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耐熱防火服地の接炎および放射加熱実験
消防科学研究所報 1号(昭和39年) 耐熱防火服地の接炎および放射加熱実験 雄* 伊 藤 金 夫* 書 伊 作 権 第 2) 京京消防庁,消防科学研究所,電気実験室 4 車踊器具 油火民など特殊な火提に匝周する特l?!,防火 一般火!Ii.用の防火世 ! oは古<!I戸時 指示熱電極度計(切院付〉 . ~ ... サイタルカウンタ 代より刺子という名で呼ばれた木綿地のものが多く世 周されてきたが 普 3 . ll:敏場所 広 〈防火世 J Jlと呼ばれる ものには, 一般火民用の防 被服とがある 井 昭 和3 6 年 6月 5口(虫験 1 立 し カて き 火世皿と 藤 i . . . .1 ミりボルト t 十 消防装備の近代化にともない,幾多 2 円改良研究が加えられ,新しい防火後血が開尭されよ タロメル,アルメル熱電対 ( 0 . 1粍 ) . . . . . . . .4 うと Lている 接炎加熱装置 特殊防火睡眠(耐熱肪火胆〉は.;0綿 一式 などの無世物に企属の真空寵着による金庫融膜をかぶ 5 宴曲技科 せ.曲射勲を反射するとともに断熱性材料をライュ y 耐熱防火腫生地 グして耐熱接炎の効果を図ろうとしたものである C ' J 、 林" J 干庖製〉 この試料は当庁で鉱閉しているもの ξ 同一種類のもの なお.現用のものは.アル 5世置は真空 が般防火皿に較べ歴史も軒し<.住用経験も少い を世用した ため, ニれが性能について執却していないと,先盤福 菰着陸によるものではな仁アルミ摘を接着剤ではり 岡で起きた倒の却〈思わ血事後を韮起しかねない つけたのである よ 6 璽験方法 のため現用のものについて撞炎.また放射加熱実験を 要験方法と Lては.つi!'の方法が考えられる. ることとし 行い。匪周並びに将来の改良えの示堕を得j たのであるーなお,ここにとりあげた試験方法は現在 規絡化されたものほな ι 今世倹討の余地があると思 われ実験結畢の考察も本実験条件の範囲内のもので すなわち婦ら Fのない (1)炎を連続的に援触させる 提で直瞳加熱させる. 1 2 1 炎を継続的に接融させる白す伝わち揺らぎのある あることを付記 Lてお〈 虫で加黙する 慢の接触をとり返 また一定時間毎に 5 す , 耐 熱防 火 服 地 目炎 に よる 1 3 1( 1 1 21 の場合.炎町大きさ 接 炎加 熱実 酸 I 時間伝ど宏各種変えて 行う 重瞳の 目的 今回円安験は この実験的 目的は,耐熱血に対する接炎加凱試験を 施した 行い世血内部向車度卦布を調べることにある.耐熱服 ( 3 1 の条件を入れ 1 1 1 町方法によって実 装置としては第 1図のようなものを組立て耳 ちゅうパイプより都市ガス会噴出させ.そ の炎を試軒 は皇室射熱を防ぐためのものとして作られたものであ 第 1函 実験装置 り,故射黙による加熱実験について は。自治省消防研 ¥ /育活再賓科"何色 究所で行ったものがあるが.しかし炎が直接世胆にあ 1 分布になるかについては 実験デ タがない状況にあ るので炎を直接あてる加熱実験を行って各部塩度を制 B, :3 0 . 固定えF ,ド 血地内部がどの樺な温度 干の人体実騒があるのみで 向型的待 え MM 咽叩 VH 繍消防署その他で骨った苦 たった場合については.者E ・ " ・ 司 a r . ; :1 ) d・ " ・ l tS :2 ) d R司 定L .その耐熱性を調べ耐熱胆着用時に際しての基礎 ? 現r r .. . . 置軒とするものである 2 重量期 日 昭和罰金字 .第三研究室 6月 2日(実験 1) “第 研究室 に接触させた試料ほ実際の器用時とその状態をー量 させるため.アルミ加工石組。ガラ λ 曲維の布 GP 毛ケ γ トを重ね杉桓円上に取りつけた~軒町大きさ C2 4) の布と GP"ケグトの問 . 