Comments
Description
Transcript
意見及び意見に対する市の考え方(PDF:298KB)
甲府市新庁舎建設基本構想(案)に係る市民意見及び市の考え方 2 新庁舎の基本理念 提出意見 市の考え方 ・建物は甲府市のシンボルとしてふさわしいものにし ・新庁舎の基本理念(P6)をふまえ、市民が親しみや てほしい。 い施設となるよう取り組みます。 ・甲府市のシンボルとなるような庁舎建設を望んでお り、簡素でよいから明るい職場であることを希望しま す。 2.2 新庁舎の基本理念及びその基本的機能 (1)市民、議会、行政の参画と協働の実現 提出意見 市の考え方 ・甲府市民の憩いの場となるようなスペースを(気の ・市民が気軽に集い、交流できる場の設置について 利いた、ホテルや銀行のロビーのような) 配慮していきます。(P7) ・市民が集う場所があればいいと思います。庁舎内 部や外部空間にも広場やスペースを設けて、市民が 憩える場の設置を望みます。 (2)市民サービスの質を高める行政運営の実現 提出意見 ・(各事務スペース)ITを積極的に推進する事で、個 人あたりの広いスペースは必要ない。他都市を見る 限り、相当な無駄使いが感じられる。 ・現在の市役所は、窓口も分散していて分かりづらい です。できれば、窓口は1フロアーにまとめて、分かり やすい配置にしてほしいものです。 ・市民が多く足を運ぶ窓口に配慮した庁舎建設を望 む。 市の考え方 ・市民サービスの質をより高めるため、情報化に対応 した、より機能的で効率的な行政を実現する執務環 境を整備します。(P7) ・市民の利用頻度の高い窓口等を利用しやすいよう 集約するとともに、1ヶ所でできるだけ用事が済むよう なワンストップサービスや、プライバシーに配慮した 相談スペースを設けるなど、市民サービスの向上に 努めます。(P7) (3)地域の発展への貢献 提出意見 市の考え方 ・甲府市の歴史や自然、観光を紹介するスペースを ・市の歴史、文化や特産品等の紹介などに活用でき るスペースも計画します。(P8) ・市立美術館を新たに作るのも難しいなら、庁舎内に ・現時点では、市立美術館は考えていません。ただ そうした施設はいかがでしょう? し、多目的に利用できるスペースの設置及び利用方 法については、今後検討していきます。 ・甲府駅北部の開発、県庁の改築、紅梅町計画等と ・新庁舎周辺まちづくりの展開も視野に入れ、バラン バランスの取れた街づくりを スの良い庁舎建設を目指します。 ・中心商店街の衰退が叫ばれて久しいわけですが、 ・新庁舎においては、地域の再生やまちづくりをリー 新庁舎がまちなかの賑わいの回復に繋がればいいと ドし、都市機能の一部を担うことにより、中心市街地 思います。 の活性化に寄与し、景観に配慮しながら市民に親し ・近年、地方の中核都市の中心部の空洞化、衰退が まれる庁舎建設を目指していきます。(P8)また、展 言われています。車社会の進展とともに、都市周辺 望ができるスペースについても今後検討していきま 部での宅地開発や郊外型大型SCの立地などから必 す。 然的に中心部の人口減少、空き店舗など空洞化が 進行したものと思います。こうした現状を打開する一 つの方策として中心部への魅力ある施設作りが必要 かと思います。今回の新市庁舎の建設は大きなチャ ンスだと思います。甲府市のランドマークといえるよう な斬新かつ近代的な、市民が誇りを持てる、誰もが 一度は訪れてみたい、こういう建築物であってほしい と思います。周囲の山々や甲府盆地を一望できるよ うな展望台を備えた高層ビルも夢があっていいと思 います。 1 提出意見 ・新庁舎というより庁舎周辺施設に望むことは市街地 活性化に一役買うような人が集まる施設、すなわち、 窓口業務に立ち寄る市民だけを対象とせず憩いのコ ミュニティ施設である市役所エリアを作ってもらい中 心街に多くの人が訪れ活気づいてほしいということで す。 市の考え方 ・民間と公共の役割をふまえて、中心市街地に立地 する施設の一つとして、回遊する人々のための休憩 機能を備えるなど、魅力的な都市空間を創造しま す。