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資料編1 各情報化関連施策の内容 - 37 - - 38 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●福岡市口座振替依頼書のダウンロードサービス(口座振替の推進) ○福岡市口座振替依頼書(統一様式)とは何か? 市税・水道料金・保険料等市民の皆様から福岡市にお支払いいただいている支払がいろいろと ありますが、それらを口座振替での支払を希望される場合は、それぞれ別々に申込書を書く必要 がありました。 そこで、一枚の用紙で、複数の支払の口座振替が申込できる様式を新たに作りました。 また、近年のインターネットの普及にも着目し、福岡市ホームページから口座振替依頼書様式 ファイルをダウンロードして、用紙を印刷することを可能としました。 ○福岡市口座振替依頼書のダウンロードについて ダウンロードした様式は、所定の手順で折った後、のり貼りすることにより、料金後納扱いの 封書として、切手を貼らずにそのままポストに投函できます。 ○申し込みできる支払(事業) 市県民税(普通徴収)、固定資産税・都市計画税、固定資産税(償却資産)、軽自動車税、 水道料金等、国民健康保険料、介護保険料、後期高齢者医療保険料、市営住宅使用料、 下水道使用料、下水道受益者負担金、水洗便所改造資金貸付金償還金、再生水料金、保育料、 留守家庭子ども会利用負担金、母子寡婦福祉資金貸付金償還金、養護老人ホーム負担金 ○課題 より多くの市民の皆様に利用していただけるように、PRに力を入れる必要があると考えてい ます。 ○スケジュール 平成18年度 平成19年度 平成20年度 様式の作成 ダウンロード様式の利用開始 福岡市口座振替依頼書の様式利用開始 ○成果指標など 統一様式申込件数 平成22年度 実績1,259件 ○ダウンロード様式のページ 福岡市HP→【生活情報】→届出・証明・税金(住民票・戸籍・印鑑証明など) →福岡市口座振替納付依頼書(統一様式)のダウンロードサービス http://www.city.fukuoka.lg.jp/kaikei/kaikei/shisei/kouzafurikaetouituiraisyo.html ○実施主体 会計室 ※1:成果指標など 本白書において、事業の進捗状況を定量的に把握するなどの目的で設定・記載しているものです。 - 39 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 - 40 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●行政手続オンライン化の促進 ○事業の概要 福岡市では、区役所などの窓口サービスの充実とともに市民の利便性向上のために、インター ネットを利用していつでも市への申請・届出などができるように手続のオンライン化を進めてい ます。行政手続オンライン化の利点は、窓口に行くことなく自宅などで「いつでも、どこからで も申し込みができる」ことです。 これにより、窓口に行くことが負担となっている市民にとって便利になることや窓口の待ち時 間を緩和する効果が期待されます。 ○現状や課題 【現状(平成22年度)】103手続、247万件(前年度比12%増) 福岡市では、これまでに導入の効果が大きく、導入の障壁が少ない手続を中心にオンライン 化を進めてきました。 具体的には、平成10年度の「道路占用許可申請」を始めとして、平成16年度には住宅ロ ーンの審査や児童手当の申請に必要な「税務証明書の予約」を開始し、最近では、平成22年 度に「職員採用試験受験申込」、 「インターネット消費生活相談」などの手続を追加しました。 その結果、平成22年度末現在で、1千件余りある全手続(推計値)のうち、10%にあたる 103手続がオンライン化されました。申請件数では、789万件ある全申請件数(推計値) のうち、31%にあたる247万件(前年度比12%増)がインターネットで手続きされまし た。 オンライン手続の内訳(平成22年度) - 41 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 【課題】窓口以外での受け取りと支払いの利便性向上 税務証明書予約を始めとして、インターネットで予約ができても証明書の受け取りや手数料 の支払いは窓口で行われているため、オンライン化が利便性の向上に十分に結びついていない という現状があります。今後の課題としては市民が利便性を実感できるよう、窓口以外での受 け取り方法や現金以外での支払い(電子決済)方法の整備を行う必要があります。 オンライン手続の課題 ○取組内容 平成20年6月に公表した「福岡市2011グランドデザイン」のひとつであり、行政改革の 基本方針でもある「行政改革プラン」では、オンライン利用できる手続数の目標を平成23年度 までに132手続(平成22年度比28%増)とするとしています。 オンライン手続数 (手続) 140 132 130 120 110 100 103 99 98 H20年度 H21年度 90 80 - 42 - H22年度 H23年度(目標) いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 そのため、市民ニーズと費用対効果を踏まえながら行政手続のオンライン化を計画的に推進し、 インターネットを利用して、いつでも電子申請・届出などが可能となるように取り組んでいきま す。 ○スケジュール 平成20年度 平成21年度 ~22年度 平成23年度 「行政改革プラン」においてオンライン利用できる手続数の目標値を公表 ※96手続(平成19年度)⇒132手続(平成23年度) (平成20年6月) 目標達成に向け、計画的に推進 目標達成年度 ○成果指標など オンライン利用できる手続数 ・現状値 103手続(平成22年度) ・目標値 132手続(平成23年度) ○実施主体 総務企画局、各局・区・室 福岡市「ネットで手続き」ページ 福岡市ウェブサイトトップページ 福岡市「ネットで手続き」ページ - 43 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●電子申請システム(福岡市インターネット手続サービス)の運用 ○電子申請システム(福岡市インターネット手続サービス)とは? 