0占は GPモケットと杉寝 ガラス揖盟主 的布 . GPモケット ほ. 1 0 担四万三 Lた 0 樫 x1 0 8.である, は軽恒と同一丹大き さ と し 1 r の聞の温度である。炎は空気を全然哩入し年い都市 t E え科 力取付角度ば鉛直が望ましいが炎が掛にならないた め Afc燃挺させ、流量は 手持 ちの器具で捌定できないの 3 0度傾けた で提の大 きさをも 勺て基準 とし た.炎の大きさは i / l . 度 1測定には ル熱電対圭世用 0 . 1粍 のクロ メルアルメ L .熱電温度計。および ミリ ボルト計 3図のように虫が揺れ伝い状盟を保つようにして実怠 lの 吻 合 は 高 さ 2 0荘。巾 1 0 粍 でその慌示を読んだ.冷撞占は室温を民用 L実験時は 2 51 ! fCであ った 逼度測定究は革 2図乃ように誼定 L . 第 2図 草 0粍とした 粍 。 巾2 極度捌定点 実験の吻合は高さ 4 5 更にサイクル, カウゾ ターを用い 第 3図 炎の大きさ 強度測定鬼 + 幸 山i 占 九 Tr て短時間の実験にたい L.撞炎時聞の誤差 を少な〈 ず るよう野めた I炎の援触させる時聞は 2.4.6.8 1 0 1 2 .1 4.1 6秒の 8績額とした A売はアル、 加 工石錦町表面 ・ 〈虫が直接あたると こ ろ) B相手石綿と カ ラス揖維の問 c 点はガラス融躍 7 主軸結果 2 経験 し た 結 提 は 第 l 表および d i l 2 表的とおりである [ 軍 1表] 実 験 の温度聞定結果 醐 定 時 間 お よ び E 度 上 昇 (, 巳 室 置2 5 'C) 分 定 開 長 朋 離炎時 1 5秒 │ 1 1 2 0C5) ~抄| 5 秒 1 1 分 11分 担 判 2 分 14 5 0 ' 3 0 4 0 2 7 0 ( 10 ) 9 0 4 0 2 5 2 0 2 1 回 3 3 2 5( 1 7 ) 4 2 2 < 2~ 1 5 0 前 〕 1 . 3 2 叩 1 0 9 2 l I 4 叩2 i l 2 4 o o 5 0 1 5 0 3 9 1'30(20) 8 0 3 5 3 0 S I 8 4 3 O 0 5 2叩 4 5( 2 0 ) 4 2' 9 0 ' 1 5 3 2 3 0 2 0 2 5 調 寸 二L一二i 。印 は政大岨を示す (2 5) g α0 233 i 1 9 2 1 d叶 J叫 1 2 0 担問刈訓判明 J P i ' 訓 判 I l IC 砂J を示す 1 5 : ' 4 7 ( 3 3) l < 5 i イ 3 0 2 4 l ' 問 4 3 7 0 2 3 D ' i 1 5 1 叫珂均一 BCD ) 軸 品 (目加 i 。 1 " 43 考 1 3 1 2 ー ' 1 6(1 7 ) l i 4 5 I S 0 備 [ 車 2長 ,] 主 験 2 町 温 度 測 定 結 果 的 分 割 害百五1 2分 341{1 721 4 ・ i tjjjjj ji lijij: ; │ q1 1 顕 同1 3d 11 E1 71 3 1 日 川括 l 品目 4 0 1 5 5 でりるでりる 世よす秒よす I2J2 l M 面炎 H一 国史 的表発的表尭 l 却 胡 却│川刊 川叫胡 判刈羽目 4 刷 でりる 秒よす 叩面炎 的賓尭 5 o d d s 川町川馴12 州i 叫l 。 同 J訓 ω l n問 -221 323333 43 川判 V 州 l AU 1O L i副司1 7684 l O制 N U 司 叫 l 970 4 1・ 凶叫l 日 叫 お開岨 斗対勺 l 一 回 J m lIH i 93 ー 叫日 " 4 5 1 2 5 0 引 ! -2 1 四四目 8 4 0l 56O I 出│ 叫 HU7 舶 ? 