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小惑星Tokioのライトカーブ観測について 石川県柳田星の観察館「満天星」 土川 啓 Tokio観測の背景 ★2004年2月18日 小惑星(498)Tokioによる掩蔽の多地点での観測成功 ・2回の小惑星による掩蔽と1回のライトカーブ観測で小惑星の立体形状、 自転軸の傾きがわかる。しかしTokioによる掩蔽の観測は今回が初めて、、、 ★日本初の小惑星(1902年発見) ★自転周期がよくわかっていないし、調べてみるか、、 観測器機・ソフト ★60センチRC+レデューサー f=3600mm ★CCD 武藤CV-16 Rバンドフィルター ★Stellaimage4 (mtfファイルからfitsへの変換用) ★iraf(測光用) ★cyclocode(周期解析用) 観測方法 ★テスト撮影で露出時間を決定 周期は長そうなので、十分な明るさを得るために3分 露出に決定 ★インターバルは転送時間のみで 時間の許す限り連続撮影 ★2夜目以降、1夜目と同じフィールドを撮影しておく ★irafで測定 irafの使い方はここでは省略 データ処理(Tokioの場合) ★必要部分を取り出しエクセルにもっていく > txdump *.mag.1 IMAGE,OTIME,ID,XCENTER,YCENTER,FLUX,MAG,MERROR,CERROR yes > result.txt 1夜目 2夜目 3夜目 観測をつなげる1 ★1夜目と同じ比較星を基準にして光度をシフト ★ある程度観測がたまったら、光度をシフトした データを使いcyclocodeにかける ★得られた周期を目安にして エクセルでカーブを作る ・カーブに合うようにシフトさせる ・カーブのピーク付近では合わせない ★光度をシフトさせもう1度cyclocodeで解析 ★周期が同じで光度だけシフトさせたので同じ周期 ★同じくらいの強度でもうひとつの周期が得られた ★光度をシフトし、同様に繰り返す・・・・・ (498)Tokioのライトカーブ 周期は41.868時間と推定 おわりに ★もうちょっとスマートにできないものだろうか、、、 まあ能力の無い私は体力に任せるしかないがでも ★ほんとにこの方法でいいのか? ある程度の自信はあるもののやっぱり不安 ★ライトカーブメーリングリストの皆さん ありがとうございました。 興味の沸いた方はぜひご参加を!