職員採用試験の申込や税証明の予約、水道利用開始届出などの行政手続について、24時間 365日、利用者がインターネットを利用して申請や申込を行うことができるシステムです。 ○現状 本システムは平成22年度にWEBサイトのリニューアルを行い、平成23年4月から運用を 開始しており、福岡市ホームページから利用が可能となっています。現在ご利用いただける行政 手続の種類には以下のものがあります。 1.税証明等の事前予約 2.水道の使用開始と使用中止の申込 3.消火・避難訓練通知 4.消防講習会申込(救命講習の申込・防火管理者講習の申込) 5.e-メール119番利用申込 6.公文書公開請求 7.職員採用試験受験申込 8.産業廃棄物管理表交付等状況報告書提出 ○課題 電子申請システム(福岡市インターネット手続サービス)の利用率向上 計画的な手続の拡充及び利便性の向上 ○取組内容 利用者が利便性を実感でき、かつ、行政事務の観点からも効率化を図れるよう運用を充実し ていきます。 ○効果 1.窓口来訪等による時間的・場所的制約の緩和 2.書類等のペーパーレス化 3.低コストによる事務の効率化 <参考> 電子申請ホームページアクセス数 平成20年度 66,211件 平成21年度 88,060件 平成22年度 90,064件 - 44 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ○スケジュール 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 電子申請システムリニューアル稼働 「税証明等の事前予約」「水道の使用開始・中止申込」 「救急搬送証明書申請予約」「消火・避難訓練通知」「救命講習申込」 「防火管理者講習申込」のサービス開始 「e-メール119番利用申込」「公文書公開請求」のサービス開始 電子申請システム「体験版」のサービス開始 「税務証明休日・時間外交付予約(個人)」のサービス開始 「福岡市職員採用試験申込」「産業廃棄物管理表交付等状況報告書提出」 のサービス開始 電子申請システムリニューアル稼働 ○成果指標など 申請者数 ・現状値 9,364件(平成22年度) ・目標値 10,000件(平成23年度) ○実施主体 総務企画局 - 45 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●公共施設案内・予約システムの運用 ○公共施設案内・予約システムとは? 野球場、テニスコートや体育館等のスポーツ施設及び市民センター等の文化施設を対象とし て、施設の利用方法、空き状況等の情報の提供、施設利用の申込み、使用料の口座振替等を行 っているシステムです。 ○現状 1.システムの利用は、インターネット(携帯電話インターネットを含む。)や専用街頭端末、 電話・FAXから可能となっております。 2.システムサービスは24時間、年中無休(保守等のために必要な時間を除きます。)で運用 しています。また、システムに関するお問い合わせは、年末年始(12月29日~1月3日) を除く9時~18時まで、「公共施設案内・予約システムサービスセンター」で電話にて対 応を行い市民サービスの向上に努めています。 ○関連ホームページアドレス PC用 https://www.comnet-fukuoka.jp/ 携帯用 https://www.comnet-fukuoka.jp/keitai/ [携帯サイトニ次元コード] ○実施主体 総務企画局 システム利用概念図 各利用施設 金融機関 ⑤利用日当日 ①利用者登録申請 ⑥使用料口座振替 利 用 メ デ ィ ア 利用者 ②抽選申込み ④予約申込み システムサービスセンター - 46 - ③抽選 いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●公文書目録検索システム利用の推進 ○公文書目録検索システムとは? 文書管理システムに登録された起案・供覧文書(文書及び文書を綴じ込んだ文書ファイル)の 目録情報をデータベース化し、その公文書の目録情報を本市ホームページに公表するシステムで す。 ○文書管理システムとは? 文書の収受から起案、決裁、保存、廃棄にいたる事務処理を一体的に管理するものです。 ○現状 平成19年11月1日から本市ホームページ上で公文書目録検索システムを供用開始してお り、これにより情報公開請求における市民の利便性が向上しています。今後は市民に対し、適宜 システムについて周知を図っていきます。 ○具体的な取組 文書管理システムに登録された起案・供覧文書のうち、前月末までに完結した文書件名、文書 作成課等を毎月第3月曜日の翌日インターネットで公開します。 ○目的及び効果 1.具体的文書件名があらかじめ特定できるため、情報公開請求利用時間の短縮(待ち時間、市 役所までの往復時間[インターネット請求の場合]等)が図られます。 2.インターネットでの公文書目録(件名、作成課等)の閲覧が可能となり、行政運営の透明性 及び市民の利便性が向上します。 ○スケジュール 平成17年度 平成18年4月1日~ 平成19年11月1日~ システムの構築 文書管理システム運用開始 公文書目録検索システム供用開始 ○成果指標など 公文書目録検索システム閲覧者数 ・現状値 1,614人(平成22年度) ・目標値 3,500人(平成25年度) ○関連ホームページアドレス http://www.city.fukuoka.lg.jp/shisei/jouhoukoukai-kouhou/jouhoukoukaiseido/index.html ○実施主体 総務企画局 - 47 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●入札制度等改革事業(電子入札制度等) ○電子入札制度とは? 本市が行う工事・委託、物品購入等の入札手続き等を、インターネット回線を利用して行う制 度です。 ○総合評価方式による入札とは? 入札時に目的物の性能・機能、社会的要請等に関する技術提案を受け付け、価格以外の要素と 価格を総合評価して落札者を決定する入札方式です。 ○現状 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律(平成12年法律第百二十七号、 以下、「適正化法」)に基づく入札制度改革として、入札情報および競争入札有参加資格者名簿 の公表とあわせて、申請・入札等の電子化を実施し、入札の透明性・公平性の確保をはかってい ます。 