岨 07 78 1 9 1 3 l mJ 21 " 5 4 叫﹃叫吋 問 1 3 2 5 C ; 川町 dqA訓 662 帆桁 叫 叫 叫州 4 5 0 j7 1 51 3222434265 叫 ~451 5 5 1 1 10 • ;: 65 3 0005 2221 叫叫凶 ・ 回 l﹂ 1川町13 ・ ヨ ﹁1 1 1 l 訓 14 Z1 413ll A1 l d a 3 3 3 2 6q 4 8 8 66 48 4 77 叫﹂叫 Jq叶﹂創 6542 1 5 qP 2lJ4 ﹂ 副 2221 43 ー • 3 - イ 帆W ト H加 ト 日 加 : ( :( 8 ABCDA BCD lD 6倒 l 剖 1 5 j j ! J U勺U M切 自4 441 3 (( 話芸 () 1 c 3 割 7剖 司 3Fq5 q 4 1 3 2221 凶│叫 3 IA d lD 明 叫 lM 刈叫t ( 鵡) l c 2 凹 仰パ叫叫刻 2 0 1 0 55 32 25 1 4 7 山 6 叫矧 l日 " 61 d U 1斗訓 白川B 河dl 8552 川町 I3 0 4 2 園 3 叫﹂叫 l 引 342 一-一 1 1 1 0 1 引 qllJU 743 酬﹁岨 引 品目 j 1 -31 3 4 1 221533 2 i川! 日 刊 羽 目 川 町 叫IR 目 叫 J胡﹁珂 " 3 0 3 J出 ( 諸 ); ( ・ 3 司 l 1 叫 叫│5│ 四 ー , ・ 121 5 考 合は, 第 4図のよ うな温度幽線となり. B .C .D 里騒の考察 4 言、とも炎を取り去ってからも温度上昇音読け. 各実験結果金総合してわかうたことを列挙すると, ・ B .~ つぎのとおりである 1 ' 13 0秒 (78 C) C点は 4 0 秒(;o'C). D朝 刊 O 秒 ( J ) 実験 lについて ( 5 2 C) でほ i Z最高値 を示している ・ ニのように i 分 U内では炎をあてた面から内部に行〈にしたがう 0 粍.巾叩粍であっ 実験 l町長の大きさ.高さが 2 たが, この実験により尭提したものはなか った 白 ま た.アルミ 桂掴に異状陪認められないが . 1 0 秒以上 て置置は憧〈なっているが 2卦以憧は逆の閣向を 示し。 内部町方が高〈なること が わ か っ た Lか 加勲したものは裏面倒に若干のE色が認められた, し。外部と内部の置庄差は叩度 C程度である さらに各部の温度は,接提時「自明大な る程高くなり ような結果になるのは世服材料司勲客量,熱伝 白 こ場 当然の結果と思われる ー聞として H嘗加熱Lt 熱歓散などが闘再 Lているからである この a (2 6) 5 砂位で簡単にアル、 も1 ( 2 1 実 験 2について r d の接着剤 b ' 明え出 Lてし 実験町長の大きさは高さ . 5 将 巾2 0 粍であり,こ まうから .こ 町耐熟睡で車田中に入ることは危障で 2 秒以上加勲した場合は.いずれも尭尭 の実験では 1 ある.受験正直周した空卑念式れ伝い都市ガλ の炎 しておワ裏側布地 (GPモ ケ γ そ 笠 堅! uq P C B Sと思われる ト 〉 までその臨容が 0慌の熱電対で測 l Elた結果では,拍9 5 0匪巳であった この炎をアル さらに各都内置度上昇は、実験 1と およんでいる n aにあてると赤い部分はうす〈なって ミ世 問機怨史時間町長い程高くなり当然の詰果と思われ 程度に下ってしまう 9 また。 1 2 秒以上加熱した場合にはいずれも是尭 l . この炎の11:視を見てみるとアルミ箔と石掃を盟 したが勺て実際に接していた 炎の温度もこの程度と思われる ( 2 1 車物火誕の場合 火世軍墨田内部温度は,最盛期においてはおお乙 りつけている接着剤から出る可燃性 pザスが控えてい るよう ι推定される 6 冊/J'C 倒として実験 1と向係 1 4 秒 ね8 田-1.0 叩置程度を示し放射勲は火虫町大きさに 加熱した湯会内各部の置置は第 5図のようであり , 応じ可躍りの相違があり 長を眠り去っても各部の置度上鼻を続け。白骨は 2 0 時間が大なる畢危憤率が大きいことがわかる 秒 0 50・ C) C.