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単身急増社会の衝撃
単身急増社会の衝撃 みずほ情報総研㈱ 藤森 克彦 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 1 <問題意識> 社会支出(対GDP比)の国際比較 (2007年) (%) 0 (高齢化率) 5 10 15 20 25 30 (16.4%) フランス (17.4%)スウェーデン (19.9%) ド イ ツ (16.0%) 英 国 (21.3%) 日 本 (12.6%) 米 国 (注)フランスの高齢化率は2006年。(資料)国立社会保障・人口問題研究所『平成20年度社会保障給付 費』、 高齢化率は国立社会保障・人口問題研究所『人口の動向 日本と世界(人口統計資料集2010』 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 2 発表の構成 Ⅰ.単身世帯の増加の推移 Ⅱ なぜ単身世帯は増加したのか Ⅱ.なぜ単身世帯は増加したのか Ⅲ.今後の単身世帯の動向(05年∼30年) Ⅳ.都道府県別にみた単身世帯の増加状況 Ⅴ.単身世帯の増加が社会にもたらす影響 Ⅵ.「単身急増社会」への対応 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 3 Ⅰ .単身世帯の増加の推移 ―1985年から2005年にかけての変化― Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 4 1.単身世帯の全体的動向 ―70年からの長期的推移 (万世帯) 2,000 実績← →推計 単身世帯/総世帯数(右目盛) 31.2% 単身世帯数(左目盛) 1 500 1,500 25.6% 27 6% 27.6% 32.7% 34.4% 36.0% 37.4% 35% 30% 29.5% 25% 23.1% 20.3% 1,000 20% 20.8% 19.8% 単身世帯/人口(右目盛) 5.9% 6.1% 614 656 711 1970 75 80 5.9% 500 19.5% 6.5% 7.6% 789 939 40% 9.0% 10.2% 11.3% 12.4% 13.2% 14.1% 15.0% 15.8% 15% 10% 1,124 1,291 1,446 1,571 1,656 1,733 1,792 1,824 5% 0% 85 90 95 2000 2005年まで:総務省『国勢調査』 5 10 15 20 25 30 (年) 2010年以降:国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計』 、 『日本の将来人口推計(中位推計)』 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 5 世帯類型の推移 ひとり親と子供 (年) 21% 1985 26% 1995 17% 単身世帯 29% 2005 2015 33% 2030 37% 0% 40% 14% 20% 6% 34% 夫婦のみ 20% 26% 19% 22% 60% 30% その他 12% 7% 夫婦と子供 20% 40% 三世代 9% 7% 7% 8% 6% 7% 10% 11% 10% 11% 80% 実 績 値 推 計 値 三世代・その他 100% (資料)実績値:総務省『国勢調査』時系列データ、 6 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 推計値:国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計』 年齢階層別にみた 単身世帯数の変化(1985年=1倍) 2005年 男性 女性 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80歳 以上 以 1.0 1.7 2.2 3.7 4.8 4.1 5.3 1.6 2.5 1.5 1.4 1.6 2.8 6.9 (注)黄色は2倍以上増加した年齢階層。赤は3倍以上増加した年齢階層 (資料)総務省『国勢調査』 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 7 Ⅱ.なぜ単身世帯は増加したのか Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 8 1985年から2005年にかけての 単身世帯の伸び率の寄与度 <男 性> 600% <女 性> 500% 非人口要因 400% 300% 非人口要因 人 口 要 因 200% 100% 0% 8 0歳 以 上 (資料)総務省『国勢調査』 7 0代 6 0代 5 0代 4 0代 3 0代 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 2 0代 8 0歳 以 上 7 0代 6 0代 5 0代 4 0代 3 0代 2 0代 -100% 人 口 要 因 9 非人口要因による単身世帯の伸び率 ―85年から05年の寄与度分析― <男 性> 280% <女 性> 230% 180% 離 別 有配偶 死 別 死 別 130% 未 婚 未 婚 80% 30% 8 0歳 以 上 (資料)総務省『国勢調査』 7 0代 6 0代 5 0代 4 0代 3 0代 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 2 0代 8 0歳 以 上 7 0代 6 0代 5 0代 4 0代 3 0代 2 0代 -20% 10 なぜ単身世帯は増加してきたか ―まとめ― 人口の 影響 40代以下 × 50代男性 60代男性 70歳以上の 男女 ○ ○ ◎ 質的な変化 配偶関係 未婚 離別 死別 ◎ △ ◎ ○ △ Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. ○ ○ △ × × 別居 × × △ ◎ 11 Ⅲ.