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本誌創刊号(1993年5月)の「注目機」は 諸岡(モロオカ)のゴムクローラ
本誌創刊号(1993年5月)の「注目機」は ラクタの開発とその商品化は我が国の農業機械 ㈱諸岡(モロオカ)のゴムクローラトラクタ 化にとって画期的であり、その取り組みがなけ 「KMシリーズ」だった。同機を取り上げたの れば、現在の改良された国産フルクローラトラ は以下の理由による。 クタや、クボタがリードするセミクローラトラ 農業機械化が省力化と効率化をもたらし労働 クタの登場もあり得なかったと本誌は考える。 生産性を上げたことは間違いない。しかし、機 そこで、モロオカの技術を継承した国産機種 械走行に伴う土壌踏圧増大の弊害はまだ十分に と、ジョンディア、チャレンジャーの海外2大 認識されていなかった。農業技術の本来の目的 機種を取り上げ、それぞれのユーザー評価を紹 は、手段として土や作物、あるいは自然の持つ 介する。加えて、それらすべての機種のヘビー 可能性を最大化することである。にもかかわら ユーザーであるスガノ農機㈱の関係者から聞い ず、機械化そのものがその可能性を低下させて た評価をもとに、日本農業におけるフルクロー いることに、当時の農業界は鈍感であったのだ。 ラトラクタの経営的意味を考察する。 その意味で、モロオカによるゴムクローラト 農業経営者 2006年 2月号 14 GCR160 三 菱 ゴ ム ク ロ ー ラ ト ラ ク タ ﹁ 1 6 0 馬 力 ︶ 大型圃場にも対応できる 国産最大出力機種 ▲ ﹂ ︵ <スペック> ■機体寸法:全長4740×全幅2200A ×全高2690A ■質量:6050O ■エンジン:水冷4サイクル6気筒 ディーゼルターボ 三菱6D34-TLE2A ■総排気量:5861cc ■出力/回転数:117.7kW,160ps/2200rpm ■クローラ幅:600A ■クローラ接地長:2460A ■クローラ平均接地圧:0.20Of/F ■トランスミッション:無段変速(副変速2段) ■最高速度:21D/h ■油圧揚力:5680Of 国産140、160馬力のフルクローラトラクタは、三菱のワンメイク。10年ほど前、フルクローラブームを起 した1諸岡(モロオカ)社の技術を継承し、その後もフルクローラトラクタの開発に力を入れてきた。モ ロオカ車が更新時期に差し掛かっている現在、そのシェアを獲得すべく「GCR」シリーズに、55∼160馬力 までの8機種を揃え、ラインナップを充実させている。 ∼ 高 性 能 農 地 を 作 る カ ギ ∼ CT-1001 ヤ ン マ ー ﹁ ﹂ ︵ 98 馬 力 ︶ <スペック> ■機体寸法:全長3985×全幅2060A ×全高2670A ■質量:4360O ■エンジン:立形水冷4サイクル ディーゼルエンジン ■総排気量:4412cc ■出力/回転数:72.0kW,98hp/2200rpm ■クローラ幅:550A ■クローラ接地長:2275A ■クローラ平均接地圧:0.17Of/F ■トランスミッション:HST(FDS) 、無段 ■最高速度:18D/h(前後進) ▲ 高性能センサ内蔵のロアリンクセンシング方式は この機種のみ。FDSと合わせて高精度作業の実現 を助ける。 三菱同様、フルクローラトラクタの開発に力を入れている。日本で発達した駆動方式、2モーター2ポン プ式(2つのモーターのオイル流量を自動調節、左右クローラの回転差をコントロールすることで、直進 性を高める技術)を丸ハンドルで制御するFDS(フルタイム・ドライブ・システム)の性能は高く、特に 80∼100クラスに評価が集まる。この技術は旋回性能にも通じ、大規模稲作経営者を中心にコアユーザーを 獲得している。 15 農業経営者 2006年 2月号 AGCO MT865 チ ャ レ ン ジ ャ ー ﹁ hp ︶ 世界最大級の最新フルクローラトラク タ。対応する直装タイプの作業機がな いため、 3点リンクはなく、けん引用 のドローバヒッチのみ装備している。 ▲ ﹂ ︵ 4 8 2 <スペック> ■機体寸法:全長6770×全幅3000A ×全高3650A ■質量:23350O ■エンジン:水冷6気筒キャタピラーエンジン ■総排気量:15800cc ■出力/回転数:355kW,482hp/2100rpm ■クローラ幅:700A(760,900A) ■クローラ接地長:3000A ■クローラ平均接地圧:0.5O/F ■トランスミッション:前進16、後進4 ■最高速度:40D/h もともと米キャタピラー社(CAT)が製造・販売していたが、現在は米AGCO社に譲渡され、AGCOブラ ンドで販売されている。AGCOの国内正規輸入代理店は、エム・エス・ケー農業機械1だが、唯一このト ラクタのみ輸入販売権を持っていない。