~ は 30秒 (120 ・ C) D査は. 0 秒 ( 7 5 建物火誕の場合 ~:'Ii ,屋外の抽火提と過い燃焼室内 ・ C) でをれぞれ最高の畠置を示している また受勲面積および血桂 通常 このよ 町置置が高置に勲せられているので防火彼服がー織 0 秒までは炎をあてた面が温度が うに実験 1と同樟 3 に勲ぜられ置度上昇 Lているから短時間町火炎先端 高〈内部に行くにしたがって温度は低くな勺ている の控触によっても瞬間的に着火するものと考えられ 1舟 3 0 昔U桂は逆の傾向となり,内部の方が高 0 秒桂の内部温/J!'( D点〉は二円幽緩か 〈な り 2卦 3 5 度 Cになるものと推定される らも約 5 る が 草 合は 4図 吏絵 1の 1 4 砂加熱命線 ちにアル、匝皿が嶋え出 Lてしまうたものと思われ ( 3 1I 産着剤について I ¥ ! に 匝 mLている接着剤については!尭火占 耐熱 I 網" 三 tllp 浬S為 ﹄︹馴 の捌定その他を第二研究室において調査したところ A •。 つぎのよう公詰果が得られた < , , . 0 < > S 一 第 5図 "S ・ ぇ 接着剤は 塩化ピユ ール系円倒脂を間限エステルとへンゼ Y額を程合 L 1 た惨刑で曜かしたものと思われる.品火点待時間 秒のJI';合 5 8 0 庄C . 持時間 B s 砂町場合 s 5 9 0 度 CでS る った,また尭火点以下町温度ではつぎのような現象 勧同町間 を呈する 実験 2の H秒加熱幽線 a) 3 2 0度 Cでは,白煙がわずかにでる 5u;t( ・明 a “'r個 処 このような理虚もあってきわめて E時間丹う るので潜火は危険でゐる 山町叫 "‘、 ' したがって過日,福岡摘防局て'行勺た実験の場 b)4 回 世 Cでは 5秒位で白煙が出て赤〈なり窯 炎燃捜する. A I c)4 5 0 度 Cでは -aE 1 調 l 2-3砂で白亜がでて赤〈なり 無炎樟悼する F 凶 d)' 1 8 0 度 Cでは!すぐ白煙が晃生 L無 炎 撚 躍 し て しまう 以上町各詰果金総合するとつぎのようになる • 9 む ,. ,. GS ー ーー 時 間 同 す 着剤の引火占は溶剤は引火占と似るから二の瞳着剤 c の引火点は弔: J . t r 以下と考えてよい u ものについては p e 接 着剤円酢焼の経過は位着剤じ担用されている樹脂か ら可腔性ガスが尭生 一応この実験から埠られた乍1Jiにつ いて述ベてみる 11屋外における油火且煩の場合 しかし乾いた 浴剤がとんでいるので特 ι考え る . . . . . . 5 9 0 l l l Cである 必要はない毘火剤封印度C び 2田町簡単な寅験のみで.すべての結論を求めるこ とはできないが 接 vr.うすいアル 2 宿を眠 り炎 により引火すると考えられる (,1)耐t.~)jQ の控熱効果及ひ人体に 71.rす野君につい て 撞炎した場合町並銑効果は この吏訟が示すように稲市 プ ザ7.1)小さ令炎でさえ (2 7) あまり l 羽持できな い 1 5 秒 ニの主験のように亜続して岳挺した吻合 宅f 程出で器着剤が燃え出 Lて Lまい。一旦接着剤が控 ; / ' ソー〆ガ ラ7. 1 4 .1 6 秒加問の場合から え出した後は提 ~Z の 12. D 久 2γ 〈厚さ 3粍〉 (厚さ。 4粍} チ ."/ールド〈閉lXMプ ィρ ム 〉 6 霊験方 表 明らかなよう に. G P ~ ケット内側(体に接すると t c ζ ろ〉の温度は白す ぐ6 0 1 l ! 以上になり再び 60C度 部ーの安験方法とし ては 各試料に11<射軌をあて c以下に なるまでの時間は 2分以上も必要である て,その真面のi 且位上界および その時間を醐定し。甚 したがって 5・C温度上昇する時間をもって判定の基準とし 商が 2 この耐熱唖を甜て活動中期さを感 じて から退避 した のでは,その佳 も内部担監は Eに上昇 0 . 1田 1 / c m:, s e c ,O . 2 c a l f c ms 0 . 3回 】 jcm t . s e c, Q . 