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Ⅲ.業務品質の向上に向けて

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Ⅲ.業務品質の向上に向けて
トップメッセージ
はじめに
このたび、当社の経営方針、事業概況、財務状況などの事業活動について、
より詳しくまたわかりやすくご説明するため、
「平成
23年版/平成22年度決算 大同火災の現状 ディスクロージャー誌2011」を作成しました。
本誌が、大同火災をご理解いただくうえで、
お役に立てば幸いです。
※本誌は、保険業法第111条および同施行規則第59条に基づいて作成したディスクロージャー資料です。
会社概要
コは
ーじ
ポめ
レに
ー/
ト会
・社
マ概
ー要
ク/
代
表
的
な
経
営
指
標
【2011(平成23)年 3 月31日現在】
名 称:大同火災海上保険株式会社
英文名称:THE DAIDO FIRE AND MARINE INSURANCE COMPANY LIMITED
創 業:1950
(昭和25)年 9 月
経
営
理
念
・
経
営
方
針
資 本 金 :1,054百万円
正味収入保険料:
13,476百万円
総 資 産 :40,278百万円
従業員数:273名(注1)
業
務
品
質
の
向
上
に
向
け
て
営業拠点:14
損害サービス拠点:7(注2)
代理店数:
1,508店
本店所在地:〒900−8586 沖縄県那覇市久茂地1丁目12番1号
ト
ピ
ッ
ク
ス
(注1)従業員数には、使用人兼務取締役、休職者等を含みません。
(注2)損害サービス拠点数には、分室を含みます。
コーポレート・マーク
社名の“大同”は、社内募集し、多数の応募の中から選ばれたもので“大同団結”の意味が込められて
います。
社章は“大同”の大の文字を図案化したもので、左右の三角形がそれぞれ琉球火災と共和火災を意味し、
中央の三角形をむすび支えているという意味です。
つまり、社名の由来である“大同団結”が意味する「多少の違いを捨てて、ひとつになる」ことによって誕生した大同
火災を中央の三角形が象徴し、その母体である琉球火災と共和火災が、強固な基盤として支えているという意味が込めら
れています。
主
な
取
扱
い
商
品
各
方
針
・
体
制
に
つ
い
て
目 次
トップメッセージ
はじめに・会社概要・コーポレートマーク・目次
■業績データ
1
■経営について
Ⅰ.代表的な経営指標
4
Ⅰ.事業の概況
50
Ⅱ.経理の状況
64
Ⅲ.事業の概況および経理の状況(連結)
86
Ⅱ.経営理念・経営方針
6
■コーポレート・データ
Ⅲ.業務品質の向上に向けて
8
Ⅰ.株主・株式の状況
96
99
Ⅳ.
トピックス
15
Ⅱ.役員の状況
Ⅴ.主な取扱い商品
23
Ⅲ.会社沿革
101
Ⅵ.各方針・体制について
25
Ⅳ.会社の組織
103
Ⅶ.保険のしくみ
37
Ⅴ.当社および子会社の概況
106
Ⅷ.代理店制度
41
Ⅵ.従業員の状況
107
Ⅸ.サービス体制
42
Ⅶ.設備の状況
109
Ⅹ.損害保険用語の解説
45
1
保
険
の
し
く
み
代
理
店
制
度
サ
ー
ビ
ス
体
制
損
害
保
険
用
語
の
解
説
Ⅰ.代表的な経営指標
(単位:百万円)
1. 主要な経営指標の推移
年度
項目
平成 21年度
正味収入保険料
13,744
13,476
(対前期増減率)
(△ 3.2%)
(△ 2.0%)
正味損害率
58.1%
60.9%
正味事業費率
48.2%
47.6%
△ 213
△ 226
保険引受利益
(対前期増減率)
(△ 113.5%)
経常利益
359
(対前期増減率)
(△ 51.6%)
当期純利益
578
(対前期増減率)
(20.9%)
資
産
の
自
己
査
定
結
果
(−)
171
(△ 52.3%)
126
(△ 78.2%)
ソルベンシー・マージン比率
792.0%
663.0%
総資産額
42,225
40,278
純資産額
5,688
5,490
641
330
−
−
186
175
−
−
その他有価証券評価差額
リ
ス
ク
管
理
債
権
の
状
況
平成 22 年度
破綻先債権額
延滞債権額
3ヵ月以上延滞債権額
貸付条件緩和債権額
14
9
200
185
Ⅰ分類資産
41,473
39,813
Ⅱ分類資産
469
122
Ⅲ分類資産
89
89
Ⅳ分類資産
417
416
分類資産額合計
976
628
42,450
40,442
リスク管理債権額合計
非分類
分類
合計
項目の説明
正味収入保険料:元受および受再契約の収入保険料から出再契約の再保険料を控除した
ものをいいます。
正 味 損 害 率:
(正味支払保険金 + 損害調査費)÷正味収入保険料
正 味 事 業 費 率:保険引受に係る事業費÷正味収入保険料
保 険 引 受 利 益:保険引受収益 ー 保険引受費用 ー 保険引受に係る営業費及び一般管理費
+ その他収支
経 常 利 益:経常収益 ー 経常費用
当 期 純 利 益:経常利益 + 特別利益 ー 法人税等合計(法人税及び住民税、法人税等調整額)
ソルベンシー・マージン比率
損害保険会社は、保険事故発生の際の保険金支払や積立型保険の満期返戻金支払等
に備えて準備金を積み立てていますが、巨大災害の発生や、損害保険会社が保有する
資産の大幅な価格下落等、通常の予測を超える危険が発生した場合でも、十分な支払
能力を保持しておく必要があります。
こうした「通常の予測を超える危険」を示す「リスクの合計額」に対して「損害保険
会社が保有している資本金・準備金等の支払余力」(すなわちソルベンシー・マージン
総額)の割合を示す指標として、保険業法等に基づき計算されたのが、「ソルベンシー・
マージン比率」です。
ソルベンシー・マージン比率は、行政当局が保険会社を監督する際に、経営の健全性
を判断するために活用する客観的な指標のひとつですが、その数値が200%以上であ
れば「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされています。
総資産額
損害保険会社が保有する資産の総額で、貸借対照表における資産の部の合計額をい
います。
純資産額
総資産額から負債額を控除したもので、貸借対照表における純資産の部の合計額を
いいます。
その他有価証券評価差額
当社は、2000(平成12)年度から「金融商品に係る会計基準」を適用し、保有する
有価証券を 「売買目的有価証券」「満期保有目的債券」「子会社・関連会社株式」「そ
の他有価証券」の 4 つの保有区分で区分し、その大部分を占める「その他有価証券」
について時価法を適用しています。
4
「その他有価証券評価差額」とは、この場合の時価と取得原価(含む償却原価)との
差額のことをいいます。
また、この評価差額から税効果相当額を控除した金額が、貸借対照表上の「純資産
の部」に「その他有価証券評価差額金」として計上されています。
リスク管理債権
(1)破綻先債権
破綻先債権とは、元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していること、その
他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の見込みがないものとして未収
利息を計上しなかった貸付金(以下「未収利息不計上貸付金」という)のうち、法人税
法施行令に定める一定の事由が生じているものです。
(2)延滞債権
延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、破綻先債権および債務者の経営再
建または支援を図ることを目的として利息の支払を猶予したもの以外のものです。
(3)3ヵ月以上延滞債権
3ヵ月以上延滞債権とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上
遅延している貸付金で破綻先債権および延滞債権に該当しないものです。
(4)貸付条件緩和債権
貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、金
利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる
取決めを行った貸付金で、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞債権に該当し
ないものです。
資産の自己査定における分類区分
Ⅰ分類:査定基準日において『「Ⅱ分類、Ⅲ分類及びⅣ分類に該当しない資産」で回収
の危険性又は価値の毀損の危険性について問題のない資産』を指します。
Ⅱ分類:査定基準日において「債権確保上の諸条件が満足に充たされないため、あるい
は、信用上疑義が存する等の理由により、その回収について通常の度合いを超え
る危険を含むと認められる債権等の資産」を指します。
Ⅲ分類:査定基準日において「最終の回収又は価値について重大な懸念が存じ、従って
損失発生の可能性が高いが、その損失額について合理的な推計が困難な資産」を
指します。
Ⅳ分類:査定基準日において「回収不可能又は無価値と判定される資産」を指します。
なお、上表の計数は直接償却前のものなので、合計は貸借対照表計上額よりも大き
くなっています。
2. 当年度の事業概況
(1) 当年度の業績
当年度の業績につきましては、経常収益は、保険引受収
益が15,843百万円、資産運用収益が797百万円、その他
経常収益が13百万円となり、前年度に比べ621百万円減
収の16,655百万円となりました。
一方、経常費用は、保険引受費用が11,846百万円、資産
運用費用が282百万円、営業費及び一般管理費が4,346
百万円、その他経常費用が7百万円となり、前年度に比べ
433百万円減少の16,483百万円となりました。
この結果、経常利益は171百万円となり前年度に比べ
187百万円の減少となりました。
これに、特別利益、特別損失並びに法人税及び住民税、
法人税等調整額を加減した当期純利益は126百万円と
なり、前年度に比べ452百万円の減少となりました。
当年度末の総資産は、前年度末に比べ4.6%減少の
40,278百万円となりました。このうち運用資産は、
4.7%
減少の36,922百万円となりました。運用にあたっては、債
券等の有価証券を中心に効率的な運用に努めましたが、
運用環境の悪化などにより、利息及び配当金収入は、前年
度に比べ207百万円減少の636百万円となりました。
(2) 保険引受けの状況
保険引受収益のうち正味収入保険料は、
13,476百万円
と、前年度に比べ268百万円、
2.0%の減収となりました。
一方、保険引受費用のうち正味支払保険金につきまし
ては、
7,546百万円と前年度に比べ162百万円、
2.2%の
増加となりました。
その結果、正味損害率は60.9%となり前年度に比べ2.8
ポイント上昇しました。また、保険引受に係る営業費及び
一般管理費につきましては、
4,257百万円と、前年度に比
べ58百万円、
1.4%の減少となりました。正味事業費率は
前年度に比べ0.6ポイント低下の47.6%となりました。こ
れらに収入積立保険料、
積立保険料等運用益、
満期返戻金、
支払備金繰入額、責任準備金戻入額などを加減した保険
引受損益は226百万円の損失となりました。
火災保険(積立型火災保険・地震保険を含む)の正味収
入保険料は1,025百万円と前年度に比べ3.5%の減収と
なりました。正味損害率は、前年度に比べ15.3ポイント上
昇し、
37.9%となりました。
海上保険(船舶保険・積荷保険)の正味収入保険料は
116百万円と前年度に比べ11.8%の減収となりました。
正味損害率は前年度に比べ3.7ポイント上昇し、
77.2%と
なりました。
傷害保険(積立型傷害保険含む)の正味収入保険料は
575百万円と前年度に比べ0.0%の減収となりました。正
味損害率は前年度に比べ0.4ポイント低下し、
49.8%とな
りました。
自動車保険の正味収入保険料は8,691百万円と前年度
に比べ3.4%の減収となりました。正味損害率は前年度に
比べ2.2ポイント上昇し、
64.8%となりました。
自動車損害賠償責任保険は、正味収入保険料が2,158
百万円と前年度に比べ2.3%の増収となりました。正味損
害率は前年度に比べ0.8ポイント上昇し、
71.1%となりま
した。
その他の保険では、動産総合保険、賠償責任保険、建設
工事保険、機械・組立保険などが前年度実績を上回ったた
め正味収入保険料は909百万円と前年度に比べ4.8%の
増収となりました。正味損害率は前年度に比べ1.7ポイン
ト上昇し、
29.9%となりました。
(3)2010
(平成22)年度決算のしくみ
(単位:百万円)
A
保険引受収益
15,843
F’
D
H
保険引受費用
保
険
引
受
に
係
る
営
業
費
及
び
一
般
管
理
費
11,846
正味収入保険料
13,476
収入積立保険料
688
積立保険料等運用益
99
責任準備金戻入額
1,578
ー
正味支払保険金
7,546
損害調査費
658
諸手数料及び集金費
2,154
満期返戻金
1,441
契約者配当金
0
支払備金繰入額
32
その他
13
B
資産運用収益
797
E
資産運用費用
282
利息及び配当金収入
636
有価証券売却益
159
その他
101
積立保険料等運用益振替
△99
有価証券売却損
ー
+
4,257
そ
の
他
収
支
33
24
有価証券評価損
257
その他
0
=
保
険
引
受
利
益
︵
△
の
場
合
は
保
険
引
受
損
失
︶
代
表
的
な
経
営
指
標
経
営
理
念
・
経
営
方
針
業
務
品
質
の
向
上
に
向
け
て
ト
ピ
ッ
ク
ス
△226
(AーDーF’
+H)
主
な
取
扱
い
商
品
各
方
針
・
体
制
に
つ
い
て
F
C
その他経常収益
13
コは
ーじ
ポめ
レに
ー/
ト会
・社
マ概
ー要
ク/
営業費及び
一般管理費
4,346
(うち保険引受に係る 営業費及び一般管理費)
保
険
の
し
く
み
(4,257)
G
その他経常費用
7
経常収益
16,655
ー
(A+B+C)
経常利益
(△の場合は経常損失)
171
経常費用
=
16,483
代
理
店
制
度
経常利益
(△の場合は経常損失)
171
(D+E+F+G)
特別損益
法人税等合計
当期純利益
=(△の場合は当期純損失)
115
126
(法人税及び住民税)
(58)
(法人税等調整額)
(57)
+(△の場合は特別損失)−
70
5
サ
ー
ビ
ス
体
制
損
害
保
険
用
語
の
解
説
Ⅱ. 経営理念・経営方針
1.経営理念・経営方針
2.会社の特色
(1)地域社会とともに発展する大同火災
当社は、沖縄県那覇市に本店を置き、主として沖縄県を対象として損害保険事業を営んでいます。
国内損害保険会社のなかで唯一地方に存立基盤を有するユニークな会社であり、地域の損害保険会社として地域社
会とともに発展してきました。前身会社である「琉球火災」と「共和火災」では、戦後沖縄の復興期に琉球復興金融
基盤融資による民間住宅の火災保険引受け等、生活の安定と健全な経済活動の維持に努め、また琉球政府の自動車損
害賠償保障法の施行に伴う自賠責保険業務を民営保険として運営し、交通事故被害者の救済に当たってきました。1972
(昭和47)年には、沖縄県の本土復帰と同時に国内元受損害保険会社として20番目の認可を受け、新たな一歩を踏み
出しました。これからも地域社会とともに発展し地域社会に貢献するため、積極的な営業活動を推進していきます。
(2)人間尊重が基本
地域社会とともに生き地域社会の発展に寄与するには、人と人との信頼関係を保っていくことをおいて他にありませ
ん。当社は、「信頼」という財産のうえに、地域の損害保険会社として公共的使命を果たすべく常に努力を続けていま
すが、そのためには人と人との融和を図る「人間尊重」が大切です。当社ではこのような考えに基づいて社員の教育
や研修を行い人材の育成を図っています。
3. 第10次中期経営計画
2010(平成22)年 4 月 1 日∼2013(平成25)年 3 月31日の 3 年間を実行期間として、次の方針に基づき、「第10
次中期経営計画」を実行中です。
(1)経営ビジョン
“お客さま視点”による業務運営を実現し、沖縄に根ざした“郷土の損害保険会社”としてお客さま・代理店から絶
対的な支持・信頼を得られる会社をめざす。
(2)基本方針
●損害サービス態勢の充実∼沖縄最適モデルの構築∼
「あんしん対応(対応品質の向上)」「あんしん報告(経過報告の徹底)」「あんしんサービス体制(“営損一体型損
害サービス体制”※の構築)」の実現をめざします。
※各種情報の共有化により営業部門と損害調査部門の連携強化を図るとともに、各営業店舗に損害サービスセンターを設置することで、より迅速な事故調査
および保険金支払を実現し、お客さま満足度の高い損害サービスを提供する体制。
●営業(販売)力の強化∼ビジネスモデルの再構築∼
「営業販売基盤の整備」「募集対応品質・事務品質の向上」「教育・研修の強化」によるお客さま接点拡大の実現を
めざします。
●業務品質の向上∼業務改善推進運動の展開∼
「損害サービス品質」「営業(販売)品質」「契約事務サービス品質」等の向上により、最高水準の損害保険サービ
スを提供し続ける業務プロセス基盤構築の実現をめざします。
(3)第10次中期経営計画を支える取組み
最高水準の損害保険サービスを提供し続けるエネルギー創出を可能にするため、企業風土・文化・社内環境の整備
を進め、従前以上に従業員満足度の向上および人材の育成に注力していきます。(プラットフォームの構築)
6
コは
ーじ
ポめ
レに
ー/
ト会
・社
マ概
ー要
ク/
代
表
的
な
経
営
指
標
経
営
理
念
・
経
営
方
針
業
務
品
質
の
向
上
に
向
け
て
ト
ピ
ッ
ク
ス
主
な
取
扱
い
商
品
各
方
針
・
体
制
に
つ
い
て
保
険
の
し
く
み
代
理
店
制
度
サ
ー
ビ
ス
体
制
損
害
保
険
用
語
の
解
説
7
Ⅲ . 業務品質の向上に向けて
1. お客さまの声を経営に活かしていくための取り組み
取り組み方針(含むお客さまの声の定義)
1.お客さまから、不満足(不平・不満・異議・要望)の表明があった場合、
「お客さまの声」として真摯に受け止めます。
「お客さまの声」を反映させ、保険のご契約から保険金のお支払まで、一環したお客さまサービスの向上に努めます。
2.
3.
「お客さまの声」を、積極的に業務改善、商品開発等に活かし、経営品質の向上に努めます。
◆お客さまの声専用フリーダイヤル…0120-331-308
対応態勢
1.全課・支社・センター・支店に設置しています「お客さまの声」対応窓口において、お客さまから、不満足(不平・不
満・異議・要望)の表明があった場合、その内容を、主管部署のお客さま相談センターへ、速やかに報告します。ま
た、同時に役員及び全部長へも報告します。
2.お客さま相談センター(「お客さまの声」対応主管部署)は、報告された内容を確認し、直ちに、解決に向けた対応部
署を決定、その対応部署は、関連部署と連携を図りながら、迅速、且つ誠意をもって、解決に向けた対応に努めます。
3.お寄せいただいた「お客さまの声」の要因分析を行い、それに基づく再発防止策の全社展開を行い、積極的に業
務改善、商品開発等に活かし、経営品質の向上に努めます。
4.お寄せいただいた「お客さまの声」について、全社員へ情報の共有化を図り、各部署で事例研究として活用、
お客
さまサービスの向上に努めます。
報告態勢
1.毎月、
お寄せいただいた「お客さまの声」を、経営品質向上委員会、常務会、取締役会に報告を行っています。
2.コンプライアンス(法令等遵守)に関連する「お客さまの声」については、
コンプライアンス委員会へも報告を行
っています。
3.個人情報保護に関する「お客さまの声」については、
個人情報保護管理委員会へ、
またその他リスクに関連する「お
客さまの声」については各リスク管理委員会へも報告を行っています。
◆お客さまの声専用フリーダイヤルの受付時間は平日9:00∼17:00となります。 (土・日・祝日・12/31∼1/3は、休業させていただきます。)
2.2010(平成22)年度「お客さまの声」について
(1)お客さまの声の概要
2010
(平成22)年度、当社へ寄せられたお客さまの声は
477件、前年比21件増の約105%となり、ほぼ同件数となり
ました。
2010
(平成22)年度を申出内容別に比較してみると、過去2
年間同様に「契約の管理・保全・集金」
「契約・募集行為」
「保
険金」の順となりました。
なお、
「契約の管理・保全・集金」
「契約・募集行為」の受付
件数は増加しておりますが、
「保険金」
「その他」
「個人情報」
の受付件数は減少しています。
「契約の管理・保全・集金」
「契約・募集行為」の受付件数が
増加している要因の一つとして、自動車保険改定(2010年4月)
に伴う、自動車保険契約「更新」ご案内のおすすめプラン内容
の説明不足がありました。また、自動車保険証券の変更を行っ
たことによる、サイズやレイアウト等に関する申出が寄せられ
たことを受け、保険証券のサイズ等の修正を行いました。
直近3年間のお客さまの声受付件数を比較してみると、保
険の契約引受から契約管理に関するお客さまの声が多く寄せ
られ、
2010
(平成22)年度再発防止策として、
「契約から証券
作成までの期日の管理にかかる施策について」
「契約管理(満
期)の徹底について」に取り組んでまいりました。しかしながら、
依然として、同様な申出が受付られていることから、契約募集
に関する品質向上に向け、更なる改善を図ってまいります。
また、
「保険金」について、今年度、
「事故状況の進捗がない」
等、お客さまの声が寄せられたことを受け、事故受付事案進捗
8
管理体制の強化を図りました。
管理体制強化への取り組みが、
「保険金」に関するお客さま
の声受付件数減少へ繋がったと考えられます。
2010
(平成22)年度に寄せられたお客さまの声の要因は、
「社員」
「代理店」
「損調社員」
「委託先」を合算した人的要
因が約72%になり、前年(約75%)とほぼ横ばいの状況とな
っています。中でも、
「代理店」に関する要因が最も多く、
45
%と半数近くを占めています。
「代理店」に関する要因の多くは、契約管理不足や手続き
忘れ(遅延)、説明不足などがあり、
「社員」に関する要因の
多くは、事務処理遅延や代理店の指導不足など、いずれも「知
識・説明不足」
「怠慢・失念」に起因するお客さまの声が寄せ
られています。
人的要因減少に向け、業務知識・説明スキルの向上を図る
ため、
「業務品質向上」に向けた取り組みを尚一層、強化して
まいります。
2010( 平 成 22 )年 度 お 客 さ ま の 声 要 因 一 覧
その他
18%
社員
19%
会社態勢
10%
社員
代理店
損調社員
委託先
委託先
3%
損調社員
5%
代理店
45%
会社態勢
その他
(2)お客さまの声件数内訳(3年比較)
内 容 区 分
(単位:件)
2008
2009
(平成20)年度 (平成21)年度 第1四半期
1.契約・募集行為
118
125
34
2010(平成22)年度
第2四半期 第3四半期 第4四半期
51
31
35
年度計
151
代
表
的
な
経
営
指
標
(内訳)
(1)商品内容(補償内容等)
7
7
1
1
3
0
5
(2)契約更改手続き(継続漏れ・忘れ等)
25
42
10
15
5
7
37
(3)募集行為
14
5
3
5
1
1
10
(4)契約内容・条件などの説明不足・誤り
39
41
12
20
16
16
64
(5)契約の引受(制限・拒否等)
1
6
0
0
0
0
0
(6)保険料誤り・料率適用誤り
4
1
1
1
0
0
2
(7)接客態度
8
3
2
2
0
0
4
17
18
4
4
6
8
22
3
2
1
3
0
3
7
159
180
56
40
48
53
197
(1)証券未着・誤り
35
42
20
15
15
12
62
(2)分割払い・口座引落し
29
34
4
2
3
5
14
(3)異動(手続き誤り・遅延、車両入替等)
38
57
15
9
12
9
45
(4)解約(手続き誤り・遅延、返戻保険料等)
32
24
9
6
7
15
37
(5)満期返戻(手続き遅延、返戻金額等)
5
6
1
0
1
2
4
(6)接客態度
8
6
4
0
4
2
10
(7)その他
12
11
3
8
6
8
25
3.保険金
107
121
27
19
28
32
106
(8)帳票類(申込書・請求書・パンフレット等)
(9)その他
2.契約の管理・保全・集金
経
営
理
念
・
経
営
方
針
業
務
品
質
の
向
上
に
向
け
て
(内訳)
ト
ピ
ッ
ク
ス
主
な
取
扱
い
商
品
各
方
針
・
体
制
に
つ
い
て
(内訳)
(1)示談(認定)金額
40
39
12
4
9
15
40
(2)処理遅延・処理方法
25
21
5
5
8
5
23
4
6
0
2
0
0
2
32
45
7
5
5
6
23
(5)その他
6
10
3
3
6
6
18
4.その他
29
21
3
2
9
6
20
5
9
1
1
1
0
3
418
456
121
113
117
126
477
(3)有無責
(4)接客態度
5.個人情報
合 計
保
険
の
し
く
み
(単位:件)
保険種目別
自動車・自賠責
2008
2009
(平成20)年度 (平成21)年度 第1四半期
2010(平成22)年度
第2四半期 第3四半期 第4四半期
コは
ーじ
ポめ
レに
ー/
ト会
・社
マ概
ー要
ク/
代
理
店
制
度
年度計
285
346
97
87
89
90
363
火災(除く積立)
94
74
15
21
18
24
78
傷害(除く積立)
7
5
2
1
1
0
4
新種(除く積立)
6
9
2
3
6
5
16
積 立
11
12
3
0
2
3
8
そ の 他
15
10
2
1
1
4
8
合 計
418
456
121
113
117
126
477
サ
ー
ビ
ス
体
制
損
害
保
険
用
語
の
解
説
9
(3)お客さまの声の具体的な事例
内容区分
契約・
募集行為
契約の管理・
保全・集金
契約の管理・
保全・集金
契約・
募集行為
契約の管理・
保全・集金
10
表明方法 お客さま区分 保険種目
電 話
電 話
契約者
契約者
自動車
●お寄せいただいたお客さまの声
継続手続きをした覚えはありませんが、保険証券が届いています。別の
代理店で継続予定の為、取消し手続きをしてほしい。
〈当社の対応〉
当該契約は、代理店が契約者の母親と電話にて保険契約の手続き(以
下、電話による契約募集)を行っており、契約者は継続されたことを知り
ませんでした。契約者の意向により、契約の取消しを行い、別代理店に
て継続予定です。代理店の知識不足と営業担当者の代理店指導不足が
要因の為、営業担当者より当該代理店へ、電話による契約募集のルール
について指導致しました。また、電話による契約募集用紙を、適正な契
約募集が出来るよう、改善致しました。
※電話による契約募集とは、当社において、お客さまと対面により契約
手続きを行っておりますが、お客さまのご要望により、一定の条件を満
たした代理店が当社の定める保険契約について、更新(継続)契約・契
約内容変更を契約者本人と電話により手続きを完了させ、保険契約申
込書・契約内容変更依頼書への契約者の署名・捺印を省略できる手続
き方法です。
自動車
●お寄せいただいたお客さまの声
保険証券に記載されている住所が誤っています。
〈当社の対応〉
代理店が契約手続きの際に、住所変更有無を丁寧に確認していなかっ
たことが要因です。契約申込書を見てもらうだけの確認ではなく、声に
出し読み上げて契約内容を確認する等、正確なご契約内容確認が出来
るよう当該代理店に対し、指導致しました。また、当該契約の住所を訂
正し、
お客さまへ保険証券を再交付致しました。
自動車
●お寄せいただいたお客さまの声
代理店の事務所へ連絡したところ、電話が繋がりません。
〈当社の対応〉
代理店が事務所移転に伴い電話番号を変更した際、
旧電話番号にかかっ
てきた電話は、自動的に新しい電話番号へ転送されるものだと勘違い
していたことが要因です。当該代理店へ事務所移転の際には、
お客さま
へご迷惑がかからない為の諸手続きについて、十分確認するよう指導
致しました。
自動車
●お寄せいただいたお客さまの声
代理店から留守番電話へ契約更新の件で連絡があり、返事をしていませ
んが、既に保険証券が届きました。
〈当社の対応〉
契約者の家族による代理契約が行われていた契約でしたが、ルールに沿
った対応(契約者への事前意思確認)が行われていなかったことが要因です。
当該代理店に対し、代理契約の取扱い方法について、指導致しました。
また、再発防止の為、各営業店開催の代理店向け勉強会において、代理
契約の引き受けルールについて周知致しました。
※代理人による契約(代理契約)とは、契約者の都合により、契約者本人と
契約・変更手続きが困難な場合に、契約者本人のご要望により、当社の定め
る保険契約、および、当社の定める一定範囲の代理人が、契約・変更を行う
ことができる手続き方法です。
自動車
●お寄せいただいたお客さまの声
代理店廃止に伴う代理店変更案内通知が届き、契約内容の見直しの為、
継承代理店へ電話連絡を行いました。その際、対応があいまいで不安に
なりました。
〈当社の対応〉
営業店からお客さまに対し、代理店移管に関する書類の送付が先行し
てしまい、継承代理店に対し、引き継ぎ書類の受け渡しが遅れていたこと
が要因です。
その為、継承代理店は、申出人から連絡を受けた際、契約の特定を速
やかに行うことが出来ず、お客さまへ不信感を与えてしまいました。
継承代理店において、確実に契約・満期管理を行えるよう「旧代理店
から継承代理店への引き継ぎ書類」について社内通知し、全営業店向け
注意喚起致しました。
その他
電 話 (契約者の
ご家族)
電 話
契約者
その他
電 話 (契約者の
ご家族)
お客さまからお寄せいただいた声と当社の対応
内容区分
保険金
契約・
募集行為
契約・
募集行為
契約の管理
保全・集金
契約・
募集行為
契約の管理
保全・集金
保険金
表明方法 お客さま区分 保険種目
電 話
電 話
電 話
被害者
契約者
契約者
自動車
●お寄せいただいたお客さまの声
事故調査担当者より、休業損害の振込み予定の連絡がありましたが、
一週間以上経っても振込みされていない為、確認して欲しい。
〈当社の対応〉
事故調査担当者が手続きに時間がかかり、予定振込日よりも対応が遅れるに
もかかわらず、お客さまへの事前連絡を怠っていたことが要因です。支払いが遅
れたことをお詫びし、事故調査担当者へ事案管理について徹底指導致しました。
自賠責
●お寄せいただいたお客さまの声
自賠責証明書の住所と名前のフリガナが誤っているので、訂正して欲しい。
〈当社の対応〉
代理店が自賠責証明書作成時に、住所と契約者名のフリガナを確認
していなかったことが要因です。
代理店に対し、自賠責証明書作成時に、契約者へ契約内容を再確認
するよう注意・指導致しました。また、代理店勉強会においても、自賠
責証明書作成時の注意点等について周知致しました。
自動車
その他
電 話 (契約者の
火 災
ご家族)
電 話
電 話
電 話
契約者
契約者
契約者
お客さまからお寄せいただいた声と当社の対応
●お寄せいただいたお客さまの声
継続契約の補償内容について、前年同条件(前契約は人身傷害保険付
帯なし)で依頼したはずなのに、人身傷害保険が付帯されているため、
なぜ付帯されているのか確認したい。
〈当社の対応〉
自動車保険改定内容の説明不足が要因です。改定に伴い、お客さま
が、
ご契約頂いた自動車保険については、人身傷害保険が基本補償と
なっていました。再度、商品改定勉強会を実施し、
お客さまへ十分説明
を行うよう、代理店へ指導致しました。
●お寄せいただいたお客さまの声
1ヶ月ほど前に継続手続きを行ったが、火災保険の証券が届かない。
また、保険料の引落日もいつなのか確認したい。
〈当社の対応〉
申込書に不備があり、代理店が訂正に時間を要してしまったことが
要因です。
代理店に対し、
不備申込書について速やかに訂正を行なうこと、
また、
申込書の訂正に伴い、保険料の引落日が変更になった場合等は、契約
者へ連絡するように指導致しました。
火 災
●お寄せいただいたお客さまの声
泥棒に入られましたが、格子が壊され、現金が盗難に遭いました。
加入している火災保険では格子の修理のみ補償されるが、盗まれた現
金は補償されないと言われたことに不満です。
〈当社の対応〉
契約引き受けの際、火災保険の種類により、家財および什器備品を
対象とした場合に、現金盗難が補償されるとの、契約補償範囲に関す
る説明が不足していたことが要因です。
代理店に対し、契約時には補償内容を十分に説明し、契約者の意向
確認を徹底するよう指導致しました。
火 災
●お寄せいただいたお客さまの声
火災保険の解約手続きを行いましたが、振込予定日を過ぎても解約返
戻金が振り込まれない為、確認したい。
〈当社の対応〉
解約手続きの際、代理店において、添付書類の取り付けを失念していたこと、
また、営業担当者において、不備書類の管理・督促が不足していたことが要因です。
不備書類等について、迅速に対応を行うよう、代理店、営業担当者を指
導致しました。
自動車
●お寄せいただいたお客さまの声
事故担当者が事故対応の説明の際に、専門用語を多用し、分かり易い
説明を求めても、何を言っているか分からなかったことが不満です。
〈当社の対応〉
お客さまに対し、専門用語を使用したことが要因です。
事故対応の際に専門用語を使用しなければいけない場合には、補足
説明を加える等の工夫を行い、相手の理解を得られるような説明を行
うよう、事故担当者を指導致しました。
11
コは
ーじ
ポめ
レに
ー/
ト会
・社
マ概
ー要
ク/
代
表
的
な
経
営
指
標
経
営
理
念
・
経
営
方
針
業
務
品
質
の
向
上
に
向
け
て
ト
ピ
ッ
ク
ス
主
な
取
扱
い
商
品
各
方
針
・
体
制
に
つ
い
て
保
険
の
し
く
み
代
理
店
制
度
サ
ー
ビ
ス
体
制
損
害
保
険
用
語
の
解
説
3. 適正な保険募集体制の整備
(1)意向確認書面制度
2007
(平成19)年4月以降、
保険契約の締結に際して「ご契約の内容がお客さまのご希望に沿ったものであること」、
「割引の適用といった保険料の決定に必要な情報が正しく記載されていること」について、
ご契約を締結する前にお
客さまと一緒に確認させていただくために「意向確認書面(ご契約内容確認書)」制度を導入しました。
当社では、
2010
(平成22)年4月から各種目で申込書と意向確認書面(ご契約内容確認書)を一体化し、
ご契約の
手続きの簡素化を実施しています。
自動車保険申込書(新規用)
(2)保険契約の適正な募集に向けた取り組み
保険契約の適正な募集に向け、次の取り組みを実
施しています。
①お客さまへの説明体制の整備
引き続き申込書の「ご契約内容確認欄」を使用し
てお客さまのご意向と、
ご契約内容の適正性の確認
を行います。また、各種パンフレット、重要事項説明
書(契約概要・注意喚起情報等)、
ご契約のしおり等を
作成し、商品の内容をわかりやすく説明しています。
また、火災保険および自動車保険の長期契約につ
いては、保険期間中にご契約内容の変更が無いかご
確認いただくために、
ご契約内容を記載した書面を
定期的に送付しています。
②商品開発体制の整備
「わかりやすい商品」を柱とした商品開発・改定を
推進しており、商品の整理・統合、特約の整理・統合、
商品間の各種規定の統一などに取り組んでいます。
また、商品部門だけでなく、募集、損害調査、事務
処理、システム開発の観点から十分な検討を行って
います。
12
③お客さまの声への取り組み
お客さま相談センターにおいて、お客さまからの
ご意見・ご要望等を収集し、一元的な管理・分析を行
っています。お客さまの声を基点とし「経営品質向上
委員会」で全社的な再発防止策を検討のうえ、全社
展開しています。
④損害保険募集人の資質向上
損害保険募集人の業務知識の維持・向上を図るた
め、
コンプライアンス教育、商品および事務処理研修
を実施しています。2008
(平成20)年6月より、社団
法人日本損害保険協会が実施する損害保険募集人
試験の更新制度に参加し、原則として全ての募集人
が5年ごとの更新試験を受験・合格することにより、
最新の業務知識の習得を目指しています。さらに、
2009
(平成21)年6月より、同協会の実施する保険商
品教育制度へ参加しており、更なる募集人の資質向
上を図っています。
このほか、
2010
(平成22)年10月からはインター
ネット学習システムである「eラーニング」による学
習教材の提供を開始し、募集人としての基本活動の
定着・均質化を図り、お客さま接点における業務品質
の向上に取り組んでいます。
4.お客さまアンケート
ケート集約結果を基に事故対応サービスの充実を図ると共
に、募集体制や保険商品の充実を検討することを目的とし
◎事故対応サービスに関するお客さまはがき
アンケート集約結果
ているほか、苦情事例勉強会や講習会等で活用しています。
2009
(平成21)年度に引き続き、
2010
(平成22)年度も
調査期間:
2010
(平成22)年4月∼2011
(平成23)年3月
アンケート集約結果を踏まえ、
「事故対応の流れに関する
郵送件数:
27,119件
お客さまへの説明の充実」、
「お客さまへの損害調査進捗
返信件数:
1,126件(返信率:
4.15%)
報告の徹底」、
「事故受付担当者ならびに事故調査担当者
保険金をお支払いしたお客さまを対象に当社の事故対
の接客対応力の向上」の3つを重点的に取り組み、損害
応サービスに関するアンケートを実施しています。アン
サービスの一層の品質向上を推進しました。
①事故の第一報の連絡はどちらにされましたか?
2010
(平成22)年度
割 合
82.2%
80.2%
903
サービスセンター
9.0%
11.9%
134
夜間・休日事故
事故受付センター
5.3%
5.3%
60
その他
2.7%
2.0%
23
不 明
0.8%
0.6%
6
100.0% 100.0%
1,126
代理店
総 計
2.0%
5.3%
選択者数
業
務
品
質
の
向
上
に
向
け
て
0.6%
11.9%
ト
ピ
ッ
ク
ス
80.2%
サービス
センター
代理店
夜間・休日事故
事故受付センター
その他
不明
主
な
取
扱
い
商
品
②事故受付担当者のお客さまに対する話し方・態度はご満足いただけるものでしたか?