過去、同機種(「45」238馬力)を販売していた新キャタピラー三 菱は、CATからAGCOに販売権が移ったことで、国内輸入販売権を失った。現在同社は、チャレンジャー のメンテナンスを希望する既存ユーザーや、新規購入希望者の問い合わせに対応するために、新たに国内 輸入代理権獲得に向け動いている。現在購入が可能なのは中古のみで、北海道キャタピラ三菱建機1が扱 っている。 JD-8220T ジ ョ ン デ ィ ア ﹁ ﹂ ︵ 1 9 0 ※ジョンディア社ホームページで公表する データ(PTO馬力) 日本で唯一購入できるジョンディア 社製フルクローラ。まだ数台しか導 入されていないが、高精度の作業を 約束する各種装備には、一様にユー ザーから高い評価が集まる。 ▲ hp ︶ <スペック> ■機体寸法:全長5257A×全幅3810A ×全高3122A ■質量:12500O ■エンジン:水冷6気筒ターボエンジン ■総排気量:8100cc ■出力/回転数:142kW,190hp/2200rpm※ ■クローラ幅:760A ■トランスミッション:前進16、後進4 ■最高速度:31.7D/h 23hp∼500hpまでを揃える世界を代表する米トラクタメーカー。同社のフルクローラトラクタは、欧米で 200馬力オーバーの大型ホイールトラクタによる土壌踏圧が農産物の生産に深刻な影響を与えたことを受 け、15年ほど前に発表された。全国的な販路を持つヤンマー農機1が正規輸入代理店となったのは今から 30年ほど前で、ホイールタイプは日本でも馴染みが深い。日本で購入できるフルクローラは、225馬力※の 「JD-8220T」のみ。土地集積型の大規模経営者にとって、ジョンディアのような高性能大型トラクタを、 正規ルートで入手できるのは、保守・メンテナンスの面から考えてもメリットが大きい。 ※ヤンマー農機が公表する資料に基づく 農業経営者 2006年 2月号 16 OEM 馬 力 ︶ ﹂ 、 ﹁ C T 1 6 1 4 0 0 ︵ 1 4 0 そ れ 以 上 の ﹁ C T - 0 0 ︵ 1 6 0 馬 力 ︶ ﹂ - の 2 。 機 種 は 三 菱 の 同 社 オ リ ジ ナ ル で 、 ︵ 98 馬 力 ︶ ﹂ ま で が ズ だ が 、 ﹁ 1 0 0 1 の ﹁ C T ﹂ シ リ ー い る の は ヤ ン マ ー も っ と も 普 及 し て 国 内 機 種 の う ち 、 躍 し て い る 。 だ 各 地 で 現 役 で 活 レーザーレベラーを引く三菱「GCR160」。接地面積が広く轍を作 らないフルクローラは、高精度の均平作業に欠かせない。 ∼ 高 性 能 農 地 を 作 る カ ギ ∼ 2 0 ﹂ ま で ら ﹁ C T 4 2 8 0 ﹂ か ク ス ﹁ C T デ ル タ マ ッ 存 し て い る M 供 給 に 依 か ら の O E 大 半 が 同 社 れ る も の の 在 の と こ ろ 我 が 国 へ の 正 式 輸 入 窓 口 タ ピ ラ ー 三 菱 1 も 販 売 権 を 失 い 、 現 と か ら 、 日 本 の 同 社 代 理 店 、 新 キ ャ ラ 社 が チ ャ レ ン ジ ャ ー を 手 放 し た こ い ﹁ 7 5 は 一 る 9 5 hp 北 方 。 0 、 の 米 2 4 ﹁ 市 、 0 2 8 場 チ T 5 0 で ャ ﹂ 、 2 2 レ シ 4 0 0 ン リ 5 T 0 ジ ー 0 ﹂ 、 ャ ズ 、 シ 2 ー を 5 リ 3 は 販 0 ー 5 キ 売 0 ズ 、 ャ し hp 、 2 タ て の 3 5 ピ で あ る 。 た だ し 、 ジ ョ ン デ ィ ア 社 で 6 0 a ︶ を 履 く ﹁ 8 2 2 0 T ﹂ の み 馬 力 で 30 イ ン チ ゴ ム ク ロ ー ラ ︵ 幅 7 売 し て い る ジ ョ ン デ ィ ア は 、 2 2 5 後 の 作 業 効 率 を 高 め る こ と も で き て 土 壌 を あ る 程 度 踏 み 固 め ら れ 、 そ の ベ ラ と ク ロ ー ラ に よ る 表 層 鎮 圧 で 、 る よ う に な っ た 。 ま た 、 レ ー ザ ー レ な も モ 作 い あ ロ が 。 る オ 行 が カ え 、 機 る 旋 の T 回 操 字 動 作 ハ 作 で ン で 慣 ド 疲 れ ル れ て を る い 選 こ た 択 と こ し た が と 。 ン ド ル で は な く 、 左 手 だ け で 走 行 操 ヤ ン マ ー の G C R 1 6 0 導 入 の 際 に は 、 丸 ハ な る の は 、 で 機 体 が ぶ れ る こ と が な い 。 趣 き が 異 状 態 で 作 業 し て も 、 レ ベ ラ の 上 下 動 ユーザーが語る価値と可能性 17 農業経営者 2006年 2月号 れ て お り 、 ウ ェ イ ト を つ け て い な い 現 状 が あ る 。 