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3年国語
3年生 Ⅰ 国語科学習指導案 単元名 身近な話題をとらえて話し合おう ~いろいろな絵をみつけよう~ ~くらしと絵文字~ ~「絵文字発表会」をしよう~ Ⅱ 教育メデイア活用の視点 ① レイヤー機能を使うことで、図案の変更や修正が容易になる。 ② 考えていることを容易に描くことが可能であるため、絵文字作りに飽きずに取り組め て、試行錯誤しながら作ることができる。 ③ 絵が苦手な児童でも、図形のさまざまな機能を使うことで、きれいに仕上げることが できる。 ④ SKYMENU の学習者画面受信機能を使うことで、スピーデ イに全員の作品を鑑賞し 合うことができ、友だちの進み具合や上達した点・改善点を効率よく確認し、学び合 うことができる。 ⑤ 視覚的な伝達が容易になるため、発表や意見交換をする際、活発に話し合うことがで きる。 ⑥ 大型スクリーンを併用することで、多様な学習場面が設定できる。 Ⅲ 本時の展開 授業仮説 『発表や意見交換をする際、教育メデイアを活用すれば、友だちの進み具合や上達した点 ・改善点を効率よく確認したり、自分の考えを即座に反映したりできるため、活発な意 見交換ができるであろう。』 過程 つ か む 学習活動 時間 1○本時の学習内 容を知る。 ・前時の絵文字に ついて話し合い ながら、絵文字 を工夫・改善し ようとする。 8分 学習の指導・支援及び留意点 T1 T2 ○ 数名の児童の 前時に作成したオ リジナル絵文字 (作成途中)を、 プロジ エ クターで 映し出し、絵をみ た瞬間に意味がわ かる絵文字とは何 かを確認し合うこ とで、オリジナル 絵文字の工夫・改 善に生かせるよう ○ にする。 本時も、グループで 共に学び合いながら 絵文字を改善してい くことを確認する。 ○聞きたいこ とを積極的 に質問でき る雰囲気作 りに努め る。 ○T1の説明 に合わせ て、黒板に 板書する。 ○努力を要す る児童の支 援にあた る。 評価項目 よりよいオリジナル絵文字の作成に向けて、みんなで意見交換していこう。 追 究 す る 2○前時に決めた めあてに沿って、 絵文字を工夫・ 改善しグループ で意見交換する。 ・工夫・改善が実 行できたら、ワ 32分 ークシートにチ エックする。 ・グループ内で意 見交換を行い、 アドバイスを出 し合う。 ○工夫・改善した ことや、グルー プ内でアドバイ スされたことを 発表する。 ○グループ内で絵文字 ○努力を要す のテーマは1つでも、 る児童の支 一人ひとり工夫して 援にあた 違った作品ができる る。 ことのよさに配慮し ○話し合いが た言葉掛けをする。 うまく進ま その際、友だちのよ ないグルー いところを学び合っ プには活発 て、自分の作品に積 に話し合い 極的に取り入れるよ ができるよ う促す。 う、支援す ○グループで解決でき る。 ない問題は、質問の 合図の道具で教師に 知らせることで、他 の児童の思考の妨げ とならないようにす る。 ○ SKYMENU の 学習者画面受信機 能を使って、数名 の児童の絵文字を 紹介する。その際、 工夫・改善したこ とを、ワークシー トをもとに発表さ せる。前時に作成 した絵文字をプロ ジエクターで表示 して、本時で作っ ている絵文字と比 較することで、工 夫・改善できたと ころを視覚的にも 明確に確認できる 学び合いの場を設 け、学習意欲を持 続させる。 ○グループ内の意見交 換からのアドバイス で、自分が取り入れ 【話すこと ・聞くこ と】 ・よりよい 絵文字作り に向けて、 相手の思い を受け止め たアドバイ スをするこ とができ る。 ・受け入れ た相手の考 えを、自分 の考えと照 らし合わせ て取捨選択 する。 たいアドバイスを発 表させる事で、次時 の工夫・改善のめあ てをもてるようにす る。 ま と め る 3○友だちの作品 を見合う。 ・次時の学習予定 を知る。 5分 ○ SKYMENU の学習 者画面受信機能を使 って、発表していな い児童の作品を見合 うことで成就感を味 わわせる。 ○次時は、本時のグル ープ内での意見交換 をもとに、更に、工 夫・改善し、完成作 品を印刷することを 知らせることで、次 時の学習意欲へとつ なげる。 ○努力を要す る児童の支 援にあた る。 Ⅳ 成果と課題 【成果】 ・レイヤー機能を使うことにより図案の修正・変更が容易であったので、意見交換した内 容を、素早くオリジナル絵文字作りに反映させることができた。その結果、学習意欲を 持続的に高めることができた。 ・さまざまな描画の機能を活用することで、絵を描くことが苦手な児童でも素早くきれい にオリジナル絵文字を作成することができた。その結果、グループでの学び合いの場面 では、意欲的に自分の作品説明をすることができた。 ・話し言葉だけでなく、教育メデイアを活用した視覚的な伝達も行うことで、相手に伝え たいことをスムーズに伝えることができた。その結果、活発に意見交換をすることがで きた。また、意見交換の際、ワークシートを併用することで、友だちへのアドバイスを、 根拠に基づいて筋道を立てて説明することができたり、友だちの意見を最後まで静かに 聞いたりすることができた。 ・効率的な伝達の手段として、SKYMENU の学習者画面受信機能を使って、発表してい ない児童の作品を見合うことで、全児童に達成感や成就感を味わわせることができた。 ・前時に作成した絵文字と本時で工夫・改善した絵文字を比較することで、工夫・改善で きたところを視覚的にも明確に確認しながら、よりよいオリジナル絵文字作成に向けて 共に学び合うことができた。 【課題】 ・教育メデイアを活用する授業では、突発的な機器のトラブルがつきものである。不測の トラブルに備えて、データのコピー等を念のため準備するなど、常に対策を練っておく 必要がある。 ・児童の文字入力の技能を高めた上で、掲示板機能を使って、友だちの作品に直接コメン トを寄せることができるような授業展開も考えられる。 ・細かな説明等を全児童のPCに配信していくことも、授業内容によっては有効であるた め、今回の授業展開の中でも検討してみる必要はあった。