今後の単身世帯の動向 ―2030年に向けての将来推計― Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 12 2.男女別・年齢階層別にみた 単身世帯数の変化(実数、2005年) 2005年:女性 2005年:男性 22 49 139 70-79歳 78 108 60-69歳 124 75 50-59歳 106 45 40-49歳 156 78 30-39歳 205 131 20-29歳 26 250 200 (万人) 84 80歳以上 150 100 50 18 20歳未満 0 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 0 50 100 150 (資料)総務省『国勢調査』 200 250 (万人)13 男女別・年齢階層別にみた 単身世帯数の変化(実数、2015年) 2015年:女性 2015年:男性 42 75 127 60-69歳 133 77 50-59歳 156 82 40-49歳 139 77 30-39歳 167 104 20-29歳 23 200 158 70-79歳 137 250 (万人) 142 80歳以上 150 100 50 16 20歳未満 0 0 50 100 150 (資料)国立社会保障・人口問題研究所 200 250 (万人) 14 『日本の世帯数の将来推計(全国推計)』(2008年3月推計) Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 男女別・年齢階層別にみた 単身世帯数の変化(実数、2030年) 2030年:男性 2030年:女性 116 144 60-69歳 197 135 50-59歳 120 55 30-39歳 139 87 20-29歳 17 150 66 40-49歳 105 200 154 70-79歳 187 250 (万人) 214 80歳以上 76 100 50 12 20歳未満 0 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 0 50 100 150 200 250 (万人) (資料)国立社会保障・人口問題研究所 『日本の世帯数の将来推計(全国推計)』(2008年3月推計) 15 年齢階層別人口に占める単身者の割合 −2005年、2015年、2030年− <男 性> 30% <女 性> 2030年 25% 2030年 20% 15% 10% 5% 2015年 2005年 2005年 8 0歳 以 上 7 0代 6 0代 5 0代 4 0代 3 0代 2 0代 8 0歳 以 上 7 0代 6 0代 5 0代 4 0代 3 0代 2 0代 0% 2015年 (資料)国立社会保障・人口問題研究所編 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 『日本の世帯数の将来推計(全国推計)−2008年3月推計 16 生涯未婚率(50歳時点の未婚者割合)の 推移 <実績値> (%) 30 <推計値> 25 20 男性 15 女性 10 5 0 1950 55 60 65 70 75 80 85 90 95 2000 5 10 15 (資料)05年までの実績値:国立社会保障・人口問題研究所編『人口統計資料集2009』2009年 20 25 30 (年) 将来推計:同『日本の世帯数の将来推計(全国推計)2008年3月推計』(結果表4)に基づき、筆者計算。 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 17 男女別にみた 「高齢未婚者」数と「高齢単身者」数 (単位:万人) 男 性 女 性 05年 30年/ 30年 05年 05年 30年/ 30年 05年 65歳以上人口① 1,087 1,564 2,103 単身者数② (②/① %) 未婚者数③ (③/① %) 105 (9.7) 26 (2.4) 278 281 439 2.6倍 1.6倍 (17.8) (19.0) (20.9) 168 52 120 6.5倍 2.3倍 (10.8) (3.5) (5.7) 1.4倍 1,480 1.4倍 (資料)05年:総務省『国勢調査』、30年:国立社会保障・人口問題研究所『日本の将来人口推計』、『日本の世帯数の将来推計』 18 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 20-34歳人口の男女差の推移 男 性 過 剰 女 性 過 剰 (万人) 20-34歳人口の男女差 (左目盛) 60 40 110% 105% 20 100% 0 -20 95% -40 20-34歳人口の男女比率 (右目盛) -60 90% -80 85% -100 -120 ’50 ’55 ’60 ’65 ’70 ’75 ’80 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. ’85 ’90 ’95 ’00 (資料)総務省『国勢調査』 ’05 80% (年) 19 Ⅳ.