(P8) (4)ユニバーサルデザインの実現 提出意見 ・(ホール・ロビー)バリアフリーにして、市民の憩いの 場所と言う意見もあるようだが、本末転倒である。 ・ユニバーサルデザインへの配慮を十分にしてほし い。 ・使いやすい庁舎建設を望む。 市の考え方 ・建設にあたりましては、ユニバーサルデザインの採 用により、誰もが利用しやすい施設とします。具体的 には、窓口カウンターの高さへの配慮や、多目的トイ レ、授乳室の整備など、さまざまな人々の自由な活 動を可能にする施設とします。また、子どもからお年 寄り、障害のある方などの多様なニーズに対応した ・市役所各部署の表示、部課機能のわかりやすい表 施設とします。さらに、障害のある方やお年寄りの方 示に心がけ、お年寄りにも優しく案内が無くても用事 にも歩きやすく、駐車スペースや庁舎内部のスムー が済むような優しい庁舎建設を望む。 ズな動線を確保します。また、明快な空間構成や外 ・建物の内容としてはあまり機能的に欲張らなくても 国の方にも配慮したサイン計画など、わかりやすい施 いいと思います。市役所という役目を考えてどんな体 設とします。(P8) の状態の方がいっても気持ちよく疲れずに快適であ ることが大事だと思います。トイレが広く使いよい、と か、通路が広い、待つ椅子がたくさんある、小さな子 どもを連れて行っても困らない、年寄りにも分かりや すい、駐車場が待たずに短時間で出入りできる(今 話題の地下の小スペース地下駐車場)等々・・・ (5)環境との共生の推進 提出意見 ・十分な樹木で、みずみずしく、環境に優しい 自然 の中の庁舎を ・省エネについて地域特性に配慮しながら徹底して ほしい。 ・現在、世の中でとても大事なこととして注目を集め ているものの一つとしてエネルギー問題があると思い ます。市役所新庁舎は考えられる限りの自然エネル ギー活用を考えるべきだと思います。例えば、 ・屋 根の全面太陽光パネルの設置 ・雨水の活用 ・排 水の循環 ・風力発電 ・緑の活用(緑のカーテン)、 風の道 ・免震、耐震 他にも色々とあると思います。 山梨大学にも環境を考える学部がありますが、是非、 提携して知恵を出し合うべきだと思います。 (6)安全・安心の向上 提出意見 ・(内装、外装)防災機能に重点をおき、その他はシ ンプルで目立つ必要はない。 ・大規模な地震災害が、甲府市の場合、高い確率で 想定されることから、災害への取り組みは、特に配慮 して本部機能を考えていただきたい。 ・災害時の対応が今の庁舎では円滑に行われないこ とが予想されることを強調する必要があるように感じ ました。 ・防災基地は高い建物が多く地盤の良くない場所に 置くことを疑問に思います。 2 市の考え方 ・緑化の推進については、屋上緑化や壁面緑化等も 検討し、周辺環境との調和を図ります。(P9) ・地球環境や周辺環境へ配慮する中で地球環境保 全の観点から、新庁舎には省エネルギー、省資源に 配慮したシステム等を導入するとともに、本市の恵ま れた日照時間などを考慮し、太陽光などの自然エネ ルギーの活用を検討していきます。(P8~P9) 市の考え方 ・新庁舎は、耐震性の高い安全な建物とし、災害時 にも市民が安心して利用できる施設とします。また、 災害時の防災拠点ともなり得るよう計画します。(P9) ・ハザードマップより現庁舎敷地の地盤状況は、洪水 深0m及び支持層は地表より6.5mであり、地震等災 害時の敷地の安全性は高いと判断しています。 3.1 新庁舎の計画用地の検討 提出意見 市の考え方 ・新庁舎建設には賛成ですが、現状の場所に建設す ・新庁舎建設位置については、 ることが決定していますが、今後の甲府市の発展を (1)市民の利便性が高い 思うと再考が必要です。その理由は、現状の市庁舎 (2)市有地である 周辺の道路の整備が遅れています。4車線の道路は (3)高度利用が図れる 甲府駅から南に伸びる平和通りと平和通りから西へ (4)中核的な位置である 伸びる道路のみです。甲府市の中心街は甲府城を の4条件をふまえ、現庁舎敷地に決定しました。