い る 。 機 体 の 前 後 の バ ラ ン ス に も 優 ら に 精 度 の 高 い 仕 事 を 効 率 よ く 行 え か ら 販 売 さ こ の う ち 、 ヤ ン マ ー 農 機 が 国 内 販 速 い こ の ト ラ ク タ を 使 う こ と で 、 さ す で に 製 造 中 止 さ れ て い る が 、 い ま 諸 岡 ︵ モ ロ オ カ ︶ 製 。 モ ロ オ カ 車 は 機 1 、 井 関 農 機 1 、 1 ク ボ タ ︶ と 1 メ ー カ ー ︵ ヤ ン マ ー 農 機 1 、 三 菱 農 ロ ー ラ ト ラ ク タ は 、 主 要 ト ラ ク タ 4 現 在 、 日 本 で 稼 働 す る ゴ ム フ ル ク ー を 除 く 2 メ ー カ ー ︵ 井 関 、 ク ボ タ ︶ る 。 そ れ 以 下 の ク ラ ス で も 、 ヤ ン マ ー ラ を 製 造 す る の は 同 社 の み で あ 0 、 1 6 0 馬 力 の 国 産 大 型 フ ル ク ロ 型 式 を ラ イ ン ナ ッ プ し て お り 、 1 4 に ﹁ G C R 5 5 ︵ 55 馬 力 ︶ ﹂ ま で 8 っ て い る 。 C O ︵ ア グ コ ︶ 社 に 製 造 販 売 元 が 移 2 年 に 米 キ ャ タ ピ ラ ー 社 か ら 米 A G け で あ る 。 チ ャ レ ン ジ ャ ー は 2 0 0 ー ﹂ と ﹁ ジ ョ ン デ ィ ア ﹂ の 2 機 種 だ ロ ー ラ ト ラ ク タ は 、 ﹁ チ ャ レ ン ジ ャ 立 つ と 思 い 導 入 を 決 め た 。 が こ れ か ら 目 指 す 乾 田 直 播 栽 培 に 役 が 、 け ん 引 力 と 前 後 進 の 移 動 速 度 が 作 業 が 行 え る 。 時 間 の か か る 作 業 だ と で 、 経 験 が 浅 く と も 高 精 度 の 均 平 前 提 だ が 、 レ ー ザ ー レ ベ ラ を 使 う こ 乾 田 直 播 栽 培 で は 、 圃 場 均 平 が 大 経 営 の 質 を 高 め る こ と に つ な が る 。 棲 み 分 け す る 国 産 と 海 外 2 機 種 6 0 馬 力 ︶ ﹂ の 国 産 最 高 馬 力 を 筆 頭 一 方 、 世 界 的 に 見 る と ゴ ム フ ル ク か で 、 1 6 0 馬 力 の ﹁ G C R 1 6 0 ﹂ そ の 三 菱 は 、 ﹁ G C R 1 6 0 ︵ 1 に 焦 点 を 絞 っ て い る よ う だ 。 の 更 新 時 期 を 迎 え 、 代 替 機 を 探 す な 本 的 に は セ ミ ク ロ ー ラ ︵ パ ワ ク ロ ︶ ク タ を 導 入 し た 。 一 昨 年 、 こ の 製 品 の 要 望 に 応 じ て 供 給 は 行 な う が 、 基 馬 力 の モ ロ オ カ 製 フ ル ク ロ ー ラ ト ラ と し た 海 外 機 種 で は 、 出 力 、 車 重 、 使 用 条 件 な ど が ま る で 違 う 。 こ れ ら 2 つ の フ ル ク ロ ー ラ が 、 高 性 能 農 地 造 成 の た め に 棲 み 分 け さ れ る こ と が 、 日 本 農 業 の 競 争 力 強 化 と ま た 、 ク ボ タ に つ い て は ユ ー ザ ー 傷 め て し ま う た め 、 父 の 代 に 1 4 0 同 じ ゴ ム フ ル ク ロ ー ラ で も 、 湿 田 走 行 を 前 提 と し た 国 産 機 種 と 畑 作 で の 使 用 を 前 提 せ て い る も の だ 。 質 土 壌 。 ホ イ ー ル ト ラ ク タ で は 土 を 大 潟 村 は 機 体 が 沈 み や す い ヘ ド ロ イ ー ル タ イ プ に ゴ ム ク ロ ー ラ を 履 か 17 ・ 3 馬 力 ︶ で 、 こ れ ら は 両 社 の ホ 浅 野 真 英 氏 ︵ 秋 田 県 大 潟 村 ︶ ﹁ T M 1 5 0 ﹂ 、 ﹁ T M 1 7 0 ﹂ ︵ 15 、 お よ び 井 関 の フ ル ク ロ ー ラ ピ ッ コ ロ 最 大 限 に 引 き 出 す た め に レ ー ザ ー レ ベ ラ の 性 能 を の シ リ ー ズ ︵ 28 、 30 、 34 、 42 馬 力 ︶ 、 シ リ ー ズ が 販 売 さ れ て い る 。 1 0 、 5 7 0 hp の ﹁ M T 8 0 0 B ﹂ ズ と 、 3 5 0 、 4 0 0 、 4 6 0 、 5 3 2 0 hp の ﹁ M T 7 0 0 B ﹂ シ リ ー ャ ー は 、 北 米 市 場 で 2 6 9 、 3 0 1 、 う 業 い ン ン 三 績 は A だ 者 る テ ジ 菱 の な G 。 