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第35回 - 熊本東南ロータリークラブ
国連との協力のルーツ ているんです」と話す Joseph Laureni 氏は、彼が皆から好 ロータリー代表のルーツは、第二次世界大戦後の国連発足 かれ、尊敬されていたと述べました。 まで遡ります。1942 年、21 カ国のロータリークラブが参 加してロンドンで会合が開かれ、教育、科学、文化を向上 さらなる協力をめざして させるためのアイデアが検討されました。今日、ユネスコ 環境、保健、教育、人権に関する課題が国連での議論の大 の名で知られる「国際連合教育科学文化機関」は、この会 半を占めるようになるにつれ、国連では NGO の存在が際立 合がきっかけとなって発足したものです。 つようになりました。母子の健康、水と衛生、教育といっ また、ロータリー代表は、1945 年の国連憲章の草案作成に た分野におけるロータリーの影響力も高まり、現に国連ミ 関与し、冷戦によるイデオロギー戦争が始まるまで国連を レニアム開発目標は、ロータリーが掲げる目標と多くの部 強く支援していました。その後、政治的な関与を避けるロー 分で一致しています。 タリーの方針のため、国連におけるロータリーの参加は低 今日、ロータリー代表のネットワークは、ジュネーブ、 下しました。 ウィーン、パリにある国連機関や、世界食糧計画、アフリ その状況を打破したのが、1980 年代に始まったポリオ撲滅 カ統一機構、英連邦といった主要国際機関ともつながって 活動です。ポリオ撲滅を共通の目標として、ロータリーは、 います。現在、会長の任命を受けたロータリー代表は 30 名 世界保健機関（WHO）とユニセフとのパートナーシップを おり、定期的にロータリーの優先項目を多くの団体に伝え 結びました。「ポリオ撲滅キャンペーンが、ロータリーの ています。 存在を再び確立するための一大要因となった」と、Jenkins 2013 年には、国連への青少年代表 2 名が加わったほか、 氏は振り返ります。 国際社会におけるロータリーの方向性と戦略を定めるため に、エド・フタ国際ロータリー元事務総長が代表ネットワー クのリーダーに任命されました。 また、ニューヨークの国連では、ロータリー会員とゲスト を含む約 1,000 名の参加者が、長年にわたる国連とロータ リーの協力関係を記念するロータリーデーのイベントを行 いました。 ロータリー代表、Sylvan Barnet Jr（写真中央）。彼を初め としてロータリー代表のネットワークが拡大し、さまざま な機関・団体との関係が築かれました。2015 年 1 月逝去。 写真提供 Rotary International/Alyce Henson ロータリー代表、Sylvan Barnet Jr. 国連でのロータリーデーに参加した青少年パネリスト 国連とロータリーの関係を再構築する上で、ニューヨーク 写真提供 Rotary International/Alyce Henson のロータリアン Sylvan Barnet Jr. 氏が重要な役割を担いま した。国際広報分野のパイオニアである同氏は、広報スキ ルと国連への関心から、当時のロータリー会長だったチャー ルズ・ケラーの目に留まり、国連経済社会理事会（ECOSOC） におけるロータリーの諮問役的役割を確立するための役割 Arnold R. Grahl Rotary News を任されました。 23-Mar-2015 「国連や他団体との関係維持における、縁の下の力持ち」。 Barnet 氏が他界した今年 1 月、ケラー元会長は遺族への手 紙で彼をそう称え、次のように述べました。「長年にわたっ て国連を支えるロータリーの力強いサポートは、ロータリー 代表による努力の賜物です。彼はその先頭に立ち、模範と なって他の代表を導いてくれました」 「彼は、自分の力で一からすべてを積み上げ、今日の国連 との関係を築いてくれました。