選択的夫婦別姓制度の導入に反対する意見書 （PDF 71.7KB）

選択的夫婦別姓制度の導入に反対する意見書
夫婦が別の姓を名乗ることを認める選択的夫婦別姓制度については，法務省が民法改正
案の概要を提示するなど，今国会での制度導入に向けた作業が進められている。
しかし，この選択的夫婦別姓制度の導入は，親子の別姓をももたらすことから，家族と
しての一体感が希薄になることで子供の育ちに重大な影響を与えることが危惧され，ひい
ては我が国の将来に大きな禍根を残すことが憂慮される。
少子化・核家族化の進行や地域コミュニティの希薄化などの家庭を取り巻く環境の変化
に加え，児童虐待や犯罪の低年齢化などが社会的な問題となり，家庭の重要性が叫ばれる
今日においては，家族の一体感を再認識し，家族の絆を強化することが必要である。
よって，国においては，婚姻制度や家族のあり方に影響を及ぼし，社会的混乱を招くお
それのある選択的夫婦別姓制度を導入することのないよう強く要望する。
以上，地方自治法第９９条の規定に基づき意見書を提出する。
平成２２年３月２５日
宇 都 宮 市 議 会
内閣総理大臣
法
務
大
臣
衆・参両院議長
あて