が 。 ナ ャ 建 大 い 輸 そ ン ー 機 き 。 C 入 の ス を 販 か し O し 他 を 輸 売 っ か に て に 含 入 1 た し 買 い も め し が 北 収 る 北 た 、 米 海 、 さ ケ 海 需 ユ 国 道 以 れ ー 道 要 ー の キ 前 た ス の に ザ 中 ャ よ チ も 中 対 ー 古 タ り ャ あ 古 応 へ チ ピ 販 レ る 販 し の ャ ラ 売 ン よ 売 て メ レ ー 実 ジ ト ミ ッ シ ョ ン で あ る の に 対 し て 国 産 度 。 ま た 、 外 車 が 機 械 式 の ダ イ レ ク し て 国 産 機 は 大 き な も の で も 9 t 程 機 種 は 機 体 重 量 が 約 11 t あ る の に 対 も 大 き な 差 が あ る 。 さ ら に 、 外 車 2 以 上 の 外 車 と は エ ン ジ ン 馬 力 だ け で 最 大 機 種 で 1 6 0 馬 力 。 2 0 0 馬 力 馬 力 に つ い て は 、 国 産 機 は 現 在 の ら 条 い 件 だ さ 。 え 整 え ば 、 こ れ ら の 機 種 な 染 谷 農 場 と 北 海 道 十 勝 の 岩 井 農 場 く き た の は 、 生 産 者 で は 、 千 葉 県 の 柏 一 方 、 ジ ョ ン デ ィ ア 導 入 を 確 認 で な 組 織 で の 導 入 も 確 認 さ れ て い る 。 け 負 う 土 木 業 者 や 、 農 業 公 社 の よ う ノ 農 機 1 の 技 術 指 導 で 圃 場 整 備 を 請 ま た 、 旋 回 時 は ハ ン ド ル の 操 作 角 度 に 耕 で は 、 価 値 を 発 揮 す る シ ス テ ム だ 。 の 大 き さ が 外 車 の 大 き な 特 徴 で あ る 。 重 量 の 差 な ど に よ る 、 そ の け ん 引 力 ジ ン 出 力 、 ミ ッ シ ョ ン の 違 い 、 機 体 機 は 油 圧 を 使 っ た H S T 駆 動 。 エ ン は 80 b の 超 深 耕 が 可 能 な 二 段 耕 プ ラ ラ ウ や 、 5 m の 直 装 レ ベ ラ 、 あ る い ら 、 20 イ ン チ 5 連 の リ バ ー シ ブ ル プ に な ら な い の は 非 常 に 助 か っ た 。 積 を 長 時 間 作 業 し て も 疲 れ に く く 、 苦 に 近 い の で 、 7 0 0 ha と い う 広 大 な 面 丸 ハ ン ド ル は ク ル マ を 運 転 す る 感 覚 た め 、 作 業 能 率 が 向 上 し た 。 の 作 業 は 、 前 後 進 が 同 じ 速 度 で 行 え る 前 後 進 を 頻 繁 に 行 う レ ー ザ ー レ ベ ラ 回 で き る 。 ユーザーが語る価値と可能性 節 す る た め 、 土 を 寄 せ ず 、 滑 ら か に 旋 応 じ て 、 左 右 ク ロ ー ラ の 回 転 速 度 を 調 の 利 用 を 第 一 義 と し て い る 。 の 水 田 用 ク ロ ー ラ を 履 か せ 、 水 田 で そ れ に 対 し て 、 国 産 機 は 心 金 タ イ プ 利 用 は ク ロ ー ラ の 構 造 上 、 不 可 能 だ 。 利 用 を 前 提 と し た も の で 、 水 田 で の ち だ 。 加 え て 、 北 海 道 を 中 心 に ス ガ 播 に 取 り 組 む 集 団 経 営 体 の 生 産 者 た れ た 畑 作 経 営 者 た ち 、 ま た は 乾 田 直 転 作 を 含 む 大 区 画 の 圃 場 条 件 に 恵 ま 県 、 千 葉 県 、 福 井 県 、 岐 阜 県 な ど で そ の 他 、 北 海 道 で 数 台 、 あ と は 青 森 る 溝 掘 り や 、 土 を 乾 か す た め の プ ラ ウ キ ロ メ ー ト ル 単 位 で 真 っ す ぐ 掘 り 続 け 速 度 を 調 節 す る た め 、 直 進 性 が 安 定 し 、 ロ ー ラ に 対 す る 動 力 伝 達 を 安 定 さ せ 、 2 ポ ン プ 2 モ ー タ ー の H S T で 左 右 ク S ︵ フ ル タ イ ム ・ ド ラ イ ブ ・ シ ス テ ム ︶ 。 米キャタピラー社時代に国内に導入されたチャレンジャー「45」。 北海道勝部農場を筆頭に国内でも数十台導入されている。 外 車 2 機 種 は 、 あ く ま で 畑 で の 日本のフルクローラ技術の基礎を築いた諸岡社製フルクローラ。写 真の作業は、硬雪時期にスタブルカルチで雪をかき回すことで融雪 を早める雪上深破。 3 台 を 所 有 す る 勝 部 農 場 。 