ま 中心に発展して来た為、袋小路が多く、主要道路で た、市民アンケート調査でも、利便性の高さから現庁 も二車線の道が多く、休日以外は混雑しています。 舎敷地が支持されました。 又、新庁舎には現在分散している、水道局、教育委 員会も統合されると聞いていますが、利用する市民 にとって道路の混雑は非常に苦痛です。今後の甲府 市の発展を考えるならば、アクセスの良い小瀬地区 か甲府南IC周辺、又は甲府市の中央市場への移転 が良いと思います。市庁舎の移転には中心街の商店 や住民の皆様は反対すると思いますが、何で中心街 がさびれて来たか考えるべきです。道路の整備が遅 れ大ショッピングセンターの様に無料の駐車場が無 いと言うことです。市庁舎の移転後の跡地は無料駐 車場又は安い料金で利用出来る駐車場にして若者 が商店街を利用する環境を作るべきです。いくらイベ ントをしてもその時だけです。甲府市百年の大計を 立て、物事を進めるべきです。 3.2.1 新庁舎の規模の検討 提出意見 市の考え方 ・建設規模の算定を地方債の標準面積、他都市の事 ・建設規模は、他都市データによる算定方式により算 例により算定しているが、本当に必要な機能の確保 定しておりますが、今後は、各部局の職員数、執務 ができるように独自の視点から算定することが望まし 面積及び市民活動スペース等を詳細に検討し機能 いのでは。 を確定する中で、基本計画・設計に反映していきま ・新庁舎の建設は、現庁舎の老朽化と市民のニーズ す。 に対応するために必要なことと考えます。職員数より 必要面積を割りだしていますが、もう少し踏み込んで 各部局でどのような部屋が必要で、何に使用するか をある程度提示する必要があるように思います。 ・想定職員数も、あくまで新庁舎に勤務する人数を記 述しているかと思いますが、もう少し部局ごとの本庁 者へ勤務する想定人数を明示してほしいと思いま す。 ・「甲府市新庁舎建設基本構想(案)」についてです ・市民との協働の場、地域の発展へ貢献するスペー が、あの狭い敷地の中にいろいろなものを詰め込もう スも、執務空間以外に設置していきます。その上で、 しているように見受けられます。コミュニティーホール 機能的で効率的な施設整備を行なっていきます。ま などの記載を見ると、常に平和通りを渋滞させている た、駐車場についても来庁者のために必要なスペー 状況から判断するといくら立体駐車場にしたとしても スを確保していきます。 渋滞は避けられないと容易に判断できます。甲府市 民ホールや悠遊館などがあるのでコミュニティーホー ル的な要素や住民票の発行業務等はカバーできて いると思います。 駐車場問題や建物のメンテナンスや建築費等を考え ると、甲府の中心では事務に特化した無理に規模を 大きくしない市役所を望みます。 3 提出意見 ・現在分散している行政機能を計画用地に集約する ことを前提としての想定は当然のことと思います。想 定人口について、第五次甲府市総合計画における 平成27年度推計人口191,700人。(現在)平成19 年4月で198,980人平成20年4月で198,594人。 総合計画では現在より減人口で算定している。想定 職員数は822人、嘱託職員数124人を含む。(現 在)一般行政職員750人、嘱託職員数315人、臨時 職 103人、議員数32人、具体的に要員減について は投資効果完成時に計画が必要と思います。議員 数についても、市民6,000人に1名の割合である。 他都市の事例による比較をよく検討し次回建設基本 構想については他都市事例を明細に記したものをお 願いしたい。 ・中央商店街に気軽に買い物に行けるような十 分な無料駐車場の整備を ・(規模について)駐車場を確保する事は中心 街活性化のためには必須であるため、高層とす る。 市の考え方 ・基本構想の段階では、 想定人口 191,700人(平成27年度推計人口) 想定職員数 一般行政職員 698人 嘱託職員 124人 議員数 32人 を基本指標に設定しています。 なお、想定職員数については、平成19年4月1日現 在の収容予定部署に係る職員数です。 ・駐車場台数については、来庁者のために必要台数 を整備していきます。 4.事業の進め方(1)事業手法の整理 提出意見 市の考え方 ・無駄な出費を避けるためにも基本構想に記載され ・市民のための庁舎が、市民の生活を圧迫することの ているとおり、効率的な整備手法を採用してくださ ないよう将来の財政運営を考慮し、必要かつ十分な い。 整備を行います。また、厳しい財政状況の中、透明 ・できるだけ多くの甲府市の業者が工事に参加できる 性、公平性を確保し、ライフサイクルコストを考慮した 発注をお願いします。 効率的な事業手法を選択します。(P13)事業手法 ・地場の建設業は工事量の減少とともに四苦八苦の の選定にあたっては、説明責任を果たしていきます。 状況です。是非地元の建設業の活性化のため市役 所建設の際は発注を地元業者にお願いします。 ・甲府市新庁舎建設に付いてお願い申し上げます。 今建設業者は大変不況で、この先経営が続けてい けない情況になって居ます。ぜひ、地元業者の企業 体工事をお願いします。 ・昨今の建設不況で工事量が減少しています。新庁 舎の建設は地元の業者で(電気工事は分離発注で) 一社でも多く建設にかかわれるようにして頂けますよ うお願い致します。 ・地元業者が、出来るだけ多く関わる仕組みで建設 できる様お願いします。 ・地元工事業者が、出来るだけ多く関わる仕組みで 建設していけるよう、よろしくお願いいたします。 ・山梨県内の建設業が不景気といわれる中、県内の 工事は県内の業者が多く携わるべきかと思います。 ぜひ、地元業者による建設を希望します。 ・地元業者の活性化が図れるような仕組みで建設し ていけるようお願いします。 ・事業手法としては、地元の経済状況がこれだけ悪 化している時期の建設であるので、地元企業が出来 るだけ参画できる様な手法で建設していただきたい。 東京大手企業でしか参画できない方法だと、一次的 にはイニシャルコストが安くても、地域地場の産業が 衰退すれば、中心街活性化どころではなくなってしま う。 4 提出意見 市の考え方 ・事業のすすめ方についての記述がありますが甲府 ・P4の 4.事業の進め方(1)事業手法の整理と同じ 市民の市庁舎であるので、従来の公共施設と同様に とします。 設計施工分離発注方式にし、甲府市内の業者がな んらかのかたちでかかわれるようにしてほしいと思い ます。 ・困窮化している甲府の建設業界のため、多くのJV 方式で地元の業者に幅広く発注されるよう、強く要望 します。もし、PFI方式を取り入れれば地元の建設関 係の仕事はなくなってしまいます。甲府市経済の活 性化のために是非ともお願いしたく思います。 ・PFI方式の導入反対 甲府市庁舎の建設に関して PFI方式を導入する動きがあり、この方式は、確かに 市財政の運営は軽減されますが、建設費の多くは地 元外に流れますし、実質、甲府市が負担する借賃 は、地元外に支払われることになります。冷え切った 山梨県ないし甲府の経済にはメリットがないからで す。 ・建設業界は今、死ぬ寸前です。PFI方式はやめる べきだと思います。地元の建設業者の仕事は、現在 でもないのに、本当に皆無になってしまう。地元の業 者を大切にすることが、甲府市の経済にもよい方向 に繁栄していくことになると考えます。大手業者は東 京に税金をおとします。地元業者は甲府に税金を払 います。甲府でお金を使います。甲府の発展に尽力 しています。 ・建設に当り、PFI方式の導入の場合ですと、限られ た、資本力の大きな大手ゼネコンか商社に限られて しまう。県外資本の会社になりえるケースが大きく、地 元業者の仕事が更に減少してしまう。甲府の建設業 界のために、市民のためにも、もっと慎重に議論すべ きである。 ・甲府市の庁舎の建設には賛成だが、建設に当り PFI方式の導入の場合ですと、限られた資本力の大 手ゼネコンか商社に限られてしまう。県外の資本会 社になりえるケースが大きく、地元業者の仕事が更に 減少してしまう。甲府の建設業界のため、市民のため に、もっと慎重に検討すべきであると思う。PFI方式は 反対。 ・貧窮する甲府市民が潤うように、建設によって、市 民経済が活性化する施策を ・甲府市内の電気業者ですが、仕事量も減り死活問 題です。是非分離発注でお願い致します。 ・受注が少なくなり不安の毎日でございます。どうか 新庁舎建設の折は、甲府市活性化のためにも地元 業者に配分できるよう切にお願いいたします。 ・甲府市新庁舎建設にあたり、PFI方式導入をご検討 されている報道がありましたが、今、山梨県の建設業 者を取り巻く状況は、大手建設業者も倒産するなど、 極めて厳しくなっております。PFI方式の導入が実現 化しますと事業会社等結成した段階で、地元業者の 作業比重が無くなってしまいます。今まで地元業者 を育てて頂いた甲府市様ですから、新庁舎につきま しても、是非、地元業者が深く関係出来るようご配慮 頂けるようお願いいたします。 ・PFI反対。JVで地元業者に仕事を与え、経済を促 進してほしい。(ほか同意見2通) 5 提出意見 市の考え方 ・庁舎の建設には賛成ですが、PFI方式は再検討の ・P4の 4.事業の進め方(1)事業手法の整理と同じ 余地があるのではないか。 とします。 ・PFI方式に反対します。(ほか同意見2通) ・PFI方式に反対します。地元の業者を育てるという 観点から、出来るだけ多くの工区で、多くの業者が参 加できる仕組みを希望します。 ・PFI方式には反対します。県内業者の仕事が減り、 金額的にも、中間業者が入ることで厳しくなりそうな ので。(ほか同意見2通) ・PFI方式には反対します。県内の業者にはあまり良 い条件ではありません。 ・基本構想に事業手法として4方式が示されていま す。市の財政状況等を考慮するとPFI方式が一番良 いと思われますが、PFI方式は全国的例を見てもほ とんど大手企業が受注しています。その理由は、PFI の事業計画(資金計画、事業収支計画、リスク管理 等)を作成するにはノウハウが必要となるからです。P FI方式にほとんど経験のない地元企業が参画する ためには、①大手企業を幹事会社としたグループに 入るか、②アドバイザーを雇うしかありません。①では 地元建設業界への経済的効果は期待できません し、②は相当高額なアドバイザー料金を必要としま す。したがって、地元企業を優先した形での従来方 式での発注をお願いします。 ・新庁舎の建設にあたっては、市民の「参画と協働」 をテーマとした市の基本理念を具体的に実現する方 策として、市内の建設会社ができるだけ多く工事に 参画できるような入札、契約であってほしいと思いま す。各社で働く社員もこぞってこの歴史的な建築工 事に誇りと励みをもって参画したいと願っています。 このことは、あわせて社員の家族や親戚、知り合いの 市政への参画意識がより高まるものと確信していま す。よろしくお願いします。 ・手法として4方式列記してあります。内PFI方式につ いては県で実施した『新学習拠点施設』の不成立に おいてすでにNOの結論が出ています。採算の合わ ないものは民間大手は手は出しません。地方ででき ることは地方でするのは第一条件です。従来方式に より甲府市の業者で施工するのが甲府市の活性化 にもなるし、早期着工も可能になります。『甲府商工 会議所』を建設した事例もあります。城が完成したが 民のかまどの煙が消えるようなことの無いよう、要望い たします。 ・「新庁舎建設基本構想(案)」によると、現庁舎の主 な問題点として、市民サービスの向上の機能が十分 に担えない、防災拠点としての機能が不十分、組織 の分散化に対応できていない、この三つが上げられ ています。これらを満たす新庁舎を建設するために は、甲府市の現在の状況を良く理解し、多くの市民 の意見を反映させることが出来る者の協力が必要と 思われます。具体的には、外部の識者等の意見をと り入れるのではなく、甲府市民中心の「建設促進組 織」を導入し、基本計画、設計開発、施工に至るまで 極力市民中心で運営することが良いと思われます。 6 提出意見 市の考え方 ・設計、施工が一括となる方式は、PFI方式も含め最 ・P4の 4.