都道府県別にみた 単身世帯の増加状況 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 20 都道府県別にみた男女別・ 年齢階層別人口に占める単身世帯比率(2005年) 男 性 (2005年) (単位:%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 全 国 25.7 16.8 13.4 13.1 10.1 9.3 11.0 岐阜県 16.4 (42位) 10.1 (41位) 8.1 (42位) 8.2 (46位) 6.0 (45位) 5.8 (41位) 6.6 (41位) 1位 東京 40.9 東京 29.2 東京 22.5 東京 21.6 東京 17.4 東京 14.9 東京 18.3 2位 京都 31.9 神奈川 21.2 神奈川 16.6 大阪 16.4 大阪 14.0 大阪 14.7 大阪 16.8 3位 神奈川 30.4 北海道 19.3 北海道 15.5 神奈川 15.1 沖縄 13.5 沖縄 11.0 鹿児島 15.1 4位 北海道 28.8 愛知 17.5 大阪 14.8 沖縄 14.6 高知 12.2 兵庫 10.9 京都 13.6 5位 福岡 28.2 千葉 17.2 愛知 14.4 愛知 14.1 神奈川 11.1 高知 10.8 兵庫 13.4 43位 佐賀 15.6 奈良 9.8 和歌山 7.9 秋田 8.5 佐賀 6.3 福井 5.4 福井 6.4 44位 沖縄 15.5 山形 9.6 秋田 7.8 佐賀 8.4 福井 6.1 秋田 5.3 秋田 6.3 45位 秋田 15.5 佐賀 9.3 奈良 7.7 山形 8.3 岐阜 6.0 富山 5.2 富山 6.2 位 46位 奈良 12.5 秋田 8.9 山形 7.6 岐阜 8.2 富山 5.8 新潟 5.0 新潟 6.1 和歌山 12.1 和歌山 8.9 佐賀 7.6 奈良 7.4 山形 5.8 山形 4.4 山形 5.3 上 位 下 47位 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. (資料)総務省『平成17年国勢調査』 21 都道府県別にみた男女別・ 年齢階層別人口に占める単身世帯比率(2005年) 女 性 (2005年) (単位:%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 全 国 17.1 8.5 5.8 7.9 13.1 21.1 19.5 岐阜県 12.3 (35位) 5.2 (38位) 3.1 (46位) 5.2 (43位) 9.5 (41位) 15.1 (37位) 12.7 (39位) 1位 東京 30.4 東京 18.5 東京 12.5 東京 12.1 東京 17.4 鹿児島 30.6 鹿児島 34.5 2位 京都 25.5 北海道 11.8 北海道 7.9 北海道 11.1 高知 17.2 大阪 28.6 東京 29.6 3位 北海道 22.8 福岡 9.9 大阪 7.1 高知 10.8 鹿児島 17.1 東京 28.1 大阪 27.0 4位 宮城 21.0 鹿児島 9.4 福岡 6.6 沖縄 10.3 大阪 16.7 高知 27.2 高知 26.4 5位 鹿児島 20.1 沖縄 9.4 高知 6.6 鹿児島 10.1 北海道 16.7 北海道 25.9 宮崎 25.2 43位 富山 10.6 奈良 4.7 富山 3.1 岐阜 5.2 富山 9.2 栃木 14.1 福井 12.1 44位 群馬 10.4 滋賀 4.6 山形 3.1 茨城 5.1 滋賀 9.1 福井 13.9 茨城 12.0 45位 三重 10.0 福井 4.4 滋賀 3.1 富山 5.0 茨城 8.8 茨城 13.4 富山 11.4 位 46位 奈良 9.5 富山 4.1 岐阜 3.1 山形 5.0 新潟 8.7 新潟 13.2 新潟 11.2 和歌山 6.9 和歌山 3.9 福井 2.9 滋賀 4.8 山形 8.0 山形 11.4 山形 10.0 上 位 下 47位 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. (資料)総務省『平成17年国勢調査』 22 都道府県ごとにみた50代男性の 未婚率と親との同居率(2005年) 19% 沖縄(4) 東京(1) 16% 高知(6) 神奈川(3) 未 13% 婚 率 全 国 平 均 大阪(2) 鹿児島(10) 埼玉(8) 愛知(5) 島根(38) 千葉(9) 和歌山(39) 10% 7% 26% 31% 秋田(43) 山形(45) 佐賀(44) 富山(42) 北海道(7) 全国平均 熊本(40) 奈良(47) 36% 41% 〔50代未婚男性の親との同居率〕 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 福井(41) 岐阜(46) 46% 51% (資料)総務省「平成17年国勢調査」第三次基本集計 23 都道府県ごとにみた30代女性の 未婚率と親との同居率(2005年) 36% 東京(1) 