0 0 馬 力 級 の ﹁ 65 ﹂ を 含 め 、 ほ ど 前 か ら 同 機 を 使 い 、 3 ー を 使 っ て い る の は 、 20 年 ら れ て い る 。 チ ャ レ ン ジ ャ 外 車 2 機 種 の 導 入 例 は 限 利 点 を 持 つ 。 い 条 件 下 で も 仕 事 が で き る り に お い て 外 車 で は 使 え な と は る か に 小 さ く 、 圃 場 作 だ 面 タ T に 事 ー ー 7 C っ 積 で 干 1 切 務 ラ と 0 1 T た の は 拓 0 り 所 を し 0 9 の 。 広 泥 地 0 替 に 使 て ha 9 特 い に で 1 え 提 用 参 ︶ 8 徴 フ は の ﹂ さ 案 し 加 の 年 は ル ま 作 も せ し て 。 農 か 、 ク っ 業 導 た 、 い 当 地 ら な ロ て は 入 。 ヤ た 初 化 諫 ん ー し 、 。 今 ン が は 事 早 と ラ ま ホ 年 マ 、 モ 業 湾 い は う イ に ー そ ロ に 干 っ 必 た ー 入 の の オ オ 拓 て 要 め ル っ ﹁ 後 カ ペ 地 も 不 、 ト て C 、 製 レ ︵ F 可 接 ラ ﹁ T 干 ク ー 面 D 欠 地 ク C 95 拓 ロ タ 積 ﹂ - チ ャ レ ン ジ ャ ー ・ ジ ョ ン デ ィ ア の 地 圧 は 外 車 2 機 種 と 比 べ る を 広 げ て い る 。 さ ら に 、 接 - 魅 力 と 日 本 農 業 で の 価 値 西 村 誠 治 ︵ 長 崎 県 諫 早 市 ︶ さ せ る 能 力 は 稲 作 経 営 の 幅 さ く 、 湿 田 で 代 か き 作 業 を 旋 回 性 能 が 決 断 の 決 め 手 高 水 準 の 直 進 、 農業経営者 2006年 2月号 反 面 、 国 産 機 は 機 体 が 小 18 な し て い る 。 国内4メーカーの足を支えるブリヂストン製ゴムクローラ !ブリヂストンゴムクローラ開発部 内田伸二氏 現在、国内4メーカーのほとんどにブリヂストン製品が使われており、各メ ーカーの機種ごとのスペックや、ユーザーの使用条件に応じ、オーダーメイド に近い形で製造している。 そもそもゴムクローラの開発は、コンバイン用に始まった。その後、建設機 械に応用され、10年前のフルクローラトラクタブームで一気に需要が伸びた。 現在、フルクローラへの供給は、年間1000∼2000本程度。ハーフクローラ の登場でやや下火になっている。 クローラはどうしても引きずる動きが多く開発当初はトラブルも多かった が、今では技術が完成しており、耐久性を始め、トラブルらしい話は聞かなく なった。1500∼2000時間(100馬力での使用を想定)は十分耐えるものと 自負している。 農業用と建機用では、開発のスタンスがまったく違う。建機は1台ごとに稼 ぐ金額が多く、耐久性を中心に開発できるが、農業用はコストを抑えた上で、 耐久性を向上させなければならなかった。 現在、米国ジョンディア社のリプレース(履き替え用)の市場も視野に入れ マーケティングを進めている。 国内で販売可能なクローラトラクタ諸元 ∼ 高 性 能 農 地 を 作 る カ ギ ∼ メーカー 出力 質量 接地長 接地圧 油圧揚力 全長 全高 価格 型式 (ps) (O) (A) (O/F)(Of) (A) (A) 三菱 GCR100 98 5010 2280 0.2 4345 4400 2640 GCR120 120 5150 2390 0.19 4345 4400 2640 GCR140 140 6050 2460 0.2 5680 4740 2690 GCR160 160 6050 2460 0.2 5680 4740 2690 ヤンマー CT280 28 1650 1475 0.16 1500 3045 2185 4,026,750 CT280Q 30 1820 1475 0.176 1500 3045 2145 4,887,750 CT340 34 1840 1475 0.156 1500 3045 2145 4,467,750 CT420 42 1860 1475 0.158 1800 3145 2145 4,950,750 CT551 55 3255 1955 0.18 2200 3645 2605 6,142,500 CT651 65 3270 1955 0.186 2200 3645 2605 6,667,500 CT801 80 3990 2165 0.205 3600 3750 2635 7,665,000 CT1001 98 4360 2275 0.173 4130 3985 2670 8,977,500 CT1400 140 6050 2460 0.2 5680 4740 2690 CT1600 