3 8 回 1 / 2 c m, s e cの 4種 各合成樹脂については Q .l c a l f c m:J t 1 詑 s e c, 0 . 2 目 l / cm C, 0 . 3 目 l / cmの 3瞳と Lt.こ第二 円安験方法と Lては,各試料に故射勲をあてて .そ の た 放 射 黙 の 強 さ は 耐熱 防 火 皿 に つ い て は l,位 。 を続けるから臓を脱ぐまでの時間拠常な熱さにさ らされ火傷はまぬがれないものと思われる 結局こ の耐熱胆を若た場合,黙さを感じてから退避 Lたの では置いといえよう 以上の ことは実験による温度 胸陪より推定したものであるが過去桓橋消防署で 葺面お よび裏面の 哩 民 と 見 お よびそ の時聞を割定均 行った 人体吏験の当日合ιも着用した老町感覚から肉 較 Lて判定の基準とした 眼のニとがうかがわれ . 2 回 I j c m z . s 目 。 は,耐熱曜につい ては 0 t これらの本項も本実験から 二の場合円 盤 射 勲 の 強 さ O. 3 c a l/ cm2, 日 Cの 2 瞳.各種合成樹脂については鼠科の関臣で 0 . 2 田1j cm2,s e cの 1掴 と し た 熟 睡 ほ シュバ γ タ バ ー 得られた桔果と一致 Lている 1 5 1 その他について ! 験については〈り返し接虫は軍縮できなかっ 本9 ナーを垂直に立 て熟ふ〈射針が水平に敏射されるよう たのであるが!以上のような考寝からしても今世更 設置し ,ガ λ ハーナーの勲置面を零とし前面に距離を に提験研究を面み置ねる必要があろう 目盛り標準とした 2 1 醐定方法は実験に必要な放射勲を 放射計により樹定 L距離を求め.そ の位置に実験試料 耐熱防火服地目放射熱実験 を置き道勲桓をとり去る時よりの時間と担宜上昇を記 室騒の目的 . 3 粍のクロメル 録した.温度開定にほ 0 前回の実験(耐内閣火服地の炎による加熱費験〉に iJ,tび各種合成樹脂に対して 引続いて耐熱防火 l バ νタ ・バ ーナーによる放射加熱実験を行い γ ア,.メル熱 電対を匝用 L,各試料丹裏 面に七ロテ ープでl!lりつけ ュ 断熱。 た 冷接点は,専用魔法嵐を用い水を入れ .アルコー ル直直計で*置を醐定した したがって測定した温度 耐黙の性能を調ベ今世における肪火皿作成土的資料お は水置からの邑宜上昇である よび防火服に闘する試験盟絡の賢軒とするも の で あ 、りボルト計の読みより撞算して求めた る 抵 抗,熱電対, 2 実腫期目 (箪 A図書書照〉 温Eは 計器の内部 リード轄の抵抗を加聾したと ころ. ジボルト計の読みと温度との関匝はあまり掴通がない 昭和 3 6年同月四日より ので卑金属熱電対第一種〈タロメアルメル〉の量懲熟 6 年日月四日ま で 昭和 3 起電力表に基いて換算した. 3 実験場所 J 1 ( 京 消防庁 7 重量詰果 消防科学研究所。消間装備実控室 ~l会した結果は各国衰のとおりであ る 4 聖睦器具 8 実験の考察 〆 ~ "ソ,? ."、ナ ミリボル ト計 放射計 ・ ーー 温度計 タロメル 1 アルメル熱電対 ( 0 . 3 粍〉 ;.トヅプ ・ウオシチ その他。記根 1 1 のとおりであ る 1 ( II耐熱防火血とー睦防火盟との比置について 。 各喪験を総合 Lてわか ったこと を列挙してみ ると次 2 アルミ加工施した酎動周が量射黙に対しての性能 ・ 1 は,第 A-' 1 図 と第 A- 2 図 とを比較してもわかる 1 ように一世防火胆に比 L効果が大である ことは明ら 。 スタ γ ド等 I かである 5 実験託料 、 、 酎鼎防火田地 /小林J I l J 子由担 〈 現周の もの 3 M社製 ( 7 3 型 ; 5 型 8 2 型/ アクリル樹脂拒〈厚さ 2耗 。 3持 ポリヵー オミネート板〈厚さ。 