33% 大阪(7) 30% 未 婚 27% 率 24% 京都(9) 福岡(3) 全 国 平 均 沖縄(5) 北海道(2) 高知(8) 鹿児島(4) 奈良(43) 佐賀(39) 和歌山(47) 茨城(40) 宮城(6) 神奈川(10) 群馬(41) 富山(46) 岐阜(38) 21% 三重(42) 全国平均 18% 46% 51% 56% 61% 〔30代未婚女性の親との同居率〕 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 66% 71% 滋賀(44) 福井(45) 76% 81% (資料)総務省「平成17年国勢調査」第三次基本集計 24 都道府県別にみた70歳以上男性に占める「死別・ 離別・未婚者割合」と「子供との同居率」(2005年) 21% 大阪(2) 死 別 率 ・ 離 別 率 ・ 未 婚 率 の 合 計 20% 19% 18% 沖縄(6) 高知(5) 鹿児島(3) 全 国 平 均 東京(1) 福岡(9) 兵庫(4) 福井(43) 岐阜(41) 新潟(46) 長野(40) 山形(47) 宮城(38) 秋田(44) 岩手(42) 神奈川(8) 北海道(10) 佐賀(39) 京都(7) 17% 16% 富山(45) 全国平均 15% 24% 29% 34% 39% 44% 49% 54% 59% 64% 〔未婚・死別・離別の70歳以上の男性における子供との同居率〕 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. (資料)総務省「平成17年国勢調査」第三次基本集計 25 都道府県別にみた70歳以上女性に占める「死別・ 離別・未婚者割合」と「子供との同居率」(2005年) 65% 64% 死 別 率 ・ 離 別 率 ・ 未 婚 率 の 合 計 63% 山口(6) 鹿児島(1) 高知(4) 大阪(3) 兵庫(9) 京都(10) 62% 61% 60% 59% 富山(43) 愛媛(8) 全 国 平 均 福井(44) 宮崎(5) 東京(2) 岐阜(39) 滋賀(38) 北海道(7) 栃木(42) 静岡(40) 福島(41) 58% 茨城(45) 山形(47) 57% 新潟(46) 56% 全国平均 55% 29% 34% 39% 44% 49% 54% 59% 〔70歳以上の未婚、死別、離別女性の子との同居率〕 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 64% 69% (資料)総務省「平成17年国勢調査」第三次基本集計 26 2030年における都道府県別 にみた単身世帯比率(将来推計) 男 性 (2030年) (単位:%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 全 国 24.8 16.5 17.0 22.8 24.9 18.5 13.1 岐阜県 19.5 (37位) 13.2 (39位) 12.8 (42位) 16.4 (44位) 18.1 (42位) 14.8(40位) 9.8 (47位) 1位 東京 34.3 東京 24.0 東京 23.7 東京 32.0 東京 35.7 大阪 25.7 大阪 16.5 2位 京都 28.9 神奈川 18.6 神奈川 19.2 大阪 27.0 大阪 31.4 東京 24.1 東京 16.2 3位 神奈川 28.1 北海道 18.3 北海道 19.1 神奈川 25.0 沖縄 30.9 兵庫 20.6 兵庫 14.8 4位 石川 27.2 愛知 17.0 大阪 18.1 沖縄 24.4 高知 28.3 沖縄 20.4 鹿児島 14.7 5位 北海道 26.7 千葉 16.7 愛知 17.9 愛知 23.6 神奈川 26.0 高知 20.0 京都 14.5 43位 佐賀 17.9 佐賀 12.8 奈良 12.4 佐賀 16.7 佐賀 17.7 富山 14.3 山形 10.1 44位 青森 17.6 青森 12.5 佐賀 12.4 岐阜 16.4 山形 17.6 秋田 14.3 島根 10.1 45位 秋田 17.0 島根 11.9 山形 11.9 秋田 16.2 奈良 17.0 岩手 14.0 岩手 9.9 位 46位 奈良 14.8 秋田 11.7 秋田 11.3 奈良 15.3 福井 16.5 新潟 14.0 福井 9.9 和歌山 14.4 和歌山 11.6 和歌山 10.1 山形 15.3 富山 15.8 山形 13.4 岐阜 9.8 上 位 下 47位 (資料)国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)』、 27 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 同『日本の都道府県別将来人口 2030年における都道府県別 にみた単身世帯比率(将来推計) 女 性 (2030年) (単位:%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 全 国 16.3 8.9 9.5 15.4 18.0 20.8 21.9 岐阜県 14.3 (29位) 6.3 (36位) 5.7 (45位) 10.4 (47位) 14.7 (45位) 18.0 (35位) 16.3 (43位) 1位 東京 22.2 東京 16.6 東京 18.6 東京 21.5 北海道 22.5 大阪 25.2 鹿児島 