2009
(平成21)
年度
回答項目
割 合
2010
(平成22)年度
割 合
選択者数
77.3%
79.3%
893
やや満足
8.9%
11.5%
129
どちらとも言えない
8.6%
4.3%
48
やや不満
2.1%
2.0%
23
不 満
2.3%
2.3%
26
不 明
0.8%
0.6%
7
100.0% 100.0%
1,126
満 足
総 計
2.0%
4.3%
各
方
針
・
体
制
に
つ
い
て
2.3%
0.6%
11.5%
保
険
の
し
く
み
79.3%
満足
やや満足
どちらとも言えない
やや不満
不満
不明
代
理
店
制
度
③事故受付の際、今後の事故対応の流れについて説明がありましたか?
2009
(平成21)
年度
回答項目
2010
(平成22)年度
割 合
割 合
説明有
86.2%
87.0%
980
不十分
9.8%
9.1%
103
全くなし
3.0%
2.3%
26
不明
1.0%
1.6%
17
100.0% 100.0%
1,126
総計
選択者数
代
表
的
な
経
営
指
標
経
営
理
念
・
経
営
方
針
(1) 事故受付時について
2009
(平成21)
年度
回答項目
割 合
コは
ーじ
ポめ
レに
ー/
ト会
・社
マ概
ー要
ク/
2.3% 1.6%
9.1%
サ
ー
ビ
ス
体
制
損
害
保
険
用
語
の
解
説
87.0%
説明有
不十分
全くなし 不明
13
(2) 事故対応について
①事故調査担当者のお客さまに対する話し方・態度は、ご満足いただけるものでしたか?
2009
(平成21)
年度
回答項目
割 合
2010
(平成22)年度
割 合
選択者数
満 足
73.2%
75.2%
847
やや満足
10.3%
11.3%
127
どちらとも言えない
8.8%
4.7%
53
やや不満
2.3%
3.0%
34
不 満
3.9%
3.6%
41
不 明
1.5%
2.2%
24
100.0% 100.0%
1,126
総 計
3.0%
4.7%
11.3%
3.6%
2.2%
75.2%
満足
やや満足
どちらとも言えない
3.1%
3.3%
やや不満
不満
不明
②事故対応について担当者の説明は十分でしたか?
2009
(平成21)
年度
回答項目
割 合
2010
(平成22)年度
割 合
選択者数
満 足
70.5%
72.8%
820
やや満足
11.9%
12.0%
135
どちらとも言えない
9.3%
6.6%
74
やや不満
2.4%
3.1%
35
不 満
4.6%
3.3%
37
不 明
1.3%
2.2%
25
100.0% 100.0%
1,126
総 計
2.2%
6.6%
12.0%
72.8%
満足
やや満足
どちらとも言えない
やや不満
不満
不明
③事故対応が終了するまでの進め方、期間はご満足いただけるものでしたか?
2009
回答項目 (平成21)年度
割 合
2010
(平成22)年度
割 合
選択者数
満 足
70.6%
72.2%
813
やや満足
11.1%
12.3%
139
どちらとも言えない
8.5%
6.3%
71
やや不満
3.4%
2.5%
28
不 満
5.3%
4.8%
54
不 明
1.1%
1.9%
21
100.0% 100.0%
1,126
総 計
2.5%
6.3%
4.8%
1.9%
12.3%
72.2%
満足
やや満足
どちらとも言えない
やや不満
不満
不明
(3) 大同火災の事故対応全般について、どのように評価されますか?
2009
(平成21)
年度
回答項目
割 合
割 合
選択者数
満 足
72.3%
75.4%
849
やや満足
12.0%
11.7%
132
どちらとも言えない
6.2%
3.7%
42
やや不満
3.3%
2.8%
32
不 満
4.7%
4.6%
52
不 明
1.5%
1.8%
19
100.0% 100.0%
1,126
総 計
14
2010
(平成22)年度
2.8%
3.7%
4.6%
1.8%
11.7%
75.4%
満足
やや満足
どちらとも言えない
やや不満
不満
不明
コは
ーじ
ポめ
レに
ー/
ト会
・社
マ概
ー要
ク/
Ⅳ.トピックス
1.創業60周年記念事業について
当社は、
2010
(平成22)年9月8日に、創業60周年を迎えました。
代
表
的
な
経
営
指
標
唯一沖縄に根ざした“郷土の損害保険会社”として、お客さまに支えられ、大きな節目の年を迎え
ることができたことへの感謝の意を表するというコンセプトに基づき、各種記念事業を行いました。
2010
(平成22)年
9月8日
経
営
理
念
・
経
営
方
針
創業60周年記念日。
新聞広告の掲載および記念CM「この島の損保。」篇スタート。
9月9日
「財団法人 沖縄県国際交流・人材育成財団」へ1,000万円を寄付。
電気自動車「i
‐MiEV(アイ・ミーブ)」納車式。
10月10日
那覇大綱挽き くす玉開き協賛。
10月28日
「公益社団法人 沖縄被害者支援ゆいセンター」へ200万円を寄付。
11月11日
「大同火災創業60周年記念 リスクマネジメント講演会」を開催。
11月21日
「大同火災presents FC琉球ホームゲームサッカークリニック」開催。
12月24日
「財団法人 沖縄県交通遺児育成会」へ200万円を寄付。
業
務
品
質
の
向
上
に
向
け
て
2011
(平成23)年
1月29日
2月3日
「チーム美らサンゴ」へ200万円を寄付。
2月4日
「NPO法人 MESHサポート」へ200万円を寄付。
2月11日
ト
ピ
ッ
ク
ス
チャリティーゴルフコンペ開催。
大同火災presents トルシエ杯U-9少年サッカー大会」開催。
(予選/2月11
・
19・20日、決勝/4月29日)
3月5日
3月10日
主
な
取
扱
い
商
品
沖縄全域一斉清掃活動「この島、クリーンアップ大作戦。」開催。
記念CM「社員出演」篇スタート。
(1)寄付金贈呈
各
方
針
・
体
制
に
つ
い
て
“郷土の損害保険会社”として、より一層の地域貢献を図る観点から、沖縄県
内で社会貢献活動を行う以下の5団体へ、総額1,800万円を寄付しました。
なお、財団法人沖縄県国際交流・人材育成財団については、平成3年より断続
的に寄付を行い、
「大同火災海上保険奨学基金」として人材育成事業にご活用
いただいています。
保
険
の
し
く
み
【寄付先団体】
①財団法人沖縄県国際交流 ・ 人材育成財団 ②公益社団法人沖縄被害者
支援ゆいセンター ③財団法人沖縄県交通遺児育成会 ④チーム美らサンゴ
⑤NPO法人MESHサポート
(2)記念講演会の開催
男女共同参画センターてぃるるにおいて、
「大同火災創業60周年記念 リスクマネジメント講演会」を開催しました。
代
理
店
制
度
第1部基調講演では、八起会会長・㈱ノグチプランニング代表取締役 野口誠一氏を講師にお迎えし、
「会社を潰さな
い経営」と題しご講演をいただきました。第2部では、沖縄県警察本部 交通部 調査官 警視 松川博明氏より「沖縄
県内における飲酒運転の現状」について、次に当社 業務部業務課長代理 知花剛より「大同火災のリスク軽減サポー
トの取組」と題し自動車事故防止プログラムおよび台風リスク診断サービスの活動状況について説明を行いました。
サ
ー
ビ
ス
体
制
(3)「やぎの冒険プロジェクト」への協賛
沖縄在住の中学生(撮影当時)、仲村颯悟さんが監督した映画「やぎの冒険」の公開に際し、映画の根底に流れる
「食への感謝」の気持ちを、青少年に啓蒙するために展開した「やぎの冒険プロジェクト」に協賛しました。
15
損
害
保
険
用
語
の
解
説
(4)電気自動車の購入
ガソリンを使用せず、走行中の排出ガスゼロの地球環境に優しい電気自
動車「i
‐Mi
EV
(アイ・ミーブ)」を営業車として導入しました。
沖縄県内の損害保険会社では初の電気自動車導入であり、今後もエコ
活動の一層の推進を図ります。
(5)少年向けサッカーイベントへの協賛
スポーツを通し少年の健全な育成支援を図ることを目的として、沖縄
県を拠点とするプロサッカーチーム・FC琉球と連携し、以下の少年向け
サッカーイベントに協賛しました。
●「大同火災presents FC琉球ホームゲームサッカークリニック」
●「大同火災presents トルシエ杯U-9少年サッカー大会」
(6)創業60周年記念チャリティーゴルフ大会の開催
ジ・アッタテラスゴルフリゾートにおいて、当社役職員および代理店の参加のもとチャリティーゴルフコンペを開催し、
その収益金等を、拘束型心筋症を患う要美優さんの心臓移植手術の費用として、
2011
(平成23)年2月2日に「要美優
ちゃんを救う会」へ寄付しました。
(2011
(平成23)年1月27日には、社内カンパ金を同会へ寄付しています。)
(7)創業60周年記念 CM
当社の創業60周年記念日となる2010
(平成22)年9月8日より、新CM「この島の損保。」篇をスタートしました。
沖縄にゆかりのある4人のアーティスト(詩:山之口貘/写真:垂見健吾/朗読:宮沢和史(THE BOOM)/唄:大城クラ
ウディア)のコラボレーションと、
「この島の損保。」というキャッチコピーにより、沖縄に根ざした損害保険会社として、
今後も沖縄とともに歩む姿勢および60年もの長きに亘り支えていただいた沖縄の皆さまへの感謝の意を表現しました。
また、
2011
(平成23)年3月より新CM「社員出演」篇もスタートし、当社社員の熱い想いを伝えています。
●「この島の損保。」篇 ●「社員出演」篇
(8)沖縄全域一斉清掃活動「この島、クリーンアップ大作戦。」の開催
「この島、
クリーンアップ大作戦。」と銘打ち、当社営業拠点が所在する沖縄本島8地域および宮古島・石垣島(東
京は翌日開催)において、一斉清掃活動を行いました。
毎月10日に各営業店舗周辺で行っている全社一斉清掃活動の拡大版として、役職員および代理店(家族含む)
約630名の参加のもと、各地域でゴミ拾いや草刈り作業等を行いました。
16
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ト会
・社
マ概
ー要
ク/
2.島エコプロジェクト(環境への取り組み)
当社は、昨年迎えた創業60周年を記念して地球環境保全のためのエコプロジェクトと
して「島エコプロジェクト∼LOVE OKINAWA ECO PROJECT」を2011
(平成23)年
4月よりスタートさせました。
代
表
的
な
経
営
指
標
このプロジェクトは、お客さまと一体となって地球環境について考えていくとともに、沖
縄の美しい自然環境を将来の世代に残していくことをコンセプトとしています。
「この島
の損保。」としてかけがえのない沖縄の人と自然を守りたい!これが私たちの願いです。
今後この「島エコプロジェクト」では、お客さまとともに様々な取り組みを行っていく予
定ですが、
このプロジェクトのスタートとして、次の取り組みを行っています。
※いずれも2011
(平成23)年4月1日以降始期契約の自動車保険が対象となります。
(1)
「エコ割引(3%)」の新設
環境配慮型自動車であるハイブリッド車や電気自動車等の普及促進の観点から、
これらの自動車に対する保険料割
引制度を新設しました。
※自家用乗用車で初度登録年月(または初度検査年月)から13か月以内の場合に対象となります。
(2)
「Web約款」の導入
地球環境保全の観点より「紙の使用量削減」に努め、紙資源となる森林の保全に貢献するため「Web約款」を導入
しました。また、
「Web約款」の利用促進を目的に、
「Web約款」を選択いただいたお客さまを対象に懸賞品を抽選で
プレゼントする期間限定(2011
(平成23)年4月より1年間)の「 Web約款」スタートキャンペーン(「 WebでECO
アクション」キャンペーン)を実施します。
※「 Web約款」とは、ご契約後に郵送する冊子型に代えて、保険約
款を当社のホームページで閲覧していただく方法のことをいいます。
経
営
理
念
・
経
営
方
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業
務
品
質
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上
に
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主
な
取
扱
い
商
品
(3)沖縄県の「サンゴ礁保全・再生活動」への寄付支援
「Web約款」の利用促進および地球環境保全への貢献を目的に、
「Web約款」の選択件数に応じて当社より沖縄県の「サンゴ礁保全・
再生活動 」を行う団体「 特定非営利活動法人アクアプラネット」
(http://www.aqua-planet.org/)※に寄付を行います。サンゴ
礁はオニヒトデの食害や赤土の流出、海水温の上昇に伴う白化現象
等により激減している現状にあり、サンゴ礁の保全・再生活動への
支援は非常に意義のあるものだと考えております。
各
方
針
・
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い
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保
険
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み
※特定非営利活動法人アクアプラネットについて
ダイバー仲間とともに水中の世界を見つめてきた中で、経済の
発展と反比例するように悪化していく海の環境を何とかしたいと
の思いから、理事長の田中律子氏を筆頭に、海の環境啓蒙活動や、
沖縄県においてサンゴ礁の養殖・植え付け活動を行っている団体
です。また、世界で初めて養殖サンゴの産卵に成功させ、映画「て
ぃだかんかん」のモデルとなった金城浩二氏が常務理事を務めて
おり、養殖・植え付けに関しては確かな実績を持っています。
代
理
店
制
度
〈東日本大震災における被災者支援について〉
2011
(平成23)年3月11日に発生しました東日本大震災における被災者支援を、お客さまと一体となって行っていくことを目的に、
「Web
約款」のご選択時における寄付先を一時的(2011
(平成23)年5月1日∼9月30日申込分)に変更し、その金額を東日本大震災で被災された
方々への義援金として日本赤十字社に寄付することとしました。
サ
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ビ
ス
体
制
「サンゴ礁再生・保全活動」への寄付にご賛同いただいたお客さまにおかれましては、東日本大震災により被災された方々への支援を最優
損
害
保
険
用
語
の
解
説
先させていただきますことにつき、何卒、
ご理解賜りますようお願い申し上げます。
17
3.新商品の開発状況
(1)傷害保険の保険料改定
2010
(平成22)年10月1日より、傷害保険の保険料改定を実施しました。
(2)自動車保険の商品制度改定
2011
(平成23)年4月1日より、自動車保険の保険料および商品制度改定を実施しました。
今回の改定では、直近の収支状況を踏まえて全面的な保険料水準の見直しを行うとともに、お客さまにもっとご
満足いただけるよう「キャッシュレス化の推進」や「ロードサービスの充実」など商品魅力の向上を図っています。
また、
「島エコプロジェクト」
(上記2.参照)の一環として新たに「Web約款」を導入するとともに、
「エコ割引」を新
設するなど、保険商品面からの地球環境保全への取り組みも併せて推進しています。
(3)約款・料率改定の変遷
実 施 日
内 容
2008
(平成20)年4月
・自賠責保険料の改定
・自動車保険の保険料および商品制度改定
7月
2009
(平成21)年1月
4月
・自動車保険の商品制度改定
・積立型保険の予定利率の改定
・保険料分割払特約(長期契約用)付自動車保険「D-LONG」の発売
・スポーツ安全保険の改定
5月
・住宅生活総合保険(個人のお客さま向け火災保険)の発売
・海外旅行傷害保険の保険料および商品制度改定
2010
(平成22)年1月
・火災保険・地震保険の保険料および商品制度改定
・保険法施行に伴う火災保険・地震保険の保険約款等の改定
4月
・自動車保険の保険料および商品制度改定
・保険法施行に伴う各商品の保険約款等の改定
10月
2011
(平成23)年4月
・傷害保険の保険料改定
・スポーツ安全保険の改定
・自動車保険の保険料および商品制度改定
・自賠責保険料の改定
18
4.社会公共活動について
当社は地方に存立基盤を有し、
「この島の損保。」として地域社会の皆さまよりお力添えいただき損害保険事業を営んで
います。少しでも地域社会の発展に寄与したいとの思いから毎年社会公共活動を行っています。以下は2010
(平成22)年
度に行った社会公共活動です。
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・社
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標
(1)チャリティー活動について
①車椅子の寄贈
2010
(平成22)年12月14日∼12月28日にかけて、県内24市町村へ合計43台の車椅子を寄贈しました。
これは、
1990
(平成2)年5月、救急診療所の「車椅子が不足している」との新聞紙上への投稿がきっかけで、その年
の7月、那覇市救急診療所へ車椅子を寄贈したことに始まり、それ以来、
毎年12月の「障がい者週間12月3日∼12月9日」
と「当社創立記念日12月10日」に合わせ、
当社の創立記念行事の一環として続けています。今回で寄贈先は、延べ49の
自治体と病院に対し、
723台の寄贈となりました。
経
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・
経
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務
品
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②チャリティーバザーの実施
2010
(平成22)年12月10日、本店1階公開空地において第
14回創立記念チャリティーバザーを実施しました。
③チャリティーバザー売上金寄付
2010
(平成22)年12月28日、本店11階応接室において奄美
ト
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市へ豪雨災害義援金として、第14回チャリティーバザーの収
益金、チャリティーバザー会場に設置した募金箱、社内カンパ
金を寄付しました。
主
な
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扱
い
商
品
④使用済み衣類寄贈
2010
(平成22)年12月27日、社会福祉法人ゆうなの会へ使
用済み衣類(チャリティーバザーの際にご提供いただいた衣類)
を寄贈しました。
⑤使用済み切手寄贈
2010
(平成22)年12月17日、那覇市社会福祉協議会へ使用済み切手を寄贈しました。同協会では、使用済み切手を
換金し、年に一度開催される「紙おむつ支給決定交付式」において、紙おむつ交換券を体の不自由な方に進呈しており
ます。
各
方
針
・
体
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に
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保
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⑥ランドセルカバー寄贈
2011
(平成23)年3月24日、株式会社旭堂とともに、那覇市
内の新小学1年生の交通安全支援と、交通安全推進活動に寄
与することを目的とし黄色いランドセルカバー4,000枚を那覇
代
理
店
制
度
市へ寄贈しました。
寄贈式は那覇市長室において執り行われ、
翁長雄志那覇市長、
上原郁夫市民文化部長、株式会社旭堂中曽根達幸社長および
当社社長照屋侑が参加しました。
サ
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ビ
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体
制
ランドセルカバーの寄贈は2006
(平成18)年度より株式会
社旭堂と共同で続けており今年で6回目となります。
損
害
保
険
用
語
の
解
説
19
(2)沖縄の産業まつりへの出展参加
2010
(平成22)年10月22日∼24日に「第34回沖縄の産業まつり」が
奥武山公園で行われ、当社も出展しました。
今回も昨年同様、
「飲酒運転撲滅」をメインテーマに掲げ、沖縄県にお
ける飲酒運転に関する統計資料や実際の事故写真、飲酒運転が身体に与
える影響、飲酒運転罰則規定などの資料を展示しました。
また、
「よっぱらい体験コーナー」と題して、
ゴーグルをかけると飲酒状
態が疑似体験できるコーナーを設け、
ご来場いただいたお客さまにその
ゴーグルをかけていただき、三角コーンの間をジクザグに歩くことができ
るか体験をしていただきました。
(3)琉球大学寄付講座
当社は、
郷土の損害保険会社の社会貢献の一環として、
2004
(平成16)年度より、
地元の琉球大学理学部へ寄付を行い、
寄
付金による講座「保険数理Ⅰ∼Ⅳ」を開設しています。
講義は主に数学を学ぶ学生を対象に、専門的な数理手法の習得と実社会における数理知識の活用事例の紹介を目的
として実施しており、
現在当社に所属する日本アクチュアリー会正会員の資格を持つ社員を講師として派遣しています。
アクチュアリー(Actuary)とは、
保険業界などにおいて、
確率論・統計学などの数理的手法を活用して、
保険料の算出、
責任準備金の計算、
リスク管理など、
財務の健全性を確保するために数理的専門業務を幅広く行う専門職能を言います。
アクチュアリーの資格を取得するためには(社)日本アクチュアリー会の実施する試験に合格する必要があります。
講義を通じて学生達の間では年々保険業界・アクチュアリーへの関心が高まっているとともに、難関とされているアク
チュアリー資格試験の学生合格者も毎年着実に輩出し、
2010
(平成22)年度も在学中の準会員が1名誕生しました。また、
最近は同大学から生命保険会社や損害保険会社へ就職する事例が多くなってきています。
(4)沖縄大学講師派遣
当社では、
1996
(平成8)年度より、沖縄大学へ非常勤講師を派遣しています。保険実務と題し、将来、金融に携わる
人材の育成および地域貢献の観点から、継続して講師派遣を行っています。
(5)定例清掃
当社では、毎月10日を全社一斉の定例清掃日と位置付け、本店をはじめ、各営業支社・サービスセンターにおいて、店
舗周辺の清掃活動を行っています。
地域の美化、
クリーン活動の一環として、
10年余にわたり、継続しています。
(6)東日本大震災への対応
2011
(平成23)年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災の発生に伴い、保険料のお
支払等の特別措置(継続契約の締結手続きの猶予および保険料払込猶予)を実施し、義援金および社内カンパ金の寄
付を行ったほか、社団法人日本損害保険協会より、当社を含む会員各社分担により義援金を寄付しています。
また、同協会の「東日本巨大地震」に係る地震保険中央対策本部基本方針に沿って共同調査等へ参画する等、今後も
対応を続けていきます。
20
5.損害保険業界としての社会貢献活動
当社は当社独自の社会貢献活動のほか、社団法人日本損害保険協会の一員として、次のとおり損保業界として「社会の
安全・安心への貢献事業」に参画し、損保業界としても社会貢献活動に取り組んでいます。
主な取組みは以下のとおりです。
(1)環境問題への取組み
①環境問題に関する目標
損保業界では、地球温暖化の大きな原因である二酸
化炭素の削減および循環型社会形成に向けた廃棄物
の削減に関する目標を定め、取り組んでいます。
②エコ安全ドライブの推進
環境にやさしく、安全運転にも効果がある「エコ安全
ドライブ」の普及啓発のため、
「エコ安全ドライブCLUB」
の運営や自動車教習所でのビデオクリップ放映、各種リ
ーフレット・ステッカーの作成・交付を行っています。
③リサイクル部品活用の推進
自動車の利用者に、自動車を修理する際に部品を交
換するのではなく、できるだけ補修をすることで廃棄
される部品を減らせることや、交換が必要な場合でも、
新品ではなく、
リサイクル部品を利用することで、廃棄
物と同時に製造時に発生するCO2排出量も減らせるこ
とを訴えるため、業界統一ロゴを作成し、チラシや専用
ホームページで啓発をしています。
(2)防災・自然災害対策
①地域の防災力・消防力強化への取組み
・ 軽消防自動車の寄贈
小型動力ポンプ付軽消防自
動車を全国自治体や離島に
寄贈しています。
・ 防火標語の募集と防火ポスターの制作
防火意識の高揚、
普及、
啓発
を目的として防火標語の募
集を行い、
入選作品である「全
国統一防火標語」を掲載した
防火ポスターを制作し、全国
の消防署をはじめとする公
共機関等に寄贈し、全国各地
の防火意識の啓発・PR等に
使用いただいております。
・ ハザードマップを活用した自然災害リスクの啓発
各市町村作成のハザードマップを通じて、洪水や
地震などの自然災害リスクの周知・理解促進を行い、
自然災害に対する備えの重要性を知ってもらう啓発
活動を進めています。
②地域の安全意識の啓発
・ 実践的安全教育プログラム「ぼうさい探検隊」の普及
子どもたちが楽しみ
ながらまちを探検し、
ま
ちにある防災、防犯、交
通安全の施設等を発見
してマップにまとめる実
践的安全教育プログラ
ムである「ぼうさい探検隊」の普及を通じ、安全教育
の促進を図っています。
・ 地域防災リーダーの育成
大学生が災害時に地域防災リーダーとして活躍して
もらうことを目的として、作られた防災ボランティア
プログラムの紹介・実践を通じ、地域防災リーダーの
育成を図っています。
・幼児向けの防災教育カードゲーム「ぼうさいダック」の
作成・普及
幼児向けに、遊びながら災害から身を守るポーズ
が学べるカードゲームを作成・普及し、防災意識の
定着を図っています。
(3)交通安全対策
①交通事故防止・被害者への支援
自賠責保険事業から生じ
た運用益を以下のような自
動車事故防止対策・自動車
事故被害者支援等に活用し
ています。
・ 自動車事故防止対策:高齢ドライバー教育拡充事業支
援、事故多発交差点研究助成等
・ 自動車事故被害者支援:交通事故無料法律相談の事業
支援等
・ 救急医療体制の整備:高規格救急自動車の寄贈、
ドク
ターヘリ体制整備補助等
・ 自動車事故の医療に関する研究支援
・ 適正な保険金支払のための医療研修 等
②飲酒運転防止の取組み
飲酒運転を許さない社会の構築と飲酒運転事故撲
滅を目指して、冊子「飲酒運転防止マニュアル」の作成
や講習会への講師派遣、イベント等における啓発展示
等の活動を行っています。
21
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・社
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の
解
説
③啓発活動
・ ウェブサイト「全国交通事故多発交差点マップ」の啓発
事故の多い交差点(その付近も含む)での事故防
止を目的に、
47都道府県単位で事故の多い交差点5
箇所の特徴や注意点等をまとめた「全国交通事故多
発交差点マップ」を社団法人日本損害保険協会のウェ
ブサイトで公開しています。
・ 自転車事故の防止
自転車事故の実態やルールとマナーを解説し、
また、
事故に備える保険や自転車事故による高額賠償事例
を紹介した冊子「知っていますか?自転車の事故」や
「小学生のための自転車安全教室∼たのしくまなぶ
ルールやマナー∼」を作成して、自転車事故防止の
啓発を行っています。
(4)犯罪防止対策
①盗難防止の日(10月7日)の取組み
社団法人日本損害保険協会では、自動車盗難、車上
ねらい、住宅侵入盗難に対する防止啓発として2003
(平
成15)年から10月7日を「盗難防止の日」と定め、例年、
全国47都道府県の約60ヶ所の街頭で損保社員、警察な
どとともに盗難防止チラシとノベルティを配布し、盗難
防止を訴えています。
②自動車盗難の防止
社団法人日本損害保険協会では、
2001
(平成13)年
の発足当初から官民合同プロジェクトチームに民間事
務局として参画し盗難対策に取り組み、また、イモビラ
イザ(自動車盗難防止装置)の標準装備や防犯性能の
高いカーナビの普及などを実現するため、関係省庁・団
体に要望提言を行っています。
③啓発活動
犯罪や事故について大人と子どもが一緒に考えるこ
とで防犯意識を高めることを目的に「子供を犯罪・事故
から守る手引き」を作成しています。また、身近に起こ
る犯罪対策と防犯活動を取りまとめた「くらしの防犯カ
ルテ」や防犯啓発ビデオも作成しています。
22
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ポめ
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ト会
・社
マ概
ー要
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Ⅴ.主な取扱い商品
1.個人向け商品(主に日常生活のリスクを対象とする保険)
代
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な
経
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指
標
(1)くるまの保険
● 個人用総合自動車保険(DAY-Go!)