競争入札参加資格者申請は、平成19年度に実施済みです。 電子入札は平成18年度より本格実施し、段階的に電子入札対象案件を拡大しています。 またホームページによる契約入札情報・入札結果・事業所情報などを広く開示しています。 平成18年4月「公共工事の品質確保の促進に関する法律」(品確法)の施行に伴い、 総合評価方式による落札者決定について、平成21年6月から3億円以上の工事案件について本 格実施し、平成22年8月から2億円以上の工事案件に拡大しています。 ○目標 競争入札参加資格審査申請については、100%電子申請を実施済みです。電子入札について は、平成24年度以降に、全案件について、電子入札を実施予定です。 ○取組内容 競争入札参加資格審査申請については、平成19年度に全申請電子化実施済みです。電子入札 については平成18年度より段階的に本格実施しています。 【参考】 平成20年度 工事:4,000万円以上 委託:全入札案件に実施 物品:医療用機械器具、理化学用機械器具、鋼材、厨房用機械器具、 スチール製品、運動用品、自動車販売、木工製作 ゴム・革製品、石油、消防自動車、工業用薬品(ガス、試薬を除く)、 被服に実施。(13品目) 順次拡充 平成21年度 工事:1,500万円以上、委託・物品は20年度に同じ 平成22年度 物品:24業種に対象拡大 平成24年度以降 最終目標:入札案件全件実施 平成20年4月1日よりホームページ(福岡市契約情報)を全面刷新しました。契約・入札情 報を集約し、利用者の利便性向上と提供情報の拡充・迅速化をはかります。 - 48 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ○目的 入札参加者の利便性向上および入札制度の透明性・公平性の確保。 ○効果 申請・入札のオンライン化により事業者は自社にいながら入札情報の取得および入札参加がで き、入札参加者の利便性が向上します。また入札結果や入札参加資格者の情報更新が迅速化し、 入札の透明性がより向上します。 ○スケジュール 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成18~22年度 平成24年度以降 電子入札システム稼働 競争入札参加資格審査申請の電子化実施 ホームページ(福岡市契約情報)の全面刷新 電子入札対象案件を段階的に拡大 電子入札完全実施 ○成果指標など 電子入札利用件数 ・実績値 1,652件(平成22年度) 626件 工事契約 679件 委託契約 347件 物品契約 ・目標値 4,000件(平成24年度以降) ○関連ホームページアドレス http://keiyaku.city.fukuoka.lg.jp/ ○実施主体 財政局 - 49 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●電子調達システム利用の推進 ○電子調達とは? 電子調達とは、公共事業の入札手続きや競争入札参加資格審査申請を、インターネットを利用 して行う制度です。 ○現状 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律(平成12年法律第百二十七号、以下、 「適正化法」)に基づく入札制度改革として、入札情報(入札公告など)および登録業者(競争 入札有参加資格者)の登録や内容変更申請のオンライン化を実施しています。 ○取組内容 本システムでは、入札・契約情報の提供・管理と業者管理(競争入札有参加資格者の登録情報 管理)を行っています。 1.入札情報サービス ・・・公共工事の発注計画/入札準備 入札情報(一般競争入札の公告等)の参照 電子入札案件の設計図書等の掲示(ダウンロード) 2.業者管理〔登録業者(競争入札参加資格者)の管理〕 登録内容の変更、登録情報の参照(閲覧)、企業情報検索、資格者(技術者等)情報の参照 ○目的 入札参加者の利便性向上。 ○効果 インターネットを使うことで、事業者は自社にいながら競争入札参加資格の審査申請(登録内 容の変更申請等)や発注計画の閲覧・入札準備(設計図書の取得等)ができるため、入札参加者 の利便性が向上します。 ○成果指標など 1.競争入札参加資格申請(オンライン) ・現状値(目標値) 7,503件(平成23-24年度) 2.競争入札参加変更届数(オンライン) ・現状値 1,621件(平成22年度) ・目標値 2,500件(平成23年度) 3.電子入札利用件数 ・現状値 1,652件(平成22年度) ・目標値 4,000件(平成24年度以降) ○関連ホームページ http://keiyaku.city.fukuoka.lg.jp/ - 50 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ○実施主体 財政局 - 51 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●市税の電子申告・電子納税の推進 ○市税の電子申告とは? インターネットを活用して地方税の申告を電子的に行うことを言います。 ○市税の電子納税とは? インターネットを活用して地方税の納税を電子的に行うことを言います。 ○電子申告・電子納税システム導入の効果 申告及び納税の時間的・場所的制約を緩和する等、市民サービスの向上及び事務の効率化・迅 速化を図ることができます。 ○現状 地方税の電子化に関しては、政府のIT新改革戦略の中で地方自治体の電子化推進の中心として 位置づけられています。本市においても、電子申告については平成17年度から法人市民税及び 固定資産税(償却資産)の運用を開始しています。平成19年度からは個人市民税(特別徴収分) 及び事業所税と対象税目を拡大し、さらに電子申請届出が利用できるようになりました。しかし、 残念ながら全国すべての市区町村で運用が開始されているわけではなく、現在のところ利用率は 低い水準にありますが、少しずつ上昇しています。 電子納税については、平成24年度の運用開始に向けて開発に着手しています。 ○課題 ・電子申告・申請システムの利用率向上。 ・電子納税システムの開発。 ○取扱内容 ・電子申告・申請システムの適切な運用管理を行います。 ・電子納税システムの開発に着手します。 ○目的 市民サービスの向上及び事務の効率化・迅速化。 ○効果 ・窓口に出向く必要がないことによる時間的・場所的制約の緩和。 ・正確な情報の早期把握による手続きの迅速化。 ・行き違いによる書類送付の減少等による事務の効率化。 ・申告納付税目について、申告から納付まで一連で行うことが可能となる。 (電子納税導入時) ○スケジュール 平成17年度 「電子申告システム」の構築 「電子申告システム」の運用開始 平成19年度 「電子申告システム」の対象税目追加、電子申請の運用開始 平成20年度 「電子納税システム」の導入に向けて検討準備 平成21年度 同上 平成22年度 「電子納税システム」の計画策定 平成23年度 「電子納税システム」の開発 平成24年度 「電子納税システム」の稼働(予定) ○関連ホームページアドレス http://www.eltax.jp/ ○実施主体 財政局 - 52 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●インターネット公売の拡充 ○公売とは? 市税等の滞納により差し押えた滞納者の財産について、入札(せり売り含む)により売却して、 その換価代金を滞納市税に充当するものです。 ○インターネット公売とは? 公売に関わる一連の手続き(参加申込みの受付、公売保証金の領収、入札、不要となった公売 保証金の返還、最高価申込者の決定等)をヤフー株式会社の官公庁オークションシステムを活用 し、インターネット上で行うものです。 ○現状 平成18年4月1日にヤフー株式会社とインターネット公売システム利用契約を締結し、平成 18年7月に第1回のインターネット公売を実施しました。以後、年間3~7回の公売を実施し ています。 ○インターネット公売の実施状況(平成23年3月31日現在) 年度 実施回数 落札件数 市税充当額 平成18年度 5回 98点 4,622千円 平成19年度 7回 95点 2,323千円 平成20年度 4回 4点 302千円 平成21年度 5回 40点 14,803千円 平成22年度 3回 26点 297千円 計 24回 263点 22,347千円 ○公売財産の例 ・絵画や掛軸、版画、オルゴールなどの美術品 ・自動車やオートバイ(原付) ・家具や家電など ・不動産、ゴルフ会員権 ○スケジュール 平成18年4月1日 ヤフー株式会社とインターネット公売システム利用契約を締結。 平成18年7月1日 第1回目のインターネット公売を実施。 以後、平成18年度で計5回の公売を実施。 平成19年度 計7回のインターネット公売を実施。 平成20年度 計4回のインターネット公売を実施。 平成21年度 計5回のインターネット公売を実施。 9月には不動産のインターネット公売を初めて実施。 平成22年度 計3回のインターネット公売を実施。 - 53 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ○関連ホームページアドレス http://www.city.fukuoka.lg.jp/shisei/zaisei-shisai-koubai/koubai/internetkoubai.html ○実施主体 財政局 - 54 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●市税コンビニ収納データ受信 ○市税コンビニ収納とは? 福岡市税をコンビニエンスストアで24時間いつでも納付できる収納方法です。 福岡市では、平成18年度から軽自動車税、平成19年度から個人市県民税(普通徴収)と固定資 産税・都市計画税のコンビニエンスストアでの納付が可能となりました。 ○市税コンビニ収納データ受信とは? コンビニエンスストアで納付された収納情報を収納代行業者から取得しています。 ○収納代行業者とは? 複数のコンビニエンスストアとの契約事務、システム接続及び収納金に関する事務の取りまと めを行う業者です。収納代行業者1社と契約を締結することで、全国約47,000店舗のコンビニエ ンスストアでの納付が可能となります。 ○現状 コンビニエンスストアで納付されたデータは、本市の税務システム及び財務会計システムに消 し込みが完了するまでに、2~3週間を要しますが、本事業では、消し込み完了前に、個別に納 付確認を行うことができます。 また、統計資料作成に必要なデータの取得や収納代行業者との契約に基づく月締め処理なども 行うことができます。 ○目的 市民サービスの向上及び事務の効率化。 ○効果 1 税務証明書交付の迅速化(本市税務システムへの消し込み完了前に納付確認が可能。) 2 事務の効率化(利用件数や利用金額などの統計資料作成事務の効率化。) ○スケジュール 平成18年度 平成19年度 軽自動車税の収納開始 「市税コンビニ収納データ受信」 開始 個人市県民税(普通徴収) 、固定資産税・都市計画税の収納開始 ○実施主体 財政局 - 55 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●市税コンビニ収納データ受信の流れ 通常の消し込みルート 納税者 A コンビニ ※消し込みまでに2~3週間かかる 納税者 B コンビニ 財務会計 システム 税務 システム 納税者 C コンビニ 指定 金融機関 納税者 収納代行業社 D コンビニ 納税者 ・ 「市税コンビニ収納データ受信」 ※本市税務システムへの消し込み 完了前に納付確認が可能 個別に納付 確認依頼 区役所 統計 データ 取得 納税者 ・ 個別に 納付確認 ・ 財政局税務部納税企画課 専用通信 端末 税務証明書 ・ 納税者 ・ ・ 統計資料 ・ ・ 納付 確認 OK ○個別に納付確認 ○統計データ取得 など - 56 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●証明サービスコーナーシステムの運用 ○証明サービスコーナーシステムとは? 福岡市住民票等即時発行システム(FRENS:フレンズ)から情報を得ていますが、FRE NSから独立したシステムで、主に市役所本庁舎1階情報プラザ内の天神証明サービスコーナー 及び地下鉄博多駅お客様サービスセンター横の博多駅証明サービスコーナーの職員が使用する 業務用のシステムです。住民票の写しや印鑑登録証明書の発行を行っていますが、住民異動届な どの入力業務を行うことは出来ません。 