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2016.09.13 西落合中学校PTA
2016.09.13 西落合中学校PTA 第4号 ☆会長あいさつ☆ この夏、オリンピックの熱い戦いが終わりました。 新聞記事( 『共に戦った 9 人目』小谷実可子著)にあった、シンクロのある選手の話が印象的だったので 紹介したいと思います。 ≪要約≫ 『今回のシンクロ団体の日本代表は 9 人で構成され、1 人だけ試合で泳ぐことができなかった控え選手 がいます。日本代表は 8 人で『固定』する方針を採っていたようです。そのため、控え選手の彼女は、 試合に出られる可能性が少ない中で苦しい練習に耐えてきました。やる気が起きない時期があったかも しれません。でも、彼女は頑張りました。ある時、井村先生に怒られるシーンを見たことがあります。 彼女も他のメンバーと同じように戦っていたのです。その結果、日本代表は銅メダルを獲得しました。 メダル授与式は、控え選手だった彼女も壇上にあがり、他の選手と同じようにメダルをかけてもらいま した。 印象的だったのは、端から 2 番目に立って正選手たちと混じりあっていたことです。彼女の流した涙 は、感動だったのか悔しさからだったのかわからないけれど、この思いがきっと彼女を成長させること でしょう。 』 チームスポーツにかかわらず目標を達成するためには、さまざまな役割があります。それぞれが自分 の役割を理解し、全員が同じ目標に向かうことが大切なんだとあらためて感じました。日本選手の活躍 と、隠れたエピソードに涙したこの夏でした。 ☆校長先生のお話☆ 2 学期が始まりました。大きな事件、事故もなく、充実した夏休みを過ごせたようです。保護者の皆 さまはじめ、多くの方々に見守っていただいたお陰と感謝しております。今年は、8 月後半の授業日に 課題実力テストを行いましたので、初日から体育会練習が始まっています。例年通り、組体操・マスゲ ームを行います。昨年度以降、組体操の規制が厳しくなり、従来と同じ演技はできませんが、生徒達は よりよい演技をしようと、練習から相当な気合を入れて臨んでいます。家では疲れた表情を見せること と思います。温かいご支援と共に、体調含め、様子も見ていただけたらと思います。どうぞよろしくお 願いいたします。 ☆各学年の様子(教頭先生より)☆ 校長の独り言、裏面 に掲載しています。 1年生 夏休み中は大きな事故やトラブルもなく、無事に2学期を迎えることができました。ありがとうござい ました。体育会の組体操やマスゲームの練習に懸命に取り組む毎日が続いています。先輩たちと練習をと もにすることで、西落合中学校の伝統や心意気といったものをしっかり受け継いでほしいと思います。ご 家庭でも体調管理をはじめとしたサポートをよろしくお願いいたします。 2年生 夏休みは大きな事件、事故等もありませんでした。2学期も男子43人、女子56人の99名と学年職員7名 で全力で取り組んでいきます。 2学期は「やればできる子」 「やるときにはやる子」から「いつもやる子」への変革に取り組みます。 まずは、体育会。3年生を支え、1年生を引っ張る立場で練習から、やっていきます。本番をご期待ください。 3年生 中学生活最後の体育会に向けて、マスゲーム、組体操ともに技術だけでなく、気持ちも確実に上がってきて います。最高学年としてのプライドそして責任を果たしてくれるものと確信しています。学年演技では今年も騎 馬戦を行いますが、今年は実行委員を中心に小道具を準備し、騎馬戦の雰囲気を盛り上げる予定です。応援よろ しくお願いします。 専門部からの報告 愛護部… 8 月 27 日(土)須磨パティオ周辺のすこやかタウン合同補導に参加しました。 10 月 4 日(火)8 時〜8 時 15 分。 「神戸っ子応援団」朝のあいさつ運動を行います。 おちあいプラザ北側、ゴリラ公園、北公園南側信号付近、滝が谷公園東口にて活動します。 保護者の皆様のご参加をお願いします。 文化部… 7 月のカーテンクリーニングにご協力いただきありがとうございました。 体育会では受付横にて制服等リユースの受付BOXを設置しております。また、冬服移行期間 ~冬服完全更衣1週間後まで、リユース受付BOXを玄関に設置する予定です。あわせてご協 力の程よろしくお願いします。 全学年… 2 学期の花一輪運動の集計が終了しました。 学校公開デー受付の集計が終了しました。 