● 一般自動車保険(DAP)
● 自動車運転者保険(DPD)
経
営
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念
・
経
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針
自動車損害賠償責任保険(自賠責保険/強制保険)
●
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品
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(2)住まいと生活の保険
● 住宅生活総合保険
【積立型】
● 地震保険
● 積立団地総合保険
● 個人賠償責任保険
(積立マンション管理
ト
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組合総合保険)
主
な
取
扱
い
商
品
(3)からだの保険
● 普通傷害保険
【積立型】
● 交通事故傷害保険
● 積立普通傷害保険
ファミリー交通傷害保険
● 積立家族傷害保険
● 家族傷害保険
● 積立女性保険(AMIE)
● 所得補償保険
● 積立こども総合保険
●
各
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体
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(4)スポーツとレジャーの保険
代
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店
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度
● 国内旅行傷害保険
● 海外旅行傷害保険
● レクリエーション傷害保険
● ゴルファー保険
● ヨット・モーターボート総合保険
サ
ー
ビ
ス
体
制
【積立型】
● 積立ゴルファー保険(ベストゴルフ)
損
害
保
険
用
語
の
解
説
23
2.企業向け商品(主に事業活動を取り巻くリスクを対象とする保険)
(1)自動車保険
● 一般自動車保険(DAP)
● 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険/強制保険)
(2)財物に関する保険
● 普通火災保険
● 店舗総合保険
● 企業総合保険(企業向け火災保険) ● 債権保全火災保険
● 動産総合保険
● テナント総合保険
● 機械保険
● ガラス保険
● 盗難保険
(3)工事に関する保険
● 組立保険
● 建設工事保険
● 土木工事保険
(4)保証および信用に関する保険
● 公共工事履行保証証券(履行ボンド)
● 履行保証保険
● 身元信用保険
(5)賠償責任に関する保険
● 施設所有(管理)者賠償責任保険
● 請負業者賠償責任保険
● 自動車管理者賠償責任保険
● 受託者賠償責任保険
● 生産物賠償責任保険(PL保険)
● 旅館賠償責任保険
● 遊漁船業者総合保険
● 店舗賠償責任保険
● 警備業者賠償責任保険
● 船客傷害賠償責任保険
● 個人情報漏えい賠償責任保険
(6)その他の保険
● 一般傷害保険
● 労働災害総合保険
● 興行中止保険
● 船舶保険
● 貨物海上保険
● 運送保険
24
コは
ーじ
ポめ
レに
ー/
ト会
・社
マ概
ー要
ク/
1.コーポレート・ガバナンス方針
当社は、経営理念として、損害保険会社の公共的使命である損害保険の普及と適正迅速な保障の提供を通じて、
企業の信用と繁栄を築き社会に奉仕していくことを掲げており、この実現のためには、コンプライアンス(法令
等遵守)を経営上の重要課題と位置づけ適法・適正な企業活動を遂行するとともに、適切な業務運営態勢を実現
していくことが必要であると認識しています。
こうした認識をふまえ、当社は、以下の方針に基づいて健全かつ透明性の高いコーポレート・ガバナンスを実
現します。
1.経営管理体制
当社は、高い倫理観をもった取締役による適正な経営管理を確保しつつ、監査役による経営チェック機能を活
用するために、監査役設置会社を採用しております。
さらに、外部有識者を取締役及び監査役として招聘し「社外の目」を取り入れた健全かつ透明性の高い経営管
理体制とします。
2.取締役および取締役会
(1) 取締役および取締役会の役割
取締役および取締役会は、法令等遵守態勢の構築に取り組むとともに、保険引受リスク、資産運用リスク等
のリスク管理が保険経営上の重要課題であることを十分認識して、リスク管理方針を明確に定めて社内への周
知および適切なリスク管理に取り組みます。また、お客さま本位の経営を目指して、適切な保険募集・保険金
支払を実現するため、健全かつ適切な業務運営の確保にその役割と機能を発揮します。
(2) 取締役の員数、構成および任期
取締役の員数は、迅速かつ適切な意思決定の実施および取締役会が負う責務の範囲を勘案して、14人以内
とします。
社外取締役の人選にあたっては、事業の専門性・技術性、経営管理体制の透明性などを勘案して、指名・報
酬委員会において検討します。
取締役の任期は、その各事業年度の経営に対する責任を明確にするために1年とし、再任を妨げないものと
します。
(3) 社長および会長の定年
代
表
的
な
経
営
指
標
経
営
理
念
・
経
営
方
針
業
務
品
質
の
向
上
に
向
け
て
ト
ピ
ッ
ク
ス
主
な
取
扱
い
商
品
各
方
針
・
体
制
に
つ
い
て
取締役社長は、就任後6年または66才を定年とします。
保
険
の
し
く
み
取締役会長は、就任後4年または70才を定年とし、また、代表権を付与しないものとします。
3.監査役および監査役会
(1) 監査役および監査役会の役割
監査役は、会社法が求める責務を履行するほか、保険契約者の保護の重要性をふまえて業務運営の適法性
代
理
店
制
度
および妥当性に関する監査を実施します。
監査役会は、上述の監査が実効性をもって実施されるよう監査方針、監査計画等を決定します。
(2) 監査役の員数および構成
監査役の員数は、会計監査および業務監査の実効性の確保を勘案して、4人以内とします。
このうち半数以上を社外監査役とします。
(3) 監査役の補助体制
当社は、監査役業務および監査役会運営を補助するため、取締役から独立した専任の監査役補助人を監査役
会のもとに配置します。
4.指名・報酬委員会
(1) 委員会の設置
取締役および監査役の選任および処遇について透明性を確保するために、取締役会の内部委員会として指
名・報酬委員会を設置します。これを通じて、役員の活発な経営論議および公正な職務執行を確保します。
25
サ
ー
ビ
ス
体
制
損
害
保
険
用
語
の
解
説
(2) 委員の構成
委員会は、3人以上の委員で組織し、委員の半数以上および委員長は、社外委員(当社およびその子会社の
役職員でなく、かつ、過去に役職員となったことがない者をいいます。)とします。
(3) 委員の選任
委員の独立性および中立性を確保するために、委員の選任は、委員会の同意を得て行うこととします。
(4) 委員会の権限
委員会は、役員の選任方針および選任基準を定め、役員候補者を決定するとともに、役員の業績評価、報酬
体系および報酬水準について取締役会に意見具申を行います。
5.コンプライアンス委員会
(1) 委員会の設置
内部監査および法令等遵守をはじめとする内部管理に「社外の目」を取り入れ、より透明性が高く公正かつ
適切な業務運営を確保するために、取締役会の下部機関としてコンプライアンス委員会を設置します。
(2) 委員の構成および選任
委員会は、社外委員(2人以上)を含む5人以上の委員で組織し、委員長は、社外委員(当社およびその子
会社の役職員でなく、かつ、過去に役職員となったことがない者をいいます。
)とします。
(3) 委員会の権限
委員会は、内部監査態勢および法令等遵守をはじめとする内部管理態勢の適切性および妥当性を検証し、関
係する役員または部門に対して助言、勧告などを行うとともに、必要に応じて取締役会に対して付議・報告を
行います。
6.役員報酬体系
役員報酬体系については、退職慰労金制度を含めて、指名・報酬委員会において検討します。
7.情報開示
当社は、業務運営の透明性をより高めるため、社外に影響が及ぶ不祥事件については速やかに、開示します。
2.内部統制システムの構築に関する基本方針
1
取締役および使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
(1)コンプライアンスの具体的な手引書としてコンプライアンスマニュアルを策定し、コンプライアンスの統
括管理を行う部署としてコンプライアンス・リスク管理部を設置する。
(2)不正行為等の早期発見と是正を行うために、内部通報規程を策定し通報窓口をコンプライアンス・リスク
管理部とする。コンプライアンス・リスク管理部は社内法務問題を一元管理し、事業活動における法令・企
業倫理・社内規則等の遵守を確保する。
(3)社員の法令及び定款違反行為については、業務執行部門から独立した内部監査部がその内容を調査し、結
果を代表取締役、取締役会および監査役に報告する。
2 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
当社は、取締役の職務執行に係る情報について、法令・定款及び社内規程に基づきその保存媒体に応じて適
切かつ確実に保存・管理することとし、必要に応じて10年間は閲覧可能な状態を維持することとする。
3 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
(1)当社は、当社の業務執行に係るリスクとして、以下①から④のリスクを認識し、その把握と個々のリスク
における管理についての体制を整えることとする。
① 経営リスク
② 資産運用リスク
③ 保険引受リスク
④ 事務リスク・システムリスク
(2)当社は、リスク管理体制の基礎として、リスク管理規程を定め、個々のリスクについては、各リスク管理
26
委員会を設置し、同規程に従ったリスク管理体制を構築する。不測の事態が発生した場合には、社長を本部
長とする対策本部を設置し、迅速な対応を行い、損害の拡大を抑止しこれを最小限に止める体制を整える。
4 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
(1)当社は、取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制の基礎として、取締役会を月
1回定時に開催するほか、必要に応じて適宜臨時に開催するものとし、当社の経営方針および経営戦略に関
わる重要事項については事前に常勤取締役によって構成される常務会において議論を行い、その審議を経て
執行決定を行うものとする。
(2)当社は、取締役会の決定に基づく業務執行について、「組織、職務及び権限規程、業務分掌・分担表 職
務権限表」(以下「権限規程」という。)において、それぞれの責任者およびその責任、執行手続の詳細につ
いて定めることとする。
5 使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
(1)コンプライアンス体制の基礎として、基本方針及び遵守基準等並びにコンプライアンス規程を定める。
社外取締役を委員長とするコンプライアンス委員会を設置し、内部統制システムの構築・維持・向上を推
進するとともに、その事務局として、コンプライアンス推進課を設置し、コンプライアンス体制の整備及び
維持を図ることとする。コンプライアンス・プログラムを策定し、各担当部署にて、規程の策定、研修の実
施を行うものとする。
(2)内部監査部門として執行部門から独立した内部監査部を設置し、社内の業務運営の適切性や資産の健全性
の確保を図ることを目的に各部門に対する内部監査を実施し、コンプライアンスやリスク管理を含む内部管
理態勢の適切性・有効性を検証する。
(3)取締役は当社における重大な法令違反その他コンプライアンスに関する重要な事実を発見した場合に直ち
に監査役に報告するものとする。
(4)法令違反その他のコンプライアンスに関する事実についての社内報告体制として、コンプライアンス推進
課、社外の弁護士を直接の情報受領者とする社内通報システムを整備し、内部通報規程に基づきその運用を
行うこととする。
(5)監査役は当社の法令遵守体制及び内部通報システムの運用に問題があると認めるときは、意見を述べると
ともに、改善策の策定を求めることが出来るものとする。
6 子会社における業務の適正を確保するための体制
(1)子会社における業務の適正を確保するため、子会社においても当社のコンプライアンス規程、リスク管理
規程等を適用し、その内容に沿った体制とする。
(2)当社の内部監査部門による業務監査を実施する。
(3)子会社が当社からの経営管理、経営指導内容が法令に違反し、その他、コンプライアンス上問題があると
認めた場合には、内部監査部またはコンプライアンス推進課に報告するものとする。内部監査部またはコン
プライアンス推進課は直ちに監査役に報告を行うとともに、意見を述べることができるものとする。監査役
は意見を述べるとともに、改善策の策定を求めることができるものとする。
7 監査役の職務を補助すべき使用人に関する体制と当該使用人の取締役からの独立性に関する事項
監査役の業務補助及び監査役会の事務局として、専任の社員を配置する。
当該社員の人事異動および懲戒処分は、監査役会の同意を得るほか、当該社員の人事考課については、監査
役会が定める監査役と協議のうえ行う。
8 取締役及び使用人が監査役に報告を行うための体制その他の監査役への報告に関する体制
(1)取締役及び使用人が監査役に報告すべき事項については、権限規程等で定めることとし、当該規程に基づ
き、取締役及び使用人は当社の業務または業績に影響を与える重要な事項について監査役に都度報告するも
のとする。前記に関わらず、監査役はいつでも必要に応じて、取締役及び使用人に対して報告を求めること
ができることとする。
(2)社内通報に関する規程を定め、その適切な運用を維持することにより、法令違反その他のコンプライアン
ス上の問題について監査役への適切な報告体制を確保するものとする。
27
9 その他監査役による監査の実効性を確保するための体制
社長と監査役は、相互の意思疎通を図るため、定期的な会合をもつこととする。
また、「内部監査規程」において、内部監査部長は監査役との密接な連携を保つよう努めなければならない
旨を定め、監査役による監査の実効性確保を図ることとする。
3.リスク管理態勢
損害保険業を取り巻く経営環境が急速に変化しているなか、損害保険会社の抱えるリスクもますます多様化、
複雑化している中において、経営の健全性確保および企業の持続的発展を遂げていくためには、当社およびその
子会社がさらされている全てのリスクを的確かつ迅速に把握し、適切に管理していくというリスク管理の一層の
高度化の必要性が高まっています。
このような認識に基づき、当社では、「リスク管理態勢の充実・強化」を経営上の重要課題として位置づけ、
各種リスクを分類・体系化し、リスク管理の強化に努めるとともに、それらのリスクを統合的に管理する手法の
開発をめざしています。特に経営上重大な影響を及ぼすようなリスクから優先的かつ重点的にリスク管理を行う、
いわゆるリスクベースのリスク管理手法に取り組み、健全な事業運営を維持・確保することで、お客さまの信頼
にお応えしてまいります。
(1)リスク管理態勢
当社では、事業運営上の管理すべきリスクを経営リスク、保険引受リスク、資産運用リスク、事務リスク・シ
ステムリスクの4つのリスクカテゴリーに区分し、各リスクの所管部門において、その把握・分析・評価および
管理に努めています。そして、これらのカテゴリーごとのリスク管理状況を、リスク管理統括部署において総合
的に管理する態勢を整えつつあります。
さらに、会社経営の健全性の確保と経営資源のより効果的・効率的な配分を行うため、「統合リスク管理」に
向けた取組みの強化を進めてまいります。
(2)保険引受リスク管理
①保険引受リスク
保険引受リスクとは、経済情勢や保険事故の発生率等が保険料率設定時の予測に反して変動することによ
り損失を被る可能性のことです。
当社では、保険引受リスクを「一般リスク」「巨大災害発生リスク」「予定利率リスク」に区分し、再保険
(注)を活用しながら、リスクの回避やリスクの軽減に努めています。
(注)再保険
a)出再および受再に関する方針
リスクの保有状況を十分に分析した上で、保険収支への影響や自己資本および責任準備金の状況を勘案し、
経営に重大な影響を与えることがないよう適切な再保険カバーの確保および再保険の引受に努めています。
出再先の選定にあたっては、出再先の経営破綻等による損失発生の回避、および再保険キャパシティーの
安定的確保等の観点から、財務状態や経営の健全性評価および格付機関の格付等を踏まえ、十分な審査のも
と信用力の高い出再先の選定を行っています。
受再については、対象種目および地域等に一定の制限を設けており、特に海外からの受再については、引
受リスクを十分に分析することが困難であることから引受は行なっておりません。
b)再保険カバーの入手方法
再保険カバーについては、適格要件を満たした再保険者から直接または再保険ブローカーを介して入手し
ています。
c)主要な集積リスク(地震・台風)への対応
主要な集積リスクである地震・台風等の自然災害リスクについては、合理的なリスクモデルで算出さ
れた予想最大損害額により集積リスクを把握するとともに、関東大震災規模の地震災害または伊勢湾台
風規模の台風災害が発生しても財務の健全性が維持できるよう、異常危険準備金の積立状況等を勘案し
た上で、比例再保険特約や超過損害額再保険特約により適切な再保険スキームの構築および保有額の設
定等を行い対応しています。
28
(3)資産運用リスク管理
①市場リスク
市場リスクとは、金利・有価証券等の価格・為替等の変動に伴い、保有する資産の価値が変動することに
より損失を被る可能性のことです。
当社では、市場リスクを「金利リスク」「価格変動リスク」「為替リスク」に区分し、投資・保有制限を設
け、リスクの回避やリスクの軽減に努めています。
なお、予定利率を保証している積立型保険の資産運用につきましては、ALM管理(資産負債の統合管理)
を行い、資産の流動性を勘案してより安全かつ安定的な収益の確保に努めています。
②信用リスク
信用リスクとは、資金貸付先や信用供与先等の財務状況の悪化等に伴い、資産の価値が減少もしくは毀損
することにより損失を被る可能性のことです。
当社では、信用リスクについても、投資・保有制限を設け、リスクの回避やリスクの軽減に努めています。
③流動性リスク
流動性リスクとは、保険料収入の減少や保険契約の解約増加もしくは巨大災害等による保険金支払の増加
等による資金繰りの悪化に伴い、通常より著しく低い価格での資産売却を余儀なくされることにより損失を
被る可能性のことです。
当社では、各運用資産に投資・保有制限を設け、一定割合以上の流動性の高い資産を確保することにより、
流動性リスクの回避に努めています。
(4)オペレーショナルリスク管理
①事務リスク
事務リスクとは、役職員および保険募集人が不適切な事務を行なったこと(事務ミス)、もしくは事故・
不正等の発生により損失を被る可能性のことです。
当社では、各種規程・マニュアルの整備や業務研修を実施するとともに、事務リスク・システムリスク管
理委員会の管理のもと、事務ミス発生の防止、事故・不正等の回避、事故発生後の被害最小策および再発防
止策の策定に努めています。
②システムリスク
システムリスクとは、コンピュータのシステムダウンまたは誤作動等(システム障害)の発生等により損
失を被る可能性のことです。
当社では、システム開発・運用に関する各種規程を整備するとともに、特にシステム開発における各段階
の開発テストを充実させ、システム障害発生の回避に努めています。
また、システム障害の発生を確認した場合は、早期に原因調査・復旧を行い、合わせて再発防止策を実施
しています。
(5)その他のリスク管理
①大規模災害リスク
大規模災害リスクとは、地震・台風等の自然災害や火災・その他の大事故等の発生により、通常どおりの
業務運営(保険の募集、保険金の支払)に支障が生じてしまう可能性のことです。
当社では、大規模災害が発生した場合、社長を本部長とする「大規模災害処理対策本部」を設置し、早期
の業務運営機能の回復に努める体制を設けています。
②風評リスク
風評リスクとは、当社に対する評判の悪化や風説の流布等の発生に伴い、当社の社会的信用が低下するこ
とにより損失を被る可能性のことです。
当社では、適切な情報開示を行うことにより、ステークホルダーとのより良いコミュニケーションを図り、
風評リスク発生の未然防止に努めています。
③情報漏えいリスク
情報漏えいリスクとは、当社が適切に管理すべき情報の流失または不正使用等が発生し、当社の社会的信
用が低下することにより損失を被る可能性のことです。
当社では、個人情報・データの保護を含め適切な情報管理を行うことにより、情報漏えいの未然防止に努
めています。なお、個人情報・データの保護については、31ページを参照ください。
29
(6)リスク管理体制
(注)大規模災害処理対策本部は、大規模災害発生
時に設置される。
(注)保険計理人は、主に保険引受リスクにおける
数理的側面からの検証業務を行なっている。
(注)内部監査部は、各リスク管理委員会および全
課・支社の内部監査を通して、リスク管理状
況の監査を行なっている。
4.健全な保険数理に基づく責任準備金の確認についての合理性及び妥当性
(1)第三分野における責任準備金の積立の適切性を確保するための考え方
介護費用保険等の長期の第三分野保険商品については、医療政策等の外的要因や当初の想定を超えた契約者の
行動の影響を受けやすく、また保険期間が長期にわたるため、保険料算出基礎において、契約締結時には想定し
えない長期的な不確実性を有しているといえます。
当社では、このような契約締結当初には想定しえない不確実性に対しても、責任準備金が健全な保険数理に基
づいて積み立てられ、かつ、積立不足が生じない水準であるかを確認するため、告示(平成10年大蔵省告示第
231号)の規定に基づきストレステストを実施し、危険準備金の積み立ての要否を評価しています。さらに、
保険計理人が保険業法施行規則第80条及び告示(平成12年金融監督庁・大蔵省告示第22号)の規定に基づき
確認(負債十分性テストを含む。)を行った結果、責任準備金に積立不足が認められた場合には、追加責任準備
金を積み立てることとしています。
(2)ストレステストにおける危険発生率等の設定水準の合理性及び妥当性
ストレステスト・負債十分性テストの実施においては、法令等に基づき実施基準を定めています。具体的には、
ストレステスト・負債十分性テストにおける危険発生率は、当社の過去の保険事故の実績等から適切な保険数理
に基づく方法を用いて設定しています。
(3)テストの結果(危険準備金の額)
ストレステストの結果、長期の第三分野保険の2010(平成22)年度末責任準備金については適切に積み立て
られており、積立不足は生じていないことが確認できたため、ストレステストに基づく危険準備金の積み立ては
行っていません。また、追加責任準備金の積み立ても不要となっています。
5.コンプライアンス(法令等遵守)体制
1.コンプライアンス基本方針
当社は、コンプライアンス(法令遵守)を経営の最重要事項と位置付け、本店にコンプライアンス委員
会を設置し、コンプライアンス・プログラム策定内容を着実に推進するとともに、一元的管理体制の整備
により実効性のある内部管理体制を確立し、もって自己責任原則に基づく適法・適切な業務運営体制を確立
します。
30
2.コンプライアンス遵守基準
当社は、コンプライアンスの達成にあたってコンプライアンス・マニュアル、コンプライアンス・プログラム
をもって当社共通のコンプライアンス遵守基準とし、全役職員は遵守基準についての十分な理解と認識をもって
推進していくものとします。
3.コンプライアンス推進における企業倫理
(1)保険業のもつ社会・公共的使命を果たすべく、自己責任に則って、健全かつ適切な経営を行います。
(2)法令等を厳格に遵守し、誠実かつ公正な経営を行います。
(3)人権を尊重し、不当な差別のない公平・平等な企業風土を醸成します。
(4)社会的に有用なサービスの提供、社会貢献活動、地球環境問題に取り組むことにより、社会との調和を図ります。
(5)市民社会に脅威を与える反社会的勢力とは、断固として対決します。
(6)適時適切な企業情報の開示を積極的に行うことにより、経営の透明性を高めます。
4.コンプライアンスの推進体制
取締役会の諮問機関としてコンプライアンス委員会を設置し、グループ全体のコンプライアンス推進に関する
事項の審議等を行っています。コンプライアンス委員会は、学識経験者、消費者団体等の有識者2名の社外委員、
コンプライアンス・リスク管理部担当役員および内部監査部を除く部・支店長で構成しています。
また、社内のコンプライアンス事項を一元的に管理し、全社的なコンプライアンスの推進をはかることを目的に、
コンプライアンス統括部署としてコンプライアンス・リスク管理部を設置しています。あわせて部・支店長をコンプラ
イアンス責任者として配置し、各部門における具体的なコンプライアンスに関する問題の把握・対策を実施するととも
に、課・支社長をコンプライアンス推進者として配置し、各部署のコンプライアンス事項の推進をはかっています。
コンプライアンス推進体制
株主総会
取締役会
監査役会
監査役
常務会
内部監査部
(常設)
コンプライアンス委員会
賞罰委員会
(常設)
代理店処分措置委員会
委 員 長:社外委員
副委員長:コンプライアンス・リスク管理部担当役員
社外委員
委 員:部・支店長(部・支店長はコンプライアンス責任者)
事 務 局:コンプライアンス・リスク管理部
顧問弁護士
部・支店
課・支社
(課・支社長はコンプライアンス推進者)
コンプライアンスの推進、自主点検リストによるチェック
コンプライアンス・プログラムの実践
6.個人データの保護
当社の個人情報に関する取扱いについて
(個人情報保護宣言)
当社は、個人情報保護の重要性に鑑み、また、損害保険業に対する社会の信頼をより向上させるため、個人情報の保
護に関する法律(個人情報保護法)その他の関連法令、金融分野における個人情報保護に関するガイドラインその他の
ガイドラインや(社)日本損害保険協会の「損害保険会社に係る個人情報保護指針」を遵守して、個人情報を適正に取り
扱うとともに、安全管理については、金融庁及び(社)日本損害保険協会の実務指針に従って、適切な措置を講じます。
当社は、個人情報の取扱いが適正に行われるように従業者への教育・指導を徹底し、適正な取扱いが行われる
よう取り組んでまいります。また、当社の個人情報の取扱いおよび安全管理に係る適切な措置については、適宜
見直し、改善いたします。
31
1.個人情報の取得
当社は、業務上必要な範囲内で、かつ、適法で公正な手段により、個人情報を取得します。当社は、主に保険
契約の申込書、保険金請求書、取引書類、アンケートなどにより個人情報を取得します。また、各種お問い合わ
せ、ご相談等に際して、内容を正確に記録するため、通話の録音などにより個人情報を取得することがあります。
2.個人情報の利用目的
当社は、取得した個人情報を、次の目的および下記5.6.7.に掲げる目的(以下、「利用目的」といい
ます。
)に必要な範囲を超えて利用しません。利用目的は、お客さまにとって明確になるよう具体的に定め、下記
のとおりホームページ等により公表します。また、取得の場面に応じて利用目的を限定するよう努め、申込書・
パンフレット等に記載します。さらに、利用目的を変更する場合には、その内容をご本人に通知するか、ホーム
ページ等により公表します。
(1)当社が取り扱う商品の販売・サービスの案内・提供(契約の引受審査、維持・管理、保険については損害
調査業務を含みます。)を行うため。当社が取り扱う商品・サービスは次のとおりです。
・損害保険、ローンおよびこれらに付帯・関連するサービス
(2)当社のグループ会社・提携先企業の商品・サービスに関する情報の案内、提供のため。当社のグループ会
社の商品・サービスは次のとおりです。
・損害調査業務
(3)当社社員の採用・管理、販売基盤(代理店等)の新設・維持管理のため
(4)当社が有する債権の回収、与信の判断・管理のため
(5)他の事業者から個人情報(データ)の処理の全部または一部について委託された場合等において、委託さ
れた当該業務を適切に遂行するため
(6)市場調査ならびにデータ分析やアンケートの実施等による金融商品・サービスの開発・研究のため
(7)その他、お客さまとのお取引を適切かつ円滑に履行するため
利用目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を取り扱うときは、個人情報保護法第16条第3項各号に掲げ
る場合を除き、ご本人の同意を得るものとします。
3.個人データの第三者への提供 当社は、以下の場合を除き、ご本人の同意なく第三者に個人データを提供しません。
(1)法令に基づく場合
(2)当社の業務遂行上必要な範囲内で、保険代理店を含む委託先に提供する場合
(3)当社のグループ会社・提携先企業との間で共同利用を行う場合(下記5.グループ会社・提携先企業との
共同利用をご覧ください。)
(4)損害保険会社等の間で共同利用を行う場合(下記6.情報交換制度等をご覧ください。
)
(5)国土交通省との間で共同利用を行う場合(下記7.国土交通省への自賠責保険の個人データ提供をご覧く
ださい。)
4.個人データの取扱いの委託
当社は、利用目的の達成に必要な範囲において、個人データの取扱いを外部に委託することがあります。当社
が、外部に個人データの取扱いを委託する場合には、委託先の選定基準を定め、あらかじめ委託先の情報管理
体制を確認するなど委託先に対する必要かつ適切な監督を行います。当社では、例えば次のような場合に、個人
データの取扱いを委託しています。
・保険契約の募集に関わる業務 ・損害調査に関わる業務 ・情報システムの保守・運用に関わる業務
5.グループ会社・提携先企業との共同利用
当社および当社のグループ会社・提携先企業は、その取り扱う商品・サービスを案内または提供するために、
各社間で次の条件のもと、個人データを共同利用します。
(1)個人データの項目:住所、氏名、電話番号、性別、生年月日、その他申込書等に記載された契約内容およ
び保険事故に関する内容など、お客さまとのお取引に関する情報
(2)管理責任者:大同火災海上保険株式会社
※当社のグループ会社・提携先企業については、下記会社一覧をご覧ください。
32
6.情報交換制度等
(1)損保業界の情報交換制度について
当社は、保険契約の締結又は保険金の請求に際して行われる不正行為を排除するために、損害保険会社等
との間で、個人データを共同利用します。また、自賠責保険に関する適正な支払のために損害保険料率算出
機構との間で、個人データを共同利用します。詳細につきましては、(社)日本損害保険協会のホームページ
または損害保険料率算出機構のホームページをご覧いただくか、下記お問い合わせ先までお問い合わせくだ
さい。
<お問い合わせ先>
(社)日本損害保険協会 そんがいほけん相談室
所 在 地
〒101-8335 東京都千代田区神田淡路町2丁目9番地
電 話 03-3255-1467
(受付時間:午前9時∼午後5時 土日祝祭日を除く)
ホームページアドレス http://www.sonpo.or.jp
損害保険料率算出機構 総務企画部 個人情報相談窓口
所 在 地
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町1丁目9番地
電 話 03-3233-4141
(受付時間:午前9時∼午後5時 土日祝祭日を除く)
ホームページアドレス http://www.nliro.or.jp
(2)代理店等情報の確認業務について
当社は、損害保険代理店の適切な監督や当社の職員採用等のために、損害保険会社との間で、損害保険
代理店等の従業者に係る個人データを共同利用しています。また、損害保険代理店への委託等のために、
(社)日本損害保険協会が実施する損害保険代理店試験の合格者等の情報に係る個人データを共同利用して
います。詳細につきましては、(社)日本損害保険協会のホームページをご覧ください。
7.国土交通省への自賠責保険のデータ提供
当社は、原動機付自転車および軽二輪自動車の自賠責保険の無保険車発生防止を目的として、国土交通省が
自賠責保険契約期間が満了していると思われる上記車種のご契約者に対し契約の締結確認のはがきを出状する
ため、上記車種の自賠責保険契約に関する個人情報を国土交通省へ提供し、同省を管理者として同省との間で
共同利用します。
○共同利用する個人情報の項目は以下のとおりです。
・契約者の氏名、住所 ・証明書番号、保険期間 ・自動車の種別 ・車台番号、標識番号または車両番号
詳細につきましては、国土交通省のホームページをご覧いただくか、下記お問い合わせ先までお問い合わせ下さい。
<お問い合わせ先>
国土交通省 自動車交通局 保障課 自動車事故対策係
所 在 地
〒100-8918 東京都千代田区霞が関2丁目1番地3号
電 話 03-5253-8111(内線:41417)
(受付時間:午前9時30分∼午後5時45分 土日祝祭日を除く)
ホームページアドレス http://www.jibai.jp
8.信用情報の取扱い
当 社 は 、 保 険 業 法 施 行 規 則 第 53 条 の 9 に 基 づ き 、 信 用 情 報 に 関 す る 機 関 ( ご 本 人 の 借 入 金 返 済 能 力
に 関 す る 情 報 の 収 集 及 び 当 社 に 対 す る 当 該 情 報 の 提 供 を 行 う も の を い い ま す 。) か ら 提 供 を 受 け た 情 報
であってご本人の借入金返済能力に関するものを、ご本人の返済能力の調査以外の目的のために利用し
ません。
33
9.センシティブ情報の取扱い
当社は、保険業法施行規則第53条の10に基づき、政治的見解、信教(宗教、思想及び信条をいう。)、労
働組合への加盟、人種及び民族、門地及び本籍地、保健医療及び性生活並びに犯罪歴に関する個人情報(以
下、「センシティブ情報」といいます。)を、次に掲げる場合を除くほか、取得、利用又は第三者提供を行い
ません。
(1)保険業の適切な業務運営を確保する必要性から、ご本人の同意に基づき業務遂行上必要な範囲でセンシ
ティブ情報を取得、利用又は第三者提供する場合
(2)相続手続を伴う保険金支払事務等の遂行に必要な限りにおいて、センシティブ情報を取得、利用又は第三
者提供する場合
(3)保険料収納事務等の遂行上必要な範囲において、政治・宗教等の団体若しくは労働組合への所属若しくは
加盟に関する従業員等のセンシティブ情報を取得、利用又は第三者提供する場合
(4)法令等に基づく場合
(5)人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合
(6)公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合
(7)国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力
する必要がある場合
10.ご契約内容・事故に関するご照会
ご契約内容に関するご照会については、取扱代理店、保険証券に記載または最寄りの営業店にお問い合わせく
ださい。また事故に関するご照会については保険証券に記載の事故相談窓口にお問い合わせください。当社は、
ご照会者がご本人であることを確認させていただいたうえで、対応いたします。
11.個人情報保護法に基づく保有個人データに関する事項の通知、開示・訂正等・利用停止等
個人情報保護法に基づく保有個人データに関する事項の通知、開示・訂正等・利用停止等に関するご請求につ
いては、下記13. (1) のお問い合わせ窓口までお問い合わせください。当社は、ご請求者がご本人であることを
確認させていただくとともに、当社所定の書式にご記入いただいたうえで手続を行い、後日、原則として書面で
回答いたします。開示請求については、回答にあたり、当社所定の手数料をいただくことがあります。当社が必
要な調査を行った結果、ご本人に関する情報が不正確である場合は、その結果に基づいて正確なものに変更させ
ていただきます。
12.個人データの安全管理措置の概要
当社は、取り扱う個人データの漏えい、滅失またはき損の防止その他、個人データの安全管理のため、取扱規
程等の整備および安全管理措置に係る実施体制の整備等、十分なセキュリティ対策を講じます。
13.お問い合わせ窓口
当社は、個人情報の取扱いに関する苦情・相談に対し適切・迅速に対応いたします。
(1)当社からのEメール、ダイレクトメール等による新商品・サービスの案内について、ご希望されない場合
は、下記のお問い合わせ先までお申し出ください。ご本人から求めがあった場合には、ダイレクトメールの
発送停止など、自主的に利用停止等に応じます。ただし、保険契約の維持・管理、保険金のお支払等に関す
る連絡は対象とはなりません。
当社の個人情報に関する取扱いや保有個人データに関するお問合せ(ご照会・ご意見等)は、下記までお問
い合わせください。
<お問い合わせ先>
大同火災海上保険株式会社 事務サービス部 事務企画課
所 在 地
〒900-8586 沖縄県那覇市久茂地1丁目12番1号
電 話 098-869-5884
(受付時間:午前9時∼午後5時 土日祝祭日および年末年始を除く)
電子メールアドレス [email protected]
ホームページアドレス http://www.daidokasai.co.jp/
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(2)当社の個人情報に関する「お客さまの声(苦情・ご相談等)」は、次の窓口にお問い合わせないしご連絡く
ださい。
<お問い合わせ先>
大同火災海上保険株式会社 経営企画部 お客さま相談センター
所 在 地
〒900-8586 沖縄県那覇市久茂地1丁目12番1号
電 話 0120-331-308
(受付時間:午前9時∼午後5時 土日祝祭日および年末年始を除く)
電子メールアドレス [email protected]
ホームページアドレス http://www.daidokasai.co.jp/
当社は、認定個人情報保護団体である(社)日本損害保険協会の対象事業者です。同協会では、対象事業者の個
人情報の取扱いに関する苦情・相談を受け付けております。
<お問い合わせ先>
(社)日本損害保険協会 そんぽADRセンター(損害保険紛争解決サポートセンター)
所 在 地
〒101-8335 東京都千代田区神田淡路町2丁目9番地
電 話 03-3255-1470
(受付時間:午前9時∼午後5時 土日祝祭日および年末年始を除く)
ホームページアドレス http://www.sonpo.or.jp/
(会社一覧)
「5.グループ会社との共同利用・提携先企業」における、当社のグループ会社は、下記のとおりです。
(1)グループ会社:大同火災損害調査株式会社
(2)提携先企業:当社が個人データを提供している提携先企業はございません。
7.社外・社内の監査・検査体制
(1)社外の監査・検査体制
当社は、保険業法の定めにより、金融庁による検査を受けています。また、会社法に基づく監査法人によ
る外部監査を受けています。
(2)社内の監査体制
当社では、内部監査を「内部管理態勢(法令等遵守態勢・リスク管理態勢を含む)等の適切性・有効性を
検証するプロセスであり、内部事務処理等の問題点の発見・指摘にとどまらず、内部管理態勢等の評価およ
び問題点の改善方法の提言等まで行うことを目的とする」と定義して、営業部門・損害サービス部門をはじ
め全ての部門等を対象に内部監査を実施しています。また、内部監査結果については、取締役会等に報告し
ています。
8.財務諸表の適正性と財務諸表作成に係る内部監査の有効性について
2010
(平成22)年度決算における貸借対照表、損益計算書及び株主資本等変動計算書並びにその付属明細書
(以下、「財務諸表等」という。)の適正性、および財務諸表作成に係る内部監査の有効性を代表取締役が確認し
ています。
9.反社会的勢力に対する基本方針
当社は、社会の秩序や安全に脅威を与え、健全な経済・社会の発展を妨げる反社会的勢力との関係を遮断する
ため、以下のとおり「反社会的勢力に対する基本方針」を定め、これを遵守します。
35
1. 反社会的勢力との取引を含めた関係遮断に努め、不当要求に対しては断固として対処します。
2. 反社会的勢力による不当要求に対し、職員の安全を確保しつつ、組織として対応し、迅速な問題解決に努め
ます。
3. 反社会的勢力に対して資金提供、不適切・異例な取引および便宜供与は行いません。
4. 反社会的勢力による不当要求に備えて、平素から警察、暴力追放運動推進センター、弁護士などの外部専門
機関との緊密な連携関係を構築します。
5. 反社会的勢力による不当要求に対しては、民事と刑事の両面から法的対抗措置を講じる等、断固とした態度
で対応します。
10.利益相反管理方針
1.目的
本方針は、当社が行なう取引において、お客さまの利益が不当に害されることのないよう、利益相反管理体制
を整備し、利益相反のおそれのある取引を適切に管理することを目的とします。
2.利益相反取引の定義
本方針の対象となる利益相反取引(以下「対象取引」といいます)とは、以下の取引をいいます。
(1)お客さまと当社の利害が対立または当社のお客さま間での利害が対立し、お客さまの利益が不当に害され
るおそれのある取引
(2)お客さまと当社が競合または当社のお客さま間で競合し、お客さまの利益が不当に害されるおそれのある取引
(3)当社がお客さまより取得した情報を不適切に利用し、お客さまの利益が不当に害されるおそれのある取引
3.対象取引の特定
当社は、対象取引の個別事情を検討のうえ、利益相反のおそれのある取引に該当するか否かを特定します。
4.対象取引の管理方法
当社は、以下に掲げる方法により、または以下の方法を組み合わせること等により、適切に対象取引を管理し
ます。
(1)対象取引を行なう部門と当該取引に係るお客さまとの取引を行なう部門を分離する方法
(2)対象取引または当該お客さまとの取引の条件または取引の方法を変更する方法
(3)対象取引または当該取引に係るお客さまとの取引を中止する方法
(4)対象取引に伴い、当該取引に係るお客さまの利益が不当に害されるおそれがあることについて、当該お客さ
まに適切に開示および同意を取得する方法
5.利益相反管理体制
当社はコンプライアンス・リスク管理部を利益相反管理統括部署とし、コンプライアンス・リスク管理部担当
役員を利益相反管理責任者とします。利益相反管理統括部署は他の部門から独立し、本方針に沿って、利益相反の
おそれのある取引の特定および利益相反のおそれのある取引の管理を適切に実施します。また、役職員に対し本方
針に基づいた研修を実施し、利益相反のおそれのある取引の管理について周知徹底します。
36
1.損害保険のしくみ
(1) 保険制度
損害保険とは、偶然の事故による損害を補償
って普通保険約款の一部を変更・補完する特別
約款または特約があります。
(5) 保険料の収受・返れい(満期返れい、解約
するため多数の人々が統計学に基づくリスクに
返れい含む)
応じた保険料を支払うことによって、事故発生
保険契約者は、特約等で定める場合を除き、
により損害を被った際に保険金を受取ることの
保険期間の開始時までに(保険契約締結と同時
できる仕組みです。保険制度は「大数の法則」
に)保険料を保険会社に払込むことが必要です
(P46参照)に基づいて相互にリスクを分散し、
(保険料即収の原則(P48参照))。保険期間が始
個人生活や企業経営の経済的安定を図る重要な
まった後でも、保険料の払込み前に発生した事
社会的機能を担っています。
故による損害に対する保険金は支払われません。
(2) 再保険
また、保険期間の中途において、各保険約款
再保険とは、自社の引受けたリスクの一部ま
で定められた通知義務等に基づき保険会社に通
たは全部を他の保険会社に引受けてもらいリス
知いただいた内容によって、保険料の追加請求
クの分散・平準化を図るしくみで、損害保険会
や返還となることがあります。積立型保険につ
社が安定した経営を行うために大きな役割を果
いては、保険期間が終了し満期を迎えた契約者
たしています。
に対して満期返れい金をお支払いするとともに、
再保険には、他の保険会社に再保険を引受け
てもらう「出再保険」と逆に他の保険会社から
再保険を引受ける「受再保険」の二つの形態が
あります。
出再保険については当社の保有限度額を勘案
保険期間中の運用が予定利率(P48参照)を上
回った場合には契約者配当金をお支払いします。
(6) 保険料率
保険料率は、当社が金融庁からの認可取得ま
たは金融庁へ届出を行い使用しているものです。
し、事業の安定性と保険引受能力を補完するた
なお、損害保険料率算出機構(P46参照)は、
めに適切な再保険カバーを確保し対応していま
自動車保険、火災保険、傷害保険などについて、
す。そして出再先の選定にあたっては、出再先
純保険料率(事故が発生したときに保険会社が
の財務内容等の健全性にも十分配慮しています。
支払う保険金に充てられると見込まれる部分)
受再保険については、リスクの判断を慎重に
を参考純率として、また、自動車損害賠償責任
行ったうえで引受けるなど、限定的な取組みで
保険、地震保険については営業保険料を基準料
対応しています。なお、海外からの受再保険に
率として算出し、会員である保険会社に提供し
ついては、リスク判断が困難なことから原則と
ています。
して引受けていません。
(3) 保険契約の性格
損害保険契約とは、保険会社が偶然な一定の
事故によって生じる損害に対し保険金をお支払
いすることを約束し、保険契約者はその対価と
して保険料を支払うことを約束する契約です。
(保険法第2条第1号)
したがって損害保険契約は有償・双務契約で
あ り 、 当 事者の合意のみで成立する不要式の
諾成契約という性格を有していますが、通常、
契約引受の正確性を期すために保険契約申込書
等を作成し、契約の証として保険証券を発行
します。
(4)保険約款
損害保険は、目に見えない無形の商品ですが、
その契約内容を規定したものが保険約款です。
保険約款には、保険の種目ごとに基本的な事
項を規定した普通保険約款と、個々の契約によ
37
2.勧誘方針について
当社では、お客さまに対する商品の販売・勧誘活動を適正に行うため「金融商品の販売等に関する法律」を
遵守するとともに、同法に基づき以下のとおり勧誘方針を定め、各営業店舗において公表しています。
また、当社代理店においても同法の遵守および勧誘方針の策定、公表を指導しています。
勧 誘 方 針
1.保険商品等の販売に際して、各種法令等を遵守し適正な勧誘に努めます。
(1)保険業法、金融商品の販売等に関する法律、消費者契約法およびその他各種法令等を遵守し、適正な保険
販売に努めます。
(2)保険販売に際しましては、お客さまにご理解いただけるよう説明内容や説明方法を工夫し、適正な販売・
勧誘活動を行って参ります。
(3)ご契約に際しましては、商品についての重要事項を正しくご理解いただけるよう努めます。また、販売形
態に応じて適切な説明に努めます。
(4)販売・勧誘活動にあたっては、お客さまの立場に立って、時間帯や勧誘場所について十分に配慮して参り
ます。
2.お客さまが適切な保険商品を選択できるよう、お客さまの立場にたって創意工夫した保険の説明および提案
に努めます。
保険に関するお客さまの知識、経験、加入目的、財産状況等を総合的に勘案し、お客さまの意向と実情に沿
った適切な助言、情報提供、商品設計、販売・勧誘活動を行うよう努めます。
3.保険金の不正取得の防止に努めます。
保険金の不正取得を防止する観点から、適正な保険募集を行うよう努めます。
4.保険事故が発生した場合には迅速、的確かつ丁寧な対応に努めます。
万が一保険事故が発生した場合におきましては、保険金の請求にあたり適切な助言を行うとともに、迅速、
的確かつ丁寧な対応と適正な保険金のお支払いに努めます。
5.お客さまの情報の取り扱いについては万全をつくします。
お客さまからお預かりした個人情報、その他情報の取り扱いにつきましては業務上必要な目的の範囲内で使
用し、漏えい防止等の管理を厳正に行います。
6.お客さまの信頼度を高めるよう努めます。
(1)お客さまに対し適切な勧誘が行えるよう、研修体制を充実し、お客さまに信頼される社員および代理店の
育成に努めます。
(2)保険募集文書等の作成にあたっては、お客さまに商品の内容が正しくご理解いただけるよう、社内におい
て審査体制を設け、法令遵守および消費者保護の観点から審査を行って参ります。
7.ご意見・ご要望等
(1)お客さまの様々なご意見等の収集に努め、商品開発や販売方法等に活かして参ります。
(2)お客さまのご意見、ご要望または苦情等につきましては、速やかに対応させていただきます。
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3.ご契約にあたって
グオフに関する説明を含みます。)を受領された日の
(1)ご契約の手続き
いずれか遅い日より起算して8日以内に書面(ハガキ)
損害保険の契約を取扱う(契約の募集をする)
を当社にご送付していただければ、違約金を負担する
ことができるのは、保険会社の役職員または保
ことなくご契約の撤回・解除ができます(代理店では
険会社の代理店(損害保険募集人)に限られて
受け付けることはできませんのでご注意ください。)。
いますが、現在わが国の損害保険の取扱いは、
ただし、保険期間が1年以内の契約、質権設定付の契
ほとんどが代理店による募集です。当社では沖
約、法人向け契約等、対象とならない場合もあります
縄県を中心に約1,500店の代理店が、お申込み
のでご契約の際にご確認ください(P45参照)
。
の窓口となります。
(2)ご契約内容の確認
ご契約の際には、お客さまが保険商品を適切に
【保険契約手続きのながれ】
選択・お申込みいただけるように保険商品に関す
る「重要事項説明書(契約概要・注意喚起情報)
」
当社代理店(損害保険募集人)
の交付・説明を行い、「ご契約内容確認欄」など
または社員とのご相談
を使用してご加入いただく保険がお客さまのご希
望に沿った内容となっているかを代理店・取扱者
とともにご確認いただくこととしています。
○ご契約時にご注意いただきたいこと
損害保険契約は、普通保険約款・特別約款およびそ
商品説明等を行い、
お客さまニーズを確認
れらにセットされる特約によって定められています。
普通保険約款は、保険会社と保険契約者・被保険者
(保険の補償を受けられる方)双方の権利・義務を具
保険契約における
体的に記載しています。また、保険契約申込書等に記
重要事項の説明
載された内容も契約内容として、保険契約者、保険会
社の双方を拘束するものであるため、ご契約にあたっ
ては、普通保険約款・特別約款および特約の内容につ
いて十分説明を受け、保険契約申込書等の記載内容を
確認したうえでご契約することが必要です。
お客さまからの
ご意向やご契約内容の確認
○約款に関する情報提供方法
当社では、必要に応じて普通保険約款・特別約
款とは別に、ご契約の内容やご注意いただきたい
お客さまからの
点について分かりやすく説明するために、「重要事
告知の受領
項説明書(契約概要・注意喚起情報)
」
、パンフレッ
ト、ご契約のしおりを用意しています。これらの
資料には、契約締結に際しての注意事項(告知義
務)
、契約締結後の注意事項(通知義務)
、契約の失
効・解除、保険金支払いに関する注意事項および
保険契約申込書等による
申込手続き
事故が起こった場合の手続きなど、契約についての
大切なことがらが記載されていますので、十分お読
みいただくとともに当社の社員、代理店(損害保険
募集人)から十分な説明をお受けください。
保険料のお支払い
4.クーリングオフ制度について
クーリングオフとは消費者の方々を保護するために
設けられた制度で、ご契約の意思が不十分なままで、
保険証券のお受け取り
ご契約を締結した場合等に後日、契約を撤回・解除で
きる制度です。具体的には、契約の意思がない場合、
ご契約のお申込み日または重要事項説明書(クーリン
39
5.保険金のお支払い
(1)保険金のお支払いまでの流れ
①事故の発生
事故現場での
緊急措置
相手の方の住所、氏
事故が起きたときには、負傷者
事故の際、相手
の救護や車両の移動等の損害
の方がいる場合
携帯電話番号)、車両
は、相手情報を
登録番号(ナンバー
の拡大防止措置を行うとともに、
警察署または消防署に連絡しま
す。自動車事故の場合は、相手
十分に確認して
の方の住所・氏名・連絡先・保険
ください!