160 6050 2460 0.2 5680 4740 2690 イセキ TPC153 15 840 1460 0.08 2460 1950 TPC183 17.3 855 1460 0.08 2460 1950 TA-C553 55 3350 1800 0.21 3030 3800 2570 5,630,000 TA-C653 65 3880 2090 0.19 3290 3880 2570 6,370,000 TA-C753 75 3880 2090 0.19 3290 3880 2570 6,870,000 TA-C853 85 4950 2280 0.2 4345 4400 2640 7,600,000 TA-C1003 100 4950 2280 0.2 4345 4400 2640 8,600,000 TA-C1203 120 5060 2390 0.19 4345 4400 2640 TA-C140 140 6050 2460 0.2 5680 4710 2690 TA-C160 160 6050 2460 0.2 5680 4710 2690 ジョンディア 8220T 225 12500 5257 3122 ※価格は各社のホームページ上に公表されているもののみを掲載 か と い う こ と に 尽 き る 。 自 分 の 圃 場 が 〝 高 性 能 農 地 〟 か ど う ど の 機 械 が 性 能 が 高 い か で は な く 、 し か し 、 農 業 で 一 番 重 要 な の は 、 る 以 外 に は な い 。 同 じ 年 に 発 表 さ れ た 同 型 機 種 を 比 較 す に な っ て い る 。 正 当 な 評 価 を 下 す に は 、 ユーザーが語る価値と可能性 19 農業経営者 2006年 2月号 理 に か な っ た 作 業 を さ せ る こ と が 可 能 進 歩 し 、 今 で は 人 間 に は 到 底 で き な い す る コ ン ピ ュ ー タ 制 御 は 、 日 進 月 歩 で せ れ ば 意 味 の な い こ と 。 油 圧 を 始 め と ー か と い う 議 論 が さ れ る が 、 私 に 言 わ と か く ジ ョ ン デ ィ ア か チ ャ レ ン ジ ャ え 路 上 走 行 に 支 障 を き た す 。 け れ ば な ら ず 、 車 幅 が 3 m 50 b を 超 上 に な る と 、 ト リ プ ル タ イ ヤ に し な る の は 1 5 0 馬 力 程 度 ま で 。 そ れ 以 が 、 ダ ブ ル タ イ ヤ で 踏 圧 を 軽 減 で き イ ヤ に し 、 踏 圧 を 抑 え る 方 向 も あ る プ ラ ウ で の 秋 起 し を 1 ha 1 時 間 で こ プ の チ ャ レ ン ジ ャ ー ﹁ 45 ﹂ を 入 れ て 、 青 森 県 の 舮 作 興 農 組 合 で は 、 旧 タ イ 合 わ せ た 体 系 を 導 入 し て い る 。 ま た 、 ダ ス タ ッ ド 社 の ﹁ キ ャ リ ア ﹂ を 組 み に 大 型 プ ラ ウ と 、 ス ウ ェ ー デ ン バ ー 負 っ て お り 、 そ こ で は ジ ョ ン デ ィ ア 川 敷 の 耕 作 放 棄 地 の 管 理 委 託 を 請 け 前 出 の 柏 染 谷 農 場 は 、 千 葉 県 で 河 の た め の 作 業 機 類 も 自 在 に 使 え る 。 な ミ ニ マ ム テ ィ レ ッ ジ ︵ 最 小 耕 う ん ︶ 作 業 機 類 や 、 施 肥 播 種 を 含 め た よ う 密 な 播 種 床 を 形 成 を す る た め の 大 型 ウ な ど が 使 用 可 能 と な る 。 ま た 、 精 て の 話 だ が 、 鹿 島 の 前 野 千 春 氏 け で は な い 。 チ ャ レ ン ジ ャ ー に 関 し め る と 相 当 な 費 用 が か か る 。 費 用 だ 0 0 万 円 、 さ ら に メ ン テ ナ ン ス も 含 ク ロ ー ラ を 広 幅 に 交 換 す る だ け で 2 力 級 の 中 古 が 輸 入 さ れ て い る た め 、 れ て き た ク ロ ー ラ 幅 の 狭 い 2 0 0 馬 の 野 菜 生 産 な ど の 管 理 作 業 用 に 使 わ 円 は す る よ う だ 。 し か も 、 ア メ リ カ の が 、 現 在 で は 中 古 で も 1 6 0 0 万 て は 新 車 で 1 9 0 0 万 程 度 だ っ た も 0 万 円 超 。 チ ャ レ ン ジ ャ ー も 、 か つ 2 2 0 T ﹂ が 希 望 小 売 価 格 で 2 4 0 機 械 価 格 は 、 ヤ ン マ ー が 扱 う ﹁ 8 ク ロ ー ラ ト ラ ク タ と ス ガ ノ の 技 術 を す い 個 は 氏 整 ー 土 る う 別 、 ︵ 備 ザ ス 木 。 