私たちは、彼の足跡をたどっ －４－ 第 2720 地区 熊本東南ロータリークラブ 週報 創立 1984 年 4 月 4 日 ２０１4 ～２０１5 年度国際ロータリーのテーマ ●会長 岡本千代門 ●幹事 前田日出夫 ロータリーに輝きを No.1473 平成 26 年 4 月 1 日 第 35 回例会 ※例会日 毎週水曜日 １２：３０～ http://www.serc2720.org email:[email protected] ※例会場 〒８６０－０８４６ 熊本市中央区城東町４の２ 熊本ホテルキャッスル内 ※事務所 〒８６０－０８４６ 熊本市中央区城東町４の２ 熊本ホテルキャッスル内 TEL 354-4521 FAX 354-4053 ■点鐘、国歌斉唱 ■ 100％出席者表彰・記念品贈呈 （会長 岡本千代門） （ソングリーダー 鷲山法雲） ■ロータリーソング １５年 松木三男 会員、１０年 松本一也 会員 「手に手つないで」 ■会長挨拶（会長 岡本千代門） ■新会員入会式 （宮川義行 会員） 15 年間 100% 出席記念品贈呈 松 木 三 男 会員 10 年間 100% 出席記念品贈呈 ■幹事報告（幹事 前田日出夫） 松 本 一 也 会員 １）公益財団法人 ロータリー米山記念奨 学会より、カウンセラー委嘱状の送付。 奨学生 パクナヨン（韓国） 熊本大学 修士課程 カウンセラー 中 哲 会員 年間 100% 出席者 ★佐野 茂 会員 31 年 鷲山法雲 会員 27 年 松本 繁 会員 26 年 沼田敏雄 会員 23 年 中 哲 会員 22 年 坂梨友一 会員 21 年 志賀重人 会員 19 年 内田信行 会員 19 年 白木誠一 会員 18 年 鈴木義親 会員 17 年 永野昭一 会員 12 年 小畑成司 会員 12 年 ■出席報告 吉田嘉昭 会員 11 年 三浦 明 会員 8 年 （出席・プログラム担当委員長 前田昭博） 潮谷愛一 会員 6 年 岡本千代門会員 4 年 村瀬直久 会員 3 年 山田公也 会員 3 年 会員数 出席者数 Ｍ . Ｕ . 修正出 出席率 席者数 （％） 3 月１８日 4月1日 39 （免 3） ４０ （免 4） ２８ ３ ３１ ３０ 福井 学 会員 2 年 86.11 ★：創立以来 100% 出席 83.33 2015 年 4 月 4 日現在 新入会 ４月 １日 宮川義行 出席免除 ３月１８日 日置和統 住江正治 三浦 明 ４月 １日 日置和統 住江正治 三浦 明 河岸彦治 欠席者 ３月１８日 河津典和 小松野正彦 中島祐嗣 西村陽介 白石 繁 今度の 100% 出席の日は ４月２２日です。 ■ スマイル （親睦・スマイル担当委員長 鈴木義親） ◎宮川義行 君 5,000 円 入会させていただきありがとうございます。 本日は歓迎会をしていただきまことにありがとうございま す。これからもよろしくお願いします。 －１－ ◎松木三男 君 5,000 円 15 年間例会 100% 出席記念品を頂き有がとうございます。 メーキャップが多く佐野会員よりクレームがありそうです。 ◎鈴木義親 君 2,000 円 花見の例会おめでとうございます。又、宮川様の入会心よ り祝福いたします。 ■点鐘 国際ロータリー HP より エイズを題材とするドキュメンタリーでロータリーがテ リーアワードを受賞 （編集者 永野昭一） 懇 親 会 司会 親睦・スマイル担当委員会 開会の言葉 親睦・スマイル担当委員長 鈴木義親 新会員あいさつ 宮川義行 会員 息子をエイズで亡くしたことがきっかけでエイズ予防活動 を始めたロータリー会員、マリオン・バンチさん（左）。 エイズで息子夫婦を亡くし、2 人の孫を懸命に育てる南ア フリカのメ・マリアさんとともに。 乾 杯 パスト会長 佐野 茂 ～歓談～ 閉会の言葉 会長エレクト 内田敏視 ロータリーの放送メディア部が制作したドキュメンタリー 短編映画「Rotary Family Health Days」が、2015 年テリー アワード（Telly Awards）の 2 つの賞を受賞しました。テ リーアワードは優れた映像作品に贈られる栄誉ある賞であ り、ロータリーのこの作品は、オンラインビデオ・ドキュ メンタリー部門で最高のシルバー賞、オンラインビデオ・ ブランドコンテント・エンターテイメント部門でブロンズ 開会 鈴木義親 委員長 宮川義行 会員 賞に輝きました。南アフリカの国営テレビ局である南アフ リカ放送協会をはじめ、アフリカ各地のテレビ局がこの映 画を放映しました。 「勇気が出るようなニュースや、社会のためにがんばって いる人たちの姿を伝えることで、外部の人たちにロータリー の活動を紹介したかった」と、プロデューサーであるアン 乾杯 佐野 茂 パスト会長 ドリュー・チャドジンスキーは話します。 このドキュメンタリーでは、アフリカの地域社会が抱える HIV ／エイズの問題に焦点を当てながら、米国と南アフリ カの 2 人の女性の姿を追っています。 