名、
連絡先(自宅・職場・
プレート)、保険会社
名等の情報を十分に
ご確認ください。
会社等をご確認ください。
②事故の連絡
当社・代理店への
事故通知
緊急措置の後、速やかに当社ま
たは取扱代理店に事故の発生を
ご連絡ください。
(お名前、事故の発生日時や場
所、損害状況、相手の方の住所、
氏名、連絡先、届出警察署等)
●自動車保険において、人身事故および自動車同士の
衝突・接触事故の場合には、交通事故証明書の提出
が必要となります。
●事故にあった自動車を修理する場合、または相手の
方と示談する場合には、事前に当社の承認を得る必
要があります。万一、当社の承認を得ないまま修理
③事故の受付
当社による
事故の受付
お客さままたは代理店からの事
故通知にもとづき、当社にてお
をされたり、相手の方と示談をしますと、保険金の
全部または一部をお支払いできないことがあります。
客さまのご契約内容の確認と事
故の登録を行います。
(2)事故受付窓口の一覧
当社の各事故受付窓口において、事故の受付を
行っています。
※事故受付窓口の一覧につきましては、
42ページま
④損害の調査
事故状況・
損害内容の調査
当社にて事故状況や損害内容の
確認・調査を行い、必要に応じて
関係者(ご契約者、相手の方、修
理業者、病院等)との打ち合わせ
を行います。その際に、損害の
程度や内容に応じて、必要な資
料を提出していただきます。
⑤保険金のお支払い
保険金お支払額
の確定
調査結果および提出いただいた
書類にもとづき、発生した事故
が保険金のお支払い対象となる
かどうかを判断のうえ、
お支払い
する保険金の額を算定します。
お支払いする保険金が確定した
後、お客さまへ連絡し、振り込み
により保険金をお支払いします。
40
たは105ページをご覧ください。
●代理店数の推移
(単位:店)
2008(平成20)年度 2009(平成21)年度 2010(平成22)年度
1,616
1,562
1.代理店の役割と業務内容
(各年度末現在)
●代理店数の地域別内訳
(1)代理店の役割
代理店は、損害保険会社との間で締結した委託
1,508
当社は沖縄県を基盤とする唯一の損害保険会社で
あり、沖縄県下にくまなく代理店を設置しています。
契約に基づき、保険会社に代わって損害保険の契
約募集を行います。そして損害保険の幅広い普及
を通じてお客さまを危険や災害から守り、経済生
(単位:店)
沖縄本島
地区
宮古
地区
八重山
地区
東京・
その他
合 計
代理店数 1,269
88
65
86
1,508
地区名
活の安定を図るという重要な社会的役割を担って
います。
(2)代理店の業務内容
(2010
(平成22)年3月31日現在)
代理店の主な業務は以下のとおりです。
①保険契約の締結
②保険契約の変更、解除等の申し出の受付
③保険料の領収または返還
④保険証券の交付ならびに保険料領収証の発行お
よび交付
3.代理店教育 当社では地域から信頼され、お客さまニーズの的
確な把握による質の高いサービスを提供できる代理
店を育成するために、資格取得に必要な所定のカリ
⑤保険の対象となる物件等の調査
キュラムによる教育や商品知識、販売知識、事務処
⑥その他保険募集に必要な事項で、会社が特に指
理、事故処理等の業務知識や防災・法律・税務関係
示した業務
等の周辺知識を身につけるための幅広い教育を実施
し、お客さまサービスの充実を図っています。
また、代理店はお客さま一人ひとりのニーズに
また、2008(平成20)年6月より、社団法人日本
対応し、財産の保全、事故の防止、防災や保険全
損害保険協会が実施する損害保険募集人試験の更新
般に関する相談や、万一事故や災害が起きたとき
制度に参加し、原則として全ての募集人が5年ごとの
には、一刻も早く保険金が支払われるよう、保険
更新試験を受験・合格することにより、最新の業務
金の請求についてのアドバイスをするなど、幅広
知識の習得を目指しています。さらに、2009(平成
くきめ細かなコンサルティング活動を行いお客さ
21)年6月より、同協会の実施する保険商品教育制
まからの要請に応えています。
度へ参加しており、さらなる募集人の資質向上を図
っています。
2.代理店登録と代理店制度
このほか、2010(平成22)年10月からはインタ
ーネット学習システムである「eラーニング」による
(1)登録・届出
代理店が保険募集を行うためには、保険業法第
276条・278条に基づき、金融庁(沖縄総合事務
学習教材の提供を開始し、募集人としての基本活動
の定着・均質化を図り、お客さま接点における業務
品質の向上に取り組んでいます。
局)へ代理店登録をすることが必要です。また、
代理店に所属し保険の募集を行う者(損害保険募
集人)についても、保険業法第302条に基づき、
届出が義務付けられています。
(2)業務ランク
4.代理店研修社員制度
当社では、専属・専業のプロ代理店を養成するた
め、「代理店研修社員制度」を設けています。
本制度を活用し、一定期間契約募集締結等に関連
代理店がより充実したサービスをお客さまに提
する業務に従事しながら研修期間(最長36か月)内
供できるよう、個人資格者数、代理店の実績、お
に専門知識の習得、営業基盤確立のための実務訓練
客さま対応能力などにより、当社独自の代理店格
を行い、研修期間終了時にプロ代理店として独立し
付制度(業務ランク制度)を実施し、代理店の資
ます。
質の維持・向上を図っています。なお、業務ラン
クには、「エクセレント特級」「ディーラー特級」
「1級」「2級」「3級」「4級」「5級」「初級」の8つ
1975(昭和50)年の本制度発足以来、今日まで多
くの研修社員が自立・独立し、地域に根ざしたプロ
代理店として活躍しています。
のランクを設けています。
41
○夜間・休日事故受付サービス
お客さまに安心をお届けできるよう、夜間・休
日はフリーダイヤルにより事故の受付を行ってい
ます。
1.事故対応サービス
○夜間・休日
(1)当社の事故対応サービス体制
当社は、沖縄県内7か所に事故対応サービスの拠
点を設置しており、迅速な対応に努めています。
また、70名余りの損害調査担当、40名余りの
事故の受付は夜間・休日の場合でも安心な
専用ダイヤルを用意しています。
【事故受付専用電話番号】
大同火災損害調査(株)の技術アジャスター等ス
0120-091-161(無料)
タッフを加えた約120名が在籍しており、迅速・
夜間受付(18:00∼9:00)
丁寧な事故対応に努めています。
休日受付(終日24時間) .
(2011
(平成23)年7月1日現在)
事故受付窓口
住 所
連絡先
事故受付センター
(3)海外旅行傷害保険の事故対応サービス
海外旅行傷害保険にご加入のお客さまが、旅行
(098)869-1285
自動車保険(物損事故)
の事故受付
事故受付センター
〒900-8586
自動車保険(人身事故) 那覇市久茂地 (098)869-1280
の事故受付
1丁目12番1号
事故受付センター
中にケガや病気でお困りのとき、24時間・365日、
日本語応答の緊急アシスタントサービスがご利用
できます。ジャパンアシストインターナショナル
(株)(略称:JAIC(ジャイク))との提携によ
り、現金不要で治療を受けられるキャッシュレス
(098)869-3119
自動車保険以外(火災・傷
害保険など)の事故受付
損害サービス課
与那原分室
〒901-1303
与那原町字与那原 (098)946-0545
1011番地
浦添損害
サービスセンター
〒901-2134
(098)877-5131
浦添市港川
2丁目2番1号
中部損害
サービスセンター
〒904-2173
沖縄市比屋根 (098)930-5572
1丁目9番5号
中部損害
サービスセンター
北部分室
〒905-0021
名護市東江
(0980)52-7614
1丁目14番8号
宮古支社
(事故受付窓口)
〒906-0013
宮古島市平良字下里 (0980)72-3215
1245番地の8
八重山支社
(事故受付窓口)
〒907-0012
石垣市美崎町 (0980)82-3063
4番地の7
医療サービスや、日本語救急医療サービスを実施
しています。
お客さまの滞在地
センター
電 話番 号
6322-2568
アジア・
オセアニア
地域
シンガポール
センター
(シンガポール国内から)
(65)-6322-2568
(その他の国から)
※コレクトコール受付可
1-800-766-7670
南北
アメリカ
地域
シカゴ
センター
(アメリカ・カナダからのみ
直通のフリーダイヤル)
(1)-〈 312〉-935-3767
(その他の国から)
※コレクトコール受付可
01-5592-2644
ヨーロッパ・
アフリカ・
中近東地域
パリ
センター
全世界対象
東京
センター
(フランス国内から)
(33)-〈 1〉-5592-2644
(その他の国から)
※コレクトコール受付可
(81)-〈 3〉-3497-5194
※コレクトコール受付可
フリー
ダイヤル
はやく ナハに
0120-889-782
(日本国内から)
(2)24時間・365日事故受付サービス
当社では、24時間・365日、お客さまからの事
故に関するご連絡を受ける体制を整えています。
(4)事故相談のご案内
左記(1)の事故受付窓口および全営業店舗にお
いて、事故に関するご相談をお受けしています。
○平日事故受付サービス
事故受付センターにおいて、9:00∼18:00の間、
事故の受付を行っています。
(事故受付センター以外
の受付窓口においては、9:00∼17:00の間、事故
の受付を行っています。
)
42
2.その他サービス
ゆいゆいサポート(ロードサービス)
個人用総合自動車保険「DAY−Go!」および一般自動車保険「DAP」ご契約のお客さまを対象に、事故や故
障など、お客さまの愛車のトラブルを24時間・365日サポートします 。
※ゆいゆいサポートの対象となるご契約には「事故・故障時運搬・搬送・引取費用特約」が自動セットされます。
※「ゆいゆいサポート」は、当社の提携会社であるジャパンアシストインターナショナル ㈱(略称:JAIC(ジャイク))が提供するサービスです。
ゆいゆいサポートの概要
サービス名
サ
ー
ゆいゆいサポートDX
名
※1
対
象
契
約
DAY−Go!
DAP
適
用
条
件
全契約
対人賠償保険および車両保険セット契約
(除く「限定A※2のみ」)
対
象
車
種
レ
か
サ
ッ
け
ポ
カ
つ
ー
自家用8車種 ※3
ー
け
ト
ビ
ス
ゆいゆいサポートR
う
サ
っ
ポ
か
ー
り
ト
・レッカーけん引サービス ※4
(レッカーけん引、引取費用)
・落輪引き上げサービス(落輪1m以内)
・バッテリー上がり時のジャンピング
・カギ閉じ込み開錠
・タイヤパンク時のスペアタイヤ交換
・外出先でのガス欠時の燃料補給サービス
(期間中1回に限り10リットル無料提供 )
・その他
G P S 機 能
※5
・バッテリー上がりのジャンピング
・カギ閉じ込み開錠
・タイヤパンク時のスペアタイヤ交換
・外出先でのガス欠時の燃料補給サービス
(ガソリン代はお客さまご負担)
・その他
万が一の事故・故障時に、より迅速に現場の特定ができるようGPS位置情報通知
システムを導入しています。
※ 1 「ゆいゆいサポートR」 は、レッカーかけつけサポート・うっかりサポートそれぞれ保険期間 ( 長期契約は保険年度 ) 中 1 回までのサービス提供となります。
ただし、「事故・故障時運搬・搬送・引取費用特約」 対応の場合は制限なしとなります。
※ 2 「限定A」 とは、火災・爆発・お車の盗難・台風・洪水・高潮・いたずら等による損害を補償する車両保険のご契約タイプのことをいいます。
※ 3 自家用 8 車種とは、自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車、自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超 2トン以下)、自家用普通貨
物車(最大積載量0.5トン以下)、自家用小型貨物車、自家用軽四輪貨物車、特種用途自動車(キャピング車)をいいます。 なお、キャンピング車とは、
車検証の車体の形状欄に 「キャンピング車」 と記載されているものをいいます。 レンタカー、教習用自動車はゆいゆいサポート対象外です。
※ 4 「レッカーけん引サービス」 は、提供サービス別に 「事故・故障時運搬・搬送・引取費用特約」と無料サービスで構成されています。「事故・故障時運
搬・搬送・引取費用特約」 では実際に負担した費用について、車両保険金額の10%または10万円のいずれか高い額を限度にお支払いします。 無料サー
ビスでは沖縄県外の場合は35kmまで無料でけん引します。
※ 5 「GPS機能」 を使用する際は、専用サイトにアクセスして、お客さまの位置情報をお知らせいただく必要があります。
入院時相談サービス
個人用総合自動車保険「DAY−Go!」をご契約のお客さまを対象に、人身傷害保険の対象となる事故により死亡または入院
した場合に、当該事故により死亡されたお客さまのご遺族、あるいは入院されたお客さまとそのご家族を対象として、療養生活や
社会復帰等についての幅広いご相談・照会に応じ、医療・生活関連情報のご提供や、各種サービス、店舗等のご案内を行います。
【受付時間】平日10
:
00∼16
:
00
(土日・祝日、年末年始はお休みとさせていただきます)
※「入院時相談サービス」は、当社の提携会社であるジャパンアシストインターナショナル㈱が提供するサービスです。
サービス内容(主なもの)
冠婚葬祭相談
・お見舞い返しについて(一般的なマナーのアドバイス、近隣店舗案内等)
こころの相談
・事故後の精神的ショック(カウンセリング専門機関の案内)
生活情報の提供
・公的/民間支援サービス情報の案内(公的医療関連給付・助成制度、社会保険制度)
(注)案内を受けた各種サービス・店舗等への連絡費用、利用料等はお客さまのご負担となります。
3.業務の代理、事務の代行
当社は保険業法第98条第1項の規定に基づき、他の保険会社の保険契約の損害査定等に係る業務及び事務を受託
しています。また沖縄県以外における自動車損害賠償責任保険(自賠責保険/強制保険)等契約のご契約内容の変
更・解約および損害調査業務を東京海上日動火災保険株式会社に委託しています。
43
4.保険相談窓口のご案内
(3) 手続実施基本契約を締結している指定紛争解
決機関(そんぽADRセンター)
(1)お客さま相談センター
0120ー671ー071/098ー867ー1063
電話受付時間:平日9:00∼17:00
(土・日・祝日・12/31∼1/3は、休業させていただきます。
)
当社は、保険業法に基づく金融庁長官の指定を受
けた指定紛争解決機関である(社)日本損害保険協会
と手続実施基本契約を締結しています。
同協会では、損害保険会社の営業活動に関する苦
本店内に「お客さま相談センター」を設置し、お
情や紛争対応を行う専任組織として、「そんぽADR
客さまから損害保険に関するご相談、お問い合わせ
センター」(損害保険紛争解決サポートセンター)
に対し、お電話での対応を行っています。2010
を設け、受け付けた苦情について、損害保険会社に
(平成22)年度に、お客さまからお問い合わせいた
解決を依頼するなど適正な解決に努めるとともに、
だきました保険相談件数は、6,084件です。
当事者間で問題の解決がつかない場合には、専門の
知識や経験を有する弁護士などが中立・公正な立場
2010 年度 (2010 年 4 月∼ 2011 年 3 月)
お客さま相談センターにお問い合わせいただいた
保険相談内容 (総件数6,084件)
から紛争解決手続を実施しています。
当社との間で問題を解決できない場合には、「そんぽ
ADRセンター」に解決の申し立てを行うことができます。
お客さま相談件数種目別
積立
1%
新種
2%
傷害
2%
(社)日本損害保険協会 そんぽADRセンターの連
絡先は以下のとおりです。
その他
11%
電話番号 0570-022808(ナビダイヤル・有料)
自動車
38%
PHSやIP電話からは 03-4332-5241
(受付時間:平日の午前9時15分∼午後5時)
火災・長総
14%
自賠責
32%
自動車
自賠責
火災・長総
傷害
新種
積立
その他
その他
11%
(4)「そんぽADRセンター」以外の損害保険業界
関連の紛争解決機関
①(財)自賠責保険・共済紛争処理機構
をめぐる紛争の、公正かつ適確な解決を通して、
証券発送に関する問い合せ
1%
分割払関連
4%
地震保険
2%
控除証明書
2%
保険料試算
7%
契約変更
継続手続き
61%
(http://www.sonpo.or.jp/)をご参照ください。
自賠責保険(自賠責共済)の保険金(共済金)の支払
お客さま相談内容別
契約関連照会
12%
詳しくは、(社)日本損害保険協会のホームページ
契約関連照会
証券発送に関する問い合せ
分割払関連
地震保険
控除証明書
保険料試算
契約変更・継続手続き
その他
被害者の保護を図るために設立され、国から指定
を受けた紛争処理機関として、(財)自賠責保険・共
済紛争処理機構があります。同機構では、自動車
事故に係る専門的な知識を有する弁護士、医師、
学識経験者等で構成する紛争処理委員が、自賠責
保険(自賠責共済)の支払内容について審査し、公正
な調停を行います。同機構が取扱うのは、あくま
で自賠責保険(自賠責共済)の保険金(共済金)の支払
をめぐる紛争に限られますので、ご注意ください。
詳しくは、同機構のホームページ
(http://www.jibai-adr.or.jp/)をご参照ください。
②(財)交通事故紛争処理センター
自動車保険の対人・対物賠償保険に係る損害賠償
に関する紛争を解決するために、相談、和解のあっ
(2)インターネットホームページ
当社のホームページでは、商品・サービスのご紹
介、営業・損害調査ネットワークのご案内、リクル
専門の弁護士が公正・中立な立場で相談・和解のあ
ートインフォメーション、会社案内、財務諸表など
っせんを行うほか、あっせん案に同意できない場合
の情報を提供しています。
は、法律学者、裁判官経験者および弁護士で構成さ
また、ホームページを通した「ご意見・ご相談」
44
せんおよび審査を行う機関として、(財)交通事故紛争
処理センターがあります。全国10か所において、
れる審査会に審査を申し立てることもできます。
の、対応も行っています。
詳しくは、同センターのホームページ
http://www.daidokasai.co.jp/
(http://www.jcstad.or.jp/)をご参照ください。
損害保険用語の解説(50音順)
か行 ●価格変動準備金
●ご契約内容確認書(意向確認書)
申し込もうとする保険契約の内容が保険契約者の
保険業法で定められた準備金で、保険会社が保有
ニーズに合致しているかどうかを、保険契約者が
する株式等の価格変動による損失に備えることを
契約締結前に確認する機会を確保するために、ニ
目的とした準備金です。資産の一定割合を積み立
て、株式等の売買による損失が利益を超える場合、
その差額を取り崩します。
●過失相殺
ーズに関して情報を収集し、確認します。
●ご契約のしおり
保険契約に際して、保険契約者が保険商品の基礎的な
事項について事前に十分理解した上で契約手続きを行
損害賠償額を算出する場合に、被害者にも過失が
えるよう、契約時に配付するために作成された小冊子
あれば、その過失割合に応じて損害賠償額を減額
のことです。契約のしおりには、契約に際しての注意
することをいいます。
事項、契約後の注意事項、保険金支払いに関する事項、
●共同保険
事故が起こった場合の手続きなどが記載されています。
一つの保険契約を複数の保険会社が分担して引き
受ける契約方式のことをいいます。
●クーリングオフ
さ行 ●再調達価額(新価)
「保険契約の取り消し請求権」のことです。保険
保険契約の対象と同等の物を再築または再取得する
契約者が契約を申し込まれた日または重要事項説
ために必要な金額です。この再調達価額(新価)
明書(クーリングオフに関する説明を含みます。)
から経過年数や使用損耗による減価を差し引いた額
を受領された日のいずれか遅い日から、その日を
が時価額になります。火災保険の価額協定保険特
含めて8日以内に保険会社へ郵送にて通知すれば、
約や新価保険特約付帯のご契約などにおいては、再
保険契約申し込みの撤回または解除を行うことが
調達価額(新価)を基準にして保険金を算出します。
できます。(8日以内の消印有効)
●裁判外紛争解決制度(金融ADR制度)
ただし、保険期間が1年以内の契約、質権設定付の
2009
(平成21)年6月24日に公布された「金融商
契約、法人向け契約等はクーリングオフの対象外
品取引法等の一部を改正する法律」に基づき創設さ
となります。
れた制度で、金融分野における裁判外のトラブルの
●契約者配当金
解決のため簡易・迅速・安価な苦情処理・紛争解決制
積立保険(貯蓄型保険)の積立保険料について、
度を構築することにより、利用者にとって納得感の
保険会社が予定利率を上回る運用益をあげた場合
あるトラブル解決を通じ利用者保護の充実を図ると
に、満期返れい金とあわせて保険会社から保険契
ともに、金融商品・サービスに関する利用者の信頼を
約者にお支払いする配当金をいいます。
●契約の解除
向上させることを目的として創設された制度です。
●再保険
保険契約者または保険会社の意思表示によって、
保険会社が危険の分散を図るため、引き受けた保険
保険契約がはじめから無かったと同様の状態に戻
契約に基づく保険金支払責任のすべて、あるいは一
すことをいいます。ただし、多くの保険約款では、
告知義務違反などの場合の解除は保険契約の当初
部分を他の保険会社に転嫁することをいいます。
●再保険料
まで遡らず、将来に向かってのみ効力を生ずるよ
保険会社が自ら引き受けた保険契約の保険金支払
うに規定しています。
責任を、他の保険会社に転嫁するときに支払う保
●契約の失効
保険契約が効力を失い終了することをいいます。例
えば、火災保険で支払われない事故によって保険の
対象が滅失した場合には保険契約は失効となります。
●告知義務
保険の契約締結時に、保険会社に対して危険に関する
重要な事項のうち、保険申込書の記載事項とすること
によって当社が告知を求めた事項について、事実を正
確に告げなければならないという義務をいいます。
険料のことをいいます。引き受けた保険会社から
は受再保険料と呼ばれています。
●時価額
再調達価額(新価)から使用による消耗分(減価
分)を控除して算出した金額をいいます。
●事業費
保険会社が事業を行う上の費用で、損害保険会計
では「損害調査費」、「一般管理費および営業費」、
「諸手数料および集金費」を総称していいます。
45
立てる「普通責任準備金」と、積立保険において、
●地震保険料控除制度
納税者が居住用建物または家財を対象とし、かつ
満期返れい金、契約者配当金の支払に備えるため
地震・噴火・津波などを原因とする火災、損壊な
の「返戻積立金」「契約者配当準備金」および異常
どに対して保険金が支払われる地震保険の保険料
な大災害に備えるための「異常危険準備金」など
を支払った場合には、一定の金額の所得控除を受
の種類があります。
けることができます。これを地震保険料控除制度
●全損
保険の対象が完全に滅失した場合(火災保険であ
といいます。
れば全焼、全壊)や、修理、回収に要する費用が
●示談
民事上の紛争を裁判によらずに、当事者間の話し
再調達価額(新価)または時価額を超えるような
合いで解決することをいいます。
場合をいいます。前者の場合を現実全損(絶対全
損ともいいます)、後者の場合を経済的全損(海上
●質権設定
火災保険契約等で、保険契約をした物件が罹災し
たときの保険金請求権 を被保険者が他人に質入れ
※
することをいいます。
保険の場合は推定全損)といいます。なお、これ
らに至らない損害を分損といいます。
●ソルベンシー・マージン比率
※その他積立保険の満期返れい金請求権、契約
巨大災害の発生や、保有資産の大幅な価格下落な
者配当金請求権および保険契約の無効・失
どの「通常の予測を超える危険」に対する「資本
効・解除の場合の返れい金請求権の場合があ
金、準備金など保険会社が保有する支払余力」の
ります。
割合をいい、経営の健全性を測る指標の一つです。
●指定紛争解決機関(そんぽADRセンター)
●損害てん補
お客さまと保険会社との間に損害保険に関するト
保険事故によって被保険者に生じた損害に対し保
ラブルが生じた場合に、問題解決をサポートする
険会社が保険金を支払うことなどをいいます。
ため、2010(平成22)年10月1日に日本損害保
●損害保険料率算出機構
険協会に指定紛争解決機関として損害保険紛争サ
2002(平成14)年7月に「自動車保険料率算定会」
ポートセンター(呼称:そんぽADRセンター)が
と「損害保険料率算定会」が統合されたもの。火災
設置されました。主な役割として、受け付けた苦
保険、傷害保険、自動車保険、介護費用保険の参考
情について、損害保険会社に解決を依頼するなど
純率および自動車損害賠償責任保険、地震保険の基
適正な解決に努めるとともに、当事者間で問題の
準料率の算出を主な業務としています。また自動車
解決がつかない場合には、専門の知識や経験を有
損害賠償責任保険の損害調査業務も行っています。
する弁護士などが中立・公正な立場から紛争解決
手続を実施しています。
●支払備金
●損害率
収入保険料に対する支払った保険金の割合をいい
ます。保険会社の経営分析や保険料率の算出に用
決算日までに発生した保険事故で、保険金が未払
いられます。通常は正味保険金に損害調査費を加
いのものについて、保険金支払いのために積み立
えて正味保険料で除した割合をさします。
てる準備金のことをいいます。
●重要事項説明書(契約概要・注意喚起情報)
保険契約の内容を理解していただくことを目的と
●大数の法則
し、特に重要な事項について記載した書面です。
サイコロを振って1の目が出る確率は、振る回数を
保険業法では、保険会社が保険契約者および被保
増やせば増やすほど6分の1に近づいていきます。
険者に交付し、重要事項を説明しなければならな
すなわち、ある独立的に起こる事象について、そ
いことになっています。
れが大量に観測されればある事象の発生する確率
●正味収入保険料
が一定値に近づくということであり、これを大数
保険契約者から直接受け取った保険料(元受正味
の法則といいます。個々人にとっては偶発的な事
保険料)に、再保険料(受再正味保険料および出
故であっても、大量に観測することによって、そ
再正味保険料)を加減し、さらに将来契約者に予
の発生率を全体として予測できるということにな
定利率を加えて返れいすべき原資となる積立保険
ります。保険料算出の基礎数値の一つである保険
料を控除した保険料です。
事故の発生率は、大数の法則に立脚した統計的確
●責任準備金
将来の保険金支払などの保険契約上の保険会社が
46
た行 率にほかなりません。
●超過保険・一部保険
負う債務に対して、あらかじめ積み立てておく準
保険金額(ご契約の金額)が保険の対象の実際
備金をいいます。これには、次年度以降の債務の
の価額を超える保険を超過保険といいます 。ま
ためにその分の保険期間に対応する保険料を積み
た、実際の価額よりも保険金額が少ない保険を
一部保険といい、この場合には、保険金額の実
際の価額に対する割合で保険金が支払われます。
(比例てん補)
●重複保険
同一の保険の対象物に対して同種の危険を補償
●保険価額
被保険利益を金銭に評価した額をいいます。保険
事故が発生した場合に保険の目的について被保険
者が被る可能性のある損害の最高見積額です。
●保険期間
する複数の保険契約などが存在する場合を広義
保険の契約期間、すなわち保険会社の責任の存続期
の重複保険といい、その複数の保険契約の保険
間のことをいいます。この期間内に保険事故が発生
金額の合計額がその対象物の再調達価額(新価)
した場合にのみ保険会社は保険金を支払います。
または時価額を超過する場合を狭義の重複保険
といいます。
●通知義務
●保険業法
保険業の公共性に鑑み、保険業を行う者の業務の
健全かつ適切な運営および保険募集の公正性を確
ご契約内容のうち保険会社があらかじめ指定した
保することにより、保険契約者などの保護を図る
事項について、保険期間中に変更が生じた場合に、
目的として制定されている法律のことをいいます。
保険契約者または被保険者が保険会社に連絡しな
保険会社に対する監督(事業の開始、保険会社の
ければならない義務をいいます。
運営など)と保険募集に対する監督の両面に関し
●積立勘定
積立保険(貯蓄型保険)において、その積立資産
て規定しています。
●保険金
を他の資産と区分して運用する仕組みのことをい
保険事故により損害が生じた場合に、保険契約の
います。
内容に基づいて保険会社からお支払いする金銭の
●積立保険
火災保険や傷害保険等の補償機能に加え、満期時
ことです。
●保険金額
には満期返れい金を支払うという貯蓄機能も併せ
保険会社がお支払いする保険金の限度額をいいま
持った長期の保険です。
す。保険事故が発生した場合に、保険会社が支払
●特約(特別約款)
普通保険約款に定められた補償内容等を変更した
り、補償の範囲を追加または削減する約款のこと
をいいます。
う保険金の限度額のことです。その金額は保険契
約者と保険会社との契約によって定められます。
●保険契約者
保険会社に対し保険契約の申し込みをする方をい
います。契約が成立すれば、保険料の支払義務を
は行 ●被保険者
負います。
●保険契約準備金
保険の補償を受けられる方、または保険の対象と
保険契約に基づく保険金支払い等の責任を果たす
なる方をいいます。
ために保険会社が決算期末に積み立てる準備金で、
●被保険利益
特定の物に偶然な事故が発生することにより、特定
支払備金、責任準備金等があります。
●保険契約申込書
の人が損害を被るおそれがある場合に、その特定の
保険を契約する際に保険契約者が記入・捺印し、
人と特定の物との間にある利害関係を被保険利益と
保険会社に提出する所定の書類のことをいいます。
いいます。損害保険契約は損害に対し保険金を支払
保険契約は、保険加入希望者の申し込みと保険会
うことを目的とするので、その契約が有効に成立す
社の承諾により成立する契約で、かつ一定の様式
るためには、被保険利益の存在が前提となります。
を必要としない契約ですが、口頭による取り決め
●比例てん補
損害が発生した時、保険金額(ご契約の金額)が
保険価額(保険の対象とした物の実際の価額)を
下回っている一部保険の場合には、保険金額の実
だけでは行き違いを生じ、紛争の原因となる場合
があるため、保険会社は所定の保険契約申込書を
用意しています。
●保険事故
際の価額に対する割合で保険金が支払われること
保険契約において、保険会社がその事実の発生を
をいいます。
条件として保険金の支払などを約束した偶然な事
●分損
保険の対象の一部に損害が生じた場合のことで、
全損に至らない損害のことをいいます。
●法律によって加入が義務付けられている保険
「自動車損害賠償保障法」に基づく自賠責保険
(自動車損害賠償責任保険)等があります。
実をいいます。火災、交通事故、人の死傷等がそ
の例です。
●保険証券
保険契約の成立およびその内容を証明するために
保険会社が作成して保険契約者に交付する書面の
ことをいいます。
47
●保険の対象
●満期返れい金
保険を付ける対象物のことをいいます。船舶保険
積立保険(貯蓄型保険)で、契約が満期までに有
での船体、貨物保険での貨物、火災保険での建
効に存続し、保険料の全額払込みが完了している
物・家財、自動車保険での自動車などがこれにあ
場合、満期時に保険会社から保険契約者に支払わ
たります。
れる金銭のことです。その金額は契約時に定めら
●保険引受利益
正味収入保険料などの保険引受収益から、保険金
れています。
●免責
や損害調査費、満期返れい金等の保険引受費用と
保険金が支払われない場合のことを言います。
保険引受に係る営業費および一般管理費を控除し、
保険会社は保険事故が発生した場合には、保険契
その他収支を加減したものであり、保険本業にお
約に基づいて保険金支払いの義務を負いますが、
ける最終的な損益を示すものです。なお、その他
特定の事柄が生じたときは例外としてその義務を
収支は自賠責保険等に係る法人税相当額などです。
免れることになっています。例えば、戦争その他
の変乱によって生じた事故、保険契約者等が自ら
●保険法
保険法とは、
「保険契約者等と保険会社との間の契約に
招いた事故、地震、噴火、津波等による事故など
かかわるルール」を定めた法律です。これまで保険契
です。
約にかかわるルールは「商法」の一部として定められ
●免責金額
ていましたが、今回の法改正で商法から独立し、
「保険
自己負担額のこと。一定金額以下の損害について、
法」という一つの法律として新たに制定されました。
保険契約者または被保険者が自己負担するものと
して設定する金額のことで、免責金額を超える損
●保険約款
保険契約の内容を定めたものです。保険約款には、
害については、免責金額を控除した金額を支払う
同一種類の保険契約のすべてに共通の契約内容を
方式と、損害額の全額を支払う方式とがあります。
定めた普通保険約款と、個々の契約において普通
●免責条項
保険約款の規定内容を補充・変更・排除する特別
保険金をお支払いできない場合について定めた条
約款(特約)とがあります。
項のことをいいます。保険約款の条文に「保険金
を支払わない場合」や「補償しない損害」などの
●保険料
被保険者が被る危険を保険会社が負担する対価と
して、保険契約者にお支払いいただく金銭のこと
をいいます。
●保険料即収の原則
見出しが付けられます。
●元受保険
再保険に対応する用語で、ある保険契約について
再保険契約がなされているとき、再保険契約に対
保険契約と同時に保険料の全額を領収しなければ
してそのある保険契約を元受保険といいます。ま
ならないという原則を言います。なお、保険料分
た、保険会社が個々の保険契約者と契約する保険
割払契約など特に約定がある場合には、この原則
のすべてを指す場合があります。
は適用されません。
や行 ●保険料率
お支払いいただく保険料の算出根拠となる割合の
●予定利率
ことをいいます。
積立保険(貯蓄型保険)で、保険料中の積立保険
●保険料率の三原則
料部分を運用して増やし、所定の満期返れい金と
・合理性…危険度の高い物件には高い料率を、危険
度の低い物件には低い料率を適用する。
・妥当性…料率全体の水準が妥当なものでなければな
らない。低すぎても高すぎてもいけない。
・公平性…同一危険において、ある契約者には高く、
他の契約者には安いといった不当な差別
をしてはならない。
ま行 ●マリン・ノンマリン
マリンは海上保険を意味し、船舶保険、貨物保険
が含まれます。ノンマリンはマリン以外の保険を
意味し、火災保険、自動車保険、傷害保険などが
含まれます。
48
するために、あらかじめ予定している利率のこと
をいいます。
1. 事業の概況
1. 平成22年度における事業の概況
当年度の我が国経済は、個人消費や輸出が持ち直しの動きが見られたものの、東日本大震災後、生産設備の
毀損、サプライチェーンにおける障害、電力供給の制約などから一部の生産活動が大きく低下しており、全体
としては低調に推移しました。
県内景況をみますと、個人消費においては家電エコポイント効果やアナログ放送終了に向けた買い替え需要
などから一部持ち直しの動きが見られたものの、観光関連では、羽田空港国際化の影響等により年度終盤は入
域観光客数が減少に転じるなど、弱含んで推移しました。
損害保険業界におきましては、東日本大震災の発生による損害や、国内自動車販売市場の伸び率の低下等に
よる元受保険料の伸びの鈍化、自動車保険の損害率の上昇・高止まりが続くなど、厳しい状況が続いておりま
す。
このような情勢の中、当社におきましては「第10次中期経営計画(3 年計画)」がスタートしました。「第10
次中期経営計画」では、「“お客さま視点”による業務運営を実現し、沖縄に根ざした“郷土の損害保険会社”
としてお客さま・代理店から絶対的な支持・信頼を得られる会社をめざす」という経営ビジョンの実現に向け、
「損害サービス態勢の充実(沖縄最適モデルの構築)」、「営業(販売)力の強化(ビジネスモデルの再構築)」、
「業務品質の向上(業務改善推進運動の展開)」の 3 つの基本方針に基づいた諸施策を掲げ、全役職員・代理店
が一丸となって取り組んでまいりました。
また、創業60周年という節目の年を迎え、当社を支えていただいた沖縄県民の皆さまへの感謝の意を込め、
記念事業として、沖縄県内で社会貢献活動を行う各種団体への寄付、青少年育成・文化芸術活動への協賛、リ
スクマネジメント講演会の開催、営業拠点を有する沖縄本島 8 地域および宮古島・石垣島・東京における一斉
清掃活動などを実施しました。このほか、前年度に引き続き県内自治体への車椅子の寄贈、子供たちを交通事
故から守ることを目的とした他企業とのタイアップによる那覇市へのランドセルカバーの贈呈、県内大学への
寄付講座の開設やチャリティーバザーの開催などを実施し、社会貢献活動にも努めてまいりました。
営業面におきましては、代理店の育成強化に努めるとともに、販売網の更なる強化と業容の伸展に積極的に
取り組んでまいりました。
以上の諸施策を推進しましたところ、業績につきましては、経常収益は、保険引受収益が15,843百万円、資
産運用収益が797百万円、その他経常収益が13百万円となり、前年度に比べ621百万円減収の16,655百万円と
なりました。
一方、経常費用は、保険引受費用が11,846百万円、資産運用費用が282百万円、営業費及び一般管理費が
4,346百万円、その他経常費用が 7 百万円となり、前年度に比べ433百万円減少の16,483百万円となりました。