形 農 今 耕 技 ー ガ の 業 後 法 術 プ ノ 業 棲 経 ﹁ プ の ラ 農 者 み 営 コ ロ 指 ウ 機 が 分 者 ン ジ 導 な で チ け 用 ト ェ を ど レ ャ が の ラ ク 担 を ー レ さ 国 ク ト 当 使 ザ ン れ 産 タ チ す っ ー ジ る ク 用 ー る た レ ャ ﹂ ロ の ム 小 圃 ベ ー と ー 外 課 澤 場 ラ な 予 ラ 車 長 良 基 や ど 想 と と ︶ 一 盤 レ の 感 じ て い る と い う 。 店 が な い た め メ ン テ ナ ン ス に 不 便 を ャ ー を 購 入 し た も の の 、 正 式 な 代 理 に よ れ ば 、 以 前 に 新 車 で チ ャ レ ン ジ っ た 。 ホ イ ー ル ト ラ ク タ を ダ ブ ル タ ク ロ ー ラ か ゴ ム ク ロ ー ラ か の 問 題 だ ホ イ ー ル か ク ロ ー ラ か で は な く 、 鉄 農 業 を 実 践 す る 上 で 不 可 欠 な も の 。 層 を 鎮 圧 す る ク ロ ー ラ は 、 私 が 志 す 過 度 の 踏 圧 を 抑 制 し 適 度 に 土 壌 表 3 台 。 導 入 は 20 年 近 く 前 ま で 遡 る 。 0 馬 力 オ ー バ ー の ﹁ 65 ﹂ が 1 台 の 計 2 3 8 馬 力 の ﹁ 45 ﹂ が 2 台 と 、 3 0 私 が 使 っ て い る チ ャ レ ン ジ ャ ー は 、 ︵ 北 海 道 栗 山 町 ︶ 勝 部 農 場 勝 部 征 矢 氏 自 分 の 圃 場 は 〝 高 性 能 農 地 〟 か ? ク ロ ー ラ 直 装 タ イ レ ベ ラ 技 術 は フ ル 平 が 可 能 な 同 社 の 2 ・ 5 b ま で の 均 る 。 し か し 、 ± 数 は 多 く な っ て い 引 式 の 方 が 普 及 台 に 、 現 在 で は け ん 開 発 さ れ た た め け ん 引 式 レ ベ ラ が ラ ク タ で も 使 え る さ れ 、 ホ イ ー ル ト 平 化 の 価 値 が 認 識 の だ 。 そ の 後 、 均 こ と で 実 現 し た も 7連の水田用リバーシブルプラウを曳くヤンマー「CT-750」。日本 で独自に発達した2モーター2ポンプ式を丸ハンドルで制御する FDSの評価は高い。 カ ル チ の よ う レ ベ ラ や プ ラ ウ を ク ロ ー ラ に 直 装 す る ス ガ ノ の 均 平 技 術 は 、 レ ー ザ ー 制 御 の な ら 、 溝 曳 き と 比 べ 、 接 地 圧 の 問 題 ク ロ ー ラ で 行 う 陸 曳 き プ ラ ウ 作 業 そ も そ も 、 作 土 レ ベ ル で 均 平 を 図 る 持 た せ ら れ る 。 合 で も 、 ホ イ ー ル よ り 作 業 期 間 に 幅 を 価 値 に 注 目 す る 国 産 フ ル ク ロ ー ラ の 田 植 え 前 に 均 平 を 行 な い た い と い う 場 か 、 土 壌 条 件 を 選 ば な い た め 、 直 播 や で は な い か と い う の で あ る 。 的 基 盤 整 備 技 術 と も 言 う べ き 作 業 の ほ こ う し た 生 産 者 自 身 で 行 な え る 営 農 争 力 と 経 営 の 質 が 高 め ら れ て い く の 立 し て い く こ と に よ っ て 、 農 業 の 競 主 体 の 農 業 サ ー ビ ス 業 が 社 会 的 に 成 料 金 で 提 供 し て い く 。 そ う し た 民 間 播 種 床 作 り な ど の 圃 場 作 り を 、 安 い ト ラ ク タ と し て 各 農 家 の 圃 場 均 平 や 仕 事 で 機 械 を 償 却 し 、 そ の 上 で コ ン 整 備 事 業 を 行 政 か ら 請 負 う 。 行 政 の 使 っ て 、 質 が 高 く コ ス ト の 安 い 基 盤 い 勝 手 が 良 い 。 難 し く 、 圃 場 の 隅 な ど 直 装 式 の 方 が 使 わ け だ 。 ま た 、 け ん 引 作 業 は バ ッ ク が ル ク ロ ー ラ の 方 が 正 確 な 作 業 が で き る 同 様 の 条 件 で も 、 土 壌 接 地 面 が 広 い フ ク ロ ー ラ で は 車 輪 の 轍 で 機 体 が 沈 む 。 う な 圃 場 条 件 の 場 合 、 ホ イ ー ル や セ ミ は 乾 燥 し て い て も 下 層 が 湿 っ て い る よ プ で こ そ 、 そ の 性 能 を 発 揮 す る 。 