i粍 4耗 , まt " 顔面部に匝周する ア夕日 w 置と 耐 熱凪 を比駐す ると第 8-1図に見られるごと〈 絡 段 円相違があり,現場でよ〈聞かれる いう ことは当院である 願が熱い"と w ー剖とし て現在匝用 Lてい る三又刺子と耐熱防火服については .0 . 1 臼 1 j c :mt, 6耗〉 1 . 5 粍 2耗 , 3 耗〉 【2 8) 5・C上昇する時間を比較 '"の渇合円高函串度温度2 第 A図 験 試 方 法 "ート 虫色立与♂旦 !H' 旦 ‘ b aベ﹀?代 ・? J B ; 執 t 4 t ' l. l! i 1 ' 引退虚ど需に州 T 奇i~ fS ヤ 軍 A -, 図 耐熱防火服小体刺子製総合的線 . ' 唱産主耳 2 ) “ 一 + ー 。 【 "" ‘ i ' . 4 " 札2 ' , 0 0 ' “ , 、 ・ 0 , . " z 4 一 Lてみると ι 8 5 t 2 0 砂である しかし・顔面部分のア グリ ルダ(現在使用しているのは 4何 事である〉は 秒で裏面温度が 2 5度 C上 昇 す る の で 火 民 的 1骨 30 現舗において ' <, " ' 固 ‘ 令j 時間 [ 三宝刺子の場合flI2 5 秒? で あ り。耐熱血 守 1 の場合は匂 1 』 。 番先に顔面が熟〈なるのは当然であ る . -2図に示すごと〈裏面温度. !支射熱の殴収 尭 泡 時間'"'のすべての点についてアタリルの方がよい結 .1 ロI /cm2. s e cおよび 0 . 2 果が認められる放射熱 0 国 l j c m2, s e 正を各種合成樹脂に当てて裏面湿度目度 cまでの置度上昇に際 Lては,書種合成樹脂共に発 泡等の現象を呈せず 1 2 1耐 2, } . 3岨 l fcm s e c ニれが量射熱 ( の場合になると,アタリルは坦砂 -31 . 5 砂で前面が E 顔責面部に亜用する置明材としては.アクリル。他 尭 泡 Lて〈る また. ボリカーポネートは 0, 3 国 l f にボリカーポネート〈甑化点が書簡〈鴨えにくいも c m ! . s e c で1 9 秒前世,ザロンは 1 1秒前桂で前商が尭 の〉およびザ P ン等を試験したが第 8-1図,第 B 泡 Lて〈ることが認められる (2 9) ただl-.アタ Uルに 軍 A-2図 三宝刺子故射加熱総合幽幌 遺産よ昇三 . . l 帆; ) ι l 1 4 1 . 2 3 0 1 . 0 0 . 8 2 0 O . b 。 4 1 0 G , 2 。 1 0 一 第 B-1 図 40 30 20 bO 50 , 0 時間 { 希 少} O . t c a l j c m1. s e c合成樹脂総合 飴揖 ( " ,v) t ι 理 主 上 阜 叶(ピ) 1 . 4 1 . 2 1 . ' ' . 8 。 ι 。 4 0 . 2 1 2 0 時間 (奉ケJ (3 0) 1 40 第 B~ 2 図各種放射加熱試験による合成樹脂総合陶擁 。 、 ? 0 ,'O/ tV) ベザ 明 40 . 1 6 道車よ昇 . 1 4 . 1 2 30 . I o ( C ) O . B 20 0 . 0 . 4 0 . 2 o B o 60 40 20 時間(骨) 1 0 0 1 4 0 1 20 " ついては. 0.2ロ l/c m~ , sec 町並射加熱において l 骨 りル(厚さ 41f.)をを匝用しているが,耐熱骨火服 4 0秒前桂で尭泡する に比 L閉軍断効果は悪〈絡瞳円相違があるので。ア ( 3 ) 顔面保護用合成樹脂の再検討について グリル板の前陸にソ ーダガラスおよびス 2 ツチ γ ー 現在使用している耐熱防火服の顔面部にはアタ 第 C~I 図額 面保護用合成樹脂凶器 ルド等を二重にはりつけることによって発泡坊止 , あるいは熱直断に対する性能がよ〈なることが認め られる(第 C ~ 1 図参同J ので今桂なお一層の匝用 。ョ叫釘ι 材料および製作構造上の研究倹討が必要である. 