エイズで娘夫婦を亡 くした南アフリカのメ・マリアさんは、2 人の孫と一緒に 暮らしています。孫の世話をしながら懸命に生きる彼女の 姿は、観る人に感動と勇気を与えます。 一方、米国アトランタのロータリー会員、マリオン・バン チさんは、エイズで息子を亡くしたことをきっかけに、全 世界でのエイズ予防活動を始めました。「ロータリー家族 健康デー（Rotary Family Health Days）」の支援もその一 つです。 閉会 内田敏視 会長エレクト 「息子を亡くしたことで、ビジネスウーマンとしての生活 から、エイズ予防と人権のために闘う人生へと変わった」 と語るバンチさんは、 昨年 10 月、ロータリーの 2014 年 「ウーマン・オブ・アクション」の 1 人としてホワイト ハウスで表彰されました。ダンウッディ・ロータリーク －２－ ラブに所属するバンチさんは、自ら設立したグループ、 国際ロータリー HP より 「Rotarians for Family Health and AIDS Prevention（家族の 健康とエイズ予防のためのロータリアン）」の代表責任者 国連とロータリー： 協力の歴史 を務めています。このグループは、保健プロジェクトに力 を入れているロータリークラブの支援も行っています。 今年で 5 年目を迎える「ロータリー家族健康デー」は、ア フリカのロータリークラブの後援の下、ガーナ、ナイジェ リア、南アフリカ、ウガンダなど、医療不足の問題を抱え ている国々で、HIV ／エイズ検査やほかの病気の予防を目 的とした医療を無料で提供しています。きっかけは、2010 年、ウガンダのロータリー会員であるスティーブン・ムワ ンジさんが、さまざまな町で総合的な医療イベントをロー タリーが実施するというアイデアを持ちかけたことでした。 「HIV ／エイズに感染した人のいる家族には、大きな負担 がのしかかります。特に、エイズ末期の息子や娘がいて孫 の世話をしなければならない高齢者や、エイズで親を亡く した孤児たちにとって、その負担は計り知れません」とバ ニューヨークの国連で行われたロータリーデーで意見を述 べるパネリスト 。このイベントは、国連とロータリーの協 力関係を記念して、毎年 11 月に実施されます。 写真提供 Rotary International/Monika Lozinska ンチさん。「これは、全世界を脅かす病気と闘うために団 結する人びとのストーリーなのです」 ロータリーは 2012 年にも、ドキュメンタリー「世界でよ いことをしよう：地元経済の発展」でテリーアワードのシ 世界ポリオ撲滅推進活動（GPEI）のパートナーとして国連 と協力を続けてきたロータリーは、国連でも馴染みの存在 ルバー賞を受賞しています。 となりました。協力の結果、GPEI 発足以来、ポリオ感染数 記事：Adam Ross 過去 30 年間、歴代のロータリー代表者たちの取り組みに ロータリーニュース 16-Mar-2015 は 99％減少しています。 よって、国連やその所属機関、またアラブ連盟や欧州連合 といった国際機関との関係が強化されてきました。また、 これによりロータリーへの認知度も高まり、世界中に協力 ネットワークが拡大しました。 3 年前の米州機構（OAS）関係者との面会では、識字能力の 推奨要件が検討され、OAS 所属国での読み書き能力の向上 法に関する発表がロータリー代表者によって行われました。 その後エクアドルでは、OAS からのサポートとロータリー からの補助金を利用した、識字率向上を目標とする教師研 修が実施されています。 「エクアドルを訪れて副大統領と面会したのですが、その 方もロータリアンでした」と話すのは、OAS へのロータリー 代表を務める Richard Carson 氏です。また、国連への元ロー タリー代表である Joseph Laureni 氏は、「会合に出席する だけでも、信頼性の向上につながる」と述べ、ロータリー が名前だけの存在でなく、活動現場で実質的に変化をもた らす人の集まりであることを強調します。 同じく国連への元ロータリー代表である Bradley Jenkins 氏 は、ロータリー全体の貢献について次のように述べます。 「たとえば、約 8,000 のロータリークラブが取り組んでい る水プロジェクトや、ロータリー平和フェローの育成など の取り組みについて、ロータリー代表者たちはあらゆる機 関の会合で紹介しています」 －３－