32.6 2位 京都 21.3 北海道 11.9 北海道 11.5 北海道 20.7 東京 21.9 鹿児島 24.9 東京 28.9 3位 北海道 19.7 福岡 10.0 大阪 10.8 沖縄 19.6 高知 21.7 北海道 24.4 高知 27.3 4位 宮城 17.7 沖縄 9.7 福岡 10.1 高知 19.2 鹿児島 21.5 東京 23.7 大阪 26.8 5位 鹿児島 17.5 鹿児島 9.7 高知 10.0 鹿児島 17.8 大阪 20.6 高知 23.4 宮崎 26.3 43位 福島 13.1 滋賀 5.9 茨城 5.9 滋賀 11.3 茨城 14.8 茨城 17.3 岐阜 16.3 44位 栃木 13.1 福井 5.8 山形 5.8 茨城 11.3 新潟 14.7 鳥取 17.2 新潟 15.9 45位 佐賀 12.2 群馬 5.7 岐阜 5.7 山形 11.1 岐阜 14.7 新潟 17.2 茨城 15.1 位 46位 奈良 11.1 富山 5.4 福井 5.6 富山 10.5 富山 14.5 福井 16.4 富山 15.0 和歌山 9.3 和歌山 4.8 富山 5.2 岐阜 10.4 山形 14.2 山形 16.4 山形 14.9 上 位 下 47位 (資料)国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)』、 28 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 同『日本の都道府県別将来人口 都道府県別にみた単身世帯比率(男性) ―2005年から2030年にかけての変化(増減幅) 男 性 (2030年の比率-2005年の比率:%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 全 国 -1.0 -0.3 3.6 9.7 14.7 9.2 2.1 岐阜県 3.2 (2位) 3.1 (5位) 4.8 (2位) 8.2 (36位) 12.1 (38位) 9.0 (32位) 3.2 (15位) 1位 沖縄 3.8 佐賀 3.6 佐賀 4.9 大阪 10.6 東京 18.3 大阪 11.0 山形 4.8 2位 岐阜 3.2 山形 3.4 岐阜 4.8 東京 10.4 大阪 17.4 兵庫 9.6 富山 4.4 3位 佐賀 2.4 奈良 3.3 奈良 4.8 神奈川 9.9 沖縄 17.4 沖縄 9.4 新潟 4.3 4位 和歌山 2.3 富山 3.2 熊本 4.5 沖縄 9.7 高知 16.1 東京 9.2 秋田 4.3 5位 奈良 2.3 岐阜 3.1 岡山 4.2 高知 9.5 神奈川 14.9 鳥取 9.2 静岡 4.0 43位 神奈川 -2.3 愛知 -0.5 秋田 3.5 福島 8.0 三重 11.5 大分 8.4 神奈川 1.1 44位 福岡 -2.4 千葉 -0.5 大阪 3.3 福井 7.9 佐賀 11.4 山梨 8.4 京都 1.0 45位 広島 -2.6 北海道 -1.0 神奈川 2.6 秋田 7.7 奈良 10.7 岩手 8.4 大阪 -0.3 位 46位 京都 -3.0 神奈川 -2.6 和歌山 2.2 山形 7.0 福井 10.4 滋賀 8.4 鹿児島 -0.3 47位 東京 -6.6 東京 -5.2 東京 1.3 和歌山 7.0 富山 10.1 群馬 8.3 東京 -2.1 上 位 下 (資料)国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)』、 29 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 同『日本の都道府県別将来人口 都道府県別にみた単身世帯比率(女性) ―2005年から2030年にかけての変化(増減幅) 女 性 (2005年の比率-1985年の比率:%) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 全 国 -0.9 0.4 3.8 7.5 5.0 -0.3 2.3 岐阜県 2.0 (11位) 1.1 (8位) 2.7 (44位) 5.2 (47位) 5.3 (21位) 3.0 (10位) 3.6 (16位) 1位 三重 3.3 福井 1.3 東京 6.1 北海道 9.7 山形 6.2 山形 5.0 山形 4.9 2位 群馬 3.0 奈良 1.3 大阪 3.7 東京 9.4 茨城 6.0 新潟 4.0 新潟 4.6 3位 埼玉 2.9 滋賀 1.3 北海道 3.5 沖縄 9.3 新潟 6.0 茨城 3.9 福井 4.5 4位 茨城 2.8 三重 1.3 京都 3.5 高知 8.4 滋賀 6.0 栃木 3.5 静岡 4.4 5位 富山 2.7 富山 1.2 高知 3.4 青森 8.1 長野 5.9 福島 3.3 福島 4.2 43位 鹿児島 -2.6 鹿児島 0.3 山形 2.7 茨城 6.1 鹿児島 4.4 山口 -2.9 高知 1.0 44位 北海道 -3.2 宮城 0.1 岐阜 2.7 栃木 6.0 山口 4.3 大阪 -3.4 愛媛 0.8 45位 宮城 -3.3 北海道 0.1 福井 2.6 福井 5.9 宮崎 4.3 高知 -3.8 大阪 -0.1 位 46位 京都 -4.2 福岡 0.1 和歌山 2.6 富山 5.5 福岡 4.0 東京 -4.4 東京 -0.8 47位 東京 -8.2 東京 -1.9 富山 2.0 岐阜 