そうなんですね!それでは、最後に、縄跳びを頑張って練習しているみんなへ一言お願いし ます。 朝倉さん:僕も最初から何でも跳べたわけではありません。諦めずに、最後まで頑張りましょう! 朝倉さん、ありがとうございました。 唐崎小学校のなわとび大会の記録は4年生以上で歴代記録として残されています。今年は 4年生で5種目 5年生で1種目 6年生で4種目 その結果 唐小記録で2種目 の新記録がでました。 何年も前から続いている歴史に自分の名前が刻まれるようにがんばっている児童もいます。 ○縄跳びの授業ってどんなことをしているの?○ 唐崎小学校では、年間指導計画の中に縄跳びの授業が組みこまれています。各学年、授業の中で も様々な取り組みをしていますので、少し紹介したいと思います。 ・縄跳び体操 二回折った縄跳びを使ってストレッチをしていきます。縄跳びをまたいで肩を大きく回したり、 体を倒して必要な場所を伸ばしたりします。 ・片手回旋 低学年の児童がトントンとリズムよく跳んだり、中・高学年の児童が2重跳びや3重跳びなどの 大技に挑戦したりするときには、縄を速く回す力が必要になります。そこで、ひっかからずに速く 回すことができるように、縄跳びを片手に持って練習します。 ・リズム縄跳び 縄跳びを床に置いて、教師が吹く笛の合図に合わせて縄を跳び越します。ゆっくりのリズムから だんだん速くすることで「速く跳ぶ」感覚も身につけます。 ・30秒持久跳び 30秒以内に前とびを何回跳べるか数えます。目安ですが、70回以上跳べると2重跳びが5回 程度できる速さ、80回以上で2重跳びが10回以上できる速さ、100回以上跳べると3重跳び が跳べる速さで縄跳びが回せていると言われています。 ・リズムジャンプ 2重跳びはできるととても達成感のある跳び方です。ただ、1回跳んでいる間に縄を2回回すと いう1跳躍2回旋の難しい動きをしなければいけません。そこで、そのリズムをつかむために、1 回跳んでいる間に手を2回たたくリズムジャンプを取り入れています。リズムが掴めてくると今度 はももを2回たたくようにし、エビ跳びにならないイメージを持たせています。 各学年、児童の実態に合わせて、以上のような取り組みを取り入れたり違う活動をしたりしてい ます。子供達を見ていると、「跳べるようになりたい」という気持ちで一生懸命授業に参加する姿 が見られます。 「できる」を積み重ねて「楽しさ」を感じ、 「夢中になって」力を伸ばしていってほ しいと思います。