その他の報告 ☆神の谷夏祭り(8/6) ジュース販売(お菓子釣り付)を行い、大盛況のうちに終了しました。 今年は中学生ボランティア7名が参加しました。警報発令の為、準備のみの参加となりましたが 頑張ってくれました。 ☆リーダー研修 (8/23) 学級委員と生徒会執行部が参加し、クラス毎の話し合い及びクリーン作戦に取り組みました。 PTAからアイスを差し入れしました。 体育会 PTA 競技参加のお願い ・今年はかりもの競争をします。 ・各学年 7 名の保護者の方の参加をお願いします。 ・参加希望の方は、受付に声をおかけください。参加シールをお渡しします。 ・受付は、競技開始まで行いますが、人数が集まり次第締め切ります。 *参加賞を用意しています。奮ってご参加ください。 ☆簡単なルール☆ ○各学年 7 人で行います。 ○縄跳びで移動、カードをめくり指定の人と共に背中合わせでボール運びをします。 ☆早くゴールしたチームが勝ちです。 体育会当日 ご協力のお願い ☆「ひとり一役運動」でパイプいす片づけに応募された方… 閉会式終了後、体育館入り口前に集合し てください。 *ぞうきんはこちらでご用意いたします。 ☆観覧される保護者のみなさま… 使用されたパイプいすは体育会終了後、 各自で体育館前まで運んで くださいますよう、ご協力よろしくお願いいたします。 次回運営委員会 10 月 7 日(金)10:00~ 校長の独り言《おかん編》24 環 境 猛暑と並んで、睡眠不足の元凶となったリオ・オリンピックが終わりました。 生活リズムがすっかり崩れてしまい、今、それを取り戻すのに苦労しています。 生徒たちの気持ちがよくわかる今日この頃です。なにしろ、私にとって一番関 心の高い水泳競技がオリンピックのスタート直後に大活躍したものですから、 見ないわけにはいきません。次に体操、柔道と、期待通り、いや、それ以上の結果を出していったので、さ らに夜を徹してテレビを見続けることになってしまいました。今月 7 日からは、パラリンピックも始まり、 これまた日本選手の活躍が期待されているのでとても楽しみです。 さて、選手たちのプレーや技術もさることながら、私が特に注目したのは、選手を育てる環境についてで す。東京開催を 4 年後に控え、スポーツ庁を立ち上げ、選手村近くには、日本選手専用の施設を作って、 練習、休息や食事などの栄養補助などソフト、ハードの両面から手厚くサポートし、選手がベストコンディ ションで試合に臨めるように援助していました。しかし、今回はそのような国を挙げての強化、お金をかけ た施設の充実といったことよりも、 選手の生まれ育った環境の共通点に感心したのです。 保護者の皆さんも、 その点には同様の感想を抱いたのではないでしょうか。 卓球の愛ちゃん(福原選手)は小さいころからテレビでお馴染みでしたが、石川選手、伊藤選手も似たよ うな環境で育っています。体操の男子団体のメンバーはほとんどの選手が両親も元体操選手だとか、体操教 室を開催しているといった人たちでした。レスリングの吉田選手、柔道の羽賀選手はお父さんが最初の師匠 だそうです。水泳の萩野選手は幼稚園の頃から高校を卒業するまで、毎日お母さんが運転する車で往復 2 時間かけてスイミングスクールに通っていたそうです。そういった、お父さん、お母さんのサポートがあっ て、基盤が出来上がったことが、第一段階です。 第二段階は、そのサポートから次への引継ぎがうまくいったかどうかです。つまり、大学やクラブチーム でのコーチやライバルとの出会いです。中には外国へ留学して、より厳しい環境を求めて自分を鍛えた選手 も大勢います。そして、肉体的にも精神的にもタフな選手が世界で戦えるのです。どんな場でも自分のベス トパフォーマンスを発揮することができたのは、その成果だと思います。 この第二段階で大切なことは、主体はあくまでも選手自身であるということです。両親でもコーチでもあ りません。自ら求めて自ら考えて行動する力が選手に身についているかどうかです。 ・・・てなことを、わが子には環境を準備してやれなかったおかんが、人のことには批評家のように偉そ うに呟きながらテレビ観戦していました。あるジャーナリストはこう言っています。 「父母が直接サポート したジュニアの時代から、うまく次の世代での環境作りに成功した選手がメダルに到達している。 」 学校も同じでしょう。 「保護者、地域が育てた子供達を学校という新たな環境で守り、育て、社会で耐え うる心と体を作る。 」これが私達大人の使命だと強く感じています。