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1 - 地域再生計画 1 地域再生計画の名称 唐津コスメ・グローカル
地域再生計画 1 地域再生計画の名称 唐津コスメ・グローカル・バリューチェーン構築計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 唐津市及び佐賀県東松浦郡玄海町 3 地域再生計画の区域 唐津市及び佐賀県東松浦郡玄海町の全域 4 地域再生計画の目標 唐津市及び玄海町は、佐賀県北部に位置する県内第二の地域であるが、一人 当たり市民所得は県平均を割り低迷しているうえ、若年層の勤め先が少なく人 口は年1%以上のペースで減少しており、基幹産業である一次産業の活性化や 新たな成長産業の創出が重要な課題となっている。 そのような状況下、地場企業とフランスの化粧品企業とのビジネス交流が契 機となり、本地域を中心とする佐賀県、ひいては九州北部に化粧品関連産業の 集積をつくろうという唐津コスメティック構想が平成 24 年に立ち上がり、翌 年度、推進組織として産学官連携組織のジャパン・コスメティックセンター(J CC)を組織し、多様な取組みを進めている。 この計画では、地産の農林水産物や地域の関連企業の技術力を活用し、世界 市場で競争力のある美容健康分野の天然由来原料を開発するとともに、成長す るアジア市場等の販路開拓や地域における輸出販売機能などを整備する事業を 実施することで、対日投資など国内外からの企業集積、定住・交流人口の増加 及び雇用機会の創出を図ることを目的とする。 【数値目標】 平成 28 年度末 平成 29 年度末 平成 30 年度末 平成 31 年度末 平成 32 年度末 雇用創出件数 0人 50 人 100 人 150 人 200 人 輸出件数 0件 5件 5件 10 件 10 件 投資・起業数 5件 5件 5件 5件 5件 -1- 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 本事業は、地域の美容健康産業の活性化と集積を目指し、地域資源(競 争力のある農林水産物、技術力のある企業群等)を武器に、地産原料・ 製品の開発・販売と海外市場展開を担う地域商社を設立するとともに、 フランス企業等の対日投資を促進する諸機能の整備を図ることにより、” グローカル・バリューチェーン”を構築し、地域のしごとと雇用の創出 を図る。 5-2 第5章の特別の措置を適用して行う事業 地方創生推進交付金【A3007】 1 事業主体 唐津市及び佐賀県東松浦郡玄海町 2 事業の名称及び内容:唐津コスメ・グローカル・バリューチェーン構築 事業 本事業は、地域の美容健康産業の活性化と集積を目指し、地域資源(競 争力のある農林水産物、技術力のある企業群等)を武器に、地産原料・製 品の開発・販売と海外市場展開を担う地域商社を設立するとともに、フラ ンス企業等の対日投資を促進する諸機能の整備を図ることにより、”グロ ーカル・バリューチェーン”を構築し、地域のしごとと雇用の創出を図る。 【事業項目】 ①専門人材を配置した地域商社を設立(民間出資)し、地域再生計画の期 間内に自立化できる収益構造を確立する。 ②①に加え、加工機能、検査機能、認証機能などのサポート体制の整備に より、地域の輸出力を高め、対日投資の促進を図る。 ③地産の椿や薬用植物を含む農林水産物を化粧品・健康食品の原料素材と して機能性等を評価し、優位性を明らかにするとともに、原料開発や生 産体制の整備により、競争力のある原料産地として開発を進める。 ④地産原料・製品の輸出対象国における規制等適合調査や物流ルートを調 査し、輸出におけるボトルネックの有無の把握とフィジビリティスタデ ィを実施する。 ⑤対象国の商流調査・市場調査、販路開拓、現地企業等との提携、テスト -2- マーケティング、マーケティングに基づく商品開発などを実施し、海外 販路の確保と売れるモノづくりを強化する。 ⑥フランス企業等との協業による国際的なサプライチェーンを形成し、対 日投資をはじめとする企業の進出・立地など投資促進を図る受入・ビジ ネスサポート体制整備を図る。 