その結果、経常利益は171百万円となり前年度に比べ187百万円の減少となりました。
これに特別利益、特別損失並びに法人税及び住民税、法人税等調整額を加減した当期純利益は126百万円と
なり、前年度に比べ 452 百万円の減少となりました。
保険引受の概況は次のとおりであります。
保険引受収益のうち正味収入保険料は、13,476百万円と前年度に比べ268百万円、2.0%の減収となりまし
た。一方、保険引受費用のうち正味支払保険金につきましては、7,546百万円と前年度に比べ162百万円、2.2
%の増加となりました。その結果、正味損害率は60.9%となり前年度に比べ2.8ポイント上昇しました。また、
保険引受に係る営業費及び一般管理費につきましては、4,257百万円と前年度に比べ58百万円、1.4%の減少
となりました。正味事業費率は前年度に比べ0.6ポイント低下の47.6%となりました。これらに収入積立保険
料、積立保険料等運用益、満期返戻金、支払備金繰入額、責任準備金戻入額などを加減した保険引受損益は226
百万円の損失となりました。
50
保険種類別の概況は次のとおりであります。
火災保険(積立型火災保険・地震保険を含む)の正味収入保険料は1,025百万円と前年度に比べ3.5%の減収
となりました。正味損害率は、前年度に比べ15.3ポイント上昇し、37.9%となりました。
海上保険(船舶保険・積荷保険)の正味収入保険料は116百万円と前年度に比べ11.8%の減収となりました。
正味損害率は前年度に比べ3.7ポイント上昇し、77.2%となりました。
傷害保険(積立型傷害保険含む)の正味収入保険料は575百万円と前年度に比べ0.0%の減収となりました。
正味損害率は前年度に比べ0.4ポイント低下し、49.8%となりました。
自動車保険の正味収入保険料は8,691百万円と前年度に比べ3.4%の減収となりました。正味損害率は前年
度に比べ2.2ポイント上昇し、64.8%となりました。
自動車損害賠償責任保険は、正味収入保険料が2,158百万円と前年度に比べ2.3%の増収となりました。正味
損害率は前年度に比べ0.8ポイント上昇し、71.1%となりました。
その他の保険では、動産総合保険、賠償責任保険、建設工事保険、機械・組立保険などが前年度実績を上回
ったため正味収入保険料は909百万円と前年度に比べ4.8%の増収となりました。正味損害率は前年度に比べ
1.7ポイント上昇し、29.9%となりました。
当年度末の総資産は、前年度末に比べ4.6%減少の40,278百万円となりました。このうち運用資産は、4.7%
減少の36,922百万円となりました。運用にあたっては、債券等の有価証券を中心に効率的な運用に努めました
が、運用環境の悪化などにより、利息及び配当金収入は、前年度に比べ207百万円減少の636百万円となりま
した。
さて、平成23年度における我が国経済は、当面、東日本大震災の影響から弱い動きが続くと見込まれるもの
の、その後の生産活動の回復や海外経済の改善、各種の政策効果などを背景に、景気が持ち直していくことが
期待されますが、電力供給の制約やサプライチェーン立て直しの遅れ、原油価格上昇の影響等により景気が下
振れするリスクが存在しています。
こうした経営環境のなか、当社におきましては、「第10次中期経営計画」第 2 年度を迎えます。お客さま視
点による業務運営を実現し、沖縄県民の皆さまから“郷土の損害保険会社”として愛され、支持・信頼される
企業であり続けることを目指して、「損害サービス態勢の充実(沖縄最適モデルの構築)」、「営業(販売)力の
強化(ビジネスモデルの再構築)」、「業務品質の向上(業務改善推進運動の展開)」の 3 つの基本方針に基づく
施策を全役職員・代理店が一丸となって、引き続き取り組んでまいります。
51
2. 直近の5事業年度における主要な業務の状況を示す指標
(単位:百万円)
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成18年 4月 1日から
平成19年 3月31日まで
平成19年 4月 1日から
平成20年 3月31日まで
平成20年 4月 1日から
平成21年 3月31日まで
平成21年 4月 1日から
平成22年 3月31日まで
平成22年 4月 1日から
平成23年 3月31日まで
正 味 収 入 保 険 料
14,664
14,337
14,195
13,744
(対前期増減率)
(△1.6%)
(△2.2%)
(△1.0%)
(△3.2%)
(△2.0%)
益
18,443
22,870
18,655
17,276
16,655
(3.8%)
(24.0%)
(△18.4%)
(△7.4%)
(△3.6%)
益
△1,302
1,584
△213
△226
(△58.6%)
(△113.5%)
(−)
741
359
171
(△79.3%)
(△51.6%)
(△52.3%)
479
578
126
(−)
( 20.9% )
(△78.2% )
経
常
収
(対前期増減率)
保
険
引
受
利
(−)
(対前期増減率)
経
常
利
期
純
利
711
(−)
(404.2%)
益
228
△2,902
(−)
(対前期増減率)
正
味
損
害
(−)
益
(対前期増減率)
当
3,824
3,587
(△1369.2%)
13,476
率
59.4%
63.1%
57.5%
58.1%
60.9%
47.6%
率
44.7%
46.8%
45.9%
48.2%
利息及び配当金収入
1,019
907
685
844
636
(対前期増減率)
(4.1%)
(△24.5%)
(23.2%)
(24.6%)
正
味
事
業
費
運 用 資 産 利 回 り
(インカム利回り)
資 産 運 用 利 回 り
(実現利回り)
資
本
金
2.30%
2.11%
1.67%
2.14%
1.69%
5.16%
0.89%
△0.87%
2.31%
1.64%
1,054
(1,141千株)
(発行済株式総数)
(△11.0%)
1,054
(1,141千株)
1,054
1,054
1,054
(1,141千株)
(1,141千株)
(1,141千株)
純
資
産
額
8,824
4,214
3,393
5,688
5,490
総
資
産
額
56,356
45,002
41,085
42,225
40,278
積立勘定として経理
さ れ た 資 産 額
6,927
5,883
4,920
3,922
3,176
責 任 準 備 金 残 高
40,330
34,310
31,454
29,908
28,330
高
4,970
4,385
3,488
2,546
2,872
高
34,072
29,891
27,662
30,105
26,364
730.9%
391.1%
576.0%
792.0%
663.0%
率
15.7%
9.4%
8.3%
13.5%
13.6%
1株当たり純資産額
7,730.67円
3,691.98円
2,972.74円
4,983.12円
4,809.89円
1 株 当 た り 配 当 額
60.00円
60.00円
60.00円
65.00円
60.00円
貸
有
付
価
金
証
残
券
残
保険金等の支払能力の充実の状況を示す比率
(ソルベンシー・マージン比率)
自
己
資
本
比
(内1株当たり中間配当額)
1株当たり当期純利益
(−円)
(−円)
(−円)
(−円)
(−円)
200.33円
△2,542.64円
419.63円
507.13円
110.47円
向
30.0%
−
14.3%
12.8%
54.3%
従業員1人当たり総資産額
217
176
158
157
147
259名
255名
260名
268名
273名
配
従
当
業
性
員
数
(注)1. 正味損害率および正味事業費率についてはP56
(10)の(注)をご参照ください。
2. 運用資産利回り
(インカム利回り)および資産運用利回り
(実現利回り)については、P60の1.および2.をご参照ください。
当期純利益
3. 1株当たり当期純利益は、 により算出しています。
期中平均発行済株式の総数(加重平均)
52
3. 保険の引受け
(1)元受正味保険料(含む収入積立保険料)の額
年度
(単位:百万円)
平成20年度
種目
平成21年度
構成比(%) 増収率(%)
平成22年度
構成比(%) 増収率(%)
構成比(%) 増収率(%)
火
災
1,713
10.9
△12.7
1,906
12.1
11.3
1,784
11.6
海
上
148
0.9
△2.3
120
0.8
△18.6
121
0.8
1.1
傷
害
1,324
8.4
△6.2
1,326
8.4
0.1
1,237
8.1
△6.7
△6.4
車
9,271
59.1
2.6
9,146
58.1
△1.3
8,909
58.0
△2.6
自動車損害賠償責任
2,163
13.8
△18.8
2,171
13.8
0.4
2,196
14.3
1.1
そ
1,069
6.8
△6.8
1,067
6.8
△0.2
1,102
7.2
3.3
(3.7)
(2.2)
自
動
の
他
(うち 賠償責任)
(551)
(3.5) (△ 3.8)
(549)
( う ち 信 用・保 証 )
(70)
(0.5) (△ 5.1)
(85)
合
計
15,690
従業員一人当たり元受正味保険
(含む収入積立保険料)
料
60
100.0
△4.2
15,739
△6.0
58
(3.5) (△ 0.4)
(0.5)
100.0
(21.4)
(561)
(76)
0.3
15,352
△2.7
56
(0.5) (△10.4)
100.0
△2.5
△4.2
:元受保険料から元受解約返戻金および元受その他返戻金を控除したものをいいます。
(注)1. 元受正味保険料(含む収入積立保険料)
(積立型保険の積立保険料部分を含みます。)
2. 従業員1人当たり元受正味保険料(含む収入積立保険料)
:元受正味保険料(含む収入積立保険料)÷従業員数
(2)正味収入保険料の額
(単位:百万円)
平成20年度
年度
種目
平成21年度
構成比(%) 増収率(%)
平成22年度
構成比(%) 増収率(%)
構成比(%) 増収率(%)
火
災
1,103
7.8
33.5
1,062
7.7
△3.7
1,025
7.6
△3.5
海
上
198
1.4
3.7
131
1.0
△33.5
116
0.9
△11.8
害
528
3.7
△15.6
575
4.2
8.9
575
4.3
△0.0
車
9,216
64.9
1.2
8,996
65.5
△2.4
8,691
64.5
△3.4
自動車損害賠償責任
2,226
15.7
△14.2
2,110
15.4
△5.2
2,158
16.0
2.3
921
6.5
△7.0
867
6.3
△5.9
909
6.7
4.8
(4.0)
(2.1)
傷
自
そ
動
の
他
(うち 賠償責任)
(495)
(3.5) (△ 4.1)
(524)
(3.8)
(5.7)
(535)
( う ち 信 用・保 証 )
(35)
(0.3) (△ 5.5)
(43)
(0.3)
(20.8)
(25)
合
計
14,195
100.0
△1.0
13,744
100.0
△3.2
13,476
(0.2) (△42.3)
100.0
△2.0
(注)正味収入保険料:元受および受再契約の収入保険料から出再契約の再保険料を控除したものをいいます。
(3)受再正味保険料の額
(単位:百万円)
年度
平成20年度
種目
平成21年度
構成比(%) 増収率(%)
平成22年度
構成比(%) 増収率(%)
構成比(%) 増収率(%)
火
災
9
0.6
△8.1
9
0.8
△3.8
9
0.8
4.2
海
上
143
9.5
1.7
93
7.6
△34.6
72
6.2
△22.4
傷
害
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
車
213
14.2
△33.9
115
9.4
△45.9
44
3.8
△61.5
自動車損害賠償責任
1,097
72.8
△27.1
974
79.2
△11.3
1,001
86.2
2.8
△13.7
△11.6
△11.8
自
動
42
2.9
37
3.1
33
2.9
(うち 賠償責任)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
( う ち 信 用・保 証 )
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
そ
合
の
他
計
1,507
100.0
△25.8
1,230
100.0
△18.4
1,162
100.0
△5.6
(注)受再正味保険料:受再契約の収入保険料から受再解約返戻金、その他返戻金(受再その他返戻金および受再保険利益戻)を控除したものをいいます。
53
(4)出再保険料(支払再保険料)の額
(単位:百万円)
平成20年度
年度
種目
平成21年度
構成比(%) 増加率(%)
平成22年度
構成比(%) 増加率(%)
構成比(%) 増加率(%)
火
災
511
23.6
△48.9
758
31.6
48.4
719
30.6
△5.2
海
上
92
4.3
△8.0
82
3.4
△11.4
78
3.3
△5.0
傷
害
78
3.6
△1.8
26
1.1
△66.8
27
1.2
6.2
車
268
12.4
5.9
265
11.0
△1.2
262
11.2
△1.2
自動車損害賠償責任
1,034
47.7
△34.3
1,035
43.1
0.1
1,039
44.3
0.4
184
8.5
△7.9
231
9.7
25.4
222
9.5
△4.2
(うち 賠償責任)
(55)
(2.6)
(△0.7)
(25)
(1.0) (△54.9)
(26)
(1.1)
(4.1)
( う ち 信 用・保 証 )
(34)
(1.6)
(△4.6)
(42)
(1.8)
(51)
(2.2)
(22.2)
自
そ
動
の
合
他
計
2,170
100.0
△32.4
2,399
100.0
(22.1)
10.6
2,349
100.0
△2.1
(注)出再保険料(支払再保険料):出再契約の支払保険料から再保険返戻金、その他再保険収入(その他再保険返戻金および出再保険利益戻)
を控除したものをいいます。
(5)解約返戻金の額
(単位:百万円)
年度
平成20年度
種目
平成21年度
平成22年度
火
災
79
83
海
上
8
8
73
4
傷
害
169
121
98
車
108
128
78
自動車損害賠償責任
56
38
39
そ
77
67
31
(うち 賠償責任)
(4)
(1)
(1)
( う ち 信 用・保 証 )
(0)
(0)
(0)
自
動
の
合
他
計
501
446
326
(注)解約返戻金:元受解約返戻金、受再解約返戻金および積立解約返戻金の合計額をいいます。
(6)元受正味保険金の額および元受損害率
年度
平成20年度
種目
平成21年度
構成比(%) 損害率(%)
490
5.9
33.9
上
74
0.9
害
220
2.6
車
5,032
自動車損害賠償責任
2,215
火
災
海
傷
自
(単位:百万円)
動
平成22年度
構成比(%) 損害率(%)
236
2.9
16.4
56.4
48
0.6
40.5
260
3.2
60.4
58.1
5,340
26.6
108.1
2,052
構成比(%) 損害率(%)
474
5.5
30.7
48.4
47
0.6
48.4
48.0
256
3.0
47.5
65.3
62.3
5,309
61.5
63.9
25.1
100.1
2,286
26.5
110.6
300
3.6
31.2
233
2.9
24.7
258
3.0
26.5
(うち 賠償責任)
(139)
(1.7)
(28.6)
(104)
(1.3)
(22.1)
(133)
(1.5)
(27.4)
( う ち 信 用・保 証 )
(19)
(0.2)
(28.7)
(△4)
(△0.1)
(△5.6)
(6)
(0.1)
(8.6)
100.0
58.9
そ
合
の
他
計
8,333
100.0
60.1
8,172
8,634
(注)1.
元受正味保険金:元受契約について支払った保険金を示すもので、元受保険金から元受保険金戻入を控除したものをいいます。
2.
元受損害率:
(元受正味保険金+損害調査費)÷元受正味保険料
54
100.0
63.4
(7)正味支払保険金の額および正味損害率
(単位:百万円)
平成20年度
年度
種目
平成21年度
構成比(%) 損害率(%)
平成22年度
構成比(%) 損害率(%)
構成比(%) 損害率(%)
火
災
470
6.2
47.5
180
2.4
22.6
330
4.4
37.9
海
上
111
1.5
60.4
87
1.2
73.6
78
1.0
77.2
傷
害
220
2.9
46.6
260
3.5
50.2
256
3.4
49.8
車
5,084
67.2
59.0
5,277
71.5
62.6
5,247
69.5
64.8
自動車損害賠償責任
1,387
18.3
67.9
1,362
18.4
70.3
1,393
18.5
71.1
290
3.8
34.9
215
2.9
28.1
238
3.2
29.9
(うち 賠償責任)
(138)
(1.8)
(31.6)
(104)
(1.4)
(23.1)
(133)
(1.8)
(28.6)
( う ち 信 用・保 証 )
(11)
(0.1)
(34.1)
(△1)
(△0.0)
(△3.0)
(3)
(0.0)
(16.6)
100.0
58.1
自
そ
動
の
合
他
計
7,563
100.0
57.5
7,383
7,546
100.0
60.9
(注)1.正味支払保険金:元受および受再契約の支払保険金から出再契約による回収再保険金を控除したものをいいます。
2.正味損害率:
(正味支払保険金+損害調査費)÷正味収入保険料
(8)受再正味保険金の額
(単位:百万円)
平成20年度
年度
種目
平成21年度
構成比(%) 損害率(%)
平成22年度
構成比(%) 損害率(%)
構成比(%) 損害率(%)
火
災
0
0.0
0.9
△0
△0.0
△0.5
0
0.0
0.7
海
上
90
5.4
63.0
72
4.5
77.0
60
3.9
84.0
害
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
車
194
11.6
90.9
137
8.6
119.0
82
5.3
185.1
自動車損害賠償責任
1,387
82.7
126.3
1,362
85.1
139.8
1,393
90.3
139.1
4
0.3
11.5
28
1.8
74.4
6
0.4
18.5
(うち 賠償責任)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
( う ち 信 用・保 証 )
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
(ー)
傷
自
そ
動
の
合
他
計
1,676
100.0
111.2
1,599
100.0
130.0
1,543
100.0
132.8
(注)1.受再正味保険金:受再契約について支払った保険金を示すもので、受再保険金から受再保険金戻入を控除したものをいいます。
2.受再損害率:受再正味保険金÷受再正味保険料
(9)出再正味保険金(回収再保険金)の額
年度
(単位:百万円)
平成20年度
種目
平成21年度
構成比(%) 損害率(%)
平成22年度
構成比(%) 損害率(%)
構成比(%) 損害率(%)
火
災
20
0.8
4.0
56
2.4
7.4
144
5.5
20.0
海
上
53
2.2
58.1
33
1.4
40.6
30
1.1
38.5
傷
害
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
車
142
5.8
53.0
199
8.4
75.4
144
5.5
55.2
自動車損害賠償責任
2,215
90.5
214.1
2,052
85.9
198.2
2,286
86.9
220.0
自
動
14
0.6
8.1
46
1.9
19.9
25
1.0
11.4
(うち 賠償責任)
(0)
(0.0)
(1.7)
(0)
(0.0)
(0.7)
(0)
(0.0)
(0.9)
( う ち 信 用・保 証 )
(8)
(0.3)
(23.3)
(△3)
(△0.1)
(△8.3)
(2)
(0.1)
(4.8)
100.0
99.5
そ
合
の
他
計
2,446
100.0
112.7
2,388
2,631
100.0
112.0
(注)1.出再正味保険金:出再契約について回収した保険金を示すもので、再保険金から再保険金割戻を控除したものをいいます。
2.出再損害率:出再正味保険金÷支払再保険料
55
(10)正味損害率、正味事業費率およびその合算率
平成20年度
年度
種目
(単位:%)
正味損害率 正味事業費率
平成21年度
合算率
正味損害率 正味事業費率
平成22年度
合算率
正味損害率 正味事業費率
合算率
火
災
47.5
74.8
122.3
22.6
75.0
97.6
37.9
67.8
105.7
海
上
60.4
53.0
113.3
73.6
64.4
138.0
77.2
73.7
151.0
傷
害
46.6
65.5
112.1
50.2
65.6
115.7
49.8
64.1
113.8
車
59.0
39.0
98.1
62.6
40.9
103.5
64.8
40.9
105.7
自動車損害賠償責任
67.9
47.7
115.6
70.3
52.0
122.3
71.1
52.0
123.1
そ
34.9
62.5
97.4
28.1
69.0
97.1
29.9
64.7
94.6
(うち 賠償責任)
(31.6)
(60.9)
(92.5)
(23.1)
(62.8)
(85.9)
(28.6)
(61.9)
(90.6)
( う ち 信 用・保 証 )
(34.1)
(58.1)
(92.2)
(△3.0)
(65.4)
(62.4)
(16.6)
(89.3) (105.9)
57.5
45.9
103.4
58.1
48.2
106.4
60.9
自
動
の
他
合
計
47.6
108.5
(注)1.正味損害率:
(正味支払保険金+損害調査費)÷正味収入保険料
2.正味事業費率:
(諸手数料及び集金費+保険引受に係る営業費及び一般管理費)÷正味収入保険料
3.合算率:正味損害率+正味事業費率
(11)出再控除前の発生損害率、事業費率およびその合算率
平成20年度
年度
種目
発生損害率
事業費率
(単位:%)
平成21年度
合算率
発生損害率
事業費率
火
災
13.9
25.2
39.1
17.4
60.6
海
上
61.8
41.3
103.1
38.9
傷
害
42.1
53.4
95.5
46.3
平成22年度
合算率
発生損害率
事業費率
32.0
54.5
86.5
44.3
83.2
59.3
52.4
111.7
62.1
108.4
52.6
60.2
112.9
39.8
103.2
(
医
療
)
(ー)
(ー)
(ー)
(
が
ん
)
(ー)
(ー)
(ー)
(
介
護
)
(ー)
(ー)
(ー)
(
そ
の
他
)
(42.1)
(46.3)
(52.6)
自
動
車
そ
の
他
38.9
60.0
98.9
39.9
61.3
合算率
77.9
101.2
63.3
27.3
50.1
77.5
25.1
55.6
80.7
21.8
56.5
78.3
(うち 賠償責任)
(24.6)
(54.6)
(79.2)
(31.8)
(60.0)
(91.8)
(25.5)
(59.0)
(84.5)
( う ち 信 用・保 証 )
(34.2)
(40.5)
(74.7)
(14.7)
(41.7)
(56.4) (△35.8)
(45.4)
(9.6)
(うち 介護費用)
(ー)
合
計
46.5
(ー)
37.4
83.9
51.6
(ー)
45.0
96.6
55.2
44.3
99.5
(注)1.地震保険および自動車損害賠償責任保険に係る金額を除いて記載しています。
2.発生損害率:
(出再控除前の発生損害額+損害調査費)÷出再控除前の既経過保険料
3.事業費率:
(支払諸手数料及び集金費+保険引受に係る営業費及び一般管理費)÷出再控除前の既経過保険料
4.合算率:発生損害率+事業費率
5.出 再 控 除 前 の 発生損害額:支払保険金+出再控除前の支払備金積増額
6.出再控除前の既経過保険料:収入保険料−出再控除前の未経過保険料積増額
(12)国内契約・海外契約別の収入保険料の割合
区 分
平成20年度
平成21年度
平成22年度
国
内
契
約
100.0%
100.0%
100.0%
海
外
契
約
ー
ー
ー
(注)上表は、収入保険料(元受正味保険料(除く収入積立保険料)と受再正味保険料の合計)について、国内契約および海外契約の割合を記載しています。
56
(13)出再を行った再保険者の数と出再保険料の上位5社の割合
出再先保険会社の数
出再保険料のうち上位5社の
出再先に集中している割合
(%)
平成22年度
7社
(−)
98.4
(−)
平成21年度
11社
(−)
96.0
(−)
(注1)出再先保険会社の数は、特約再保険を1,000万円以上出再している再保険者(プール出再を含む)を対象にしています。
(注2)
( )内は、第三分野保険に関する数値を表しています。
(ただし、保険業法施行規則第71条に基づいて、保険料積立金を
積み立てないとした保険契約に限ります。)
なお、当社では第三分野保険に関して、特約再保険を1,000万円以上出再している再保険者はありません。
(14)出再保険料の格付ごとの割合
格付区分
A以上
BBB以上
その他(格付な
し・不明・BB以
下)
合 計
平成22年度
100%
(−)
0%
(−)
0%
(−)
100%
(−)
平成21年度
100%
(−)
0%
(−)
0%
(−)
100%
(−)
(注1)特約再保険を1,000万円以上出再している再保険者(再保険プールを除く)を対象としています。
格付区分は、以下の方法により区分しています。
<格付区分の方法>
①スタンダード&プアーズ(S&P)社の格付けを使用し、同社の格付がない場合はAM Best社の格付けを使用しています。
②各年度3月末時点の格付に基づいています。
(注2)
( )内は、第三分野保険に関する数値を表しています。
(ただし、保険業法施行規則第71条に基づいて、保険料積立金を
積み立てないとした保険契約に限ります。)
なお、当社では第三分野保険に関して、特約再保険を1,000万円以上出再している再保険者はありません。
(15)未収再保険金の額
(単位:百万円)
年度
区分
①年度開始時の未収再保険金
②当該年度に回収できる事由が発生した額
③当該年度回収等
④年度末の未収再保険金(①+②−③)
平成20年度
平成21年度
平成22年度
69
47
76
(−)
(−)
(−)
227
332
335
(−)
(−)
(−)
249
303
316
(−)
(−)
(−)
47
76
95
(−)
(−)
(−)
(注)1.地震・自賠責保険に係る金額を除いています。
2.( )内は、第三分野保険に関する数値を表しています。
(ただし、保険業法施行規則第71条に基づいて、保険料積立金を積み立てないとした保険契約に限ります。)
57
(16)事業費(含む損害調査費)
年度
区分
人 件 費
物 件 費
税 金
拠 出 金
負 担 金
諸手数料及び集金費
合
計
(単位:百万円)
平成20年度
平成21年度
平成22年度
2,214
2,202
179
0
8
2,600
2,259
2,571
172
0
8
2,314
2,361
2,466
168
0
8
2,154
7,206
7,326
7,159
(注)金額は、損益計算書における損害調査費、営業費及び一般管理費ならびに諸手数料及び集金費の合計額です。
(17)正味事業費率
(単位:百万円)
年度
区分
保険引受に係る事業費
(保険引受に係る営業費及び一般管理費)
(諸手数料及び集金費)
正味事業費率
平成20年度
平成21年度
平成22年度
6,511
(3,911)
(2,600)
45.9%
6,630
(4,315)
(2,314)
48.2%
6,412
(4,257)
(2,154)
47.6%
(注)正味事業費率=保険引受に係る事業費÷正味収入保険料
(18)保険引受利益の額
(単位:百万円)
年度
種目
火 災
海 上
傷 害
自 動 車
自動車損害賠償責任
そ の 他
(うち 賠 償 責 任 )
(うち 信 用・保 証 )
合
平成20年度
1,533
△22
△67
96
−
44
(9)
(△4)
計
1,584
平成21年度
△17
△12
△100
△38
−
△44
(△36)
(2)
△213
平成22年度
△48
△53
△122
△77
−
76
(9)
(38)
△226
(注) その他には、琉球政府により昭和37年に制定、昭和39年から施行された「自動車損害賠償保障法」に基づく、沖縄独自の自賠責保険に係る調整準備金、
運用益積立金の取崩38百万円が含まれています。
(単位:百万円)
年度
区分
保険引受収益
保険引受費用
営業費及び一般管理費
その他収支
保 険 引 受 利 益
平成20年度
平成21年度
平成22年度
18,110
12,640
3,911
26
16,256
12,200
4,315
46
15,843
11,846
4,257
33
1,584
△213
△226
(注)1.
上記の営業費及び一般管理費は、損益計算書における営業費及び一般管理費のうち保険引受に係る金額です。
2.
その他収支は、自動車損害賠償責任保険等における法人税相当額などです。
3.
保険引受利益=保険引受収益−保険引受費用−保険引受に係る営業費及び一般管理費±その他収支
58
4. 資産運用の状況
1. 資産運用方針
当社は、保険金や満期返戻金の支払いに備え、流動性の高い金融商品を確保するほか、効率的な資産運用及び収益の拡
大を図ることを基本方針としています。
また、積立保険は、
ALM(資産負債総合管理)手法により、安全性を確保する運用を行っています。
2. 資産運用の概況
(単位:百万円)
年 度
平成20年度末
構成比(%)
区 分
預
コ
貯
−
買
平成21年度末
ル
現
ロ
構成比(%)
金
3,116
7.6
2,814
6.7
4,679
11.6
ン
35
0.1
170
0.4
ー
ー
定
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
買
入
金
銭
債
権
ー
ー
ー
ー
ー
ー
商
品
有
価
証
券
ー
ー
ー
ー
ー
ー
銭
有
勘
構成比(%)
債券貸借取引支払保証金
金
先
−
平成22年度末
の
価
貸
信
証
付
託
ー
ー
ー
ー
ー
ー
券
27,662
67.3
30,105
71.3
26,364
65.5
金
3,488
8.5
2,546
6.0
2,872
7.1
土
地
・
建
物
3,173
7.7
3,093
7.3
3,006
7.5
運
用
資
産
計
37,476
91.2
38,730
91.7
36,922
91.7
産
41,085
100.0
42,225
100.0
40,278
100.0
総
資
3. 利息配当収入の額および運用利回り(インカム利回り)
年 度
平成20年度末
(単位:百万円)
平成21年度末
平成22年度末
利息配当収入 運用利回り(%) 利息配当収入 運用利回り(%) 利息配当収入 運用利回り(%)
区 分
預
金
0
0.02
0
0.00
0
0.00
ン
3
0.31
1
0.09
1
0.08
定
ー
ー
ー
ー
ー
ー
債券貸借取引支払保証金
ー
ー
ー
ー
ー
ー
買
入
金
銭
債
権
ー
ー
ー
ー
ー
ー
商
品
有
価
証
券
ー
ー
ー
ー
ー
ー
託
ー
ー
ー
ー
ー
ー
券
513
1.67
692
2.32
506
1.76
)
(251)
(1.38)
(272)
(1.49)
(274)
(1.49)
)
(94)
(2.01)
(279)
(5.91)
(109)
(2.34)
)
(124)
(1.78)
(114)
(1.87)
(95)
(1.87)
)
(42)
(5.03)
(26)
(3.80)
(27)
(4.19)
金
88
2.13
76
2.45
55
2.13
物
78
2.40
71
2.25
70
2.30
計
683
1.67
842
2.14
634
1.69
他
1
2
2
計
685
844
636
コ
貯
−
買
現
金
公
(
そ
土
社
証
他
合
券
証
券
付
地
・
小
そ
債
式
国
の
貸
信
証
株
外
−
勘
の
価
(
(
ロ
先
銭
有
(
ル
の
建
(注)
1.利息配当収入は、損益計算書における「利息及び配当金収入」に、
「金銭の信託運用益」及び「金銭の信託運用損」並びに「売買目的有価証券運用益」
のうち利息及び配当金収入相当額を含めた金額です。
59
●「資産運用利回り(実現利回り)」および「(参考)時価総合利回り」の開示
時価会計の導入を踏まえた開示利回りのあり方を検討した結果、従来のインカムすなわち利息および配当金収入のみを基礎
とした利回り
(「運用資産利回り
(インカム利回り)」)のみでは、運用の実態を必ずしも適切に反映できないと考え、当期の運用
資産に係る成果を期間損益への寄与の観点から示す指標として、従来の簿価(取得原価または償却原価)を分母とする「資産運
用利回り(実現利回り)」を開示するとともに、時価ベースでの運用効率の開示の要請に応えるため、
「時価総合利回り」を併せ
て参考開示することとしています。
なお、時価ベースでの運用効率を示す観点からは、
「時価総合利回り」が適切と考えられますが、現状の資産構成においては、
マーケット(特に株式相場)の変動による影響が大きいため、時価評価差額の影響を排除した「資産運用利回り(実現利回り)」
を基本指標として採用しました。
各利回りの計算方法は以下の通りです。
1. 運用資産利回り(インカム利回り)
資産運用に係る成果を、
インカム収入(利息および配当金収入)の観点から示す指標(従来から開示)
・分子=利息および配当金収入(金銭の信託運用益(損)中の利息および配当金収入に相当する額を含む)
・分母=取得原価または償却原価による平均残高
2. 資産運用利回り(実現利回り)
資産運用に係る成果を、当期の期間損益(損益計算書)への寄与の観点から示す指標
分子には実現損益をとり、分母は取得原価をベースとした利回り
・分子=資産運用収益+積立保険料等運用益−資産運用費用
・分母=取得原価または償却原価による平均残高
3.(参考)時価総合利回り
時価ベースでの運用効率を示す指標
分子には実現損益に加えて時価評価差額の増減を反映させ、分母を時価ベースとした利回り
・分子=(資産運用収益+積立保険料等運用益−資産運用費用)+(当期末評価差額※−前期末評価差額※)+繰延ヘッジ損益増減
・分母=取得原価または償却原価による平均残高+その他有価証券に係る前期末評価差額※+売買目的有価証券に係る前期末評価損益
※評価差額は税効果控除前の金額によります。
4. 資産運用利回り(実現利回り)
年 度
(単位:百万円)
区 分
平成21年度末
平成20年度末
資産運用損益 平均運用額
利回り
(実現ベース)(取得原価ベース) (%)
1,729
0
0.02
預
貯
金
1,107
3
0.31
コ − ル ロ − ン
ー
ー
ー
買
現
先
勘
定
ー
ー
ー
債券貸借取引支払保証金
ー
ー
ー
買 入 金 銭 債 権
ー
ー
ー
商 品 有 価 証 券
ー
ー
ー
金
銭
の
信
託
30,803
△527
△1.71
有
価
証
券
(80)(18,240) (0.44)
(
公
社
債
)
(
株
式
) (△22) (4,708)(△0.48)
( 外 国 証 券 ) (△451) (7,011)(△6.44)
( そ の 他 の 証 券 ) (△134) (843)(△15.98)
4,149
2.13
88
貸
付
金
3,258
2.40
78
土
地
・
建
物
ー
金 融 派 生 商 品
1
そ
の
他
合
計
△356
41,049
△0.87
平成22年度末
資産運用損益 平均運用額
利回り 資産運用損益 平均運用額
利回り
(実現ベース)(取得原価ベース) (%) (実現ベース)(取得原価ベース) (%)
0
1,483
1
1,792
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
756
29,788
(310)(18,252)
(232) (4,725)
(179) (6,113)
(34) (697)
76
3,135
71
3,168
ー
2
908
39,368
0.00
0
1,547
0.00
0.09
1
1,421
0.08
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
2.54
485
28,825
1.68
(1.70) (413)(18,395) (2.25)
(4.93) (△142) (4,667)(△3.06)
(2.93) (186) (5,101) (3.65)
(4.96)
(28) (660) (4.33)
2.45
55
2,616
2.13
2.25
70
3,080
2.30
ー
2
2.31
615
37,491
1.64
(注)
1.
資産運用損益合計は、損益計算書における「資産運用収益」及び「積立保険料等運用益」の合計から「資産運用費用」を控除した金額です。
2.