表 面 心 金 タ イ プ の ク ロ ー ラ の 耐 久 性 こ そ 性 能 だ 。 し か し 、 そ れ を 可 能 に す る 国 産 ク ロ ー ラ の 最 大 の 価 値 は 湿 田 布 を 組 み 合 わ せ 利 用 さ れ て い る 。 融 雪 を 早 め る 効 果 が あ り 、 融 雪 剤 散 な 爪 作 業 機 で 雪 を か き 回 す こ と で 、 対 応 で き る 耐 染 久 谷 性 大 規 模 、 長 時 間 作 業 に 期 に ス タ ブ ル る 。 硬 雪 の 時 と に も つ な が 幅 に 早 め る こ 作 業 時 期 を 大 上 心 破 が あ り 、 を 傷 め な い 雪 ン に し て 圃 場 雪 を ク ッ シ ョ き な い 作 業 に 、 に 値 す る も の と 言 え る だ ろ ︵ う 。 昆 吉 則 ︶ ル ク ロ ー ラ ト ラ ク タ の 導 入 は 、 一 考 化 を 図 る な ら 、 経 営 規 模 に 応 じ た フ 1 2 5 0 万 円 程 度 だ 。 農 地 の 高 性 能 級 の 9 0 0 万 円 程 度 、 1 6 0 馬 力 で ラ ス の 6 0 0 万 円 超 か ら 1 0 0 馬 力 国 産 ク ロ ー ラ の 価 格 は 、 55 馬 力 ク の 性 能 を 実 感 で き な い と 言 う の だ 。 の 価 値 が 経 営 で 活 か さ れ に く く 、 そ 0 ち プ テ 行 ス う が こ し る ル 者 齋 そ と て こ か へ 藤 最 0 、 の ナ を ガ 。 ユ う 。 い と ら 2 保 後 0 水 国 ン で ノ し ー る 。 買 点 氏 に 時 田 産 ス き の か ザ し ト w い の は 、 間 に で を る ス し ー な ラ 導 替 助 、 ス は 入 も 徹 だ タ 、 の け ク 入 え 言 導 ガ も ら 3 底 け ッ ヘ 最 れ タ す と を 入 ノ つ な 0 す 避 フ ビ 大 ば の る い 挙 を の と い 0 る け に ー ク 倍 な う げ 考 美 い 外 0 こ 、 よ ユ の ロ の ら 考 る え 浦 う 車 時 と 使 れ ー 悩 ー 馬 、 え 。 る 営 。 な 間 で 用 ば ザ み ラ ら 程 心 後 、 ー で 力 現 方 q 農 業 な 5 度 金 の 道 で も を 在 を ホ 業 所 ら ∼ は タ メ 路 あ あ 選 使 や イ 経 長 で 8 も イ ン 走 る ろ ぶ 用 め ー 営 の は 水 を 万 全 に す る 前 提 で 導 入 し て い る 水 に 弱 い と さ れ て い る が 、 圃 場 の 排 な ら 上 シ い れ で ー 。 て 長 ト い 時 、 る 間 レ だ 作 イ け 業 ア に す ウ 、 る ト 体 こ な へ と ど の を 、 負 前 ト 担 提 ラ が に ク 少 作 タ の は 、 操 縦 時 の 快 適 性 。 キ ャ ビ ン 、 国 産 機 と 比 べ て 一 番 違 い を 感 じ る て 使 い 分 け て い る 。 ク ロ も 所 有 し て い る が 、 作 業 に 応 じ の で 、 問 題 は な い 。 ホ イ ー ル 、 セ ミ で な け れ ば で れ て い る 。 ク ロ ー ラ 部 は 摩 擦 式 で 、 か 、 ク ロ ー ラ 土 の 表 層 を 適 度 に し め る 効 果 も 得 ら し い 。 そ の ほ な い か 。 ま た 、 自 重 が あ る こ と で 、 以 上 に 土 に 優 ス ト パ フ ォ ー マ ン ス に 優 れ る の で は 資 こ そ か か る が 、 長 期 的 に み れ ば コ の 長 時 間 作 業 に 対 応 で き る 。 初 期 投 耐 久 性 に 優 れ て お り 、 広 大 な 圃 場 で 国 産 機 に 比 べ 外 国 製 ト ラ ク タ は 、 ャ リ ア ﹂ の 作 業 に 使 っ て い る 。 6 m の レ ー ザ ー レ ベ ラ 、 5 m の ﹁ キ ン デ ィ ア は 、 20 イ ン チ × 5 連 プ ラ ウ 、 畑 作 の 輪 作 体 系 を と る 計 画 だ 。 ジ ョ 農 園 を 開 設 し 、 残 り の 圃 場 で コ メ と 切 り 開 き 、 そ の う ち 10 ha 以 上 に 市 民 30 年 以 上 放 置 さ れ 荒 れ て い た 土 地 を ィ ア ﹁ 8 2 2 0 T ﹂ を 導 入 し て い る 。 開 墾 作 業 に 、 2 2 5 馬 力 の ジ ョ ン デ 利 根 川 河 川 敷 の 休 耕 地 1 2 0 ha の 茂 ︵ 千 葉 県 柏 市 ︶ ユーザーが語る価値と可能性 農業経営者 2006年 2月号 20