元来、何かしらの原因でFRENSがシステムダウンした際に、諸証明書の発行業務だけでも 行えるようにと、バックアップを目的として設置されたシステムですので、システムダウン時に は各区役所・出張所の市民課において一部のFRENS端末機を切り替えて稼働させることがで きます。 なお、住民異動届の入力ができない分、他業務のシステムからも独立しているということにな り、システムの運用時間も一定範囲内で設定できますので、平日や土日祝日(年末年始を除く) も午後8時まで住民票の写しや印鑑登録証明等を発行することができます。従いまして、平日に 区役所・出張所の窓口にお越しになるのが困難な方は、証明サービスコーナーをご利用ください。 ○現状 証明サービスコーナーは、毎日(12月31日~1月3日は休館日。又、臨時休館あり。)、 午前9時から午後8時まで開館しております。また、平日の区役所が開いている時間は、戸籍全 部(個人)事項証明書の交付もでき、市民サービスの向上に努めています。 ○目的 バックアップシステムの効率的運用 ○効果 毎月の平均利用者は約8,700人(平成22年度:天神証明サービスコーナー)で、利用者 からも概ね好意的な反応を得ています。 ○実施主体 市民局 - 57 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●住民基本台帳ネットワークシステムの運用 ○住民基本台帳ネットワークシステムとは? 全国の地方公共団体共同のシステムとして、住民基本台帳に記録されている事項のうち、本人 確認情報(氏名・出生年月日・性別・住所・住民票コード及び異動事由等)のネットワーク化を 図ることにより全国共通の本人確認を可能とするシステムで、行政事務の簡素効率化と住民の利 便性の向上を目的としており、第一次サービス(本人確認情報の提供及び活用)は平成14年8 月5日より可能となりました。 平成15年8月25日から第二次サービスが稼働し、住基カードの交付や住民票の広域交付 (住民登録地以外の自治体窓口で住民票の写しの申請・受け取りが可能)・転出届の特例等がで きるようになり、平成16年1月29日からは公的個人認証のサービスが稼働しています。 ○現状 電子政府、電子自治体の基盤となるもので、法令等で定められた事務においては、行政手続の 中で住民票の写しの提出が不要になるなど、住民の利便性が向上するとともに効率的な行政運営 が可能になりました。 ○実施主体 市民局 - 58 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●戸籍総合システムの運用 ○戸籍総合システムとは? 区役所・出張所の市民課、市役所本庁舎1階の天神証明サービスコーナー、地下鉄博多駅お客 様サービスセンター横の博多駅証明サービスコーナーの職員が使用する戸籍業務用のシステム で、住民基本台帳等に関する事務を行う福岡市住民票等即時発行システム(FRENS:フレン ズ)とは独立したシステムですが、氏名・性別・生年月日・本籍地等の情報はFRENSと密接 な関係があります。 紙媒体で管理していた戸籍を電算化し、戸籍の作成・記載・管理や戸籍に関する証明書の交付 を単に電磁的に処理するためだけのシステムではなく、戸籍届出に基づく事務や住民基本台帳と の連携事務、人口動態事務や各種統計処理など、直接または間接的な戸籍に関する事務を迅速、 正確、かつ、効率的に処理するためのシステムです。 ○現状 平成18年10月の稼働後、戸籍の原本が電子データ化されたことで、戸籍届出がされてか ら、新しい戸籍ができるまでの日数が大幅に短縮されたり、戸籍に関する証明書の検索および 発行が迅速、かつ、正確に行うことが可能になるなど、市民サービスの向上や業務の効率化に 大いに寄与しています。 ○取組内容 1.市民サービスの向上 より正確なサービスの提供 ・事務処理の迅速・正確性向上 ・機密保持の向上 2.事務の効率化 より低コストでの事務の効率化 ・戸籍編成・記載の時間短縮 ・証明書発行時の検索時間の短縮および誤発行防止 ・平成20年度のシステム本格運用に伴い、市民課職員定数を全市で12名減員。 ○実施主体 市民局 - 59 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●インターネット消費生活相談システム ○インターネット消費生活相談システムとは 福岡市消費生活センターホームページ内に消費生活相談用のフォームを設定し相談の受付、相 談に対する回答の作成、相談者へメール回答などを行うシステムです。 ○現状 消費生活センターでは、消費生活相談を電話または来所にて平日午前9時~午後5時及び第 2・4土曜日午前10時~16時(電話のみ)まで受付けていますが、相談したい時に電話がつ ながりにくい、昼間の時間帯に相談がしにくいなど、来所や電話による相談が困難な市民のため に消費生活相談の機会を拡充する必要がありました。 このために現在稼動中の福岡市消費生活センターのホームページに新しく消費生活相談用のフ ォームを設定し相談の受付、相談に対する回答の作成、相談者へメール回答などが可能なシステ ムを構築することにより消費生活相談の機能の充実を図ります。 ○課題 インターネット消費生活相談における職員の事務作業の効率化や標準化を図るとともに、回答 までの所用日数を短縮するよう取り組んでいます。 ○目的 市民サービスの向上 ○効果 1 相談方法の多様化による消費者トラブルの解決や被害の救済や未然防止 2 職員の事務作業の効率化、標準化 ○スケジュール 平成22年10月~ 消費生活相談ホームページ受付システムの運用開始 ○成果指標など インターネット消費生活相談件数 目標値 現状値 120件(23年度) 28件(22年度末) ○関連ホームページ https://ssl.city.fukuoka.lg.jp/shohiseikatsu-soudan/ - 60 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ○実施主体 市民局 - 61 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●行政手続オンライン化の促進(浄化槽法に基づく使用開始報告書等) ○浄化槽とは? 下水処理場につながらない地域で「汚水や排水を沈殿させたり、微生物の働きにより分解して 浄化し、きれいな水にして放流するための施設」です。 浄化槽を設置・使用するには、報告や届出をしなければなりません。 ○現状 浄化槽法等に基づく使用開始報告書等の様式は、各区の窓口において配布していますが、区役 所にわざわざ出向くことなく、インターネットで申請様式を入手できるようなシステムを構築し ます。 ○取り組み内容 平成23年4月からホームページより、申請書のダウンロードを開始しました。 平成23年度は利用状況調査を行い、必要に応じて修正等の管理を行います。 ○目的 浄化槽等利用関係者の利便性の向上 ○効果 1.ペーパーレス化 2.区役所の窓口に行く手間が省け、待ち時間の短縮 3.手続きマニュアルの情報提供 ○スケジュール 平成21年度 平成22年度 平成23年度 電子申請が可能な申請書を抽出 年間申請件数の実績より、費用対効果等について検討 検討の結果、様式ダウンロードシステム構築と決定 申請書ダウンロードシステム構築 手続きマニュアル作成 利用状況調査 ○成果指標など ホームページ閲覧数 ・様式DL掲載前 月平均 68件(平成22年度) ・目標値 月平均 100件(平成23年度) ○実施主体 保健福祉局 - 62 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●都市計画情報案内システムの運用 ○都市計画情報案内システムとは? 都市計画基本図を地図データ化し、用途地域をはじめとする都市計画情報を重ね合わせて、簡 単な方法(タッチパネル方式)で迅速かつ正確に市民等に提供するシステムです。 ○現状 都市計画等に基づく各種の制限を市民にわかりやすく提示するため、用途地域をはじめとする 地域地区の指定状況等の都市計画情報や建築協定等の情報について、平成8年度からパソコンシ ステム導入による閲覧サービス及び「都市計画決定概要図」のコピーサービス(有料)を行ってい ます。 ○目的 行政の効率化と市民サービスの向上 ○効果 市民等への情報提供時間の短縮 ○スケジュール 稼働中 ○成果指標など 都市計画決定告示後に更新 協定締結認可後に更新 ○関連ホームページアドレス http://www.toshikeikaku-city-fukuoka.jp/ ○実施主体 住宅都市局 - 63 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 - 64 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●クレジットカード継続払いの導入(福岡市下水道事業収納金) ○クレジットカード継続払いとは? 利用者からあらかじめ申込登録を受け付け、登録完了後継続して決済する方法となります。 窓口でその都度、クレジットカード決済をするものではありません。 ○現状 下水道使用料・下水道事業受益者負担金のお支払いにつきまして、納入通知書による金融機関 及びコンビニエンスストアでの納付、口座振替等による預金口座からの自動振替に加え、平成2 1年度よりクレジットカード継続払いの利用を開始しました。 ○目的 市民サービスの向上 ○実施主体 道路下水道局 クレジットカード継続払いのイメージ図 利用者 利用代金の支払い カード継続払い申込 利用代金の請求 道路下水道局 下水道収納金の請求 下水道収納金の立替払い - 65 - カード会社 いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●道路管理システムの運用 ○道路管理システムとは? 都市部において道路地下の埋設物件の多様化、大量化が進んでおり、道路管理者及び公益事業 者が行う道路占用物件の管理業務は複雑化しています。 「道路管理システム」は(財)道路管理センターが運営するシステムで、占用物件を従来の図 面と書類等手作業で情報管理することに替わり、コンピュータとGIS技術を駆使して占用物 件情報を管理し道路管理業務を支援しています。 道路管理システムは、九州電力、NTT、西部ガス等道路占用に関係する事業者と福岡市が 共同運営しています。 ○現状 具体的には下記の3つの役割をしています。 1.道路占用許可申請業務 道路を占用する際には、区役所で占用許可を得ることが必要であり、占用許可を得るため には、申請者が区役所へ出向く必要があります。 福岡市では、平成10年4月より公益占用物件のオンライン電子申請を行っています。こ のシステムでは、電柱等の、定型的な占用を「パターン化」することにより、オンライン上 での申請許可を可能にします。 オンライン電子申請は、現在、福岡市の全占用許可数の約8割以上を占めており、申請者、 市役所双方の業務簡素化や、占用許可までの所要時間の短縮にも寄与しています。 2.道路工事調整業務 道路工事調整業務は、 福岡市が行う道路工事や占用企業者が行う占用工事の工事順番や工 事時期をこの道路工事調整システムにより調整することにより、不経済な道路損傷や工事に よる交通渋滞を抑制しています。 3.道路・占用物件管理業務 道路の地上、地下に設けられた占用物件の位置や構造、材質等の情報管理を行っています。 道路管理者、公益占用事業者が道路管理システム端末によって占用物件情報を共有するこ とができます。 ○成果指標など 電子申請 ・現状値 78.87%(平成22年度) ○関連ホームページアドレス http://www.docho-fukuoka.jp/index.html ○実施主体 道路下水道局 - 66 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●下水道施設(下水道管)管理システムの運用 「下水道法第23条」により、下水道管理者は、公共下水道台帳を作成し、保管しなければな らないとされています。現在、福岡市は、この公共下水道台帳の作成・保管・閲覧業務について、 『下水道施設管理システム』を導入し、運用しています。 ○下水道施設管理システムとは? マッピングシステム、下水道台帳閲覧システム、インターネット情報提供システムの総称です。 ・下水道台帳マッピングシステムとは GIS(地理情報システム)を活用して、デジタル化した下水道管の各種情報(埋設位置・ 深さ・延長・管径・管種など)を保管し、電子地図上に表示する他、条件検索や集計機能を持 つシステムです。 