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プール監視業務に係る・会員企業様向けアンケート ~集計結果~
プール監視業務に係る・会員企業様向けアンケート ~集計結果~ 平成 25 年 7 月 建築物安全管理委員会 <発信文書> 平成 25 年 4 月 17 日発信:全国協会文書番号:B12-1740 <発信方法> 平成 25 年 4 月下旬、各地区協会へ各通知文書及びアンケート用紙を発送。 各地区協会経由にて、会員へ送付。 <調査対象> 2,840 企業(平成 25 年 4 月時点の全会員) <調査期間> 平成 25 年 4 月 17 日から 6 月 20 日まで <回答件数> 397 件 設問1.よろしければ所在地(都道府県)をお教えください。 都道府県 回答数 都道府県 回答数 都道府県 回答数 都道府県 回答数 北海道 25 山梨県 1 京都府 2 愛媛県 30 青森県 2 茨城県 11 大阪府 13 徳島県 3 宮城県 7 栃木県 1 兵庫県 7 高知県 5 岩手県 6 千葉県 9 滋賀県 8 福岡県 15 福島県 4 群馬県 6 奈良県 2 長崎県 1 山形県 7 静岡県 25 和歌山県 1 熊本県 6 秋田県 6 愛知県 20 鳥取県 5 大分県 4 東京都 33 富山県 4 島根県 11 宮崎県 3 神奈川県 19 石川県 11 岡山県 3 鹿児島県 5 新潟県 9 福井県 11 広島県 7 佐賀県 1 長野県 1 岐阜県 5 山口県 3 沖縄県 13 埼玉県 13 三重県 6 香川県 0 合計 390 設問2.警備業法に基づく認定を受けていますか? □ □ □ □ □ 1号警備…………………(298) 2号警備…………………(155) 3号警備…………………(23) 4号警備…………………(15) 受けていない……………(83) 設問3.これまでに、プール監視業務を有償で実施しましたか?(貴社が指定管理者として実施している場合を除く。) □ はい……………(92) □ いいえ…………(297) -1- 設問4.契約先の施設側から、監視員に何を求められていますか? □ 講習受講(資格取得)が求められている……………(64) □ 特に求められていない………………………………(84) □ その他…………………………………………………(55) <その他の記述>( )内は記入件数 教育・研修に関する記述 ・救急救命講習の受講(2) ・救命講習、AED取扱講習 ・水難救助等安全教育 ・監視員としての高い技術 安全対策に関する記述 ・利用者の安全対策 ・警備教育(2) ・救助・水上安全法 ・単なる講習受講 ・無事故・無クレーム その他 ・業務(契約)やプールがない(12) ・客先が教育の事を何も分かっていない。教育予算も試案していない。 ・こちらから働きかけた 設問5.昨年6月、警察庁より「プール監視業務については、プールの所有者から有償で委託を受けて行われて いる場合は、警備業に該当する。」とした見解が改めて示されました。この通知をご存じでしたか? (同通知文書:http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/20120719_seian.pdf) □ すぐに知った…………………(191) □ 少し経ってから知った………(88) □ 知らなかった…………………(87) 設問6-1.同通知を受けて、これまでの業務に影響はありましたか? □ □ □ □ 大いにあった…………………(25) 多少はあった…………………(28) あまりなかった………………(34) 全くなかった…………………(260) 設問6-2.6-1で、影響があった方は、具体的にお教えください。 <記述> 教育に関する意見 ・警備員と同等の教育。 ・大きな影響ではありませんが毎回新任教育を行うこととなった。 ・プール監視員に警備業の教育を行った。外プールについてはことわった。 ・監視員に対する教育実施。 ・新任・現任教育の受講、教育に関する費用。 ・監視員に対する警備員教育の実施 ・業務の見直し。体制の見直し。教育の見直しを検討 ・警備員としての講習、書類等の取得 ・今までの監視全員に新任教育を実施、オーナー依頼までに終了した。 契約(金額)に関する意見 ・契約金額に講習費用が見込まれていなかった為、講習費用は当社の手出しとなった。売上げ利益が 無くなり、今後も利益は望めない。 ・指定管理者にJV参加を呼びかけねばならなかった。警備員にプール監視業務の経験者が居なかっ た。 -2- ・契約担当者より資格について問合せがあった。 ・講習受講に伴う経費及び代勤者の手配等 ・今年も依頼があり、お客様へ説明が必要かも ・日常の保守管理のみの業務とした。 ・昨年、他の団体(非警備業者)の実施していたプール監視業務を、当該通知後に急遽契約を切り替 え、当社にて、警備業務として実施するということがありました。 ・見積、契約金額の積算に講習費用がもりこまれていなかったので、赤字となった。 ・応札金額があがっていたが、当社は価格に反映していなかった。 ・シーズプールの管理業務の受託を辞退した。 ・契約先からの問合せや相談(有資格者を出向等で派遣出来ないか等) ・受注があった ・委託料の見直し要望と監視体制の見直し ・警備する為の経費があまりない(役所から) ・他社が請け負っていた案件で、その業者が警備業を持っていなく、当社に見積依頼がきた ・契約内容の見直し。 ・仕様の変更等。 ・契約金の変更や仕様の内容等。 ・契約内容、仕様書等の変更が有り、委託料金にも反映されることとなった。 ・受注できなくなった(新任教育30Hの費用が出ない。18才未満の監視員が雇用できない) ・新任教育を行う為の費用と早期募集の必要性が生じた。 ・受託金額の増、人材確保(不足) ・教育実施に伴う経費の出費や研修日程調整。新規募集への影響。 ・コストアップ。 ・業務発注者の指名において、警備会社が対象とされた。 ・監視業務について外注であったため、教育実施について自社従業員に身分変更しなければならず、 同調整が進まず、教育が実施出来ない。 ・体制整備に予算がかかった。 ・業務請負から従業員派遣に変更した。 ・現在管理している案件からプール監視の見積依頼があった。 ・上記時点では未契約であったが、急遽オーナーより要請があり、営業所設置・教育を行った。 業法に関する意見 ・警備業法に対応する為の講習の実施、指導教の知識不足。 ・教育の時間が多いためにプール監視をやろうという人材が減った。警備員としての書類をそろえる のに時間と費用がかかった。 ・警備員登録の為の準備(各書類、教育、届出他) 、オーナーとの折衝 ・警備員として登録するための研修費用(時間給)及び必要とされる書類の諸費用代金の受理(公共 施設の為、落札金額に上記を入れられない) ・警備員としての教育が必要だと情報が流れ、振り回された。 ・警備業にかかる教育コスト、その他経費 ・スイミングクラブ等が簡単に警備業の登録ができる。って、おかしくないですか。低価格で落札さ れました。 ・18 歳未満不可、書類の取得、教育etc その他の意見 ・従業員への周知を行った。 ・夏季限定業務において、学生アルバイトに対する教育(特に後期現任)をいかに継続するか。 ・指定管理者として監視業務を発注しているので発注先の体制に手間を取られた。 ・資格取得者の確保。 ・内容(同通知)がわかりずらい。 ・業務上、プール監視業務を請負っていない為、特になし。 -3- 設問7-1.同通知を受けて何か対応・対策を実施しましたか? □ 実施した……………………………(40) □ これから実施する予定……………(26) □ 特に実施していない………………(264) 設問7-2.7-1で実施された方、実施予定の方は、具体的にお教えください。 <記述> 教育に関する意見 ・新任教育を実施した。現任教育も行っている。 ・平成 24 年 9 月中に必要有資格者として受講させた ・現在は夏期限定の監視業務のため、業務開始前警備業法規定の新任教育を実施予定 ・プール安全管理責任者講習を受講済み。 ・プール監視につく監視員に対して、警備員教育を実施した。 (当社では従前よりプール監視員は、警 備員として対応して教育プログラムを作成し実施してまいりました。 ) ・短時間(業者決定から開始まで)で人員確保、新任教育のためのマニュアル作成 ・教育の実施 ・救命講習の受講等 ・責任者教育をした ・講習等の実施、書類の整理 ・講習の受講 ・以前より教育(警備)を実施していた。 ・関係部署からの資料を集め具体的に新任教育教材を作った。 ・自社での監視員に対する警備講習 ・プール監視員の配置に際し資格者の配置と教育の徹底を図った ・教育の実施 ・教育実施方法・教育内容の資料集め 契約(金額)に関する意見 ・スイミングクラブ対策、内容はこれから・・・・ ・予算、日数の確保 ・共同企業体に業者を参入させて。 ・営業をすすめている ・監視員に対する警備員教育の実施の為、入札の前倒を要請 ・1 名で監視員と設備管理をしていた為、2 名体制の要望をし実施の予定 ・役所に経費値上げをお願いしている。 ・契約先と仕様内容に関しての打合わせ。 ・お客様への予算措置 ・客先との打合せ、実務にあわせた内容の確立 ・発注先の体制に不備がないことを確認した。 ・予算要求 ・業務請負から従業員派遣に変更した 業法に関する意見 ・監視員に新任警備員教育を実施し、警備業法上の警備員として登録した。 ・プール監視員に警備業の教育を行った。外プールについてはことわった。 ・プール監視業務の請負が決ったら、実施前までに必要な警備員教育を実施したい。 ・警備員新任教育及び現任教育の対応方法 ・法令にそって実施していく予定 ・プール監視員を警備員登録をして現任教育を行っている。 ・新任教育、書類作成手配、現任教育 -4- ・警備員としての教育の計画、実施と、人員確保の手段の検討 ・業務別教育の内容を独自で作成し現在教育中 ・警備業に基づくプール監視業務の見直し(教育制度など) ・警備業法にのっとった管理 ・警備員登録 ・警備業法上の法定教育を実施 ・業務を行う期日までに全て警備員としての研修を実施した。 ・通知以前より警備業として継続実施中 ・警備員名簿の作成と教育の実施 その他の意見 ・教育実施の為に募集広告掲載を1ヵ月早め、時給を上げた ・当社の場合は、夏期のみの管理委託のため、これから教育等実施する(リレキ書等) ・従業員への周知の継続 ・教育の実施、契約先への説明、認知活動。 ・地元プールの委託状況の確認と、その仕様に基づく講習の受講 ・当社では受託しない ・すでに対応済 設問8.自社でプール監視業務に関係する以下のような講習(資格)を過去に受けている方はいますか?また、 今後受講を予定している講習(資格)もあわせてお教えください。番号に○をつけてください。 <講習(資格)一覧> ①プール安全管理者資格(講習) ②水泳指導管理士養成講習会 ③プール衛生管理者講習会 ④水上安全法救助員養成講習 ⑤ライフセーバー資格認定講習会 ⑥その他 ⑦受講したことがない(予定がない) <受講状況> □ ①……………………………(44) □ ③……………………………(70) □ ⑤……………………………(20) □ ⑦……………………………(201) <その他の記述> ( )内は記入件数 ・普通救命講習(5) ・救急法救急員他(3) ・レジャープール管理者(2) ・警備員教育(新任、現任) ・上級救命技能 ・B&G アクアインストラクター □ ②……………………………(25) □ ④……………………………(55) □ ⑥……………………………(17) ・プール施設管理士講習会(4) ・プール安全管理責任者(2) ・警備指導教育責任者 ・雑踏警備2級 ・救急法・水上安全法指導員 <受講予定> □ ①……………………………(35) □ ②……………………………(7) □ ③……………………………(34) □ ④……………………………(24) □ ⑤……………………………(5) □ ⑥……………………………(5) □ ⑦……………………………(231) <その他の記述> ・警備指導教育責任者 ・レジャープール管理者 ・普通救命講習 ・救急法救急員他 設問9.本件について、ご意見がございましたら以下にご記入をお願いいたします。 教育に関する意見 ・群馬県では。プール監視員の為の指導教育責任者講習会が開かれた。全国でやってほしい。 ・講習の種類が多く、最低限必要な資格等が明確でないので、受講にあたっては迷う。 -5- ・協会主催または後援によるプール監視員の講習会を実施してもらいたい。 ・プール警備員講習を設けて実施してもらいたい。 契約(金額)に関する意見 ・夏だけ営業の外プールの監視員を教育するのは不可能とした。 ・警備業となれば経費が上がりますが、運営側が予算を引き上げてくれないと、監視にあたる警備員 は高齢者ばかりとなり、有事の際は逆に心配になるとの声が挙がっています。 ・今後、契約発生時に 留意します。 ・夏期プール等の季節型について人員確保が非常に困難になる ・教育実施及び人員の管理等が、金額に反映されるか?心配である。 ・弊社は昨年度から滋賀県高島市役所より当業務を受注しております。 業法に関する意見 ・昨年の警察庁通知より以前から認定必要との認識でした。上記に挙げられた、講習会が警備業とし てのプール監視を行うにあたっての知識、技能、資格などの要件を満たすものが判然としない感が あります。 ・警備員にプール監視業務をさせる事に現時点で無理があると思う。 ・プール監視については、警備業であると共に、設問 8 であげられている資格も必要になると思われ るため、体系だてた整備が求められてくると思われます。 ・プール監視業務が警備業務に該当するのは当然で、今更通達するものとは思えない。 ・夏季屋外プールの人員確保が困難になりそうです。海のライフセーバーも警備業では?・罰則の適 用、警備員教育内容の確認を推進し、より浸透させるべき。 ・委託だと警備員で、指定管理だと監視員というのが納得しかねる。 ・①業務別教育の内容を統一した方が良いと思います。②公案委員会に服装届(標章含む)を提出す るか、 (海水パンツ・T シャツ)等統一いただきたいと思います。 ・警備業とは異なるライフガード業の本質を理解して欲しい ・通達以前から警備業としてプール監視を行っている為、今まで通りです。 ・警備業(プール監視)の見直し ・例年従事するアルバイト監視員に、毎年新員教育を行うのは合理的ではない。軽減して欲しい。 ・プールの安全を考えれば警備業とするのは妥当である。 ・現行では、警備教育実施していればプール安全教育実施無しでもOKは安全管理に逆行・公安委員 会に対し、プールの特殊性を鑑み、1 号警備ではなく、プールのみの警備費(例えば 5 号)を設けて 欲しい。 ・警察庁通達は唐突で監視員の業務は、警備業法になじまない。また、海の監視員は理由を付け除外 するなど統一感にかける。 ・法解釈に疑問が残る。 (プール監視だけを限定的に警備業と判断しているが、他にも該当するもの有 ると思われる) その他の意見 ・今年度 6 月に警視庁各署の立入りがあると思いますが、行政側の対応が鈍く、正確なインスペクシ ョンが行われていませんので、協会として要望を出されたらいかがかと思います。 ・日本プール安全管理振興協会主催の講習会日程を知りたい ・プール監視業務は実施していませんので特にありませんが通知はありがたいです。 ・愛知県においてプール監視が警備業として扱われたのが、平成6年であったが、なぜ今頃この様な 話がでるのか疑問。同一国内においてありえない。全協の役割はいかに。 ・資格取得、講習案内をお待ちしています。 ・関連情報や教育内容の最新情報を知りたい。 ・プール監視員の募集媒体を見ると警備員教育が有ると表示している企業がない ・老人センター施設の運動浴槽なので、水泳用の講習ではなく、救命講習を携わる者達がほぼ毎年受 講済。 ・指定管理者に対する対策は考えてお見えですか。 ・アンケート結果のフィードバックを願いたい。 以上 -6- 【終わりに】 本アンケートにおいては、各地区協会の協力により、全国各地の会員より、回答をい ただいたことを御礼申し上げます。 昨年 6 月、警察庁より「プール監視業務については、プールの所有者から有償で委託 を受けて行われている場合は、警備業に該当する。」とした見解が改めて示されました が、当協会といたしましては、同通知の与える影響の大きさを考慮し、実態の把握、今 後の周知啓発活動の推進等を目的として、皆様に本アンケートをお願いさせていただき ました。 回収率については、当協会の会員規模(2,840 社)で考えると約 14%(397 件)にとど まりましたが、結果から得られた事実としてプール監視業務に該当する 1 号警備を受け ているとの回答が 397 件の内、297 件(約 75%)ありました。また、警備業務に該当 すると解される、プール監視業務を有償で実施したことがある(指定管理者として実施 した場合を除く。 )との回答は、92 件(約 23%)となりました。 さらに上記の通知を受けて、設問 6-1 にて、これまでの業務に影響があったか尋ねた ところ、「大いにあった・多少はあった」が 53 件、「あまりなかった・全くなかった」 が 294 件とされ、同設問の回答数における比率にすると約 18%に何らかの影響があっ たという結果になりました。 一方で、当協会が実施する実態調査報告書(※)の直近データをみてみると、警備業法 に基づく認定を受けている事業者は、本社:68.7%(N=963)、支社・営業所:76. 8.%(N=155)となっており、また、1号警備業務(施設警備・駐車場管理のみ)を実施し ている事業者は、64.3%(N=959)となっています。 ※(「第 43 回実態調査報告」=「ビルメンテナンス情報年鑑 2013」に掲載(販売価格¥4,725 税込) ) これらを考慮して、当協会の会員数との割合で比較すると、推測ではありますが、 2,840 社の内 64.3%・1,826 社の会員企業が施設警備を実施しているため、18%・328 社のビルメンテナンス協会員が影響を受けたと考えられます。 以上の結果を踏まえ、本アンケートを参考資料とし、関係官庁への実態報告や要望、 プール監視業務を実施している会員企業に対する、教育やサービスの提供といった側面 から、引き続き検討を行っていきたいと考えております。 最後に、本アンケートについてご回答ご協力を頂いた協会各位並びに会員各位には、 重ねて御礼を申し上げます。また、皆様からのお力添えを賜れば幸甚に存じますので、 今後も何卒よろしくお願い申し上げます。 以上 7