事業の進め方(1)事業手法の整理と同じ 終的に受注業者(事業者)に都合がよく、デメリットの とします。 方が多くなってしまう。 ・CM方式の場合は、適当な人が本当にいるのかが 問題である。輸入の人材では、後々甲府市内の業者 のスキルアップにもならないだろうと思うので、反対で す。 ・財政的なポイントから見れば、コスト削減できる方式 の方がよいという結論になってしまうのではないかと 思われますが、別のポイントからみると例えば、建設 業界発展性や施工能力アップ、人材のスキルアッ プ、市内・県内の経済的効果等でみるとどうでしょう か? ・甲府市民にとって百年に一度あるかないかの大イ ベントです。市民が納得ずくめで作る庁舎であるべき で立案から設計企画、工事、維持管理すべてを市民 中心にさらに甲府市を愛する市とともに歩む企業に 責任を持たせ胸を張って携わらせるべきです。庁舎 市民会議も実施されたようですがいま一歩踏み込ん で市民とともにワイワイやって形を作るべきではない でしょうか。 ・現状の甲府市の建設業界の状況を考えた場合、地 元の建設業界を育成する意味からも、設計施工分離 発注方式がよいのではないかと思います。市内の建 設業界育成の施策としてこの方式がベストと考えま す。是非とも、この方式によって事業が進められるこ とを切望します。 ・市内や県内の建設業界は先が見えておりません。 厳しい状況下にあるわけですので、業界の将来や業 者の安定成長のためにも設計施工分離発注方式で 地元業者にチャンスを与えて欲しいと思います。 ・スーパーやコンビニ等の大手資本の進出は、地元 業者の生活をおびやかして成り立っています。もちろ ん、いろいろな要因がありますが、地産地消で少々 高くても地元の小売業者を市民全員で助ける気持ち がなければ甲府市の活性化にはつながらないと思い ます。 ・同様の理由により市内の建設業者の衰退は、いず れ市の税収にも影響を及ぼすこと、明白です。 ・故に大所高所に立ち、甲府市の将来を見据えると き、現在多少の血は出ても、従来方式で事業を進め て欲しいと思います。デメリットとしてコストダウンが困 難となると記されていますが、コストダウンはたずさわ わる人達や会社の挑戦する心意気でそのほとんどは 解決できると思います。 ・庁舎の設計も上にばかり高くしなければ市内及び 県内の関係する業界で十分に竣工させることが出来 ると思います。 ・庁舎建設に伴い多くの市民・県民が関われるような 発注形態をとっていただきたい。PFIの導入も検討さ れることはもちろんだと思いますが、私は甲府市の活 性化を考える市の姿勢には大賛成であり、一昔前の 甲府市の賑わいを取り戻してほしいと思っています。 莫大な予算を確保し執行する事業費を、地元に・住 民に有効に活かしてもらいたいと思っています。枯れ かけた大木が、小枝の先端まで息を吹き返すごとく 市民の税金が有効に活用され、地元労働者へ、地 元住民に還元されていくような発注形態を要望いた します。 7 提出意見 市の考え方 ・現在、公共事業が民間のノウハウや資金を活用し ・P4の 4.事業の進め方(1)事業手法の整理と同じ て事業展開が図られています。甲府市の庁舎建設に とします。 おいては、地元の企業育成も重要ですが、多くの市 民の税金を投下することから、今までの概念を払拭 し、民間事業者の創意工夫を引き出し、資金調達も 後々の負担に配慮しつつ民間資金の活用も視野に 決定をお願いします。 ・庁舎建設は100年の計であり、地方財政の厳しさが 叫ばれる中で、甲府市も例外ではなく厳しい財政下 におかれているはずです。そのような中での事業手 法の決定にあたっては、次世代への財政負担を十 分見据えて効率的で無理の無い選択をすべきだと 思います。それぞれの事業手法について、多方面か ら検討を行い、選択した結果については、その理由 を市民にわかりやすく説明をしていただきたいと考え ます。 (2)事業費の整理 提出意見 ・建設費の問題ですが、多額の税金を投入するもの と思います。決して華美な施設は、必要ないと思いま すが、50年・100年先のことを考えお金をかけるべきと ころにはかけてください。 ・お金の面についてですが、やはり大きなお金が動く ので市民にも透明性を持って報告していただきたい と思います。何でも安ければいいということではない と思います。きちんとしたものを造るのにはそれなりの 費用がかかると思います。でも無駄なものにお金が 動くのは困ります。一般に〔私も含め〕公共のものは 一般で造るものより、同じものを造っても割高になると いうのが通説になっています。でもその通説を打ち 破っていただきたいと思います。豪華なものはいりま せん。きちんと納得のいくものを造ってください。10 年20年さきのこと、ランニングコストのこと、市民のこと を思えばとても大切なことだと思います。 ・財政運営を考慮し必要かつ十分な設備を行い厳し い財政状況の中、透明性、公平性を確保し、ライフ サイクルコストを考慮した効率的な事業手法を検討し 本事業を進めます、と言うことですが、多額な市民の 税金を投資するのだから、事業の手法や契約方法の 選定にあっては特に、慎重に、慎重にすすめ、また、 説明責任を果たしてほしいと思います。 市の考え方 ・市民のための庁舎が、市民の生活を圧迫することの ないよう将来の財政運営を考慮し、必要かつ十分な 整備をしていきます。また、ライフサイクルコストや耐 久性に配慮した建物とします。 ・新庁舎建設にあたっては、建設費、維持管理費、 運営費などライフサイクルコストを十分考慮する中 で、適正かつ効率的なコスト縮減に努めていきます。 また、その過程においては、説明責任を果たしてい きます。 5.今後の課題 提出意見 ・甲府市庁舎は、防災面及び中心市街地活性化の 視点でも、なるべく早く建設すべきである。 ・甲府市市民の立場からすると財政的に苦しい面も あるとは思いますが、新市庁舎は是非とも、この時期 に建設するべきだと思います。それによって、市民へ のサービスが一段と向上することを望みます。 ・市民の声をもとに、企画から建設まで甲府市民の手 で創り上げて下さい。 8 市の考え方 ・今後とも、多くの市民の意見を取り入れる中で、早 期の事業着手を目指していきます。 ・基本構想の段階においても多くの市民の意見を取 り入れていきました。引き続き多くの市民の意見を取 り入れる中で計画作りを進めていきます。 ○その他の意見 提出意見 ・職員自らが極力外へ出て直接市民と接触し、サー ビスに努める事が望まれる。 ・中央集権的な市役所でなく、各支所や施設との連 携を充実させて、統括管理に徹すればコストダウンに もなるし、福祉や教育へ予算が廻せて市民も納得出 来る。 ・市民がわざわざ行かなくても済むように、情報通信 や支所機能を充実させるべきである。 ・ユニバーサルデザインや環境への配慮は時代的に 当然のことと考えるが、行政の本丸として、各サービ スセンターの機能充実、市民の利便性の向上を図 り、さらに、他都市にないような庁舎機能の拡充をお 願いしたい。 ・建設も直接市内業者に発注し、清掃管理も極力職 員自らが行うようにすれば、県外大手に頼る事無く、 シルバー人材の活用にもなり、ランニングコストが抑 えられるはずである。 ・庁舎の豪華さを誇示しない、職員の奉仕意識が日 本で一番の役所を目指して欲しい。 市の考え方 ・参画と協働の理念に基づき、市民と行政の役割を 明確にし、まちづくりを進めていきます。 ・支所、窓口サービスセンターについては、取扱い業 務の拡充などにより市民の利便性の向上を図ってき ました。今後も、台帳等の電算化(オンライン化)の状 況や業務に応じた取次ぎの適否により、取扱う事務 の範囲を検討し、新庁舎建設に反映させていきま す。 ・建設のみならず維持管理を含め、適正かつ効率的 なコスト縮減に取り組みます。 ・華美な整備は考えておりません。引き続き、日本一 親切・丁寧で明るい市役所の実現に職員一丸となっ て取り組みます。 ・建設後の維持管理費削減の具体案を示すべきで ・維持管理のしやすい素材・形状の選択、設備等を ある。 長寿命化させる工夫などを検討していきます。 ・この機会に、市長が掲げている市民サービスの向 ・ご意見の趣旨をふまえ、新庁舎の建設を進めてい 上を担える立派な新庁舎を建設してほしい、そう思う きます。 次第であります。また、少子高齢化、若者の流出等 の問題を抱えている甲府市にとって、魅力的な都市 作りは必要不可欠でもあります。新庁舎建設はその 足掛かりになる物として多くの市民から期待されてい ることでもあります。 ・甲府市は山梨県の中心であり、山梨県の顔でもあり ・市民に開かれた新庁舎を建設し、参画と協働による ます。甲府市の未来が山梨県の未来といっても過言 住みよいまちづくりを目指していきます。 ではありません。甲府市には、魅力的で市民が誇れ る、そして安心して住める町作りを目指してほしいと 思います。この度の新庁舎建設を有意義に行い、こ れからの市政に役立てていただきたいと思います。 ・現在の社会情勢を考えると、地方の活性化が急務 ・民間と公共の役割をふまえて、今後、基本計画で であり、この期に甲府市中心街の起爆剤となる庁舎 は、「地域発展に貢献できる庁舎機能」を具体化して を建設する意味は、大きなものがあると考えます。今 いきます。 は地方が衰退し中央中心の政治が展開され、ますま す県民・市民の嘆きが聞こえてきます。是非、この一 大プロジェクトを発端に甲府市の活性化、甲府市民 の忘れかけている笑顔を取り戻せる町づくりをお願い したい。 ・今日の地方自治体をとりまく環境、市場条件は極め ・ご意見は、今後の新庁舎建設の中で参考とさせて て厳しい。設備投資の枠も大幅な制約を余儀なくさ いただきます。 れている。しかし社会的に有用なものは必ず生存す る。現庁舎狭隘化、老朽化と耐震性の不足、又、複 数の庁舎に分かれている現状の非効率について、 新庁舎建設投資を真に活かされたものにしていくた めには、科学的データーに基づく設備の規模や形態 の的確な究明、技術革新の成果をとり入れた設備の 性能の研究といったハード面での取り組みが基本で あることはいうまでもない。しかし、プロの算定にとど まらず若干実際の事務担当の話し合いも必要ではな いでしょうか。 9 提出意見 ・1F、屋外へ…イベント広場の設置・VFK(ヴァン フォーレ甲府)ミュージアムの設置、地下へ…ミニTV 放送局・各施設の広報スペース、屋上へ…ビオトー プガーデン、最上階へ…レストラン(PM11:00頃まで open) ・ITの時代のキーワードはリアルタイム(同時)とイン タラクティブ(双方向)である。このような同時双方向 の時代を迎えたとき、ガバナンスは、透明な組織と透 明な運営に基づき、情実ではなくルールによって行 わなければいけない。いくら行政が打ち出す政策が すばらしいものであっても、そこに不透明さや恣意的 な偏りがあれば結局は市民に支持されないことは明 白である。現代はパラダイム(思考の枠組み)の転換 期だと思います。自己の目的を掲げて成果を上げる 新しい政策を立案する職員こそが望ましい職員像だ と私は思います。業務全般職員の満足が市民満足 の前にあってはならない、職員の満足は市民の満足 によって初めて得られるそのことを、750人の一般行 政職員は自覚してほしい。 ・ゼロからつくるのですからこれが全国のモデルケー スになるようなものを是非造ってください。全国から注 目されることによって甲府市の大きな宣伝になると思 います。甲府市民の誇りとなると思います。また市民 の共感を得るプランであれば市民からの募金も募え るのではないかと思います。私ももしきちんとしたプラ ンを示していただけたら募金を申し出たいと思ってい ます。募金の仕方も例えば、煉瓦1枚、~円。とか、 苗木1本、~円。とか アイデアはたくさんあると思い ますが。宮島市長さんを私はとても応援し期待してい ます。どうぞお体に十分お気をつけ下さい。 市の考え方 ・基本計画において具体的な機能を検討する上で参 考とさせていただきます。 ・ご意見は参考とさせていただき、今後共、より一層 質の高いサービスの提供を実現するため、職員の資 質の向上に努めていきます。 ・今後基本計画及び設計の段階において実現できる よう参考とさせていただきます。 10