平均運用額(取得原価ベース)は、原則として各月末残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しています。ただし、
コールローン、買現先勘定
及び買入金銭債権については日々の残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しています。
60
5.(参考)時価総合利回り
(単位:百万円)
平成21年度末
平成20年度末
年 度
資産運用損益 平均運用額
利回り
(時価ベース)(時価ベース) (%)
区 分
0
0.02
1,729
預
貯
金
3
0.31
1,107
コ − ル ロ − ン
ー
ー
ー
買
現
先
勘
定
ー
ー
ー
債券貸借取引支払保証金
ー
ー
ー
買 入 金 銭 債 権
ー
ー
ー
商 品 有 価 証 券
ー
ー
ー
金
銭
の
信
託
△1,759
△5.73
30,733
有
価
証
券
(
公
社
債
) (△328) (18,214) (△1.80)
(4,943) (△9.17)
(
株
式
) (△453)
(△845)
(6,787) (△12.45)
( 外 国 証 券 )
(△132)
(787) (△16.87)
( そ の 他 の 証 券 )
88
2.13
4,149
貸
付
金
78
2.40
3,258
土
地
・
建
物
ー
金 融 派 生 商 品
1
そ
の
他
0
1,483
1
1,792
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
2,700
28,486
(977) (17,817)
(789) (4,530)
(853) (5,494)
(80)
(643)
76
3,135
71
3,168
ー
2
合
2,852
計 △1,588
40,978
△3.88
平成22年度末
資産運用損益 平均運用額
利回り 資産運用損益 平均運用額
利回り
(時価ベース)(時価ベース) (%) (時価ベース)(時価ベース) (%)
0.00
0.09
ー
ー
ー
ー
ー
9.48
(5.48)
(17.44)
(15.53)
(12.45)
2.45
2.25
38,065
0
1,547
1
1,421
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
174
29,466
(406) (18,627)
(△323)
(5,029)
(83)
(5,157)
(8)
(652)
55
2,616
70
3,080
ー
2
7.49
304
0.00
0.08
ー
ー
ー
ー
ー
0.59
(2.18)
(△6.43)
(1.62)
(1.24)
2.13
2.30
38,132
0.80
(注) (参考)時価総合利回りの算出については、
60ページにおける算出方法によります。
6. 公共債の窓販実績
販売実績はありません。
7. 各種ローン金利
(単位:%)
利 率
一般貸付標準金利 平成22年 平成22年 平成22年 平成22年 平成22年 平成22年 平成22年 平成22年 平成22年 平成23年 平成23年 平成23年
(長期プライムレート) 4月1日 4月9日 5月11日 6月10日 8月10日 9月10日 10月8日 11月10日 12月10日 1月12日 2月10日 3月10日
1.60
1.65
1.60
1.45
1.40
1.45
1.30
1.40
1.60
8. 海外投融資利回り
資産運用利回り(実現利回り)
(参考)時価総合利回り
1.65
1.60
(単位:%)
平成20年度
運用資産利回り(インカム利回り)
1.50
平成21年度
平成22年度
1.78
1.87
1.87
△6.44
2.93
3.65
△12.45
15.53
1.62
61
9. 契約者配当金の額
積立型保険(貯蓄型保険)では、保険期間が満了し満期を迎えたご契約者に対して、満期返れい金をお支払いす
るとともに、保険期間中の運用利回りが予定利回りを上回った場合には、毎月の満期契約毎に契約者配当金を計算
してお支払いしております。
したがいまして、契約者配当金は毎月変動いたしますが、
2010
(平成22)年6月および2011
(平成23)年6月に満
期を迎えられたご契約者にお支払いした契約者配当金は以下のとおりです。
★2010
(平成22)年6月および2011
(平成23)年6月に満期を迎えられた積立型保険の契約者に対してお支払いした
契約者配当金
[満期返れい金10万円あたりの契約者配当金]
払込方法
一時払契約
年払契約
半年払契約
月払契約・
団体扱契約
3年
250円
90円
60円
40円
5年
0円
0円
0円
0円
10年
0円
0円
0円
0円
3年
0円
0円
0円
0円
5年
130円
50円
40円
40円
0円
0円
0円
0円
保険期間
平成22年6月
満期
平成23年6月
満期
10年
5. ソルベンシー・マージン比率の状況
(単位:百万円)
区 分
(A)ソルベンシー・マージン総額
資本金又は基金等
価格変動準備金
危険準備金
異常危険準備金
一般貸倒引当金
その他有価証券の評価差額(税効果控除前)
土地の含み損益
払戻積立金超過額
負債性資本調達手段等
控除項目
その他
(B)
リスクの合計額
{(R1+R2)2+(R3+R4)2}
+R5+R6
一般保険リスク(R1)
第三分野保険の保険リスク(R2)
予定利率リスク(R3)
資産運用リスク(R4)
経営管理リスク(R5)
巨大災害リスク(R6)
(C)ソルベンシー・マージン比率
(
[ A)/{(B)
×1/2}]×100
平成21年度
平成22年度
15,424
5,131
25
ー
9,101
77
577
△ 800
ー
ー
ー
1,312
14,956
5,189
15
ー
8,945
12
297
△ 818
ー
ー
ー
1,315
3,895
801
ー
29
1,038
86
2,472
4,511
784
ー
27
996
98
3,122
792.0%
663.0%
(注)上記の金額および数値は、保険業法施行規則第86条および第87条ならびに平成8年大蔵省告示第50号の規定に基づいて算出しています。
なお、「資本金又は基金等」は、純資産の部の合計額から社外流出予定額、評価・換算差額等および繰延資産を控除した額です。
62
<ソルベンシー・マージン比率>
・損害保険会社は、保険事故発生の際の保険金支払や積立型保険の満期返戻金支払等に備えて準備金を積み立てていますが、巨大災害の
発生や、損害保険会社が保有する資産の大幅な価格下落等、通常の予測を超える危険が発生した場合でも、十分な支払能力を保持して
おく必要があります。
・こうした「通常の予測を超える危険」を示す「リスクの合計額」(左表の(B))に対する「損害保険会社が保有している資本金・準
備金等の支払余力」(すなわちソルベンシー・マージン総額:左表の(A))の割合を示す指標として、保険業法等に基づき計算され
たのが、「ソルベンシー・マージン比率」(左表の(C))です。
・「通常の予測を超える危険」とは、次に示す各種の危険の総額をいいます。
①保険引受上の危険:保険事故の発生率等が通常の予測を超えることにより発生し得る危険(巨大災害に係る危険を除く)
(一般保険リスク)
(第三分野保険の保険リスク)
②予定利率上の危険:実際の運用利回りが保険料算出時に予定した利回りを下回ることにより発生し得る危険
(予定利率リスク)
③資産運用上の危険:保有する有価証券等の資産の価格が通常の予測を超えて変動することにより発生し得る危険等
(資産運用リスク)
④経営管理上の危険:業務の運営上通常の予測を超えて発生し得る危険で上記①∼③および⑤以外のもの
(経営管理リスク)
⑤巨大災害に係る危険:通常の予測を超える巨大災害(関東大震災や伊勢湾台風相当)により発生し得る危険
(巨大災害リスク)
・「損害保険会社が有している資本金・準備金等の支払余力」(ソルベンシー・マージン総額)とは、損害保険会社の純資産(社外流出
予定額等を除く)、諸準備金(価格変動準備金・異常危険準備金等)、土地の含み損益の一部等の総額です。
・ソルベンシー・マージン比率は、行政当局が保険会社を監督する際に活用する客観的な判断指標のひとつでありますが、その数値が
200%以上であれば「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされています。
【参考】平成23年度末(平成24年3月31日)から適用される新基準による数値
(単位:百万円)
区 分
(A)ソルベンシー・マージン総額
資本金又は基金等
価格変動準備金
危険準備金
異常危険準備金
一般貸倒引当金
その他有価証券の評価差額(税効果控除前)
土地の含み損益
払戻積立金超過額
負債性資本調達手段等
払戻積立金超過額及び負債性資本調達手段等のう
ちマージンに算入されない額
控除項目
その他
(B)
リスクの合計額
(R1+R2)2+(R3+R4)2+R5+R6
一般保険リスク(R1)
第三分野保険の保険リスク(R2)
予定利率リスク(R3)
資産運用リスク(R4)
経営管理リスク(R5)
巨大災害リスク(R6)
(C)ソルベンシー・マージン比率
(
[ A)/{(B)
×1/2}]×100
平成22年度
14,956
5,189
15
ー
8,945
12
297
△ 818
ー
ー
ー
ー
1,315
5,242
1,225
ー
101
1,480
118
3,122
570.5%
ソルベンシー・マージン比率の信頼性にかかる一層の向上の観点から、
ソルベンシー・マージン比率の算出にかかる法令等が改正され、平成
23年度末(平成24年3月31日)から新基準(注)が適用されます。適用開始までの間、新基準に基づいて算出したソルベンシー・マージン比率を
参考表示します。
なお、新基準のソルベンシー・マージン比率は、
リスク計測の厳格化等により、現行基準に比べ低下する場合がありますが、現行制度と同様、
その数値が200%以上であれば「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされています。
(注)
「新基準」とは、現行基準に平成22年4月20日付内閣府令第23号および金融庁告示第48号(平成24年3月31日から適用)の改定内容を反映したものです。
63
2. 経理の状況
1. 財務諸表
(1)貸借対照表
(単位:百万円)
年度
平成20年度
平成21年度
平成21年
3月31日現在
平成22年
3月31日現在
金額
金額
平成22年度
平成23年
〔 〕 〔 〕 〔 〕
3月31日現在
科目
(
現
資
金
産
及
の
び
部
預
貯
現
預
コ
有
貯
ー
ル
価
ロ
ー
証
国
19
14
1
3,116
2,814
4,679
ン
35
170
−
券
27,662
30,105
26,364
2,573
182
184
社
債
13,833
15,352
13,635
株
式
4,505
5,047
4,684
券
5,489
5,530
4,653
券
629
651
631
金
3,488
2,546
2,872
付
81
52
24
付
3,407
2,494
2,847
産
3,228
3,139
3,077
土
地
1,674
1,674
1,671
建
物
1,498
1,418
1,334
国
の
証
他
の
付
険
款
般
形
固
リ
証
約
一
貸
貸
定
ー
資
産
2
1
36
そ の 他 の 有 形 固 定 資 産
52
44
34
産
990
954
749
ア
731
789
708
ソ フ ト ウ ェ ア 仮 勘 定
249
156
31
そ の 他 の 無 形 固 定 資 産
8
8
8
産
2,615
2,463
2,440
料
4
0
2
貸
531
553
483
貸
10
5
7
貸
976
900
966
金
149
71
72
形
ソ
そ
ス
固
フ
資
定
ト
の
資
ウ
他
未
収
代
保
同
再
ェ
資
理
共
険
店
保
保
未
険
険
収
未
収
預
収
託
地
震
保
仮
険
預
託
払
そ
64
金
金
3,341
保
資
4,680
113
貸
貸
2,829
3,091
そ
繰
3,136
債
方
外
無
金
債
地
有
金額
)
の
延
他
税
倒
産
の
金
引
の
資
資
当
部
合
益
94
82
78
金
112
111
111
金
166
177
188
金
566
554
525
産
4
4
4
産
216
347
352
金
△289
△331
△258
計
41,085
42,225
40,278
(単位:百万円)
年度
平成20年度
平成21年度
平成21年
3月31日現在
平成22年
3月31日現在
金額
金額
平成22年度
平成23年
〔 〕 〔 〕 〔 〕
3月31日現在
科目
(
保
負
債
険
契
約
支
準
の
再
負
保
払
険
法
人
受
35,835
34,305
32,759
金
4,380
4,396
4,428
金
31,454
29,908
28,330
債
1,191
1,457
1,315
借
17
20
15
借
380
470
452
等
40
43
79
金
42
38
41
益
4
3
3
払
金
430
637
397
仮
受
金
273
241
280
務
2
1
38
ー
ス
債
資
産
除
去
債
務
−
−
5
職
給
付
引
当
金
378
424
342
金
185
234
266
金
87
88
88
員
退
賞
職
慰
与
別
労
債
当
当
上
の
準
備
金
12
25
15
変
動
準
備
金
12
25
15
計
37,692
36,536
34,787
格
の
純
引
引
法
価
(
収
金
未
リ
負
税
り
前
特
険
保
預
役
備
他
同
未
備
準
金額
)
備
任
共
退
部
払
責
そ
の
資
部
産
合
の
部
)
資
本
金
1,054
1,054
1,054
資
本
剰
余
金
703
703
703
金
703
703
703
金
2,937
3,447
3,499
金
1,054
1,054
1,054
金
1,882
2,392
2,444
)
(1,261)
(1,671)
(2,181)
( 固 定 資 産 圧 縮 積 立 金 )
(66)
(66)
(66)
( 繰 越 利 益 剰 余 金 )
(555)
(655)
(197)
資
利
本
準
益
剰
利
そ
(
備
益
の
別
余
準
他
利
途
備
益
積
剰
余
立
金
計
4,695
5,206
5,257
そ の 他 有 価 証 券 評 価 差 額 金
△1,302
482
232
評 価 ・ 換 算 差 額 等 合 計
△1,302
482
232
計
3,393
5,688
5,490
負 債 及 び 純 資 産 の 部 合 計
41,085
42,225
40,278
株
純
主
資
資
産
本
の
合
部
合
65
[ 平成 22 年度貸借対照表の注記事項 ]
(注)1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
有価証券の評価基準及び評価方法は次のとおりであります。
(1)子会社株式の評価は、移動平均法に基づく原価法により行っております。
(2)その他有価証券のうち時価のあるものの評価は、期末日の市場価格等に基づく時価法により行っております。
なお、評価差額は全部純資産直入法により処理しております。 また、売却原価の算定は移動平均法に基づいております。
(3)その他有価証券のうち時価を把握することが極めて困難と認められるものの評価は、移動平均法に基づく原価法により行っております。
有形固定資産の減価償却は定率法により行っております。
ただし、平成10年 4 月 1 日以降に取得した建物については定額法により行っております。
無形固定資産に計上している自社利用のソフトウェアの減価償却については、社内における利用可能期間(5 年間)に基づく定額法によってお
ります。
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」中のリース資産は、リース期間を耐用年数とした定額法によっております。
外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算は、外貨建取引等会計処理基準に準拠して行っております。
貸倒引当金は、債権の貸倒れによる損失に備えるため、資産の自己査定基準及び償却・引当基準に基づき、次のとおり計上しております。
破産、特別清算、手形交換所における取引停止処分等、法的・形式的に経営破綻の事実が発生している債務者に対する債権及び実質的に経営
破綻に陥っている債務者に対する債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額等を控除し、
その残額を計上しております。
今後、経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に対する債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が
可能と認められる額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しております。
上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績等から算出した貸倒実績率を債権額に乗じた額を計上しております。
また、全ての債権は資産の自己査定基準に基づき、業務執行部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した内部監査部が査定結果を監査し
ており、その査定結果に基づいて上記を計上しております。
退職給付引当金は従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、計上しております。
数理計算上の差異は、その発生した各期における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により翌期から費用処理しております。
役員退職慰労引当金は、役員の退職慰労金の支出に備えるため、内規に基づく期末要支給額を計上しております。
賞与引当金は、従業員賞与に充てるため、期末における支給見込額を基準に算出しております。
価格変動準備金は、株式等の価格変動による損失に備えるため、保険業法第115条の規定に基づき、計上しております。
所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日が平成20年 4 月 1 日前に開始する事業年度に属するものについては、通常
の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。
消費税等の会計処理は税抜方式によっております。ただし、損害調査費、営業費及び一般管理費等の費用は税込方式によっております。
なお、資産にかかる控除対象外消費税等は仮払金に計上し、5 年間で均等償却を行っております。
当事業年度より、「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準第18号 平成20年 3 月31日)及び「資産除去債務に関する会計基準の適用
指針」(企業会計基準適用指針第21号 平成20年 3 月31日)を適用しております。
この結果、従来の方法によった場合に比べ、経常利益は 0 百万円、税引前当期純利益は 5 百万円減少しております。また、当会計基準等の適
用開始による資産除去債務の変動額は 5 百万円であります。
金融商品の状況に関する事項は次のとおりであります。
(1)金融商品に対する取組方針
当社は、保険金や満期返戻金の支払いに備え、流動性の高い金融商品を確保するほか、効率的な資産運用及び収益の拡大を図ることを基本
方針としております。また、積立保険は、ALM(資産負債総合管理)手法により、安全性を確保する運用を行っております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当社が保有する主な金融資産は、有価証券、貸付金であります。
有価証券の内訳は、主に債券、株式、投資信託であり、その他保有目的及び純投資目的で保有しております。これらは発行体の信用リスク、
金利リスク、価格変動リスク及び為替リスクに晒されております。 貸付金は、主に沖縄県内の法人及び個人に対するものであり、これらは信用リスクに晒されております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
信用リスクについては、当社の信用リスク管理規程に基づいて管理しており、有価証券の信用リスクは、格付等の信用情報や時価の把握を
定期的に行なっております。
貸付金の信用リスクは、社内信用格付及び資産の自己査定規程に従い、与信先の個別案件毎に財務諸表分析・実態把握を行うなど、与信管
理体制を構築しております。
これらの与信管理状況については、資産運用リスク管理委員会、常務会及び取締役会へ定例報告を行なっております。
②市場リスクの管理
ア 金利リスクの管理
金利リスクについては、当社の市場関連リスク管理規程に基づいて管理しており、経理部は日常的に市場動向を把握し、BPV法による影
響額を資産運用リスク管理委員会へ定期報告を行なっております。
イ 価格変動リスクの管理
価格変動リスクについては、当社の市場関連リスク管理規程に基づいて管理しており、有価証券の保有については、資産運用規程及び運用
計画に従い行なっております。
経理部では、事前審査、投資限度額の設定のほか、継続的なモニタリングを通じて、価格変動リスクの軽減を図っております。これらの情
報については、資産運用リスク管理委員会、常務会及び取締役会へ定例報告を行なっております。
ウ 為替リスクの管理
為替リスクについては、当社の市場関連リスク管理規程に基づいて管理しており、経理部は日常的に為替動向を把握し、為替変動による影
響額を資産運用リスク管理委員会へ定期報告を行なっております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定した価額が含まれています。当該価額の算定に
おいては、一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
金融商品の時価等に関する事項は次のとおりであります。
平成23年 3 月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極め
て困難と認められるものは、次表に含まれておりません。
(単位:百万円)
貸借対照表
計上額
(1)現金及び預貯金
時 価
差 額
4,680
4,680
−
24,823
24,823
−
2,661
2,609
△51
32,165
32,113
△51
(2)有価証券
その他有価証券
(3)貸付金
貸倒引当金(*1)
資 産 計
2,847
△185
(*1)貸付金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
66
(注1) 金融商品の時価の算定方法
資産
(1) 現金及び預貯金
これらは短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額に近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(2) 有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。
また、投資信託については、公表されている基準価格によっております。
(3) 貸付金
貸付金については、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸付先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時
価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
一方、固定金利によるものは、貸付金の種類及び社内格付、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を同様の新規貸付金を行った場合に
想定される利率で割り引いて時価を算定しております。
また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等については、担保及び保証による回収見込額等に基づいて貸倒見積高を算定している
ため、時価は決算日における貸借対照表計上額から、現在の貸倒見積高を控除した金額に近似しており、当該価額をもって時価としております。
(注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は、次のとおりであり、「(2) 有価証券」には含めておりません。
(単位:百万円)
区 分
非上場株式(*1)
合 計
貸借対照表計上額
1,540
1,540
(*1)非上場株式については、市場価格がなく、
かつ将来キャッシュフローを見積もることができないことから、
時価表示の対象とはしておりません。
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
貸付金のうち、破綻先債権に該当するものはなく、延滞債権額は175百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みが
ないものとして未収利息を計上しなかった貸付金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸付金」という。)のうち、法人税法
施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸付金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予し
た貸付金以外の貸付金であります。
貸付金のうち、3ヵ月以上延滞債権に該当するものはありません。
なお3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸付金で破綻先債権及び延滞債権に該当
しないものであります。
貸付金のうち、貸付条件緩和債権額は9百万円であります。
なお貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄そ
の他の債務者に有利となる取決めを行った貸付金で、破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものであります。
破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸付条件緩和債権額の合計額は185百万円であります。
有形固定資産の減価償却累計額は2,592百万円、圧縮記帳額は554百万円であります。
関係会社に対する金銭債務総額は37百万円であります。
貸借対照表に計上したその他の有形固定資産のほか、パソコン、複写機等の一部についてはリース契約により使用しております。
関係会社株式の額は10百万円であります。
退職給付に関する事項は次のとおりであります。
(1) 退職給付債務及びその内訳
退職給付債務
△1,404百万円
年金資産
933百万円
未積立退職給付債務
△470百万円
未認識数理計算上の差異
127百万円
退職給付引当金
△342百万円
(2) 退職給付債務等の計算基礎
退職給付見込額の期間配分方法 期間定額基準
割引率
2.00%
期待運用収益率
0.01%
数理計算上の差異の処理年数
12年
繰延税金資産の総額は5,703百万円、繰延税金負債の総額は146百万円であります。また、繰延税金資産から評価性引当額として控除した額は
5,205百万円であります。
繰延税金資産の発生の主な原因別の内訳は、責任準備金4,412百万円、支払備金192百万円、有価証券評価損否認397百万円、ソフトウェア316
百万円であります。
支払備金の内訳は次のとおりであります。
支払備金(出再支払備金控除前、(ロ)に掲げる保険を除く) 4,002百万円
同上にかかる出再支払備金 133百万円
差引(イ) 3,869百万円
地震保険及び自動車損害賠償責任保険にかかる支払備金(ロ) 559百万円
計(イ+ロ)
4,428百万円
責任準備金の内訳は次のとおりであります。
普通責任準備金(出再責任準備金控除前) 11,809百万円
同上にかかる出再責任準備金 254百万円
差引(イ) 11,554百万円
その他の責任準備金(ロ) 16,776百万円
計(イ+ロ) 28,330百万円
1株当たりの純資産の額は4,809円89銭であります。
算定上の基礎である純資産の額は5,490百万円、普通株式の期末株式数は1,141千株であります。
当事業年度末日後に、翌事業年度以降の財産又は損益に重要な影響を及ぼす事象は生じておりません。
上記における子会社の定義は会社計算規則第2条に基づいております。
金額は記載単位未満を切り捨てて表示しております。
67
(2)損益計算書
(単位:百万円)
年度
68
平成21年度
平成22年度
平成21年4月 1 日から
平成22年3月31日まで
平成22年4月 1 日から
平成23年3月31日まで
〔 〕
〔 〕
〔 〕
科目
経 常 収 保険引受収益
正味収入保険料
収入積立保険料
積立保険料等運用益
支払備金戻入額
責任準備金戻入額
資産運用収益
利息及び配当金収入
有価証券売却益
有価証券償還益
金融派生商品収益
為替差益
その他運用収益
積立保険料等運用益振替
その他経常収益
経 常 費 保険引受費用
正味支払保険金
損害調査費
諸手数料及び集金費
満期返戻金
契約者配当金
支払備金繰入額
為替差損
その他保険引受費用
資産運用費用
有価証券売却損
有価証券評価損
金融派生商品費用
為替差損
その他運用費用
営業費及び一般管理費
その他経常費用
貸倒引当金繰入額
貸倒損失
その他の経常費用
経 常 利 特 別 利 固定資産処分益
特別法上の準備金戻入額
価格変動準備金戻入額
貸倒引当金戻入額
特 別 損 固定資産処分損
特別法上の準備金繰入額
価格変動準備金繰入額
その他特別損失
税
引
前
当
期
純
利
法
人
税
及
び
住
民
法
人
税
等
調
整
法
人
税
等
合
当
期
純
利
平成20年度
平成20年4月 1 日から
平成21年3月31日まで
益
用
益
益
失
益
税
額
計
益
18,655
18,110
14,195
831
187
41
2,855
519
685
21
−
−
−
−
△187
25
17,913
12,640
7,563
601
2,600
1,861
0
−
0
14
1,063
23
701
338
0
−
4,004
204
112
83
8
741
228
228
0
(0)
−
1
1
−
(−)
−
969
7
483
490
479
17,276
16,256
13,744
825
140
−
1,545
1,011
844
30
35
241
−
−
△140
8
16,917
12,200
7,383
605
2,314
1,865
0
15
0
13
242
8
234
−
0
0
4,405
67
54
0
13
359
−
−
−
(−)
−
12
−
12
(12)
−
346
57
△290
△232
578
16,655
15,843
13,476
688
99
−
1,578
797
636
159
76
19
0
4
△99
13
16,483
11,846
7,546
658
2,154
1,441
0
32
0
12
282
24
257
−
−
0
4,346
7
−
0
7
171
80
−
9
(9)
71
10
5
−
(−)
5
241
58
57
115
126
【平成22年度損益計算書の注記事項】
(注)1 関係会社との取引による収益総額は8百万円、費用総額は452百万円であります。
2 (1)正味収入保険料の内訳は次のとおりであります。
収 入 保 険 料
支 払 再 保 険 料
差 引
(2)正味支払保険金の内訳は次のとおりであります。
支
払
保
険
金
回 収 再 保 険 金
差
引
15,825 百万円
2,349 百万円
13,476 百万円
10,177 百万円
2,631 百万円
7,546 百万円
(3)諸手数料及び集金費の内訳は次のとおりであります。
支払諸手数料及び集金費
2,506 百万円
出 再 保 険 手 数 料
351 百万円
差
引
2,154 百万円
(4)支払備金繰入額(△は支払備金戻入額)の内訳は次のとおりであります。
支払備金繰入額(出再支払備金控除前、
(ロ)に掲げる保険を除く)
同上にかかる出再支払備金繰入額
差 引(イ)
地震保険および自動車損害賠償責任保険にかかる支払備金繰入額(ロ)
計 (イ+ロ)
△18
3
△21
54
32
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
(5)責任準備金繰入額(△は責任準備金戻入額)の内訳は次のとおりであります。
普通責任準備金繰入額(出再責任準備金控除前)
△221
同上にかかる出再責任準備金繰入額
1
差 引(イ)
△223
その他の責任準備金繰入額(ロ)
△1,354
計(イ+ロ)
△1,578
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
(6)利息及び配当金収入の内訳は次のとおりであります。
預
貯
金
利
息
0 百万円
コ ー ル ロ ー ン 利 息
1 百万円
有 価 証 券 利 息 ・ 配 当 金
506 百万円
貸
付
金
利
息
55 百万円
不
動
産
賃
貸
料
70 百万円
そ の 他 利 息 ・ 配 当 金
2 百万円
計
636 百万円
3 金融派生商品収益中の評価損益は19百万円の益であります。
4 損害調査費、営業費及び一般管理費に計上した退職給付費用は139百万円であり、その内訳は次のと
おりであります。
勤
務
費
用
80 百万円
利
息
費
用
29 百万円
期
待
運
用
収
益
0 百万円
数理計算上の差異の費用処理額
29 百万円
計
139 百万円
5 当期における法定実効税率は35.4%、税効果会計適用後の法人税等の負担率は47.8%であり、この
差異の主要な内訳は受取配当等の益金不算入額△7.9%、交際費等の損金不算入額4.3%、寄付金の損
金不算入額2.9%、法人住民税均等割額2.9%、評価性引当額の増加額10.0%であります。
6 1株当たりの当期純利益は110円47銭であります。
算定上の基礎である当期純利益は126百万円であり、その全額が普通株式に係るものであります。ま
た、普通株式の期中平均株式数は1,141千株であります。 7 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しております。
69
(3)株主資本等変動計算書
(単位:百万円)
年度
平成21年度
平成22年度
自 平成21年4月 1 日
至 平成22年3月31日
自 平成22年4月 1 日
至 平成23年3月31日
1,054
1,054
1,054
1,054
1,054
1,054
703
703
703
703
703
703
703
703
703
703
703
703
1,054
1,054
1,054
1,054
1,054
1,054
2,216
ー
ー
△2,216
△2,216
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
66
66
66
ー
ー
66
ー
ー
66
0
0
66
2,021
1,261
1,671
ー
△760
△760
1,261
410
ー
410
1,671
510
ー
510
2,181
△2,831
555
655
2,216
ー
ー
760
△68
479
3,386
555
ー
ー
△410
ー
△68
578
100
655
ー
△0
△510
ー
△74
126
△458
197
2,526
2,937
3,447
△68
479
410
2,937
△68
578
510
3,447
△74
126
51
3,499
4,285
4,695
5,206
△68
479
410
4,695
△68
578
510
5,206
△74
126
51
5,257
〔 〕
〔 〕
〔 〕
科目
株
平成20年度
自 平成20年4月 1 日
至 平成21年3月31日
主
資
本
本
金
前
期
末
残
高
当
期
末
残
高
資
本
剰
余
金
資
本
準
備
金
前
期
末
残
高
当
期
末
残
高
資 本 剰 余 金 合 計
前
期
末
残
高
当
期
末
残
高
利
益
剰
余
金
利
益
準
備
金
前
期
末
残
高
当
期
末
残
高
そ の 他 利 益 剰 余 金
特 別 危 険 準 備 金
前
期
末
残
高
当
期
変
動
額
特別危険準備金の取崩
当 期 変 動 額 合 計
当
期
末
残
高
固 定 資 産 圧 縮 積 立 金
前
期
末
残
高
当
期
変
動
額
固定資産圧縮積立金の積立
当 期 変 動 額 合 計
当
期
末
残
高
別
途
積
立
金
前
期
末
残
高
当
期
変
動
額
別 途 積 立 金 の 積 立
別 途 積 立 金 の 取 崩
当 期 変 動 額 合 計
当
期
末
残
高
繰 越 利 益 剰 余 金
前
期
末
残
高
当
期
変
動
額
特別危険準備金の取崩
固定資産圧縮積立金の積立
別 途 積 立 金 の 積 立
別 途 積 立 金 の 取 崩
剰 余 金 の 配 当
当
期
純
利
益
当 期 変 動 額 合 計
当
期
末
残
高
利 益 剰 余 金 合 計
前
期
末
残
高
当
期
変
動
額
剰 余 金 の 配 当
当
期
純
利
益
当 期 変 動 額 合 計
当
期
末
残
高
株
主
資
本
合
計
前
期
末
残
高
当
期
変
動
額
剰 余 金 の 配 当
当
期
純
利
益
当 期 変 動 額 合 計
当
期
末
残
高
資
70
(単位:百万円)
年度
平成20年度
平成21年度
平成22年度
自 平成20年4月 1 日
至 平成21年3月31日
自 平成21年4月 1 日
至 平成22年3月31日
自 平成22年4月 1 日
至 平成23年3月31日
△70
△1,302
482
△1,231
△1,231
△1,302
1,784
1,784
482
△249
△249
232
△70
△1,302
482
△1,231
△1,231
△1,302
1,784
1,784
482
△249
△249
232
4,214
3,393
5,688
△68
479
△1,231
△821
3,393
△68
578
1,784
2,294
5,688
△74
126
△249
△197
5,490
〔 〕
〔 〕
〔 〕
科目
評
価
・
換
算
差
額
等
そ の 他 有 価 証 券 評 価 差 額 金
前
期
末
残
高
当
期
変
動
額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当 期 変 動 額 合 計
当
期
末
残
高
評 価 ・ 換 算 差 額 等 合 計
前
期
末
残
高
当
期
変
動
額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当 期 変 動 額 合 計
当
期
末
残
高
純
資
産
合
計
前
期
末
残
高
当
期
変
動
額
剰
余
金
の
配
当
当
期
純
利
益
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当 期 変 動 額 合 計
当
期
末
残
高
[ 平成 22 年度株主資本等変動計算書の注記事項 ]
(注)1. 発行済株式の種類及び総数に関する事項
前 期 末
株 式 数
(単位:千株)
当期増加
株 式 数
当期減少
株 式 数
当 期 末
株 式 数
摘 要
発行済株式
普通株式
1,141
ー
ー
1,141
合計
1,141
ー
ー
1,141
2. 配当に関する事項
(1)配当金支払額
決 議
平成22年6月28日
定時株主総会
株式の
種類
配当金の
総額
1株当たり配当額
普通
株式
74百万円
(普通配当)60円
(記念配当) 5円
基準日
効力発生日
平成22年3月31日
平成22年6月29日
(2)基準日が当期に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌期となるもの
決 議
平成23年6月27日
定時株主総会
株式の
種類
配当金の
総額
配当の原資
1株当たり
配当額
基準日
効力発生日
普通
株式
68百万円
利益剰余金
60円
平成23年3月31日
平成23年6月28日
3. 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しております。
71
2. 資産・負債の明細
(1)現金および預貯金
年度
区分
現
預
貯
(単位:百万円)
平成20年度末
平成21年度末
平成22年度末
金
19
14
1
金
3,116
2,814
4,679
(27)
(13)
(39)
(当
座
預
金)
(3)
(3)
(1)
(普
通
預
金)
(3,086)
(2,758)
(4,638)
(通
知
預
金)
(−)
(40)
(−)
(定
期
預
(郵便振替・郵便預金)
金)
(−)
(−)
(−)
(譲 渡 性 預 金)
(−)
(−)
(−)
(別
(−)
(−)
(−)
段
預
合
金)
計
3,136
2,829
4,680
(2)商品有価証券
該当事項はありません。
(3)商品有価証券の平均残高および売買高
該当事項はありません。
(4)保有有価証券の種類別残高および構成比
年度
平成20年度末
区分
(単位:百万円)
平成21年度末
構成比(%)
国
債
地
方
3,091
11.2
平成22年度末
構成比(%)
3,341
11.1
構成比(%)
2,573
9.8
債
113
0.4
182
0.6
184
0.7
債
13,833
50.0
15,352
51.0
13,635
51.7
式
4,505
16.3
5,047
16.8
4,684
17.8
券
5,489
19.8
5,530
18.4
4,653
17.7
そ の 他 の 証 券
629
2.3
651
2.2
631
2.4
27,662
100.0
30,105
100.0
26,364
100.0
社
株
外
合
72
国
証
計
(5)有価証券の種類別の残存期間別残高
期間
区分
国
平
成
21
年
度
末
地
方
社
株
1年超
3年以下
3年超
5年以下
5年超
7年以下
7年超
10年以下
10年超
(期間の定めのない
ものを含む)
合 計
債
122
209
122
30
2,666
190
債
0
1
−
79
102
−
182
債
1,969
5,639
3,588
2,722
1,432
−
15,352
3,341
式
−
−
−
−
−
5,047
5,047
券
1,021
2,414
1,437
−
91
565
5,530
そ の 他 証 券
−
−
−
371
−
279
651
計
3,113
8,264
5,148
3,203
4,292
6,081
30,105
債
122
155
82
−
1,801
412
2,573
債
0
−
−
79
104
−
184
社
債
2,809
4,486
3,149
1,911
1,184
93
13,635
株
式
−
−
−
−
−
4,684
4,684
券
977
2,954
99
103
−
518
4,653
そ の 他 証 券
−
−
371
−
−
259
631
3,910
7,596
3,702
2,094
3,091
5,968
26,364
外
国
証
合
国
地
平
成
22
年
度
末
1年以下
(単位:百万円)
外
方
国
証
合
計
(6)業種別保有株式の額
年度
区分
(単位:百万円)
平成20年度末
貸借対照表計上額
平成21年度末
平成22年度末
構成比(%)
貸借対照表計上額
構成比(%)
貸借対照表計上額
構成比(%)
業
1,907
42.3
2,384
47.3
2,148
45.9
電 気 ・ ガ ス 業
518
11.5
562
11.1
446
9.5
保
業
428
9.5
471
9.3
403
8.6
硝 子・土 石 製 品
317
7.0
317
6.3
317
6.8
空
運
業
288
6.4
250
5.0
249
5.3
小
売
業
194
4.3
218
4.3
210
4.5
業
94
2.1
112
2.2
186
4.0
情 報 ・ 通 信 業
188
4.2
172
3.4
160
3.4
サ
業
131
2.9
131
2.6
106
2.3
石 油・石 炭 製 品
69
1.6
69
1.4
69
1.5
食
料
品
49
1.1
52
1.0
69
1.5
そ
の
他
314
7.0
302
6.0
315
6.7
計
4,505
100.0
5,047
100.0
4,684
100.0
銀
不
合
行
険
動
ー
産
ビ
ス
(注)業種別区分は証券取引所の業種分類に準じています。
73
(7)担保別貸付金残高
年度
(単位:百万円)
平成20年度末
区分
担
平成21年度末
構成比(%)
保
貸
平成22年度末
構成比(%)
構成比(%)
付
1,945
55.8
2,246
88.2
2,295
有価証券担保貸付
−
−
−
−
−
−
不動産・動産・財団担保貸付
890
25.5
734
28.8
751
26.2
指名債権担保貸付
79.9
1,055
30.2
1,512
59.4
1,543
53.8
保
証
貸
付
490
14.1
188
7.4
503
17.5
信
用
貸
付
913
26.2
12
0.5
11
0.4
他
57
1.7
47
1.9
36
1.3
計
3,407
97.7
2,494
97.9
2,847
99.1
そ
一
の
般
貸
付
(劣後特約付貸付)
約
款
貸
合
付
計
(900)
(25.8)
(−)
(−)
(−)
(−)
81
2.3
52
2.1
24
0.9
3,488
100.0
2,546
100.0
2,872
100.0
(8)使途別の貸付金残高および構成比
年度
(単位:百万円)
平成20年度末
区分
平成21年度末
構成比(%)
平成22年度末
構成比(%)
構成比(%)
設
備
資
金
944
27.1
709
27.9
716
25.0
運
転
資
金
2,543
72.9
1,837
72.1
2,155
75.0
3,488
100.0
2,546
100.0
2,872
100.0
合
計
(9)業種別の貸付残高および構成比
年度
(単位:百万円)
平成20年度末
区分
平成21年度末
構成比(%)
平成22年度末
構成比(%)
構成比(%)
農 林 ・ 水 産 業
−
−
−
−
−
鉱業・採石業・砂利採取業
−
−
−
−
−
−
92
2.7
89
3.5
89
3.1
3.0
−
建
設
業
製
造
業
98
2.8
93
3.7
85
卸 売 業・小 売 業
140
4.0
53
2.1
−
−
金 融 業・保 険 業
1,115
32.0
214
8.4
190
6.6
不動産業・物品賃貸業
1,267
36.3
1,600
62.8
1,736
60.5
業
−
−
−
−
−
−
運 輸 業・郵 便 業
−
−
−
−
−
−
電気・ガス・熱供給・水道業
−
−
−
−
−
−
サ ー ビ ス 業 等
20
0.6
84
3.3
71
2.5
情
報
そ
通
信
の
他
(うち個人住宅・消費者ローン)
小
公
共
公
社
約
款
合
団
・
公
貸
計
673
19.3
358
14.1
672
23.4
(673)
(19.3)
(358)
(14.1)
(672)
(23.4)
計
3,407
97.7
2,494
97.9
2,847
99.1
体
−
−
−
−
−
−
団
−
−
−
−
−
−
付
81
2.3
52
2.1
24
0.9
3,488
100.0
2,546
100.0
2,872
100.0
(注)業種別区分は、
日本標準産業分類の大分類に準じております。
74
(10)規模別の貸付金残高および構成比
平成20年度末
年度
区分
大
中
中
そ
(単位:百万円)
平成21年度末
構成比(%)
企
堅
小
業
業
業
他
企
企
の
一 般 貸 付 計
平成22年度末
構成比(%)
構成比(%)
1,167
992
570
676
34.3
29.1
16.8
19.9
241
1,433
458
361
9.7
57.5
18.4
14.5
336
1,434
401
674
11.8
50.4
14.1
23.7
3,407
100.0
2,494
100.0
2,847
100.0
(注)1.
大企業とは、資本金10億円以上の企業をいいます。
2.
中堅企業とは、1の「大企業」および3の「中小企業」以外の企業をいいます。
3.
中小企業とは、資本金3億円以下(卸売業は資本金1億円以下、小売業、サービス業は資本金5千万円以下)の企業をいいます。
4.
