...

PMA9-1

by user

on
Category: Documents
41

views

Report

Comments

Description

Transcript

PMA9-1
第 8 回 電力用磁性材料の高度活用技術調査専門委員会 議事録
日 時:平成 27 年 9 月 29 日(火) 13:30~16:30
場 所:計測会館5階 501+502会議室
出席者:島村幹事(JEMIMA)
今川(日立製作所)、植田(パナソニック)、沓掛(大分県産科技)、進藤(黒田精工)、
中井(豊田中研)、増田(愛知電機)、槌田幹事補佐(大分大)
以上 8 名
資
料
PMA8-0 第 8 回「電力用磁性材料の高度利用技術調査専門委員会」議事次第(槌田幹事補佐)
PMA8-1 第 7 回「電力用磁性材料の高度利用技術調査専門委員会」議事録(案)(槌田幹事補
佐)
PMA8-2 インバータモータの測定方法に関する標準化の動向(可変速駆動システム(PDS)効率
算定に関する国際標準化活動)(島村幹事)
PMA8-3 回転機性能向上のための熱処理による低鉄損化技術の提案(槌田幹事補)
PMA8-4 OS1 電磁機器の高効率化のための電力用磁性材料活用技術(槌田幹事補)
PMA8-5 研究会企画連絡シート(柳瀬委員長)
1. 議
事
(1-1)第 7 回議事録(案)
・通読後、承認された(PMA8-1)。
2. 審
議
(2-1) ご講演1:島村幹事、インバータモータの測定方法に関する標準化の動向(可変速駆動
システム(PDS)効率算定に関する国際標準化活動)
、資料 PMA8-2
可変速駆動システムの総合効率算出方法に関する標準化の動向として、①日本におけるパワ
ー計測の市場、②モータインバータの測定方式と海外との違い、③評価実験の概要について、
の3項目について紹介が行われた。①項については、日本におけるパワー計測の市場、各国の
モータ効率規制、日本国内の課題が紹介された。②項については、国内外での可変速駆動シス
テムの効率算定方法では、インバータ出力の電力測定方法(二電力計法・三相三線式と三電力計
法・三相四線式)とインバータ出力のトルク測定方法(トーションバー方式とフランジ型ひずみ
ゲージ方式)に差異がある事が紹介され、各測定方式の特徴が紹介された。最後に、③項につい
て、実際のインバータとモータのトルク測定と電力測定を各方式で実施し、測定差異を実測検
証した結果について紹介が行われた。トルク測定については2つの方式で差異は無い事、電力
測定については測定環境が整っていれば、ほぼ差異が無い事が紹介された。したがって、他出
力モータへ適用・検証後、国内方式(電力測定方法には二電力計法・三相三線式、トルク測定方
法にはトーションバー方式)を IEC へ提案するとのことであった。
(2-2) ご講演2:槌田幹事補、回転機性能向上のための熱処理による低鉄損化技術の提案、資
料 PMA8-3
-1-
「回転機性能向上のための熱処理による低鉄損化技術の提案」と題して、9月の電気学会産
業応用部門大会での講演内容が紹介された。長時間の熱処理による高ランニングコストにより
産業用モータの焼鈍は行われなくなっているが、ビルディングファクターの向上ために、焼鈍
等の熱処理は重要である。熱効率が良い誘導加熱法に着目し、三脚変圧器モデルによる低周波
誘導加熱法を提案、モータモデルコアを用いて同手法の有用性が紹介された。パンチング未処
理材、ワイヤー加工材、パンチング後電気炉による熱処理材、パンチング後提案手法による熱
処理材についてコアバック部の B-H 特性と鉄損特性を比較し、提案手法が両特性の改善に効果
的であることが紹介された。また、ヒステリシス損と渦電流損を比較したところ、前者は大幅
に低減し、後者には変化がないことから、同手法によって、効率的に焼鈍処理が可能となった
とのことであった。
(2-3)前回からの継続審議事項として、技術報告書をまとめるにあたり、現調査専門委員会で「高
度活用技術」に関する事項についてどのように取り扱うかについて意見徴収を行った。
「高
度活用技術」として、従来通り、電磁鋼板のみの活用技術に留めるのか、電磁鋼板の加工
技術(打ち抜き、積層等)、二次元ひずみ、二次元偏磁他の内容も含めることも可能ではな
いかとの意見があった。また、文献調査のみになっても、アモルファス、圧粉鉄心、その
他材料等を含めることも有意義ではないかとの意見も出た。技術報告書全体の取りまとめ
方、
「高度活用技術」に関連する事項の取扱い方については、今後も継続して審議して行く
こととした。
(2-4)槌田幹事補より、資料 PMA8-4「OS1 電磁機器の高効率化のための電力用磁性材料活用技
術」に基づいて、9 月の電気学会産業応用部門大会にて本調査専門委員会が企画したオー
ガナイズドセッションの報告が行われた。本調査専門委員会の特色である損失の低減化技
術等、参加者に有益な情報が与えられる企画を今後も企画・広報して行く必要がある等の
意見が出た。
(2-5)槌田幹事補より、資料 PMA8-5「研究会企画連絡シート」に基づいて、次回マグネティック
ス研究会の開催、投稿募集の案内が行われた。次回研究会は、12 月 15 日(火)~16 日(水)
に那覇市(沖縄船員会館)にて開催する。論文公募締切は 10 月 27 日(火)、原稿締切は 11
月 24 日(火)であることがアナウンスされた。
3. 次回以降の委員会予定
・次回委員会 12 月研究会終了後
・次回研究会 12 月那覇市沖縄船員会館
-2-
委員会関連日程表(次期委員会関連を含む)
年月
委員会
委員会
関連事項
研究会など
(電気学会関係)
その他
(その他学会,国際会議など)
H27.
4
5 月(第 1 回)
5/11-15 INTERMAG2015 (Beijing,
China)
5/14-15 SEAD27・ハウステンボス(長
崎県佐世保市)
5
6
7
7 月(第 2 回)
7/16-17 MAG 研究会・茨城大学
8
9
9 月(第 3 回)
9/2-4 D 部門大会(大分大学)
9/17-18 A 部門大会(金沢大学)
10
11/12-14 MAGDA(東北大学)
11
12
1
12 月(第 4 回)
MAG 研究会(那覇市)
1 月(第 5 回)
1/11-15 MMM/INTERMAG
3 月(第 6 回)
3/16-18 全国大会(東北大学)
2
3
-3-
Fly UP