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林業・木材産業の「成長産業化」に必要な財源の確保を求める

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林業・木材産業の「成長産業化」に必要な財源の確保を求める
議第3号
林 業 ・ 木 材産 業 の 「 成 長 産 業 化 」 に 必 要 な財 源 の 確 保 を 求 め る 意見書
上記の議案を別紙のとおり徳島県議会会議規則第14条第1項の規定により提
出する。
平成25年10月18日
提
徳島県議会議長
出
者
杉
本
全
議
員
直
樹
殿
林業・木材産業の「成長産業化」に必要な財源の確保を求める意見書
国土に占める森林の比率が世界第3位の我が国において、森林は木材生産のみ
ならず、水資源のかん養や山地災害の防止、地球温暖化防止への貢献など多面的
機能を発揮する国民共通の財産として位置付けられている。
とりわけ、資源の少ない日本にあって「100%自給可能な資源」とも言われ
ている木材は、戦後植栽された森林が5年後の平成29年には約6割がおおむね
50年生以上に成長し、正に利用期が到来している。
このような中、本県においては、平成17年度から、数次にわたる林業プロジ
ェクトに取り組み、高性能林業機械と路網整備を組み合わせた「生産システム」
の構築 による県産材の増産体制や 、「根元から梢まで」木材を余すところなく利
用する加工流通体制の整備により 、平成32年度の「 県産材の生産・消費の倍増 」
を目指し、川上から川下まで一体となった取組を推進してきた。
森林整備加速化・林業再生基金は、この取組の推進エンジンとして重要な機能
を果たすとともに、全国においても効率的な加工体制の整備が図られ、特に東日
本大震災以降は、復興用木材の増産に向けた供給体制の構築が強力に進められて
きた。
今後は、全国的な木材の安定供給体制が確立されつつある流れを加速するとと
もに、これまでの森林の多面的な機能の高度発揮を目的としてきた「森林再生」
に加え 、全国レベルで住宅やバイオマスなど裾野の広い産業へ波及効果を生む「 林
業・木材産業」を国家の成長戦略として位置付け、新たに「経済成長に資する産
業」として飛躍させるための総合的な対策を講ずる必要がある。
よって、国においては、平成25年度補正予算の編成に当たって、基金事業で
ある「 森林整備加速化・林業再生事業」を拡充延長するとともに 、「地球温暖化
対策のための税」の使途に森林吸収源対策を位置付けるなど、安定的な財源が確
保されるよう強く要請する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成
年
月
日
議
提
出 先
衆
議
院
議
参
議
院
議
内 閣 総 理 大
財
務
大
農 林 水 産 大
林
野
庁
長
内 閣 官 房 長
協力要望先
県 選 出 国 会 議
長
長
臣
臣
臣
官
官
員
長
名
議第4号
農地転用の権限の地方への移譲を求める意見書
上記の議案を別紙のとおり徳島県議会会議規則第14条第1項の規定により提
出する。
平成25年10月18日
提
徳島県議会議長
出
者
杉
本
竹
樫
元
児
西
喜
川
寺
有
南
岩
中
重
庄
黒
長
森
長
内
本
木
島
沢
多
端
井
持
直
樹
丸
山
清
野
﨑
尾
本
池
資
章
貴
宏
正
正
益
恒
正
俊
佳
昌
哲
尚
文
殿
浩
孝
生
勝
朗
思
義
邇
生
生
史
雄
之
彦
章
見
樹
武
岡
木
藤
北
岸
笠
丸
藤
杉
嘉
岡
来
森
臼
松
大
岡
本
南
田
島
本
井
若
田
本
見
田
代
田
木
崎
西
富
征
勝
泰
国
祐
元
直
博
理
正
正
春
清
章
佑
治
美
豊
也
治
利
二
治
樹
之
絵
文
博
夫
治
英
樹
農地転用の権限の地方への移譲を求める意見書
東日本大震災を期に、震災復興の在り方はもとより、我が国の地震津波対策や
エネルギー対策に大幅な見直しを迫られているとともに、こうした危機の発生を
見据え、国土全体の利用形態を見直し、長期的に安定した国民生活の確保や地域
の活性化に取り組む必要があり、国土強靱化は不可欠となっている。
国においては、デフレの克服と過度な円高を是正するため、民間投資の喚起や
家計の収入増を図り、日本経済を成長軌道に導こうとしている。
地域社会においても、雇用と所得を確保し、若者や子供も集落に定住できる社
会を構築するため、企業誘致への取組のほか、農林漁業生産と加工・販売の一体
化などを促進する農山漁村の六次産業化を推進するなど、農家所得の向上に取り
組んでいるところである。
しかしながら 、このような取組は 、国が全国で一律に行う性格のものではなく 、
地方自治体が住民との対話の中で自ら決定して行うことが重要である。例えば
太陽光発電の設置、六次産業化の推進のための農家レストランや農家民宿の開業
など、農家所得の向上につながる、地域に見合った取組が考えられる。
その意味で、土地利用に関して国が規制権限を持つことは、住民が望む開発を
進めに くいものとしており、特に農地法においては 、「4ヘクタールを超える」
転用は国の許可が必要なこと、及び「2ヘクタールを超え4ヘクタール以下」の
転用についても国への協議が必要であるため、多大な時間を要し、大きな阻害要
因となっている。
さらに、耕作放棄地の放置は、景観や環境面での影響のほか、鳥獣被害や雑草
の種子飛散による隣接農地の被害の増加など、様々な影響があるため、優良農地
は農業生産の向上のため確保する一方で、今後とも農地として利用される見込み
がないと判断される耕作放棄地については、地域の実情にあった有効な活用が求
められる。
こうした中、内閣府の地方分権改革有識者会議では、地方公共団体への事務・
権限の移譲等を検討しており、現時点では、農地転用の許可の権限は「引き続き
検討・調整を要する事務・権限」とされている。
そこで、国においては、優良農地の確保と耕作放棄地の発生防止を図るため、
農地を農家所得の向上や再生可能エネルギーの導入、企業誘致などの農業・農村
地域の活性化に有効活用できるよう、農地法の転用許可について、国の権限を地
方に移譲されるよう、強く要請する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成
年
月
日
議
提
出 先
衆
議
院
議
参
議
院
議
内 閣 総 理 大
農 林 水 産 大
内 閣 官 房 長
協力要望先
県 選 出 国 会 議
長
長
臣
臣
官
員
長
名
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