その他とは、非居住者貸付、公共団体・公企業、個人ローン等をいいます。
(11)貸付金の残存期間別の残高
期間
区分
平
成
21
年
度
末
平
成
22
年
度
末
国内企業向け 固 定 金 利
変 動 金 利
1年以下
(単位:百万円)
1年超
3年以下
3年超
5年以下
5年超
7年以下
7年超
10年以下
10年超
(期間の定めのない
ものを含む)
合 計
国内企業向け以外
固 定 金 利
変 動 金 利
224
82
142
3
3
−
294
282
12
16
16
−
1,080
1,015
64
46
36
10
−
−
−
36
36
−
525
−
525
12
12
−
−
−
−
307
307
−
2,124
1,379
744
422
412
10
合
計
227
311
1,126
36
538
307
2,546
国内企業向け 固 定 金 利
変 動 金 利
国内企業向け以外
固 定 金 利
変 動 金 利
157
57
100
2
2
−
289
279
9
16
15
1
1,133
1,096
36
35
35
−
85
−
85
36
36
−
505
−
505
10
10
−
−
−
−
597
597
−
2,172
1,434
738
699
698
1
合
159
306
1,169
122
516
597
2,872
計
(12)貸付金地域別内訳
年度
(単位:百万円)
平成20年度末
区分
平成21年度末
構成比(%)
平成22年度末
構成比(%)
構成比(%)
沖
縄
上 記 以 外 の 国 内
海
外
2,845
70
−
97.6
2.4
−
2,246
59
−
97.4
2.6
−
2,295
47
−
98.0
2.0
−
合
2,916
100.0
2,306
100.0
2,343
100.0
計
(注)1.
消費者ロ−ン、約款貸付等は含みません。
2.
海外への貸付には、国際機関向けの貸付を含みます。
(13)住宅関連融資
年度
(単位:百万円)
平成20年度末
区分
構成比(%)
個 人 向 ロ − ン
住宅金融会社貸付
地方住宅供給公社貸付
合
総
計
貸
平成21年度末
付
残
高
平成22年度末
構成比(%)
構成比(%)
79
−
−
100.0
−
−
75
−
−
100.0
−
−
71
−
−
100.0
−
−
79
100.0
(2.3)
75
100.0
(3.0)
71
100.0
(2.5)
3,488
2,546
2,872
(注)1「
.合計」欄の( )内は総貸付残高に対する比率です。
75
(14)海外投融資残高および構成比
年度
平成20年度末
区分
そ
の
0.8
40
0.7
−
−
−
−
−
−
−
他
−
−
−
−
−
−
−
計
44
0.8
40
0.7
−
非居住者貸付
−
−
−
−
−
−
外 国 公 社 債
5,445
99.2
5,489
99.3
4,653
100.0
他
−
−
−
−
−
−
計
5,445
99.2
5,489
99.3
4,653
100.0
計
5,489
100.0
5,530
100.0
4,653
100.0
小
貨
建
構成比(%)
−
貨
株
構成比(%)
44
外
国
平成22年度末
式
外 国 公 社 債
円
平成21年度末
構成比(%)
外
建
(単位:百万円)
そ
の
小
合
(15)公共関係投融資(新規引受ベ−ス)
年度
(単位:百万円)
平成20年度末
平成21年度末
平成22年度末
貸
付
国
債
地
方
債
特 別 法 人 債
小
計
公 社 ・ 公 団
小
計
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
合
計
−
−
−
区分
公
共
債
(16)リスク管理債権の状況
年度
区分
平成20年度末
破 綻 先 債 権 額
延
滞
債
権
(単位:百万円)
額
平成21年度末
平成22年度末
83
−
−
216
186
175
3ヵ月以上延滞債権額
8
−
−
貸付条件緩和債権額
18
14
9
リスク管理債権合計
327
200
185
3,488
2,546
2,872
貸
付
金
残
高
(注)1.
破綻先債権
破綻先債権とは、元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の見込みがないも
のとして未収利息を計上しなかった貸付金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸付金」という。)のうち、法人税法施行令に定める一定
の事由が生じているものです。
2.
延滞債権
延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、破綻先債権および債務者の経営再建または支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸付金以
外のものです。
3.
3ヵ月以上延滞債権
3ヵ月以上延滞債権とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸付金で、破綻先債権および延滞債権に該当しないもの
です。
4.
貸付条件緩和債権
貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者
に有利となる取決めを行った貸付金で、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞債権に該当しないものです。
(17)元本補てん契約のある信託に係る貸出金の状況
該当事項はありません。
76
(18)債務者区分に基づいて区分された債権
年度
区分
平成20年度末
(単位:百万円)
平成21年度末
平成22年度末
破産更正債権及び
これらに準ずる債権
193
93
85
危 険 債 権
115
92
89
権
18
14
9
正 常 債 権
3,166
2,348
2,688
合
3,493
2,549
2,873
要
管
理
債
計
(注)1.
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、
破産手続開始、
更生手続開始または再生手続開始の申立て等の事由により、
経営破綻に陥っている債務者に対
する債権及びこれらに準ずる債権です。
2.
危険債権とは、
債務者が経営破綻の状態には至っていないが、
財政状態及び経営成績が悪化し、
契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができ
ない可能性の高い債権です。
3.
要管理債権とは、
3ヵ月以上延滞貸付金(元本または利息の支払が、
約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸付金(( 注)1.及び2.に掲げる債権を除
く。)。以下同じ。)及び条件緩和貸付金(債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、
金利の減免、
利息の支払猶予、
元本の返済猶予、
債権放棄
その他の債務者に有利となる取決めを行った貸付金((注)1.及び2.に掲げる債権並びに3ヵ月以上延滞貸付金を除く。))です。
4.
正常債権とは、
債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、
(注)1.から3.までに掲げる債権以外のものに区分される債権です。
(19)有形固定資産
年度
(単位:百万円)
平成20年度末
平成21年度末
平成22年度末
土 地
1,674
1,674
1,671
営 業 用
1,569
1,575
1,567
賃 貸 用
104
99
104
建 物
1,498
1,418
1,334
営 業 用
1,385
1,315
1,239
賃 貸 用
113
102
94
3,173
3,093
3,006
営 業 用
2,955
2,890
2,806
賃 貸 用
218
202
199
区分
土
地
・
建
物
リ
ー
ス
資
産
2
1
36
建
設
仮
勘
定
−
−
−
その他の有形固定資産
合
計
52
44
34
3,228
3,139
3,077
(20)その他資産明細表
年度
区分
(単位:百万円)
平成20年度末
平成21年度末
平成22年度末
料
貸
貸
貸
金
益
金
金
金
産
4
531
10
976
149
94
112
166
566
4
0
553
5
900
71
82
111
177
554
4
2
483
7
966
72
78
111
188
525
4
そ の 他 資 産 合 計
2,615
2,463
2,440
未 収 保 険
代
理
店
共 同 保 険
再
保
険
未
収
未
収
収
預
託
地 震 保 険 預 託
仮
払
そ の 他 の 資
(21)支払承諾の残高内訳
該当事項はありません。
77
(22)支払承諾見返の担保別内訳
該当事項はありません。
(23)長期性資産
年度
区分
長
期
性
資
(単位:百万円)
平成20年度末
平成21年度末
平成22年度末
4,920
3,922
3,176
産
(注)長期性資産の金額は、責任準備金の内訳である払戻積立金と契約者配当準備金に含まれる積立型保険の収入積立保険料等とその運用益の累積残高です。
(24)支払備金の額
年度
種目
(単位:百万円)
平成20年度末
火 災
海 上
傷 害
自 動 車
自動車損害賠償責任
そ の 他
(うち賠償責任)
( う ち 信 用・保 証 )
合
計
平成21年度末
平成22年度末
101
89
168
3,366
507
147
(45)
(6)
80
75
161
3,400
505
172
(99)
(24)
79
76
197
3,420
533
121
(88)
(△5)
4,380
4,396
4,428
(25)期首時点支払備金(見積り額)の当期末状況(ラン・オフ・リザルト) 区分
年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
(単位:百万円)
平成21年度
平成22年度
期 首 支 払 備 金
3,582
3,883
3,762
3,848
3,819
前期以前発生事故に係る当期支払保険金
2,244
2,246
2,097
2,278
2,092
前期以前発生事故に係る当期末支払備金
1,748
2,223
1,869
1,808
2,016
当 期 把 握 見 積 り 差 額
△409
△587
△203
△237
△288
(注)1.
国内元受契約に係る出再控除前の金額です。
2.
地震保険および自動車損害賠償責任保険に係る金額を除いて記載しています。
3.
当期把握見積り差額=期首支払備金−(前期以前発生事故に係る当期支払保険金+前期以前発生事故に係る当期末支払備金)
78
(26)事故発生からの期間経過に伴う最終損害見積り額の推移表
●自動車保険
(単位:百万円)
事故発生年度
区分
累
支計
払保
備険
金金
+
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
平成22年度
金額 比率 変動 金額 比率 変動 金額 比率 変動 金額 比率 変動 金額 比率 変動
事故発生年度末 4,913
5,007
1
年
後 4,889 0.995
2
年
3
年
4
年
後 4,990 1.016
5,024
5,010
△23 5,140 1.027
133 5,109 1.017
後 4,932 1.009
42 5,257 1.023
117 5,060 0.990
後 4,910 0.995
△22 5,283 1.005
5,162
85 5,199 1.038
188
△49
25
80
最終損害見積り額
4,990
5,283
5,060
5,199
5,162
累 計 保 険 金
4,879
4,926
4,686
4,334
3,604
111
356
373
865
1,557
支
払
備
金
●傷害保険
(単位:百万円)
事故発生年度
区分
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
平成22年度
金額 比率 変動 金額 比率 変動 金額 比率 変動 金額 比率 変動 金額 比率 変動
事故発生年度末
213
1
年
後
210 0.988
△2
255 1.068
16
226 1.079
16
2
年
後
216 1.027
5
252 0.985
△3
262 1.157
35
3
年
後
219 1.015
3
250 0.995
△1
4
年
後
219 0.999
△0
最終損害見積り額
219
250
262
259
累 計 保 険 金
216
248
246
230
83
2
2
15
28
146
累
支計
払保
備険
金金
+
支
払
備
金
239
210
229
229
259 1.130
29
229
●賠償責任保険
事故発生年度
区分
累
支計
払保
備険
金金
+
(単位:百万円)
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
平成22年度
金額 比率 変動 金額 比率 変動 金額 比率 変動 金額 比率 変動 金額 比率 変動
事故発生年度末
182
1
年
後
171 0.938
△11
229 1.000
△0
120 1.016
1
2
年
後
172 1.006
1
229 0.999
△0
121 1.011
1
3
年
後
172 1.002
0
227 0.993
△1
4
年
0
229
118
156
113
166 1.061
9
後
172 1.001
最終損害見積り額
172
227
121
166
113
累 計 保 険 金
171
222
118
111
89
0
5
2
54
23
支
払
備
金
(注)1.
国内元受契約に係る出再控除前の金額です。
2「
.比率」欄には、前年度末における累計保険金と支払備金の合計額が、当該年度1年間で変動した倍率を記載しています。
3「
.変動」欄には、前年度末における累計保険金と支払備金の合計額が、当該年度1年間で変動した額を記載しています。
79
(27)責任準備金の額と内訳
年度
平成20年度末
平成21年度末
平成22年度末
普 通 責 任 準 備 金
7,389
7,454
7,448
異 常 危 険 準 備 金
4,464
4,464
4,464
種目
火
災
危
険
準
備
金
−
−
−
払
戻
積
立
金
1,070
939
830
契約者配当準備金
火
海
上
そ
の
他
計
9
9
2
12,932
12,867
12,745
49
26
19
489
489
489
危
険
準
備
金
−
−
−
払
戻
積
立
金
−
−
−
契約者配当準備金
−
−
−
計
538
515
508
普 通 責 任 準 備 金
202
200
190
異 常 危 険 準 備 金
730
748
766
上
合
危
険
準
備
金
−
−
−
払
戻
積
立
金
3,776
2,912
2,302
契約者配当準備金
38
29
8
計
4,747
3,891
3,268
普 通 責 任 準 備 金
2,928
2,744
2,547
異 常 危 険 準 備 金
害
合
2,377
2,250
2,012
危
険
準
備
金
−
−
−
払
戻
積
立
金
−
−
−
契約者配当準備金
−
−
−
計
5,305
4,995
4,559
普 通 責 任 準 備 金
5,447
5,106
4,654
異 常 危 険 準 備 金
−
−
−
危
険
準
備
金
−
−
−
払
戻
積
立
金
−
−
−
自
自
動
車
損
害
賠
償
責
任
合
異 常 危 険 準 備 金
傷
自
動
車
災
普 通 責 任 準 備 金
海
傷
害
(単位:百万円)
動
車
合
契約者配当準備金
−
−
−
自動車損害賠償責任合計
5,447
5,106
4,654
普 通 責 任 準 備 金
1,566
1,529
1,511
異 常 危 険 準 備 金
889
970
1,050
危
険
準
備
金
−
−
−
払
戻
積
立
金
26
32
31
契約者配当準備金
そ
の
他
合
計
0
0
0
2,482
2,532
2,593
︵
う
ち
賠
償
責
任
︶
普 通 責 任 準 備 金
(200)
(201)
(199)
異 常 危 険 準 備 金
︵
う
ち
信
用
・
保
証
︶
普 通 責 任 準 備 金
異 常 危 険 準 備 金
合
80
(389)
(445)
(500)
危
険
準
備
金
(−)
(−)
(−)
払
戻
積
立
金
(0)
(0)
(0)
契約者配当準備金
(−)
(−)
(−)
(590)
(647)
(699)
(51)
(47)
(36)
(29)
(30)
(30)
(うち賠償責任 合計)
危
険
準
備
金
(−)
(−)
(−)
払
戻
積
立
金
(−)
(−)
(−)
契約者配当準備金
(うち信用・保証 合計)
計
(−)
(−)
(−)
(80)
(77)
(67)
31,454
29,908
28,330
(28)責任準備金積立水準
区 分
積
立
方
式
平成21年度末
平成22年度末
標準責任準備金対象契約
標準責任準備金
標準責任準備金
標準責任準備金対象外契約
平準純保険料式又は全期チルメル式
平準純保険料式又は全期チルメル式
100.0%
100.0%
積
立
率
(注) 1.
積立方式および積立率は、保険業法第3条第5項第1号に掲げる保険に係る保険契約および保険業法第3条第5項第1号に掲げる保険を主たる保険とし
ている保険契約を除いています。
2.
保険料積立金および積立保険に係る払戻積立金以外について積立方式という概念がないため、積立方式は保険料積立金および積立保険に係る払戻積立
金について記載しています。
3.
積立率=
(実際に積立てている普通責任準備金+払戻積立金)÷(下記(1)∼(3)の合計額)
(1)標準責任準備金対象契約に係る平成8年大蔵省告示第48号に定める方式により計算した保険料積立金および払戻積立金(保険業法施行規則第68条
第2項に定める保険契約に限る)
(2)標準責任準備金対象外契約に係る平準純保険料式により計算した2001
(平成13)年7月1日以降に保険期間が開始する保険契約に係る保険料積立
金、保険業法施行規則第68条第2項に定める保険契約以外の保険契約で2001
(平成13)年7月1日以降に保険期間が開始する保険契約に係る払戻
積立金並びに2001
(平成13)年7月1日前に保険期間が開始する保険契約に係る普通責任準備金および払戻積立金
(3)
2001
(平成13)年7月1日以降に保険期間が開始する保険契約に係る未経過保険料
(29)貸倒引当金の期末残高および期中の増減額
(平成21年度)
(単位:百万円)
区 分
引貸
当 金倒
一 般 貸 倒 引 当 金
個 別 貸 倒 引 当 金
特定海外債権引当勘定
退 職 給 付 引 当 金
役員退職慰労引当金
賞 与 引 当 金
価 格 変 動 準 備 金
合
計
平成20年度末
残 高
平成21年度
増加額
69
220
−
378
185
87
12
77
73
−
142
50
88
12
954
444
平成21年度減少額
そ の 他
平成21年度末
残 高
−
12
−
96
1
87
−
※69
※27
−
−
−
−
−
77
254
−
424
234
88
25
197
96
1,105
目的使用
(平成22年度)
平成21年度末
残 高
一 般 貸 倒 引 当 金
個 別 貸 倒 引 当 金
特定海外債権引当勘定
退 職 給 付 引 当 金
役員退職慰労引当金
賞 与 引 当 金
価 格 変 動 準 備 金
合
※洗替による取崩額
※回収等による取崩額
(単位:百万円)
区 分
引貸
当 金倒
摘 要
計
平成22年度
増加額
平成22年度減少額
目的使用
そ の 他
平成22年度末
残 高
摘 要
※洗替による取崩額
※回収等による取崩額
77
254
12
1
−
2
※77
※ 7
12
245
−
424
−
139
−
221
−
−
−
342
234
88
25
56
88
11
24
88
21
−
−
−
266
88
15
1,105
310
358
85
971
81
(30)貸付金償却の額
(単位:百万円)
年度
平成20年度
区分
貸 付 金 償 却 額
平成21年度
459
平成22年度
−
−
(注)貸付金償却の額は、貸倒引当金の目的取崩額を控除する前のものです。
(31)資本金等明細表(含む利益準備金および任意積立金)
平成21年度末
残高
区 分
資 本 金
うち既発行
株 式
普
1,054
通
株
式
(1,141,500株)
1,054
(1,141,500株)
計
1,054
( 資 本 準 備 金 )
株 式 払 込 剰 余 金
資本準備金及び
その他資本剰余金 ( そ の 他 資 本 剰 余 金 )
計
( 利 益 準 備 金 )
平成22年度
増加額
−
(−株)
(単位:百万円)
平成22年度
減少額
−
(−株)
平成22年度末
残高
1,054
(1,141,500株)
−
−
1,054
(−株)
(−株)
(1,141,500株)
−
−
1,054
703
−
−
−
−
−
703
−
703
−
−
703
1,054
−
−
1,054
1,671
510
−
2,181
(その他利益剰余金)
利益準備金及び
その他利益剰余金
別
途
積
金
66
0
−
66
繰 越 利 益 剰 余 金
655
126
584
197
3,447
636
584
3,499
計
82
立
固定資産圧縮積立金
摘 要
3. 損益の明細
(1)売買目的有価証券運用損益明細表
平成21年度
区 分
国
債
株
外
国
証
合
(単位:百万円)
平成22年度
売 却 益
売 却 損
評 価 損
売 却 益
売 却 損
評 価 損
等
−
−
−
−
−
−
式
−
−
−
−
−
−
券
−
−
−
−
−
−
計
−
−
−
−
−
−
(2)有価証券売却損益及び評価損明細表
(単位:百万円)
平成21年度
区 分
売 却 益
売 却 損
平成22年度
評 価 損
売 却 益
売 却 損
評 価 損
等
1
−
−
78
16
−
式
17
5
57
9
7
257
券
−
−
176
70
−
−
そ の 他 有 価 証 券
10
2
−
0
−
−
合
30
8
234
159
24
257
国
債
株
外
国
証
計
(3)減価償却費明細表
資産の種類
(単位:百万円)
取得原価
平成21年度償却額
償却累計額
平成22年度残高
償却累計率(%)
2,405
1,334
64.3
有 形 固 定 資 産
建 物
3,740
76
リ ー ス 資 産
40
2
3
36
8.4
その他の有形固定資産
218
10
183
34
84.2
有 形 固 定 資 産 計
3,998
89
2,592
1,405
64.8
ソ フ ト ウ ェ ア
1,213
241
504
708
41.6
無 形 固 定 資 産 計
1,213
241
504
708
41.6
無 形 固 定 資 産
(4)固定資産処分損益
(単位:百万円)
平成21年度
区 分
処分益
処 分 損
売 却
その他
計
処分益
処 分 損
売 却
その他
計
−
−
−
−
−
5
0
5
土 地
−
−
−
−
−
4
−
4
建 物
−
−
−
−
−
0
0
0
産
−
−
−
−
−
−
−
−
その他の有形固定資産
−
−
−
−
−
−
0
0
有形固定資産
リ
ー
ス
資
−
−
−
−
−
−
−
−
ソフトウェア
−
−
−
−
−
−
−
−
の れ ん
−
−
−
−
−
−
−
−
産
−
−
−
−
−
−
−
−
その他の無形固定資産
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
5
0
5
無形固定資産
リ
合
平成22年度
ー
ス
資
計
83
4. 時価情報等
(1)有価証券
① 売買目的有価証券
該当事項はありません。
② 満期保有目的の債券で時価のあるもの
該当事項はありません。
③ 子会社株式および関連会社株式で時価のあるもの
該当事項はありません。
④ その他有価証券で時価のあるもの
平成21年度末
種 類
取 得 原 価 貸借対照表計上額
差 額
1,793
16
1,562
1,594
31
債
178
182
4
177
184
6
社
債
11,852
12,147
294
11,424
11,662
237
株
式
2,245
2,767
521
2,260
2,462
202
外 国 証 券
2,672
2,800
128
3,577
3,638
60
他
227
249
22
21
35
13
小
計
18,952
19,940
987
19,024
19,577
552
国
債
1,601
1,548
△ 52
999
979
△ 20
そ
方
の
債
0
0
△0
−
−
−
社
債
3,235
3,204
△ 30
2,002
1,973
△ 29
株
式
944
784
△ 159
702
680
△ 22
外 国 証 券
2,802
2,729
△ 72
1,123
1,015
△ 107
地
そ
小
合
取 得 原 価 貸借対照表計上額
1,776
地
貸借対照表計上額が取得
原価を超えないもの
平成22年度末
差 額
債
国
貸借対照表計上額が取得
原価を超えるもの
(単位:百万円)
計
方
の
他
432
401
△ 30
638
596
△ 42
計
9,015
8,669
△ 346
5,468
5,245
△ 222
27,968
28,609
641
24,492
24,823
330
⑤ 時価評価されていない主な有価証券の内容および貸借対照表計上額
a 満期保有目的の債券
該当事項はありません。
b 子会社および関連会社株式
平成21年度末 平成22年度末
株 式 10百万円 10百万円
c その他有価証券
平成21年度末 平成22年度末
株 式 1,485百万円 1,530百万円
その他 0百万円 0百万円
84
(2)金銭の信託
① 運用目的の金銭の信託
該当事項はありません。
② 満期保有目的の金銭の信託
該当事項はありません。
③ 運用目的、満期保有目的以外の金銭の信託
該当事項はありません。
(3)デリバティブ取引(有価証券関連デリバティブ取引に該当するものを除く。)
該当事項はありません。
(4)保険業法に規定する金融等デリバティブ取引
該当事項はありません。
(5)先物外国為替取引
該当事項はありません。
(6)有価証券関連デリバティブ取引((7)に掲げるものを除く。)
該当事項はありません。
(7)金融商品取引法に規定する有価証券先物取引もしくは有価証券先渡取引、外国金融商品市場におけ
る有価証券先物取引と類似の取引(国債証券等及び金融商品取引法第2条第1項第17号に掲げる
有価証券のうち同項第1号の性質を有するものに係るものに限る。)
該当事項はありません。
5. その他
当社では、保険業法第111条第1項の規定により公衆の縦覧に供する書類のうち、計算書類およびその附属明
細書について、会社法第436条第2項第1号の規定に基づき、あらた監査法人の会計監査を受けており、適正で
ある旨の証明を受けています。
6. 損害率の上昇に対する経常利益又は経常損失の変動
損害率の上昇シナリオ
すべての保険種目について、均等に発生損害率が1%上昇すると仮定します。
○増加する発生損害額=既経過保険料×1%
○増加する発生損害額のうち、正味支払保険金、支払備金積増額の内訳については、当年度発生事故におけ
計 算 方 法
るそれぞれの割合により按分しています。
(ただし、受再契約に関しては、契約年度をもとに計算しています。)
○増加する異常危険準備金取崩額=正味支払保険金の増加を考慮した取崩額−決算時取崩額
○経常利益の減少額=増加する発生損害額−増加する異常危険準備金取崩額
経常利益の減少額
54百万円
(注)異常危険準備金残高の取崩額60百万円
(注)地震保険、自動車損害賠償責任保険については、
ノーロス・ノープロフィットの原則に基づき、増加する発生損害保険金は責任準備金の取崩等により相殺して
います。
85
3. 事業の概況および経理の状況(連結)
1. 事業の概況
(1) 業績
当連結会計年度の我が国経済は、個人消費や輸出が持ち直しの動きが見られたものの、東日本大震災後、
生産設備の毀損、サプライチェーンにおける障害、電力供給の制約などから一部の生産活動が大きく低下し
ており、全体としては低調に推移しました。
県内景況をみますと、個人消費においては家電エコポイント効果やアナログ放送終了に向けた買い替え需
要などから一部持ち直しの動きが見られたものの、観光関連では、羽田空港国際化の影響等により年度終盤
は入域観光客数が減少に転じるなど、弱含んで推移しました。
損害保険業界におきましては、東日本大震災の発生による損害や、国内自動車販売市場の伸び率の低下等
による元受保険料の伸びの鈍化、自動車保険の損害率の上昇・高止まりが続くなど、厳しい状況が続いてお
ります。
このような経済環境のなか、当連結会計年度の経常収益は16,647百万円、経常利益は173百万円、当期純
利益は127百万円、1 株当たり当期純利益は111円68銭となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは正味収入保険
料の減少や利息及び配当金収入の受取額の減少により前連結会計年度に比べて820百万円減少して△1,266百
万円となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却・償還による収入の増加により前
連結会計年度に比べて2,697百万円増加して3,029百万円となりました。また、財務活動によるキャッシュ・
フローは、記念配当による配当金支払額の増加により前連結会計年度に比べて7百万円減少して△76百万円と
なりました。
これらの結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、4,746百万円となり、前連結会計年度に
比べ1,686百万円増加いたしました。
2. 直近の5連結会計年度における主要な業務の状況を示す指標
(単位:百万円)
連結会計年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
益
18,435
22,861
18,646
17,268
16,647
14,337
14,195
13,744
13,476
項目
連
連
連
連
結
結
正
経
味
結
結
包
常
収
経
当
収
入
常
期
険
利
純
括
保
利
利
平成22年度
料
14,664
益
703
3,600
746
349
173
益
220
△ 2,894
483
569
127
益
−
−
−
−
△ 122
8,841
4,238
3,422
5,707
5,511
連
結
純
資
産
額
連
結
総
資
産
額
56,396
45,060
41,147
42,277
40,335
連結ベースの1株当たり純資産額
7,745.13 円
3,713.19 円
2,997.89 円
5,000.02 円
4,828.00 円
連結ベースの1株当たり当期純利益
192.96 円
△2,535.89 円
423.57 円
498.87 円
111.68 円
(注)連結潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないので記載していません。
86
3. 連結財務諸表の作成のための基本となる事項
(1) 連結の範囲に関する事項
連結される子会社…… 大同火災損害調査株式会社
(2) 連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社の事業年度の末日は 3 月31日であり、本連結財務諸表の作成に当たっては、当該連結子会社
の事業年度に係る計算書類を使用しています。
4. 連結貸借対照表
(単位:百万円)
連結会計年度
科目
平成21年度
平成22年度
(平成22年3月31日現在)
(平成23年3月31日現在)
金額
金額
構成比
(%)
構成比(%)
(資産の部)
現
金
コ
及
ー
び
預
ル
貯
ロ
ー
金
2,889
6.84
4,746
ン
170
0.40
−
11.77
−
有
価
証
券
30,095
71.19
26,354
65.34
貸
付
金
2,546
6.02
2,872
7.12
7.43
3,077
7.63
産
3,139
土 地
1,674
1,671
建 物
1,418
1,334
リ ー ス 資 産
1
36
有
形
そ
固
の
無
他
定
の
形
の
ト
他
の
貸
形
固
定
資
資
税
金
倒
資
エ
他
延
定
資
ウ
無
の
繰
固
定
フ
そ
形
固
ソ
そ
有
資
資
引
当
産
44
産
954
ア
789
708
産
165
40
産
2,464
5.83
2,441
6.05
産
347
0.82
352
0.87
金
資 産 の 部 合 計
34
2.26
749
1.86
△331
△0.78
△258
△0.64
42,277
100.00
40,335
100.00
81.14
32,759
81.22
(負債の部)
保
険
契
金
34,305
金
4,396
等
29,908
債
1,441
3.41
1,298
3.22
金
466
1.10
384
0.95
金
234
0.55
266
0.66
金
95
0.23
97
0.24
金
−
−
0
0.00
金
25
0.06
15
0.04
価 格 変 動 準 備 金
25
支
責
そ
払
任
準
給
退
賞
職
備
上
金
引
当
労
引
当
当
与
法
負
慰
賞
別
備
備
引
員
特
付
与
役
他
職
員
準
の
退
役
約
引
の
当
準
備
負 債 の 部 合 計
4,428
28,330
15
36,569
86.50
34,823
86.34
(純資産の部)
資
金
1,054
2.49
1,054
2.61
資
本
剰
余
金
703
1.67
703
1.75
利
益
剰
余
金
3,466
8.20
3,520
8.73
計
5,225
12.36
5,278
13.09
金
482
1.14
232
0.58
計
482
1.14
232
0.58
株
そ
評
主
の
価
他
・
本
資
有
価
換
本
証
算
券
差
合
評
価
額
差
等
純 資 産 の 部 合 計
負債及び純資産の部合計
額
合
5,707
13.50
5,511
13.66
42,277
100.00
40,335
100.00
87
[平成22年度連結貸借対照表の注記事項]
(注)1 当社の保有する有価証券の評価基準及び評価方法は次のとおりであります。
(1)その他有価証券のうち時価のあるものの評価は、期末日の市場価格等に基づく時価法により行っております。
なお、評価差額は全部純資産直入法により処理しております。また、売却原価の算定は移動平均法に基づいております。
(2)その他有価証券のうち時価を把握することが極めて困難と認められるものの評価は、移動平均法に基づく原価法により行
っております。
2 当社の保有する有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は定率法により行っております。
ただし、平成10年 4 月 1 日以降に取得した建物については定額法により行っております。
3 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算は、外貨建取引等会計処理基準に準拠して行っております。
4 貸倒引当金については、当社は、債権の貸倒れによる損失に備えるため、資産の自己査定基準及び償却・引当基準に基づき、
次のとおり計上しております。
破産、特別清算、手形交換所における取引停止処分等、法的・形式的に経営破綻の事実が発生している債務者に対する債権及
び実質的に経営破綻に陥っている債務者に対する債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可
能と認められる額等を控除し、その残額を計上しております。
今後、経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に対する債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保
証による回収が可能と認められる額等を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額
を計上しております。
上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績等から算出した貸倒実績率を債権額に乗じた額を計上しており
ます。
また、全ての債権は資産の自己査定基準に基づき、業務執行部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した内部監査部が査
定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記を計上しております。
5 当社の退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上し
ております。
当社の数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により翌連結会計年度か
ら費用処理しております。
大同火災損害調査㈱は、退職給付債務の算定に当たり簡便法を採用しております。
6 役員退職慰労引当金については、当社が役員の退職慰労金の支出に備えるため、内規に基づく期末要支給額を計上しております。
7 賞与引当金については、当社および大同火災損害調査㈱が従業員賞与に充てるため、期末における支給見込額を基準に算出して
おります。
8 役員賞与引当金については、大同火災損害調査㈱が役員に対して支給する賞与に充てるため、期末における支給見込額を基準
に算出しております。
9 価格変動準備金については、当社は、株式等の価格変動による損失に備えるため、保険業法第115条の規定に基づき、計上して
おります。
10 当社における所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日が平成20年 4 月 1 日前に開始する事業年度に
属するものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。
11 当社の消費税等の会計処理は税抜方式によっております。ただし、損害調査費、営業費及び一般管理費等の費用は税込方式に
よっております。
なお、資産にかかる控除対象外消費税等は仮払金に計上し、5 年間で均等償却を行っております。
12 当社は、当連結会計年度より、「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準第18号 平成20年 3 月31日)及び「資産除去
債務に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第21号 平成20年 3 月31日)を適用しております。
この結果、経常利益は 0 百万円、税引前当期純利益は 5 百万円減少しております。また、当会計基準等の適用開始による資産
除去債務の変動額は 5 百万円であります。
13 当社における金融商品の状況に関する事項は次のとおりであります。
(1)金融商品に対する取組方針
当社は、保険金や満期返戻金の支払いに備え、流動性の高い金融商品を確保するほか、効率的な資産運用及び収益の拡大
を図ることを基本方針としております。また、積立保険は、ALM(資産負債総合管理)手法により、安全性を確保する
運用を行っております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当社が保有する主な金融資産は、有価証券、貸付金であります。
有価証券の内訳は、主に債券、株式、投資信託であり、その他保有目的及び純投資目的で保有しております。これらは発
行体の信用リスク、金利リスク、価格変動リスク及び為替リスクに晒されております。 貸付金は、主に沖縄県内の法人および個人に対するものであり、これらは信用リスクに晒されております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
信用リスクについては、当社の信用リスク管理規程に基づいて管理しており、有価証券の信用リスクは、格付等の信用情
報や時価の把握を定期的に行なっております。
貸付金の信用リスクは、社内信用格付及び資産の自己査定規程に従い、与信先の個別案件毎に財務諸表分析・実態把握を
行うなど、与信管理体制を構築しております。
これらの与信管理状況については、資産運用リスク管理委員会、常務会及び取締役会へ定例報告を行なっております。
88
②市場リスクの管理
ア 金利リスクの管理
金利リスクについては、当社の市場関連リスク管理規程に基づいて管理しており、経理部は日常的に市場動向を把握し、 BPV法による影響額を資産運用リスク管理委員会へ定期報告を行なっております。
イ 価格変動リスクの管理
価格変動リスクについては、当社の市場関連リスク管理規程に基づいて管理しており、有価証券の保有については、資産
運用規程及び運用計画に従い行なっております。
経理部では、事前審査、投資限度額の設定のほか、継続的なモニタリングを通じて、価格変動リスクの軽減を図っており
ます。これらの情報については、資産運用リスク管理委員会、常務会及び取締役会へ定例報告を行なっております。
ウ 為替リスクの管理
為替リスクについては、当社の市場関連リスク管理規程に基づいて管理しており、経理部は日常的に為替動向を把握し、 為替変動による影響額を資産運用リスク管理委員会へ定期報告を行なっております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定した価額が含まれております。
当該価額の算定においては、一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なる
こともあります。
当社における金融商品の時価等に関する事項は次のとおりであります。
平成23年 3 月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を
把握することが極めて困難と認められるものは、次表に含まれておりません。
(単位:百万円)
連結貸借対照表
計上額
(1)
現金及び預貯金
(2)
有価証券
その他有価証券
(3)
貸付金
貸倒引当金
(*1)
資産計
時 価
差 額
4,746
4,746
−
24,823
2,847
△185
2,661
32,231
24,823
−
2,609
32,179
△51
△51
(*1)貸付金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(注 1)金融商品の時価の算定方法
資産
(1)現金及び預貯金
これらは短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額に近似していることから、当該帳簿価額によっています。
(2)有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格に
よっております。また、投資信託については、公表されている基準価格によっております。
(3)貸付金
貸付金については、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸付先の信用状態が実行後大きく異なっ
ていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
一方、固定金利によるものは、貸付金の種類及び社内格付、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を同様の新規貸付
金を行った場合に想定される利率で割り引いて時価を算定しております。
また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等については、担保及び保証による回収見込額等に基づいて貸倒
見積高を算定しているため、時価は決算日における貸借対照表計上額から、現在の貸倒見積高を控除した金額に近似して
おり、当該価額をもって時価としております。
(注 2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は、次のとおりであり、
「
(2)有価証券」には含めておりません。
(単位:百万円)
区 分
非上場株式(*1)
合 計
連結貸借対照表計上額
1,530
1,530