3 事業が先導的であると認められる理由 【官民協働】 推進主体のジャパン・コスメティックセンターは、唐津市、佐賀県、玄海 町の行政と、全国の関連企業及び異業種企業、大学、行政により一般社団法 人を構成し、会費と行政の負担金により運営しており、産業界に精通した専 門人材を配置、事業を運営している。 【地域間連携】 海外の関連産業組織(フランス・コスメティックバレー、イタリア・ポロ デラコスメシ、スペイン・ビューティークラスターバルセロナ、台湾・工業 技術研究院など)との提携や国内広域連携を活かし、輸出販売力の強化、海 外市場に適合する商品開発、原料素材の産地形成などに効果が発揮される。 【政策間連携】 農林水産業の振興策、海外展開支援政策、外資誘致政策などの連携により、 当該エリアでの企画、素材生産、加工、製造、検査、物流、販売までの一気 通貫のサプライチェーンが構築され、海外市場への出口のあるバリューチェ ーンの構築により対日投資に至る相乗効果が発揮される。 【自立性】 産学連携推進組織のJCCが、地産の農林水産物を活用した美容健康分野 の原料・商品を販売する地域商社を民間出資によりスピンオフ/アウトで設 立し、当該地域商社が国内外への販路の確保とフランスをはじめとする海外 企業とのサプライチェーンのパートナーとなることにより販売力、輸出力を 高め、自立経営を確立する。 【その他の先導性】 コスメ分野に特化した産業クラスター形成へ向けた取組み、また、地場の 産学官だけでなく全国の化粧品産業界さらには海外化粧品関連団体とのネッ -3- トワークを形成しての活動展開は新規性を有する。一般市レベルでの総合的 な輸出商社事業・海外企業との提携事業の展開も稀な取組み。 4 重要業績評価指標(KPI)及び目標年月 平成 28 年度末 平成 29 年度末 平成 30 年度末 平成 31 年度末 平成 32 年度末 雇用創出件数 0人 50 人 100 人 150 人 200 人 輸出件数 0件 5件 5件 10 件 10 件 投資・起業数 5件 5件 5件 5件 5件 5 評価の方法、時期及び体制 毎年度、3月末時点の KPI の達成状況を企画部署が取りまとめて、唐津 市では唐津市まち・ひと・しごと創生推進会議委員会、及び玄海町では玄 海町地方創生推進委員会の各々を中心とした会議全体において検証し、検 証結果は、自治体の HP で公表する。 6 交付対象事業に要する費用 ①法第5条第4項第1号イに関する事業【A3007】 ・総事業費 7 643,658 千円 事業実施期間 地域再生計画認定の日から、平成 33 年3月 31 日(5ヵ年度) 8 その他必要な事項 なし 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 (一社)ジャパン・コスメティックセンター運営事業 唐津・玄海地域を中心とする佐賀県、北部九州に化粧品をはじ めとする美容健康産業の国際的な産業クラスターを形成するこ とを目的に H25 年に設立。会員企業約 140 企業、8大学、佐賀県、 唐津市、玄海町などが参画し運営。フランスをはじめとする海外 -4- 化粧品産業クラスター等との提携を基盤に、海外企業と国内企業 とのビジネスマッチングや、地域資源の事業化支援、研究開発支 援などを行っている。財源は自治体負担金及び会員企業の会費に よりまかなっている。 6 計画期間 地域再生計画認定の日から平成 33 年3月 31 日 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法 ・唐津市では、唐津市まち・ひと・しごと創生推進会議委員を中心と した会議体において検証 ・玄海町では、玄海町地方創生推進委員会を中心とした会議全体にお いて検証 7-2 7-3 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容 ・評価時期 唐津市:7月、玄海町:8月 ・評価内容 KPI達成度、費用対効果、事業の効率性・手法等 目標の達成状況に係る評価の公表の手法 ・評価結果をHPにより公表 -5-