現在までの結果では, Z 向 V I 40 ポ刊 ζ〆 加 調晶、車よ年 . " t : i + 3 " ' ・ il ・ ラ スl 且 ア刊川"・"+ゲヲ同友 a) ソ ダガラスをアクリルの真面のに貼りつけて I ι 二重にする 込 ' . b) しか Lソーダガラスの高熱されたものを水で急 冷すると割れる, . 1 2 ,)スコッ+シールドタイプの6 6フ 4ルムをアタリ , 1 , " 0 71w ! .. . . . . . . ' t '1ラスJ 吐 ・ι ル表面に貼りつけた場合 1 0 M i 発砲せず Lかし, こ のフィルム白金メヅチが崩でニするとはがれると ' . s 2 0 いうことがわかった ( 4 ) 各閣耐熱田の比瞳について . 耐熱防火胞の生地については外盟製(アメリカ 3 M社〕のものが入手できたので和製のものと 比 の. 2 . 一一-0. 。 10 ι一アタリルの発泡が肪げる 綬 Lてみたところ O .2 四 I J c mえ鎗C の 場 合 小 体 刺 子庖軍基(日本アルミグロス〉が一書よし次に 3 M 2 0 3 0 4 0 5 " 0 1 0 0 7 0 6 0 q o 祉の 7 5 型 。 7 3型 .82 型.型の闘である ーこれをさら 一一 一 ー 同 町 ( 初 に 0.3ロl/cm~.sec の場古の放射勲に〈よると 3 M 社 (3 1) 第 D - 1 図耐熱服臨i[iif眠U~ 上昇総合同11 紋 0 . 2 r:~/G"'" 耐熱血裂回国民 ι " 4t ι 0 . 3" " i ι",' "0 ia 直 (1 r I V ) 1 " " ι2 _~(~ 宏け 4. 0 tQ 8 0 t 憲章。 3 . ι 4L , ,. で〉ラ7 4 / ー ¥岨 CI. 7 0 よL HI総 {.r~Ji 拙 ' 1l ) 専 帥 . , ワ5 笠 (t ~ ~) C- ( d マ5を(b叶 フ 亡 / 77 2 . s ワ5 .~ fE 屯.u 2.D 5 0 ノ / 40 ι 止旦笠主l 』 , . 1 ; 日 芦 0$ D , I . o 。 6 0 1 2 0 1 8 0 2 4 0 ヨ ∞ 崎南{希少j の7 5 型が る 2 . 斜 面。 また句士中に向 c alJcm2, s e cという言葉を用いて肱 7 2型の順であ ( 第 0-1参照〉 射勲の強さを表現してきたものであるが にわかり品〈いうならば 以上のようなことから白この程度の故射~,勲では 外国駐品,和製品とでは,それ程の蓋はないように 思われる l l l o 矛 番よ〈。放に小林刺子匝製(日本アル‘ クロス〉がつぎさらに 3 M 祉の8 2 型 、 . ". " '' 時 間 l1 ) ただ L.テスト 試料が充分でなかったの でさらに今桂の研究が必要である これをさら O . l c a l j c m2. s e c の黙の強さ というものは。消防隊員が火民現場で防火若装 Lて 1 - 2卦間耐えられる勲さである s e cの強さになると jcm2. これがさらに O. 2 c al 3 0秒 -40 秒しか耐えられない 熱さである 以上が耐熱防火胆ιついての実験研究結果と考察で F i r eR e s ε a r c h. Spe さらにまた,イギリスの文献 ( 2 5・ C温度上 c l a lRepartNo.3)をのぞいてみると 0.1田l/cm~'sec 昇を基準としたのも別にこれといった理由もないので の熱さというのは露出 Lた皮膚で 2 0秒前桂 0.2 国 l Jcm2 あるがーイギリスの防火加に関する誌験規格等をみる '"で 8. . . . . . 1 0秒しか耐えられない熱さであると記され 51ft温度上昇をもって判定の基準としてあるの で と. 2 ている 今回はこれは採用した 士.さらには肪火着韮方法によっては 2 0 秒前桂の差異 あるが,この実験に際し鼠料の甚面温度 なお イギリ久では加熱割合 を 0 . 5回 J j c m l l, s e c としているが装置の関係で前配の これらについても新在の消防土と先輩の消防 があるものと思われる ような植とした (3 2)