(*1)非上場株式については、市場価格がなく、
かつ将来キャッシュフローを見積もることができ
ないことから、時価表示の対象とはしておりません。
89
14 貸付金のうち、破綻先債権に該当するものはなく、延滞債権額は175百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又
は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸付金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸
付金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第 1 項第 3 号のイからホまでに掲げる事由又は同項
第 4 号に規定する事由が生じている貸付金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利
息の支払を猶予した貸付金以外の貸付金であります。
貸付金のうち、3ヵ月以上延滞債権に該当するものはありません。
なお 3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から 3ヵ月以上遅延している貸付金で破綻先債権及
び延滞債権に該当しないものであります。
貸付金のうち、貸付条件緩和債権額は 9 百万円であります。
なお貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済
猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸付金で、破綻先債権、延滞債権及び 3ヵ月以上延滞債権に該当
しないものであります。
破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸付条件緩和債権額の合計額は185百万円であります。
15 有形固定資産の減価償却累計額は2,592百万円、圧縮記帳額は554百万円であります。
16 1 株当たりの純資産額は4,828円であります。
算定上の基礎である純資産の額は、5,511百万円、普通株式の数は1,141千株であります。
17 連結貸借対照表に計上したその他の有形固定資産のほか、パソコン、複写機等の一部についてはリース契約により使用してお
ります。
18 当社と大同火災損害調査㈱の退職給付に関する事項は次のとおりであります。
(1) 退職給付債務及びその内訳
退職給付債務
△ 1,489 百万円
年金資産
977 百万円
未積立退職給付債務
△ 512 百万円
未認識数理計算上の差異
127 百万円
退職給付引当金
△ 384 百万円
(2) 当社の退職給付債務等の計算基礎
退職給付見込額の期間配分方法
期間定額基準
割引率
2.00%
期待運用収益率
0.01%
数理計算上の差異の処理年数
12年
19 繰延税金資産の総額は5,703百万円、繰延税金負債の総額は146百万円であります。また、繰延税金資産から評価性引当額とし
て控除した額は5,205百万円であります。
繰延税金資産の発生の主な原因別の内訳は、責任準備金4,412百万円、支払備金192百万円、有価証券評価損否認397百万円、
ソフトウェア316百万円であります。
20 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しております。
90
5.連結損益計算書および連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
連結会計年度
科目
経 常 収 益
保険引受収益
平成21年度
平成22年度
〔 〕
〔 〕
平成21年4月 1日から
平成22年3月31日まで
金額
百分比
(%)
17,268
16,256
正味収入保険料
13,744
収入積立保険料
825
積立保険料等運用益
140
責任準備金等戻入額
1,545
資産運用収益
利息及び配当金収入
有価証券売却益
有価証券償還益
金融派生商品収益
為替差益
その他運用収益
積立保険料等運用益振替
その他経常収益
経 常 費 用
保険引受費用
1,002
30
35
241
ー
ー
△140
9
16,918
12,201
6,966
損害調査費
1,023
諸手数料及び集金費
2,314
満期返戻金
1,865
支払備金繰入額
為替差益
その他保険引受費用
資産運用費用
0
ー
14
242
8
有価証券評価損
234
その他運用費用
貸倒引当金繰入額
貸倒損失
その他の経常費用
経 常 利 益
特別利益
13
349
−
ー
2.03
−
ー
12
金額
百分比(%)
16,647
15,843
13,476
688
99
1,578
789
628
159
76
19
0
4
△99
14
16,473
11,836
7,094
1,100
2,154
1,441
0
32
0
12
282
24
257
0
4,346
7
0.07
ー
0
7
173
80
9
(9)
71
10
5
特別法上の準備金繰入額
12
ー
価格変動準備金繰入額
(12)
(ー)
その他特別損失
税金等調整前当期純利益
法人税及び住民税等
法人税等調整額
法人税等合計
少数株主損益調整前当期純利益
当期純利益
ー
337
57
△290
△232
−
569
100.00
95.17
4.74
0.09
98.96
71.10
1.70
26.11
0.05
ー
0
(ー)
固定資産処分損
25.51
0.39
54
価格変動準備金戻入額
特別損失
1.41
0
4,405
67
特別法上の準備金戻入額
貸倒引当金戻入額
0.05
97.97
70.66
15
有価証券売却損
営業費及び一般管理費
その他経常費用
5.81
835
正味支払保険金
契約者配当金
100.00
94.14
平成22年4月 1日から
平成23年3月31日まで
1.95
0.34
△1.68
△1.35
−
3.30
5
243
58
57
115
127
127
1.04
0.49
0.07
1.46
0.35
0.34
0.70
0.77
0.77
91
[平成22年度連結損益計算書の注記事項]
(注)1 事業費の主な内訳は次のとおりです。
代理店手数料等 2,469 百万円
給与 2,038 百万円
なお、事業費は連結損益計算書における損害調査費、営業費及び一般管理費並びに諸手数料及び集金
費の合計額であります。
2 当社及び大同火災損害調査 ! の損害調査費、営業費及び一般管理費に計上した退職給付費用は148百万
円であり、その内訳は次のとおりであります。
なお、簡便法を採用している大同火災損害調査 ! の退職給付費用は、
「勤務費用」に計上しております。
勤務費用 89 百万円
利息費用 29 百万円
期待運用収益 △ 0 百万円
数理計算上の差異の費用処理額 29 百万円
計 148 百万円
3 1 株当たりの当期純利益は、111円68銭であります。
算定上の基礎である当期純利益は127百万円、普通株式の期中平均株式数は、1,141千株であります。
4 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しております。
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
科 目
少
そ
包
数
株
の
主
損 益 調 整 前 当 期
他
の
包
括
そ の 他 有 価 証 券 評 価
括
利
親 会 社 株 主 に 係 る 包
金 額
純 利 益
利
益
差 額 金
益
括 利 益
127
△249
△249
△122
△122
[平成22年度連結包括利益計算書の注記事項]
(注)1 当連結会計年度の直前連結会計年度における包括利益
親会社株主に係る包括利益 2,353 百万円
計 2,353 百万円
2 当連結会計年度の直前連結会計年度におけるその他の包括利益
その他の有価証券評価差額金 1,784 百万円
計 1,784 百万円
3 当連結会計年度より、「包括利益の表示に関する会計基準」(企業会計基準第25号 平成22年 6 月30
日)を適用しております。
4 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しております。
92
6. 連結株主資本等変動計算書
(単位:百万円)
平成21年度
自 平成21年4月 1日
至 平成22年3月31日
連結会計年度
平成22年度
自 平成22年4月 1日
至 平成23年3月31日
〔 〕
科目
株主資本
資本金
前期末残高
当期末残高
資本剰余金
前期末残高
当期末残高
利益剰余金
前期末残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
株主資本合計
前期末残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
その他の包括利益累計額
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
純資産合計
前期末残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
〔 〕
1,054
1,054
1,054
1,054
703
703
703
703
2,965
3,466
△68
569
500
3,466
△74
127
53
3,520
4,724
5,225
△68
569
500
5,225
△74
127
53
5,278
△1,302
482
1,784
1,784
482
△249
△249
232
△1,302
482
1,784
1,784
482
△249
△249
232
3,422
5,707
△68
569
1,784
2,285
5,707
△74
127
△249
△196
5,511
[ 平成22年度連結株主資本等変動計算書の注記事項 ]
(注)1. 発行済株式の種類及び総数に関する事項
前連結会計
年度末株式数
(単位:千株)
当連結会計
年度増加株式数
当連結会計
年度減少株式数
当連結会計
年度末株式数
摘 要
発行済株式
普通株式
1,141
ー
ー
1,141
合計
1,141
ー
ー
1,141
2. 配当に関する事項
(1)配当金支払額
決 議
平成22年6月28日
定時株主総会
株式の
種類
配当金の
総額
1株当たり
配当額
基 準 日
効力発生日
普通
株式
74百万円
(普通配当)
60円
(記念配当)
5円
平成22年3月31日
平成22年6月29日
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
決 議
平成23年6月27日
定時株主総会
株式の
種類
配当金の
総額
配当の原資
1株当たり
配当額
基 準 日
効力発生日
普通
株式
68百万円
利益剰余金
60円
平成23年3月31日
平成23年6月28日
3. 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しております。
93
7. 連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
連結会計年度
科 目
平成21年度
平成22年度
平成21年4月 1日から
平成22年3月31日まで
平成22年4月 1日から
平成23年3月31日まで
〔 〔 〕
〕
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益(△は損失)
減価償却費
支払備金の増減額(△は減少)
責任準備金等の増減額(△は減少)
貸倒引当金の増減額(△は減少)
退職給付引当金の増減額(△は減少)
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)
賞与引当金の増減額(△は減少)
役員賞与引当金の増減額(△は減少)
価格変動準備金の増減額(△は減少)
利息及び配当金収入
有価証券関係損益(△は益)
為替差損益(△は益)
有形固定資産関係損益(△は益)
その他資産(除く投資活動関連・財務活動関連)
の増減額(△は増加)
その他負債(除く投資活動関連・財務活動関連)
の増減額(△は減少)
その他
小 計
利息及び配当金の受取額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出
有価証券の売却・償還による収入
貸付けによる支出
貸付金の回収による収入
資産運用活動計
(営業活動及び資産運用活動計)
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
配当金の支払額
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
現金及び現金同等物期首残高
現金及び現金同等物期末残高
337
278
15
△1,545
42
46
47
0
−
12
△835
△64
0
−
131
273
18
△1,241
843
△48
△446
243
330
32
△1,578
△73
△82
32
2
0
△9
△628
26
△0
5
△15
△173
2
△1,885
630
△12
△1,266
△4,738
4,304
△978
1,920
508
(62)
△7
−
△168
331
△4,459
7,863
△1,146
829
3,086
(1,819)
△1
8
△64
3,029
△68
ー
△68
△182
3,242
3,059
△73
△2
△76
1,686
3,059
4,746
[ 平成22年度連結キャッシュ・フロー計算書の注記事項 ]
(注)
1 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、要求払預金及び取得日から満期日又は
償還日までの期間が 3 か月以内の定期預金、譲渡性預金、コマーシャル・ペーパー、売戻し条件付現先、公社債投資信託、
コールローンであります。
2 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
4,746 百万円
現金及び預貯金勘定
26,354 百万円
有価証券
△ 26,354 百万円
現金同等物以外の有価証券
現金及び現金同等物
4,746 百万円
3 投資活動によるキャッシュ・フローには、保険事業に係る資産運用業務から生じるキャッシュ・フローを含んでおります。
4 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しております。
94
1. 株主・株式の状況
1. 株式の分布状況
(1)所有者別状況
(2011
(平成23)年3月31日現在)
株主数(人)
区分
持株数(株)
持株比率(%)
政府および地方公共団体
−
−
−
金
融
機
関
6
322,934
28.3
証
券
会
社
2
11,403
1.0
そ の 他 の 法 人
57
290,785
25.5
−
−
−
357
516,378
45.2
422
1,141,500
100.0
外国法人等(うち個人)
個
人
そ
の
他
合計
(2)地域別状況 区分
(2011
(平成23)年3月31日現在)
株主数(人)
株主総数に対する割合(%)
持株数(株)
持株比率(%)
道
−
−
−
東
北
−
−
−
−
関
東
20
4.7
215,077
18.8
中
部
−
−
−
−
近
畿
2
0.5
824
0.1
中
国
−
−
−
−
四
国
−
−
−
−
九
州
400
94.8
925,599
81.1
(398)
(94.3)
(925,194)
(81.1)
北
海
(九州のうち沖縄県)
外
国
合計
−
−
−
−
422
100.0
1,141,500
100.0
(3)所有数別状況 区分
株
主
持
96
株
株
比
4
1万株以上
5万株未満
5千株以上
1万株未満
1千株以上
5千株未満
1千株未満
21
17
120
260
合計
422
0.9
5.0
4.0
28.4
61.7
100.0
数( 株 )
299,023
378,546
124,501
252,925
86,505
1,141,500
率( % )
26.2
33.1
10.9
22.2
7.6
100.0
株主総数に対する割合( % )
持
(2011
(平成23)年3月31日現在)
5万株以上
数( 人 )
−
2. 大株主(上位10名)
(2011
(平成23)年3月31日現在)
持株数(株)
氏名又は名称
持株比率(%)
東 京 海 上 日 動 火 災 保 険 株 式 会 社
97,466
8.5
日
社
89,052
7.8
行
56,750
5.0
会
55,755
4.9
行
37,351
3.3
行
34,815
3.0
株
大
株
本
生
式
同
式
オ
リ
保
会
火
式
株
命
社
災
員
沖
沖
互
球
業
社
社
相
琉
従
会
会
険
銀
持
縄
縄
海
会
株
銀
邦
銀
社
31,238
2.7
株
式
会
社
リ
ウ
コ
ム
30,622
2.7
株
式
会
社
鉢
嶺
本
店
24,750
2.2
稔
20,842
1.8
オ
ン
比
ビ
ー
ル
嘉
株
式
会
3. 配当政策
業績ならびにその後の事業環境を勘案し、企業の基盤強化を目的とした内部留保の充実と株主への利益還元
を両立させることを基本方針としております。
4. 資本金の推移
(2011
(平成23)年3月31日現在)
年月日
増資額
増資後資本金
333,137,215円
518,267,215円
摘要
〔有償〕
平成元年
4月1日
○株主割当
(1:1)
364,579株、発行価額500円資本金組入額500円
○失権株5,681株、
発行価額4,630円資本組入額2,315円
○第三者割当59,480株、
発行価額4,630円資本金組入額2,315円
平成9年
6月1日
平成9年
12月23日
〔有償〕
249,127,275円
767,394,490円
○株主割当(1:0.25)162,867株、発行価額2,400円資本組入額1,200円
○失権株28,633株、
発行価額3,750円資本組入額1,875円
287,250,000円
1,054,644,490円
〔有償〕
○第三者割当150,
000株、発行価額3,830円資本組入額1.915円
5. 最近の新株発行(海外における資金調達を含む)
種類
発行年月日
発行株式数
発行総額
普通株式
平成9年6月1日
191千株
498百万円
普通株式
平成9年12月23日
150千株
574百万円
6. 最近の社債発行
該当事項はありません。
97
7. 基本事項
①決算期日 毎年 3 月31日(年 1 回)
②定時株主総会 毎年 4 月 1 日から 4 か月以内
③株式名義書換取扱所 那覇市久茂地 1 丁目12番 1 号
本店 経営企画部総務課
電話(098)
869-5861
④株式事務に関する手数料 イ.名義書換・・・・無料
ロ.不所持株券の交付・・・・株券 1 枚につき50円
ハ.喪失、汚損、毀損による株券の再交付・・・・新株券 1 枚につき50円 ⑤剰余金の支払い イ.毎年 3 月31日現在の株主名簿に記載の株主、登録株式質権者または受託
者にお支払いします。
ロ.剰余金の支払確定の日から満 3 年を経過しても受領のないときは、その支
払い義務を免れます。
⑥公告方法 電子公告により行います。ただし、事故その他やむを得ない事由により電子公
告によることができない場合は、沖縄県において発行する沖縄タイムス、琉球
新報に掲載します。
http://www.daidokasai.co.jp
8. 株主総会議案等
平成23年 6 月27日開催の第40期定時株主総会において、下記のとおり報告ならびに決議されました。
報告事項 平成22年度 第40期(平成22年 4 月 1 日から平成23年 3 月31日まで)
事業報告および計算書類報告の件
本件は、上記事業報告および計算書類について報告いたしました。
決議事項
第 1 号議案 剰余金処分の件
本件は、原案どおり承認可決されました。
第 2 号議案 取締役12名選任の件
取締役に宮良直人、照屋侑、呉屋信一、檜垣充男、外間勉、上間優、仲村毅、濱田剛、宮城善隆、
島田洋之、崎山勉、宮 政久の12氏が選任され、それぞれ就任いたしました。
第 3 号議案 監査役 1 名選任の件
監査役に金城棟啓氏が選任され、就任いたしました。
98
2. 役員の状況
1. 役員の状況
役名および職名 氏名(生年月日)
略歴
担当業務
平成 7年 7月 大同火災海上保険株式会社総合企画室長
みや ら なお と
取締役会長
平成10年 6月 当社取締役
宮 良 直 人
平成12年 6月 当社常務取締役
(昭和19年4月21日)
平成13年 6月 当社専務取締役
・指名・報酬委員会副委員長
平成14年 6月 当社取締役社長
平成20年 6月 当社取締役会長
(現職)
平成12年 6月 大同火災海上保険株式会社総合企画室長
てる や すすむ
取締役社長
照 屋 侑
(代表取締役) (昭和25年12月6日)
平成13年 7月 当社総合企画部長
・内部監査部担当
平成16年 6月 当社取締役
・経営品質向上委員会委員長
平成18年 6月 当社常務取締役
・指名・報酬委員会委員
平成20年 6月 当社取締役社長
(現職)
ご や しん いち
専務取締役
呉 屋 信 一
(代表取締役) (昭和24年5月1日)
平成12年 6月 大同火災海上保険株式会社総務部長
平成14年 6月 当社取締役
平成17年 6月 当社常務取締役
平成20年 6月 当社専務取締役
(現職)
・損害サービス部担当
・経理部担当
・資産運用リスク管理委員会委員長
平成13年 7月 東京海上火災保険株式会社理事 業務管理部長
平成14年 6月 同社執行役員 業務管理部長
専務取締役
ひ がき みち お
平成15年 6月 同社執行役員 首都圏第一本部東京新都心支店長
檜 垣 充 男
平成16年10月 東京海上日動火災保険株式会社執行役員東京新都心支店長
(昭和24年1月22日)
平成17年 6月 東京海上日動安心110番株式会社 取締役社長
・東京支店担当
・営業企画推進部担当
平成18年 6月 大同火災海上保険株式会社 常務取締役
平成20年 6月 当社専務取締役
(現職)
ほか ま つとむ
常務取締役
外 間 勉
平成15年 6月 大同火災海上保険株式会社営業統括副本部長
平成16年 7月 当社営業第一部長
(昭和29年12月11日) 平成18年 6月 当社取締役
平成20年 6月 当社常務取締役
(現職)
うえ ま まさる
常務取締役
上 間 優
(昭和31年1月24日)
・業務部担当
・事務サービス部担当
・保険引受リスク管理委員会委員長
平成16年 6月 大同火災海上保険株式会社業務部長
平成19年 6月 当社取締役
・営業第一部・第二部担当
平成22年 6月 当社常務取締役
(現職)
・経営企画部担当
なか むら つよし
常務取締役
仲 村 毅
(昭和33年1月15日)
平成18年 6月 大同火災海上保険株式会社営業第二部長
平成19年 7月 当社営業第一部長
平成20年 6月 当社取締役
平成22年 6月 当社常務取締役
(現職)
・コンプライアンス・リスク管理部担当
・経営リスク管理委員会委員長
・コンプライアンス委員会副委員長
・個人情報保護管理委員会委員長
99
役名および職名 氏名(生年月日)
はま だ つよし
取締役
濱 田 剛
略歴
担当業務
平成17年 7月 大同火災海上保険株式会社営業第二部長
平成18年 6月 当社営業第一部長
(昭和31年12月15日) 平成19年 7月 当社営業統括副本部長
平成20年 6月 当社取締役
(現職)
みや ぎ よし たか
取締役
宮 城 善 隆
(昭和32年6月29日)
平成16年 6月 大同火災海上保険株式会社経理部長
平成20年 6月 当社取締役
(現職)
平成16年10月 東京海上日動システムズ株式会社参与
しま だ ひろ ゆき
取締役
島 田 洋 之
(昭和27年1月1日)
平成18年 7月 同社常務取締役
平成21年 7月 大同火災海上保険株式会社情報システム部長
・情報システム部担当
平成22年 6月 当社取締役
(現職)
さき やま つとむ
取締役
崎 山 勉
(昭和35年5月30日)
平成19年 7月 大同火災海上保険株式会社損害サービス部長
平成22年 6月 当社取締役
(現職)
平成19年 6月 大同火災海上保険株式会社取締役
(現職)
取締役
みや ざき まさ ひさ
(他社役職)
宮 政 久
平成 7年 4月 弁護士登録(小堀啓介法律事務所入所)
(昭和40年8月8日)
平成16年 3月 宮 法律事務所開設
平成23年 3月 弁護士法人那覇綜合設立
(現職)
平成13年 6月 大同火災海上保険株式会社営業第一部長
おお しろ たつ じ
監査役
大 城 辰 二
(昭和25年1月22日)
平成16年 7月 当社営業統括副本部長
平成19年 4月 当社コンプライアンス・リスク管理部長
平成19年 6月 当社取締役
平成21年 6月 当社常務取締役
平成22年 6月 当社常勤監査役
(現職)
平成19年 6月 大同火災海上保険株式会社監査役
(現職)
(他社役職)
べ の き しん
監査役
辺 野 喜 信
(昭和27年7月1日)
平成14年 7月 株式会社沖縄銀行ローン推進部部長
平成16年 7月 同行執行役員営業統括部長
平成17年 6月 同行取締役
平成18年 6月 同行常務取締役
平成22年 6月 同行専務取締役
(現職)
平成21年 6月 大同火災海上保険株式会社監査役
(現職)
きん じょう とう けい
監査役
(他社役職)
金 城 棟 啓
平成13年 4月 株式会社琉球銀行リスク管理部長兼法務室長
(昭和29年8月2日)
平成16年 6月 同行執行役員総合企画部長
平成17年 6月 同行取締役
平成20年 6月 同行常務取締役
(現職)
(注1)宮 政久氏は、会社法第2条第15号に定める社外取締役です。
(注2)辺野喜信、金城棟啓の各氏は、会社法第2条第16号に定める社外監査役です。
100
・コンプライアンス委員会委員長
・指名・報酬委員会委員長
3. 会社沿革
1. 会社の沿革
当社は、戦後沖縄県で初めて設立された琉球火災海上保険株式会社(1950
(昭和25)年 9 月設立)と共和火災
海上保険株式会社(1963
(昭和38)年 9 月、沖縄火災海上保険株式会社と南西火災海上保険株式会社が合併し
て設立、さらに同年12月球陽自動車保険相互会社の契約および財産の一切を移転)が本土復帰に対処して経営
基盤を確立するため1971
(昭和46)年12月に対等合併して設立された会社です。1972
(昭和47)年 5 月15日沖
縄県の祖国復帰と同時に国内元受損害保険会社として認可されました。
琉球火災
1950
(昭和25)年9月
合併
沖縄火災
大同火災
1971
(昭和46)年12月
1953
(昭和28)年12月
合併
共和火災
現在に至る
1963
(昭和38)年9月
南西火災
1954
(昭和29)年3月
営業の譲渡
1963
(昭和38)年12月
球陽自動車
1961
(昭和36)年8月
101
2. 歴史
1971(昭和 46)年
1972(昭和 47)年
1974(昭和 49)年
1979(昭和 54)年
1981(昭和 56)年
1982(昭和 57)年
1983(昭和 58)年
1984(昭和 59)年
1985(昭和 60)年
1986(昭和 61)年
1987(昭和 62)年
1988(昭和 63)年
1989(平成 元 )年
1990(平成 2 )年
1991(平成 3 )年
1992(平成 4 )年
1993(平成 5 )年
1994(平成 6 )年
1996(平成 8 )年
1997(平成 9 )年
1998(平成 10)年
1999(平成 11)年
2000(平成 12)年
2001(平成 13)年
2002(平成 14)年
2003(平成 15)年
2005(平成 17)年
2006(平成 18)年
2007(平成 19)年
2008(平成 20)年
2009(平成 21)年
2010(平成 22)年
2011(平成 23)年
102
12 月 大同火災設立
3 月 東京事務所開設
5 月 本土復帰、大同火災として大蔵省の認可を受ける。
日本損害保険協会へ加入
3 月 東京海上火災保険(株)と業務提携
5 月 本土損保会社の沖縄参入始まる。
5 月 与那原支社開設
3 月 東京事務所が支店昇格
8 月 北部支社を新築移転
4 月 糸満営業所を開設
7 月 宜野湾営業所を開設
10 月 宮古支社が新築移転
4 月 「大同 CLEAR100 運動」スタート
7 月 第 1 次中期経営計画スタート
宜野湾営業所が支社昇格
9 月 牧港支社を新築移転
7 月 コザ営業所を開設
11 月 糸満営業所を新築移転
4 月 第 2 次中期経営計画スタート
7 月 糸満営業所およびコザ営業所が支社昇格
12 月 本社ビル別館新築工事着工
7 月 末吉支社を開設
12 月 大同火災ビジネスサービス(株)設立
2 月 本社ビル別館竣工(那覇市久米 2-20-2)
4 月 本社移転
久茂地支社を開設
4 月 第 3 次中期経営計画スタート
12 月 与那原支社が新築移転
7 月 具志川支社を開設
2 月 大同火災損害調査(株)を設立
7 月 港川支社を開設
10 月 新本社ビル新築工事着工
4 月 第 4 次中期経営計画スタート
7 月 中部自動車損害サービスセンター開設
6 月 新本社ビル竣工(那覇市久茂地 1-12-1)
7 月 本社移転
4 月 第 5 次中期経営計画スタート
5 月 安里支社が増改築完了
7 月 GK センター廃店 末吉支社が移転
2 月 中部支社・中部損害サービスセンターを新築移転
7 月 組織の再編成(海上課の廃止等)
4 月 第 6 次中期経営計画スタート
4 月 創業 50 周年記念事業実施
7 月 組織の再編成(管理部門の再編成)
10 月 新都心支社が新築移転(末吉支社の名称変更)
4 月 第 7 次中期経営計画スタート
7 月 組織の再編成(損害サービス部の再編)
7 月 組織の再編成(本店営業課の再編)
4 月 第 8 次中期経営計画スタート
10 月 組織の再編成(営業店、損害サービス部門、管理部門の再編成)
安里支社、営業第二部営業課、浦添北支社、コザ支社、具志川支社の閉鎖
11 月 金融庁より業務改善命令受ける
4 月 第 9 次中期経営計画スタート
7 月 組織の再編成(損害サービス部門、管理部門の再編成)
7 月 組織の再編成(中部自動車営業課の開設、管理部門の再編成)
4 月 第 10 次中期経営計画スタート
創業 60 周年記念事業実施
7 月 SA 教育センターを開設
4. 会社の組織
1. 当社の機構
(2011
(平成23)年 7 月 1 日現在)
株主総会
監査役会
取締役会
監査役室
取締役社長
常務会
保険計理人
本
店
機
内
経
部
営
監
企
査
画
部
部
経
損
害
サ
︱
ビ
ス
部
理
部
経 人 総 お
客
営
さ
企 事 務 ま
相
画
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課 課 課 セ
ン
タ
ー
主 財
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課 課
構
損 損
害 害
サ サ
ー
ー
ビ
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ス 課
業 ※
務
課
自
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車
対
人
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課
※
リコ
ン
スプ
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理ン
ス
部・
浦
添
損
害
サ
ー
ビ
ス
セ
ン
タ
ー
中
部
損
害
サ
ー
ビ
ス
セ
ン
タ
ー
コ
ン
プ
ラ
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ア
ン
ス
推
進
課
リ
ス
ク
管
業
事
務
サ
ー
ビ
ス
部
務
部
業 商
品
務 企
画
課 課
理
募
集
制
度
課
事
務
企
画
課
契
約
計
上
課
情
報
シ
ス
テ
ム
部
事
務
管
理
課
シ
ス
テ
ム
開
発
課
シ
ス
テ
ム
管
理
課
営
業
企
画
推
進
部
営
業
企
画
推
進
課
S
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セ
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課
営
営
業
第
一
部
業
営
業
第
二
部
支
京
支
機
構
営 自
動
車
業
営
業
課 課
企
業
法
人
課
新
都
心
支
社
糸 宮 八
満 古 重
山
支 支 支
社 社 社
中
部
支
社
中
部
自
動
車
営
業
課
浦 北 宜
添 部 野
湾
支 支 支
社 社 社
東
与
那
原
支
社
店
※損害サービス課、自動車対人
賠償課における事故受付に関
する業務については、事故受
付センターと称する。
店
103
2. 店舗所在地一覧
(2011
(平成23)年 7 月 1 日現在)
(1)本店および東京支店
本店
〒900-8586
那覇市久茂地 1 丁目12番 1 号
(098)
867-1161
(代表)
東京支店
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町 1-1
(山城ビル 4 階)
(03)3295-1127
(2)営業店舗
営業第一部
①営業課
〒900-8586
那覇市久茂地 1 丁目12番 1 号
(098)
869-1281
②自動車営業課
同 上
③企業法人課
同 上
④新都心支社 〒900-0005
那覇市天久 2 丁目18番 9 号
(098)
860-3858
⑤糸満支社
〒901-0305
糸満市西崎 6 丁目18番 6 号
(098)
992-2815
⑥宮古支社
〒906-0013
宮古島市平良字下里1245番地の 8
(0980)
72-3215
⑦八重山支社 〒907-0012
石垣市美崎町 4 番地の 7
⑪
(0980)
82-3063
営業第二部
⑧中部支社
〒904-2173
沖縄市比屋根 1 丁目 9 番 5 号
(098)
930-7331
⑨
⑧
⑨中部自動車営業課 同 上
⑥
●
⑩浦添支社
〒901-2134
浦添市港川 2 丁目 2 番 1 号
(098)
879-3663
⑪北部支社
〒905-0021
名護市東江 1 丁目14番 8 号
⑫
⑩
④
⑦
●
(0980)
52ー3850
⑫宜野湾支社 〒901-2212
宜野湾市長田 1 丁目19番10号
(玉善ビル 3 階)
(098)
892-6800
⑬与那原支社 〒901-1303
与那原町字与那原1011番地
(098)
945-2702
104
⑬
⑤
①②③
(2011
(平成23)年 7 月 1 日現在)
(3)事故受付窓口
①事故受付センター(自動車保険(物損事故)の事故受付の場合)
〒900-8586
那覇市久茂地 1 丁目12番 1 号
(098)
869-1285
②事故受付センター(自動車保険(人身事故)の事故受付の場合)
〒900-8586
那覇市久茂地 1 丁目12番 1 号
(098)
869-1280
③事故受付センター(自動車保険以外(火災・傷害保険など)の事故受付の場合)
〒900-8586
那覇市久茂地 1 丁目12番 1 号
(098)
869-3119
④損害サ−ビス課・与那原分室
〒901-1303
与那原町字与那原1011番地
(098)
946-0545
⑤浦添損害サ−ビスセンタ−
〒901-2134
浦添市港川 2 丁目 2 番 1 号
(098)
877-5131
⑦
⑥中部損害サ−ビスセンタ−
〒904-2173
沖縄市比屋根 1 丁目 9 番 5 号
(098)
930-5572
⑦中部損害サ−ビスセンタ−・北部分室
〒905-0021
⑧
名護市東江 1 丁目14番 8 号
(0980)
52-7614
⑥
⑧宮古支社(事故受付窓口)
〒906-0013
宮古島市平良字下里1245番地の 8
⑤
(0980)
72-3215
⑨八重山支社(事故受付窓口)
〒907-0012
⑨
●
④
石垣市美崎町 4 番地の 7
(0980)
82-3063
①②③
3. 海外ネットワーク
海外ネットワークはありません。
105
5. 当社および子会社の概況
1. 当社および子会社の概況
主要な事業の内容および組織の構成
大同火災グループは、当社および子会社 1 社により構成されています。
大同火災海上保険株式会社
(損害保険事業)
子会社
大同火災損害調査株式会社
2. 子会社に関する事項
主要な事業の内容および組織の構成
(2011
(平成23)年3月31日現在)
会社名
大同火災損害
調査株式会社
106
本店所在地
資本金
沖縄県那覇市
久茂地1丁目
12番1号
10百万円
事業の内容
・自動車保険事故およびその
他各種保険事故の損害調査
設立年月日
株式等の総数
に占める当社
の所有株式の
割合
株式等の総数
に占める子会
社の所有株式
の割合
1992
(平成4)年
2月1日
100%
−
6. 従業員の状況
1.従業員の状況 4.人材育成、能力開発
(2011
(平成23)年3月31日現在)
男性
女性
平均・合計
齢
38.8歳
38.6歳
38.7歳
平均勤続年数
13.8年
13.6年
13.7年
従
161名
112名
273名
432千円
274千円
367千円
区分
平
均
年
業
員
数
平均給与月額
当社の基本理念である「社会貢献」を実現できる
人材の育成を目指して社員研修を実施しています。
併せて「学ぶ」社風づくりの醸成に努めております。
当社の教育訓練体系は、「集合研修」「OJT(職場
内研修)」「自己啓発」の 3 本柱を基本とし、各階層
(注)1.
従業員には使用人兼務取締役、
休職者等を含みません。
2.
平均給与月額は2011
(平成23)年3月の平均給与額(時間外手当を含
む)であり賞与を含みません。
3.
平均年齢および平均勤続年数は小数点第2位を切り捨てて少数第1位
まで表示しています。
(管理職・監督職・主任職・一般社員)に求められる
能力を修得することを目的とした「階層別研修」、各
部門の専門性を高めることを目的とした「部門別研修」
、
社外資源を活用した「外部研修」、従業員の主体的な
学習を支援することを目的とした「通信講座」等で
2.採用方針
構成されています。 〔表 1〕参照
損害保険会社のもつ公共的使命を理解し、地域社
会の発展・向上を真剣に考え、自己啓発および相互
啓発を通して常に自己と仲間の成長に努める人を求
めます。
会社訪問、応募および入社試験の機会を平等に与
え、かつ、公平に実施し採用を決定いたします。
5.福利厚生
次の諸制度を実施しております。
(1)諸制度 企業年金制度、個人年金制度、財形貯蓄制度、
共済会制度、従業員持株会制度、社員融資制度、
3.定期採用の推移
採用実績
育児休業制度、介護休業制度、連続休暇制度
総合職 一般職 合 計
2011(平成 23)年入社 6 名
2010(平成 22)年入社 8 名
2009(平成 21)年入社 9 名
2008(平成 20)年入社 10 名
2007(平成 19)年入社 7 名
2006(平成 18)年入社 6 名
2005(平成 17)年入社 8 名
2004(平成 16)年入社 7 名
3 名 7 名 6 名 5 名 3 名 4 名 4 名 3 名 9名
15 名
15 名
15 名
10 名
10 名
12 名
10 名
(2)健康管理 定期健康診断、人間ドックの実施、顧問医に
よる健康相談、24時間電話健康相談、メンタル
ヘルスサポートシステム
(3)その他 社宅、保養施設、スポーツ施設、クラブ活動
〔表 1〕教育訓練体系
職
掌
集 合 研 修(O f f・J T)
等
級
経
営
者
階層別研修
管
理
職
8
7
主
任
職
一
般
社
員
自己啓発
金融労使産業セミナー
監査役研究会
9
監
督
職
職場内研修
(OJT)
外部研修
部門別研修
6
新任管理者研修
新任管理者フォローアップ研修
5
新任監督者研修
新任監督者フォローアップ研修
4
新任監督者研修
新任監督者フォローアップ研修
職場リーダーのための
自己活性化セミナー
3
中堅社員研修
2
配属後フォロー研修
フォローアップ研修
フレッシュマン研修
新入社員研修
入社前集合研修
目
標
管
理
制
度
評
定
者
研
修
被
評
定
者
研
修
ビ
ジ
ネ
ス
マ
ナ
ー
研
修
経
メ
ン
タ
ル
ヘ
ル
ス
管
理
者
研
修
メ
ン
タ
ル
ヘ
ル
ス
基
礎
研
修
営
戦
略
セ
異
動
前
研
修
部
門
別
知
識
・
ス
キ
ル
研
修
営
業
戦
略
研
修
ミ
ナ
ー
個
別
指
導
に
よ
る
計
画
的
な
部
下
育
成
社
内
ト
レ
ー
ニ
ー
制
度
エ
ル
ダ
ー
に
よ
る
新
人
育
成
チ
ャ
レ
ン
ジ
10
通
信
講
座
技
能
検
定
資
格
取
得
自
主
学
習
会
日
本
代
協
保
険
大
学
107
階層別研修
部門毎に 1 年間の研修計画を作成し実践していく制
度です。OJT 研修とうまく融合させることで、その
■新任管理・監督者研修
部門のプロフェッショナルとして育成していきます。
管理職または監督職昇進時に実施している研修です。
リーダーに求められる基本的な役割と自律的な組織
職場内研修(OJT)
マネジメント行動を学び、管理・監督者として新た
なステージで大きく飛躍できるように支援を行なっ
■社内トレーニー制度
ています。
短期間関連のある他の部門で実際に業務を体験す
■目標管理制度
ることができる制度です。様々な業務を体験するこ
組織目標達成に結びつく個人目標を自ら掲げ、達
とで、視野や業務の幅が広がり、部門間の相互理解
成に向けた具体的な行動計画を自ら立て、その進捗
を深めることで連携を強化し、より質の高い業務を
を自ら管理する制度です。1 年間に上司との面接を
行なうことができます。
3 回(初期・中間・最終)行い、目標達成に向けた
■エルダーによる新人育成
進捗状況や課題等を共有することで、適時に上司か
職場内で新入社員と年齢の近い先輩を新入社員の
らアドバイスを受けることができます。自己の目標
エルダー(教育担当者)に任命し、1 年間エルダー
を管理し達成することが、スキルの向上やキャリア
が中心となって職場全体で新入社員を育成していく
形成へ繋がっています。
制度です。エルダーは新入社員の育成計画を立て、
■評定者・被評定者研修
重点的・計画的に新入社員を育成していきます。エ
公平・公正な人事考課の手法について理解を深め、
ルダー役の社員にとっても後輩指導の経験を積むこ
納得感のある評価を行なうことを目的に、評価する
とができ、互いにレベルアップができる良い環境を
人(評定者)と評価される人(被評定者)に対して
作っています。
実施する研修です。評定者のレベルを統一し、適正
■チャレンジ10
な評価を行なうことが社員のモチベーション向上へ
新入社員が、配属後 1 年間取り組む10項目の目標
繋がっています。
を自ら立て、その目標にチャレンジしていく制度です。
目標を達成するために、職場の上司や先輩のアドバ
部門別研修
イスを受けながら自己研鑽に励むことで、自立的な
成長を促していきます。
■部門別知識・スキル研修
各部門に必要な業務知識やスキルを修得するために、
108
7. 設備の状況
1. 設備投資等の概要
2010
(平成22)年度の設備投資は、主として損害保険事業において営業店舗の建物・設備等の維持改善を目
的に実施しました。当期中の投資総額は199百万円でした。
2. 主要な設備の状況
当社における主要な設備の状況は、以下のとおりです。
(2011
(平成23)年3月31日現在)
帳簿価額(百万円)
店名
所在地
本
東
京
本 ・ 支
支
店
以
土地(面積m2)
建物
動産
従業員数
(人)
店
沖縄県那覇市
800(830)
818
22
193
店
東京都千代田区
−
1
0
4
外
沖縄県那覇市他
742(4,960)
340
5
76
(注)1.上記は全て営業用設備です。
2.上記の他、主要な賃貸用設備として以下のものがあります。
(単位:百万円)
設備名
所在地
大同火災海上保険 久米ビル
沖縄県那覇市
帳簿価額
土地(面積m )
建物
117(539)
98
2
109
大同火災の現状
2011(平成23)
年7月
〒900-8586 沖縄県那覇市久茂地1丁目12番1号
大同火災海上保険株式会社
経営企画部 経営企画課
TEL 098-869-3099
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