5.2 大阪 3.9 鹿児島 -5.7 鹿児島 -1.9 上 位 下 (資料)国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)』、 30 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 同『日本の都道府県別将来人口 都道府県別にみた単身世帯数(男性) ―2005年から2030年にかけての増加倍数 男 性 (単位:倍) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 全 国 0.7 0.7 1.1 1.6 2.4 2.4 3.4 岐阜県 0.9 (2位) 0.9 (6位) 1.4 (2位) 1.7 (6位) 2.7 (4位) 2.7 (15位) 4.0 (11位) 1位 沖縄 1.0 佐賀 1.1 滋賀 1.5 滋賀 1.9 沖縄 3.0 沖縄 3.3 埼玉 5.2 2位 岐阜 0.9 沖縄 1.0 岐阜 1.4 愛知 1.9 滋賀 2.9 茨城 3.1 千葉 4.8 3位 佐賀 0.8 山形 1.0 佐賀 1.4 東京 1.9 神奈川 2.8 山形 3.1 静岡 4.5 4位 富山 0.8 鳥取 1.0 岡山 1.3 神奈川 1.9 岐阜 2.7 栃木 3.1 滋賀 4.4 5位 三重 0.8 熊本 0.9 鳥取 1.3 沖縄 1.7 愛知 2.7 宮城 3.1 愛知 4.4 43位 青森 0.6 大阪 0.6 鹿児島 1.0 秋田 1.2 徳島 2.1 京都 2.0 長崎 2.6 44位 山口 0.6 北海道 0.6 岩手 1.0 青森 1.2 大阪 1.9 大阪 1.9 愛媛 2.6 45位 秋田 0.6 千葉 0.6 青森 1.0 鹿児島 1.2 和歌山 1.9 山口 1.9 島根 2.4 位 46位 宮城 0.6 神奈川 0.6 秋田 0.9 和歌山 1.2 山口 1.9 和歌山 1.8 高知 2.2 北海道 0.5 東京 0.6 和歌山 0.9 長崎 1.2 高知 1.8 高知 1.7 鹿児島 1.9 上 位 下 47位 (資料)国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)』、 31 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 同『日本の都道府県別将来人口 都道府県別にみた単身世帯数(女性) ―2005年から2030年にかけての増加倍数 女 性 (単位:倍) 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 全 国 0.7 0.7 1.5 1.8 1.3 1.1 2.6 岐阜県 0.8 (12位) 0.8 (9位) 1.5 (9位) 1.7 (20位) 1.4 (19位) 1.3 (10位) 2.8 (10位) 1位 滋賀 1.0 滋賀 1.0 滋賀 2.0 滋賀 2.4 滋賀 1.9 茨城 1.6 埼玉 4.3 2位 三重 1.0 福井 0.9 愛知 1.7 東京 2.3 沖縄 1.8 埼玉 1.6 千葉 3.8 3位 沖縄 1.0 佐賀 0.9 東京 1.6 神奈川 2.2 茨城 1.6 沖縄 1.6 神奈川 3.5 4位 群馬 0.9 沖縄 0.9 沖縄 1.6 愛知 2.2 栃木 1.6 滋賀 1.5 愛知 3.2 5位 埼玉 0.9 山形 0.9 埼玉 1.6 沖縄 2.2 神奈川 1.6 栃木 1.5 静岡 3.1 43位 高知 0.6 愛媛 0.7 高知 1.2 高知 1.3 和歌山 1.1 和歌山 0.8 愛媛 1.9 44位 東京 0.6 高知 0.7 和歌山 1.2 宮崎 1.3 秋田 1.1 島根 0.8 長崎 1.8 45位 鹿児島 0.6 大阪 0.6 青森 1.1 青森 1.3 大分 1.1 鹿児島 0.8 島根 1.7 宮城 0.5 東京 0.6 北海道 1.1 長崎 1.3 高知 1.0 山口 0.8 高知 1.7 北海道 0.5 北海道 0.6 秋田 1.1 秋田 1.2 山口 0.9 高知 0.7 鹿児島 1.4 上 位 下 位 46位 47位 (資料)国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)』、 32 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 同『日本の都道府県別将来人口 Ⅴ.単身世帯の増加が 社会にもたらす影響 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 33 1.