目 的:手書き台帳の電子情報化による業務の効率化 開発時期:平成元年~3年度 基本ソフト「竣工図マッピングシステム」の大都市による共同開発 平成2年度~ 管路施設のデータベース化 供用開始:平成8年度 ・下水道台帳閲覧システムとは マッピングシステムに搭載した各種情報から、市民の方や道路工事関係者、不動産関係者向 けに必要情報(管種・管径・下水道に接続が可能な区域の表示など)のみを表示させ、下水道 管の埋設状況を素早く簡単に確認できるシステムです。(下水道管理課窓口に2台設置。無料 で印刷ができます) 目 的:迅速かつ、正確な情報提供による閲覧者へのサービスの向上 開発時期:平成11年度 供用開始:平成12年度 ・インターネット情報提供システム(公共下水道台帳閲覧ページ)とは 閲覧システムの内容をインターネットにより確認できるシステムです。(一部情報は表示さ れません) 目 的:閲覧時間の短縮、正確な情報提供等による閲覧者へのサービスの向上 供用開始:平成18年8月1日 ○現状 下水道事業を開始した昭和5年より紙で保管してきた下水道台帳について、業務の効率化を図 ることを目的に、本システムの開発を行ないました。マッピングシステムについては平成8年度、 下水道台帳閲覧システムについては平成12年度から運用を開始しました。 下水道台帳閲覧システムの利用者数は、平成8年度の約3,100人から平成22年度は約1 1,400人と増加し、多くの方が窓口に来庁されています。 さらに、近年のIT化や行政サービスの向上を目的として、平成18年8月よりインターネッ トによる情報提供を開始しました。平成22年度は約15,800人の方が利用されています。 - 67 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ○取組内容 1.WebGIS(イントラネット)を活用し、下水道管渠情報を各区維持管理担当部署へ配信 できるよう協議、作業を進めます。 ○効果 現地調査や問い合わせ対応の迅速化 既存システムを利用することによる経費抑制 ○スケジュール 平成22年度 WebGISを活用した各区維持管理担当部署への下水道管渠情報の提供。 平成23年度~ 下水道台帳の閲覧利用者にとってより分かりやすいものとなるよう、閲覧ペー ジの改良を行います。 ○成果指標など ホームページ下水道台帳閲覧者数 目標値:18,000人 現状値:15,800人(平成22年度) ○関連ホームページアドレス http://gesui.city.fukuoka.lg.jp/MRFukuokaGesui/ ○実施主体 道路下水道局 ☆マッピングシステム (基本システム) 【システムの役割・機能等】 ・各種情報の蓄積 ・情報の一元管理 ・住所,施設条件による検索 ・上下流追跡 ・集計作業 等 ☆窓口閲覧システム ☆インターネット情報 提供システム ・住所検索機能 ・台帳印刷機能 - 68 - データ 入力・搭載 ■管渠基本情報 工事データ ■地形図 道路情報 家屋情報 ■その他情報 水洗化区域 いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 「マッピングシステム」 目標物・住所による検索や、上流側・下流側の検索、範囲や条件による下水道管渠情報の抽出、面積計算 など、様々な機能を有する優れた管理システムです。 「閲覧システム」 住所検索機能を活用し、調べたい下水道管の埋設情報をマウス操作でラクラク検索!! 「インターネット情報提供システム(公共下水道台帳閲覧ページ)」 24時間、遠方の方もインターネットでラクラク検索!! - 69 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●博多港EDIシステムの利用促進 ○博多港EDIシステムとは? 福岡市港湾局のコンピュータと港湾関連企業のパソコンをインターネットで結び、港湾諸手続 の申請や情報照会を24時間リアルタイムに行うことのできるシステムです。 下記のNACCSシステム(シングルウィンドウ)と混同されないよう「博多港EDI」と称 しております。 ○NACCSシステム(シングルウィンドウ)とは? NACCSシステムとは当初、税関、入国管理等の電子申請システムのことでしたが、平成2 0年10月に港湾EDIと統合され、電子申請窓口が一本化(シングルウィンドウ)されたこと により、港湾EDIを含めた電子申請システムのことを言います。 これ以降、港湾EDIはNACCSの一部となり、この2つのシステムが統合されたことによ り、一度の入力で複数の手続ができる(シングルウィンドウ)ようになりました。 ○博多港港湾情報システムとは? 博多港港湾情報システムは博多港の港湾施設の運営等に係る業務の効率化、情報化を推進する ため、港湾管理者事務全般についての情報処理等を行うためのシステムで、港湾の管理運営業務 の迅速化・効率化を図るために導入されました。 上記の博多港EDIもこの博多港港湾情報システムのサブシステムの1つとして含まれてお ります。 〇現状 博多港EDIシステムはNACCSシステム(シングルウィンドウ)と連携を図っています。 しかし、利用者がNACCSシステムにより博多港へ入港手続(係留申請)を行った場合、入力 データをNACCSシステムから博多港EDIシステムへ取り込むことはできますが、申請項目 が不足しているため、改めて博多港EDIシステムを使って申請を補充(補完)する必要があり ます。 このため、博多港EDIシステムを改修するとともに、国が推進している港湾諸手続に関す る統一モデル様式を採用することにより電子申請データの一層の連携を図る必要があります。 ○取組内容 統一モデル様式で博多港EDIシステムへの申請手続ができるようシステムの改修を行いま す。 ○目的 システム利用者の利便向上 ○効果等 1.港湾関連の手続が全国で統一される 2.重複申請(NACCSと博多港EDI)が解消される - 70 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ○スケジュール 平成23年度 統一モデル様式に対応したシステムの改修 ○成果指標など 電子申請率 ・現状値 80%(平成22年度実績) ○関連ホームページアドレス http://www.enet.port-of-hakata.or.jp/ ○実施主体 港湾局 - 71 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●水道料金等のクレジットカード継続払い (上下水道料金) 水道料金等のクレジットカード継続払いは、お客さまからあらかじめ申込を受け付け、登録完 了後、継続して決済する方法です。 (窓口でその都度、クレジットカードによるお支払いができるものではありません。) ○現状 ・電気料金(九州電力)やガス料金(西部ガス)については、以前からクレジットカード継続払 いが導入されており、水道料金等についても、平成21年6月検針分からクレジットカードに よるお支払いが可能となりました。 ○目的 お客さまの利便性の向上 ○スケジュール 平成20年度 平成21年度 システム改修 6月検針分から導入 ○成果指標など クレジットカード決済の導入 ・現状値 導入済み ・目標値 継続して実施 ○関連ホームページアドレス http://www.city.fukuoka.lg.jp/mizu/eigyo/0020.html ○実施主体 水道局 - 72 - いつでもどこからでも利用できる行政手続の拡充 ●行政手続オンライン化の促進(職員採用試験) ○現状 平成21年度まで、職員採用試験の受験申込は、郵便による方法のみとしていたため、申込書 を入手する際に、指定の配布場所での受取りか返信用封筒を同封のうえ郵送で請求してもらって おり、受験希望者に負担をかけていました。また、人事委員会事務局においても申込書の記載項 目の審査、受験票発送等の事務処理に労力を要していました。 ○取組内容 平成22年度から、郵送に加えて、インターネットによる受験申込の受付を開始しています。 ○目的 受験希望者の利便性向上と行政の効率化 ○効果 1.多様な人材の確保 ○スケジュール 平成20年度 2.審査の迅速化 3.ペーパーレス化の促進 仕様の検討 平成21年度 システムの構築 平成22年度~ 運用開始 ○成果指標など インターネットによる受験申込利用率の向上を目指します。 (平成22年度利用率:53.2%(目標値 20%)) ○関連ホームページアドレス http://www.city.fukuoka.lg.jp/saiyou/ ○実施主体 人事委員会事務局 - 73 - ★コラム★電子市役所の歩み インターネットや携帯電話の普及に伴って「電子メール」や「電子マネー」など電子という言葉が接 頭語として用いられることが多くなっており、行政機関でも「電子政府」や「電子自治体」という言葉 が使われています。 政府では、平成13年にIT基本法が制定され、IT戦略本部が設置されました。同本部により策定 されたこれまでの戦略(※1)において、電子政府(民間から政府、政府から民間への行政手続を、イ ンターネットを利用してペーパーレスで行える政府)および電子自治体(電子政府の自治体版)の実現 に向けた施策が重点分野として推進されてきました。特に新しい戦略として、平成22年5月に策定さ れた「新たな情報通信技術戦略」では、生活に密接した申請手続や証明書入手を週7日24時間、ワン ストップで行えるようにするなどの将来ビジョンが挙げられています。 (※1) 「e-Japan戦略」 (平成13年) 、 「e-Japan戦略II」 (平成15年) 「IT新改革戦略」 (平成18年) 、 「i-Japan戦略2015」 (平成21年) 本市においても、平成13年に電子市役所を構築推進するために組織体制を整え、本人確認ができる ための整備(公的個人認証基盤)や自治体間での安全な通信を行うための整備(総合行政ネットワーク、 通称LGWAN)及びインターネットを利用して行政手続を行うことができるシステムの構築(電子申 請システムなど)を実施してきました。 電子政府、電子市役所を実現することで、行政内外(行政内部、行政間、行政と市民・企業など)で インターネットなどのネットワークを利用して情報のやりとりを行えるようになり、市民サービスの向 上、迅速な情報提供、行政事務の効率化などの効果が期待できます。 電子政府や電子市役所に対するみなさんのイメージは、時代とともに変化していくものだと思われま す。将来、 「電子政府」や「電子市役所」という言葉を意識しなくても、国や地方公共団体が提供する行 政サービスは、窓口だけでなくインターネットを利用して行うことができるものとして認識される日が 来るのではないでしょうか。 - 74 - みなさんは、パソコンやケイタイ電話やインターネットを使った事はありますか? とても便利な物ですよね。例えば、パソコンを使って「MP3」などに、簡単に音楽を入れられ、持ち運 べるので便利です。私の父のころは、レコードをカセットに入れて、ウォークマンで聞けたけど、 「音」が 今みたいにきれいじゃないし、好きな曲だけ選ぶのは、とても難しかったそうです。また、ケイタイ電話 は、電話するだけではなく、メールに写真や動画なども添付することができます。送った後でも何度も見 返すことができるので便利です。 ケイタイ電話では、 このように色々なコミュニケーションができるので、 便利だと思います。 もともと、情報の伝達というものは、例えば山の上で火を起こし、けむりを上げ、次の山に伝える、 「のろ し」という事から始まったようです。また、昔の郵便は馬車で駅から駅に伝えていたそうで、駅伝という 言葉が、今も残っているのは、おもしろいと思います。あの走る駅伝も「たすき」を次から次に伝えてい くところからつけられた名前だと思います。昔の郵便を運んでいた駅伝では、馬のえさ代もかかり、馬は 台風の時などは走れないので、便利なようであっても不便です。 だから、このような不便を、人々は考えて、パソコン、ケイタイ電話、インターネットなどを作り出した んだと思います。そう考えていくと、意外と、パソコンやケイタイ電話やインターネットは、とても奥が 深いです。 しかし、 「パソコン」や「ケイタイ電話」 、 「インターネット」などには良い所と悪い所の両面があります。 知らない人に、友人や家族の情報がもれてしまったり、恐ろしいことになることがあります。そしてネッ トを使いすぎるとお金もかかるし、一度やり始めたら止まらなくなることも、こわいです。 ところで、パソコンの目的って何だと思いますか?一言で言えば、便利になるため。でも、それは何のた めに便利がいいのでしょう?それは、パソコンを使って、友だちや家族、世界の人々が「しあわせ」にな るためだと思います。 そのためには、学校にもルールがあるように、親と決めたルールや約束した時間を守って使うことが大事 だと思います。パソコンやケイタイ、インターネットを使う時には「ルール」を決めて使えば、良い所だ け便利に使えてしあわせになれると思います。 - 75 -