貧困層の増大 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 34 単身世帯における年収150万円未満 世帯の割合(2004年、単位:%) 単 身 世 帯 30歳 未満 30 代 40 代 50 代 60 代 70歳 以上 男 150万 性 円未満 5.2 2.1 4.2 13.0 20.4 14.3 女 150万 性 円未満 9.6 7.7 13.3 25.3 25.6 29.4 夫婦の 200万 み世帯 円未満 2.1 1.1 1.2 3.1 5.9 (60歳以上) − (資料)総務省『平成16年 全国消費実態調査(世帯分布編)』第3・12表 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 35 単身世帯に占める 生活保護受給者の割合(2007年) 14% 12% 10% 単身世帯 単身世帯 8% 6% 4% 二人以上世帯 二人以上世帯 8 0歳 以 上 7 0代 6 0代 5 0代 4 0代 3 0代 2 0代 8 0歳 以 上 7 0代 6 0代 5 0代 4 0代 3 0代 2 0代 2% 0% <女 性> <男 性> 18% 16% (資料)厚生労働省『平成19年被保護者世帯全国一斉調査』、厚生労働省『平成19年国民生活基礎調査」 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 36 性・年齢(5歳階級)別自殺死亡率 (人口10万人対比)の年次比較 <男 性> <女 性> 1985年 1985年 2003年 1995年 1995年 2003年 9 0歳 以 上 8 0代 7 0代 6 0代 5 0代 4 0代 3 0代 2 0代 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 2 0歳 未 満 9 0歳 以 上 8 0代 7 0代 6 0代 5 0代 4 0代 3 0代 2 0代 2 0歳 未 満 110 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 (資料)厚生労働省『自殺死亡統計の概況』(2005年) 37 2.介護需要の高まり Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 38 要介護者を抱える世帯について 世帯類型別にみた主な介護者の続柄 その他 その他親族 事業者 単独世帯 不詳 子 子の配偶者 三世代世帯 子 配偶者 子の配偶者 その他親族 配偶者 夫婦のみ世帯 0% 10% 20% 30% 40% Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 子 不詳 50% 60% 70% 80% 90% 100% (資料)厚生労働省『平成16年 国民生活基礎調査」 39 「事業者のみ」が担う主な居宅介護の 内容ー上位5位 ( )内の単位:% 1位 単身世帯 三世代世帯 夫婦のみ世帯 掃 除(47) 入浴介助(34) 入浴介助(22) 洗 髪(31) 掃 除(17) 2位 食事の準備(38) 3位 買い物(33) 身体の清拭(17) 洗 髪(16) 4位 入浴介助(30) 散 歩(9) 食事の準備(12) 5位 洗 濯(26) 口腔清掃(7) 身体の清拭(11) Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. (資料)厚生労働省『平成19年 国民生活基礎調査』 40 世帯類型別にみた要介護者の 要介護度の状況(2007年) 0% 単身 単独世帯 世帯 10% 20% 要支援1 30% 40% 要支援2 三世代 世帯 要支援1 要介護2 60% 要介護1 要支援2 要介護3 70% 80% 要介護1 要介護2 要介護2 三世代 夫婦 夫婦のみ のみ 世帯 50% 要介護2 3 90% 100% 3 4 5 3 経過的要介護 要介護4 要介護1 要介護5 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. (資料)厚生労働省『平成19年 国民生活基礎調査」 41 配偶関係別人口に占める社会施設・病院 への入所者・入院者の割合(2005年) 50% <男 性> <女 性> 社会施設 40% 病院・療養所 30% 20% 10% 離 別 死 別 有配偶 未 婚 離 別 死 別 有配偶 未 婚 離 別 死 別 有配偶 未 婚 離 別 死 別 有配偶 未 婚 離 別 死 別 有配偶 未 婚 離 別 死 別 有配偶 未 婚 離 別 死 別 有配偶 未 婚 離 別 死 別 有配偶 未 婚 離 別 死 別 有配偶 未 婚 離 別 死 別 有配偶 未 婚 0% 65-69 歳 70-74 歳 75-79 歳 80-84 歳 85歳 以上 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 65-69 歳 70-74 歳 75-79 歳 80-84 歳 (資料)総務省『平成17年国勢調査』 85歳 以上 42 3.地域社会から 孤立する人々の増加 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 43 「家族と過ごす時間」/「家族以外の人と過ごす 時間」を全くもたない65歳以上高齢者の割合 (単位:%) 男 「家族と過ご す時間」を全く 持たない人の 割合 性 女 「家族以外の 「家族と過ごす 人と過ごす時 時間」を全く持 間」を全く持た たない人の割 合 ない人の割合 (最低値) 性 「家族以外の 人と過ごす時 間」を全く持た ない人の割合 (最低値) 高齢単身世帯 84.0% 52.7% 82.7% 49.1% 子はいない 95.7% 59.2% 96.8% 45.1% 子が近所に居住 71.4% 46.2% 70.9% 53.2% 高齢夫婦のみ世帯 4.5% 59.2% 4.8% 62.2% Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 44 (資料)総務省『平成18年社会生活基本調査』 65歳以上高齢者について世帯類型別に みた地域における人間関係 (%) 20 <心配事の相談相手がいない> (%) 25 24.3 <近所づきあいがない> 16.9 20 15 15 10 10 5.7 4.1 5 7.1 4.3 3.0 5.8 男性 男性 女性 2.1 0 女性 6.7 5 1.5 男性 6.8 女性 男性 女性 0 単身世帯 夫婦のみ世帯 一般世帯 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 男性 女性 男性 女性 単身世帯 夫婦のみ世帯 一般世帯 (資料)内閣府『世帯類型に応じた高齢者の生活実態等に関 する意識調査(平成18年度)』2006年 45 社会的孤立の国際比較 「家族以外の人」と交流のない人の割合 (%) (資料)OECD, Society at Glance: 2005 日本 メキシコ チェコ ポルトガル フランス イタリア オーストリア 韓国 フィンランド スペイン Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. O E C D 2 0ヶ 国 カナダ アイスランド ベルギー 英国 ギリシャ ドイツ デンマーク 米国 アイルランド オランダ 16 14 12 10 8 6 4 2 0 46 Ⅵ.「単身急増社会」への対応 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 47 三つの対応 社会保障の強化 「トランポリン型社会保障」の構築 地域コミュニティのつながりの強化 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 48 1.社会保障の強化と財源確保 (1)今のまま、国債依存? (2)歳出削減? (3)経済成長? (4)税金と社会保険料の引き上げが必要 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 49 国・地方の債務残高(対GDP比)の推移 (%) 200 日本 180 160 140 イタリア 120 100 80 フランス ドイツ 米国 ’1 0 ’0 9 ’0 8 ’0 7 ’0 6 ’0 5 ’0 4 ’0 3 ’0 2 ’0 1 20 00 ’9 9 ’9 8 ’9 7 英国 ’9 6 19 95 60 40 (年) Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. (資料)財務省『わが国の財政事情』2010年1月 50 一般会計歳出の主要経費割合 0% 20% 1985 19% 1995 19% 2005 2009 社会保障 24% 28% 40% 28% 60% 16% 33% 22% 19% 文教・防衛・公共事業 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 80% 18% 15% 12% 11% その他 100% 19% 16% 17% 20% 23% 19% 23% 地方財政関係費 (資料)財務省HP 国債費 51 社会保障の強化と財源確保 (1)今のまま、国債依存? (2)歳出削減? (3)経済成長? (4)税金と社会保険料の引き上げが必要 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 52 国民負担率・潜在的国民負担率 の国際比較(2007年) 70 60 50 40 30 財政赤字対国民所得比 社会保障負担率 租税負担率 3.5 8.5 20 10 26.4 潜 在 的 国 民 負 担 率 3.7 15.0 24.6 国 民 負 担 率 3.7 3.4 10.6 17.1 0.2 24.2 21.9 47.7 37.8 30.4 37.0 0 米国 高齢化率: (12.6%) 日本 (21.3%) 英国 (16.0%) ドイツ (19.9%) フランス スウェーデン (16.4%,06年) (17.4%) (資料)財務省「日本の財政関係資料」、 53 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 高齢化率:国立社会保障・人口問題研究所人口統計資料集(2010年) 2.「トランポリン型社会保障」 (職業紹介、職業訓練機能、WLB等の強化) <今後予測される状況> 労働力人口:年平均で20万∼45万人減少 (06年∼30年) 介護職員数:年平均5.3万人∼7.7万人増やす必要 (07年∼25年) <「トランポリン型社会保障」の意義> ①働くことが何よりもの生活防衛、②経済の担い手 の育成、③長期的にみた財政負担の軽減 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 54 3.コミュニティーとの結びつきの強化 NPO法人(介護系NPO)の活動の強化 公的サービスでは提供できない支援 サービスの提供側と受け手が相互になる。⇒交流の場 資金、経営ノウハウ、人的ネットワークの支援(行政) 団地・マンションにおける地域活性化活動 「団塊の世代」による参画 Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 55 ご清聴、ありがとうございました Copyright (c) 2011 Mizuho Information & Research Institute, Inc. 56